鉄道車両用ディスクブレーキパッド

申请号 JP2014113679 申请日 2014-06-02 公开(公告)号 JP2015028377A 公开(公告)日 2015-02-12
申请人 コフレン エッセ.エッレ.エッレ.; Cofren Srl; コフレン エッセ.エッレ.エッレ.; 发明人 VITTORIO DE SOCCIO;
摘要 【課題】鉄道車両用ディスクブレーキパッドの摩擦部材の冷却性を改善する。【解決手段】ディスクブレーキパッドは、ベースプレート1と、前記ベースプレート1に合わせた複数の支持プレート7と、前記支持プレート7に固定された複数の摩擦部材6と、を備える。前記ベースプレート1は、それぞれが突起3を有する複数の有孔引込部2を含み、各支持プレート7が前記突起3に直接載置されることにより前記ベースプレート1と前記支持プレート7との間に間隙9を形成している。【選択図】図4
权利要求
  • ベースプレート(1)と、
    前記ベースプレート(1)に合わせた複数の支持プレート(7)と、
    前記支持プレート(7)に取り付けられた複数の摩擦部材(6)と、を備える鉄道車両用ディスクブレーキパッド(5)であって、
    前記ベースプレート(1)は、それぞれが突起(3)を有する複数の有孔引込部(2)を含み、各支持プレート(7)が前記突起(3)に直接載置されることにより前記ベースプレート(1)と前記支持プレート(7)との間に間隙(9)を形成し、
    前記突起(3)の各々は、各支持プレート(7)を前記ベースプレート(1)に固定するための各リベット(8)が挿入される中央穴(4)を有することを特徴とする鉄道車両用ディスクブレーキパッド。
  • 前記支持プレート(7)の各々は、三角形状に配置された複数の有孔引込部(2)の3つの突起(3)への接続によって、前記ベースプレート(1)に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用ディスクブレーキパッド。
  • 各摩擦部材(6)は、三角形状であることを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用ディスクブレーキパッド。
  • 前記突起(3)の各々は、平面視形状が円形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の鉄道車両用ディスクブレーキパッド。
  • 说明书全文

    本発明は、鉄道車両用ディスクブレーキパッドに関する。

    ディスクブレーキは過酷なストレス下で用いられ、最適な制動は、ディスクパッドに対して効率的に伝達される制動に依存することが知られている。

    これまでかなりの間、大型の摩擦部材とは対照的な複数の小型摩擦部材を有するパッドが用いられる傾向にあった。 その中の一つとして、各々のパッドが、主プレートと、前記主プレートに固定された複数の支持プレートと、複数の支持プレートに対してそれぞれ個別にあるいは対で固定された複数の摩擦部材と、を含むものがある。

    摩擦部材の効率的な冷却を目的として、特許文献1(独国特許出願公開第10043528号明細書)には、複数の支持プレートと、該複数の支持プレートが固定される主プレートとの間に、それぞれ、スペーサが挿入される構成が記載されている。 スペーサは、摩擦部材の換気及び冷却のために、支持プレートと主プレートとの間に間隙を形成する。
    組み立てられたパッドにおいて、各スペーサは中央孔を有しており、該中央孔には、支持プレートを主プレートに固定するためのリベットが挿入されるようになっている。

    独国特許出願公開第10043528号明細書

    しかしながら、特許文献1に記載されるスペーサによれば、摩擦部材の下方の換気は可能となるものの、必然的に、組立てる部品点数が増えてしまう。 そのため、全体として、パッドの組立て時間や重さが増加することとなる。 さらには、制動時におけるシールの摩耗や騒音レベルが増大してしまう。

    したがって、従来技術における課題を解決し、摩擦部材を冷却するための換気用ギャップを形成することが必要である。

    本発明によれば、請求項1に示される本質的な特徴を有する鉄道車両用のディスクブレーキパッドを提供し、さらに請求項2乃至4に示される好適な及び/又は補助的な特徴を有する鉄道車両用のディスクブレーキパッドを提供する。

    以下に示す本発明の実施形態は、添付図を参照して、単に例示的に説明したものであって、これらに限定されるものではない。

    本実施形態に係るパッドのベースプレートの平面図を示す。

    図1に示したベースプレートのII−II線断面図を示す。

    本実施形態に係るパッドを部分的に透過した平面図を示す。

    図3のIV−IV線断面図を示す。

    図1において、符号1は、本発明の実施形態に係るディスクブレーキパッドのベースプレートの全体を示す。
    ベースプレート1は、グループ2aを形成するように配列された複数の円形状の有孔引込部2を含む。 各グループ2aは、三形状に配列された3つの有孔引込部2を有している。

    図2にてより明瞭に示されるように、各々の有孔引込部2は、円錐台形状壁によって規定される中央穴4が設けられた円形状突起3を有している。 後述するように、実際の使用時には、リベットが穴4に挿入されることによって、支持プレートがベースプレート1に固定される。

    図3に示す符号5は、本発明の実施形態に従って、車両用ディスクブレーキパッドの全体を示している。
    パッド5は、ベースプレート1と、各々が支持プレート7に固定される5つの三角形状の摩擦部材6(図4参照)と、支持プレート7をベースプレート1に固定するための複数のリベット8と、を備える。 なお、5つの摩擦部材6は、それぞれ、支持プレート7(図4参照)に固定される。 さらに、各支持プレート7は、三角形状に配列される3つのリベット8によってベースプレートに固定される。

    図4に示すように、各支持プレートをベースプレートに固定するために、各リベット8は、各々の有孔引込部2の中央穴4、及び、支持プレート7に形成された穴6aの両方に挿入される。 各支持プレート7は、三角形状に配置された3つの穴6aを有している。

    パッド5が組み立てられると、リベット8は、有孔引込部2の円形状突起に直接的に接触している支持プレート7を固定する。 すなわち、円形状突起3は、ベースプレート1の表面の部位から離間して支持プレート7を支持するようになっている。 これにより、ベースプレート1と各支持プレート7との間に、換気のため及び摩擦部材6の効果的な冷却のための間隙9が形成される。

    特許文献1(独国特許出願公開第10043528号明細書)に対して、本発明の実施形態によれば、パッドの総重量を低減し、延いてはシールの摩耗や騒音レベルの低減を可能としている。 この接続によれば、本発明の実施形態に係るパッドに用いられるリベットをより短くすることが可能であり、このため総重量の低減が可能となる。
    さらに、組立てのための複数の構成部品の部品点数を削減することもでき、生産性及びコストの観点からも有利なことは明らかである。
    最後に、本発明の実施形態に係るパッドは、よりフレキシブルであり、そのため摩擦を改善でき、これにより効果的な制動が可能となる。

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