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Device for inspecting mounted parts

阅读:0发布:2023-03-18

专利汇可以提供Device for inspecting mounted parts专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To detect the positions of electronic parts mounted on a printed circuit board with high accuracy without being affected by the reduction of grey level or noise around parts caused by dirt or oxidation at part of electronic parts. SOLUTION: The images of electronic parts mounted on the printed circuit board are picked up by an image input means 104, the edge points of the picked-up images of electronic parts are detected by an edge detecting means 105, and edge point coordinates are developed on a ρθ plane by the Hough transformation of a Hough transforming means 106. Then, the angles of electronic parts are found by an angle detecting means 107, the line segments of electronic parts are detected by a line segment detecting means 108, and the positions of electronic parts are compared with previously set reference positions inputted from a reference data storage means 110 by a parts position discriminating means 109 so as to discriminate whether the electronic parts are positioned within an allowable range or not.,下面是Device for inspecting mounted parts专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 プリント基板上に実装された電子部品を撮像する画像入力手段と、予め決められた電子部品の短辺及び長辺の長さから検査領域を設定し、前記画像入力手段の出力である濃淡画像から電子部品のエッジ点を検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開するハフ変換手段と、前記ハフ変換手段で展開したρθ平面で、θ方向の得票数を用いて電子部品の角度θpを求める角度検出手段と、前記角度θp及びρ方向の得票数並びに予め決められた電子部品の短辺及び長辺の長さを用いて電子部品の短辺および長辺に平行な線分を検出する線分検出手段と、電子部品の位置及び角度の基準値を記憶する基準データ記憶手段と、前記線分検出手段でρθ平面上で抽出された角度θpおよび平行な線分から、xy平面上に逆変換して電子部品の位置と角度を演算し、その演算結果と前記基準データ記憶手段からの基準位置とを比較して予め設定した許容範囲内であるか否かを判定する部品位置判定手段とを具備する実装部品検査装置。
  • 【請求項2】 プリント基板上に実装された電子部品を撮像する画像入力手段と、予め決められた電子部品の短辺及び長辺の長さから検査領域を設定し、前記画像入力手段の出力である濃淡画像から電子部品のエッジ点を検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開する第1のハフ変換手段と、前記第1のハフ変換手段で展開したρθ平面で、θ方向の得票数を用いて電子部品の仮の角度θnを求める第1の角度検出手段と、前記角度θn及びρ方向の得票数並びに予め決められた電子部品の短辺及び長辺の長さを用いて電子部品の短辺および長辺に平行な仮の線分を検出する第1の線分検出手段と、前記第1の線分検出手段で求められた線分で囲まれる領域からはずれたエッジ点座標に対してハフ(Hough)変換処理を行い、前記第1のハフ変換手段で求めたρθ平面から減算する第2のハフ変換手段と、前記第2のハフ変換手段で展開したρθ平面で、θ
    方向の得票数を用いて電子部品の角度θpを求める第2
    の角度検出手段と、前記角度θp及びρ方向の得票数並びに予め決められた電子部品の短辺及び長辺の長さを用いて電子部品の短辺および長辺に平行な線分を検出する第2の線分検出手段と、電子部品の位置及び角度の基準値を記憶する基準データ記憶手段と、前記第1の線分検出手段でρθ平面上で抽出された角度θpおよび平行な線分から、xy平面上に逆変換して電子部品の位置と角度を演算し、その演算結果と前記基準データ記憶手段からの基準位置とを比較して予め設定した許容範囲内であるか否かを判定する部品位置判定手段とを具備する実装部品検査装置。
  • 【請求項3】 エッジ検出手段が、予め設定した電子部品の長辺Lw及び短辺Lsから濃淡画像の検査領域を設定し、前記検査領域内を走査して得られた立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の内、その距離が前記Lw又はLsに近いエッジ対のみを検出することを特徴とする請求項1又は2記載の実装部品検査装置。
  • 【請求項4】 エッジ検出手段が、予め設定した電子部品の長辺Lw及び短辺Lsから濃淡画像の検査領域を設定し、前記検査領域内を走査して得られた立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の内、その距離が前記Lw又はLsに近いエッジ対のみを検出し、さらにエッジ対間の濃度値の平均値から電極部を検出するものであり、ハフ変換手段が、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をハフ(Hough)変換処理によりρ
    θ平面に展開するとともに、前記電極部に重み付けをして得票してハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開することを特徴とする請求項1記載の実装部品検査装置。
  • 【請求項5】 エッジ検出手段が、予め設定した電子部品の長辺Lw及び短辺Lsから濃淡画像の検査領域を設定し、前記検査領域内を走査して得られた立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の内、その距離が前記Lw又はLsに近いエッジ対のみを検出し、さらにエッジ対間の濃度値の平均値から電極部を検出するものであり、第1及び第2のハフ変換手段が、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開するとともに、前記電極部に重み付けをして得票してハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開することを特徴とする請求項2記載の実装部品検査装置。
  • 【請求項6】 電子部品のサイズによらず処理する画像サイズが一定となる如く、画像入力手段からの濃淡画像を拡大あるいは縮小する拡大縮小手段を設け、エッジ検出手段は前記拡大縮小手段の出力から電子部品のエッジ点を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれかに記載の実装部品検査装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板上に実装した電子部品の実装状態の不良を検査するための実装部品検査装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、プリント基板上に実装された部品の位置ずれや欠品等の良/不良の検査は人間による目視検査に頼っていた。 ところが製品の小型化や軽量化が進むにつれ、プリント基板上の部品の小型化や高密度実装化もより一層進んできている。 このような状況の中で、
    人間が高い検査精度を保ちつつ非常に細かな部品の実装状態をしかも長時間検査し続けることは困難に近い作業であった。 そこで最近、検査の自動化が強く望まれている中で画像処理により部品の位置ずれ等を検査する装置が提案されている。 例えば、「目視検査の自動化技術調査委員会編集:”画像処理による目視検査の自動化事例集”、(株)新技術コミュニケーションズ(1991年4月10日第1版発行)」の中で目視検査の自動化例が多く紹介されている。 基板実装部品検査装置では、チップ部品に斜め2方向から交互に照明し、撮像した両者の画像の差分を取り影画像を作り、影画像をX、Yそれぞれの方向に投影し、その累積画素数から部品の中心位置を求めるものである。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】以上のように、チップ部品に斜め2方向から交互に照明し、撮像した両者の画像の差分を取り影画像を作り検査する方法は、チップ部品が比較的大きく厚みがありかつ実装密度が低い場合は効果的であると言えます。 しかし、昨今のようにチップ部品を含む電子部品は小さくしかも薄くなり一層の小型化により高密度実装化が進み、部品が薄くなったことで影が出来にくい点や部品と部品との間隔が狭く影を検出することが難しくなってきている。

    【0004】本発明は上記課題に鑑み、簡単な構成で高密度に実装された電子部品の位置と傾きを高精度に検出する実装部品検査装置を提供するものである。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明の技術的解決手段は、第1に、プリント基板上に実装された電子部品を撮像する画像入手段と、前記画像入力手段からの濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ点を検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をρ=xi・cosθ+y
    j・sinθ(ただし、0≦θ<π)を演算するハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開するハフ変換手段と、前記ハフ変換手段で展開したρθ平面(ヒストグラム・メモリ)で、θ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータからPmax=Pθ+P(θ+90゜)(ただし、θは0〜90゜とする)の演算によりその最大値である電子部品の度θpを求める角度検出手段と、前記ハフ変換手段からのρθ平面において、前記角度検出手段からの電子部品の角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±
    bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、
    Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する線分検出手段と、前記線分検出手段でρθ平面上で抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定する部品位置判定手段とを設けたものである。

    【0006】第2に、エッジ検出手段において、濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ点を検出する際に、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の距離を予め設定された電子部品のサイズLw、
    Lsに近いエッジ対のみ検出するようにしたものである。 第3に、プリント基板上に実装された電子部品を撮像する画像入力手段と、エッジ検出手段において、濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ点を検出する際に、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでの距離を予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対のみ検出し、さらにエッジ対間の濃度値の平均値から電極部を検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をρ=xi・cosθ
    +yj・sinθ(ただし、0≦θ<π)演算しハフ(Hough)変換処理する際に、電極部に重み付けをして得票しρθ平面に展開するハフ変換手段と、前記ハフ変換手段で展開したρθ平面で、θ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータからPmax=Pθ+P(θ+90゜)(ただし、θは0から90゜とする)の演算によりその最大値である電子部品の角度θpを求める角度検出手段と、前記ハフ変換手段からのρθ平面において、前記角度検出手段からの電子部品の角度θp±bおよび角度(θp+
    90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する線分検出手段と、前記線分検出手段でρθ平面上で抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定する部品位置判定手段とを設けたものである。

    【0007】第4に、プリント基板上に実装された電子部品を撮像する画像入力手段と、前記画像入力手段からの濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、L
    sから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ点を検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からのエッジ点座標をρ=xi・cosθ+yj・sinθ
    (ただし、0≦θ<π)演算するハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開する第1のハフ変換手段と、前記第1のハフ変換手段で展開したρθ平面で、θ
    方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータからPmax=Pθ+P(θ
    +90゜)(ただし、θは0から90゜とする)の演算によりその最大値である電子部品の角度θpを求める第1の角度検出手段と、前記第1のハフ変換手段からのρ
    θ平面において、前記角度検出手段からの電子部品の角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsより外側の2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な仮の線分を検出する第1の線分検出手段と、前記第1の線分検出手段で求められた電子部品の短辺および長辺の平行な線分を囲む領域からはずれたエッジ特徴点座標のみρ=xi・cosθ+yj・sinθ(ただし、0≦
    θ<π)演算するハフ(Hough)変換処理を行い、
    前記第1のハフ変換手段で求めたρθ平面から減算する第2のハフ変換手段と、前記第2のハフ変換手段で展開したρθ平面で、θ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータからP
    max=Pθ+P(θ+90゜)(ただし、θは0から9
    0゜とする)の演算によりその最大値である電子部品の角度θpを求める第2の角度検出手段と、前記第2のハフ変換手段からのρθ平面において、前記第2の角度検出手段からの電子部品の角度θp±bおよび角度(θp
    +90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する第2の線分検出手段と、前記第2の線分検出手段でρθ平面上で抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定する部品位置判定手段とを設けたものである。

    【0008】第5に、エッジ検出手段に先立ち、前記画像入力手段からの濃淡画像に対して、予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、
    電子部品のサイズによらず処理する画像サイズが一定となるように拡大縮小手段を設け拡大縮小した後に、電子部品のエッジ点を検出するようにしたものである。

    【0009】

    【発明の実施の形態】本発明は、第1に、プリント基板上に実装された電子部品を撮像し、その濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジを検出する。 得られたエッジ点座標をハフ(Hough)変換処理により展開したρθ平面で、θ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータの最大値である電子部品の角度θpを求め、角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する。 抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定することで高密度に実装された電子部品を高精度に検出でき、また電子部品の一部が汚れや酸化により濃淡レベルが低下しても角度の検出範囲が広く高精度に位置を検出することができる。

    【0010】第2に、エッジ検出手段において、濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジを検出する際に、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の距離を予め設定された電子部品のサイズLw、L
    sに近いエッジ対のみ検出することで電子部品以外の周辺のエッジ検出を抑制し、高精度に位置を検出することができる。

    【0011】第3に、エッジ検出手段において、濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ点を検出する際に、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の距離を予め設定された電子部品のサイズLw、
    Lsに近いエッジ対のみ検出し、さらにエッジ対間の濃度値の平均値から電極部を検出する。 エッジ点座標からハフ(Hough)変換処理する際に、電極部に重み付けをして得票しρθ平面に展開することにより部品周辺および文字付き部品内部のエッジ点による線分の誤検出を抑制し高精度に位置を検出することができる。

    【0012】第4に、第1のハフ変換手段からのρθ平面において、前記第1の角度検出手段からの電子部品の角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsより外側の2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出しその線分を囲む領域からはずれたエッジ点座標のみハフ(Hough)変換処理を行い、前記第1のハフ変換手段で求めたρθ平面から減算する。 減算したρθ平面からθ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータの最大値である電子部品の角度θpを求め、角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出することにより、部品周辺の影響を受けずに高精度に位置の検出ができる。

    【0013】第5に、エッジ検出手段において、前記画像入力手段からの濃淡画像から電子部品のエッジ点を検出する際に、予め設定した電子部品のサイズLw、Ls
    から任意の検査領域を設定し、電子部品のサイズによらず処理する画像サイズが一定となるように拡大縮小した後に、電子部品のエッジ点を検出することにより、小さい部品は拡大処理により見かけ上エッジ点数が増え位置精度が向上し、大きな部品は縮小処理によりエッジ点数を削減し処理速度を向上することができる。

    【0014】

    【実施例】 (実施例1)以下、図1を参照しながら本発明の第1の実施例について説明する。

    【0015】図1は本発明の実装部品検査装置の第1の実施例を示すブロック図である。 図1において、101
    はプリント基板、102は電子部品、103は照明装置、104はCCDカメラ等の画像入力手段、105は画像入力手段からの濃淡画像から電子部品のエッジ点を検出するエッジ検出手段、106はエッジ点座標のハフ(Hough)変換処理によりρθ平面に展開するハフ変換手段、107はρθ平面(ヒストグラム・メモリ)
    で、θ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータの最大値である電子部品の角度θpを求める角度検出手段、108は角度θ
    p±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2
    つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する線分検出手段、109は抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段1
    10からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定する部品位置判定手段である。

    【0016】図1に基づき、以下にその動作を説明する。 画像入力手段104は、プリント基板101上に実装された電子部品102を、照明装置103で照明しC
    CDカメラ等で撮像する。 エッジ検出手段105は、画像入力手段104からの濃淡画像から電子部品102のエッジ点を検出するもので、エッジ検出手法としては数多くの方法が提案されており、例えば「土屋、深田共著:”画像処理 第3章画像処理の基本アルゴリズム”、pp50−86、コロナ社(1990)」に記載されている。 本実施例では、良く知られているSobe
    l(ソーベル)オペレータを用いて、図2(a)(b)
    に示す方向マスクを用いて方向別にエッジを求めるものとする。 図2(a)(b)の方向マスクの各要素を同図(c)のように表わすと、x方向を(数1)により、y
    方向を(数2)より求めるものである。

    【0017】

    【数1】

    【0018】

    【数2】

    ハフ変換手段106は、エッジ検出手段105からのエッジ点の座標を(数3)により演算しハフ(Houg


    h)変換処理によりρθ平面(ヒストグラムメモリ)に展開するものである。

    【0019】

    【数3】

    ハフ変換処理については、直線を検出する手法で「米国特許:3、069、654(1962)」および「松山隆司、輿大和:”Hough変換とパターンマッチング”、情報処理学会誌、Vol.30、No.9、pp1035-1046(19


    89)に詳細に記述されているのでここでは概要を説明するものとする。

    【0020】図3(a)(b)を用いてハフ変換の原理を説明する。 同図(a)はエッジ点をxy平面で表わし、同図(b)はハフ変換後のρθ平面を表わす。 同図(a)のエッジ点301(xi,yi)を通る直線はy
    i=axi+bで表せる。 エッジ点の座標を(数3)により垂直θと原点からの符号付き距離ρに表現し、同図(b)のパラメータ空間で示すように正弦曲線の軌跡が重なった点303のρ 0およびθ 0が線分302となる。
    また、xy座標系への変換は、(数4)により逆変換できる。

    【0021】

    【数4】

    次に、角度検出手段107について、図4(a)〜


    (d)を用いて説明する。 図4(a)は、ハフ変換手段106で変換されたρθ平面(ヒストグラム・メモリ)


    である。 図4(a)のρθ平面上において、得票数Pが閾値a以上の得票数のみをθ毎に累積したものを図4


    (b)に示す。 図4(b)において、最大累積得票数P


    maxを(数5)で求め、そのときの電子部品の角度をθ


    pとして検出する。 図4(b)では、最大累積得票数として点線で示した角度θ1およびθ2(θ1+90゜)


    が求められる。 また、最大累積得票数Pmaxを(数6)


    で求めても良い。

    【0022】

    【数5】

    【0023】

    【数6】

    次に線分検出手段108について、図4を用いて説明する。 線分検出手段108は、角度検出手段107で検出された角度θp(角度θ1又は角度θ2)を基に図4


    (a)のρθ平面において、角度θ1±b(0<b<4


    5)の範囲のみρ方向に得票数を累積し、最大累積得票数の極大点を求める。 更に、基準データ記憶手段110


    から予め設定された電子部品のサイズLw、Lsを読み出し、求められた複数の極大点の距離が長辺サイズLw


    または短辺サイズLsに一致するような、2つの極大点を検出する。 図4(c)にρ(θ1)方向累積得票数と求められた長辺の線分を表わすρm1、ρm2を点線で示す。 同様に、角度θ2±bの範囲のみρ方向に得票数を累積し、最大累積得票数の極大点を求める。 更に、求められた複数の極大点の距離が予め設定された電子部品の長辺サイズLwまたは短辺サイズLsに一致する2つの極大点を検出する。 図4(d)にρ(θ2)方向累積得票数と求められた短辺の線分を表わすρn1、ρn2を点線で示す。 図4(c)および図4(d)で示すように、電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出することができる。 この場合はθ2がθpを表わす。

    【0024】次に部品位置判定手段109について図5
    を用いて説明する。 図5は電子部品がxy平面上にある様子を示している。 部品位置判定手段109は、線分検出手段108で検出された電子部品の線分ρm1、ρm2、
    ρn1およびρn2と角度θpから(数7)により電子部品の位置(xi,yi、θp)を求め、基準データ記憶手段110からの電子部品の基準位置(xr,yr、θ
    r)と比較し許容範囲内であるかを判定するものである。

    【0025】

    【数7】

    以上、図1に基づき本発明の第1の実施例の動作を説明したが、具体的には図6(a)に示すように画像入力手段104で撮像した画像データを一旦イメージメモリ6


    01に記憶し、エッジ検出手段105からをすべてCP


    Uシステムで処理を行うものも可能である。 図6(a)


    において、601は画像入力手段104で撮像した画像データを一旦格納するためのイメージメモリ、602は演算処理を行うCPU(中央演算ユニット)、603は演算処理の途中結果を記憶するためのワークメモリ、6


    04はハフ変換処理の得票数を格納するヒストグラムメモリ、605はθ方向の累積得票数を格納するθ累積得票数メモリ、606はρ方向の累積得票数を格納するρ


    累積得票数メモリ、607は部品の位置検出結果および判定結果を格納する結果格納メモリである。

    【0026】次に、図7の処理フローを用いて、構成要素毎に説明する。 1)開始 (a):開始 (b):基準データ記憶手段110は、検査に先立ち予め各部品毎に位置 (xr,yr,θr)、検査領域(xs,ys,xe.
    ye)、許容範囲および検査パラメータ等を登録し、各処理毎に必要に応じて読み出すものである。 2)画像入力手段104 (c):プリント基板101上に実装された電子部品1
    02を、照明装置103で照明しCCDカメラで撮像、
    イメージメモリ601に格納する。 3)エッジ検出手段105 (d):基準データ記憶手段110に記憶された対象となる部品の位置・検査領域を読み込む。

    【0027】(e):イメージメモリ601上の検査領域内をエッジ点を検出し、エッジ点データをワークメモリ603に記憶する。 4)ハフ変換手段106 (f):ワークメモリ603からエッジ点の座標を読み出し、ハフ変換を(数3)式で演算し、ヒストグラムメモリ604に記憶する。

    【0028】(g):ワークメモリ603内にエッジ点の有無を判定し、エッジ点がなくなるまで(f)の処理を繰り返す。 5)角度検出手段107 (h):ヒストグラムメモリ604内の得票数が閾値a
    以上の得票数のみθ毎に累積し、θ累積得票数メモリ6
    05に記憶する。

    【0029】(i):θ累積得票数メモリ605内の累積得票数から最大累積得票数Pmaxを(数5)で求め、最大値である電子部品のの角度θp(角度θ1=θ
    p、角度θ2=θ1+90)として求める。 6)線分検出手段108 (j):角度検出手段107で求めた電子部品の角度θ
    1およびθ2から、角度θ1±b、角度θ2±bの範囲のみρ方向に得票数を個別に累積し、ρ累積得票数メモリ606に記憶する。

    【0030】(k):ρ累積得票数メモリ606内の累積得票数から最大累積得票数の極大点を求め、求められた複数の極大点の距離が予め設定された電子部品の長辺サイズLwまたは短辺サイズLsに一致する2組の極大点から、長辺の線分ρm1、ρm2と短辺の線分ρn
    1、ρn2を検出する。 7)部品位置判定手段109 (l):線分検出手段108で検出された電子部品の線分ρm1、ρm2、ρn1、ρn2および角度θpから(数7)により電子部品の位置(xi,yi、θp)を求める。

    【0031】(m):基準データ記憶手段110からの電子部品の基準位置(xr,yr、θr)と比較し許容範囲内であるかを判定し、結果を結果格納メモリ607
    に記憶する。 8)終了 (n):基準データ記憶手段110に登録された対象部品の有無の判定を行い、有の場合は(d)の処理へ、無の場合は(o)の処理に進む。

    【0032】(o):終了 また、図6(b)に示すようにエッジ検出手段105およびハフ変換手段106は処理時間がかかるのでハードウエアで構成し、処理の複雑な角度検出手段107、線分検出手段108および部品位置判定手段109はCP
    Uシステムによりソフトウエアで処理することも考えられる。 よって、図6(a)と図6(b)とで異なるエッジ検出手段105とハフ変換手段106のハードウエア化について説明する。 最初に、エッジ検出手段105について説明する。 エッジ検出手段105は、前述したしたように方向別に検出するものとし、図6(c)にブロック図を示し説明する。 図6(c)において、610は画像入力端子、611は1ライン分のシフトレジスタ、
    612は3×3の走査窓、613は積和演算ユニット、
    614および615はエッジ出力である。 画像入力手段104からの濃淡画像は画像入力端子610から入力され、2ライン分の1Hシフトレジスタ611と3×3走査窓612とで走査窓を走査させその9画素データを積和演算ユニット613に入力し、SxおよびSyを(数1)および(数2)の演算を行い、2値化閾値信号61
    6と比較しエッジ点Sx614およびエッジ点Sy61
    5を出力するものである。

    【0033】次に、ハフ変換手段106について説明する。 ハフ変換手段106をハードウエアで実現する方法としては、(数3)式のcosθ部およびsinθ部をROMテーブルにして実現する方法があり、「花原他:”実時間Hough変換プロセッサ”、昭和60年度電子通信学会情報・システム部門全国大会、92、
    (1985)」に記述されているので説明は省略するものとする。

    【0034】(実施例2)以下、図8(a)(b)を参照しながら本発明の第2の実施例について説明する。 本発明の第2の実施例は、本発明の第1の実施例におけるエッジ検出手段105において、電子部品周辺のエッジ点の検出を抑制しハフ変換手段による部品位置検出精度を向上させたものである。 ハフ変換処理は、線分検出おいては非常に優れた性質を持っているが、周辺ノイズに弱く実用化を妨げていた要因でもある。 よって、電子部品周辺のエッジ点の検出を抑制し、高品質なエッジ検出を行うことは非常に重要な点であり、図8(a)を用いて以下に説明する。

    【0035】図8(a)において、800は検査領域内の原点座標、801は検査領域、802は部品、803
    は部品の電極部、809は部品周辺の配線パターン、8
    04は検査領域内を水平に走査した際の1水平方向走査ライン、807は検査領域内を垂直に走査した際の1垂直方向走査ラインを示す。 また、806および808は水平および垂直に走査した際の輝度プロファイルを示すものである。

    【0036】本発明の第2の実施例におけるエッジ検出手段105は、検査領域801内をまず水平方向に原点座標800から水平走査ライン804のように順次走査し、輝度プロファイル806を得る。 各水平走査ライン毎の輝度プロファイル806から立ち上がりエッジ81
    2および立ち下がりエッジ811を検出し、エッジ点の候補とする。 各水平走査ライン毎にエッジ点候補を検出し、立ち上がりエッジ点候補に対して立ち下がりエッジ点候補の距離を求め、予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対をエッジ点として選択するもので、輝度プロファイル806の場合は候補としてkw
    1、kw2、kw3の3種類検出され電子部品のサイズLwと最も近いkw1が選択されることになる。 この処理を、各水平走査ラインについて行う。

    【0037】垂直方向についても同様に、垂直方向に原点座標800から垂直走査ライン807のように順次走査し、輝度プロファイル808を得る。 各垂直走査ライン毎の輝度プロファイル808から立ち上がりエッジ8
    12および立ち下がりエッジ811を検出し、エッジ点の候補とする。 各垂直走査ライン毎にエッジ点候補を検出し、立ち上がりエッジ点候補に対して立ち下がりエッジ点候補の距離を求め、予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対をエッジ点として選択するもので、輝度プロファイル808の場合は候補としてk
    s1、ks2、ks3の3種類検出され電子部品のサイズLsと最も近いks2が選択されることになる。 また、ここでは水平方向および垂直方向とも立ち上がりエッジ点候補に対して立ち下がりエッジ点候補の距離を求め、予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対をエッジ点として選択すると説明したが、予め電子部品の実装される位置が判っている場合は、その方向のサイズLw(あるいは、Ls)に近いエッジ対のみそれぞれ選択することも可能である。

    【0038】本発明の第2の実施例の処理フローは、図7と同様であるが異なるエッジ検出手段105のみを図8(b)に処理フロー(e)を示す。

    【0039】以上の処理を、各水平方向および垂直方向について行い、図8(a)に示すようにエッジ点813
    が検出され、電子部品内部や周辺の配線パターン809
    などで検出されたエッジ点候補を削除することができ、
    電子部品の外周囲のみの極めて高品質なエッジ点のみを検出することが出来る。 これにより、この後のハフ変換による部品位置検出が高精度でかつ安定に検出でき信頼性の向上が図れるものである。

    【0040】(実施例3)以下、図を参照しながら本発明の第3の実施例について説明する。 本発明の第3の実施例は、特に電子部品のボディ部の色が黒い部品について有効であり、ボディ部の色が黒いと周囲との輝度差がなくエッジ検出が出来ないために、電極部のエッジ点しか検出されないことがあり、ハフ変換において得票数が少なく累積得票数を求めても極大点の検出が難しく正しい線分が検出されない場合がある。 これを改善するために、ハフ変換時に電極部のエッジ点にフラグを付与し得票する際に重み付けをすることにより累積得票数における極大点をでやすくすることにより検出精度を向上させるものである。

    【0041】本発明の第3の実施例は、エッジ検出手段105およびハフ変換手段106における動作が第1の実施例と異なり、エッジ検出手段105においては、エッジ検出は予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ候補点を検出して、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのエッジ対の距離を予め設定された電子部品のサイズL
    w、Lsに近いエッジ対のみ検出し、さらにエッジ対間の濃度値の平均値から電極部を検出する。 ハフ変換手段106においては、エッジ検出手段105からのエッジ点座標から(数3)式でハフ(Hough)変換処理する際に、電極部に重み付けをして得票しρθ平面に展開するものである。

    【0042】本発明の第3の実施例について、図8
    (a)、図9(a)および図9(b)を用いてエッジ検出手段105およびハフ変換手段106について説明する。 エッジ検出手段105は、図8(a)に示ように検査領域801内をまず水平方向に原点座標800から水平走査ライン804のように順次走査し、輝度プロファイル806を得る。 各水平走査ライン毎の輝度プロファイル806から立ち上がりエッジ812および立ち下がりエッジ811を検出し、エッジ点の候補とする。 各水平走査ライン毎にエッジ点候補を検出し、立ち上がりエッジ点候補に対して立ち下がりエッジ点候補の距離を求め、予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対をエッジ点として選択するもので、輝度プロファイル806の場合は候補としてkw1、kw2、kw
    3の3種類検出され電子部品のサイズLwと最も近いk
    w1が選択されることになる。 この処理を、各水平走査ラインについて行う。

    【0043】垂直方向についても同様に、垂直方向に原点座標800から垂直走査ライン807のように順次走査し、輝度プロファイル808を得る。 各垂直走査ライン毎の輝度プロファイル808から立ち上がりエッジ8
    12および立ち下がりエッジ811を検出し、エッジ点の候補とする。 各垂直走査ライン毎にエッジ点候補を検出し、立ち上がりエッジ点候補に対して立ち下がりエッジ点候補の距離を求め、予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対をエッジ点として選択するもので、輝度プロファイル808の場合は候補としてk
    s1、ks2、ks3の3種類検出され電子部品のサイズLsと最も近いks2が選択されることになる。 更に、選択されたエッジ対間の平均輝度を求め、立ち上がりエッジ点および立ち下がりエッジ点の座標および平均輝度値を図9(a)に示すよう表形式でワークメモリ6
    03に記憶する。 また、平均輝度値が予め設定された輝度値Brs以上なら電極部とみなし電極フラグを”1”
    とする。 ただし、図9(b)は説明の都合上、垂直方向の一部のみを示したが、実際は水平方向および垂直方向について同様なエッジ情報を検出するものとする。

    【0044】以上の処理を、各水平方向および垂直方向について行い、図9(a)に示したようなエッジ点検出を行う。 ハフ変換手段106は、ワークメモリ603からエッジ点の座標および電極フラグを読み出し、ハフ変換処理を(数3)式で演算し、電極フラグが”1”の場合は2点を得票し、電極フラグが”0”の場合は1点を得票してヒストグラムメモリ604に記憶するようにしたものである。

    【0045】また、本発明の第3の実施例の処理フローは、図7と同様であるが異なるエッジ検出手段105およびハフ変換手段106のみを図9(b)に処理フロー(e)(f)および(g)を示す。 本発明の第3の実施例としては、電子部品の短辺(図8(a)における垂直方向)側しか平均輝度を検出しなかったが、短辺および長辺の両者について行ってよく、短辺しか検出しなかったのは特にボディ部の黒い電子部品では短辺側のエッジ点数が少ないことからである。

    【0046】また、長辺側で平均輝度から電極部を判定する場合は、図8(a)で示した輝度プロファイル80
    6において、kw2およびkw3間の平均輝度値から電極部として判定することも容易に考えられる。

    【0047】(実施例4)以下、図を参照しながら本発明の第4の実施例について説明する。 本発明の第4の実施例は、電子部品の周辺に配線パターン、シルク印刷および電子部品ボディ部に記述された記号等により、線分を誤認識することがありこれを防止することを目的として、図10に基づき以下に説明する。

    【0048】図10は本発明の第4の実施例の実装部品検査装置の一実施例を示すブロック図である。 図10において、101はプリント基板、102は電子部品、1
    03は照明装置、104はCCDカメラ等の画像入力手段、105は画像入力手段からの濃淡画像から電子部品のエッジ点を検出するエッジ検出手段、106はエッジ点座標からρを(数3)で演算するハフ(Hough)
    変換処理によりρθ平面に展開する第1のハフ変換手段、107はρθ平面(ヒストグラム・メモリ)で、θ
    方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータからPmaxを(数5)で演算し、その最大値である電子部品の角度θpを求める第1の角度検出手段、108は電子部品の角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsより外側の2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する第1の線分検出手段、111は第1の線分検出手段1
    08で得られた線分に囲まれた領域以外のエッジ点座標からρを(数3)により演算するハフ(Hough)変換処理を行い、ρθ平面から減算する第2のハフ変換手段、112はρθ平面(ヒストグラム・メモリ)で、θ
    方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータからPmaxを(数5)で演算し、その最大値である電子部品の角度θpを求める第2の角度検出手段、108は電子部品の角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する第2の線分検出手段、109は抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段11
    0からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定する部品位置判定手段である。

    【0049】以上、図10に基づき本発明の第4の実施例の構成要素について説明したが、具体的には本発明の第1の実施例と同様に図6(a)に示すように画像入力手段104で撮像した画像データを一旦イメージメモリ601に記憶し、エッジ検出手段105からをすべてC
    PUシステムで処理を行うものも可能である。 図6
    (a)において、601は画像入力手段104で撮像した画像データを一旦格納するためのイメージメモリ、6
    02は演算処理を行うCPU(中央演算ユニット)、6
    03は演算処理の途中結果を記憶するためのワークメモリ、604はハフ変換処理の得票数を格納するヒストグラムメモリ、605はθ方向の累積得票数を格納するθ
    累積得票数メモリ、606はρ方向の累積得票数を格納するρ累積得票数メモリ、607は部品の位置検出結果および判定結果を格納する結果格納メモリである。

    【0050】次に、図12及び図13に処理フローを示し、構成要素毎に説明する。 1)開始 (a):開始 (b):基準データ記憶手段110は、検査に先立ち予め各部品毎に位置(xr,yr,θr)、検査領域(x
    s,ys,xe. ye)、許容範囲および検査パラメータ等を登録し、各処理毎に必要に応じて読み出すものである。 2)画像入力手段104 (c):プリント基板101上に実装された電子部品1
    02を、照明装置103で照明しCCDカメラで撮像、
    イメージメモリ601に格納する。 3)エッジ検出手段105 (d):基準データ記憶手段110に記憶された対象となる電子部品の位置・検査領域を読み込む。

    【0051】(e):イメージメモリ601上の検査領域内をエッジ点を検出し、エッジ点データをワークメモリ603に記憶する。 4)第1のハフ変換手段106 (f):ワークメモリ603からエッジ点の座標を読み出し、ハフ変換を(数3)式で演算し、ヒストグラムメモリ604に記憶する。

    【0052】(g):ワークメモリ603内にエッジ点の有無を判定し、エッジ点がなくなるまで(f)の処理を繰り返す。 5)第1の角度検出手段107 (h):ヒストグラムメモリ604内の得票数が閾値a
    以上の得票数のみθ毎に累積し、θ累積得票数メモリ6
    05に記憶する。

    【0053】(i):θ累積得票数メモリ605内の累積得票数から最大累積得票数Pmaxを(数5)で求め、最大値を電子部品の角度θp(角度θ1=θp、角度θ2=θ1+90)として求める。 6)第1の線分検出手段108 (j):角度検出手段107で求めた電子部品の角度θ
    1およびθ2から、角度θ1±b、角度θ2±bの範囲のみρ方向に得票数を個別に累積し、ρ累積得票数メモリ606に記憶する。

    【0054】(k):ρ累積得票数メモリ606内の累積得票数から最大累積得票数の極大点を求め、求められた複数の極大点の距離が予め設定された電子部品の長辺サイズLwまたは短辺サイズLsの外側の2組の極大点から、長辺の線分ρm1'、ρm2'と短辺の線分ρn
    1'、ρn2'を検出する。 7)第2のハフ変換手段111 (l):第1の線分検出手段108で求めた長辺の線分ρm1'、ρm2'と短辺の線分ρn1'、ρn2'で囲まれた範囲からはずれたエッジ点をワークメモリ60
    3からエッジ点の座標を読み出し、ハフ変換を(数3)
    式で演算し、ヒストグラムメモリ604から読み出し得票数から減算して記憶する。

    【0055】(m):ワークメモリ603内にエッジ点の有無を判定し、エッジ点がなくなるまで(l)の処理を繰り返す。 8)第2の角度検出手段112 (n):ヒストグラムメモリ604内の得票数が閾値a
    以上の得票数のみθ毎に累積し、θ累積得票数メモリ6
    05に記憶する。

    【0056】(o):θ累積得票数メモリ605内の累積得票数から最大累積得票数Pmaxを(数5)で求め、極大点の角度θp(角度θ1=θp、角度θ2=θ
    1+90)を求める。 9)第2の線分検出手段113 (p):角度検出手段107で求めた角度θ1およびθ
    2から、角度θ1±b、角度θ2±bの範囲のみρ方向に得票数を個別に累積し、ρ累積得票数メモリ606に記憶する。

    【0057】(q):ρ累積得票数メモリ606内の累積得票数から最大累積得票数の極大点を求め、求められた複数の極大点の距離が予め設定された電子部品の長辺サイズLwまたは短辺サイズLsに一致する2組の極大点から、長辺の線分ρm1、ρm2と短辺の線分ρn
    1、ρn2を検出する。 10)部品位置判定手段109 (r):第2の線分検出手段113で検出された線分ρ
    m1、ρm2、ρn1、ρn2および角度θpから(数7)により電子部品の位置(xi,yi、θp)を求める。

    【0058】(s):基準データ記憶手段110からの電子部品の基準位置(xr,yr、θr)と比較し許容範囲内であるかを判定し、結果を結果格納メモリ607
    に記憶する。 8)終了 (t):基準データ記憶手段110に登録された対象部品の有無の判定を行い、有の場合は(d)の処理へ、無の場合は(u)の処理に進む。

    【0059】(u):終了 また、第2のハフ変換手段111において、第1の線分検出手段108で求めた長辺の線分ρm1'、ρm2'
    と短辺の線分ρn1'、ρn2'で囲まれた範囲からはずれたエッジ点をワークメモリ603からエッジ点の座標を読み出し、ハフ変換を行いヒストグラムメモリ60
    4から読み出し得票数から減算して記憶すると説明したが、第1の線分検出手段108で求めた長辺の線分ρm
    1'、ρm2'と短辺の線分ρn1'、ρn2'で囲まれた範囲を新たにハフ変換処理を行っても同様の結果が得られるは言うまでもない。

    【0060】次に、本発明の第4の実施例の処理例について、図11(a)(b)を用いて説明する。 図11
    (a)は、エッジ検出手段105で得られたエッジ点(ただし、説明を容易とするために垂直方向のエッジ点のみを示すものとする。)と第1の線分検出手段で得られた線分ρm1'、ρm2'、ρn1'、ρn2'を示す。 このとき得られた線分は、配線パターン121により電子部品のサイズより外側の線分が選択されることから線分ρm1'が検出される。 図11(b)は第2の線分検出で得られた線分ρm1、ρm2、ρn1、ρn2
    を示すが、正確に電子部品120の外形を検出していることが判る。 つまり、図11(a)と図11(b)の配線パターン上と電子部品上のエッジ点数の差からも明らかのように、一回のハフ変換処理では配線パターン12
    1等により誤検出されることもあり、電子部品の位置検出精度低下させる原因にもなっており、ハフ変換処理を2回に分けて処理することにより電子部品の検出位置精度を向上させることが出来る。

    【0061】なお、本実施例の構成に実施例2のエッジ検出手段又は実施例3のエッジ検出手段及びハフ変換手段を用いても良いことはいうまでもない。

    【0062】(実施例5)以下、図を参照しながら本発明の第5の実施例について説明する。 本発明の第5の実施例は、プリント基板上に実装される電子部品のサイズは様々であり、大きなサイズの電子部品はエッジ点数が多く処理時間がかかるが、小さい部品はエッジ点数が少なく検出精度が確保できないと言う課題があり、本発明では電子部品のサイズが見かけ上一定となるように画像データを拡大縮小することにより処理時間と検出精度の課題を解決するものであり、図14にブロック構成図を示し説明する。

    【0063】図14に示す構成は、本発明の第1の実施例の構成のCCDカメラ104とエッジ検出手段105
    の間に拡大縮小手段114を挿入したものなので拡大縮小手段114のみ説明するものとする。

    【0064】拡大縮小手段114は、予め設定された電子部品のサイズ長辺Lwと短辺Lsにより予め設定された正規化サイズkm、knに拡大縮小するものであり、
    その拡大縮小率はkm/Lw、kn/Lsで与えられる。 拡大縮小処理は、画像処理手法としてはよく知られた方式であり、一番簡単な方法としては拡大縮小を2べき乗で2倍、4倍あるいは1/2倍、1/4倍等の一番近い拡大縮小率を選択する方法である。

    【0065】また、もっと高精度に拡大縮小を行う方法として、アフィン変換を用いた拡大縮小方式があり、
    (数8)で演算することができる。

    【0066】

    【数8】

    以上、実施例1の構成で説明したが、実施例4の構成に本実施例の拡大縮小手段を用いても良い。

    【0067】

    【発明の効果】以上述べてきたように本発明の効果は、
    第1にプリント基板上に実装された電子部品を撮像し、
    その濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、
    Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジを検出する。 得られたエッジ点座標からハフ(Houg
    h)変換処理により展開したρθ平面で、θ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータの最大値である電子部品の角度θpを求め、角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Ls
    に一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出する。 抽出された角度および平行な線分から、xy平面上に逆変換し電子部品の位置と角度を演算し、予め設定した基準データ記憶手段からの基準位置と比較し許容範囲内であるかを判定することで、高密度に実装された電子部品でも高精度に検出することができ、さらに電子部品の一部が汚れや酸化により濃淡レベルが低下しても角度の検出範囲が広く高精度に位置を検出する実装部品検査装置を実現することができる。

    【0068】第2に、エッジ検出手段において、濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジを検出する際に、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでの距離を予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対のみ検出することで部品周辺のエッジ検出を抑制し、高精度に部品位置を検出することができる実装部品検査装置を実現することが可能となった。

    【0069】第3に、エッジ検出手段において、濃淡画像から予め設定した電子部品のサイズLw、Lsから任意の検査領域を設定し、電子部品のエッジ点を検出する際に、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでの距離を予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに近いエッジ対のみ検出し、さらにエッジ対間の濃度値の平均値から電極部を検出し、エッジ点座標をハフ(Houg
    h)変換処理する際に、電極部に重み付けをして得票しρθ平面に展開することにより部品周辺および文字付き部品内部のエッジ点検出を抑制し高精度に位置を検出することができる実装部品検査装置を実現できる。

    【0070】第4に、第1のハフ変換手段からのρθ平面において、前記角度検出手段からの電子部品の角度θ
    p±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsより外側の2
    つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出しその線分を囲む領域からはずれたエッジ点座標のみハフ(Hough)変換処理を行い、前記第1のハフ変換手段で求めたρθ平面から減算する。 減算したρ
    θ平面からθ方向に得票数が任意に設定した閾値a以上の得票数を投影し、θ側に投影したデータの最大値である電子部品の角度θpを求め、角度θp±bおよび角度(θp+90゜)±bの範囲内でそれぞれρ側に得票数を投影し、それぞれの投影データで予め設定された電子部品のサイズLw、Lsに一致する2つのピークより電子部品の短辺および長辺の平行な線分を検出することにより、部品周辺の影響を受けずに高精度に位置の検出が可能な実装部品検査装置を実現できる。

    【0071】第5に、エッジ検出手段において、前記画像入力手段からの濃淡画像から電子部品のエッジ点を検出する際に、予め設定した電子部品のサイズLw、Ls
    から任意の検査領域を設定し、電子部品のサイズによらず処理する画像サイズが一定となるように拡大縮小した後に、電子部品のエッジ点を検出することにより、小さい部品は拡大処理により見かけ上エッジ点数が増え位置精度が向上し、大きな部品は縮小処理によりエッジ点数を削減し処理速度を向上する実装部品検査装置を実現できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施例における実装部品検査装置のブロック結線図

    【図2】同実施例におけるエッジ検出手段のマスク構成を示す図

    【図3】同実施例におけるハフ変換手段の原理を示す図

    【図4】同実施例における角度検出手段、線分検出手段の累積得票数を示す図

    【図5】同実施例における部品位置判定手段の位置座標を示す図

    【図6】(a) 同実施例におけるCPUシステム構成図 (b) 同実施例における別のCPUシステム構成図 (c) 同実施例におけるエッジ検出手段のブロック結線図

    【図7】同実施例における処理のフローチャート

    【図8】(a)本発明の第2の実施例におけるエッジ検出手段の処理を示す図 (b)同実施例におけるエッジ検出手段の処理のフローチャート

    【図9】(a)本発明の第3の実施例におけるエッジ検出手段のエッジ検出データを示す図 (b)同実施例における処理のフローチャート

    【図10】本発明の第4の実施例におけるブロック結線図

    【図11】同実施例における検出された線分とエッジ点を示す図

    【図12】同実施例における処理のフローチャート

    【図13】同実施例における処理のフローチャート

    【図14】本発明の第5の実施例におけるブロック結線図

    【符号の説明】

    101 プリント基板 102 電子部品 103 照明装置 104 画像入力手段 105 エッジ検出手段 106 ハフ変換手段 107 角度検出手段 108 線分検出手段 109 部品位置判定手段 110 基準データ記憶手段 111 第2のハフ変換手段 112 第2の角度検出種手段 113 第2の線分検出手段 114 拡大縮小手段 301 エッジ点 302 線分 601 イメージメモリ 602 CPU 603 ワークメモリ 604 ヒストグラムメモリ 605 θ累積得票数メモリ 606 ρ累積得票数メモリ 610 画像入力端子 611 1Hシフトレジスタ 612 走査窓 613 積和演算ユニット 614 Sx出力 615 Sy出力 616 2値化閾値 607 結果格納メモリ 800 原点座標 801 検査領域 802 電子部品 803 電極部 804 水平方向走査ライン 806、808 輝度プロファイル 807 垂直方向走査ライン 809 配線パターン 810 エッジ候補点 811 立ち上がりエッジ 812 立ち下がりエッジ 813 エッジ点

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻川 俊彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡本 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

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