Configured aircraft to rise and landing vertically

申请号 JP2009552616 申请日 2008-03-10 公开(公告)号 JP5453115B2 公开(公告)日 2014-03-26
申请人 ファン・ヘルデン・インダストリー・ビー.ブイ.Van Helden Industrie B.V.; 发明人 ファン・ヘルデン、アールベルト・アドリアヌス;
摘要
权利要求
  • 少なくとも2つのウィング(2a、2b、4a、51、4b、52)と、作動中に上昇力を生じさせるためのスペース部(2c、4c)と、中間部(3)とを具備しており、
    前記中間部(3)には、推進モータ(6)が設けられており、また、作動中に上昇力を生じさせるための前記スペース部(2c、4c)には、複数の上昇力ユニット(HV)が設けられており、前記上昇力ユニットの各々は、大気の空気より軽い所定量の比較的軽量のガスを蓄えるための変形可能な第1の容積部(V1)を有し、所定量の比較的軽量のガスによって持ち上げられるこの変形可能な容積部を用いて、上昇力を制御可能に調整するように構成されており、また、前記上昇力ユニットの各々は、前記変形可能な第1の容積部(V1)と変形可能な第2の容積部(V2)とを受け入れている気密な全容積部Vを有しており、
    前記変形可能な第2の容積部は、前記比較的軽量のガスより重い所定量のガスを蓄えるように構成されており、
    前記変形可能な第1の容積部は、可撓性の壁(FW)によって第2の容積部から分離されており、
    前記上昇力ユニットは、前記変形可能な第1の容積部と変形可能な第2の容積部との間の容積比率を、前記気密な全容積部内で、所望の上昇力に対応するよう調整するように構成されており、また、前記上昇力ユニットの各々は、第1のポンプ(P1)と、第2のポンプ(P2)と、貯蔵容器(BV)とを有しており、前記第1のポンプは、前記変形可能な第1の容積部を調整するように構成されており、前記第2ポンプは、前記変形可能な第2の容積部を調整するように構成されており、前記貯蔵容器は、変形可能な第1の容積部から排出された比較的軽量のガスを蓄えるように構成されており、
    前記上昇力ユニットの各々は、上昇力制御装置Cを有しており、この上昇力制御装置は、前記第1のポンプ(P1)と第2のポンプ(P2)とに接続されており、前記変形可能な第1の容積部(V1)、もしくは、変形可能な第2の容積部(V2)をそれぞれ 調整するように、前記第1及び第2のポンプ(P1)、(P2)の少なくとも一方を制御するようにこれら第1及び第2のポンプに接続されており、
    前記上昇力ユニットの各々の上昇力制御装置(C)は、機内のコンピュータ(110、HVR)に接続されており、前記上昇力制御装置は、この機内のコンピュータ110から、所望の上昇力を調整するための上昇力制御信号を受信するように構成されており、
    前記機内のコンピュータ(110、HVR)は、ポジション・センサー(120)と、メテオール・センサー(130)と、ロード・センサー(140)とのうちの少なくとも1つからセンサー信号を受信するために、これらセンサー(120、130、140)のうちの少なくとも1つに接続されており、
    前記ポジション・センサーは、航空機の位置のためのポジション信号を発するよう構成されており、前記メテオール・センサーは、天候状態の信号を発するよう構成されており、前記ロード・センサーは、荷による航空機の構造のロード信号を発するように構成されており、
    前記機内のコンピュータは、これらセンサー信号の少なくとも1つに基づいて、航空機のトリミングのためのトリミング・データ(TD)を規定するように構成されている、垂直に上昇及び着陸するように構成されており、
    前記機内のコンピュータ(110、HVR)は、前記各上昇力ユニットの上昇力を決定するように構成されており、
    前記機内のコンピュータ(110、HVR)は、前記トリミング・データに基づいて、所望の上昇力を決定、且つ、制御して、複数の上昇力ユニット全体にわたる上昇力の分配を調整し、且つ、制御するように構成されている航空機。
  • 前記変形可能な第1の容積部(V1)は、熱(Q1、Q2)を、この変形可能な第1の容積部(V1)中の前記比較的軽量のガスと交換するように構成されている少なくとも1つの第1の熱交換器(W1、W2)を有する、請求項1に記載の航空機。
  • 前記変形可能な第2の容積部(V2)は、熱(Q3)を、この変形可能な第2の容積部(V2)中の前記比較的重いガスと交換するように構成されている少なくとも1つの更なる熱交換器(W3)を有する、請求項1または2に記載の航空機。
  • 前記上昇力制御装置 の各々は、1つ以上の熱交換器(W1、W2、W3)を制御するように、 前記熱交換器(W1、W2、W3)に接続されている、請求項1に記載の航空機。
  • 少なくとも1つの第1のセンサー(S1)が、前記変形可能な第1の容積部に位置されており、少なくとも1つの第2のセンサー(S2)が、前記変形可能な第2の容積部に位置されており、これら少なくとも1つの第1のセンサーと第2のセンサーとは、前記上昇力制御装置(C)に接続されており、これら少なくとも1つの第1のセンサー及び少なくとも1つの第2のセンサーの各々は、前記変形可能な第1の容積部の比較的軽量のガスと、前記変形可能な第2の容積部の比較的重い容積部との少なくとも一方の、少なくとも1つの適切な物理的パラメーター、例えば圧力や温度を測定するように構成されており、前記上昇力制御装置は、前記センサーから、それぞれ信号を受信し、測定された前記適切な物理的パラメーターに基づいて、所望の上昇力を制御するように構成されている、請求項1に記載の航空機。
  • 前記機内のコンピュータ(110、HVR)は、 前記トリミング・データに基づいて、 更に、推進力と前記推進モータ(6)の推進の方向とを 決定 、且つ、制御するように構成されている、請求項 1ないし5のいずれか1に記載の航空機。
  • 说明书全文

    本発明は、請求項1の前文に従った航空機に関わる。

    DE10007293A1は、モジュールデザインのツェッペリン形式の飛行船を開示している。 気球(air balloon)と同様に、この飛行船は、この飛行船に蓄えられている空気より軽いガスの上昇を利用して、高度を選択することができる。 平移動が、この飛行船の下側に設置されているモータを利用して行われる。 この設けられているモータは、この飛行船を所望の位置に保つために、回転可能である。 この飛行船が有する気球の性質により、比較的大きな飛行船の部品が、上昇力を供給するガスのための容積部として、必要である。 更に、推進装置の選択されたサスペンションが、この着陸中の飛行船を制約する。

    本発明の目的は、上記の問題を解決している垂直に上昇及び着陸するように構成された航空機を提供することである。

    この目的は、請求項1に係る、垂直に上昇及び着陸するように構成された航空機によって果たされる。

    有効な方法では、本発明は、航空機が垂直に離着陸できるようにしており、前進の際に、ウィングの形状が、上昇力を助長する。 かくして、この航空機は、「空気より軽い」ガスを含んだ容積部の上昇力に完全に依存すること無く、「空中に留まることができる」。

    本発明は、本発明の実施態様を示しているそれぞれの図を参照して、下記に詳しく説明されている。

    図1は、本発明に係る航空機の正面図である。

    図2は、本発明に係る航空機の側面図である。

    図3は、本発明に係る航空機の平面図である。

    図4は、上昇力ユニットの断面図である。

    図5は、本発明に係る航空機の制御装置のブロック線図である。

    図6は、本発明に係る航空機の上昇力調節器のダイヤグラムである。

    図7は、本発明に係る航空機のエネルギー供給のためのユニットのダイヤグラムである。

    図1は、本発明に係る航空機の正面図である。

    本発明に係る航空機1は、上部2と、中間部3と、下部4、5とを有している。

    前記上部2は、左上側のウィング2aと、右上側のウィング2bと、第1の中心部2cとを有している。

    前記下部4、5は、左下のウィング4a、51と、右下のウィング4b、52と、第2の中心部4cとを有している。

    この航空機は、前記下部4、5に、1つ以上の荷に有効なコンパートメント5a、5b、5c、5dを、幅方向に、更に有している。 これら荷に有効なコンパートメント5a、5b、5c、5dは、前記下部4、5の下側に設置されている。

    前記上部2は、中間部3によって、前記下部4、5と接続されている。

    前記上部2と下部4との間の前記中間部3には、推進力を生じさせるための推進モータ6が、前記上部2のウィング2a、2bと、前記下部4、5のウィング4a、51、4b、52との間にそれぞれ位置されている。

    この航空機1の方向を制御するように調整できる制御モータ7が、また、前記中間部の制御部に位置されている。

    図2を参照してより詳しく説明される制御面8が、また、上部2と下部4との間の、この航空機の両側面にそれぞれ位置されている。

    更に前記推進モータ6は、任意で、この推進力の方向を調節することができるよう調整可能であることができ、且つ、プロペラとタービンとの両方を有することができる。

    好ましい実施形態では、前記推進モータ6は、電気によって駆動される。

    図2は、本発明に係る航空機の側面図である。

    この航空機1の側面図は、前記正面図とほぼ同じ形状である。

    この航空機1の長手方向Yに、前記下部4、5は、1つ以上の荷に有効なコンパートメント5a、5b、5c、5dを有することができる。

    更に、1つ以上の駆動部6が、前記長手方向Yの前記中間部3に位置されることができる。

    前記制御面8は、前記上部と下部との間に位置されており、方向8aを有している。 1つの制御面が存在するように見えるが、この場合、2つの制御面8が、この航空機1の一側面に取着されている。

    この航空機には、飛行中に更なる上昇力を得るために、任意で、水平なウィング(図示されていない)が設けられる。 この形式のウィングは、前記上部と下部との間で折り畳むことができるか、前記上部または下部のいずれか一方から、拡張することができる。

    図3は、本発明に係る航空機の平面図である。

    この平面図は、前記左上側及び右上側のウィング2a、2bが、前側1aと後側1bとに、前記幅方向Xと長手方向Yとに対して斜めに延びているコーナーピースをそれぞれ有していることを示している。 また、前記左下のウィング4a、51と右下のウィング4b、52とは、似た形状である。

    前記中間部3及び前記駆動部6の周囲は、破線で示されている。

    図示の実施形態では、この航空機の全長は、この幅とほぼ同じである。 しかしながら、この航空機1の全長は、この幅よりも大きいと考えられる。

    前記荷に有効なコンパートメント5a乃至5dは、乗客のためのスペースと、荷のためのスペースとの両方を有している。

    ある実施形態では、これらコンパートメント5a乃至5dは、この航空機の荷、及び/もしくは、供給品の取り替えのために、ロールオン/ロールオフ方式(roll-on/roll-off system)で形成されることができる。

    図4は、上昇力ユニットの断面図である。

    本発明に係る航空機は、上昇力の利用に基づいて、垂直に上昇及び着陸できるように構成されており、比較的密度の低い第1のガスを含んだ制限された容積部が、比較的密度の高い第2のガスを生じさせることができる。

    前記上部2の構造内、及び、前記荷に有効なコンパートメント5a乃至5dを有していない前記下部4、5の一部の構造内に、所定数の上昇力ユニットHVが位置されており、これらを用いて、所定の量の比較的軽いガスの上昇力即ち上昇パワーが、制御可能になるように調整される。

    本発明に係る航空機は、この結果、垂直に上昇及び着陸できる。 かくして、この航空機は、比較的小さい面積の離着陸場所を利用することができる、という効果がある。

    前記上部のウィング2a、2b、及び下部のウィング4a、51、4b、52によって、上向きの力が、ほぼ水平面内での前進動作の際に、航空機に生じ、かくして、上昇力を与える。

    このように、この航空機は、「空中に留まるのを可能にするために」「空気より軽い」ガスを含む容積部の上昇力に完全に依存しているツェッペリン形式の飛行船と異なる。

    本発明に係る航空機には、この上向きの力を精度良く制御することができるシステムが設けられている。 原則として、このシステムは、航空機と地面との間の距離を、後から前進によって長くすることができる程度の、低い高度まで、航空機を垂直に上昇させることができれば、十分である。 しかしながら、航空機の地面からの制御される離陸は、航空機の荷重や、場合によっては、天候の状態にも影響を受ける。 また、荷の配置分布も関係し得る。

    上昇力ユニットHVは、気密な全容積部Vと、第1のポンプP1と、第2のポンプP2と、貯蔵容器BVと、1つ以上の熱交換器W1、W2、W3と、上昇力制御装置Cとを有している。

    この関連において、「ポンプ」という用語は、ガスの伝送によって、容積部内での、圧力の上昇もしくは低下を生じさせることができる装置を指す。 このポンプは、圧縮器、または時として、ファンであっても良い。

    前記気密な全容積部Vは、気密で、可撓性のもしくは変形可能な壁FWによって、第1の容積部V1と第2の容積部V2とに分けられ得る。 この第1の容積部V1は、比較的低い密度の第1のガスを、調整可能な量だけ収容するように構成されている。 前記第2の容積部は、比較的高い密度の第2のガスを、調整可能な量だけ収容するように構成されている。

    前記第1のポンプP1は、パイプL1を介して、前記第1の容積部V1に接続されている。 このポンプは、また、前記貯蔵容器BVに接続されている。 前記第1のポンプと、前記第1の容積部V1との間の接続部には、バルブVT1を有している。 この貯蔵容器BVは、前記第1の容積部から排出された前記第1のガスを再利用することができるように、前記第1のガスを第1の容積部の外に蓄えるように使用される。
    前記第2のポンプP2は、前記第2の容積部に接続されている。 前記第2のポンプP2と、前記第2の容積部V2との間の接続部には、第2のバルブVT2を有する。

    前記第1の容積部V1を第2の容積部V2に対して増やし、この第2の容積部V2内の第2のガスを、前記第1の容積部V1内の第1のガスに置換することによって、全容積部の上向きの力が上がる。 逆に、前記第2の容積部V2を増やし、前記第1のガスを、この第2の容積部の圧力の下で、前記第1の容積部から貯蔵容器へと排出させることによって、上向きの力が下がる。

    前記第1のポンプP1と前記第2のポンプP2との(各々のバルブの制御も含めた)組み合わせは、かくして、所定量の密度の低い第1のガスを含んだ前記第1の容積部と、所定量の密度の高い第2のガスを有する前記第2の容積部との間の容積比率を、前記気密な全容積部内で調整するように構成されている。

    この容積比率は、所望の上向きの力、もしくは、上昇力に対応するように調整される。

    図示の実施形態では、前記第2のポンプP2は、空気を前記第2のガスとして使用するために、空気に連通されている。

    前記第1及び第2の容積部V1、V2の寸法とこれら容積部内のそれぞれの圧力とを、前記第1及び第2のポンプP1、P2を用い、且つ、バルブを制御して、調整することによって、有効な密度を有する前記気密な全容積部Vが、制御可能となる。 前記可撓性の壁FWは、前記全容積部V内の容積部V1及びV2が、それぞれのガスの相対的な内圧によって強いられる寸法を持つことができるように、変形に耐えられるように構成されている。

    更に、前記第1の容積部V1は、この容積部内の前記第1のガスの温度(かくして、同様にこのガスの密度)を、(適切な伝達媒体を介する)熱の供給及び排出によって、適応させ得る1つ以上の熱交換器を有している。 例えば、第1の熱交換器W1が、熱Q1を前記第1のガスに供給するために使用されている。 逆に、第2の熱交換器W2が、熱Q2を排出するために使用されている。

    同様に、前記第2の容積部V2は、前記第2のガスを加熱もしくは冷却するように、1つ以上の更なる熱交換器W3を有している。

    熱が、航空機内のエネルギー供給システムからそれぞれの熱交換器に供給されることができる。 このことは、後に詳しく説明される。 熱の排出のために、例えば空気への冷却が、使用され得る。

    前記上昇力ユニットHVは、前記上昇力制御装置Cによって制御される。 この上昇力制御装置Cは、前記第1のポンプP1と、第2のポンプP2と、熱交換器W1、W2、W3とに、それぞれの機能を制御するために、接続されている。 前記上昇力制御装置Cは、上記のとおり、前記第1及び/もしくは第2のポンプP1、P2を、前記第1のガスの容積部V1、もしくは、第2のガスの容積部V2に適応させるように、制御することができる。

    前記上昇力制御装置Cは、前記第1及び/もしくは第2の容積部V1、2へ熱を供給、及び/もしくは、前記容積部V1、2から熱を排出するように、1つ以上の熱交換器を制御することができる。

    このようにポンプと熱交換器とを制御するために、前記上昇力制御装置Cは、前記第1の容積部V1内の少なくとも第1のセンサーS1と、前記第2の容積部V2内の少なくとも第2のセンサーS2に接続されており、前記第1及び/もしくは第2のガスの1つ以上の適切な物理的パラメーター(圧力、温度など)を、規定、且つ、制御できるように、これらセンサーS1、S2からそれぞれ信号を受信している。

    前記上昇力制御装置Cは、更に、航空機の中心制御システムから制御データを受信するための制御インプットIBを有している。 このことは、後に詳しく説明される。

    図示の実施形態では、前記上昇力ユニットHVには、1つの上昇力ユニットHVの第1及び第2の容積部を特に調整するための、複数のポンプが設けられている。 しかしながら、前記第1のポンプP1及び/もしくは第2のポンプP2は、航空機の複数の上昇力ユニットで使用されるように構成されることが、考えられる。 この場合、前記第1もしくは第2のポンプは、それぞれ、分配パイプを通して、複数の上昇力ユニットの各々に接続される。 そして、特定の上昇力ユニットが、この特定の上昇力ユニットの気密な全容積部V内の第1もしくは第2の容積部の接続部にそれぞれ位置されている第1及び第2のバルブVT1、VT2を制御することによって、制御され得る。

    図5は、本発明に係る航空機の制御装置のブロック線図である。

    この実施形態では、本発明に係る航空機の制御システム100は、コンピュータ110と、ポジション・センサー120と、メテオール・センサー(meteo sensor)130と、ロード・センサー140と、ナビゲーション・モジュール150と、位置調整ユニット160と、モータ制御装置170と、上昇力調整ユニットHVRとを有している。

    前記コンピュータ110は、航空機の位置情報(例えば、長さ、幅、高さの座標)を得るために、前記ポジション・センサー120に接続されている。 このコンピュータ110は、更に、メテオール・データ(例えば、地域的な風速、空気圧)を得るために、前記メテオール・センサー130に接続されている。 このコンピュータ110は、更に、荷重による航空機の構造の荷重に関するデータを得るために、ロード・センサー140に接続されている。 加えて、このコンピュータ110は、航空機を推進できるように、ナビゲーション・モジュール150に接続されている。

    前記ポジション・センサー120、メテオール・センサー130、ロード・センサー140、ナビゲーション・モジュール150のうちの1つ以上から出されるデータに基づいて、前記コンピュータ110は、航空機のトリミング・データと、このデータの可能な適応とについての計算を遂行することができる。 このトリミングは、航空機の安定性に関わる。

    このコンピュータ110は、一方では、上昇力調整ユニットHVRを介して複数の上昇力ユニットHVの上昇力を制御するように、また他方では、前記モータ制御装置170を介して前記推進モータ6を制御するように、このトリミング・データを利用している位置調整ユニット160に接続されている。

    前記モータ制御装置170は、前記推進モータ6(この図には示されていない)に接続されており、推進モータに供給されるパワーと、推進モータの推進方向とを調節する。

    前記上昇力調節ユニットHVRは、1つ以上の上昇力制御装置Cを調節するために、前記1つ以上の上昇力制御装置Cに接続されており、これによって、前記複数の上昇力ユニットの各々は、所望の量の上昇力を供給することができる。 好ましくは、この所望の量の上昇力は、航空機の荷重量と荷重の配置分布とに左右される。

    前記制御システム100は、天候状態などの変化の結果により、トリミングをダイナミックに調節できることが判る。 このトリミングは、また、上側のウィングと下側のウィングとが、航空機の上昇力のための前進速度(の変化)に、大いに(可変の)助力を与えているという事実により、変化することができる。 また、このトリミングは、荷役作業の間に、航空機の荷重/荷の配置分布を変えることによっても、変化可能である。

    図示の実施形態では、前記コンピュータ110と、ポジション・センサー120と、メテオール・センサー130と、ロード・センサー140と、ナビゲーション・モジュール150と、位置調整ユニット160と、モータ制御装置170と、上昇力調節ユニットHVRとが、別々のモジュール(separate modules)として、示されている。 この分野の者には既知であるように、すべてのモジュールが、1つのコンピュータに統合されているということが考えられる。 これらモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、そしてソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにおいて、デザインされ得る。

    このコンピュータは、すでに説明されたように、前記トリミングを規定、且つ、調整するのに適した、いかなる所望の制御コンピュータとしてもデザインされ得る。

    図6は、本発明に係る航空機の上昇力調節器のダイヤグラムである。

    前記上昇力調節ユニットHVRは、各々の上昇力制御装置Cへ制御信号を送信するように、複数の上昇力ユニットHVに接続されている。 この上昇力調整ユニットHVRは、前記位置調整ユニット160からトリミング・データを受信するように構成されており、このデータは、作動時に前記複数の上昇力ユニット全体に分配されるように、発生される上昇力に関わっている。

    この上昇力調整ユニットHVRは、前記トリミング・データTDに基づいて、各々の上昇力ユニットHVの制御装置Cに、所望の上昇力に関する上昇力信号を送るように構成されている。 前記各々の上昇力ユニットHVの制御装置Cは、受信した上昇力信号に基づいて、それぞれの上昇力ユニットのために、この信号に対応する上昇力を調整するように構成されている。

    図7は、本発明に係る航空機のエネルギー供給のためのユニットのダイヤグラムである。

    本発明に係る航空機は、この航空機の、好ましくは前記中間部3に位置されているエネルギー供給システムWKCを有している。 このエネルギー供給システムWKCは、この航空機1に、電気エネルギーと熱エネルギーとを供給することができるように構成されている。

    このエネルギー供給システムWKCは、図示の実施形態において、駆動モータEと、電気発電機Gと、熱交換器Wとを有する全エネルギー・プラントである。

    前記駆動モータEは、作動時に電気エネルギーを生じさせるための前記電気発電機Gに係合されている。 この駆動モータEは、この駆動モータEの作動時に放たれる熱を吸収するための熱交換器Wにも係合されている。

    このエネルギー供給システムWKCは、作動時に、(前記モータ制御装置160による制御の下で、)電気エネルギーを前記推進モータ6に供給するように、前記推進モータ6に係合されている。

    更に、このエネルギー供給システムWKCは、(前記上昇力調整ユニットHVR及び/もしくは上昇力制御装置Cによる制御の下で、)上昇力ユニットHVの各々の熱交換器W1、W2、W3において使用するための電気エネルギー及び熱エネルギーを供給するように、1つ以上の上昇力ユニットHVに係合されている。

    前記エネルギー供給システムWKCは、また、エネルギー供給を目的として、前記荷に有効なコンパートメントに係合されている。

    第1の態様では、本発明は、少なくとも2つのウィング2a、2b、4a、51、4b、52と、複数の上昇力ユニットHVが設けられており作動中に上昇力を生じさせるためのスペース部2c、4cと、推進モータ6が設けられている中間部3とを具備しており、前記上昇力ユニットの各々は、空気より軽い所定量の比較的軽量のガスを蓄えるための変形可能な第1の容積部を有し、所定量の比較的軽量のガスによって持ち上げられる前記変形可能な容積部を用いて、上向きの力もしくは上昇力とを制御可能に調整するように構成されている、垂直に上昇及び着陸するように構成された航空機を提供している。

    更なる態様では、本発明は、前記上昇力ユニットの各々が、前記変形可能な第1の容積部(V1)と変形可能な第2の容積部(V2)とを受け入れている気密な全容積部Vを有しており、前記変形可能な第2の容積部は、前記比較的軽量のガスより重い所定量のガスを蓄えるように構成されており、前記変形可能な第1の容積部は、可撓性の壁(FW)によって第2の容積部から分離されており、前記上昇力ユニットは、前記変形可能な第1の容積部と変形可能な第2の容積部との間の容積比率を、前記気密な全容積部内で、所望の上昇力に対応するよう調整するように構成されている、前記第1の態様で説明されたような航空機を提供している。

    更なる態様では、本発明は、各上昇力ユニットが、前記変形可能な第1の容積部を調整するための第1のポンプP1と、前記変形可能な第2の容積部を調整するための第2のポンプP2と、変形可能な第1の容積部から排出された比較的軽量のガスを蓄えるための貯蔵容器BVとを具備している、前述のような航空機を提供している。

    また更なる態様では、前記変形可能な第1の容積部V1は、この変形可能な第1の容積部V1中で、熱Q1、Q2と比較的軽量なガスとを交換するための第1の熱交換器W1、W2を具備している、前述のような航空機を提供している。

    他の態様では、同様に、前記変形可能な第2の容積部V2は、この変形可能な第2の容積部V2中で、熱Q3と比較的重いガスとを交換するための更なる熱交換器W3を有している、前述のような航空機を提供している。

    更に、本発明は、各上昇力ユニットは、前記変形可能な第1の容積部V1、もしくは、変形可能な第2の容積部V2をそれぞれ適応させるよう、1つ以上の前記第1及び第2のポンプP1、P2を制御するように、これら前記第1及び第2のポンプP1、P2に接続されている上昇力制御装置Cを有している、前述のような航空機を提供している。

    更なる態様では、前記上昇力制御装置は、1つ以上の前記熱交換器W1、W2、W3を制御するように、これら熱交換器W1、W2、W3と接続されている、前述のような航空機を提供している。

    また、本発明は、少なくとも第1のセンサーが、前記第1の容積部中に位置されており、少なくとも第2のセンサーが、前記第2の容積部中に位置されており、これら少なくとも第1及び第2のセンサーは、前記上昇力制御装置に接続されており、これら第1及び第2のセンサーの各々は、前記変形可能な第1の容積部の比較的軽量のガス、及び/もしくは、前記変形可能な第2の容積部の比較的重いガスの、1つ以上の適切な物理的パラメーター、例えば、圧力、温度を測定するように構成されており、前記上昇力制御装置は、これらセンサーからそれぞれ信号を受信し、測定された適切な物理的パラメーターに基づいて、所望の上昇力を制御するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

    ある態様では、本発明は、各上昇力ユニットの上昇力制御装置Cが、機内のコンピュータ110、HVRに接続されており、前記上昇力制御装置Cは、この機内のコンピュータ110からの上昇力制御信号を、所望の上昇力を調整するために、受信するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

    他の態様では、本発明は、前記機内のコンピュータ110、HVRは、前記上昇力ユニットの各々の上昇力を規定するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

    また他の態様では、本発明は、前記機内のコンピュータ110、HVRは、ポジション・センサー120と、メテオール・センサー130と、ロード・センサー140とのうちの少なくとも1つからセンサー信号を受信するように、これらセンサー120、130、140のうちの少なくとも1つに接続されており、前記ポジション・センサー120は、航空機の位置のためにポジション信号を発するよう構成されており、前記メテオール・センサー130は、天候状態信号を発するよう構成されており、前記ロード・センサー140は、荷による航空機の構造のロード信号を発するように構成されており、
    前記機内のコンピュータ110は、1つ以上のこれらセンサー信号に基づいて、航空機のトリミングのためのトリミング・データTDを規定するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

    更なる態様では、本発明は、前記機内のコンピュータ110は、トリミング・データに基づいて、所望の上昇力を規定、且つ、制御するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

    他の更なる態様では、前記機内のコンピュータ110は、複数の上昇力ユニットの全体にわたる上昇力の分配を規定、且つ、制御するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

    また更なる態様では、前記機内のコンピュータ110は、トリミング・データに基づいて、推進力と前記推進モータ6の推進の方向とを規定、且つ、制御するように構成されている、前述のような航空機を提供している。

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