ターボファンエンジンで使用するファンケース及びターボファンエンジンを組み立てる方法

申请号 JP2016221097 申请日 2016-11-14 公开(公告)号 JP2017115857A 公开(公告)日 2017-06-29
申请人 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ; General Electric Co ; 发明人 STUART ALAN ROY;
摘要 【課題】ターボファンエンジンの発生する騒音の音響散逸が改善されたファンケースを提供する。【解決手段】ターボファンエンジンのファンケース100は、実質的に円筒断面形状を有する後方部分102と、該後方部分から延びる前方部分104と、を含む。前方部分の断面形状は、該前方部分が後方部分から延びるにつれて、半径方向サイズが漸次的に減少する。前方部分が、第1の弓状部分106及び第2の弓状部分108を含み、前記第1の弓状部分が、前記第2の弓状部分よりもより大きな距離で前記後方部分から延びて、前記ターボファンエンジンの吸気口において前記ファンケースの中心線36に対して約10度未満の垂下 角 が定められるようにすることができる。【選択図】図2
权利要求
  • ターボファンエンジン(10)で使用するファンケース(100)であって、
    実質的に円筒形であり、前記ターボファンエンジン(10)の中心線(36)の周りに軸対称である後方部分(102)と、
    前記後方部分(102)から延びる前方部分(104)と、
    を備え、前記前方部分(104)の断面形状は、前記前方部分(104)が前記後方部分(102)から延びるにつれて半径方向サイズが漸次的に減少する、ファンケース(100)。
  • 前記前方部分(104)が、第1の弓状部分(106)及び第2の弓状部分(108)を含み、前記第1の弓状部分(106)が、前記第2の弓状部分(108)よりもより大きな距離で前記後方部分(102)から延びて、前記ターボファンエンジン(10)の吸気口(32)において前記ファンケース(100)の中心線(36)に対して約10度未満の垂下角が定められるようになる、請求項1に記載のファンケース(100)。
  • 前記前方部分(104)の前縁(114)に位置付けられた取付フランジ(132)を更に備える、請求項1に記載のファンケース(100)。
  • 前記後方部分(102)と前記前方部分(104)との間に連続的に延びる音響ライニング(124)のシートを更に備える、請求項1に記載のファンケース(100)。
  • 前記ファンケース(100)の内部から見たときに、前記前方部分(104)は、前記前方部分(104)が前記後方部分(102)から延びるにつれて凹形状から凸形状に漸次的に移行するなだらかな曲線輪郭を有する、請求項1に記載のファンケース(100)。
  • ターボファンエンジン(10)であって、
    ナセルハウジング(126)と、
    前記ナセルハウジング(126)に結合されたファンケース(100)と、
    を備え、
    前記ファンケース(100)が、
    実質的に円筒形であり、前記ターボファンエンジン(10)の中心線(36)の周りに軸対称である後方部分(102)と、
    前記後方部分(102)から延びる前方部分(104)と、
    を含み、前記前方部分(104)の断面形状は、前記前方部分(104)が前記後方部分(102)から延びるにつれて半径方向サイズが漸次的に減少する、ターボファンエンジン(10)。
  • 前記ナセルハウジング(126)内に位置付けられた前方隔壁(128)を更に備え、前記ファンケース(100)の前方部分(104)が、前記後方部分(102)から前記前方隔壁(128)に向けて延びる、請求項6に記載のターボファンエンジン(10)。
  • 前記前方部分(104)の前縁(114)が、前記前方隔壁(128)に結合される、請求項7に記載のターボファンエンジン(10)。
  • 前記ナセルハウジング(126)が、前記前方部分(104)の前縁(114)に位置付けられた第2の取付フランジ(132)に結合するための第1の取付フランジ(130)を含む、請求項6に記載のターボファンエンジン(10)。
  • 前記ナセルハウジング(126)内に位置付けられたファン組立体(12)を更に備え、前記ファンケース(100)の前方部分(104)が、前記ファン組立体(12)から上流側に位置付けられる、請求項6に記載のターボファンエンジン(10)。
  • 说明书全文

    本開示の技術分野は、全体的にターボファンエンジンに関し、より詳細には、ターボファンエンジンで使用する細長いファンケースに関する。

    ターボファンエンジンのような少なくとも一部の既知のガスタービンエンジンは、ファン、コアエンジン、及び出タービンを含む。 コアエンジンは、直列流れ関係で共に結合された、少なくとも1つの圧縮機と、燃焼器と、高圧タービンと、を含む。 より具体的には、圧縮機及び高圧タービンは、第1の駆動シャフトを通じて結合されて高圧ロータ組立体を形成する。 コアエンジンに流入する空気は、燃料と混合されて点火され、高エネルギーガスストリームを形成する。 高エネルギーガスストリームは、高圧タービンを通過して高圧タービンを回転駆動し、その結果、シャフトが圧縮機を回転駆動するようになる。 ガスストリームは、高圧タービンの後方に位置付けられた出力タービン又は低圧タービンを通過するときに膨張する。 低圧タービンは、第2の駆動シャフトに結合されたファンを有するロータ組立体を含む。 低圧タービンは、第2の駆動シャフトを介してファンを回転駆動する。

    多くの最新の商用ターボファンエンジンは、ターボファンエンジンの中心線に対して度が付けられた垂下入口(drooped inlet)を有する。 例えば、垂下入口は、航空機が巡航状態で移動しているときに、ターボファンエンジンが取り付けられた航空機のウィングの前方で空気流吹き上げ角と一致するように組み込まれる。 垂下入口の角度は通常、ターボファンエンジンのナセルハウジングの内側流れ面に曲線輪郭を付けることによって得られる。 更に、垂下入口は通常、リップスキン、音響ライニングが組み込まれた内側及び外側ボンドメント又はバレル、並びに前方及び後方隔壁などの一連の構成要素から形成される。 しかしながら、音響ライニングを受けるための垂下入口内のスペースは、重量軽減の強化及び抗力低減のためナセルハウジングが短縮化されているので、次第に制限されている。

    米国特許第8,926,277号明細書

    1つの態様において、ターボファンエンジンで使用するファンケースが提供される。 ファンケースは、実質的に円筒形であり、ターボファンエンジンの中心線の周りに軸対称である後方部分と、後方部分から延びる前方部分と、を含む。 前方部分の断面形状は、該前方部分が後方部分から延びるにつれて、半径方向サイズが漸次的に減少する。

    別の態様において、ターボファンエンジンが提供される。 ターボファンエンジンは、ナセルハウジングと、ナセルハウジングに結合されたファンケースと、を含む。 ファンケースは、実質的に円筒形であり、ターボファンエンジンの中心線の周りに軸対称である後方部分と、後方部分から延びる前方部分と、を含む。 前方部分の断面形状は、前方部分が後方部分から延びるにつれて半径方向サイズが漸次的に減少する。

    更に別の態様において、ターボファンエンジンを組み付ける方法が提供される。 本方法は、実質的に円筒形であり、ターボファンエンジンの中心線の周りに軸対称である後方部分と、後方部分から延びる前方部分と、を含むファンケースを設けるステップを含む。 前方部分の断面形状は、該前方部分が後方部分から延びるにつれて、半径方向サイズが漸次的に減少する。 本方法はまた、ファンケースの前方部分をナセルハウジングに結合するステップを含む。

    本開示のこれら及び他の特徴、態様、並びに利点は、図面全体を通じて同様の参照符号が同様の要素を示す添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むと更に理解できるであろう。

    例示的なターボファンエンジンの概略図。

    図1に示すターボファンエンジンで用いることができる例示的なファンケースの斜視図。

    図2に示すファンケースの例示的な部分の側断面図。

    別途指示されていない限り、本明細書で提供される図面は、本開示の実施形態の特徴を例証するものとする。 これらの特徴は、本開示の1又はそれ以上の実施形態を含む幅広い種類のシステムに適用可能であると考えられる。 従って、図面は、本明細書で開示される実施形態の実施に必要とされる当業者には公知の従来の全ての特徴を含むことを意図するものではない。

    以下の明細書及び請求項において幾つかの用語を参照するが、これらは以下の意味を有すると定義される。

    単数形態は、前後関係から明らかに別の意味を示さない限り、複数形態も含む。

    「任意」又は「場合により」とは、それに続いて記載されている事象又は状況が起こってもよいし起こらなくてもよいことを意味し、その記載はその事象が起こる場合と起こらない場合を含む。

    本明細書及び請求項全体を通じてここで使用される近似表現は、関連する基本的機能の変更をもたらすことなく、許容範囲内で変わることのできるあらゆる定量的表現を修飾するのに適用することができる。 従って、「約」及び「実質的に」などの1又は複数の用語により修飾される値は、指定される厳密な値に限定されるものではない。 少なくとも一部の事例において、近似表現は、値を測定する計器の精度に対応することができる。 ここで及び明細書及び請求項全体を通じて、範囲限界は組み合わせ及び/又は置き換えが可能であり、このような範囲は、前後関係又は表現がそうでないことを示していない限り、識別されここに包含される部分範囲全てを含む。

    本明細書で使用される用語「軸方向」及び「軸方向に」とは、タービンエンジンの中心線に実質的に平行に延びる方向及び向きを意味する。 更に、用語「半径方向」及び「半径方向に」とは、タービンエンジンの中心線に実質的に垂直に延びる方向及び向きを意味する。 加えて、本明細書で使用される用語「円周方向」及び「円周方向に」とは、タービンエンジンの長手方向軸線の周りで弓状に延びる方向及び向きを意味する。

    本開示の実施形態は、ターボファンなどのタービンエンジン及びその製造方法に関する。 より具体的には、本明細書で記載されるターボファンエンジンは、ターボファンエンジンの垂下入口を定める半径方向内側面を有する前方部分を含む細長いファンケースを備える。 ファンケースの内側面でターボファンエンジンの垂下入口を定めることにより、垂下入口が定められた時点でファンケースに結合されたナセルハウジングから構成要素を排除することが可能となる。 従って、ファンケース入口は、より簡素化されより対称的になる。 従って、ナセルハウジングの長さが短縮されることにより、音響処理の量を少なくしたより小さな内側バレルを用いることが可能となると共に、ターボファンエンジンの全体重量を低減することができる。 更に、ターボファンエンジンの軸方向中心線に沿ってファンケースを細長にすることにより、音響ライニングの連続したシートをそこに位置付けることができ、これによりターボファンエンジンによって発生する騒音の音響散逸が改善される。

    図1は、ファン組立体12、低圧又はブースター圧縮機14、高圧圧縮機16及び燃焼器組立体18を含む、例示的なターボファンエンジン10の概略図である。 ファン組立体12、ブースター圧縮機14、高圧圧縮機16及び燃焼器組立体18は、流れ連通して結合される。 ターボファンエンジン10はまた、燃焼器組立体18及び低圧タービン22と流れ連通して結合された高圧タービン20を含む。 ファン組立体12は、ロータディスク26から半径方向外向きに延びるファンブレード24のアレイを含む。 低圧タービン22は、第1の駆動シャフト28を介してファン組立体12及びブースター圧縮機14に結合され、高圧タービン20は、第2の駆動シャフト30を介して高圧圧縮機16に結合される。 ターボファンエンジン10は、吸気口32及び排気口34を有する。 ターボファンエンジン10は更に、ファン組立体12、ブースター圧縮機14、高圧圧縮機16及びタービン組立体20,22がその周りに回転する中心線36を含む。

    作動時には、吸気口32を通ってターボファンエンジン10に流入する空気は、ファン組立体12を通ってブースター圧縮機14に向けて送られる。 圧縮された空気がブースター圧縮機14から高圧圧縮機16に向けて排出される。 高度に圧縮された空気は、高圧圧縮機16から燃焼器組立体18に向けて送られて、燃料と混合され、該混合気が燃焼器組立体18内で燃焼する。 燃焼器組立体18によって生成された高温の燃焼ガスは、タービン組立体20,22に向けて送られる。 その後、燃焼ガスは、排気口34を介してターボファンエンジン10から排出される。

    図2は、ターボファンエンジン10(図1に示す)で用いることができる例示的なファンケース100の斜視図である。 例示的な実施形態において、ファンケース100は、後方部分102と、該後方部分102から延びた前方部分104と、を含む。 後方部分102は、実質的に円筒形でターボファンエンジン10の中心線36の周りに軸対称であり(各々図1に示す)、前方部分104の断面形状は、前方部分104が後方部分102から延びるにつれて漸次的に減少している。 より具体的には、前方部分104は、以下でより詳細に説明するように、ターボファンエンジン10の垂下入口を定めるような形状にされる。

    例示的な実施形態において、前方部分104は、第1の弓状部分106及び第2の弓状部分108を含む。 第1の弓状部分106は、中心線36に沿って軸方向にターボファンエンジン10を見たときに、前方部分104の約270度のマーク〜90度のマークの間に延びる前方部分104の円周方向セクションを定める。 同様に、第2の弓状部分108は、中心線36に沿って軸方向にターボファンエンジン10を見たときに、前方部分104の約90度のマーク〜270度のマークの間に延びる前方部分104の円周方向セクションを定める。 従って、第1の弓状部分106は、前方部分104のほぼ上側部分として定められ、第2の弓状部分108は、前方部分104のほぼ下側部分として定められる。 第1の弓状部分106の少なくとも一部は、第2の弓状部分108よりも大きな距離を後方部分102から延びており、ターボファンエンジン10の吸気口32において垂下角θが定められるようになる。

    図3は、ファンケース100の例示的な部分の側断面図である。 例示的な実施形態において、上述のように、前方部分104は、後方部分102から延びるにつれて、半径方向のサイズが漸次的に減少する。 より具体的には、ファンケース100の内部から見たときに、前方部分104は、後方部分102から延びるにつれて、凹形状から凸形状に漸次的に移行するなだらかな曲線輪郭を有する。 例えば、前方部分104は、後方部分102から延びる凹部110と、凹部110から前方部分104の前縁114に向かって延びる凸部112とを含む。 従って、ファンブレード24に向けて送られる空気流のファンケース100の流れ面116における流れ剥離が低減される。

    ファンケース100はまた、半径方向内側壁120と半径方向外側壁122との間に定められる内部キャビティ118を含む。 例示的な実施形態において、中心線36(図1に示す)に対して細長く延びたファンケース100により、音響ライニングのシート124が後方部分102と前方部分104との間に連続的に延びることが可能となる。 例示的な音響ライニング材料は、限定ではないが、複合材料から形成されたハニカム構造体を含む。 音響ライニングのシート124が後方部分102と前方部分104との間に連続的に延びることにより、音響ライニングの面取りシートによって達成可能な音響散逸と比較して、ターボファンエンジン10によって発生する騒音の音響散逸が改善される。

    一部の実施形態において、音響ライニングのシート124は、個々のファンブレード24のターボファンエンジン10からの取り外しを容易にするため、内部キャビティ118から選択的に取り外し可能である。 これまで、垂下入口を組み込んだ入口構造は、個々のファンブレードの取り外しを可能にするため、ターボファンエンジンから選択的に取り外し可能であった。 前方部分104の半径方向サイズが漸次的に減少していることで、吸気口32に向けたファンブレード24の軸方向移動を制限することができる。 従って、音響ライニングのシート124は、内部キャビティ118から選択的に取り外し可能とされ、ファンケース100の半径方向高さを低減し、ファンブレードを吸気口32に向けて軸方向に並進させることが可能となる。

    更に、例示的な実施形態において、ターボファンエンジン10は、ナセルハウジング12を含み、ファンケース100は、該ナセルハウジング126に結合される。 ナセルハウジング126は、そこに位置付けられる前方隔壁128を含む。 ナセルハウジング126から1又はそれ以上の構成要素を除外することにより、ファンケース100の前方部分104は、後方部分102から前方隔壁128に向かって延びることができる。 例えば、1つの実施形態において、前方部分104の前縁114は、前方隔壁128に結合される。 更に、ファンケース100の前方部分104は、ファン組立体12の上流側に位置付けられる。

    ナセルハウジング126はまた、前方部分104の前縁114に位置付けられた第2の取付フランジ132に結合するための第1の取付フランジ130を含む。 より具体的には、第1の取付フランジ130は、第2の取付フランジ132に結合するためナセルハウジング126の半径方向内側壁120から半径方向外向きに延びる。 或いは、第1の取付フランジ130は、第2の取付フランジ132に結合するため前方隔壁128から延びる。 第1の取付フランジ130を第2の取付フランジ132に結合することにより、ファスナー134を貫通して延ばすことができ、これによりファンケース100をナセルハウジング126に固定する。 更に、1つの実施形態において、第1及び第2の取付フランジ130,132は、中心線36に対して斜めに延びて、垂下角θと整列するようになる。

    本明細書で記載される方法、システム及び装置の例示的な技術的効果には、(a)ターボファンエンジンの長さと直径の比を低減すること、(b)ターボファンエンジンの全体重量を低減すること、及び(c)ターボファンエンジン内に位置付けられる音響ライニングの音響散逸能力を改善すること、のうちの少なくとも1つが挙げられる。

    上記では、ターボファンエンジンで使用するファンケースの例示的な実施形態を詳細に説明した。 ファンケースは、本明細書で記載される特定の実施形態に限定されず、むしろ、システムの構成要素及び/又は方法のステップは、本明細書で記載される他の構成要素及び/又はステップから独立して別個に利用することができる。 例えば、ファンケースはまた、ナセルハウジングの長さを低減することにより恩恵を受けることになる他のシステムと組み合わせて用いることができ、本明細書で記載されるシステム及び方法のみで実施することに限定されない。 むしろ、例示的な実施形態は、他の多くの航空宇宙応用と関連して実施及び利用することができる。

    本発明の種々の実施形態の特定の特徴は一部の図面で示され、他の図面では示されない場合があるが、これは便宜上のことに過ぎない。 本開示の原理によれば、図面の何れかの特徴は、他の何れかの図面のあらゆる特徴と組み合わせて言及し及び/又は特許請求することができる。

    本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、更に、本発明を当業者が実施及び利用することを可能にする。 本開示の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。 このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、又は請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。

    最後に、代表的な実施態様を以下に示す。
    [実施態様1]
    ターボファンエンジンで使用するファンケースであって、
    実質的に円筒形であり、ターボファンエンジンの中心線の周りに軸対称である後方部分と、
    後方部分から延びる前方部分と、
    を備え、前方部分の断面形状は、前方部分が後方部分から延びるにつれて半径方向サイズが漸次的に減少する、ファンケース。
    [実施態様2]
    前方部分が、第1の弓状部分及び第2の弓状部分を含み、第1の弓状部分が、第2の弓状部分よりもより大きな距離で後方部分から延びて、ターボファンエンジンの吸気口において垂下角が定められるようになる、実施態様1に記載のファンケース。
    [実施態様3]
    上記垂下角が、ファンケースの中心線に対して約10度未満である、実施態様2に記載のファンケース。
    [実施態様4]
    前方部分の前縁に位置付けられた取付フランジを更に備える、実施態様1に記載のファンケース。
    [実施態様5]
    後方部分と前方部分との間に連続的に延びる音響ライニングのシートを更に備える、実施態様1に記載のファンケース。
    [実施態様6]
    ファンケースの内部から見たときに、上記前方部分は、該前方部分が後方部分から延びるにつれて凹形状から凸形状に漸次的に移行するなだらかな曲線輪郭を有する、実施態様1に記載のファンケース。
    [実施態様7]
    ターボファンエンジンであって、
    ナセルハウジングと、
    ナセルハウジングに結合されたファンケースと、
    を備え、
    ファンケースが、
    実質的に円筒形であり、ターボファンエンジンの中心線の周りに軸対称である後方部分と、
    後方部分から延びる前方部分と、
    を含み、前方部分の断面形状は、前方部分が後方部分から延びるにつれて半径方向サイズが漸次的に減少する、ターボファンエンジン。
    [実施態様8]
    ナセルハウジング内に位置付けられた前方隔壁を更に備え、ファンケースの前方部分が、後方部分から前方隔壁に向けて延びる、実施態様7に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様9]
    上記前方部分の前縁が、上記前方隔壁に結合される、実施態様8に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様10]
    上記ナセルハウジングが、上記前方部分の前縁に位置付けられた第2の取付フランジに結合するための第1の取付フランジを含む、実施態様7に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様11]
    上記ナセルハウジング内に位置付けられたファン組立体を更に備え、上記ファンケースの前方部分が、ファン組立体から上流側に位置付けられる、実施態様7に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様12]
    上記前方部分が、第1の弓状部分及び第2の弓状部分を含み、第1の弓状部分が、第2の弓状部分よりもより大きな距離で後方部分から延びて、ターボファンエンジンの吸気口において垂下角が定められるようになる、実施態様7に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様13]
    上記垂下角が、ファンケースの中心線に対して約10度未満である、実施態様12に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様14]
    後方部分と前方部分との間に連続的に延びる音響ライニングのシートを更に備える、実施態様7に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様15]
    ファンケースの内部から見たときに、上記前方部分は、該前方部分が後方部分から延びるにつれて凹形状から凸形状に漸次的に移行するなだらかな曲線輪郭を有する、実施態様7に記載のターボファンエンジン。
    [実施態様16]
    ターボファンエンジンを組み付ける方法であって、
    実質的に円筒形であり且つターボファンエンジンの中心線の周りに軸対称である後方部分と、該後方部分から延びる前方部分と、を含むファンケースを設けるステップを含み、上記前方部分の断面形状は、該前方部分が後方部分から延びるにつれて、半径方向サイズが漸次的に減少し、
    上記方法が更に、
    ファンケースの前方部分をナセルハウジングに結合するステップを含む、方法。
    [実施態様17]
    上記前方部分を結合するステップが、上記ナセルハウジングの第1の取付フランジを上記前方部分の前縁に位置付けられた第2の取付フランジに結合するステップを含む、実施態様16に記載の方法。
    [実施態様18]
    上記前方部分を結合するステップが、上記ファンケースの前方部分を上記ナセルハウジング内に位置付けられた前方隔壁に向けて延ばすステップを含む、実施態様16に記載の方法。
    [実施態様19]
    上記前方部分を延ばすステップが、上記ナセルハウジング内に位置付けられた前方隔壁に上記前方部分の前縁を結合するステップを含む、実施態様18に記載の方法。
    [実施態様20]
    上記ファンケース内に音響ライニングのシートを位置付けるステップを更に含み、該音響ライニングのシートが、後方部分と前方部分との間に連続的に延びる、実施態様16に記載の方法。

    10 ターボファンエンジン12 ファン組立体14 ブースター圧縮機16 高圧圧縮機18 燃焼器組立体20 高圧タービン22 低圧タービン24 ファンブレード26 ロータディスク28 第1の駆動シャフト30 第2の駆動シャフト32 吸気口34 排気口36 中心線100 ファンケース102 後方部分104 前方部分106 第1の弓状部分108 第2の弓状部分110 凹部112 凸部114 前縁116 流れ面118 内部キャビティ120 半径方向内側壁122 半径方向外側壁124 音響ライニングのシート126 ナセルハウジング128 前方隔壁130 第1の取付フランジ132 第2の取付フランジ134 ファスナー

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