首页 / 专利库 / 微电子学 / 抗蚀剂掩模 / Method of manufacturing thin-film transistor substrate

Method of manufacturing thin-film transistor substrate

阅读:2发布:2022-05-02

专利汇可以提供Method of manufacturing thin-film transistor substrate专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method of manufacturing a thin-film transistor substrate in which the erosion of interconnection can be prevented in a dry etching step. SOLUTION: Gate interconnection, a gate insulating film, an active layer, a conductive film for data interconnection, and a photoresist pattern comprising first and second regions are sequentially formed on a substrate. A source/drain conductive film pattern is formed by etching the conductive film for the data interconnection by use of the resist pattern as a mask. An active layer pattern is formed by etching the active layer by use of the resist pattern as a mask. The second region of the resist pattern is removed. The source/drain conductive film pattern under the second region is dry-etched with etching gas by use of the resist pattern as a mask. A portion of the active layer pattern is etched by use of the resist pattern as a mask. A reaction by-product is physically removed by use of a reaction by-product remover so that external force is applied to the reaction by-product of the etching gas and the source/drain conductive film pattern. COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT,下面是Method of manufacturing thin-film transistor substrate专利的具体信息内容。

  • 絶縁基板上にゲート配線、ゲート絶縁膜、アクティブ層、データ配線用の導電膜、及び第1領域と第2領域からなるフォトレジストパターンを順次に形成し、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して前記データ配線用の導電膜をエッチングしてソース/ドレイン電極用の導電膜パターンとデータ線とを形成し、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記アクティブ層をエッチングしてアクティブ層パターンを形成し、
    前記フォトレジストパターンの第2領域を除去し、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してエッチングガスを用いて、前記第2領域下部の前記ソース/ドレイン電極用の導電膜パターンをドライエッチングし、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して前記アクティブ層パターンの一部をエッチングし、
    前記エッチングガスと前記ソース/ドレイン電極用の導電膜パターンの反応副産物に外力が印加されるように前記反応副産物を反応副産物除去剤で物理的に除去すること、を含む薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物を除去するステップは、前記反応副産物除去剤を前記反応副産物に噴射するステップであることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物除去剤の噴射圧力は、1kgf/cm 以上5kgf/cm 以下であることを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物を除去することは、前記反応副産物除去剤を10秒以上3分未満噴射することを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物除去剤を噴射する間に、前記絶縁基板を回転させることを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物は、Cl またはHClであることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記エッチングガスは、塩素系のエッチングガスであることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物除去剤は、前記ソース/ドレイン電極用の導電膜パターンにはエッチング反応を行わないことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物除去剤は、超純水であることを特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記アクティブ層をエッチングし、前記フォトレジストパターンの第2領域を除去し、前記ソース/ドレイン電極用の導電膜パターンをドライエッチングし、前記アクティブ層パターンの一部をエッチングすることは、同じチャンバ内で行われることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物除去剤の温度は、25℃以上60℃未満であることを特徴とする請求項10に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物の除去は、前記絶縁基板を前記チャンバの外部に搬出した後、15分以内に行うことを特徴とする請求項11に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記データ配線は、アルミニウムを含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記データ配線は、モリブデン、アルミニウム及びモリブデンが順次に積層された多層構造からなることを特徴とする請求項13に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物除去剤により除去される反応副産物は、アルミニウムを腐食させるCl またはHClであることを特徴とする請求項14に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記反応副産物を除去するステップ以後に、前記フォトレジストパターンをストリップし、保護膜及び画素電極を形成することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 絶縁基板上にゲート配線、ゲート絶縁膜、アクティブ層、アルミニウムを含むデータ配線用の導電膜、及び第1領域と第2領域からなるフォトレジストパターンを順次に形成し、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して前記データ配線用の導電膜をエッチングしてソース/ドレイン電極用の導電膜パターンを形成し、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して前記アクティブ層をエッチングしてアクティブ層パターンを形成し、
    前記フォトレジストパターンの第2領域を除去し、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して塩素系のエッチングガスを用いて、前記第2領域下部のソース/ドレイン電極用の導電膜パターンをドライエッチングし、
    前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して前記アクティブ層パターンの一部をエッチングし、
    前記エッチングガスと前記ソース/ドレイン電極用の導電膜パターンの反応副産物に温度が25℃以上60℃未満である反応副産物除去剤を噴射して前記反応副産物を除去すること、を含む薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記アクティブ層をエッチングし、前記フォトレジストパターンの第2領域を除去し、前記ソース/ドレイン電極用の導電膜パターンをドライエッチングし、前記アクティブ層パターンの一部をエッチングし、同じチャンバ内で行われ、前記反応副産物を除去することは、前記絶縁基板を前記チャンバの外部に搬出した後、15分以内に行うことを特徴とする請求項17に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 前記データ配線は、モリブデン、アルミニウム及びモリブデンが順次に積層された多層構造からなることを特徴とする請求項17に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  • 说明书全文

    本発明は、薄膜トランジスタ基板の製造方法に関し、より詳細には、ドライエッチング工程でデータ配線などに発生しうる腐食を防止する薄膜トランジスタ基板の製造方法に関する。

    液晶表示装置(Liquid Crystal Display)は現在最も広く使われている平板表示装置(Flat Panel Display)の1つであって、電極が形成されている2枚の基板とその間に挿入されている液晶層からなり、電極に電圧を印加して液晶層の液晶分子を再配列させることによって、透過する光量を調節する表示装置であり、最近液晶表示装置の大型化及び高解像度化の要求に直面している。

    液晶表示装置を構成する2枚の基板のうち、薄膜トランジスタ基板には複数の画素電極がマトリックス(matrix)状に配列されており、他の基板(共通電極基板)には、1つの共通電極が基板全面を覆っている。 薄膜トランジスタ基板は、画像を表示するための複数のゲート配線(gate interconnection)と画素電極に印加される電圧を伝達するデータ配線(data interconnection)を含む。

    特にデータ配線は、その形成工程のうち、エッチング工程を含み、エッチング工程は、ウェットエッチングとドライエッチングとに大別される。 このうち、ウェットエッチングは、等方性エッチングによりデータ配線のスキュー(skew)現象を誘発して高解像度の液晶表示装置を製造できない問題点がある。

    また、ドライエッチングの場合、データ配線用導電層間の反応副産物がデータ配線の腐食を誘発してデータ配線のパターンの不均一や断線を発生させる問題点がある。 したがって、データ配線のスキュー現象や腐食を防止する必要がある。

    特開平11−283971号公報

    本発明が解決しようとする技術的課題は、ドライエッチング工程のうち、データ配線の腐食が防止される薄膜トランジスタ基板の製造方法を提供することである。 本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されうる。

    前記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法は、絶縁基板上にゲート配線、ゲート絶縁膜、アクティブ層、データ配線用の導電膜、及び第1領域と第2領域からなるフォトレジストパターンを順次に形成し、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してデータ配線用の導電膜をエッチングしてソース/ドレイン電極用の導電膜パターンとデータ線を形成し、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してアクティブ層をエッチングしてアクティブ層パターンを形成し、フォトレジストパターンの第2領域を除去し、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してエッチングガスを用いて、第2領域下部のソース/ドレイン電極用の導電膜パターンをドライエッチングし、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してアクティブ層パターンの一部をエッチングし、エッチングガスとソース/ドレイン電極用の導電膜パターンの反応副産物に外が印加されるように反応副産物を反応副産物除去剤で物理的に除去すること、を含む。

    技術的課題を達成するための本発明の他の実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法は、絶縁基板上にゲート配線、ゲート絶縁膜、アクティブ層、アルミニウムを含むデータ配線用の導電膜、及び第1領域と第2領域からなるフォトレジストパターンを順次に形成し、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してデータ配線用の導電膜をエッチングしてソース/ドレイン電極用の導電膜パターンを形成し、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してアクティブ層をエッチングしてアクティブ層パターンを形成し、フォトレジストパターンの第2領域を除去し、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して塩素系のエッチングガスを用いて、第2領域下部のソース/ドレイン電極用の導電膜パターンをドライエッチングし、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用してアクティブ層パターンの一部をエッチングし、エッチングガスとソース/ドレイン電極用の導電膜パターンの反応副産物に温度が25℃以上60℃未満である反応副産物除去剤を噴射して反応副産物を除去すること、を含む。

    本発明の実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法によれば、次のような効果がある。
    第1に、ソース電極及びデータ電極のドライエッチング工程中の反応副産物による腐食を防止しうる。

    第2に、ソース電極及びデータ電極をドライエッチング工程により形成することによって、これら電極に発生するスキュー現象を防止しうる。 第3に、腐食が防止されたソース電極及びデータ電極が形成されて高解像度の液晶表示装置を具現しうる。

    本発明の利点及び特徴、そしてこれを達成する方法は、添付された図面に基づいて詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。 しかし、本発明は以下に開示される実施例に限定されるものではなく、この実施例から外れて多様な形態によっても具現できる。 また、本明細書で説明する実施例は、本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で当業者に発明の範ちゅうを完全に理解させるために提供されるものである。

    以下、添付された図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。 以下の実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法は、薄膜トランジスタを含むあらゆる画像表示装置の製造に用いられるが、説明の便宜上、本発明の実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法が用いられる画像表示装置として液晶表示装置を例として説明する。 ここで、液晶表示装置は、薄膜トランジスタアレイが形成された薄膜トランジスタ基板と、薄膜トランジスタ基板に対向して配置される共通電極が形成された共通電極基板と、これらの基板の間に介在する液晶層を含む。

    図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態による製造方法により製造された薄膜トランジスタ基板について詳細に説明する。 図1は、本発明の実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造した薄膜トランジスタ基板の配置図である。

    絶縁基板10は、耐熱性及び透光性を有する物質、例えば、透明ガラスまたはプラスチックからなる。

    絶縁基板10の上部にはゲート信号を伝達する複数のゲート配線22、26、27、28が形成されている。 ゲート配線22、26、27、28は、横方向に延びているゲート線22、ゲート線22に接続されて突起形態に形成された薄膜トランジスタのゲート電極26、ゲート線22と平行に形成されている蓄積電極27及び蓄積電極線28を含む。

    蓄積電極線28は、画素領域を横切って横方向に延びており、蓄積電極線28に比べて幅広く形成されている蓄積電極27と接続される。 蓄積電極27は、以後に説明する画素電極82に接続されたドレイン電極拡張部67と重畳(オーバーラップ)して画素の電荷保存能力を向上させるストレージキャパシタを形成する。 このような蓄積電極27及び蓄積電極線28の形状及び配置などは多様な形で変形され、画素電極82とゲート線22との重畳によって生ずる維持容量が十分な場合には形成しなくてもよい。

    ゲート配線22、26、27、28は、アルミニウム(Al)とアルミニウム合金などアルミニウム系の金属、銀(Ag)と銀合金など銀系の金属、銅(Cu)と銅合金など銅系の金属、モリブデン(Mo)とモリブデン合金などモリブデン系の金属、クロム(Cr)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)などからなる。 また、ゲート配線22、26、27、28は、物理的性質が異なる2つの導電膜(図示せず)を含む多重膜構造を有してもよい。 このうち、1つの導電膜は、ゲート配線22、26、27、28の信号遅延や電圧降下を減らすように低い比抵抗(resistivity)の金属、例えば、アルミニウム系金属、銀系金属、銅系金属などから形成されてもよい。

    これとは違って、他の導電膜は、異なる物質、特にITO(Indium Tin Oxide)及びIZO(Indium Zinc Oxide)との接触特性に優れた物質、例えば、モリブデン系金属、クロム、チタン、タンタルから形成されてもよい。 このような組合わせの好ましい例としては、クロム下部膜とアルミニウム上部膜及びアルミニウム下部膜とモリブデン上部膜が挙げられる。 また、ゲート配線22、26、27、28は、導電性有機高分子系物質であるPEDOT(PolyEthyleneDiOxyThiophene)をコーティング法で塗布するか、またはインジェクト−プリンティング法で印刷して形成してもよい。 但し、本発明はこれに限定されず、ゲート配線22、26、27、28は、多様な色々な金属と導電体または導電性有機高分子系物質から形成してもよい。

    ゲート配線22、26及び絶縁基板10の上部には、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)などの無機絶縁物質、BCB(BenzoCycloButene)、アクリル系物質、ポリイミドのような有機絶縁物質からなるゲート絶縁膜30が形成されている。 ゲート絶縁膜30の上部には、素化アモルファスシリコンまたは多結晶シリコンまたは伝導性有機物質からなるアクティブ層パターン42、44が形成されている。

    アクティブ層パターン42、44は、島状に形成され、ゲート電極26上でゲート電極26、蓄積電極27などとオーバーラップされ、後述するソース電極65、ドレイン電極66とも少なくとも一部オーバーラップされる。 アクティブ層パターン42、44の形状は、島状に限定されず、多様に変形してもよい。

    アクティブ層パターン42、44の上部には、シリサイドなどのn型不純物が高濃度でドーピングされているn+水素化アモルファスシリコンまたはp型不純物がドーピングされているITOなどの物質からなるオーミックコンタクト層52、55、56が形成されている。

    オーミックコンタクト層52、55、56の上部には、データ配線62、65、66、67が形成されている。 データ配線62、65、66、67は、縦方向に形成されてゲート線22と交差して画素を規定するデータ線62、データ線62の分枝であり、オーミックコンタクト層55の上部まで延びているソース電極65、ソース電極65と分離されており、ゲート電極26または薄膜トランジスタのチャネル部に対してソース電極65の反対側のオーミックコンタクト層56の上部に形成されているドレイン電極66、及びドレイン電極66から延びて蓄積電極27と重畳する広い面積のドレイン電極拡張部67を備える。

    データ配線62、65、66、67は、クロム、モリブデン系の金属、タンタル及びチタンなど高融点金属からなり、高融点金属などの下部膜(図示せず)とその上に位置する低抵抗物質の上部膜(図示せず)からなる多層膜構造を有してもよい。 多層膜構造のデータ配線62、65、66、67としてモリブデン(Mo)からなる下部データ配線62a、65a、66a、67a、アルミニウム(Al)からなる中間データ配線62b、65b、66b、67b及びモリブデン(Mo)からなる上部データ配線62c、65c、66c、67cからなるデータ配線62、65、66、67が例示される。

    ソース電極65は、アクティブ層パターン44と少なくとも一部が重複し、ドレイン電極66は、ゲート電極26を中心にソース電極65と対向してアクティブ層パターン44と少なくとも一部が重畳される。 ここで、オーミックコンタクト層55、56は、その下部のアクティブ層パターン44と、その上部のソース電極65及びドレイン電極66間に存在し、接触抵抗を低める役割を行う。

    ドレイン電極拡張部67は、蓄積電極27と重畳されるように形成され、蓄積電極27とゲート絶縁膜30とを挟んで蓄積キャパシタが形成される。 蓄積電極27を形成しない場合、ドレイン電極拡張部27を形成しなくてもよい。

    オーミックコンタクト層52、55、56は、その下部のアクティブ層パターン42、44とその上部のデータ配線62、65、66、67の接触抵抗を低める役割を行い、データ配線62、65、66、67と実質的に同じ形状を有する。

    一方、アクティブ層パターン42、44は、薄膜トランジスタのチャネル部を除けば、データ配線62、65、66、67及びオーミックコンタクト層52、55、56と実質的に同一の形を有する。 すなわち、薄膜トランジスタのチャネル部でソース電極65とドレイン電極66とが分離されており、ソース電極65下部のオーミックコンタクト層55とドレイン電極66下部のオーミックコンタクト層56も分離されているが、薄膜トランジスタ用のアクティブ層パターン44は、ここで分離されず、結合して薄膜トランジスタのチャネルを生成する。

    データ配線62、65、66、67及びこれらが覆われていないアクティブ層パターン44の上部には保護膜70が形成されている。 保護膜70は、例えば、平坦化特性に優れて感光性(photo sensitivity)を有する有機物質、プラズマ化学気相蒸着(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:PECVD)で形成されるa−Si:C:O、a−Si:O:Fなどの低誘電率絶縁物質、または無機物質である窒化シリコン(SiNx)等で形成されてもよい。 また、保護膜70を有機物質で形成する場合には、ソース電極65とドレイン電極66との間のアクティブ層パターン44が表れた部分に保護膜70の有機物質が接触することを防止するために、有機膜の下部に窒化シリコン(SiNx)または酸化シリコン(SiO )からなる絶縁膜(図示せず)がさらに形成されてもよい。

    保護膜70には、ドレイン電極拡張部67を露出させるコンタクトホール77が形成されている。

    保護膜70の上部には、コンタクトホール77によってドレイン電極66と電気的に接続され、画素に位置する画素電極82が形成される。 データ電圧が印加された画素電極82は、共通電極基板の共通電極と共に電界を生成することによって、画素電極82と共通電極間の液晶層の液晶分子の配列を決定する。

    以下、本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法について図1ないし図13を参照して説明する。 図2は、図1の薄膜トランジスタ基板をA−A´線に沿って切った断面図である。 図3ないし図13は、本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法を工程別に示す断面図である。

    まず、図1及び図3に示すように、ゲート線22、蓄積電極27及び蓄積電極線28を含むゲート配線22、26、27、28を形成する。

    次いで、図1及び図4に示すように、ゲート配線22、26、27、28上に窒化シリコンからなるゲート絶縁膜30、アクティブ層40及びドーピングされたアモルファスシリコン層50を、例えば、化学気相蒸着法を用いて各々150nmないし500nm、50nmないし200nm、30nmないし60nmの厚さに連続して形成する。 次いで、ドーピングされたアモルファスシリコン層50上にスパッタリングなどの方法でデータ配線用の導電膜60を形成する。 本実施形態のデータ配線用の導電膜60は、アルミニウムを含む。

    具体的に説明すれば、データ配線用の導電膜60として、モリブデンからなる下部データ配線用の導電膜60a、アルミニウムからなる中間データ配線用の導電膜60b及び上部データ配線用の導電膜60cを順次に多層に積層する。 このデータ配線用の導電膜60は、以後のエッチング工程により前述した物質からなるデータ配線62、65、66、67を形成する。

    次いで、前述したデータ配線用の導電膜60の上部にフォトレジスト110を塗布する。
    次いで、図5に示すように、マスクを介してフォトレジスト(図4の110参照)に光を照射した後で現像し、第1領域と第2領域とからなるフォトレジストパターン112、114を形成する。 この際、フォトレジストパターン112、114のうち、薄膜トランジスタのチャネル部、すなわち、ソース電極(図1の65参照)とドレイン電極(図1の66参照)との間に位置した第2領域114は、データ配線部、すなわち、データ配線が形成される部分に位置した第1領域112より薄くし、チャネル部とデータ配線部とを除いたその他の領域のフォトレジストはいずれも除去する。

    この際、チャネル部に残っている第2領域114の厚さとデータ配線部に残っている第1領域112の厚さとの比は、後述するエッチング工程での工程条件によって異なるようにするが、第2領域114の厚さを第1領域112の厚さの1/2以下にすることが好ましく、例えば、4,00nm以下であることが好ましい。

    このように、位置によってフォトレジストの厚さが異なるようにする方法は多数あり得るが、透光量を調節するために主にスリットや格子状のパターンを形成するか、半透明膜を使用する。

    この際、スリット間に位置したパターンの線間幅やパターン間の間隔、すなわち、スリットの幅は、露光時に使用する露光器の分解能より小さいことが好ましく、半透明膜を用いる場合には、マスクの製作時に透過率を調節するために異なる透過率を有する薄膜を用いるか、厚さの異なる薄膜が用いられる。

    このようなマスクを介してフォトレジストに光を照射すれば、光に直接露出される部分では、高分子が完全に分解されるが、スリットパターンや半透明膜が形成されている部分では、光の照射量が少ないので、高分子は完全に分解されていない状態であり、遮光膜で遮蔽された部分では、高分子がほとんど分解されない。 次いで、フォトレジストを現像すれば、高分子の分子が分解されていない部分のみが残り、光が少なく照射された中央部分には、光が全く照射されていない部分より薄いフォトレジストの第2領域114を残しうる。 この際、露光時間をのばせば、あらゆる分子が分解されてしまうので、露光時間の選択に留意しなければならない。

    このような薄いフォトレジストの第2領域114は、リフロー(reflow)の可能な物質からなるフォトレジストを用いて、光が完全に透過しうる部分と光を完全に透過できない部分とに分けられた通常のマスクとして露光した後、現像してリフローさせてフォトレジストが残留しない部分にフォトレジストの一部を流すことによって形成してもよい。

    次いで、第2領域114及びその下部のデータ配線用の導電膜60に対するエッチングを進める。 この場合、データ配線用の導電膜60は、フォトレジストパターン112、114をエッチングマスクとして使用して、例えば、燐酸、硝酸、酢酸などのエッチング液を用いてウェットエッチングしてもよい。

    これにより、図6に示すように、データ線62、チャネル部及びソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64のみが残り、これらの部分を除いたその他の部分のデータ配線用の導電膜(図5の60参照)はいずれも除去され、その下部のドーピングされたアモルファスシリコン層50が表れる。 この際、残っているデータ線62及びソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64は、ソース及びドレイン電極(図1の65、66参照)が分離されずに連結している点を除けば、データ配線(図1の62、65、66、67参照)の形と同一である。 この場合、データ線62及びソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64は、3層からなるデータ配線用の導電膜(図5の60参照)をパターニングして形成されたものであるので、下部のモリブデン、中間のアルミニウム及び上部のモリブデンからなる3層のデータ線62a、62b、62c及びソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64a、64b、64cで形成される。

    次いで、図7に示すように、データ線62a、62b、62c、チャネル部及びソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64a、64b、64cを除いたその他の部分の露出したドーピングされたアモルファスシリコン層(図6の50参照)及びその下部のアクティブ層(図6の40参照)をドライエッチング法で除去して、ドーピングされたアモルファスシリコン層パターン52、54及びアクティブ層パターン44を形成する。 露出したドーピングされたアモルファスシリコン層及びその下部のアクティブ層は、フォトレジストパターン112、114をエッチングマスクとして用いてエッチングする。

    この場合のエッチングは、ドーピングされたアモルファスシリコン層及びアクティブ層が同時にエッチングされ、ゲート絶縁膜30はエッチングされない条件下で行わなければならない。 例えば、SF とHClとの混合ガスや、SF とO との混合ガスを使用すれば、ほぼ同じ厚さにアモルファスシリコン層及びアクティブ層の両膜をエッチングできる。

    次いで、フォトレジストの第2領域114をドライエッチング法で除去する。 フォトレジストの第2領域114とドーピングされたアモルファスシリコン層及びアクティブ層は同時にドライエッチング法で除去される。

    この場合、フォトレジストパターン112、114とアクティブ層に対するエッチング比が同じである場合、第2領域114の厚さは、アクティブ層とドーピングされたアモルファスシリコン層とを合わせた厚さと同じであるか、それより薄くなければならない。 これにより、チャネル部上に位置する第2領域114が除去されてソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64が表れ、その他の部分のドーピングされたアモルファスシリコン層及びアクティブ層が除去されてその下部のゲート絶縁膜30が表れる。 一方、データ配線部の第1領域112もエッチングされるので薄くなる。

    次いで、アッシング(ashing)によってチャネル部のソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64の表面に残っているフォトレジストの残渣を除去する。

    次いで、図8に示すようにチャネル部のソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64、すなわち、フォトレジストの第2領域(図6の114参照)の下部のソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64をドライエッチングして除去する。 ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64は、例えば、塩素系のエッチングガスを用いてドライエッチングしてもよい。 塩素系のエッチングガスを用いてソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64をエッチングすることによって、適切なエッチング率(etch rate)及びエッチング均一性(uniformity)を確保しうる。

    図7及び図8を参照して具体的に説明すれば、まずモリブデンからなる上部ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64cをSF とCl とを主成分とするエッチングガスを用いてエッチングし、上部ソース電極65c及び上部ドレイン電極66cを形成する。
    次いで、アルミニウムからなる中間ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64bを、Cl とBCl を主成分とするエッチングガスを用いてエッチングし、中間ソース電極65b及び中間ドレイン電極66bを形成する。

    この場合、エッチングガスの反応副産物であるCl は、上部ソース電極65c及び上部ドレイン電極66cの側壁、中間ソース電極65b及び中間ドレイン電極66bの側壁、及びフォトレジストパターンの第2領域(図6の114参照)が存在した部位に隣接したフォトレジストパターンの第1領域112の側壁などに付着されて残留し、大気中の水分(H O)と反応してHClを形成しうる。 このようなCl とHClは、前述したフォトレジストパターンの第1領域112の側壁とモリブデンからなる上部ソース電極65c及び上部ドレイン電極66cも一部エッチングしてアルミニウムからなる中間ソース電極65b及び中間ドレイン電極66bを前述したフォトレジストパターンの第1領域112の側壁とモリブデンからなる上部ソース電極65c及び上部ドレイン電極66cの外部に突出させる一方、アルミニウムからなる中間ソース電極65b及び中間ドレイン電極66bを腐食させるので、迅速に除去する必要がある。

    以下、本明細書でこれらCl とHClとを反応副産物200a、200bと称し、このような反応副産物200a、200bを除去する工程について以後に詳細に説明する。

    次いで、下部ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64aをCl とO とを主成分とするエッチングガスを用いてエッチングし、下部ソース電極65a及び下部ドレイン電極66aを形成することによって、ソース電極65及びドレイン電極66を完成する。 ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64が3つの物質から形成されているので、このように3層からなるソース電極65a、65b、66c及びドレイン電極66a、66b、66cが形成される。

    次いで、図9に示すようにドーピングされたアモルファスシリコンからなるオーミックコンタクト層パターン(図8の54参照)をフォトレジストパターンの第1領域112をエッチングマスクとして用いてエッチングする。 この際、ドライエッチングにしてもよい。 エッチングガスの例としては、CF とHClとの混合ガスやCF とO との混合ガスまたはSF とCl とを主成分とするガスが挙げられ、これらのエッチングガスを用いると、均一の厚さに真性アモルファスシリコンからなるアクティブ層パターン44を残すことができる。

    この際、アクティブ層パターン44の一部が除去されて薄くなり、フォトレジストパターンの第1領域112もある程度の厚さにエッチングされる。 このときのエッチングは、ゲート絶縁膜30がエッチングされない条件で行わねばならず、第1領域112がエッチングされてその下部のデータ配線62、65、66、67が露出されないように、フォトレジストパターンを厚く形成することが好ましい。

    これにより、ソース電極65とドレイン電極66とが分離されつつ、データ配線65、66とその下部のオーミックコンタクト層55、56が完成される。

    以上の図7ないし図9に示したアクティブ層(図6の40参照)をエッチングすることとフォトレジストパターンの第2領域(図6の114参照)を除去することと、ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64をドライエッチングすること、アクティブ層パターン44の一部をエッチングすることは、いずれもドライエッチング工程であるために同じチャンバ内で行える。

    次いで、図10に示すように前述したアルミニウムからなるソース/ドレイン電極用の導電膜パターン(図7の64b参照)とそのエッチングに用いたエッチングガスであるCl とBCl とを主成分とするエッチングガスの反応副産物200a、200bであるCl とHClとを反応副産物除去剤300で物理的に除去する。 この場合、前述した工程を終えた絶縁基板10をチャンバの外部に搬出した後、15分以内に反応副産物200a、200bの除去工程を行う。

    本実施形態の反応副産物200a、200bを反応副産物除去剤300で物理的に除去する工程で、反応副産物200a、200bに加えられる物理力は反応副産物除去剤300を反応副産物200a、200bに噴射(spray)することにより得られる。 このように反応副産物200a、200bを除去する工程は、反応副産物200a、200bに圧力のような物理力が加えるように反応副産物除去剤300を噴射して反応副産物200a、200bを除去する工程である。 したがって、このような工程は、反応副産物200a、200bが付着された絶縁基板10を反応副産物除去剤300に単にディッピング(dipping)するような物理力を利用せずに反応副産物200a、200bを除去する工程に比べてはるかに効率的に反応副産物200a、200bを除去しうる。 両工程のかかる効率差は、実験例及び比較例を挙げて後述する。

    反応副産物除去剤300の温度は、ヒーターの出力に限界があるので、円滑な工程進行と工程コストとを考慮して25℃以上60℃未満であることが好ましい。 しかし、さらに高い温度の反応副産物除去剤300を噴射できるなど多様な温度に反応副産物除去剤300を噴射してもよい。 反応副産物除去剤300の噴射温度は、チャンバの外部に絶縁基板10を搬出した後、反応副産物除去剤300の噴射を行うまでの遅滞時間と相関関係がある。

    具体的には、反応副産物除去剤300の噴射温度が25℃程度である場合、遅滞時間は5分以内でなければ、反応副産物200a、200bが効率よく除去できず、反応副産物除去剤300の噴射温度が約50℃である場合、遅滞時間は15分以内でなければ、反応副産物200a、200bが効率よく除去できないので、これを考慮して反応副産物除去剤300の噴射温度と遅滞時間とを調節する。

    噴射された反応副産物除去剤300は、反応副産物200a、200bをリンス(rinse)して除去するが、この過程でソース電極65及びドレイン電極66も共に除去されないように、ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64と同じ物質からなるソース電極65及びドレイン電極66とがエッチング反応を起こさない反応副産物除去剤300を用いる。 このような反応副産物除去剤300としては、例えば、超純水(DIW:DeIonized Water)が望ましい。

    反応副産物200a、200bの除去工程において、反応副産物除去剤300の噴射圧力と噴射時間も効果的な反応副産物200a、200bの除去のための主要因子の1つとして例示される。 具体的には、反応副産物除去剤300の噴射圧力は、1kgf/cm 以上5kgf/cm 以下であり、反応副産物除去剤300を10秒以上3分未満に噴射することが好ましい。 これらの噴射圧力及び噴射時間の範囲を外れる場合、反応副産物200a、200bの除去効果が微小であるか、反応副産物200a、200bを除去する間にソース電極65及びドレイン電極66も損傷されることがある。

    前述したような工程で除去される反応副産物200a、200bは、3層からなるソース電極65及びドレイン電極66のうち、アルミニウムを腐食させるCl またはHClであることはもちろんである。

    このような工程でソース電極65及びドレイン電極66などに付着されている反応副産物200a、200bを除去することによって、3層からなるソース電極65a、65b、65c及びドレイン電極66a、66b、66cのうち、アルミニウムからなるソース電極65b及びドレイン電極66bが反応副産物により腐食されることを防止できる。

    次いで、図11に示すように、データ配線部に残っているフォトレジスト第1領域112を揮散(strip)して除去する。

    次いで、図12に示すように前記結果物上に保護膜70を形成する。

    次いで、図13に示すように、保護膜70をゲート絶縁膜30共にフォトエッチングしてドレイン電極拡張部67を各々露出させるコンタクトホール77を形成する。

    最後に、図1及び図2に示したように、例えば、40nmないし50nmの厚さのITO層を蒸着し、フォトエッチングしてドレイン電極拡張部67と連結した画素電極82を形成することによって、薄膜トランジスタ基板1を完成する。

    一方、ITOを積層する前の予熱(pre−heating)工程で使用するガスとしては窒素を使用することが好ましく、これはコンタクトホール77によって表れた金属膜67の上部に金属酸化膜が形成されることを防止するためである。

    以下、図9と図10及び実験例と比較例を参照して、本実施形態の反応副産物除去剤300の噴射による反応副産物200a、200bの除去工程とディッピングによる反応副産物200a、200bの除去工程との反応副産物200a、200bの除去効率を比較して説明する。

    実験例1について説明する。 図9に示したように、ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64をドライエッチングすること、アクティブ層パターン44の一部のエッチングを経た絶縁基板10をチャンバから搬出した後、直ちに図10に示すように洗浄設備(図示せず)を用いて絶縁基板10上に反応副産物除去剤300を噴射した。 この場合、反応副産物除去剤300の噴射圧力は、1kgf/cm 、噴射時間は60秒、反応副産物除去剤300の温度は50℃に設定した。 以後、絶縁基板10の単位面積当り存在する反応副産物200a、200bの数を測定して表1に示した。

    実験例2について説明する。 絶縁基板10をチャンバから搬出して15分が経過した後、絶縁基板10上に反応副産物除去剤300を噴射したことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    実験例3について説明する。 反応副産物除去剤300の温度を25℃に設定したことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    実験例4について説明する。 絶縁基板10をチャンバから搬出して15分が経過した後、絶縁基板10上に反応副産物除去剤300を噴射したこと、反応副産物除去剤300の温度を25℃に設定したことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    比較例1について説明する。 絶縁基板10を温度50℃の反応副産物除去剤300にディッピングしたことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    比較例2について説明する。 絶縁基板10をチャンバから搬出して15分が経過した後、絶縁基板10を温度50℃の反応副産物除去剤300にディッピングしたことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    比較例3について説明する。 絶縁基板10を温度25℃の反応副産物除去剤300にディッピングしたことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    比較例4について説明する。 絶縁基板10をチャンバから搬出して15分が経過した後、絶縁基板10を温度25℃の反応副産物除去剤300にディッピングしたことを除いては、実験例1と同じ方法で実験を行った。

    前述した表1の結果から確認できるように、洗浄後、絶縁基板10上に残存する反応副産物200a、200bの数は、チャンバ内で絶縁基板10を搬出した後、反応副産物除去剤300を絶縁基板10に接触させるまでの遅滞時間及び反応副産物除去剤300の温度を一定した場合、反応副産物除去剤300に絶縁基板10をディッピングする場合より実施形態のように反応副産物除去剤300を絶縁基板10に噴射する場合のほうがはるかに少なかった。

    したがって、本実施形態のように反応副産物除去剤300を噴射して反応副産物200a、200bを除去する工程が、反応副産物200a、200bが発生した絶縁基板10を反応副産物除去剤300に単にディッピングする工程に比べて洗浄効率が優れていることが分かった。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法によれば、アルミニウムを含むソース電極65及びデータ電極66のドライエッチング工程中に発生する反応副産物によるアルミニウムの腐食を防止してソース電極65及びデータ電極66の腐食を防止することができる。

    以下、図1ないし図9及び図11ないし図14を参照して、本発明の第2実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法について詳細に説明する。 図14は、本発明の第2実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法を示す工程概略図である。 説明の便宜上、以前実施形態の図面に示した各部材と同一機能を有する部材には同一符号を付して、その説明は省略するか、簡略化する。

    本実施形態の薄膜トランジスタ製造方法も、図3ないし図9に示したステップを経て、絶縁基板10上に順次にゲート配線22、26、27、28、ゲート絶縁膜30、アクティブ層パターン42、44、オーミックコンタクト層55、56、ソース電極65及びドレイン電極66を形成する。

    前記実施形態と同様に3層からなるソース電極65a、65b、65c及びドレイン電極66a、66b、66cの形成過程で、アルミニウムからなる中間ソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64bのドライエッチングガスとソース/ドレイン電極用の導電膜パターン64bの反応副産物200a、200bが生成され、これはアルミニウムからなるソース電極65b及びドレイン電極66bを腐食させる恐れがあるので、その後に続く工程の間に除去する。

    図14を参照すれば、本実施形態の反応副産物200a、200bを反応副産物除去剤300で物理的に除去する工程で、反応副産物200a、200bに加えられる物理力は、前述したソース電極65b及びドレイン電極66bが形成されている絶縁基板10をスピンナー400の据置台410上に配置して回転させることによって得ることができる。 このように所定の温度を有する反応副産物除去剤300を所定の圧力で反応副産物200a、200bに噴射してもよい。

    すなわち、本実施形態の反応副産物200a、200bの除去は、反応副産物200a、200bに加えられる物理力がスピンナー400の回転軸420による回転力と噴射圧力とにより形成される。 この場合、絶縁基板10を回転させつつ、反応副産物除去剤300を噴射することは、絶縁基板10をチャンバの外部に搬出した後、15分以内の遅滞時間以内に行う。 このような遅滞時間は反応副産物除去剤300の温度によって異なりうる。

    本実施形態の反応副産物200a、200bの除去工程において、スピンナー400の回転速度及び反応副産物除去剤300の温度、噴射圧力及び噴射時間は、最適の反応副産物200a、200bの除去効率を有しつつも、ソース電極65及びドレイン電極66が損傷されないように設定する。

    このような工程で反応副産物200a、200bを除去してアルミニウムを含むソース電極65b及びドレイン電極66bの腐食が防止される。

    次いで、図11ないし図13に示したように、フォトレジストパターンの第1領域112をストリップして除去し、絶縁基板10上に保護膜70、コンタクトホール77を形成する。

    最後に、図1及び図2に示したように、画素電極82を形成することによって、薄膜トランジスタを完成する。

    本発明の第2実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法によれば、アルミニウムを含むソース電極65及びデータ電極66のドライエッチング工程中に発生する反応副産物によるアルミニウムの腐食をさらに容易に防止することによりソース電極65及びデータ電極66の腐食を防止しうる。

    以上、添付図を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で当業者ならば本発明がその技術的思想や必須特徴を変更せずとも他の具体的な形に実施されうるということが理解できるであろう。 したがって、前述した実施例は全ての面で例示的なものであって、限定的なものではない。

    本発明の配線の腐食が防止される薄膜トランジスタ基板の製造方法は、液晶表示装置のようなフラットパネル表示装置に適用される。 但し、前述した配線の腐食が防止される薄膜トランジスタ基板の製造方法が適用される装置は例示的なものに過ぎない。

    本発明の実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造した薄膜トランジスタ基板の配置図である。

    図1の薄膜トランジスタ基板のA−A´線の断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法の工程別に示す断面図である。

    本発明の第2実施形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法を示す工程概略図である。

    符号の説明

    10 絶縁基板22 ゲート線26 ゲート電極27 蓄積電極28 蓄積電極線30 ゲート絶縁膜40 アクティブ層55、56 オーミックコンタクト層62 データ線65 ソース電極66 ドレイン電極67 ドレイン電極拡張部70 保護膜82 画素電極200 反応副産物300 反応副産物除去剤400 スピンナー410 据置台420 回転軸

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈