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Pll frequency synthesizer, integrated circuit and communication apparatus using the same

阅读:631发布:2024-02-18

专利汇可以提供Pll frequency synthesizer, integrated circuit and communication apparatus using the same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To achieve miniaturization of a PLL frequency synthesizer.
SOLUTION: A PLL frequency synthesizer of the present invention comprises a voltage controlled oscillator, a frequency divider, a phase comparator, and a low-pass filter. In such a PLL frequency synthesizer, a lock detector is further provided, a reference voltage selector circuit outputs a lock detecting signal, a control voltage, a reference voltage, and a switching signal, and the voltage controlled oscillator determines upper and lower limit values of a variable range of an outputted oscillation frequency, and a central frequency that is a central value of the oscillation frequency variable range, based on the reference voltage, the switching signal and the control voltage from the low-pass filter. Thus, a wide variable range and a narrow variable range of the oscillation frequency are switched by sharing the same circuit, and since the central frequency of the oscillation frequency variable range is changed by voltage control, an installation area is reduced in comparison with a case where a plurality of circuits of the same type are configured.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Pll frequency synthesizer, integrated circuit and communication apparatus using the same专利的具体信息内容。

  • 制御電圧により発振周波数が変化する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器からの出力信号を外部制御信号に基づいて任意の分周比に分周する分周器と、基準周波数を有する基準信号と前記分周器からの出力信号との位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器からの出力信号を平滑化し前記電圧制御発振器へ前記制御電圧を出力するローパスフィルタとを備えるPLL周波数シンセサイザにおいて、
    ロック検出器と、基準電圧選択回路とをさらに備え、
    前記ロック検出器は、前記位相比較器の比較結果より前記PLL周波数シンセサイザがロックしていることを検出してロック信号を出力し、
    前記基準電圧選択回路は、前記ロック検出器から出力された前記ロック信号ならびに前記ローパスフィルタより出力された前記制御電圧をもとに、前記電圧制御発振器の、印加される前記制御電圧に従った発振周波数で発振する発振回路の接続状態を切り替える切替信号、ならびに、前記発振周波数の可変基準点を決めるために前記発振回路の所定点に印加される基準電圧を生成して、前記電圧制御発振器へ出力し、
    前記電圧制御発振器は、前記基準電圧選択回路からの前記基準電圧と前記切替信号とをもとに前記発振回路の発振周波数可変範囲を決定することを特徴とするPLL周波数シンセサイザ。
  • 前記ロック検出器は、前記PLL周波数シンセサイザがアンロックしていることを検出するとアンロック信号を出力し、
    前記基準電圧選択回路は、初期状態において、前記アンロック信号をもとに、前記基準電圧として初期基準電圧を出力するとともに前記切替信号として初期切替信号を出力し、前記電圧制御発振器は前記初期基準電圧ならびに前記初期切替信号をもとに、前記発振周波数可変範囲を最大の可変範囲である初期発振周波数可変範囲とすることを特徴とする請求項1記載のPLL周波数シンセサイザ。
  • 前記基準電圧選択回路は、さらに、前記ロック検出器から前記ロック信号が入力された場合、前記発振周波数可変範囲を、前記初期発振周波数可変範囲よりも狭い可変範囲であるロック時周波数可変範囲にするための前記基準電圧ならびに前記切替信号を出力することを特徴とする請求項2記載のPLL周波数シンセサイザ。
  • 前記初期発振周波数可変範囲は、前記ロック時周波数可変範囲のそれぞれがとり得る周波数範囲の全てを含むことを特徴とする請求項3記載のPLL周波数シンセサイザ。
  • 前記基準電圧選択回路は、前記初期基準電圧を出力している状態でないときに前記ロック検出器から前記アンロック信号が出力されると、前記初期基準電圧および前記初期切替信号を出力し、前記電圧制御発振器は前記初期基準電圧ならびに前記初期切替信号をもとに、前記発振周波数可変範囲を前記初期発振周波数可変範囲とすることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載のPLL周波数シンセサイザ。
  • 請求項1〜5のいずれか1項に記載のPLL周波数シンセサイザを含むことを特徴とする集積回路。
  • 請求項6に記載の集積回路を用いたことを特徴とする通信装置。
  • 说明书全文

    本発明は、電圧制御発振器を制御する構成のPLL周波数シンセサイザおよびこれを用いた集積回路ならびに通信装置に関するものである。

    従来から、セルラー移動無線電話機、コードレス電話機、無線データ端末などの無線通信機や、衛星放送用チューナー、ケーブルテレビ用チューナーなどのチューナーには、局部発振源としてPLL(phase locked loop)周波数シンセサイザが広く使われている。 PLL周波数シンセサイザは正確な周波数を発振し、周波数が等間隔ずつ異なった複数の周波数の信号を生成する回路である。

    図5は、一般的なPLL周波数シンセサイザを示すもので、特許文献1の図1を引用するものである。

    PLL周波数シンセサイザを構成する一般的な構成要素として、図5に示すように、基準信号を出する基準信号発振器11、当該基準信号と分周器15からの出力信号との位相を比較する位相比較器12、位相比較器12からの出力信号を平滑化し電圧制御発振器14へ制御電圧を出力するループフィルタ(ローパスフィルタ)13、入力された電圧により発振周波数が変化する電圧制御発振器14、電圧制御発振器14からの出力信号を外部制御信号に基づいて任意の分周比に分周する分周器15、PLL周波数シンセサイザがロック状態にあるか否かを、位相比較機12の位相が揃っているか否かで判断するロック検出回路16、電圧制御発振器14に出力する変換利得の切替信号17、分周比データを設定するCPU18などがある。

    また、位相比較器12には、ループフィルタ13を通して入力信号との位相差を電圧の形で出力するための図示しないチャージポンプ回路などが含まれる。

    図6は、一般的なPLL周波数シンセサイザの電圧制御発振器の発振回路を示すもので、特許文献2の図18を引用するものである。

    電圧制御発振器の発振回路は、図6に示すように、主にインダクタLa・Lbと可変容量素子VCa1〜VCa3・VCb1〜VCb3とから構成される共振回路により発振周波数が決まる。 可変容量素子の容量値を変更することにより、共振回路の発振周波数を変えることができる。

    電圧制御発振器は発振周波数を決定する重要な回路であるが、その位相雑音がPLL周波数シンセサイザの精度を大きく左右し、さらに送受信システムの変調精度に影響する。 位相雑音は電圧制御発振器の感度が低いほうが良い値を示す。 これは、電圧制御発振器の感度が高いと制御電圧ラインに入り込む外乱により位相雑音が増大するためである。 なお、電圧制御発振器の感度とは、制御電圧の変化に対する発振周波数の変化割合のことである。

    広い周波数可変範囲の電圧制御発振器が必要な場合、容量変化の大きい可変容量素子を使用すればよい。 または、複数の可変容量素子を並列接続して使用すればよい。 しかし、周波数可変範囲が広がれば、電圧制御発振器の感度も高くなり、位相雑音特性の劣化の一因となる。

    位相雑音を軽減するため、狭い周波数可変範囲の電圧制御発振器を複数個つくり、所望の周波数可変範囲を低い位相雑音で網羅にする手法が知られている(例えば、特許文献2)。

    特開平9−326693号公報(1997年12月16日公開)

    特開2003−110425号公報(2003年4月11日公開)

    特開2003−198364号公報(2003年7月11日公開)

    しかしながら、上記従来の構成では、必要周波数可変範囲に応じて電圧制御発振器が複数個必要なため、回路上で電圧制御発振器の占める面積が増大するという問題が生じる。
    具体的には、所望の周波数可変範囲を満たし、かつ、実用上の位相雑音内である電圧制御発振器を複数個用意して必要な周波数可変範囲を満たす必要がある。 このため、位相雑音特性の良い周波数可変範囲の狭い電圧制御発振器を用いる場合、所望の周波数可変範囲を満たすために多数の電圧制御発振器が必要になってしまう。
    本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、位相雑音を抑制しつつ電圧制御発振器の回路規模を小さくすることができるPLL周波数シンセサイザ、およびこれを含む集積回路ならびに通信装置を実現することにある。

    本発明のPLL周波数シンセサイザは、制御電圧により発振周波数が変化する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器からの出力信号を外部制御信号に基づいて任意の分周比に分周する分周器と、基準周波数を有する基準信号と前記分周器からの出力信号との位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器からの出力信号を平滑化し前記電圧制御発振器へ前記制御電圧を出力するローパスフィルタとを備えるPLL周波数シンセサイザにおいて、ロック検出器と、基準電圧選択回路とをさらに備え、前記ロック検出器は、前記位相比較器の比較結果より前記PLL周波数シンセサイザがロックしていることを検出してロック信号を出力し、前記基準電圧選択回路は、前記ロック検出器から出力された前記ロック信号ならびに前記ローパスフィルタより出力された前記制御電圧をもとに、前記電圧制御発振器の、印加される前記制御電圧に従った発振周波数で発振する発振回路の接続状態を切り替える切替信号、ならびに、前記発振周波数の可変基準点を決めるために前記発振回路の所定点に印加される基準電圧を生成して、前記電圧制御発振器へ出力し、前記電圧制御発振器は、前記基準電圧選択回路からの前記基準電圧と前記切替信号とをもとに前記発振回路の発振周波数可変範囲を決定することを特徴としている。

    上記の構成によれば、発振周波数の広い可変範囲と、狭い可変範囲とを切替信号および基準電圧をもとに切り替えることで、単一の電圧制御発振器を用いて、広い発振周波数可変範囲ではロックに要する時間を短縮し、狭い発振周波数可変範囲では位相雑音の少ない発振を実現することができる。 単一の電圧制御発振器によって上記の特性を持たせることが出来るため、位相雑音を抑制しつつ、同種の回路を複数構成する場合にくらべて設置面積が少ないPLL周波数シンセサイザを実現できるという効果を奏する。

    また、本発明のPLL周波数シンセサイザでは、前記ロック検出器は、前記PLL周波数シンセサイザがアンロックしていることを検出するとアンロック信号を出力し、、前記基準電圧選択回路は、電圧制御発振器が発振を始める初期状態において、前記アンロック信号をもとに、前記基準電圧として初期基準電圧を出力するとともに前記切替信号として初期切替信号を出力し、前記電圧制御発振器は前記初期基準電圧ならびに前記初期切替信号をもとに、前記発振周波数可変範囲を最大の可変範囲である初期発振周波数可変範囲とすることが好ましい。

    上記の構成によれば、上記発振周波数可変範囲が最大であることにより広い可変範囲で発振を行うことができ、狭い可変範囲で発振を行うよりもロックまでに要する時間を短縮することができるというさらなる効果を奏する。

    また、本発明のPLL周波数シンセサイザでは、前記基準電圧選択回路は、さらに、前記ロック検出器から前記ロック信号が入力された場合、前記発振周波数可変範囲を、前記初期発振周波数可変範囲よりも狭い可変範囲であるロック時周波数可変範囲にするための前記基準電圧ならびに前記切替信号を出力することが好ましい。
    上記の構成によれば、ロックしている状態の検出に基づき、目的とする周波数を含むより狭い周波数の可変範囲を持つ回路接続状態に切り替えることにより、位相雑音の少ない発振を行うことができるというさらなる効果を奏する。

    また、本発明のPLL周波数シンセサイザでは、前記初期発振周波数可変範囲は、前記ロック時周波数可変範囲のそれぞれがとり得る周波数範囲の全てを含むことが好ましい。
    上記の構成によれば、初期発振周波数可変範囲が、各ロック時周波数可変範囲の全てを含むため、ロック時周波数可変範囲内の目的とする周波数の全てを確実に得ることができるというさらなる効果を奏する。

    また、本発明のPLL周波数シンセサイザでは、前記基準電圧選択回路は、前記初期基準電圧を出力している状態でないときに前記ロック検出器から前記アンロック信号が出力されると、前記初期基準電圧および前記初期切替信号を出力し、前記電圧制御発振器は前記初期基準電圧ならびに前記初期切替信号をもとに、前記発振周波数可変範囲を前記初期発振周波数可変範囲とすることが好ましい。

    上記の構成によれば、分周比が代わったことにより目的とする周波数が変化した場合、目的とする周波数を含む別の狭い周波数可変範囲に変更することができるというさらなる効果を奏する。

    また、上記PLL周波数シンセサイザを集積回路で構成することにより、集積回路の小型化が実現できる。 また、上記集積回路を用いて通信装置を構成することにより、通信装置の小型化が実現できる。

    本発明のPLL周波数シンセサイザは、ロック検出器と、基準電圧選択回路とをさらに備えるため、発振周波数の広い可変範囲と、狭い可変範囲とを切替信号および基準電圧をもとに切り替えることで、単一の電圧制御発振器を用いて、広い発振周波数可変範囲ではロックに要する時間を短縮し、狭い発振周波数可変範囲では位相雑音の少ない発振を実現することができる。 単一の電圧制御発振器によって上記の特性を持たせることが出来るため、同種の回路を複数構成する場合にくらべて設置面積が少ないPLL周波数シンセサイザを実現できる。

    本発明の一実施形態について図1〜図4に基づいて説明すると以下の通りである。
    図1は、本発明の実施形態を示すものであり、本発明のPLL周波数シンセサイザの要部構成を示すブロック図である。

    本発明のPLL周波数シンセサイザ10は、図1に示すように、基準信号発振器11、位相比較器12、ローパスフィルタ13、電圧制御発振器14、分周器15、ロック検出器16、CPU18、および基準電圧選択回路19を含んでいる。

    基準信号発振器11は、位相比較器12に対して基準周波数を有する基準信号23を出力するものである。

    位相比較器12は、基準信号22と分周器15から出力された信号との位相を比較して位相差を検出し、ローパスフィルタ13に電圧として出力するものである。
    ローパスフィルタ13は、位相比較器12からのリプルを含んだ直流信号を平均化し交流成分の少ないきれいな直流信号に変換するためのものである。 また、電圧制御発振器11、位相比較器12、ローパスフィルタ13、および分周器15は、PLLのループ制御を安定に行うための伝達特性を決定するためのものである。
    電圧制御発振器14は、制御電圧21よって発振周波数が制御できる可変周波数発振器である。

    分周器15は、電圧制御発振器14からの出力信号を外部制御信号24に基づいて任意の分周比に分周するためのものである。

    ロック検出器16は、位相比較器12の比較結果に基づきPLL周波数シンセサイザ10がロックしている状態にあるかアンロックしている状態にあるかを検出し、ロック信号およびアンロック信号を含むロック検出信号22を出力するためのものである。 ロックしている状態にあればロック検出信号22はロック信号となり、アンロックしている状態にあればロック検出信号はアンロック信号となる。

    CPU18は、分周器15に外部制御信号24を与えて分周比を決定するためのものである。

    基準電圧選択回路19は、ローパスフィルタ13からの制御電圧21およびロック検出回路16からのロック検出信号22に基づき、切替信号17ならびに基準電圧20を出力するためのものである。

    次に、本実施形態におけるPLL周波数シンセサイザ10の動作について説明する。

    基準信号発振器11によって生成された基準信号23は、位相比較器12に入力される。 位相比較器12は、分周器15から入力された信号と、基準信号23との位相差を比較してローパスフィルタ13に位相差信号を出力する。 ローパスフィルタ23は、位相比較器12から出力された信号を平滑化し、制御電圧21として電圧制御発振器14に出力する。

    電圧制御発振器14は、入力された制御電圧21を基に発振を行い、分周器15および出力端子に出力する。 分周器15は、CPU18によって出力された外部制御信号24に基づいて分周比を決定する。 分周器15は、電圧制御発振器14からの出力に対して任意の分周比で分周を行い、位相比較器12にフィードバックする。

    以上のループによって基準信号23に同期した発振周波数の新たな信号の生成を行う。
    上記の流れにおいて、ロック検出器16は、位相比較器12の比較結果の推移を計測し、発振周波数のロック状態を検出し、基準電圧選択回路19にロック検出信号22を出力する。 基準電圧選択回路19は、制御電圧21およびロック検出信号22を受け取り、ロック状態およびロック状態の検出タイミングと、制御電圧21とに基づいて切替信号17および基準電圧20を出力する。 ここで、ロック状態には、ロックしている状態と、アンロックしている状態との2つがあるとしている。

    次に、本実施形態における基準電圧選択回路19が出力する切替信号17および基準電圧20と、制御電圧21との関係について、図2〜図3に基づいて説明する。
    図2は、本発明の実施形態を示すものであり、本発明の電圧制御発振器14の各基準電圧20における制御電圧21と発振周波数fとの関係を示すグラフである。
    グラフ26は、電圧制御発振器14の制御電圧21と発振周波数fとの関係を示すグラフである。

    曲線27は、切替信号17ならびに基準電圧20の値V selによって決定される広い範囲の初期発振周波数可変範囲fb0を示すものである。

    曲線28は、ロックしている状態が検出されたときに使用される狭いロック時発振周波数可変範囲fb1を示すものである。

    曲線29は、ロックしている状態が検出されたときに使用される狭いロック時発振周波数可変範囲fb2を示すものである。

    曲線27は、全ての曲線の中で、周波数可変範囲が最大である。 また、ロック時発振周波数可変範囲fb1はロック時発振周波数可変範囲fb2よりも高い中心周波数を有する範囲となっている。 ロック時発振周波数可変範囲fb1は、ある程度、ロック時発振周波数可変範囲fb2と重なっているのが好ましい。

    図3は、本発明の実施形態を示すものであり、本発明の電圧制御発振器14の要部構成である発振回路30を示す回路図である。

    発振回路30は、受動部31と能動部32とを含んでいる。

    受動部31は、インダクタL1・L2、可変容量素子Cv11・Cv12・Cv21・Cv22・Cv31・Cv32、スイッチSW 、制御電圧入力端子33、切替信号入力端子34、および基準電圧入力端子35を含んでいる。

    インダクタL1は、電源Vccと、受動部31の能動部32への一方の接続点dとの間に接続されている。

    インダクタL2は、電源Vccと受動部31の能動部への他方の接続点eとの間に接続されている。

    可変容量素子Cv11の一端はインダクタL1の接続点d側の一端に接続されている。

    可変容量素子Cv12の一端はインダクタL2の接続点e側の一端に接続されている。

    可変容量素子Cv11の他端と可変容量素子Cv12の他端とは互いに接続されており、この点を接続点aとする。 なお、可変容量素子Cv11・Cv12はここでは可変容量ダイオードであり、それぞれ接続点a側がカソードとなっている。

    可変容量素子Cv21の一端はインダクタL1の接続点d側の一端に接続されている。

    可変容量素子Cv22の一端はインダクタL2の接続点e側の一端に接続されている。

    可変容量素子Cv21の他端と可変容量素子Cv22の他端とは互いに接続されており、この点を接続点bとする。 なお、可変容量素子Cv21・Cv22はここでは可変容量ダイオードであり、それぞれ接続点b側がカソードとなっている。

    可変容量素子Cv31の一端はインダクタL1の接続点d側の一端に接続されている。

    可変容量素子Cv32の一端はインダクタL2の接続点e側の一端に接続されている。

    可変容量素子Cv31の他端と可変容量素子Cv32の他端とは互いに接続されており、この点を接続点cとする。 なお、可変容量素子Cv31・Cv32はここでは可変容量ダイオードであり、それぞれ接続点c側がカソードとなっている。

    可変容量素子Cv11と可変容量素子Cv12との接続点aと、可変容量素子Cv21と可変容量素子Cv22との接続点bとは、スイッチSW1を介して接続されている。

    制御電圧入力端子33は、接続点aとスイッチSW1との間に接続され、制御電圧V conが入力される。

    切替信号入力端子34は、スイッチSW1のON/OFFの切り替えを制御するための端子であり、切替信号17が入力される。 このスイッチSW のON/OFFの切り替えにより、発振回路30の接続状態が切り替わる。

    基準電圧入力端子35は、可変容量素子Cv31と可変容量素子Cv32との接続点cに接続され、基準電圧20が入力される。

    能動部32は、固定容量素子C11・C12・C21・C22、抵抗RB1・RB2、トランジスタQ1・Q2、および直流電流源I1を含んでいる。 能動部32は、負性抵抗回路として受動部31に電力を供給して発振を持続させる役割を果たす。

    トランジスタQ1・Q2はNPN型である。
    固定容量素子C11は、トランジスタQ1のベースと、トランジスタQ2のコレクタならびに受動部31への接続点eとの間に接続されている。

    固定容量素子C12は、トランジスタQ2のベースと、トランジスタQ1のコレクタならびに受動部31への接続点dとの間に接続されている。

    固定容量素子C21は、トランジスタQ1のベースとGNDとの間に接続されている。

    固定容量素子C22は、トランジスタQ2のベースとGNDとの間に接続されている。

    抵抗RB1は、電源VoとトランジスタQ1のベースとの間に接続されている。

    抵抗RB2は、電源VoとトランジスタQ2のベースとの間に接続されている。

    直流電流源I1は、トランジスタQ1のエミッタならびにトランジスタQ2のエミッタと、GNDとの間に接続されている。

    電圧制御発振器14は、図2に示すように、PLL周波数シンセサイザ10の初期状態では、広い発振周波数可変範囲fb0を持つ回路を構成している。 基準電圧選択回路19は切替信号17としてスイッチSW をONにするように指示する信号S1を出力し、基準電圧20として初期基準電圧V sel0を基準電圧V selとして出力することで、広い発振周波数可変範囲fb0を持つ共振回路を構成するよう指示を出している。

    初期状態において、電圧制御発振器14に与えられる値は、V sel =V sel0 、SW =ON、V con =V con0である。

    図3に示すように、切替信号入力端子34には、PLL周波数シンセサイザ10の初期状態において、スイッチSW をONにする切替信号17が入力されている。 基準電圧入力端子35には、初期状態において、初期基準電圧V sel0が入力されている。 これらの入力によって、受動部31には、図2の曲線27に示される発振周波数/制御電圧特性および広い発振周波数可変範囲fb0を持つ共振回路が形成される。 初期基準電圧V sel0は発振周波数可変範囲fb0における発振周波数の可変基準点を決める電圧であり、さらに制御電圧21の値V conが変化することで、発振周波数が発振周波数可変範囲fb0を動く。

    発振周波数f1において、ロック検出器16によってロックしている状態が検出されたとき、基準電圧選択回路19は、発振回路30の共振回路を、電圧制御発振器14に上記ロック時の発振周波数f1を含む狭い発振周波数可変範囲fb1を持つ回路構成に切り替える指示をあたえる。 すなわち、切替信号入力端子34には、スイッチSW1をOFFにする切替信号が入力されるとともに、基準電圧入力端子35に周波数可変範囲をロック時発振周波数可変範囲fb1とする基準電圧20である値V sel1が入力される。

    fb1は、発振周波数f1を可変範囲内に持つ初期発振周波数可変範囲よりも狭く、雑音特性が優れた発振周波数可変範囲である。 基準電圧20の値V sel1は発振周波数可変範囲fb1における発振周波数の可変基準点を決める電圧であり、さらに制御電圧21の値V conが変化することで、発振周波数が発振周波数可変範囲fb1を動く。

    このとき、発振周波数/制御電圧特性は、曲線28になる。 回路構成および基準電圧20が変更されたことにより、発振周波数可変範囲fbは広い発振周波数可変範囲fb0から狭い発振周波数可変範囲fb1に変更される。 これにより、発振周波数f1に対応する制御電圧21の収束値はV con1からV´ con1へと変化する。 このとき、ロック状態は維持されたままである。

    スイッチSW をOFFにすることで回路構成が変更され、基準電圧20が変更されたことにより、発振周波数可変範囲fbは広い発振周波数可変範囲fb0から狭い発振周波数可変範囲fb1に変更される。 これにより、狭い発振周波数可変範囲をもつPLL周波数シンセサイザによる雑音特性の良好な共振回路が実現できる。

    次に、外部制御信号24によって分周器15の分周比が変更されたときロックが外れると、ロック検出器16によってPLL周波数シンセサイザ10がアンロックしている状態が検出され、アンロック信号が出力される。 これにより、基準電圧選択回路19は、発振回路30の共振回路を、電圧制御発振器14に広い発振周波数可変範囲fb0を持つ回路構成に切り替える指示を与える。 すなわち、切替信号入力端子34には、スイッチSW1をOFFからONにする切替信号17が入力されるとともに、基準電圧入力端子35には、基準電圧20として初期の値V sel0が入力される。 発振周波数/制御電圧特性は、曲線27にもどる。

    スイッチSW1をONにすることで回路構成が変更され、基準電圧20が変更されたことにより、発振周波数可変範囲fbは狭い発振周波数可変範囲fb1から広い発振周波数可変範囲fb0に戻される。 これにより、異なる周波数へのロックが可能になる。 このとき、広い発振周波数可変範囲をもつPLL周波数シンセサイザによるロック時間性能の良好な共振回路が再び構成される。

    その後、ロック検出器16によって、再び、周波数f2でロックしている状態が検出された場合、切替信号17はスイッチをONからOFFに切替する内容に変更され、基準電圧20は初期値V sel0からV sel2に変更される。 切替信号入力端子34には、スイッチSW をONからOFFにする切替信号17が入力される。 同様に、基準電圧入力端子35には、基準電圧20として所定の値V sel2が入力される。 基準電圧20の値V sel2は発振周波数可変範囲fb2における発振周波数の可変基準点を決める電圧であり、さらに制御電圧21の値V conが変化することで、発振周波数が発振周波数可変範囲fb2を動く。

    このときの発振周波数/制御電圧特性は、曲線29になる。 回路構成および基準電圧20が変更されたことにより、発振周波数可変範囲fbは広い発振周波数可変範囲fb0から狭い発振周波数可変範囲fb2に変更される。 これにより、発振周波数f2に対応する制御電圧21の収束値はV con2からV´ con2へと変化する。 このとき、ロックしている状態は維持されたままである。

    スイッチSW をOFFにすることで回路構成が変更され、基準電圧20が変更されたことにより、発振周波数可変範囲fbは広い発振周波数可変範囲fb0から狭い発振周波数可変範囲fb2変更される。 これにより、狭い発振周波数可変範囲をもつPLL周波数シンセサイザによる雑音特性の良好な共振回路が実現できる。

    fb2は、発振周波数f2を可変範囲の上限および下限内に持つ初期の発振周波数可変範囲よりも狭く、雑音特性が優れた、fb1とは別の発振周波数可変範囲を持つ発振周波数可変範囲である。

    以上のように、ロック状態とアンロック状態との検出および出力している基準電圧に基づき、切替信号17および基準電圧20を変更することにより、最初に最大の周波数可変範囲の共振回路を構成してロックさせ、続いてロック周波数を含む、より狭い周波数可変範囲の共振回路を構成して発振を継続させることにより、位相雑音の小さい発振を行わせることができる。 最初に最大の周波数可変範囲の共振回路を用いたので、目的の周波数にロックするまでの時間は短くて済む。 単一の電圧制御発振器を用いて上記の特性を持たせることが出来るため、集積回路上の小さい面積で良好な位相雑音特性のPLL周波数シンセサイザを得ることができる。

    図4は、本発明の実施形態を示すものであり、本発明のPLL周波数シンセサイザ10を用いた通信装置の要部構成を示すブロック図である。

    通信装置40は、スイッチ42、受信アンプ43、ミキサ44、バンドパスフィルタ45、復調器46、電圧制御発振器47、PLL回路48、ミキサ49、バンドパスフィルタ50、変調器51、パワーアンプ52を含んでいる。

    受信アンプ43、ミキサ44、バンドパスフィルタ45、復調器46、電圧制御発振器47、PLL回路48、ミキサ49、バンドパスフィルタ50、変調器51は、一般的に、集積回路41として1つの半導体チップ上に形成される。

    スイッチ42は、アンテナと受信アンプ43ならびにパワーアンプ52との間に接続されている。

    低雑音アンプ(LNA)43、ミキサ44、バンドパスフィルタ(BPF)45、および復調器46は、この順でスイッチ42の後段に配置されて信号処理を行い、受信部を構成している。

    パワーアンプ(PA)43、ミキサ49、バンドパスフィルタ50、および変調器51は、この順でスイッチ42の後段に配置されて信号処理を行い、送信部を構成している。
    PLL回路48は電圧制御発振器47に接続され、ミキサ44およびミキサ49に信号を出力する。

    次に、通信装置40の動作について説明する。

    受信時には、アンテナから入力される信号は低雑音アンプ43で増幅され、ミキサ44でダウンコンバートされた後、バンドパスフィルタ45で不要な周波数がカットされて復調器46に送られる。

    送信時は、変調器51によって変調された送信信号はバンドパスフィルタ50で不要な周波数がカットされた後、ミキサ49でアップコンバートされ、パワーアンプ52で増幅された後、アンテナより出力される。

    電圧制御発振器47は、ミキサ44およびミキサ49のローカル信号を出力している。 電圧制御発振器47から出力されるローカル信号の位相雑音が低ければ、高周波送受信器の送受信特性は向上する。

    上記通信装置の集積回路に本発明のPLL周波数シンセサイザを用いることによって、単一の電圧制御発振器によって広い発振周波数可変範囲ではロックに要する時間を短縮し、狭い発振周波数可変範囲では位相雑音の少ない発振を実現することができる。 単一の電圧制御発振器によって上記の特性を持たせることが出来るため、集積回路上の小さい面積で良好な位相雑音特性のPLL周波数シンセサイザを構成でき、該集積回路および該通信装置の小型化を実現することができる。

    本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。 すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

    本発明のPLL周波数シンセサイザは、発振周波数の広い可変範囲と、狭い可変範囲を同じ回路を共用して切り替えることができ、発振周波数の可変範囲の中心周波数を電圧制御によって変更することで、同種の回路を複数構成する場合にくらべて設置面積が少なくて済むため、携帯電話などの通信装置や、チューナーに用いる集積回路といったの用途に好適に適用できる。

    本発明の実施形態を示すものであり、本発明のPLL周波数シンセサイザの要部構成を示すブロック図である。

    本発明の実施形態を示すものであり、本発明の電圧制御発振器の各基準電圧における制御電圧と発振周波数の関係を示すグラフである。

    本発明の実施形態を示すものであり、本発明の電圧制御発振器の要部構成を示す回路図である。

    本発明の実施形態を示すものであり、本発明のPLL周波数シンセサイザを用いた通信装置の要部構成を示すブロック図である。

    従来技術を示すものであり、PLL周波数シンセサイザの要部構成を示すブロック図である。

    従来技術を示すものであり、電圧制御発振器の要部構成を示す回路図である。

    符号の説明

    10 PLL周波数シンセサイザ(PLL周波数シンセサイザ)
    11 基準信号発振器 12 位相比較器(位相比較器)
    13 ローパスフィルタ(ローパスフィルタ)
    14 電圧制御発振器(電圧制御発振器)
    15 分周器(分周器)
    16 ロック検出器(ロック検出器)
    17 切替信号(切替信号)
    18 CPU
    19 基準電圧選択回路(基準電圧選択回路)
    20 基準電圧(基準電圧)
    21 制御電圧(制御電圧)
    22 ロック検出信号(ロック検出信号)
    23 基準信号(基準信号)
    24 外部制御信号(外部制御信号)
    26 制御電圧/発振周波数可変範囲対応グラフ 27 初期発振周波数可変範囲を示す曲線 28 ロック時発振周波数可変範囲1を示す曲線 29 ロック時発振周波数可変範囲2を示す曲線 30 発振回路(電圧制御発振器)
    31 受動部 32 能動部 33 制御電圧入力端子 34 切替信号入力端子 35 基準電圧入力端子 40 通信装置(通信装置)
    41 集積回路(集積回路)
    42 スイッチ 43 低雑音アンプ 44 ミキサ 45 バンドパスフィルタ 46 復調器 47 電圧制御発振器 48 PLL回路 49 ミキサ 50 バンドパスフィルタ 51 変調器 52 パワーアンプ

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