Wing both equity type airplane

申请号 JP2009532118 申请日 2008-08-12 公开(公告)号 JP5290976B2 公开(公告)日 2013-09-18
申请人 株式会社ベルシオン; 发明人 政彦 鈴木;
摘要 Provided is a positive-pressure floating type airplane (10) comprising an airfoil portion (12), left-right fuselages (30A and 30B), a central fuselage (40), an elevator (50) and a rudder (52) disposed at the back of the airfoil portion (12), a thruster (54) disposed at the back of the central fuselage (40), and a horizontal stabilizer (56) disposed at the rear ends of the left-right fuselages (30A and 30B). The individual front ends of the airfoil portion (12), the left-right fuselages (30A and 30B) and the central fuselage (40) are formed into arcuate shapes in longitudinal sections. On the lower side of the airfoil portion (12), a recessed air capture (32) is formed from the front end to the rear end. As a result, the positive-pressure floating type airplane (10) is floated by the reaction from the air at the time when the air to pass the air capture (32) through the airfoil portion (12) is pushed by the thrust of the thruster (54), and is propelled forward by the component of that thrust.
权利要求
  • 片持式の主翼を備えない飛行機であって、主胴体の下部左右側部に、それぞれ主胴体より後退し、後縁を主胴体の後端と同一位置として設けた主翼を介して、前部の太い側胴体を、その前端部を主胴体の前端部より後退させ、かつ主翼の前端部より前に突出させて配設し、次第に細くなった左右の側胴体の後部を、主胴体及び主翼の後端部より後方へ突出させ、左右側胴体の後端上部の対向間に水平尾翼を、主翼の後端部と両側胴体と水平尾翼の前縁との間に通気間隙を開けて架設し、左右の側胴体の上部内側を主翼に接し、かつ下半部を主翼の下面より下位に位置させ、左右側胴体と主翼の下面とにより、正面視門型の通気路を、前後方向に連続して形成し、更に、推進機、垂直尾翼、方向舵、昇降舵を具備してなることを特徴とする主翼両持型飛行機。
  • 前記主翼の 下面が下方に凸であるときは 、前記水平尾翼は、主翼と反対に、 上面は上方に凸であるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の主翼両持型飛行機。
  • 前記左右の主翼には、平面視で、その翼幅の中央部を後退させた彎曲部を設け、その前端部の縦断側面形は、翼根部から翼端部へかけて彎曲部を含んで球面状に形成してあることを特徴とする請求項1または2に記載の主翼両持型飛行機。
  • 前記左右の側胴体の前端面は、平面視で球面状とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の主翼両持型飛行機。
  • 说明书全文

    【技術分野】
    【0001】
    本発明は、飛行機に係り、特に、翼幅の長い片持式の主翼を備えず、機体表面に対する相対流に押されて浮揚するようにした、主翼両持型飛行機に関する。
    【背景技術】
    【0002】
    一般的な飛行機は、主翼の上下面を流れる気流の速度の差に基いて、主翼の上面に発生する負圧によって、揚を得るようになっている。
    【0003】
    一方、特開2004−106784号公報には、空気流に押されて飛翔する、滑空凧飛行機が提案されている。
    【0004】
    この滑空凧飛行機は、低速時あるいは着陸時に、機体の迎が60度近くまで大きくなり、この点において凧と似ているが、実際には、主翼上面に沿って、斜め下方へガスを噴射する噴射部によって、通常の飛行機と同様に、推進力及び揚力を発生させているものであり、気流に押されて揚力を発生させるものではない。
    【0005】
    更に、低速時及び離着陸時には、機体全体の迎角を、非常に大きくしなければならず、このような大きな迎角のままで、滑走することは困難であり、また不安定でもある。
    【発明の概要】
    【発明が解決しようとする課題】
    【0006】
    本発明は、翼端が自由端となっている一般的な片持式主翼を備えておらず、機体に対する相対流に押されて浮上すると共に、離着陸時、あるいは低速飛行時にも、安定して飛行することができるようになっている主翼両持型飛行機を提供することを課題としている。
    【0007】
    本発明者は、鋭意研究の結果、推進機によって機体を前進させることにより、機体の上下に生じる気流から得られる反力の分力によって、機体の荷重を支えると共に、推進機による推力の分力によって上昇させ、姿勢を最適に保ち、且つ飛翔することが可能であることを見いだした。
    【課題を解決するための手段】
    【0008】
    本発明は、次のような構成とすることにより、前記課題を解決するものである。
    【0009】
    (1) 片持式の主翼を備えない飛行機であって、主胴体の下部左右側部に、それぞれ主胴体より後退し、後縁を主胴体の後端と同一位置として設けた主翼を介して、側胴体を、その前端部を主胴体の前端部より後退させ、かつ主翼の前端部より前に突出させて配設し、左右の側胴体の後部を、主胴体及び主翼の後端部より後方へ突出させ、左右側胴体の後端上部の対向間に尾翼を、主翼の後端部と両側胴体と水平尾翼の前縁との間に通気間隙を開けて架設し、左右の側胴体の上部内側を主翼に接し、かつ下半部を主翼の下面より下位に位置させ、左右側胴体と主翼の下面とにより、正面視門型の通気路を、前後方向に連続して形成し、更に、推進機、垂直尾翼、方向、昇降舵を具備してなる主翼両持型飛行機。
    【0010】
    (2) 前記主翼の下面が下方に凸であるときは、前記水平尾翼は、主翼と反対に、 上面は上方に凸であるように形成されている前記(1)に記載の主翼両持型飛行機。
    【0011】
    (3) 前記左右の主翼には、平面視で、その翼幅の中央部を後退させた彎曲部を設け、その前端部の縦断側面形は、翼根部から翼端部へかけて彎曲部を含んで球面状に形成してある前記(1)または(2)に記載の主翼両持型飛行機。
    【0012】
    ) 前記左右の側胴体の前端面は、平面視で球面状とされ、機体前後方向中間部から後端に向ってその横断面の面積が徐々に小さくなるように設けられていることを特徴とする請求項1〜 のいずれかに記載の主翼両持型飛行機。
    【図面の簡単な説明】
    【0013】
    【図1】 本発明の一実施例を示す主翼両持型飛行機の平面図である。
    【図2】 同じく底面図である。
    【図3】 図1のIII−III線に沿う断面図である。
    【図4】 同じく正面図である。
    【発明を実施するための形態】
    【0014】
    本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
    【実施例】
    【0015】
    図1、図2に示すように、実施例に係る主翼両持型飛行機(以下単に飛行機という)1は、従来の飛行機とは異なり、左右外側部に翼幅の長い主翼を備えていないことを特徴としている。
    【0016】
    平面視幅中央における主胴体2と、主胴体2の下部位置から左右外側へ突出された左右対称の主翼3と、各主翼3の左右外側に、それぞれ固定された右側胴体4Aおよび左側胴体4Bと、右側胴体4Aと左側胴体4Bの上後部間に横架配設された水平尾翼5と、主胴体2の上後部に配設されたプロペラ型の推進機6とからなり、水平尾翼5には、垂直尾翼7、昇降舵8が、垂直尾翼7には方向舵9が配設されている。
    【0017】
    水平尾翼5の前縁端部と、主胴体2及び主翼3の後縁端部と、両側胴体4A、4Bの間に通気間隙10が形成され、この通気間隙10部分に、推進機6であるプロペラが配設されている。
    水平尾翼5の幅方向の中央上部に垂直尾翼7が配設され、その後部に方向舵9が配設されている。 水平尾翼5の後縁には、昇降舵8が配設されている。
    【0018】
    図1において、右側胴体4Aと左側胴体4Bは、それぞれ前端面が球面状に形成され、内側面は、ほぼ前後方向へ直線的に形成され、かつ、それぞれの外側面は、 前寄りの部分が外側方へ凸出する凸4Cに形成されている。
    【0019】
    図2において、機体の底面は、右側胴体4Aと左側胴体4Bのそれぞれ内側面には、 前寄り部分凸4Dが内側に凸出形成されている。 左右の主翼3の底面は、主胴体2の底面と一体になっている。
    【0020】
    図4に示すように、右側胴体4Aと左側胴体4Bの正面は、主胴体2の前端部より後方に位置決めされて、側面形は、図3に示すように、後下部が上反りに形成されている。
    【0021】
    前記主翼3の前端部は、前記右側胴体4Aと左側胴体4Bの前端部より後方に位置決めされている。 該各主翼3の前縁には、翼幅方向の中間部が彎曲状に後退して彎曲部3Bが形成されている。
    【0022】
    主翼3の翼型は、図3に示すように、先端面は球面状に形成され、主翼3の上面は平坦で、下面には、前端縁部に、下方へ出する 3Aが形成され、該 3Aから後方へ向けて先細り形状となって、上下が逆の翼形になっている。
    【0023】
    主翼3の前端面は、前記彎曲部3Bともに、縦断側面視で球面状に形成されている。 従って、この彎曲部3Bよりも、主翼3の翼根部と翼端部が前方へ突出されているので、主翼3に当る気流の剥離が生じにくい。
    【0024】
    主翼3の下面の前端縁部の前記最大翼厚部3Aの位置は、前端部から翼弦長の2/10〜3/10の位置に設定されている。 また最大翼厚部3A部分の翼厚は、翼弦長の3/10〜4/10相当、好ましくは35/100相当の厚さに設定されている。
    【0025】
    上記の最大翼厚部3Aの翼厚が、翼弦長の3/10未満であると、主翼3の厚さが不足して、揚力の効率が生じ難い、4/10を超えると、空気抵抗が過大となってくる。 また主翼3の前端縁部の翼厚が、最大翼厚部3Aよりも大きいと、乱気流が生じる。
    【0026】
    主翼3は、その翼厚が右側胴体4A及び左側胴体4Bの高さよりも薄く、右側胴体4A及び左側胴体4Bの下面よりも下方に突出している。
    正面において、主翼3と右側胴体4A及び左側胴体4Bとで、略門型に形成され、主翼3の底面と、右側胴体4A及び左側胴体4Bとの間に、主翼3の前縁端から後縁端に至る逆溝状の通気路11が形成されている。
    【0027】
    しかして、図2において右側胴体4A及び左側胴体4Bの内側における、左右の 4D間の対向間隔は、右側胴体4A及び左側胴体4Bの前端、及び後端における対向間隔よりも、狭く形成されることになる。
    【0028】
    上記構成により、飛行機1の飛行時に、前記通気路11へ前方から流入した気流は、右側胴体4A及び左側胴体4Bにおける凸4Cの部分で、コアンダ効果によって高速化されて、後方へ通過する。
    【0029】
    平面視で、主胴体2は、前部から後方へ徐々に細く形成されている。
    【0030】
    前記昇降舵8は、水平尾翼5の後端に、揺動可能に配設され、水平尾翼5の前後方向の縦断側面形状が、下面が平坦で上面が前端縁部にのある翼形とされ、水平尾翼5の外側端部5Bは、左右側胴体4A、4Bより外方へ突出されている。
    【0031】
    ここで、水平尾翼5の縦断面形状は、主翼3の縦断側面形状を、上下反転させた形状とするのがよい。 この実施例では、主翼3の縦断面形状は、上面が平坦、下面に 3Aがあるように形成されているので、水平尾翼5の下面を平坦面とし、上面を、 とした逆の形に設定されている。
    【0032】
    なお、主翼3の後縁端に対して、図3に示すように、、水平尾翼5の上下方向の位置を高くすることにより、安定した飛行をすることができる。
    【0033】
    前記推進機6は、ジェットエンジンあるいはロケットエンジンであってもよい。 飛行機1が小型、無人機、または模型飛行機である場合には、バッテリなどの電源によって駆動されるモータと、プロペラであってもよい。
    【0034】
    この飛行機1においては、必要であれば、図示しない地上滑走用の車輪が配設される。 この車輪は、右側胴体4A、左側胴体4Bの前部下側と、水平尾翼5の下側の中央に配設される。 また、飛行機1を飛行艇として用いる場合は、右側胴体4A、左側胴体4Bをフロートとして、使用することができる。
    【0035】
    この実施例に係る飛行機1は、地上や水上に静止した状態から、推進機6によって加速すると、飛行機1に対して、相対流が主翼3の前方から下側の通気路11に入り込む。
    【0036】
    この際、右側胴体4A、左側胴体4Bとによって、通気路11を後方へ通過する気流が、機体1の左右外側に流出することが抑制されて、高速で後方へ通過する。 この高速流が、下域の空気を下方へ押すことになる。
    これによって、押された空気の反作用により、主翼3は押しあげられ、飛行機1は揚力を得ることができる。
    【0037】
    ここで、飛行機1の浮揚について、和凧と比較して説明する。
    【0038】
    和凧の場合、傾斜した前面は風によって押され、この和凧を保持する凧糸に張力がかかる。 和凧は、風のある状態、あるいは無風下では、凧糸を引張ることにより、気流が前面に当ると、その反力により浮上し、釣合いの取れる迎角となる位置まで上昇しようとする。
    この上昇する力は、凧糸を繰出さない限り、凧前面に沿う反力の分力であり、凧糸を繰出した時は、前記分力と凧前面と垂直な分力との合成力となる。
    【0039】
    この実施例では、凧糸の張力に代えて、推進機6の推進力によって、主翼3が空気を押す方向に加速し、その反力として、上記二つの分力を得ていると考えることができる。
    【0040】
    推進機6によって、主翼3が空気を下方へ押した状態で、昇降舵8をやや下向きにしておけば、主翼3にかかる浮上力が抑制されて、飛行機1は僅かに浮上した状態のままで、地上すれすれに滑空する。
    【0041】
    推進機6の推進力を増加すると共に、昇降舵8を上向きにすれば、飛行機1の前部が持上がり、且つ推進機6の推進力の増大に比例して、飛行機1は大きな反力を得て、加速され上昇する。
    【0042】
    この時、主翼3の迎角は、かなり大きくなるが、主翼3、右側胴体4A及び左側胴体4B、及び主胴体2の、前端面は球面状になっているので、主翼3の前端部における空気の剥離がなく、従って失速あるいは墜落することがない。
    【0043】
    上記過程において、通気路11の前端部から後方に向って、気流が通過するが、主翼3の前端縁部下面における 3Aによって空気が抑えられ、且つ、後方に向かって、通気路11の断面積が大きくなるので、いわゆるコアンダ効果によって、主翼3底面、右側胴体4A内側面、左側胴体4B内側面に沿う、粘性の高い遅い流れが生じる。
    【0044】
    従って、離れた位置では高速流が生じ、この高速流によって、主翼3は、大きな推進力を得ることができる。
    【0045】
    推進機6の出力が小さい低速飛行時には、通気路11において、下域の空気を、下方へ押圧する力が弱いので、飛行機1全体の迎角が大きくなり、推進機6による推進力の機体前進方向への分力は小さい。
    【0046】
    また、推進機6の力が増大すると、主翼3は空気を押さえ込む力が強くなり、その迎角が小さくなるので、推進機6による推進力の分力が、前進方向に大きくなり、飛行機1は高速飛行ができる。
    【0047】
    このように、推進機6による推力に応じて、飛行機1の迎角が変化させられるので、安定した飛行をすることができる。 また、風速と、飛行機1の前進方向の分力とが一致した場合は、飛行機1をホバリングさせることができる。
    【0048】
    また、水平尾翼5の縦断側面形状が、主翼3の縦断側面形状を反転したものとなっているので、水平尾翼5の上面に、負圧による揚力が発生し、この揚力が、主翼3全体が前方に持上がるモーメントに対抗することになり、飛行姿勢を安定させることができる。
    【0049】
    主翼3の下の通気路11は、実施例では1っであるが、これは、機体の幅方向に複数に分けて構成してもよい。 ただし、通気路11の、主翼3に対する幅方向の寸法の割合は、少なくとも1/2が望ましい。
    1/2よりも小さいと、機体の浮揚力が不十分であり、推進機6の力を相当に大きくしなければならない。 通気路11の溝の深さは、機体が横滑りしない程度であればよい。
    【産業上の利用の可能性】
    低速でも、安定した飛行ができる飛行機として、広く利用できる。
    【符号の説明】
    【0050】
    1. 主翼両持型飛行機 2. 主胴体 3. 主翼 3A. 凸(最大翼厚部
    3B. 彎曲部 4. 側胴体 4A. 右側胴体 4B. 左側胴体 4C、4D. 凸(凸出量最大部
    5. 水平尾翼 6. 推進機 7. 垂直尾翼 8. 昇降舵 9. 方向舵10. 通気間隙11. 通気路

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