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Method for hydroponic culture and apparatus used therefor

阅读:406发布:2021-10-16

专利汇可以提供Method for hydroponic culture and apparatus used therefor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To provide an apparatus for hydroponic culture, equipped with a device for positively replacing air contained in a support for the rhizosphere capable of supporting the rhizospheric part of a useful plant, capable of promoting the growth of the root part and excellent in blight resistance, quality and mass productivity. CONSTITUTION:This apparatus for hydroponic culture is equipped with a device such as an air discharge (blast) fan capable of positively replacing air contained in a support for the rhizosphere capable of supporting the rhizospheric part of a useful plant such as a plant belonging to roses. Furthermore, the operating time zone of the air discharge (blast) fan is preferably within the range of 8:00a.m. to 4:00p.m. and the time for continuously operating once is preferably,下面是Method for hydroponic culture and apparatus used therefor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 有用植物を水耕栽培するにあたり、少なくとも前記有用植物の根圏部を支持する根圏支持体内に包含されている空気を積極的に置換しつつ栽培することを特徴とする水耕栽培方法。
  • 【請求項2】 有用植物の水耕栽培装置において、少なくとも前記有用植物の根圏部を支持する根圏支持体内に包含されている空気を積極的に置換する装置を具備してなることを特徴とする水耕栽培装置。
  • 【請求項3】 該根圏支持体がロックウールである請求項2記載の水耕栽培装置。
  • 【請求項4】 該空気を置換する装置が排( 送) 気ファンである請求項2記載の水耕栽培装置。
  • 【請求項5】 該排( 送) 気ファンが断続的に稼働する請求項4記載の水耕栽培装置。
  • 【請求項6】 該排( 送) 気ファンの稼働時間帯が午前8時〜午後4時の範囲にあり、1回の連続的に稼働する時間が15分以下である請求項4〜5いずれか記載の水耕栽培装置。
  • 【請求項7】 該排( 送) 気ファンによる空気の排(
    送) 気速度が1m/秒以下である請求項4〜6いずれか記載の水耕栽培装置。
  • 【請求項8】 該有用植物がバラ類に属する植物である請求項2記載の水耕栽培装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、耕栽培方法及びそれに使用する装置に関し、さらに詳しくは、有用植物を活性化しつつ栽培する水耕栽培方法及びそれに使用する装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、水耕栽培において、有用植物の根圏部を支持する根圏支持体(以後これを「支持体」
    ということがある)に空気を供給する方法は種々提案されている。 例えば、支持体に液肥を供給する際、液肥を霧状化することにより、液肥と空気を同時に供給する方法、さらに支持体を単に空気中に曝すことにより、支持体中に拡散空気を取り込む方法等がある。

    【0003】しかしながら、これらの方法では酸素の供給は可能であるが、二酸化炭素などの有害ガスの排除はできない。 そのため、根圏支持体に有害ガスが蓄積し、
    有用植物は活性的に生育できないことがしばしば見られていた。 例えば、有用植物がバラ類に属する植物の場合、花のついたバラ枝を製品にするために40〜60日の周期で育てて切るという作業を何度も繰り返す。 バラ枝を切ることによって地上部と地下部との代謝バランスが壊れ、根圏部がストレスを受け、根の分解が起こるが、やがて新しい根が再生する。 この再生は養分だけでなく空気(ガス)の組成によって著しい影響を受けることが判っている。 根圏部の好適なガス環境は十分な酸素の供給と二酸化炭素や硫化物などの有害ガスが排除された環境である。

    【0004】しかしながら、実際の根圏部では、呼吸の結果、健康な根によって排泄される二酸化炭素などの有害ガスが蓄積される。 このことにより根圏部は、ストレスを受けることになる。 一方、ストレスを受けた根は根圏に生息する腐生能を有する生物に好適な環境を与えることになり、これら微生物の増殖を助ける。 微生物の排泄する代謝産物や二酸化炭素などのガス、更に根の分解の結果生じた硫化物性のガスなどの有害ガスは根圏部のガス環境をますます悪化させることになる。 これが更に嫌気的環境に発展すると、硫化水素などの悪性ガスによって、根圏部の環境は最悪の状態になり、養分の吸収にも影響を及ぼす。 このようにガス環境が悪化することによって、根圏中の根は黒変軟化し、根腐れを発生するようになる。

    【0005】この結果、根部の生育が遅れ、株全体の活力が低下してしまうため、バラ花の収穫量及びその品質も著しく低下し、さらには耐病性も低下していたのである。 このため、業界からは、有用植物を活性化しつつ、
    経済的にも優れ、容易に栽培管理が可能な水耕栽培方法の開発が熱望されていたのである。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来技術が有していた前述の課題を解決しようとするものであり、従来全く知られていなかった水耕栽培方法及びそれに使用する装置を新規に提供するものである。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり、有用植物を水耕栽培するにあたり、少なくとも前記有用植物の根圏部を支持する根圏支持体内に包含されている空気を積極的に置換しつつ栽培することを特徴とする水耕栽培方法を提供するものである。

    【0008】而して、本発明の栽培方法によれば、有用植物の根圏部に適度の酸素を供給することのみならず根圏部に蓄積した二酸化炭素や硫化物性のガスなど、有害ガスを置換することによって形成した好適なガス環境が有用植物を活性化し、結果的に根部の生育を促進し、更に収穫量およびその品質をも著しく向上し、耐病性も向上することができるのである。 以下、本発明の構成要因についてさらに詳細に説明する。

    【0009】本発明において、「有用植物」とは、特に制限するものではなく、いずれの有用植物でも良いが、
    一般的には、農学大事典(養覧堂発行農学大事典編集委員会著)461〜722頁記載の農作物等、および原色日本林業樹木図鑑第1〜5巻(地球社発行倉田悟著)記載の林業樹木等を意味する。

    【0010】さらに具体的には、例えば、 (1) 農作物 食用作物…イネ、コムギ、トウモロコシ、ダイズ、サツマイモ、バレイショ

    【0011】園芸作物…果樹 リンゴ、ナシ、カキ、
    モモ、ウメ、ブドウ、ビワ、温州ミカン 野菜 キユウリ、スイカ、トマト、イチゴ 花類 一・二年草 アサガオ、コスモス、アイスランドポピーアスター、イエローサルタン、キンギョソ、キンセンカ、ストック、パンジー、ヒマワリ、ベニジュウム、ディモルフォセカ、ベニバナ、ホワイトレースフラワー、ヤグルマソウ、トルコギキョウ、ローダンセ 宿根草 シバ類、東洋ラン、カスミソウ、カーネーション、ガーベラ、キキョウ、キク、カキツバタ、スターチス、シャクヤク、マーガレット、 球根草 ユリ類、グラジオラス、アイリス、アネモネ、
    カラー、スイセン、フリージア、ラナンキュラス、ヒオウギ 花木類 アカシア、ツツジ、バラ、ニューサイラン、サツキ、サルスベリ、ジンチョウゲ、センリョウ、ソテツ、ツバキ、サザンカ、ユーカリ 温室植物 洋ラン、シクラメン

    【0012】工芸作物…油料作物 ナタネ、ゴマ 糖料作物 サトウキビ、テンサイ 繊維作物 ワタ、アサ デンプン作物 コンニャク 薬料作物 ハッカ、ケシ 嗜好作物 チヤ、タバコ、ホップ 紙原料作物 コウゾ、ミツマタ 染料作物 アイ 香料作物 ゼラニウム 樹液作物 ウルシ

    【0013】飼料作物…飼料作物 オーチャードグラス、アカクローバー、シロクローバー 飼肥料木 パンノキ、ネムノキ 緑肥作物 レンゲ、ウマゴヤシ

    【0014】(2) 林業樹木… 針 葉 樹 スギ、ヒノキ、マツ 常緑広葉樹 アオキ、ヤツデ 落葉広葉樹 ナラ、ブナ 等が挙げられ、好ましくは(1) 農作物、特に好ましくは園芸作物、さらに好ましくは野菜及び花類が挙げられ、中でも花類が好適で、特にバラ類が好適に使用される。

    【0015】また、「水耕栽培方法」とは特に規定するものではなく、いずれの水耕栽培方法でも適用できるが、一般的には、固形倍地方式および非固形倍地方式のものであり、固形倍地方式が好ましい。

    【0016】ここで、固形培地方式としては、例えば
    (A) 無機倍地によって根を支える水耕方式の(1) 砂耕
    (2) れき耕(3) 人工骨材耕(4) くん炭耕(5) ウレタン耕
    (6) ロックウール耕(7) パーライト耕(8) バーミキュライト耕など、並びに(B) 有機倍地によって根を支える水耕方式の(1) ピートモス耕(2) バーク耕などがあり、中でも砂耕、れき耕及びロックウール耕が好ましく、特にロックウール耕が好ましい。

    【0017】また、非固形培地としては、例えば(C) 液肥をミストの形で根に直接噴霧する噴霧耕(空気耕)、
    (D) 根が常時もしくは間欠的に液肥に浸される狭い意味での水耕、並びに(C) と(D) の中間方式の水気耕などがある。

    【0018】さらに、「根圏部」とは、特に規定するものではなく、一般的には、有用植物の根が伸張している周辺部であれば、特に制限するものではなく、具体的には、植物根自身およびその表面、さらに植物根に近接する水溶液部、すなわち最初に現れた根(以後、「一次根」と記すことがある。)と、その根から、次々と派生し、生長し続けた根(以後、「分枝根」と記すことがある。)から形成される根系において、一次根と一次根、
    一次根と分枝根、さらに分枝根と分枝根の空間を埋める連続した水溶液部である。

    【0019】本発明において、有用植物を水耕栽培するにあたり、二酸化炭素など有害ガスで充満した支持体の空気を新しい空気に置換し、この充満した有害ガスを支持体から積極的に排出することが肝要である。 ここで、
    空気を置換する装置は、特に限定するものではなく、いずれの装置でも使用でき、例えば、ファンにはターボ型の軸流式及び遠心式、容積型の回転式及び往復式などがあり、ターボ型の軸流式(軸流)及び遠心式(多翼、ラジアル、ターボ)が好ましい。 なかでも遠心式多翼のプロペラ形、スクリュウ形、クロ−バ形、シロッコ形が好ましい。 特にシロッコ形が最も好ましい。 これらのファンを装着した排気(送気)ファンは栽培時連続的もしくは断続的にも稼働せしめることができるが、本発明においては、断続的に稼働せしめることが好ましい。

    【0020】本発明の目的は、根圏部内に酸素を供給することのみならず、前述の有害ガスを積極的に置換するものであることからして、必要以上にファンを稼働することは、必ずしも必要ないのである。

    【0021】必要以上に稼働させることにより、根圏部が乾燥し、根にストレスを与えることになるのである。
    これら排( 送) 気ファンの稼働条件は有用植物の種類、
    栽培時期、生育段階、支持体の素材、支持体の長さ及び液肥成分等を考慮しつつ、適宜選択決定されるものであるが、具体的な稼働条件を例示すると次のとおりとなる。

    【0022】これら排( 送) 気ファンは栽培時連続的もしくは断続的にも稼働せしめることができるが、本発明においては、断続的に稼働せしめることが好ましい。 断続的に稼働せしめて栽培する場合、稼働時間帯は、夜間より日中の方が好ましく、中でも午前8時から午後4時が好ましく、さらに午前10時から午後2時が好ましい。

    【0023】上記時間帯において、連続的に稼働させても、断続的に稼働させてもいずれも良いが、断続的に稼働させることが好ましい。 断続的に稼働させる際には、
    0.5〜4時間の間隔が好ましく、さらに好ましくは、
    1〜3時間間隔、特に好ましくは2時間間隔である。

    【0024】これらの稼働時間間隔で稼働する際、排(
    送) 気ファンの連続的に動作する時間は特に制限するものではなく、いずれの時間でも良いが、一般的には90
    〜0. 5分間、好ましくは、60〜1分間、さらに好ましくは30〜2分間、特に好ましくは15〜3分間である。

    【0025】また、排( 送) 気する際の系内に流れる空気の速度は、特に制限するものではなく、有用植物の種類、使用する栽培装置、栽培方法等により、適宜選択決定される。 一般的には、系内に流れる空気の速度が速くなると、支持体に酸素が充分供給されるが、支持体が乾燥してしまう問題が生じ、逆に遅くなると根部への酸素の供給量が低下してしまう傾向にあるが、本発明においては、1m/秒以下、好ましくは、0. 6m/秒以下、
    さらに好ましくは、0. 4m/秒以下、特に好ましくは0. 3m/秒以下である。

    【0026】このようにして得られた水耕栽培方法によれば有用植物の根圏部に適度の酸素を供給することのみならず根圏部に蓄積した二酸化炭素や硫化物性のガスなど、有害ガスを置換することによって形成した好適なガス環境が有用植物を活性化し、結果的に根部の生育を促進し、更に収穫量およびその品質をも著しく向上し、耐病性も向上することができ、業界に寄与するところ極めて大である。 以下、実施例により、更に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるべきではないことは言うまでもない。

    【実施例】

    実施例1〜14、比較例1、 (栽培装置)図1及び図2には本願発明の栽培装置の1
    例を示した。 栽培装置は植物を1列に並べて栽培する装置(長さ25m)であって、植物を設置せしめるベッド部、液肥供給装置及び空気の供給装置より構成される。

    【0027】さらにベッド部の主要部分は栽培ポット1、根圏支持体2及び架台3より構成される。 栽培ポット1はベッド部の最上部に位置し、幼い時期の植物体を育てるための栽培ポットであると同時に、定植後は植物体の地上部を支える地上部支持体の役目をする。

    【0028】根圏支持体2は栽培ポットの下に接して位置し、栽培された植物の根が養分を吸収して伸長する場であり、ロックウールを矩形(以下RWマットと記す。
    1枚のサイズ:幅30cm、高さ7. 5cm、長さ91
    cm)に切断したものを数枚畦方向に並べて使用した。
    また、RWの温度を制御するための温度調節パイプを設置するために、RWの底面中央部には畦方向に円弧状の窪み4(窪み幅15cm、窪みの数1つ、深さ1cm)
    を設けた。 またその効果をみるために窪みを設けない根圏支持体についても使用した(比較例1)。

    【0029】架台3は該栽培ポット1及び根圏支持体2
    を支えるとともに、根圏支持体2を通過した液の排出と外の空気の出入りができるように、畦方向に沿って2つの溝5を有しており、液肥の排水及び空気の供給時の通風孔となる。

    【0030】さらに不織布6を根圏支持体2と架台3との間での水分と空気の通過量をコントロールするため、
    根圏支持体2と架台3の間にほぼ平面状に設置し両端を根圏支持体の側面に沿わして設けた。 支持体2の極度の乾燥を防ぐために比較的厚手のポリエステル製の不織布を使用した(厚さ:0. 3mm)。 またフィルム7を根圏支持体2の遮光と温度を保ち、併せて架台3の溝5に添わせて設置することにより、円滑に排水を行った。 このフイルム7は、水と光を通さない厚手の軟質塩化ビニルフィルム(厚さ約0. 3mm)を使用し、前述のとおり、架台3の溝5の底面に密着するように沿わせ、更に根圏支持体2と架台3との間からベッドの外部に出し、
    不織布6、根圏支持台2及びポット1を包み込む状態でベッド上部で互いに重なる様にした。

    【0031】液肥の供給は根圏支持体2上に2本設置された直径約0. 3mmの水柱を形成する噴射チューブ8
    によりなされる。 噴射チューブの内圧は約0. 5g/c
    2に調整した。 噴出チューブより噴出した液肥は根圏支持体2に浸透し、植物の根に吸収され、残りの廃液は不織布6を通過し、架台の溝5に流れ込んだ後、溝5に沿って流れ、畦の手前端には設けられた排液ボックス9
    に集液される。

    【0032】排液ボックス9の反対端に空気を引っ張り込むファン10が設置されている。 空気は排液ボックス側から湿気を持ち込んでファンの設置された方向に流れる。 これにより根圏支持体2への酸素の供給と根圏支持体2からの悪性ガスの排除を可能にしている。 根圏支持体の架台の溝を充たしている空気の動きはアネモマスター(モデル24−6111、カノマックス製)で測定した。

    【0033】空気の移動速度は排気ボックス側の架台の溝に測定器のプローブを固定して測定した。 空気の連続的または断続的移動は電源のON/OFFタイマーをファン10に接続することによって制御し、さらに風速の変化はファンの回転速度を変えることによって行なった。

    【0034】一方、架台の溝を充たしている空気の積極的移動がもたらす効果を調べるため、図3に示すような従来の一般的な栽培装置を比較対照用の装置とした。 図2と同様栽培ポット1、根圏支持体11及び架台12より構成される。 しかしながら架台12は溝を有さず、根圏支持体側の面は平面である。 不織布13は図2における不織布6と同一材料の不織布である。

    【0035】フィルム14は図2におけるフィルム7と同一の材料であり、不織布13と架台12との間に挟まれ、その両端を外部排水溝15に垂れ下げている。 従って根圏支持体11を通過した排液は外部廃液溝15に流れ込む。 フィルム16はフイルム14と同一材料のフィルムであり、上端は栽培ポット1を覆い、一方の下端は、そのまま排水溝15の方向に垂れ下げている。 図2
    におけるフィルム6の露出部分と同様にベッド部分に直接光が当たらないように遮光と保温の役目をしている。

    【0036】(栽培方法及び評価方法)定植後の1カ 月間の液肥のEC濃度は、0. 8で、以後2カ 月間は生育に応じて徐々にEC濃度を高め、約1. 5で管理した。
    以後は、RWベット中のEC濃度を約2. 0前後に、p
    Hを約6. 5に維持するように管理した。

    【0037】使用した液肥の組成は以下の通りであり、
    所定の濃度(EC 0. 8〜1. 5)になるように水道水で希釈した。 100リッター当りの含量は硝酸カルシウム:90. 0g;硝酸アンモニウム:8. 4g;硝酸カリウム:33. 0g;リン酸二水素カリウム:23.
    0g;硝酸カリウム:8. 7g;硝酸マグネシウム:2
    4. 0g;硝酸マンガン:0. 08g;硫酸亜鉛:0.
    1g;ほう酸:0. 2g;硫酸銅:0. 02g;モリブデン酸ナトリウム:0. 01g;キレート鉄:1. 0g
    となるように調整した。

    【0038】バラの栽培は、従来から行なわれている方法に従った。 それぞれの装置に、ポット育苗のバラ苗(品種:ロイヤルダッチ)を200株づつ定植し、常法に従って栽培管理を行なった。 定植後、各種試験区とも、発生してきたシュートに対して収穫開始までソフトピンチとハードピンチを組合せて計3回のピンチを行なった。

    【0039】その後、採花を行ない、180日間の採花本数を株当たりの本数に集計した。 また、根の生産量を調査するために、ロックウールマットの底面に伸長した根を栽培開始300日後に採集した。 採集した根は、6
    0℃で一週間乾燥し重量を測定した。 このようにして、
    上記水耕栽培装置によりバラを栽培し、9月1日から翌年2月末日までの切り花の収穫を行なった。

    【0040】図1と図2に示したベッド構造を有する栽培装置により、表1に示した空気の移動時間、速度とベッド構造との組み合わせにより、上記の方法でバラを栽培した。 また図3に示したベッド構造を有する栽培装置により同様にバラを栽培し、比較例とした。 表2には栽培結果を示した。

    【0041】架台の溝を充たしている空気を短期間、しかも0. 3m/秒のような微風速で断続的に移動させると、採花本数が増加することが示された。 また、この効果は夕方より、光合成の盛んになる時間帯の午前8時〜
    午後2時において顕著に現れることが示された。

    【0042】

    【表1】

    【0043】

    【表2】

    【0044】実施例15〜18及び比較例2 根圏支持体のサイドと底部とを包囲している各種不織布の効果を調べるために、図1及び図2に示したベッド構造を有する栽培装置を用い、図2の不織布6に表3に示す目付及び厚さの異なるポリエステル性の不織布をそれぞれ設置した。 ファンの作動時間を除いて、実施例1と全く同様の栽培方法で栽培した。

    【0045】一方、比較対象として、比較例1で用いた装置の各部分のうち、根圏支持体11のサイドとその底面を包囲している不織布13のみを除去し、根圏支持体11を液不透過性のフィルム14の表面を流れ、架台の側面下に設けられた廃液溝に集液される栽培装置を設置し、栽培した。

    【0046】架台の溝を充たしている空気の置換とRW
    マットに使用する不織布の目付(厚さ)の違いが収穫本数に大きく影響した。 空気の置換下で使用した0. 16
    〜0. 3mmの目付(厚さ)を有する不織布では、従来の一般的な栽培装置(比較例2)の50〜66%高い採花本数が得られた。 0. 1mmの目付(厚さ)を有する不織布では、35%高い採花本数が得られた。 しかし、
    架台の溝を充たしている空気を置換しない場合、採花本数は大幅に減少し、0. 3mmの目付(厚さ)の約40
    %の減収であった。

    【0047】

    【表3】

    【0048】

    【表4】

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本願発明の栽培装置の1例の側面図である。

    【図2】本願発明の栽培装置のベッド構造部分の斜視図である。

    【図3】従来の栽培装置のベッド構造部分の斜視図である。

    【符号の説明】

    1 栽培ポット 2 根圏支持体 3 根圏支持体の架台 4 根圏支持体底部の窪み 5 架台の溝(排液を兼た空気置換溝) 6 不織布 7 保温/遮光用フィルム 8 噴射チューブ 9 排液ボックス 10 空気置換用ファン 11 根圏支持体の架台 12 架台 13 不織布 14 液不透過性のフィルム 15 排液溝 16 保温/遮光用フィルム 17 排水管

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