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Motor-driven vehicle

阅读:209发布:2021-11-02

专利汇可以提供Motor-driven vehicle专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a motor-driven vehicle to save a disposing space for a reduction gear, reduce a cost, and be favorable in a cost. SOLUTION: A motor 21 for driving a rear wheel having a charge type dry battery serving as a power source and a reduction gear to reduce the rotation speed of the motor 21 are disposed inside casings 5 and 6. The reduction gear comprises a motor pulley 7 attached on the shaft of the motor 21: a reduction pulley 8 disposed at a specified distance from a motor pulley 7; a transmission belt 9 running around and between the motor pulley 7 and the reduction pulley 8; an external gear 10 arranged in such a manner to be rotated coaxially and integrally with the reduction pulley 8; and an internal gear 11 engaged with the external gear 10.,下面是Motor-driven vehicle专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 駆動輪のハブ軸を保護する盤状ケーシングを備え、 このケーシングの内側に、電池を電源とする駆動輪駆動用モータの軸と、このモータの回転速度を減少するための減速装置とが配され、 減速装置が、モータの軸に取り付けられたモータプーリと、1つの減速プーリと、モータプーリと減速プーリとに掛けられた1つの伝動ベルトと、減速プーリと同軸にかつ一体となって回転するように設けられた1つの外歯車と、この外歯車にかみ合う1つの内歯車とからなる電動車。
  • 【請求項2】 ケーシングが左右2分割状のものであり、その一方がハブ軸に固定されて固定側ケーシング部とされ、他方がハブ軸を覆うハブ体に取り付けられてそのハブ体とともに回転可能な回転側ケーシング部とされ、 モータおよび減速プーリが固定側ケーシング部の方に取り付けられ、 内歯車が回転側ケーシング部の方に取り付けられている請求項1記載の電動車。
  • 【請求項3】 内歯車が、プラスチック製の歯部と、この歯部を取り囲む金属製の本体部とからなり、本体部において金属製の取付用ブラケットに取り付けられている請求項1または2記載の電動車。
  • 【請求項4】 ブラケットが、皿状のものであって内歯車と回転側ケーシング部との間に介在されている請求項3記載の電動車。
  • 【請求項5】 駆動輪に加わる人的駆動力を検出する駆動力検出部がハブ体に設けられ、 さらに、この駆動力検出部での検出結果に基づいて駆動輪に所定の電気的駆動力を補助的に付加すべくモータを制御する制御部が設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の電動車。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は電動車に関するものであり、さらに詳しくは、電池を電源とする駆動用モータによって車輪に駆動を与えることができる、電動自転車、電動三輪車、電動車いすなどの電動車に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、電動車としては、駆動輪の軸部に設けられたケーシングを備え、このケーシングの内側に、駆動輪駆動用モータとこのモータの回転速度を減少させる減速装置とが配されたものが知られている。

    【0003】ここで、減速装置としては、騒音を抑える目的で、複数の減速プーリと複数の伝動ベルトとを組み合わせたものが広く用いられている。 たとえば、モータ軸に取り付けられたモータプーリ、モータの近傍に配された減速用第1プーリ、モータプーリと第1プーリとに掛けられた伝動用第1ベルト、第1プーリと同軸に配された減速用第2プーリ、第2プーリの近傍に配された減速用第3プーリ、第2プーリと第3プーリとに掛けられた伝動用第2ベルト、第3プーリと同軸に配された減速用第4プーリ、ハブ軸を覆うハブ体と一体化された減速用第5プーリ、第4プーリと第5プーリとに掛けられた伝動用第3ベルトなどから構成されたものが用いられている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】このような電動車においては、減速装置として複数の減速プーリと複数の伝動ベルトとが必要であるため、ケーシング内における減速装置の配設スペースが比較的大きいうえ、減速装置が比較的重く、コスト的にも不利であるなどの問題があった。

    【0005】本発明は、このような実情を考慮してなされたものであり、その主要目的は、減速装置の配設スペース節約や軽量化を図ることができコスト的にも有利な電動車を提供することにある。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明によれば、駆動輪のハブ軸を保護する盤状ケーシングを備え、このケーシングの内側に、電池を電源とする駆動輪駆動用モータの軸と、このモータの回転速度を減少するための減速装置とが配され、減速装置が、モータの軸に取り付けられたモータプーリと、1つの減速プーリと、モータプーリと減速プーリとに掛けられた1つの伝動ベルトと、減速プーリと同軸にかつ一体となって回転するように設けられた1つの外歯車と、この外歯車にかみ合う1つの内歯車とからなる電動車が提供される。

    【0007】駆動輪は、使用者の人的駆動力またはモータの電気的駆動力により駆動するものであれば、前輪であってもよく、後輪であってもよい。 通常は、前輪が自在輪として構成され、後輪が駆動輪として構成される。

    【0008】ケーシングの材質としては、アルミニウム合金やステンレス鋼などが適宜、選択されて用いられる。 なかでも、放熱性にすぐれかつ軽量であるアルミニウム合金が好ましい。

    【0009】駆動輪を駆動するためのモータは、充電式乾電池、充電式蓄電池、非充電式乾電池などの電池により駆動される。 これらの電池はたとえば、電動車の一種である電動自転車を例にとれば、そのフレーム部やキャリヤ部などに取り付けられる電池ケースに収納される。

    【0010】モータによる駆動輪の駆動の態様は電動車の駆動方式の相違によって異なる。 例えば、電動自転車を例にとると、電動自転車がペダル走行(使用者がペダルを踏む人的駆動力のみで走ること)またはモータ走行(人的駆動力によることなく、モータの電気的駆動力のみで走ること)を使用者の意思で切換選択できる切換駆動方式のものである場合には、モータによる駆動輪の駆動は、モータの電気的駆動力のみで走行できるように、
    主体的・独立的に行われる。 また、電動自転車がペダル・モータ併用走行(人的駆動力が加わると電気的駆動力が付加されて走ること)を採用した駆動方式のものである場合には、モータによる駆動輪の駆動は、人的駆動力に所定の比率で電気的駆動力を付加することができるように、補助的・従属的に行われる。

    【0011】減速装置は、モータプーリの他に、減速プーリ、伝動ベルト、外歯車および内歯車がそれぞれ1つずつ組み合わされたものである。 減速プーリはモータプーリよりも大径であり、たとえばモータの近傍に配される。 伝動ベルトは、モータプーリと減速プーリとに掛けられて、モータの回転を減速プーリに伝動する。 外歯車は、減速プーリと同軸にかつ一体となって回転するように設けられる。 内歯車は、外歯車にかみ合い、かつ減速装置の最終段になる要素である。

    【0012】この電動車はたとえば、ケーシングが左右2分割状のものであり、その一方がハブ軸に固定されて固定側ケーシング部とされ、他方がハブ軸を覆うハブ体に取り付けられてそのハブ体とともに回転可能な回転側ケーシング部とされる。 そして、モータおよび減速プーリが固定側ケーシング部の方に取り付けられ、内歯車が回転側ケーシング部の方に取り付けられる。 電動車がこのように構成されている場合、モータの回転はモータプーリ、伝動ベルト、減速プーリ、外歯車および内歯車により所定の速度まで減速伝動される。 そして、内歯車の回転とともに回転側ケーシング部が回転する。

    【0013】外歯車および内歯車は、いずれもアルミニウム合金やステンレス鋼などの金属から構成されることが多いが、両者のうちの少なくとも一方の歯部をプラスチックから構成すると、両者のかみ合い音の低減を図ることができる。 ここで用いるプラスチックとしては、特に限定されないが、機械的強度が比較的大きく、耐熱性や耐吸性に優れ、しかも自己潤滑性を有するポリアセタール樹脂がより好ましい。

    【0014】外歯車および内歯車のかみ合いによって各歯部にかかる回転力を考慮した実験によれば、外歯車を金属から構成し、内歯車の歯部をプラスチックから構成するのが、より好ましいことが判明した。 すなわち、外歯車を金属から構成し、内歯車を、プラスチック製の歯部と、この歯部を取り囲む金属製の本体部とから構成すると、両者の機械的強度を一定水準に維持しかつ両者のかみ合い音の低減を図ることができる。 ここで、内歯車をその本体部において金属製の取付用ブラケットに取り付けると、内歯車の機械的強度をいっそう確保することができる。

    【0015】この取付用ブラケットは、皿状のものであって内歯車と回転側ケーシング部との間に介在されるものであるのが、より好ましい。 その場合、ケーシング内に外部から入り込む砂や小石などの異物が内歯車の歯部に悪影響を及ぼすおそれを回避することができる。

    【0016】本発明の電動車は、駆動輪に加わる人的駆動力を検出する駆動力検出部がハブ体に設けられ、さらに、この駆動力検出部での検出結果に基づいて駆動輪に所定の電気的駆動力を補助的に付加すべくモータを制御する制御部が設けられているものであってもよい。

    【0017】駆動力検出部は、駆動輪に加わる人的駆動力−使用者がペダルを踏むことによって駆動輪に発生する駆動力−の大きさを検出する。 この駆動力検出部としては、たとえば、駆動輪に一定の人的駆動力が加わったときに縮み他のときに伸びる弾性体と、この弾性体の伸縮量を駆動輪のハブ軸の長手方向への変位量に変換する変換部材と、この変換部材の変位量に応じて電気的出力の変化を生じさせかつその出力を検出する検出部材とを備えてなるものが用いられる。

    【0018】制御部は、ケーシング内に設けられてもよく、ケーシング外に設けられてもよいが、駆動力検出部やモータ減速装置とともにケーシング内に配されているのがいっそう好ましい。 その場合、これらの構成部材を保護できるとともにスペースの有効利用によって電動車のいっそうの小型化を図ることができる。

    【0019】制御部は、駆動力検出部が検出した人的駆動力の値に基づいてモータを制御する。 その制御の方法としては、たとえば、a. 検出した人的駆動力の値が大きいときは駆動輪に大きい電気的駆動力を付加し、その値が小さいときは駆動輪に小さい電気的駆動力を付加するように、モータの出力を制御したり、b. 電動車の走行速度が一定範囲内にあるときは検出した人的駆動力の値と同じ値になるように電気的駆動力を付加し、同走行速度がその一定範囲を超えたときは検出した人的駆動力の値よりも小さい値になるように電気的駆動力を付加するようにモータの出力を制御したり、c. 平地走行の場合と坂道(上り坂または下り坂)走行の場合とでは、付加すべき電気的駆動力の比率を変えたりなどする。

    【0020】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である電動自転車について図面に基づいて詳しく説明する。 なお、これによって本発明が限定されるものではない。 なお、ここで「左」とは、使用者が電動自転車のサドルに正しく腰掛けたときにその左側をいい、「右」とはその右側をいう。

    【0021】図1において、電動自転車Pは、フレームを構成する下パイプ1の上面部のうちの立パイプ2寄り箇所に、駆動輪である後輪を駆動するためのモータ21
    の電源となる電池部3が配され、後輪に、アルミニウム合金からなる円盤状ケーシング5・6が配されてなる。
    電池部3は、下パイプ1の上面部に固定された電池ケース4と、電池ケース4の内部に収納された20個の単1
    型充電式乾電池(1.2V×20=24V)とから主として構成されている。

    【0022】ケーシング5・6は、図2に示すように、
    後輪のハブ軸13を覆って保護する左右2分割状のものである。 そして、2分割状の一方がハブ軸13に固定されて固定側ケーシング部5とされ、同他方がハブ軸13
    を覆うハブ体16に取り付けられてそのハブ体16とともに回転可能な回転側ケーシング部6とされている。 回転側ケーシング部6の周縁には多数のスポーク12が取り付けられている。

    【0023】ケーシング5・6の内側には、前記の乾電池を電源とする後輪駆動用モータ21と、このモータ2
    1の回転速度を減少させる減速装置とが、配されている。

    【0024】すなわち、モータ21は、その軸が固定側ケーシング部5の内側へ突出するように、その本体部が固定側ケーシング部5の外面に取り付けられている。

    【0025】減速装置は、図2および図3に示すように、モータ21の軸に取り付けられたモータプーリ7
    と、モータプーリ7から一定距離をおいて配された1つの減速プーリ8と、モータプーリ7と減速プーリ8とに掛けられた1つの伝動ベルト9と、減速プーリ8と同軸にかつ一体となって回転するように設けられた1つの外歯車10と、この外歯車10にかみ合う1つの内歯車1
    1とから構成されている。

    【0026】減速プーリ8は、モータプーリ7よりも大径であって、固定側ケーシング部5の内面に取り付けられている。 外歯車10は、減速プーリ8よりも小径であって、アルミニウム合金製である。 外歯車10は、一方向クラッチ17を介して減速プーリ8に一体化されている。 内歯車11は、減速装置の最終段になる要素であり、ポリアセタール樹脂製の歯部11aと、この歯部1
    1aを取り囲むアルミニウム合金製の本体部11bとからなる。 内歯車11は本体部11bにおいて、内歯車1
    1と回転側ケーシング部6との間に介在された、アルミニウム合金製の皿状ブラケット14にねじ部材15・1
    5で取り付けられている。 内歯車11は、ボルト23により、回転側ケーシング部6に取り付けられている。

    【0027】モータ21の回転はモータプーリ7、伝動ベルト9、減速プーリ8、外歯車10および内歯車11
    により所定の速度まで減速伝動される。 そして、内歯車11の回転とともに回転側ケーシング部6が回転する。

    【0028】なお、図2において18はフリーギアである。 フリーギア18には、使用者がペダル19を踏むことにより発生した人的駆動力がチェーン20を介して伝達される。 また、図3において22は固定側ケーシング部5の内面に取り付けられた制御部である。 制御部22
    は電子回路基板や放熱板などからなる。

    【0029】次に、図4〜図6に基づいて、ペダル19
    によって後輪に加わる人的駆動力を検出する駆動力検出部40の構造および機能について説明する。 なお、図4
    〜図6において、30は内歯車11の中央部分を表す。
    この中央部分30は、作図の便宜上から円盤状に描かれている。 また、図5は、一対の構成部材のうちの一方のみを表し他方を省略している。

    【0030】内歯車11の中央部分30には、その厚みの大部分にほぼ等しい深さの凹所31・31が2つ、ハブ軸13に関して互いに点対称位置に設けられている。
    これらの凹所31・31にはそれぞれ、駆動力検出部4
    0の一部を構成する弾性体としての圧縮型コイルバネ3
    2・32が嵌め込まれている。

    【0031】コイルバネ32は、その伸縮方向がハブ軸13の接線方向にほぼ平行となるように配されている。
    コイルバネ32の一方端部は凹所31の一方端壁に当接され、他方端部は自由端部とされている。

    【0032】33は、中央部分30と組み合わされた、
    駆動力検出部40の一部を構成する変換部材の一方としての円板状の押圧・操作板である。 押圧・操作板33
    は、中央部分30側へ突出した、一対の押圧部33a・
    33aと操作部33b・33bとを、ハブ軸13に関して互いに点対称位置に備えてなる。 押圧・操作板33の押圧部33aと操作部33bとは、中央部分30に形成された、ほぼ扇形の2種の貫通孔30a・30bにそれぞれ、貫通孔30a・30bの円周方向長さだけ回動できる状態にゆるく嵌められている。

    【0033】押圧部33aは、柱状であり、駆動輪である後輪の停止時には、丸みを帯びた一方側部がコイルバネ32の付勢力によりその自由端部に対向当接し、角張った他方側部が凹所31の他方端壁に取り付けられた緩衝材としてのゴム板34に対向当接している。 操作部33bは、押圧部33aよりも高さの低い角柱状であり、その上面は、図4および図5における矢印方向−ペダル19および押圧・操作板33の正回転方向−へ向かって下り傾斜となる傾斜面部分にされている。

    【0034】中央部分30および押圧・操作板33が以上のように構成・配置されているので、押圧・操作板3
    3に加わるペダル19からの人的駆動力がコイルバネ3
    2の付勢力に打ち勝ったときに、押圧部33aがコイルバネ32を押圧して、押圧・操作板33は所定範囲−貫通孔30a・30bの円周方向長さの範囲−だけ正方向へ回動する。 押圧・操作板33はまた、中央部分30の回転に伴って回転することもできる。

    【0035】35は、ハブ体16にゆるく嵌められた、
    駆動力検出部40の一部を構成する変換部材の他方としての環状スライド体である。 スライド体35は、中央部分30に設けられたガイド30cに一部が嵌められており、そのガイド30cにより、ハブ軸13方向のみにスライド移動できるようになっている。 スライド体35の一方端部には、駆動力検出部40の一部を構成する検出部材の一方としての磁性体であるフェライト製リング3
    7が被せ止められている。 スライド体35およびリング37は、ハブ体16に一方端部が固定された圧縮型コイルバネ36の他方端部により常時、押圧・操作板33の方向へ付勢されている。

    【0036】スライド体35はその他方端部に、押圧・
    操作板33の操作部33b側へ突出した一対の円錐状突起35a・35aを、中心軸に関して互いに点対称位置に備えてなる。 突起35aは、コイルバネ36の付勢力により、押圧・操作板33の操作部33bにおける傾斜面部分に常時、当接している。

    【0037】38は、リング37の外側近傍に配された、駆動力検出部40の一部を構成する検出部材の他方としてのコイルである。 そして、コイル38の巻線が巻かれているコイルボビン39の内側をリング37が移動するようにされている。

    【0038】次に、ペダル19によって後輪に加わる人的駆動力の検出と、その検出結果に基づいて後輪に所定の電気的駆動力を付加する制御とについて、再び図4〜
    図6に基づいて説明する。

    【0039】停止状態にある電動自転車Pが走行を始めるに際し、使用者はペダル19を踏んでチェーン20を回転させようとする。 このとき、後輪は地面に接しており、後輪には地面との摩擦に起因する力が大きく働く。
    このため、フリーギア18およびチェーン20を介してペダル19に連結された押圧・操作板33には、後輪が回転を始める前に、使用者による正方向(前進方向)への人的駆動力が作用する。 そして、その人的駆動力がコイルバネ32の付勢力に打ち勝ったときに、押圧部33
    aがコイルバネ32を押圧するとともに、押圧・操作板33が所定量だけ正方向へ回動する。

    【0040】このように、押圧部33aがコイルバネ3
    2を押し縮めながら押圧・操作板33が正方向へ回動すると、操作部33b・33bも正方向へ所定量だけ回動し、操作部33b・33bにおける傾斜面部分がスライド体35の突起35a・35aを押すので、コイルバネ36の付勢力に抗して、スライド体35がリング37とともに、押圧・操作板33から離れる方向へスライド移動する。

    【0041】すると、リング37がコイルボビン39の内側を押圧・操作板33から離れる方向へ移動することになり、これによってコイル38のインダクタンスが変化し、コイル38に印加される電圧が変化する。 すなわち、ペダル19に加わる人的駆動力が大きくなればなるほど、コイルボビン39の内側に挿入されるリング37
    の体積が大きくなり、リング37がフェライト製であるためインダクタンスが大きくなる。 インダクタンスが大きいほど電圧は小さくなり、インダクタンスが小さいほど電圧は大きくなるので、この電圧の変化を検出することによって、人的駆動力の大きさを検出することができる。 そして、検出した人的駆動力の大きさに応じて、制御部22の電子回路基板にあらかじめ記憶されているメモリーを備えたマイクロコンピュータがモータ21を駆動制御する。

    【0042】この制御の方式は次のようなものである。
    すなわち、電動自転車Pの走行速度が時速15km未満の範囲にあるときは、検出した人的駆動力の値と同じ値になるように制御部22がモータ21による電気的駆動力を付加する。 つまり、電気的駆動力/人的駆動力=
    1.0に制御する。 また、同走行速度が時速15km以上〜24km未満の範囲にあるときは、付加する電気的駆動力の比率を1.0〜0の範囲で直線的に減らしていく。 そして、同走行速度が時速24km以上になったときは電気的駆動力を付加しない。

    【0043】次に、電動自転車Pが走行を行っており、
    使用者がペダル19を踏む操作を行っていない状態について説明する。 この状態では後輪に加わる人的駆動力がないので、押圧・操作板33の押圧部33aがコイルバネ32を押し縮めることがない。 このため、押圧・操作板33の前記回動は起きず、スライド体35およびリング37の移動はない。 すなわち、コイル38のインダクタンスが変化することはなく、コイル38に印加される電圧も変化しないため、モータ21による電気的駆動力の付加は行われない。

    【0044】この電動自転車Pは以上のように構成されており、次のような利点を有している。

    【0045】すなわち、駆動輪である後輪のハブ軸13
    を保護するケーシング5・6の内側に、モータ21、減速装置(モータプーリ7、伝動ベルト9、減速プーリ8、外歯車10、内歯車11)、駆動力検出部40、および制御部22が組み込まれているので、これらの構成部材を確実に保護することができるとともに、従来に比較して、減速装置の軽量化を図ることができ、さらに、
    スペースの有効利用によって電動自転車Pのいっそうの小型化やコスト節減を図ることができる。

    【0046】電動自転車Pは、ペダル19から後輪に加わる人的駆動力を検出する駆動力検出部40(弾性体としてのコイルバネ32・32、変換部材の一方としての押圧・操作板33、変換部材の他方としての環状スライド体35、検出部材の一方としてのリング37、検出部材の他方としてのコイル38)と、この駆動力検出部4
    0での検出結果に基づいて後輪に所定の電気的駆動力を付加すべくモータ21を制御する制御部22とを備えている。 そして、検出された人的駆動力の大きさに応じて制御部22がモータ21を駆動制御し、電気的駆動力を付加したりしなかったりする。 したがって、使用者がペダル19を踏む労力をあまり必要としない。

    【0047】さらに、駆動力検出部40が、ペダル19
    を介して後輪に一定の人的駆動力が加わったときに縮み他のときに伸びるコイルバネ32・32と、コイルバネ32・32の伸縮量を後輪のハブ軸13の長手方向への変位量に変換する変換部材(押圧・操作板33およびスライド体35)と、変換部材の変位量に応じて電圧の変化を生じさせかつその変化量を検出する検出部材(リング37およびコイル38)とを備えている。 したがって、人的駆動力の変化をハブ軸13の長手方向への変位量に変換することで、変化の度合いを拡大することができ、正確できめ細かい検出が可能になる。

    【0048】また、外歯車10がアルミニウム合金製であり、内歯車11が、ポリアセタール樹脂製の歯部11
    aと、この歯部11aを取り囲むアルミニウム合金製の本体部11bとからなり、内歯車11は本体部11bにおいてアルミニウム合金製の皿状ブラケット14に取り付けられている。 したがって、外歯車10および内歯車11の機械的強度を一定水準に維持しかつ両者のかみ合い音の低減を図ることができる。 しかも、取付用ブラケット14により内歯車11の機械的強度をいっそう確保することができる。

    【0049】加えて、ブラケット14は、皿状のものであって内歯車11と回転側ケーシング部6との間に介在されているので、ケーシング5・6内に外部から入り込む砂や小石などの異物が内歯車11の歯部11aに悪影響を及ぼすおそれを回避することができる。

    【0050】

    【発明の効果】本発明の請求項1に記載の電動車によれば、駆動輪のハブ軸を保護するケーシングの内側に、駆動輪駆動用モータの軸と減速装置とが配され、減速装置が、従来とは異なり、モータの軸に取り付けられたモータプーリと、1つの減速プーリと、モータプーリと減速プーリとに掛けられた1つの伝動ベルトと、減速プーリと同軸にかつ一体となって回転するように設けられた1
    つの外歯車と、この外歯車にかみ合う1つの内歯車とからなっている。 したがって、減速装置の構成部材を確実に保護することができるとともに、従来に比較して、減速装置の軽量化を図ることができ、さらに、スペースの有効利用によって電動車のいっそうの小型化やコスト節減を図ることができる。

    【0051】本発明の請求項2に記載の電動車によれば、ケーシングが左右2分割状のものであり、その一方がハブ軸に固定されて固定側ケーシング部とされ、他方がハブ軸を覆うハブ体に取り付けられてそのハブ体とともに回転可能な回転側ケーシング部とされ、モータおよび減速プーリが固定側ケーシング部の方に取り付けられ、内歯車が回転側ケーシング部の方に取り付けられている。 したがって、請求項1に記載の電動車が奏する前記効果に加えて、回転側ケーシング部を固定側ケーシング部から簡単に取り外して、外歯車と内歯車とのかみ合い箇所などのメインテナンスを容易に行うことができる。

    【0052】本発明の請求項3に記載の電動車によれば、内歯車11が、プラスチック製の歯部と、この歯部を取り囲む金属製の本体部とからなり、本体部において金属製の取付用ブラケットに取り付けられている。 したがって、請求項1または2に記載の電動車が奏する前記効果に加えて、外歯車および内歯車の機械的強度を一定水準に維持しかつ両者のかみ合い音の低減を図ることができる。 しかも、取付用ブラケットにより内歯車の機械的強度をいっそう確保することができる。

    【0053】本発明の請求項4に記載の電動車によれば、ブラケットが、皿状のものであって内歯車と回転側ケーシング部との間に介在されているので、請求項3に記載の電動車が奏する前記効果に加えて、ケーシング内に外部から入り込む砂や小石などの異物が内歯車の歯部に悪影響を及ぼすおそれを回避することができる。

    【0054】本発明の請求項5に記載の電動車によれば、駆動輪に加わる人的駆動力を検出する駆動力検出部がハブ体に設けられ、さらに、この駆動力検出部での検出結果に基づいて駆動輪に所定の電気的駆動力を補助的に付加すべくモータを制御する制御部が設けられており、検出された人的駆動力の大きさに応じて制御部がモータを駆動制御し、電気的駆動力を付加したりしなかったりする。 したがって、請求項1〜4のいずれか1つに記載の電動車が奏する前記効果に加えて、使用者がペダルを踏む労力を軽減して、楽な走行を確保することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の1形態に係る電動自転車の全体外観を示す側面図。

    【図2】図1の電動自転車の1構成部材であるケーシングの正面断面図。

    【図3】図2のケーシングの内部を示す側面図。

    【図4】図2のケーシングの内部に配された駆動力検出部を示す側面図。

    【図5】図4の駆動力検出部を示す一部省略斜視図。

    【図6】図4の駆動力検出部を示す正面断面図。

    【符号の説明】

    5 固定側ケーシング部(ケーシング) 6 回転側ケーシング部(ケーシング) 7 モータプーリ(減速装置) 8 減速プーリ(減速装置) 9 伝動ベルト(減速装置) 10 外歯車(減速装置) 11 内歯車(減速装置) 13 ハブ軸 14 ブラケット 16 ハブ体 19 ペダル 20 チェーン 21 モータ 22 制御部 30 中央部分(減速装置) 32 コイルバネ 33 押圧・操作板 35 スライド体 37 リング 38 コイル 40 駆動力検出部

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