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Synthetic signal generating device, ic chip, gps receiver, and portable telephone

阅读:476发布:2024-02-17

专利汇可以提供Synthetic signal generating device, ic chip, gps receiver, and portable telephone专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a synthetic signal generating device, or the like that prevents a reception signal from being affected by interference waves for obtaining high sensitivity without using any filters, such as an SAW filter, when transmitting/receiving a communication signal and receiving a positioning signal simultaneously.
SOLUTION: The synthetic signal generating device comprises a frequency divider 12a, or the like for dividing the frequency of a synthetic signal outputted from an oscillator 11; a reference oscillator 9 for outputting a reference signal; a phase comparator 13 for outputting phase difference data for indicating the phase difference between the synthetic signal divided by the frequency divider 12a, or the like and the reference signal; a filter 14, or the like for outputting the phase difference data outputted from the phase comparator 13 as the control voltage of the oscillator 11; and a synthetic signal frequency change means for changing the frequency of the synthetic signal, when the frequency of synthetic waves between fundamental waves or harmonics for composing a communication signal that becomes the interference wave of the reception signal, and fundamental waves or harmonics for composing the synthetic signal becomes nearly the same as the frequency of an intermediate frequency signal.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Synthetic signal generating device, ic chip, gps receiver, and portable telephone专利的具体信息内容。

  • 受信信号と合成用信号との合成波を中間周波数信号として出力する周波数変換装置に対して、前記合成用信号を出力する発振器と、
    前記発振器から出力された前記合成用信号の周波数を分周する分周器と、
    基準信号を出力する基準発振器と、
    前記分周器で分周された前記合成用信号と前記基準信号との位相差を示す位相差データを出力する位相比較器と、
    前記位相比較器から出力される位相差データを前記発振器の制御電圧として出力するフィルタと、
    を有する合成用信号生成装置であって、
    前記受信信号の妨害波となる通信信号を構成する基本波又は高調波と、前記合成用信号を構成する基本波又は高調波との合成波の周波数が、前記中間周波数信号の周波数に略等しくなる場合に、前記合成用信号の周波数を変更する合成用信号周波数変更手段を有することを特徴とする合成用信号生成装置。
  • 分周比が異なる複数の前記分周器を有し、
    前記合成用信号周波数変更手段は、
    前記分周器を、分周比が異なる他の前記分周器に切り替えることによって、前記合成用信号の周波数を変更する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の合成用信号生成装置。
  • 出力する周波数が異なる複数の前記基準発振器を有し、
    前記合成用信号周波数変更手段は、
    前記基準発振器を、出力する周波数が異なる他の前記基準発振器に切り替えることによって、前記合成用信号の周波数を変更する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の合成用信号生成装置。
  • 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の合成用信号生成装置を具備することを特徴とするICチップ。
  • 請求項4に記載のICチップを有することを特徴とするGPS受信機。
  • 請求項4に記載のICチップを有することを特徴とする携帯電話機。
  • 说明书全文

    本発明は、測位のための信号を受信する受信機に関する。

    近年は、GPS(Global Positioning System)受信機が携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの通信機にも搭載されてきているが、GPS受信機と携帯電話機などとを同時に使用すると、携帯電話機などから発信される通信信号が、GPS受信機で受信されるGPS信号の妨害波となる場合がある。
    そこで、従来のGPS受信機においては、携帯電話機などから発信される通信信号を受信信号からSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタを用いて取り除くことにより、GPS受信機と携帯電話機やPDAなどとの同時使用を可能としていた(例えば、特許文献1)。

    特開2003−255036号公報(段落〔0043〕)

    しかし、SAWフィルタ等のフィルタを用いると、妨害波となる通信信号の除去は可能であるものの、GPS信号のS/N比(Signal to Noise ratio)が数dBm劣化してしまう。 このため、上記した従来のGPS受信機では、GPS受信機と携帯電話機などとを同時に使用している間、GPS信号について高感度を得ることができない場合があるという問題があった。

    そこで、本発明は、通信信号の送受信と測位信号の受信とを同時に行う場合において、SAWフィルタ等のフィルタを用いることなく、受信信号について妨害波の影響を受けずに高感度を得ることを可能とする合成用信号生成装置、IC(Integrated Circuit)チップ、GPS受信機、および携帯電話機を提供することを目的とする。

    前記目的は、第1の発明によれば、受信信号と合成用信号との合成波を中間周波数信号として出する周波数変換装置に対して、前記合成用信号を出力する発振器と、前記発振器から出力された前記合成用信号の周波数を分周する分周器と、基準信号を出力する基準発振器と、前記分周器で分周された前記合成用信号と前記基準信号との位相差を示す位相差データを出力する位相比較器と、前記位相比較器から出力される位相差データを前記発振器の制御電圧として出力するフィルタと、を有する合成用信号生成装置であって、前記受信信号の妨害波となる通信信号を構成する基本波又は高調波と、前記合成用信号を構成する基本波又は高調波との合成波の周波数が、前記中間周波数信号の周波数に略等しくなる場合に、前記合成用信号の周波数を変更する合成用信号周波数変更手段を有することを特徴とする合成用信号生成装置によって達成される。

    前記周波数変換装置においては、前記受信信号と前記合成用信号とが合成されるのみならず、前記受信信号の妨害波となる通信信号を構成する基本波又は高調波と、前記合成用信号を構成する基本波又は高調波と、も合成される。 このため、前記通信信号の周波数が前記受信信号の周波数と異なっていても、前記通信信号を構成する基本波又は高調波と、前記合成用信号を構成する基本波又は高調波と、の合成波の周波数が、前記中間周波数信号の周波数に略等しくなる場合がある。 この場合、前記受信信号と前記合成用信号との合成波である中間周波数信号と、前記通信信号と前記合成用信号との合成波とを識別できなくなる結果、受信機の感度が劣化する。
    この点、第1の発明の構成によれば、前記合成用信号生成装置は、前記合成用信号周波数変更手段を有するから、前記受信信号の妨害波となる通信信号を構成する基本波又は高調波と、前記合成用信号を構成する基本波又は高調波との合成波の周波数が、前記中間周波数信号の周波数に略等しくなる場合に、前記合成用信号の周波数を変更することができる。
    このため、前記通信信号と前記合成用信号の合成波の周波数が、前記中間周波数信号の周波数に略等しくなることを回避することができる。
    これにより、通信信号の送受信と測位信号の受信とを同時に行った場合において、SAWフィルタ等のフィルタを用いることなく、受信信号について妨害波の影響を受けずに高感度を得ることを可能にすることができる。
    なお、本明細書において「略等しい」とは、厳密に等しい場合はもちろんのこと、厳密には等しくない場合も含む意味である。

    第2の発明は、第1の発明の構成において、分周比が異なる複数の前記分周器を有し、
    前記合成用信号周波数変更手段は、前記分周器を、分周比が異なる他の前記分周器に切り替えることによって、前記合成用信号の周波数を変更する構成となっていることを特徴とする合成用信号生成装置である。

    第2の発明の構成によれば、前記合成用信号周波数変更手段は、前記分周器を、分周比が異なる他の前記分周器に切り替えるようになっている。 前記分周器を切り換えることによって、前記位相比較器が生成する前記制御電圧を切り換えることができるから、前記発振器から出力される前記合成用信号の周波数を切り換えることができる。

    第3の発明は、第1の発明の構成において、出力する周波数が異なる複数の前記基準発振器を有し、前記合成用信号周波数変更手段は、前記基準発振器を、出力する周波数が異なる他の前記基準発振器に切り替えることによって、前記合成用信号の周波数を変更する構成となっていることを特徴とする合成用信号生成装置である。

    第3の発明の構成によれば、前記合成用信号周波数変更手段は、前記基準発振器を、出力する周波数が異なる他の前記基準発振器に切り替えるようになっている。 前記基準発振器を切り換えることによって、前記位相比較器が生成する前記制御電圧を切り換えることができるから、前記発振器から出力される前記合成用信号の周波数を切り換えることができる。

    前記目的は、第4の発明の構成によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの合成用信号生成装置を具備することを特徴とするICチップによって達成される。
    例えば、SAWフィルタを用いて妨害波を排除する場合には、SAWフィルタをICチップの外付けとする必要があるため、受信機の小型化を図ることが困難である。
    この点、第4の発明の構成によれば、SAWフィルタを用いることなく、ICチップで妨害波の影響を抑制することができるため、受信機の小型化を図ることができる。

    前記目的は、第5の発明によれば、第4の発明のICチップを有することを特徴とするGPS受信機によって達成される。
    第5の発明の構成によれば、GPS受信機の軽量化、高速化及び低コスト化を図ることができる。

    前記目的は、第6の発明によれば、第4の発明のICチップを有することを特徴とする携帯電話機によって達成される。
    第6の発明の構成によれば、通話しながら、受信信号を用いた測位をすることが可能となる。

    以下、添付した図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。

    (第1の実施の形態)
    図1は、本発明の第1の実施の形態に係るGPS機能付携帯電話機1を示す概略図である。
    図1に示すように、GPS機能付携帯電話機1は、GPS信号S(図2(a)参照)を受信するGPS受信部2と、通信信号CS(図2(b)参照)を送受信する通信部3と、を備えている。 GPS信号Sは、受信信号の一例である。 本実施の形態においては、後述のように、通信信号CSは、GPS信号Sの妨害波となる。
    また、図1に示すように、GPS機能付携帯電話機1は、GPS受信部2を有する。 このGPS受信部2は、各部を制御するCPU10、GPS信号を受信するアンテナ4等を有する。

    また、GPS受信部2は、基準信号を出力する基準信号生成装置9を有する。 基準信号生成装置9は、例えば、晶発振器であり、所定の周波数を安定して生成することができる。 この基準信号生成装置9は、基準発振器の一例である。
    また、GPS受信部2は、増幅器5及び7、ダウンコンバート装置6及びPLL(Phase Locked Loop)装置8を有する。
    ダウンコンバート装置6は、アンテナ4で受信して増幅器5を経て入力したGPS信号SとPLL装置8から出力されるLO信号との合成波を、IF(Intermediate Frequency、中間周波数)信号として出力する。 LO信号は合成用信号の一例であり、PLL装置8と基準信号生成装置9及びCPU10は合成用信号生成装置の一例である。 そして、IF信号は中間周波数信号の一例であり、ダウンコンバート装置6は周波数変換装置の一例である。

    図2は、アンテナ4に入力するGPS信号Sの周波数等の一例を示す図である。
    図2(a)に示すように、1575.42メガヘルツ(MHz)のGPS信号Sと、1575.288メガヘルツ(MHz)のLO信号とがダウンコンバート装置6(図1参照)において回路的に掛け合わされ、132キロヘルツ(kHz)のIF信号を生成することができる。
    一方、図2(b)に示すように、通信信号CSが1969.077メガヘルツ(MHz)の通信信号CSだとすれば、その4倍波の周波数は7876.308メガヘルツ(MHz)となる。 そして、1575.288メガヘルツ(MHz)のLO信号の5倍波の周波数は7876.44メガヘルツ(MHz)である。 そして、通信信号CSの4倍波とLO信号の5倍波がダウンコンバート装置6において回路的に掛け合わされることによって、132キロヘルツ(kHz)の信号となる。 この場合、通信信号CSが、GPS信号Sの妨害波となる。
    この点、GPS機能付携帯電話機1は、通信信号CSが、GPS信号Sの妨害波となることを、以下の構成によって防止することができる。

    図3は、PLL装置8の構成の一例等を示す図である。
    図3に示すように、PLL装置8は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)11を有する。 VCO11は、LO信号を出力する。 すなわち、VCO11は、発振器の一例である。
    PLL装置8は、また、2つの分周器12a、12bを有する。 分周器12a等は、VCO11から出力されたLO信号の周波数を分周する。 この分周器12a等は、分周器の一例である。

    PLL装置8は、また、位相比較器13を有する。 位相比較器13は、分周器12a又は12bで分周されたLO信号と基準信号生成装置9からの基準信号とを入力され、入力されたLO信号と基準信号との位相差を示す位相差データをループフィルタ14に出力する。
    ループフィルタ14は、入力された位相差データから、その交流成分を除去し、制御電圧としてVCO11に出力する。

    上述のように、PLL装置8は、ループフィルタ14からの制御電圧によって、VCO11を制御しているため、LO信号を目的の周波数で安定して出力することができる。
    なお、PLL装置8は、周波数的な負帰還回路であり、VCO11は、安定した周波数で動作を続ける。 この安定した周波数は、基準信号の周波数と分周器の分周比で決定される周波数である。

    PLL装置8は、また、スイッチ15を有する。 VCO11から出力されたLO信号は、ダウンコンバート装置6のみならず、分周比が異なる2つの分周器12a、12bのいずれか一方にも入力され、分周される。 すなわち、PLL装置8は、VCO11の自走発振周波数が水晶発振器などの基準信号生成装置9が生成する発振周波数と比較して高い周波数である。 このため、PLL装置8は、LO信号を、分周器12a、12bを用いて基準信号の周波数と同等の周波数に落とした上で、位相比較器13に入力するのである。

    PLL装置8は、スイッチ15を切り替えることによって、LO信号が2つの分周器12a、12bのうちのいずれに入力するかを決定する。 具体的には、このスイッチ15は、CPU10によって制御される。
    CPU10は、通信信号CSがGPS信号Sの妨害波となる場合に、スイッチ15を制御して、分周器12a又は12bの切り替えを行うことによって、LO信号の周波数を変更するようになっている。 すなわち、CPU10とスイッチ15は、合成用信号周波数変更手段の一例である。

    LO信号の周波数を決定する要素は、基準信号生成装置9が出力する基準信号の周波数と分周器12a等の分周比であるが、CPU10は、図2(c)の式1が成立する場合に、分周器12a又は12bの切り替えを行うようになっている。
    すなわち、通信信号CSを構成する基本波又は高調波のうちのいずれか1つの波と、LO信号を構成する基本波又は高調波のうちのいずれか1つの波と、の合成波の周波数が、IF信号の周波数に等しくなる場合(以下、中間周波数一致状態と呼ぶ)、分周器12a、12bを切り替える。
    これにより、式1が成立しなくなるようにすることができる。 すなわち、中間周波数一致状態となることを防止することができる。

    なお、式1においては、完全な中間周波数一致状態を示しているが、完全な中間周波数一致状態のみならず、CPU10は通信信号CSを構成する基本波又は高調波のうちのいずれか1つの波と、LO信号を構成する基本波又は高調波のうちのいずれか1つの波と、の合成波の周波数が、IF信号の周波数に略等しくなる場合にも分周器12a、12bを切り替える。 すなわち、CPU10は、通信信号CSをダウンコンバート装置6(図1参照)によってダウンコンバートした周波数が、GPS信号Sの妨害波となる周波数範囲である例えば、IF信号の周波数との周波数差が5パーセント(%)以内の範囲に入る場合に、分周器12a、12bを切り替えるのである。

    図2(d)に示すように、基準信号の周波数は26.4メガヘルツ(MHz)、分周器12aの分周比は1/59.67、分周器12bの分周比は1/59.68である。
    分周器12aを使用するとLO1が生成され、LO1の5倍波と、1969.077メガヘルツ)MHzの通信信号CSの4倍波との合成波によって、中間周波数一致状態が発生する。
    ところが、分周器12aを使用すると周波数が1575.552メガヘルツ(MHz)のLO2が生成され、LO2の基本波又は高調波と、通信信号CSの基本波又は高調波とが合成されても、中間周波数一致状態は発生しない。
    このため、図2(b)に示すように、通信信号CSの周波数が1969.077メガヘルツ(MHz)である場合には、CPU10がスイッチ15を制御して、分周器12bを使用することによって、中間周波数一致状態が発生することを防止することができる。
    一方、図2(e)に示すように、GPS信号Sは、LO1とLO2のいずれと合成されても、IF信号の周波数となる。 すなわち、図2(f)に示すように、GPS信号Sの周波数とLO1及びLO2との周波数との差分がIF周波数であれば、GPS信号Sは、LO1とLO2のいずれと合成されても、IF信号の周波数となる。
    これにより、通信信号の送信と測位信号の受信とを同時に行った場合において、SAWフィルタ等のフィルタを用いることなく、受信信号について高感度を得ることを可能にすることができる。

    以上が、GPS機能付携帯電話機1の構成である。 以下、GPS機能付携帯電話機1の動作例を、主に、中間周波数一致状態が成立するか否かの判断方法を中心に説明する。 なお、中間周波数一致状態の成立を、切り替え条件の成立とも呼ぶ。

    (GPS機能付携帯電話機1の動作例について)
    図4及び図5は、GPS機能付携帯電話機1の動作例を示す概略フローチャートである。
    まず、CPU10は、通信部3が通信中であるか否かを判断し(図5のステップST1)、通信中であれば、ステップST2に進む。

    ステップST2において、CPU10は、通信信号CSの周波数を取得する。
    なお、CPU10は、通信信号CSの周波数を、通信部3(図1参照)から、リアルタイムまたは所定時間ごとに取得することができるが、通信信号CSの周波数が一定の場合には、メモリ(図示せず)から一回取得すれば足りる。

    次に、CPU10は、図2(c)の式1が成立するかどうかを判断することによって、切り換え条件が成立しているかどうかを判断する(ステップST3)。 CPU10は、切り替え条件が成立していると判断した場合には、スイッチ15を制御して、分周器12a、12bを切り換える。 すなわち、CPU10は、通信信号CSを構成する基本波又は高調波のうちのいずれか1つの波と、LO信号を構成する基本波又は高調波のうちのいずれか1つの波と、の合成波の周波数が、IF信号の周波数に等しくなる場合に、スイッチを制御して、分周器12a、12bを切り換える。

    図5は、切り換え条件が成立しているか否かを判断する方法の一例を示している。
    まず、CPU10は、図2(c)の式1に示す「n」と「m」とを初期化する(ステップST3−1、ST3−2)。 すなわち、CPU10は、「n」と「m」とをそれぞれ「1」に設定する。

    次に、CPU10は、切り換え条件が成立しているか否かを判断し(ステップST3−3)、成立している場合には、処理を終了し、成立していない場合には、次のステップ(ステップST3−4)に進む。
    次に、CPU10は、「n=20」が成立しているか否かを判断し(ステップST3−4)、成立していなければ、「n=n+1」として「n」を「1」増加(ステップST3−5)させた後、ステップST3−3に戻る。 他方、CPU10は、「n=20」が成立している場合、ステップST3−6に進む。

    次に、CPU10は、「m=20」が成立しているか否かを判断し、成立していなければ、「m=m+1」として「m」を「1」増加させ(ステップST3−7)、かつ、「n=1」として「n」を「1」に戻した(ステップST3−8)後、ステップST3−3に戻る。 他方、CPU10は、「m=20」が成立している場合、処理を終了する。
    以上で説明した方法によって、図2(c)の式1の成立するか否かを漏れなく判断することができる

    以上説明したように、GPS機能付携帯電話機1によれば、妨害波の影響をSAWフィルタ等のフィルタを用いることなく抑制できるため、通話中やメールの送信中にGPS機能を使用しても、GPS信号について従来よりも高感度を得ることが可能となる。 たとえば、SAWフィルタは受信信号を1〜2dBm劣化させるが、GPS機能付携帯電話機1は、SAWフィルタを使用することなく妨害波の影響を抑制できるから、受信信号が1〜2dBmの劣化することを避けることができる。
    また、GPS機能付携帯電話機1によれば、通話しながら、GPS信号Sを利用した測位が可能とる。 また、PLL装置8によれば、ICチップ上に作成することができるため、GPS受信部2の小型化を図ることができる。
    また、GPS機能付携帯電話機1によれば、妨害波となる電波を避けることで、高感度を維持できるダウンコンバート回路を提供できる。
    また、GPS機能付携帯電話機1によれば、SAWフィルタ等のフィルタをICの外付け部品として取り付けた場合と比較して、次のようなメリットがある。 まず、SAWフィルタによる、GPS信号Sの劣化が無くなり、GPS信号SのS/N比が改善される。 さらに、分周器による構成の場合、IC内部に回路を搭載するため外付け部品を削減し、床面積を縮小することができる。

    (第2の実施の形態)
    次に、第2の実施の形態のGPS機能付携帯電話機1Aについて説明する。
    第2の実施の形態のGPS機能付携帯電話機1Aの構成は、上記第1の実施の形態のGPS機能付携帯電話機1と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。

    図6は、GPS機能付携帯電話機1Aの要部であるPLL装置8Aの構成の一例を示す概略図である。
    図6に示すように、PLL装置8Aは、2つの基準信号生成装置9a、9bを有する。
    基準信号生成装置9a、9bが出力する基準信号は、互いに周波数が異なる。
    スイッチ15は、CPU10によって制御され、図2(c)の式1が成立する場合に、スイッチ15を制御し、基準信号生成装置9a、9bを切り替える。 このCPU10とスイッチ15は、合成用信号周波数変更手段の一例である。
    スイッチ15によって、基準信号生成装置9a、9bを切り替えることによって、位相比較器13に入力される基準信号の周波数を切り換えることができる。 これにより、位相比較器13から出力される位相差データを変化させることができるから、VCO発振器11へ出力する制御電圧を変化させ、VCO11から出力されるLO信号の周波数を切り換えることができる。
    これにより、図2(c)の式1が成立することを防止することができ、通信信号CSが、GPS信号Sの妨害波となることを防止することができる。

    本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。 さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
    例えば、第1の実施の形態においては、分周器は、分周器12a及び12bの2個としていたが、PLL装置8は、分周比が異なる分周器を3個以上有していてもよい。
    また、第2の実施の形態においては、基準信号生成装置は、基準信号生成装置9a及び9bの2個としていたが、PLL装置8Aは、周波数が異なる基準信号生成装置を3個以上有していてもよい。
    例えば、GPS機能付携帯電話機1等においては、通信信号CSとは別に、GPS信号Sを受信するとしたが、本発明は、GPS信号Sのみならず、通信信号CSとは別に受信するすべての受信信号について適用することができる。
    また、GPS機能付携帯電話機1等について説明したが、本発明は、携帯電話機に限らず、GPS信号Sなどの受信信号を通信信号CSの送受信とは別に受信する受信機を備えたすべての装置(たとえば、Bluetooth(登録商標)などで使用されるRF(IC)部分など)に適用できる。
    また、上述の実施の形態においては、ダウンコンバート装置6が受信したGPS信号について周波数変換を行うとしたが、本発明においては、ダウンコンバート装置6のみならず、受信信号について周波数変換を行うことができるすべての周波数変換手段を用いることができる。
    また、上述の実施の形態においては、ダウンコンバート装置6に出力される信号がLO信号であるとしたが、本発明においては、LO信号のみならず、周波数変換を行うために受信信号と合成されるすべての合成用信号を用いることができる。
    また、上述の実施の形態においては、LO信号などの合成用信号を生成する装置としてPLL装置8を用いたが、本発明においては、PLL装置8のみならず、合成用信号を生成するすべての合成用信号生成装置を用いることができる。
    また、上述の実施の形態に示すように、「n」、「m」の上限値を20として式1に示す切り換え条件が成立しているかどうかの判断を通信信号の基本波〜20倍波、およびLO信号の基本波〜20倍波について行えば、CPU10の負荷を抑えつつ、IF信号に対する妨害波の影響を概ね抑えることができるが、本発明は、この判断を行う高調波を20倍波までに限定するものではない。 本発明において、「n」、「m」の値は、自然数であれば足りる。
    また、図5に示す方法に基づいて、図2(c)の式1の成立の可否を漏れなく判断することができるが、本発明は、式1に示す切り換え条件が成立しているかどうかの判断方法を何ら限定するものではない。 したがって、本発明においては、図5に示す方法とは異なる方法でも、式1に示す切り換え条件が成立しているか否かを判断することができる。
    また、上述の実施の形態においては、スイッチによって分周器12a、12bまたは基準信号生成装置9a、9bを切り換えることによりLO信号の周波数を変更したが、本発明には、合成用信号の周波数を変更するすべての手段が含まれる。 たとえば、分周器12a、12bと基準信号生成装置9a、9bとの双方を切り換えることによってLO信号の周波数を変更することも本発明に含まれる。

    本発明の実施の形態のGPS機能付携帯電話機の概略図である。

    GPS信号の一例等を示す図である。

    PLL装置の構成例を示す図である。

    GPS機能付携帯電話機1の動作例を示す概略フローチャートである。

    GPS機能付携帯電話機1の動作例を示す概略フローチャートである。

    PLL装置の構成例を示す図である。

    符号の説明

    1,1A・・・GPS機能付携帯電話機、2・・・GPS受信部、3・・・通信部、4・・・アンテナ、5,7・・・増幅器、6・・・ダウンコンバート装置、8,8A・・・PLL装置、9,9a,9b・・・基準信号生成装置、10・・・CPU、11・・・発振器、12,12a,12b・・・分周器、13・・・位相比較器、14・・・ループフィルタ、15・・・スイッチ

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