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Beef cow prophylaxis breeding method and beef cow area consistent production management method

阅读:345发布:2020-06-21

专利汇可以提供Beef cow prophylaxis breeding method and beef cow area consistent production management method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an effective prophylaxis breeding method in view of the fact that a rearing stage is the most important period for beef cow production but diseases of respiratory organs/digestive organs caused by microbial infection frequently occur and the death rate is high and therefore, prophylaxis in the period brings reduction of production cost and supply of highly safe good quality meat.
SOLUTION: This beef cow prophylaxis breeding method comprises intramuscularly administering cattle mixed live vaccines of five kinds, antibacterial drug preparations and vitamin preparations to cattle when introducing them, transcutaneously administering antiparasitic agents, and further intramuscularly administering metabolic medicines together in winter and orally daily administering lactobacillus preparations until they become two months old. A castration is done during five months after birth in summer and six months in winter and a measurement of body weight is done at the month of two after birth and at the shipping time of eight-month-old steer and nine- month-old cow.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Beef cow prophylaxis breeding method and beef cow area consistent production management method专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 肉用牛の素牛の疾病を予防するための肉用牛疾病予防飼育方法であって、 疾病予防薬の投与について、 素牛の導入時に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与すると共に、駆虫剤を経皮投与し、さらに、冬季には代謝性用薬を併わせて筋肉内投与し、 生後月齢が2ヶ月に達するまで、乳酸菌製剤を日々経口投与することを特徴とする肉用牛疾病予防飼育方法。 【請求項2】 さらに、去勢については、夏期には生後月齢5ヶ月の間に、冬季には生後月齢6ヶ月の間に行い、 体重測定については、生後月齢2ヶ月と、去勢牛で月齢8ヶ月の出荷時と雌の生後月齢9ヶ月の出荷時にそれぞれ行うことを特徴とする請求項1記載の肉用牛疾病予防飼育方法。 【請求項3】 前記、牛5種混合生ワクチンは、牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢−粘膜病、牛パラインフルエンザ、牛RSウイルス感染症、牛アデノウイルス感染症の混合生ワクチンであり、国家検定に合格したものを投与し、 前記の抗菌製剤としては、1ml中、オキシテトラサイクリンを200mg(力価)を含有し、溶解補助剤としてマクロゴール400を使用したものを、1頭当たり5
    〜10ml投与し、 前記、ビタミン剤としては、1ml中、ビタミンA(1
    5,000I. U)、ビタミンD3(7,500I.
    U)、ビタミンE(20mg)、ビタミンB1(10m
    g)、ビタミンB2(5mg)、ビタミンB6(3m
    g)、ニコチン酸アミド(35mg)、d−パンテノール(25mg)、ビタミンB12(20μg)、ベンジルアルコール(0.0143ml)を含むものを、1頭当たり10ml投与し、 前記の代謝性用薬としては、1ml中、亜セレン酸ナトリウム5.48mg(セレンとして2.50mg)酢酸d−α−トコフェノール50.00を含有するものを、
    1頭当たり1〜2ml投与し、 前記の乳酸菌製剤として、1g中、乳酸菌原末20m
    g、糖化菌芽胞原末20mg、酪酸菌芽原末20mgを含有するものを、1日当たり10g〜20g、30日間に渡り投与し、 前記の駆虫剤としては、1ml中、イベルメクチン5m
    gを含有するものを、1頭あたり4〜6ml投与することを特徴とする請求項1または請求項2記載の肉用牛疾病予防飼育方法。 【請求項4】 素牛の疾病予防飼育を支援するための疾病予防管理センタのサーバと各農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛疾病予防管理システムであって、 前記疾病予防管理センタのサーバには、 各素牛農家の端末から通知される管理対象となる各素牛についての個体情報を受け取りデータベースに登録する手段と、 管理対象となる素牛の各々について、予め定めた疾病予防薬の投与計画に基づき、各素牛ごとに、その投与する薬品の種類とその量及び投与時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に投薬指示を通知する手段と、 管理対象となる素牛の各々についての体重の測定データを得るために、体重を測定する時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に体重測定指示を通知する手段と、 管理対象となる素牛の各々について、去勢処置を行うために、去勢処置を行う時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に去勢指示を通知する手段と、 前記投薬、体重測定、及び去勢処置の実行結果を農家の端末から受け取り、その情報を各素牛ごとにデータベースに記録する手段と、 農家の端末からの要求により、各素牛ごとにデータベースに記録した情報を、該農家の端末に通知するための手段とを具備することを特徴とする肉用牛疾病予防管理システム。 【請求項5】 前記疾病予防薬の投与については、 素牛の導入時に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与すると共に、駆虫剤を経皮投与し、さらに、冬季には代謝性用薬を合わせて筋肉内投与し、 生後月齢が2ヶ月に達するまでの間、乳酸菌製剤を日々経口投与し、 去勢牛については、夏期は生後月齢5ヶ月の間に、冬季には生後月齢6ヶ月の間に行い、 体重測定については、生後月齢2ヶ月の間と、去勢牛では生後月齢8ヶ月、雌の生後月齢9ヶ月の出荷時にそれぞれ行うように農家の端末に通知する手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の肉用牛疾病予防管理システム。 【請求項6】 肉用牛生産農家、素牛農家及び肥育農家が共同体を構成し、子牛、素牛及び肥育牛の飼育と、肥育牛の販売を前記共同体の管理の基に行う肉用牛の地域一貫生産管理方法であって、 各農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定し、 前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育牛の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を求め、 肥育牛の売上げ金と、諸費用および前記各農家へ支払うべき供出代金から利益となる金額を求め、 前記利益の金額が所定の目標金額以上に生じた場合には、該利益金の一部を、子牛及び素牛の生産農家に予め定めた基準を基に還元することを特徴とする肉用牛地域一貫生産管理方法。 【請求項7】 さらに、前記素牛農家では、 素牛の導入時に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与すると共に、駆虫剤を経皮投与し、さらに、導入時が冬季である場合には代謝性用薬を併わせて筋肉内投与し、 生後月齢が2ヶ月に達するまでの間、乳酸菌製剤を日々経口投与し、 夏期は、生後月齢5ヶ月の間に、冬季には生後月齢6ヶ月の間に去勢を行い、 生後月齢2ヶ月と、去勢牛の生後月齢8ヶ月の出荷時と雌の生後月齢9ヶ月の出荷時に体重測定を行うことを特徴とする行うことを特徴とする請求項6記載の肉用牛地域一貫生産管理方法。 【請求項8】 前記利益金を肉用牛生産農家及び素牛農家へ還元する際には、還元する金額を子牛の飼養日数と飼養頭数に応じて決定することを特徴とする請求項6または請求項7記載の肉用牛地域一貫生産管理方法。 【請求項9】 子牛、素牛及び肥育牛の飼育と肥育牛の販売とを地域の農家が共同して行う活動を支援する地域一貫生産管理センタのサーバと、肉用牛生産農家の端末、素牛農家の端末及び肥育農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛地域一貫生産管理システムであって、 前記地域一貫生産管理センタのサーバには、 農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定するため供出価格計算手段と、 前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を計算する手段と、 肥育牛の売上金額から、諸経費および前記農家に支払うべき供出代金を差し引いて利益の金額を計算する手段と、 前記利益が所定の目標値を越えた場合には、利益金の一部を、子牛および素牛の生産農家に還元するための金額を所定の計算方法を基に計算する手段とを具備することを特徴とする肉用牛地域一貫生産管理システム。 【請求項10】 素牛の疾病予防飼育を支援するための疾病予防管理センタのサーバと各農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛の疾病予防管理システムにおける疾病予防管理センタのサーバのコンピュータに、 各素牛農家の端末から通知される管理対象となる各素牛についての個体情報を受け取りデータベースに登録する手順と、 管理対象となる素牛の各々について、予め定めた疾病予防薬の投与計画に基づき、各素牛ごとに、その投与する薬品の種類とその量及び投与時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に投薬指示を通知する手順と、 管理対象となる素牛の各々についての体重の測定データを得るために、体重を測定する時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に体重測定指示を通知する手順と、 管理対象となる素牛の各々について、去勢処置を行うために、去勢処置を行う時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に去勢指示を通知する手順と、 前記投薬、体重測定、及び去勢処置の実行結果を農家の端末から受け取り、その情報を各素牛ごとにデータベースに記録する手順と、 農家の端末からの要求により、各素牛ごとにデータベースに記録した情報を、該農家の端末に通知するための手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項11】 素牛の疾病予防飼育を支援するための疾病予防管理センタのサーバと各農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛の疾病予防管理システムにおける疾病予防管理センタのサーバのコンピュータに、 各素牛農家の端末から通知される管理対象となる各素牛についての個体情報を受け取りデータベースに登録する手順と、 管理対象となる素牛の各々について、予め定めた疾病予防薬の投与計画に基づき、各素牛ごとに、その投与する薬品の種類とその量及び投与時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に投薬指示を通知する手順と、 管理対象となる素牛の各々についての体重の測定データを得るために、体重を測定する時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に体重測定指示を通知する手順と、 管理対象となる素牛の各々について、去勢処置を行うために、去勢処置を行う時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に去勢指示を通知する手順と、 前記投薬、体重測定、及び去勢処置の実行結果を農家の端末から受け取り、その情報を各素牛ごとにデータベースに記録する手順と、 農家の端末からの要求により、各素牛ごとにデータベースに記録した情報を、該農家の端末に通知するための手順とを実行させるためのプログラム。 【請求項12】 子牛、素牛及び肥育牛の飼育と肥育牛の販売とを地域の農家が共同して行う活動を支援する地域一貫生産管理センタのサーバと、肉用牛生産農家の端末、素牛農家の端末及び肥育農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛地域一貫生産管理システムにおける前記地域一貫生産管理センタのサーバのコンピュータに、 農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定するため供出価格計算手順と、 前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を計算する手順と、 肥育牛の売上金額から、諸経費および前記農家に支払うべき供出代金を差し引いて利益の金額を計算する手順と、 前記利益が所定の目標値を越えた場合には、利益金の一部を、子牛および素牛の生産農家に還元するための金額を所定の計算方法を基に計算する手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項13】 子牛、素牛及び肥育牛の飼育と肥育牛の販売とを地域の農家が共同して行う活動を支援する地域一貫生産管理センタのサーバと、肉用牛生産農家の端末、素牛農家の端末及び肥育農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛地域一貫生産管理システムにおける前記地域一貫生産管理センタのサーバのコンピュータに、 農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定するため供出価格計算手順と、 前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を計算する手順と、 肥育牛の売上金額から、諸経費および前記農家に支払うべき供出代金を差し引いて利益の金額を計算する手順と、 前記利益が所定の目標値を越えた場合には、利益金の一部を、子牛および素牛の生産農家に還元するための金額を所定の計算方法を基に計算する手順とを実行させるためのプログラム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、肉用疾病予防飼育方法、肉用牛疾病予防管理システム、肉用牛地域一貫生産管理方法、及び肉用牛地域一貫生産管理システムに関し、特に、素牛の疾病予防を効果的に行うと共に、1
    つの町或いは地域の農家が共同して相互に補完し合う肉用牛疾病予防飼育方法、肉用牛疾病予防管理システム、
    肉用牛地域一貫生産管理方法、及び肉用牛地域一貫生産管理システムに関する。 【0002】 【従来の技術】肉用牛の生産においては、育成ステージが生理的に最も重要な、また、体が弱く、事故等による個体欠損の多い時期でもある。 各々違った環境で育った子牛が集合し群飼育となる時期であり、輸送のストレスや生物感染による呼吸器疾患、飼育管理の変化による消化器疾患、さらにはこれらの複合難治性疾患が多発し死亡率も高い。 したがって、この時期における疾病予防は、生産コストの低減、安全性の高い良質肉の供給につながる。 そのための効果的な疾病予防飼育方法およびその管理システムの提供が望まれていた。 【0003】また、農業の基本は個別経営の安定的拡大にあるものの、近年の経済情勢下にあっては、従業者の高齢化と後継者不足に伴う労働力の減少・生産物価格の低迷による資本の限界等から、生産力は停滞し、農地の遊休化が進み、地域農業の衰退が具現化しつつある。 【0004】これらの問題の対策として、特に肉牛の生産については、生産力の増強と生産効率の向上を図るために、肉用牛の地域一貫生産システムの構築が模索され、町内および地域の資源(土地、労働力等)を再検討し、専門分化による地域の連携共同体を効果的に構築する肉用牛地域一貫生産システムの出現が望まれていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
    日本の農業、特に肉用牛の生産については、その安全性と品質の向上および生産力の増強を図り、国際的な競争力を身につけることが緊急の課題となっている。 【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、子牛から素牛の段階における疾病予防により高品質で安全性の高い食肉を提供すると共に、子牛から、
    素牛、肥育牛までの飼育を地域で共同して行いその生産効率を高め得る、肉用牛疾病予防飼育方法、肉用牛疾病予防管理システム、肉用牛地域一貫生産管理方法及び肉用牛地域一貫生産管理システムを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明の肉用牛疾病予防飼育方法においては、肉用牛の素牛の疾病を予防するための肉用牛疾病予防飼育方法であって、疾病予防薬の投与について、素牛の導入時に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与すると共に、駆虫剤を経皮投与し、さらに、冬季には代謝性用薬を併わせて筋肉内投与し、生後月齢が2ヶ月に達するまでの間、乳酸菌製剤を日々経口投与することを特徴とする。 【0008】これにより、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れると共に、安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与する。 【0009】また、本発明の肉用牛疾病予防飼育方法は、去勢については、夏期は生後月齢5ヶ月の間に、冬季には生後月齢6ヶ月の間に行い、体重測定については、生後月齢2ヶ月の間と、去勢牛の生後月齢8ヶ月と雌の生後月齢9ヶ月の出荷時にそれぞれ行うことを特徴とする。 【0010】これにより、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れると共に、安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与する。 【0011】また、本発明の肉用牛疾病予防飼育方法においては、前記の牛5種混合生ワクチンとして、牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢−粘膜病、牛パラインフルエンザ、牛RSウイルス感染症、牛アデノウイルス感染症の混合生ワクチンであり、国家検定に合格したものを投与し、前記抗菌製剤として、1ml中、オキシテトラサイクリンを200mg(力価)を含有し、溶解補助剤としてマクロゴール400を使用したものを、1頭当たり5〜10ml投与し、前記ビタミン剤として、1m
    l中、ビタミンA(15,000I.U)、ビタミンD
    3(7,500I.U)、ビタミンE(20mg)、ビタミンB1(10mg)、ビタミンB2(5mg)、ビタミンB6(3mg)、ニコチン酸アミド(35m
    g)、d−パンテノール(25mg)、ビタミンB12
    (20μg)、ベンジルアルコール(0.0143m
    l)を含むものを、1頭当たり10ml投与し、 前記代謝性用薬として、1ml中、亜セレン酸ナトリウム5.48mg(セレンとして2.50mg)酢酸d−α
    −トコフェノール50.00を含有するものを、1頭当たり1〜2ml投与し、前記乳酸菌製剤として、1g
    中、乳酸菌原末20mg、糖化菌芽胞原末20mg、酪酸菌芽原末20mgを含有するものを、1日当たり10
    g〜20g、30日間に渡り投与し、前記駆虫剤としては、1ml中、イベルメクチン5mgを含有するものを、1頭あたり4〜6ml投与することを特徴とする。 【0012】これにより、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れる。 また、安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与する。 【0013】また、本発明の肉用牛疾病予防管理システムにおいては、素牛の疾病予防飼育を支援するための疾病予防管理センタのサーバと各農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛疾病予防管理システムであって、前記疾病予防管理センタのサーバには、各素牛農家の端末から通知される管理対象となる各素牛についての個体情報を受け取りデータベースに登録する手段と、管理対象となる素牛の各々について、予め定めた疾病予防薬の投与計画に基づき、各素牛ごとに、その投与する薬品の種類とその量及び投与時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に投薬指示を通知する手段と、管理対象となる素牛の各々についての体重の測定データを得るために、体重を測定する時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に体重測定指示を通知する手段と、管理対象となる素牛の各々について、去勢処置を行うために、去勢処置を行う時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に去勢指示を通知する手段と、前記投薬、体重測定、及び去勢処置の実行結果を農家の端末から受け取り、その情報を各素牛ごとにデータベースに記録する手段と、農家の端末からの要求により、各素牛ごとにデータベースに記録した情報を、該農家の端末に通知するための手段とを具備することを特徴とする。 【0014】これにより、素牛農家では、素牛農家の端末により疾病予防管理センタからの指示を確実に受け取ることができ、疾病予防管理計画に基づいた疾病予防処置を漏れなく確実に行えるようになり、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れる。
    さらに安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与することができる。 【0015】また、本発明の肉用牛疾病予防管理システムにおいては、前記疾病予防薬の投与については、素牛の導入時に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与すると共に、駆虫剤を経皮投与し、さらに、冬季である場合には代謝性用薬を併わせて筋肉内投与し、生後月齢が2ヶ月に達するまでの間、乳酸菌製剤を日々経口投与し、去勢については、夏期には生後月齢5ヶ月の間に、冬季には生後月齢6ヶ月の間に行い、体重測定については、生後月齢2ヶ月の間と、去勢牛の生後月齢8ヶ月の出荷時、雌の生後月齢9ヶ月の出荷時に行うように農家の端末に通知する手段をさらに具備することを特徴とする。 【0016】これにより、素牛を飼育する農家では、疾病予防管理プログラム(計画)に基づいた疾病予防処置を、漏れなく確実に行えるようになり、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れる。
    また、安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与することができる。 【0017】また、本発明の肉用牛地域一貫生産管理方法においては、肉用牛生産農家、素牛農家及び肥育農家が共同体を構成し、子牛、素牛及び肥育牛の飼育と、肥育牛の販売を前記共同体の管理の基に行う肉用牛の地域一貫生産管理方法であって、各農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定し、前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育牛の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を求め、肥育牛の売上げ金と、諸費用および前記各農家へ支払うべき供出代金から利益となる金額を求め、前記利益の金額が所定の目標金額以上に生じた場合には、該利益金の一部を、子牛及び素牛の生産農家に予め定めた基準を基に還元することを特徴とする。 【0018】これにより、肉用牛生産農家、素牛農家、
    肥育農家が相互に補完し合い、また統一された飼育基準を守ることにより、肉用牛の品質と生産効率を向上させることができる。 特に、肉の品質に大きな影響を与える子牛、素牛時の疾病を予防するための処置を行う農家に対して利益を還元するので、該農家における疾病予防への関心と意欲が高まり、安全生の高い良質肉を供給することができる。 【0019】また、本発明の肉用牛地域一貫生産管理方法においては、さらに、前記素牛農家では、素牛の導入時に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与すると共に、駆虫剤を経皮投与し、さらに、導入時が冬季である場合には代謝性用薬を併わせて筋肉内投与し、生後月齢が2ヶ月に達するまでの間、
    乳酸菌製剤を日々経口投与し、夏期には、生後月齢5ヶ月で、冬季は生後月齢6ヶ月に去勢を行い、生後月齢2
    ヶ月と、去勢牛の生後月齢8ヶ月の出荷時と雌の生後月齢9ヶ月の出荷時に体重測定を行うことを特徴とする。 【0020】これにより、素牛を飼育する農家が疾病予防処置を行い、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れる。 また、安全生の高い良質肉を供給することができる。 【0021】また、本発明の肉用牛地域一貫生産管理方法においては、前記利益金を肉用牛生産農家及び素牛農家へ還元する際には、還元する金額を子牛の飼養日数と飼養頭数に応じて決定することを特徴とする。 【0022】これにより、肉用牛生産農家及び素牛農家の肉用牛の生産の貢献度に応じて、利益を還元でき、肉用牛生産農家及び素牛農家の疾病予防への意欲が高まる。 【0023】また、本発明の肉用牛地域一貫生産管理システムにおいては、子牛、素牛及び肥育牛の飼育と肥育牛の販売とを地域の農家が共同して行う活動を支援する地域一貫生産管理センタのサーバと、肉用牛生産農家の端末、素牛農家の端末及び肥育農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛地域一貫生産管理システムであって、前記地域一貫生産管理センタのサーバには、農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定するため供出価格計算手段と、前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を計算する手段と、肥育牛の売上金額から、
    諸経費および前記農家に支払うべき供出代金を差し引いて利益の金額を計算する手段と、前記利益が所定の目標値を越えた場合には、利益金の一部を、子牛および素牛の生産農家に還元するための金額を所定の計算方法を基に計算する手段とを具備することを特徴とする。 【0024】これにより、肉用牛生産農家、素牛農家、
    肥育農家の相互補完と共同活動が円滑に行えるようになり、安全生の高い良質肉を高い生産性で供給するための大きな原動力となる。 【0025】また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、素牛の疾病予防飼育を支援するための疾病予防管理センタのサーバと各農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛の疾病予防管理システムにおける疾病予防管理センタのサーバのコンピュータに、各素牛農家の端末から通知される管理対象となる各素牛についての個体情報を受け取りデータベースに登録する手順と、管理対象となる素牛の各々について、予め定めた疾病予防薬の投与計画に基づき、各素牛ごとに、その投与する薬品の種類とその量及び投与時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に投薬指示を通知する手順と、管理対象となる素牛の各々についての体重の測定データを得るために、体重を測定する時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に体重測定指示を通知する手順と、管理対象となる素牛の各々について、去勢処置を行うために、去勢処置を行う時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に去勢指示を通知する手順と、前記投薬、体重測定、及び去勢処置の実行結果を農家の端末から受け取り、その情報を各素牛ごとにデータベースに記録する手順と、農家の端末からの要求により、各素牛ごとにデータベースに記録した情報を、該農家の端末に通知するための手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。 【0026】また、本発明のコンピュータプログラムは、素牛の疾病予防飼育を支援するための疾病予防管理センタのサーバと各農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛の疾病予防管理システムにおける疾病予防管理センタのサーバのコンピュータに、各素牛農家の端末から通知される管理対象となる各素牛についての個体情報を受け取りデータベースに登録する手順と、管理対象となる素牛の各々について、予め定めた疾病予防薬の投与計画に基づき、各素牛ごとに、その投与する薬品の種類とその量及び投与時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に投薬指示を通知する手順と、管理対象となる素牛の各々についての体重の測定データを得るために、体重を測定する時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に体重測定指示を通知する手順と、管理対象となる素牛の各々について、去勢処置を行うために、去勢処置を行う時期を判断し、該当する素牛を飼育する農家の端末に去勢指示を通知する手順と、前記投薬、体重測定、及び去勢処置の実行結果を農家の端末から受け取り、その情報を各素牛ごとにデータベースに記録する手順と、農家の端末からの要求により、各素牛ごとにデータベースに記録した情報を、該農家の端末に通知するための手順とを実行させるためのプログラムである。 【0027】また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、子牛、素牛及び肥育牛の飼育と肥育牛の販売とを地域の農家が共同して行う活動を支援する地域一貫生産管理センタのサーバと、肉用牛生産農家の端末、素牛農家の端末及び肥育農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛地域一貫生産管理システムにおける前記地域一貫生産管理センタのサーバのコンピュータに、農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定するため供出価格計算手順と、前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育の供出情報と前記供出価格を基に、
    予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を計算する手順と、肥育牛の売上金額から、諸経費および前記農家に支払うべき供出代金を差し引いて利益の金額を計算する手順と、前記利益が所定の目標値を越えた場合には、利益金の一部を、子牛および素牛の生産農家に還元するための金額を所定の計算方法を基に計算する手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。 【0028】また、本発明のコンピュータプログラムは、子牛、素牛及び肥育牛の飼育と肥育牛の販売とを地域の農家が共同して行う活動を支援する地域一貫生産管理センタのサーバと、肉用牛生産農家の端末、素牛農家の端末及び肥育農家の端末とを通信ネットワークで接続した肉用牛地域一貫生産管理システムにおける前記地域一貫生産管理センタのサーバのコンピュータに、農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、
    予め定めた計算方法によりその供出価格を決定するため供出価格計算手順と、前記各農家ごとの子牛、素牛、及び肥育の供出情報と前記供出価格を基に、予め定めた計算方法により、それぞれの農家へ支払うべき供出代金の金額を計算する手順と、肥育牛の売上金額から、諸経費および前記農家に支払うべき供出代金を差し引いて利益の金額を計算する手順と、前記利益が所定の目標値を越えた場合には、利益金の一部を、子牛および素牛の生産農家に還元するための金額を所定の計算方法を基に計算する手順とを実行させるためのプログラムである。 【0029】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。 【0030】[第1の実施の形態]図1は、本発明の肉用牛疾病予防飼育方法について説明するための図であり、図1において、10は牛乳の生産を主体業務とする肉用牛生産農家、11は肉用牛生産農家のパーソナルコンピュータなどの端末、20は素牛農家、21は素牛農家のパーソナルコンピュータなどの端末、30は肥育農家、40は疾病予防管理センタ、41は疾病予防管理センタのサーバを示している。 また、各農家の端末11、
    21、31と疾病予防管理センタのサーバ41とはインターネットや専用回線などの通信ネットワークで接続されている。 また、肉用牛生産農家10、素牛農家20、
    肥育農家30はそれぞれ複数の農家であり、疾病予防管理センタ40とともに共同体を構成して、相互に補完しながら肉用牛の飼育と販売を行っている。 【0031】図1において、肉用牛生産農家10は主に乳牛を飼育し牛乳の生産を行っており、子牛が生まれた場合に雄牛を子牛として素牛農家20に供出する。 素牛農家20は子牛を飼育し素牛として肥育農家30に供出する。 肥育農家30では素牛を肥育し成長させてから肉用牛として市場に出荷する。 この場合、素牛農家20における子牛の健康状態の良否が、食肉の品質、安全性、
    生産効率に大きく影響する。 このため、この時期の子牛の疾病予防のための健康管理を、疾病予防管理センタ4
    0からの指示により行う。 【0032】すなわち、素牛農家20は飼育する子牛の生年月日、識別番号、体重などの個体情報を、端末21
    から疾病予防管理センタ40のサーバ41に通知し、疾病予防管理センタ40のサーバ41では、通知された素牛の個体情報を各素牛ごとに登録する。 疾病予防管理センタ40のサーバ41では、各素牛農家20が育成する素牛について、投薬指示、体重測定指示、去勢処置の指示を適宜、素牛農家20の端末21に対して通知する。
    通知を受けた農家では、疾病予防管理センタ40の指示に従い処置を行う。 このようにして、疾病予防管理センタ40の会員である地域の素牛農家では、共通の疾病管理予防計画プログラム(計画)に従い素牛の飼育をおこなうことができ、素牛の健康管理を効果的に行うことができる。 【0033】また、図2は疾病予防管理プログラム(計画)のタイムスケジュールを示す図であり、素牛の健康管理は、疾病予防管理センタ40のサーバ41からの指示により、以下のようして行われる。 【0034】(1)素牛導入時(生後月齢が約1ヶ月)
    に、牛5種混合生ワクチンと、抗菌製剤と、ビタミン剤とを筋肉内投与する。 また、駆虫剤を経皮投与し、さらに、冬季である場合には代謝性用薬を併わせて筋肉内投与する。 ・牛5種混合生ワクチンとして、牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢−粘膜病、牛パラインフルエンザ、牛R
    Sウイルス感染症、牛アデノウイルス感染症の混合生ワクチンであり、国家検定に合格したものを投与する。 ・抗菌製剤として、1ml中、オキシテトラサイクリンを200mg(力価)を含有し、溶解補助剤としてマクロゴール400を使用したものを、1頭当たり5〜10
    ml投与する。 例えば、テトラサイクリン系抗菌製剤である「ビバトップ(商品名)」などを使用する。 ・ビタミン剤としては、1ml中、ビタミンA(15,
    000I. U)、ビタミンD3(7,500I.U)、
    ビタミンE(20mg)、ビタミンB1(10mg)、
    ビタミンB2(5mg)、ビタミンB6(3mg)、ニコチン酸アミド(35mg)、d−パンテノール(25
    mg)、ビタミンB12(20μg)、ベンジルアルコール(0.0143ml)を含むものを、1頭当たり1
    0ml投与し、 ・代謝性用薬として、1ml中、亜セレン酸ナトリウム5.48mg(セレンとして2.50mg)酢酸d−α
    −トコフェノール50.00を含有するものを、1頭当たり1〜2ml投与する。 例えば、総合ビタミン剤として、「デュファフラルマルチ(商品名)」などを使用する。 ・代謝性用薬として、1ml中、亜セレン酸ナトリウム5.48mg(セレンとして2.50mg)酢酸d−α
    −トコフェノール50.00を含有するものを、1頭当たり1〜2ml投与する。 例えば、子牛白筋症を予防するビタミンEおよびSe製剤(注射)である「ESE
    (商品名)」などを使用する。 ・駆虫剤としては、1ml中、イベルメクチン5mgを含有するものを、1頭あたり4〜6ml投与する。 例えば、寄生虫を駆除するイベルメクチン製剤である「アイボメックトピカル(商品名)」などを使用する。 【0035】(2)また、生後月齢が2ヶ月に達するまでの間、乳酸菌製剤を日々経口投与する。 ・乳酸菌製剤としては、1g中、乳酸菌原末20mg、
    糖化菌芽胞原末20mg、酪酸菌芽原末20mgを含有するものを、1日当たり10g〜20g、30日間に渡り投与する。 例えば、乳酸菌製剤である「ビオスリーエース(商品名)」などを使用する。 【0036】(3)去勢については、夏期には、生後月齢5ヶ月の間に、冬季には生後月齢6ヶ月の間に行う。
    その処置を行ったことを疾病予防管理センタ40のサーバ41 【0037】(4)体重測定については、生後月齢2ヶ月と、去勢牛の生後月齢8ヶ月の出荷時、雌の生後月齢9ヶ月の出荷時に行い、そのデータを疾病予防管理センタ40のサーバ41に通知する。 【0038】また、図3は疾病予防管理センタのサーバの構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分についてのみ示したものである。 図3において、1はインターネット及び専用回線などの通信ネットワーク、10
    0は疾病予防管理センタ、101は疾病予防管理センタのサーバ、120は通信ネットワーク1とサーバ101
    を接続する通信回線接続部、121はサーバ全体を統括制御する制御部、130は会員情報、会員のIDとパスワード、素牛の個体情報、疾病予防薬関連情報、飼育状態記録情報などを登録管理するデータベース、140は処理プログラム部を示している。 なお、疾病予防のための処置は、主に素牛農家20にて行われるが、本システムでは、肉用牛生産農家10の端末11及び肥育農家3
    0の端末31も通信ネットワーク1で疾病予防管理センタ100のサーバ101と接続できるようにし、疾病予防管理センタのサーバ101から、種々の情報を受け取ることができるようにしている。 【0039】また、疾病予防管理データベース130には、以下の情報が登録される。 ・会員情報:疾病予防管理センタに登録した会員の「住所」、「氏名」、「肉用牛生産農家、素牛農家、肥育農家の区別」、「年間出頭数または出荷数」、「収容面積」などの個人情報が登録される。 ・登録ID、パスワード:登録者ごとに「登録ID」と「パスワード」が付与され、登録者はこの「登録ID」
    と「パスワード」を用いて疾病予防管理センタのサーバ101にアクセスする。 ・個体情報報:飼育する素牛ごとの個体情報(生年月日、性別、体重など)を記録する。 素牛の識別は、例えば「管理標の番号」などで行う。 ・疾病予防薬関連情報:投与する医薬品に関連する情報が登録される。 ・飼育状態記録情報:飼育する素牛ごとに、疾病予防薬の投与記録、体重測定データ、去勢処置の実施状況の情報などが記録される。 【0040】また、処理プログラム部140には、以下の処理部が含まれている。 ・Webページ公開処理部141は、農家の端末11、
    21、31と疾病予防管理センタのサーバ101とを接続する通信ネットワーク上にWebページを公開する処理部である。 ・会員登録処理部142は、Webページを介して、疾病予防管理センタに会員登録するための処理を行う。 ・認証処理部143は、疾病予防管理センタのサーバ1
    01にアクセスする会員のIDとパスワードを基に、その正当性を認証する処理を行う。 ・個体情報受信処理部144は、管理対象となる素牛ごとの個体情報(生年月日、性別、体重など)を素牛農家20の端末21から受け取り、データベース130に登録する処理を行う。 なお、素牛の識別は、例えば「管理耳標の番号」などで行う。 ・予防薬投与指示通知処理部145は、飼育する各牛ごとに疾病予防薬を投与する時期、薬品の種類、薬品の投与量を決定し、素牛農家20端末21に指示を通知する処理を行う。 ・体重測定指示通知処理部146は、飼育する各牛ごとに、体重測定を行う期日を決定し、素牛農家20端末2
    1に体重測定指示を通知する処理を行う。 ・去勢指示通知処理部147は、飼育する各牛ごとに、
    去勢処置を行う期日を決定し、素牛農家20端末21に去勢指示を通知する処理を行う。 ・飼育情報通知処理部148は、農家の端末11、2
    1、31からの要求により、飼育する牛についての飼育記録情報を提供する処理を行う。 【0041】なお、この処理プログラム部140は専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、
    またこの処理プログラム部はメモリおよびCPU(中央処理装置)により構成され、この処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。 また、このサーバには、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも表示せず)が接続されているものとする。 ここで、入力装置としては、キーボード、
    マウス等の入力デバイスのことをいう。 表示装置とは、
    CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。 【0042】また図4は、図3に示すシステムの動作について説明するための図であり、以下、図4を基に、その動作の流れについて説明する。 なお、本例では、疾病予防処置を中心となって行う素牛農家の例を示している。 【0043】(1)最初に、素牛農家20が端末21から、疾病予防管理センタのサーバ101にアクセスし(ステップS101)、疾病予防管理センタのWebページを開く(ステップS102)。 【0044】(2)このWebページ上に、会員の「I
    D」と「パスワード」を入力して、疾病予防管理センタ100のサーバ101に送信する(ステップS10
    3)。 サーバ101では、会員の認証を行う(ステップS104)。 【0045】(3)認証が完了すると、素牛農家の端末21には、サービス選択画面が表示される(ステップS
    105)。 このサービス選択画面上で、例えば、疾病予防情報の送信を要求する(ステップS106)。 【0046】(4)疾病予防管理センタのサーバ101
    では、データベース130を検索して(ステップS10
    7)、該当する素牛農家20で飼育する素牛についての疾病予防処置の指示情報を取り出し、素牛農家の端末2
    1に送信する(ステップS108)。 素牛農家の端末2
    1には、飼育する素牛についての疾病予防処置の指示情報が表示される(ステップS109)。 素牛農家20では、この疾病予防処置の指示情報に従い、飼育する素牛に対し疾病予防のための処置を行う。 【0047】(5)また、素牛農家の端末21から疾病予防管理センタ100のサーバ101に、飼育する牛の体重測定データを送信する場合は、再度、サービス選択画面に戻り(ステップS110)、体重情報の送信画面を選択する(ステップS111)、疾病予防管理センタのサーバ101から画面データが送信され、素牛農家の端末21に体重情報入力画面が表示される(ステップS
    113)。 【0048】(6)この体重情報入力画面に、飼育する牛の体重測定データを入力して、疾病予防管理センタのサーバ101に送信する(ステップS114)。 疾病予防管理センタのサーバ101は、受信した体重測定データをデータベース130に登録する。 以上説明した第1
    の実施の形態では、素牛の疾病予防管理プログラム(計画)を、疾病予防管理センタ100の指導により実行し、地域(又は町内)全体で素牛の疾病の予防を図り、
    肉用牛の品質および生産効率を高めている。 【0049】[第2の実施の形態] 【0050】また、本発明においては、単なる素牛の疾病の予防だけではなく、地域全体に及ぶ地域一貫生産システムの構築を目指している。 すなわち、地域の肉用牛生産農家10、素牛農家20、肥育農家30により共同体を構成し、相互補完し合い、また相互に利益を享受することができる。 【0051】図5は、本発明の肉用牛地域一貫生産管理方法について説明するための図であり、図5において、
    50は肉用牛の取引市場、60は肉用牛の地域一貫生産管理センタ、61は地域一貫生産管理センタのサーバを示しており、他の符号のものは図1の場合と同様である。 【0052】図5において、肉用牛生産農家10は主に乳牛を飼育し牛乳の生産を行っており、子牛が生まれた場合に雄牛を生牛として素牛農家20に供出する。 素牛農家20は子牛を飼育し素牛として肥育農家30に供出する。 肥育農家30では素牛を肥育し成長させてから肉用牛として市場に出荷する。 【0053】この場合、地域一貫生産管理センタ60からに指示により、肉用牛生産農家10は素牛農家20に子牛を供出し、「子牛の供給先」、「供給した頭数」、
    「個体識別番号」、「個体情報(生年月日、体重)」などの情報を、端末11から地域一貫生産管理センタ60
    のサーバ61に通知する。 【0054】また素牛農家20は、地域一貫生産管理センタ60からの指示により、素牛を肥育農家30に供出し、「素牛の供給先」、「供給した頭数」、「個体識別番号」、「個体情報(生年月日、体重)」などの情報を、端末21から地域一貫生産管理センタ60のサーバ61に通知する。 なお、素牛農家20では、地域一貫生産管理センタから指示される疾病予防管理プログラム(計画)に従い、疾病予防薬の投与、定期的な体重測定、および去勢処置などを行う。 【0055】肥育農家30では素牛を肥育し成長してから肉用牛として、地域一貫生産管理センタ60からの指示により肉用牛の取引市場50に出荷する。 この場合、
    「肉用牛の出荷先」、「出荷した頭数」、「個体識別番号」、「個体情報(生年月日、体重)」などの情報を、
    端末31から地域一貫生産管理センタ60のサーバ61
    に通知する。 【0056】また、取引市場50に出荷された肉用牛の売上代金は、地域一貫生産管理センタ60に集められ、
    その代金の中から、肉用牛生産農家10、素牛農家2
    0、および肥育農家30に、それらの農家が供出した「牛の種類」、「頭数」に応じた代金の支払いが行われる。 【0057】また、地域一貫生産管理センタ60では、
    売上金の中から、農家への牛の供出代金、及びその他の必要経費の支払い行った後に利益が生じた場合、その利益が目標金額を越えている場合には、その越えた分について肉用牛生産農家10と素牛農家20に還元する。 この利益金の分配については、牛の飼育日数、飼育頭数を基に計算する。 【0058】なお、本例の地域一貫生産管理方法では、
    以下の基本思想と方針を基に、地域一貫生産管理センタ60が、各農家を指導する。 (1)施設環境の整備・1頭当たりの収容面積を1.8坪確保する。 ・飼槽−−−全頭が並列採食可能な施設を用意する。 ・冬期間、敷料が凍結しないように保温対策する。 ・素牛等の内部移動は、極力さける施設を用意する。 【0059】(2)疾病予防地域一貫生産管理センタ60から指導される疾病予防管理プログラム(計画)に従い、疾病予防薬の投与、定期的な体重測定、および去勢処置などを行う。 【0060】(3)飼槽飼料供給・各農家は、地域一貫生産管理センタ60が作成した統一したマニュアルに従い、飼料を与える。 ・粗飼料の適正給与と冬期間のエネルギー補給を考慮する。 ・ビタミンコントロールを行う。 ・資料相場の乱高下に対応するための基金を積み立てる。 【0061】(4)農家が供出する牛の流通価格(a)初生・雄雌とも1ヶ月齢時体重40kg以上とする。 ・基本となるシステム価格を雄雌ごとに設定する。 なお45kgを上限とする。 一般流通価格を参考にして、付加価値評価金額を加える。 (b)素牛・素牛農家の所得目標金額/頭を設定する。 ・素牛価格は、基準取引価格−(子牛生産者補給金−負担金)とする。 【0062】(c)肥育牛・肥育農家の所得目標金額/頭を設定する。 ・目標以上の利益が生じた場合、飼養日数等に応じて、
    素牛農家及び肉用牛生産農家に還元する。 ・相場損失が生じた場合は、価格安定制度により対策する。 【0063】また、図6は地域一貫生産管理センタのサーバの構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分についてのみ示したものである。 図6において、20
    0は肉用牛の地域一貫生産管理センタ。 201は地域一貫生産管理センタのサーバ、211は各農家の端末とサーバ201を通信ネットワーク1を介して接続するための通信回線接続部、212はサーバ全体を統括制御する制御部、230は地域一貫生産管理センタのサービスに必要な情報を記録するためのデータベース、240は処理プログラム部を示している。 【0064】また、データベース230には、以下の情報が登録される。 ・会員情報:地域一貫生産管理センタに登録した会員の「住所」、「氏名」、「肉用牛生産農家、素牛農家、肥育農家の区別」、「年間出頭数または出荷数」、「収容面積」、「作業者数」などの個人情報が登録される。 ・登録ID、パスワード:登録者ごとに「登録ID」と「パスワード」が付与され、登録者はこの「登録ID」
    と「パスワード」を用いて地域一貫生産管理センタ20
    0のサーバ201にアクセスする。 ・個体情報報:飼育する牛ごとの個体情報を記録する。
    飼育牛の識別は、例えば「管理耳標の番号」などで行う。 ・供出代金精算情報:各農家が供出した牛の種類、頭数を基に、各農家に支払うべき供出代金を計算し、各農家ごとに積算して記録した情報である。 この情報を基にして、地域一貫生産管理センタ200から各農家10、2
    0、30に対して供出した牛の代金の支払いが行われる。 ・売上金額:肉用牛を取引市場に出荷して得た売上金の情報・諸経費:地域一貫生産管理センタ200のサービス活動に必要な経費、税金、その他の必要経費の情報・利益:肉用牛を取引市場に出荷して得た売上金から、
    農家への牛の供出代金や必要経費を支払った後に残る利益金の情報・疾病予防管理プログラム用情報群:「第1の実施の形態」で説明した疾病予防管理プログラム(計画)を実行するために必要な各種の情報が記録される。 【0065】また、処理プログラム部240には、以下の処理部が含まれている。 ・Webページ公開処理部241は、農家の端末11、
    21、31と地域一貫生産管理センタ200のサーバ2
    01とを接続する通信ネットワーク1上にWebページを公開する処理部である。 ・会員登録処理部242は、Webページを介して、地域一貫生産管理センタ200に会員登録するための処理を行う。 ・認証処理部243は、地域一貫生産管理センタ200
    のサーバ201にアクセスする会員のIDとパスワードを基に、その正当性を認証するための処理を行う。 ・供出情報受信処理部244は、各農家が供出した牛の「種類」、「頭数」、「供出先」などの情報を、各農家の端末11、21、31から受信し、データベース23
    0に記録するための処理を行う。 ・導入情報受信処理部245は、各農家が導入または受け入れた牛の「種類」、「頭数」、「相手先」などの情報を、各農家の端末11、21、31から受信し、データベース230に記録するための処理を行う。 ・供出代金計算処理部246は、各農家が供出した牛の「種類」および「頭数」の情報を基に、各農家に支払うべき供出代金を計算して記録するための処理部である。 ・売上金額及び経費集計処理部247は、肉用牛を取引市場に出荷して得た売上金の集計処理、農家への牛の供出代金の集計処理、支払った必要経費の集計処理、及び利益金を求める処理を行う。 すなわち、会計処理を行う処理部である。 ・利益金分配計算処理部248は、会計処理の後に、利益が生じ、その金額が目標値を超えた場合には、該利益金を素牛農家20及び肉用牛生産農家10へ還元するために、各農家ごとに分配金額を計算する処理を行う。 ・積算金額通知処理部249は、各農家の端末11、2
    1、31からの要求により、各農家ごとに積算された牛の供出代金及び利益の分配金(肉用牛生産農家と素牛農家のみ)を通知する処理を行う。 ・疾病予防管理プログラム実行処理部250は、「第1
    の実施の形態」で説明した疾病予防処置を素牛農家20
    に指示して実行させるための処理部である。 【0066】なお、この処理プログラム部240は専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、
    またこの処理プログラム部はメモリおよびCPU(中央処理装置)により構成され、この処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。 また、このサーバには、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも表示せず)が接続されているものとする。 ここで、入力装置としては、キーボード、
    マウス等の入力デバイスのことをいう。 表示装置とは、
    CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。 【0067】また図7は、図6に示すシステムの動作例について説明するための図であり、図7に示す例では、
    農家が牛を供出した場合に、供出情報を地域一貫生産管理センタに通知する場合の例を示したものである。 以下、図7を基に、その動作の流れについて説明する。 (1)最初に、素牛農家が端末から、疾病予防管理センタのサーバ201にアクセスし(ステップS201)、
    地域一貫生産管理センタ200のWebページを開く(ステップS202)。 【0068】(2)このWebページ上に、会員の「I
    D」と「パスワード」を入力して、地域一貫生産管理センタ200のサーバ201に送信する(ステップS20
    3)。 サーバ201では、会員の認証を行う(ステップS204)。 【0069】(3)認証が完了すると、素牛農家の端末には、サービス選択画面が表示される(ステップS20
    5)。 このサービス選択画面上で、供出情報入力画面を選択する(ステップS206)。 【0070】(4)農家の端末には供出情報入力画面が表示される(ステップS207、S208)。 農家は、
    この画面上に、供出した牛の「種類」、「頭数」、「供出先」などの情報を入力し、地域一貫生産管理センタに通知する(ステップS209)。 【0071】(5)地域一貫生産管理センタ200では、供出した牛の「種類」、「頭数」、「供出先」などの供出情報を基に、農家に支払うべき供出代金の計算を行い(ステップS210)、その計算結果をデータベースに記録する(ステップS211)。 【0072】以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 【0073】また、本発明の肉用牛疾病予防管理システムや、肉用牛地域一貫生産管理システムにおける機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを疾病予防管理センタのサーバや、地域一貫生産管理センタのサーバ内のコンピュータに読み込ませ、実行することにより本発明の疾病予防管理システムや、地域一貫生産管理システムの機能を実現する処理を行ってもよい。 【0074】また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
    ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハ−ドディスク等の記憶装置のことをいう。 さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。 【0075】また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。 ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する媒体のことをいう。 【0076】また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するものであっても良い。 さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の肉用牛疾病予防飼育方法においては、予め決められた疾病予防管理プログラム(計画)に従い、各素牛ごとに、その疾病予防薬品の投与、去勢、体重測定などの指示を行うようにしたので、これにより、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れる。 また、安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与する。 【0078】また、本発明の疾病予防管理システムにおいては、管理対象となる素牛を個別に登録し、予め定めた疾病予防薬の管理計画に基づき、各素牛ごとに、その疾病予防薬品の投与、去勢、体重測定などの指示を各農家の端末に表示するようにしたので、これにより、素牛農家では、素牛農家の端末により疾病予防管理センタからの指示を確実に受け取ることができ、疾病予防管理計画に基づいた疾病予防処置を漏れなく確実に行えるようになり、肉の品質に大きな影響を与える素牛時の疾病を予防し、また飼育する牛の死亡率も減少させ、生産者のコストの削減が図れる。 さらに安全生の高い良質肉を供給することにより消費者の健康にも寄与することができる。 【0079】また、本発明の肉用牛地域一貫生産管理方法においては、子牛、素牛及び肥育牛の飼育と、肥育牛の販売を共同体で行い、農家が供出した子牛、素牛、及び肥育牛のそれぞれに対して、予め定めた計算方法によりその供出価格を決定して支払い、利益が所定の目標金額以上に生じた場合には、利益金の一部を、子牛及び素牛の生産農家に還元するようにしたので、これにより、
    肉用牛生産農家、素牛農家、肥育農家が相互に補完し合い、また統一された飼育基準を守ることにより、肉用牛の品質と生産効率を向上させることができる。 特に、肉の品質に大きな影響を与える子牛、素牛時の疾病を予防するための処置を行う農家に対して利益を還元するので、該農家における疾病予防への関心と意欲が高まり、
    安全生の高い良質肉を供給することができる。 【0080】また、本発明の地域一貫生産管理システムにおいては、肉用牛生産農家、素牛農家及び肥育農家の端末と地域一貫生産管理センタのサーバとを通信ネットワークを介して接続し、牛の飼育と肥育牛の販売とを共同体で行う際に必要な情報の交換を、容易に通知し合うことができるようにしたので、これにより、肉用牛生産農家、素牛農家、肥育農家の相互補完と共同活動が円滑に行えるようになり、安全生の高い良質肉を高い生産性で供給するための大きな原動力となる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の疾病予防飼育方法について説明するための図である。 【図2】 疾病予防管理計画のタイムスケジュールを示す図である。 【図3】 疾病予防管理センタのサーバの構成例を示す図である。 【図4】 図3に示すシステムの動作について説明するための図である。 【図5】 本発明の肉用牛地域一貫生産管理方法について説明するための図である。 【図6】 地域一貫生産管理センタのサーバの構成例を示す図である。 【図7】 図6に示すシステムの動作例について説明するための図である。 【符号の説明】 1 通信ネットワーク10 肉用牛生産農家11 肉用牛生産農家の端末20 素牛農家21 素牛農家の端末30 肥育農家31 肥育農家の端末40、100 疾病予防管理センタ41、101 疾病予防管理センタのサーバ50 肉用牛の取引市場60、200 地域一貫生産管理センタ61、201 地域一貫生産管理センタのサーバ130、230 データベース140、240 処理プログラム部144 個体情報受信処理部145 予防薬投与指示通知処理部146 体重測定指示通知処理部147 去勢指示通知処理部244 供出情報受信処理部245 導入情報受信処理部246 供出代金計算処理部247 売上金額及び経費集計処理部248 利益金分配計算処理部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/095 A61K 31/095 4C087 31/164 31/164 4C206 31/355 31/355 31/4415 31/4415 31/455 31/455 31/51 31/51 31/525 31/525 31/593 31/593 31/65 31/65 31/7048 31/7048 31/714 31/714 33/04 33/04 35/74 35/74 C 39/15 39/15 39/155 39/155 39/235 39/235 39/265 39/265 45/06 45/06 A61P 3/00 171 A61P 3/00 171 3/02 101 3/02 101 31/04 171 31/04 171 31/14 31/14 31/16 31/16 31/20 31/20 31/22 31/22 33/10 33/10 G06F 17/60 102 G06F 17/60 102 502 502 (72)発明者 秋山 和夫 北海道帯広市西18条南1丁目2番37 株式 会社動物医学情報科学開発研究所内Fターム(参考) 2B005 BA01 BA07 2B150 AA02 AB10 AC01 AC05 DD12 4C084 AA02 AA24 BA44 CA62 MA02 MA17 MA34 MA52 MA63 MA66 NA14 ZB332 ZB352 ZB392 ZC212 ZC222 ZC612 4C085 AA03 BA56 BA57 BA77 BA82 EE03 GG03 GG08 4C086 AA01 AA02 BA09 BC18 BC19 BC83 CB09 DA15 DA29 DA39 HA15 MA16 MA34 MA52 MA63 MA66 NA14 ZB33 ZB35 ZB39 ZC21 ZC22 ZC61 4C087 AA01 AA02 BC02 BC56 BC69 CA09 MA43 MA52 NA05 ZA69 ZB35 ZC61 4C206 AA01 AA02 CA10 CA11 GA25 MA03 MA04 MA13 MA14 MA22 MA28 MA30 MA36 MA54 MA72 MA83 MA86 NA05 ZC22 ZC61

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