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Method and apparatus for discrimination of linear material

阅读:1035发布:2020-12-18

专利汇可以提供Method and apparatus for discrimination of linear material专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To judge the wire color and the wire diameter of a dummy wire and to automatically discriminate the kind of the dummy wire. SOLUTION: Total reflecting plane mirrors 11a, 11b are formed at an angled reflecting mirror 11, and a reference plate 12 in which a back reference line 12a is marked on a white ground is arranged and installed. A dummy wire A is set on an inspection part 1. The inspection part 1 is illuminated with an illumination part 2. The reference plate 12, the total reflecting plane mirrors 11a, 11b and the dummy wire A are imaged by a CCD camera head 3. A position in which the reference line 12a is interrupted by the dummy wire is detected so as to find a wire diameter. R-data, G-data and B-data which are obtained by a camera body 4 are converted, by a personal computer 5, into color data which are composed of Y (luminance) data, S (chromaticness) data and H (hue) data. Information on the pixel distribution of the color data as the fundamental color of a wire color is registered in the personal computer 5. The measured color data are collated with the registered pixle distribution, and the wire color is judged.,下面是Method and apparatus for discrimination of linear material专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 予め決められた複数の基本色のうち、単一色の線色をもつ線状材、または、単色の線色および複数の基本色で軸方向にストライプを構成した線色をもつ線状材、または、上記ストライプを構成した線色をもつ線状材のいずれかについて、該線状材の線色を判定して任意の線状材の種類を判別する線状材の判別方法であって、 前記線状材の表面を撮像し、 該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、 該色データを前記基本色についての色データにおける画素分布と照合し、 該撮像した線状材の前記線色を判定するようにしたことを特徴とする線状材の判別方法。
  • 【請求項2】 前記基本色についての色データにおける画素分布の色重心と前記画像の色データとの距離に基づいて該画素分布との照合を行うことを特徴とする請求項1記載の線状材の判別方法。
  • 【請求項3】 前記基本色についての色データにおける画素分布の色領域内に前記画像の色データが含まれる頻度を求め、該頻度に基づいて該画素分布との照合を行うことを特徴とする請求項1記載の線状材の判別方法。
  • 【請求項4】 前記基本色についての色データにおける画素分布の色領域に対応させて該画素分布の重心を最大グレード、色領域の両端を最小のグレードにしたメンバーシップ関数を設定し、前記画像の色データの前記メンバーシップ関数におけるグレードに基づいて該画像の色データと基本色についての色データにおける画素分布との照合を行うことを特徴とする請求項1記載の線状材の判別方法。
  • 【請求項5】 前記色データが輝度データ、彩度データおよび色相データであることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の線状材の判別方法。
  • 【請求項6】 予め決められた複数の基本色のうち、単一色の線色をもつ線状材、または、単色の線色および複数の基本色で軸方向にストライプを構成した線色をもつ線状材、または、上記ストライプを構成した線色をもつ線状材のいずれかについて、該線状材の線色を判定して任意の線状材の種類を判別する線状材の判別装置であって、 前記線状材の表面を撮像して該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを得る撮像手段と、 前記基本色についての色データにおける画素分布を記憶している記憶手段と、 前記R,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、該色データと前記記憶手段に記憶されている画素分布とを照合して該撮像した線状材の前記線色を判定する線色判定手段と、を備えたことを特徴とする線状材の判別装置。
  • 【請求項7】 予め決められた複数の基本色のうち、単一色の線色をもつ線状材、または、単色の線色および複数の基本色で軸方向にストライプを構成した線色をもつ線状材、または、上記ストライプを構成した線色をもつ線状材のいずれかについて、該線状材の線色を判定して任意の線状材の種類を判別する線状材の判別装置であって、 前記線状材と直交するように該線状材の背景に配された基準線と、 前記基準線と前記線状材の表面を撮像して該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを得る撮像手段と、 前記基本色についての色データにおける画素分布を記憶している記憶手段と、 前記撮像手段で撮像した画像における前記線状材の両側について、該画像における前記基準線と交差する方向に画素を検索して該画素の輝度データから該基準線を検出し、該検出した基準線に沿って画素を検索して該画素の輝度データから該基準線と前記線状材との交点を求め、
    該線状材の両側の交点の位置に基づいて該線状材の線径を判定する線径判定手段と、 前記R,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、該色データと前記記憶手段に記憶されている画素分布とを照合して該撮像した線状材の前記線色を判定する線色判定手段と、を備えたことを特徴とする線状材の判別装置。
  • 【請求項8】 前記撮像手段が、前記線状材の一方向側面に対向して配設されたカメラと、該線状材の上記一方向側面の裏側面に対向して配設されるとともに2面の全反射ミラーを該線状材と平行な谷線で会合させ、該線状材の裏側面の反射像を前記カメラの視野内に向ける反射部材と、を備えたことを特徴とする請求項6または請求項7記載の線状材の判別装置。
  • 【請求項9】 前記色データが輝度データ、彩度データおよび色相データであり、前記制御手段が該輝度データ、彩度データおよび色相データにおける各画素分布毎に照合を行うことを特徴とする請求項6または請求項7
    または請求項8記載の線状材の判別装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電線のような線状材の線色あるいは線径の違いによる線状材の種類を判別する線状材の判別方法および装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、ワイヤーハーネス製造工程では、
    自動切断圧着機を使用して、規格に応じた所定の線色と線径の電線に所定の端子を圧着する加工処理が行われている。 この自動切断圧着機では多種規格製品の製造が行われており、製造製品の種類の切替え時には、規格どおりの製品が自動切断圧着機で製造されているか検査を行う必要がある。 このとき、長さ140mm程度のダミー線(試打線)を自動切断圧着機で試作し、このダミー線の検査をすることで、自動切断圧着機の切替え作業をスムーズに行うようにしている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、このダミー線の線色、線径、端子が規格どおり製造されているかの検査は人手により目視で行われていた。 この作業は、特に線径が小さい場合には、時間を要し、労もかかるという問題があった。 例えば、線色は10数色の基本色を用いて、1色のベースに他の色の細線(ストライプ)を入れた2色組み合わせのものや単一色で無地のものなどがある。 また、線径は1mm程度のものがあり、目視では、特に線色パターンの判定、線径の判定が困難であった。

    【0004】本発明は、電線のような線状材を対象として、その線色あるいは線径の違いによる線状材の種類を自動的に判別できる線状材の判別方法および装置を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになした本発明の線状材の判別方法は、予め決められた複数の基本色のうち、単一色の線色をもつ線状材、または、単色の線色および複数の基本色で軸方向にストライプを構成した線色をもつ線状材、または、上記ストライプを構成した線色をもつ線状材のいずれかについて、
    該線状材の線色を判定して任意の線状材の種類を判別する線状材の判別方法であって、前記線状材の表面を撮像し、該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、該色データを前記基本色についての色データにおける画素分布と照合し、該撮像した線状材の前記線色を判定するようにしたことを特徴とする。

    【0006】また、本発明の線状材の判別装置は、予め決められた複数の基本色のうち、単一色の線色をもつ線状材、または、単色の線色および複数の基本色で軸方向にストライプを構成した線色をもつ線状材、または、上記ストライプを構成した線色をもつ線状材のいずれかについて、該線状材の線色を判定して任意の線状材の種類を判別する線状材の判別装置であって、前記線状材の表面を撮像して該撮像した画像における画素のR,G,B
    データを得る撮像手段と、前記基本色についての色データにおける画素分布を記憶している記憶手段と、前記R,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、該色データと前記記憶手段に記憶されている画素分布とを照合して該撮像した線状材の前記線色を判定する線色判定手段とを備えたことを特徴とする。

    【0007】また、本発明の線状材の判別装置は、予め決められた複数の基本色のうち、単一色の線色をもつ線状材、または、単色の線色および複数の基本色で軸方向にストライプを構成した線色をもつ線状材、または、上記ストライプを構成した線色をもつ線状材のいずれかについて、該線状材の線色を判定して任意の線状材の種類を判別する線状材の判別装置であって、前記線状材と直交するように該線状材の背景に配された基準線と、前記基準線と前記線状材の表面を撮像して該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを得る撮像手段と、前記基本色についての色データにおける画素分布を記憶している記憶手段と、前記撮像手段で撮像した画像における前記線状材の両側について、該画像における前記基準線と交差する方向に画素を検索して該画素の輝度データから該基準線を検出し、該検出した基準線に沿って画素を検索して該画素の輝度データから該基準線と前記線状材との交点を求め、該線状材の両側の交点の位置に基づいて該線状材の線径を判定する線径判定手段と、前記R,
    G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、該色データと前記記憶手段に記憶されている画素分布とを照合して該撮像した線状材の前記線色を判定する線色判定手段とを備えたことを特徴とする。

    【0008】

    【作用】本発明の線状材の判別方法および装置によれば、線状材の表面が撮像され、該撮像された画像における画素のR,G,Bデータが色データに変換され、線状材の軸と直交する方向の画素についての色データが求められる。 そして、この求められた色データと基本色についての色データにおける画素分布とが照合されて、該撮像した線状材の種類が判別される。

    【0009】また、前記基準線を備えた本発明の線状材の判別装置によれば、撮像手段で撮像した画像における線状材の両側で、先ず、基準線と交差する方向に画素を検索してその輝度データから基準線を検出し、この基準線に沿って画素を検索してその輝度データから基準線と線状材との交点が求められ、この線状材の両側の交点の位置に基づいて線状材の線径が判定される。 そして、前記色データと画素分布の照合とこの線径の判定結果に基づいて線状材の種類が判別される。

    【0010】

    【発明の実施の形態】図14は本発明実施例の判定装置が対象とするダミー線の一例を示す図である。 ダミー線は、導線10aに絶縁材10bを被覆した電線10を用いその両端に端子20a,20bを圧着したものである。 このダミー線は、次表1に示したような線色、線径および端子の種類の各組み合わせに応じて多種類存在する。

    【0011】

    【表1】

    【0012】なお、「線色」とは電線10の単色であるパターンおよび2色であるパターンの種類を指しており、この線色を構成する表1の13色の色自体を指すときは以後「基本色」という。 また、表1において、線径については導線10aの断面積で示してあるが、実際の線径は表1の値をSとすると2×√(S/π)である。

    【0013】図1は本発明を適用したダミー線の判別装置の要部を示す図である。 この判別装置は、ダミー線A
    をセットする検査部1、検査部1に照明光を照射する照明部2、ダミー線Aを撮像するカメラヘッド3、カメラヘッド3の出力信号を処理するカメラ本体4、ダミー線Aの種類の判別処理等を行うパーソナルコンピュータ5
    およびカメラヘッド3への電源供給等を行うカメラアダプター6から構成されている。 なお、検査部1、照明部2およびカメラヘッド3は図示しない部材に固定されている。

    【0014】図2は検査部1の斜視図であり、検査部1
    は、アルミ蒸着により2面の全反射平面ミラー11a,
    11bが形成された度付き反射ミラー11、白色地に黒色の基準線12aが印された基準板12、および、ダミー線Aの両端の端子部のそれぞれ背景となる黒色系の背景板13を備えている。 角度付き反射ミラー11の全反射平面ミラー11a,11bは120度の角度を成して谷線Vで会合しており、角度付き反射ミラー11は、
    谷線Vが前記カメラヘッド3の光軸Zに対して直角となるように配設されている。 また、基準板12はその基準線12aが谷線Vおよび光軸Zにそれぞれ直角に交差するように配設されている。

    【0015】以上の構成において、ダミー線Aを光軸Z
    に直交させ、かつ、全反射平面ミラー11a,11bの谷線Vに平行となるように配置し、カメラヘッド3でこのダミー線Aを撮像する。 このとき、ダミー線Aの背後に基準板12とその基準線12aが位置し、全反射平面ミラー11a,11bによりダミー線Aの裏側が2方向のアングルで映し出される。

    【0016】図3は照明部2を示す斜視図であり、照明部2は、乳白色アクリル板で断面形状半円型のドーム型拡散板21と、2本の円形の高周波蛍光灯22a,22
    bを同心円状に配設したリング照明22とを備えている。 リング照明22はドーム型拡散板21に対して検査部1と反対側から接近して配設されており、この照明部2は、リング照明22の白色光をドーム型拡散板21で拡散して検査部1を均一に照らし出す。 ドーム型拡散板21の中央には円形の撮像用窓21aが形成されており、前記カメラヘッド3により、リング照明22の中央空間および撮像用窓21aを介して検査部1側の像が撮像される。

    【0017】カメラヘッド3は単板式RGBカラーCC
    Dカメラであり、512×512画素の解像度で各画素のR,G,B輝度信号をカメラ本体4に出力する。 また、カメラヘッド3は、画素の垂直の配列方向が検査部1における基準線12aと光学的に平行になるように設定されている。 カメラ本体4は、各画素のR,G,B輝度信号をA/D変換して各々0〜255レベルの数値データであるR,G,Bデータ(デジタルデータ)を出力する。 すなわち、このR,G,Bデータは各画素におけるR,G,Bの各々の輝度を256階調で表したデータとなる。 そして、パーソナルコンピュータ5は、この各画素に対応するR,G,Bデータを読み取り、後述説明するように、ダミー線の線径、線色および端子を判定してダミー線の種類を判別する。

    【0018】図4は実施例におけるダミー線の撮像画像の一例を示す図である。 なお、同図はダミー線の太さを誇張して示してある。 また、同図および以下の説明において、混同のおそれがないかぎり、各部材の画像を指すときも対応する部材と同名で表記し、対象が画像であることを示す符号として、対応する部材の符号に「′」記号をつけた符号を用いる。

    【0019】図4(A) ,(C) は左右の端子20a,20
    bの部分に対応する抽出画像、図4(B) は電線10の中央部分に対応する抽出画像であり、これらの抽出画像はカメラヘッド3の画角に対応する512×512画素の画像から抽出したものである。 なお、このような部分的な抽出画像は、検査部1とカメラヘッド3との位置関係が固定されているので、予め画素位置を決めておくことにより容易に抽出することができる。

    【0020】図4(B) に示した抽出画像において、電線10′の背景の片側には基準板12′とその基準線12
    a′が存在し、その横には全反射平面ミラー11a′,
    11b′とこれに映る電線10′(裏面)が上下両側に存在する。 そして、前記照明部2からの照明光は白色光であるとともに、基準板12は白地で、全反射平面ミラー11a,11bは鏡面であるので、基準線12′と電線10′の周囲は白色となる。 また、図4(A) ,(C) に示した抽出画像においては、左右の端子20a′,20
    b′の周囲に黒色系の背景板13′が存在する。

    【0021】パーソナルコンピュータ5は、以上のような画像におけるR,G,Bデータを1フレーム分読み取って画像メモリに記憶し、このR,G,Bデータと対応する画素の座標(位置情報)に基づいて、線径の判定、
    線色の判定および端子の判定を行う。

    【0022】(線径の判定)図5は線径の判定を行う検査フローを説明する図である。 先ず、図5(A) の矢印のように、予め決められた画素から基準線12a′に向かって平方向に順次画素を検索し、各画素のR,G,
    Bデータを読み出してこのR,G,Bデータから得られる画素の輝度データ(明るさ)が予め設定されたしきい値TH1以下になったか否かを判定して基準線12a′
    の位置(画素の水平座標)を検出する。 すなわち、水平方向の画素の輝度データを求めると、この輝度データは例えば図5(B) のように基準線12a′に対応する画素で輝度データがしきい値TH1より低くなるので、この輝度データから基準線12a′の位置を検出する。

    【0023】基準線12a′の位置を検出すると、図5
    (A) の矢印のように、基準線12a′を下方に辿りながら画素の輝度データを検索して電線10′の上端位置(垂直座標)を検出してその垂直座標の値を記憶する。
    すなわち、図5(C) のよう電線10′に対応する画素の輝度データは基準板12′の背景部分の輝度データ(図5(B) )より低くなるので(暗い電線色の場合)、後述説明するようにこの輝度データの違いから電線10′の上端位置を検出する。

    【0024】次に、図5(A) の矢印のように、予め決められた画素から基準線12a′の方向に画素の輝度データを検索して基準線12a′の位置を検出し、さらに、矢印のように基準線12a′を上方に辿りながら画素の輝度データを検索して電線10′の下端位置を検出してその垂直座標の値を記憶する。

    【0025】図6は電線10′の上端位置を検出するロジックを説明する図である。 なお、以下の説明では、画像の水平方向の画素の並びを「ライン」という。 図6
    (A) のように基準線12a′から左右水平に一定画素数の検出幅を設け、基準線12a′に沿って、各ライン毎に検出幅に含まれる画素の輝度データを検索していき、
    このとき1ラインおきの2ラインの輝度データの差分(絶対値)を順次求める。 そして、この差分が予め設定したしきい値TH2以上になると、その2ラインの間のラインの垂直座標を電線10′の上端位置として決定する。

    【0026】すなわち、図6(A) に示した(i−2),(i−
    1),(i) ,(i+1)の各ラインにおける輝度データは図6
    (B) ,(C) ,(D) ,(E) のようになり、電線10′部分での輝度データが背景部分の輝度データより低くなる。
    そこで、電線10′の無い状態で基準線12a′のみが含まれている検査幅について各ラインの輝度データの差分を算出し、その最大値×αをしきい値TH2として採用する。 なお、αは、+2以上の整数でしきい値TH2
    が例えば図6(E) における輝度データと図6(B) ,(C)
    ,(D) における輝度データとの差を越えないような値とする。 このようにしきい値TH2を設定しておき、2
    ライン(i−1),(i+1)の輝度データの差分がしきい値T
    H2以上になると、電線10′が検出されたと判定し、
    その2ライン(i−1),(i+1)の間のライン(i) の垂直座標を電線10′の上端位置として決定する。 なお、電線10′の下端位置も同様のロジックで検出する。

    【0027】そして、電線10′の上端位置の垂直座標と下端位置の垂直座標の差分(絶対値)から線径を求める。 すなわち、検査部1とカメラヘッド3との位置関係は固定されているので、この位置関係に基づいて設定した換算係数等により画像における座標系の距離を実際の空間距離に換算して線径を求める。 そして、前表1のどの種類であるかを判定する。 なお、画像における電線1
    0′の線径は20〜30画素程度である。

    【0028】(線色の判定)図7は線色の判定を行う検査フローを説明する図である。 線色の判定では画像中の3本の電線10′についてR,G,Bデータをサンプリングする。 しかし、電線10にはベース色とストライプ色の線色の他に、例えば図7に示したようにバンドマークと呼ばれる銀色のマークが印刷されているものがあり、この部分のサンプリングデータでは線色の判定が不可能となる。 そこで、図7の矢印およびのように、
    バンドマークの間隔より広い間隔のデータサンプリングラインを設定し、この2か所でサンプリングを行う。

    【0029】先ず、図7の、の順にR,G,Bデータを垂直に2本分サンプリングし、サンプリングした各画素に対応するR,G,Bデータを各々の画素に対応する色データに変換する。 この色データは、輝度を示すY
    データ、彩度を示すSデータおよび色相を示すHデータであり、次式(1)に基づいてR,G,Bデータから算出する。 なお、R,G,B,Y,Sは0〜255のレベルであり、Hは0〜360のレベルである。

    【0030】

    【数1】

    【0031】以上のようにしてデータサンプリングライン上の各画素のR,G,BデータをY,S,Hの色データに変換すると、次に、電線10′の部分のみの色データを抽出する。 すなわち、電線10′以外の部分のデータは白色に対応してYが255に近く、Sが0に近い値となるので、これらの値に基づいて全体のデータ群から電線10′以外の部分のデータを削除して電線10′の部分のみの色データを抽出する。 次に、線色の判定が可能な1方のデータサンプリングラインの色データ、すなわちバンドマーク部分でない方の色データを選択する。
    そして、後述説明するように、選択した色データを予め記憶している各基本色についての画素分布と照合して線色の判定を行う。

    【0032】一つのデータサンプリングライン中で電線10′部分の画素は複数点あるのでサンプリングしたR,G,Bデータはデータ群を成しており、各画素毎に変換したY,S,Hデータもデータ群を成す。 そして、
    このY,S,Hの各々のデータ群において同じデータ値の画素同志を集計すると、図8(A) ,(B) ,(C) に示したようにそれぞれY,S,Hに対応する正規分布状の画素分布となる。 なお、このようにY,S,Hが分散するのは線色が単色の場合であっても照明の加減や電線10
    の表面の反射角度の差などにより、画素によってY,
    S,Hデータの値が異なるためである。 また、線色が2
    色の場合は当然に分散する。

    【0033】このような3つ一組の画素分布は、線色が基本色の単色である電線10毎に得ることができ、これらの画素分布は、少なくともY,S,Hの3つを一組としてみると基本色毎に異なったものとなる。 各画素分布における最小点と最大点との間を色領域、最多データ点を色重心とすると、この色領域を示す最小点データと最大点データおよび色重心データは各画素分布の特徴を表している。

    【0034】そこで、各基本色についてY,S,Hの画素分布を予め求め、各基本色に対応する最小点データ、
    最大点データおよび色重心データを予めメモリに登録しておく。 例えば図9に画素分布の一例として基本色の内の赤,緑,青の各色についてのY,S,Hの各画素分布を示す。 実際には、Y,S,Hの各々について基本色の13色分の画素分布があり、これらのデータを登録する。 そして、線色の判定時に撮像画像から得たY,S,
    Hデータすなわち未知データと登録してある基本色のデータとを比較して線色を判定する。

    【0035】図10はパーソナルコンピュータ5における色領域マッピング方法を適用した線色の判定ロジックを示すフローチャートであり、同図に基づいて線色の判定ロジックについて説明する。 なお、すでに、判別対象のダミー線についてのY,S,Hデータが未知データとして得られているものとする。 先ず、ステップS1で次のように白データの補正を行う。 線色には白色があるが、白色は線色部分以外のデータとなってしまい、色としての検出が不可能となる。 このため、電線10′の部分のみの色データを抽出した際に、線径検査で得た線径に対応する画素数の約3倍(反射ミラーによる2本の電線10′と直接画像の電線10′)のデータ数に満たない線色の未知データ数を得た場合は、不足分を白色と判断して白色の色データを補充する。

    【0036】ところで、一つの画素のY,S,HデータはY,S,Hの3次元色空間内の1点に対応し、基本色13色の各色重心(Y,S,Hデータ)は3次元色空間内の13個の点にそれぞれ対応する。 また、未知データ全体は、その未知データの画素分布に対応してその色重心データに対応する点の周りに分布する。 そこで、この3次元色空間における未知データと基本色13色の各色重心との位置関係に基づいて、ステップS2以降で色重心距離比較方法および色領域マッピング方法により、線色を判定する。

    【0037】(色重心距離比較方法)先ず、ステップS
    2で、この3次元色空間における未知データに対応する点と基本色13色の各色重心に対応する13個の点との距離(以下、「色重心距離」という。)をそれぞれ求めて、各未知データ毎に色重心距離が最小値となる基本色を求め、基本色毎に、その基本色に対して色重心距離が最小値となる未知データ(以後、「基本色に属する未知データ」という。)の個数(画素数)を計数する。

    【0038】例えば、未知データがa組(1画素でY,
    S,Hの1組)ある場合、i番目のY,S,Hの未知データをD Yi ,D Si ,D Hi 、j番目の基本色のY,S,H
    の色重心をG Yj ,G Sj ,G Hj 、j番目の基本色との色重心距離をGL j 、j番目の基本色に属する未知データの個数の計数値をC jとし、次式(2)を計算する。

    【0039】

    【数2】

    【0040】次に、GL jが最小値となるjに対して次式(3)の代入式を実行する。 なお、式(3)は、C j
    を1増加させた値をC jに記憶することを意味する。

    【0041】

    【数3】

    【0042】そして、以上の計算と計数をi=1〜aまで繰り返す。

    【0043】次に、ステップS3で、未知データ全体に対して距離的に最も近い基本色を求め、その基本色に属する未知データが未知データ全体に対して占める割合を求める。 例えば、C jの大きい方から順にC OUT1 ,C
    OUT2 ,C OUT3に代入して上位3色を決定し、次式(4)
    を計算する。

    【0044】

    【数4】

    【0045】次に、ステップS4で、最も近い基本色の割合が90%以上であるか否かを判定し、90%以上であれば、ステップS5でダミー線の線色はその最も近い基本色の単色であると判定して処理を終了する。 また、
    90%以上でなければ、ステップS6以降で色領域マッピング方法により、線色を判定する。

    【0046】(色領域マッピング方法)先ず、ステップS6で、割合の高いものから上位3色を選択し、この上位3色に対応する基本色に属する未知データのみを抽出し、ステップS7で、この上位3色に対応する基本色に属する未知データと上位3色の基本色の色領域とのマッピングを行う。 例えば、C OUT1 ,C OUT2 ,C OUT3で選択した上位3色の登録色領域の最小値および最大値を、C
    Y-MIN,k 、C Y-MAX,k 、C S-MIN,k 、C S-MAX,k 、C
    H-MIN,k 、C H-MAX,k (k=1,2,3)、上位3色に対応する基本色に属する未知データ(b組)の全てをD
    Ym ,D Sm ,D Hm (m=1,2,…,b)、上位3色の基本色のうちのk番目の基本色の色領域に含まれる未知データの個数の計数値をC kとし、次式(5)の条件式を実行する。

    【0047】

    【数5】

    【0048】そして、以上の計算と計数をk=1,2,
    3についてm=1〜bまで繰り返し、基本色の色領域に含まれる未知データの個数を求める。

    【0049】次に、ステップS8で、基本色の色領域に含まれる未知データの個数の多い順序を決定し、その割合を求める。 例えば、C kの大きい方から順にC OUT1
    OU T2 ,C OUT3に代入して、次式(6)を計算する。

    【0050】

    【数6】

    【0051】次に、ステップS9で、最も割合の高い基本色の割合が90%以上であるか否かを判定し、90%
    以上であれば、ステップS10でダミー線の線色はその割合の最も高い基本色の単色であると判定して処理を終了する。 また、90%以上でなければ、ステップS11
    で、ダミー線の線色は、割合の最も高い基本色がベースで割合が二番目に高い基本色がストライプ色であると判定し、処理を終了する。

    【0052】以上の線色の判定では色重心距離比較方法の後に色領域マッピング方法により線色を判定するようにしているが、次の例のように色重心距離比較方法の後に色領域ファジーマッピング方法により線色を判定するようにしてもよい。

    【0053】図11は色領域ファジーマッピング方法を適用した線色の判定ロジックを示すフローチャートである。 先ず、ステップS1′で前記同様に白データの補正を行い、ステップS2′で、前記同様に未知データと基本色13色の各色重心との色重心距離をそれぞれ求めて、各未知データ毎に色重心距離が最小値となる基本色を求め、基本色毎に、その基本色に属する未知データの個数(画素数)を計数する。 例えば、前記同様に式(2),(3)を計算して基本色に属する未知データの個数(画素数)C jを計数する。

    【0054】次に、ステップS3′で、未知データ全体に対して距離的に最も近い基本色を求め、その基本色に属する未知データが未知データ全体に対して占める割合を求める。 例えば、C jの大きい方から順にC OUT1 ,C
    OUT2 ,C OUT3 ,C OUT4に代入して上位4色を決定し、次式(7)を計算する。

    【0055】

    【数7】

    【0056】次に、ステップS4′で、最も近い基本色の割合が90%以上であるか否かを判定し、90%以上であれば、ステップS5′でダミー線の線色はその最も近い基本色の単色であると判定して処理を終了する。 また、90%以上でなければ、ステップS6′以降で色領域ファジーマッピング方法により、線色を判定する。

    【0057】(色領域ファジーマッピング方法)この色領域ファジーマッピング方法では、例えば図12に示したように、基本色の画素分布の色領域に対応させてメンバーシップ関数を設定する。 このメンバーシップ関数は、画素分布の重心のグレードが“1”で色領域の両端の最小点と最大点のグレードが“0”となるように設定したものであり、未知データが属するメンバーシップ関数からその未知データのその基本色のY,S,Hの各色領域に属するグレード FUZZY Y , FUZZY S , FUZZY Hを求める。 そして、このグレードの積を基本色について累算し、その累算値に基づいて線色を判定する。

    【0058】先ず、ステップS6′で、未知データ全体に対して距離的に近い基本色の内C jの割合の高いものから上位4色を選択し、この上位4色に対応する基本色に属する未知データのみを抽出し、ステップS7′で、
    この上位4色に対応する基本色に属する未知データと上位4色の基本色の色領域とのファジーマッピングを行う。 例えば、C OUT1 ,C OUT2 ,C OUT3 ,C OUT4で選択した上位4色の登録色領域の最小値および最大値を、C
    Y-MIN,k 、C Y-MAX,k 、C S-MIN,k 、C S-MAX,k 、C
    H-MIN,k 、C H-MAX,k (k=1,2,3,4)、色重心をG Y,k 、G S,k 、G H,k 、上位4色に対応する基本色に属する未知データ(b組)の全てをD Ym ,D Sm ,D Hm
    (m=1,2,…,b)、上位4色の基本色のうちのk
    番目の基本色の色領域に含まれる未知データのグレードの累積値をC FUZZ,kとし、次式(8),(9),(1
    0)の条件式および計算式を実行する。

    【0059】

    【数8】

    【0060】

    【数9】

    【0061】

    【数10】

    【0062】そして、以上の計算とグレードの累積をk
    =1,2,3,4についてm=1〜bまで繰り返し、4
    つの基本色の色領域に対する未知データのグレードの累算値C FUZZ,kを求める。

    【0063】次に、ステップS8′で、基本色の色領域に対する未知データのグレードの累算値の大きい順序を決定し、その割合を求める。 例えば、C FUZZ,kの大きい方から順にC OUT1 ,C OUT2 ,C OUT3 ,C OUT4に代入して、次式(11)を計算する。

    【0064】

    【数11】

    【0065】次に、ステップS9′で、最も割合の高い基本色の割合が90%以上であるか否かを判定し、90
    %以上であれば、ステップS10′でダミー線の線色はその割合の最も高い基本色の単色であると判定して処理を終了する。 また、90%以上でなければ、ステップS
    11′で、ダミー線の線色は、割合の最も高い基本色がベースで割合が二番目に高い基本色がストライプ色であると判定し、処理を終了する。

    【0066】以上のように線色の判定の仕方について2
    種類説明したが、この線色の判定が終了すると、図4
    (A) ,(C) に示した抽出画像に基づいて端子種類の判定を行う。 この端子種類の判定は、例えば図13(A) ,
    (B) に示したように、背景板13′の予め決められた画素から矢印のように垂直に複数本スキャンして最高輝度データを検索し、この最高輝度データからしきい値を求めて、各画素の輝度データをこのしきい値で二値化する。 そして、この画素の二値化データに基づいて、図1
    3(C) ,(D) のように端子20a′,20b′の周囲をトレースし、このときの変化点の位置は距離情報から端子20a′,20b′の種類を判定する。

    【0067】以上のようにして得られた線径、線色および端子の種類の各判定結果は、CRTあるいはプリンター等により出力する。

    【0068】このように、線色を判定するとき、各画素に対応する色データを基本色の色データについての画素分布と照合して線色を判定するので、ベース色とストライプ色からなる線色でも各々の色を判定することができる。

    【0069】また、ストライプを有するダミー線では、
    周囲180度の位置に2本のストライプがあるので、カメラヘッドで片側だけを撮像しても良いが、上記の実施例では、全反射平面ミラー11a,11bによってダミー線Aの裏側が2方向のアングルで映し、ダミー線Aの全週の画像に基づいて線色を判定するようにしているので、ストライプの位置に関わりなくより正確な判定が可能となる。

    【0070】

    【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の線状材の判別方法または請求項5の線状材の判別装置によれば、線状材の表面を撮像し、該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、
    この求められた色データと基本色についての色データにおける画素分布とを照合して、撮像した線状材の種類を判別するようにしたので、電線のような線状材を対象として、その線色の違いによる線状材の種類を自動的に判別することができる。

    【0071】また、本発明の請求項7の線状材の判別装置によれば、線状材の表面を撮像し、該撮像した画像における画素のR,G,Bデータを色データに変換して線状材の軸と直交する方向の画素についての色データを求め、この求められた色データと基本色についての色データにおける画素分布とを照合し、さらに、画像における基準線と交差する方向に画素を検索して輝度データから基準線を検出し、この基準線に沿って輝度データから基準線と線状材との交点を求めて線状材の線径を判定し、
    前記色データと画素分布の照合とこの線径の判定結果に基づいて線状材の種類を判別するようにしたので、電線のような線状材を対象として、その線色および線径の違いによる線状材の種類を自動的に判別することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明を適用したダミー線の判別装置の要部を示す図である。

    【図2】実施例における検査部の斜視図である。

    【図3】実施例における照明部の斜視図である。

    【図4】実施例におけるダミー線の撮像画像の一例を示す図である。

    【図5】実施例における線径の判定を行う検査フローを説明する図である。

    【図6】実施例における電線の画像の上端位置を検出するロジックを説明する図である。

    【図7】実施例における線色の判定を行う検査フローを説明する図である。

    【図8】実施例における色データの画素分布を説明する図である。

    【図9】実施例における基本色の色データの画素分布の一例を示す図である。

    【図10】実施例におけるパーソナルコンピュータの色領域マッピング方法を適用した線色の判定ロジックを示すフローチャートである。

    【図11】実施例におけるパーソナルコンピュータの色領域ファジーマッピング方法を適用した線色の判定ロジックを示すフローチャートである。

    【図12】実施例における色領域ファジーマッピング方法を説明する図である。

    【図13】実施例における端子種類の判定処理を説明する図である。

    【図14】本発明実施例の判定装置が対象とするダミー線の一例を示す図である。

    【符号の説明】

    1…検査部、2…照明部、3…カメラヘッド、4…カメラ本体、5…パーソナルコンピュータ、11…角度付き反射ミラー、11a,11b…全反射平面ミラー、12
    …基準板、12a…基準線。

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