首页 / 专利库 / 电脑图像 / 体素 / プリント回路板、半導体装置の接合構造及びプリント回路板の製造方法

プリント回路板、半導体装置の接合構造及びプリント回路板の製造方法

阅读:893发布:2024-01-09

专利汇可以提供プリント回路板、半導体装置の接合構造及びプリント回路板の製造方法专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】パッケージ 基板 やプリント配線板等の反り量の増大を抑制しつつ、隣接するはんだ接合部や隣接部品とのはんだのブリッジの発生を低減させる。【解決手段】半導体パッケージ200は、表面201aに配置された複数の電極パッド211を有するパッケージ基板201と、パッケージ基板201に実装された半導 体素 子202とを有する。プリント配線板300は、表面300aに配置され、各電極パッド211に対向する複数の電極パッド311を有する。これら電極パッド211と電極パッド311とを接合する複数のはんだ接合部400は、はんだ接合部400bと、断面積がはんだ接合部400bよりも大きく形成され、かつ最外周に配置されたはんだ接合部400aと、を有する。はんだ接合部400aは、囲い部材500で囲われている。【選択図】図1,下面是プリント回路板、半導体装置の接合構造及びプリント回路板の製造方法专利的具体信息内容。

  • 一方の表面に配置された複数の第1電極パッドを有するパッケージ基板と、前記パッケージ基板に実装された半導体素子とを有している半導体パッケージと、
    前記パッケージ基板の一方の表面に対向して配置され、前記各第1電極パッドにそれぞれ対向する複数の第2電極パッドを有しているプリント配線板と、
    前記各第1電極パッドと前記各第2電極パッドとをそれぞれ接合する複数のはんだ接合部と、を備え、
    前記複数の第1電極パッドは、少なくとも1つの第1補強用電極パッドを含んでおり、前記第1補強用電極パッドは、前記複数の第1電極パッドのうち前記第1補強用電極パッド以外の第1電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、
    前記複数の第2電極パッドは、少なくとも1つの第2補強用電極パッドを含んでおり、前記第2補強用電極パッドは、前記第1補強用電極パッドと対向する位置に配置されており、前記複数の第2電極パッドのうち前記第2補強用電極パッド以外の第2電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、
    前記複数のはんだ接合部は、前記第1補強用電極パッドと前記第2補強用電極パッドとを接合する第1はんだ接合部と、前記第1はんだ接合部以外の第2はんだ接合部とを有しており、
    前記第1はんだ接合部の外周は、囲い部材により囲われていることを特徴とするプリント回路板。
  • 一方の表面に配置された複数の第1電極パッドを有するパッケージ基板と、前記パッケージ基板に実装された半導体素子と、を有する半導体パッケージと、
    前記パッケージ基板の一方の表面に対向する表面に配置され、前記各第1電極パッドにそれぞれ対向する複数の第2電極パッドを有するプリント配線板と、
    前記各第1電極パッドと前記各第2電極パッドとをそれぞれ接合する複数のはんだ接合部と、を備え、
    前記複数のはんだ接合部は、前記複数のはんだ接合部のうち少なくとも1つの第1はんだ接合部と、前記第1はんだ接合部以外の第2はんだ接合部と、を有しており、
    前記第1はんだ接合部は、前記パッケージ基板又は前記プリント配線板の表面に平行な断面の断面積が前記第2はんだ接合部よりも大きく形成されており、
    前記第1はんだ接合部の外周は、筒状の囲い部材により囲われていることを特徴とするプリント回路板。
  • 前記囲い部材は、前記はんだ接合部に使用されているはんだよりも融点が高く、前記パッケージ基板及び前記プリント配線板とは直接固定されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント回路板。
  • 前記複数のはんだ接合部は、マトリックス状に配置されており、前記第1はんだ接合部は、マトリックス状に配置された前記複数のはんだ接合部のうちの外周部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  • 前記第1はんだ接合部は、マトリックス状に配置された前記複数のはんだ接合部のうちの4つの隅部に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプリント回路板。
  • 前記第1はんだ接合部は、マトリックス状に配置された前記複数のはんだ接合部のうちの4つの隅部と隅部以外の位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプリント回路板。
  • 前記複数のはんだ接合部のうち、前記第2はんだ接合部はマトリックス状に配置されており、前記第1はんだ接合部は、前記マトリックス状の第2はんだ接合部のさらに外周部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  • 前記第1はんだ接合部は、前記マトリックス状の第2はんだ接合部のさらに外周部に位置する、前記パッケージ基板の4つの隅部に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のプリント回路板。
  • 前記囲い部材には、20[μm]以下の幅の開口もしくはスリットが形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  • 前記囲い部材は、多孔質部材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  • 前記半導体パッケージが、LGAの半導体パッケージであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  • 一方の表面に配置された複数の第1電極パッドを有するパッケージ基板と、前記パッケージ基板に実装された半導体素子とを有している第1半導体装置と、
    前記パッケージ基板の一方の表面に対向して配置され、前記各第1電極パッドにそれぞれ対向する複数の第2電極パッドを有している第2半導体装置と、
    前記各第1電極パッドと前記各第2電極パッドとをそれぞれ接合する複数のはんだ接合部と、を備え、
    前記複数の第1電極パッドは、少なくとも1つの第1補強用電極パッドを含んでおり、前記第1補強用電極パッドは、前記複数の第1電極パッドのうち前記第1補強用電極パッド以外の第1電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、
    前記複数の第2電極パッドは、少なくとも1つの第2補強用電極パッドを含んでおり、前記第2補強用電極パッドは、前記第1補強用電極パッドと対向する位置に配置されており、前記複数の第2電極パッドのうち前記第2補強用電極パッド以外の第2電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、
    前記複数のはんだ接合部は、前記第1補強用電極パッドと前記第2補強用電極パッドを接合する第1はんだ接合部と、前記第1はんだ接合部以外の第2はんだ接合部とを有しており、
    前記第1はんだ接合部の外周は、囲い部材により囲われていることを特徴とする半導体装置の接合構造。
  • 複数の第1電極パッドを有する半導体パッケージを、複数の第2電極パッドを有するプリント配線板に実装するプリント回路板の製造方法において、
    前記複数の第1電極パッドは、少なくとも1つの第1補強用電極パッドを含んでおり、前記第1補強用電極パッドは、前記複数の第1電極パッドのうち前記第1補強用電極パッド以外の第1電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、
    前記複数の第2電極パッドは、少なくとも1つの第2補強用電極パッドを含んでおり、前記第2補強用電極パッドは、前記複数の第2電極パッドのうち前記第2補強用電極パッド以外の第2電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、
    前記プリント配線板の前記各第2電極パッドにはんだペーストを塗布する工程と、
    前記複数の第2電極パッドのうち、前記第2補強用電極パッドを囲う位置に、筒状の囲い部材を配置する工程と、
    前記第1電極パッドと前記第2電極パッドが対向し、かつ前記第1補強用電極パッドと前記第2補強用電極パッドとが対向するように、前記半導体パッケージを前記プリント配線板上に搭載する工程と、
    前記はんだペーストの融点以上かつ前記囲い部材の融点よりも低い温度で前記はんだペーストを加熱することで、前記はんだペーストを溶融させる工程と、
    前記溶融したはんだペーストを冷却することではんだ接合部を形成し、前記半導体パッケージと前記プリント配線板とを接合する工程とを経ることを特徴とするプリント回路板の製造方法。
  • 说明书全文

    本発明は、互いに対向する2つの電極パッド同士をはんだ接合部で接合したプリント回路板、半導体装置の接合構造及びプリント回路板の製造方法に関する。

    近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタル電子機器は、軽薄短小化、多機能化が常に求められている。 これを実現するためには、電子機器内の電子部品の軽薄短小化と多機能化を促進し、高密度にプリント配線板へ実装することが必要である。 これらの要求を実現する実装技術として、接続電極を高密度に配置できるBGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)が多く用いられている。 また、さらなる薄型化の要求から、接続電極部にはんだバンプを用いず、はんだペーストによって接続するLGA(Land Grid Array)の半導体パッケージも採用されている。

    LGAの半導体パッケージでは、接続に用いられる個々のはんだ接合部の体積が、BGAの半導体パッケージよりも小さくなる。 また、接続後の半導体パッケージとプリント配線板との間の高さが低くなる(100μm〜200μm程度)。 そのため、リフロー加熱によってはんだペーストが軟化した際に周囲に拡がり、隣接端子や隣接部品とブリッジしやすくなる。

    特許文献1には、フリップチップ方式の半導体装置において、はんだブリッジの発生を防止するため、パッケージ基板のはんだ接合部に障壁を設けたことが記載されている。

    特開2011−142185号公報

    半導体パッケージとプリント配線板は、熱膨張係数が異なるため、はんだの加熱溶融時に反りが発生する。 しかしながら上記特許文献1の構成は、半導体装置のすべての隣接するはんだ接合部の間に同じ高さの障壁を設けているため、反りにより半導体パッケージとプリント配線板の間の間隔が大きくなった領域のはんだ接合部の接合信頼性は著しく低下する。 すなわち、通常の溶融したはんだは、この反りによる応を緩和することができるが、上記特許文献1の構成の場合、はんだ接合部の間の障壁がこれを阻害することとなってしまう。

    また、上記特許文献1の構成では、半導体装置の各電極パッド間にのみ障壁を設けており、半導体装置の外周部には障壁が設けられていない。 そのため、リフロー加熱によってはんだペーストが軟化した際に、はんだペーストは半導体装置の外周部に流れ出てしまう。 これにより、はんだペーストが分離し、はんだボール化して飛び散り、隣接する他の部品がはんだでブリッジする原因となる問題があった。

    そこで、本発明は、パッケージ基板やプリント配線板等の反り量の増大を抑制しつつ抑制された範囲の反りを緩和し、隣接するはんだ接合部や隣接部品とのはんだのブリッジの発生が低減することを目的としている。

    本発明のプリント回路板は、一方の表面に配置された複数の第1電極パッドを有するパッケージ基板と、前記パッケージ基板に実装された半導体素子とを有している半導体パッケージと、前記パッケージ基板の一方の表面に対向して配置され、前記各第1電極パッドにそれぞれ対向する複数の第2電極パッドを有しているプリント配線板と、前記各第1電極パッドと前記各第2電極パッドとをそれぞれ接合する複数のはんだ接合部と、を備え、前記複数の第1電極パッドは、少なくとも1つの第1補強用電極パッドを含んでおり、前記第1補強用電極パッドは、前記複数の第1電極パッドのうち前記第1補強用電極パッド以外の第1電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、前記複数の第2電極パッドは、少なくとも1つの第2補強用電極パッドを含んでおり、前記第2補強用電極パッドは、前記第1補強用電極パッドと対向する位置に配置されており、前記複数の第2電極パッドのうち前記第2補強用電極パッド以外の第2電極パッドよりも表面積が大きく形成されており、前記複数のはんだ接合部は、前記第1補強用電極パッドと前記第2補強用電極パッドとを接合する第1はんだ接合部と、前記第1はんだ接合部以外の第2はんだ接合部とを有しており、前記第1はんだ接合部の外周は、囲い部材により囲われていることを特徴とする。

    本発明によれば、囲い部材によって、断面積の大きなはんだ接合部を形成するはんだが加熱時に軟化した際に流れ出すのが抑制される。 したがって、隣接するはんだ接合部や隣接する他の部品とのはんだのブリッジの発生が低減する。 さらに、囲い部材は、パッケージ基板やプリント配線板(配線基板)とは独立した構造物であるため、配線基板の反りを増大させることがなく、はんだ未接合(オープン不良)の発生が低減する。

    本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。

    図1のII−II面に沿うプリント回路板の断面図である。

    囲い部材の別の例を示す概略図である。

    本発明の第1実施形態に係るプリント回路板を製造する各製造工程を示す概略説明図である。

    本発明の第2実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す概略断面図である。

    図5のVI−VI面に沿うプリント回路板の断面図である。

    本発明の第3実施形態に係る囲い部材を配置したプリント配線板を示す概略平面図である。

    本発明の第4実施形態に係るプリント回路板の囲い部材の形状を示す概略斜視図である。

    実施例のはんだの拡がりを示す透過X線の概略図である。

    比較例に係るプリント配線板の電極配置を示す概略平面図である。

    比較例のはんだの拡がりを示す透過X線の概略図である。

    以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。

    [第1実施形態]
    図1は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。 電子装置であるプリント回路板100は、第1半導体装置である半導体パッケージ200を備えている。 半導体パッケージ200は、パッケージ基板(インターポーザ)201と、パッケージ基板201に実装された半導体チップ(ダイ)等の半導体素子202とを有している。 パッケージ基板201は、平面視で略四形状に形成されている。

    また、プリント回路板100は、第2半導体装置の構成要素の1つであるプリント配線板300を備えている。 更に、プリント回路板100は、複数のはんだ接合部400と、複数のはんだ接合部400のうちパッケージ基板201の4つの隅部のそれぞれにあるはんだ接合部400aの外周面を囲う囲い部材500と、を備えている。

    半導体パッケージ200は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等のセンサーパッケージ、メモリーパッケージ、CPUパッケージ等である。 半導体パッケージ200は、本第1実施形態では、LGA(Land Grid Array)の半導体パッケージである。

    パッケージ基板201は、一方の表面201aにアレイ状に配列された複数の電極パッド(第1電極パッド)211を有している。 半導体素子202は、パッケージ基板201の他方の表面201bに実装され、封止樹脂203で封止されている。

    パッケージ基板201は、表面201aに形成されたソルダーレジスト207を有し、ソルダーレジスト207に設けられた各開口207aを通じて各電極パッド211が外部に露出している。

    パッケージ基板201は、導体層と絶縁層との積層構造であり、絶縁層に有機物の絶縁体として例えばガラスエポキシが用いられているガラスエポキシ基板である。 なお、パッケージ基板201としては、セラミック基板やガラス基板、Si基板などの無機基板を用いてもよい。 また、パッケージ基板201上には、半導体素子202の他、集積回路、抵抗器、コンデンサー等の部品が搭載されていてもよい。

    電極パッド211の材料は、例えば、銅を用いることができる。 また、ニッケルと金、ニッケルとパラジウムと金のように、多層の金属材料から形成されていても構わない。

    ソルダーレジスト207は、開口207aの直径が電極パッド211の直径よりも小さい、いわゆるSMD(Solder Mask Defined)構造でもよい。 また、ソルダーレジスト207は、開口207aの直径が電極パッド211の直径よりも大きい、いわゆるNSMD(Non Solder Mask Defined)構造でもよい。

    プリント配線板300は、導体層と絶縁層との積層構造であり、本第1実施形態では、導体層が4つの4層構造である。 絶縁層を構成する基材部312は、有機物の絶縁体として例えばガラスエポキシが用いられているガラスエポキシ基板である。 なお、基材部312としては、セラミック基板やガラス基板、Si基板などの無機基板を用いてもよい。 また、プリント配線板300上には、半導体パッケージ200の他、別の半導体パッケージ、抵抗器、コンデンサー等の電子部品が搭載されていてもよい。

    プリント配線板300は、パッケージ基板201の表面201aに対向する表面300aにアレイ状に配列された、複数の電極パッド(第2電極パッド)311を有している。 これら電極パッド311は、パッケージ基板201の電極パッド211と同数設けられており、電極パッド211に対向する位置に配置されている。

    電極パッド311の材料は、例えば、銅を用いることができる。 また、ニッケルと金、ニッケルとパラジウムと金のように、多層の金属材料から形成されていても構わない。

    プリント配線板300は、電極パッド311、基材部312の他、更に配線部313と、ソルダーレジスト314とを有する。

    配線部313は、(基材部312)の一方の表面(半導体パッケージ200と対向する面)312aと、他方の表面(半導体パッケージ200と対向しない面)312bに跨って形成されている。 配線部313の材料は、例えば、銅を用いることができる。

    ソルダーレジスト314は、基材部312の表面312a,312b上に形成されて、プリント配線板300の表面300a,300bを構成している。 ソルダーレジスト314には、各電極パッド311に対応する位置に開口314aが形成され、各開口314aを通じて各電極パッド311が外部に露出している。

    ソルダーレジスト314は、開口314aの直径が電極パッド311の直径よりも小さい、いわゆるSMD(Solder Mask Defined)構造でもよい。 また、ソルダーレジスト314は、開口314aの直径が電極パッド311の直径よりも大きい、いわゆるNSMD(Non Solder Mask Defined)構造でもよい。

    パッケージ基板201の各電極パッド211とプリント配線板300の各電極パッド311とは、それぞれはんだからなるはんだ接合部400で接合されている。 これにより、電極パッド211と電極パッド311とを、電気的及び機械的に接続している。

    はんだ接合部400は、はんだペーストが溶融して固化したもので形成されている。 はんだペーストの材料は、例えばスズに、銀、銅、ビスマス等の金属をいずれか一つ以上添加した合金と、フラックス(還元剤)とを混練してペースト状にしたものを用いることができる。

    パッケージ基板201の複数の電極パッド211は、複数の電極パッド211の最外周の位置であって4つの隅部にそれぞれ設けられた補強用電極パッド211a(第1補強用電極パッド)と、それ以外の位置に設けられた電極パッド211bとからなる。 補強用電極パッド211aは、補強用に設けられたものであり、補強用電極パッド211aの面積は、電極パッド211bよりも表面積が大きく形成されている。 補強用電極パッド211aは、少なくとも1つあればよいが、第1実施形態では4つ設けられている。 電極パッド211bは、複数の電極パッド211において、補強用電極パッド211aを除く残りの(第1補強用電極パッド以外の)電極パッドである。

    また、プリント配線板300の複数の電極パッド311は、複数の電極パッド311の最外周の位置であって4つの隅部にそれぞれ設けられた補強用電極パッド311a(第2補強用電極パッド)と、それ以外の位置に設けられた電極パッド311bとからなる。 補強用電極パッド311aは、補強用に設けられたものであり、補強用電極パッド311aの面積は、電極パッド311bよりも表面積が大きく形成されている。 補強用電極パッド311aは、補強用電極パッド311aと同数、即ち少なくとも1つあればよいが、第1実施形態では4つ設けられている。 電極パッド311bは、複数の電極パッド311において、補強用電極パッド311aを除く残りの(第2補強用電極パッド以外の)電極パッドである。

    なお、補強用電極パッド211a、311aは、配線等に接続されていない電気的に機能しない電極パッドでも良いし、電源配線やGND配線、信号配線の一部として機能する電極パッドでも良い。

    補強用電極パッド211aと補強用電極パッド311aとは互いに対向して配置されており、電極パッド211bと電極パッド311bとは互いに対向して配置されている。

    図2は、図1のII−II面に沿うプリント回路板100の断面図である。 なお、II−II面は、パッケージ基板201又はプリント配線板300の表面201a,300aに平行な断面である。

    複数のはんだ接合部400は、補強用電極パッド211aと補強用電極パッド311aとを接合するはんだ接合部(第1はんだ接合部)400aを有する。 また、複数のはんだ接合部400は、電極パッド211bと電極パッド311bとを接合するはんだ接合部(第2はんだ接合部)400bを複数有する。 はんだ接合部400aは、補強用電極パッド211a(311a)と同数、即ち少なくとも1つあればよいが、第1実施形態では4つ設けられている。 はんだ接合部400bは、電極パッド211b(311a)と同数設けられている。 はんだ接合部400bは、複数のはんだ接合部400において、はんだ接合部400aを除く残りの(第1はんだ接合部以外の)はんだ接合部である。

    なお、はんだ接合部400aは、配線等に接続されていない電気的に機能しないはんだ接合部でも良いし、電源配線やGND配線、信号配線の一部として機能するはんだ接合部でも良い。

    図1における電極パッド211および電極パッド311はマトリックス状に配置されており、電極パッド211および電極パッド311を接合するはんだ接合部400もマトリック状に配置されている。

    はんだ接合部400aは、複数のはんだ接合部400のうちの最外周に位置する。 本第1実施形態では、パッケージ基板201の4つの隅部に配置されている。 はんだ接合部400aは、II−II面に沿う断面の断面積が、はんだ接合部400bよりも大きく形成されている補強用のはんだ接合部である。 つまり、補強用のはんだ接合部400aの体積は、それ以外のはんだ接合部400bよりも大きく形成されている。 これにより、半導体パッケージ200とプリント配線板300との熱膨張率の差による相対的な反りを抑制し、半導体パッケージ200とプリント配線板300の接合信頼性が低下することを抑制している。

    本第1実施形態では、4つのはんだ接合部400aのそれぞれに対応して4つの囲い部材500が配置されている。 囲い部材500は、はんだ接合部400aの側面を囲うように、筒状に形成されている。 このとき、囲い部材500と、はんだ接合部400aとは接触してもしなくてもよい。 この囲い部材500は、パッケージ基板201の最外周に位置する補強用のはんだ接合部400aにのみ形成されており、はんだ接合部400bには形成されていない。 はんだ接合部400bに囲い部材を形成しないことにより、補強用のはんだ接合部400aだけでは抑制できなかった、半導体パッケージ200とプリント配線板300との間の相対的な反りを、はんだ接合部400bで緩和することができる。

    また囲い部材500は、パッケージ基板201及びプリント配線板300とは直接固定されていないことが好ましい。 直接固定していなことにより、半導体パッケージ200とプリント配線板300との間の相対的な反りに対して柔軟に対応することが可能となる。

    なお、図1では、囲い部材500は、円筒形状に形成されているが、これに限定するものではなく、囲い部材500の外観形状が、図3(a)に示すように四角柱や、図3(b)に示すように三角柱等の多角柱の形状等、任意の形状であってもよい。 また、囲い部材500の内側面(内側開口部)の形状は、はんだ接合部400aの位置にある補強用電極パッド211a及び補強用電極パッド311aを囲う形であれば、円柱形状や多角柱形状など、どのような形状でもよい。 また、囲い部材500は、吸着しやすくする、ピンセット等でのハンドリングをしやすくする、などのために、つば状の形状を有していてもよい。

    囲い部材500の材料は、はんだペースト(はんだ)の融点よりも高いものを用いる。 例えば、耐熱性や強度に優れたステンレス鋼、セラミック、ポリイミド、石英ガラス等を用いることができる。

    囲い部材500の開口部の容積は、はんだ接合部400aを形成する際に用いるはんだペーストの合金成分の体積以上、はんだペーストのフラックス成分と合金成分を合わせた体積以下となるように形成されている。 これにより、囲い部材500の開口部の中に、はんだペースト中の合金成分を収めることができる。

    次に、本第1実施形態による、プリント回路板100の製造方法の各製造工程について説明する。 図4は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板100を製造する各製造工程を示す概略説明図である。

    まず図4(a)に示すように、プリント配線板300の各電極パッド311に、はんだペースト450をスクリーン印刷にて供給(塗布)する。

    次いで、図4(b)に示すように、複数の電極パッド311の中の最外周に配置された電極パッドのうち、内側に配置された電極パッドよりも面積の大きい補強用電極パッド311aを囲う位置に、筒状の囲い部材500を配置する。 第1実施形態では、補強用の補強用電極パッド311aの位置にあるはんだペースト450aの周囲を囲う位置に、囲い部材500を配置する。 このとき、囲い部材500は、プリント配線板300に対して非固定状態であるのが好ましい。 囲い部材500の高さは、はんだペースト450の高さよりも低くなるよう形成されている。

    次いで、図4(c)に示すように、プリント配線板300の各電極パッド311に各電極パッド211が対向するように、半導体パッケージ200をプリント配線板上に搭載する。 このとき、はんだペースト450の高さは、囲い部材500の高さよりも高いため、半導体パッケージ200の各電極パッド211とはんだペースト450は接触することができる。

    次いで、図4(d)に示すように、プリント配線板300および半導体パッケージ200を、リフロー炉にてはんだペースト450の融点以上まで加熱して溶融させた後、常温まで冷却する。 加熱方法は、はんだペースト450の融点以上まで加熱できれば、スポット加熱などの方法でもよい。 即ち、はんだペースト450の融点以上かつ囲い部材500の融点よりも低い温度ではんだペースト450を加熱すればよい。

    これら工程のうち、プリント配線板300および半導体パッケージ200を、リフロー炉で加熱する際、加熱によってはんだペースト450中のフラックス成分が軟化して流れ出す時に、合金が周囲に拡がろうとする。 特に、半導体パッケージ200の接合信頼性が低下することを抑制するために、はんだペースト450のうち、はんだペースト450aの体積は、他のはんだペースト450bの体積よりも大きい。 そのため、はんだペースト450aは、合金が周囲に拡がる量が多い。 つまり、仮に囲い部材500がなかった場合、隣接端子(はんだ接合部400aに隣接する隣接するはんだ接合部)もしくは隣接部品とブリッジする可能性が高い。

    本第1実施形態によれば、はんだペースト450aの周囲に、はんだペースト450aの合金成分の体積以上、はんだペースト450aのフラックス成分と合金成分を合わせた体積以下である、周囲を囲う囲い部材500がある。 これにより、はんだペースト450a中の合金成分は、囲い部材500の中に収まることができるため、リフロー加熱時のはんだペースト450a中の合金の拡がりを抑制することができる。 また、囲い部材500は、プリント配線板300にも半導体パッケージ200にも固定されていない独立した構造物である。 つまり、囲い部材500は、パッケージ基板201及びプリント配線板300とは別部材で形成されている。 このように、囲い部材500がパッケージ基板201及びプリント配線板300とは別部材であるので、囲い部材500がパッケージ基板201やプリント配線板300の反りを増大させることがない。 従って、はんだ未接合(オープン不良)が発生する恐れを増加させることなく、隣接端子および隣接部品とのブリッジ発生を低減させることができる。

    更に、プリント配線板300の表面300aに囲い部材500が一体に設けられていないため、はんだペースト450をスクリーン印刷する際に、印刷版とプリント配線板300との間に隙間が生じることがなく、はんだペーストがにじみ出ることがない。 従って、狭ピッチな印刷を実現することができる。

    即ち、本第1実施形態によれば、囲い部材500によって、断面積の大きなはんだ接合部400aを形成するはんだが加熱時に軟化した際に流れ出すのが抑制される。 したがって、隣接するはんだ接合部400aや隣接する他の部品とのはんだのブリッジの発生が低減する。 さらに、囲い部材500は、パッケージ基板201やプリント配線板300とは独立した構造物であるため、パッケージ基板201やプリント配線板300の反りを増大させることがなく、はんだ未接合(オープン不良)の発生が低減する。

    そのため、半導体パッケージ200と、不図示の電子部品との間隔をより狭く、高密度に配置することが可能になり、プリント回路板100の小型化が可能となり、ひいてはプリント回路板100を有する電子機器の小型化が可能となる。

    また、囲い部材500は、はんだペースト450の印刷後に搭載されるため、はんだペースト450のにじみが起こる原因とはならず、狭ピッチな印刷が可能となる。 これにより、はんだ接合部400を高密度に形成することが可能となり、半導体パッケージ200の小型化が可能となる。 また、多ピン化によって高機能化が可能となる。

    [第2実施形態]
    次に、本発明の第2実施形態に係るプリント回路板について説明する。 上記第1実施形態では、4つの隅部にある第1はんだ接合部であるはんだ接合部400aの体積が他の第2はんだ接合部であるはんだ接合部400bよりも大きく、はんだ接合部400aの周囲を囲う囲い部材500が存在する場合について説明した。 第1はんだ接合部は、4つの隅部に加えて、最外周に位置する隅部以外の位置に配置されていてもよい。 なお、本第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。

    図5は、本発明の第2実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す概略断面図である。 図6は、図5のVI−VI面に沿うプリント回路板の断面図である。 なお、VI−VI面は、パッケージ基板201又はプリント配線板300の表面201a,300aに平行な断面である。

    複数のはんだ接合部400は、最外周の第1はんだ接合部として、パッケージ基板201の4つの隅部に配置されたはんだ接合部400aと、隅部以外の位置に配置されたはんだ接合部400cとを有する。 複数のはんだ接合部400において、はんだ接合部400a,400c以外は、はんだ接合部400bである。 はんだ接合部400cは、1つ以上あればよい。

    はんだ接合部400a,400cは、はんだ接合部400bよりも断面積(体積)が大きい。 はんだ接合部400aの体積は、はんだ接合部400cの体積と同じかそれ以上の大きさとなるように形成されている。

    はんだ接合部400aは、上記第1実施形態と同様、筒状の囲い部材500で囲われている。 更に、本第2実施形態では、はんだ接合部400cは、筒状の囲い部材500cで囲われている。 このとき、はんだ接合部400cと囲い部材500cとは接触してもしなくてもよい。

    囲い部材500,500cの材料は、はんだペーストの融点よりも高いものを用いればよい。 例えば、耐熱性や強度に優れたステンレス鋼、セラミック、ポリイミド、石英ガラス等を用いることができる。

    囲い部材500,500cの開口部の容積は、はんだ接合部400a,400cに形成されたはんだペーストの合金成分の体積以上、かつ、はんだペーストのフラックス成分と合金成分を合わせた体積以下となるように形成されている。 これにより、囲い部材500,500cの開口部の中に、はんだペースト中の合金成分を収めることができる。

    図6に示すように、はんだ接合部400cは、例えば各辺の中央部に形成することができるが、これに限定されることなく、最外周にある4つの隅部以外の位置であればどこに形成されてもよい。

    以上の本第2実施形態によれば、はんだ接合部400のうち、体積の大きなはんだ接合部が、4隅部にあるはんだ接合部400aに加えて、最外周にあって4隅部以外の位置にある1箇所以上のはんだ接合部400cがある。 また、はんだ接合部400aがある位置には、囲い部材500があり、はんだ接合部400cがある位置には、囲い部材500がある。 このため、隣接端子(はんだ接合部400a,400cに隣接するはんだ接合部)および隣接部品とのブリッジ発生が低減する。 更に、はんだ接合部の低背化に伴って発生するひずみが大きくなることが原因で起こる、はんだ接合部の破断の発生が低減される。

    [第3実施形態]
    次に、本発明の第3実施形態に係るプリント回路板について説明する。 図7は、本発明の第3実施形態に係る囲い部材を配置したプリント配線板を示す概略平面図である。 なお、図7には図示されていないが、プリント配線板300に対向して半導体パッケージ200(図1等参照)が配置されている。 半導体パッケージ200のパッケージ基板201は、表面がプリント配線板300の表面と同じ四角形状で、表面積がプリント配線板300の表面積と同じ面積に形成されている。 プリント配線板300の表面に対して垂直な方向から見て、パッケージ基板201は、プリント配線板300と重なるように配置されている。

    第1、第2実施形態では、補強用電極パッド211aはマトリックス状に配置された電極パッド211のうちの外周部に設けられている。 また補強用電極パッド311aはマトリックス状に配置された電極パッド311のうちの外周部に設けられている。 またはんだ接合部400aはマトリックス状に配置されたはんだ接合部400のうちの外周部に設けられている。

    第3実施形態では、図7に示すように、電極パッド311b(211b)がマトリックス状に形成されており、マトリックス状に配置された電極パッド311b(211b)のさらに外周部に、補強用電極パッド311a(211a)が形成されている。

    補強用電極パッド311a(211a)はプリント配線板300(半導体パッケージ200のパッケージ基板201)の4つの隅部に形成されている。 補強用電極パッド311a(211a)をマトリックス状の電極パッド311b(211b)のさらに外周部に形成することにより、より効果的にプリント配線板300(半導体パッケージ200)の反りを抑制することができる。

    [第4実施形態]
    次に、本発明の第4実施形態に係るプリント回路板の囲い部材について説明する。 図8は、本発明の第4実施形態に係るプリント回路板の囲い部材の形状を示す概略斜視図である。 図8(a)は、側面に窓状の開口が形成された囲い部材示す概略斜視図であり、図8(b)は、側面にスリット状の開口が形成された囲い部材を示す概略斜視図である。

    図8(a)に示す囲い部材500は、側面に窓状の開口510が形成されている。 この開口510は、例えば長方形である。 この開口510の縦方向及び横方向の幅のうち、少なくとも一方の幅は、例えば20[μm]以下とすることができる。 なお、窓状の開口510の形状は、長方形に限定されることはなく、例えば楕円形状であってもよく、窓状の開口510の最大径が例えば20[μm]以下とすることもできる。

    また、図8(b)に示す囲い部材500は、側面にスリット状の開口(切れ目)520が形成されている。 この開口520の幅は、例えば20[μm]以下とすることができる。 これらの幅は、はんだペーストを使用する場合のはんだ粒1粒あたりの大きさ以下(直径以下)である。

    以上の本第4実施形態によれば、囲い部材500の側面に、開口510,520が形成されているので、はんだペーストの溶融時に放出されるフラックスの揮発成分およびはんだペースト内部に残留する空気が放出される。 これにより、溶融後のはんだ接合部の内部に残留するボイドを低減させることができ、接合信頼性を向上させることができる。 なお、本第3実施形態と同様の効果は、囲い部材500の材質に多孔質のものを用いる、即ち囲い部材500を多孔質部材で形成することでも実現できる。

    (実施例)
    本実施例では、図1に示す上記第1実施形態の構成において、囲い部材500を配置した場合と、配置しなかった場合について、はんだ中の合金の流れ出しの量を比較することで、ブリッジ発生の低減効果を確認した。 以下、具体的な寸法値である。

    まずは、従来の実装構造に基づき、囲い部材500を配置しなかった場合について説明する。

    図10は、比較例に係るプリント配線板の電極配置を示す概略平面図である。 図10に示すように、プリント配線板300のサンプルは、外寸が32.0[mm]×30.0[mm]の長方形形状で、厚さが1.4[mm]である。 ソルダーレジスト層上に開口直径が1.2[mm]の円形状の電極パッド311を2[mm]ピッチでペリフェラル型に3列に配列し、4隅部にある補強用電極パッド311aはソルダーレジスト層の開口直径が3.5[mm]であるものを使用した。 このプリント配線板300のサンプルの電極パッド311上に、ステンレス製の印刷版を用いてはんだペーストを印刷した。 用いた印刷版の版厚は0.35[mm]であり、4隅部以外の円形のはんだペーストの直径は1.2[mm]、4隅部の円形のはんだペーストの直径は3.5[mm]とした。 はんだペースト中のはんだ組成は、重量パーセントでスズ42.0%、ビスマス58.0%とした。

    電子部品である半導体パッケージ200のサンプルは、外寸が32.0[mm]×30.0[mm]の長方形形状で、厚さが2[mm]である。 プリント配線板300の電極パッド311の位置に対向するように、ソルダーレジスト層上に開口直径が1.2[mm]の円形状の電極パッドを2[mm]ピッチでペリフェラル型に3列に配列したものを使用した。 また、4隅部にある電極パッドはソルダーレジスト層の開口直径が3.6[mm]であるものを使用した。

    はんだペーストを印刷したプリント配線板300の上に、それぞれ電極パッドが対向するように半導体パッケージ200を搭載し、加熱しながら、はんだペーストが流れだす様子を、透過X線観察装置を用いて観察した。

    図11は、比較例のはんだの拡がりを示す透過X線の概略図である。 図11(a)は、約120℃におけるはんだの拡がりを示す透過X線撮影像の概略図であり、図11(b)は、約150℃におけるはんだの拡がりを示す透過X線撮影像の概略図である。

    図11(a)に示すように、比較例の実装構造で加熱をしていった場合、約120℃まで加熱した際に、4隅部のはんだペースト面積が約2.49倍にまで大きくなり、隣接端子と接触した。 図11(b)に示すように、さらに約150℃まで加熱をし、はんだペーストが溶融した際に、自身の表面張力で凝集するとき、戻りきれずに、はんだブリッジが発生した。 更に、はんだペーストの溶融後に、自身の表面張力で凝集する際に、はんだが分断され、はんだボールとして外部に飛散することも確認された。

    次に、実施例として囲い部材500を配置した場合について説明する。 実施例としては前述の第3実施形態で説明した図7の形態を使用した。

    上記比較例の構造に基づいた実験と同様のサンプルを用い、同様の手順で、はんだペーストを印刷する段階まで進めた後、図7に示すように、囲い部材500を4つの隅部のはんだペーストを囲う位置に配置した。 囲い部材500は、ステンレス製の円筒形状であり、開口部は円形で直径は3.6[mm]、外径の直径は4.6[mm]、厚さは0.2[mm]とした。

    図9は、実施例のはんだの拡がりを示す透過X線の概略図である。 図9(a)は、約120℃におけるはんだの拡がりを示す透過X線撮影像の概略図であり、図9(b)は、約150℃におけるはんだの拡がりを示す透過X線撮影像の概略図である。

    図9(a)に示すように、本実施例の構造で加熱をしていった場合、約120℃まで加熱した際にも、4つの隅部のはんだペーストは、囲い部材500で堰き止められて、隣接端子と接触する程拡がることはなかった。 また、図9(b)に示すように、さらに約150℃まで加熱をし、はんだペーストが溶融した後にも、4つの隅部のはんだペーストは隣接端子と接触する程拡がることはなかった。 さらに、はんだペーストの溶融後に、自身の表面張力で凝集する際に、はんだが分断されることはなく、はんだボールとして外部に飛散することも確認されなかった。

    なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。

    上記実施形態では、プリント回路板における半導体パッケージのパッケージ基板とプリント配線板との接合構造について説明したが、これに限定するものではない。 例えば、積層型半導体装置における第1半導体パッケージのパッケージ基板(第1半導体装置)と、第2半導体パッケージのパッケージ基板(第2半導体装置)との接合構造においても本発明は適用可能である。 また、プリント配線板(第1半導体装置)とプリント配線板(第2半導体装置)との接合構造においても本発明は適用可能である。

    100…プリント回路板、200…半導体パッケージ、201…パッケージ基板(第1配線基板)、201a…表面、202…半導体素子、211…電極パッド(第1電極パッド)、300…プリント配線板(第2配線基板)、300a…表面、311…電極パッド(第2電極パッド)、400…はんだ接合部、400a…はんだ接合部(第1はんだ接合部)、400b…はんだ接合部(第2はんだ接合部)、500…囲い部材

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈