How to convert 1,1,1,2-tetrachloroethane to vinylidene chloride

申请号 JP50901994 申请日 1993-08-13 公开(公告)号 JPH08502063A 公开(公告)日 1996-03-05
申请人 ザ ダウ ケミカル カンパニー; 发明人 エヌ. イトー,ラリー; ディー. シスネロス,マーク; ディー. スミス,デビッド; ハーリー,エー.デイル; ティー. ホルブルック,マイケル; ビー. マーチソン,クレイグ;
摘要 (57)【要約】 1,1,1,2-テトラクロロエタンを工業上十分な割合で塩化ビニリデンを含む反応生成物に触媒転化する方法であって、元素もしくは化合物形状の1種以上のIB族金属(例えば銅)及び元素もしくは化合物形状の1種以上のVIII族金属(例えば白金)を含む触媒の存在下において1,1,1,2-テトラクロロエタンを 水 素と反応させる方法。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 1,1,1,2-テトラクロロエタンを工業上十分な割合で塩化ビニリデンを含む反応生成物に転化する方法であって、元素もしくは化合物形状の1種以上のIB族金属及び元素もしくは化合物形状の1種以上のVIII族金属を含む、担体に担持された触媒の存在下において1,1,1,2-テトラクロロエタン供給材料を水素と反応させることを特徴とする方法。 2. 反応の供給材料に塩化水素を混入する、請求項1記載の方法。 3. 少なくとも20パーセントの収率で塩化ビニリデンが形成される、請求項1 記載の方法。 4. 少なくとも30パーセントの収率で塩化ビニリデンが形成される、請求項3 記載の方法。 5. 触媒が担体上の、元素もしくは化合物形状の1種以上のIB族金属及び元素もしくは化合物形状の1種以上のVIII族金属から本質的になる、請求項1記載の方法。 6. 触媒が担体上の、元素もしくは化合物形状の1種以上のIB族金属及び元素もしくは化合物形状の1種以上のVIII族金属からなる、請求項5記載の方法。 7. 1種以上のIB族金属が銅を含み、1種以上のVIII族金属が白金を含む、請求項6記載の方法。 8. 触媒中のIB族金属及びVIII族金属が銅及び白金から本質的になる、請求項7記載の方法。 9. IB族金属及びVIII族金属が銅及び白金からなる、請求項8記載の方法。 10. 触媒が元素を基準として0.01〜5.0重量パーセントの白金及び元素を基準として0.01〜20重量パーセントの銅を含み、触媒担体が少なくとも200m 2 /gの比表面積を有するカーボンである、請求項9記載の方法。 11. 触媒が元素を基準として0.03〜3.0重量パーセントの白金及び元素を基準として0.05〜15重量パーセントの銅を含み、触媒担体が少なくとも400m 2 /gの比表面積を有するカーボンである、請求項10記載の方法。 12. 触媒が元素を基準として0.05〜1.0重量パーセントの白金及び元素を基準として0.1〜10重量パーセントの銅を含み、触媒担体が少なくとも600m 2 /gの比表面積を有するカーボンである、請求項11記載の方法。 13. 反応が、大気圧〜10.3MPa(gauge)の圧力、100℃〜350℃の温度、0.25秒〜 180秒の滞留時間、及び0.1:1〜100:1の水素−1,1,1,2-テトラクロロエタンモル比で気相内で行われる、請求項10〜12のいずれか記載の方法。 14. 反応が、0.03MPa(gauge)〜3.4MPa(gauge)の圧力、180℃〜300℃の温度、0 .5秒〜120秒の滞留時間、及び0.5:1〜20:1の水素−1,1,1,2-テトラクロロエタンモル比で気相内で行われる、請求項10〜12のいずれか記載の方法。 15. 反応が、0.28MPa(gauge)〜2.1MPa(gauge)の圧力、200℃〜260℃の温度、 1秒〜90秒の滞留時間、及び0.75:1〜6:1の水素−1,1,1,2-テトラクロロエタンモル比で気相内で行われる、請求項10〜12のいずれか記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 1,1,1,2-テトラクロロエタンを塩化ビニリデンに転化する方法 1,1,1,2-テトラクロロエタンは1,2-ジクロロエタンもしくはEDCの製造における副生成物として製造され、塩化ビニルの製造用の有効な中間体であることが知られている。 しかしながら、そのような塩素化された溶剤に対する規制圧の増加及び需要の低下のため、1,l,1,2-テトラクロロエタンのような物質を塩化ビニリデンのような他の有効なもしくは商品性のある生成物に転化できることが有利となっている。 本発明は、この特定の転化を達成するための有効な手段を提供する。 1992年7月29日に公開された欧州特許出願EP 0496446Aには、炭素担体上の銅及びVIII族金属(パラジウム及び白金が好ましい)からなる触媒により1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタンからのクロロトリフルオロエチレン及びトリフルオロエチレンの製造が記載されている。 いくつかの従来の文献は同じ転化を示しており、同じもしくは異なる触媒が記載されている。 例えば、EP 0253410 B、EP 0355907B及びEP 0459463Aを参照されたい。 しかしながら、これらの文献はすべてクロロフルオロカーボンの分野に関するものであると考えられる。 クロロフルオロカーボン以外では、EP 015665には貴金属塩化物、アルカリ金属塩化物、塩化鉄及び所望により塩化銅を含む触媒により1,1,2-トリクロロエタンをエチレン及び塩化ビニルに転化することが記載されている。 本発明の方法により、元素もしくは化合物形状の選ばれたIB族金属及び元素もしくは化合物形状の選ばれたVIII族金属を含む触媒の存在下において1,1,1,2-テトラクロロエタンを素と反応させることによって、工業上十分な割合(すなわち、少なくとも10パーセント、好ましくは少なくとも20 パーセント、より好ましくは少なくとも30パーセントの収率(これは塩化水素及び水素を含まないものを基準として1,1,1,2-テトラクロロエタンの転化率及び塩化ビニリデンへの選択率と規定される))で塩化ビニリデンを含む反応生成物に、1,1,1,2-テトラクロロエタンが転化される。 しかしながら、好ましい触媒は、 担体上の本質的に元素もしくは化合物形状の1種以上のIB族金属と元素もしくは化合物形状の1種以上のVIII族金属の組合せからなる。 より好ましくは、本発明の方法において用いられる触媒は担体上の1種以上のIB金属と1種以上のVIII族金属からなる。 好ましくは、この触媒において選ばれたVIII族金属として、元素もしくは化合物形状の白金が用いられ、IB族金属として元素もしくは化合物形状の銅が用いられる。 より好ましくは、IB族及びVIII族金属は実質的に元素もしくは化合物形状の白金及び銅のみからなり、最も好ましい触媒はIB族及びVIII族金属として元素もしくは化合物形状の白金及び銅のみからなる。 特に好ましいものはシリカもしくはカーボンのような天然担体(カーボンがより好ましい)上の銅及び白金のバイメタル触媒である。 通常、選ばれたIB金属(銅)はこの好ましい触媒の0.01〜20重量パーセント( 元素基準)であり、選ばれたVIII族金属(白金)は触媒の0.01〜5.0重量パーセント(元素基準)であってよい。 より好ましくは、銅は触媒の0.05〜15重量パーセント(元素基準)であってよく、白金は触媒の0.03〜3.0重量パーセント(元素基準)であってよい。 最も好ましくは、銅は触媒の0.1〜10重量パーセント( 元素基準)であってよく、白金は触媒の0.05〜1.0重量パーセント(元素基準) であってよい。 担体は当該分野において従来用いられていたものであってよいが、好ましくはシリカもしくはカーボンであり、より好ましくはカーボンである。 特に好ましいものは、高表面積カーボン担体、例えば未含浸条件において200m 2 /g以上、とりわけ400m 2 /g以上、さらには600m 2 /g以上の比表面積を有するカーボンである。 本発明における使用に適していることが見出された市販入手可能なカーボンの例は、商品名「BPLF3」としてCalgon Carbon Corporationにより製造されているコール(coal)をベースとするカーボンであり、これは通常1100m 2 /g〜1300m 2 /gの比表面積、0.7〜0.85cm 3 /gの気孔体積、及び12.3〜14オングストロームの平均気孔半径を有することを特徴としている。 このカーボンのX線蛍光分析に基づき、BPLF 3の典型的組成は以下のようなものであると測定された。 珪素1.5重量パーセント、アルミニウム1.4重量パーセント、硫黄0.75重量パーセント、鉄0.48重量パーセント、カルシウム0.17重量パーセント、カリウム0.086重量パーセント、チタン0.059重量パーセント、マグネシウム0.051重量パーセント、塩素0.028重量パーセント、リン0.026重量パーセント、バナジウム0.010重量パーセント、ニッケル0.0036重量パーセント、銅0.0035重量パーセント、クロム0.0028重量パーセント、及びマンガン0.0018重量パーセント(残りはカーボンである)。 反応条件は、例えばこの反応を気相中か液相中(回分もしくは連続モード)で行うかによって異なってもよい。 気相法において、100℃〜350℃の温度、0.25秒〜180秒の滞留時間、0.1:1〜100:1のモル基準の水素−1,1,1,2-テトラクロロエタン比で反応圧力は大気圧〜1500psig(10.3MPa(gauge))であってよい。 より好ましくは、気相法において、180℃〜300℃の温度、0.5秒〜120秒の滞留時間、0.5: 1〜20:1の水素−1,1,1,2-テトラクロロエタン比で反応圧力は5psig(0.03MPa(gauge))〜500psig(3.4MPa(gauge))である。 最も好ましくは、200℃〜260℃の温度、1秒〜90秒の滞留時間、0.75:1〜6:1の水素−1, 1,1,2-テトラクロロエタン比で反応圧力は40psig(0.28MPa(gauge))〜300psig(2. 1MPa(gauge))である。 液相法において、25℃〜350℃の温度、1分〜30分の滞留時間、0.1:1〜100:1の水素−1,1,1,2-テトラクロロエタン比で反応圧力は大気圧〜3000psig(20.6MPa(gauge))である。 好ましくは、コーキング及び触媒不活性化速度を低下させるため塩化水素を反応系に混入させることが好ましい。 これについて、転化損失(conversion loss) の速度は好ましくは約0.3パーセント/時間以下、特に約0.01パーセント/時間以下である。 例1まず、CalgonのBPLF3カーボン担体上に0.5重量パーセントの白金及び0.9重量パーセントの銅を含む触媒を製造した。 まず脱イオン化した蒸留水にH 2 PtCl 6・6H 2 O(JTBaker,Inc.Baker Analyzed Grade,37.6パーセントPt)を溶解することによってH 2 PtCl 6ストック溶液を製造した。 所定量のCuCl 2 (Aldrich Chemical Co mpany,Inc.,純度99.999パーセント)を250mlの三フラスコに入れ、H 2 PtCl 6ストック溶液を攪拌しながら適当な比で加えてCuCl 2を溶解した。 次いでこの溶液を脱イオン化した蒸留水で希釈し、攪拌した。 Calgon BPLF3 活性炭(6×16 メッシュ、Calgon Carbon Corp.,Pittsburg,Pa)をフラスコに加え、急速に攪拌してこのカーボンにPt/Cu溶液を均一にコートさせた。 この触媒を大気中、周囲温度において蒸発皿上で18時間乾燥し、次いで120℃のオーブン中でさらに2 時間乾燥した。 こうして乾燥した触媒0.6gを、コンピューター制御により所望の反応温度を達成するためのカートリッジヒーターを備えたアルミニウムブロック内のチューブ状反応器の中心に含まれるガラスウール支持体上に入れた。 次いで触媒をガラスウールのプラグで覆った。 この触媒を窒素下において150℃で8〜24時間乾燥し、その後34mL/minの流速で反応器に水素を24時間通して還元した。 次いで反応器温度を235℃の所定の温度セット点に調節した(76psig(0.52MPa)において)。 反応器温度及び水素ガス流を約1時間平衡にさせ、その後液体1,1,1,2-テトラクロロエタン流を開始した。 1,1,1,2-テトラクロロエタンは高圧シリンジポンプにより1/16インチ(1.6m m)(OD)Monelニッケル合金チューブを通して、エバポレーターとして働く充填サンプルシリンダーに送った。 尚、以下において特に示さない限り、すべてのテスト反応器の部品、チューブ、及び取付部品はMonelニッケル合金(Huntingto n Alloys,Inco Alloys International,Inc.)製である。 1/16インチのチューブは充填シリンダーのほぼ中心まで伸び、そこで電気ヒートトレーシング(tracing)を用いて180℃の蒸発温度まで加熱された。 供給ライン内で1,1,1,2-テトラクロロエタンの蒸発が達成され、1,1,1,2-テトラクロロエタンは水素供給流と混合された際に過熱となった。 エバポレーターのスキン温度及びこのエバポレーターから出るガスの温度をモニターするためサーモカップルを用いた。 電気ヒートトレーシングで包まれた充填サンプルシリンダーからなるプレヒーターを備えた、Matheson Gas Products,Inc. Secaucus,NJのModel 8249リニヤーマスフローコントローラーを用いて水素供給流を、1,1,1,2-テトラクロロエタンに対し1.6:1のモル比でプレヒーターに供給した。 プレヒーターのスキン温度及びプレヒーターを出るガスの温度をモニターするためサーモカップルを用いた。 プレヒーター温度は140℃にセットし、この温度に保った。 エバポレーターを出る蒸発した1,l,1,2-テトラクロロエタンを、140℃に保った1/4インチ(0.64cm)チューブの2フィート(0.61メートル)の位置でプレヒーターからの水素と混合した。 次いで混合したガスを上記チューブ状反応器(外径1/2インチ(1.27cm)、長さ12インチ(30.5cm))に通し、反応させた。 こうして気相中において1,1,1,2-テトラクロロエタンと水素を反応させた後、 この反応からの生成物をガスサンプリングバルブに通す。 このガスサンプリングバルブはHewlett-PacKard Model 5890 Series IIガスクロマトグラフにおけるオンラインガスクロマトグラフ分析用のガスを与える。 このガスクロマトグラフにはフレームイオン化ディテクターが備えられており、種々の反応生成物を分離するため30m×0.53mm(内径)の100パーセントメチルシリコーン/溶融シリカ及び30m×0.53mm(内径)の多孔質ポリマーがライニングされた溶融シリカカラムを用いた。 個々の反応生成物の重量によって測定された標準物質の投与によって応答因子が測定された。 この応答因子は個々のピーク領域及びすべての反応生成物の総モルと共に適用し、反応器溶出液中の個々の成分のモルパーセント、及び個々の反応生成物の選択率を決定した。 実質上すべての1,1,1,2-テトラクロロエタン(99.95パーセント)がこの分析により、93パーセントの選択率の塩化ビニリデン(93パーセントの塩化ビニリデンの収率に対し((99.95×93)/100))、1パーセントの選択率の塩化ビニル、3パーセントの選択率のトリクロロエチレン、及び合わせて3パーセントのエタン及びエチレンを含む反応生成物に転化したことが示された。 触媒上での塩化ビニリデンの重合によって触媒活性はその後すぐに低下した。 本発明の方法及び触媒の種々の実施態様を示したが、当業者は、特に請求項に記載の本発明の範囲もしくは精神における限りにおいて多くの変化を行ってよいことが理解されるであろう。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN,MW ,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SK,UA (72)発明者 ホルブルック,マイケル ティー. アメリカ合衆国,ルイジアナ 70808,バ トン ルージュ,ヘリテイジ ドライブ 5030 (72)発明者 スミス,デビッド ディー. アメリカ合衆国,ルイジアナ 70809,バ トン ルージュ,ウエストウッド アベニ ュ 10345 (72)発明者 マーチソン,クレイグ ビー. アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミッ ドランド,ウエスト メドウブルック ド ライブ 606 (72)発明者 シスネロス,マーク ディー. アメリカ合衆国,ルイジアナ 70810,バ トン ルージュ,プランテーション リッ ジ ドライブ 204

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