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Plasma display panel

阅读:643发布:2024-02-27

专利汇可以提供Plasma display panel专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a plasma display panel with shock resistance improved, having a Vickers hardness of a front-face dielectric layer of 350 to 500 Hv, and a difference of a thermal expansion coefficient of the front-face dielectric layer and that of a front-face substrate to be 10×10-7 to 15×10-7/°C.
SOLUTION: The plasma display panel includes a front-face substrate equipped with sustaining electrodes arranged at a given interval, a front-face dielectric layer with the sustaining electrodes embedded, a rear-face substrate arranged in opposition to the front-face substrate and equipped with an address electrode formed in a direction crossing the sustaining electrodes, a rear-face dielectric layer with the address electrode embedded, barrier ribs formed between the front-face substrate and the rear-face substrate and partitioning a discharge space, and a phophor layer formed in the discharge space.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT,下面是Plasma display panel专利的具体信息内容。

  • 所定の間隔で配置された維持電極を備えた前面基板と、
    前記維持電極を埋め込む前面誘電体層と、
    前記前面基板と対向して配置され、前記維持電極と交差する方向に形成されたアドレス電極を備えた背面基板と、
    前記アドレス電極を埋め込む背面誘電体層と、
    前記前面基板と前記背面基板との間に形成されて放電空間を区画する隔壁と、
    前記放電空間内に形成された蛍光体層と、を有し、
    前記前面誘電体層のビッカース硬度は350〜500Hvである、プラズマディスプレイパネル。
  • 前記前面誘電体層は、B 、SiO 、Bi 、ZnOおよびAl からなる群より選択された2種以上よりなる、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  • 前記前面誘電体層は、B の10〜40mol%、SiO の0mol%を超えて12mol%以下、Bi の8〜13mol%、ZnOの10〜35mol%、およびAl の4〜13mol%からなる群より選択された2種以上よりなり、且つ総モル和は100mol%を満足する、請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  • 前記前面誘電体層は、B 、SiO 、BaO、ZnO、Al およびP からなる群より選択された2種以上よりなる、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  • 前記前面誘電体層は、B の20〜50mol%、SiO の2〜37mol%、BaOの0mol%を超えて15mol%以下、ZnOの10〜50mol%、Al の0mol%を超えて8mol%以下、およびP の0mol%を超えて20mol%以下からなる群より選択された2種以上よりなり、且つ総モル和は100mol%を満足する、請求項1または4に記載のプラズマディスプレイパネル。
  • 前記前面誘電体層の熱膨張係数および前記前面基板の熱膨張係数の差は10×10 −7 〜15×10 −7 /℃である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  • 说明书全文

    本発明は、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)に関する。 より詳しくは、耐衝撃性が改善された無鉛の前面誘電体層を備えたPDP(以下、単に「パネル」ともいう)に関する。

    PDPは、画面の大型化が容易であり、自発光型であって表示品質が良好であり、応答速度が大きいという特徴を有している。 薄型化が可能であるため、LCDなどと共に壁掛け用ディスプレイとして注目されている。

    通常、PDPは、密閉された空間に設置された二つの電極間にガスが充填された状態にし、電極に所定の電圧を印加してグロー放電を起こし、グロー放電時に発生する紫外線によって、所定のパターンで形成されてなる蛍光体層を励起させて画像を形成する。

    前記PDPは、駆動方法によって、直流型(直流放電型;DC type)、交流型(交流放電型;AC type)、および混合型(hybrid type)に分類される。 そして、電極構造によって、2電極型(two-electrode type)と、3電極型(three-electrode type)に分類される。 前記直流型には、補助放電を誘導する補助正極が含まれ、交流型には、選択放電(selective discharge)と維持放電(sustain discharge)とを分離して行うことによって、アドレス速度(addressing speed)を大きくするためのアドレス電極が含まれる。 また、交流型は、放電をする電極の配置によって、対向放電型電極構造(opposing discharge-type electrode structure)と面放電型電極構造(surface discharge-type electrode structure)とに分類される。

    前記対向放電型電極構造とは、放電する二つの維持電極がそれぞれ前面基板と背面基板とに位置して、放電がパネルの垂直軸に行われる構造である。 一方、面放電型電極構造とは、放電する二つの維持電極が同じ基板上に位置して、放電が基板の一平面上で行われる構造である。

    図1には、一般的なPDPを構成する1つのセルを示す断面図である。

    図1に示すように、PDPのセルの上側(図1で見た場合)には、前面基板14が位置し、前面基板14の下面には、一定な幅と高さを有し、それぞれ共通電極(common electrode)と走査電極(scan electrode)とからなる一対の維持電極15aが形成されている。

    維持電極15aの各下面には、電圧を印加するバス電極15b(bus electrode)がそれぞれ形成されている。 維持電極15aおよびバス電極15bは、前面誘電体層(front dielectric layer)16に埋め込まれており、前面誘電体層16の下面には、保護層17が形成されている。 なお、バス電極は、図1における、維持電極15aの直下に位置する小さな電極である。

    そして、背面基板10が前面基板14に対向して配置されており、背面基板10上には、一定な幅と高さを有するアドレス電極12aが形成されている。 アドレス電極12aは、背面誘電体層(rear dielectric layer)12に埋め込まれている。

    また、背面誘電体層12の上部には、放電空間を区画し、隣接した放電空間の間にクロストーク(crosstalk)を防止するための隔壁19が形成されている。 前記放電空間は放電ガスで満たされ、放電空間ごとに、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の蛍光体のうちいずれか1つの蛍光体層13が形成されている。

    そして、放電維持電極対を形成している第1電極(例えば、アドレス電極12a)と第2電極(例えば、維持電極15a)との間にAC電圧を加え、それが放電開始電圧に達すれば、電気線が発生し、この電気力線により、放電ガス(例えば、不活性ガス)は電子とイオンとに解離され、それが再結合するときに紫外線が発生し(図1中の細線)、その紫外線の照射を受けた蛍光体が発色される(図1中のセル内の太線)。 そして、蛍光体(上記のRGB)から発生した可視光は、最終的に前面基板14を通ってPDPのセルから放射される(可視光20)。

    最近、環境汚染に関する規制によって、前記前面誘電体には無鉛系材料を使用している場合がほとんどである。 しかしながら、かかる場合、熱膨張係数および誘電体自体の硬度特性に起因して、このような誘電体を含むパネルは、外部衝撃を受けると、容易に破損されうるという問題がある。 さらに、かような問題は、フィルターがPDPに直接付着したり、薄い背面基板または前面基板をPDPに用いることによって、一層顕在化しうる。

    そこで、本発明の第1の目的は、前面誘電体層のビッカース硬度が350〜500Hvである耐衝撃性が改善されたPDPを提供することである。

    また、本発明の第2の目的は、前面誘電体層のビッカース硬度が350〜500Hvであり、且つ、前面誘電体層の熱膨張係数および前面基板の熱膨張係数の差が10×10 −7 〜15×10 −7 /℃である、耐衝撃性の改善されたPDPを提供することである。

    上記第1の課題(目的)を解決するために、本発明は、所定の間隔で配置された維持電極を備えた前面基板と、前記維持電極を埋め込む前面誘電体層と、前記前面基板と対向して配置され、前記維持電極と交差する方向に形成されたアドレス電極を備えた背面基板と、前記アドレス電極を埋め込む背面誘電体層と、前記前面基板と前記背面基板との間に形成されて放電空間を区画する隔壁と、前記放電空間内に形成された蛍光体層とを有し、前記前面誘電体層のビッカース硬度は350〜500Hvである、プラズマディスプレイパネルを提供する。

    上記第2の課題(目的)を解決するために、本発明は、上記第1の課題(目的)を解決するためのプラズマディスプレイパネルであって、前記前面誘電体層のビッカース硬度は350〜500Hvであり、且つ、前記前面誘電体層の熱膨張係数および前記前面基板の熱膨張係数の差は10×10 −7 〜15×10 −7 /℃である、プラズマディスプレイパネルを提供する。

    本発明によれば、耐衝撃性が改善され、外部衝撃を受けても容易に破損し難いPDPが得られる。

    以下、添付した図面を参照して本発明を適用した最良の実施形態を説明する。

    [第1実施形態]
    本発明の第1実施形態に係るプラズマディスプレイパネルは、所定の間隔で配置された維持電極を備えた前面基板と、前記維持電極を埋め込む前面誘電体層と、前記前面基板と対向して配置され、前記維持電極と交差する方向に形成されたアドレス電極を備えた背面基板と、前記アドレス電極を埋め込む背面誘電体層と、前記前面基板と前記背面基板との間に形成されて放電空間を区画する隔壁と、前記放電空間内に形成された蛍光体層とを有し、前記前面誘電体層のビッカース硬度は350〜500Hvである。

    ビッカース硬度は、対面が136°であるピラミッド型ダイアモンド圧子を、材料の面に対して垂直方向から僅かに押してくぼみを形成し、荷重を除去した後に残った永久くぼみの表面積で荷重を除することによって、算出できる。 押す荷重をPkg、永久くぼみの表面積をSmm とすれば、ビッカース硬度(Hv)はHv=P/Sで表すことができる。 ビッカース硬度には、別々の荷重をかけて測定した値を互いにそのまま比較できるという長所があり、製品面で直接測定できるという点において簡易かつ有利である。

    前面誘電体層のビッカース硬度(Hv)が350Hv未満の場合、かかる前面誘電体層は従来の一般的な無鉛材料として製造することができない。 従来の一般的な無鉛材料の場合、ビッカース硬度は通常500Hv以上であって、脆性が強い。 かかる従来の前面誘電体層をPDPに適用する場合、耐衝撃性が低下すると共に、熱膨張係数が高く、パネルの反りが大きいため、前面基板(例えば、ガラス)が容易に破損しうる。

    このような問題を防止するため、本発明の一態様によるPDPの前面誘電体層は、B 、SiO 、Bi 、ZnOおよびAl からなる群より選択された2種以上よりなることが好ましい。 この時、前記前面基板はガラスであることが好ましい。

    前記前面誘電体層は、B の10〜40mol%、SiO の0mol%を超えて12mol%以下、Bi の8〜13mol%、ZnOの10〜35mol%、およびAl の4〜13mol%からなる群より選択された2種以上よりなることが好ましい。 また、B の27〜40mol%、SiO の0mol%を超えて12mol%以下、Bi の8〜13mol%、ZnOの22〜35mol%、およびAl の4〜13mol%からなる群より選択された2種以上よりなることがより好ましい。 上記した組成の範囲である場合、前記前面誘電体層は350〜500Hvのビッカース硬度を有するため、従来と比較して、耐衝撃性が向上すると共に、熱膨張係数が低く、パネルの反りを効果的に防止できる。 これにより、結果として、前面基板(例えば、ガラス)の破損を回避できる。 なお、前記前面誘電体層の組成について、上記5種の中から選択された各材料の組成比(mol%)を加算すれば常に100mol%となる組み合わせのみが、本発明に含まれる。 換言すると、本実施形態において、選択されたB 、SiO 、Bi 、ZnOおよびAl の総モル和が100mol%を満足する。

    また、本発明の他の態様によるPDPの前面誘電体層は、B 、SiO 、BaO、ZnO、Al およびP からなる群より選択された2種以上よりなることが好ましい。 この時、前記前面基板はガラスであることが好ましい。

    前記前面誘電体層は、前記前面誘電体層は、B の20〜50mol%、SiO の2〜37mol%、BaOの0mol%を超えて15mol%以下、ZnOの10〜50mol%、Al の0mol%を超えて8mol%以下、およびP の0mol%を超えて20mol%以下からなる群より選択された2種以上よりなることが好ましい。 上記した組成の範囲である場合、本発明による前面誘電体層は、350〜500Hvのビッカース硬度を有するため、上記と同様の理由により、結果として、前面基板(例えば、ガラス)の破損を回避できる。 なお、前記前面誘電体層の組成について、上記6種の中から選択された各材料の組成比(mol%)を加算すれば常に100mol%となる組み合わせのみが、本発明に含まれる。 換言すると、本実施形態において、選択されたB 、SiO 、BaO、ZnO、Al およびP の総モル和が100mol%を満足する。

    [第2実施形態]
    本発明の第2実施形態に係るプラズマディスプレイパネルは、上記第1実施形態に係るプラズマディスプレイパネルであって、さらに、前記前面誘電体層のビッカース硬度は350〜500Hvであり、且つ、前記前面誘電体層の熱膨張係数および前記前面基板の熱膨張係数の差は10×10 −7 〜15×10 −7 /℃である。

    前面誘電体層のビッカース硬度(Hv)が350Hv未満の場合、かかる前面誘電体層は従来の一般的な無鉛材料として製造することができない。 一方、前面誘電体層のビッカース硬度が500Hvを超える場合、前面誘電体層の脆性が強く、PDPの耐衝撃性が低下する。 そこで、前面誘電体層のビッカース硬度を上記の範囲(350〜500Hv)内とすることにより、前面誘電体層の熱膨張係数と前面基板の熱膨張係数との差が10×10 −7 〜15×10 −7 /℃となって、前面基板の残留応力が最小化すると共に、前面誘電体層に圧縮応力がかかる。 これにより、PDPの耐衝撃性を向上させることができる。

    このようなPDPの耐衝撃性の向上を実現するため、上記第1実施形態で説明した2つの態様を採ることが、本実施形態においても好適である。 かような組成の範囲にある場合、本発明による前面誘電体層は、350〜500Hvのビッカース硬度を有し、且つ、前面誘電体層の熱膨張係数と前面基板の熱膨張係数との差が10×10 −7 〜15×10 −7 /℃となり、結果として、PDPの耐衝撃性を向上させることができる。 なお、本発明の態様による前記PDP中の前面基板や前面誘電体層の組成(具体的な材料や数値範囲など)は、上記第1実施形態において述べたことと同様であるため、ここでは説明を省略する。

    [第3実施形態]
    本発明の第3実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの製造方法は、誘電体スラリーを製造(調製)する工程と、前記誘電体スラリーを前面基板に塗布および乾燥する工程とを含む。 なお、前面誘電体層や前面基板のうち以下で説明しない事項については、上記第1実施形態および第2実施形態での説明がそのまま本実施形態に採用される。

    <誘電体スラリーを製造(調製)する工程>
    まず、溶媒にバインダーを溶解してバインダー溶液を調製する。 溶媒やバインダー用の原料としては、スラリーの調製に用いることのできるものであれば特に限定されない。 一例として、後述の実施例で使用しているものが挙げられる。

    続いて、B 、SiO 、Bi 、ZnOおよびAl からなる群より選択された2種以上、またはB 、SiO 、BaO、ZnO、Al およびP からなる群より選択された2種以上を、上述した好ましい配合の範囲で、前記バインダーが溶解した溶媒に混合する。

    <誘電体スラリーを前面基板に塗布および乾燥する工程>
    まず、前記誘電体スラリーを前面基板に塗布する。 塗布方法として、以下に限定されないが、例えばディップコート法、ノズルフローコート法、スピンコート法などが挙げられる。

    続いて、塗布されたスラリーを乾燥する。 乾燥方法としては、特に限定されることなく従来公知の方法を採用すればよく、乾燥条件についても特に限定されることなく、一例を後述する実施例で詳細に開示する。

    なお、本発明に係るPDPの製造(組立)方法については、従来公知の方法を採用することができる。

    以下、本発明によるPDP用前面誘電体層、およびこれを備えるPDPの実施例を具体的に例示するが、本発明の技術的範囲が下記の実施例に限定されることはない。 本発明の下記の実施例に特段、具体的に記載していない内容は当業者既知の任意の公知技術によって行うことができる。

    <実施例>
    [誘電体スラリー1の製造]
    ブチルカルビトールアセテートとテルピネオールとの混合溶媒(質量比3:7)100質量部に対して、バインダーとしてのエチルセルロースを溶解した。
    また、前記バインダーが溶解した混合溶媒にBi 13mol%、SiO 12mol%、B 40mol%、Al 13mol%およびZnO 22mol%よりなるガラス成分を混合し、固形分量が75質量%となるように誘電体スラリー1を製造した。

    [誘電体スラリー2の製造]
    ブチルカルビトールアセテートとテルピネオールとの混合溶媒(質量比3:7)100質量部に対して、バインダーとしてのエチルセルロースを溶解した。 また、前記バインダーが溶解した混合溶媒にBi 10mol%、SiO 5mol%、B 40mol%、ZnO 35mol%およびAl 10mol%よりなるガラス成分を混合し、固形分量が75質量%となるように誘電体スラリー2を製造した。

    [誘電体スラリー3の製造]
    ブチルカルビトールアセテートとテルピネオールとの混合溶媒(質量比3:7)100質量部に対して、バインダーとしてのエチルセルロースを溶解した。 また、前記バインダーが溶解した混合溶媒にSiO 20mol%、B 30mol%およびZnO 50mol%よりなるガラス成分を混合し、固形分量が75質量%となるように誘電体スラリー3を製造した。

    [誘電体スラリー4の製造]
    ブチルカルビトールアセテートとテルピネオールとの混合溶媒(質量比3:7)100質量部に対して、バインダーとしてのエチルセルロースを溶解した。 また、前記バインダーが溶解した混合溶媒にSiO 35mol%、B 30mol%、ZnO 15mol%およびP 20mol%よりなるガラス成分を混合し、固形分量が75質量%となるように誘電体スラリー4を製造した。

    [PDP用前面基板1の製造]
    上記により得られた誘電体スラリー1を電極層が形成されたガラス基板の電極層上に塗布し、30μmの厚さの誘電体層1を形成した。

    誘電体層1上にMgOを含む保護膜を物理蒸着法(Physical Vapor Deposition:PVD)で蒸着して、前面基板1を製造した。

    [PDP用前面基板2の製造]
    上記により得られた誘電体スラリー2を使用した点を除いては、PDP用前面基板1の製造の場合と同様の方法で、誘電体層2を形成して、前面基板2を製造した。

    [PDP用前面基板3の製造]
    上記により得られた誘電体スラリー3を使用した点を除いては、PDP用前面基板1の製造の場合と同様の方法で、誘電体層3を形成して、前面基板3を製造した。

    [PDP用前面基板4の製造]
    上記により得られた誘電体スラリー4を使用した点を除いては、PDP用前面基板1の製造の場合と同様の方法で、誘電体層4を形成して、前面基板4を製造した。

    [背面基板の製造]
    ブチルカルビトールアセテートとテルピネオールとの混合溶媒(質量比3:7)100質量部に対して、バインダーであるエチルセルロース6質量部を混合し、青色蛍光体としてのBaMgAl 1017 :Eu を混合して、青色蛍光体スラリーを製造した。

    得られた青色蛍光体スラリーを隔壁が形成されている第1基板の放電空間(放電セル)の内部に塗布し、前記青色蛍光体スラリーが塗布された第1基板を120℃で乾燥および焼成して、青色蛍光体層を形成した。

    また、上記と同様の方法で、(Y,Gd)BO :Euを混合して赤色蛍光体スラリーを製造し、ZnSiO :Mnを混合して緑色蛍光体スラリーを製造し、乾燥および焼成して、それぞれ赤色蛍光体層、青色蛍光体層を形成した。 このようにして、背面基板を製造した。

    [実施例1:PDP1の組立]
    上記により得られた背面基板と前面基板1とを組立、封着、排気、ガス(Xeガス)注入およびエージングする工程を経ることによって、PDP1を製造した。

    [実施例2:PDP2の組立]
    前面基板2を使用した点を除いては、実施例1と同様の方法で、PDP2を製造した。

    [実施例3:PDP3の組立]
    前面基板3を使用した点を除いては、実施例1と同様の方法で、PDP3を製造した。

    [実施例4:PDP4の組立]
    前面基板4を使用した点を除いては、実施例1と同様の方法で、PDP4を製造した。

    <比較例>
    [誘電体スラリー5の製造]
    ブチルカルビトールアセテートとテルピネオールとの混合溶媒(質量比3:7)100質量部に対して、バインダーとしてのエチルセルロースを溶解した。

    また、前記バインダーが溶解された混合溶媒に、SiO 10mol%、B 41mol%、BaO 22mol%およびPbO 27mol%よりなるガラス成分を混合し、固形分量が75%となるように誘電体スラリーを製造した。

    [PDP用前面基板5の製造]
    上記により得られた誘電体スラリー5を使用した点を除いては、PDP用前面基板1の製造の場合と同様の方法で、誘電体層5を形成して、前面基板5を製造した。

    [比較例1:PDP5の組立]
    前面基板5を使用した点を除いては、実施例1と同様の方法で、PDP5を製造した。

    PDP用前面基板1〜5の前面誘電体層のビッカース硬度を測定した。 ビッカース硬度計としてHV−112(ミツトヨ社製)を使用し、KS B 0811(KOREA LABORATORY ACCREDITATION SCHEMEによる測定方法)によって測定した。

    実施例1〜4および比較例1におけるPDPの耐衝撃性をボール落下テストで測定した。 それらの結果を表1に示した。

    JIS R 3212によるボール落下テストの測定方法は、次の通りである。 2260gで直径82mmの球を、23℃の温度条件でPDPの中心部に落として行うものであり、球と衝突した時にPDPの破損した高さ(cm)を測定した。

    また、実施例1〜4および比較例1において、前面基板の熱膨張係数および前面誘電体層の熱膨張係数をそれぞれ測定して、両者の差を表1に示した。 熱膨張係数は、ASTM E831、ASTM D−696、ASTM D−3386によって測定し、膨張計を使用して、50℃から350℃までの温度による膨張率を測定することにより求めた。

    上記表1中の注釈「1)」〜「4)」について、以下に説明する。

    1)実施例1〜4および比較例1における、PDPを構成する各前面誘電体層のビッカース硬度を表す。

    2)ボール落下テストによる、実施例1〜4および比較例1における各PDPの破損した高さを表す。

    3)実施例1〜4および比較例1における、PDPを構成する各前面基板の熱膨張係数を表す。

    4)実施例1〜4および比較例1における、PDPを構成する各前面誘電体層の熱膨張係数を表す。

    実施例1〜4および比較例1における、PDPのボール落下テストの結果と、PDPを構成する各前面誘電体層のビッカース硬度との関係を図2に示した。

    図2を参照すれば、ビッカース硬度が350〜500Hvである前面誘電体層を備えたPDP(実施例1〜4)は、比較例1と比較して、耐衝撃性が顕著に向上することを確認した。

    本発明は、PDP関連の技術分野に適用可能である。

    一般的なPDPを構成する1つのセルを示す断面図である。

    実施例1〜4および比較例1における、PDPのボール落下テスト結果と、PDPを構成する各前面誘電体層のビッカース硬度との関係を示すグラフである。

    符号の説明

    10 背面基板、
    12 背面誘電体層、
    12a アドレス電極、
    13 蛍光体層、
    14 前面基板、
    15a 維持電極、
    15b バス電極、
    16 前面誘電体層、
    17 保護層、
    19 隔壁、
    20 可視光。

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