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Beautifying and whitening agent and external preparation composition

阅读:528发布:2021-02-07

专利汇可以提供Beautifying and whitening agent and external preparation composition专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a beautifying and whitening agent capable of synergistically exhibiting beautifying and whitening effects of two kinds of compounds and having anti-inflammatory effect by combindedly using two kinds of specific compounds having excellent beautifying and whitening effect and obtain an external preparation composition containing the beautifying and whitening agent.
SOLUTION: This beautifying and whitening agent is obtained by combining an ellagic acid-based compound of formula I (R
1 to R
4 are each H, a 1-20C alkyl, a 1-20 alkoxyl or a polyalkylene oxide residue or a sugar residue of formula II; R
5 is H, OH or a 1-8C alkoxyl) and its salt with 7,2'-dihydroxy-4'-methoxy-isoflavan of formula III. As the ellagic acid-based compound of formula I, ellagic acid, 3,4-di-o-methylellagic acid, etc., is preferably used in an amount of 0.001-20wt.%, especially about 0.005-5wt.% based on total composition when used for a external preparation composition. The compound of formula III is preferably blended in an amount of 0.01-10wt.%, especially 0.05-1wt.% into the external preparation composition. In the beautifying and whitening agent, a ratio of the compound of formula I and/or its salt to the compound of formula III is preferably (1/100) to (100/1).
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Beautifying and whitening agent and external preparation composition专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 で示されるエラグ酸系化合物及び/又はその塩と下記構造式(3) 【化2】 で示される7,2'−ジヒドロキシ−4'−メトキシ−
    イソフラバンとを有効成分とする美白剤。
  • 【請求項2】 請求項1記載の美白剤を配合してなる外用剤組成物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、優れた美白効果のみならず抗炎症効果をも有する美白剤及びこれを含有し、特にフェイスケア及びボディケア効果に優れる外用剤組成物に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来より、紫外線は、その照射によって皮膚に紅斑を生じさせ、次いで黒化を引き起こして皮膚の日焼けを起こし、
    また、過度の照射を皮膚に受けた場合には、火傷のようになって、泡を生じることもあり、また、皮膚の老化を早めることなどが知られているが、さらに近年では、
    しわ、白髪と並んで皮膚美容上の悩みの一つとしてあげられる「しみ・そばかす」もこの紫外線により惹起され悪化することが知られている。 この「しみ・そばかす」
    の発症メカニズムは、未だに不明な点も多いが、紫外線により表皮基底層に存在するメラノサイトが活性化され、メラニン色素産生が過剰になっているものと考えられている。

    【0003】そして、この「しみ・そばかす」に対して美白効果を有する化粧料は、消費者の関心が極めて高く、従来から多くの美白化粧料が知られており、その有効成分として過酸化水素、過酸化亜鉛、過酸化マグネシウム等の過酸化物、アスコルビン酸や各種天然物が古くから用いられている。 しかしながら、アスコルビン酸は安定性、保持性等に問題があり、且つその効果も十分なものとはい難い。 また、米国等ではハイドロキノンが皮膚脱色剤として使用されているが、安全性(刺激性、
    アレルギー性)の面から薬剤として化粧料に配合するには問題があった。

    【0004】そのため、上記問題がなく、かつ皮膚美白効果を有する種々の化粧料が開発されており、例えばコウジ酸及びコウジ酸誘導体、ハイドロキノン配糖体及びその誘導体等を有効成分とする化粧料が提案されているが、これらの場合、細胞レベルでは効果が認められるものの、動物、ヒトレベルではその効果が十分発揮できない等種々の問題点や課題が残されている。

    【0005】一方、フラボノール系化合物を有効成分として含有せしめた美白効果及び日焼け防止効果を有する色白化粧料(特開昭55−111411号公報)、イソフラバン類と、炭素数が18〜22で、且つ分子構造中に不飽和結合を2個以上有する遊離脂肪酸又はその塩、
    或いは1価又は2価アルコールとのエステルより選ばれた1種又は2種の成分を配合した美白化粧料(特開平5
    −213735号公報)、フラバン、フラバノール、イソフラボン及びイソフラバン誘導体であるプテロカルパン系化合物を有効成分として含有する美白作用及び抗炎症作用を併せ持つ化粧料(特開平6−16531号公報)等も提案されている。

    【0006】ここで、上記特開平5−213735号公報及び特開平6−16531号公報に開示されるように、イソフラバン類等は美白効果を有することが知られているが、これらも十分な美白効果を有するものではなかった。 即ち、特開平5−213735号公報に記載されているイソフラバン類は、ヒスパグラブリジンA、ヒスパグラブリジンB、グラブリジン及びファセオリンイソフラバンであり、これらは単独で用いられるのではなく、不飽和脂肪酸等と併用された場合に初めて相乗的な美白効果を発揮するものであり、イソフラバン類単独での美白効果は未だ不十分である。 また、特開平6−16
    531号公報に記載されているイソフラボン及びイソフラバノン誘導体は、そのクロモン環の3位にフェニル基が置換されたものであり、美白効果及び抗炎症効果を併せ持つものであるが、美白効果については未だ不十分だった。

    【0007】そのため、本発明者らは、十分な美白効果を有する化粧料を開発すべく、鋭意検討したところ、イソフラバン類の中でも、特に7,2'位に2つのヒドロキシ基(水酸基)を有すると共に、4'位にメトキシ基を有するものが、上記特開平5−213735号、特開平6−16531号公報のイソフラバン類等と比較して、更に優れた美白作用を発揮することを見い出した(特願平6−323283号)。 一方、従来より、エラグ酸系化合物及びその塩も美白効果を有することが知られており、動物、ヒトレベルでの効果が確認されている(特公平5−52806号公報)が、より優れた美白効果を有するものの開発が望まれていた。

    【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、優れた美白効果のみならず、抗炎症効果も有する美白剤及びこれを配合した外用剤組成物を提供することを目的とする。

    【0009】

    【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本発明者らは、上記目的を達成するために、鋭意検討を行った結果、下記一般式(1)で示されるエラグ酸系化合物やその塩と、イソフラバン化合物の中でも特に下記構造式(3)で示される7,2'−ジヒドロキシ−4'−
    メトキシ−イソフラバンとを併用することによって、これらがそれぞれ有する色素沈着抑制効果(美白効果)が相乗的に発揮されること、即ち、皮膚での色素の沈着を抑制するエラグ酸系化合物やその塩の有する美白効果と7,2'−ジヒドロキシ−4'−メトキシ−イソフラバンの抗炎症効果を伴う美白効果とが相乗して、優れた美白効果を発現することを見い出し、本発明をなすに至った。

    【0010】

    【化3】

    【0011】即ち、本発明は、上記一般式(1)で示されるエラグ酸系化合物及び/又はその塩と上記構造式(3)で示される7,2'−ジヒドロキシ−4'−メトキシ−イソフラバンとを有効成分とする美白剤、及び上記美白剤を配合してなる外用剤組成物を提供する。

    【0012】以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明の美白剤は、下記一般式(1)で示されるエラグ酸系化合物又はその塩と、イソフラバン化合物の中でも、特に7,2'−ジヒドロキシ−4'−メトキシ−
    イソフラバン(以下、ベスチトール:Vestito
    l)とを有効成分とするものである。

    【0013】

    【化4】

    【0014】本発明で用いられるエラグ酸系化合物は上記一般式(1)で示されるものである。 ここで、上記式(1)において、R 1 ,R 2 ,R 3及びR 4はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20、好ましくは1〜10のアルキル基、炭素数1〜20、好ましくは1〜10のアルコキシル基、好ましくは(RO) n [Rはエチレン基又はプロピレン基、nは1〜10、特に1〜5]で示されるポリ酸化アルキレン残基又は上記構造式(2)で示される糖残基であり、R 5は水素原子、水酸基又は炭素数1〜
    8、好ましくは1〜3のアルコキシル基である。 なお、
    アルキル基は、直鎖状、分岐状又は環状のいずれであってもよい。

    【0015】また、本発明では上記エラグ酸系化合物の塩も使用することができ、そのような塩としては、ナトリウム,カリウム等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩などを挙げることができるが、これらの中でも、エラグ酸のフェノール性水酸基の一部がアルカリ金属塩となったものが溶解性等の点から特に好ましい。

    【0016】上記一般式(1)で示されるエラグ酸系化合物として、具体的には、エラグ酸、3,4−ジ−o−
    メチルエラグ酸、3,3',4−トリ−o−メチルエラグ酸、3,3'−ジ−o−メチルエラグ酸、3,3',
    4,4'−テトラ−o−メチル−5−メトキシエラグ酸、3−o−エチル−4−o−メチル−5−o−ハイドロキシエラグ酸、アムリトシド(Amuritosid
    e)及びそれらの塩等を挙げることができ、これらの化合物は、1種単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。 なお、上記アムリトシドは、上記式(1)において、R 1を上記式(2)で示される糖残基、R 2 〜R 5をそれぞれ水素原子としたものである。

    【0017】本発明のエラグ酸系化合物としては、上記化合物の中でも、特に上記R 1 〜R 5が全て水素原子であるエラグ酸やR 1 〜R 4が水素原子、メチル基又はエチル基であり、且つR 5が水素原子、水酸基又はメトキシ基であるものが好ましい。

    【0018】なお、これらのエラグ酸系化合物やその塩を外用剤組成物に配合する場合、これらの親油性または親水性を調整するために、上記式(1)中のR 1 〜R 4のいくつかを炭素数5〜20の長鎖のアルキル基やアルコキシル基としたり、ポリ酸化アルキレン(炭素数2又は3)残基とすると好適である。 また、R 5についても同様に炭素数5〜8の長鎖アルコキシル基で置換しても好適である。

    【0019】これらのエラグ酸系化合物は、ユーカリ材(Eucalyptus)、毒ウツギ(コリナリヤヤボニカ)、ラジアタ松、クマコケモモ、ザクロ、アンマロク、ウキュウヨウ、エンフヨウ、ガイジチャ、カコウジュヨウ、訶子、喜樹、ケンジン、コウナンカ、サンキュウコン、シュウフウボク、センクッサイ、ソウゲンロウカンソウ、ダイヒヨウソウ、ドウモウアンヨウ、ハオウベン、バンセキリュウカン、バンセキリュウヒ、ボウカ、モッショクシ、ヤトウセイカ、ヤトウセイヒ、ユカコン、ユカンボクヒ、ユカンヨウ、リュウガソウコン、
    バンセキリュウヨウ、ウキュウボクコンピ、シドコン、
    チンシュウソウ、ゲンノショウコなどの天然物から例えば特公昭53−14605号公報に記載の方法等により容易に得ることができる。

    【0020】上記エラグ酸系化合物やその塩を外用剤組成物に使用する場合には、その配合量は外用剤組成物全体の0.001〜20%(重量%、以下同様)、特に0.005〜5%とすることが好ましく、0.001%
    に満たないと満足な美白効果が発揮されない場合があり、20%を超えても通常、それ以上の効果は発揮されない。

    【0021】本発明のベスチトールは、下記構造式(3)で示されるものであり、有機合成することにより得ることができるが、マッキア属(Maackia s
    p. )、ソフォラ属(Sophora sp.)等の植物から抽出単離することもできる。 特にマッキア属の植物から抽出する場合はマッキア・アムレンシス(Maa
    ckia amurensis)、ソフォラ属の植物のから抽出する場合にはソフォラ・ジャオポニカ(Sop
    hora jaoponica)から効率的に得ることができる。

    【0022】

    【化5】

    【0023】これらの植物からベスチトールを抽出する場合、抽出溶媒として、水、親水性有機溶剤、含水親水有機溶剤やその他の有機溶剤等を使用することにより行うことができ、特にメタノール,エタノール等の低級アルコール、含水メタノール、含水エタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等を用いて抽出することが望ましい。

    【0024】本発明の美白剤におけるエラグ酸系化合物及び/又はその塩とベスチトールとの配合割合は、エラグ酸系化合物及びその塩/ベスチトール=1/100〜
    100/1とすると好適である。 上記範囲以外では、エラグ酸系化合物及び/又はその塩とベスチトールとの併用による効果を得るのが困難な場合がある。

    【0025】ベスチトールを外用剤組成物に使用する場合には、その配合量は外用剤組成物全体の0.01〜1
    0%、特に0.05〜1%とすることが好ましく、0.
    01%に満たないと満足な美白効果が発揮されない場合があり、10%を超えても、通常、それ以上の効果が期待できない。

    【0026】本発明の美白剤の投与量(使用量)は、該美白剤を配合する外用剤組成物の剤形や使用方法、用法等により種々選定されるものであり、具体的に定められるものではないが、エラグ酸系化合物及びその塩とベスチトールとの配合量やそれらの配合割合を上記範囲や後述する各剤形における配合量とし、それらを通常の方法で適用することによって、本発明の美白剤による美白効果を得ることができる。

    【0027】なお、本発明では、エラグ酸系化合物の良好な分散化を図るため、アルギニン等の塩基性アミノ酸やブドウ糖などの単糖類を0.001〜30%、好ましくは0.005〜20%加えることができる。

    【0028】本発明の外用剤組成物には、上記以外の成分として通常の化粧料、石鹸浴用剤等の外用剤組成物に使用されている成分を用いることができ、これらの成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。 特に、本発明の場合、エラグ酸系化合物の良好な分散化を図るため、アルギニン等の塩基性アミノ酸やブドウ糖などの単糖類を外用剤組成物全体の0.001〜30%、特に0.005〜20%配合すると好適である。

    【0029】外用剤組成物に一般的に配合されている成分としては、油分、水、界面活性剤、保湿性、低級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン剤、アミノ酸類等を挙げることができる。

    【0030】具体的には、油分としては、オリーブ油,
    ホホバ油,ヒマシ油,カカオ脂,椿油,ヤシ油,木ロウ,グレープシード油,アボガド油,ミンク油,卵黄油,硬化油等の油脂類、鯨ロウ,蜜ロウ,ラノリン,カルナウバロウ,キャンデリラロウ等のロウ類、流動パラフィン,セレシン,スクワラン,マイクロクリスタリンワックス,パラフィンワックス,ワセリン等の炭化水素類、ステアリン酸,オレイン酸,ラウリン酸,ミリスチン酸,イソステアリン酸,パルミチン酸,ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール,ステアリルアルコール,ラノリルアルコール,オクチルドデカノール,ヘキシルデカノール等のアルコール類、ミリスチン酸イソプロピル,
    ステアリン酸ブチル,パルミチン酸イソプロピル,ミリスチン酸オクチルドデシル,コレステロールオレート等のエステル類などが例示される。

    【0031】また界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウム,セチル硫酸ナトリウム,ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸,ラウリルリン酸ナトリウム,
    パルミチン酸トリエタノールアミン,N−アシルグルタミン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム,塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、塩化アルキルアミノエチレングリシン液,レシチン等の両性界面活性剤、モノステアリン酸グリセリン,モノステアリン酸ソルビタン,ショ糖脂肪酸エステル,モノステアリン酸プロピレングリコール,ポリオキシエチレンオレイルエーテル,モノステアリン酸ポリエチレングリコール,モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン,
    ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド,
    ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール,
    ポリオキシエチレンヒマシ油,ポリオキシエチレンラノリン等の非イオン界面活性剤等を例示することができる。

    【0032】さらに、保湿剤としては、グリセリン,
    1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,
    ソルビトール,ポリエチレングリコール,ジプロピレングリコール等の多価アルコール、アミノ酸,乳酸ナトリウム,ピロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分、ヒアルロン酸,コラーゲン,ムコ多糖類,コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子物質等を、低級アルコールとしては、エタノール,イソプロパノール等を、増粘剤としては、アルギン酸ナトリウム,キサンタンガム,珪酸アルミニウム,マルメロ種子抽質物,トラガカントガム,デンプン等の天然高分子物質、メチルセルロース,
    ヒドロキシエチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,可溶性デンプン,カチオン化セルロース等の半合成高分子物質、カルボキシビニルポリマー,ポリビニルアルコール等の合成高分子物質等を例示することができる。

    【0033】酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、アスコルビン酸等を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エタンヒドロキシジホスフェート、
    ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン酸、酒石酸、グルクロン酸等を、pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、リン酸一水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸メチル、デヒドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸、ソルビン酸、塩化ベンザルコニウム等を例示することができる。 また、紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート等を、紫外線散乱剤としては、酸化チタン、カオリン、タルク等を、ビタミン剤としては、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フエルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロツト酸及びこれらの誘導体等を、アミノ酸類としては、グリシン、
    アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、
    トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、
    ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、
    アルギニン、ヒスチジン、リジン及びこれらの誘導体等を例示することができる。

    【0034】なお、本発明の外用剤組成物に配合される任意成分は、これらに限定されるものではなく、例えば動物、生物及び植物起源の抽出液等も適宜加えることができる。

    【0035】本発明の美白剤が配合される外用剤組成物としては、ローション(化粧水)、クリーム、パック剤、スキンミルク(乳液)等種々の製品形態が挙げられるが、これらに限定されるものではない。 これらの製品は、本発明の美白剤と上記任意成分とを適当に配合することにより製造することができる。

    【0036】具体的には、化粧水の場合は、例えば美白剤としてエラグ酸系化合物0.01〜2%及びベスチトール0.01〜2%を含有し、かつ任意成分として低級アルコール2〜10%、界面活性剤0.5〜1%、保湿剤3〜7%、pH調整剤0.05〜0.2%、防腐剤、
    色素及び香料を各微量配合し、残部を精製水としたもの、また、皮膚用クリームの場合は、例えば美白剤としてエラグ酸系化合物0.01〜2%及びベスチトール0.01〜2%、油分20〜70%、界面活性剤2〜7
    %、保湿剤5〜10%、防腐剤及び香料を各微量配合し、残部を精製水としたもの、そして、乳液の場合は、
    例えば美白剤としてエラグ酸系化合物0.01〜2%及びベスチトール0.01〜2%、油分10〜30%、界面活性剤1〜5%、保湿剤5〜10%、防腐剤及び香料を各微量配合し、残部を精製水としたものが挙げられる。

    【0037】更に本発明の外用剤組成物を浴用剤として使用する場合には、上記成分の他に、塩化ナトリウム、
    ヨウ化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、
    炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫化カリウム、硫酸カリウム、ホウ酸、ホウ砂、無水ケイ酸、メタケイ酸、亜硫酸ナトリウム、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、ケイ酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸ナトリウム等の無機塩及び無機酸を添加してもよく、更に、上記成分の他にも必要に応じて、生薬、粘結剤(粘着剤)、精油類、蛋白分解酵素、その他の成分を添加することもできる。

    【0038】例えば、生薬としては、ソウジュツ、ビャクジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュウ、トウヒ、トウキ、ショウキョウ、オウゴン、サンシン、ガイヨウ、アロエ、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッカ葉、ブクリョウ、ショウブ、マツブサ、ビヤクシ、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、ガンピ、カミツレ、ダイコン、ヤナギ、クスノキ、ニワトコ、ソクズ、ナキナタコウジュ、ヤツデ、セキショウ、
    ヨモギ、オトギリソウ、ユズ、ダイダイ、モモ、サイカチ、ビワ、スイカズラ、ヨロイグサ、ボダイジュ、トチノキ、ノコギリソウ、ホップ、ローズマリー、カバノ、
    マツ、ヤレンズラ、ランタナ、カンゾウ、キツソウコン、マロニエ等が挙げられ、これらはその粉末でも抽出エキスでもよい。

    【0039】粘着剤としては、カゼイン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、水溶性ゼラチン、ペクチン、デンプン、メチルセルロース、エチルセルロース、
    アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、カラヤゴム、ローカストビーンガム、
    トラガカントガム、カラギナン、カーボポール、アカシヤゴム、カンテン等が挙げられる。

    【0040】精油類としては、ハッカ油、ジャスミン油、ショウノウ油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイヒ油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、その他テルペン系化合物等が挙げられる。

    【0041】蛋白分解酵素としては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシン、パパイン、プロメライン、フイシン及び細菌酵母、カビ由来のプロテアーゼ等が挙げられる。

    【0042】上記成分を用いた浴用剤としては、例えばエラグ酸系化合物0.02〜10%及びベスチトール0.02〜10%、香料色素微量を配合し、残部を無機塩及び無機酸としたもの、ボディシャンプーとしては、
    例えばエラグ酸系化合物0.02〜10%及びベスチトール0.02〜10%、界面活性剤5〜40%、保湿剤1〜20%、増粘剤0.5〜5%、キレート剤0.05
    〜0.5%、香料色素微量を配合し、残部を精製水としたもの、ボディリンスとしては、例えばエラグ酸系化合物0.02〜10%及びベスチトール0.02〜10
    %、油分5〜30%、界面活性剤0.5〜5%、保湿剤0〜10%、防腐剤及び香料を各微量配合し、残部を精製水としたものが挙げられる。

    【0043】

    【発明の効果】本発明の美白剤は、優れた美白効果のみならず、抗炎症効果をも示すものであり、これを含有する本発明の外用剤組成物は、各種化粧用クリーム、乳液、化粧水、美容エッセンス、パック剤、パウダー、リップクリーム、口紅、アンダーメークアップ、ファンデーション、サンケア、浴用剤、ボディシャンプー、ボディリンス、石けん、クレンジングフォーム、軟膏、ゼリー剤、エアゾール剤等の種々の製品形態で使用することができ、特に美白効果を目的とする皮膚外用剤として好適に使用することができる。

    【0044】

    【実施例】以下、実験例及び実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。 なお、各例中の%はいずれも重量%である。

    【0045】[実験例]エラグ酸をプロピレングリコールに1.0%となるように溶解した美白剤(試料1)、
    ベスチトールをプロピレングリコールに1.0%となるように溶解した美白剤(試料2)、及びエラグ酸とベスチトールとを各0.5%となるようにプロピレングリコールに溶解した美白剤(試料3)をそれぞれ調製し、下記試験に供した。

    【0046】有色モルモット(21匹)の背部体毛をバリカン及びシェーバーで剃毛し、1日1回、計8回の紫外線を照射することにより、各モルモットの背部に約2.25cm 2の範囲の色素沈着を2カ所作製すると共に、照射開始日より、1群7匹として上記試料1〜3
    (被験試料)及びプロピレングリコール(対照試料)各20μlを各モルモットの背部の上記2カ所の色素沈着箇所に各被験試料と対照試料とを1組としてそれぞれ1
    日1回、週5回の割合で6週間塗布し、週1回色素沈着の明度変化を標準色票((財)日本色彩研究所,「Ne
    utral Value Scale 38」を用いて目視により評価し、各被験試料と対照試料塗布部位の明度差を「Neutral Value Scale 3
    8」に記載されるマンセル値に換算した値から算出し、
    下記評価基準にしたがって評価した。 この「明度差」とは、各試料を塗布した箇所の色素沈着の明度変化が対照(プロピレングリコールのみを塗布)に比較して、どの程度、紫外線照射前の色素沈着のない皮膚色に近づいているかを示すものである。 そして、照射8回終了時には、各箇所の抗炎症効果(紅斑の程度)を目視し、下記評価基準にしたがって評価した。 そして、明度差及び抗炎症効果(紅斑の程度)により総合評価を行った。 結果を表1に示す。 <評価基準> 紅斑の程度 −:なし ±:わずかにあり +:あり ++:顕著にあり +++:浮腫あり明度差評価 0以下:無効〜同等 0.25:やや有効 0.50:有効 0.75以上:著効

    【0047】

    【表1】

    【0048】表1の結果によれば、本発明の美白剤は、
    ベスチトールの有する抗炎症効果を損なうことなく、エラグ酸系化合物の有する色素沈着抑制効果とベスチトールの有する色素沈着抑制効果とが相乗的に発揮され、優れた美白効果を奏することが認められる。

    【0049】[実施例]次に、本発明の各種外用剤組成物の実施例を以下に示す。

    【0050】

    【0051】

    【0052】 パック剤

    上記処方物A及びBを混合し、次いで該混合物を70℃


    の条件下で均一になるまで加温混合した。 その後、該混合物を冷却しながら更に処方物Cを加え、均一になるまで混合してパック剤を処方した。

    【0053】 化粧クリーム

    上記処方物A及びBをそれぞれ70℃の条件下で混合溶解した後、処方物Bに処方物Aを加え、均一の乳化物になるまで混合し、その後、更に処方物Cを加え、均一になるまで混合して化粧クリームを処方した。

    【0054】

    【0055】

    【0056】

    【0057】

    【0058】

    【0059】

    【0060】

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