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Semiconductor device and manufacturing method thereof

阅读:895发布:2024-01-23

专利汇可以提供Semiconductor device and manufacturing method thereof专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a semiconductor device which has high reliability while manufacturing the surface of the semiconductor substrate in a state wherein it is not exposed to the air during and after the production, and to reduce parasitic capacitances related to the gate electrode by exposing a major part of the gate electrode to the air.
SOLUTION: After a first insulation layer 22 having a first opening is formed on the surface of a semiconductor substrate 21, a second insulation layer 23, a third insulation layer 27 are formed, and a photo resist pattern 28B having a second opening is formed in the position of the first opening (a). Then, by using the photo resist pattern 28B as a mask, the third insulation layer 27 and the second insulation layer 23 are restectively removed by a RIE method and a MIE method to form a gate opening (b). And then, a metallic layer is deposited over the whole surface, and a gate electrode 24 is formed by patterning the metallic layer (c). Then, the third insulation layer 27 is removed by wet etching.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Semiconductor device and manufacturing method thereof专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体基板と、垂直方向に延びる柱状部と該柱状部上部から水平方向に突出する庇部とを有し底面が前記半導体基板の表面に接するゲート電極と、前記半導体基板の表面上に形成された電極形成部に開口を有する表面保護層と、前記ゲート電極を挟んで前記半導体基板の表面上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、を有する半導体装置において、前記表面保護層は前記ゲート電極の柱状部の下部の側面でのみゲート電極と接して形成されていることを特徴とする半導体装置。 【請求項2】 前記表面保護層が複数の絶縁層で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 【請求項3】 前記表面保護層が、前記半導体基板の表面に接して形成された酸化シリコン膜と該酸化シリコン膜上を覆うように形成された窒化シリコン膜とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。 【請求項4】 前記酸化シリコン膜は前記ゲート電極に接することなく形成され、前記酸化シリコン膜の前記ゲート電極側の側面が前記窒化シリコン膜により覆われていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。 【請求項5】 前記表面保護層の層厚が100〜100
    0Åであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置。 【請求項6】 (1)半導体基板の表面に、第1の絶縁体層と第2の絶縁体層と第3の絶縁体層とを順次形成する工程と、 (2)前記第3の絶縁体層と第2の絶縁体層と第1の絶縁体層とを選択的にエッチングしてゲート開口を形成する工程と、 (3)導電性材料を堆積しこれをパターニングして前記ゲート開口の内部を埋め込むゲート電極を形成する工程と、 (4)前記第3の絶縁体層のみをウェットエッチング法にて除去する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 【請求項7】 (1′)半導体基板の表面に、第1の絶縁体層を形成する工程と、 (2′)前記第1の絶縁体層を選択的にエッチングして第1ゲート開口を形成する工程と、 (3′)第2の絶縁体層と第3の絶縁体層とを順次形成する工程と、 (4′)前記第3の絶縁体層および前記第2の絶縁体層を選択的にエッチングして前記第1の開口の内部に第1
    ゲート開口の開口幅以下の開口幅を有する第2ゲート開口を形成する工程と、 (5′)導電性材料を堆積しこれをパターニングして前記第2ゲート開口の内部を埋め込むゲート電極を形成する工程と、 (6′)前記第3の絶縁体層のみをウェットエッチング法にて除去する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 【請求項8】 前記第(2′)の工程においては、フォトレジスト層をマスクとしたウェットエッチングまたは等方性のドライエッチングにより行われることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。 【請求項9】 前記第(2′)の工程においては所定の深さのサイドエッチが行われることを特徴とする請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法。 【請求項10】 前記第(2)または第(4′)の工程における選択的エッチングが、ドライ法により行われることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 【請求項11】 前記ドライにより行われるエッチングが、エッチング初期および中期に行われる異方性エッチングとエッチング終期に行われる等方性エッチングを含んでいることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。 【請求項12】 前記異方性エッチングが、反応性イオンエッチング法により行われ、前記等方性エッチングがマグネトロンイオンエッチング法により行われることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。 【請求項13】 前記第1の絶縁体層および前記第3の絶縁体層が、酸化シリコン膜であり、前記第2の絶縁体層が窒化シリコン膜であることを特徴とする請求項6から12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、マイクロ波FETなどの半導体装置およびその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】GaAsのような化合物半導体を用いて、金属と半導体とのショットキー接合をゲート電極に用いるショットキーゲート型FET(以下、MESFE
    Tという)を作製する際、そのゲート電極形成プロセスにおいて、基板上にSiO 膜をゲートスペーサ膜として形成し、そのゲートスペーサ膜の開口部にゲート電極が形成される。 その際に、ゲート電極に係る容量を低減してFETの利得を向上させるために、ゲート電極形成後にウェットエッチング等でゲートスペーサ膜を除去することが行われる。 【0003】図10は、そのような従来の製造方法を説明するための工程順の断面図である。 まず、図10
    (a)に示すように、GaAs基板101上に、ゲートスペーサ膜として、膜厚3000〜6000Å程度のS
    iO 膜117を成膜し、次いで、SiO 膜117の上に、周知のフォトリソグラフィー技術を用いてフォトレジストパターン118を形成し、フォトレジストパターン118をマスクとしてSiO 膜117をエッチングすることによって開口119を形成する。 次に、図1
    0(b)に示すように、フォトレジストパターン118
    を除去した後、全面にAuなどの金属膜を形成し、金属膜の上に形成したフォトレジストパターン(図示せず)
    をマスクとして金属膜をエッチングすることによって、
    開口119にゲート電極114を形成する。 その後、図10(c)に示すように、SiO 膜117をHF溶液を用いたウェットエッチング法で除去する。 なお、この種の半導体装置およびその製造方法は、例えば、特開昭62−177973号公報等により公知となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述した従来のゲート電極形成工程においては、ゲートスペーサ膜であるSi
    膜117の除去の際に、半導体表面が空気中に曝され、汚染される可能性が高い。 【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたものであって、その目的は、半導体基板上にゲートスペーサ層を介してゲート電極を形成した後、半導体基板の表面が大気やウェットエッチング液に浸されることなく、半導体装置として不用になるゲートスペーサ層をウェットエッチングにて除去できる半導体装置の製造方法と、半導体基板の表面が大気にさらされることのない信頼性の高い半導体装置と、を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明によれば、半導体基板と、垂直方向に延びる柱状部と該柱状部上部から水平方向に突出する庇部とを有し底面が前記半導体基板の表面に接して形成されたゲート電極と、前記半導体基板の表面上に形成された電極形成部に開口を有する表面保護層と、前記ゲート電極を挟んで前記半導体基板の表面上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、を有する半導体装置において、
    前記表面保護層は前記ゲート電極の柱状部の下部の側面とのみ接して形成されていることを特徴とする半導体装置、が提供される。 そして、好ましくは、前記表面保護層が、前記半導体基板の表面に接して形成された酸化シリコン膜と該酸化シリコン膜上を覆うように形成された窒化シリコン膜とを含む。 【0007】また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、(1)半導体基板の表面に、第1の絶縁体層と第2の絶縁体層と第3の絶縁体層とを順次形成する工程と、(2)前記第3の絶縁体層と第2の絶縁体層と第1の絶縁体層とを選択エッチングしてゲート開口を形成する工程と、(3)導電性材料を堆積しこれをパターニングして前記ゲート開口の内部を埋め込むゲート電極を形成する工程と、(4)前記第3の絶縁体層のみをウェットエッチング法にて除去する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法、が提供される。 さらに、上記の目的を達成するため、本発明によれば、
    (1′)半導体基板の表面に、第1の絶縁体層を形成する工程と、(2′)前記第1の絶縁体層に第1ゲート開口を形成する工程と、(3′)第2の絶縁体層と第3の絶縁体層とを順次形成する工程と、(4′)前記第3の絶縁体層および前記第2の絶縁体層を選択エッチングして前記第1の開口の内部に第1ゲート開口の開口幅以下の開口幅を有する第2ゲート開口を形成する工程と、
    (5′)導電性材料を堆積しこれをパターニングして前記第2ゲート開口の内部を埋め込むゲート電極を形成する工程と、(6′)前記第3の絶縁体層のみをウェットエッチング法にて除去する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法、が提供される。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形態の半導体装置の断面図である。 図1に示すように、本実施の形態の半導体装置は、リセスが形成された半導体基板1と、半導体基板1の上に形成された第1の絶縁体層2と、第1の絶縁体層2の上に形成された第2の絶縁体層3と、第1の絶縁体層2と第2の絶縁体層3との開口部に形成されたゲート電極4と、ゲート電極4を挟んで半導体基板1の表面上に形成されたソース電極5とドレイン電極6とを有している。 半導体基板1は半絶縁性GaAsからなり、その表層にはN型活性層(図示せず)が形成されている。 このN型活性層が、FETとしての動作層になる。 ゲート電極4は1層あるいは複数層からなり、半導体基板1に接する最下層にはGaAsに対してショットキー接合を形成し、GaAsとの界面特性が安定な、例えば、W、Moあるいはそのケイ化物や窒化物が用いられる。 その上層には、Ti、Au、Al
    などを用いてもよい。 ソース電極5およびドレイン電極6は、半導体基板1に対してオーミック接合を形成している。 ソース電極5およびドレイン電極6の表面は、図中において大気に露出しているが、それらの表面の一部は第1の絶縁層2あるいは/および第2の絶縁層3によって覆われていてもよい。 【0009】第1の絶縁体層2および第2の絶縁体層3
    は、ともにゲートスペーサ層の一部として用いられた絶縁膜であって、素子形成工程中および素子形成工程終了後表面保護膜として機能する膜であり、それらの開口部における側壁は、ゲート電極4に密接している。 図1において、第2の絶縁体層3がゲート電極4と接する位置で半導体基板1の表面に向かって下方に湾曲しているが、湾曲せずに第1の絶縁体層2と第2の絶縁体層3とが平行してゲート電極4に接していてもよい。 第1の絶縁体層2は、半導体基板1との界面に接する下地層であり、GaAsとの界面特性が安定なSiO 膜より形成されている。 第2の絶縁体層3は、Si を代表とする緻密な窒化シリコン膜(以下、SiN膜という)で形成されている。 ゲート電極4、ソース電極5およびドレイン電極6が形成されている領域以外の領域の半導体基板1の表面は、緻密なSiN膜よりなる第2の絶縁層3によって、大気および外部の汚染物から保護されている。 また、第2の絶縁層3と半導体基板1の表面との間には、GaAsとの界面特性が安定なSiO 膜よりなる第1の絶縁層2が形成されている。 【0010】SiN膜は、水分や多くの不純物、特にナトリウムに対して、JV Dalton,“Sodium Drift and
    Diffusion in Silicon Nitride Films”J. Electroche
    m. Soc., 113, 165C (1966)に記載されているように、
    SiO 膜よりもはるかに小さな拡散係数を有する。 ナトリウムのようなアルカリイオンが、SiO 膜において大きな拡散係数を示し、SiO 膜を保護膜として保護されたデバイス構造の動作に不安定性をもたらすことはよく知られている。 したがって、本実施の形態の半導体装置において、GaAs基板表面の保護層という意味では、ゲートスペーサ層の一部として用いられる膜を、
    第1の絶縁体層2と第2の絶縁体層3との2層の絶縁層で形成するのではなく、SiN膜よりなる第2の絶縁体層3のみの単層で形成することも可能である。 しかしながら、SiN膜は、GaAsの上に形成したとき、Ga
    Asの表面準位を増加させ、その耐圧等を劣化させるということが知られている。 一方、SiO 膜は、GaA
    sに対して非常に安定な界面特性を与える。 また、Si
    膜とSiN膜との比誘電率は、それぞれ、4と6〜
    7であるため、電極間容量を低減するためには、SiO
    膜の方が有利である。 したがって、本実施の形態の半導体装置は、SiO −GaAs界面で界面特性を安定にし、外側のSiN膜で大気あるいは外部の汚染物から導入されたイオンや水分の拡散あるいは/およびドリフトを防止するという望ましい特徴を持っている。 また、
    ゲート電極に係る容量を低減する上でも効果がある。 【0011】ゲート電極4は、ほぼT字の断面形状を有しており、その基板に垂直な部分の高さは4000〜6
    000Å程度である。 ここで、第2の絶縁体層3の層厚は、100〜1000Åが適当である。 また、第1の絶縁体層2と第2の絶縁体層3との合計の膜厚も、100
    〜1000Å程度とするのが適当である。 第2の絶縁体層3の膜厚の下限値100Åは、SiN膜が大気あるいは外部の汚染物から導入されたイオンや水分の半導体表面への拡散やドリフトを防御できる程度の緻密な膜を形成できる限界として設定されている。 また、第2の絶縁体層3の膜厚および第1の絶縁体層2と第2の絶縁体層3との合計の膜厚が1000Å以下であれば、ゲート電極4の大部分は大気中に露出することになり、ゲート電極4に係る容量は、ゲート電極の柱状部の全体が誘電体(ゲートスペーサ層)で囲まれている場合に比して、非常に低減される。 以上説明したように、本実施の形態の半導体装置は、信頼性が高く、動作環境の如何を問わず安定な動作が可能であるとともに、ゲート電極に係る容量を低減して利得特性を改善することができるものである。 【0012】なお、図1においては、ソース電極5およびドレイン電極6は、第1の絶縁体層2および第2の絶縁体層3に密着して形成されているが、間隔をおいて形成されてもよい。 また、絶縁体層は、2層に限られるわけではなく、何層存在してもよい。 【0013】〔第2の実施の形態〕図2、図3は、本発明の第2の実施の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図である。 まず、図2(a)に示すように、リセスが形成されたGaAsよりなる半導体基板11上に、CVD法等を用いて、第1の絶縁体層12、第2の絶縁体層13、第3の絶縁体層17を連続して形成する。 第1の絶縁体層12は、GaAsに対して界面特性が安定な下地層であり、SiO 膜から成る。 第2の絶縁体層13は、SiN膜より成る。 第3の絶縁体層17
    は、SiO 膜より成る。 第1の絶縁体層12、第2の絶縁体層13、第3の絶縁体層17の層厚は、それぞれ、500Å、500Å、3000Åとした。 【0014】次に、図2(b)に示すように、第3の絶縁体層17の上にフォトレジスト層を塗布した後、そのフォトレジスト層を露光・現像することにより、ゲート形成部にゲート開口を有する第1のフォトレジストパターン18を形成する。 次いで、図2(c)に示すように、第1のフォトレジストパターン18をマスクにして、第3の絶縁体層17、第2の絶縁体層13、第1の絶縁体層12を連続してドライエッチングしてゲート開口19を形成し、ゲート開口部に半導体基板11の表面を露出させる。 ドライエッチングには、反応性イオンエッチング法(RIE法)を用いる。 【0015】次に、図3(a)に示すように、スパッタリング法や蒸着法などにより、全面に金属層を形成し、
    ゲート開口19を金属層14で埋めた後、金属層の上に第2のフォトレジストパターン20を形成し、第2のフォトレジストパターン20をマスクとして金属層をエッチングすることにより、ゲート電極14を形成する。 ゲート電極14を形成する金属層のパターニングはリフトオフ法によって行ってもよい。 ゲート電極14は、金属多層膜より成っており、半導体基板1に接する最下層にはGaAsに対してショットキー接合を形成し、GaA
    sとの界面特性が安定なW、Moあるいはそのケイ化物や窒化物などが用いられる。 その上層は、Ti、Au、
    Alなどによって形成される。 ここで、第1の絶縁層1
    2、第2の絶縁層13、第3の絶縁層17が、それぞれ、第1のゲートスペーサ層、第2のゲートスペーサ層、第3のゲートスペーサ層として働いている。 【0016】次に、図3(b)に示すように、第2のフォトレジストパターン20を除去した後、HF水溶液にてウェットエッチングを行って、第3の絶縁体層17を除去する。 最後に、図3(c)に示すように、ゲート電極14の左右両側の第1の絶縁層12、第2の絶縁層1
    3を選択的にドライエッチングした後、露出した半導体基板11の表面にソース電極15およびドレイン電極1
    6を形成して、本実施の形態の製造工程を完了する。 ソース電極15およびドレイン電極16の材料としては、
    オーミック接合が得られるように、Au−Ge−Niなどが用いられる。 ソース電極15およびドレイン電極1
    6は、必ずしも第1の絶縁層12および第2の絶縁層1
    3と密着するように形成されずに、電極間容量を軽減するように、それらと間隔を置いて形成されてもよい。 ソース電極15およびドレイン電極16は、また、ゲート電極形成に先立って形成されていてもよい。 【0017】本実施の形態の製造方法においては、第3
    の絶縁体層17をHF水溶液によるウェットエッチングにて除去する際に、半導体表面が大気やエッチング液に曝されることがなく、したがって、それらによる汚染の危険がない。 また、製造された半導体装置の半導体表面が大気に曝されることがなく、信頼性に優れたものとなる。 さらに、ゲートスペーサ層として用いた第3の絶縁体層17が除去されるために、ゲート電極とソース電極およびドレイン電極との間の電極間容量が低減される。
    なお、第1のフォトレジストパターン18の開口19
    が、作製されたFETのゲート長を決定する。 【0018】〔第3の実施の形態〕図4、図5、図6
    は、第3の実施の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図である。 第2の実施の形態の製造方法では、
    RIE法を用いて第3の絶縁体層17、第2の絶縁体層13、第1の絶縁体層12を順次ドライエッチングすることによって、ゲートの開口19が形成される。 RIE
    法は異方性エッチングであり、開口19の断面の内壁は、その上端から半導体基板11の表面に接する下端まで、凹凸を生じることなく垂直に一直線状に形成される。 しかしながら、RIE法では、イオンエネルギーを大きくすると、イオン照射される基板に損傷を与えることが知られている。 したがって、第2の実施の形態の製造方法において、少なくとも第1の絶縁体層12のエッチングの際には半導体基板11に損傷を与えない、例えば、マグネトロンイオンエッチング法(以後、MIE法という)を用いるのが、より望ましい。 ところが、MI
    E法は等方的な性質を有するエッチング法であり、また、そのエッチングレートはエッチングされる材料によって異なる。 例えば、MIE法において、SiO 膜のエッチングレートとSiN膜のエッチングレートとの比は、約1:4である。 したがって、第2の実施の形態の製造方法において、第1の絶縁体層12のエッチングにMIE法を用いると、第1の絶縁体層12のエッチング中に、SiN膜よりなる第2の絶縁体層13のゲート開口19の側壁におけるエッチングが進み、絶縁体層の厚さにもよるが、100〜500Å程度のサイドエッチングが入る。 この状態で第2の実施の形態の製造方法のようにゲート電極14を形成した後、HF水溶液を用いて第3の絶縁体層17のウェットエッチングを行うと、第3の絶縁体層17をエッチングしたエッチング液が、第2の絶縁体層13のサイドエッチング部分から第1の絶縁体層12の上に流れ込み、第1の絶縁体層12までエッチングしてしまう。 このため、少なくともゲート電極近傍の半導体基板11の表面が大気中に露出し、汚染される可能性が高くなる。 また、第2の絶縁体層13のサイドエッチング量を小さくしようとして、第1の絶縁体層12の開口形成時のドライエッチング時間を少なくした場合には、ゲート開口部分に第1の絶縁体層12の抜け不良が発生し、その上にゲート電極を形成してMES
    FETを作製しても、ゲートのショットキー界面に数1
    0Å程度のSiO 薄膜が残り、MESFETとして動作しないという不具合を生じる危険性が生じる。 【0019】本実施の形態は、少なくとも半導体基板の近傍におけるゲート開口の形成に、半導体基板に損傷を与えない、例えばMIE法を用いた場合に好適な製造方法を提供するものである。 まず、図4(a)に示すように、リセスが形成されたGaAsよりなる半導体基板2
    1の上に、CVD法等を用いて、GaAsに対して界面特性が安定な下地層として、膜厚500ÅのSiO 膜からなる第1の絶縁体層22を形成する。 GaAsよりなる半導体基板21の表層には、N型活性層(図示せず)が形成されている。 次に、図4(b)に示すように、第1の絶縁体層22の上にフォトレジスト層を塗布した後、そのフォトレジスト層を露光・現像することによりゲート形成部に開口を有する第1のフォトレジストパターン28Aを形成し、第1のフォトレジストパターン28Aをマスクとして、HF水溶液等のエッチング溶液中でウェットエッチングを行い、第1のフォトレジストパターン28Aの開口の下の第1の絶縁体層22を除去する。 この際に、第1の絶縁体層22の開口の側壁に100〜500Å程度のサイドエッチングが発生する。
    次に、図4(c)に示すように、第1のフォトレジストパターン28Aを有機溶媒等で除去した後、例えばCV
    D法により、膜厚500Å程度のSiN膜よりなる第2
    の絶縁体層23および膜厚3000Å程度のSiO 膜よりなる第3の絶縁体層27を連続して成膜する。 【0020】次に、図5(a)に示すように、第3の絶縁体層27の上にフォトレジスト層を塗布した後、そのフォトレジスト層を露光・現像することにより、ゲート形成部に開口を有する第2のフォトレジストパターン2
    8Bを形成する。 この際、第2のフォトレジストパターン28Bの開口は、第1のフォトレジストパターン28
    Aの開口の位置に同じ開口径を持って形成される。 次に、図5(b)に示すように、第2のフォトレジストパターン28Bをマスクにして、ドライエッチング法を用いて、ゲート開口29を形成する。 まず、第3の絶縁体層27を、RIE法にてエッチングして除去する。 次いで、ゲート開口部の半導体表面へのイオンによる損傷をできるだけ軽減するために、RIE法によるエッチング後に開口に残っている第2の絶縁体層23は、MIE法により半導体表面までエッチングを行う。 その後、第2
    のフォトレジストパターン28Bを除去する。 MIE法によるエッチングを行う際に、SiN膜のエッチングレートはSiO 膜のエッチングレートの4倍程度であるために、ゲート開口29を抜き切った際のサイドエッチングによる第2の絶縁体層23の後退量は、第2の実施の形態のように半導体表面に接する層がSiO 膜である場合に比して小さい。 また、半導体表面には第2の絶縁体層23が接しているために、少なくとも半導体表面近傍の第2の絶縁体層23の後退量は零であると言ってよい。 【0021】次に、図5(c)に示すように、スパッタリング法や蒸着法などにより、全面に金属層を形成し、
    開口29を金属層で埋めた後、金属層の上に第3のフォトレジストパターン30を形成し、第3のフォトレジストパターン30をマスクとして金属層をエッチングすることにより、ゲート電極24を形成する。 ゲート電極2
    4はリフトオフ法により形成してもよい。 第1の絶縁体層22、第2の絶縁体層23、第3の絶縁体層27は、
    それぞれ、第1のゲートスペーサ層、第2のゲートスペーサ層、第3のゲートスペーサ層として働く。 ゲート電極24は、第2の実施の形態と同様に、金属多層膜より成っており、半導体基板21に接する最下層にはW、M
    oもしくはそのケイ化物や窒化物などが用いられる。 その上層は、Ti、Au、Alなどによって形成される。 【0022】次に、図6(a)に示すように、第3のフォトレジストパターン30を除去した後、HF水溶液にてウェットエッチングすることによって、第3の絶縁体層27を除去する。 最後に、図6(b)に示すように、
    ゲート電極24の左右両側の第1の絶縁体層22、第2
    の絶縁体層23を選択的にドライエッチングした後、露出した半導体基板21の表面にソース電極25およびドレイン電極26を形成して、本実施の形態の製造工程を完了する。 ソース電極25およびドレイン電極26には、Au−Ge−Niなどが用いられる。 ソース電極2
    5およびドレイン電極26は、必ずしも第1の絶縁体層22および第2の絶縁体層23と密着するように形成されずに、それらと間隔を置いて形成されてもよい。 ソース電極25およびドレイン電極26は、また、ゲート電極形成に先立って形成されていてもよい。 【0023】本実施の形態の製造方法においては、第2
    の実施の形態と比して、MIR法などの半導体基板に損傷を与えないドライエッチング法を用いた場合でも、第3の絶縁体層27をHF水溶液にてウェットエッチングする際に、半導体表面が大気やエッチング液に曝されることがなく、したがって、それらによる汚染の危険がない。 また、製造された半導体装置の半導体表面が大気に曝されることがなく、信頼性に優れたものとなる。 さらに、ゲートスペーサ層として用いた第3の絶縁体層27
    が除去されるために、ゲート電極に係る容量が低減される。 【0024】上述の説明において、第2のフォトレジストパターン28Bの開口は、第1のフォトレジストパターン28Aの開口と同じ位置に同じ開口幅になるように形成されたが、必ずしもそれに限定されずに、第1のフォトレジストパターン28Aの開口の内部に形成されればよい。 第2のフォトレジストパターン28Bの開口が、作製されたMESFETのゲート長を決定する。 【0025】[第4の実施の形態]図7、図8、図9
    は、本発明の第4の実施の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図である。 まず、図7(a)に示すように、リセスが形成されたGaAsよりなる半導体基板31の上に、CVD法等を用いて、GaAsに対して界面特性が安定な下地層として、500Å程度の膜厚のS
    iO 膜からなる第1の絶縁体層32を形成する。 次に、図7(b)に示すように、第1の絶縁体層32の上にフォトレジスト層を塗布した後、そのフォトレジスト層を露光・現像することによりゲート形成部に開口を有する第1のフォトレジストパターン38Aを形成し、第1のフォトレジストパターン38Aをマスクとして、ドライエッチングを行い、第1のフォトレジストパターン38Aの開口の下にある第1の絶縁体層32を除去する。 ドライエッチングには、RIE法を用いてもよいが基板表面に損傷を与えないMIE法など異方性の低いエッチング法を用いることがより望ましい【0026】以後の工程は、第3の実施の形態の場合と同様である。 即ち、第1のフォトレジストパターン38
    Aを除去した後、膜厚500Å程度のSiN膜よりなる第2の絶縁体層33および膜厚3000Å程度のSiO
    膜よりなる第3の絶縁体層37を連続して成膜し〔図7(c)〕、第3の絶縁体層37の上に、ゲート形成部に開口を有する第2のフォトレジストパターン38Bを形成する〔図8(a)〕。 この際、第2のフォトレジストパターン38Bの開口は、第1のフォトレジストパターン38Aの開口よりも内部に、フォトレジストパターン38Aの開口幅よりも狭い幅を持つように形成される。 【0027】次に、第2のフォトレジストパターン38
    Bをマスクにして、第3の実施の形態と同じ理由によって、第3の絶縁体層37をRIE法によるエッチングで除去した後、ゲート開口部の残りの絶縁体層をMIE法にてエッチングを行うことにより、ゲート開口39を形成する〔図8(b)〕。 第3の実施の形態と同様に、ゲート開口部分を抜き切った際のサイドエッチングによる第2の絶縁体層33の後退量は、半導体表面に接する層がSiO 絶縁体膜である場合に比して小さい。 また、
    半導体表面には第2の絶縁体層33が接しているために、少なくとも半導体界面近傍の第2の絶縁体層33の後退量は零であると言ってよい。 【0028】次に、全面に金属層を形成し、ゲート開口39を金属層で埋めた後、金属層の上に形成した第3のフォトレジストパターン40をマスクとして金属層をエッチングすることにより、ゲート電極34を形成する〔図8(c)〕。 ゲート電極34は、リフトオフ法により形成してもよい。 ゲート電極34は、第2の実施の形態と同様に、金属多層膜より成っており、半導体基板3
    1に接する最下層には例えばW、Moまたはそのケイ化物や窒化物などが用いられる。 その上層は、Ti、A
    u、Alなどによって形成される。 【0029】次に、第3のフォトレジストパターン40
    を除去した後、HF水溶液にてウェットエッチングすることによって第3の絶縁体層37を除去する〔図9
    (a)〕。 最後に、第3の実施の形態と同様に、ゲート電極34の左右の半導体基板31の表面にソース電極3
    5およびドレイン電極36を形成して、本実施の形態の製造工程を完了する。 ソース電極35およびドレイン電極36には、Au−Ge−Niなどが用いられる。 ソース電極35およびドレイン電極36は、必ずしも第1の絶縁層32および第2の絶縁層33と密着するように形成されずに、それらと間隔を置いて形成されてもよい。
    ソース電極35およびドレイン電極36は、また、ゲート電極形成に先立って形成されていてもよい。 【0030】本実施の形態の製造方法においても、第3
    の実施の形態と同様に、MIE法などの半導体基板に損傷を与えないドライエッチング法を用いた場合でも、第3の絶縁体層37をHF水溶液にてウェットエッチングする際に、半導体表面が大気やエッチング液に曝されることがなく、したがって、それらによる汚染の危険がない。 また、製造された半導体装置の半導体表面が大気に曝されることがなく、信頼性に優れたものとなる。 さらに、ゲートスペーサ層として用いた第3の絶縁体層37
    が除去されるために、ゲート電極に係る容量が低減される。 第2のフォトレジストパターン38Bの開口の幅が、作製されたMESFETのゲート長を決定する。 【0031】以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の半導体装置およびその製造方法は、上述した実施の形態のみに制限されるものではなく、本願発明の要旨を変更しない範囲で種々の変化を施した半導体装置およびその製造方法も、本発明の範囲に含まれる。 例えば、半導体基板は、GaAs基板に限られるわけではなく、InPなどの他の化合物半導体基板でもよいし、Si基板であってもよい。 また、あらかじめリセスが形成された基板を用いたが、ゲート形成の前の適当な段階でリセスを形成することも可能であり、
    リセスを形成しない場合もある。 また、第1の絶縁体層、第2の絶縁体層、第3の絶縁体層には、それぞれ、
    単層の絶縁体膜を使用したが、複数の絶縁体膜で構成してもよい。 さらに、本発明はHEMTなどの半導体装置にも適用が可能なものである。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導体装置は、ゲート電極の柱状部の下部の側面のみと接する表面保護膜にて半導体基板の表面を被覆するものであるので、半導体界面が大気中に曝されることなく、信頼性が高く、動作環境の如何を問わず安定な動作が可能である。 また、表面保護膜の層厚がゲート電極の高さに比して低いため、ゲート電極に係る寄生容量が低減される。 【0033】また、本発明による半導体装置の製造方法は、多層のゲートスペーサ層を積層し、これにゲート開口を形成してゲート電極を形成した後に、上層のゲートスペーサ層のみを選択的に除去するものであるので、半導体装置として最終的に不用となる上層のゲートスペーサ層のウェットエッチング中においても、半導体表面を大気やエッチング液に曝すことがなく、それらによる半導体表面の汚染が防止される。 【0034】また、最下層のゲートスペーサ層に最終的に形成されるゲート開口より幅の広いゲート開口を形成しておく実施の形態によれば、最上層のゲートスペーサ層のウェットエッチング時に最下層のゲートスペーサ層がエッチングされるのを防止することが出来、ゲート開口形成時に半導体基板の表面に損傷を与えることを回避することが出来るとともに、半導体基板表面が露出されるのを防止して基板表面の汚染を防止することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施の形態の半導体装置の断面図。 【図2】 本発明の第2の実施の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図の一部。 【図3】 本発明の第2の実施の形態の製造方法を説明するための、図2の工程に続く工程での工程順の断面図。 【図4】 本発明の第3の実施の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図の一部。 【図5】 本発明の第3の実施の形態の製造方法を説明するための、図4の工程に続く工程での工程順の断面図。 【図6】 本発明の第3の実施の形態の製造方法を説明するための、図5の工程に続く工程での工程順の断面図。 【図7】 本発明の第4の実施の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図の一部。 【図8】 本発明の第4の実施の形態の製造方法を説明するための、図7の工程に続く工程での工程順の断面図。 【図9】 本発明の第4の実施の形態の製造方法を説明するための、図8の工程に続く工程での工程順の断面図。 【図10】従来の形態の製造方法を説明するための工程順の断面図。 【符号の説明】 1、11、21、31、101 半導体基板2、12、22、32 第1の絶縁体層3、13、23、33 第2の絶縁体層4、14、24、34、114 ゲート電極5、15、25、35 ソース電極6、16、26、36 ドレイン電極17、27、37 第3の絶縁体層18、28A、38A 第1のフォトレジストパターン19、29、39、119 ゲート開口20、28B、38B 第2のフォトレジストパターン30、40 第3のフォトレジストパターン117 SiO 2膜118 フォトレジストパターン

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