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Data decoding circuit and semiconductor device incorporating this circuit

阅读:203发布:2024-01-02

专利汇可以提供Data decoding circuit and semiconductor device incorporating this circuit专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To stabilize a synchronous characteristic even when a change range of a follow-up frequency is wider, to make sure a drawing synchronous response, and further to perform data processing through two kinds or above of transfer routes by limiting a numerical value of count information imparted to a main counter.
SOLUTION: When an adder/subtracter 1 adds a feedback amount with a reference count value to supply it to the main counter 2, a phase latch circuit 4 holds the count value of the main counter 2 for detecting phase deviation between the output signal of the main counter 2 and the regenerative data. Then, the circuit 4 calculates the feedback amount to the main counter 2 while correcting with a decimal processing circuit 13 through an accumulator 7 and a divider 12, etc. Further, a frequency limiter 17 limits the upper/lower limit values of the feedback numerical value to limit a target frequency range. Further, an initial phase matching circuit 18 performs initialization operation at the read-out permit timing, and a transfer rate switch circuit 19 performs the switch operation of the regenerative data through two kinds or above transfer routes.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO,下面是Data decoding circuit and semiconductor device incorporating this circuit专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 与えられたカウント情報値に基づいて動作して同期信号を生成するメインカウンタと、前記同期信号と入力される再生データとの位相差を検出するために、前記メインカウンタのカウント値を保持する位相ラッチ回路と、前記位相ラッチ回路の出力信号に基づいて位相差情報を生成し、前記位相差情報を蓄積した累積情報と前記位相差情報とを加減算する加減算器と、前記加減算器の加減算結果を任意の値で除算した整数値を補正値として、前記メインカウンタの設定値に加減算し、補正されたカウント情報値として前記メインカウンタに与えるカウント情報入力手段とを備えたデータ復調回路であって、前記カウント情報入力手段から入力されるカウント情報値の上限値と下限値を制限する周波数リミッタを設け、前記同期信号の周波数範囲を制限するように構成したことを特徴とするデータ復調回路。
  • 【請求項2】 正規の再生データが出力されるタイミングで発生する読出し許可信号に基づいてリセットを解除し、リセット解除後の最初の再生データと前記同期信号との位相合わせを行う初期位相合わせ回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ復調回路。
  • 【請求項3】 メディアへの転送レートを複数に切り替える機能を有する再生データを処理するための転送レート切換え回路を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ復調回路。
  • 【請求項4】 与えられたカウント情報値に基づいて動作して同期信号を生成するメインカウンタと、前記同期信号と入力される再生データとの位相差を検出するために、前記メインカウンタのカウント値を保持する位相ラッチ回路と、前記位相ラッチ回路の出力信号に基づいて位相差情報を生成し、前記位相差情報を蓄積した累積情報と前記位相差情報とを加減算する加減算器と、前記加減算器の加減算結果を任意の値で除算した整数値を補正値として、前記メインカウンタの設定値に加減算し、補正されたカウント情報値として前記メインカウンタに与えるカウント情報入力手段とを備えたデータ復調回路を組み込んだ半導体装置であって、前記カウント情報入力手段から入力されるカウント情報値の上限値と下限値を制限する周波数リミッタを設け、前記同期信号の周波数範囲を制限するように構成したデータ復調回路を組み込んだことを特徴とする半導体装置。
  • 【請求項5】 正規の再生データが出力されるタイミングで発生する読出し許可信号に基づいてリセットを解除し、リセット解除後の最初の再生データと前記同期信号との位相合わせを行う初期位相合わせ回路を備えたデータ復調回路を組み込んだことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  • 【請求項6】 メディアへの転送レートを複数に切り替える機能を有する再生データを処理するための転送レート切換え回路を備えたデータ復調回路を組み込んだことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の半導体装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は磁気もしくは光を使用した記録再生装置、あるいは再生装置、あるいは半導体装置に利用され、PLLを必要とするデータ復調器に関する。

    【0002】

    【従来の技術】記録再生装置のデータ復調器には、例えば、特開平8−36836号公報などに開示された技術がある。 図8は、特開平8−36836号公報に記載された先行技術と同等のブロック図である。

    【0003】この技術は、与えられたカウント情報に基づいて動作して同期信号を生成するメインカウンタ10
    2と、このメインカウンタ102と再生データの位相ずれを検出するためにメインカウンタ102のカウント値をラッチする位相ラッチ回路103と、この位相ラッチ回路103の出から位相差情報を生成し、この位相差情報を蓄積した累積情報と上記位相差情報をとを加減算するアキュムレータ110と、このアキュムレータ11
    0の加減算結果を任意の値nで除算する除算器112
    と、除算器112が除算した値の整数値を補正値としてメインカウンタ102の設定値に加減算する加減算器1
    01などによって構成され、加減算器101の出力をメインカウンタ102に帰還するデータ復調器である。
    尚、各部の詳細な構成は同公報に報告されているので、
    その説明は省略する。

    【0004】このデータ復調器を回路化する場合には、
    デジタル回路のみでPLL回路を構成することができ、
    アナログ回路で構成したPLLよりも外部部品を削減することができ、且つ、半導体装置化しやすい。 また、デジタルでの構成のため低電圧での動作も保証される。

    【0005】次に、この回路の動作について図8を用いて説明する。 同図において、メインカウンタ102は加減算器101の情報をロードし、減算カウントを行い、
    カウンタ情報が“0”になると、再度、加減算器101
    の情報をロードし、その数値の減算カウントを繰り返す。 このカウンタ動作が、アナログPLLの1/nクロック出力に相当する。

    【0006】また、位相ラッチ回路103と加減算器1
    04とで位相比較器105を構成する。 位相ラッチ回路103は、メインカウンタ102のカウント情報を再生データのエッジでラッチし、加減算器104は、位相ラッチ回路103のラッチ情報と位相比較のための基準となる中心値Cとにより、メインカウンタ102と再生データ入力タイミングとの位相差を、アキュムレータ11
    0に出力する。

    【0007】尚、中心値Cは、加減算器101に入力する基準カウント開始値の1/2の値に設定する。 これは、メインカウンタ102の減算カウントの中央値を入力データの位相基準値にするためである。

    【0008】次に、アキュムレータ110では、加減算器106とラッチ回路107とで位相差を累積加減算する。 このラッチ回路107と加減算器106において、
    再生データのエッジで位相差情報を作成しているが、再生データのエッジにより遅延したタイミングでないと位相を累積することができないため、遅延器111により、入力データを遅らせたタイミングで、ラッチ回路1
    07に取り込むタイミングを与えている。

    【0009】加減算器109は、上記の累積加減算情報と位相差情報とを乗算器108で乗算した乗算情報を加減算し、その情報を除算器112で1/nに除した整数部を補正値として、加減算器101に入力する。 そして、加減算器101は、基準カウント開始値と除算器1
    12の出力値とを加減算して、基準カウント開始値を補正する。

    【0010】また、このメインカウンタ102の動作から同期信号が生成され、再生データを同期信号に合わせて、波形整形器113で波形整形することにより同期したデータの復調が可能となる。

    【0011】図9は、メインカウンタにロードされるカウント開始値と位相と帰還量との関係を示す摸式図である。 すなわち、同図は、メインカウンタ102にロードされるカウント開始値よりの位相差と帰還量との関係を示している。 メインカウンタ102のカウント開始値の基準値をWoとしてダウンカウントを開始する場合に、
    ウィンドウの中心値Cに対して、時間的に△θkだけ位相がずれた位置で再生データが入力されたときに、演算処理によって帰還量△Fが求められ、次のダウンカウント開始時にロードされるカウント情報がWo−△Fに補正されてロードされ、再びダウンカウントが開始される。

    【0012】ところが、図8に示す従来技術のデータ復調器では、再生データのタイミング変動が比較的小さい場合には有効であるが、実際の装置に使用する場合にいくつかの問題点がある。 以下にそれについて説明する。

    【0013】一般的に、記録媒体では、多数回に亘って記録することが可能なことから、記録媒体のいたるところに、例えば、磁気記録を例にすると、セクターフォーマットのデータシンク部での書き継ぎ点が存在している。 一般に、書き継ぎ点前のデータの位相分布と、書き継ぎ点後の再生データの位相分布は大きくずれる可能性が高いが、図8に示す従来技術では、これに対する対策は考慮されていない。

    【0014】図10は、書き継ぎの不連続点において、
    不正データ間隔を検出できる場合と検出できない場合の同期信号の比較を示す摸式図である。 同期信号の条件1
    は不正データ間隔が検出できない場合、同期信号の条件2は不正データ間隔が検出できる場合の同期信号波形である。

    【0015】図8の従来技術の場合は、図10の条件1
    に示すように、書き継ぎ点すなわち不連続点があって、
    その時点の前後でデータの位相分布が大きくずれている場合においても、再生データに対する処理方法が変わらないので、条件1の不正データが検出できない同期信号波形となる。 すなわち、アキュムレータ110のラッチ回路107に保持された位相の累積情報が重みになって、不連続点後のデータの位相分布に対する応答が遅くなってしまい、最悪の場合追従しきれなくなって、再生データの同調エラーを起こすことになる。

    【0016】また、一般的に、記録媒体上で記録密度の高い領域においては、隣り合う記録データの相互干渉が生じるものであり、再生されたデータは大きなピークシフトを持つ。 さらに、再生出力のS/N比が低い場合には、ノイズによる再生データのジッターが特に大きくなる。 このように、ピークシフトやジッターが大きい場合には、たとえ再生データの位相分布の中心が同期信号の中心付近にあったとしても、局所的には再生データが同期信号の中心から大きく外れてしまうこともあり得る。

    【0017】ところが、図8に示す従来技術においては、再生データの取り込みと、それによる位相情報の処理には一定の遅延時間を必要としている。 ここで、たまたま再生データのエッジがメインカウンタのカウント“0”にあったとすると、その再生データに対する位相の処理は次ぎのカウントフェーズで行われる。 すると、
    本来のカウントフェーズでメインカウンタへ帰還すべきところが、次のカウントフェーズで帰還を返すことになり、PLL回路において本来期待していたとおりの演算処理結果が得られなくなる。 すなわち、カウントフェーズが切り替わる点から前の、ある一定時間内において、
    取り込まれる再生データの位相処理が正しく処理されない不感帯が存在することになる。

    【0018】図11は、従来技術で不感帯に対する対応ができていない場合の復調データのタイミング図であり、横軸に時間をとった復調データのタイミングを示している。 同図において、k番目の再生データがTiフェーズ内で処理されて、その結果を、カウンタのカウント開始値をロードする前に処理すべきところ、不感帯にあるために処理できず、再生データが検知された次のフェーズにおいても、同期信号幅はk−1のデータで生成された同期信号幅のままになっている。 この結果、復調された同期データは再生データとは異なったデータパターンになっている。

    【0019】次に、同期信号の標準周期について考えてみる。 各種の記録再生装置または再生装置では、再生データは記録再生の方式ごとに異なる複数の基準パルス間隔を持っている。 たとえば、よく使用される2MB容量でMFM方式のフレキシブル磁気装置の場合には2μ
    s、3μs、4μsの基準パルス間隔を持つ。 この装置を例に考えると、これら3種類のパルス間隔に共通に同期させる同期信号の周期としては1μsを基準値とするのが最も効率が良い。

    【0020】図12は、フレキシブル磁気装置における再生データの基準パルス間隔と、同期信号の周期を1μ
    sにしたときの同期信号のフェーズを示すタイミング図である。 同図に示すように、この場合、たとえば2μs
    の再生データのパルス間隔に対しては同期信号が2個、
    3μsの場合は3個、4μsの場合は4個の同期信号が必要になる。 また、再生データが入力されないと新たな位相情報は得られないので、帰還情報は更新されず同期信号の幅は変わらない。

    【0021】図13は、再生データと同期信号の変化の関係を示すタイミング図である。 同図に示すように、k
    番目の再生データが入力された場合に、その再生データの位相とk−1番目までの再生データの累積位相情報とが演算処理され、次の周期信号幅Wkが得られるが、同期信号は、新たにk+1番目の再生データが入力されるまで信号振幅Wkのままで繰り返される。

    【0022】図8に示す従来技術においては、nの除算処理で小数部を切り捨てているので、同じ同期信号幅W
    kの同期信号が複数個連続する方式では、切り捨てられた小数部が積算され誤差が拡大することになる。 たとえば、小数部の値が0.9の場合、これが4個連続するとその値は3.6となる。

    【0023】すなわち、図8に示す従来技術では、1カウントを62.5ns、すなわち1μsの周期を16個のカウントで分割することにすると、累積誤差の3.6
    は、16に対する誤差としてはかなり大きな値になる。

    【0024】そこで、図8に示す従来技術に対して特性改善を実施した技術が、例えば、特開平9―32161
    5公報などに報告されている。 図14は、特開平9―3
    21615公報に報告された従来技術の復調回路のブロック図である。 図14が図8と異なる主な点は、不正データに対する応答特性を向上させるための不正データ検出リセット回路16と、再生データの不感帯を回避するための不感帯回避回路5と、累積誤差を低減するための少数処理回路13とが設けられた点である。 尚、その他の構成については図8の従来技術と同様であるので説明は省略する。

    【0025】すなわち、図14においては、特性改善のために、不正データに対する応答特性の向上と不感帯を回避するための手段と、ジッター増大を引き起こす小数の累積誤差を低減させる手段とを設けることによって、
    書き継ぎ点を有し、且つピークシフトの大きい現実の装置においても演算処理を速やかに行うとともに、不感帯を回避して演算の誤処理を無くすことができる。 また、
    再生装置特有のデータパターンにおいても、小数の積算誤差を低減することが可能になり、同期復調データのジッターの低減が可能になる。

    【0026】このように、特開平9―321615公報の技術によれば、実際の使われかたに対応して書き継ぎ点などの不正タイミングに対する対応や、不感帯の回避や、小数処理による累積誤差の最小化などを行うことができる。 すなわち、不正データに対する応答性改善とジッタ低減の改善を行うことができ、安定した動作を実現することが可能となる。

    【0027】

    【発明が解決しよとする課題】しかしながら、上記の従来技術では、同期する周波数に対して、同期ウインドウの追従周波数の変化範囲が広いと異常な同期状態に陥る虞がある。 さらに、ヘッドが移動中の様な異常なデータが連続して入力された場合、PLL回路内部の帰還情報などの数値処理が異常になり、ヘッド位置が安定してからにおいて、正規なデータが入力されてからの引き込み同期の応答性が確実でなくなる虞もある。 また、入力するデータの処理が2種以上の転送レートの処理機能がないなどの使い勝手の悪さがある。

    【0028】本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、デジタル回路のみで構成したPLL回路を有するデータ復調器において、メインカウンタに与えるカウント情報の数値を限定することにより、追従周波数の変化範囲が広い場合でも同期特性を安定化させ、且つ引き込み同期の応答を確実にすることにある。 さらに、2種以上の転送ルートでのデータ処理ができるようにすることにある。

    【0029】

    【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明のデータ復調回路は、与えられたカウント情報値に基づいて動作して同期信号を生成するメインカウンタと、同期信号と入力される再生データとの位相差を検出するために、メインカウンタのカウント値を保持する位相ラッチ回路と、この位相ラッチ回路の出力信号に基づいて位相差情報を生成し、位相差情報を蓄積した累積情報と位相差情報とを加減算する加減算器と、この加減算器の加減算結果を任意の値で除算した整数値を補正値として、メインカウンタの設定値に加減算し、補正されたカウント情報値としてメインカウンタに与えるカウント情報入力手段とを備えたデータ復調回路であって、カウント情報入力手段から入力されるカウント情報値の上限値と下限値を制限する周波数リミッタを設け、
    同期信号の周波数範囲を制限するように構成したことを特徴とする。

    【0030】すなわち、同期特性の安定化のためは、再生データを転送する周波数はほぼ一定であるため、予め、同期する周波数の範囲を限定させることによって、
    異常同期を防止することができる。 したがって、本発明のデータ復調回路は、この点に着目してなされたものであり、メインカウンタに与えるダウンカウンタ数値の上限値と下限値の数値を限定し、帰還数値の上限と下限を決定する周波数リミッタ回路を設けたことを特徴とする。

    【0031】また、本発明のデータ復調回路は、上記の発明に加えて、正規の再生データが出力されるタイミングで発生する読出し許可信号に基づいてリセットを解除し、リセット解除後の最初の再生データと同期信号との位相合わせを行う初期位相合わせ回路を備えたことを特徴とする。

    【0032】すなわち、ヘッドが移動中のような状態では、ヘッドが記録された磁気記録トラックをトレースしていないことから、正規な再生データが得られない。 さらには、そのような状態では、ホストサイドでの読み出し許可状態でなく、再生データを出力しなくてもよい状態であるから、読み出し許可でない時はデータ復調器全体をリセット状態に保持し、ヘッドが移動終了して正規の再生データが出力される状態になってから、データ復調器のリセット状態を解除するようにする。 そして、このリセット解除のタイミングにおいて、再生データの位相に合わせたタイミングでリセット解除することにより、初期位相誤差をなくすことができ、確実な引き込み過渡応答特性を保証させることができる。 したがって、
    このために初期位相合せ回路を設けたことを特徴とする。

    【0033】さらに、本発明のデータ復調回路は、上記の各発明に加えて、メディアへの転送レートを複数に切り替える機能を有する再生データを処理するための転送レート切換え回路を備えたことを特徴とする。

    【0034】すなわち、記録媒体の下位互換性保証で発生する2種以上の転送レートが異なる再生データを扱う場合には、転送レートを切り換える切り替え回路を設けて対応することができる。

    【0035】尚、本発明は、上記の各発明のデータ復調回路を組込んだ半導体装置でもあり、さらに、これらの半導体装置を組込んだ記録再生装置を構成することもできる。

    【0036】

    【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。

    【0037】図1は、本発明の実施の形態におけるデータ復調器の構成を示すブロック図である。 このデータ復調器は、先に説明した図14の回路構成に対して、周波数リミッタ17と初期位相合せ回路18と転換ルート切換え回路19が追加されたものである。 尚、以下の説明ではデータ復調回路をデータ復調器と表現する。

    【0038】すなわち、このデータ復調器は、加減算器1とメインカウンタ2と位相比較器3とアキュムレータ7と除算器12と小数処理回路13と加減算器14と波形成形器15と不正データ検出リセット回路16と周波数リミッタ17と初期位相合せ回路18と転送レート切換え回路19とによって構成されている。 また、位相比較器3は、位相ラッチ回路4と不感帯回避回路5とタイミング生成回路5Aとカウント値先読み回路5Bと加減算器6とによって構成されている。 さらに、アキュムレータ7は、加減算器8とラッチ回路9と乗算器10と加減算器11とによって構成されている。

    【0039】図8及び図14と同一部分については先に説明したので、重複を避けるためにその説明を省略し、
    本発明に関わる周波数リミッタ17と初期位相合せ回路18と転換ルート切換え回路19について詳細に説明する。

    【0040】先ず、周波数リミッタ17について説明する。 先の従来技術で説明したように、加減算器14にて帰還量の△Fが帰還されるが、この△Fの値が正の値で大きすぎても、負の値で大きすぎても異常な同期状態になることがある。 すなわち、前述した図12における、
    基準パルス間隔と同期状態とのタイミング図を用いて説明を行う。 この場合、再生データは2μs、3μs、4
    μsと3種あり、各Tnフェーズで書かれた内部クロックと同期しており、正常同期している状態にある。

    【0041】また、同期状態を入力データ周波数VSとPLL内部同期周波数との関係で示すと、図15のグラフのようになる。 すなわち、同図は、PLL内部同期周波数の中心値における入力データ周波数が250KHz
    (4μs)のときの同期状態と、PLL内部同期周波数の中心値における入力データ周波数が375KHz(3
    μs)のときの同期状態と、PLL内部同期周波数の中心値における入力データ周波数が500KHz(2μ
    s)のときの同期状態とを示している。

    【0042】図15のグラフで、例えば250KHzの周波数で同期した後に、入力周波数を変動させると、矢印方向の同期周波数の範囲でPLL内部周波数が追従する。 この時、PLL内部同期周波数が上限値および下限値の設定範囲であるならば、入力データ周波数範囲に限定した範囲では同期ができる。 ここで、仮に、上限値、
    下限値の制限をなくした状態でPLL内部周波数の周波数が追従できるようにすると、破線で示す範囲まで追従することができることになり、さらに同期周波数の範囲は広がる。

    【0043】しかし、この時に起こり得ることは異常同期状態に陥ることである。 図15において、375KH
    zの入力データ周波数に同期できる3つの同期状態が発生する。 この3つの同期状態の中心が正常同期状態であり、上方及び下方の同期状態は異常同期状態である。 従って、このような異常同期状態に陥らない様にするには、適切なPLL内部同期周波数の周波数リミッタを設置することによって、目的の周波数と同期することが実現できる。

    【0044】再び図1に戻って、加減算器14の出力側に周波数リミッタ17を追加することによって、加減算器1への帰還数値の上限値と下限値が決定される。 これによって、PLL内部同期周波数の周波数範囲が限定され、狙いとする入力データ周波数の同期状態が保証される。

    【0045】ちなみに、この実施の形態では16MHz
    のクロックで動作しており、PLLの同期周波数中心値は1周期16カウントであり、時間換算で1μsで動作している。 この時の周波数リミッタの設定は±4カウントに設定することで正常動作が実現できる。

    【0046】1周期が16カウントに対して、周波数リミッタの設定値は4カウントなので、PLL内部周波数としては、±25%の上下限リミッタに相当することになる。

    【0047】また、周波数リミッタの範囲を少なくする弊害として、狙う入力データの周波数変動が大きいと、
    同期できなくなることが挙げられる。 一方、周波数リミッタを広げると、前述したように、異常同期状態が発生する。 したがって、狙った周波数範囲の合った周波数リミッタを設定することが必要である。

    【0048】つぎに初期位相合せ回路18について説明する。 本発明のデジタル回路のみで構成したPLL回路に入力される再生データにおいて、通常時の読み出し状態では、連続した周波数成分をもつデータであり、PL
    L内部同期は保たれる。 しかし、実際のデータ再生のためには、記録されているメディアをスピンドルモータで回転し、かつ、ヘッドが所定のトラックへ移動してから安定した再生データがデータ復調器へ与えられる。

    【0049】従って、前記のようなメディアを回転するモータの回転数が定速に達しない起動過渡状態や、ヘッドが移動中の状態での再生データが不安定な状態では、
    再生データには同期すべき周波数以外の乱雑な周波数が含また不正データが印加される。 このため、不正データを印加した状態では、復調回路内の演算数値に異常な値が残り、且つこの状態から正常なデータを入力しても、
    内部演算数値の処理のため同期時間が長くなる欠点がある。 したがって、この問題を解決するため初期位相合せ回路18が追加される。

    【0050】図1において、初期位相合せ回路18は、
    初期位相をリセットする回路の入力信号としては2種ある。 すなわち、一つの信号は不正データリセット回路1
    6の出力信号であるが、このタイミングは、前述の従来技術で説明した通りである。

    【0051】もう一つの信号は読み出し許可信号であるが、これについては図16を用いて説明する。 すなわち、図16は、図1の初期位相合せ回路に入力される読み出し許可信号のタイミング図である。 この図は、横軸に時間の経過を表して、各信号及び状態の時間的経緯を示している。

    【0052】すなわち、同図において、第1の再生データの不定状態は、パワーオンリセット信号である電源電圧の立ち上がり初期化信号から、メディアを回転するスピンドルモータ許可信号によってスピンドルモータが起動してからスピンドルモータが定速に達するまでの起動過渡状態が終了するまでの期間である。 そして、スピンドルモータが定速状態になると、再生データは正常データの状態になり、読み出し許可信号が送出される。 さらに、定速状態において、ヘッド移動状態になると第2の不定状態となり、読み出し許可信号も送出を停止する。
    そして、ヘッドの移動が停止すると、再び再生データは正常データとなる。

    【0053】すなわち、図16において、再生データが不定状態の期間において、読み出し許可信号がLow状態で初期位相合せ回路18に入力されると、データ復調器の内部演算処理内容が全て初期化される。 また、読み出し許可信号がHighになってから、再生データパルスと同期したタイミングにより、メインカウンタ2の設定値をウィンドウ中心値に設定した状態において、データ復調器の初期化クリア状態が解除され、データ復調器を再び動作させる。

    【0054】このことにより、初期化を解除する再生データパルスを基準として、データ復調器の動作が開始される。 この時のデータ復調器の演算情報は初期状態から動作し、再生データに追従した演算が開始される。 また、メインカウンタ2の設定がウインドウ中心値からのスタートになるため、次の再生データパルスが図12に示すような2μs或いは3μs或いは4μsに印加させることから、位相比較がほぼ中心値からの引き込み動作である過渡応答が実施できることによって同期時間が早くできる。

    【0055】次に、転送レート切替え回路19について説明する。 FDD装置のような再生装置では、下位互換性が必要であり、旧世代のフォーマットのメディアも再生する必要がある。

    【0056】前述までの内容では500Kbps転送時での説明を行ったが、実際には250Kbps再生時の切り替え機能が必要である。 したがって、この切り替え機能のため転送レート切り替え回路について、図1を用いて説明する。

    【0057】図1のデータ復調器は全てデジタル回路のみで構成されていることから、基本的には回路全体を動作させるクロック周波数を変えることで簡単に転送レートを変更することができる。 従って、前術の500Kb
    psでの動作クロックを16MHzで動作させていたものを、8MHzにするだけで転送レートを半分の250
    Kbpsに変更することができる。

    【0058】但し、乗算器10の値を変更して最適化すれば、PLL内部過渡応答特性の補正ができる。 すなわち、乗算器10の値を増やすと応答特性が早くなり、逆にPLL内部クロックのジッタが増大する。 また、乗算器10の値を減らすと応答特性が遅くなり、逆にPLL
    内部クロックのジッタが少なくなる。

    【0059】尚、図1に示す本発明のデータ復調器は、
    上述したような本発明固有の手段のほかに、以下に述べるような各手段を備えている。

    【0060】すなわち、特性改善を達成するために改良点の技術的手段としては、与えられたカウント情報に基づき動作して同期信号を生成するメインカウンタと、このメインカウンタと再生データの位相ずれを検出するためにメインカウンタのカウント値をラッチする位相ラッチ回路と、この位相ラッチ回路の出力から位相差情報を生成し、この位相差情報を蓄積した累積情報と上記位相差情報をとを加減算し、この加減算結果を任意の値nで除算した値の整数値を補正値としてメインカウンタの設定値に加減算し、その結果をメインカウンタに与える手段とを備えたデータ復調器において、不正な再生データを検知した場合に検知後の再生データの同期化処理の応答を早くする手段を備えている。

    【0061】そして、同期化処理応答を早くする手段は、連続する再生データのパルス間隔を監視して不正なタイミングを検知した場合にデータ復調器全体をリセットする回路と、リセット後に再生データへの同期信号の応答を速くするために、特定数の再生データが入力されるまで帰還利得を高くして、特定数の再生データが入力されると帰還利得を小さくする切り替え回路とによって構成することができる。

    【0062】また、上記の目的を達成するための別の手段として、与えられたカウント情報に基づき動作して同期信号を生成するメインカウンタと、このメインカウンタと再生データの位相ずれを検出するために、メインカウンタのカウント値をラッチする位相ラッチ回路と、この位相ラッチ回路の出力から位相差情報を生成し、この位相差情報を蓄積した累積情報と位相差情報をとを加減算し、この加減算結果を任意の値nで除算した値の整数値を補正値としてメインカウンタの設定値に加減算し、
    その結果をメインカウンタに与える手段とを備えたデータ復調器において、補正値を得るために、nで除算処理されて切り捨てられる小数部分の累積による誤差の影響を小さくする手段を備えたものである。

    【0063】さらに、補正値を得るためにnで除算処理されて切り捨てられる小数部分の累積による誤差の影響を小さくする手段として、小数部分を特定の値で乗算してその結果の整数部を取り出す桁上げ計算回路を複数種有し、且つ、カウントフェーズを判断する切り替えタイミング信号を元にカウントフェーズを認識する回路を有し、さらに、カウントフェーズによって前記の複数の桁上げ計算回路の結果のうちから一つを選択する回路を有し、桁上げ回路の結果を前記の除算処理された整数値に加算するように回路構成したことを特徴とする。

    【0064】尚、ここで再生データのパルスとパルスの間で繰り返される、メインカウンタのカウント値のロードから、値が“0”となって再ロードするまでを一つのカウントフェーズと呼ぶことにして、再生データパルスが入力された直後のカウントフェーズをT1フェーズ、
    その次をT2フェーズとして、次の再生データパルスが入力されるまで順番にT3フェーズ、T4フェーズ等と呼び、これらを総称してTnフェーズと呼ぶことにする。

    【0065】また、上記の目的を達成するための別の手段として、与えられたカウント情報に基づき動作して同期信号を生成するメインカウンタと、このメインカウンタと再生データの位相ずれを検出するために、メインカウンタのカウント値をラッチする位相ラッチ回路と、この位相ラッチ回路の出力から位相差情報を生成し、この位相差情報を蓄積した累積情報と位相差情報をとを加減算し、この加減算結果を任意の値nで除算した値の整数値を補正値としてメインカウンタの設定値に加減算し、
    その結果をメインカウンタに与える手段とを備えたデータ復調器において、再生データの入力タイミングから入力されたデータの処理を行うまでに必要な遅延時間のために生じる不感帯を回避する手段を備えたものである。

    【0066】そして、不感帯を回避する手段としては、
    再生データのエッジで取り込んだメインカウンタの値を保持する位相ラッチ回路に対し、再生データの入力タイミングから入力されたデータの処理を行うまでに必要な遅延時間より十分に大きなカウント値だけメインカウンタの値に対して進んだカウント値を与えるカウント値先読み回路を有し、入力された再生データとは非同期に、
    再生データの位相情報を累積位相ラッチ回路に取り込んで補正値の処理を行うタイミングを生成する非同期タイミング生成回路を備えたものである。

    【0067】また、カウント値先読み回路として、位相ラッチに保持された値から3を減算する減算回路と、メインカウンタのカウント開始値を保持するラッチと、減算回路の出力値が負になった場合にカウントフェーズが次のフェーズに変わったものとして、ラッチに保持されたカウント開始値に戻って再びカウントダウンするカウント値を算出する回路と、減算回路の値が正か負かを判断するコンパレータと、コンパレータの出力を入力ポートの選択信号とするセレクタとを備える。

    【0068】ここのような構成によって、減算回路の出力が正のときには減算回路の出力を直接出力し、減算回路の出力が負の場合にはカウントフェーズが次のフェーズに移ったと想定して、ラッチに保持されたカウント開始値に戻って再びカウントダウンするカウント値を出力することができ、メインカウンタに対して3カウントだけ先に進んだカウント値を得ることができる。 これにより、予め不感帯に位置する再生データがわかるので、不感帯を回避する処理を行うことができる。

    【0069】また、非同期タイミング生成回路として、
    再生データが入力されるとセットされ、それに対応する同期復調データが出力されるまでその状態を保持する第1のフリップフロップと、メインカウンタの出力が2になった時のみ出力を有効にする第1の数値コンパレータと、第1の数値コンパレータの出力が有効になった時に第1のフリップフロップに保持された値を出力に出す第2目のフリップフロップと、メインカウンタの出力が1
    になったとき時のみ出力を有効にする第2の数値コンパレータと、メインカウンタの出力が0になったとき時のみ出力を有効にする第3の数値コンパレータと、第2のフリップフロップの出力をマスク信号として第2の数値コンパレータの出力をゲートする第1のAND回路と、
    第2のフリップフロップの出力をマスク信号として第3
    の数値コンパレータの出力をゲートするとともに出力を第1のフリップフロップのリセット信号とする第2のA
    ND回路とを備えている。

    【0070】これにより、メインカウンタの値がカウント開始値から3までの間に再生データの入力があった場合には、同一のカウントフェーズ内においてその再生データに対する位相差情報の処理をメインカウンタの値が1になった時に行い、同期復調リードデータの出力をメインカウンタの値が0になった時に行う。 一方、メインカウンタの値が2から0の時に再生データの入力があった場合には、次のカウントフェーズ内においてその再生データに対する位相差情報の処理をメインカウンタの値が1になった時に行い、同期復調リードデータの出力をメインカウンタの値が0になった時に行うことができる。 すなわち、これによって、本来不感帯に位置する再生データについては次のカウントフェーズに処理を先送りすることができる。

    【0071】具体的な実施例を図1を用いて説明する。
    メインカウンタ2は、基準カウント初期値Woと帰還量ΔFを加減算した加減算器1の出力をカウントの開始値としてロードし、ダウンカウントを行う回路である。 このメインカウンタ2はアナログPLL回路の1/nクロック出力に相当する。 また、位相比較器3は、位相ラッチ回路4、不感帯回避回路5、タイミング生成回路5
    A、カウント値先読み回路5B、加減算器6によって構成されている。

    【0072】この位相比較器3が図8と異なる点は、不感帯回避回路5が追加されているところであるが、この不感帯回避回路5の内部のカウント値先読み回路5B
    は、メインカウンタ2の出力値をラッチした値に対して常に3カウント進んだ値を出力する為、メインカウンタ2より常に3カウント進んだ仮想的なカウンタの位相ラッチと想定することができる。

    【0073】位相ラッチ回路4は、再生データの入力エッジでその時のメインカウンタ2の出力値をラッチする回路である。 ここでラッチされた値は不感帯回避回路5
    の入力となる。 不感帯回避回路5は、加減算器1の出力と、メインカウンタ2の出力と、再生データとを入力として、メインカウンタ2に加減算器1の出力のロードを促す信号と、アキュムレータ7のラッチ回路9が位相情報をラッチするタイミング信号と、Tnフェーズ切り替えのタイミング信号と、メインカウンタ2のカウントフェーズに同期した復調リードデータを生成するタイミング信号とを出力する。

    【0074】また、不感帯回避回路5は、位相ラッチ回路4に保持されているカウント値に対して3カウント進んだ値Tを出力する。 出力Tの値は加減算器6に入力されて、中心値Cとの差(T−C)を位相情報Δθkとして、次段の加減算器8と乗算器10に入力される。 加減算器8とラッチ回路9などで構成されるアキュムレータ7は、位相情報を累積加算する回路である。

    【0075】乗算器10は、位相情報Δθkに対してm
    倍もしくはm'倍(m<m')の値を算出する回路である。 m倍あるいはm'倍の切り替えは乗算器6のもう一つの入力信号により切り替わえが行われる。

    【0076】次に、アキュムレータ7のラッチ回路9と乗算器10の出力の加減算を行う加減算回路11により、位相の累積情報(Δθk+Σk−1Δθ)と最新の位相情報をm倍(またはm'倍)した情報m×Δθk
    (またはm'×Δθk)の加減算値を出力する。

    【0077】さらに、加減算器11の出力値{(1+
    m)・Δθk+Σk−1Δθ}は除算器12によって1
    /nに除算され{(1+m)・Δθk+Σk−1Δθ}
    /nとなる。 そして、除算値の整数部は加減算器14に直接入力され、小数部は少数処理回路13を介して加減算器14に入力される。

    【0078】小数処理回路13は、除算器12によって切り捨てられた小数部を累積加算して、対応するカウントフェーズ(T1、またはT2、またはT3、またはT
    4)に合う累積誤差の整数部を出力する。 また、加減算器14は小数の累積加算分を除算結果の整数部に加えて帰還量ΔFとして加減算器1に入力する。

    【0079】波形成型器15は、再生データが入力されたときに不感帯回避回路5から出力されるメインカウンタ2のカウント周期に同期したリーリードデータ生成タイミング信号から、復調されたリードデータを出力する。

    【0080】不正データ検出リセット回路16は、再生データと、不感帯回避回路5から出力されリードデータ生成タイミング信号と、同じく不感帯回避回路5から出力されるTnフェーズ切り替えタイミング信号とから、
    現在のフェーズに入る再生データのパルス間隔範囲を算出して、もし範囲からはずれている場合には再生データは誤ったデータと判断して、メインカウンタ2、位相比較器3の位相ラッチ回路4、アキュムレータ7のラッチ回路9、及び小数処理回路13をリセットする信号を供給して、復調回路全体をリセットする。

    【0081】また、リセット後に入力される再生データのパルス数をカウントして、8個のパルスが入力されるまで、乗算器10の入力につながっている利得切り替え信号により乗算器10の利得は高くし、リセット後に8
    個の再生データが入力された時点で利得を低くする信号を生成する。

    【0082】上記のような回路構成により、再生データが入力された時の位相情報をΔθkとすると、 ΔF={(1+m)・Δθk+Σk−1Δθ}/n (1) で得られる帰還量をメインカウンタ2の基準カウンタ初期値Woに加えてロードし、カウンタのカウントフェーズの周期を変化させるようにする。 上の式(1)において、mとnの値を適当な値にすることにより、位相差が減衰振動的に小さくなりPLL回路が構成される。

    【0083】次に、図1に示す回路の具体的な実施例について説明する。 まず、不正データ検出リセット回路1
    6について述べる。 図2は、図1のデータ復調器における不正データ検出リセット回路の内部詳細図である。

    【0084】まず、この不正データ検出リセット回路の構成について説明する。 不正データ検出リセット回路は、再生データ入力を入力とするパルス数カウンタ21
    と、再生データを入力としてパルスとパルスの間隔をカウントするパルス間隔カウンタ22と、アキュムレータラッチタイミングをリセット信号として使用し、Tnフェーズ切り替えタイミング信号で与えられる信号を順次カウントして、現在のカウントフェーズがどのフェーズであるかを認識するTnフェーズ検出回路23と、パルス間隔カウンタ22のカウント値とTnフェーズ検出回路23の出力から不正間隔を検出する不正間隔検出回路24とによって構成されている。

    【0085】次に、図2の不正データ検出リセット回路の動作を説明する。 パルス間隔カウンタ22は、隣り合う再生データの間隔をカウントして、そのカウント値を不正間隔検出回路24に入力する。 さらに、Tnフェーズ検出回路23は、Tnフェーズ切り替えタイミング信号から現在のカウンタのフェーズがT1、T2、T3、
    T4のいずれかであるかを検出し、不正間隔検出回路2
    4に入力する。

    【0086】そして、不正間隔検出回路24は、Tnフェーズ検出回路23とパルス間隔カウンタ22の出力信号から、入力された再生データが正規のタイミング内に無い場合には、ラッチ回路全体及びパルス数カウンタをリセットする信号を出力する。 尚、パルス数カウンタ2
    1は、リセットが解除されてから再生データのパルス数が特定のカウント数に達するまでは利得をm'倍にして、その後はm倍に切り替えるための利得切り替え信号を生成する。

    【0087】次に、図1のデータ復調器における小数処理回路13について説明する。 図3は、図1のデータ復調器における小数処理回路の詳細構成を示すブロック図である。 同図において、カウンタ35は、アキュムレータラッチタイミングとTn切り替え信号タイミングから、現在のカウントフェーズがT1、T2、T3、T4
    のいずれのフェーズかを認識する回路であり、各フェーズに対応して有効になる信号を出力する。

    【0088】T2桁上計算回路31は、図1の除算器1
    2の小数切り捨て部を入力として、T2フェーズにおける桁上げ値を算出し、その値をセレクタ34の一つの入力として与える。 また、T3桁上計算回路32は、図1
    の除算器12の小数切り捨て部を入力として、T3フェーズにおける桁上げ値を算出し、その値をセレクタ34
    の他の一つの入力として与える。 さらに、T4桁上計算回路33は、図1の除算器12の小数切り捨て部を入力として、T4フェーズにおける桁上げ値を算出し、その値をセレクタ34のさらに他の入力として与える。 セレクタ34は、カウンタ35のT1、T2、T3、T4を選択信号としてA、B、Cの入力を選択する。

    【0089】次に、図3の小数処理回路の動作について説明する。 T1、T2、T3、T4のそれぞれのフェーズにおける帰還量をF1、F2、F3、F4とすると、
    それぞれの計算値は次のようになる。

    【0090】 F1=INT(A/n) (2) よって、T1フェーズにおける小数処理の出力は0となる。

    【0091】また、F1+F2=2×INT(A/n)
    +INT{2×UZ(A/n)}であることから、 F2=INT(A/n)+INT{2×UZ(A/n)} (3) よってT2フェーズにおける小数処理の出力はINT
    {2×UZ(A/n)}である。

    【0092】さらに、F1+F2+F3=3×INT
    (A/n)+INT{3×UZ(A/n)}であることから、 F3=INT(A/n)+INT{3×UZ(A/n)}−INT{2×UZ (A/n)} (4) よって、T3フェーズにおける小数処理の出力は、IN
    T{3×UZ(A/n)}−INT{2×UZ(A/
    n)}となる。

    【0093】そして、F1+F2+F3+F4=4×I
    NT(A/n)+INT{4×UZ(A/n)}であることから、 F4=INT(A/n)+INT{4×UZ(A/n)}−INT{3×UZ (A/n)} (5) よって、T4ェーズにおける小数処理の出力は、INT
    {2×UZ(A/n)}―INT{4×UZ(A/
    n)}−INT{3×UZ(A/n)}となる。

    【0094】ただし、上記の各式においてAは加減算器14の出力、nは除算器12の除数、INT(X)はX
    の整数部、UZ(X)はXの小数部を意味する。

    【0095】上記の各式において、A/nが帰還量の小数部入力に相当するので、図3の小数処理回路において、T2桁上計算回路31は、小数部入力を2倍にした場合の整数部の値を出力とする。 また、T3桁上計算回路32は、小数部入力を3倍した値の整数部から2倍にした整数部の値を減算した値を出力とする。 さらに、T
    4桁上計算回路32は、小数部入力を4倍した値の整数部から3倍にした整数部の値を減算した値を出力とする。

    【0096】図3において、カウンタ35はアキュムレータ取り込み信号でリセットされ、その後に入力される小数処理タイミング信号を数えて、1番めの立ち上がりでT1のみがHighレベルになる。 2番めの立ち上がりでT2出力が変わってHighレベルになり、以降、
    T3、T4の順にHighレベルになる。 なお、T4以降は上記のデータの入力と判断されるので小数処理の出力は意味を持たない。

    【0097】図3において、セレクタ34は、入力端子に接続されたカウンタ35の出力T1、T2、T3、T
    4を切り替え信号として、各信号がHighになるのに応じて、1対1でそれぞれ、“0”、または、“T2桁上計算回路31の出力”、または、“T3桁上計算回路32の出力”、または、“T4桁上計算回路33の出力”をそれぞれ出力信号とする。

    【0098】上記の処理結果を累積桁上げとして、図1
    の加減算器14に入力して、除算器12の整数出力と加算して帰還量とすることにより、小数の累積加算による誤差は小数以下の値にすることができる。

    【0099】図4の(a)は、少数の累積誤差処理を行わない場合の再生データとTnフェーズのタイミング図であり、(b)は少数の累積誤差処理を行う場合の再生データとTnフェーズのタイミング図である。 すなわち、同図(b)のように少数の累積誤差処理を考慮することによって、カウントフェーズT2、T3、T4は、それぞれ、帰還量ΔFが、ΔF′2、ΔF′3、ΔF′4
    補正されている状態がわかる。

    【0100】次に、図1のデータ復調器における不感帯回避回路5について説明する。 図5は、図1のデータ復調器における不感帯回避回路の詳細ブロック図である。
    図5において、不感帯回避回路は、カウンタの出力値と再生リードデータからメインカウンタの値に同期したアキュムレータラッチタイミング信号、及びリードデータ生成タイミング信号、及びカウンタロードタイミング信号、及びTnフェーズ切り替え信号を出力するタイミング生成回路5Aと、メインカウンタ2の値をラッチした位相ラッチ回路4の値に対して、不感帯を回避する為に、位相値から帰還量を処理するのに必要な時間より長めのカウント値分(例えば3)だけ、メインカウンタの値を先読みするカウント値先読み回路5Bとにより構成されている。

    【0101】タイミング生成回路5Aは、メインカウンタ2の出力値が2のときに出力がHighレベルになる2カウントコンパレータ41と、メインカウンタの出力値が1のときに出力がHighレベルになる1カウントコンパレータ42と、メインカウンタ2の出力値が0のときに出力がHighレベルになる0カウントコンパレータ43と、再生データが入力されたことを保持するD
    フリップフロップ回路44と、メインカウンタ2の値が2になった時すなわちに2カウントコンパレータ41の出力がHighになったときにDフリップフロップ回路44の出力レベルを保持するDフリップフロップ回路4
    5と、Dフリップフロップ回路45の出力を一方の入力とし、1カウントコンパレータ42の出力をもう一方の入力とするAND回路46と、Dフリップフロップ回路45の出力を一方の入力とし、0カウントコンパレータ43の出力をもう一方の入力とするAND回路47と、
    0カウントコンパレータ43の出力を1カウント遅延させる1カウント遅延器48とによって構成されている。

    【0102】また、カウント値先読み回路5Bは、再生データの入力に同期して保持されたメインカウンタ2の出力を保持する位相ラッチ回路4の出力値から3だけ減算する減算回路51と、メインカウンタ2へのロード値である加減算回路1の出力を保持するラッチ回路52
    と、減算回路51の出力が正の値か負の値かを認識して切り替え信号を出力するコンパレータ53と、コンパレータ53から出力された信号を切り替え信号とするセレクタ54と、減算回路51の出力値が負になった場合にカウントフェーズが次のフェーズに変わったものとして、ラッチ回路52に保持されたカウント開始値に戻って再びカウントダウンするカウント値を算出する次フェーズカウント値算出回路55とによって構成されている。

    【0103】次に、図5の不感帯回避回路の詳細な動作について説明する。

    【0104】再生データが入力されると、その信号の立ち上がりでDフリップフロップ回路44はD端子に接続されたHighレベル値を出力端子に出力する。 Dフリップフロップ回路44の出力はDフリップフロップ回路45のD入力に接続されており、メインカウンタ2の値が2のときにHighレベルを出力する2カウントコンパレータ41の立ち上がりでその値を取り込んで出力する。 したがって、メインカウンタ2の値が2になったときに新たな再生データが入力されていなければDフリップフロップ回路45の出力はLowレベルになり、新たな再生データが入力されていれば出力はHighレベルになる。

    【0105】Dフリップフロップ回路45の出力はAN
    D回路46の一方の入力端子に接続されており、Dフリップフロップ回路45の出力がHighレベルの時にA
    ND回路46のもう一方の入力信号のレベルを出力するマスク回路を構成する。 AND回路46のもう一方の入力は1カウントコンパレータ42の出力であるが、1カウントコンパレータ42は、メインカウンタ2の値が1
    の時に出力がHighレベルになって、AND回路46
    を介してアキュムレータ7のラッチ回路9の取り込み信号になる。 したがって、アキュムレータ7の取り込みはメインカウンタが2になるまでに再生データが入力された場合において、メインカウンタ2の値が1になった瞬間に行われる。

    【0106】ここで、AND回路47の出力は同時にD
    フリップフロップ回路44のリセット端子に接続されている。 したがって、アキュムレータ7の取り込み信号が生成されると同時にDフリップフロップ回路44はリセットされ、新たな再生データが入力されるのを待つ状態になる。

    【0107】一方、メインカウンタ2の値が2〜0の時に再生データが入力されたとすると、Dフリップフロップ回路44の出力がHighになる前にDフリップフロップ回路45はD端子の値を取り込んで出力する。 したがって、この場合にDフリップフロップ回路45の出力はLowレベルとなる。 よって、AND回路46の出力は常にLowレベルとなり、メインカウンタ2の値が1
    になった時点でもアキュムレータラッチ信号は有効にならない。

    【0108】その後メインカウンタ2の値は0になって、カウンタロード信号が有効になりメインカウンタ2
    に新たな値がロードされる。 この時点においてもDフリップフロップ回路44のリセット信号は有効になっていないので、再生データを読み込んでいる状態はDフリップフロップ回路44に保持される。 その後、メインカウンタ2のダウンカウントが進みメインカウンタ2の値が再び2になった時点でDフリップフロップ回路44はH
    ighレベルになっているDフリップフリップ44の出力を取り込んで出力はHighとなる。 さらにメインカウンタ2のダウンカウントが進み値が1になるとこの時点でアキュムレータ7のラッチ信号が有効になる。

    【0109】以上の処理手順で述べたように、メインカウンタ2の値が2〜0のときに再生データが入力される場合には、その処理は次のダウンカウントフェーズ後に行われる。

    【0110】アキュムレータラッチタイミングと同様に、Dフリップフロップ回路45の出力はAND回路4
    7の一方の入力端子にも接続されており、Dフリップフロップ回路45の出力がHighレベルの時にAND回路47のもう一方の入力信号のレベルを出力するマスク回路を構成する。 AND回路47のもう一方の入力は0
    カウントコンパレータ43の出力であるが、0カウントンパレータ43はメインカウンタ2の値が0の時に出力がHighレベルになって、AND回路47を介して図1の波形成形器15に出力される。 波形成型器15はこれに同期して復調されたリードデータを出力する。 したがってメインカウンタ値が3以上の時に再生データが入力された場合には同一のカウントフェーズでカウンタの値が0のときに有効になり、メインカウンタ2の値が2
    〜0のときに再生データが入力される場合には、次のカウントフェーズでメインカウンタ2の値が0のときに有効になる。

    【0111】上記に説明した以外に0カウントコンパレータ43があるが、これはメインカウンタ2の値が0のときにHighレベルを出力して、メインカウンタ2に新しい値をロードするタイミング信号を作る。 また、1
    カウント遅延器48により0カウントコンパレータ43
    の出力から1カウント遅れた信号が出力される。 この信号はクロックのカウント周期に同期しておりこれが同期信号になる。 この信号は同時にカウントフェーズの切り替わりを示す信号にもなり、図1の不正データ検出リセット回路16、小数処理回路13に出力される。

    【0112】図5におけるカウンタ値先読み回路5B
    は、メインカウンタ2の値に対して3だけ減算した値を処理情報として出力する回路であるが、その減算を行うのが減算回路51である。 減算回路51は入力値が2以下の場合には出力は負の値になる。 カウンタの値が負になることの実際の意味は、次のカウンタのフェーズに移るということであり、負のときの先読み値を計算するために、カウンタのロード値を元にして生成する。 メインカウンタから3を減算した値とその減算回路51の符号によって先読みカウンタの値を減算回路51からの出力か、次フェーズカウント値算出回路55の出力かをセレクタ54によって切り替える。 なお、ラッチ回路52に取り込むタイミングは、図1の小数処理回路13と同時タイミングとして、小数処理で帰還量が変化する直前の値を取り込む。

    【0113】図6は、メインカウンタのカウント値を3
    カウント先読みする動作の説明のための摸式図である。
    すなわち、3カウント先読みすることによって、メインカウタ値が同期信号に対して3カウントずれている様子が示されている。

    【0114】メインカウンタ2の値が初期値から3までの値の時に再生データが入力された場合、位相情報の演算処理は同一のダウンカウントフェーズ内で、メインカウンタ2が1になった瞬間に行われる。 その処理結果は帰還値として基準値に加減算されて、メインカウンタ2
    の値が0になったときにメインカウンタ2にロードされる。 小数の処理は位相処理の演算処理が行われたカウントフェーズの次のカウントフェーズ以降でメインカウンタ2に新しい値がロードされて次のカウントで処理が行われ、その結果はメインカウンタ2の値が0になった時にメインカウンタ2にロードされる。

    【0115】メインカウンタ2の値が2から0までの値の時に再生データが入力された場合、位相情報の演算処理は次のダウンカウントフェーズ内で、メインカウンタ2が1になった瞬間に行われる。 その処理結果は帰還値として基準値に加減算されて、メインカウンタ2の値が0になったときにメインカウンタ2にロードされる。 小数の処理は位相処理の演算処理が行われたカウントフェーズの次のカウントフェーズ以降でメインカウンタ2に新しい値がロードされて次のカウントで処理が行われ、
    その結果はメインカウンタ2の値が0になった時にメインカウンタ2にロードされる。

    【0116】先読みカウンタのロード値からカウント0
    になるまでを同期信号の一つのフェーズとしてリードデータの位相を取り込むことにより、帰還量の演算処理は再生データの入力タイミングとは非同期に、次のフェーズの最初の部分で処理を行う。 これにより、位相情報を処理する遅延時間のために生じる再生データの誤った取り込みが防止できる。 また、再生データの位相情報として取り込まれる値は、ラッチされたメインカウンタ2の値ではなく、メインカウンタ2の値を3カウント先読みした値となる。 このカウント値先読回路の値を内部的な同期信号と考えることにより、タイミング生成回路5A
    で述べたメインカウンタ2の値が2〜0の時に再生データを入力した場合に、処理が次のカウントフェーズに先送りされることについても、タイミング生成回路5Aのブロックで生成されるタイミング上の矛盾は無く、不感帯で入力された再生データに関しても処理は正しく行われる。

    【0117】尚、図7は、本発明で不感帯に対する処理を施した時の復調データのタイミング図である。 図7と図11を比較すれば明らかなように、図7においては、
    k番目のデータは不感帯があっても処理されて再生データが検知され、所定のタイミングで同期復調データが現れている。

    【0118】以上説明したように、実際の使われかたに対応して書き継ぎ点などの不正タイミングに対する対応や、不感帯の回避や、小数処理による累積誤差の最小化などによって、安定した動作を実現することができる。

    【0119】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ復調器によれば、前述の従来技術による不正データに対する応答性改善とジッタ低減の改善に加えて、PLL回路での異常同期状態である、異常ロック状態を回避することができることにより、確実な同期状態を補償することができる。

    【0120】さらに、読み出し許可信号での初期化を行い、且つ初期位相合わせを行うことにより、不正なデータ入力による演算結果のための同期時間が長くなることを防止することができる。 また、本発明の構成のPLL
    回路において、異種転送レートでの再生データの動作も可能となりかなり使い勝手がよくなる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態におけるデータ復調器の構成を示すブロック図

    【図2】図1のデータ復調器における不正データ検出リセット回路の詳細ブロック図

    【図3】図1のデータ復調器における小数処理回路の詳細ブロック図

    【図4】(a)は少数の累積誤差処理を行わない場合のタイミング図 (b)は少数の累積誤差処理を行う場合のタイミング図

    【図5】図1データ復調器における不感帯回避回路の詳細ブロック図

    【図6】メインカウンタのカウント値を3カウント先読みする動作の説明のための摸式図

    【図7】本発明で不感帯に対する処理を施した時の復調データのタイミング図

    【図8】特開平8―36386公報に報告された従来技術のデータ復調器のブロック図

    【図9】メインカウンタにロードされるカウント開始値と位相と帰還量との関係を示す摸式図

    【図10】書き継ぎの不連続点において、不正データ間隔を検出できる場合と検出できない場合の同期信号の比較を示す摸式図

    【図11】従来技術で不感帯に対する対応ができていない場合の復調データのタイミング図

    【図12】フレキシブル磁気装置における再生データの基準パルス間隔と、同期信号の周期を1usにしたときの同期信号のフェーズの関係を示すタイミング図

    【図13】再生データと同期信号の変化の関係を示すタイミング図

    【図14】特開平9―321615公報に報告された従来技術のデータ復調器のブロック図

    【図15】同期状態を、入力データ周波数VSとPLL
    内部同期周波数との関係で示すグラフ

    【図16】図1に示すデータ復調器の初期位相合せ回路に入力される読み出し許可信号のタイミング図

    【符号の説明】

    1 加減算器 2 メインカウンタ 3 位相比較器 4 位相ラッチ回路 5 不感帯回避回路 5A タイミング生成回路 5B カウント値先読み回路 6 加減算器 7 アキュムレータ 8 加減算器 9 ラッチ回路 10 乗算器 11 加減算器 12 除算器 13 小数処理回路 14 加減算器 15 波形整形器 16 不正データ検出リセット回路 17 周波数リミッタ 18 初期位相合せ回路 19 転送レート切替え回路 21 パルス数カウンタ 22 パルス間隔カウンタ 23 Tnフェーズ検出回路 24 不正間隔検出回路 31 T2桁上計算回路 32 T3桁上計算回路 33 T4桁上計算回路 34 セレクタ 35 カウンタ 41 2カウントコンパレータ 42 1カウントコンパレータ 43 0カウントコンパレータ 44、45 Dフリップフロップ回路 46、47 AND回路 48 1カウント遅延器 51 減算回路 52 ラッチ回路 53 コンパレータ 54 セレクタ 55 次フェーズカウント値算出回路

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 GK10 GM12 GM14 GM15 5J106 AA05 BB09 CC21 DD13 DD17 DD42 DD44 FF02 GG13 HH09 KK03 KK25 KK30

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