Integration engine nacelle structure

申请号 JP2013502697 申请日 2011-03-28 公开(公告)号 JP2013527894A 公开(公告)日 2013-07-04
申请人 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company; 发明人 パトリック ジェー. スラッシュ,; デーヴィッド マイケル ミラー,;
摘要 エンジンナセルの内側バレル構造。 内側バレル構造は、内側外板、複数の空洞を定めるために内側外板に対して配置されるトラスコア、及びそれぞれが空洞に配置される複数のセプタムを有する。
权利要求
  • エンジンナセルの内側バレル構造であって、
    内側外板、
    空洞を定めるために内側外板に対して配置されるトラスコア、及び 空洞に配置されるセプタムを有する構造。
  • 複数の空洞が間に定まるように、トラスコアは内側外板の内側表面に配置され、空洞にそれぞれ配置される複数のセプタムをさらに有する、請求項1に記載の内側バレル構造。
  • セプタムはノイズを低減するために構成される、請求項2に記載の内側バレル構造。
  • 内側外板との空間的関係で配置される外側外板、及び 内側外板と外側外板との間に配置されるラジアルプライクローズアウトをさらに有する、請求項2に記載の内側バレル構造。
  • 空洞に配置される吸収体材料をさらに有する、請求項1に記載の内側バレル構造。
  • 吸収体材料はトラスコアとセプタムとの間に配置される、請求項5に記載の内側バレル構造。
  • セプタムは補強部分を有する、請求項1に記載の内側バレル構造。
  • 補強部分は実質的に溝のように構成される、請求項7に記載の内側バレル構造。
  • 補強部分は、音響的に構成されたパーフォレーションを有する、請求項7に記載の内側バレル構造。
  • 補強部分は内側外板と接する、請求項7に記載の内側バレル構造。
  • 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の内側バレル構造を有するエンジンナセル。
  • 請求項11に記載の複数のエンジンナセルを備える航空機。
  • エンジンノイズを低減する方法であって、請求項11に記載の複数のエンジンナセルを航空機に設置するステップを含む方法。
  • エンジンナセルの内側バレル構造の製造方法であって、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の内側バレル構造の一部分に樹脂を注入するステップを含む方法。
  • 融解により取り外し可能な犠牲マンドレルセクションを使用するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  • 鋳型に対して内側外板を保持するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  • 張力で、密閉されたセプタム細部を伴うマンドレルセクションに対してトラスコアを保持するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  • エンジンナセルの内側バレル構造を製造する方法であって、
    バレル構造の内側外板と外側外板との間に複数の空洞を形成するステップ、及び 空洞内にノイズ低減構造を配置するステップを含む方法。
  • 前記形成するステップは、複数の空洞が間に定まるように、バレル構造の内側外板にトラスコアを配置するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  • 前記配置するステップは、複数のパーフォレートされたセプタムをそれぞれ空洞に配置するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  • 前記配置するステップは、各々が補強部分を有する複数のセプタムを配置するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  • 空洞に吸収体材料を配置するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  • バレル構造を組み立てる方法であって、
    内側外板を形成するためにスチール製鋳型の周囲で内側外板素材の任意の数の層をレイダウンするステップ、
    内側外板上で密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションを設置するステップ、
    密閉されたセプタム細部が設置された状態で、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に第一の任意の数のラジアルプライクローズアウトを設置するステップ、
    トラスコアを形成するために密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクション上にトラスコア素材の任意の数の層をレイダウンするステップ、
    トラスコア上に任意の数のマンドレルセクションを設置するステップ、
    任意の数のマンドレルセクションの各々の間に第二の任意の数のラジアルプライクローズアウトを設置するステップ、及び 外側外板を形成するために任意の数のマンドレルセクションに対して外側外板素材の任意の数の層をレイダウンするステップを含む方法。
  • 外側外板に対して後部ダブラー及び前部ダブラーをレイダウンするステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  • 張力でスチール製鋳型に対して内側外板を保持するために任意の数の結合糸を使用して内側外板を結合するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  • 任意の数の結合糸は、ベクトラン繊維、炭素、及び綿のうちの少なくとも一から選択される、請求項23に記載の方法。
  • 張力で内側外板に対して密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションを保持するために任意の数の結合糸を使用して、密閉されたセプタム細部に任意の数のマンドレルセクションを結合するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  • 張力で密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションに対してトラスコアを保持するために任意の数の結合糸を使用して、トラスコアを結合するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  • 張力で任意の数のマンドレルセクションに対して外側外板を保持するために任意の数の結合糸を使用して、外側外板を結合するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  • 内側外板素材は、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材のうちの少なくとも一とする、請求項21に記載の方法。
  • 外側外板素材は、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材のうちの少なくとも一とする、請求項21に記載の方法。
  • トラスコア素材は、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材のうちの少なくとも一とする、請求項21に記載の方法。
  • スチール製鋳型上で内側外板の周囲に設置されるときに、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションの各々の間に壁を形成する又は分割するように、第一の任意の数のラジアルプライクローズアウトは、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションの長さに対して垂直に設置される、請求項21に記載の方法。
  • スチール製鋳型上でトラスコアの周囲に設置されるときに、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に壁を形成する又は分割するように、第二の任意の数のラジアルプライクローズアウトは、任意の数のマンドレルセクションの長さに対して垂直に設置される、請求項21に記載の方法。
  • バレル構造を形成する方法であって、
    スチール製鋳型上の乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造上に真空バッグを設置するステップ、
    オーブンの内部に乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造を位置付けるステップ、
    樹脂が注入される内側バレル構造を形成するために、乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造に樹脂を注入するステップ、
    内側バレルを形成するために樹脂が注入された内側バレル構造を硬化するステップ、
    オーブンから内側バレルを除去するステップ、
    真空バッグを除去するステップ、
    内側バレルからリリースプライを除去し、且つ、リリースプライ及びフロー媒体を処分するステップ、
    スチール製鋳型から内側バレルを除去するステップ、及び 少なくとも内側バレルの内側外板又は外側外板に、任意の数の穴を開けるステップを含む方法。
  • 任意の数の穴を有する内側バレルをオーブンに位置付けるステップ、
    開けられた任意の数の穴を介して、内側バレルから任意の数のワックスマンドレルを融解させるステップ、
    オーブンから内側バレルを除去するステップ、及び 内側バレルから残りのワックスフィルムを除去するステップを含む、請求項33に記載の方法。
  • 内側バレルに付加的音響処理を適用するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  • 任意の数のワックスマンドレルは、真空バッグ及び注入ステップで使用される温度及び硬化ステップで使用される温度により印加された圧力の一大気圏で剛性を維持するように設計され、且つ、任意の数のワックスマンドレルは、注入ステップで使用される温度及び硬化ステップで使用される温度より高い温度で融解するように設計される、請求項34に記載の方法。
  • 内側バレルステップから残りのワックスフィルムを除去するステップは、少なくとも溶媒バス又は超音波洗浄から選択される技術を使用する、請求項34に記載の方法。
  • 注入ステップは、内側バレルの任意の数のワックスマンドレルの融点より低い温度で生じる、請求項33に記載の方法。
  • 硬化ステップは、注入ステップに使用される温度より高い温度で、但し任意の数のワックスマンドレルが融解するように設計された温度より低い温度で生じる、請求項33に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明の開示は、概して、航空機製造、より具体的には、複合エンジンナセル構造に関する。 さらにより具体的には、本発明の開示は、エンジンナセルについての音響的に処理された内側バレル構造に関する。

    エンジンナセルは、航空機のジェットエンジン又はタービンエンジンなどのエンジンの収容構造である。 ナセルは、フライト中及び地上操作中に課せられたダクト圧及び負荷に耐えなければならない。 ナセルは、翼及び胴体の航空機構造に対する二次的な構造と見なされる。

    複合技術利用は、ナセルを含む航空機の構造内で見ることができる。 非金属複合体は、ナセルの構造に重量及びコストの削減をもたらす。 しかしながら、ナセルは、フライト中に経験する高圧状態及び高温状態にさらに耐えなければならない。 ナセル設計に対する制約は、強度、温度、火災の封じ込め、ノイズ低減、音響疲労、損傷許容性及び腐食作用を含む。

    それゆえに、上述した問題点の少なくとも一又は複数及びその他の起こりうる問題点を考慮に入れた方法と装置を有することが有利となる。

    種々の有利な実施形態は、外側外板、内側外板、任意の数のセプタム、及びトラスコアを有する内側バレル構造を提供する。

    種々の有利な実施形態は、バレル構造を組み立てる方法をさらに提供する。 内側外板素材の任意の数の層が、スチール製鋳型の周囲でレイダウンされ、内側外板を形成する。 密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションが、内側外板に設置される。 密閉されたセプタム細部が設置された状態で、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に、第一の任意の数のラジアルプライクローズアウトが設置される。 密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクション上に、トラスコア素材の任意の数の層がレイダウンされ、トラスコアを形成する。 任意の数のマンドレルセクションは、トラスコアに設置される。 第二の任意の数のラジアルプライクローズアウトは、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に設置される。 外側外板素材の任意の数の層は、任意の数のマンドレルセクションに対してレイダウンされ、外側外板を形成する。

    種々の有利な実施形態は、バレル構造を形成する方法をさらに提供する。 真空バッグが、スチール製鋳型上の乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造上に設置される。 乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造が、オーブンの内部に位置付けられる。 乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造に樹脂が注入され、樹脂が注入された内側バレル構造を形成する。 樹脂が注入された内側バレル構造は硬化され、内側バレルを形成する。 内側バレルがオーブンから除去される。 真空バッグが除去される。 リリースプライが内側バレルから切り離され、リリースプライ及びフロー媒体は処分される。 内側バレルが、スチール製鋳型から除去される。 任意の数の穴が、内側バレルの内側外板及び外側外板に開けられる。

    上述のフィーチャ、機能、及び利点は、本発明の種々の実施形態において単独で達成することができるか、又は他の実施形態において組み合わせることができ、これらの実施形態のさらなる詳細は、後述の説明及び図面を参照して見ることができる。

    有利な実施形態による航空機の製造及び保守を示す。

    有利な実施形態で実施される航空機を示す。

    有利な実施形態によるナセル製造環境を示す。

    有利な実施形態によるナセルを示す。

    有利な実施形態による内側バレルを示す。

    有利な実施形態によるナセルの横断面を示す。

    有利な実施形態による内側バレルセクションを示す。

    有利な実施形態によるセプタムを示す。

    有利な実施形態によるセプタム細部を示す。

    有利な実施形態による内側バレルセクションを示す。

    有利な実施形態による内側バレルセクション細部を示す。

    有利な実施形態による密閉されたセプタムを伴うマンドレルを示す。

    有利な実施形態による内側バレル横断面を示す。

    有利な実施形態によるスチール製鋳型を示す。

    有利な実施形態によるスチール製鋳型を示す。

    有利な実施形態による内側外板レイアップを示す。

    有利な実施形態による内側外板レイアップを示す。

    有利な実施形態による内側外板結合を示す。

    有利な実施形態による内側外板結合を示す。

    有利な実施形態によるマンドレルのアセンブリを示す。

    有利な実施形態によるマンドレル設置を示す。

    有利な実施形態によるトラスコアレイアップを示す。

    有利な実施形態による内側バレルセクション細部を示す。

    有利な実施形態によるバレル構造の組立工程を示すフローチャートである。

    有利な実施形態によるバレル構造の形成工程を示すフローチャートである。

    より具体的に図を参照すると、実施形態の開示は、図1に示す航空機の製造及び保守方法100、及び図2に示す航空機200に照らし説明することができる。 図1に注目すると、航空機の製造及び保守の方法が、有利な実施形態に従って示されている。 製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法100は、図2の航空機200の仕様及び設計102及び材料の調達104を含みうる。

    製造段階では、コンポーネント及びサブアセンブリの製造106と、図2の航空機200のシステムインテグレーション108とが行われる。 その後、図2の航空機200は運航112に供するために、認可及び納品110が行われうる。 顧客により運航される間に、図2の航空機200は、改造、再構成、改修及びその他の整備及び保守を含みうる、定期的な整備及び保守114が予定される。

    航空機の製造及び保守方法100の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレーターによって実施又は実行されうる。 これらの実施例では、オペレーターは顧客であってもよい。 本明細書の目的のために、システムインテグレーターは、限定しないが、任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含むことができ、第三者は、限定しないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含むことができ、オペレーターは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などでありうる。

    次に図2を参照すると、有利な実施形態で実施されうる航空機が示される。 この実施例では、航空機200は図1の航空機の製造及び保守方法100によって製造され、且つ、複数のシステム204及び内装206を有する機体202を含みうる。 システム204の例は、推進システム208、電気システム210、油圧システム212、及び環境システム214のうちの一又は複数を含むことができる。 任意の数の他のシステムが含まれてもよい。 航空宇宙産業の例を示したが、自動車産業などの他の産業にも種々の有利な実施形態を適用しうる。

    本明細書で具現化した装置及び方法は、図1の航空機の製造及び保守方法100の一又は複数の段階で採用されうる。 たとえば、航空機200の仕様及び設計102中に設計されたエンジンナセルなどのコンポーネント又はサブアセンブリは、図1のコンポーネント及びサブアセンブリ106で生産することができる。

    ここで使用されるように、列挙されたアイテムと共に使用される“〜のうちの少なくとも一”という表現は、列挙されたアイテムの一又は複数の種々の組み合わせが使用可能であり、且つ列挙されたアイテムのいずれかが一だけあればよいということを意味する。 たとえば、“アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも一”とは、たとえば、限定はしないが、アイテムA又はアイテムA及びアイテムBを含むことができる。 また、この例は、アイテムA、アイテムB、及びアイテムC、又はアイテムB及びアイテムCも含むことができる。

    種々の有利な実施形態は、任意の数の種々の検討事項を考慮し、且つ認識している。 たとえば、種々の有利な実施形態は、エンジンナセルの設計及び製造の従来の方法が、複合内側バレル構造を生産するために、あらかじめ含浸された材料及び多数のオートクレーブ養生を使用するマルチステップ工程を含むことを考慮し且つ認識している。 この従来のアプローチでは、構造的な音響性能要求を満たすために、しばしばセプタム又は中央外板要素により分けられる二の層において、ハニカム又は他の形式でのコア材料を使用することが要求される。 また、このアプローチでは、限られた供給ベースで操作し維持するのにコストがかかるオートクレーブを使用することも要求される。

    種々の有利な実施形態は、従来のコア材料及びセプタム材料はしばしば単独で調達され高価であることをさらに考慮し、且つ認識している。 従来の方法は、オートクレーブ養生工程を使用する多数の段階で、内側外板、外側外板、中央外板、及びセプタム要素などの外板の相互結合が要求される。 あらかじめ含浸された材料、フィルム接着剤、及び他の材料には、氷点下保存が必要とされ、材料がレイアップ、真空バギング、及びオートクレーブ工程養生されなければならないおよそ30日の限定された“アウトタイム”がある。 これらの要求により、エンジンナセル内側バレル構造の製造で時間とコストが制約される。

    それゆえ、種々の有利な実施形態が、内側外板、外側外板、任意の数のセプタム、及びトラスコアを有する内側バレル構造を提供する。

    種々の有利な実施形態は、バレル構造を組み立てる方法をさらに提供する。 スチール製鋳型の周囲で素材の任意の数の層がレイダウンされ、内側外板を形成する。 密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルが内側外板に設置される。 密閉されたセプタム細部が設置された状態で、任意の数のマンドレルの各々の間に、第一の任意の数のラジアルプライクローズアウトが設置される。 素材の任意の数の層が、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルの上でレイダウンされ、トラスコアを形成する。 トラスコア上に任意の数のマンドレルが設置される。 第二の任意の数のラジアルプライクローズアウトが、任意の数のマンドレルの間に設置される。 任意の数のマンドレルに対して、素材の任意の数の層がレイダウンされ、外側外板を形成する。

    種々の有利な実施形態は、バレル構造を形成する方法をさらに提供する。 真空バッグは、スチール製鋳型上の乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造上に設置される。 乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造が、オーブンの内部に位置付けられる。 乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造に樹脂が注入され、樹脂が注入された内側バレル構造が形成される。 樹脂が注入された内側バレル構造が硬化され、内側バレルが形成される。 内側バレルがオーブンから除去される。 真空バッグが除去される。 リリースプライが内側バレルから除去され、リリースプライ及びフロー媒体は処分される。 任意の数の穴が、内側バレルの内側外板及び外側外板に開けられる。

    次に図3を参照すると、有利な実施形態によるナセルの製造環境が示されている。 ナセル製造環境300は、たとえば、図2の航空機200についての、図1の仕様及び設計102及び/又はコンポーネント及びサブアセンブリ106などの航空機製造及び保守方法100の一又は複数の段階中に実施されてもよい。

    ナセル製造環境300は、ナセル302を含む。 ナセル302は、ナセル製造環境300で製造されたナセル構造の実施例である。 ナセル302は、内側バレル304、ファンカウル306、エンジンインターフェース308、主要エッジ吸気口310、及び/又は任意の他の適切なコンポーネントを有することができるが、これに限定されない。

    内部バレル304は、ナセル302の前部セクションを定めるコンポーネントの一である。 内側バレル304は、主要エッジ吸気口310の下側ボルト接合インターフェースを、ボルトで接合される後部金属エンジンリングフレームセクションに接続するが、この詳細については後に図6で述べる。 ファンカウル306は、取り囲まれたセクションを完成させる後部金属リングフレームに、主要エッジ吸気口310を接続する。 内側バレル304は、たとえば、限定はしないが、内側外板312、外側外板314、任意の数のセプタム316、任意の数のラジアルプライクローズアウト318、トラスコア320、後部ダブラー322、前部ダブラー324、及び後部クローズアウト326などの構造的コンポーネントを備える。

    ナセル製造環境300は、内側バレル304の構造的コンポーネントのレイアップ工程中に使用される任意の数のマンドレル328を含む。 任意の数のマンドレル328は、たとえば、限定はしないが、ワックスマンドレルとすることができる。 実施例では、任意の数のマンドレル328は、内側バレル304で任意の数のセプタム316を設置するために使用される。 また、ナセル製造環境300は、内側バレル304を製造するために使用される任意の数の鋳型330も含む。 任意の数の鋳型330は、たとえば、スチール製鋳型332を含むことができる。 任意の数のフィクスチャー334は、製造中に内側バレル304の一又は複数の構造的コンポーネントを操作するために使用することができる。 たとえば、任意の数のフィクスチャー334は、レイアップ工程中に任意の数のマンドレル318を位置付けることができる。

    任意の数の結合糸336は、内側バレル304の製造中に、互いに対して及び/又はスチール製鋳型に対して張力で内側バレル304の一又は複数の構造的コンポーネントを保持するために使用することができる。 任意の数の素材338は、内側バレル304の一又は複数の構造的コンポーネントを形成するために使用することができる。 たとえば、任意の数の素材338は、内側外板312、外側外板314、トラスコア320、後部ダブラー322、前部ダブラー324、及び/又は任意の他の適切なコンポーネントのうちの少なくとも一を形成することができる。 任意の数の素材338は、たとえば、限定はしないが、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材などの乾燥した素材とすることができる。

    レイアップツール340は、内側バレル304の製造中に任意の数の素材338を操作し且つ位置付け、内側バレル304の一又は複数の構造的コンポーネントを形成する。 実施例において、任意の数の素材338は、一巻の素材として実施できる。 本実施例において、レイアップツール340は、一巻の素材及び/又は任意の数の鋳型330を回転させ、鋳型の周囲に素材の任意の数の層を包み込み、内側バレル304のコンポーネントを形成することができる。

    素材プリーツ加工装置342は、素材にしわを作ることなく波形形状の上に任意の数の素材338を位置付けるように構成されるツールである。 素材プリーツ加工装置342は、レイアップツール340と同時に作動し、内側バレル304の一又は複数の構造的要素を製造する。 任意の数のドリル344は、内側バレル304に任意の数の穴を開けるために実施される。 音響性能、任意の数のマンドレル328などのワックスマンドレルのワックス融解、及び/又は任意の他の適切な目的のために、任意の数の穴を開けることができる。 任意の数のドリル344は、機械ドリル、レーザードリル、及び/又は任意の他の適切な種類のドリルツールとすることができる。 オーブン346は、内側バレル304の構造的コンポーネントを硬化するために使用され、内側バレル構造を生産する。

    図3のナセル製造環境300は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの有利な実施形態では、幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    たとえば、一の有利な実施形態では、素材プリーツ加工装置342は、レイアップツール342のパーツとして実施することができる。 別の有利な実施形態では、任意の数の結合糸336は、たとえば、ナセル302の製造された製品に組み込むことができる。 また別の実施例では、任意の数のマンドレル328は、限定はしないが、密閉されたセプタム細部を伴うマンドレル、あらかじめ形成された台形のマンドレル、ワックスマンドレル、及び/又は内側バレル304の任意の他の適切な種類のマンドレルを含むことができる。

    図4を参照すると、有利な実施形態によるナセルが示されている。 ナセル400は、図3のナセル302の一を実施する実施例である。

    ナセル400は、ファンカウル402、内側バレル404、エンジンインターフェース406、及び主要エッジへの内側バレル留具408を有する。 ファンカウル402は、図3のファンカウル306の一を実施する実施例である。 ファンカウル402は、図2の航空機200などの乗物のエンジンを覆うものである。 ファンカウル402は、たとえば、限定はしないが、抵抗低減、エンジン冷却、空気吸入口、及び/又は、たとえば、図2の航空機200などの航空機などのエンジンのための任意の他の機能を提供できる。

    内側バレル404は、ナセル400の構造的特性である。 内側バレル404は、図3の内側バレル304の一を実施する実施例である。 エンジンインターフェース406は、図3のエンジンインターフェース308の一を実施する実施例である。

    主要エッジへの内側バレル留具408は、図3の主要エッジ吸入口310の一を実施する実施例である。 主要エッジへの内側バレル留具408は、ナセル400に関する内側空気力学的表面特性を完成させる、円周方向にボルトで留められたインターフェースである。

    図4のナセル400は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    ナセル400は航空機に関して述べられてきたが、他の種類のプラットフォームにも適用可能である。 たとえば、限定はしないが、他の有利な実施形態は、可動式プラットフォーム、固定プラットフォーム、地上ベースの構造、上(中)ベースの構造、宇宙ベースの構造、及び/又は幾つかの他の適切な目的に適用可能である。 より具体的には、種々の有利な実施形態は、たとえば、限定はしないが、宇宙探査機、宇宙ステーション、衛星、及び風洞に適用可能である。

    図5を参照すると、有利な実施形態による内側バレルが示されている。 内側バレル500は、図3の内側バレル304の一を実施する実施例である。

    内側バレル500は、内側外板502、外側外板504、前部ダブラー506、後部ダブラー508、後部クローズアウト510、及びトラスコア512を備える。 内側外板502及び外側外板504は、内側バレル500の外面を提供する。 内側外板502及び外側外板504は、たとえば、内側バレル500の外板要素を形成する乾燥素材からなる。 乾燥素材の例は、たとえば、限定はしないが、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材とすることができる。 有利な実施形態において、内側外板502及び外側外板504の素材は、一巻の素材として保存することができる。

    前部ダブラー506及び後部ダブラー508は、内側外板502及び外側外板504を形成するために使用される付加的素材を伴い実施される内側バレル500の領域である。 前部ダブラー506及び後部ダブラー508は、前部及び後部の場所で、ボルトの負荷を内側ベアに再分配するための補強領域を提供する。

    内側外板502、外側外板504、及びトラスコア512は後部インターフェースで終了し、後部クローズアウト510は内側外板502及び外側外板504を結合させるための材料のクローズアウトプライを形成し、内側バレルアセンブリが完了する。

    トラスコア512は、内側外板502と外側外板504との間で重量を支える複合内側バレル構造のパーツであり、内側バレル500に剛性を与える。 ラジアルプライクローズアウト514は、内側バレル500の内側の全長にわたる連続した溝の間で境界としてトラスコア512の溝に沿って実施される。 ラジアルプライクローズアウト514は、内側バレル500に音響軽減をもたらす。

    図5の内側バレル500は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に、図6を参照すると、有利な実施形態によるナセルの横断面が示されている。 ナセル横断面600は、図4のナセル400の断面図の実施例とすることができる。

    ナセル横断面600は、ファンカウルパネル602、内側バレル604、主要エッジ吸入口606、エンジンリングフレーム608、及びエンジンインターフェース610の断面図を示す。 内側バレル604は、ボルト接合部612を使用して、主要エッジ吸入口606及びエンジンリングフレーム608と接合する。 ファンカウル602は、主要エッジ吸気口606をエンジンリングフレーム608に接合し、取り囲まれたセクションを完成させる。

    図6のナセル横断面600は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    図7を参照すると、有利な実施形態による内側バレルセクションが示されている。 内側バレル700は、図5の内側バレル500のセクションの一を実施する実施例である。 内側バレルセクション700は、図5の内側バレル500の要素を示す層状の図を提供する。

    内側バレルセクション700は、内側外板702、任意の数のセプタム704、トラスコア706、外側外板708、後部クローズアウト710、後部ダブラー712、及び前部ダブラー714を含む。 内側外板702は、図5の内側外板502の一を実施する実施例である。 外側外板708は、図5の外側外板504の一を実施する実施例である。

    内側外板702に対する各々のトラスコア空洞は、任意の数のセプタム704として実施される、多数のセプタム細部を含む。 実施例において、密閉されたセプタム細部を伴うマンドレルは、トラスコア空洞ごとに、合計四のセプタム細部の各々の四分円で利用される。 この実施例では、内側バレル構造は、四の四分円に分割することができ、各々の四分円を合わせて完全な360度のバレルが形成される。 この例では、四のセクションが内側バレル構造の周囲に完全なマンドレルの範囲を提供する状態で、マンドレルがセクションの内側外板に沿って実施される。 図3の任意の数のフィクスチャー334などのフィクスチャーは、内側バレル構造の四分円の各々の一である、四の別個の設置とともに、内側外板に沿って各々のマンドレルセクションを設置するために使用することができる。 任意の数のトラスコア空洞は、ナセルの適用によって決まる。 任意の数のセプタム704は、たとえば、限定はしないが、押出熱可塑性物質とすることができる。

    トラスコア706は、内側バレルセクション700のトラス要素を形成する乾燥素材である。 トラスコア706は、たとえば、限定はしないが、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材とすることができる。 一の実施例では、トラスコア706は、ラップ/ニット素材からなる。

    後部クローズアウト710は、図5の後部クローズアウト510の一を実施する実施例である。 後部ダブラー712は、図5の後部ダブラー508の一を実施する実施例である。 前部ダブラー714は、図5の前部ダブラー506の一を実施する実施例である。

    各々の内側外板702、任意の数のセプタム704、トラスコア706、外側外板708、後部クローズアウト710、後部ダブラー712、及び前部ダブラー714は、乾燥プレフォーム工程において、図4の内側バレル400により示される形状などの三次元形状に組み立てられることができる。 樹脂注入及び熱硬化は、乾燥プレフォーム工程に続き、内側バレルセクション500の要素を統合された構造に成形することができる。

    図7に示す内側バレルセクション700は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    図8を参照すると、有利な実施形態によるセプタム細部が示されている。 セプタム800は、図7の任意の数のセプタム704などのセプタムの一部分の実施例である。

    セプタム800は、図5の内側バレル500などの内側バレル構造の内側外板と外側外板との間に位置付けられる。 セプタム800は、たとえば、図7の内側外板702などの内側外板に対してトラスコア空洞内に配置される。 セプタム800は、特定の音響性能に関する別々の場所に、パーフォレーション又は穴を含むあらかじめ製造された細部である。 セプタム800は、たとえば、限定はしないが、押出工程を使用する熱可塑性物質、又は任意の他の適切な材料及び/又は工程から形成することができる。 任意の数の穴は、たとえば、限定はしないが、機械ドリル、レーザードリル、及び/又は穴を形成するのに適切な任意の他のツールを使用して、開けることができる。 セプタム800の形状は、表面積、強度、剛性について最適化されており、内側バレル構造に特定の音響性能を提供する。

    セプタム800は、図8で示されるように、実施例において、一又は複数のチャンバーを提供するように構成することができる。 セプタム800について示される例が、トゥーチェンバー(two chamber)設計である。 より具体的には、任意の数の実施形態において、セプタム800は補強部分802を有することができる。 実施例で示されるように、補強部分802は、実質的には溝のように又はU字型に構成することができ、且つ、音響的に構成されたパーフォレーションを有するようにさらに構成することができる。 幾つかの実施形態では、補強部分802を内側外板と接触させることができる(たとえば、以下の図11参照)。

    図8に示すセプタム800は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図9を参照すると、有利な実施形態によるセプタム細部が示される。 セプタム細部900は、図8のセプタム800の部分を示す。 セプタム902は、図8のセプタム800の詳細な図の実施例である。

    任意の数の穴904は、セプタム902の水平面及び垂直面に沿って配置され、セプタム材料の厚さを貫通し、これによりノイズを低減するためのセプタム902を構成する。 任意の数の穴904は、セプタム902の製造後に開けられる穴の実施例である。 任意の数の穴904についての穴のパターン及び穴のサイズは、ナセル内側バレル適用の音響性能要求を満たすよう、あらかじめ決められている。 セプタム902の任意の数の穴904は、上昇した温度での“ポスト硬化”融解工程中に、ワックスマンドレルから溶けたワックス材料を流し出すこともできる。 任意の数の穴904は、セプタムの表面に沿った任意の数の場所に、且つ、任意の間隔及び/又は頻度で、位置付けることができる。

    図9のセプタム細部900は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    図10を参照すると、有利な実施形態による内側バレルセクションが示されている。 内側バレル1000は、図5の内側バレル500のセクションの一を実施する実施例である。 内側バレルセクション1000は、たとえば、図5の内側バレル500のセクションの図7の内側バレルセクション700からの代替的な図とみなすことができる。

    内側バレルセクション1000は、統合又はポスト硬化形式で、外側外板1002、内側外板1004、トラスコア1006、任意の数のセプタム1008、前部ダブラー1010、後部ダブラー1012、及び後部クローズアウト1014を示している。 内側バレルセクション1000で示される統合構造は、多数の接合部なしに、内側外板1004、外側外板1002、及びトラスコア1006の各々に単独の接合インターフェースを提供する。

    本実施例において、トラスコア1006が実施されることにより、任意の数の空洞1016が形成される。 任意の数の空洞1016は、乾燥組立工程及び初期の硬化工程中にワックスマンドレルを含むことができる。 これらのワックスマンドレルは、ポスト硬化工程で融解し、その結果、任意の数の空洞を形成する。 任意の数の空洞1016は、ラジアルプライクローズアウトにより垂直にセグメント化される、又は分割されるが、詳細に関しては後に続く説明で述べられる。 これらのラジアルプライクローズアウトは、内側バレル構造周辺の連続的な空洞を阻止するが、もし内側バレル内に空洞構造の境界がなければ、これにより音響軽減がもたらされるだろう。 最適な音響軽減を達成するために、材料の細孔で熱として音響エネルギーを消散することは、気流に対する耐性に直接関係する。 ハニカム構造において、これは、個々のハニカムセルにより本質的に達成される。 空洞が環状なので、トラスコア設計は、本質的に二次元である。 それゆえ、ラジアルプライは、三次元的なクローズアウトを完成させ、気流に対する耐性を増加させる。

    ワックスフィルム除去技術は、ワックスマンドレルが融解し、そのパーツの内側表面上の任意の余剰ワックスフィルムが除去された後に、内側バレルセクション1000に適用することができる。 ワックスフィルム除去技術は、たとえば、限定はしないが、溶媒バス、超音波洗浄、及び/又は任意の他の適切な技術を含むことができる。 一の有利な実施形態では、内側バレルセクション1000の音響処理は、融解工程及びワックスフィルム除去工程が完了した後の、任意の数の空洞1016への材料の注入を含むことができる。 実施例では、バルク吸収体材料は、内側バレルセクション1000の任意の数の空洞1016に吸入され、図5の内側バレル500などの完成した内側バレルに、付加的な音響性能を提供することができる。 軸方向及び周方向の音響インピーダンスは、より広いエンジン作動状態でバルク吸収体によって高められる。 一の実施例では、バルク吸収体は、結果として、ノイズレベルで2感覚騒音デシベル(PNdB)の軽減をもたらしうる。 バルク吸収体材料は、たとえば、限定はしないが、処理されたケブラ繊維マット、アルミメッキを施した繊維ガラスマット、ニッケルメッキを施した黒鉛マット、及び/又は任意の他の音響性能に使用される適切な材料とすることができる。

    細部1018は、以下の図11で詳細が提示される、内側バレルセクション1000の一部分である。

    図10の内側バレルセクション1000は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図11を参照すると、有利な実施形態による内側バレルセクション細部が示されている。 内側バレルセクション1100は、図10の内側バレルセクション1000についての細部1018を詳細に示すものである。 内側バレルセクション細部1100は、図7の内側バレルセクション700及び図10の内側バレルセクション1000に示される要素の一を実施する実施例である。

    内側バレルセクション細部1100は、内側バレルセクションの外面として配置される外側外板1102及び内側外板1104を示す。 任意の数のセプタム1106は、図7の任意の数のセプタム704及び/又は図10の任意の数のセプタム1008の一を実施する実施例である。 内側バレルセクションを形成するために乾燥素材要素を組み立てる間に、ワックスマンドレルは、外側外板1102及び内側外板1104内にトラスコア1108により形成されるトラス構造を支持するために使用してもよい。 密閉されたセプタムを伴うワックスマンドレルは、トラスコア1108のレイアップのため内側外板1104上に位置付けられ、後にポスト硬化工程中に融解される。 バルク吸収体材料1110は、ワックスマンドレルが融解するときに残る空洞に吸入され、付加的な音響性能特性を提供することができる。

    トラスコア1108は、図7のトラスコア706及び/又は図10のトラスコア1006の一を実施する実施例である。 トラスコア1108は、レイアップ中に内側外板1104上に位置付けられるワックスマンドレルにより提供される波形形状の上に適合される。

    図11の内側バレルセクション細部1100は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    ここで図12を参照すると、有利な実施形態による密閉されたセプタムを伴うマンドレルが示される。 密閉されたセプタム1200を伴うマンドレルは、図11の内側外板1104に位置付けられた、密閉されたセプタムを伴うワックスマンドレルの一を実施する実施例である。 この図では、ワックス1202は、図示されるセプタム1204で密閉される。 セプタム1204は、図7の任意の数のセプタム704及び/又は図8のセプタム800の一を実施する実施例である。

    図12に示す密閉されたセプタム1200を伴うマンドレルは、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    ここで図13を参照すると、有利な実施形態による内側バレル横断面が示されている。 内側バレル横断面1300は、図7の内側バレルセクション700及び図10の内側バレルセクション1000に示される要素の一を実施する実施例である。

    内側バレル横断面1300は、内側外板1302及び外側外板1304を示す。 内側外板1302は、図7の内側外板702及び/又は図10の内側外板1004の一を実施する実施例である。 セプタム1310は、内側外板1302に沿って配置される。 外側外板1304は、図7の外側外板708及び/又は図10の外側外板1002の一を実施する実施例である。

    トラスコア1306は、図10のトラスコア1006の横断面図である。 トラスコア1306は、レイアップ工程中に任意の数のワックスマンドレル周囲に波形がつけられる。 ワックスマンドレルは、ラジアルプライクローズアウト1308により分割されたセクションで実施される。 ラジアルプライクローズアウト1308は、ワックスマンドレルと同時に設置される要素の実施例である。 ラジアルプライクローズアウト1308は、たとえば、限定はしないが、樹脂注入工程中に樹脂注入される乾燥炭素繊維、図7の任意の数のセプタム704に類似の熱可塑性材料、及び/又は任意の他の適切な材料とすることができる。

    ラジアルプライクローズアウト1308は、ポスト硬化工程でワックスマンドレルが融解した時に形成される空洞内を分割する、内側外板1302及び外側外板1304に対して垂直な壁を作り出す。

    任意の数の穴1312は内側外板1302に沿って配置され、内側外板1302の厚さを貫通する。 任意の数の穴1312は、初期の樹脂注入硬化サイクル後に開けられる穴の実施例である。 任意の数の穴1312についての穴のパターン及び穴のサイズは、ナセル内側バレル適用のための音響性能要求を満たすように決定される。 内側外板1302の任意の数の穴1312は、上昇した温度での“ポスト硬化”融解工程中に、ワックスマンドレルから溶けたワックス材料を流し出すこともできる。 任意の数の穴1312は、内側外板1302に沿った任意の数の場所に、且つ、任意の間隔及び/又は頻度で、位置付けることができる。

    外側外板1304で実施されるワックスドレーン穴1314及びトラスコアワックスドレーン穴1316は、ポスト硬化工程中にワックス融解に役立つように使用される任意の数の穴の実施例である。 ワックスドレーン穴1314、トラスコアワックスドレーン穴1316、及び任意の数の穴1312は、たとえば、限定はしないが、機械ドリル、レーザードリル、及び/又は任意の他の穴を形成するのに適切なツールを使用して、開けることができる。 任意の数の穴1312は、別の有利な実施形態において、スチール製鋳型と内側外板1302との間に位置付けられたピンマットを使用して、樹脂注入工程とともにその場で形成することもできる。 ピンマットは、樹脂注入後に実質的に除去される。

    任意の数の穴1312、ワックスドレーン穴1314、及びトラスコアワックスドレーン穴1316は、示された目的のみのために提供され、個数、場所、頻度、サイズ、及び/又はワックス融解及び/又は音響処理のために開けられる穴の任意の他の構成を限定するものではない。

    図13の内側バレル横断面1300は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図14A及び図14Bを参照すると、有利な実施形態によるスチール製鋳型が示されている。 スチール製鋳型1400は、たとえば、図5の内側バレル500の図1のコンポーネント及びサブアセンブリ製造106中に実施することができる。

    スチール製鋳型1400は、図14Aの装着位置1402及び図14Bのレイアップ位置1404で示される。 スチール製鋳型1400は、図7の内側外板702、任意の数のセプタム704、トラスコア706、外側外板708、後部クローズアウト710、後部ダブラー712、及び前部ダブラー714などの内側バレル要素の乾燥アセンブリのレイアップ位置1404で実施することができる。 スチール製鋳型1400は、たとえば、真空バギング、オーブン硬化、熱硬化、ポスト硬化ワックス融解、及び/又は任意の他の適切な工程などの工程を統合するための装着位置1402で実施することができる。

    図14A及び図14Bのスチール製鋳型1400は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図15A及び図15Bを参照すると、有利な実施形態による内側外板レイアップが示される。 内側外板レイアップ1500は、たとえば、図7の内側外板702を適用する一の実施を示す。

    スチール製鋳型1502は、図14Bのレイアップ位置1404などのレイアップ位置で実施することができる。 内側外板1504は、スチール製鋳型1502に適合され、クランプストラップ1506を使用して固定される。 内側外板1504は、たとえば、一巻の乾燥素材として保存され、任意の回数分スチール製鋳型の周囲に巻かれ、所望の素材の厚さ、又は任意の数の層を実現することができる。 ここで使用されるように、“任意の数の”は、一又は複数回、及び/又は一又は複数の層を指す。 実施例では、スチール製鋳型1502周囲全体を内側外板1504で包み込むように内側外板1504が適合されるときに、スチール製鋳型1502は、360度回転される。

    図15A及び図15Bの内側外板レイアップ1500は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    図16A及び図16Bは、有利な実施形態による内側外板結合を示している。 内側外板結合1600は、たとえば、図7の内側外板702を結合する一の実施を示す。

    スチール製鋳型1602は、図14のレイアップ位置1404などのレイアップ位置で実施される。 図16Bの内側外板1604は、図16Aの任意の数の結合糸1606を使用して結合される。 任意の数の結合糸1606は、フープ応力で内側外板1604などの素材を保持する糸である。 任意の数の結合糸1606は、たとえば、限定はしないが、ベクトラン繊維、炭素、綿、及び/又は任意の他の適切な糸材料とすることができる。

    内側外板1604の結合は、スチール製鋳型1602の周囲に配置された内側外板1604の周囲に任意の数の結合糸1606を巻きつけ、張力を受けてスチール製鋳型1602に対して内側外板1604を保持する工程である。 任意の数のクランプバースロット1608は、任意の数の結合糸1606が内側外板1604周囲を完全に包み込むための取付通路を提供する。 図16Bの結合された内側外板1610は、次いで、図7の任意の数のセプタム704などのワックスマンドレルに密閉された任意の数のセプタムを適合する準備が整う。

    図16A及び図16Bの内側外板結合は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    ここで図17を参照と、有利な実施形態によるマンドレルのアセンブリが示される。 マンドレルのアセンブリ1700は、たとえば、図12のワックスマンドレル1202などの任意の数のワックスマンドレルの一の実施を示す。

    任意の数のワックスマンドレル1702はマンドレルのアセンブリ1700を形成する。 任意の数のワックスマンドレル1702は、一の有利な実施形態において、図7の任意の数のセプタム704などの密閉されたセプタム細部を含むことができる。 密閉されたセプタム細部を伴うワックスマンドレルは、たとえば、図16Bの結合された内側外板1610などの内側バレル構造の結合された内側外板でレイアップされる。

    別の有利な実施形態では、任意の数のワックスマンドレル1702は、横断面として見ると、台形形状にあらかじめ形成され、たとえば、セプタム細部を伴う密閉されたワックスマンドレルセクション上でレイアップされたトラスコア材料の波形形状のトラス構造と整列される。 実施例では、密閉されたセプタム細部なしのワックスマンドレルは、たとえば、密閉されたセプタム細部を伴うワックスマンドレル上に適合された結合されたトラスコア素材上にレイアップされる。

    マンドレルのアセンブリ1700は、フィクスチャー1704により操作される。 フィクスチャー1704は、図3の任意の数のフィクスチャー334の一を実施する実施例である。 フィクスチャー1704は、マンドレルのアセンブリ1700を操作し、たとえば、図16Bのスチール製鋳型1602などのスチール製鋳型にレイアップされた材料上にそれを位置付ける。 一の実施例では、マンドレルのアセンブリ1700は、密閉されたセプタム細部を含み、図16Bの結合された内側外板1610などの結合された内側外板に適合することができる。 別の実施例では、マンドレルのアセンブリ1700は、結合されたトラスコア素材に適合されてもいいが、それについては後に続く図19及び図20で説明する。

    図17に示すマンドレルのアセンブリ1700は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図18を参照すると、有利な実施形態によるマンドレル設置が示されている。 マンドレル設置1800は、たとえば、図17のマンドレルのアセンブリ1700設置の一の実施を示す。

    スチール製鋳型1802は、図14Bのレイアップ位置1404などのレイアップ位置で実施される。 結合された内側外板1804は、図17のマンドレルのアセンブリ1700などのワックスマンドレルを適合する準備が整っている。 マンドレルセクション1806は、図17のマンドレルのアセンブリ1700の一を実施する実施例である。 フィクスチャー1808は、図17のフィクスチャー1704の一を実施する実施例である。 フィクスチャー1808は、マンドレルセクション1806を結合された内側外板1804に適合する。

    マンドレルのアセンブリは、図13のラジアルプライクローズアウト1308などの任意の数のラジアルプライクローズアウトと同時に適合される。 ラジアルプライクローズアウトは、設置された任意の数のマンドレルの各々のセクション間に適合される。 ラジアルプライクローズアウトは、あらかじめ不連続形状に製造され、設置されたマンドレルセクション間に壁を作り出す。 マンドレル設置1800は、スチール製鋳型1802により支持される結合された内側外板1804周囲すべてに、マンドレルセクションを適合する。 マンドレル設置の完成に続き、図16Bの内側外板1604の結合同様に、ワックスマンドレルが結合され、張力を適合し、内側外板素材に対してマンドレルセクションが保持される。 トラスコア素材は、次いで、結合されたワックスマンドレルセクション上に適合される。

    図18に示すマンドレル設置1800は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    ここで図19を参照すると、有利な実施形態によるトラスコアレイアップが示されている。 トラスコアレイアップ1900は、たとえば、図7のトラスコア706を適用する一の実施を示す。

    スチール製鋳型1902は、図14Bのレイアップ位置1404などのレイアップ位置で実施される。 任意の数の結合されたワックスマンドレルセクション1904は、トラスコア素材1906を適合する準備が整えられている。 トラスコア素材1906は、図7のトラスコア706の一を実施する実施例である。 トラスコア素材1906は、一巻の素材として保存することができる。

    レイアップツール1908は、トラスコア素材1906にしわを作ることなく、任意の数の結合されたワックスマンドレルセクション1904の波形形状上にトラスコア素材1906をレイダウンするために、素材プリーツ加工装置1910を有することができる。 スチール製鋳型1902は、スチール製鋳型1902周囲すべてにトラスコア素材1906の任意の数の層を巻きつけるために、360度回転できる。 トラスコア素材1906の任意の数の層は、任意の数の結合されたワックスマンドレルセクション1904に対しレイアップされる。 ここで使用されるように、“任意の数の”は、一又は複数の層を指す。

    実施例において、トラスコア素材1906が任意の数の結合されたワックスマンドレルセクション1904上でレイアップされた後に、結合糸は、トラスコア素材1906を結合するために使用される。 付加的ワックスマンドレルセクションが、次いで、トラスコア素材1906に適合され、且つ、結合されたワックスマンドレルセクションの付加的な層を形成するために、結合することもできる。 次いで、外側外板が付加的な結合されたワックスマンドレルセクション上に適合され、内側バレル構造の乾燥アセンブリを完成させる。 外側外板は、図15A及び図15Bの内側外板1504に類似した方法でレイアップされる。 外側外板の任意の数の層は、トラスコア素材1906上に適合された付加的なワックスマンドレルセクションに対してレイアップされる。 実施例においては、スチール製鋳型1902周囲すべてを外側外板で包み込むように、外側外板が適合される間に、スチール製鋳型1902は360度回転することができる。 次いで、外側外板が結合され、スチール製鋳型1902上でレイアップされる他の要素に対して、張力で外側外板を保持する。

    図19に示すトラスコアレイアップ1900は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図20を参照すると、有利な実施形態による内側バレルセクション細部が示される。 内側バレルセクション細部2000は、たとえば、樹脂注入又は硬化前の三次元乾燥アセンブリにおける、図7の内側バレルセクション700及び図10の内側バレルセクション1000に示される要素の一を実施する実施例である。

    内側バレルセクション細部2000は、スチール製鋳型2002上でレイアップされる任意の数の要素を示す。 内側外板2004は、スチール製鋳型2002に隣接する、又はそれに沿って配置される。 任意の数のセプタム2006は、密閉されたセプタムを伴う任意の数のワックスマンドレル2008の設置を介して、内側外板2004上でレイアップされる。 トラスコア2010は、密閉されたセプタムを伴う任意の数のワックスマンドレル2008上でレイアップされる。 任意の数のワックスマンドレル2012は、トラスコア2010上で適合されるものとして示される。 外側外板2014は、任意の数のワックスマンドレル2012上でレイアップされる。 前部ダブラー2016が、次いで、外側外板2014を形成するために使用されるもとの同じ素材で、内側バレルセクションの前部端でレイアップされる。 付加的な材料が、次いで、リリースプライ及びフロー媒体を含む外側外板2014に適合される。

    リリースプライは、外側外板2014の乾燥素材とフロー媒体との間に位置付けられるリリース材料である。 フロー媒体は、低非線形性因子を伴う多孔質の材料で、たとえば樹脂などの物質を設置し、表面に均一に広げるために使用される。 リリースプライは、内側バレル外面に均一にフロー媒体を配置する媒体を提供する一方で、フロー媒体が乾燥アセンブリパーツに付着するのを防ぐ。 樹脂注入などのフロー媒体適合工程に続き、リリースプライは、内側バレルパーツからフロー媒体を除去するために使用される。 リリースプライ及びフロー媒体は、たとえば、樹脂注入工程に続き、処分することができる。

    図20に示す内側バレルセクション細部2000は、種々の有利な実施形態を実施可能な方法に対する物理的又はアーキテクチャ的な限定であることを意図していない。 図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。 幾つかの実施形態では幾つかのコンポーネントは不要である。 また、ブロックは、幾つかの機能的なコンポーネントを示すために提示されている。 種々の有利な実施形態において実施されるとき、これらのブロックの一又は複数は種々のブロックに合成及び/又は分割することができる。

    次に図21を参照すると、有利な実施形態によるバレル構造組み立て工程のフロー図が示されている。 図21の工程は、内側バレルセクション700についての図7、内側バレルセクション1000についての図10、及び/又は内側バレルセクション細部1100についての図11に示される一又は複数の要素を使用して、実施することができる。

    工程は、スチール製鋳型の周囲の内側外板素材の任意の数の層をレイダウンして、内側外板を形成する(工程2102)ことにより開始する。 スチール製鋳型は、たとえば、図14A及び図14Bのスチール製鋳型1400とすることができる。 内側外板は、たとえば、図5の内側バレル500の一又は複数の外板要素を形成する乾燥素材である。 内側外板は、たとえば、限定はしないが、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材とすることができる。

    工程は、内側外板を任意の数の結合糸で結合する(工程2104)。 任意の数の結合糸は、フープ応力で、工程2102でレイダウンされる内側外板などの素材を保持する糸である。 任意の数の結合糸は、たとえば、限定はしないが、ベクトラン繊維、炭素、綿、及び/又は任意の他の適切な糸材料とすることができる。 内側外板は、たとえば、図16Bの結合された内側外板などの結合された内側フェースシートを形成するために任意の数の結合糸を使用して結合される。

    次に、工程は、結合された内側外板上で密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションを設置する(工程2106)。 任意の数のマンドレルセクションは、たとえば、図17のマンドレルのアセンブリ1700とすることができる。 工程は、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションの各々の間に、任意の数のラジアルプライクローズアウトを設置する(工程2108)。 スチール製鋳型上で結合された内側外板周囲に設置される際に、任意の数のラジアルプライクローズアウトは、任意の数のマンドレルセクションの長さに対して垂直に設置され、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に壁を形成する又は分割する。 任意の数のラジアルプライクローズアウトは、ワックスマンドレルセクションの形状に対応する不連続形状を有しており、ポスト硬化融解工程中にワックスマンドレルが融解する際に、残っている空洞の間に壁を形成する。

    工程は、次いで、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションを結合する(工程2110)。 マンドレルセクションの結合は、内側外板の結合に類似しており、任意の数の結合糸を使用して、張力で、任意の数のマンドレルセクションをスチール製鋳型の周囲の結合された内側外板に固定する。

    次に、工程は、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数の結合されたマンドレルセクション上にトラスコア素材の任意の数の層をレイダウンし、トラスコアを形成する(工程2112)。 トラスコア素材は、たとえば、図5の内側バレル500などの内側バレル構造のトラス要素を形成する乾燥素材である。 トラスコア素材は、たとえば、限定はしないが、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、平織物、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材とすることができる。 トラスコア素材は、巻いた状態で保存することができ、図19のレイアップツール1908などのレイアップツールを使用して、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクション上にレイアップされる。 レイアップツールは、トラスコア素材にしわを作ることなく、任意の数のマンドレルセクションの波形表面上でトラスコア素材をレイダウンするための、たとえば図19の素材プリーツ加工装置1910などのプリーツ加工装置を有することができる。

    工程は、次いで、張力でワックスマンドレルセクションに対してトラスコアを固定するために結合糸を使用して、トラスコアを結合する(工程2114)。 工程は、結合されたトラスコアで任意の数のマンドレルセクションを設置する(工程2116)。 たとえば、任意の数のマンドレルセクションは、図20の任意の数のワックスマンドレル2012及び密閉されたセプタムを伴う任意の数のワックスマンドレル2008などのワックスマンドレルとすることができる。 工程は、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に任意の数のラジアルプライクローズアウトを設置し(工程2118)、次いで、任意の数のマンドレルセクションを結合する(工程2120)。

    次に、工程は、任意の数の外側外板素材の層をレイダウンし、結合された任意の数のマンドレルセクションに対して、外側外板を形成する(工程2122)。 素材の付加的な層が、次いでレイアップされ、且つ、内側外板の前部端及び後部端、マンドレル、トラスコア、及び外側外板プレフォームアセンブリに位置付けられ、内側バレルアセンブリの後部端及び前部端に部分的なビルドアップ又はダブラーを形成する。 工程は、次いで、後部ダブラー及び前部ダブラーをレイダウンする(工程2124)。 たとえば、スチール製のマンドレルなどの固定されたツール細部は、外側外板壁の前部及び後部に、且つ、外側外板フランジの上端に位置付けられ、主要エッジ及びエンジンファンケースコンポーネントでクリティカルインターフェース表面を形成しそれを保持する。 工程は、次いで、外側外板を結合し(工程2126)、その後工程は終了する。

    図21の工程で生じる乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造は、次いで、統合されるが、詳細については図22で述べられる。

    次に図22を参照すると、有利な実施形態によるバレル構造形成工程のフローチャートが示される。

    工程は、図21で述べられる構造などのスチール製鋳型上の乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造上に真空バッグを設置することにより開始する(工程2202)。 内側バレルの統合を完成させる樹脂注入工程及び硬化工程に先立ち、真空バギングは、圧力を使用して乾燥材料を圧縮する。 真空バッグは鋳型に適合され、真空バッグ下で空気分子を除去する。 工程はオーブンの内部に乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造を位置付ける(工程2204)。

    工程は、乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造に樹脂を注入し、樹脂が注入された内側バレル構造を形成する(工程2206)。 樹脂注入は、内側バレル構造でワックスマンドレルの融点より低い温度で行われる。 一の実施例では、オーブン内での樹脂注入工程は、およそ華氏140度で行なうことができる。

    工程は、内側バレルを形成するために樹脂が注入された内側バレル構造を硬化する(工程2208)。 工程は、たとえば、樹脂注入に使用される温度より高く、但しワックスマンドレルが融解する温度より低い温度で、オーブンで樹脂が注入された内側バレル構造を硬化することができる。 樹脂が注入された内側バレル構造の硬化温度の一実施例は、およそ華氏200度とすることができる。 樹脂硬化は、外板、セプタム、及びトラスコア要素を接着し、内側バレル構造を統合する。 工程は、次いで、オーブンから内側バレルを除去し(工程2210)、真空バッグを除去する(工程2212)。 工程は、リリースプライを内側バレルから切り離し、且つ、リリースプライ及びフロー媒体を処分する(工程2214)。 次に、工程は、スチール製鋳型から内側バレルを除去する(工程2216)。

    工程は、少なくとも内側外板又は外側外板に任意の数の穴を開ける(工程2218)。 任意の数の穴は、工程2222及び/又は内側バレルの音響処理で、ワックスマンドレルのワックス融解に使用することができる。 たとえば、限定はしないが、レーザー、機械ドリル、及び/又は任意の他の適切なツールなどのツールで、任意の数の穴を開けることができる。 内側バレルは、工程2210でいったんオーブンから除去されると工程2218のドリルステップに先立って、冷却される。 穴は、スチール製鋳型と内側外板との間に位置付けられるピンマットを使用して、樹脂注入工程とともにその場で形成することもできる。 ピンマットは、樹脂注入後に続いて除去される。

    工程は、任意の数の穴を有する内側バレルをオーブンに位置付ける(工程2220)。 工程は、次いで、任意の数の穴を使用して、ワックスマンドレルを融解させる(工程2222)。 実施例では、ポスト硬化ワックス融解は、樹脂注入及び樹脂が注入された内側バレルの初期硬化に使用される温度より高い温度で生じる。 ワックス融解のためにオーブンで使用される温度は、たとえば、ワックスマンドレルが融解するように設計される温度とすることができる。 一実施例では、ワックスマンドレルは、華氏200度を上回る温度では固いままであり、およそ華氏350度で融解するように設計することができる。 この例では、華氏140度の樹脂注入温度及び華氏200度の初期硬化温度に耐え、ポスト硬化融解段階中に華氏350度などのさらに高温に達するまで硬い状態を保持するように、ワックスマンドレルは構成される。 工程2218で開けられる任意の数の穴により、融解したワックスマンドレルが、工程2222の融解段階中に内側バレル構造から流れるようになる。 ワックスマンドレルは、また、変形せずに、気圧14.7psiに耐えるよう設計することもできる。

    工程は、次いで、オーブンから内側バレルを除去する(工程2224)。 工程は、内側バレルから残りのワックスフィルムを除去する(工程2226)。 残りのワックスフィルムは、たとえば、融解に先立ち、ワックスマンドレルが実施される空洞に沿ったバレル構造の内装に残る可能性がある。 ワックスフィルム除去は、たとえば、限定はしないが、溶媒バス、超音波洗浄、及び/又は任意の他の適切な技術などの、任意の数の技術を使用して、達成することができる。

    工程は、選択的に付加的な音響処理を適用することができる(工程2228)。 付加的な音響処理は、たとえば、限定はしないが、工程2222でワックス融解後にワックスマンドレルにより残された空間から生じる任意の数の空洞にバルク吸収体材料を流し込むこととしてもよい。

    工程は、次いで、内側バレルの端部を整え(工程2230)、その後工程は終了する。

    種々の図解されている実施形態でのフロー図及びブロック図は、実施可能な装置、方法及びコンピュータプログラム製品の構造、機能、及び作業を示している。 その際、フロー図及びブロック図の各ブロックは、コンピュータで使用可能又は読込可能なプログラムコードのモジュール、セグメント、又は部分を表わしており、特定の機能又は機能群を実施するための一又は複数の命令を含んでいる。 幾つかの代替的な実施では、ブロックに記載された機能又は機能群は、図の中に記載の順序を逸脱して現れることがある。 例えば、場合によっては、連続して示されている二つのブロックがほぼ同時に実行されること、又は時には含まれる機能によってはブロックが逆の順番に実行されることもありうる。

    種々の有利な実施形態は、任意の数種々の検討事項を考慮し、且つ認識している。 たとえば、種々の有利な実施形態は、エンジンナセルの設計及び製造の従来の方法が、複合内側バレル構造を生産するために、あらかじめ含浸された材料及び多数のオートクレーブ養生を使用するマルチステップ工程を含むことを考慮し、且つ認識している。 この従来のアプローチでは、構造的及び音響性能要求を満たすために、しばしばセプタム又は中央外板要素により分けられた二の層において、ハニカム又は他の形式のコア材料の使用が必要となる。 また、このアプローチは、限られた供給ベースで操作し維持することにコストがかかる、オートクレーブの使用も必要となる。

    種々の有利な実施形態は、従来のコア及びセプタム材料はしばしば単独で調達され高価であることを考慮し、且つ認識している。 従来の方法は、オートクレーブ養生工程を使用する多数のステップで、フェースシート、中央外板、及びセプタム要素などの外板の相互結合が必要とされる。 あらかじめ含浸された材料、フィルム接着剤、及び他の材料には、氷点下保存が要求され、材料がレイアップされ、真空バギングされ、及びオートクレーブ工程養生されなければならないおよそ30日の限定された“アウトタイム”がある。 これらの要求により、エンジンナセル内側バレル構造の製造に対し、時間とコストが制約される。

    それゆえ、種々の有利な実施形態は、オートクレーブを使用せずに、統合内側バレル構造を形成するためのワンステップ硬化工程を提供する。 この工程は、鋳型上でのサイクル時間及びターンアラウンドを短縮し、且つ、オートクレーブ上で低価格オーブンを使用することによる費用便益をもたらす。 この有利な工程中に、真空バッグ設置が必要なのは一回だけであり、且つ、パーツを完成させるためにオーブンでの加熱サイクルが必要とされるのは二回だけである。

    種々の有利な実施形態は、セプタム細部全体に、トラス設計を含む統合ワンピース設計組立内側バレルをさらに提供する。 内側バレルは、オーブン内で融解ワックスマンドレルとワンステップ硬化工程で形成される。 材料は、氷点下保存又はオートクレーブ養生工程を必要としない。 内側バレルを生産するために使用される乾燥素材には、技術設計の現状のための30日のアウトタイムとは対照的に、無制限のアウトタイムがある。 統合構造は、技術構造の現状に必要な多数の接合部より優れた三のサブコンポーネントの各々に単独の接合インターフェースを提供する。

    上述した種々の有利な実施形態の説明は、例示及び説明を目的とするものであり、完全な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。 当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかであろう。 さらに、種々の有利な実施形態は、他の有利な実施形態に照らして別の利点を提供することができる。 選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。

    上述した種々の有利な実施形態の説明は、例示及び説明を目的とするものであり、完全な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。 当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかであろう。 さらに、種々の有利な実施形態は、他の有利な実施形態に照らして別の利点を提供することができる。 選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。
    また、本願は以下に記載する態様を含む。
    (態様1)
    エンジンナセルの内側バレル構造であって、
    内側外板、
    空洞を定めるために内側外板に対して配置されるトラスコア、及び
    空洞に配置されるセプタムを有する構造。
    (態様2)
    複数の空洞が間に定まるように、トラスコアは内側外板の内側表面に配置され、空洞にそれぞれ配置される複数のセプタムをさらに有する、態様1に記載の内側バレル構造。
    (態様3)
    セプタムはノイズを低減するために構成される、態様2に記載の内側バレル構造。
    (態様4)
    内側外板との空間的関係で配置される外側外板、及び
    内側外板と外側外板との間に配置されるラジアルプライクローズアウトをさらに有する、態様2に記載の内側バレル構造。
    (態様5)
    空洞に配置される吸収体材料をさらに有する、態様1に記載の内側バレル構造。
    (態様6)
    吸収体材料はトラスコアとセプタムとの間に配置される、態様5に記載の内側バレル構造。
    (態様7)
    セプタムは補強部分を有する、態様1に記載の内側バレル構造。
    (態様8)
    補強部分は実質的に溝のように構成される、態様7に記載の内側バレル構造。
    (態様9)
    補強部分は、音響的に構成されたパーフォレーションを有する、態様7に記載の内側バレル構造。
    (態様10)
    補強部分は内側外板と接する、態様7に記載の内側バレル構造。
    (態様11)
    態様1乃至10のいずれか一項に記載の内側バレル構造を有するエンジンナセル。
    (態様12)
    態様11に記載の複数のエンジンナセルを備える航空機。
    (態様13)
    エンジンノイズを低減する方法であって、態様11に記載の複数のエンジンナセルを航空機に設置するステップを含む方法。
    (態様14)
    エンジンナセルの内側バレル構造の製造方法であって、態様1乃至10のいずれか一項に記載の内側バレル構造の一部分に樹脂を注入するステップを含む方法。
    (態様15)
    融解により取り外し可能な犠牲マンドレルセクションを使用するステップをさらに含む、態様14に記載の方法。
    (態様16)
    鋳型に対して内側外板を保持するステップをさらに含む、態様14に記載の方法。
    (態様17)
    張力で、密閉されたセプタム細部を伴うマンドレルセクションに対してトラスコアを保持するステップをさらに含む、態様14に記載の方法。
    (態様18)
    エンジンナセルの内側バレル構造を製造する方法であって、
    バレル構造の内側外板と外側外板との間に複数の空洞を形成するステップ、及び
    空洞内にノイズ低減構造を配置するステップを含む方法。
    (態様19)
    前記形成するステップは、複数の空洞が間に定まるように、バレル構造の内側外板にトラスコアを配置するステップをさらに含む、態様18に記載の方法。
    (態様20)
    前記配置するステップは、複数のパーフォレートされたセプタムをそれぞれ空洞に配置するステップをさらに含む、態様18に記載の方法。
    (態様21)
    前記配置するステップは、各々が補強部分を有する複数のセプタムを配置するステップをさらに含む、態様20に記載の方法。
    (態様22)
    空洞に吸収体材料を配置するステップをさらに含む、態様18に記載の方法。
    (態様23)
    バレル構造を組み立てる方法であって、
    内側外板を形成するためにスチール製鋳型の周囲で内側外板素材の任意の数の層をレイダウンするステップ、
    内側外板上で密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションを設置するステップ、
    密閉されたセプタム細部が設置された状態で、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に第一の任意の数のラジアルプライクローズアウトを設置するステップ、
    トラスコアを形成するために密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクション上にトラスコア素材の任意の数の層をレイダウンするステップ、
    トラスコア上に任意の数のマンドレルセクションを設置するステップ、
    任意の数のマンドレルセクションの各々の間に第二の任意の数のラジアルプライクローズアウトを設置するステップ、及び
    外側外板を形成するために任意の数のマンドレルセクションに対して外側外板素材の任意の数の層をレイダウンするステップを含む方法。
    (態様24)
    外側外板に対して後部ダブラー及び前部ダブラーをレイダウンするステップをさらに含む、態様23に記載の方法。
    (態様25)
    張力でスチール製鋳型に対して内側外板を保持するために任意の数の結合糸を使用して内側外板を結合するステップをさらに含む、態様23に記載の方法。
    (態様26)
    任意の数の結合糸は、ベクトラン繊維、炭素、及び綿のうちの少なくとも一から選択される、態様25に記載の方法。
    (態様27)
    張力で内側外板に対して密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションを保持するために任意の数の結合糸を使用して、密閉されたセプタム細部に任意の数のマンドレルセクションを結合するステップをさらに含む、態様23に記載の方法。
    (態様28)
    張力で密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションに対してトラスコアを保持するために任意の数の結合糸を使用して、トラスコアを結合するステップをさらに含む、態様23に記載の方法。
    (態様29)
    張力で任意の数のマンドレルセクションに対して外側外板を保持するために任意の数の結合糸を使用して、外側外板を結合するステップをさらに含む、態様23に記載の方法。
    (態様30)
    内側外板素材は、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材のうちの少なくとも一とする、態様23に記載の方法。
    (態様31)
    外側外板素材は、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材のうちの少なくとも一とする、態様23に記載の方法。
    (態様32)
    トラスコア素材は、織物、一軸方向テープ、ラップ/ニット素材、組みひも素材、縫合素材、及び/又は任意の他の適切な素材のうちの少なくとも一とする、態様23に記載の方法。
    (態様33)
    スチール製鋳型上で内側外板の周囲に設置されるときに、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションの各々の間に壁を形成する又は分割するように、第一の任意の数のラジアルプライクローズアウトは、密閉されたセプタム細部を伴う任意の数のマンドレルセクションの長さに対して垂直に設置される、態様23に記載の方法。
    (態様34)
    スチール製鋳型上でトラスコアの周囲に設置されるときに、任意の数のマンドレルセクションの各々の間に壁を形成する又は分割するように、第二の任意の数のラジアルプライクローズアウトは、任意の数のマンドレルセクションの長さに対して垂直に設置される、態様23に記載の方法。
    (態様35)
    バレル構造を形成する方法であって、
    スチール製鋳型上の乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造上に真空バッグを設置するステップ、
    オーブンの内部に乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造を位置付けるステップ、
    樹脂が注入される内側バレル構造を形成するために、乾燥した三次元プレフォーム内側バレル構造に樹脂を注入するステップ、
    内側バレルを形成するために樹脂が注入された内側バレル構造を硬化するステップ、
    オーブンから内側バレルを除去するステップ、
    真空バッグを除去するステップ、
    内側バレルからリリースプライを除去し、且つ、リリースプライ及びフロー媒体を処分するステップ、
    スチール製鋳型から内側バレルを除去するステップ、及び
    少なくとも内側バレルの内側外板又は外側外板に、任意の数の穴を開けるステップを含む方法。
    (態様36)
    任意の数の穴を有する内側バレルをオーブンに位置付けるステップ、
    開けられた任意の数の穴を介して、内側バレルから任意の数のワックスマンドレルを融解させるステップ、
    オーブンから内側バレルを除去するステップ、及び
    内側バレルから残りのワックスフィルムを除去するステップを含む、態様35に記載の方法。
    (態様37)
    内側バレルに付加的音響処理を適用するステップをさらに含む、態様36に記載の方法。
    (態様38)
    任意の数のワックスマンドレルは、真空バッグ及び注入ステップで使用される温度及び硬化ステップで使用される温度により印加された圧力の一大気圏で剛性を維持するように設計され、且つ、任意の数のワックスマンドレルは、注入ステップで使用される温度及び硬化ステップで使用される温度より高い温度で融解するように設計される、態様36に記載の方法。
    (態様39)
    内側バレルステップから残りのワックスフィルムを除去するステップは、少なくとも溶媒バス又は超音波洗浄から選択される技術を使用する、態様36に記載の方法。
    (態様40)
    注入ステップは、内側バレルの任意の数のワックスマンドレルの融点より低い温度で生じる、態様35に記載の方法。
    (態様41)
    硬化ステップは、注入ステップに使用される温度より高い温度で、但し任意の数のワックスマンドレルが融解するように設計された温度より低い温度で生じる、態様35に記載の方法。

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