本明細書で説明される実施形態は、一般にハイブリッド車両に関し、より詳細には、ハイブリッド車両によって使用される燃料およびエネルギーの価格をユーザが比較することを可能にするシステムおよび方法に関する。

従来の内燃機関車両のますます高まる燃料コストおよび地球温暖化に関する高い関心に呼応してハイブリッド車両の需要が増えるにつれて、バッテリを充電するのに使用される電気エネルギーまたはそのような車両で使用される他のエネルギー源の形態でエネルギー需要が増大する可能性がますます高まっている。 たとえば、電力グリッドに関する需要は高まる可能性が高いが、燃料に関する需要は減少する。 そのような需要の変化は、特に高需要のピーク期間中の、電力グリッドからのエネルギーの価格の上昇を引き起こす可能性が高い。 さらに、ガソリンまたはディーゼル燃料などの伝統的な自動車燃料のコストは、需要が減少するにつれて下がる可能性がある。 電力グリッドに関する需要の高まりは、従来の燃料補給所、路側休息所、レストラン、駐車場、および他の公共駐車区域にある充電ステーションの市場需要をもたらす可能性もある。 ハイブリッド車両所有者は、車両のよりコスト効率のよい燃料供給戦略を決めるために、現在の燃料コストおよびエネルギーコストならびに／または充電ステーションから１つまたは複数の近くの燃料販売業者までの距離を考慮する可能性がある。

一態様では、方法は、少なくとも１つのバッテリを有するハイブリッド車両から燃料要件を受信するステップと、燃料要件に基づいて少なくとも１つの燃料販売業者から燃料価格を受信するステップと、公益事業から少なくとも１つのバッテリ内に貯蔵可能なエネルギーに関連するエネルギー価格を受信するステップと、少なくとも１つの燃料販売業者および公益事業のそれぞれの物価指数を計算するステップと、各物価指数をユーザに表示するステップとを含む。

他の態様では、少なくとも１つのバッテリを有するハイブリッド車両と共に使用するための充電ステーションが提供される。 この充電ステーションは、ハイブリッド車両に結合されるように構成された通信インターフェースと、少なくとも１つの燃料販売業者および公益事業と通信するように構成されたネットワークインターフェースと、通信インターフェースおよびネットワークインターフェースに結合されたプロセッサとを含む。 このプロセッサは、通信インターフェースを介してハイブリッド車両から燃料要件を受信し、燃料要件に基づいて前記ネットワークインターフェースを介して少なくとも１つの燃料販売業者から燃料価格を受信し、ネットワークインターフェースを介して公益事業からエネルギー価格を受信し、エネルギー価格は、バッテリ内に貯蔵可能なエネルギーに関係し、少なくとも１つの燃料販売業者および公益事業のそれぞれの物価指数を計算するように構成される。

他の態様では、ハイブリッド車両は、少なくとも１つのバッテリと、充電ステーションに結合されるように構成された通信インターフェースと、少なくとも１つの燃料販売業者および公益事業と通信するように構成されたネットワークインターフェースと、通信インターフェースおよびネットワークインターフェースに結合されたプロセッサとを含む。 プロセッサは、通信インターフェースを介して充電ステーションに燃料要件を送信し、燃料要件に基づいてネットワークインターフェースを介して少なくとも１つの燃料販売業者から燃料価格を受信し、ネットワークインターフェースを介して公益事業からエネルギー価格を受信し、エネルギー価格は、少なくとも１つのバッテリ内に貯蔵される電力の量に関係し、少なくとも１つの燃料販売業者および公益事業のそれぞれの物価指数を計算するように構成される。

ハイブリッド車両両と共に使用される例示的な電動車両充電ステーションを示すブロック図である。

図１に示された充電ステーションを使用するハイブリッド車両のプライスポイント燃料マイレージ比較を提供しエネルギーおよび／または燃料を購入する例示的方法を示す単純化された流れ図である。

図２に示された方法をさらに示す梯子図である。

ハイブリッド車両のプライスポイント燃料マイレージ比較を提供しエネルギーおよび／または燃料を購入する方法および装置の例示的実施形態を、本明細書で説明する。 本明細書に記載の実施形態は、最も安価なオプションまたは最も近くの燃料補給オプションなど、望ましい燃料オプションをすばやく判定する能力をハイブリッド車両所有者に与えることを容易にする。 本明細書に記載の実施形態は、所有者が、次のオフピーク期間まで充電を延期することによってハイブリッド車両内の１つまたは複数のバッテリを充電するのにオフピークエネルギー価格設定を使用し、かつ／またはある燃料販売業者からの燃料を使用することを優先してバッテリの充電を延期することをも可能にする。 さらに、これらの実施形態は、所有者が燃料販売業者から燃料を事前購入（ｐｒｅ−ｐｕｒｃｈａｓｅ）することを可能にする。 任意の複数の異なるタイプの燃料またはエネルギーの価格および／または販売業者をドライバに提示して、使用可能な最も有益な燃料補給オプションをドライバが選択することを可能にすることができる。

本明細書で使用される時に、用語「ハイブリッド車両」は、車両に推進力を提供する１つまたは複数の手段など、エネルギーの複数の供給源を含む車両を指す。 電動車両を推進するのに使用されるエネルギーは、オンボード再充電可能バッテリおよび／またはオンボード燃料電池などであるがこれらに限定はされないさまざまな供給源に由来するものとすることができる。 いくつかの実施形態では、ハイブリッド車両は、制動によって生成されるエネルギーを取り込み、貯蔵する、ハイブリッド電動車両である。 さらに、ハイブリッド電動車両は、バッテリなどの電気供給源に貯蔵されたエネルギーを使用し、止まっている時に動作し続けて燃料を節約する。 いくつかのハイブリッド電動車両は、一般的な電源出力などの電源コンセントにプラグインすることによってバッテリを再充電することができる。 そのような車両は、限定なしに、自動車、トラック、バス、機関車、および／またはモータサイクルを含む。 上記の例は、例示にすぎず、したがって、いかなる形でも用語「ハイブリッド車両」の定義および／または意味を限定することは意図されていない。

図１は、ハイブリッド車両１０２と共に使用される例示的な電動車両充電ステーション１００のブロック図である。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２に結合される通信インターフェース１０４を含む。 たとえば、通信インターフェース１０４は、ハイブリッド車両通信インターフェース（図示せず）に結合され、このハイブリッド車両通信インターフェースは、ハイブリッド車両コントローラ（図示せず）のコンポーネントであり、あるいは代替として、ハイブリッド車両コントローラに結合される。 いくつかの実施形態では、通信インターフェース１０４は、１つまたは複数のバッテリ（図示せず）に貯蔵するためにハイブリッド車両１０２にエネルギーを提供するものと同一のケーブルまたはコネクタを使用して、充電ステーション１００とハイブリッド車両１０２との間の通信を可能にする。 代替として、通信インターフェース１０４は、異なるケーブルまたはコネクタを使用して充電ステーション１００とハイブリッド車両１０２との間の通信を可能にする。 通信インターフェース１０４を、有線接続または無線接続とすることができる。

さらに、この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、ネットワークインターフェース１０６を含み、ネットワークインターフェース１０６は、公益事業１１０などの１つまたは複数のエネルギー供給源およびガソリン販売業者、天然ガス販売業者、ディーゼル燃料販売業者、メタノール販売業者、またはハイブリッド車両１０２と共に使用するのに適する燃料の任意の他の販売業者などの１つまたは複数の燃料販売業者１１２との通信を容易にするためにネットワーク１０８に結合される。 この例示的実施形態では、ネットワーク１０８は、インターネットである。 しかし、充電ステーション１００、公益事業１１０、および燃料販売業者１１２の間の通信に、仮想プライベートネットワークなど、任意の適切なネットワークを使用することができる。 さらに、ネットワークインターフェース１０６を、有線接続または無線接続とすることができる。

充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２に関係する燃料要件を格納するメモリエリア１１４をも含み、またはこれに通信可能に結合される。 たとえば、この例示的実施形態では、メモリエリア１１４は、ハイブリッド車両１０２によって使用できる燃料の、最低オクタン価または最高オクタン価などのオクタン要件を格納する。 さらに、メモリエリア１１４は、燃料の期待される１ガロンあたりのマイル数または期待される１キロワット時あたりのマイル数などの、ハイブリッド車両１０２の効率仕様を格納する。 消費者が入手できるハイブリッド車両１０２の多様性のゆえに、メモリエリア１１４は、複数のハイブリッド車両１０２の燃料要件を格納し、たとえば、ハイブリッド車両１０２の製造業者、モデル、および／またはエンジン仕様によって燃料要件をグループ化しまたはソートすることができる。 さらに、メモリエリア１１４は、それぞれ公益事業１１０および／または燃料販売業者１１２から受信された現在のエネルギー価格および／または燃料価格を格納することができる。 下でより詳細に説明するように、ハイブリッド車両１０２による使用のためにエネルギーまた燃料を購入するかどうかを判断する際に消費者が使用するために、格納されたエネルギー価格および／または燃料価格をアーカイブして、価格設定傾向を示すこともできる。 さらに、メモリエリア１１４は、ユーザの家、事務所、または他の指定された場所の近くに配置された燃料販売業者１１２など、ユーザ指定の燃料販売業者１１２を格納することができる。 格納された燃料販売業者データは、座標または住所などの場所位置、電話番号、電子メールアドレス、またはウェブサイトアドレスなどの連絡先情報、あるいはユーザが指定できる任意の他の情報を含むことができる。 さらに、メモリエリア１１４は、共同所有された燃料販売業者またはフランチャイズ燃料販売業者など、燃料販売業者１１２のグループを格納することができる。 そのような情報を、顧客ロイヤリティプログラムでユーザによる購入を追跡するために充電ステーション１００および／または燃料販売業者１１２によって使用することができ、この顧客ロイヤリティプログラムでは、リピート客になる見返りに無料の燃料または燃料の値引きをユーザに与えることができる。

メモリエリア１１４は、不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）、磁気ランダムアクセスメモリ（ＭＲＡＭ）、強磁性ランダムアクセスメモリ（ＦｅＲＡＭ）、および他の形のメモリを含むことができるランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）を含むことができる。 メモリエリア１１４は、読取り専用メモリ（ＲＯＭ）、フラッシュメモリ、および／または電気的消去可能プログラム可能読取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）をも含むことができる。 任意の他の適切な磁気メモリ、光学メモリ、および／または半導体メモリを、単独でまたは他の形のメモリと組み合わせてメモリエリア１１４に含めることができる。 メモリエリア１１４は、適切なカートリッジ、ディスク、ＣＤ ＲＯＭ、ＤＶＤ、またはＵＳＢメモリを含むがこれらに限定されないデタッチャブルメモリまたはリムーバブルメモリとするか、これを含むこともできる。 代替として、メモリエリア１１４をデータベースとすることができる。 さらに、メモリエリア１１４を、充電ステーション１００のコンポーネントとすることができ、あるいは、充電ステーション１００から遠隔に配置し、ネットワーク１０８を介して充電ステーション１００と通信するように構成することができる。 たとえば、メモリエリア１１４をデータベースとすることができる。 用語「データベース」は、一般に、階層データベース、関係データベース、フラットファイルデータベース、オブジェクトリレーショナルデータベース、オブジェクト指向データベース、およびコンピュータシステムに格納されるレコードまたはデータの任意の他の構造化されたコレクションを含む、データのすべてのコレクションを指す。 上の例は、例示にすぎず、したがって、いかなる形でも用語データベースの定義および／または意味を限定することは意図されていない。 データベースの例は、Ｏｒａｃｌｅ（登録商標）データベース、ＭｙＳＱＬ、ＩＢＭ（登録商標）ＤＢ２、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）ＳＱＬ Ｓｅｒｖｅｒ、Ｓｙｂａｓｅ（登録商標）、およびＰｏｓｔｇｒｅＳＱＬを含むが、これらに限定はされない。 しかし、本明細書に記載のシステムおよび方法を使用可能にするどのデータベースであっても、使用することができる。 （Ｏｒａｃｌｅは、米国カリフォルニア州レッドウッドショアのＯｒａｃｌｅ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社の登録商標であり、ＩＢＭは、米国ニューヨーク州アーモンクのＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ Ｍａｃｈｉｎｅｓ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社の登録商標であり、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔは、米国ワシントン州レッドモンドのＭｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社の登録商標であり、Ｓｙｂａｓｅは、米国カリフォルニア州ダブリンのＳｙｂａｓｅ社の登録商標である）。

この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、システムバス１１８を介して通信インターフェース１０４、ネットワークインターフェース１０６、およびメモリエリア１１４に通信可能におよび／または動作可能に結合されたプロセッサ１１６をも含む。 この例示的実施形態では、プロセッサ１１６は、通信インターフェース１０４を介して、ハイブリッド車両１０２の燃料要件を受信するなど、ハイブリッド車両１０２と通信する。 さらに、プロセッサ１１６は、ハイブリッド車両１０２の燃料要件に基づいて、それぞれエネルギー価格および燃料価格を受信するために、ネットワークインターフェース１０６を介して公益事業１１０および燃料販売業者１１２と通信する。 用語「プロセッサ」は、一般に、システム、マイクロコントローラ、縮小命令セットコンピュータ（ＲＩＳＣ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、プログラマブル論理回路（ＰＬＣ）、および本明細書に記載の機能を実行できる任意の他の回路またはプロセッサを含むすべてのプログラム可能なシステムを指す。 上の例は、例示にすぎず、したがって、いかなる形でも用語「プロセッサ」の定義および／または意味を限定することは意図されていない。

代替実施形態では、通信インターフェース１０４、ネットワークインターフェース１０６、メモリエリア１１４、および／またはプロセッサ１１６のうちの少なくとも１つが、充電ステーション１００ではなくハイブリッド車両１０２内に設置される。

図２は、充電ステーション１００を使用するハイブリッド車両１０２（両方とも図１に図示）のプライスポイント燃料マイレージ比較を提供しエネルギーおよび／または燃料を購入するのに使用される例示的方法を示す単純化された流れ図２００である。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２から燃料要件を受信する（２０２）。 たとえば、充電ステーション１００は、最低オクタン価および／または最高オクタン価などのオクタン要件ならびに／あるいはハイブリッド車両１０２の効率仕様を受信する（２０２）。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、通信インターフェース１０４（図１に図示）を介してハイブリッド車両１０２に燃料要件を要求し、通信インターフェース１０４を介してハイブリッド車両１０２から燃料要件を受信する（２０２）。 さらに、ハイブリッド車両１０２がエラーを応答する場合、または通信がタイムアウトする場合には、充電ステーション１００は、メモリエリア１１４（図１に図示）内でハイブリッド車両１０２の識別子を検索し、たとえばハイブリッド車両１０２の製造業者、モデル、またはエンジンモデルに基づいて燃料要件を判定する。

この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、１つまたは複数の燃料販売業者１１２（図１に図示）からネットワークインターフェース１０６を介して、体積測定の１単位あたりの価格などの燃料価格をも受信する（２０４）。 いくつかの実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２または充電ステーション１００の場所を判定し、現在の場所から事前に選択された距離以内の燃料販売業者１１２を突き止める。 その後、充電ステーション１００は、燃料要件に基づいて、事前に選択された距離以内の燃料販売業者１１２に燃料価格を要求し、各燃料販売業者１１２から燃料価格を受信する（２０４）。 代替として、充電ステーション１００は、ユーザ指定の燃料販売業者１１２のリストを受信する。 その後、充電ステーション１００は、燃料要件に基づいて、ユーザ指定の燃料販売業者１１２に燃料価格を要求し、各ユーザ指定の燃料販売業者１１２から燃料価格を受信する（２０４）。

同様に、充電ステーション１００は、公益事業１１０（図１に図示）からネットワークインターフェース１０６を介して、１キロワット時あたりの価格などのエネルギー価格を受信する（２０６）。 いくつかの実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２または充電ステーション１００の場所に基づいて、最も近い公益事業１１０を判定する。 代替として、充電ステーション１００は、ローカル電力グリッドを管理するローカル公益事業１１０の識別子に基づいて、および／またはドライバの名前での公益事業１１０の口座に基づいて、公益事業１１０を判定する。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、公益事業１１０にエネルギー価格を要求し、ネットワークインターフェース１０６を介してエネルギー価格を受信する（２０６）。 代替として、充電ステーション１００は、公益事業１１０の識別子を用いて事前にプログラムされる。 充電ステーション１００は、事前にプログラムされた公益事業１１０にエネルギー価格を要求し、ネットワークインターフェース１０６を介してエネルギー価格を受信する（２０６）。 さらに、充電ステーション１００は、ユーザの家、事務所、または任意の他の場所で使用される公益事業１１０などの公益事業１１０の識別子をハイブリッド車両１０２から受信することができる。 充電ステーション１００は、識別された公益事業１１０にエネルギー価格を要求し、ネットワークインターフェース１０６を介してエネルギー価格を受信する（２０６）。

この例示的実施形態では、受信した燃料価格およびエネルギー価格に基づいて、充電ステーション１００は、燃料販売業者１１２および公益事業１１０の物価指数を計算する（２０８）。 物価指数は、燃料要件に基づいてハイブリッド車両１０２が通貨の１単位あたりに移動すると期待されるマイル数または距離の他の単位を含むことができる。 たとえば、充電ステーション１００は、公益事業１１０から受け取った電気エネルギーを使用し、燃料販売業者１１２から受け取った燃料を使用して、ハイブリッド車両１０２が移動すると期待される１ドルあたりのマイル数を計算する。 物価指数は、公益事業１１０から受け取った電気エネルギーを使用してハイブリッド車両バッテリを満充電するための期待される価格と、燃料販売業者１１２から受け取った燃料を使用してハイブリッド車両１０２の燃料タンクを満たすための期待される価格とを含むこともできる。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、物価指数をユーザに表示する（２１０）。 たとえば、物価指数を、ディスプレイデバイスを介して表として表示することができる（２１０）。 いくつかの実施形態では、ディスプレイは、ユーザが特定の燃料販売業者１１２を選択し、または公益事業１１０から電気エネルギーを受け取ることを選択することを可能にするためにユーザ入力ボタンを含む。

図３は、図２に示された方法をさらに示す梯子図３００である。 図３に示されているように、ユーザは、ハイブリッド車両１０２を充電ステーション１００（両方とも図１に図示）に接続する（３０２）。 いくつかの実施形態では、ハイブリッド車両１０２が接続されたことを充電ステーション１００が検出する時に、充電ステーション１００は、充電ステーション１００によって送信されかつ／または受信される信号からリップルなどの雑音を除去するために接続をデバウンスする。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、オクタン要件および／または燃料効率仕様を含むハイブリッド車両１０２の燃料要件を説明するための要求メッセージを通信インターフェース１０４（図１に図示）を介してハイブリッド車両１０２に送信する（３０４）。 さらに、この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、燃料要件を含む応答メッセージを通信インターフェース１０４を介してハイブリッド車両１０２から受信する（３０６）。 代替実施形態では、ハイブリッド車両１０２が要求メッセージ内でエラーを検出するかその燃料要件を判定できない場合に、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２から通信インターフェース１０４を介してエラーメッセージを受信する。 そのような実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２の識別子を使用してメモリエリア１１４（図１に図示）内で検索することによって燃料要件を判定する。 別の代替実施形態では、充電ステーション１００がハイブリッド車両１０２から応答メッセージを受信しないか、事前に選択された期間内に応答メッセージを受信しない時に、充電ステーション１００は、メモリエリア１１４を検索することによって燃料要件を判定する。 いくつかの実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２の識別子に関連してメモリエリア１１４内に燃料要件を格納する。

この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、価格スケジュールに従うエネルギー価格に関する要求メッセージをネットワークインターフェース１０６を介して公益事業１１０に送信する（３０８）。 価格スケジュールは、たとえば、公益事業１１０からの高需要の時のエネルギーのピーク価格および公益事業１１０からの低需要の時のエネルギーのオフピーク価格を含む。 さらに、充電ステーション１００は、エネルギー価格と、そのエネルギー価格が有効である時間の長さを示す有効性期間とを含む応答メッセージをネットワークインターフェース１０６を介して公益事業１１０から受信する（３１０）。 一実施形態では、充電ステーション１００は、公益事業１１０の識別子に関連してメモリエリア１１４内にエネルギー価格を格納する。 そのような実施形態では、充電ステーション１００は、要求メッセージを送信する（３０８）前に、メモリエリア１１４から公益事業１１０のエネルギー価格を判定することを試みる。

さらに、この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、ネットワークインターフェース１０６を介して１つまたは複数の局在する燃料販売業者１１２に要求メッセージを送信する（３１２）。 たとえば、充電ステーション１００は、たとえばインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレス、セルラアンテナ三角測量、全地球測位システム（ＧＰＳ）を使用して、または事前に格納された場所を読み取ることによって、その場所を判定する。 代替として、ハイブリッド車両１０２が、その場所を判定し、その場所を充電ステーション１００に送信することができる。 この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、充電ステーション１００またはハイブリッド車両１０２から事前に選択された距離以内の１つまたは複数の燃料販売業者１１２を判定する。 充電ステーション１００は、各燃料販売業者１１２での燃料価格に関する要求メッセージを局在する燃料販売業者１１２に送信する（３１２）。 さらに、充電ステーション１００は、ネットワークインターフェース１０６を介して１つまたは複数のユーザ指定の燃料販売業者１１２に要求メッセージを送信する（３１４）。 たとえば、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２からユーザ指定の燃料販売業者１１２のリストを受信し、それぞれの燃料価格に関する要求メッセージをリストされた各燃料販売業者１１２に送信することができる（３１４）。 いくつかの実施形態では、ユーザ指定の燃料販売業者１１２は、フランチャイズに加盟した燃料販売業者１１２のセットである。 各燃料販売業者１１２は、ネットワークインターフェース１０６を介して充電ステーション１００によって受信される（３１６および３１８）応答メッセージを応答する。 この応答メッセージは、１ガロンあたりの価格などの単位体積あたりの燃料の価格、指定された時間枠にわたる期待される最高価格、および各燃料販売業者１１２の場所または住所を含むことができるが、これらを含むことだけに限定はされない。

この例示的実施形態では、充電ステーション１００は、公益事業１１０から受信したエネルギー価格および燃料販売業者１１２から受信した燃料価格に基づいて物価指数を計算する（３２０）。 たとえば、物価指数は、燃料要件に基づく、通貨の１単位あたりにハイブリッド車両１０２が移動すると期待されるマイル数または距離の他の単位を含むことができる。 たとえば、充電ステーション１００は、公益事業１１０から受け取った電気エネルギーを使用し、燃料販売業者１１２から受け取った燃料を使用して、ハイブリッド車両１０２が移動すると期待される１ドルあたりのマイル数を計算する。 物価指数は、公益事業１１０から受け取った電気エネルギーを使用してハイブリッド車両バッテリを満充電するための期待される価格と、燃料販売業者１１２から受け取った燃料を使用してハイブリッド車両１０２の燃料タンクを満たすための期待される価格とを含むこともできる。

さらに、充電ステーション１００および／またはハイブリッド車両１０２にいるユーザに物価指数を表示する（３２２）。 たとえば、物価指数は、公益事業１１０および燃料販売業者１１２の識別と、それぞれの充電場所または燃料供給場所とを含むことができる。 さらに、物価指数は、その間に価格が有効である期間と、充電ステーション１００またはハイブリッド車両１０２からの距離とを含むことができる。 物価指数は、１ガロンあたりの価格などの燃料の体積あたりの計算された価格と、１キロワット時あたりの価格などのエネルギーの１単位あたりの計算された価格をも含むことができる。 いくつかの実施形態では、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２の効率データと公益事業１１０からのエネルギーおよび燃料販売業者１１２からの燃料のそれぞれの価格とに基づいて、１ドルあたりのマイル数などの通貨の１単位あたりの期待される距離をも計算する。 さらに、充電ステーション１００は、ハイブリッド車両１０２の効率データと公益事業１１０からのエネルギーおよび燃料販売業者１１２からの燃料のそれぞれの価格とに基づいて、バッテリ（図示せず）を満充電するためのコストまたは燃料タンク（図示せず）を満たすためのコストを計算することができる。

いくつかの実施形態では、ユーザは、ハイブリッド車両１０２の充電が燃料販売業者１１２で燃料を買うことよりも経済的に意味をなす場合にユーザが十分な情報に基づいた判断を下すことを可能にするために、指定された地域内の燃料販売業者１１２または指定されたフランチャイズに加盟した任意の燃料販売業者１１２に「加入契約する」ことができる。 たとえば、燃料販売業者１１２は、所定の量の燃料を購入した後にユーザに燃料の値引きまたは無料の燃料を提供する値引きプログラムまたは顧客ロイヤリティプログラムを提供することができる。

さらに、ユーザは、仮想ボタンを使用して特定の燃料販売業者１１２から燃料を事前購入することができる（３２４）。 たとえば、ユーザは、現在の価格で燃料を事前購入することができ（３２４）、その後の価格の変動にかかわりなく、購入した燃料を指定された期間内に燃料販売業者１１２で要求することができる。 事前購入取引は、クレジットカード、デビットカード、または充電ステーション１００もしくは燃料販売業者１１２が電子的にアクセスできる任意の適切な銀行口座を使用することができる。 充電ステーション１００は、選択された燃料販売業者１１２に購入要求メッセージを送信する（３２６）。 たとえば、充電ステーション１００は、燃料販売業者１１２によってまたは燃料販売業者１１２のために運営される暗号化され保護されたウェブサービスに購入要求メッセージを送信する（３２６）。 購入要求メッセージは、ユーザの名前、クレジットカードまたはデビットカードの口座番号、カード有効期限、および／またはユーザの請求先住所などのユーザの請求情報を含む。 燃料販売業者１１２は、取引が成功または不成功のどちらであったのかを示す購入応答メッセージを応答する（３２８）。 充電ステーション１００は、取引の結果をユーザに表示する（３３０）。 代替実施形態では、物価指数が、ハイブリッド車両１０２内のディスプレイスクリーン（図示せず）によるなど、ハイブリッド車両１０２によってユーザに表示される。

同様に、ユーザは、仮想ボタンを使用して公益事業１１０からハイブリッド車両１０２に電気エネルギーを供給するように充電ステーション１００に指示することができる。 たとえば、ユーザは、充電ステーション１００に、次のオフピーク時間中にハイブリッド車両１０２にエネルギーを供給させる、第１仮想ボタンを選択することができる。 代替として、ユーザは、充電ステーション１００に、現在のピーク時間またはオフピーク時間中にハイブリッド車両１０２にエネルギーを供給させる、第２仮想ボタンを選択することができる。

一実施形態では、ハイブリッド車両１０２は、初期場所と目的地との間でドライバに現在ルートを示す、ＧＰＳユニットなどのマッピングデバイス（図示せず）を含む。 そのような実施形態では、マッピングデバイスは、たとえば、セルラネットワークおよび／またはインターネットなどの通信ネットワークを介して充電ステーション１００と通信することができる。 さらに、マッピングデバイスは、既知のルートに最も近い充電ステーション１００などのローカル充電ステーション１００への既知のルートを送信する。 充電ステーション１００は、その既知のルートに沿った燃料販売業者１１２および／または他の充電ステーション１００の場所を判定し、上で説明したようにドライバに表示するためにそのリストをハイブリッド車両１０２に送信する。

ハイブリッド車両に関するプライスポイント燃料マイレージ比較を提供しエネルギーおよび／または燃料を購入する方法および装置の例示的実施形態を、上で詳細に説明した。 これらの方法および装置は、本明細書で説明した特定の実施形態に限定されるのではなく、方法の動作ならびに／あるいはシステムおよび／または装置のコンポーネントを、本明細書で説明された他の動作および／またはコンポーネントと独立に別々に利用することができる。 さらに、説明された動作および／またはコンポーネントを、他のシステム、方法、および／または装置の中で定義し、またはこれと組み合わせて使用することもでき、説明された動作および／またはコンポーネントは、本明細書で説明されたシステム、方法、および記憶媒体だけを用いて実践することに限定されない。

本明細書で説明されるものなどのプロセッサは、少なくとも１つのプロセッサまたは処理ユニットと、システムメモリとを含む。 プロセッサは、通常、少なくともある形のコンピュータ可読媒体を有する。 限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを含む。 コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報の格納のための任意の方法または技術で実施された、揮発性および不揮発性の、リムーバブルおよびノンリムーバブルの媒体を含む。 通信媒体は、通常、搬送波または他のトランスポート機構などの変調されたデータ信号内でコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータを実施し、すべての情報配布媒体を含む。 当業者は、変調されたデータ信号を熟知し、変調されたデータ信号は、信号内で情報を符号化する形でその特性のうちの１つまたは複数をセットされまたは変更される。 上記のいずれかの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。

本発明を、例示的なハイブリッド車両充電システム環境に関連して説明したが、本発明の実施形態は、多数の他の汎用のまたは特殊目的のハイブリッド車両充電システム環境またはハイブリッド車両充電システム構成と共に動作可能である。 ハイブリッド車両充電システム環境は、本発明のすべての態様の使用または機能性の範囲に関する限定を示唆することを意図されたものではない。 さらに、ハイブリッド車両充電システム環境を、例示的な動作環境に示されたコンポーネントのいずれかまたはその組合せに関する依存性または要件を有するものと解釈してはならない。

本明細書で説明したシステムおよび方法の例示的な技術的効果は、（ａ）少なくとも１つのバッテリを含むハイブリッド車両から燃料要件を電子的に受信すること、（ｂ）燃料要件に基づいて１つまたは複数の燃料販売業者から燃料価格を電子的に受信すること、（ｃ）バッテリによって貯蔵するためにエネルギーを提供するように構成された公益事業からエネルギー価格を受信すること、（ｄ）燃料販売業者および公益事業のそれぞれの物価指数を計算すること、（ｅ）望ましい燃料オプションをすばやく判定する能力をユーザに与える際に使用するためにハイブリッド車両のユーザに物価指数を表示することのうちの少なくとも１つを含む。

本発明の実施形態について、１つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される、プログラムコンポーネントまたはモジュールなどのコンピュータ実行可能命令の一般的な状況で述べることができる。 本発明の諸態様を、任意の個数および編成のコンポーネントまたはモジュールを用いて実施することができる。 たとえば、本発明の諸態様は、図面に示され本明細書で説明された特定のコンピュータ実行可能命令または特定のコンポーネントもしくはモジュールに限定されない。 本発明の代替実施形態は、図示され本明細書で説明されたものより多数またはより少数の機能性を有する異なるコンピュータ実行可能命令またはコンポーネントを含むことができる。

図示され本明細書で説明された本発明の実施形態の動作の実行（ｅｘｅｃｕｔｉｏｎ ｏｒ ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ）の順序は、別段の指定がない限り、本質的なものではない。 すなわち、別段の指定がない限り、動作を任意の順序で実行することができ、本発明の実施形態は、本明細書で開示されたものより少ない動作または追加の動作を含むことができる。 たとえば、別の動作の前、別の動作と同時、または別の動作の後の特定の動作の実行（ｅｘｅｃｕｔｉｏｎ ｏｒ ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ）が、本発明の諸態様の範囲内であることが企図されている。

本発明またはその実施形態の諸態様の要素を導入する時に、冠詞「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」、および「ｓａｉｄ」は、その要素が１つまたは複数あることを意味することが意図されている。 用語「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ（備える、含む）」、「ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ（含む）」、および「ｈａｖｉｎｇ（有する）」は、包含的であることが意図され、リストされた要素以外の追加要素があってもよいことを意味する。

本書は、最良の態様を含めて本発明を開示するために、また、任意のデバイスまたはシステムを作成および使用すること、および任意の組み込まれた方法を実行することを含めて当業者が本発明を実践することを可能にするために、例を使用する。 本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の例を含む可能性がある。 そのような他の例は、それらの例が特許請求の範囲の文字どおりの表現と異ならない構造的要素を有する場合に、またはそれらの例が特許請求の範囲の文字どおりの表現からのわずかしか異ならない同等の構造的要素を含む場合に、特許請求の範囲に含まれることが意図されている。

１００ 電動車両充電ステーション １０２ ハイブリッド車両 １０４ 通信インターフェース １０６ ネットワークインターフェース １０８ ネットワーク １１０ 公益事業 １１２ 燃料販売業者 １１４ メモリエリア １１６ プロセッサ １１８ システムバス ３００ 梯子図 ３０２ ハイブリッド車両を充電ステーションに接続する ３０４ 要求メッセージをハイブリッド車両に送信する ３０６ 応答メッセージをハイブリッド車両から受信する ３０８ 要求メッセージを公益事業に送信する ３１０ 応答メッセージを公益事業から受信する ３１２ １つまたは複数の局在する燃料販売業者に要求メッセージを送信する ３１４ １つまたは複数のユーザ指定の燃料販売業者に要求メッセージを送信する ３１６ 局在する燃料販売業者から応答メッセージを受信する ３１８ ユーザ指定の燃料販売業者から応答メッセージを受信する ３２０ 公益事業および燃料販売業者に関する物価指数を計算する ３２２ 物価指数を表示する ３２４ 選択された燃料販売業者から燃料を事前購入する ３２６ 選択された燃料販売業者によって運営されるウェブサービスに購入要求を送信する ３２８ ウェブサービスから応答を受信する ３３０ 取引の結果を表示する