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Semiconductor device and sample-and-hold circuit using the same

阅读:961发布:2024-02-07

专利汇可以提供Semiconductor device and sample-and-hold circuit using the same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a semiconductor device capable of being used as a wide- band high-frequency switch by suppressing an increase in a conduction loss in a high-frequency without lowering the switching characteristics of a semiconductor switching element and to provide a sample-and-hold circuit using the same.
SOLUTION: A ratio of a distance between a chip mounting piece 31 and lead pieces 33a, 33b for an input terminal, to an opposed area and the lengths of bonding wirings Wa, Wb for respectively connecting drain electrodes D, D to lead pieces 32a, 32b for a main terminal are regulated so that the stop frequency (resonance frequency) of a first filter circuit operating as a band stop filter and the cut-off frequency (resonance frequency) of a second filter circuit operating as a low-pass filter do not exist in the desired using frequency band of the semiconductor switching element 1 when the drive circuit of the switching element is connected to a semiconductor chip 20 having the switching element formed by utilizing an SOI substrate.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Semiconductor device and sample-and-hold circuit using the same专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 厚み方向の中間に絶縁層を有するSOI
    基板の活性層側に高周波信号をオンオフするための半導体スイッチ素子が形成された半導体チップと、半導体チップが搭載された金属板よりなるチップ搭載片と、半導体スイッチ素子の一対の主パッドがそれぞれボンディングワイヤを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の主端子用リードと、半導体スイッチ素子の一対の入力パッドがそれぞれボンディングワイヤを介して電気的に接続され半導体スイッチ素子の駆動回路と接続する金属板よりなる一対の入力端子用リード片とを備え、入力パッドと入力端子用リード片とを接続するボンディングワイヤのインダクタンス成分および半導体チップと入力端子用リード片との間に形成される寄生容量を含み駆動回路と高周波グランドとの間の浮遊容量と合わせて帯域阻止フィルタとして作用する第1のフィルタ回路の阻止周波数と、主パッドと主端子用リード片とを接続するボンディングワイヤのインダクタンス成分を含み駆動回路と高周波グランドとの間の浮遊容量と合わせて低域通過フィルタとして作用する第2のフィルタ回路のカットオフ周波数とが半導体スイッチ素子の所望の使用周波数帯域に存在しないように、チップ搭載片と入力端子用リード片との間の距離と対向面積との比と、主パッドと主端子用リード片とを接続するボンディングワイヤの長さとを調整してなることを特徴とする半導体装置。 【請求項2】 前記半導体スイッチ素子は、2つのトランジスタの制御電極同士および各一対の主電極のうちの一方同士をそれぞれ共通接続して構成され、制御電極同士の接続点および各一対の主電極のうちの一方同士の接続点がそれぞれ入力パッドに接続され、各一対の主電極のうちの各他方がそれぞれ主パッドに接続されてなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 【請求項3】 前記入力端子用リード片と前記チップ搭載片との対向距離をd(mm)、対向面積をS(m
    2 )とするとき、 (S/d)<13 の条件を満足するように前記チップ搭載片と前記入力端子用リード片との間の距離と対向面積との比を調整してなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置。 【請求項4】 前記各主パッドと前記各主端子用リード片とをそれぞれ接続する各ボンディングワイヤの長さが2mmを超えないように調整されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体装置。 【請求項5】 前記半導体チップおよび前記チップ搭載片が内蔵され且つ前記各主端子用リード片および前記各入力端子用リード片が植設されたパッケージと、前記パッケージが対向配置され前記各主端子用リード片および前記各入力端子用リード片それぞれにおいてパッケージから露出した部位の先端部が電気的に接続される回路基板とを備え、回路基板には、厚み方向において主端子用リード片に重なる部位およびチップ搭載片に重なる部位を避けて高周波グランド配線が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の半導体装置。 【請求項6】 前記駆動回路と高周波信号のグランドとの間に、100MHz帯の信号周波数に対して少なくとも1KΩのインピーダンスを有するインピーダンス素子を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の半導体装置。 【請求項7】 前記駆動回路は、前記各入力端子用リード片にそれぞれ直列に接続された抵抗値が1KΩ以上の2つの抵抗を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の半導体装置。 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体装置と、ボルテージフォロアと、ホールドコンデンサとを備え、前記半導体装置における半導体スイッチ素子のオン時にホールドしたアナログ信号が半導体スイッチ素子のオフ時にボルテージフォロアを通して出力されることを特徴とするサンプルホールド回路。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号をオンオフする半導体スイッチ素子を備えた半導体装置およびそれを用いたサンプルホールド回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、高周波信号を扱う各種機器に半導体スイッチ素子を備えた半導体装置が利用されており、例えば、電子計算機におけるA/D変換器に用いられる半導体装置としては、図6に示すように、2個のn
    チャネルの横型MOSトランジスタ(以下、MOSトランジスタと略称する)1a,1bにより構成される半導体スイッチ素子1と、半導体スイッチ素子1を駆動する駆動回路10とを備えたものが知られている。 【0003】上述の半導体装置は、高周波信号の通電経路に接続される一対の主端子2a,2bおよび制御信号が与えられる一対の入端子3a,3bを有しており、
    半導体スイッチ素子1は、一対の入力端子3a,3b間に与えられる制御信号によりオンオフされる。 ここに、
    半導体スイッチ素子1は、上述の2個のMOSトランジスタ1a,1bのゲート電極G,G同士およびソース電極S,S同士をそれぞれ共通接続するとともに、MOS
    トランジスタ1a,1bのゲート電極G,G同士の接続点4aを一方の入力端子(以下、制御端子と称す)3a
    に接続し、ソース電極S,S同士の接続点4bを他方の入力端子(以下、基準電位端子と称す)3bに接続し、
    各MOSトランジスタ1a,1bのドレイン電極D,D
    をそれぞれ主端子2a,2bに接続してある。 また、半導体スイッチ素子1は、制御端子3aと基準電位端子3
    bとの間に駆動回路10が接続されている。 【0004】図6における駆動回路10は、半導体スイッチ1の制御端子3aと基準電位端子3bとの間に接続されており、制御端子3aと基準電位端子3bとの間へ制御信号を与える駆動電源11により構成されている。
    駆動電源11としては、例えば、MOSトランジスタ1
    a,1bを導通状態とするHレベルの電圧(MOSトランジスタ1a,1bのしきい値電圧よりも大きな電圧であって3V以上とすることが望ましい)とMOSトランジスタ1a,1bを遮断状態とするLレベルの電圧(M
    OSトランジスタ1a,1bのしきい値電圧よりも小さな電圧であって0Vとすることが望ましい)とが交互に現れる矩形波信号を出力するパルス発生回路が用いられ、Hレベルの期間とLレベルの期間との比率(デューティ比)を略50%として矩形波信号の周波数を数kH
    zから数十MHzのオーダまで変化させることができるようになっている。 【0005】上述の半導体装置では、制御端子3aの電位が各MOSトランジスタ1a,1bのゲート電位(ゲート電極G・ソース電極S間電圧)に等しく、基準電位端子3bの電位が各MOSトランジスタ1a,1bのソース電位と等しくなっており、駆動回路10から各MO
    Sトランジスタ1a,1bのゲート電極G・ソース電極S間にゲート電位を与えることで駆動でき(上述の矩形波信号が各MOSトランジスタ1a,1bのゲート電極G・ソース電極S間に与えられ)、MOSトランジスタ1a,1bのゲート電位がしきい値電圧以上になるとM
    OSトランジスタ1a,1bが導通状態(オン)となり、高周波信号の導通経路が閉じた状態(導通状態)となる。 また、MOSトランジスタ1a,1bのゲート電位がしきい値電圧よりも低くなると、MOSトランジスタ1a,1bが遮断状態(オフ)となり、高周波信号の導通経路は開いた状態(遮断状態)となる。 【0006】ところで、上述の半導体装置は、図7に示すように、半導体スイッチ素子1を形成した半導体チップ20が搭載された金属板よりなるチップ搭載片31'
    と、半導体スイッチ素子1の一対の主パッド(各MOS
    トランジスタ1a,1bのドレイン電極D,Dに接続されたドレインパッド)がそれぞれボンディングワイヤW
    a,Wbを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の主端子用リード片32a,32bと、半導体スイッチ素子1の一対の入力パッド(MOSトランジスタ1
    a,1bの共通接続したゲート電極G,Gに接続された1つのゲートパッドおよび共通接続したソース電極S,
    Sに接続された1つのソースパッド)がそれぞれボンディングワイヤWc,Wdを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の入力端子用リード片33a,33b
    とを備えており、半導体チップ20が搭載されたチップ搭載片31'がパッケージ40に内蔵されるとともに、
    各リード片32a,32b,33a,33bが植設されている。 ここにおいて、主端子用リード片32a,32
    bはパッケージ40から露出した部位がそれぞれ上述の主端子2a,2bを構成している。 また、入力端子用リード片33a,33bはパッケージ40から露出した部位がそれぞれ上述の入力端子3a,3bを構成している。 また、半導体チップ20は、厚み方向の中間に絶縁層を有するSOI基板の活性層側に半導体スイッチ素子1が形成されている。 すなわち、1つのSOI基板に2
    つのMOSトランジスタ1a,1bが形成され上述のように接続されている。 【0007】なお、チップ搭載片31'および各リード片32a,32b,33a,33bは1つのリードフレームを適宜加工することにより形成されており、パッケージ40内では、チップ搭載片31'と各リード片32
    a,32b,33a,33bとは同一平面上に揃うように配設されている。 ここにおいて、チップ搭載片31'
    は平面形状が十字状に形成され、各リード片32a,3
    2b,33a,33bにおいてチップ搭載片31'と同一平面上に配設される部位の平面形状は矩形状に形成されており、各リード片32a,32b,33a,33b
    はそれぞれ隣り合う2つの側縁がチップ搭載片31'に対向している。 チップ搭載片31'と各リード片32
    a,32b,33a,33bとの間の距離dは0.5m
    m程度に設定され対向面積Sは7mm 2程度に設定されている。 また、主端子3a,3bと主端子用リード片3
    2a,32bとの間のボンディングワイヤWa,Wbの長さは2.5mm程度に設定されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】図6に示した半導体装置では、高周波信号の通電経路に挿入された半導体スイッチ素子1が上述の2個のMOSトランジスタ1a,1
    bにより構成されており、通電経路に直列に容量成分が挿入されていないので、直流信号のオンオフ、交流信号のオンオフ、いずれにも用いることができるとともに、
    比較的広帯域の信号が扱えるという利点を有する。 【0009】しかしながら、図6に示した半導体装置の主端子2a,2b間の高周波信号の導通特性(高周波特性)において通過帯域が狭くなってしまうという不具合があった。 例えば、高周波信号の周波数を1MHzから1GHzまで掃引した場合、数100MHz付近で導通損失が極大になってしまい、このように導通損失の周波数依存性が平坦にならずに極大となる特定の周波数があると、高周波信号の通過可能な周波数帯域の上限が上記特定の周波数で制約されてしまい、広帯域の高周波スイッチとして使用できないという不具合があった。 【0010】上述のように特定の周波数近傍で導通損失が極大になるのは、高周波信号の通電経路(伝送路)と上記伝送路のグランド(以下、高周波グランドと称す)
    との間に、駆動回路10を経由する共振回路が存在し、
    特定の周波数(共振周波数)で共振が起こり、該当する周波数成分の高周波信号が主端子2a,2b間を通過できずに駆動回路10を経由して高周波グランドへ通過してしまうからであると考えられる。 ここにおける共振回路の回路要素としては、駆動回路10の配線のインダクタンス成分、各MOSトランジスタ1a,1bそれぞれのゲート容量、ボンディングワイヤWa〜Wdのインダクタンス成分、駆動電源11と高周波グランドとの間の浮遊コンデンサ(容量迷結合)、高周波グランド配線の引き回しによるインダクタンス成分などが考えられる。 【0011】そこで、広帯域の高周波信号に対応できる半導体スイッチ素子の駆動回路として、半導体スイッチ素子1と駆動電源11との間にフォトカプラを介在させ半導体スイッチ素子1と駆動電源11との間を電気的に絶縁したものが知られている。 この種の駆動回路では、
    発光ダイオードのような発光素子を駆動電源11側に設けるとともに発光素子に光結合したフォトダイオードのような受光素子を半導体スイッチ1側に設け、受光素子の起電力により半導体スイッチ1をオンオフ制御するものであり、駆動回路において発光素子と受光素子とが微小な容量値(例えば、500fF程度)の寄生容量で結合しているだけなので、高周波導通特性において数GH
    z程度までの通過帯域が得られる。 【0012】しかしながら、フォトカプラを用いたものでは、受光素子の充放電時間が比較的長いので、半導体スイッチ素子1のスイッチング速度がフォトカプラのスイッチング速度に依存して遅くなってしまい、半導体スイッチ素子1を構成しているMOSトランジスタ1a,
    1bの高速性(高速スイッチング性能)を活かせないという不具合があった。 なお、半導体スイッチ素子1のスイッチング時間は略10nsec程度であるのに対して、フォトカプラのスイッチング時間は略100μse
    c程度である。 【0013】本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、半導体スイッチ素子のスイッチング特性を低下させることなく高周波での導通損失の増大を抑制できて広帯域の高周波スイッチとして利用できる半導体装置およびそれを用いたサンプルホールド回路を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記目的を達成するために、厚み方向の中間に絶縁層を有するSOI基板の活性層側に高周波信号をオンオフするための半導体スイッチ素子が形成された半導体チップと、
    半導体チップが搭載された金属板よりなるチップ搭載片と、半導体スイッチ素子の一対の主パッドがそれぞれボンディングワイヤを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の主端子用リードと、半導体スイッチ素子の一対の入力パッドがそれぞれボンディングワイヤを介して電気的に接続され半導体スイッチ素子の駆動回路と接続する金属板よりなる一対の入力端子用リード片とを備え、入力パッドと入力端子用リード片とを接続するボンディングワイヤのインダクタンス成分および半導体チップと入力端子用リード片との間に形成される寄生容量を含み駆動回路と高周波グランドとの間の浮遊容量と合わせて帯域阻止フィルタとして作用する第1のフィルタ回路の阻止周波数と、主パッドと主端子用リード片とを接続するボンディングワイヤのインダクタンス成分を含み駆動回路と高周波グランドとの間の浮遊容量と合わせて低域通過フィルタとして作用する第2のフィルタ回路のカットオフ周波数とが半導体スイッチ素子の所望の使用周波数帯域に存在しないように、チップ搭載片と入力端子用リード片との間の距離と対向面積との比と、主パッドと主端子用リード片とを接続するボンディングワイヤの長さとを調整してなることを特徴とするものであり、
    半導体スイッチ素子を駆動回路でオンオフするように構成した場合に、帯域阻止フィルタとして作用する第1のフィルタ回路の阻止周波数と、低域通過フィルタとして作用する第2のフィルタ回路のカットオフ周波数とが半導体スイッチ素子の所望の使用周波数帯域に存在しないようにすることができるので、所望の使用周波数帯域内の特定の周波数で高周波の導通損失が増大するのを防止できて広帯域で導通損失の平坦性を確保でき、しかも、
    駆動回路と半導体スイッチ素子との間にフォトカプラを用いる必要がないので、半導体スイッチ素子のスイッチング性能を活かすことができる。 【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記半導体スイッチ素子は、2つのトランジスタの制御電極同士および各一対の主電極のうちの一方同士をそれぞれ共通接続して構成され、制御電極同士の接続点および各一対の主電極のうちの一方同士の接続点がそれぞれ入力パッドに接続され、各一対の主電極のうちの各他方がそれぞれ主パッドに接続されているので、上記各一対の主電極のうちの他方同士間で双方向に電流を流すことができ、高周波信号が直流信号、交流信号いずれの高周波信号にも対応することができる。 また、制御電極同士が共通に接続されているから、1つの駆動回路で半導体スイッチ素子をオンオフ制御することができ駆動が容易である。 【0016】請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記入力端子用リード片と前記チップ搭載片との対向距離をd(mm)、対向面積をS(m
    2 )とするとき、 (S/d)<13 の条件を満足するように前記チップ搭載片と前記入力端子用リード片との間の距離と対向面積との比を調整してあるので、前記チップ搭載片と前記入力端子用リード片との間に形成される容量を0.5pF以下に設定することができ、前記第1のフィルタ回路の阻止周波数を1G
    Hz以上にすることが可能になり、導通損失が極大となる周波数を従来の数100MHzから1GHz以上に向上させることが可能になる。 【0017】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記各主パッドと前記各主端子用リード片とをそれぞれ接続する各ボンディングワイヤの長さが2mmを超えないように調整されているので、前記各主パッドと前記各主端子用リード片とをそれぞれ接続する各ボンディングワイヤのインダクタンス成分を2n
    H以下に設定することができ、前記第2のフィルタ回路のカットオフ周波数を1GHz以上にすることが可能になる。 【0018】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記半導体チップおよび前記チップ搭載片が内蔵され且つ前記各主端子用リード片および前記各入力端子用リード片が植設されたパッケージと、前記パッケージが対向配置され前記各主端子用リード片および前記各入力端子用リード片それぞれにおいてパッケージから露出した部位の先端部が電気的に接続される回路基板とを備え、回路基板には、厚み方向において主端子用リード片に重なる部位およびチップ搭載片に重なる部位を避けて高周波グランド配線が形成されているので、前記駆動回路の高周波グランド配線に対する浮遊容量を低減でき、前記第1のフィルタ回路の阻止周波数を高くすることができる。 【0019】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記駆動回路と高周波信号のグランドとの間に、100MHz帯の信号周波数に対して少なくとも1KΩのインピーダンスを有するインピーダンス素子を備えるので、前記駆動回路の高周波グランド配線に対する浮遊容量を低減でき、前記第1のフィルタ回路の阻止周波数を高くすることができる。 【0020】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記駆動回路は、前記各入力端子用リード片にそれぞれ直列に接続された抵抗値が1KΩ以上の2つの抵抗を備えるので、前記第1のフィルタ回路を流れる電流の振幅を小さくすることができる。 【0021】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体装置と、ボルテージフォロアと、ホールドコンデンサとを備え、前記半導体装置における半導体スイッチ素子のオン時にホールドしたアナログ信号が半導体スイッチ素子のオフ時にボルテージフォロアを通して出力されることを特徴とするものであり、高周波のアナログ信号を広帯域にわたって高速でサンプリングすることが可能になる。 【0022】 【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の半導体装置は、図1に示すように、半導体チップ20と、半導体チップ20が搭載された金属板よりなるチップ搭載片31とを備えている。 ここにおいて、半導体チップ2
    0は、厚み方向の中間に絶縁層を有するSOI基板の活性層側に、図4に示すような半導体スイッチ素子1が形成されている。 また、本実施形態の半導体装置は、図6
    に示した従来構成と同様、高周波信号の通電経路に接続される一対の主端子2a,2bおよび制御信号が与えられる一対の入力端子3a,3bを有している。 【0023】すなわち、半導体スイッチ素子1は、上述の図4に示すように、2個のnチャネルのMOSトランジスタ1a,1bのゲート電極G,G同士およびソース電極S,S同士をそれぞれ共通接続するとともに、MO
    Sトランジスタ1a,1bのゲート電極G,G同士の接続点4aを一方の入力端子(以下、制御端子と称す)3
    aに接続し、ソース電極S,S同士の接続点4bを他方の入力端子3b(以下、基準電位端子3bと称す)に接続し、各MOSトランジスタ1a,1bのドレイン電極D,Dをそれぞれ主端子2a,2bに接続してある。 要するに、半導体チップ20は、1つのSOI基板に2つのMOSトランジスタ1a,1bが形成され上述のように接続されている。 なお、本実施形態では、各MOSトランジスタ1a,1bのゲート電極G,Gが制御電極を構成し、各MOSトランジスタ1a,1bのドレイン電極D,Dおよびソース電極S,Sそれぞれが主電極を構成している。 【0024】ところで、本実施形態の半導体装置は、図4に示すように、制御端子3aと基準電位端子3bとの間に駆動回路10が接続されており、一対の入力端子3
    a,3b間に与えられる制御信号により半導体スイッチ素子1がオンオフされる。 【0025】駆動回路10は、半導体スイッチ1の制御端子3aと基準電位端子3bとの間へ制御信号を与える駆動電源11と、駆動電源11と制御端子3aおよび基準電位端子3bとの間にそれぞれ挿入された抵抗Ra,
    Rbとを備えている。 駆動電源11としては、例えば、
    MOSトランジスタ1a,1bを導通状態とするHレベルの電圧(MOSトランジスタ1a,1bのしきい値電圧よりも大きな電圧であって3V以上とすることが望ましい)とMOSトランジスタ1a,1bを遮断状態とするLレベルの電圧(MOSトランジスタ1a,1bのしきい値電圧よりも小さな電圧であって0Vとすることが望ましい)とが交互に現れる矩形波信号を出力するパルス発生回路が用いられ、Hレベルの期間とLレベルの期間との比率(デューティ比)を略50%として矩形波信号の周波数を数kHzから数十MHzのオーダまで変化させることができるようになっている。 【0026】本実施形態の半導体装置では、制御端子3
    aの電位が各MOSトランジスタ1a,1bのゲート電位(ゲート・ソース間電圧)に等しく、基準電位端子3
    bの電位が各MOSトランジスタ1a,1bのソース電位と等しくなっており、駆動回路10から各MOSトランジスタ1a,1bのゲート・ソース間にゲート電位を与えることで駆動でき(上述の矩形波信号が各MOSトランジスタ1a,1bのゲート・ソース間に与えられ)、MOSトランジスタ1a,1bのゲート電位がしきい値電圧以上になるとMOSトランジスタ1a,1b
    が導通状態(オン)となり、高周波信号の導通経路が閉じた状態(導通状態)となる。 また、MOSトランジスタ1a,1bのゲート電位がしきい値電圧よりも低くなると、MOSトランジスタ1a,1bが遮断状態(オフ)となり、高周波信号の導通経路は開いた状態(遮断状態)となる。 【0027】ところで、本実施形態の半導体装置は、図1に示すように、上述の半導体スイッチ素子1を形成した半導体チップ20が搭載された金属板よりなるチップ搭載片31と、半導体スイッチ素子1を構成する2個のMOSトランジスタ1a,1bの各ドレイン電極D,D
    (図4参照)が接続された各ドレインパッド(図示せず)がそれぞれボンディングワイヤWa,Wbを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の主端子用リード片32a,32bと、半導体スイッチ素子1を構成する2個のMOSトランジスタ1a,1bのゲート電極G,G同士の接続点に接続されたゲートパッド(図示せず)およびソース電極S,S同士の接続点に接続されたソースパッド(図示せず)がそれぞれボンディングワイヤWc,Wdを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の入力端子用リード片33a,33bとを備えており、半導体チップ20が搭載されたチップ搭載片31
    がパッケージ40に内蔵されるとともに、各リード片3
    2a,32b,33a,33bがパッケージ40に植設されている。 なお、本実施形態では、ドレインパッドが主パッドを構成し、ゲートパッドおよびソースパッドがそれぞれ入力パッドを構成している。 【0028】ここにおいて、主端子用リード片32a,
    32bはパッケージ40から露出した部位がそれぞれ上述の主端子2a,2bを構成している。 また、入力端子用リード片33a,33bはパッケージ40から露出した部位がそれぞれ上述の入力端子3a,3bを構成している。 なお、チップ搭載片31および各リード片32
    a,32b,33a,33bは1つのリードフレームを適宜加工することにより形成されており、パッケージ4
    0内では、略中央に位置するチップ搭載片31とチップ搭載片31の短手方向の一方側に位置する主端子用リード片32a,32bとチップ搭載片31の短手方向の他方側に位置する入力端子用リード片33a,33bとは同一平面上に揃うように配設されている。 【0029】上述のパッケージ40は、例えば、図2に示すように、プリント基板よりなる回路基板50に対向配置され、主端子用リード片32a,32b(主端子2
    a,2b)がそれぞれ導電パターン52a,52bに半田付けされ、入力端子用リード片33a,33bがそれぞれ導電パターン53a,53bに半田付けされている。 各導電パターン52a,52b,53a,53bは回路基板50の一表面(図2(b)における上面)上に形成されており、導電パターン52a,52bは、高周波信号の伝送路の一部を構成し高周波信号が通過する通電経路となり、導電パターン53a,53bは、駆動電源11からの駆動信号が通過する経路となる。 また、回路基板50の上記一表面上には、高周波グランドとなる一対の導電パターン(以下、高周波グランドパターンと称す)54,55も形成されている。 上述の導電パターン52a,52bは一直線上に配設されており、一方の高周波グランドパターン54は、パッケージ40と交差せず且つ導電パターン52a,52bと平行になるように配設されている。 また、他方の高周波グランドパターン55は、導電パターン52a,52bを挟んで高周波グランドパターン54と対をなすように配設されているが、他方の高周波グランドパターン55は、チップ搭載片31および主端子用リード片32a,32bとは交差せず且つ所定の距離を保つように配設されている。 また、他方の高周波グランドパターン55は、入力用リード片33a,33bが半田付けされる導電パターン53
    a,53bと上記一方の高周波グランドパターン54との間に存在するように配設されている。 なお、本実施形態では、高周波グランドパターン54,55が高周波グランド配線を構成している。 【0030】ところで、上述の半導体装置において駆動回路10を含めた等価回路は図3のようになる。 図3に示す等価回路では、各MOSトランジスタ1a,1bそれぞれについて、帯域阻止フィルタ(ノッチフィルタ)
    として作用する第1のフィルタ回路61と、低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)として作用する第2のフィルタ回路64とが存在する。 ここにおいて、第1のフィルタ回路61は、2つの共振回路62,63を有しており、一方の共振回路62は、半導体チップ20における上記ソースパッドを起点として駆動電源11に至るまでのワイヤ配線によるインダクタンス成分Ldと、駆動電源11と高周波グランドとの間の浮遊容量(対地間寄生容量)Ceとを含んでおり、他方の共振回路63は、ゲート容量Cgと、半導体チップ20における上記ゲートパッドを起点として駆動電源11に至るまでのワイヤ配線によるインダクタンス成分Lcとを含んでおり、各共振回路62,63の共振周波数f0はf0=1/(2π
    √(LC))の式で求められる。 要するに、第1のフィルタ回路61の阻止周波数はf0=1/(2π√(L
    C))の式を利用して求められる。 また、第2のフィルタ回路64は、半導体チップ20における上記ドレインパッドと主端子2a(2b)とを接続するボンディングワイヤWa(Wb)によるインダクタンス成分La(L
    b)と、半導体チップ20における上記ソースパッドを起点として駆動電源11に至るまでのワイヤ配線によるインダクタンス成分Ldと、駆動電源11と高周波グランドとの間の浮遊容量Ceとを含んでおり、第2のフィルタ回路64のカットオフ周波数(共振周波数)はf0
    =1/(2π√(LC))の式で求められる。 【0031】そこで、本実施形態では、帯域阻止フィルタとして作用する第1のフィルタ回路61の阻止周波数(共振周波数)と、低域通過フィルタとして作用する第2のフィルタ回路64のカットオフ周波数(共振周波数)とが半導体スイッチ素子1の所望の使用周波数帯域に存在しないように、チップ搭載片31と入力端子用リード片33a,33bとの間の距離と対向面積との比と、ドレイン電極D,Dと主端子用リード片32a,3
    2bとを接続するボンディングワイヤWa,Wbの長さを調整してある。 すなわち、本実施形態では、チップ搭載片31の平面形状を矩形状に形成するとともに、各リード片32a,32b,33a,33bにおいてチップ搭載片31と同一平面上に配設される部位の平面形状を矩形状に形成し、各リード片32a,32b,33a,
    33bの一端縁のみがチップ搭載片31に対向するようにし、チップ搭載片31と各リード片32a,32b,
    33a,33bとの間の距離dを1mmに設定し対向面積Sを1mm 2に設定してある。 また、各ドレインパッドと主端子用リード片32a,32bとの間のボンディングワイヤWa,Wbの長さは1.5mmに設定してある。 【0032】ここにおいて、本実施形態では、上述の距離dと対向面積との比(S/d)を1に設定し、上記従来構成では(S/d)を14に設定してあるが、(S/
    d)を13未満の値に調整することにより、チップ搭載片31と入力端子用リード片32a,32bとの間に形成される容量を0.5pF以下に設定することができ、
    第1のフィルタ回路61の阻止周波数(共振周波数)を1GHz以上にすることが可能になり、導通損失が極大となる周波数を従来の数100MHzから1GHz以上に向上させることができる。 【0033】また、本実施形態ではボンディングワイヤWa,Wbの長さを1.5mmに設定し、上記従来構成ではボンディングワイヤWa,Wbの長さを2.5mm
    に設定してあるが、ボンディングワイヤWa,Wbの長さを2mm以下の値に調整することにより、各ドレインパッドと各主端子用リード片32a,32bとをそれぞれ接続する各ボンディングワイヤWa,Wbのインダクタンス成分を2nH以下に設定することができ、第2のフィルタ回路64のカットオフ周波数(共振周波数)を1GHz以上にすることが可能になり、第2のフィルタ回路のカットオフ周波数を1GHz以上に高めることができる。 【0034】しかして、本実施形態では、第1のフィルタ回路61の阻止周波数および第2のフィルタ回路64
    のカットオフ周波数を半導体スイッチ素子1の所望の使用周波数帯域に存在しないようにすることができるので、所望の使用周波数帯域内の特定の周波数で高周波の導通損失が増大する(ディップが発生する)のを防止できて広帯域で導通損失の平坦性を確保でき、しかも、駆動回路10と半導体スイッチ素子1との間にフォトカプラを用いる必要がないので、半導体スイッチ素子1のスイッチング性能を活かすことができる。 【0035】なお、本実施形態における半導体スイッチ素子1は、上述のように、2つのMOSトランジスタ1
    a,1bのゲート電極G,G同士およびソース電極S,
    S同士をそれぞれ共通接続して構成され、ゲート電極G,G同士の接続点およびソース電極S,S同士の接続点がそれぞれ入力パッドに接続され、ドレイン電極D,
    Dがそれぞれ主パッドに接続されているので、一対のドレイン電極D,D間で双方向に電流を流すことができ、
    高周波信号が直流信号、交流信号いずれの高周波信号にも対応することができる。 また、ゲート電極G,G同士が共通に接続されているから、1つの駆動回路10で半導体スイッチ素子1をオンオフ制御することができ容易に駆動できる。 【0036】(実施形態2)本実施形態の基本構成は実施形態1と略同じであって、図4に示すように、駆動回路10が、駆動電源11と、駆動電源11と各入力端子3a,3bとの間にそれぞれ挿入される抵抗Ra,Rb
    とを備えており(駆動電源11の正極と入力端子3aとの間に抵抗Raが直列に挿入され、駆動電源11の負極と入力端子3bとの間に抵抗Rbが直列に挿入されており)、駆動電源11と抵抗Rbとの接続点に接続されたグランド用端子12がインピーダンス素子たるコンデンサCzを介して高周波グランドと接続されている点が相違する。 ここにおいて、インピーダンス素子たるコンデンサCzとしては、高周波対応のセラミックコンデンサであって容量が0.6pFのものを用いているが、インピーダンス素子としては、例えば100MHz帯の信号周波数に対して1KΩ以上のインピーダンスを有するものであればよく、1KΩ以上のインピーダンスを有することにより、駆動回路10の高周波グランド配線に対する浮遊容量(対地間容量)を低減でき、より簡単に第1
    のフィルタ回路61の阻止周波数および第2のフィルタ回路64のカットオフ周波数を1GHz以上することができる。 また、各抵抗Ra,Rbの抵抗値は共振周波数に影響しないが、各抵抗Ra,Rbの抵抗値を両方とも1KΩに設定してあるので、共振周波数での振幅を小さくすることができる。 【0037】なお、他の構成は実施形態1と同じであるから、図示および説明を省略する。 【0038】(実施形態3)本実施形態のサンプルホールド回路は、実施形態1または実施形態2で説明した半導体装置、ボルテージフォロアたる演算増幅器OP1、
    ホールドコンデンサCsを用いて構成されている。 上記半導体装置における一方の主端子2aは演算増幅器OP
    1の非反転入力端子に接続され、他方の主端子2bはアナログ信号が入力されるアナログ入力信号端子5に接続されている。 すなわち、上記半導体装置における半導体スイッチ素子1はアナログ入力端子5と演算増幅器OP
    の非反転入力端子との間に挿入されている。 また、演算増幅器OP1の出力端子は反転入力端子に接続されるとともに、出力信号端子6に接続されている。 また、ホールドコンデンサCsは、半導体スイッチ素子1と演算増幅器OP1との接続点とグランドとの間に挿入されている。 【0039】本実施形態では、半導体スイッチ素子1をオンさせるとホールドコンデンサCsが入力電圧と等しい電圧まで充電され、ここで半導体スイッチ素子1をオフすると、演算増幅器OP1の入力インピーダンスが無限大に近ければ、ホールドコンデンサCsの電荷はどこにも放電されないのでそのままの電圧を保持することになる。 したがって、一定の間隔で半導体スイッチ素子1
    のオンオフを繰り返すことにより、出力信号端子6には入力電圧の瞬時値を一定時間間隔でサンプリングした出力電圧波形が得られる。 【0040】要するに、本実施形態のサンプルホールド回路では、半導体スイッチ素子1のオン時にサンプルホールドしたアナログ信号が半導体スイッチ素子1のオフ時に演算増幅器OP1を通して出力され、半導体スイッチ素子1はオン抵抗が小さく出力容量が低いので、半導体スイッチ素子1のオン抵抗とホールドコンデンサCs
    の容量とで決まるCR時定数が小さく、高周波のアナログ信号を広帯域にわたって高速でサンプリングすることが可能になる。 また、高周波導通損失が1GHzまで平坦性を保つので、入力信号に対する歪みの周波数依存性が少なくなる。 また、上述の半導体装置を採用していることにより、駆動回路10からのノイズの混入を抑制することができる。 【0041】ところで、上記各実施形態では、半導体スイッチ素子1を構成するトランジスタとしてnチャネル型のMOSトランジスタを用いた例を示したが、半導体スイッチ1を構成するトランジスタとして、pチャネル型のMOSトランジスタ、JFET(接合型電界効果トランジスタ)、MESFET、BJT(接合型バイポーラトランジスタ)などを用いてもよい。 【0042】 【発明の効果】請求項1の発明は、厚み方向の中間に絶縁層を有するSOI基板の活性層側に高周波信号をオンオフするための半導体スイッチ素子が形成された半導体チップと、半導体チップが搭載された金属板よりなるチップ搭載片と、半導体スイッチ素子の一対の主パッドがそれぞれボンディングワイヤを介して電気的に接続された金属板よりなる一対の主端子用リードと、半導体スイッチ素子の一対の入力パッドがそれぞれボンディングワイヤを介して電気的に接続され半導体スイッチ素子の駆動回路と接続する金属板よりなる一対の入力端子用リード片とを備え、入力パッドと入力端子用リード片とを接続するボンディングワイヤのインダクタンス成分および半導体チップと入力端子用リード片との間に形成される寄生容量を含み駆動回路と高周波グランドとの間の浮遊容量と合わせて帯域阻止フィルタとして作用する第1のフィルタ回路の阻止周波数と、主パッドと主端子用リード片とを接続するボンディングワイヤのインダクタンス成分を含み駆動回路と高周波グランドとの間の浮遊容量と合わせて低域通過フィルタとして作用する第2のフィルタ回路のカットオフ周波数とが半導体スイッチ素子の所望の使用周波数帯域に存在しないように、チップ搭載片と入力端子用リード片との間の距離と対向面積との比と、主パッドと主端子用リード片とを接続するボンディングワイヤの長さとを調整してなるものであり、半導体スイッチ素子を駆動回路でオンオフするように構成した場合に、帯域阻止フィルタとして作用する第1のフィルタ回路の阻止周波数と、低域通過フィルタとして作用する第2のフィルタ回路のカットオフ周波数とが半導体スイッチ素子の所望の使用周波数帯域に存在しないようにすることができるので、所望の使用周波数帯域内の特定の周波数で高周波の導通損失が増大するのを防止できて広帯域で導通損失の平坦性を確保できるという効果があり、しかも、駆動回路と半導体スイッチ素子との間にフォトカプラを用いる必要がないので、半導体スイッチ素子のスイッチング性能を活かすことができるという効果がある。 【0043】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記半導体スイッチ素子は、2つのトランジスタの制御電極同士および各一対の主電極のうちの一方同士をそれぞれ共通接続して構成され、制御電極同士の接続点および各一対の主電極のうちの一方同士の接続点がそれぞれ入力パッドに接続され、各一対の主電極のうちの各他方がそれぞれ主パッドに接続されているので、上記各一対の主電極のうちの他方同士間で双方向に電流を流すことができ、高周波信号が直流信号、交流信号いずれの高周波信号にも対応することができるという効果がある。 また、制御電極同士が共通に接続されているから、
    1つの駆動回路で半導体スイッチ素子をオンオフ制御することができ駆動が容易であるという効果がある。 【0044】請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記入力端子用リード片と前記チップ搭載片との対向距離をd(mm)、対向面積をS(m
    2 )とするとき、 (S/d)<13 の条件を満足するように前記チップ搭載片と前記入力端子用リード片との間の距離と対向面積との比を調整してあるので、前記チップ搭載片と前記入力端子用リード片との間に形成される容量を0.5pF以下に設定することができ、前記第1のフィルタ回路の阻止周波数を1G
    Hz以上にすることが可能になり、導通損失が極大となる周波数を従来の数100MHzから1GHz以上に向上させることが可能になるという効果がある。 【0045】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記各主パッドと前記各主端子用リード片とをそれぞれ接続する各ボンディングワイヤの長さが2mmを超えないように調整されているので、前記各主パッドと前記各主端子用リード片とをそれぞれ接続する各ボンディングワイヤのインダクタンス成分を2n
    H以下に設定することができ、前記第2のフィルタ回路のカットオフ周波数を1GHz以上にすることが可能になるという効果がある。 【0046】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記半導体チップおよび前記チップ搭載片が内蔵され且つ前記各主端子用リード片および前記各入力端子用リード片が植設されたパッケージと、前記パッケージが対向配置され前記各主端子用リード片および前記各入力端子用リード片それぞれにおいてパッケージから露出した部位の先端部が電気的に接続される回路基板とを備え、回路基板には、厚み方向において主端子用リード片に重なる部位およびチップ搭載片に重なる部位を避けて高周波グランド配線が形成されているので、前記駆動回路の高周波グランド配線に対する浮遊容量を低減でき、前記第1のフィルタ回路の阻止周波数を高くすることができるという効果がある。 【0047】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記駆動回路と高周波信号のグランドとの間に、100MHz帯の信号周波数に対して少なくとも1KΩのインピーダンスを有するインピーダンス素子を備えるので、前記駆動回路の高周波グランド配線に対する浮遊容量を低減でき、前記第1のフィルタ回路の阻止周波数を高くすることができるという効果がある。 【0048】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記駆動回路は、前記各入力端子用リード片にそれぞれ直列に接続された抵抗値が1KΩ以上の2つの抵抗を備えるので、前記第1のフィルタ回路を流れる電流の振幅を小さくすることができるという効果がある。 【0049】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体装置と、ボルテージフォロアと、ホールドコンデンサとを備え、前記半導体装置における半導体スイッチ素子のオン時にホールドしたアナログ信号が半導体スイッチ素子のオフ時にボルテージフォロアを通して出力されるものであり、高周波のアナログ信号を広帯域にわたって高速でサンプリングすることが可能になるという効果がある。

    【図面の簡単な説明】 【図1】実施形態1を示し、(a)はパッケージ内の平面レイアウト説明図、(b)は(a)のA−A'断面図である。 【図2】同上の実装例を示し、(a)は平面レイアウト説明図、(b)は(a)のA−A'断面図である。 【図3】同上の等価回路図である。 【図4】実施形態2を示す回路図である。 【図5】実施形態3を示す回路図である。 【図6】従来例を示す回路図である。 【図7】同上における要部概略構成図である。 【符号の説明】 20 半導体チップ32a,32b 主端子用リード片33a,33b 入力端子用リード片40 パッケージWa,Wb,Wc,Wd ボンディングワイヤ

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