Aircraft components, in particular wing

申请号 JP2007512089 申请日 2005-05-11 公开(公告)号 JP2007537086A 公开(公告)日 2007-12-20
申请人 エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー; 发明人 ユルゲン マイスター;
摘要 The pressure channels (21) and suction channels (22) are formed between inner wall (29) and perforated outer wall (28) of the wing (1) by partitions (2). The pressure channels (21) with lesser perforated area (B), is connected through a control valve (13) to a hot-air reservoir (W). The suction channels (22) with larger perforated area (A), is connected through a control valve (14) to a vacuum reservoir (U).
权利要求
  • 周囲気流に晒される航空機のコンポーネント、特に、境界層吸引用の穿孔を外板に有する翼において、
    前記コンポーネントが2つの壁を用いて構成されるとともに、内壁部と外壁部との間のスペースには隔壁が介挿され、それらが壁部の複数の領域(A、B)と併せて互いに隣接することで、圧力通路と吸引通路とが交互に形成されるようにし、
    前記吸引通路によって使用可能となる前記外壁部の第1領域(A)が、前記圧力通路によって使用可能となる第2領域(B)よりもかなり大きい範囲を占めており、制御装置を用いて前記圧力通路がホットエア容器(W)に接続し得るようにされ、かつ前記吸引通路が真空容器(U)に接続し得るようにされた、周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 前記隔壁が、台形状に波打った一体型のシートを用いて形成されており、該シートのベース領域が前記コンポーネントの前記外壁部及び前記内壁部に交互に支持されるとともに、前記外壁部の穿孔と連通する複数の開口を備えた、請求項1に記載した周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 前記台形状に波打ったシートにおいて台形をなした輪郭のうちの開いた辺が、閉じたベースラインより数倍も長くされた、請求項2に記載した周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 制御可能なバルブが、前記圧力通路又は吸引通路への供給ラインに設けられており、該制御可能なバルブを用いて、前記吸引通路の負圧が前記制御装置によって設定し得るようにされた、請求項1から3のいずれか一項に記載した周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 制御可能なバルブの1つが圧力バルブであり、制御可能な別のバルブがチェックバルブであって、これらの両バルブが前記制御装置に接続され、両バルブを用いて、前記圧力通路及び前記吸引通路についての交互の接続が要求通りに行われる、請求項1から4のいずれか一項に記載した周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 圧力ラインと吸引ラインとの間に、制御可能な別のバルブを短絡バルブとしてさらに組み込み、該バルブを用いて、前記領域A及び前記領域Bの吸引操作部及び圧力操作部への交互の接続が行われる、請求項1から4のいずれか一項に記載した周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 圧力バルブ及びチェックバルブの制御が同調して行われ、該制御が短絡バルブによって支援される、請求項5又は6に記載した周囲気流に晒される航空機のコンポーネント。
  • 说明书全文

    本発明は、周囲の気流に晒される航空機のコンポーネント(構成部品)、特に、外板に境界層吸引用の穿孔を有する翼に関する。

    気流に晒されている航空機のコンポーネントの表面からの境界層吸引については、粘性抵抗を低減させるとともに、層流から乱流への初期変化を回避して達成可能な揚を増加させるために用いられる。 好ましくない環境条件において、外板の穿孔、つまり、境界層吸引に使用される穿孔についての危険があり、それは氷結や、望ましくない量のが該穿孔に接続された真空チャネルシステムに浸入することである。

    本発明の目的は、請求項1の特徴部以前に示す航空機コンポーネントについて、氷結や穿孔の閉塞を回避することができるように設計することにある。

    本発明によれば、上記の目的を達成するにあたって、上述した航空機のコンポーネントが2つの壁を用いて設計され、内側の壁部と外側の壁部との間のスペース(空隙)には隔壁が挿入され、それらは壁部の複数のセクションが設けられることで互いに隣接し、これにより、圧力通路と吸引通路とが交互に形成される。 そして、吸引通路によって使用可能となる外壁部の第1領域が、圧力通路によって使用可能となる第2領域よりも有意に大きい範囲を占めており、制御装置を用いて、圧力通路をホットエア容器に接続し、かつ吸引通路を真空容器に接続することができる。

    本発明によって設計される航空機のコンポーネントでは、熱い加圧された空気(例えば、航空機エンジンからのブリードエア)が圧力通路へと送り込まれ、そして、外壁部の第2領域にある穿孔を通じて大気へと放出されることで、上記の目的を達成する。 この第2領域は、当該領域が吸引通路に接続され、穿孔が開けられた外壁部の第1領域よりも、かなり面積が狭くなっているので、充分な熱を外壁部に供給することができ、その際、境界層吸引を妨げることがない。

    本発明の好ましい実施形態の特徴としては、隔壁が、台形状に波打った一体型シートを用いて形成され、該シートのベース領域が、コンポーネントの外壁部及び内壁部に交互に支持されており、外壁部の穿孔に連通する開口を備えている。 このような隔壁部の設計は、主に生産技術に関連した利点を有するが、その理由は、単一部品、すなわち台形状に波打った不可分のシートが、多数の圧力通路及び吸引通路を形成し、そして適度な剛性を構造に与えるからである。 この台形状に波打ったシートを、内壁部と外壁部との間のスペースに固定するには、リベット打ちや、溶接、接着などの最先端技術から知られた接続手段を用いて行うことができる。

    本発明のさらに有利な実施形態では、台形状に波打ったシートにおける、台形の輪郭のうちの開いた辺が、閉じたベースラインよりも数倍長くされた構成を有する。 このように設計された、台形状に波打ったシートを用いることにより、形成された吸引通路、つまり、外壁部の第1領域を含む通路が外壁部の穿孔のかなり大きな範囲と連通するように、構造が簡易な方法で実現される。 換言すれば、吸引通路による境界層の直接的な吸引を、外壁部のかなり大きな部分で行うことができる。

    本発明の別の実施形態によれば、制御可能なバルブが、圧力通路又は吸引通路への供給ラインに設けられており、この制御可能なバルブを用いて、吸引通路の負圧を制御装置によって設定することができる。 降雨や解氷の結果として多量の水が外板上に生じた場合に、上記の設計では、この水が、吸引通路の過度の負圧によって吸引パイプ系統へと吸引されないように防止し、そして穿孔を覆う氷結を防止することができる。 好適には、外板に生じた水の量を適切な検出器で記録し、これに対応する負圧制御用の信号を制御装置に送信することができる。

    図面は、本発明の一実施形態を示す。 尚、この図は、航空機の翼の断面図を示している。

    翼1において空気の流れる範囲だけが図示されている。 翼の外板は2重壁とされ、外壁部4と内壁部6を備える。 その圧力側では、外壁部4が小穿孔3を有する。 図示してはいないが、複数の小穿孔3が翼の全幅に亘って延在している。 台形状の波打ったシート2は、外壁部4と内壁部6との間のスペース5に介挿されている。 この台形状に波打った形状のシート2における、台形の輪郭のうちの開いた辺29が、閉じたベースライン28よりも数倍長くなっている。 台形状に波打った形状とされたシート2における閉じた辺28は、外壁部4の内面と、内壁部6の内面とで支えられている。 台形状に波打ったシート2の部分、つまり、外壁部4の内面に支えられた部分は複数の開口を備え、該開口は、外壁部4の小穿孔3に連通している。

    このように、台形状に波打ったシート2、すなわちその隔壁を有するシートによって、隣接した通路が形成され、それらは外壁部に向かって徐々に先細りとなる。 それらの通路は、台形状に波打ったシートのベースラインにおける開口によって小穿孔と連通し、そして、シートは、外部に向かう複数のチャネル(後寄り)を、該チャネルの外壁とともに1つおきに形成しており、該チャネルの外壁が孔の開いた壁部4によって直接的に形成されている。 これらのチャネルは符号22で示す吸引通路であって、外壁部4の小穿孔の領域Aに繋がっている。 また、壁部4に向かって徐々に先細りとなったチャネルは圧力通路21であって、台形状に波打ったシート2の開口によって小穿孔の領域Bと連通している。

    吸引ライン12を通して吸引通路22が集まり、好適な吸引パイプシステムSを介して真空容器(vacuum reservoir)Uに接続される。 この吸引パイプシステムはチェックバルブ14を備える。 また、対応した圧力ライン11を通して圧力通路21が集まって、圧力パイプシステムPを介してホットエア容器(hot−air reservoir)Wに接続される。 この圧力パイプシステムPは、制御可能な圧力バルブ13を備え、該バルブは制御ライン15を介して制御ユニットにより作動し得るようになっている。 そして、図示の実施例では、吸引パイプシステムSと圧力パイプシステムPとの間に短絡(short−circuit)ラインが設けられており、該ラインには短絡バルブ16が存在し、これが制御ライン12を介して制御ユニット20によって作動し得るようになっている。

    定常の飛行状態において、結氷がなく、また環境からの過多の水が生じることもない状態では、制御可能なバルブ13が閉じられ、チェックバルブ14が開かれ、そして、短絡バルブ16が任意に開かれる。 これにより、領域Aから真空容器Uに向けて境界層の吸引が行われ、また適用可能ならば、2つの吸引通路22及び21を介して、領域Bから真空容器Uに向けて境界層の吸引が行われる。

    翼の外部における氷結や、過多の水による危険が生じると直ちに制御可能なバルブ13が開かれ、チェックバルブ14が閉じられ、これにより、ホットエア容器、例えば、航空機エンジンからのブリードエア(抽気)が供給される容器からは、熱い空気が、圧力パイプ11、そして適用可能ならばパイプ12を介して、圧力通路21及び22に導入され、そこから領域A及びBの小穿孔を通して外部へと流れる。 この装置において、圧力バルブ13は、あまりに大量の加圧された空気が、圧力通路21及び22に導入されないように制御可能であることを要するが、これは、翼外部の境界層を乱さないようにするためである。 バルブ13及び14の制御については同調して行われ、また短絡バルブ16によって支援することもできる。

    尚、「備える」という語は、他の要素や工程を排除するものではなく、そして、単数を意味する不定冠詞が複数個の要素を排除しないことに留意されたい。 また、各種の実施例に関連して記載した要素を組み合わせてもよい。

    請求項における参照符号が、該請求項の範囲を限定すると解釈されてはならないことにも留意されたい。

    本発明の一実施形態を示す図であり、航空機の翼の断面を示す。

    符号の説明

    1 翼 2 隔壁(台形状に波打ったシート)
    3 小穿孔 4 (翼の)外壁部 5 スペース 6 内壁部 11 圧力ライン 12 吸引ライン 13 制御可能な圧力バルブ 14 チェックバルブ 15 制御ライン 16 短絡バルブ 20 制御ユニット 21 圧力通路 22 吸引通路 28 台形状に波打ったシートのベースライン 29 台形状に波打ったシートの開いた辺

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