Thermally actuated passive gas turbine engine compartment venting

申请号 JP2010256743 申请日 2010-11-17 公开(公告)号 JP2011112047A 公开(公告)日 2011-06-09
申请人 General Electric Co ; ゼネラル・エレクトリック・カンパニイGeneral Electric Company; 发明人 DIAZ CARLOS ENRIQUE; LABORIE DANIEL JEAN-LOUIS; GEARY STEPHEN DENNIS;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cooling system for preventing heating after a gas turbine operation stops. SOLUTION: A system 12 includes a thermally actuated vent for opening a vent outlet 48 in a gas turbine engine 10 associated compartment 11 with a passive thermal actuator 54 located in the compartment based on a temperature of the compartment. The outlet may be located at or near a top 50 of a core engine compartment 13, a fan compartment 11, or a pylon compartment. The actuator may be connected to a hinged door 52 of vent for opening the outlet, and may be actuated by a phase change material disposed in a chamber and having a liquid state below a predetermined actuation temperature and a gaseous state above the predetermined actuation temperature. The actuator may include a thermal fuse for closing door during a fire. COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT
权利要求
  • 熱作動式通気システム(12)であって、
    ガスタービンエンジン(10)関連コンパートメント(11)の通気出口(48)を開放するようになった熱作動式通気装置(46)と、
    前記コンパートメント(11)内に配置された受動熱アクチュエータ(54)と、を含み、
    前記熱アクチュエータ(54)が、前記コンパートメント(11)の温度に基づいて前記熱作動式通気装置(46)を開放するように作動可能である、
    システム(12)。
  • 前記通気出口(48)が、前記コンパートメント(11)の頂部(50)に又は該頂部(50)付近に設置されることをさらに特徴とする、請求項1記載のシステム(12)。
  • 前記関連コンパートメント(11)が、コアエンジンコンパートメント(13)又はファンコンパートメント(11)又はパイロンコンパートメント(21)であることをさらに特徴とする、請求項2記載のシステム(12)。
  • 前記熱作動式通気装置(46)が、前記熱アクチュエータ(54)に作動可能に連結されて前記通気出口(48)を開放するようになったヒンジドア(52)を含むことをさらに特徴とする、請求項2記載のシステム(12)。
  • 前記熱アクチュエータ(54)に組込まれて、前記コンパートメント内の火災の間に前記ドア(52)を閉鎖するようになった温度ヒューズ(120)をさらに含むことを特徴とする、請求項4記載のシステム(12)。
  • 前記熱アクチュエータ(54)が、シリンダ(92)内に配置されたピストン(90)を含み、
    チャンバ(94)が、前記シリンダ(92)内で前記ピストン(90)及び該シリンダ(92)の底壁(96)間に配置され、
    ピストンロッド(98)が、前記シリンダ(92)の頂壁(102)内のアパーチャ(100)を通して前記ピストン(90)から上向きに延び、
    相変化材料(110)が、前記チャンバ(94)内に配置されかつ所定の作動温度以下では液体状態をまた該所定の作動温度以上では気体状態を有する、
    ことをさらに特徴とする、請求項4記載のシステム(12)。
  • 前記熱作動式通気装置(46)が、前記熱アクチュエータ(54)に作動可能に連結されて前記通気出口(48)を開放するようになったヒンジドア(52)を含み、
    前記ピストンロッド(98)の遠位端(104)が、前記ヒンジドア(52)に連結され、
    温度ヒューズ(120)が、前記コンパートメント内の火災の間に前記ドア(52)を閉鎖するように前記熱アクチュエータ(54)内に組込まれ、
    前記温度ヒューズ(120)が、ほぼ前記所定の作動温度以上の融点を有するヒューズ材料で製作された前記ピストンロッド(98)又は該ピストンロッド(98)の一部分(122)を含むか、或いはほぼ前記所定の作動温度以上の融点を有するヒューズ材料で製作された前記シリンダ(92)の環状シリンダ壁(116)又は該環状シリンダ壁(116)の一部分(123)を含む、
    ことをさらに特徴とする、請求項6記載のシステム(12)。
  • 前記関連コンパートメント(11)が、ガスタービンエンジンファンカウル(42)及びガスタービンエンジンファンケーシング(38)間のファンコンパートメント(11)であり、
    電子エンジン制御装置(17)が、前記ファンコンパートメント(11)内に取付けられる、
    ことをさらに特徴とする、請求項2記載のシステム(12)。
  • 前記熱作動式通気装置(46)が、前記電子エンジン制御装置(17)付近に設置されたヒンジドア(52)を含むことをさらに特徴とする、請求項8記載のシステム(12)。
  • 前記関連コンパートメント(11)が、コアエンジンカウル(15)によって囲まれたコアエンジンコンパートメント(13)であることをさらに特徴とする、請求項2記載のシステム(12)。
  • 前記関連コンパートメント(11)が、パイロン(34)内に配置されて航空機ウィング(30)上にエンジン(10)を取付けるようになったパイロンコンパートメント(21)であることをさらに特徴とする、請求項2記載のシステム(12)。
  • 说明书全文

    本発明は、通気によりガスタービンエンジンコンパートメントを冷却することに関し、より具体的には、エンジンを運転停止した時にソークバックを受けるガスタービンエンジンコンパートメントから高温空気を通気することに関する。

    航空機ガスタービンエンジンは、ソークバックによる加熱を受けるエンジン関連の多くのコンパートメントを有する。 エンジンは一般的に、ファン、低圧圧縮機、高圧圧縮機、燃焼器、高圧タービン、及び低圧タービンを含む。 高圧圧縮機、燃焼器及び高圧タービンは、まとめてコアエンジンと呼ばれる。 エンジン用のエンジンナセルシステムが、エンジンの周りに円周方向に延びて、エンジンを保護しかつターボファンエンジンと協働して推を発生させる空気力学的表面を形成する。 一般的なエンジンナセルシステムは、ファンケースを囲むファンコンパートメント及びコアエンジンを囲むコアナセルを含む。 コアナセルは、コアエンジンから半径方向に間隔を置いて配置され、またコアエンジンの周りに延びるコアコンパートメントが、それらの間に設置される。 コアナセルは、それらの間にファン空気流路のための領域を残した状態でファンコンパートメントの半径方向内側に配置される。

    コアコンパートメントは、様々なエンジン構成要素及び付属品を収容する。 構成要素及び付属品には、航空機及びエンジン油圧システムに流される油圧流体をその中に備えた航空機及びエンジン油圧システム構成要素が含まれる。 油圧流体は、一定の温度を越えると劣化し始め、また劣化の大きさは、油圧流体がその温度状態に置かれる時間の関数である。 コアコンパートメントは、エンジン運転時に非常に高温になり、その中の構成要素及び付属品は、過熱によって悪影響を受けるおそれがある。 コアコンパートメントは一般的に、エンジン運転時にエンジンファン流路からの低温加圧空気の一部分を該コアコンパートメントに流す冷却通路によって換気され、従って、エンジン運転時にはコアコンパートメントは比較的低温に保たれる。

    エンジン運転停止時に及びエンジン運転停止後のある時間の間に、エンジン内に蓄積された顕熱が、コアコンパートメント並びにファンコンパートメント内の空気に伝達される。 全自動デジタル電子制御装置(FADEC)のような電子コントローラをファンコンパートメント内に収納することができる。 熱は、空気の温度を上昇させて、エンジンナセル内の構成要素及び付属品、特に最も高温のナセル空気が集まるエンジンナセルの上部部分における油圧導管のような構成要素の加熱を引き起こす。 エンジンを支持したパイロンのコンパートメント内にエンジンコントローラを配置しているHONDAジェットのHF120のようなエンジン設計が存在する。 パイロンコンパートメント、FADECコンパートメント及びコアコンパートメントは全て、エンジン運転停止後に冷却してソークバック熱がエンジン関連コンパートメントを過熱するのを防止することを必要とするようなエンジン関連コンパートメントの実施例である。

    最近では、メンテナンス目的のためにエンジンを運転停止しかつ冷却が利用可能でない時に、FADECを作動させることが必要であり、従って熱(約100W)が発生することになる幾つかのエンジンが開発されてきている。 FADECを内蔵するこれらのコンパートメントは、作動しているFADECによって発生した熱が該コンパートメント内に蓄積しかつ該FADECを過熱するのを防止するために、エンジン運転停止後に冷却することが必要である。

    米国特許第6,202,403号公報

    現在は、コンパートメント内の高温空気を様々な通気孔及び通気領域を通して通気する受動システムによって、冷却が行なわれる。 エンジン運転停止後に冷却してソークバックつまり顕熱がエンジン関連コンパートメントを過熱するのを防止するのを良好に行なうことができる受動冷却システムを得ることが極めて望ましい。

    熱作動式通気システムは、ガスタービンエンジン関連コンパートメントの通気出口を開放するようになった熱作動式通気装置と、コンパートメント内に配置されかつコンパートメントの温度に基づいて熱作動式通気装置を開放するように作動可能である受動熱アクチュエータとを含む。 本システムの例示的な実施形態はさらに、コンパートメントの頂部に又は該頂部付近に設置された通気出口を含む。 関連コンパートメントは、コアエンジンカウルによって囲まれたコアエンジンコンパートメント又はファンコンパートメント又はパイロンコンパートメントとすることができる。

    熱作動式通気装置は、熱アクチュエータに作動可能に連結されて通気出口を開放するようになったヒンジドアを含むことができる。 温度ヒューズは、熱アクチュエータに組込んで、コンパートメント内の火災の間にドアを閉鎖するようにすることができる。

    熱アクチュエータの1つの実施形態は、シリンダ内に配置されたピストンと、シリンダ内でピストン及び該シリンダの底壁間に配置されたチャンバと、シリンダの頂壁内のアパーチャを通してピストンから上向きに延びるピストンロッドと、チャンバ内に配置されかつ所定の作動温度以下では液体状態をまた該所定の作動温度以上では気体状態を有する相変化材料とを含む。 ピストンロッドの遠位端は、ヒンジドアに連結することができる。

    温度ヒューズは、ほぼ所定の作動温度以上の融点を有するヒューズ材料で製作されたピストンロッド又はシリンダの環状シリンダ壁或いはそれらの一部分を含むことができる。 融点は、786°F〜1202°Fの範囲内とすることができる。

    関連コンパートメントは、ガスタービンエンジンファンカウル及びガスタービンエンジンファンケーシング間のファンコンパートメントとすることができかつその中に電子エンジン制御装置(ECU)を取付けることができる。

    関連コンパートメントは、コアエンジンカウルによって囲まれたコアエンジンコンパートメントとすることができかつ該コアエンジンカウルの上部四分円内に設置された通気出口を有することができる。 関連コンパートメントは、パイロン内に配置されて航空機ウィング上にエンジンを取付けるために使用するパイロンコンパートメントとすることができる。 頂壁は、エンジン排気デフレクタの一部とすることができる。

    添付図面と関連して行った以下の詳細な記載において、本発明の前述の態様及びその他の特徴を説明する。

    ファンナセル及びコアコンパートメントのための熱作動式通気システムを有するガスタービンエンジンの部分斜視大半断面図。

    図1に示す熱作動式通気システムにおける開放通気装置の断面図。

    パイロン内に配置してガスタービンエンジンを支持したコンパートメントのための熱作動式通気システムの斜視図。

    図3に示す熱作動式通気システムにおける開放通気装置の断面図。

    図3に示す熱作動式通気システムにおける閉鎖通気装置の断面図。

    図1〜図5に示す熱作動式通気システムにおける後退位置にある熱起動アクチュエータの概略断面図。

    図1〜図5に示す熱作動式通気システムにおける伸長位置にある熱起動アクチュエータの概略断面図。

    コアエンジンカウル内に通気装置を有するガスタービンエンジンの側面図。

    コアエンジンコンパートメントの後部セクションにおいてコアエンジンカウル内に環状スロットを有するガスタービンエンジンの側面図。

    図9に示すスロットの半分の後方から前方を見た斜視図。

    図3におけるパイロン上に取付けられかつ該パイロンによって航空機のウィング上に支持されたガスタービンエンジンの斜視図。

    図1及び図2は、全自動デジタル電子制御装置(FADEC)とすることができる電子エンジン制御装置17を内蔵したファンコンパートメント11を通気するようになったまたコアエンジンカウル15によって囲まれたコアエンジンコンパートメント13を通気するようになった熱作動式通気システム12を組込んだ例示的なターボファンガスタービンエンジン10を示している。 図3、図4及び図5は、全自動デジタル電子制御装置(FADEC)とすることができる電子エンジン制御装置17を内蔵したパイロンコンパートメント21を通気するようになったパイロンコンパートメント熱作動式通気システム19を示している。 本明細書に開示した熱作動式冷却システムは、エンジン内部のコンパートメント又はそのカウル或いは図11に示す航空機6のウィング30上にエンジン10を支持したパイロン8内のコンパートメントのような、ソークバックによる加熱を受けるエンジン10と関連するコンパートメントから高温空気を通気し、従って該コンパートメントを冷却するように図示している。

    図1及び図2に示す例示的なエンジン10は、下流方向直列流れ関係で、ファン28、ブースタ又は低圧圧縮機14、高圧圧縮機16、燃焼器18、高圧タービン20、及び低圧タービン22を含む。 高圧タービン20は、高圧シャフト24により高圧圧縮機16に駆動連結される。 ファン28及び低圧タービン22は、エンジン10の長手方向中心軸線29の周りで高圧シャフト24内に同軸に配置された低圧シャフト26により低圧圧縮機14及びファン28に駆動連結される。

    エンジン10は、パイロン34によって航空機32のウィング30の下方に取付けられる。 ファン28は、ファンケーシング38のよって囲まれたファンブレード36を含む。 ファンカウル42を含むファンナセル40が、ファンケーシング38から半径方向に間隔を置いて配置されかつ該ファンケーシング38を囲む。 全自動デジタル電子制御装置(FADEC)のような電子エンジン制御装置17が、ファンコンパートメント11内においてファンカウル42及びファンケーシング38間で該ファンケーシング38に取付けられる。 第1の熱作動式通気システム12は、ファンコンパートメント11の通気出口48を開放及び閉鎖するようになった熱作動式通気装置46を含む。 通気出口48は、ファンコンパートメント11の頂部50に又は該頂部50付近に設置される。 本明細書では、通気出口48は、ファンカウル42内に設置されているものとして例示しているが、ナセル内でその他の場所に設置することができる。 熱作動式通気装置46は、ファンコンパートメント11がエンジン運転停止時及びエンジン運転停止後にソークバックに起因して発生する可能性があるような加熱により高温を受けた時に、該ファンコンパートメント11を通気するために使用される。 熱作動式通気システム12のより具体的な実施形態では、熱作動式通気装置46は、FADECに近接して配置される。 これは、メンテナンス目的のためにエンジンを運転停止しかつ冷却が利用可能でない時に、FADECを作動させることが必要であり、従って熱(約100W)が発生することになる幾つかのエンジンが開発されてきた故である。 FADECを内蔵するこれらのコンパートメントは、作動しているFADECによって発生した熱が該コンパートメント内に蓄積しかつ該FADECを過熱するのを防止するために、エンジン運転停止後に冷却することが必要である。

    本明細書に例示する熱作動式通気装置46は、ファンコンパートメント11内に収納されるか又は取付けられた受動熱アクチュエータ54によって開放されまた閉鎖されるヒンジドア52を含む。 それに限定されないが熱作動バルブを含む熱作動式通気装置の他の実施形態もまた、意図している。 熱アクチュエータ54は、該アクチュエータを囲む空気の熱によって作動し、また熱アクチュエータ54は、機械、油圧、空気圧又は電力のようなそれを作動させるための外部動力源を必要としないので受動的なものである。 空気は、熱質量を有しており、従って熱アクチュエータを囲む空気及び該熱アクチュエータの作動温度間の温度差に基づいて該熱アクチュエータを開放又は閉鎖させることになる。

    図1は、熱アクチュエータ54が完全に後退してヒンジドア52が閉鎖しているのを示している。 図2は、熱アクチュエータ54が完全に伸長してヒンジドア52が開放しているのを示している。 熱アクチュエータは、ペンシルベニア州ワーミンスタに拠点を有するTHERM−OMEGA TECH,Inc. のような製造業者から市販されている公知の装置である。 熱アクチュエータ54は、所定の作動温度で開放及び閉鎖してファンコンパ−トメントの過熱を防止するように設定される。 それがファンコンパ−トメント11に対して面外にあることを表す仮想線で示すファンコンパ−トメント入口60は、開放したヒンジドア52からより高温の空気が通気されながらより低温の空気がコンパ−トメントに流入するのを可能にする。 多くの公知のタイプのファンコンパ−トメント入口が存在しており、図1に示すファンコンパ−トメント入口は、図8及び図9にさらに図示するようなファンカウル42内のNACA入口である。

    図1及び図2はさらに、コアエンジンカウル15によって囲まれたコアエンジンコンパートメント13の頂部50において又は該頂部50付近で通気出口48を開放しまた閉鎖するようになった熱作動式通気装置46を示している。 本明細書では、通気出口48は、コアエンジンカウル15内に設置されたものとして示している。 熱作動式通気装置46及び通気出口48は、図1及び図10に示すようにコアエンジンカウル15の上部四分円49内に設置することができる。 熱作動式通気装置46は、コアエンジンコンパートメント13がエンジン運転停止時及びエンジン運転停止後にソークバックに起因して発生する可能性があるような加熱により高温を受けた時に、該コアエンジンコンパートメント13を通気するために使用される。 本明細書に例示する熱作動式通気装置46は、コアエンジンコンパートメント13内に収納されるか又は取付けられた熱アクチュエータ54によって開放されまた閉鎖されるヒンジドア52を含む。 それに限定されないが熱作動バルブを含む熱作動式通気装置の他の実施形態もまた、意図している。 図1は、熱アクチュエータ54が完全に後退してヒンジドア52が閉鎖しているのを示しており、また図2は、熱アクチュエータ54が完全に伸長してヒンジドア52が開放しているのを示している。 熱アクチュエータ54は、所定の作動温度で開放及び閉鎖してコアエンジンコンパ−トメント13の過熱を防止するように設定される。 より低温の空気がコアエンジンコンパ−トメント13に流入するのを可能にするための様々な手段が存在する。 1つのそのような手段は、コアエンジンコンパ−トメント13の底部に又は該底部付近に設置された1つ又はそれ以上のコアエンジンコンパ−トメントドレンポート80によるものである。 1つ又はそれ以上のドレン管路82が1つ又はそれ以上のコアエンジンコンパ−トメントドレンポート80からドレンマスト84につながり、ドレンマスト84は次に、熱作動式通気装置46が開放した時により低温の空気がコアエンジンコンパ−トメント13に流入するのを可能にするための手段を構成する。 これにより、開放したヒンジドア52からより高温の空気が通気されながらより低温の空気が流入することが可能になる。 熱アクチュエータ54は、それぞれ所定の開放及び閉鎖温度で開放及び閉鎖してコンパ−トメントの過熱を防止するように設定される。 より低温の空気がコアエンジンコンパ−トメント13に流入するのを可能にするための他の手段には、図8に示すようなコアエンジンコンパ−トメント13の後部セクションにおけるコアエンジンカウル15内の通気アパーチャ86又は図9及び図10に示すようなコアエンジンコンパ−トメント13の後部セクションにおけるコアエンジンカウル15内の環状スロット88が含まれる。 環状スロット88は一般的に、コアエンジンカウル15のセクタの周りで例えば170°にわたって延びる。

    図3、図4及び図5は、全自動デジタル電子制御装置(FADEC)とすることができる電子エンジン制御装置17を内蔵したパイロンコンパートメント21の頂部50において又は該頂部50付近で通気出口48を開放しまた閉鎖するようになった熱作動式通気装置46を示している。 エンジン10は、図11に示すようにパイロン34によって航空機32のウィング30上に取付けられる。 全自動デジタル電子制御装置(FADEC)は、パイロン34の内部のパイロンコンパートメント21内に位置しかつ少なくとも部分的にパイロンフェアリング23によって囲まれる。 頂壁70は、パイロンコンパートメント21の上側の境界となりかつエンジン10の排気ノズル74からの排気流れを偏向させるようになったデフレクタ72の一部となっている。 熱作動式通気システム12は、パイロンコンパートメント21の通気出口48を開放しまた閉鎖するようになった熱作動式通気装置46を含む。 通気出口48は、頂壁70又はデフレクタ72内のパイロンコンパートメント21の頂部50に又は該頂部50付近に設置される。 熱作動式通気装置46は、パイロンコンパートメント21がエンジン運転停止時及びエンジン運転停止後にソークバックに起因して発生する可能性があるような加熱により高温を受けた時に、該パイロンコンパートメント21を通気するために使用される。 本明細書に例示する熱作動式通気装置46は、パイロンコンパートメント21内に収納されるか又は取付けられた熱アクチュエータ54によって開放されまた閉鎖されるヒンジドア52を含む。 それに限定されないが熱作動バルブを含む熱作動式通気装置の他の実施形態もまた、意図している。

    ヒンジドア52が図1及び図5に示すように閉じられた時に、熱アクチュエータ54は、コンパートメント内に存在する熱に露出される。 コンパートメント内の熱及び温度が十分に高い場合には、熱アクチュエータ54が、起動しかつドア52を開放する。 コンパートメント内の温度が低い場合には、ドアは、閉鎖状態を維持するか又はそれらが開放している場合には閉鎖する。 図6及び図7は、熱アクチュエータ54を示しており、熱アクチュエータ54、シリンダ92内に配置されたピストン90と該シリンダ92のピストン90及び底壁96間で該シリンダ92内に配置されたチャンバ94とを含む。 ピストンロッド98がシリンダ92の頂壁102内のアパーチャ100を通してピストン90から上向きに延びる。

    図1、図4及び図5は、それぞれのコンパートメント内に枢動可能に又はその他の方法で作動可能に連結されるか或いは基礎止めされたシリンダとヒンジドアに枢動可能に又はその他の方法で作動可能に連結されたピストンロッド98の遠位端104とを示している。 図6及び図7に流体として示す相変化材料110が、ピストン90及びシリンダ92の環状シリンダ壁116間において該ピストン90のグルーブ114内に円周方向に配置されたピストンリング112の助けによりシリンダ92のチャンバ94内に収容される。 それぞれのコンパートメントの温度が所定の作動温度以下である場合には、相変化材料110が液体状態でありかつ熱アクチュエータ54は、図6に示すようにピストンロッド98がチャンバ94内で完全な後退位置になった状態で後退つまり閉鎖している。 それぞれのコンパートメントの温度が所定の作動温度以上である場合には、相変化材料110が気体状態でありかつ熱アクチュエータ54は、図7に示すようにピストンロッド98がチャンバ94内で完全な伸長位置になった状態で伸長つまり開放している。

    温度ヒューズ120を熱アクチュエータ54内に組込むか或いはそれぞれのコンパートメント内に据付けて、コンパートメント内にさらに火災が存在する場合にはドア52を閉鎖するようにすることができる(一般的に、ファンコンパートメントでは必要ない)。 ピストンロッド98の一部分122又は全体或いはシリンダ92の環状シリンダ壁116の一部分123又は全体をヒューズ材料で製作して温度ヒューズ120として機能するようにすることができる。 温度ヒューズとして、例えば786°Fで溶融する亜鉛及び1202°Fで溶融するマグネシウムを用いた複合材料又は合金のようなヒューズ材料を使用することができる。 ヒューズ材料は、786°F〜1202°Fの範囲のようなほぼ所定の作動温度以上の融点を有する。

    例示的な方法で本発明を説明してきた。 使用した技術用語は、限定としてよりも説明としての用語の範疇であることを意図していることを理解されたい。 本明細書では、本発明の好ましくかつ例示的な実施形態であると考えられるものについて説明してきたが、本発明のその他の変更が、本明細書の教示から当業者には明らかであり、従って、全てのそのような変更は、本発明の技術思想及び技術的範囲内に属するものとして特許請求の範囲で保護されることを切望する。

    従って、本特許出願によって保護されることを望むものは、提出した特許請求の範囲に記載しかつ特定した発明である。

    6 航空機8 パイロン10 ガスタービンエンジン11 ファンコンパートメント12 通気システム13 コアエンジンコンパートメント14 ブースタ又は低圧圧縮機15 コアエンジンカウル16 高圧圧縮機17 電子エンジン制御装置18 燃焼器19 通気システム20 高圧タービン21 パイロンコンパートメント22 低圧タービン23 パイロンフェアリング24 高圧シャフト26 低圧シャフト28 ファン29 軸線30 ウィング32 航空機34 パイロン36 ファンブレード38 ファンケーシング40 ファンナセル42 ファンカウル46 通気装置48 通気出口50 頂部52 ヒンジドア54 熱アクチュエータ60 入口70 頂壁72 デフレクタ74 排気ノズル80 ドレンポート82 ドレン管路84 ドレンマスト86 通気アパーチャ88 環状スロット90 ピストン92 シリンダ94 チャンバ96 底壁98 ピストンロッド100 アパーチャ102 頂壁104 遠位端110 相変化材料112 ピストンリング114 グルーブ116 シリンダ壁120 温度ヒューズ122 一部分123 一部分

    QQ群二维码
    意见反馈