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Reserve light source switching apparatus

阅读:2发布:2022-09-24

专利汇可以提供Reserve light source switching apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To realize sufficient operational accuracy and operational stability even when using an inexpensive light source of low comparative wavelength stability as a reserve light source for a signal light source, so as to prevent the output of an optical signal from being stopped when switching from an active light source to the reserve light source. SOLUTION: An active light source control circuit 3 monitors the temperature, power, injection current and the like of an active light source 1 and when these values exceeds a predetermined range, it is judged that the light source is in an abnormal state to switch to a reserve light source 2 even while light is normally outputted. At such a time, a frequency divider 10 and a frequency counter 11 are used to regulate an optical frequency of output light of the reserve light source while referring to a beat frequency with the active light source for which the occurrence of abnormality is judged. An appropriate modulating signal is then applied to the reserve light source by a modulating signal changeover switch 13, an output light of the reserve light source and an output light of the active light source are first composed and outputted, and the operation of the light source wherein abnormality occurs is then stopped as needed. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI,下面是Reserve light source switching apparatus专利的具体信息内容。

  • それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、
    波長が可変である光信号を出力する予備光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と前記予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、
    前記複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記複数の光源のうちの少なくとも1つに係る前記所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、前記所定のパラメータが前記所定の範囲を超えた前記光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号の光周波数が、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、前記予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、
    前記予備光源から前記合波手段への光信号の供給を制御するものであって、前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されない状態で、前記光周波数調整手段による光周波数の調整及び前記変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、
    前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御された後、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを、
    有する予備光源切替装置。
  • 前記複数の光源のそれぞれに関して、前記光周波数調整手段が前記予備光源から出力される光信号の光周波数を調整するためのパラメータが記憶されている光源設定記憶手段を有する請求項1に記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数調整手段が前記予備光源から出力される光信号の光周波数を調整するための前記パラメータとして、前記予備光源の温度及び前記予備光源の注入電流の少なくとも一方が用いられる請求項2に記載の予備光源切替装置。
  • それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、
    波長が可変である光信号を出力する予備光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と前記予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、
    前記複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記複数の光源のうちの少なくとも1つに係る前記所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、前記所定のパラメータが前記所定の範囲を超えた前記光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を掃引する光周波数掃引手段と、
    前記複数の光源から出力される光信号と前記光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、
    前記ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、前記予備光源から出力される光信号の光周波数が、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、前記予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、
    前記予備光源から前記合波手段への光信号の供給を制御するものであって、前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されない状態で、前記光周波数調整手段による光周波数の調整及び前記変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、
    前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御された後、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを、
    有する予備光源切替装置。
  • それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、
    波長が可変である光信号を出力する複数の予備光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と前記予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、
    前記複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記複数の光源のうちの少なくとも1つに係る前記所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、前記所定のパラメータが前記所定の範囲を超えた前記光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記複数の予備光源のそれぞれから出力される光信号の光周波数を掃引する複数の光周波数掃引手段と、
    前記複数の光源が複数の予備光源のそれぞれが属するグループに分けられ、前記複数のグループのそれぞれに対応し、前記複数のグループのそれぞれに属する前記光源から出力される光信号と、そのグループに属しており前記光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、
    前記ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、前記異常状態判定手段によって異常状態にあると判定された特定の光源と同一の光周波数の光信号を出力することが可能な予備光源を選択するとともに、前記予備光源から出力される光信号の光周波数が、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、前記予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、
    前記予備光源から前記合波手段への光信号の供給を制御するものであって、前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されない状態で、前記光周波数調整手段による光周波数の調整及び前記変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、
    前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御された後、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを、
    有する予備光源切替装置。
  • それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、
    波長が可変である光信号を出力する複数の予備光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と前記予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、
    前記複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記複数の光源のうちの少なくとも1つに係る前記所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、前記所定のパラメータが前記所定の範囲を超えた前記光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記複数の予備光源のそれぞれから出力される光信号の光周波数を掃引する複数の光周波数掃引手段と、
    前記複数の光源から出力される光信号と前記光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、
    前記ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、前記複数の予備光源のうちから、前記異常状態判定手段によって異常状態にあると判定された特定の光源と同一の光周波数の光信号を出力することが可能な予備光源を選択するとともに、前記予備光源から出力される光信号の光周波数が、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、前記予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、
    前記予備光源から前記合波手段への光信号の供給を制御するものであって、前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されない状態で、前記光周波数調整手段による光周波数の調整及び前記変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、
    前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御された後、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを、
    有する予備光源切替装置。
  • それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、
    波長が可変である光信号を出力する複数の予備光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と前記予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、
    前記複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記複数の光源のうちの少なくとも1つに係る前記所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、前記所定のパラメータが前記所定の範囲を超えた前記光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、
    前記複数の予備光源間におけるビート周波数を測定する予備光源間ビート周波数測定手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源間ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数を参照しながら、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を掃引する光周波数掃引手段と、
    前記複数の光源から出力される光信号と前記光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、
    前記ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、前記予備光源から出力される光信号の光周波数が、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、
    前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、前記予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、
    前記予備光源から前記合波手段への光信号の供給を制御するものであって、前記異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されない状態で、前記光周波数調整手段による光周波数の調整及び前記変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、
    前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されるよう制御された後、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを、
    有する予備光源切替装置。
  • 前記光周波数調整手段は、前記異常状態にある特定の光源に隣接する光周波数を有する光源と前記予備光源との間のビート周波数の測定値が所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に0となった場合には、このときの前記予備光源から出力される光信号の光周波数ν setと、前記各光源の光周波数間隔Δν wdmと、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαの前記予備光源から出力される光信号の光周波数νに対する傾き(Δα/Δν)とを用いて、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαを、前記光周波数ν setの位置から、掃引方向にΔν wdm ×(Δα/Δν)の絶対値に等しい量だけ進めた値を、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍と定めるよう構成されている請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数調整手段は、前記異常状態にある特定の光源に対して前記予備光源から出力される光信号の光周波数の掃引方向とは逆の方向に隣接する光周波数を有する光源と前記予備光源との間のビート周波数の測定値が、所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に所定の値ν a以下となった場合には、このときの前記予備光源から出力される光信号の光周波数ν setと、前記各光源の光周波数間隔Δν wdmと、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαの前記予備光源から出力される光信号の光周波数νに対する傾き(Δα/Δν)とを用いて、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαを、前記光周波数ν setの位置から、掃引方向に(Δν wdm +ν a )×(Δα/Δν)の絶対値に等しい量だけ進めた値を、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍と定めるよう構成されている請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数調整手段は、前記異常状態にある特定の光源に対して前記予備光源から出力される光信号の光周波数の掃引方向とは逆の方向に隣接する光周波数を有する光源と前記予備光源との間のビート周波数の測定値が、所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に所定の値ν a以下となった場合には、このときの前記予備光源から出力される光信号の光周波数ν setと、前記各光源の光周波数間隔Δν wdmと、前記予備光源掃引時の波長設定間隔Δν setと、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαの前記予備光源から出力される光信号の光周波数νに対する傾き(Δα/Δν)とを用いて、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαを、前記光周波数ν setの位置から、掃引方向に(Δν wdm +ν a −Δν set /2)×(Δα/Δν)の絶対値に等しい量だけ進めた値を、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍と定めるよう構成されている請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数調整手段は、前記異常状態にある特定の光源に対して前記予備光源から出力される光信号の光周波数の掃引方向とは逆の方向に隣接する光周波数を有する光源と前記予備光源との間のビート周波数の測定値が、高周波側からあらかじめ定められた範囲ν lo 〜ν up内に入った場合、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαの前記予備光源から出力される光信号の光周波数νに対する傾き(Δα/Δν)と、あらかじめ定められた値ν bを用いて、前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαを、掃引方向にν b ×(Δα/Δν)の絶対値に等しい量だけ進めた値を、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍と定めるよう構成されている請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数調整手段は、前記異常状態にある特定の光源に対して前記予備光源から出力される光信号の光周波数の掃引方向と同じ方向に隣接する光周波数を有する光源と前記予備光源との間のビート周波数の測定値が、高周波側からあらかじめ定められた範囲ν lo 〜ν up内に入った場合、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαの前記予備光源から出力される光信号の光周波数νに対する傾き(Δα/Δν)と、あらかじめ定められた値ν bを用いて、前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαを、掃引方向とは逆方向にν b ×(Δα/Δν)の絶対値に等しい量だけ進めた値を、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍と定めるよう構成されている請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数掃引手段は、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数がすべての光源の中で最大である場合には、すべての光源における最小光周波数より所定量(ν a +Δν slope +Δν drift )以上の低周波側から、前記異常状態にある特定の光源の光周波数がすべての光源の中で最小である場合には、すべての光源における最大光周波数より所定量(ν a +Δν slope +Δν drift )以上の高周波側から、前記異常状態にある特定の光源の光周波数がすべての光源の中で最大及び最小のどちらでもない場合には、すべての光源における最小光周波数より所定量(ν a +Δν slope +Δν drift )以上の低周波側、又は、すべての光源における最大光周波数より所定量(ν a +Δν slope +Δν drift )以上の高周波側から掃引を行うよう構成されており、
    前記光周波数調整手段は、前記光周波数掃引手段による掃引開始から、所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に所定の値ν a以下の範囲に入った回数tをカウントし、前記回数tの時点で前記予備光源との間でビート周波数が測定されている光源が、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で低周波側から数えてt番目の光源であり、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で高周波側から数えてt番目の光源であると認識するよう構成されている請求項8から12のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数掃引手段は、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数がすべての光源の中で最大である場合には、すべての光源における最小光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の低周波側から、前記異常状態にある特定の光源の光周波数がすべての光源の中で最小である場合には、すべての光源における最大光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の高周波側から、前記異常状態にある特定の光源の光周波数がすべての光源の中で最大及び最小のどちらでもない場合には、すべての光源における最小光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の低周波側、又は、すべての光源における最大光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の高周波側から掃引を行うよう構成されており、
    前記光周波数調整手段は、前記光周波数掃引手段による掃引開始から、所定の光周波数幅Δν intより広い範囲にわたって連続してビート周波数の測定値が所定の範囲ν lo 〜ν up外となった後に高周波側からν lo 〜ν up内に入った回数tをカウントし、前記回数tの時点で前記予備光源との間でビート周波数が測定されている光源が、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で低周波側から数えてt番目の光源であり、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で高周波側から数えてt番目の光源であると認識するよう構成されている請求項8から12のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数が、前記予備光源から出力される光信号の光周波数の可変範囲の下限値に所定の周波数幅(ν a +Δν slope +Δν drift )を加算した値から、前記予備光源から出力される光信号の光周波数の可変範囲の上限値から所定の周波数幅(ν a +Δν slope +Δν drift )を減算した値までの周波数範囲に入っており、前記周波数範囲内で最も低周波側の光源が、すべての光源の中で低周波側から数えてm lo番目であり、前記周波数範囲内で最も高周波側の光源が、すべての光源の中で高周波側から数えてm up番目である場合には、
    前記光周波数掃引手段は、前記減算及び加算されて拡大された予備光源の可変範囲に関して、低周波側又は高周波側から掃引を行うよう構成されており、
    前記光周波数調整手段は、前記光周波数掃引手段による掃引開始から、所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に所定の値ν a以下の範囲に入った回数tをカウントし、前記回数tの時点で前記予備光源との間でビート周波数が測定されている光源が、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で低周波側から数えて(t+m lo −1)番目の光源であり、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で高周波側から数えて(t+m up −1)番目の光源であると認識するよう構成されている請求項8から12のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数が、前記予備光源から出力される光信号の光周波数の可変範囲の下限値に所定の周波数幅(ν up +Δν int +Δν drift )を加算した値から、前記予備光源から出力される光信号の光周波数の可変範囲の上限値から所定の周波数幅(ν up +Δν int +Δν drift )を減算した値までの周波数範囲に入っており、前記周波数範囲内で最も低周波側の光源が、すべての光源の中で低周波側から数えてm lo番目であり、前記周波数範囲内で最も高周波側の光源が、すべての光源の中で高周波側から数えてm up番目である場合には、
    前記光周波数掃引手段は、前記減算及び加算されて拡大された予備光源の可変範囲に関して、低周波側又は高周波側から掃引を行うよう構成されており、
    前記光周波数調整手段は、前記光周波数掃引手段による掃引開始から、所定の光周波数幅Δν intより広い範囲にわたって連続してビート周波数の測定値が所定の範囲ν lo 〜ν up外となった後に高周波側からν lo 〜ν up内に入った回数tをカウントし、前記回数tの時点で前記予備光源との間でビート周波数が測定されている光源が、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で低周波側から数えて(t+m lo −1)番目の光源であり、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、すべての光源の中で高周波側から数えて(t+m up −1)番目の光源であると認識するよう構成されている請求項8から12のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記異常状態にある特定の光源からの光信号の出力が停止しているか、又は、検知不可能な場合には、
    前記光周波数掃引手段は、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数より所定量(ν up +Δν err +Δν drift )以上の低周波側から掃引を行うよう構成されており、
    前記光周波数調整手段は、前記異常状態にある特定の光源に隣接する光源と前記予備光源との間のビート周波数の測定値が、所定の周波数幅Δν errより広い周波数範囲にわたって連続してあらかじめ定められた範囲ν lo 〜ν up外となり、その後、高周波側からあらかじめ定められた範囲ν lo 〜ν up内に入った場合、前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαの前記予備光源から出力される光信号の光周波数νに対する傾き(Δα/Δν)と、あらかじめ定められた値ν bを用いて、前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαを、掃引方向にν b ×(Δα/Δν)の絶対値に等しい量だけ進めた値を、前記異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍と定めるよう構成されている請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • Δν driftは前記光源において予想される通常の光周波数ドリフト幅、Δν wdmは前記光源の波長間隔、Δν setは掃引時の前記予備光源の波長設定間隔、Δν slopeは(3Δν set )より大きい値、ν aは前記ビート周波数の測定帯域ν rangeに対して(Δν slope +Δν set +Δν drift )以下の値である請求項13又は15に記載の予備光源切替装置。
  • Δν driftは前記光源において予想される通常の光周波数ドリフト幅、Δν setは掃引時の前記予備光源の波長設定間隔、ν rangeは前記ビート周波数の測定帯域、Δν wdmは前記光源の波長間隔、ν loは前記ビート周波数の測定帯域ν rangeを超えているときの前記ビート周波数の測定最大値より大きい値、ν upはν rangeの値より小さい値、ν up −ν loは2Δν setより大きい値、Δν intは(Δν wdm −2ν up −Δν set −2Δν drift )より小さく、かつ、(2ν lo +Δν set )及び(2Δν set )より大きい値、ν bは(Δν wdm +ν up −Δν set /2)である請求項14又は16に記載の予備光源切替装置。
  • Δν driftは前記光源において予想される通常の光周波数ドリフト幅、Δν setは掃引時の前記予備光源の波長設定間隔、ν rangeは前記ビート周波数の測定帯域、Δν wdmは前記光源の波長間隔、ν loは前記ビート周波数の測定帯域ν rangeを超えているときの前記ビート周波数の測定最大値より大きい値、ν upはν rangeより小さい値、ν up −ν loは2Δν setより大きい値、Δν intは(2Δν wdm −2ν up −Δν set −2Δν drift )より小さく、かつ、(2ν lo +Δν set )及び(2Δν set )より大きい値、ν bは(Δν wdm +ν up −Δν set /2)である請求項17に記載の予備光源切替装置。
  • 掃引時の前記予備光源の波長設定間隔Δν setが前記光源の波長変動許容量に対して十分小さい場合には、Δν set =0とみなして各値が設定される請求項18から20のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光源において予想される通常の光周波数ドリフト幅Δν driftが前記光源の波長変動許容量に対して十分小さい場合には、Δν drift =0とみなして各値が設定される請求項18から20のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御された状態で、前記光周波数掃引手段によって定期的に前記予備光源の出力光の掃引が行われた場合、前記ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数ν beat及び前記予備光源の光周波数ν measを用いて、各光源に係る光周波数ν mainと周波数設定値との差ν diffを算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された差ν diffが所定量ν lim以上か否かを参照して、前記算出された差ν diffが所定量ν lim以上の場合には、その光源が異常状態にあると判定する誤差判定手段とを、
    有する請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御された状態で、前記光周波数掃引手段によって定期的に前記予備光源の出力光の掃引が行われた場合、前記ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数ν beat及び前記予備光源の光周波数ν measを用いて、各光源に係る光周波数ν mainと周波数設定値との差ν diffを算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された差ν diffが所定量ν lim以上か否かを参照して、前記算出された差ν diffが所定量ν lim以上の場合には、その光源から出力される光信号の光周波数のずれを修正するよう制御する修正制御手段とを、
    有する請求項4から7のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記光源から出力される光信号の光周波数のずれの修正量が所定量以上である場合には、その光源が異常状態にあると判定する修正量判定手段を有する請求項24に記載の予備光源切替装置。
  • 前記予備光源から出力される光信号を収容し、異なる透過特性を有する2つの波長フィルタと、
    前記予備光源から出力される光信号の光周波数νの前記予備光源から出力される光信号の光周波数を決定するパラメータαに対する傾き(Δν/Δα)が記憶されている傾き設定記憶手段と、
    前記光周波数掃引手段による前記予備光源から出力される光信号の光周波数の掃引中に、前記2つの波長フィルタのそれぞれの透過光強度を検出する透過光強度検出手段と、
    前記透過光強度検出手段によって検出された2つの透過光強度の透過光強度比が、あらかじめ記憶されている入射光の光周波数が所定値ν 1であるときの値と一致した場合には、このときの所定値ν 1に対応した前記予備光源から出力される光信号の波長を決定するためのパラメータα 1を記憶し、掃引中の前記予備光源から出力される光信号の光周波数ν measをν meas =(α−α 1 )×(Δν/Δα)によって算出する周波数算出手段とを、
    有する請求項23から25のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記予備光源から出力される光信号を収容し、異なる透過特性を有する2つの波長フィルタと、
    一方の波長フィルタの透過光強度が、ピークを超えた後、ピーク強度に対し所定のレベルx 1 %になるときの前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαであるα 1と、他方の波長フィルタの透過光強度が、ピークを超えた後、ピーク強度に対し所定のレベルx 2 %になるときの前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαであるα 2とを決定するためのパラメータ決定手段と、
    前記一方の波長フィルタの透過ピークに対して透過光強度がx 1 %になる光周波数のうち、透過ピークに対して前記予備光源の掃引方向にずれた光周波数ν 1と、前記他方の波長フィルタの透過ピークに対して透過光強度がx 2 %になる光周波数のうち、透過ピークに対して前記予備光源の掃引方向にずれた光周波数ν 2とが記憶されている周波数記憶手段と、
    (Δν/Δα)を(ν 2 −ν 1 )/(α 2 −α 1 )によって算出し、さらに、掃引中の前記予備光源の実際の光周波数ν measを、ν meas =(α−α 1 )×(Δν/Δα)+ν 1によって算出する周波数算出手段とを、
    有する請求項23から25のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記予備光源から出力される光信号を収容し、異なる透過特性を有する2つの波長フィルタと、
    一方の波長フィルタの透過光強度が、所定のレベルx 1 %になるときの前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαであるα 1と、他方の波長フィルタの透過光強度が、所定のレベルx 2 %になるときの前記予備光源の光周波数を決定するパラメータαであるα 2とを決定するためのパラメータ決定手段と、
    前記一方の波長フィルタの透過ピークに対し透過光強度がx 1 %になる光周波数のうち透過ピークに対して前記予備光源の掃引方向にずれた光周波数ν 1と、前記他方の波長フィルタの透過ピークに対し透過光強度がx 2 %になる光周波数のうち透過ピークに対して予備光源の掃引方向にずれた光周波数ν 2とが記憶されている周波数記憶手段と、
    (Δν/Δα)を(ν 2 −ν 1 )/(α 2 −α 1 )によって算出し、さらに、掃引中の前記予備光源の実際の光周波数ν measを、ν meas =(α−α 1 )×(Δν/Δα)+ν 1によって算出する周波数算出手段とを、
    有する請求項23から25のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記予備光源から出力される光信号を収容し、異なる透過特性を有する2つの波長フィルタと、
    前記光源としてアレイ光源が用いられている場合、前記2つの波長フィルタの透過光強度比が、好ましい所定の設定値から所定量以上ずれている場合には、前記透過光強度比のずれが0に近づくように前記アレイ光源内の特定の光源の温度を制御するアレイ光源制御手段と有する請求項24又は25に記載の予備光源切替装置。
  • 前記光周波数掃引手段による前記予備光源から出力される光信号の光周波数の掃引中において、前記予備光源から出力される光信号の光周波数ν measを、ν meas =(Δν/Δα)×(α−α 1 )によって算出するとともに、その予備光源との間でビート周波数が検出されている前記光源の周波数を、掃引が光周波数の低周波側から高周波側に向かって行われている場合にはν meas +ν bによって算出し、掃引が光周波数の高周波側から低周波側に向かって行われている場合にはν meas −ν bによって算出する周波数算出手段を有する請求項11又は12に記載の予備光源切替装置。
  • それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、
    複数の光源を有するアレイ光源と、
    前記アレイ光源と同一の波長設定値を有し、複数の予備光源を有する予備アレイ光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と前記予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、
    前記予備光源から前記合波手段への光信号の供給を制御する予備光源出力光制御手段と、
    前記複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記複数の光源のうちの少なくとも1つに係る前記所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、前記所定のパラメータが前記所定の範囲を超えた前記光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、
    前記複数の予備光源のそれぞれから出力される光信号の光周波数を変更することが可能なパラメータを制御する予備光源パラメータ制御手段と、
    前記異常状態判定手段によって前記光源に異常が発見されない場合には、前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から前記合波手段に対して光信号が供給されないよう制御された状態で、前記複数の予備光源のすべてに関して、前記複数の光源から出力される光信号と前記予備光源から出力される光信号とのビート周波数を順次測定し、続いて、前記予備光源パラメータ制御手段によって前記パラメータを微小に変更して、再び、前記複数の予備光源のすべてに関して、前記複数の光源から出力される光信号と前記予備光源から出力される光信号とのビート周波数を順次測定する動作を定期的に繰り返し行うビート周波数測定手段と、
    同一の前記予備光源に関して、定期的に繰り返し測定が行われる前記パラメータの変更前及び変更後のビート周波数に基づく所定の条件を満たさない光源に対応した予備光源から出力される光信号に対して、前記所定の条件を満たさない光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が行われるよう制御する変調制御手段と、
    前記変調制御手段による変調の制御が完了した後、前記予備光源出力光制御手段によって前記予備光源から前記合波手段に対して光信号が供給されるよう制御された状態で、前記所定の条件を満たさない光源から出力される光信号が前記合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを、
    有する予備光源切替装置。
  • 複数の予備光源のそれぞれの光周波数可変範囲が所定の周波数範囲を隙間なくカバーするよう設定されており、前記光周波数が最も低い予備光源から光信号の出力を順次行い、前記予備光源間ビート周波数測定手段によって測定される隣り合う予備光源同士のビート周波数が所定の範囲内となった場合に、低周波側の予備光源の出力から高周波側の予備光源の出力に切り替えるよう構成されている請求項7に記載の予備光源切替装置。
  • 複数の予備光源のそれぞれの光周波数可変範囲が所定の周波数範囲を隙間なくカバーするよう設定されており、前記光周波数が最も低い予備光源から光信号の出力を順次行い、前記予備光源間ビート周波数測定手段によって測定される隣り合う予備光源同士のビート周波数が単調減少からν lo以下を経て単調増加に転じた場合に、低周波側の予備光源の出力から高周波側の予備光源の出力に切り替えるよう構成されている請求項7に記載の予備光源切替装置。
  • 前記ビート周波数測定手段の中にローパスフィルタを挿入することを特徴とした請求項4から33のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 面発光レーザ、波長指定可能な波長可変光源装置、半導体レーザモジュールのいずれかが前記予備光源として利用される請求項1から34のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。
  • 前記複数の光源のそれぞれに関して、前記監視手段によって監視されるパラメータの初期値、及び、隣り合う光周波数を有する他の光源と光干渉を起こし得るパラメータの変動許容量が記憶されている干渉発生パラメータ記憶手段と、
    前記監視手段によって監視される前記光源のパラメータが、前記パラメータの初期値に前記パラメータの変動許容量を加算した値よりも上昇するか、又は、前記パラメータの初期値に前記パラメータの変動許容量を減算した値よりも下降した場合、光干渉が起こらないようにするため、その光源からの光の出力を停止させるよう制御する干渉監視制御手段とを、
    有する請求項1から35のいずれか1つに記載の予備光源切替装置。

  • 说明书全文

    本発明は、WDM(波長分割多重:Wavelength Division Multiplexing)やDWDM(高密度波長分割多重:Dense Wavelength Division Multiplexing)を利用した波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置に関し、特に、光源の故障時に予備光源に切り替えることを可能とする予備光源切替装置に関する。

    近年、インターネットの急激な普及により基幹通信網のデータトラフィックが爆発的に増大しており、より多くの情報を高速に伝送できる大容量通信システムが求められている。 こうした要求に対して、1本の光ファイバで波長の異なる複数の光信号を伝送するWDMやDWDMなどを利用した波長多重伝送システムは、新規に光ファイバを敷設することなく既設のシステムをそのまま用いて情報伝送量を飛躍的に増大できるため、通信ネットワークの大容量化のための最も有な手段と考えられている。

    WDMを利用して、同一波長帯に複数の異なる波長を持つ光信号を波長多重する光送受信システムでは、少なくとも多重する波長数分だけのレーザが必要となり、さらに、これらのレーザの最小波長から最大波長までをカバーするための予備系が必要となる。 この問題に対する従来の対応策としては、例えば、下記の特許文献1に記載の技術が挙げられる。

    図10は、従来のWDMを利用した波長多重伝送システムにおける予備系の構成例を示す図である。 WDM装置(WDMシステム出力ポート切替装置)201は、光信号を電気信号に変換するn個のO/E211と、電気信号を波長λ1〜λnのn本の光信号に変換するn個のE/O212と、n個の光信号を多重してn波長多重信号とするマルチプレクサA(合波器)214と、n波長多重信号から光信号を分岐するスプリッタ(SPLIT)231と、分岐した光信号を障害監視用信号として取得し、障害発生の有無を検出するディテクタ(DET)217と、n個の光信号の中から1個の光信号を選択して出力する切替スイッチ(切替SW)218と、予備光源路(E/O、以下、予備E/Oと呼ぶこともある)219と、他のマルチプレクサB215と、増幅した光信号を光ファイバ伝送路208へ出力するPOST−AMP216とにより構成される。

    また、ディテクタ217は、可変波長フィルタ(TUNABLE FILTER)220と、光量検出器であるフォトダイオード(PD)221と、可変波長フィルタ220の透過波長を制御する制御回路(CONT)222とにより構成される。 また、予備E/O219は、切替SW218から入力された光波長と略一致する光信号を発光する可変波長レーザーダイオード(TUNABLE LD)223を有している。

    WDM装置201の各ポートで受信したn個の光信号は、n個のO/E211によって、いったんn個の電気信号に変換される。 変換された各電気信号は分岐され、分岐された一方の電気信号は、それぞれn個のE/O212で波長λ1 〜λnのn個の光信号に変換された後、マルチプレクサA214によってn波長多重される。 また、分岐された他方の電気信号は、切替スイッチ218を経て予備E/O219に供給される。

    マルチプレクサA214を用いてn波長多重されたn波長多重信号は、スプリッタ231によって分岐され、分岐された一方の光信号は、障害監視用信号としてディテクタ217に供給される。 ディテクタ217に供給された障害監視用信号は、ディテクタ217内で可変波長フィルタ220を透過した後、フォトダイオード(PD)221に供給されて光量の検出が行われる。 可変波長フィルタ220の透過波長は、制御回路222によって制御される。 したがって、例えば透過波長λiの時にフォトダイオード221が所定量の光信号を検出しなければi番目(iは1〜nのいずれかの値)のポートに障害があることが分かる。

    波長λiの光信号に関して所定量が検出されず(あるいは、波長λiの光信号が断たれて)、i番目のポートに障害があると判断された場合、制御回路222は切替SW218を制御してi番目のポートの信号を選択的に出力させると同時に、予備E/O219内の可変波長レーザーダイオード223の波長をλiにする。 これにより、予備E/O219からはi番目のポートの光信号が波長λiで出力される。 この光信号はマルチプレクサB215で他の正常なポートの光信号に波長多重され、POST−AMP216で所定の出力レベルまで増幅された後、光ファイバ伝送路208に送出される。

    上記のWDM装置201は、送信側のWDM装置の予備光源として可変波長光源を用いている。 この予備光源によって、障害発生時には、可変波長光源の波長が障害の発生した波長と略同一波長となるように制御される。 このように、送信側の予備光源の波長を障害の生じた光信号と同じ波長になるように制御することにより、受信装置や再生中継器側で予備のO/E、E/Oを搭載する必要がなく、さらに、波長帯の信号使用効率を落とすことがないので、各波長多重信号間の波長間隔を狭める必要がなくなる。

    特開平10−322287号公報(図1、段落0020〜0026)

    しかしながら、特許文献1に開示されている予備光源を有するWDM装置を、320波程度(Cバンド〜Lバンド)のWDMを利用した波長多重伝送システムに適用した場合には、波長可変範囲80nm、波長設定精度0.01nm程度の予備光源が必要となる。 この精度で絶対波長の設定が可能な光源は、非常に高価である。

    また、特許文献1に開示されている予備光源を有するWDM装置では、信号光の中断を検出してから予備光源の波長を設定し、その後に予備光源の出力光への切り替えを行うので、一定時間、送信信号が断たれてしまうこととなる。 さらに、従来のWDMを利用した波長多重伝送システムでは、信号用光源の波長間隔は各信号光源の安定性に依存していたため、高い波長安定性を持つ高価な予備光源を使う必要がある。

    本発明は、上記問題点に鑑み、予備光源の絶対波長の設定精度が低くても多重化された他のチャネルの光信号と相互干渉を起こさないこと、予備系への切り替え時に送信信号が停止しないこと、信号用光源を比較的波長安定性の低い安価な光源に置き換えることを可能にすることなど、安価な光源を用いて、十分な動作精度及び動作安定性を実現することが可能な波長多重伝送システムにおける予備光源切換装置を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するため、本発明の予備光源切替装置は、それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、波長が可変である光信号を出力する予備光源と、複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、監視手段によって複数の光源のうちの少なくとも1つに係る所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、所定のパラメータが所定の範囲を超えた光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号の光周波数が、異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、予備光源から合波手段への光信号の供給を制御するものであって、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されない状態で、光周波数調整手段による光周波数の調整及び変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、予備光源出力光制御手段によって予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御された後、異常状態にある特定の光源から出力される光信号が合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを有している。
    この構成により、例えば、特定の光源に故障が発生した場合でも、特定の光源の代用となる予備光源からの出力光の光周波数を安易な構成で簡単に調整できるとともに、光源切り替え時でも継続的に光信号の出力を行うことが可能となる。

    また、上記目的を達成するため、本発明の予備光源切替装置は、それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、波長が可変である光信号を出力する予備光源と、複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、監視手段によって複数の光源のうちの少なくとも1つに係る所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、所定のパラメータが所定の範囲を超えた光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号の光周波数を掃引する光周波数掃引手段と、複数の光源から出力される光信号と光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、予備光源から出力される光信号の光周波数が、異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、予備光源から合波手段への光信号の供給を制御するものであって、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されない状態で、光周波数調整手段による光周波数の調整及び変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、予備光源出力光制御手段によって予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御された後、異常状態にある特定の光源から出力される光信号が合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを有している。
    この構成により、例えば、特定の光源に故障が発生した場合でも、特定の光源の代用となる予備光源からの出力光の光周波数を安易な構成で簡単に調整できるとともに、光源切り替え時でも継続的に光信号の出力を行うことが可能となる。

    また、上記目的を達成するため、本発明の予備光源切替装置は、それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、波長が可変である光信号を出力する複数の予備光源と、複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、監視手段によって複数の光源のうちの少なくとも1つに係る所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、所定のパラメータが所定の範囲を超えた光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、複数の予備光源のそれぞれから出力される光信号の光周波数を掃引する複数の光周波数掃引手段と、複数の光源が複数の予備光源のそれぞれが属するグループに分けられ、複数のグループのそれぞれに対応し、複数のグループのそれぞれに属する光源から出力される光信号と、そのグループに属しており光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、異常状態判定手段によって異常状態にあると判定された特定の光源と同一の光周波数の光信号を出力することが可能な予備光源を選択するとともに、予備光源から出力される光信号の光周波数が、異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、予備光源から合波手段への光信号の供給を制御するものであって、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されない状態で、光周波数調整手段による光周波数の調整及び変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、予備光源出力光制御手段によって予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御された後、異常状態にある特定の光源から出力される光信号が合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを有している。
    この構成により、例えば、特定の光源に故障が発生した場合でも、特定の光源の代用となる予備光源からの出力光の光周波数を安易な構成で簡単に調整できるとともに、光源切り替え時でも継続的に光信号の出力を行うことが可能となる。

    また、上記目的を達成するため、本発明の予備光源切替装置は、それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、波長が可変である光信号を出力する複数の予備光源と、複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、監視手段によって複数の光源のうちの少なくとも1つに係る所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、所定のパラメータが所定の範囲を超えた光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、複数の予備光源のそれぞれから出力される光信号の光周波数を掃引する複数の光周波数掃引手段と、複数の光源から出力される光信号と光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、複数の予備光源のうちから、異常状態判定手段によって異常状態にあると判定された特定の光源と同一の光周波数の光信号を出力することが可能な予備光源を選択するとともに、予備光源から出力される光信号の光周波数が、異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、予備光源から合波手段への光信号の供給を制御するものであって、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されない状態で、光周波数調整手段による光周波数の調整及び変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、予備光源出力光制御手段によって予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御された後、異常状態にある特定の光源から出力される光信号が合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを有している。
    この構成により、例えば、特定の光源に故障が発生した場合でも、特定の光源の代用となる予備光源からの出力光の光周波数を安易な構成で簡単に調整できるとともに、光源切り替え時でも継続的に光信号の出力を行うことが可能となる。

    また、上記目的を達成するため、本発明の予備光源切替装置は、それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、波長が可変である光信号を出力する複数の予備光源と、複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、監視手段によって複数の光源のうちの少なくとも1つに係る所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、所定のパラメータが所定の範囲を超えた光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、複数の予備光源間におけるビート周波数を測定する予備光源間ビート周波数測定手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源間ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数を参照しながら、予備光源から出力される光信号の光周波数を掃引する光周波数掃引手段と、複数の光源から出力される光信号と光周波数掃引手段によって掃引される予備光源から出力される光信号とのビート周波数を測定するビート周波数測定手段と、ビート周波数測定手段によって測定されたビート周波数に基づいて、予備光源から出力される光信号の光周波数が、異常状態にある特定の光源から出力される光信号の光周波数近傍となるよう調整する光周波数調整手段と、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、異常状態にある特定の光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が、予備光源から出力される光信号に対して行われるよう制御する変調制御手段と、予備光源から合波手段への光信号の供給を制御するものであって、異常状態判定手段によって特定の光源が異常状態にあると判定された場合、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されない状態で、光周波数調整手段による光周波数の調整及び変調制御手段による変調の制御の両方が完了した後、予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御する予備光源出力光制御手段と、予備光源出力光制御手段によって予備光源から出力される光信号が合波手段に供給されるよう制御された後、異常状態にある特定の光源から出力される光信号が合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを有している。
    この構成により、例えば、特定の光源に故障が発生した場合でも、特定の光源の代用となる予備光源からの出力光の光周波数を安易な構成で簡単に調整できるとともに、光源切り替え時でも継続的に光信号の出力を行うことが可能となる。

    上記目的を達成するため、本発明の予備光源切替装置は、それぞれ異なる波長の光信号を出力する複数の光源から出力される複数の光信号を波長多重して出力する波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置であって、複数の光源を有するアレイ光源と、アレイ光源と同一の波長設定値を有し、複数の予備光源を有する予備アレイ光源と、複数の光源のそれぞれから出力される複数の光信号と予備光源から出力される光信号とを波長多重して、外部に出力する合波手段と、予備光源から合波手段への光信号の供給を制御する予備光源出力光制御手段と、複数の光源のそれぞれにおける所定のパラメータを監視する監視手段と、監視手段によって複数の光源のうちの少なくとも1つに係る所定のパラメータが所定の範囲を超えた場合に、所定のパラメータが所定の範囲を超えた光源が異常状態にあると判定する異常状態判定手段と、複数の予備光源のそれぞれから出力される光信号の光周波数を変更することが可能なパラメータを制御する予備光源パラメータ制御手段と、異常状態判定手段によって光源に異常が発見されない場合には、予備光源出力光制御手段によって予備光源から合波手段に対して光信号が供給されないよう制御された状態で、複数の予備光源のすべてに関して、複数の光源から出力される光信号と予備光源から出力される光信号とのビート周波数を順次測定し、続いて、予備光源パラメータ制御手段によってパラメータを微小に変更して、再び、複数の予備光源のすべてに関して、複数の光源から出力される光信号と予備光源から出力される光信号とのビート周波数を順次測定する動作を定期的に繰り返し行うビート周波数測定手段と、同一の予備光源に関して、定期的に繰り返し測定が行われるパラメータの変更前及び変更後のビート周波数に基づく所定の条件を満たさない光源に対応した予備光源から出力される光信号に対して、所定の条件を満たさない光源から出力される光信号に対して行われるべき変調が行われるよう制御する変調制御手段と、変調制御手段による変調の制御が完了した後、予備光源出力光制御手段によって予備光源から合波手段に対して光信号が供給されるよう制御された状態で、所定の条件を満たさない光源から出力される光信号が合波手段に供給されないよう制御する光源出力光制御手段とを有している。
    この構成により、例えば、特定の光源に故障が発生した場合でも、特定の光源の代用となる予備光源からの出力光の光周波数を安易な構成で簡単に調整できるとともに、光源切り替え時でも継続的に光信号の出力を行うことが可能となる。

    本発明によれば、現用光源の温度、パワー、注入電流などを監視し、監視している値が所定の範囲を超えたら、その光源に異常が発生していると判定し、異常が発生したと判定された現用光源の光周波数に、予備光源の出力光の光周波数を調整するとともに、異常が発生したと判定された現用光源からの出力光に対して行われていた変調と同一の変調を施して、予備光源の出力光と現用光源の出力光とを合波して出力し、必要に応じて、その後、異常が発生している現用光源の動作を停止させるので、光信号の出力を停止せずに現用光源から予備光源への切り替えを行うことが可能となる。 また、現用光源からの出力光とのビート周波数を測定しながら、予備光源の出力光の光周波数を決定することにより、比較的波長安定性の低い安価な光源を予備光源に用いた場合でも正確な周波数設定を行うことが可能となる。

    以下、図面を参照しながら、本発明の第1〜第5の実施の形態について説明する。

    <第1の実施の形態>
    図1は、本発明の第1の実施の形態における予備光源切替装置の構成図である。 図1に示す予備光源切替装置は、複数の現用光源1、予備光源2、現用光源制御回路3、予備光源制御回路4、光スイッチ5、第1の光結合器6、光分配器7、第2の光結合器8、受光器9、分周器10、周波数カウンタ11、予備系制御回路12、変調信号切替スイッチ13、ブースタアンプ14を有している。

    現用光源1は、半導体レーザモジュールなどにより構成されており、複数設けられている。 これらの現用光源1は、波長が少しずつ異なるように設定されており、各現用光源1において変調が行われている。 各現用光源1における波長の調整は、現用光源制御回路3によって、各現用光源1における温度や注入電流などの制御により行われる。

    また、予備光源2は、DFBレーザ(分布帰還型レーザ:Distributed FeedBack Laser)、面発光レーザ、外部共振器型レーザなど、一定の範囲で波長を自由に変化させることが可能な光源により構成されている。 例えば、予備光源2がDFBレーザや面発光レーザの場合には、レーザチップやレーザモジュール全体の温度変化、注入電流量変化などによって、予備光源2が外部共振器型レーザの場合には、共振器長変化、外部共振器を形成するグレーティングの度変化などによって、予備光源2からの出力光の波長を変化させることが可能である。 なお、この予備光源2として、波長を数値で入力できる装置型の光源を用いることも可能である。 予備光源2からの出力光は、現用光源1が正常に動作しているときは無変調であるが、現用光源1が異常状態(正常な動作を行えない状態)のときには、変調信号切替スイッチ13からの変調信号を受けて変調される。

    なお、図1では、現用光源1や予備光源2のそれぞれに対して、現用光源制御回路3や変調信号切替スイッチ13から、変調のための変調信号が直接印加される構成となっているが、現用光源1や予備光源2からの出力光が通過する光路に対して変調信号が印加され、変調が行われるように構成することも可能である。

    また、光スイッチ5は、予備光源2からの出力光の接続先を、第1の光結合器6及び第2の光結合器8のどちらか一方に切り替えるものである。 なお、予備光源2からの出力光をカプラにより分岐して、カプラによる分岐先の一方を光スイッチ5を経由して第1の光結合器6に接続し、もう一方を第2の光結合器8に接続するように構成することも可能である。

    光スイッチ5の接続先が第1の光結合器6に設定された場合には、現用光源1からの出力光と光スイッチ5通過後の予備光源2の出力光とは、第1の光結合器6において結合された後、光分配器7によって再び分岐される。 光分配器7によって分岐された一方の光は、ブースタアンプ14に供給され、ブースタアンプ14による増幅後、伝送路(不図示)に送出される。 また、光分配器7によって分岐された他方の光は、第2の光結合器8を通じて受光器9に供給される。 また、光スイッチ5の接続先が第2の光結合器8に設定された場合には、光結合器8において、光分配器7から供給されるすべての現用光源1の出力光と予備光源2からの出力光とが結合されて、受光器9に供給される。

    第2の光結合器8に供給され結合された光は受光器9に供給され、受光器9において、光/電気変換される。 このとき、光スイッチ5が予備光源2からの出力光を第2の光結合器8に送出するように切り替えられていれば、現用光源1からの出力光と予備光源2からの出力光とによって発生するビート信号が検出される。 ビート信号は、分周器10により分周された後、周波数カウンタ11に供給されて周波数検出される。 なお、周波数カウンタ11の前に分周器10が挿入されているので、周波数カウンタ11でカウントされた周波数に分周数をかけたものがビート周波数の検出値となる。 このようにして検出されたビート周波数は、予備系制御回路12に供給されて処理され、その処理結果は、予備系制御回路12から現用光源制御回路3、予備光源制御回路4、光スイッチ5、変調信号切替スイッチ13に供給されて、現用光源1や予備光源2の制御(波長調整)に利用される。 なお、ビート周波数(ビート信号の周波数)の測定において不具合が生じる場合には(後述)、分周器10の前又は後にローパスフィルタを挿入して、周波数カウンタ11に供給される帯域を制限することが好ましい。

    次に、図1に示す波長多重伝送システムにおける現用光源1及び予備光源2の制御に係る動作について説明する。 通常の運用においては、すべての現用光源1はON(動作が有効)、予備光源2はOFF(動作が無効又は動作せず)、光スイッチ5による第1の光結合器6への予備光源2からの出力光の供給はOFF、変調信号切替スイッチ13による予備光源2への変調信号の供給はOFFとなっている。 また、現用光源制御回路3には、各現用光源1が所定の光周波数の光を出力するための温度や注入電流の値などがあらかじめ記憶されており、各現用光源1の温度や注入電流などをこの値に調整することにより、各現用光源1からの出力光を所望の光周波数に固定することが可能となっている。 なお、各現用光源1からの出力光の光周波数の間隔は、各システムによって異なるものであるが、例えば、25GHz(波長に換算して約0.2nm)〜100GHz程度である。

    現用光源制御回路3は、各現用光源1の温度、注入電流、パワーなどを常時監視しており、これらの値(監視結果)は、予備系制御回路12に供給される。 そして、これらの値が所定の範囲外となる現用光源1が存在する場合には、予備系制御回路12は、その現用光源1が異常状態(故障)であると判断する。 なお、正常と判断されるためのモニタ値の変動許容量はシステムごとに適宜定められ、例えば、システム全体の設計上、現用光源1の波長変動として許容できる範囲がΔλ driftであるとすると、現用光源1の波長がΔλ driftだけ変動するために必要な温度変動量よりわずかに小さな量を、温度モニタ値の変動許容量と定めることが可能である。

    なお、現用光源1として半導体レーザが用いられている場合には、温度や注入電流などの条件が変化しなくても、劣化と共に、その出力波長が長波長側にシフトしてパワーが減少することがある。 このような劣化に対処するため、近いうちに故障が見込まれるほどに劣化した場合のパワーモニタ値や、現用光源1が劣化して波長変動許容範囲を超えるときのパワーモニタ値が、初期パワーモニタ値に対してどれだけ低下するかをあらかじめ記憶させておき、パワーモニタ値が出荷時のパワーモニタ値に対して所定の割合まで低下したことを検出した場合に、その現用光源1は異常状態(通常の使用が不可能なほど劣化)であると判断することも可能である。

    また、現用光源1として半導体レーザが用いられ、自動光出力制御(APC:Automatic Power Control)されている場合には、パワー低下は注入電流などによって補填されるので、近いうちに故障が見込まれるほどに劣化した場合の注入電流値や、現用光源1が劣化して波長変動許容範囲を超えるときの注入電流モニタ値が、初期注入電流モニタ値に対してどれだけ低下するかをあらかじめ記憶させておき、注入電流モニタ値が出荷時の注入電流モニタ値に対して所定の割合まで低下したことを検出した場合に、その現用光源1は異常状態であると判断することも可能である。 また、現用光源1に対する変調がレーザの直接強度変調である場合には、パワーモニタ値に変調信号で同期をかけるなどの処理を行うことも可能である。

    予備系制御回路12によって異常と判定された現用光源1が存在する場合、ただちに予備光源2をONし、波長の調整動作を開始する。 このとき、異常と判定される原因となったモニタ値が、光周波数が隣り合う他の現用光源1からの出力光と干渉を起こす程度の波長変動量に対応した量よりも上昇又は下降した場合を除き、異常と判定された現用光源1をOFFとはせず、また、この異常と判定された現用光源1に対する変調も継続して行う。

    次に、異常と判断された現用光源1が存在する場合に行われる予備光源2の波長調整の動作について説明する。 予備光源2が波長を所望の現用光源波長精度以上の精度で指定できる光源である場合には、あらかじめ予備光源制御回路4に、すべての現用光源1に関して、予備光源2の波長が各現用光源1の設定波長と一致するときの波長設定用のパラメータを記憶させておき、現用光源1の異常時には、異常と判定された現用光源1に対応したパラメータを選び出して、この値に従って、予備光源2からの出力光の波長を設定するよう制御する。

    なお、パラメータとしては、例えば、レーザチップやレーザモジュール全体の温度、注入電流量、共振器ミラー位置、外部共振器を形成するグレーティングの角度などが利用可能である。 また、予備光源2が波長を数値で入力できる装置型の光源である場合には、波長設定値そのものをパラメータとして利用することも可能である。

    一方、予備光源2が、絶対波長の指定が困難な光源である場合には、以下の方法によって予備光源2の波長調整を行う。 まず、あらかじめ予備系制御回路12に、ν lo 、ν up 、Δν drift 、Δν int 、ν bなどの値を記憶させておく。 ここで、Δν driftは現用光源1において予想される通常の光周波数ドリフト幅、ν loは、ビート周波数が分周器10及び周波数カウンタ11の帯域(ビート周波数の測定帯域)ν rangeを超えているときのビート周波数の測定最大値より大きい値、ν upはν rangeより小さい値、(ν up −ν lo )は(2Δν set )より大きい値(ただし、Δν setは掃引時の予備光源2の波長設定間隔)、Δν intは(Δν wdm −2ν up −Δν set −2Δν drift )より狭く、(2ν lo +Δν set )及び(2Δν set )より広い値(ただし、Δν wdmは現用光源1の波長間隔)、ν bは(Δν wdm +ν up −Δν set /2)に等しい値である。

    ここで、特定の現用光源1が異常と判定された場合には、予備系制御回路12が、予備光源制御回路4に対して予備光源2の出力光の光周波数を段階的又は連続的に掃引するように制御を行う。 このとき、光スイッチ5は予備光源2からの出力光が、第1の光結合器6に供給されない設定となっている。 この掃引は、異常と判定された現用光源1からの出力光の光周波数が現用光源1の中で最大である場合には、現用光源1からの出力光の最小光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の低周波側から行われ、異常と判定された現用光源1からの出力光の光周波数が現用光源1の中で最小である場合には、現用光源1からの出力光の最大光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の高周波側から行われ、異常と判定された現用光源1からの出力光の光周波数が現用光源1の中で最大又は最小でない場合には、現用光源1の出力光の最小光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の低周波側、又は、現用光源1のからの出力光の最大光周波数より所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の高周波側から行われる。 なお、予備光源制御回路4は、レーザチップやレーザモジュール全体の温度、注入電流量、共振器の設定を始めとして、任意のパラメータに関して掃引を行うことが可能である。

    以下、掃引のパラメータが温度の場合を一例として説明する。 温度掃引中、受光器9は、ビート信号を検出し続ける。 一方、分周器10及び周波数カウンタ11の帯域は有限であり、予備光源2からの出力光の光周波数の変化と周波数カウンタ11の出力(ビート周波数の測定値)とは、図6に示す関係となる。 なお、図6に示すように、ビート周波数の測定値が帯域の上限値を超えると同時にビート周波数の測定値が0に落ちない場合、又は、隣接する2つ以上の現用光源1のビート信号を同時に検出してしまう場合には、分周器10の前又は後にローパスフィルタを挿入して、帯域を制限することが好ましい。

    温度掃引中、周波数カウンタ11が出力するビート周波数の測定値が連続してν lo 〜ν upの範囲外となる予備光源2の周波数範囲は、ビート周波数がν rangeを超える領域を含む幅(Δν wdm −2ν up )の領域と、予備光源2の出力光の光周波数と現用光源1の出力光の光周波数とが重なる部分の近傍に相当する幅2ν loの領域となり、いずれも予備光源2からの出力光の光周波数がΔν wdm変化するごとに現れるものである。 予備系制御回路12は、掃引開始から、周波数幅Δν intより広い範囲にわたって連続して周波数カウンタ11が出力するビート周波数の測定値がν lo 〜ν upの範囲外となり、その後、高周波側からν lo 〜ν upの範囲内に入った回数tをカウントする。 このカウントされた回数tによって、現在の予備光源2の波長が、複数の現用光源1のうちの何番目からの出力光の光周波数を持つ現用光源1の近傍にあるのかが判定される。 すなわち、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、現在の予備光源2の波長が低周波側から数えてt番目の現用光源1の近傍に達しており、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、現在の予備光源2の波長が高周波側から数えてt番目の現用光源1の近傍に達していると判定される。

    異常と判定された現用光源1が掃引開始側の現用光源1からk番目の現用光源1である場合には、カウントされた値tがk−1となったら、予備光源2の温度を、光周波数をν bの絶対値だけ変化させるのに対応する量T bだけ掃引方向に変化させて固定する。 ここで、T bは、予備光源2の温度の光周波数に対する傾き(ΔT/Δν)を用いて、T b =(ΔT/Δν)×ν bにより算出される値である。 なお、掃引時の予備光源2の波長設定間隔Δν set 、現用光源1の通常の光周波数ドリフト幅Δν driftが十分小さい場合には、Δν set及びΔν driftを0として、ν b及びT bを計算してもよい。

    なお、上記以外の有効な掃引方法として、例えば、所定の周波数幅(ν up +Δν int +Δν drift )に代わって所定の周波数幅(ν a +Δν slope +Δν drift )を用い、所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に所定の値ν a以下の範囲に入った回数tをカウントすることも可能である。 また、例えば、予備光源2に係る光周波数の可変範囲が限られている場合であっても、その可変範囲内に異常と判定された現用光源1が存在していることが判っている場合には、可変範囲の上限及び下限をそれぞれ所定の周波数幅(ν up +Δν int +Δν drift )又は(ν a +Δν slope +Δν drift )だけ広げて、その範囲内で掃引を行えばよい。 また、この場合、この範囲内でもっとも低周波側の現用光源1が、すべての現用光源1の中で低周波側から数えてm lo番目であり、この範囲内でもっとも高周波側の現用光源1がすべての現用光源1の中で高周波側から数えてm up番目であるかを把握しておく。 これにより、カウントされた回数tに基づいて、低周波側からの掃引では、低周波側から数えて(t+m lo −1)番目の光源であると認識でき、高周波側からの掃引では、高周波側から数えて(t+m up −1)番目の光源であると認識できるようになる。

    また、上記において、最小光周波数又は最大光周波数から所定量(ν up +Δν int +Δν drift )以上の位置を掃引開始位置として設定するのは、現用光源1からの出力光の光周波数に通常考えられる範囲のドリフトがあった場合でも、掃引開始後、予備光源2の出力光の光周波数が(ν up +Δν int )だけ進んでから、最初の現用光源1からの出力光の光周波数と予備光源2からの出力光の光周波数とが一致するようにするためである。 このように設定しないと、最初の現用光源1とのビート信号が検出される前に、周波数幅Δν intより広い範囲にわたって連続して周波数カウンタ11が出力するビート周波数の測定値がν lo 〜ν upの範囲外とならなくなり、最初の現用光源1が、カウントされなくなってしまう。

    また、ν loを分周器10の前後に挿入されたローパスフィルタの透過帯域、又は、分周器10及び周波数カウンタ11の帯域であるν rangeを超えているときのビート周波数の測定値の最大値より大きい値とするのは、帯域外の周波数をν lo 〜ν upの範囲内の周波数であると誤認しないようにするためである。 また、ν upをν rangeより小さい値とするのは、帯域内でしか周波数が正しく認識できないためである。

    また、(ν up −ν lo )を(2Δν set )より大きい値とするのは、ν lo 〜ν upの範囲内に周波数の測定点が少なくとも1点は必ず入るようにするためである。 また、Δν intを(Δν wdm −2ν up −Δν set −2Δν drift )より狭くするのは、これ以上広いと、掃引中、予備光源2からの出力光の光周波数が、前の現用光源1からの出力光の光周波数と一致する位置から次の現用光源1からの出力光の光周波数と一致する位置まで動く間に、周波数幅Δν intより広い範囲にわたって連続して周波数カウンタ11が出力するビート周波数の測定値がν lo 〜ν upの範囲外とならず、隣り合う周波数を持つ2つの現用光源1が、1つの光源として認識されてしまうためである。

    また、Δν intを(2ν lo +Δν set )より広い値とするのは、予備光源2からの出力光の光周波数が現用光源1の出力光の光周波数の近傍において、周波数幅Δν intより広い範囲にわたって連続して周波数カウンタ11が出力するビート周波数の測定値がν lo 〜ν upの範囲外となったと誤判定されないようにするためである。 また、Δν intを(2Δν set )より広い値とするのは、Δν intの範囲内に周波数の測定点が少なくとも1点は入るようにするためである。

    また、ν bを(Δν wdm +ν up −Δν set /2)とするのは、異常と判定された現用光源1に隣接する光周波数を持つ現用光源1とのビート信号によってtがカウントアップされた場合、予備光源2からの出力光の光周波数が、前記現用光源1からの出力光の光周波数と完全に一致する位置より、ν upだけ掃引方向と逆にずれており、このずれ量と現用光源1の波長間隔を加えた分だけ光周波数をシフトさせる必要があるためである。 なお、ここで、さらにΔν set /2を減算しているのは、ビート周波数が実際にν lo 〜ν upの範囲内に入るのはtがカウントされた時点ではなく、tがカウントされた時点とその1つ前の測定点の間(高周波側からν lo 〜ν upの範囲内に入った時点)であり、測定点の間隔Δν setの1/2を減算したほうが予備光源2からの出力光の光周波数の設定誤差がより小さくなるためである。 したがって、Δν setが、要求される予備光源2からの出力光の光周波数の設定値に対して十分小さい場合には、ν bを(Δν wdm +ν up )とすることが可能である。

    また、異常と判定された現用光源1の各モニタ値が、波数が隣り合う現用光源1からの出力光と干渉を起こす程度の波長変動量に対応した量よりも上昇又は下降した場合には、干渉が起こらないようにしなくてはならない。 したがって、このような干渉が起こり得る場合には、異常と判定された現用光源1はOFFとされるよう構成することが好ましい。 異常と判定された現用光源1がOFFとなった場合には、異常と判定された現用光源1からの出力光と予備光源2からの出力光とによって発生するはずのビート信号は検出されず、連続してν lo 〜ν upの範囲外となる光周波数帯が広くなることは明らかである。 このような場合には、上述の回数tをカウントする方法ではなく、(2Δν wdm −2ν up −Δν set −2Δν drift )より狭く、かつ、(2ν lo +Δν set )より広く、かつ、(2Δν set )よりも広い周波数幅Δν errをあらかじめ記憶させておき、このΔν errに基づいて掃引を行う。 例えば、異常と判定された現用光源1からの出力光の光周波数に近いところや所定量(ν up +Δν err +Δν drift )以上の余裕をもって低周波側又は高周波側から掃引を開始して、ビート周波数の測定値がΔν errより広い周波数範囲にわたって連続してν lo 〜ν upの範囲外となり、その後、高周波側からν lo 〜ν upの範囲内に入ったら、予備光源2の温度を、光周波数をν bの絶対値だけ変化させるのに対応する量T bだけ掃引方向と逆方向に変化させて固定する方法を採用することも可能である。

    なお、現用光源1の波長間隔以下の精度で絶対波長の指定が可能である場合には、光スイッチ5を予備光源2からの出力光を送信しないように切り替えた状態で、異常と判定された現用光源1に隣接する光周波数を持つ現用光源1付近から異常と判定された現用光源1の設定光周波数方向に向かって掃引を開始し、現用光源1からの出力光と予備光源2からの出力光とによって発生するビート周波数の測定値が所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に0となったら、このときの予備光源2からの出力光の光周波数ν setと、現用光源1からの出力光の光周波数間隔Δν wdmと、(ΔT/Δν)とを用いて、光周波数ν setの位置から、予備光源2の温度をさらにΔν wdm ×(ΔT/Δν)だけ掃引方向に進めて固定するようにしてもよい。

    また、現用光源1からの出力光と予備光源2からの出力光とによって発生するビート周波数の検出値が所定の光周波数幅Δν slopeにわたって単調減少となった後に所定の値ν a以下となったら、このときの予備光源2からの出力光の光周波数ν setと、現用光源1からの出力光の光周波数間隔Δν wdmと、(ΔT/Δν)とを用いて、光周波数ν setの位置から、予備光源2の温度をさらに(Δν wdm +ν a )×(ΔT/Δν)だけ掃引方向に進めて固定するようにしてもよい。

    なお、現用光源1の異常を発見する他の方法としては、光スイッチ5を、予備光源2の出力光を送信しないように切り替えた状態で、定期的又は常に予備光源2をONにして光周波数に係る掃引を行い、予備光源2の光周波数掃引中に得られる現用光源1と予備光源2との間のビート周波数ν beat及び予備光源2の出力光の光周波数ν measを用いて、各現用光源1の光周波数ν mainと各現用光源1の周波数設定値との差ν diffを算出し、この差ν diffが所定値ν lim以上となった場合には、その現用光源1は異常であると判定することも可能である。 また、この差ν diffが所定値ν lim以上となった場合には、その現用光源1における光周波数のずれを修正することも可能である。

    <第2の実施の形態>
    また、1つの予備光源2によって、すべての現用光源1からの出力光の光周波数に対応することができない場合には、すべての現用光源1からの出力光の光周波数に対応できるように、複数の予備光源2を用意する。 図2は、本発明の第2の実施の形態における予備光源切替装置の構成図である。 図2に示す予備光源切替装置の特徴は、図1に示す予備光源切替装置と比較して、複数の予備光源切替装置2(図2では、2つの予備光源2が図示)が設けられており、さらに、複数の予備光源2のそれぞれに対応して、光スイッチ5、第1の光結合器6、光分配器7、第2の光結合器8、受光器9、分周器10が設けられている点にある。 なお、複数の予備光源2のそれぞれは、複数の現用光源1のうちの光周波数の補完が可能なものを収容しており、すなわち、どの現用光源1に異常が生じた場合でも、複数の予備光源2のうちのいずれかによって、異常が発生した現用光源1の出力光が補われるように構成されている。

    1つの予備光源2では、すべての現用光源1からの出力光の光周波数に対応することができず、複数の予備光源2を用意しなければならない場合であり、かつ、予備光源2の絶対波長の指定が困難である場合においても、図2に示すように、複数の現用光源1を1つの予備光源2が対応できるもの同士でまとめて、第1の実施の形態で説明した絶対波長の指定が困難な1つの予備光源2を用いて行う方法を用いて、予備光源2からの出力光の光周波数の調整を行うことが可能である。 なお、各予備光源2に対して、それぞれの予備光源2の光周波数に対応する複数の現用光源1がグループ化されており、グループ単位の出力光を最終的に統合するために、グループ統合用光結合器15も設けられている。 また、この場合には、カウントされた回数tは、現在の予備光源2からの出力光の波長が予備光源2と関連付けられている現用光源1のうちの何番目の光周波数を持つ現用光源1の近傍にあるのかを示す値となる。 また、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、現在の予備光源2の波長が低周波側から数えてt番目の現用光源1の近傍に達しており、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、現在の予備光源2の波長が高周波側から数えてt番目の現用光源1の近傍に達していると判定される。

    <第3の実施の形態>
    また、第2の実施の形態とは異なる構成で、すべての現用光源1からの出力光の光周波数に対応することも可能である。 図3は、本発明の第3の実施の形態における予備光源切替装置の構成図である。 図3に示す予備光源切替装置の特徴は、図1に示す予備光源切替装置と比較して、複数の予備光源2(図3では、3つの予備光源2が図示)、予備光源ビート用光分配器21、予備光源ビート用受光器22、予備光源ビート用分周器23が設けられている点にある。 なお、複数の予備光源2として、複数の現用光源1の最小光周波数から最大光周波数の範囲を不足なく補うことが可能なものを用意する必要がある。

    図3に示す波長多重伝送システムでは、予備光源ビート用光分配器21、予備光源ビート用受光器22、予備光源ビート用分周器23を設けて、複数の予備光源2間で発生するビート信号を検出するように構成し、光周波数が最大又は最小の予備光源2を先にONにして掃引を行い、予備光源2からの出力光の波長可変範囲の上限又は下限に達したら、光周波数の掃引をOFFにし、続いて、隣接する光周波数を持つ予備光源2をONにして、この予備光源2に関して波長掃引を行うようにする。 また、予備光源2同士のビート周波数が単調減少からν lo以下を経て単調増加に転じたら、再びν loとなる領域に戻し、先にONにされていた予備光源2をOFFにする。 なお、回数tのカウントは、すべての予備光源2について連続して行われる。 このようにして、複数の予備光源2を用いて、複数の現用光源1の最小光周波数から最大光周波数の範囲において、予備光源2同士のビート周波数が所定の範囲内となったら、ONにする予備光源2を所定の順序で切り替えることにより、継続的かつ連続的な掃引を行うことが可能となる。

    <第4の実施の形態>
    また、図4は、本発明の第4の実施の形態における予備光源切替装置の構成図である。 図4に示す予備光源切替装置の特徴は、図1に示す予備光源切替装置と比較して、複数の現用光源1を有する現用アレイ光源31、この現用アレイ光源31と同じ仕様で作られた複数の予備光源2を有する予備アレイ光源32、変調信号切替スイッチ13からの変調信号に基づいて予備光源2からの出力光の変調を行うための予備光変調器33、複数の予備光源2からの出力光を結合する予備光結合器34が設けられている点にある。

    図4に示すように、現用光源1及び予備光源2は、共に同じ仕様で作られたアレイ光源であり、それぞれの予備光源2が対応する現用光源1からの光周波数ずれがν up以下である場合には、予備アレイ光源32を現用アレイ光源31と同じ温度に調整し、予備光源2のうち最も光周波数が低い光源から最も高い光源まで順にONにしてビート周波数を検出してOFFにするという動作を繰り返す。 このときの現用光源1の出力は、図9に示すような現用光源1のパワーとなっており、予備光源2からの出力は、図9に示すような予備光源2(シフト前)のパワーとなっている。 このとき、ビート周波数がν lo 〜ν upの範囲外となる現用光源1は、パワーが落ちているか、予備光源2との光周波数差がν lo以下(ほぼ0に近い値)になっているか、大幅に光周波数がずれているかのいずれかである。

    続いて、予備光源2の温度を、光周波数変動幅がν range以下となる程度の微小量変化させ、再び最も光周波数が低い光源から最も高い光源まで順にONにしてビート周波数を検出してOFFにするという動作を繰り返す。 このときの予備光源2の出力は、図9に示すような予備光源2(シフト後)のパワーとなっている。 ビート周波数が温度の変化前後において、共にν lo 〜ν upの範囲内であった場合には、この現用光源1を異常の発生した現用光源1とみなし、この現用光源1に対応する予備光源2のみをONにして、温度を変化前の状態に戻す。

    以上のように、予備光源2の調整が終了したら、変調信号切り替えスイッチ13により異常の発生した現用光源1又は異常の発生した現用光源1からの出力光に加える変調信号を、予備光源制御回路4から予備光源2に対して供給するよう切り替えるか、又は、予備光源2からの出力光に対して予備光変調器33で変調を加えられるように切り替えた後、光スイッチ5を予備光源2からの出力光を送信するように切り替え、異常の発生した現用光源1をOFFにする。 これにより、異常の発生した現用光源1を、予備光源2に切り替えることが可能となる。

    <第5の実施の形態>
    また、図5は、本発明の第5の実施の形態における予備光源切替装置の構成図である。 図5に示す予備光源切替装置の特徴は、図1に示す予備光源切替装置と比較して、光スイッチ5から供給される予備光源2からの出力光を分配する光分配器41、予備光源2からの出力光が供給される2枚の波長フィルタ42、各波長フィルタ42を透過した光の透過光強度を測定するための受光器43及び分周器44が設けられている点にある。

    ここでは、透過波長ピークの異なる2枚の波長フィルタ42を使用して、予備光源2の掃引を定期的に行い、2枚の波長フィルタ42の透過光強度比を用いて、以下に述べる方法で予備光源2の絶対波長を特定する。 そして、この予備光源2の絶対波長の特定結果から、各現用光源1の光周波数誤差を検出し、さらに、現用光源制御回路3を用いて温度などを変化させることにより、各現用光源1の出力光に係る誤差の修正を行う。 また、検出された光周波数誤差が所定量以上に大きい場合には、現用光源1が異常であると判定することも可能である。

    以下、2枚の波長フィルタ42を使用して予備光源2の絶対波長を特定する方法について説明する。 図5に示すように、2枚の波長フィルタ42は、予備光源2からの出力光のみが供給される位置に挿入される。 また、これらの波長フィルタ42は、図7に示すように、透過ピークが異なるか、又は、透過特性が異なるように設定される。 また、予備系制御回路12には、あらかじめ両方の波長フィルタ42の透過光強度比が所定の値A 1及びA 2となるときの予備光源2の光周波数ν 1及びν 2を記憶させておく。 予備光源2からの出力光の光周波数は、図8に示すように温度に対してほぼ単調減少となる。 したがって、この傾き(Δν/ΔT)は、予備光源2の光周波数掃引中に波長フィルタ42の透過光強度比がA 1及びA 2となったときの予備光源2の温度設定値T 1及びT 2を用いて、(ν 2 ―ν 1 )/(T 2 ―T 1 )により算出することができる。 そして、この算出値と、掃引中の予備光源2の温度Tとを用いて、掃引中の光周波数ν=(T−T 1 )×(Δν/ΔT)+ν 1を算出する。

    なお、2枚の波長フィルタ42の透過波長ピークの差をより大きくして、それぞれ別の現用光源1の光を透過させるように設定し、予備光源2の光周波数の掃引中、一方の波長フィルタ42の透過光強度がピークを超えた後にピーク強度に対して所定のレベルx 1 %になるときの予備光源2の温度T 1と、他方の波長フィルタ42の透過光強度がピークを超えた後にピーク強度に対し所定のレベルx 2 %になるときの予備光源2の温度T 2とを記憶させ、あらかじめ記憶されている、一方の波長フィルタ42の透過ピークに対して透過光強度がx 1 %になる光周波数のうち透過ピークに対して予備光源2の掃引方向にずれた光周波数ν 1 、及び、他方の波長フィルタ42の透過ピークに対し透過光強度がx 2 %になる光周波数のうち透過ピークに対して予備光源2の掃引方向にずれた光周波数ν 2を用いて、(Δν/ΔT)を(ν 2 −ν 1 )/(T 2 −T 1 )によって算出させ、これを用いて、掃引中の予備光源2の実際の光周波数ν measを、ν meas =(T−T 1 )×(Δν/ΔT)+ν 1によって算出させてもよい。

    また、予備系制御回路12に、あらかじめ(Δν/ΔT)、及び、両方の波長フィルタ42の透過光強度比が所定の値A 1となるときの予備光源2の光周波数ν 1を記憶させておき、予備光源2の光周波数掃引中に、波長フィルタ42の透過光強度比がA 1となったときの予備光源2の温度設定値T 1と掃引中の予備光源2の温度Tを用いて、掃引中の光周波数ν=(T−T 1 )×(Δν/ΔT)+ν 1を算出させてもよい。

    予備系制御回路12は、上述の方法でカウントされた回数tを用いて、掃引方向が光周波数の低周波側から高周波側に向かっている場合には、予備光源2とのビート周波数が検出されている現用光源1が低周波側から数えてt番目の現用光源1であると判定し、掃引方向が光周波数の高周波側から低周波側に向かっている場合には、予備光源2とのビート周波数が検出されている現用光源1が高周波側から数えてt番目の現用光源1であると判定する。 そして、現用光源1からの出力光の光周波数を、上記方法によって求められた回数tがカウントされた時点の予備光源2の光周波数から、さらに光周波数を掃引方向と同じ方向に(ν up −Δν set /2)だけ進めた値とする。 この値と各現用光源1の波長設定値との誤差が、各現用光源1の光周波数誤差である。

    本発明に係る予備光源切換装置は、予備光源の絶対波長の設定精度が低くても多重化された他のチャネルの光信号と相互干渉を起こさないこと、予備系への切り替え時に送信信号が停止しないこと、信号用光源を比較的波長安定性の低い安価な光源に置き換えることを可能にすることなど、安価な光源を用いて、十分な動作精度及び動作安定性を実現することが可能であり、WDMやDWDMを利用した波長多重伝送システムにおける予備光源切替装置として有用であり、特に、光源の故障時に予備光源に切り替えることを可能とする予備光源切替装置として有用である。

    本発明の第1の実施の形態における予備光源切替装置の構成図

    本発明の第2の実施の形態における予備光源切替装置の構成図

    本発明の第3の実施の形態における予備光源切替装置の構成図

    本発明の第4の実施の形態における予備光源切替装置の構成図

    本発明の第5の実施の形態における予備光源切替装置の構成図

    本発明の第1の実施の形態における予備光源の光周波数と周波数カウンタによるビート周波数の測定値の関係を示す図

    本発明の第5の実施の形態における光フィルタの透過光強度を示す図

    本発明の第5の実施の形態における予備光源の温度と光周波数の関係を示す図

    本発明の第4の実施の形態における光源の出力パワーと光周波数との関係を示す図

    従来のWDMを利用した波長多重伝送システムにおける予備系の構成例を示す図

    符号の説明

    1 現用光源 2 予備光源 3 現用光源制御回路 4 予備光源制御回路 5 光スイッチ 6 第1の光結合器 7、41 光分配器 8 第2の光結合器 9、43 受光器 10、44 分周器 11 周波数カウンタ 12 予備系制御回路 13 変調信号切替スイッチ 14 ブースタアンプ 15 グループ統合用光結合器 21 予備光源ビート用光分配器 22 予備光源ビート用受光器 23 予備光源ビート用分周器 31 現用アレイ光源 32 予備アレイ光源 33 予備光変調器 34 予備光結合器 42 波長フィルタ

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