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Substituted phenyl derivative

阅读:293发布:2024-02-02

专利汇可以提供Substituted phenyl derivative专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an intermediate compound useful for production of arylphenyl-substituted cyclic keto enols which are useful as an inhibitor against harmful organisms and a herbicide. SOLUTION: The compound is represented by the formula, wherein U indicates hydrogen, chlorine, bromine or an alkyl. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT,下面是Substituted phenyl derivative专利的具体信息内容。

  • 式(XXIV)
    [式中、
    Xはハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、ニトロ、シアノ、または各場合とも場合により置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、フェニルアルコキシもしくはフェニルアルキルチオを表し、
    Zは各場合とも場合により置換されていてもよいシクロアルキル、アリールまたはヘタリールを表し、
    WおよびYは互いに独立して各々が水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、ニトロまたはシアノを表し、そしてHalは塩素または臭素を表す]
    の化合物。
  • 式(XXVII)
    [式中、
    W、X、YおよびZは各々請求項1で定義された通りである]
    の化合物。
  • 式(XXXII)
    [式中、
    W、X、YおよびZは各々請求項1で定義された通りであり、そしてR 8はアルキルを表す]
    の化合物。
  • 说明书全文

    本発明は新規なアリールフェニル−置換された環式ケトエノール類の製造のために有用な中間体化合物に関する。

    3−アシル−ピロリジン−2,4−ジオン類の薬学的性質はすでに記載されている(非特許文献1)。 さらに、N−フェニルピロリジン−2,4−ジオン類はR. SchmiererおよびH. Mildenbergerにより合成されている(非特許文献2)。 これらの化合物の生物学的活性は記載されていない。

    特許文献1および2は同様な構造の化合物(3−アリール−ピロリジン−2,4−ジオン類)を開示しているが、それらの除草、殺昆虫または殺ダニ活性は知られていない。 除草、殺昆虫または殺ダニ活性を有する未置換の二環式3−アリール−ピロリジン−2,4−ジオン誘導体(特許文献3および4)並びに置換された単環式3−アリール−ピロリジン−2,4−ジオン誘導体(特許文献5および6)は既知である。

    多環式3−アリールピロリジン−2,4−ジオン誘導体(特許文献7)および1H−アリールピロリジン−ジオン誘導体も既知である(特許文献8〜22)。

    ある種の置換された△ −ジヒドロフラン−2−オン誘導体が除草性を有することは既知である(特許文献23参照)。 出発物質として使用されるテトロン酸(tetronic acid)誘導体(例えば、3−(2−メチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−5−(4−フルオロフェニル)−△ −ジヒドロフラン−2−オン)の合成も同様に特許文献23に記載されている。 同様な構造の化合物は非特許文献3から既知であるが、殺昆虫および/または殺ダニ活性は述べられていない。 さらに、除草、殺ダニおよび殺昆虫性を有する3−アリール−△ −ジヒドロフラノン誘導体は特許文献24〜27、特許文献17〜22から既知である。 3−アリール−△ −ジヒドロチオフェン−オン誘導体も同様に既知である(特許文献26、特許文献17、特許文献19〜22)。

    ある種の3H−ピラゾール−3−オン誘導体、例えば、1,2−ジエチル−1,2−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−4−フェニル−3H−ピラゾール−3−オンまたは[5−オキソ−1,2−ジフェニル−4−(p−スルホフェニル)−3−ピラゾリン−3−イル]−オキシ,二ナトリウム塩、またはp−(3−ヒドロキシ−5−オキソ−1,2−ジフェニル−3−ピラゾリン−4−イル)−ベンゼンスルホン酸、も文献から既知である(非特許文献4または非特許文献5または非特許文献6参照)。 しかしながら、これらの化合物の生物学的活性は記載されていない。

    さらに、4,4′,4″−(5−ヒドロキシ−3−オキソ−1H−ピラゾール−1,2,4(3H)−トリイル)−トリス−ベンゼンスルホン酸が薬学的性質を有することも既知である(非特許文献7参照)。しかしながら、それが作物保護において使用されることは知られていない。

    さらに、特許文献28および29、特許文献30は除草、殺ダニおよび殺昆虫性を有する4−アリールピラゾリジン−3,5−ジオン誘導体を記載している。 さらに、4−アリールピラゾリジン類が知られ始めており、それらの殺菌・殺カビ性が記載されている(特許文献31〜34)。

    フェニル環中で未置換のある種のフェニル−ピロン誘導体が知られ始めている(非特許文献8および非特許文献9参照)が、これらの化合物の有害生物防除剤としての可能性のある使用は述べられていない。 フェニル環中で置換されそして除草、殺ダニおよび殺昆虫性を有するフェニル−ピロン誘導体は特許文献35、特許文献17〜20、特許文献36、特許文献37および特許文献21、特許文献22に記載されている。

    フェニル環中で未置換のある種の5−フェニル−1,3−チアジン誘導体はすでに知られ始めている(非特許文献10,11参照)が、これらの化合物の有害生物防除剤としての可能性のある使用は述べられていない。 フェニル環中で置換されそして除草、殺ダニおよび殺昆虫活性を有する5−フェニル−1,3−チアジン誘導体は特許文献38、特許文献39、特許文献18〜21に記載されている。

    ある種の置換された2−アリールシクロペンタンジオン類が除草および殺ダニ剤性を有することは既知である(例えば、特許文献40〜48参照)。 さらに、同様な構造を有する化合物も既知であり、3−ヒドロキシ−5,5−ジメチル−2−フェニルシクロペンテ−2−エン−1−オンは非特許文献12からそして天然生成物であるインボルチン(involutine)(−)−シス−5−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロペンテ−2−エン−オンは非特許文献13から既知である。 殺昆虫または殺ダニ活性は記載されていない。 さらに、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−1,3−インダンジオンは非特許文献14および特許文献49から既知であり、除草および殺ダニ活性が述べられている。

    ある種の置換された2−アリールシクロヘキサンジオン類が除草および殺ダニ性を有することは既知である(例えば、特許文献50〜55、特許文献40、特許文献56〜58、特許文献42、特許文献43、特許文献59〜61、および非特許文献15参照)。

    しかしながら、これらの化合物の活性および活性範囲は、特に低い適用割合および濃度においては、必ずしも完全に満足のいくものではない。 さらに、これらの化合物と植物との相容性も必ずしも常に満足のいくものではない。

    EP−A−0 262 399

    GB−A−2 266 888

    EP−A−355 599

    EP−415 211

    EP−A−377 893

    EP−442 077

    EP−442 073

    EP−456 063

    EP−521 334

    EP−596 298

    EP−613 884

    EP−613 885

    WO 94/01 997

    WO 95/26 954

    WO 95/20 572

    EP−A−0 668 267

    WO 96/25 395

    WO 96/35 664

    WO 97/01 535

    WO 97/02 243

    WO 97/36 868

    DE−19 716 591

    DE−A−4 014 420

    EP−A−528 156

    EP−A−0 647 637

    WO 95/26 345

    WO 96/20 196

    EP−508 126

    WO 92/16 510

    WO 96/21 652

    WO 96/36 229

    WO 96/36 615

    WO 96/36 616

    WO 96/36 633

    EP−A−588 137

    WO 97/16 436

    WO 97/19 941

    WO 94/14 785

    WO 96/02 539

    US−4 283 348

    US−4 338 122

    US−4 436 666

    US−4 526 723

    US−4 551 547

    US−4 632 698

    WO 96/01 798

    WO 96/03 366

    WO 97/14 667

    Offenlegungsschrift DE−2 361 084

    US−4 175 135

    US−4 209 432

    US−4 256 657

    US−4 256 658

    US−4 256 659

    US−4 257 858

    US−4 303 669

    US−4 351 666

    US−4 409 153

    US−4 613 617

    US−4 659 372

    DE−2 813 341

    S. Suzuki et al. Chem. Pharm. Bull. 15 1120(1967) Liebigs Ann. Chem. 1985,1095 Campbell et al. ,J. Chem. Soc. ,Perkin Trans. 1,1985,(8)1567−76 J. Heterocycl. Chem. ,25(5),1301−1305,1988 J. Heterocycl. Chem. ,25(5),1307−1310,1988 Zh. Obshch. Khim. ,34(7),2397−2402,1964 Farmakol. Toksikol. (Moscow),38(2),180−186,1976 A. M. Chirazi,T. Kappe and E. Ziegler,Arch. Pharm. 309,558(1976) K. −H. Boltze and K. Heidenbluth,Chem. Ber. 91,2849 E. Ziegler and E. Steiner,Monatsh. 95,147(1964) R. Ketcham,T. Kappe and E. Ziegler,J. Heterocycl. Chem 10,223(1973) Micklefield et al. ,Tetrahedron,(1992),7519−26 Edwards et al. ,J. Chem. Soc. S,(1967),405−9 J. Economic Entomology,66,(1973),584 Wheeler,T. N. ,J. Org. Chem. 44,4906(1979)

    本発明は、従って、式(I)

    [式中、
    Xはハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、ニトロ、シアノ、または各場合とも場合により置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、フェニルアルコキシもしくはフェニルアルキルチオを表し、
    Zは各場合とも場合により置換されていてもよいシクロアルキル、アリールまたはヘタリールを表し、
    WおよびYは互いに独立して各々が素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、ニトロまたはシアノを表し、
    CKEは基

    の1つを表し、
    ここでAは水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、場合により少なくとも1個の環原子がヘテロ原子により置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の場合により置換されていてもよいシクロアルキル、または各場合とも場合によりハロゲン−、アルキル−、ハロゲノアルキル−、アルコキシ−、ハロゲノアルコキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいアリール、アリールアルキルもしくはヘタリールを表し、
    Bは水素、アルキルまたはアルコキシアルキルを表し、或いはAおよびBがそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により少なくとも1個のヘテロ原子を含有していてもよい飽和もしくは不飽和の未置換または置換された環を表し、
    Dは水素、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、1個もしくはそれ以上の環員が場合によりヘテロ原子により置換されていてもよい飽和もしくは不飽和のシクロアルキル、アリールアルキル、アリール、ヘタリールアルキルもしくはヘタリールよりなる系から選択される場合により置換されていてもよい基を表し、或いはAおよびDがそれらが結合している原子と一緒になって、A、D部分で未置換であるかまたは置換されており且つ(CKE=(4)である場合にはさらに)場合により少なくとも1個の別のヘテロ原子を含有してもよい飽和もしくは不飽和の環を表し、或いはAおよびQ は一緒になって、アルカンジイルまたはアルケンジイルを表し、それらの各々は場合により各場合とも場合により置換されていてもよいアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、ベンジルオキシまたはアリールにより置換されていてもよく、或いはQ は水素またはアルキルを表し、
    、Q 、Q およびQ は互いに独立して各々が水素またはアルキルを表し、
    は水素、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、場合により置換されていてもよいシクロアルキル(ここで場合により1個のメチレン基は酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい)または場合により置換されていてもよいフェニルを表し、或いはQ およびQ はそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合によりヘテロ原子を含有してもよい飽和もしくは不飽和の未置換または置換された環を表し、Gは水素(a)を表すかまたは基

    の1つを表し、
    ここでEは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lは酸素または硫黄を表し、
    Mは酸素または硫黄を表し、
    は各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ポリアルコキシアルキル、または少なくとも1個のヘテロ原子により中断されていてもよい場合によりハロゲン−、アルキル−もしくはアルコキシ−置換されていてもよいシクロアルキル、各場合とも場合により置換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、フェノキシアルキルもしくはヘタリールオキシアルキルを表し、
    は各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキルを表し、或いは各場合とも場合により置換されていてもよいシクロアルキル、フェニルまたはベンジルを表し、
    、R およびR は互いに独立して各々が各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオを表し或いは各場合とも場合により置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、そしてR およびR は互いに独立して各々が水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキルを表し、場合により置換されていてもよいフェニルを表し、場合により置換されていてもよいベンジルを表し、或いはそれらが結合している窒素原子と一緒になって場合により酸素または硫黄により中断されていてもよい環を表す]
    の新規な化合物を提供する。

    とりわけ、置換基の性質により、式(I)の化合物は幾何学的および/もしくは光学的異性体または種々の組成の異性体の混合物として存在することができ、それらは、所望するなら、一般的方法で分離することができる。 本発明は純粋な異性体および異性体混合物の両者、それらの製造および使用、並びにそれらを含んでなる組成物を提供する。 しかしながら、以下では、簡単にするために式(I)の化合物と常に称するが、純粋な化合物および、適宜、種々の割合の異性体化合物を有する混合物の両者が意図される。

    基CKEの意味(1)〜(8)を含み、下記の主な構造(I−1)〜(I−8)が生ずる:

    [式中、
    A、B、D、G、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、CKEが基(1)を表す場合には、下記の主な構造(I−1−a)〜(I−1−g)を生ずる:

    [式中、
    A、B、D、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、CKEが基(2)を表す場合には、下記の主な構造(I−2−a)〜(I−2−g)を生ずる:

    [式中、
    A、B、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、CKEが基(3)を表す場合には、下記の主な構造(I−3−a)〜(I−3−g)を生ずる:

    [式中、
    A、B、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、CKEが基(4)を表す場合には、下記の主な構造(I−4−a)〜(I−4−g)を生ずる:

    [式中、
    A、D、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    置換基Gの位置により、式(I−5)の化合物は式(I−5−A)および(I−5−B)

    の2種の異性体形態で存在することができ、これは式(I−5)において点線により示されることを意味する。

    式(I−5−A)および(I−5−B)の化合物は混合物としておよびそれらの純粋な異性体の形態の両者で存在することができる。 式(I−5−A)および(I−5−B)の化合物の混合物は、所望するなら、それ自体は既知である方法で、物理的方法により、例えばクロマトグラフィー方法により、分離することができる。

    平明にするために、以下では各場合とも可能な異性体の1種だけが示される。 これはこの化合物が、適宜、異性体混合物の形態または各々の他の異性体形態で存在できることを除外するものではない。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、CKEが基(5)を表す場合には、下記の主な構造(I−5−a)〜(I−5−g)を生ずる:

    [式中、
    A、D、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、CKEが基(6)を表す場合には、下記の主な構造(I−6−a)〜(I−6−g)を生ずる:

    [式中、
    A、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    置換基Gの位置により、式(I−7)の化合物は式(I−7−A)および(I−7−B)

    の2種の異性体形態で存在することができ、これは式(1)において点線により示されることを意味する。

    式(I−7−A)および(I−7−B)の化合物は混合物としておよびそれらの純粋な異性体の形態の両者で存在することができる。 式(I−7−A)および(I−7−B)の化合物の混合物は、所望するなら、物理的方法により、例えばクロマトグラフィー方法により、分離することができる。

    平明にするために、以下では各場合とも可能な異性体の1種だけが示される。 これはこの化合物が、適宜、異性体混合物の形態または各々の他の異性体形態で存在できることを除外するものではない。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、下記の主な構造(I−7−a)〜(I−7−g)を生ずる:

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、E、L、M、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    置換基Gの位置により、式(I−8)の化合物は式(I−8−A)および(I−8−B)

    の2種の異性体形態で存在することができ、これは式(I−8)において点線により示されることを意味する。

    式(I−8−A)および(I−8−B)の化合物は混合物としておよびそれらの純粋な異性体の形態の両者で存在することができる。 式(I−8−A)および(I−8−B)の化合物の混合物は、所望するなら、物理的方法により、例えばクロマトグラフィー方法により、分離することができる。

    平明にするために、以下では各場合とも可能な異性体の1種だけが示される。 これはこれらの化合物が異性体混合物の形態または各々の他の異性体形態で存在できることを除外するものではない。

    基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を含み、下記の主な構造(I−8−a)〜(I−8−g)を生ずる:

    [式中、
    A、B、E、L、M、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、Y、Z、R 、R 、R 、R 、R 、R およびR は各々上記定義の通りである]。

    さらに、式(I)の新規な化合物が下記の方法の1つにより得られることも見いだされた:
    (A)式(I−1−a)

    [式中、
    A、B、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換された3−フェニルピロリジン−2,4−ジオン類またはそれらのエノール類は式(II)

    [式中、
    A、B、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、
    そしてR はアルキル(好ましくはC −C −アルキル)を表す]
    のN−アシルアミノ酸エステル類を希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合させる場合に得られる。
    (B)さらに、式(I−2−a)

    [式中、
    A、B、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換された3−フェニル−4−ヒドロキシ−△ −ジヒドロフラノン誘導体は式(III)

    [式中、
    A、B、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    のカルボン酸エステル類を希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合させる場合に得られることが見いだされた。
    (C)さらに、式(I−3−a)

    [式中、
    A、B、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換された3−フェニル−4−ヒドロキシ−△ −ジヒドロチオフェノン誘導体は式(IV)

    [式中、
    A、B、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りであり、そしてW は水素、ハロゲン、アルキル(好ましくはC −C −アルキル)またはアルコキシ(好ましくはC −C −アルコキシ)を表す]
    のβ−ケトカルボン酸エステル類を、適宜希釈剤の存在下でそして酸の存在下で、分子内環化させる場合に得られることが見いだされた。
    (D)さらに、式(I−4−a)

    [式中、
    A、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換された3−ヒドロキシ−4−フェニル−5−オキソ−ピラゾリン類は(α)式(V)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、
    そしてHalはハロゲン(特に塩素または臭素)を表す]
    のハロゲノカルボニルケテン類または(β)式(VI)

    [式中、
    、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    のマロン酸誘導体を適宜希釈剤の存在下でそして適宜塩基の存在下で式(VII)
    A−NH−NH−D (VII)
    [式中、
    AおよびDは各々上記定義の通りである]
    のヒドラジン類と反応させる場合に得られることが見いだされた。
    (E)さらに、式(I−5−a)

    [式中、
    A、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の新規な置換された3−フェニルピロン誘導体は式(VIII)

    [式中、
    AおよびDは各々上記定義の通りである]
    のカルボニル化合物または式(VIIIa)

    [式中、
    A、DおよびR は各々上記定義の通りである]
    のそれらのシリルエノールエーテル類を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸受容体の存在下で、式(V)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてHalはハロゲンを表す(好ましくは塩素または臭素を表す)]
    のケテン酸ハライド類と反応させる場合に得られることが見いだされた。

    さらに、
    (F)式(I−6−a)

    [式中、
    A、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の新規な置換されたフェニル−1,3−チアジン誘導体が式(IX)

    [式中、
    Aは上記定義の通りである]
    のチオアミド類を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸受容体の存在下で、式(V)

    [式中、
    Hal、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    のケテン酸ハライド類と反応させる場合に得られることが見いだされた。

    さらに、
    (G)式(I−7−a)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物が式(X)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてR はアルキル(特にC −C −アルキル)を表す]
    のケトカルボン酸エステル類を、適宜希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で、分子内環化させる場合に得られることが見いだされた。

    さらに、
    (H)式(I−8−a)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物が式(XI)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、
    そしてR はアルキル(特にC −C −アルキル)を表す]
    の6−アリール−5−ケト−ヘキサン酸エステル類を希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合させる場合に得られること、
    または(I)A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである上記で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物が式(I−1′−a)〜(I−8′−a)

    [式中、
    A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてZ′は塩素、臭素またはヨウ素を表し、好ましくは臭素を表す]
    の化合物を溶媒、塩基および触媒、適切には特にパラジウム錯体、の存在下で式(XII)

    [式中、
    Zは上記定義の通りである]
    のボロン酸(boronic acid)と反応させる場合に得られることが見いだされた。

    さらに、
    (J)A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、R 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−b)〜(I−8−b)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、(α)式(XIII)

    [式中、
    は上記定義の通りであり、そしてHalはハロゲン(特に塩素または臭素)を表す]
    のアシルハライド類と、
    または(β)式(XIV)
    −CO−O−CO−R (XIV)
    [式中、
    は上記定義の通りである]
    の無水カルボン酸類と反応させる場合に得られること、
    (K)A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、R 、M、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りでありそしてLが酸素を表す以上で示された式(I−1−c)〜(I−8−c)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で式(XV)
    −M−CO−Cl (XV)
    [式中、
    およびMは各々上記定義の通りである]
    のクロロ蟻酸エステル類またはクロロ蟻酸チオエステル類と反応させる場合に得られること、
    (L)A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、R 、M、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りでありそしてLが酸素を表す以上で示された式(I−1−c)〜(I−8−c)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で式(XVI)

    [式中、
    MおよびR は各々上記定義の通りである]
    のクロロモノチオ蟻酸エステル類またはクロロジチオ蟻酸エステル類と反応させる場合に得られること、並びに(M)A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、R 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−d)〜(I−8−d)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XVII)
    −SO −Cl (XVII)
    [式中、
    は上記定義の通りである]
    のスルホニルクロリド類と反応させる場合に得られること、
    (N)A、B、D、L、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、R 、R 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−e)〜(I−8−e)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XVIII)

    [式中、
    L、R およびR は各々上記定義の通りであり、そしてHalはハロゲン(特に塩素または臭素)を表す]
    の燐化合物と反応させる場合に得られること、
    (O)A、B、D、E、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−f)〜(I−8−f)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下で、式(XIX)または(XX)

    [式中、
    Meは1または2価の金属(好ましくはアルカリ金属またはアルカリ土類金属、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムもしくはカルシウム)を表し、
    tは数1または2を表し、そしてR 10 、R 11 、R 12は互いに独立して各々が水素またはアルキル(好ましくはC −C −アルキル)を表す]
    金属化合物またはアミン類と反応させる場合に得られること、
    (P)A、B、D、L、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、R 、R 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−g)〜(I−8−g)の化合物が、A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りである以上で示された式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも(α)適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で式(XXI)
    −N=C=L (XXI)
    [式中、
    およびLは各々上記定義の通りである]
    のイソシアナート類またはイソチオシアナート類と、或いは(β)適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で式(XXII)

    [式中、
    L、R およびR は各々上記定義の通りである]
    のカルバモイルクロリド類またはチオカルバモイルクロリド類と反応させる場合に得られることが見いだされた。

    さらに、式(I)の新規な化合物が有害生物防除剤として、好ましくは殺昆虫剤、殺ダニ剤として、並びに除草剤として、非常に良好な活性を有することも見いだされた。

    式(I)は本発明に従う化合物の一般的な定義を与える。 以上および以下で挙げられる式における好ましい置換基または基の範囲を以下に示す:
    Xは好ましくはハロゲン、C −C −アルキル、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルケニルオキシ、C −C −アルキルチオ、C −C −アルキルスルフィニル、C −C −アルキルスルホニル、C −C −ハロゲノアルコキシ、C −C −ハロゲノアルケニルオキシ、ニトロ、シアノ、または各場合とも場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、ニトロ−もしくはシアノ−置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシもしくはベンジルチオを表す。

    Zは好ましくは基

    の1つを表す。

    は好ましくは水素、ハロゲン、C −C 12 −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルチオ、C −C −アルキルスルフィニル、C −C −アルキルスルホニル、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノ、またはフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C −C −アルキル、フェニル−C −C −アルコキシ、フェニルチオ−C −C −アルキルもしくはフェニル−C −C −アルキルチオを表し、それらの各々は場合によりハロゲン、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノによりモノ−もしくはポリ置換されていてもよい。

    およびV は互いに独立して各々が好ましくは水素、ハロゲン、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −ハロゲノアルキルまたはC −C −ハロゲノアルコキシを表す。

    WおよびYは互いに独立して各々が好ましくは水素、ハロゲン、C −C −アルキル、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −アルコキシ、C −C −ハロゲノアルコキシ、ニトロまたはシアノを表す。

    CKEは好ましくは基

    の1つを表す。

    Aは好ましくは水素、または各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C 12 −アルキル、C −C −アルケニル、C −C 10 −アルコキシ−C −C −アルキル、ポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C 10 −アルキルチオ−C −C −アルキル、場合により1個もしくは2個の直接隣接していない環員が酸素および/もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは各場合とも場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいC −もしくはC 10 −アリール(フェニルもしくはナフチル)、5もしくは6個の環原子を有するヘタリール(例えばフラニル、ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリミジル、チアゾリルもしくはチエニル)またはC −もしくはC 10 −アリール−C −C −アルキル(フェニル−C −C −アルキルもしくはナフチル−C −C −アルキル)を表す。

    Bは好ましくは水素、C −C 12 −アルキルまたはC −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は好ましくは、場合により1個の環員が酸素または硫黄により置換されていてもよくそして場合によりC −C −アルキル、C −C 10 −シクロアルキル、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルチオ、ハロゲンもしくはフェニルによりモノ−もしくはジ置換されていてもよい飽和C −C 10 −シクロアルキルまたは不飽和C −C 10 −シクロアルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は好ましくは、場合により1個もしくは2個の直接隣接していない酸素および/もしくは硫黄原子を含有してもよいアルキレンジイル基により、またはそれが結合している炭素原子と一緒になって別の5−〜8−員環を形成するアルキレンジオキシル基もしくはアルキレンジチオイル基により置換されたC −C −シクロアルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は好ましくは、C −C −シクロアルキルまたはC −C −シクロアルケニルを表し、ここで2個の置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって各場合とも場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりC −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−もしくはハロゲン−置換されていてもよいC −C −アルカンジイル、C −C −アルケンジイルまたはC −C −アルカンジエンジイルを表す。

    Dは好ましくは水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C 12 −アルキル、C −C −アルケニル、C −C −アルキニル、C −C 10 −アルコキシ−C −C −アルキル、ポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C 10 −アルキルチオ−C −C −アルキル、場合により1個の環員が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−もしくはC −C −ハロゲノアルキル−置換されていてもよいC −C −シクロアルキル、または各場合とも場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいフェニル、5もしくは6個の環原子を有するヘタリール(例えばフラニル、イミダゾリル、ピリジル、チアゾリル、ピラゾリル、ピリミジル、ピロリル、チエニルもしくはトリアゾリル)、フェニル−C −C −アルキルまたは5もしくは6個の環原子を有するヘタリール−C −C −アルキル(例えばフラニル−、イミダゾリル−、ピリジル−、チアゾリル−、ピラゾリル−、ピリミジル−、ピロリル−、チエニル−もしくはトリアゾリル−C −C −アルキル)を表し、或いはAおよびDは一緒になって好ましくは、場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい各場合とも場合により置換されていてもよいC −C −アルカンジイルまたはC −C −アルケンジイルを表し、
    各場合とも可能な置換基は、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプトまたは各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C 10 −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルチオ、C −C −シクロアルキル、フェニルもしくはベンジルオキシ、或いは場合によりC −C −アルキルにより置換されていてもよくまたは場合により2個の隣接する置換基がそれらが結合している炭素原子と一緒になって酸素もしくは硫黄を含有してもよくまたは場合以下の基

    の1つを含有してもよい5もしくは6個の環原子を有する別の飽和もしくは不飽和環を形成する(式(I−1)の化合物の場合には、AおよびDはそれらが結合している原子と一緒になって例えば以下でさらに述べる基AD−1〜AD−10を表す)別のC −C −アルカンジイル基、C −C −アルケンジイル基もしくはブタジエニル基であり、
    或いはAおよびQ は一緒になって好ましくは、C −C −アルカンジイルまたはC −C −アルケンジイルを表し、それらの各々は場合によりハロゲン、ヒドロキシル;各々が場合により同一もしくは相異なるハロゲンによりモノ−ないしトリ−置換されていてもよいC −C 10 −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルチオ、C −C −シクロアルキル;並びに各々が場合によりハロゲン、C −C −アルキルまたはC −C −アルコキシよりなる群から選択される同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしトリ−置換されていてもよいベンジルオキシおよびフェニルよりなる群から選択される同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてさらに場合により以下の基

    の1つを含有していてもよいかまたはC −C −アルカンジイルによりもしくは酸素原子により架橋結合されていてもよく、或いはQ は好ましくは水素またはC −C −アルキルを表す。

    、Q 、Q およびQ は互いに独立して各々が好ましくは水素またはC −C −アルキルを表す。

    は好ましくは水素、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C −アルキルチオ−C −C −アルキル、場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりC −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキル、または場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいフェニルを表し、或いはQ およびQ はそれらが結合している炭素原子と一緒になって好ましくは場合により1個の環員が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりC
    −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−もしくはC −C −ハロゲノアルキル−置換されていてもよいC −C −環を表す。

    Gは好ましくは水素(a)を表すかまたは基

    の1つを表し、特に(a)、(b)または(c)を表し、
    ここでEは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lは酸素または硫黄を表し、そしてMは酸素または硫黄を表す。

    は好ましくは各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C 20 −アルキル、C −C 20 −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C −アルキルチオ−C −C −アルキル、ポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、または場合により1個もしくはそれ以上の(好ましくは2個より多くない)直接隣接していない環員が酸素および/もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、場合によりハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、C −C −アルキルチオ−もしくはC −C −アルキルスルホニル−置換されていてもよいフェニルを表し、
    場合によりハロゲン−、ニトロ−、シアノ−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−もしくはC −C −ハロゲノアルコキシ−置換されていてもよいフェニル−C −C −アルキルを表し、
    場合によりハロゲン−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよい5−もしくは6−員のヘタリール(例えばピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニルまたはチエニル)を表し、
    場合によりハロゲン−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよいフェノキシ−C −C −アルキルを表し、或いは場合によりハロゲン−、アミノ−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよい5−もしくは6−員のヘタリールオキシ−C −C −アルキル(例えばピリジルオキシ−C −C −アルキル、ピリミジルオキシ−C −C −アルキルまたはチアゾリルオキシ−C −C −アルキル)を表す。

    は好ましくは各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C 20 −アルキル、C −C 20 −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、ポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、
    場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは各場合とも場合によりハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−もしくはC −C −ハロゲノアルコキシ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表す。

    は好ましくは場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C −アルキルを表し、或いは各場合とも場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表す。

    およびR は互いに独立して各々が好ましくは各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルアミノ、ジ−(C −C −アルキル)アミノ、C −C −アルキルチオ、C −C −アルケニルチオ、C −C −シクロアルキルチオを表し、或いは各場合とも場合によりハロゲン−、ニトロ−、シアノ−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、C −C −アルキルチオ−、C −C −ハロゲノアルキルチオ−、C −C −アルキル−もしくはC −C −ハロゲノアルキル−置換されていてもよいフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表す。

    およびR は互いに独立して各々が好ましくは水素を表し、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C −アルキル、C −C −シクロアルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、場合によりハロゲン−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいフェニル、場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいベンジルを表し、或いは一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりC −C −アルキル−置換されていてもよいC −C −アルキレン基を表す。

    13は好ましくは水素を表し、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C −アルキルもしくはC −C −アルコキシを表し、場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは各場合とも場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、ニトロ−もしくはシアノ−置換されていてもよいフェニル、フェニル−C −C −アルキルまたはフェニル−C −C −アルコキシを表す。

    14は好ましくは水素またはC −C −アルキルを表し、或いはR 13およびR 14が一緒になってC −C −アルカンジイルを表す。

    15およびR 16は同一もしくは相異なりそして各々が好ましくはC −C −アルキルを表し、或いはR 15およびR 16は一緒になって好ましくは、場合によりC −C −アルキル、C −C −ハロゲノアルキルによりまたは場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、ニトロ−もしくはシアノ−置換されていてもよいフェニルにより置換されていてもよいC −C −アルカンジイル基を表す。

    17およびR 18は互いに独立して各々が好ましくは水素を表し、場合によりハロゲン−置換されていてもよいC −C −アルキルを表し、或いは場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、ニトロ−もしくはシアノ−置換されていてもよいフェニルを表し、或いはR 17およびR 18はそれらが結合している炭素原子と一緒になって好ましくはカルボニル基を表し、或いは場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表す。

    19およびR 20は互いに独立して各々が好ましくはC −C 10 −アルキル、C −C 10 −アルケニル、C −C 10 −アルコキシ、C −C 10 −アルキルアミノ、C −C 10 −アルケニルアミノ、ジ−(C −C 10 −アルキル)アミノまたはジ−(C −C 10 −アルケニル)アミノを表す。

    好ましい基の定義において、ハロゲンは弗素、塩素、臭素およびヨウ素を表しそして特に弗素、塩素および臭素を表す。

    Xは特に好ましくは弗素、塩素、臭素、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルケニルオキシ、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −ハロゲノアルコキシ、C −C −ハロゲノアルケニルオキシ、ニトロまたはシアノを表す。

    Zは特に好ましくは基

    の1つを表す。

    は特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノまたはフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C −C −アルキル、フェニル−C −C −アルコキシ、フェニルチオ−C −C −アルキルもしくはフェニル−C −C −アルキルチオを表し、それらの各々は場合により弗素、塩素、臭素、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノによりモノ−もしくはジ置換されていてもよい。

    およびV は互いに独立して各々が特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −ハロゲノアルキルまたはC −C −ハロゲノアルコキシを表す。

    WおよびYは互いに独立して各々が特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、C −C −アルキル、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −アルコキシまたはC −C −ハロゲノアルコキシを表す。

    CKEは特に好ましくは基

    の1つを表す。

    Aは特に好ましくは水素を表すか或いは各場合とも場合により弗素もしくは塩素−置換されていてもよいC −C 10 −アルキル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、場合により1個の環員が酸素により置換されていてもよい場合により弗素−、塩素−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは(式(I−5)、(I−7)および(I−8)の化合物の場合でないが)各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルコキシ−もしくはC −C −ハロゲノアルコキシ−置換されていてもよいフェニル、フラニル、ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリミジル、チアゾリル、チエニルまたはフェニル−C −C −アルキルを表す。

    Bは特に好ましくは水素またはC −C −アルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は特に好ましくは、場合により1個の環員が酸素または硫黄により置換されていてもよくそして場合によりC −C −アルキル、C −C −シクロアルキル、C −C −ハロゲノアルキル、C −C −アルコキシ、弗素、塩素もしくはフェニルによりモノ−置換されていてもよい飽和もしくは不飽和C −C −シクロアルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は特に好ましくは、場合により1個もしくは2個の直接隣接していない酸素もしくは硫黄原子を含有してもよいアルキレンジイル基により、またはそれが結合している炭素原子と一緒になって別の5−もしくは6−員環を形成するアルキレンジオキシル基もしくはアルキレンジチオイル基により置換されたC −C −シクロアルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は特に好ましくは、C −C −シクロアルキルまたはC −C −シクロアルケニルを表し、ここで2個の置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい各場合とも場合によりC −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、弗素−、塩素−もしくは臭素−置換されていてもよいC −C −アルカンジイルもしくはC −C −アルケンジイルを表し、またはブタジエンジイルを表す。

    Dは特に好ましくは水素を表し、各場合とも場合により弗素−もしくは塩素−置換されていてもよいC −C 10 −アルキル、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキルまたはC −C −アルキルチオ−C −C −アルキルを表し、場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合により弗素−、塩素−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−もしくはC −C −ハロゲノアルキル−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは(式(I−1)および(I−4)の化合物の場合でないが)各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルコキシ−もしくはC −C −ハロゲノアルコキシ−置換されていてもよいフェニル、フラニル、イミダゾリル、ピリジル、チアゾリル、ピラゾリル、ピリミジル、ピロリル、チエニル、トリアゾリルまたはフェニル−C −C −アルキルを表し、或いはAおよびDは一緒になって特に好ましくは、1個のメチレン基がカルボニル基、酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合により置換されていてもよいC −C −アルカンジイルを表し、可能な置換基はヒドロキシル、C −C −アルキルまたはC −C −アルコキシであり、或いはAおよびDは(式(I−1)の化合物の場合には)それらが結合している原子と一緒になって、基AD−1〜AD−10:

    の1つを表し、
    或いはAおよびQ は一緒になって特に好ましくは、C −C −アルカンジイルまたはC −C −アルケンジイルを表し、それらの各々は場合により弗素、塩素、ヒドロキシル、並びに各々が場合により弗素によりモノ−ないしトリ−置換されていてもよいC −C −アルキルおよびC −C −アルコキシよりなる群から選択される同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、或いはQ は特に好ましくは水素を表す。

    は特に好ましくは水素を表す。

    、Q およびQ は互いに独立して各々が特に好ましくは水素またはC −C −アルキルを表す。

    は特に好ましくは水素、C −C −アルキル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C −アルキルチオ−C −C −アルキル、または場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりメチル−もしくはメトキシ−置換されていてもよいC −C −環を表し、或いはQ およびQ はそれらが結合している炭素原子と一緒になって特に好ましくは、場合により1個の環員が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりC −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよい飽和C −C −環を表す。

    Gは特に好ましくは水素(a)を表すかまたは特に好ましくは基

    の1つを表し、特に(a)、(b)または(c)を表し、
    ここでEは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lは酸素または硫黄を表し、そしてMは酸素または硫黄を表す。

    は特に好ましくは各場合とも場合により弗素−もしくは塩素−置換されていてもよいC −C 16 −アルキル、C −C 16 −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C −アルキルチオ−C −C −アルキル、ポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、または場合により1個もしくは2個の直接隣接していない環員が酸素および/もしくは硫黄により置換されていてもよい場合により弗素−、塩素−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、臭素−、シアノ−、ニトロ−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、C −C −アルキルチオ−もしくはC −C −アルキルスルホニル−置換されていてもよいフェニルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、臭素−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−もしくはC −C −ハロゲノアルコキシ−置換されていてもよいフェニル−C −C −アルキルを表し、
    各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよいピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニルまたはチエニルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、臭素−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよいフェノキシ−C −C −アルキルを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、アミノ−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよいピリジルオキシ−C −C −アルキル、ピリミジルオキシ−C −C −アルキルまたはチアゾリルオキシ−C −C −アルキルを表す。

    は特に好ましくは各場合とも場合により弗素−置換されていてもよいC −C 16 −アルキル、C −C 16 −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキルまたはポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、シアノ−、ニトロ−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−もしくはC −C −ハロゲノアルコキシ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表す。

    は特に好ましくは場合により弗素−置換されていてもよいC −C −アルキルを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、C −C −アルキル−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表す。

    およびR は互いに独立して各々が特に好ましくはC −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルアミノ、ジ−(C −C −アルキル)アミノ、C −C −アルキルチオ、C −C −アルケニルチオ、C −C −シクロアルキルチオを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、ニトロ−、シアノ−、C −C −アルコキシ−、C −C −ハロゲノアルコキシ−、C −C −アルキルチオ−、C −C −ハロゲノアルキルチオ−、C −C −アルキル−もしくはC −C −ハロゲノアルキル−置換されていてもよいフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表す。

    およびR は互いに独立して各々が特に好ましくは水素、C −C −アルキル、C −C −シクロアルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、場合により弗素−、塩素−、臭素−、C −C −ハロゲノアルキル−、C −C −アルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいフェニルを表し、場合により弗素−、塩素−、臭素−、C −C −アルキル−、C −C −ハロゲノアルキル−もしくはC −C −アルコキシ−置換されていてもよいベンジルを表し、或いは一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりメチル−もしくはエチル−置換されていてもよいC −C −アルキレン基を表す。

    特に好ましい基の定義において、ハロゲンは弗素、塩素、臭素およびヨウ素を表し、特に弗素、塩素および臭素を表す。

    Xは非常に特に好ましくは弗素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ−プロポキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ニトロまたはシアノを表す。

    Zは非常に特に好ましくは基

    の1つを表し、

    を表す。

    は非常に特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、シアノまたは場合により弗素、塩素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシによりモノ置換されていてもよいフェニルを表す。

    およびV は互いに独立して各々が非常に特に好ましくは水素、弗素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表す。

    WおよびYは互いに独立して各々が非常に特に好ましくは水素、弗素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシ、エトキシまたはプロポキシを表す。 CKEは非常に特に好ましくは基

    の1つを表す。

    Aは非常に特に好ましくは水素を表すか或いは各場合とも場合により弗素−置換されていてもよいC −C −アルキルもしくはC −C −アルコキシ−C −C −アルキル、場合により1個の環員が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合により弗素−、メチル−、エチル−もしくはメトキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは(式(I−5)、(I−7)および(I−8)の化合物の場合でないが)各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、メチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、メトキシ−、エトキシ−、トリフルオロメチル−、トリフルオロメトキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表す。

    Bは非常に特に好ましくは水素またはC −C −アルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は非常に特に好ましくは、場合により1個の環員が酸素または硫黄により置換されていてもよくそして場合によりメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ−プロポキシ、ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、弗素もしくは塩素によりモノ置換されていてもよい飽和C −C −シクロアルキルを表し、或いはA、Bおよびそれらが結合している炭素原子は非常に特に好ましくは、2個の置換基がそれらが結合している炭素原子と一緒になって各場合とも場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよいC −C −アルカンジイルもしくはC −C −アルケンジイルを表すかまたはブタジエンジイルを表すC −C −シクロアルキルまたはC −C −シクロアルケニルを表す。

    Dは非常に特に好ましくは水素を表し、各場合とも場合により弗素−もしくは塩素−置換されていてもよいC −C −アルキル、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C −アルキルチオ−C −C −アルキル、または場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよいC −C シクロアルキルを表し、或いは(式(I−1)および(I−4)の化合物の場合でないが)各場合とも場合により弗素−、塩素−、メチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、メトキシ−、エトキシ−、トリフルオロメチル−もしくはトリフルオロメトキシ−置換されていてもよいフェニル、フラニル、ピリジル、チエニルまたはベンジルを表し、
    或いはAおよびDは一緒になって非常に特に好ましくは、場合により1個の炭素原子が硫黄により置換されていてもよくそして場合によりヒドロキシル、メチル、エチル、メトキシもしくはエトキシにより置換されていてもよい場合により置換されていてもよいC −C −アルカンジイルを表し、或いはAおよびDは(式(I−1)の化合物の場合には)それらが結合している原子と一緒になって、下記の基AD:

    の1つを表し、
    AおよびQ は一緒になって非常に特に好ましくは、C −C −アルカンジイルまたはブテンジイルを表し、それらの各々は場合により弗素、ヒドロキシル、メチルもしくはメトキシによりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、或いはQ は非常に特に好ましくは水素を表す。

    は非常に特に好ましくは水素を表す。

    、Q およびQ は互いに独立して各々が非常に特に好ましくは水素、メチルまたはエチルを表す。

    は非常に特に好ましくは水素、メチル、エチル、または場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いはQ およびQ はそれらが結合している炭素原子と一緒になって非常に特に好ましくは、場合により1個の環員が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい場合によりメチル−もしくはメトキシ−置換されていてもよい飽和C −C −環を表す。

    Gは非常に特に好ましくは水素(a)を表すかまたは基

    の1つを表し、特に(a)、(b)または(c)を表し、
    ここでEは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lは酸素または硫黄を表し、そしてMは酸素または硫黄を表す。

    は非常に特に好ましくは各場合とも場合により弗素−もしくは塩素−置換されていてもよいC −C 14 −アルキル、C −C 14 −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、C −C −アルキルチオ−C −C −アルキル、ポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキル、または場合により1個もしくは2個の直接隣接していない環員が酸素および/もしくは硫黄により置換されていてもよい場合により弗素−、塩素−、メチル−、エチル−、プロピル−、i−プロピル−、ブチル−、i−ブチル−、tert−ブチル−、メトキシ−、エトキシ−、n−プロポキシ−もしくはイソ−プロポキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、臭素−、シアノ−、ニトロ−、メチル−、エチル−、n−プロピル−、i−プロピル−、メトキシ−、エトキシ−、トリフルオロメチル−、トリフルオロメトキシ−、メチルチオ−、エチルチオ−、メチルスルホニル−もしくはエチルスルホニル−置換されていてもよいフェニルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、臭素−、メチル−、エチル−、n−プロピル−、i−プロピル−、メトキシ−、エトキシ−、トリフルオロメチル−もしくはトリフルオロメトキシ−置換されていてもよいベンジルを表し、
    各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、メチル−もしくはエチル−置換されていてもよいフラニル、チエニル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリルまたはピラゾリルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、メチル−もしくはエチル−置換されていてもよいフェノキシ−C −C −アルキルを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、アミノ−、メチル−もしくはエチル−置換されていてもよいピリジルオキシ−C −C −アルキル、ピリミジルオキシ−C −C −アルキルまたはチアゾリルオキシ−C −C −アルキルを表す。

    は非常に特に好ましくは各場合とも場合により弗素−置換されていてもよいC −C 14 −アルキル、C −C 14 −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキルまたはポリ−C −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、
    場合により弗素−、塩素−、メチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−もしくはメトキシ−置換されていてもよいC −C −シクロアルキルを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、シアノ−、ニトロ−、メチル−、エチル−、n−プロピル−、i−プロピル−、メトキシ−、エトキシ−、トリフルオロメチル−もしくはトリフルオロメトキシ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表す。

    は非常に特に好ましくは各場合とも場合により弗素−置換されていてもよいメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、メチル−、tert−ブチル−、メトキシ−、トリフルオロメチル−、トリフルオロメトキシ−、シアノ−もしくはニトロ−置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
    およびR は互いに独立して各々が非常に特に好ましくはC −C −アルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルキルアミノ、ジ−(C −C −アルキル)アミノ、C −C −アルキルチオを表し、或いは各場合とも場合により弗素−、塩素−、臭素−、ニトロ−、シアノ−、C −C −アルコキシ−、C −C −フルオロアルコキシ−、C −C −アルキルチオ−、C −C −フルオロアルキルチオ−もしくはC −C −アルキル−置換されていてもよいフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表す。

    およびR は互いに独立して各々が非常に特に好ましくは水素を表し、C −C −アルキル、C −C −シクロアルキル、C −C −アルコキシ、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ−C −C −アルキルを表し、場合により弗素−、塩素−、臭素−、トリフルオロメチル−、メチル−もしくはメトキシ−置換されていてもよいフェニルを表し、場合により弗素−、塩素−、臭素−、メチル−、トリフルオロメチル−もしくはメトキシ−置換されていてもよいベンジルを表し、或いは一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素もしくは硫黄により置換されていてもよいC −C −アルキレン基を表す。

    上記の一般的なもしくは好ましい基の定義または説明は所望するなら互いに組み合わせることができ、すなわち各々の範囲および好ましい範囲の間の組み合わせを包含する。 それらは最終生成物並びに対応して前駆体および中間体の両方に適用される。

    以上で好ましい(好適な)として挙げられた意味の組み合わせを含有する式(I)の化合物が本発明によると好ましい。

    以上で特に好ましいとして挙げられた意味の組み合わせを含有する式(I)の化合物が本発明によると特に好ましい。

    以上で非常に特に好ましいとして挙げられた意味の組み合わせを含有する式(I)の化合物が本発明によると非常に特に好ましい。

    飽和もしくは不飽和炭化水素基、例えばアルキルまたはアルケニル、は各場合とも可能である限り直鎖状もしくは分枝鎖状であることができ、例えばアルコキシ中のようにヘテロ原子との組み合わせも包含する。

    断らない限り、場合により置換されていてもよい基はモノ−またはポリ置換されていてよく、そしてポリ置換の場合には置換基は同一もしくは相異なることができる。

    製造実施例で挙げられた化合物の他に、下記の式(I−1−a)の化合物が具体的に挙げられる:

    表2: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =H、V =H。
    表3: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =H、V =H。
    表4: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−Cl、V =H。
    表5: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−Cl、V =H。
    表6: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−Cl、V =H。
    表7: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =3−Cl、V =H。
    表8: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =3−Cl、V =H。
    表9: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =3−Cl、V =H。
    表10: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =2−Cl、V =4−Cl。
    表11: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =2−Cl、V =4−Cl。
    表12: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =2−Cl、V =4−Cl。
    表13: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−CF 、V =H。
    表14: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−CF 、V =H。
    表15: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−CF 、V =H。
    表16: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−CH 、V =H。
    表17: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−CH 、V =H。
    表18: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−CH 、V =H。
    表19: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−OCH 、V =H。
    表20: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−OCH 、V =H。
    表21: A、BおよびDは各々表1に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−OCH 、V =H。

    製造実施例で挙げられた化合物の他に、下記の式(I−2−a)の化合物が具体的に挙げられる:

    表23: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =H、V =H。
    表24: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =H、V =H。
    表25: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−Cl、V =H。
    表26: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−Cl、V =H。
    表27: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−Cl、V =H。
    表28: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =3−Cl、V =H。
    表29: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =3−Cl、V =H。
    表30: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =3−Cl、V =H。
    表31: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−CF 、V =H。
    表32: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−CF 、V =H。
    表33: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−CF 、V =H。
    表34: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =2−Cl、V =4−Cl。
    表35: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =2−Cl、V =4−Cl。
    表36: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Z=CH 、V =2−Cl、V =4−Cl。
    表37: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−CH 、V =H。
    表38: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−CH 、V =H。
    表39: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−CH 、V =H。
    表40: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=H、V =4−OCH 、V =H。
    表41: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=H、X=CH 、Y=CH 、V =4−OCH 、V =H。
    表42: AおよびBは各々表22に示された通りであるW=CH 、X=CH 、Y=CH 、V =4−OCH 、V =H。

    方法(A)に従い、N−[(6−メチル−3−フェニル)−フェニルアセチル]−1−アミノ−シクロヘキサン−カルボン酸エチルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(B)に従い、O−[(2−クロロ−5−(4−クロロ)−フェニル)−フェニルアセチル]−2−ヒドロキシイソ酪酸エチルを用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(C)に従い、2−[(2,6−ジメチル−3−フェニル)−フェニル]−4−(4−メトキシ)−ベンジルメルカプト−4−メチル−3−オキソ−酪酸エチルを用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    例えば方法(D−α)に従い、クロロカルボニル3−[(6−メチル−3−(4−メチル)−フェニル)−フェニル]ケテンおよび1,2−ジアザシクロペンタンを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    例えば方法(D−β)に従い、3−[6−メチル−3−(3−クロロ−フェニル)]−フェニルマロン酸ジエチルおよび1,2−ジアザシクロペンタンを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    例えば方法(E)に従い、クロロカルボニル2−[(2,6−ジメチル−3−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−フェニル]ケテンおよびアセトンを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    例えば方法(F)に従い、クロロカルボニル2−[(2,4,6−トリメチル−3−フェニル)−フェニル]ケテンおよびチオベンズアミドを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(G)に従い、5−[(6−メチル−3−フェニル)−フェニル]−2,3−テトラメチレン−4−オキソ−吉草酸エチルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(H)に従い、5−[(2,4,6−トリメチル−3−フェニル)−フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソ−ヘキサン酸エチルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(I)に従い、3−[(2,6−ジメチル−3−ブロモ)−フェニル]−4,4−(ペンタメチレン)−ピロリジン−2,4−ジオンおよび4−クロロフェニルボロン酸を出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(Jα)に従い、3−[(2−クロロ−5−(3−クロロ−フェニル))−フェニル]−5,5−ジメチルピロリジン−2,4−ジオンおよび塩化ピバロイルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(J)、(変法β)に従い、3−[(6−メチル−3−(4−メトキシ−フェニル)−フェニル]−4−ヒドロキシ−5−フェニル−△ −ジヒドロフラン−2−オンおよび無水酢酸を出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(K)に従い、8−[(2,6−ジメチル−3−フェニル)−フェニル]−1,6−ジアザビシクロ−(4.3.0 1.6 )−ノナン−7,9−ジオンおよびクロロ蟻酸エトキシエチルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(L)に従い、3−[(2−クロロ−5−(4−フルオロ−フェニル)−フェニル]−4−ヒドロキシ−5−メチル−6−(3−ピリジル)−ピロンおよびクロロモノチオ蟻酸メチルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(M)に従い、2−[(2,4,6−トリメチル−3−(4−メチル−フェニル)−フェニル]−5,5−ペンタメチレン−ピロリジン−2,4−ジオンおよび塩化メタンスルホニルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(N)に従い、2−[(6−メチル−3−フェニル)−フェニル]−4−ヒドロキシ−5,5−ジメチル−△ −ジヒドロフラン−2−オンおよび2,2,2−トリフルオロエチルメタンチオホスホニルクロリドを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(O)に従い、3−[(2−トリフルオロメチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−フェニル]−5−シクロプロピル−5−メチル−ピロリジン−2,4−ジオンおよびNaOHを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(P)(変法α)に従い、3−[(2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル))−フェニル]−4−ヒドロキシ−5−テトラメチレン−△ −ジヒドロ−フラン−2−オンおよびイソシアン酸エチルを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    方法(P)(変法β)に従い、3−[(2−クロロ−5−フェニル)−フェニル]−5−メチル−ピロリジン−2,4−ジオンおよびジメチルカルバモイルクロリドを出発物質として用いると、本発明に従う方法の工程は下記の式:

    により表すことができる。

    本発明に従う方法(a)において出発物質として必要な式(II)

    [式中、
    A、B、D、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。

    式(II)のアシルアミノ酸エステル類は、例えば、式(XXIII)

    [式中、
    A、B、R およびDは各々上記定義の通りである]
    のアミノ酸誘導体を式(XXIV)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてHalは塩素または臭素を表す]
    の置換されたフェニルアセチルハライド類を用いてアシル化する場合(Chem.Reviews 52 ,237−416(1953);Bhattacharya,Indian J.Chem. ,341−5,1968)、
    または式(XXV)

    [式中、
    A、B、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    のアシルアミノ酸類をエステル化する場合(Chem.Ind.(London)1568(1968))に得られる。

    式(XXV)

    [式中、
    A、B、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。

    式(XXV)の化合物は、例えばSchotten−Baumann(Organikum,VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften,Berlin 1977,p.505)に従い、式(XXVI)

    [式中、
    A、BおよびDは各々上記定義の通りである]
    のアミノ酸類を式(XXIV)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてHalは塩素または臭素を表す]
    の置換されたフェニルアセチルハライド類を用いてアシル化する場合に得られる。

    式(XXIV)の化合物は新規である。 それらは原則的に既知である方法により製造することができる(例えば、H.Henecka,Houben−Weyl,Methoden der Organischen Chemie,Vol.8,p.467−469(1952)参照)。

    式(XXIV)の化合物は、例えば、式(XXVII)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニル酢酸類を、適宜希釈剤(例えば場合により塩素化されていてもよい脂肪族または芳香族炭化水素類、例えばトルエンまたは塩化メチレン)の存在下で、−20℃〜150℃、好ましくは−10℃〜100℃、の温度において、ハロゲン化剤(例えば塩化チオニル、臭化チオニル、塩化オキサリル、ホスゲン、三塩化燐、三臭化燐または五塩化燐)と反応させることにより得られる。

    式(XXIII)および式(XXVI)の化合物の一部は既知であり、および/またはそれらは既知の方法により製造することができる(例えば、Compagnon,Miocque Ann.Chim.(Paris)[14] ,p.11−22,23−27(1970)参照)。

    AおよびBが環を形成する式(XXVIa)の置換された環式アミノカルボン酸類は一般的にはブヘラー−ベルグス(Bucherer−Bergs)合成によりまたはストレッカー(Strecker)合成により得られ、そして各場合とも異なる異性体形態で得られる。 それ故、ブヘラー−ベルグス合成の条件下では、基Rおよびカルボキシル基がエクアトリアルである異性体(簡単にするために以下ではβと称する)が主として得られるが、ストレッカー合成の条件下ではアミノ基および基Rがエクアトリアルである異性体(簡単にするために以下ではαと称する)が主として得られる。

    (L.Munday,J.Chem.Soc.4372(1961);J.T.Eward,C.Jitrangeri,Can.J.Chem. 53 ,3339(1975)。

    さらに、上記の方法(A)において使用される式(II)

    [式中、
    A、B、D、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の出発物質は、式(XXVIII)

    [式中、
    A、BおよびDは各々上記定義の通りである]
    のアミノニトリル類を式(XXIV)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびHalは各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニルアセチルハライド類と反応させて式(XXIX)

    [式中、
    A、B、D、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物を与え、そしてこれらを引き続き酸性アルコーリシスにかける場合に製造することができる。

    式(XXIX)の化合物も同様に新規である。

    本発明に従う方法(B)において出発物質として必要な式(III)

    [式中、
    A、B、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。

    それらは原則的に既知である方法により製造することができる。

    それ故、式(III)の化合物は、例えば、式(XXX)

    [式中、
    A、BおよびR は各々上記定義の通りである]
    の2−ヒドロキシカルボン酸エステル類を式(XXIV)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびHalは各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニルアセチルハライド類を用いてアシル化する場合に得られる(Chem.Reviews 52 ,237−416(1953)および最初に引用した出願)。

    さらに、式(III)の化合物は、式(XXVII)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニル酢酸類を式(XXXI)

    [式中、
    A、BおよびR は各々上記定義の通りであり、そしてHalは塩素または臭素を表す]
    のα−ハロゲノカルボン酸エステル類を用いてアルキル化する場合にも得られる。

    式(XXVII)の化合物は新規である。

    式(XXXI)の化合物は市販されている。

    式(XXVII)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物は、例えば、
    α)溶媒、塩基および触媒(好ましくはパラジウム錯体、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム)の存在下で、式(XXVII−a)

    [式中、
    XおよびZは各々上記定義の通りであり、
    Z′は塩素または臭素を表し、好ましくは臭素を表す]
    の化合物を式(XII)

    [式中、
    Zは上記定義の通りである]
    のボロン酸と反応させる場合に、或いはβ)式(XXXII)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    のフェニル酢酸エステル類を一般的に既知である標準条件下で酸類または塩基類の存在下で、溶媒の存在下で、加水分解する場合に、或いはγ)式(XXVII−b)

    [式中、
    W、XおよびZは各々上記定義の通りである]
    のフェニル酢酸類を、溶媒、塩基および触媒(好ましくは上記のパラジウム錯体の1つ)の存在下で、式(XXXIII)
    Z−Hal (XXXIII)
    [式中、
    Zは上記定義の通りであり、そしてHalは塩素、臭素またはヨウ素、好ましくは臭素およびヨウ素、を表す]
    のハロゲン化合物と反応させる場合に得られる。

    式(XII)および(XXXIII)の化合物の一部は既知であり、それらの一部は市販されており、或いはそれらは原則的に既知である方法により製造することができる。 式(XXVII−a)のフェニル酢酸類の一部はWO 97/01535、WO 97/36 868およびWO 98/05 638から既知であり、またはそれらはそこに記載された方法により製造することができる。

    式(XXVII−b)および(XXXII)の化合物は新規である。

    式(XXVII−b)

    [式中、
    W、XおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物は、例えば、式(XXVII−a)

    [式中、
    W、X、YおよびZ′は各々上記定義の通りである]
    のフェニル酢酸類を、希釈剤の存在下で、式(XXXIV)
    Li−R 21 (XXXIV)
    [式中、
    21はC −C −アルキルまたはフェニルを表し、好ましくはn−C を表す]
    のリチウム化合物および式(XXXV)
    B(OR (XXXV)
    [式中、
    は上記定義の通りである]
    のボロン酸エステル類と反応させる場合に得られる。

    式(XXXIV)および(XXXV)の化合物は市販の化合物である。

    式(XXXII)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の化合物は、例えば、式(XXXII−a)

    [式中、
    、X、YおよびZ′は各々上記定義の通りである]
    のフェニル酢酸エステル類を、溶媒、塩基および触媒(好ましくは上記のパラジウム錯体の1つ)の存在下で、式(XII)

    [式中、
    Zは上記定義の通りである]
    のボロン酸類と反応させる場合に得られる。

    式(XXXII−a)のフェニル酢酸エステル類の一部は出願WO 97/01535、WO 97/36868およびWO 98/0563から既知であり、またはそれらはそこに記載されている方法により製造することができる。

    上記の方法(C)において出発物質として必要な式(IV)

    [式中、
    A、B、W、W 、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。

    それらは原則的に既知である方法により製造することができる。

    式(IV)の化合物は、例えば、式(XXXII)

    [式中、
    W、X、Y、R およびZは各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニル酢酸エステル類を、強塩基の存在下で、式(XXXVI)

    [式中、
    A、BおよびW は各々上記定義の通りであり、そしてHalはハロゲン(特に塩素または臭素)を表す]
    の2−ベンジルチオ−カルボニルハライド類を用いてアシル化する場合に得られる(例えば、M.S.Chambers,E.J.Thomas,D.J.Williams,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,(1987),1228参照)。

    式(XXXII)の化合物は新規である。 式(XXXII)の化合物は、例えば、式(XXVII)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物をアルコール類および脱水剤(例えば濃硫酸)の存在下でエステル化する場合に、
    或いは式(XXIV)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびHalは各々上記定義の通りである]
    の化合物を用いてアシル化する場合に得られる(Chem.Reviews 52 ,237−416(1953))。

    式(XXXVI)のベンジルチオ−カルボニルハライド類の一部は既知であり、および/またはそれらは既知の方法により製造することができる(J.Antibiotics(1983), 26 ,1589)。

    上記の方法(D)、(E)および(F)における出発物質として必要な式(V)のハロゲノカルボニルケテン類は新規である。 それらは原則的に一般的に既知である方法により製造することができる(例えば、Org.Prep.Proced.Int., ,(4),155−158,1975およびDE 1 945 703参照)。 それ故、例えば、式(V)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてHalは塩素または臭素を表す]
    の化合物は、式(XXXVII)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニルマロン酸類を、適宜触媒、例えば、ジメチルホルムアミド、メチル−ステリル−ホルムアミドまたはトリフェニルホスフィン、の存在下でそして適宜塩基、例えば、ピリジンまたはトリエチルアミン、の存在下で、アシルハライド類、例えば、塩化チオニル、塩化燐(V)、塩化燐(III)、塩化オキサリル、ホスゲンまたは臭化チオニルと反応させる場合に得られる。

    式(XXXVII)の置換されたフェニルマロン酸類は新規である。 それらは一般的に既知である方法により製造することができる(例えば、Organikum,VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften,Berlin 1977,p.517 ff、EP−A−528 156、WO97/36868、WO97/01535、WO98/05638参照)。

    それ故、式(XXXVII)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    のフェニルマロン酸類は、式(VI)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    のフェニルマロン酸エステル類を最初に塩基の存在下でそして溶媒中で加水分解しそして引き続き注意深く酸性化する場合に得られる(EP−528 156、WO 96/36868、WO 97/01535)。

    式(VI)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    のマロン酸エステル類は新規である。

    それらは一般的に既知である有機化学方法により製造することができる(例えば、Tetrahedron Lett. 27 ,2763(1986)およびOrganikum,VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften,Berlin 1977,p.587 ff参照)。

    本発明に従う方法(D)用の出発物質として必要な式(VII)
    A−NH−NH−D (VII)
    [式中、
    AおよびDは各々上記定義の通りである]
    のヒドラジン類の一部は既知であり、および/またはそれらは文献から既知である方法により製造することができる(例えば、Liebigs Ann.Chem. 585 ,6(1954);Reactionen der organischen Synthese,C.Ferri,p.212,513;Georg Thieme Verlag Stuttgart,1978;Liebigs Ann.Chem. 443 ,242(1925);Chem.Ber. 98 ,2551(1965),EP−508126参照)。

    本発明に従う方法(E)用の出発物質として必要な式(VIII)

    [式中、
    AおよびDは各々上記定義の通りである]
    のカルボニル化合物または式(VIIIa)

    [式中、
    A、DおよびR は各々上記定義の通りである]
    のそれらのシリルエノールエーテル類は市販の一般的に既知である化合物または既知の方法により得られる化合物である。

    本発明に従う方法(F)を実施するための出発物質として必要な式(V)のケテン酸クロリド類の製造はすでに以上で記載されている。 本発明に従う方法(F)を実施するために必要な式(IX)

    [式中、
    Aは上記定義の通りである]
    のチオアミド類は有機化学において一般的に既知である化合物である。

    上記の方法(G)において出発物質として必要な式(X)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。

    それらは原則的に既知である方法により製造することができる。

    式(X)の化合物は、例えば、式(XXXVIII)

    [式中、
    W、X、Y、Z、A、B、Q およびQ は各々上記定義の通りである]
    の化合物をエステル化するか(例えば、Organikum,15th edition,Berlin,1977,page 499参照)またはアルキル化する(製造実施例参照)場合に得られる。 式(XXXVIII)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規であるが、原則的に既知である方法により製造することができる(製造実施例参照)。

    式(XXXVIII)の5−アリール−4−ケトカルボン酸類は、例えば、式(XXXIX)

    [式中、
    A、B、D 、D 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてR およびR ′は各々アルキル(特にC −C −アルキル)を表す]
    の2−フェニル−3−オキソ−アジピン酸エステル類を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜塩基または酸の存在下で、脱カルボキシル化する場合に得られる(例えば、Organikum,15th edition,Berlin,1977,page 519 to 521参照)。

    式(XXXIX)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、W、X、Y、Z、R 、R ′は各々上記定義の通りである]の化合物は新規である。

    式(XXXIX)の化合物は、例えば、式(XL)

    [式中、
    A、B、Q 、Q およびR は各々上記定義の通りであり、そしてHalは塩素または臭素を表す]
    のジカルボン酸モノエステルクロリド類または式(XLI−A)

    [式中、
    A、B、Q およびQ は各々上記定義の通りである]
    の無水カルボン酸類を、希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で、式(XXXII)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびR ′は各々上記定義の通りである]
    のフェニル酢酸エステルを用いてアシル化する場合に得られる(例えば、M.S.Chambers,E.J.Thomas,D.J.Williams,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,(1987),1228参照、製造実施例も参照)。

    式(XL)および式(XLI−A)の化合物の一部は既知または市販の有機化学化合物であり、および/またはそれらは簡単な方法で原則的に既知である方法により製造することができる。

    上記の方法(H)において出発物質として必要な式(XI)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、Y、ZおよびR は各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。

    それら原則的に既知である方法により製造することができる。

    式(XI)の6−アリール−5−ケトカルボン酸エステル類は、例えば、式(XLII)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の6−アリール−5−ケトカルボン酸類をエステル化する場合に得られる(例えば、Organikum,15th edition,Berlin,1977,page 499参照)。

    式(XLII)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。 それらは原則的に既知である方法により、例えば式(XLIII)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZは各々上記定義の通りであり、そしてR およびR ′は各々アルキル(好ましくはC −C −アルキル)である]
    の置換された2−フェニル−3−オキソ−ヘプタンジオン酸エステル類を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜塩基または酸の存在下で、加水分解しそして脱カルボキシル化することにより、製造することができる(例えば、Organikum,15th edition,Berlin,1977,page 519 to 521参照)(製造実施例も参照)。

    式(XLIII)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、Y、Z、R およびR ′は各々上記定義の通りである]
    の化合物は新規である。 それらは、例えば、式(XLIV)

    [式中、
    A、B、Q 、Q 、Q 、Q およびR は各々上記定義の通りである]
    の無水ジカルボン酸類を希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で式(XXXII)

    [式中、
    W、X、Y、ZおよびR ′は各々上記定義の通りである]
    の置換されたフェニル酢酸エステルと縮合させる場合に得られる(製造実施例も参照)。

    式(XLIV)の化合物の一部は既知であり、および/またはそれらは既知の方法により製造することができる。

    式(XLIV)の化合物の代わりに、対応する無水物を使用することも可能である。 反応を次に式(X)の化合物の製造の通りにして行い、ここでは式(XLI−B)の無水物が出発物質として使用される。 式(XLI−B)の一部の化合物は既知または市販の化合物である。

    式(XXXII)の化合物は方法(B)用の前駆体ですでに記載されている。

    式(XXXII)の化合物は式(XLV)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    の置換された1,1,1−トリクロロ−2−フェニルエタン類を最初にアルコキシド類(例えば、ナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシドの如きアルカリ金属アルコキシド類)と希釈剤(例えばアルコキシドから誘導されるアルコール)の存在下で0℃〜150℃の間の、好ましくは20℃〜120℃の間の、温度において、そして引き続き酸(好ましくは、例えば硫酸の如き無機酸)と−20℃〜150℃の間の、好ましくは0℃〜100℃の間の、温度において反応させることにより得られる(DE 3 314 249参照)。

    式(XLV)の化合物は新規であり、それらは原則的に既知である方法により製造することができる。

    式(XLV)の化合物は、例えば、式(XLVI)

    [式中、
    W、X、YおよびZは各々上記定義の通りである]
    のアニリン類を、式(XLVII)
    21 −ONO (XLVII)
    [式中、
    21はアルキル、好ましくはC −C −アルキル、を表す]
    のアルキルニトリルの存在下で、塩化銅(II)の存在下で、そして適宜希釈剤(例えばアセトニトリルの如き脂肪族ニトリル)の存在下で、−20℃〜80℃の、好ましくは0℃〜60℃の、温度において、塩化ビニリデン(CH =CCl )と反応させる場合に得られる。

    式(XLVII)の化合物は既知の有機化学化合物である。 塩化銅(II)および塩化ビニリデンは昔から知られておりそして市販されている。

    式(XLVI)の化合物は新規である。

    式(XLVI)のアニリン類は、例えば、式(XLVI−a)

    [式中、
    W、XおよびYは各々上記定義の通りでありそしてZ′は塩素または臭素、好ましくは臭素、を表す]
    のアニリン類を、溶媒、塩基および触媒(好ましくはパラジウム錯体、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムの存在下で、式(XII)

    [式中、
    Zは上記定義の通りである]
    のボロン酸と反応させる場合に得られる。

    式(XLVI−a)のアニリン類は既知の化合物であるか、またはそれらは一般的に既知の方法により製造することができる。

    A、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、XおよびZが各々上記定義の通りでありそしてZ′が塩素および臭素を表し、好ましくは臭素を表し、そして上記の方法(I)における出発物質とし必要な式(I−1′−a)〜(I−8′−a)の化合物の一部は既知であり(WO 96/35 664、WO 97/02 243およびWO 98/05 638)、或いはそれらはそこに記載されている方法によりまたは方法(A)〜(H)により製造することができる。

    式(XII)

    [式中、
    Zは上記定義の通りである]
    のボロン酸類の一部は市販されており、または簡単な方法で一般的に既知である方法により製造することができる。

    本発明に従う方法(J)、(K)、(L)、(M)、(N)、(O)および(P)を実施するための出発物質としてその他に必要な式(XIII)のアシルハライド類、式(XIV)の無水カルボン酸類、式(XV)のクロロ蟻酸エステル類またはクロロ蟻酸チオエステル類、式(XVI)のクロロモノチオ蟻酸エステル類またはクロロジチオ蟻酸エステル類、(XVII)のスルホニルクロリド類、式(XVIII)の燐化合物、並びに式(XIX)および(XX)の金属水酸化物、金属アルコキシド類またはアミン類、並びに式(XXI)のイソシアナート類および式(XXII)のカルバモイルクロリド類は一般的に既知である有機または無機化学化合物である。

    さらに、式(VII)、(VIII)、(IX)、(XIII)〜(XXIII)、(XXVI)、(XXVIII)、(XXX)、(XXXVI)、(XL)、(XLI)および(XLVI)の化合物は最初に引用した特許文献から既知であり、および/またはそれらはそこに記載された方法により製造することができる。

    方法(A)は、A、B、D、W、X、Y、ZおよびR が各々上記定義の通りである式(II)の化合物を塩基の存在下で分子内縮合にかけることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(A)用に適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドン、並びにアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−プロパノール、ブタノール、イソ−ブタノールおよびtert−ブタノールを使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(A)を実施するために適する塩基(脱プロトン化剤)は全ての一般的なプロトン受容体である。 アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムを使用することが好ましく、それらは相間移動触媒、例えばトリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン(Adogen)464(=メチルトリアルキル(C −C 10 )アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)の存在下で使用することもできる。 アルカリ金属、例えばナトリウムおよびカリウム、を使用することもできる。 さらに、アルカリ金属およびアルカリ土類金属アミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムtert−ブトキシド、を使用することもできる。

    本発明に従う方法(A)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 一般的には、反応は0℃〜250℃の間の、好ましくは50℃〜150℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(A)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(A)を実施する場合には、式(II)の反応成分および脱プロトン化塩基は一般的には等モル量のほぼ2倍で使用される。 しかしながら、それより大過剰(3モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    方法(B)は、A、B、W、X、Y、ZおよびR が各々上記定義の通りである式(III)の化合物を希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合にかけることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(B)用に適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドン、並びにアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−プロパノール、ブタノール、イソ−ブタノールおよびtert−ブタノールを使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(B)を実施するために適する塩基(脱プロトン化剤)は全ての一般的なプロトン受容体である。 アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムを使用することが好ましく、それらは相間移動触媒、例えばトリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン464(=メチルトリアルキル(C −C 10 )アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)の存在下で使用することもできる。 アルカリ金属、例えばナトリウムおよびカリウム、を使用することもできる。 さらに、アルカリ金属およびアルカリ土類金属アミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムtert−ブトキシド、を使用することもできる。

    本発明に従う方法(B)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 一般的には、反応は0℃〜250℃の間の、好ましくは50℃〜150℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(B)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(B)を実施する場合には、式(III)の反応成分および脱プロトン化塩基は一般的にはほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(3モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    方法(C)は、A、B、W、X、Y、ZおよびR が各々上記定義の通りである式(IV)の化合物を酸の存在下でそして、適宜、希釈剤の存在下で分子内縮合にかけることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(C)用に適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにハロゲン化された炭化水素類、例えばジクロロメタン、クロロホルム、塩化メチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドンを使用することが好ましい。 さらに、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−プロパノール、ブタノール、イソ−ブタノール、tert−ブタノールを使用することもできる。

    適宜、使用される酸が希釈剤として作用することもできる。

    本発明に従う方法(C)用に適する酸は全ての一般的な無機および有機酸、例えば、ハロゲン化水素酸、硫酸、アルキル、アリールおよびハロアルキルスルホン酸、特にハロゲン化されたアルキルカルボン酸、例えば、トリフルオロ酢酸、である。

    本発明に従う方法(C)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 一般的には、反応は0℃〜250℃の間の、好ましくは50℃〜150℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(C)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(C)を実施する場合には、式(IV)の反応成分および酸は、例えば、等モル量で使用される。 しかしながら、適宜、酸を溶媒としてまたは触媒として使用することも可能である。

    方法(D−α)および(D−β)は、W、X、Y、Z、R およびHalが各々上記定義の通りである式(V)または(VI)の化合物を、適宜塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、AおよびDが各々上記定義の通りである式(VII)の化合物と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(D−α)および(D−β)用に適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドン、並びに、式(VI)の化合物が使用される場合にのみであるがアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−プロパノール、ブタノール、イソ−ブタノールおよびtert−ブタノールを使用することが好ましい。

    式(V)の化合物が使用される場合には、適する塩基は無機塩基、特にアルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムまたは炭酸カルシウム、並びに有機塩基、例えば、ピリジンまたはトリエチルアミンであり、そして式(VI)の化合物が使用される場合は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムであり、それらは相間移動触媒、例えばトリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン464(=メチルトリアルキル(C −C 10 )アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)、アルカリ金属、例えばナトリウムおよびカリウム、並びにアルカリ金属アミド類および水素化物、およびアルカリ土類金属アミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシドおよびカリウムtert−ブトキシド、の存在下で使用することもできる。

    本発明に従う方法(D−α)および(D−β)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 一般的には、反応は−20℃〜250℃の間の、好ましくは0℃〜150℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(D−α)および(D−β)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(D−α)および(D−β)を実施する場合には、式(V)および(VII)または(VI)および(VII)の反応成分並びに適宜使用される脱プロトン化塩基は一般的にはほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(3モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    本発明に従う方法(E)は、式(VIII)のカルボニル化合物または式(VIII−a)のそれらのエノールエーテル類を希釈剤の存在下でそして、適宜、酸受容体の存在下で式(V)のケテン酸ハライド類と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(E)用に適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドまたはN−メチル−ピロリドンを使用することが好ましい。

    本発明に従う変法E)を実施するために適する酸受容体は全ての一般的な酸受容体である。

    第三級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデカン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)、ヒューニッヒ(Huenig)塩基およびN,N−ジメチル−アニリンを使用することが好ましい。

    本発明に従う変法E)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 有利には、反応は0℃〜250℃の間の、好ましくは50℃〜220℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(E)は有利には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(E)を実施する場合には、A、D、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りでありそしてHalがハロゲンを表す式(VIII)および(V)の反応成分、並びに、適宜、酸受容体は一般的にはほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(5モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    本発明に従う方法(F)は、式(IX)のチオアミド類を希釈剤の存在下でそして、適宜、酸受容体の存在下で式(V)のケテン酸ハライド類と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う変法F)用に適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドンを使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(F)を実施するために適する酸受容体は全ての一般的な酸受容体である。

    第三級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデカン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)、ヒューニッヒ塩基およびN,N−ジメチル−アニリンを使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(F)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 有利には、反応は0℃〜250℃の間の、好ましくは20℃〜220℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(F)は有利には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(F)を実施する場合には、A、W、X、YおよびZが各々上記定義の通りでありそしてHalがハロゲンを表す式(IX)および(V)の反応成分、並びに、適宜、酸受容体は一般的にはほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(5モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    方法(G)は、A、B、Q 、Q 、W、Y、ZおよびR が各々上記定義の通りである式(X)の化合物を塩基の存在下で分子内縮合にかけることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(G)用に適する希釈剤は反応相手に対して不活性である全ての有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドン、を使用することが好ましい。 さらに、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−プロパノール、ブタノール、イソ−ブタノール、tert−ブタノールを使用することも可能である。

    本発明に従う方法(G)を実施するために適する塩基(脱プロトン化剤)は全ての一般的なプロトン受容体である。 アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムを使用することが好ましく、それらは相間移動触媒、例えばトリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン464(=メチルトリアルキル(C −C 10 )アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)の存在下で使用することもできる。 アルカリ金属、例えばナトリウムおよびカリウム、を使用することもできる。 さらに、アルカリ金属およびアルカリ土類金属アミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムtert−ブトキシド、を使用することもできる。

    本発明に従う方法(G)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 一般的には、反応は−75℃〜250℃の間の、好ましくは−50℃〜150℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(G)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(G)を実施する場合には、式(X)の反応成分および脱プロトン化塩基は一般的にはほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(3モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    方法(H)は、A、B、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、Y、ZおよびR が各々上記定義の通りである式(XI)の化合物を塩基の存在下で分子内縮合にかけることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(H)用に適する希釈剤は反応相手に対して不活性である全ての有機溶媒である。 炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドン、を使用することが好ましい。 アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−プロパノール、ブタノール、イソ−ブタノールおよびtert−ブタノールを使用することもできる。

    本発明に従う方法(H)を実施するために適する塩基(脱プロトン化剤)は全ての一般的なプロトン受容体である。 アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムを使用することが好ましく、それらは相間移動触媒、例えばトリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン464(=メチルトリアルキル(C −C 10 )アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)の存在下で使用することもできる。 アルカリ金属、例えばナトリウムおよびカリウム、を使用することもできる。 さらに、アルカリ金属およびアルカリ土類金属アミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムtert−ブトキシド、を使用することもできる。

    本発明に従う方法(H)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることができる。 一般的には、反応は0℃〜250℃の間の、好ましくは50℃〜150℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(H)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(H)を実施する場合には、式(XII)の反応成分および脱プロトン化塩基は一般的にはほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(3モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。

    本発明に従う方法(I)を実施するためには、パラジウム(0)錯体が触媒として適する。 テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムが、例えば、好ましい。 パラジウム(II)化合物、例えばPdCl 、も適宜使用できる。

    本発明に従う方法(I)を実施するために適する酸受容体は無機または有機塩基である。 これらは好ましくはアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属水酸化物、酢酸塩、炭酸塩または炭酸水素塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムまたは水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウムまたは酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムまたは炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素カリウム、アルカリ金属弗化物、例えば、弗化セシウム、並びに第三級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデカン(DBU)を包含する。

    本発明に従う方法(I)を実施するために適する希釈剤は、水、有機溶媒およびそれらの混合物である。 例は、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素類、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン;ハロゲン化された炭化水素類、例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタンまたはテトラクロロエチレン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルまたはアニソール;アルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパノール、n−、イソ−、sec−もしくはtert−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル;水を包含する。

    本発明に従う方法(I)における反応温度は相対的に広い範囲内で変えることできる。 一般的には、反応は0℃〜+140℃の間の、好ましくは50℃〜+100℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(I)を実施する場合には、Zが上記定義の通りである式(XII)のボロン酸およびA、B、D、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、Q 、W、X、YおよびZが上記定義の通りである式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物は1:1〜3:1の、好ましくは1:1〜2:1の、モル比で使用される。 一般的には、1モルの式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物当たり0.005〜0.5モルの、好ましくは0.01モル〜0.1モルの、触媒が使用される。 塩基は普通は過剰量で使用される。

    方法(J−α)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XIII)のカルボニルハライド類と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(J−α)用に適する希釈剤はアシルハライド類に対して不活性である全ての溶媒である。 炭化水素類、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびテトラリン、並びにハロゲンされた炭化水素類、例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、並びにケトン類、例えばアセトンおよびメチルイソプロピルケトン、並びにエーテル類、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、並びにカルボン酸エステル類、例えば酢酸エチル、並びに強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシドおよびスルホランを使用することが好ましい。 アシルハライドの加水分解安定性が許容する限り、反応を水の存在下で実施することもできる。

    本発明に従う方法(J−α)を実施するために適する酸結合剤は全ての一般的な酸受容体である。 第三級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデカン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)、ヒューニッヒ塩基およびN,N−ジメチル−アニリン、並びにアルカリ土類金属酸化物、例えば酸化マグネシウムおよび酸化カルシウム、並びにアルカリ金属およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウム、並びにアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムを使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(J−α)における反応温度は相対的に広い範囲内で変えることできる。 一般的には、反応は−20℃〜+150℃の間の、好ましくは0℃〜100℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(J−α)を実施する場合には、式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質および式(XIII)のカルボニルハライドは一般的には各場合ともほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(5モルまで)のカルボニルハライドを使用することも可能である。 処理は一般的な方法により実施される。

    方法(J−β)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XIV)の無水カルボン酸類と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(J−β)用に好ましい希釈剤はアシルハライド類が使用される場合にも好ましい希釈剤である。 そうでない場合には、過剰量で使用される無水カルボン酸を同時に希釈剤として作用させることも可能である。

    方法(J−β)においては、適宜、加えられる酸結合剤は好ましくはアシルハライド類が使用される場合にも好ましい酸結合剤である。

    本発明に従う方法(J−β)においては、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることできる。 一般的には、反応は−20℃〜+150℃の間の、好ましくは0℃〜100℃の間の、温度で実施される。

    本発明に従う方法(J−β)を実施する場合には、式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質および式(XIV)の無水カルボン酸は一般的に各々ほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(5モルまで)の無水カルボン酸を使用することも可能である。 処理は一般的な方法により実施される。

    一般的には、採用される工程は希釈剤および過剰の無水カルボン酸並びに生成したカルボン酸を蒸留によりまたは有機溶媒もしくは水で洗浄することにより除去することである。

    方法(K)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XV)のクロロ蟻酸エステル類またはクロロ蟻酸チオールエステル類と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(K)に従う反応に適する酸結合剤は全ての一般的な酸受容体である。 第三級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、DABCO、DBU、DBN、ヒューニッヒ塩基およびN,N−ジメチル−アニリン、並びにアルカリ土類金属酸化物、例えば酸化マグネシウムおよび酸化カルシウム、並びにアルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウム、並びにアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム、を使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(K)用に適する希釈剤はクロロ蟻酸エステル類またはクロロ蟻酸チオールエステル類に対して不活性である全ての溶媒である。 炭化水素類、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびテトラリン、並びにハロゲンされた炭化水素類、例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、並びにケトン類、例えばアセトンおよびメチルイソプロピルケトン、並びにエーテル類、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、並びにカルボン酸エステル類、例えば酢酸エチル、並びに強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシドおよびスルホランを使用することが好ましい。

    本発明に従う方法(K)を実施する場合には、反応温度は相対的に広い範囲内で変えることできる。 反応が希釈剤および結合剤の存在下で実施される場合には、反応温度は一般的に−20℃〜+100℃の間、好ましくは0℃〜50℃の間、である。

    本発明に従う方法(K)は一般的には大気圧で実施される。

    本発明に従う方法(K)を実施する場合には、式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質および適当な式(XV)のクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオールエステルは一般的には各場合ともほぼ等モル量で使用される。 しかしながら、相対的に大過剰(2モルまで)の一方の成分または他方を使用することも可能である。 処理は一般的な方法により実施される。 一般的には、沈澱した塩を除去しそして残った反応混合物を希釈剤のストリッピングにより濃縮する。

    本発明に従う方法(L)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で式(XVI)の化合物と反応させることにより特徴づけられる。

    製造方法(L)においては、1モルの式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質当たり約1モルの式(XVI)のクロロモノチオ蟻酸エステルまたはクロロジチオ蟻酸エステルを、0〜120℃、好ましくは20〜60℃、で反応させる。

    適宜加えられる適する希釈剤は全ての不活性な極性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、スルホン類、スルホキシド類、並びにハロゲノアルカン類でもある。

    ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンを使用することが好ましい。

    好ましい態様において、化合物(I−1−a)〜(I−8−a)のエノレート塩が強脱プロトン化剤、例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシド、の添加により製造される場合には、別の酸結合剤を加える必要はない。

    酸結合剤が使用される場合には、これらは一般的な無機または有機塩基、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンである。

    反応は大気圧または高められた圧で実施することができ、そして好ましくは大気圧で実施される。 処理は一般的な方法により実施される。

    本発明に従う方法(M)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XVII)のスルホニルクロリド類と反応させることにより特徴づけられる。

    製造方法(M)においては、1モルの式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質当たり約1モルの式(XVII)のスルホニルクロリドを、−20〜150℃、好ましくは20〜70℃、で反応させる。

    適宜加えられる適する希釈剤は全ての不活性な極性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、ニトリル類、スルホン類、スルホキシド類またはハロゲン化された炭化水素類、例えば塩化メチレン、である。

    ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンを使用することが好ましい。

    好ましい態様において、化合物(I−1−a)〜(I−8−a)のエノレート塩が強脱プロトン化剤(例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシド)の添加により製造される場合には、別の酸結合剤を加える必要はない。

    酸結合剤が使用される場合には、これらは一般的な無機または有機塩基、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンである。

    反応は大気圧または高められた圧力で実施することができ、そして好ましくは大気圧で実施される。 処理は一般的な方法により実施される。

    本発明に従う方法(N)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XVIII)の燐化合物と反応させることにより特徴づけられる。

    製造方法(N)においては、1モルの式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質当たり1〜2、好ましくは1〜1.3、モルの式(XVIII)の燐化合物を、−40〜150℃の間の、好ましくは−10〜110℃の間の、温度で反応させて、式(I−1−e)〜(I−8−e)の化合物を与える。

    適宜加えられる適する溶媒は全ての不活性な極性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、ニトリル類、アルコール類、スルフィド類、スルホン類、スルホキシド類、などである。

    アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンを使用することが好ましい。

    適宜加えられる適する酸結合剤は一般的な無機または有機塩基、例えば水酸化物、炭酸塩またはアミン類である。 例は、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンを包含する。

    反応は大気圧または高められた圧力で実施することができ、そして好ましくは大気圧で実施される。 処理は一般的な方法により実施される。 生じた最終生成物は好ましくは結晶化、クロマトグラフィー精製によりまたはいわゆる「初期蒸留」、すなわち減圧下での揮発性成分の除去、により精製される。

    方法(O)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を、適宜希釈剤の存在下で、式(XIX)の金属水酸化物もしくは金属アルコキシド類または式(XX)のアミン類と反応させることにより特徴づけられる。

    本発明に従う方法(O)用に好ましい希釈剤は、エーテル類、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、またはアルコール類、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、並びに水である。

    本発明に従う方法(O)は一般的には大気圧で実施される。

    反応温度は一般的に−20℃〜100℃の間、好ましくは0℃〜50℃の間、である。

    本発明に従う方法(P)は、式(I−1−a)〜(I−8−a)の化合物を各場合とも、(P−α)適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で、式(XXI)の化合物と、または(P−β)適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XXII)の化合物と反応させることにより特徴づけられる。

    製造方法(P−α)においては、1モルの式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質当たり約1モルの式(XXI)のイソシアナートを、0〜100℃の間の、好ましくは20〜50℃の間の、温度で反応させる。

    適宜加えられる適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、ニトリル類、スルホン類、スルホキシド類である。

    適宜、反応を促進するために触媒を加えてもよい。 非常に有利には、使用される触媒は有機錫化合物、例えば、ジラウリン酸ジブチル錫である。 反応は好ましくは大気圧で実施される。

    製造方法(P−β)においては、1モルの式(I−1−a)〜(I−8−a)の出発物質当たり約1モルの式(XXII)のカルバモイルクロリドを、−20〜150℃、好ましくは0〜70℃、で反応させる。

    適宜加えられる適する希釈剤は全ての不活性な極性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、スルホン類、スルホキシド類またはハロゲン化された炭化水素類である。

    ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンを使用することが好ましい。

    好ましい態様において、化合物(I−1−a)〜(I−8−a)のエノレート塩が強脱プロトン化剤(例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシド)の添加により製造される場合には、別の酸結合剤を加える必要はない。

    酸結合剤が使用される場合には、これらは一般的な無機または有機塩基、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンまたはピリジンである。

    反応は大気圧または高められた圧力で実施することができ、そして好ましくは大気圧で実施される。 処理は一般的な方法により実施される。

    活性化合物は農業において、林業において、貯蔵製品および材料の保護において、並びに衛生分野において遭遇する動物性有害生物、好ましくは節足動物および線虫、特に昆虫およびクモガタ網、を防除するために適する。 それらは通常の敏感性および耐性種に対して並びに全てのまたは一部の成長段階に対して活性である。 上記の有害生物は下記のものを包含する:
    等脚目(Isopoda)から、例えば、オニスカス・アセルス(Oniscus asellus)、オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)およびポルセリオ・スカバー(Porcellio scabar)、
    倍脚綱(Diplopoda)から、例えば、ブラニウルス・グツトラタス(Blaniulus guttulatus)、
    チロポダ目(Chilopoda)から、例えば、ゲオフイルス・カルポフアグス(Geophilus carpophagus)およびスカチゲラ種(Scutigera spec.)、
    シムフイラ目(Symphyla)から、例えば、スカチゲレラ・イマキユラタ(Scutigerella immaculata)、
    シミ目(Thysanura)から、例えば、レプシマ・サツカリナ(Lepisma saccharina)、
    トビムシ目(Collembola)から、例えば、オニチウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)、
    直翅目(Orthoptera)から、例えば、ブラツタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ロイコフアエ・マデラエ(Leucophaea maderae)、チヤバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)、アチータ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ケラ種(Gryllotalpa spp.)、トノサマバツタ(Locusta migratoria migratorioides)、メラノプルス種(Melanoplus spp.)およびシストセルカ種(Schistocerca spp.)、
    ハサミムシ目(Dermaptera)から、例えば、ホルフイキユラ・アウリクラリア(Forficula auricularia)、
    シロアリ目(Isoptera)から、例えば、レチキユリテルメス種(Reticulitermes spp.)、
    シラミ目(Anoplura)から、例えば、フィロキセラ・バスタリックス(Phylloxera vastarix)、ペンフィグス種(Pemphigus spp.)、ヒトジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケモノジラミ種(Haematopinus spp.)およびケモノホソジラミ種(Linognathus spp.)、
    ハジラミ目(Mallophaga)から、ケモノハジラミ種(Trichodectes spp.)およびダマリネア種(Damalinea spp.)、
    アザミウマ目(Thysanoptera)から、例えば、フランクリニエラ・アクシデンタリス(Frankliniella accidentalis)、クリバネアザミウマ(Hercinothrips femoralis)、スリップス・パルミ(Thrips palmi)、およびネギアザミウマ(Thrips tabaci)、
    半翅目(Heteroptera)から、例えば、チヤイロカメムシ種(Eurygaster spp.)、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)およびトリアトマ種(Triatoma spp.)、同翅目(Homoptera)から、例えば、アレウロデス・ブラシカエ(Aleurodes brassicae)、ワタコナジラミ(Bemisia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、アフィス・フアバエ(Aphis fabae)、ドラリス・ポミ(Doralis pomi)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus arundinis)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、コブアブラムシ種(Myzus spp.)、ホツプイボアブラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ種(Empoasca spp.)、ユースセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、シユードコツカス種(Pseudococcus spp.)およびキジラミ種(Psylla spp.)、
    鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ヒポノミユウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、コナガ(Plutella xylostella)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、クワノキンムケシ(Euproctis chrysorrhoea)、マイマイガ種(Lymantria spp.)、ブツカラトリツクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ヤガ種(Agrotis spp.)、ユークソア種(Euxoa spp.)、フエルチア種(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリオチス種(Heliothis spp.)、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)、ヨトウムシ(Mamestra brassicae)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、プロデニア・リツラ(Prodenia litura)、スポドプテラ種(Spodoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、アオムシ種(Pieris spp.)、ニカメイチユウ種(Chilo spp.)、アワノメイガ(Pyrausta nubilalis)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、テイネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、テイネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホフマノフイラ・シユードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、クリストネウラ・フミフエラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、チヤハマキ(Homona magnanima)およびトルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)。
    鞘翅目(Coleoptera)から、例えば、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、ヒロトルペス・バジユルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、フエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、ジアブロチカ種(Diabrotica spp.)、シリオデス・クリソセフアラ(Psylliodes chrysocephala)、ニジユウヤホシテントウ(Epilachna varivestis)、アトマリア種(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)、ハナゾウムシ種(Anthonomus spp.)、コクゾウムシ種(Sitophilus spp.)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhychus sulcatus)、バシヨウゾウムシ(Cosmopolites sordidus)、シユートリンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimillis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、カツオブシムシ種(Dermestes spp.)、トロゴデルマ種(Trogoderma spp.)、アントレヌス種(Anthrenus spp.)、アタゲヌス種(Attagenus spp.)、ヒラタキクイムシ種(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒヨウホンムシ種(Ptinus spp.)、ニプツス・ホロレウカス(Niptus hololeucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium psylloides)、コクヌストモドキ種(Tribolium spp.)、チヤイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメツキムシ種(Agriotes spp.)、コノデルス種(Conoderus spp.)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolontha)、アムフイマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)およびコステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、
    膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、マツハバチ種(Diprion spp.)、ホプロカムパ種(Hoplocampa spp.)、ラシウス種(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)およびスズメバチ種(Vespa spp.)、
    双翅目(Diptera)から、例えばヤブカ種(Aedes spp.)、ハマダラカ(Anopheles spp.)、イエカ(Culex spp.)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila melanogaster)、イエバエ種(Musca spp.)、ヒメイエバエ種(Fannia spp.)、クロバエ・エリスロセフアラ(Calliphora erythrocephala)、キンバエ種(Lucilia spp.)、オビキンバエ種(Chrysomyia spp.)、クテレブラ種(Cuterebra spp.)、ウマバエ種(Gastrophilus spp.)、ヒツポボスカ種(Hyppobosca spp.)、リリオミザ種(Liromyza spp.)、サシバエ種(Stomoxys spp.)、ヒツジバエ種(Oestrus spp.)、ウシバエ種(Hypoderma spp.)、アブ種(Tabanus spp.)、タニア種(Tannia spp.)、ケバエ(Bibio hortulanus)、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ種(Phorbia spp.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、セラチチス・キヤピタータ(Ceratitis capitata)、ミバエオレアエ(Dacus oleae)およびガガンボ・パルドーサ(Tipula paludosa)。
    ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)およびナガノミ種(Ceratophyllus spp.)、
    蜘形網(Arachnida)から、例えばスコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)およびラトロデクタス・マクタンス(Latrodectus mactans)。
    ダニ目(Acarina)から、例えば、アシブトコナダニ(Acarus siro)、ヒメダニ種(Argas spp.)、カズキダニ種(Ornithodoros spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、エリオフイエス・リビス(Eriophyes ribis)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、オウシマダニ種(Boophilus spp.)、コイタマダニ種(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ種(Amblyomma spp.)、イボマダニ種(Hyalomma spp.)、マダニ種(Ixodes spp.)、キユウセンヒゼンダニ種(Psoroptes spp.)、シヨクヒヒゼンダニ種(Chorioptes spp.)、ヒゼンダニ種(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ種(Tarsonemus spp.)、クローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカンリンゴハダニ種(Panonychus spp.)およびナミハダニ種(Tetranychus spp.)。

    本発明に従う活性化合物は葉および土壌適用後に高い殺昆虫および殺ダニ活性を有する。

    それらは植物に被害を与える昆虫を抑制するために、例えば、マスタード・ビートル(Phaedon cochlaeriae)の幼虫に対して、グリーン・ライス・リーフホッパー(Nephotettix cincticeps)の幼虫に対しておよびグリーン・ピーチ・アフィド(Myzus persicae)の幼虫に対して、特に成功裡に使用することができる。

    本発明に従う活性化合物は、落葉剤、乾燥剤、広葉樹の破壊剤および、特に殺雑草剤として使用することができる。 雑草とは、最も広い意味において、植物を望まない場所に成長する全ての植物であると理解される。 本発明に従う物質が完全除草剤または選択的除草剤として作用するどうかは、本質的に使用量に依存する。

    雑草を防除するために必要な本発明に従う活性化合物の投与量は0.001〜10kg/haの間、好ましくは0.005〜5kg/haの間、である。

    本発明に従う活性化合物は、例えば、次の植物に関連して使用することができる:
    次の属の双子葉雑草 :カラシ属(Sinapis)、マメグンバイナズナ属(Leipidium)、ヤエムグラ属(Galium)、ハコベ属(Stellaria)、シカギク属(Matricaria)、カミツレモドキ属(Anthemis)、ガリンソガ属(Galinsoga)、アカザ属(Chenopodium)、イラクサ属(Urtica)、キオン属(Senecio)、ヒユ属(Amaranthus)、スベリヒユ属(Portulaca)、オナモミ属(Xanthium)、ヒルガオ属(Convolvulus)、サツマイモ属(Ipomoea)、タデ属(Polygonum)、セスバニア属(Sesbania)、
    ブタクサ属(Ambrosia)、アザミ属(Cirsium)、ヒレアザミ属(Carduus)、ノゲシ属(Sonchus)、ナス属(Solanum)、イヌガラシ属(Rorippa)、キカシグサ属(Rotala)、アゼナ属(Lindernia)、ラミウム属(Lamium)、クワガタソウ属(Veronica)、イチビ属(Abutilon)、エメクス属(Emex)、チヨウセンアサガオ属(Datura)、スミレ属(Viola)、チシマオドリコ属(Galeopsis)、ケシ属(Papaver)、センタウレア属(Centaurea)、トリフォリウム属(Trifolium)、
    ラヌンクルス属(Ranunculus)およびタラキサクム属(Taraxacum)。
    次の属の双子葉栽培植物 :ワタ属(Gossypium)、ダイズ属(Glycine)、フダンソウ属(Beta)、ニンジン属(Daucus)、インゲンマメ属(Phaseolus)、エンドウ属(Pisum)、ナス属(Solanum)、アマ属(Linum)、サツマイモ属(Ipomoea)、ソラマメ属(Vicia)、タバコ属(Nicotiana)、トマト属(Lycopersicon)、ラツカセイ属(Arachis)、アブラナ属(Brassica)、アキノノゲシ属(Lactuca)、キユウリ属(Cucumis)およびウリ属(Cucurbita)。
    次の属の単子葉雑草 :ヒエ属(Echinochloa)、エノコログサ属(Setaria)、キビ属(Panicum)、メヒシバ属(Digitaria)、アワガリエ属(Phleum)、スズメノカタビラ属(Poa)、ウシノケグサ属(Festuca)、オヒシバ属(Eleusine)、ブラキアリア属(Brachiaria)、ドクムギ属(Lolium)、スズメノチヤヒキ属(Bromus)、カラスムギ属(Avena)、カヤツリグサ属(Cyperus)、モロコシ属(Sorghum)、カモジグサ属(Agropyron)、シノドン属(Cynodon)、ミズアオイ属(Monochoria)、テンツキ属(Fimbristylis)、オモダカ属(Sagittaria)、ハリイ属(Eleocharis)、ホタルイ属(Scirpus)、パスパルム属(Paspalum)、カモノハシ属(Ischaemum)、スフエノクレア属(Sphenoclea)、ダクチロクテニウム属(Dactyloctenium)、ヌカボ属(Agrostis)、スズメノテツポウ属(Alopecurus)およびアペラ属(Apera)。
    次の属の単子葉栽培植物 :イネ属(Oryza)、トウモロコシ属(Zea)、コムギ属(Triticum)、オオムギ属(Hordeum)、カラスムギ属(Avena)、ライムギ属(Secale)、モロコシ属(Sorghum)、キビ属(Panicum)、サトウキビ属(Saccharum)、アナナス属(Ananas)、クサスギカズラ属(Asparagus)およびネギ属(Allium)。

    しかしながら、本発明に従う活性化合物の使用はこれらの属に何ら限定されるものではなく、同じ方法で他の植物にも及ぶ。

    化合物は、濃度に依存して、例えば工業地域および鉄道線路上、樹木が存在するかあるいは存在しない道路および広場上の雑草の完全防除に適している。 同等に、化合物は多年生栽培植物、例えば造林、装飾樹木、果樹園、ブドウ園、柑橘類の木立、クルミの果樹園、バナナの植林、コーヒーの植林、茶の植林、ゴムの木の植林、油ヤシの植林、カカオの植林、小果樹の植え付けおよびホツプの栽培植物、鑑賞用および運動用芝生および牧草地の中の雑草の防除に、そして一年生栽培植物中の雑草の選択的防除に使用することができる。

    本発明に従化合物は双子葉栽培植物中の単子葉雑草を発芽前および発芽後方法により選択的に抑制するために特に適する。 例えば、それらをワタまたはサトウダイコン中で有害な芝を抑制するために非常に成功裡に使用することができる。

    活性化合物は通常の調合物、例えば液剤、乳剤、水和剤、懸濁剤、粉末、散剤、ペースト剤、可溶性粉末、粒剤、濃厚懸濁乳剤、活性化合物を含浸させた天然および合成材料、並びに重合体物質中の非常に極小なカプセルに転化することができる。

    これらの調合物は既知の方法で、例えば活性化合物を伸展剤、すなわち液体溶媒および/または固体の担体と、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または発泡剤を用いて、混合することにより製造される。

    伸展剤としての水の使用の場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として用いることもできる。 液体溶媒としては、主として、芳香族、例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族および塩素化された脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類もしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、またはパラフイン類、例えば石油画分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール、並びにそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド、並びに水が適する。

    固体の担体としては、以下のもの、例えばアンモニウム塩および粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モンモリロナイトまたは珪藻土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高度に分散したケイ酸、アルミナおよびシリケート類が適しており;粒剤用の固体担体としては、例えば粉砕し且つ分別した天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石、並びに無機および有機のひきわりの合成顆粒、および有機物質例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎の顆粒が適しており;乳化剤および/または発泡剤としては、例えば非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフエート類、アリールスルホネート類並びに蛋白質加水分解生成物が適しており;分散剤としては、例えばリグニン−スルフアイト廃液およびメチルセルロースが適する。

    粘着付与剤、例えばカルボキシルメチルセルロース、並びに粉状、粒状またはラテツクス状の天然および合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリビニルアセテート、並びに天然燐脂質、例えばセファリン類およびレシチン類、並びに合成燐脂質、を調合物中で用いることができる。 他の添加剤は鉱油および植物油でありうる。

    着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料、並びに微量の栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩、を用いることができる。

    調合物は一般的には0.1〜95重量%の間、好ましくは0.5〜90重量%の間、の活性化合物、並びにその他に好ましくは伸展剤および/または界面活性剤を含有する。

    本発明に従う活性化合物は、その商業的に一般的な調合物の状態でおよびこれらの調合物から製造された使用形態で、他の活性化合物、例えば殺昆虫剤、餌、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌・殺カビ剤、成長調節剤または除草剤、との混合物として存在することができる。 殺昆虫剤は、例えば、燐酸エステル類、カルバミン酸エステル類、カルボン酸エステル類、塩素化された炭化水素類、フエニルウレア類、微生物により製造される化合物などを包含する。

    特に好ましい混合相手は、例えば、以下のものである:
    殺菌・殺カビ剤:
    2−アミノブタン、2−アニリノ−4−メチル−6−シクロプロピル−ピリミジン、2′,6′−ジブロモ−2−メチル−4′−トリフルオロメトキシ−4′−トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、(E)−2−メトキシイミノ−N−メチル−2−(2−フェノキシフェニル)−アセトアミド、硫酸8−ヒドロキシキノリン、(E)−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)−ピリミジン−4−イルオキシ]−フェニル}−3−メトキシアクリル酸メチル、(E)−メトキシイミノ[アルファ−(o−トリルオキシ)−o−トリル]酢酸メチル、2−フェニルフェノール(OPP)、アルジモルフ(aldimorph)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、
    ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル、ビテルタノール(bitertanol)、ブラスチシジン−S(blasticidin−S)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、
    多硫化カルシウム、カプタフォル(captafol)、カプタン(captan)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、キノメチオネート(quinomethionate)、クロロネブ(chloroneb)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロフラム(cyprofuram)、
    ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazole)、ジクロフルアニド(diclofluanid)、ジクロメジン(diclomezin)、ジクロラン(dichloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジメシリモル(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン、ジピリチオン(dipyrithion)、ジタリンフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(dodine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、
    エジフェンフォス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エシリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、
    フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェニトロパン(fenitropan)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチンアセテート(fentin acetate)、フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルロミド(fluromide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulphamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアフォル(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl−aluminum)、フタリド(fthalide)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フルメシクロックス(furmecyclox)、
    グアザチン(guazatine)、
    ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、
    イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イプロベンフォス(IBP)(iprobenfos(IBP))、イプロジオン(iprodione)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、
    カスガマイシン(kasugamycin)、銅調合物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー(Bordeaux)混合物、マンコッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカルブ(methasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチラム(metiram)、メトスルフォバックス(metsulfovax)、ミクロブタニル(myclobutanil)、
    ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル(nitrothal−isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、
    オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサモカルブ(oxamocarb)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、
    ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フォスジフェン(phosdiphen)、フタリド、ピマリシン(pimaricin)、ピペラリン(piperalin)、ポリカルバメート、ポリオキシン(polyoxin)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、
    キントゼン(PCNB)(quintozene(PCNB))、
    硫黄および硫黄調合物、
    テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、チオファネート−メチル(thiophanate−methyl)、チラム(thiram)、トルクロフォス−メチル(tolclofos−methyl)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフォリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、
    バリダマイシンA(validamycin A)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、
    ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)
    殺菌剤:
    ブロノポル(bronopol)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinon)、フランカルボン酸、オキシテトラシクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazol)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅および他の銅調合物。
    殺昆虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
    アバメクチン(abamectin)、AC303630、アセフェート(acephate)、アクリナスリン(acrinathrin)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルファメスリン(alphamethrin)、アミトラズ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アジンフォスA(azinphos A)、アジンフォスM(azinphoos M)、アゾシクロチン(azocyclotin)、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベータシフルスリン(betacyfluthrin)、ビフェンスリン(bifenthrin)、BPMC、ブロフェンプロックス(brofenprox)、ブロモフォスA(bromophos A)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、
    カジュサフォス(cadusafos)、カルバリール(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、CGA157419、CGA184699、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)、クロルピリフォスM(chlorpyrifos M)、シス−レスメスリン(cis−resmethrin)、クロシスリン(clocythrin)、クロフェンテジン(clofentezine)、シアノフォス(cyanophos)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメスリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、
    デルタメスリン(deltamethrin)、デメトンM(demeton M)、デメトンS(demeton S)、デメトン−S−メチル(demeton−S−methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクリフォス(dicliphos)、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジエチオン(diethion)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジオキサチオン(dioxathion)、ジスルフォトン(disulfoton)、
    エジフェンフォス(edifenphos)、エマメクチン(emamectin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトリンフォス(etrimphos)、
    フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルアジナム(fluazinam)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fonophos)、フォルモチオン(formothion)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、フラチオカルブ(furathiocarb)、
    HCH、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、
    イミダクロプリド(imidacloprid)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イサゾフォス(isazophos)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、
    ラムダ−シハロスリン(lambda−cyhalothrin)、ルフェヌロン(lufenuron)、
    マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メビンフォス(mevinphos)、メスルフェンフォス(mesulfenphos)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、ミルベメクチン(milbemectin)、モノクロトフォス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、
    ナレド(naled)、NC184、NI25、ニテンピラム(nitenpyram)、
    オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトンM(oxydemethon M)、オキシデプロフォス(oxydeprofos)、
    パラチオンA(parathion A)、パラチオンM(parathion M)、ペルメスリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメット(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォキシム(phoxim)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォスM(pirimiphos M)、ピリミフォスA(pirimiphos A)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プロパフォス(propaphos)、プロポクサー(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos)、プロトエート(prothoate)、ピメトロジン(pymetrozin)、ピラクロフォス(pyrachlophos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピレスメスリン(pyresmethrin)、ピレスルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、
    キナルフォス(quinalphos)、
    RH5992、
    サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スルフォテップ(sulfotep)、スルプロフォス(sulprofos)、
    テブフェノジド(tebufenozid)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリミフォス(tebupirimiphos)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、テルバム(terbam)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、チアフェノックス(thiafenox)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiomethon)、チオナジン(thionazin)、スリンギエンシン(thuringiensin)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリアラテン(triarathen)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリフルオムロン(trifluomuron)、トリメタカルブ(tromethacarb)、
    バミドチオン(vamidothion)、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)、YI5301/5301、ゼタメスリン(zetamethrin)。
    除草剤:
    例えば、アニリド類、例えば、ジフルフェニカン(diflufenican)およびプロパニル(propanil);アリールカルボン酸類、例えば、ジクロロピコリン酸、ジカンバ(dicamba)およびピクロラム(picloram);アリールオキシアルカン酸類、例えば、2,4D、2,4DB、2,4DP、フルロキシピル(fluroxypyr)、MCPA、MCPPおよびトリクロピル(triclopyr);アリールオキシ−フェノキシ−アルカン酸エステル類、例えば、ジクロフォップ−メチル(diclofop−methyl)、フェノキサプロップ−エチル(fenoxaprop−ethyl)、フルアジフォップ−ブチル(fluazifop−butyl)、ハロキシフォップ−メチル(haloxyfop−methyl)およびキザロフォップ−エチル(quizalofop−ethyl);アジノン類、例えば、クロリダゾン(chloridazon)およびノルフルラゾン(norflurazon);カルバメート類、例えば、クロルプロファム(chlorpropham)、デスメジファム(desmedipham)、フェンメジファム(phenmedipham)およびプロファム(propham);クロロアセトアニリド類、例えば、アラクロル(alachlor)、アセトクロル(acetochlor)、ブタクロル(butachlor)、メタザクロル(metazachlor)、メトラクロル(metolachlor)、プレチラクロル(pretilachlor)およびプロパクロル(propachlor);ジニトロアニリン類、例えば、オリザリン(oryzalin)、ペンジメタリン(pendimethalin)およびトリフルラリン(trifluralin);ジフェニルエーテル類、例えば、アシフルオルフェン(acifluorfen)、ビフェノックス(bifenox)、フルオログリコフェン(fruoroglycofen)、フォメサフェン(fomesafen)、ハロサフェン(halosafen)、ラクトフェン(lactofen)およびオキシフルオルフェン(oxyfluorfen);ウレア類、例えば、クロルトルロン(chlortoluron)、ジウロン(diuron)、フルオメツロン(fluometuron)、イソプロツロン(isoproturon)、リヌロン(linuron)およびメタベンズチアズロン(methabenzthiazuron);ヒドロキシルアミン類、例えば、アロキシジム(alloxydim)、クレトジム(clethodim)、シクロキシジム(cycloxydim)、セトキシジム(sethoxydim)およびトラルコキシジム(tralkoxydim);イミダゾリノン類、例えば、イマゼタピル(imazethapyr)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザピル(imazapyr)およびイマザクイン(imazaquin);ニトリル類、例えば、ブロモキシニル(bromoxynil)、ジクロベニル(dichlobenil)およびイオキシニル(ioxynil);オキシアセトアミド類、例えば、メフェナセット(mefenacet);スルホニルウレア類、例えば、アミドスルフロン(amidosulfuron)、ベンスルフロン−メチル(bensulfuron−methyl)、クロリムロン−エチル(chlorimuron−ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、メツルフロン−メチル(metsulfuron−methyl)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、プリミスルフロン(primisulfuron)、ピラゾスルフロン−エチル(pyrazosulfuron−ethyl)、チフェンスルフロン−メチル(thifensulfuron−methyl)、トリアスルフロン(triasulfuron)およびトリベヌロン−メチル(tribenuron−methyl);チオカルバメート類、例えば、ブチレート(butylate)、シクロエート(cycloate)、ジ−アラート(di−allate)、EPTC、エスプロカルブ(esprocarb)、モリネート(molinate)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、チオベンカルブ(thiobencarb)およびトリ−アラート(tri−allate);トリアジン類、例えば、アトラジン(atrazine)、シアナジン(cyanazine)、シマジン(simazine)、シメトリン(simetryn)、テルブトリン(terbutryn)およびテルブチルアジン(terbuthylazine);トリアジノン類、例えば、ヘキサジノン(hexazinone)、メタミトロン(metamitron)およびメトリブジン(metribuzin);その他、例えば、アミノトリアゾール、ベンフレサート(benfuresate)、ベンタゾン(bentazone)、シンメスリン(cinmethylin)、クロマゾン(clomazone)、クロピラリド(clopyralid)、ジフェンゾクアート(difenzoquat)、ジチオピル(dithiopyr)、エトフメセート(ethofumesate)、フルオロクロリドン(fluorochloridone)、グルホシネート(glufosinate)、グリフォセート(glyphosate)、イソキサベン(isoxaben)、ピリデート(pyridate)、キンクロラック(quinchlorac)、キンメラック(quinmerac)、スルホセート(sulfosate)およびトリジファン(tridiphane)。

    本発明に従う活性化合物はさらにそれらの市販の調合物中およびそれらの調合物から調製した使用形態で、相乗剤との混合物状で存在することもできる。 相乗剤とは、加えられる相乗剤自体は活性である必要はないが、活性化合物の活性を高める化合物である。

    市販の調合物から調整した使用形態の活性化合物含有量は広い範囲内で変えることができる。 使用形態の活性化合物濃度は0.0000001〜95重量%、好適には0.0001〜1重量%の間、の活性化合物でありうる。

    化合物は使用形態に適する通常の方法で使用される。

    衛生上の有害生物または貯蔵製品の有害生物に対して使用する時には、活性化合物は木材およびクレイ上での優れた残存活性並びに石灰処理した物質上でのアルカリに対する良好な安定性を有する。

    本発明に従う活性化合物は植物、衛生上、および貯蔵製品に対してだけでなく、獣医薬分野において動物寄生体(体外寄生体)、例えば硬質マダニ(hard ticks)、軟質マダニ(soft ticks)、皮癬ダニ、葉ダニ、ハエ類(刺すハエおよび吸うハエ)、寄生性のハエの幼虫、虱、毛虱、鳥虱および蚤、に対しても活性である。 これらの寄生体は下記のものを包含する:
    シラミ目(Anoplurida)から、例えば、ヘマトピヌス種(Haematopinus spp.)、リノグナスス種(Linognathus spp.)、ペジクルス種(Pediculus spp.)、フチルス種(Phtirus spp.)およびソレノポテス種(Solenopotes spp.)。

    ハジラミ目(Mallophagida)並びにマルツノハジラミ亜目(Amblycerina)およびホソツノハジラミ亜目(Ischnocerina)から、例えば、トリメノポン種(Trimenopon spp.)、メノポン種(Menopon spp.)、トリノトン種(Trinoton spp.)、ボビコラ種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ(Werneckiella spp.)、レピケントロン種(Lepikentron spp.)、ダマリナ種(Damalina spp.)、トリコデクテス種(Trichodectes spp.)およびフェリコラ種(Felicola spp.)。

    双翅目(Diptera)並びにカ亜目(Nematocerina)およびハエ亜目(Brachycerina)から、例えば、エーデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、シムリウム種(Simulium spp.)、ユーシムリウム種(Eusimulium spp.)、フレボトムス種(Phlebotomus spp.)、ルツゾミイア種(Lutzomyia spp.)、クリコイデス種(Culicoides spp.)、クリソプス種(Chrysops spp.)、ヒボミトラ種(Hybomitra spp.)、アチロツス種(Atylotus spp.)、タバヌス種(Tabanus spp.)、ヘマトポタ種(Haematopota spp.)、フィリポニア種(Philipomyia spp.)、ブラウラ種(Braula spp.)、ムスカ種(Musca spp.)、ヒドロタエア種(Hydrotaea spp.)、ストモキシス種(Stomoxys spp.)、ヘマトビア種(Haematobia spp.)、モレリア種(Morellia spp.)、ファニア種(Fannia spp.)、グロッシナ種(Glossina spp.)、カリフォラ種(Calliphora spp.)、ルシリア種(Lucilia spp.)、クリソミイア種(Chrysomyia spp.)、ウールファルチア種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ種(Sarcophaga spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ種(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス種(Gasterophilus spp.)、ヒッポボスカ種(Hippobosca spp.)、リポプテナ種(Lipoptena spp.)およびメロファグス種(Melophagus spp.)。

    ノミ目(Siphonapterida)から、例えば、プレックス種(Pulex spp.)、クテノセファリデス種(Ctenocephalides spp.)、ゼノピスラ種(Xenopyslla spp.)およびセラトフィルス種(Ceratophyllus spp.)。

    カメムス目(Heteropterida)、例えば、シメックス種(Cimex spp.)、トリアトマ種(Triatoma spp.)、ロドニウス種(Rhodnius spp.)およびパンストロンギルス種(Panstrongylus spp.)。

    ゴキブリ目(Blattarida)から、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattela germanica)およびスペラ種(Supella spp.)。

    ダニ目(Acaria)(アカリダ(Acarida))の亜種並びにメタ−(Meta−)およびメソスチグマタ目(Mesostigmata)から、例えば、アルガス種(Argas spp.)、オルニソドルス種(Ornithodorus spp.)、オタビウス種(Otabius spp.)、イキソデス種(Ixodes spp.)、アンブリオンマ種(Amblyomma spp.)、ブーフィルス種(Boophilus spp.)、デルマセントル種(Dermacentor spp.)、ヘマフィサリス種(Haemaphysalis spp.)、ヒアロンマ種(Hyalomma spp.)、リピセファルス種(Rhipicephalus spp.)、デルマニッサス種(Dermanyssus spp.)、ライリエチア種(Raillietia spp.)、ニューモニッサス(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ種(Sternostoma spp.)およびバロア種(Varroa spp.)。

    ケダニ亜目(Actinedida)(プロチグマタ(Prostigmata))およびコナダニ亜目(Acaridida)(アスチグマタ(Astigmata))から、例えば、アカラピス種(Acarapis spp.)、ケイレチエラ種(Cheyletiella spp.)、オルニソヘイレチア種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア種(Myobia spp.)、ソレルガテス種(Psorergates spp.)、デモデックス種(Demodex spp.)、トロンビクラ種(Trombicula spp.)、リストロフォルス種(Listrophorus spp.)、アカルス種(Acarus spp.)、チロファグス種(Tyrophagus spp.)、カログリフス種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス種(Hypodectes spp.)、テロリクス種(Pterolichus spp.)、ソロプテス種(Psoroptes spp.)、コリオプテス種(Chorioptes spp.)、オクトデクテス種(Octodectes spp.)、サルコプテス種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス種(Notoedres spp.)、ネミドコプテス種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス種(Cytodites spp.)およびラミノシオプテス種(Laminosioptes spp.)。

    本発明に従う式(I)の活性化合物は農業用家畜、例えば、、羊、山羊、馬、豚、驢馬、駱駝、バッファロー、兎、鶏、七面鳥、鴨、鵞鳥および蜜蜂、他の室内動物、例えば、犬、猫、飼育用の鳥および水族館の魚、並びにいわゆる実験動物、例えば、ハムスター、モルモット、ラットおよびマウス、に感染する節足動物を抑制するためにも適する。 本発明に従う活性化合物の使用によりこれらの節足動物を抑制することによって死亡事例および(肉、乳、羊毛、皮革、卵、蜂蜜などの)生産量減少を減じ、その結果、より経済的なそしてより簡単な動物の飼育を可能にする。

    本発明に従う活性化合物は獣医学分野では、既知の方法で腸内投与により、例えば錠剤、カプセル剤、飲料、飲み薬、顆粒、ペースト、大型丸剤、飼料を介する方法および坐薬の形態で、非経口的投与により、例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内など)により、移植物、鼻内投与により、例えば浸漬もしくは入浴、噴霧、注ぎおよび滴下の形態で皮膚投与により、洗浄および粉末散布の形態で、そして活性化合物を含有する成型品、例えば首輪、札、尾の標識、足輪、端綱、標識装置などを用いて使用される。

    家畜、家禽、室内動物などに投与される時には、式(I)の活性化合物は1〜80%の量で活性化合物を含んでなる調合物(例えば粉剤、乳剤、散剤組成物)として、直接または100〜10000倍の希釈後に、使用することができ、或いはそれらを化学浴の形態で使用してもよい。

    さらに、本発明に従う式(I)の化合物が工業材料を破壊する昆虫に対して有効な殺昆虫活性を有することも見いだされた。

    下記の昆虫が例としてそして好適であるとして挙げられるが、それらは限定されるものではない:
    甲虫類(Beetles)、例えばヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、クロロフォルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・プンクタツム(Anobiumu punctatum)、ゼストビウム・ルフォビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌス・ペクチコルニス(Ptilinus pecticornis)、デンドロビウム・ペルチネックス(Dendrobium pertinex)、エルノビウス・モリス(Ernobius mollis)、プリオビウム・カルピニ(Priobium carpini)、リクツス・ブルンネイス(Lyctus brunneus)、リクツス・アフリカヌス(Lyctus africanus)、リクツス・プラニコリス(Lyctus planicollis)、リクツス・リネアリス(Lyctus linearis)、リクツス・プベッセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンセス・ルギコシル(Minthes rugicollis)、キシレボルス種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.)、アパテ・モオナクス(Apate monachus)、ボスチリクス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクス・ブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)、ジノデルス・ミヌツス(Dinoderus minutus)。
    ハチ類(Hymenopteros)、例えばシレックス・ジュベンクス(Sirex juvencus)、ウロセルス・ギガス(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas taignus)、ウロセルス・アウグル(Urocerus augur)。
    シロアリ類(Termites)、例えばカロテルメス・フラビコリス(Kalotermes flavicollis)、クリプトテルメス・ブレビス(Crytotermes brevis)、ヘテロテルメス・インジコラ(Heterotermes indicola)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レクチクリテルメス・ルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、マストテルメス・ダーウィニエンシス(Mastotermes darwiniensis)、ズーテルモプシス・ネバデンシス(Zootermopsis nevadensis)、コプトテルメス・フォルモサヌス(Coptotermes formosanus)。
    シミ類(Bristletails)、例えばレイスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)。

    これに関する工業材料は非−生存材料、例えば、好適にはプラスチック、接着剤、サイズ、紙およびボール紙、皮革、木材および加工木材製品、並びにコーテイング組成物を意味すると理解すべきである。

    木材および加工木材製品が、昆虫による感染から特に好ましく保護される材料である。

    本発明に従う剤またはこれらを含んでなる混合物により保護できる木材および加工木材製品は、例えば、建築用材木、木製梁、鉄道枕木、橋梁部品、防波堤、木製車両、箱、荷台、容器、電柱、木製型桟、木製窓および扉、合板、チップボード、連結製品、または家屋の建築もしくは建築用連結部の中で非常に一般的に使用されている木材製品を意味すると理解すべきである。

    活性化合物はそのままで、濃縮物または一般的な普通の調合物、例えば粉末、粒剤、液剤、懸濁剤、乳剤もしくはペースト、の形態で使用することができる。

    上記の調合物はそれ自体は既知である方法で、例えば活性化合物を少なくとも1種の溶媒もしくは希釈剤、乳化剤、分散剤および/または結合剤または揮発保留剤、撥水剤、適宜乾燥剤および紫外線安定剤、並びに適宜着色剤および顔料、並びに他の加工助剤と混合することにより、製造できる。

    木材および木材から作成される材木製品の保護用に使用される殺昆虫剤組成物または濃縮物は本発明に従う活性化合物を0.0001〜95重量%、特に0.001〜60重量%、の濃度で含んでなる。

    使用される組成物または濃縮物の量は昆虫の性質および発生状態並びに媒体に依存する。 最適な適用量は使用時に各場合とも一連の試験により決めることができる。 しかしながら、一般的には、保護しようとする材料を基にして0.0001〜20重量%、好適には0.001〜10重量%、の活性化合物を使用することで充分である。

    使用される溶媒および/または希釈剤は有機化学溶媒もしくは溶媒混合物および/または油状もしくは油型の有機化学溶媒もしくは低揮発度の溶媒混合物および/または有極性有機化学溶媒もしくは溶媒混合物および/または水並びに適宜乳化剤および/または湿潤剤である。

    好適に使用される有機化学溶媒は35より上の蒸発価(evaporation number)および30℃より上の、好適には45℃より上の、引火点を有する油状または油類似溶媒である。 低揮発度を有するそのような油状または油類似溶媒として使用される物質は、適当な鉱油もしくはそれらの芳香族画分、または鉱油を含有する溶媒混合物、好適にはホワイトスピリット、石油および/またはアルキルベンゼンである。

    170〜220℃の沸騰範囲を有する鉱油、170〜220℃の沸騰範囲を有するホワイトスピリット、250〜350℃の沸騰範囲を有するスピンドル油、160〜280℃の沸騰範囲の石油もしくは芳香族、ターペンチンのエッセンスなどが有利に使用される。

    好適な態様では、180〜210℃の沸騰範囲を有する液体脂肪族炭化水素類もしくは180〜220℃の沸騰範囲を有する芳香族および脂肪族炭化水素類の高沸点混合物および/またはスピンドル油および/またはモノクロロナフタレン、好適にはα−モノクロロナフタレン、が使用される。

    溶媒混合物も35より上の蒸発価および30℃より上の、好適には45℃より上の、引火点を有し且つ殺昆虫剤/殺菌・殺カビ剤混合物がこの溶媒混合物の中に可溶性または可乳化性である限り、35より上の蒸発価および30℃より上の、好適には45℃より上の引火点を有する低揮発度の油状または油類似有機溶媒を高または中揮発度の有機化学溶媒により部分的に置換することができる。

    好適な態様によると、有機化学溶媒もしくは溶媒混合物の一部は脂肪族の有極性有機化学溶媒もしくは溶媒混合物により置換される。 ヒドロキシルおよび/またはエステルおよび/またはエーテル基を有する脂肪族有機化学溶媒、例えば、グリコールエーテル、エステル類などが好適に使用される。

    本発明の概念で使用される有機化学結合剤はそれ自体既知であり、水で希釈可能でありおよび/または使用される有機化学溶媒中に可溶性もしくは可分散性もしくは可乳化性である合成樹脂および/または結合性乾燥油、特にアクリレート樹脂、ビニル樹脂、例えばポリ酢酸ビニル、ポリエステル樹脂、重縮合もしくは重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂もしくは改質アルキド樹脂、フェノール樹脂、炭化水素樹脂、例えばインデン−クマロン樹脂、シリコーン樹脂、乾燥植物性および/または乾燥油および/または天然および/もしくは合成樹脂をベースとした物理的乾燥結合剤からなるかまたはそれらを含んでなる結合剤である。

    結合剤として使用される合成樹脂は乳化液、分散液または溶液の形態で使用することができる。 ビチューメンまたはビチューメン物質を10重量%までの量で結合剤として使用することができる。 それ自体は既知である染料、顔料、撥水剤、臭気−遮蔽物質および抑制剤または腐食防止剤などをさらに使用することもできる。

    組成物または濃縮物が有機化学結合剤として少なくとも1種のアルキド樹脂または改質アルキド樹脂および/または乾燥植物性油を含んでなることが本発明によると好ましい。 45重量%より多い、好適には50〜68重量%の、油含有量を有するアルキド樹脂が本発明により好適に使用される。

    上記の結合剤の全部または一部を揮発保留剤(混合物)または可塑剤(混合物)により置換することができる。 これらの添加剤は活性化合物の蒸発および結晶化または沈澱を防止することを意図する。 それらは好適には(使用される結合剤の100%を基にして)結合剤の0.01〜30%を置換する。

    可塑剤は、フタル酸エステル類、例えばフタル酸ジブチル、ジオクチルもしくはベンジルブチル、燐酸エステル類、例えば燐酸トリブチル、アジピン酸エステル類、例えばアジピン酸ジ−(2−エチルヘキシル)、ステアリン酸エステル類、例えばステアリン酸ブチルもしくはステアリン酸アミル、オレイン酸エステル類、例えばオレイン酸ブチル、グリセロールエーテル類または相対的に高分子量のグリコールエーテル類、グリセロールエステル類およびp−トルエンスルホン酸エステル類の化学種から生ずる。

    揮発保留剤は化学的にはポリビニルアルキルエーテル類、例えば、ポリビニルメチルエーテル、またはケトン類、例えばベンゾフェノンもしくはエチレンベンゾフェノン、を基にしている。

    可能な溶媒または希釈剤は特に水であり、適宜1種もしくはそれ以上の上記の有機化学溶媒または希釈剤、乳化剤および分散剤との混合物状であってもよい。

    大規模な工業的含浸方法、例えば真空、二重真空または圧力法、により木材の特に有効な保護が得られる。

    調合済み組成物は、適宜、別の殺昆虫剤およびさらに、適宜、1種もしくはそれ以上の殺菌・殺カビ剤を含んでなることができる。

    可能な追加の混合相手は、好適には、WO 94/29 268に挙げられている殺昆虫剤および/または殺菌・殺カビ剤である。 この文献に挙げられている化合物は本出願の明白な構成部分である。

    挙げられる特に好ましい混合相手は殺昆虫剤、例えばクロピリフォス(chlorpyriphos)、フォキシム(phoxim)、シラフルフィン(silafluofin)、アルファメスリン(alphamethrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シペルメスリン(cypermethrin)、デルタメスリン(deltamethrin)、ペルメスリン(permethrin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、NI−25、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)およびトリフルムロン(triflumuron)、並びに殺菌・殺カビ剤、例えばエポキシコナゾール(epoxyconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、アザコナゾール(azaconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、メトコナゾール(metconazole)、イマザリル(imazalil)、ジクロフルアニド(dichlofluanide)、トリルフルアニド(tolylfluanide)、カルバミン酸3−ヨード−2−プロピニルブチル、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オンおよび4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オンである。

    本発明に従う活性化合物の製造および使用を以下の実施例により説明する。

    実施例I−1a−1

    1.6gの4−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸および0.29gのテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを20mlの1,2−ジメトキシエタン中の1.93gの以上で示された臭素化合物に20℃で加える。 混合物を20℃で15分間撹拌し、15mlの20%強度炭酸ナトリウム溶液を加えそして混合物を80℃で1日間撹拌する。 溶液を濾過しそして酢酸エチルで抽出する。 水相を濃塩酸を用いて0〜10℃で酸性化し、真空中で濃縮乾固しそして残渣をシリカゲル上で移動溶媒として塩化メチレン/酢酸エチル(3:1)を用いてクロマトグラフィーにかける。
    収量:0.40g(理論値の17%)、融点143℃

    実施例I−1a−14

    9mlの無水ジメチルホルムアミド(DMF)中の4.42gの実施例(II−10)に従う化合物を7mlの無水DMF中の2.6gのカリウムtert. −ブチレートに80℃で滴下しそして混合物をこの温度で反応が完了するまで(薄層クロマトグラフィー(TLC)により監視する)撹拌する。 冷却後に、90mlの氷水を加えそして混合物を0℃〜10℃で濃塩酸を用いて2のpHまで酸性化する。 混合物を濾別し、氷水で洗浄し、乾燥しそしてメチル−tert. −ブチルエーテル(MTBE)/n−ヘキサンと共に沸騰させる。
    収量:2.81g(理論値の68%)、融点204℃。

    実施例I−1−a−1およびI−1−a−14の方法により、そして式I−1−aの化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が製造された:

    実施例I−1−b−1

    還流下で、0.4mlの塩化イソブチリルを30mlの酢酸エチル(EA)中の1gの実施例(I−1−a−16)の化合物および0.5mlのトリエチルアミンに加え、そして反応が終了するまで(TLCにより監視される)混合物を撹拌する。 混合物を濃縮しそしてシリカゲルクロマトグラフィーにより精製する。 移動相 塩化メチレン/EA 10/1
    収量0.15g(理論値の11%)、融点:201℃。

    実施例(I−1−b−1)の方法により、そして式(I−1−b)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の式(I−1−a)の化合物が製造された:

    実施例I−1−c−1

    0℃において、0.35gのクロロ蟻酸エチルを30mlの塩化メチレン中の1gの実施例(I−1−a−16)および0.5mlのトリエチルアミンに加え、そして混合物を20℃で1日間撹拌する。 混合物を濃縮しそして残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製する。
    移動相 塩化メチレン/EA 10/1
    収量0.12g、融点:194℃。

    実施例(I−1−c−1)の方法により、そして式(I−1−c)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が製造された:

    実施例II−1

    5gの実施例(XXVII−5)の化合物および7.6mlの塩化チオニルを気体の発生が止むまで80℃に加熱する。 過剰の塩化チオニルを除去しそして残渣を20mlのアセトニトリル中に加える(溶液1)。

    4.61gの化合物

    を最初に20mlのアセトニトリル中に充填し、6.1gの粉砕された炭酸カリウムを加え、溶液1を0−10℃で滴下しそして混合物を室温で1時間撹拌する。 混合物を250mlの氷水中に注ぎそして塩化メチレンで抽出し、そして抽出物を0.5N HClで洗浄しそして濃縮する。 残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかける(移動相 塩化メチレン/EA 3/1)、収量5g、融点:91℃。

    実施例II−1の方法により、そして式(II)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の式(II)の例が得られる

    実施例(I−2−a−1)

    19.5mlの20%強度炭酸ナトリウム溶液を20mlのジメトキシエタン中の1.55gのWO97/36868の実施例に従い得られうる以上で示された臭素化合物、0.73gの4−クロロフェニルボロン酸および0.27gのテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムに加え、そして混合物を80℃で4時間撹拌する。 混合物を1N NaOHと混合しそしてエーテルで2回抽出する。 アルカリ性の相を濾過しそして希塩酸を用いて酸性化する。 混合物を吸引濾別しそして乾燥する。 収量0.36g、融点260−263℃。

    実施例I−2−a−1の方法により、および/または式(I−2−a)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の式(I−2−a)の例が得られる

    実施例I−2−b−1

    0.125g(0.3ミリモル)の化合物I−2−a−2を最初に無水塩化メチレン中に充填しそして次に0.04g(0.36ミリモル)のトリエチルアミンと混合し、そして0.04g(0.36ミリモル)の塩化イソブチリルを0−10℃で滴下する。 混合物を一夜撹拌しそして引き続き10%強度クエン酸で1回そして10%強度炭酸ナトリウム水溶液で1回洗浄し、そして有機相を乾燥しそして濃縮する。
    収量:0.1gの油
    H NMR(300MHz、CDCl ):δ=2.06、2.07(2s,3H,ArCH )、2.24、2.25(2s,3H,ArCH )、2.61(m,1H,C (CH )、3.35、3.40(2s,3H,OCH )、7.09(s,2H,ArH)、7.16、7.19(AA′,BB′,1H,Ar−H)、7.35、7.37(AA′,BB′,2H,ArH)。

    実施例I−2−c−1

    実施例1−2−a−2の化合物をクロロ蟻酸エチルと反応させることによる実施例I−2−b−1の方法による製造。 油。
    H NMR(300MHz、CDCl ):δ=1.10(t,3H,O−CH CH )、2.08(2s,3H,ArCH )、2.24、2.25(2s,3H,Ar CH )、3.36、3.40(2s,3H,OCH )、7.11(2s,2H,ArH)、7.18、7.21(AA′,BB′,2H,ArH)、7.35、7.38(AA′,BB′,2H,ArH)。

    実施例I−3−a−1

    210mlのトルエン中の44gの実施例IV−1の化合物および92mlのトリフルオロ酢酸を還流下で一夜加熱する。 混合物を濃縮しそして残渣を600mlの水および200mlのMTBEの中に加える。 NaOHの添加によりpHを14に調節し、そして混合物を次にMTBEで2回抽出する。 水相を1lの1N HClに滴下する。 混合物を2時間撹拌し、塩化メチレンで抽出しそして濃縮する。 精製のために、残渣を約200mlのMTBE/シクロヘキサン8/1と共に撹拌し、吸引濾別しそして乾燥する。 収量5.9g、融点232−235℃。

    実施例(I−3a−1)の方法によりおよび/または式(I−3−a)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が得られる

    実施例I−3−b−1

    実施例1−3−a−2の化合物を塩化イソバレリルと反応させることによる、実施例I−2−b−1の方法による製造。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=0.9(d,6H,CH−C )、1.2−2.0(m,10H,シクロヘキシル−H)、2.1、2.2(s,6H,2×ArCH )、6.85−7.5(m,6H,ArH)ppm。

    実施例I−3−c−1

    実施例1−3−a−2の化合物とクロロ蟻酸エチルルの反応による、実施例I−2−c−1の方法による製造。 油。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=0.95(t,3H,CH CH )、1.3−1.9(m,10H,シクロヘキシル−H)、1.9(s,3H,ArCH )、2.1(s,6H,2×Ar−CH )、4.0(q,2H,OCH )、7.0−7.5(m,5H,Ar−H)ppm。

    実施例(I−3−c−1)の方法により、および/または式(I−3−c)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が得られる

    実施例IV−1

    A:15g(53.5ミリモル)の化合物

    を9.63g(80.3ミリモル)の塩化チオニルを用いて一般的な方法で対応する塩化アシルに転化し、そして30mlのテトラヒドロフラン(THF)中に溶解する。
    B:0℃において、27g(87.5ミリモル)の実施例XXXII−2の化合物を100mlのTHF中の45.8ml(96.3ミリモル、1.1当量)のリチウムジイソプロピルアミド(LDA)溶液に滴下し、混合物をこの温度で30分間撹拌しそしてAで製造された溶液を次に滴下する。 冷却せずに、撹拌を1時間続ける。 300mlのMTBEおよび数滴の水を次に加え、そして混合物を各場合とも300mlの10%強度NH Cl溶液で2回洗浄しそして濃縮する。 収量44g。 油。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=1.2−2.0(m,10H,シクロヘキシル−H)、2.25(s,3H,Ar−CH )、3.1(dd,2H,SCH )、3.6−3.7(s,6H,2×OCH )、6.7−7.7(m,12H,Ar−H)ppm。

    実施例I−7−a−1

    5.3g(12.8ミリモル)の実施例X−1の化合物を最初に20mlのDMF中に充填し、2.2g(19.2ミリモル、1.5当量)のカリウムtert−ブトキシドと混合しそして80℃で1時間加熱する(TLCにより監視する)。

    混合物を次に約0.6lの1N HClに(氷冷しながら)ゆっくり加え、吸引濾別しそして乾燥する。 収量4.85g、融点224−226℃。

    実施例(I−7−a−1)の方法により、および/または式(I−7−a)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が得られる

    実施例I−7−b−1

    実施例(1−7−a−1)の化合物を塩化イソバレリルと反応させることによる実施例(I−2−b−1)の方法による製造。 収量1.26gの油。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=0.95(d,6H,2×CH−CH )、1.2−1.8(m,10H,シクロヘキシル−H)、2.1、2.2(s,6H,2×Ar−CH )、6.85−7.5(m,6H,Ar−H)ppm。

    実施例I−7−c−1

    実施例(1−7−a−3)の化合物をクロロ蟻酸エチルと反応させることによる実施例(I−2−c−1)の方法による製造。 収量1.3g。 ワックス。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=1.2(t,3H,CH CH )、1.3−1.8(m,10H,シクロヘキシル)、1.65、1.9、2.05(s,3×3H,Ar−CH )、3.05(bs,2H,シクロペンチルCH )、4.2(q,2H,OCH )、7.0−7.5(m,5H,Ar−H)。

    実施例(I−7−c−1)の方法によりおよび/または式(I−7−c)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が得られる

    実施例X−1

    24gの実施例式(XXXVIII−1)の化合物の粗製生成物を還流下で140mlのアセトン中で8.2gの炭酸カリウムおよび25.4gのヨウ化メチルと共に16時間加熱する。 混合物を濾過しそして濃縮しそして残渣をシリカゲル上で精製する:移動相、塩化メチレン/石油エーテル2/1、最後は純粋な塩化メチレン。 収量5.6g。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=1.2−1.8(m,10H,シクロヘキシルH)、2.1、2.2(s,6H,2×Ar−CH )、2.9、3.8(s,4H,2×COCH )、3.5(s,3H,OCH )、6.95−7.5(s,6H,Ar−H)ppm。

    実施例XXXVIII−1

    −15℃において、17.9gの実施例XXXII−1の化合物の溶液を30mlのLDA溶液(2M、1.1当量)の60mlのTHF中溶液に滴下し、そして混合物を0℃で1時間撹拌する。 −15℃において、6.1gの実施例XLI−1の化合物の10mlのTHF中溶液を次に滴下する。 混合物を室温で2時間撹拌し、100mlの水および24gの塩化アンモニウムを加えそして混合物を濃HClを用いて酸性化する。 中間生成物をエーテルで抽出する。 抽出物を濃縮しそして残渣を220mlの水中で60gのKOHと共に2日間撹拌する。 冷却後に、混合物を濃HClを用いて酸性化しそしてエーテルで抽出する。 粗製生成物を精製せずにさらに反応させる。 収量24g。

    実施例XLI−1

    500mlの無水酢酸中の100gの化合物

    を還流下で一夜加熱する。 混合物を濃縮し、残渣を少量の塩化メチレン中に溶解しそしてn−ヘキサンと混合する。 混合物を冷蔵庫の中に一夜放置し、吸引濾別しそして乾燥する。 収量74.8g。

    実施例I−8−a−1

    0.95gのカリウムtert−ブトキシドを10mlのDMF中の2.1gの実施例(XI−1)の化合物に加え、そして混合物を80℃に2時間加熱する。 氷冷しながら、混合物を約1lの1N HCl中にゆっくり注ぎ、そして沈澱を吸引濾別する。
    収量0.2g。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=1.1(s,6H,C−CH )、1.85(m,2H,COCH )、2.0(s,3H,ArCH )、2.65(m,2H,COC CH )、7.1−7.6(m,7H,Ar−H)ppm。

    実施例I−8−a−1の方法により、および/または式(I−8−a)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が得られる

    実施例I−8−b−1

    実施例1−8−a−2の化合物を塩化イソバレリルと反応させることによる、実施例(I−2−b−1)の方法による製造。 油。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):1.1(δ,6H,2×CHC )、1.1(s,6H,2×CCH )、1.65(m,1H,C CH )、2.0、2.2(s,6H,ArCH )、6.7−7.5(m,6H,Ar−H)ppm。

    実施例I−8−c−1

    (1−8−a−5)の化合物をクロロ蟻酸エチルルと反応させることによる実施例(I−2−c−1)の方法による製造。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):δ=1.1(t,3H,CH )、1.14 1.18(s,2×3H,C−CH )、1.9 2.0 2.1(s,3×3H,ArCH )、2.45 2.7(d,2×2H,シクロヘキシル−CH )、4.1(q,2H,OCH )、7.0−7.5(m,5H,Ar−H)ppm。

    実施例(I−8−c−1)の方法により、および/または式(I−8−c)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の化合物が得られる

    実施例XI−1

    250mlのアセトン中の38.2gの実施例XLII−1の化合物、14.6gの炭酸カリウムおよび45.25gのヨウ化メチルを還流下で16時間加熱する。 混合物を濾過し、濾液を濃縮しそして残渣をシリカゲル上で精製する(移動相 塩化メチレン/石油エーテル2/1、最後は純粋な塩化メチレン)。 収量2.1gの油。
    H NMR(400MHz、d −DMSO):1.1(s,6H,2×CCH )、1.7(m,2H,COCH )、2.15(s,3H,ArCH )、2.55(m,2H,COC CH )、3.55(s,3H,OCH )、7.2−7.7(m,17H,Ar−H)ppm。

    実施例XLII−1

    −15℃において、34gの実施例XXXII−2の化合物の30mlのTHF中溶液を60mlのLDA溶液(2モル、1.1当量)の120mlのTHF中溶液に滴下し、そして混合物を0℃で1時間撹拌する。 −15℃において、10.3gの無水2,2−ジメチルグルタル酸の20mlのTHF中溶液を次に滴下する。 混合物を室温で2時間撹拌し、180mlの水および48gの塩化アンモニウムを次に加え、混合物を濃HClを用いて酸性化しそして中間生成物をエーテルで抽出する。 エーテルを除去しそして残渣を還流下で400mlの水で120mlのKOHと共に2日間撹拌する。

    冷却後に、混合物を濃HClを用いて酸性化しそしてエーテルで抽出する。 エーテルを除去した後に残存する粗製生成物を精製せずにさらに反応させる。 収量38.4gの油。

    実施例XXIV−1

    55mlの塩化チオニル中の65.2gの実施例XXVII−2の化合物を気体の発生が止むまで70℃に加熱する。 過剰の塩化チオニルを除去しそして残渣を高真空下で蒸留する。 収量:32g、融点46℃。

    実施例(XXIV−1)の方法によりおよび/または式(XXIV)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の式(XXIV)の化合物が得られる

    *化合物はさらなる精製なしに式(II)または(III)の化合物を製造するために使用された。

    実施例XXVII−1

    280mlの水中の3.04gのLiOHを280mlのTHF中の35gの実施例XXXII−1の化合物に滴下し、10mlのエタノールを加えそして混合物を室温で一夜撹拌する。 混合物を次に濃縮し、残渣を水と混合しそしてMTBEで抽出する。 水相を濃HClを用いて酸性化する。 混合物を吸引濾別しそしてフィルター残渣をヘキサンで洗浄する。 収量:21g、融点133℃。

    実施例(XXVII−1)の方法により、および/または式(XXVII)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の式(XXVII)の化合物が得られる。

    実施例XXXII−1

    変法A
    54gの実施例XLV−1の化合物を1lのメタノール中の31gのKOHに加え、そして混合物を室温で一夜撹拌する。 混合物を吸引濾別しそしてフィルター残渣をメタノールで洗浄する。 濾液を濃縮し、そして残渣を水と混合しそして塩化メチレンで抽出する。 有機相の濃縮する。 収量10g。

    変法B
    1lのジメトキシエタンおよび700mlの1M Na CO 溶液中の96gの3−ブロモ−4,6−ジメチルフェニル酢酸メチル、65gの4−クロロフェニルボロン酸および1.5gの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)を還流下で一夜加熱する。 混合物を水とEAの間に分配し、そして有機相を飽和塩化アンモニウム溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄しそして濃縮する。 収量61g。
    H NMR(400MHz、CDCl ):δ=2.21、2.31(2s,6H,Ar−CH )、3.63(s,2H,CH )、3.69(s,3H,OCH )、7.03−7.1(2s,2H,Ar−H)、7.25、7.38(AA′,BB′,4H,Ar−H)ppm。

    実施例(XXXII−1)、変法Bの方法により、および/または式(XXXII)の化合物を製造するための一般的工程に従い、下記の式(XXXII)の化合物が得られる

    実施例XLV−1

    29.5gの無水塩化銅(II)を33gのイソペンチルニトリルの120mlのアセトニトリル中溶液の中に導入する。 混合物を271gのジクロロエテン(塩化ビニリデン)とそして引き続きアセトニトリル中に溶解させた43gの実施例XLVI−1の化合物と混合し、そして混合物を室温で気体の発生が止むまで撹拌する。 混合物を次に800mlの氷冷された20%強度塩酸の中に注ぎそしてMTBEで繰り返し抽出する。 有機相を20%強度HClで洗浄しそして濃縮する。
    収量19g。 生成物を精製せずに、直接さらに反応させた。

    実施例XLVI−1
    3−ブロモ−4,6−ジメチルアニリンおよび4−クロロフェニルボロン酸から出発して、実施例XXXII−1、変法Bの通りにして行われるスズキカップリングにより、

    が得られる。 収量12g。
    H NMR(400MHz、CDCl ):δ=2.12(s,3H,Ar−C )、2.18(s,3H,Ar−C )、3.35(brd,2H,NH )、6.53(s,1H,Ar−H)、6.94(s,1H,Ar−H)、7.23(AA′,BB′,2H,Ar−H)、7.35(AA′,BB′,2H,Ar−H)。

    実施例XLVI−2
    同じ方法により3−ブロモ−6−メチルアニリンから出発して、

    が得られる。 融点184℃

    実施例
    コブアブラムシ(Myzus)試験溶媒: 1重量部のジメチルホルムアミド乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。

    ピーチ・アフィド(ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae))がたくさん感染しているキャベツの葉(ブラシカ・オレラセア(Brassica oleracea))を所望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬することにより処理する。

    所望する時間の期間後に、死滅率、%を測定する。 100%は全てのアブラムシが死滅したことを意味し、0%はアブラムシが死滅しなかったことを意味する。

    この試験では、例えば、下記の製造実施例の化合物が良好な効果を示す:

    実施例
    フエドン(Phaedon)幼虫試験溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。

    キャベツの葉(ブラシカ・オレラセア(Brassica oleracea))を所望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬することにより処理しそして葉がまだ湿っている間にマスタード・ビートル(フエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae))の幼虫を感染させる。

    所望する時間の期間後に、死滅率、%を測定する。 100%は全ての甲虫の幼虫が死滅したことを意味し、0%は甲虫の幼虫が死滅しなかったことを意味する。

    この試験では、例えば、下記の製造実施例の化合物が良好な効果を示す:

    実施例
    スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)試験溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。

    キャベツの葉(ブラシカ・オレラセア(Brassica oleracea))を所望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬することにより処理しそして葉がまだ湿っている間にアーミー・ウォーム(スポドプテラ・フルギペルダ)の毛虫を感染させる。

    所望する時間の期間後に、死滅率、%を測定する。 100%は全ての毛虫が死滅したことを意味し、0%は毛虫が死滅しなかったことを意味する。

    この試験では、例えば、下記の製造実施例の化合物が良好な効果を示す:

    実施例
    ナミハダニ(Tetranychus)試験(OP−抵抗性/浸漬処理)
    溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。

    全段階のグリーンハウス・レッド・スパイダーマイト(テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae))がたくさん感染している豆植物(ファセオルス・ブルガリス(Phaseolus vulgaris))を所望する濃度の活性化合物の調合物中に浸漬する。

    所望する時間の期間後に、死滅率、%を測定する。 100%は全てのハダニが死滅したことを意味し、0%はハダニが死滅しなかったことを意味する。

    この試験では、例えば、下記の製造実施例の化合物が良好な効果を示す:

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