Parcel transport methods and cross-belt sorter

申请号 JP22931195 申请日 1995-09-06 公开(公告)号 JP3833734B2 公开(公告)日 2006-10-18
申请人 ジーメンス・アクチェンゲゼルシャフト; 发明人 アルテミオ・アッファティカーティ; クラウディオ・チェルッティ; テオドロ・チェリア;
摘要
权利要求
  • 導入ステーションと荷下ろしステーションとの間の搬送路内で動く複数の搬送ユニットにより小包を搬送する小包搬送方法であって、各搬送ユニットはその上に前記搬送路に直角に動くことができる搬送ベルトを有し、前記導入ステーションは前記搬送路に対してある角度で伸びる少なくとも1つの導入ベルトを有し、前記荷下ろしステーションは、前記搬送路に沿って設けられた複数の受入ポートを有する小包搬送方法において、
    前記導入ステーションで小包の長さを検出し、
    所定の長さより短い長さを有する小包においては、前記1つの搬送ユニット上に小包を置くために、前記少なくとも1つの導入ベルトと前記1つの搬送ユニットの前記搬送ベルトとを動作させ、
    前記所定の長さより大きい長さを有する小包においては、前記少なくとも2つの搬送ユニット上に小包を置くために、前記少なくとも1つの導入ベルトと少なくとも2つの近接する搬送ユニットの前記搬送ベルトとを動作させ、
    前記少なくとも2つの搬送ユニット上に、前記所定の長さより大きい長さを有する小包を置くために、前記小包を回転させるように前記少なくとも2つの搬送ユニットの前記搬送ベルトを動作させ、
    前記小包を回転させるに際し、
    前記小包の先端が前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの先行する1つの搬送ユニットに到達するまで、前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちのすべての搬送ユニットの前記搬送ベルトを動作させるとともに、
    前記小包の先端が前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの先行する1つの搬送ユニットの積み込み位置に到達した時点で、前記先行する1つの搬送ユニットの搬送ベルトをゼロ速度に減速させて、前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの少なくとも1つの後続の搬送ユニットの搬送ベルトは引き続き動作させて、前記小包を前記少なくとも2つの搬送ユニット上に完全に載置させる
    小包搬送方法。
  • 請求項1の小包搬送方法において、前記少なくとも1つの導入ベルトを動作させるに際し、少なくとも1つの搬送ユニットの利用可能性を判定し、少なくとも1つの搬送ユニットの利用可能性により、定められた速度プロフィールに従う積載速度に、前記少なくとも1つの導入ベルト上で小包を加速する小包搬送方法。
  • 請求項2の小包搬送方法において、前記加速は、少なくとも前記小包の長さと幅の関数として行われる小包搬送方法。
  • 請求項1の小包搬送方法において、前記小包の長さの検出は、前記導入ベルト上で小包の長さを測定して行う小包搬送方法。
  • 請求項1の小包搬送方法において、前記ポートの選択された1つに前記小包を降ろす小包搬送方法。
  • 請求項5の小包搬送方法において、前記小包の荷下ろしに際しては、前記少なくとも2つの搬送ユニットに置かれている小包を回転させる小包搬送方法。
  • 請求項6の小包搬送方法において、前記回転に際しては、前記少なくとも2つの搬送ベルトの先行する搬送ユニットの搬送ベルトを動作させ、前記少なくとも2つの搬送ユニットの少なくとも後続の搬送ユニットの搬送ベルトを動作させない小包搬送方法。
  • 請求項7の小包搬送方法において、前記搬送ユニットの少なくとも後続の1つの搬送ユニットの前記搬送ベルトを所定時間遅らせて動作させる小包搬送方法。
  • 請求項8の小包搬送方法において、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行及び後続する搬送ユニットの搬送ベルトの動作は、前記選択された1つのポートに関して同じ定められた位置で始められる小包搬送方法。
  • 請求項7の小包搬送方法において、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの前記搬送ベルトの動作は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行の搬送ユニットの搬送ベルト上の小包の先端と前記選択されたポートとの距離の関数として行われる小包搬送方法。
  • 請求項10の小包搬送方法において、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの搬送ベルトの動作は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットと前記選択された1つのポートとの距離と、前記小包の先端と前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの先端との距離との関数として行われる小包搬送方法。
  • 請求項5の小包搬送方法において、前記荷下ろしに際しては、前記小包を搬送する前記搬送ユニットの少なくとも1つの搬送ベルトを、前記少なくとも1つの搬送ユニットの前記搬送ベルト上の前記小包の先端から前記選択された1つのポートまでの距離の関数として動作させる小包搬送方法。
  • 請求項12の小包搬送方法において、前記荷下ろしに際しては、前記小包を搬送する前記少なくとも1つの搬送ユニットの搬送ベルトを、前記少なくとも1つの搬送ユニットから前記選択された1つのポートまでの距離と、前記小包の先端から前記少なくとも1つの搬送ユニットの先端までの距離との関数として動作させる小包搬送方法。
  • 請求項5の小包搬送方法において、少なくとも1つの前記ポートは、対になっているシュートの1つに小包を方向づけるためのフラップを含む、垂直方向に対に結合されたシュートであり、前記荷下ろしは前記フラップの位置で設定する小包搬送方法。
  • 請求項14の小包搬送方法において、前記設定は、前記搬送ユニットの少なくとも1つの搬送ベルト上の小包の先端から前記ポートの選択された1つまでの距離の関数として行われる小包搬送方法。
  • 請求項15の小包搬送方法において、前記設定は、前記少なくとも1つの搬送ユニットから前記ポートの選択された1つまでの距離、及び前記小包の先端から前記少なくとも1つの搬送ユニットの先端までの距離の関数として行われる小包搬送方法。
  • 導入ステーションと荷下ろしステーションとの間の搬送路を動く複数の搬送ユニットを有し、各搬送ユニットがその上に、前記搬送路に直角に動くことができる搬送ベルトを有し、
    前記荷下ろしステーションが前記搬送路に沿って配置された複数の受入ポートを有し、
    前記導入ステーションは、前記搬送路にある角度を持って伸びる少なくとも1つの導入ベルトと、小包の長さを示すデータを入力するための小包の長さ入力装置と、前記長さ入力装置に応答し、所定の長さより小さい小包においては1つの前記搬送ユニット上に載置させ、前記所定の長さより大きい小包においては少なくとも2つの近接する搬送ユニット上に載置させるように、少なくとも1つの前記導入ベルトと前記特定の搬送ユニットの前記搬送ベルトを操作するための導入制御器とを有し、
    前記導入制御器は、前記所定長さよりも大きい長さを有する小包を回転させ、前記少なくとも2つの搬送ユニット上に前記小包を載置させるために、前記少なくとも2つの搬送ユニットの前記搬送ベルトを操作し、
    前記導入制御器は、
    前記小包の先端が前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの先行する1つの搬送ユニットに到達するまで、前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちのすべての搬送ユニットの前記搬送ベルトを動作させるとともに、
    前記小包の先端が前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの先行する1つの搬送ユニットの積み込み位置に到達した時点で、前記先行する1つの搬送ユニットの搬送ベルトをゼロ速度に減速させて、前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの少なくとも1つの後続の搬送ユニットの搬送ベルトは引き続き動作させて、前記小包を前記少なくとも2つの搬送ユニット上に完全に載置させる
    クロスベルト分類装置。
  • 請求項17のクロスベルト分類装置において、前記導入制御器は、少なくとも1つの搬送ユニットの利用可能性を判定し、前記少なくとも1つの導入ベルト上で小包を、少なくとも1つの搬送ユニットを利用できる設定された速度プロフィールに従う荷積み速度まで加速するクロスベルト分類装置。
  • 請求項18のクロスベルト分類装置において、前記導入制御器は、前記加速を少なくとも前記小包の長さと幅との関数として行うクロスベルト分類装置。
  • 請求項17のクロスベルト分類装置において、前記長さ入力装置は前記導入ベルト上の小包の長さを測定する測定ステーションを含むクロスベルト分類装置。
  • 請求項17のクロスベルト分類装置において、前記荷下ろしステーションは、前記搬送ユニットにより搬送された小包を、選択されたポートに降ろすように前記搬送ベルトを動作させる分類制御器を含むクロスベルト分類装置。
  • 請求項21のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記少なくとも2つの搬送ユニットにより搬送された小包を、その小包を降ろす間回転させるように、前記少なくとも2つの搬送ユニットの前記搬送ベルトを動作させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項22のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する1つの搬送ベルトを動作させる一方、少なくとも後続の1つの搬送ベルトの動作を停止させることにより、前記小包を回転させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項23のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、ある遅延時間後に前記搬送ユニットの少なくとも後続の1つの前記搬送ベルトを動作させることにより前記小包を回転させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項24のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記選択されたポートに関して同じ定められた位置で、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する1つと、後続する少なくとも1つとの動作を開始させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項22のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの前記搬送ベルトの動作を、前記小包の先端から前記選択されたポートまでの距離の関数として開始させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項26のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの前記搬送ベルトの動作を、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットから前記選択されたポートまでの距離と、前記小包の先端から前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの先端までの距離との関数として開始させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項21のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、小包を搬送する少なくとも1つの前記搬送ユニットの前記搬送ベルトの動作を、前記搬送ベルト上の前記小包の先端から前記選択されたポートまでの距離の関数として開始させるクロスベルト分類装置。
  • 請求項28のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、小包を搬送する少なくとも1つの前記搬送ユニットの前記搬送ベルトの動作を、前記少なくとも1つの搬送ユニットから前記選択された1つのポートまでの距離と、前記小包の先端から前記少なくとも1つの搬送ユニットの先端までの距離との関数として行うクロスベルト分類装置。
  • 請求項21のクロスベルト分類装置において、前記ポートの少なくともあるものは、少なくとも2つの垂直に設けられたシュートと、前記シュートの一方に小包を方向づけるためのフラップとを備え、前記分類制御器は前記フラップの位置を設定するクロスベルト分類装置。
  • 請求項30のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記フラップの位置を、前記小包の先端から前記フラップと関連する前記ポートまでの距離の関数として設定するクロスベルト分類装置。
  • 請求項31のクロスベルト分類装置において、前記分類制御器は、前記設定を、前記フラップに関連する前記ポートから前記少なくとも1つの搬送ユニットまでの距離と、前記少なくとも1つの搬送ユニットの先端から前記小包の先端までの距離との関数として行うクロスベルト分類装置。
  • 導入ステーションと荷下ろしステーションとの間の搬送路内で動く複数の搬送ユニットにより小包を搬送する小包搬送方法であって、各搬送ユニットはその上に前記搬送路に直角に動くことができる搬送ベルトを有し、前記導入ステーションは前記搬送路に対してある角度で伸びる少なくとも1つの導入ベルトを有し、前記荷下ろしステーションは、前記搬送路に沿って設けられた複数の受入ポートを有する小包搬送方法において、
    前記少なくとも2つの搬送ユニット上に、小包を回転させることにより載置させるために、少なくとも1つの導入ベルトと、少なくとも2つの近接した搬送ユニットの前記搬送ベルトを動作させ、
    前記小包の回転は、
    前記小包の先端が前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの先行する1つの搬送ユニットに到達するまで、前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちのすべての搬送ユニットの前記搬送ベルトを動作させるとともに、
    前記小包の先端が前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの先行する1つの搬送ユニットの積み込み位置に到達した時点で、前記先行する1つの搬送ユニットの搬送ベルトをゼロ速度に減速させて、前記少なくとも2つの搬送ユニットのうちの少なくとも1つの後続の搬送ユニットの搬送ベルトは引き続き動作させて、前記小包を前記少なくとも2つの搬送ユニット上に完全に載置させる
    ようにした小包搬送方法。
  • 請求項33の小包搬送方法において、前記少なくとも1つの導入ベルトを動作させるに際し、少なくとも1つの搬送ユニットの利用可能性を判定し、少なくとも1つの搬送ユニットの利用可能性により、定められた速度プロフィールに従う積載速度に、前記少なくとも1つの導入ベルト上で小包を加速するようにした小包搬送方法。
  • 請求項34の小包搬送方法において、前記加速は、少なくとも前記小包の長さと幅の関数として行われる小包搬送方法。
  • 請求項33の小包搬送方法において、前記ポートの選択された1つに前記小包を降ろす小包搬送方法。
  • 請求項36の小包搬送方法において、前記小包の荷下ろしに際しては、前記少なくとも2つの搬送ユニットに置かれている小包を回転させるようにした小包搬送方法。
  • 請求項37の小包搬送方法において、前記回転に際しては、前記少なくとも2つの搬送ベルトの先行する搬送ユニットの搬送ベルトを動作させ、前記少なくとも2つの搬送ユニットの少なくとも後続の搬送ユニットの搬送ベルトを動作させないようにした小包搬送方法。
  • 請求項38の小包搬送方法において、前記搬送ユニットの少なくとも後続の1つの搬送ユニットの前記搬送ベルトは所定時間遅らせて動作されるようにした小包搬送方法。
  • 請求項39の小包搬送方法において、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行及び後続する搬送ユニットの搬送ベルトの動作は、前記選択された1つのポートに関して同じ定められた位置で始められるようにした小包搬送方法。
  • 請求項38の小包搬送方法において、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの前記搬送ベルトの動作は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの搬送ベルト上の小包の先端から前記選択されたポートまでの距離の関数として行われるようにした小包搬送方法。
  • 請求項41の小包搬送方法において、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの搬送ベルトの動作は、前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットから前記選択された1つのポートまでの距離と、前記小包の先端から前記少なくとも2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットの先端までの距離との関数として行われる小包搬送方法。
  • 請求項36の小包搬送方法において、前記荷下ろしに際しては、前記搬送ユニットの少なくとも1つの搬送ベルトを、前記少なくとも1つの搬送ユニットの前記搬送ベルト上の前記小包の先端から前記選択された1つのポートまでの距離の関数として動作させるようにした小包搬送方法。
  • 請求項43の小包搬送方法において、前記荷下ろしに際しては、小包を搬送する前記少なくとも1つの搬送ユニットの搬送ベルトを、前記少なくとも1つの搬送ユニットから前記選択された1つのポートまでの距離と、前記小包の先端から前記少なくとも1つの搬送ユニットの先端までの距離との関数として動作させるようにした小包搬送方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    この発明は、一般的な小包分類装置に関し、特に、搬送ユニットにそれぞれ支持された小包(小荷物を含む)を選択された受入ポートに降ろすようにした装置に関する。 搬送ユニットは個々の搬送ベルトを有し、この搬送ベルトは小包を選択された目的ポートに降ろすために動作するユニットの搬送路に対し垂直方向に運転することができる。
    【0002】
    【従来の技術】
    クロスベルト分類装置は、広く様々な種類の小包を扱うことができるものとして知られている。 例えば、このような装置は、雑誌、郵便センタでの封筒、冷凍食品、セロハン包装物品のような小包を分類するために使用される。 クロスベルト分類装置は、融通性が大変高く、小包は搬送ベルトに置かれ、小包の搬送路に直交して搬送ユニットが可動であり、搬送ユニットから搬送ベルトにより降ろされる。 小包の種類に対する適合性に加え、クロスベルト分類装置は、搬送路の両サイドに接近して置かれた受入ポートに小包を降ろすことができるため、コンパクトなものとすることができる。 さらに、小包は複数の誘導ステーションを使用する離れた位置において搬送ユニットに導き入れられる。
    【0003】
    【発明が解決しようとする課題】
    クロスベルト分類装置は、欠点を持たない訳ではない。 このような装置は、種々の小包を取り扱うことができる一方、取り扱われる小包の大きさは、搬送ベルトの上面の寸法、導入ベルトの幅、そして受入ポートの幅によって制限される。 それゆえ、より大きな小包を取り扱うためには、搬送ユニット、導入ベルト、受入ポートの大きさを増加させる必要があった。 この結果、装置にコストがかかり、運転費用が高くなる。 重大なことは、これが装置の小型化という目的と反することである。
    【0004】
    クロスベルト分類装置の他の欠点は、列をなして設けられる搬送ユニットが比較的複雑になるということである。 この搬送ユニットは、ユニットが正確に動作していない場合を検出するために、常にモニタを行う必要を生じさせる。 搬送ユニットが機能していないことを検出するために、各搬送ユニットの搬送ベルトを支持する駆動プーリまたはアイドルプーリにマグネットを配置することが知られている。 無負荷の搬送ユニットが搬送ステーションを通過するとき、指令が搬送ユニットに与えられ、所定の速度プロフィールに従ってベルトを運転させる。 固設されたピックアップコイルが回転マグネットから誘導電圧を受け、制御回路がその誘導電圧を速度信号に変換する。 しかしながら、ピックアップコイルに誘導される電圧はマグネットの運動速度に敏感なだけでなく、マグネットとコイルの間隔にも敏感である。 従って、このような装置は、常に信頼性があるとは言えず、運転可能状態を確かめるために頻繁にキャリブレーションを行う必要がある。
    【0005】
    【課題を解決するための手段】
    この発明は、導入ステーションと荷下ろしステーションとの間の搬送路内で動く複数の搬送ユニットで小包を搬送するための方法と装置を提供するものである。 各搬送ユニットは、その上に駆動される搬送ベルトを有する。 この搬送ベルトは、搬送路に直に動作可能である。 導入ステーションは複数のタンデム駆動導入ベルトを備えている。 このタンデム駆動ベルトは、搬送路よりある角度で伸びている。 荷下ろしステーションは、搬送路に沿って置かれた複数の受け入れポートを備えている。
    【0006】
    この発明は、2つの隣接した搬送ユニットの上に小包を導入し、また選択された受入ポートに2つの隣接した搬送ユニットから小包を降ろすようにすることで、1つの搬送ユニットの長さより大きな長さを有する小包を取り扱えるようにする。 これは、小包が所定の長さより大きいか小さいかを判断することにより達成できる。 所定の長さより小さい小包においては、導入ベルトが操作されるとともに、搬送ユニットの1つの搬送ベルトが操作され、搬送ユニットの1つにそのような小包を配置する。 所定の長さより大きい小包においては、その小包は、2つの搬送ユニットに小包を位置させるように、導入ベルトと2つの隣接した搬送ユニットを操作することにより2つの隣接した搬送ユニットに導入される。
    【0007】
    この発明は、また、2つの搬送ユニットに小包を配置させるために、2つの搬送ユニットの搬送ベルトが、所定の長さより大きい小包を回転させるように操作される。 これにより、大きな長さの小包が導入ステーションの幅を追加させることなく導入させることとなる。 この回転は、2つの隣接する搬送ユニットの搬送ベルトを小包が先頭に立つ1つの搬送ユニットを越えて位置付けられるまで動作させることにより達成される。 先頭に立つ搬送ユニットの搬送ベルトは、そこで停止され、次の搬送ユニットの搬送ベルトが引き続きその小包が2つの搬送ユニット上の位置内で回転されるようになるまで動作する。
    【0008】
    この発明は、また、2つの隣接した搬送ユニットで搬送される小包は、その小包を降ろすと同時に回転させることにより、受入ポートに降ろされる。 この回転は、最初に、先行する搬送ユニットの搬送ベルトを動作させ、一方、それに続く搬送ユニットの搬送ベルトを動作させないことにより行われる。 ある遅延時間後、後の搬送ユニットの搬送ベルトがその回転を完了させるために動作され、その小包を受入ポートに降ろす。 先行する搬送ユニットの搬送ベルトの動作と、後の搬送ユニットの搬送ベルトの動作とは、選択された受入ポートに関し、同じ固定位置で開始されることが好ましい。
    【0009】
    この発明によれば、長い小包は、導入ステーションや受入ポートの幅を同じ大きさに増大することなく収容され得る。 これは、大きな小包の取り扱いを可能にする一方で、クロスベルト分類装置のコンパクトな構成を保持するために重要である。
    【0010】
    さらに、この発明によれば、クロスベルト分類装置は、搬送路に隣接して配置された搬送ユニットテストステーションにも備えられる。 テストステーションの目的は、テストステーションを通過する各搬送ユニットに連結された搬送ベルトの動きをテストすることにある。 各搬送ユニットは、その搬送ユニットに結合された搬送ベルトの線形速度に比例して動くマグネットを含んでいる。 テストステーションは、そのテストステーションを通過する搬送ユニットのマグネットを感知するセンサを含んでいる。 このセンサは、少なくとも1つの磁気検出装置を含み、その検出装置に接続された磁気アンテナを含んでいる。 好ましい実施形態によれば、このマグネットアンテナは、磁性材料からなり、搬送路に沿う搬送ユニットの動作方向に伸び、ホール効果素子である磁気感知装置より電気的に絶縁された一対のポールシューを含んでいる。 この構成は、ホール効果素子とポールシューの間の独特な相互作用を提供し、マグネットの動作速度、またはマグネットとセンサとの距離のいずれにも敏感過ぎない搬送ユニットマグネットの信頼ある動き検出を提供する。 さらに、テストステーションは、ベルトの速度プロフィールのみならずベルトの正しい動作方向をもテストできるよう、マグネットの動作方向に感度よく構成される。
    【0011】
    これらこの発明の目的、あるいは他の目的、効果および特徴が、以下の記述により明らかになる。
    【0012】
    【発明の実施の形態】
    以下にこの発明の実施形態を図面を参照して説明する。 クロスベルト分類装置25は、環状の搬送路30(図1)により互いに連絡された1つ以上の小包導入ステーション26と1つ以上の荷下ろしステーション28を備えている。 複数の搬送ユニット32は搬送路30(図3)に沿って連続的に移動する。 各搬送ユニットは、フレーム34と搬送ベルト36を含み、搬送ベルトは、搬送路30に沿う搬送ユニット32の動作と直交する方向に駆動手段38によって駆動されるフレーム上に支持されている。 示された実施形態において、駆動手段38はコグベルト41によって搬送ベルト駆動プーリに結合された電気モータであり、サーボ駆動装置101の制御の下で2つの反対方向に搬送ベルト36を駆動することができる。 搬送ユニット32は搬送路30に沿って1つ以上の列として同じに動けるように連結手段40により連結することができる。 搬送ユニット32はステータが搬送路30に沿って伸びるリニアモータ42により搬送路30に沿って駆動される。 各搬送ユニット32は搬送路30に沿って動けるように、垂直および平ガイドホイール44の1組によって支持されている。 搬送路30内に配置された絶縁されたバス45は、電源とデータ信号を1つ以上のピックアップシューアッセンブリ(図6)を通して搬送ユニット32に供給する。
    【0013】
    リニアモータ42は、各搬送ユニット32の底に備えられた導電板70を有する。 これはリニアモータ(図5)の第2側を形成する。 第1側の複数のステータ72は、およそ30の搬送ユニットのスペースを有する真っすぐなトラック区画に備えられる。 リニアモータの第1側ステータは、メインインバータ74によって制御される。 これは分類制御装置66からの指令信号に応答して出波数を変調する。 搬送ユニットの分類速度はエンコーダ76と分類制御装置66内で形成された基準速度に応答して分類制御装置66により調整される。 実施形態においては、分類制御装置66は、およそ1m/secから2.5m/secのレンジから選ばれる異なる3つの速度(V1,V2,V3)の中から搬送ユニット速度を選択する。 また、実施形態において、リニアモータ42は、50/60Hzの3相交流420Vの公称電圧で動作する。
    【0014】
    各荷下ろしステーション28は、複数の受入ポート46から構成される。 これらは全て搬送路30の一方側に配置され得るし、または、搬送路30の反対側に配置され得る。 この態様は装置の適用の仕方によって異なる。 実施形態においては、受入ポート46は、上部シュート48a、下部シュート48b内に壁50によって分けられる傾斜シュート48を含んでいる(図2(a))。 中間プレート52は、搬送ユニット32とシュート48の間の機械的なインターフェースを提供する。 プレート52はさらに小包の速度を減じ、薄い品目上への空気力学的効果を減じる。 光電検出器54は、各シュート48に含まれ、シュートが満杯状態を検出する。 フラップ56は、小包を搬送ユニット32から上部シュート48aまたは下部シュート48bのいずれかに導く。 フラップ56は金属シートやベルトまたはローラで搬送できる材料で構成される。 そして、応用に応じて単一、または2重のいずれかが用いられる。 他のフラップ56′は、上部シュート48aまたは下部シュート48b内に小包を選択的に導くため、反対方向に動作する一対の切換アームを含んでいる(図2(b))。 各シュートセクション48aと48bは、それぞれディバイダー58a,58bを含んでいる。 これらは、分類装置がある種類の小包をパックし、次の種類の小包を集めるときに、人手を排除し得るように選択的に直立される。 ディバイダーは押しボタンまたはたの適当な手段で操作される。 インジケータ60は、シュートの満杯、バッチの終了、分類装置の停止等の状態を、操作員または包装者に警報を出して知らせる。 スキャナ31は、搬送路30に沿う各荷下ろしステーション28の上流側において、各小包から他の区別される小包へスキャンされた情報を分類制御装置66に入力し、または各小包の認定を確かめる(図4)。 拒絶シュート33は、受入ポート46に降ろし損なった小包の受入のために備えられている。
    【0015】
    各導入ステーション26は、導入制御装置64に制御され、搬送路30にある角度を持って整列され、個々に制御される連続したタンデムベルトを含んでいる(図7)。 導入ステーションは、小包が移動する順に、コーディングベルト62a、バッファベルト62b、同期ベルト62c、そして負荷ベルト62dを備えている。 以下に詳述すると、コーディングベルト62aは、小包センサ68への小包の送り方について調整を行う。 コーディングベルト62aはさらに、スタート/ストップ機能を備えており、オペレータが書込を行え、また、もし小包の方向が誤っている場合はこれを正しくすることを行えるようにする。 小包センサ68は、導入ステーション26で、各小包の長さ、幅、側部の位置を検出する。 バッファベルト62bは、コーディングベルト62aからの小包を受け取り、同期ベルト62cがその前に導入された小包を降ろすまで、保持する。 同期ベルト62cはバッファベルト62cから小包を受け、分類制御装置66からの1つまたは2つの搬送ユニットを得ることを要求する。 そして、適当な時間で、小包を初期加速する。 負荷ベルト62dは、同期ベルト62cから小包を受け、その小包が利用可能な搬送ユニットに乗せられるまで、一定の速度プロフィールに従って加速する。 搬送路30に沿い、各導入ステーション26の上流に設けられ、荷積み可能か否かを検出するフォトセンサ37は、どの搬送ユニット32が荷積みされていないかを検出し、それゆえ、特定の小包を荷積みするべく導入ステーションにより予約するために使用される。 センタリングステーション39は、当業者に良く知られたタイプのもので、搬送路に沿う各導入ステーションの下流に備えられている。 このセンタリングステーションは、フォトセンサまたは他の手段により、各小包がその搬送ベルトの中央に乗っていることを確かめ、そうでない場合は、小包が中央に位置するように、搬送ベルトを揺り動かす。
    【0016】
    クロスベルト分類装置25は、導入制御装置64、分類制御装置66に結合したスーパービジョンシステム80を含む制御装置78によって制御され、イザーネット・ローカル・エアリア・ネットワーク(LAN)82を利用している。 スーパービジョンシステム80、導入制御装置64、そして分類制御装置66のそれぞれは、ネットワーク82とインターフェースをとるためのモデル486のパーソナルコンピュータ84と、ネットワークインターフェースカード86を含み、これらは共に、数多く商業的に利用されている。 精密なリアルタイム・マルチタスク・オペレートシステムは、導入ステーション制御コンピュータ84に利用されている。 導入制御装置64と分類制御装置66のそれぞれは、さらに、種々の装置とシリアルに接続するためのシリアルボード88を備え、また主分類電気分配キャビネット92と接続するためのリモートインターフェースカード90と、リモート分類モジュール94と導入ステーション26と、エンコーダ76と、セル活性化コマンドモジュールまたはコンバータ100と、そして搬送テストステーション96を備えている。 導入制御装置64と分類制御装置66は共に、ヒルスボロー,オレゴンのインテルコーポレーションから商業的に手に入れられる、ウインド・オペレート・システムのためのiRMXを使用している。 スーパービジョンシステム80は、ワシントンのマイクロソフトコーポレーションから手に入るウインド31オペレーションシステムを走らすオブジェクト趣向の階層マンマシンインターフェースであるワンダーウエア(WonderWare)によるInTouch4を走らせる。 導入制御装置64と分類制御装置66は共に、同じにサーバとクライアントとしてネットワーク構成されている。 スーパービジョンシステム80は、クライアントとしてネットワーク構成されている。 制御装置78を走らすアプリケーションは、互いにトランスミッション・コントロール・プロトコール/インターネット・プロトコール(TCP/IP)を用いて通信を行う。 制御装置78は、さらにネットワーク82で得意先のホストコンピュータ98と接続され、得意先のコンピュータシステムに代わってシステム管理情報を提供する。
    【0017】
    エンコーダ76は、各搬送ユニット32に設けられた反射体の特別な縦列を読み取る光電検出器を含み、分類制御装置66に各搬送ユニット32の正確な位置を与える。 この情報に基づいて、分類制御装置66は、搬送ユニットに活動指令を送り、搬送ベルト36の動きを制御する(図6)。 サーボ駆動制御装置101と各搬送ユニット32の搬送ベルト36を駆動するための駆動手段38は、デコーダ102の介在制御の下で、8つの搬送ユニット(6つのみが示されている)のグループ毎にまとめられている。 デコーダ102は、グループの主搬送ユニットに設けられ、データバス106により送られた制御データを受ける。 電力は、電力バス104からグループの搬送ユニットに分配される。 電力バス104とデータバス106は、搬送路30内に設けられた絶縁バス45の一部であり、主搬送ユニットに載せられたピックアップシューアッセンブリ47に共有される。 エンコーダ76によってモニタされる各搬送ユニットの実際の位置に基づいて、制御装置66は、活動指令を供給する。 活動指令は、コンバータ100により、縦列フォーマットから変換され、データバス106に出力される。 デコーダ102は、個々のデコーダ102の制御下にあるグループを表わす指令を判断するために、データを分析する。 デコーダ102は、個々の搬送ユニット32を動作させるために、出力ライン108a,108b,…108nに情報を出力する。 デコーダ102は、ディジタル信号を出力ライン108a〜108nを介して個々の搬送ユニット32のサーボドライブ101a〜101nに伝達する。 分類制御装置66からデコーダ102に運ばれた各メッセージは、次の情報を含んでいる。
    【0018】
    デコーダアドレス同期バイトセル動作プロフィール番号指令コード【0019】
    セル動作プロフィール番号は、個々の搬送ユニット搬送ベルトのための速度プロフィールを定めるディジタル番号である。 速度プロフィールは同期バイトに従うサーボドライブユニット101a〜101nによって実行される。 指令コードはセット状態とクリア状態を含んでいる。 クリア状態は、既に出された指令をキャンセルする。 図16を参照することにより、駆動手段38の回転速度は、H軸の活動プロフィール番号に関し、V軸に示されている。 この例において、図16に示された例の25m/secの活動時間に対応するプロフィール番号は、速度プロフィールAとなる。 反対に、活動時間550m/secに対応する速度プロフィールは、図16に示された最大速度プロフィールBとなる。 各カーブの下の領域は、ベルトの変位を表わす。 図示された実施形態において、分類制御装置は64までの可能な速度プロフィール、すなわち、45の一定加速、減速プロフィールと、19の加速と減速の混合プロフィールまたは図16に示されたものとは異なる加速/減速プロフィールとを含む。 速度プロフィールは小包認定番号に基づいて選択される。 小包認定番号は、小包の重さ、大きさはもとより、小包の特性を判断させるものである。 こうして、本装置は、取り扱われている個々の小包に適応できる。
    【0020】
    導入制御装置64は、リモートI/Oモジュール90を通して図1に示された3つの導入ステーション26を動作させる。 ベルト62a〜62dの動作制御に加え、導入制御装置64は、導入ベルトと上の小包文字位置を検出し、小包の大きさを計算するために、小包センサ68を監視する。 小包がコーディングまたはスタート/ストップベルト62a上で導入ステーション26に受けられたとき、導入制御装置64は品目要約を待つ。 小包はその後バッファベルト62bに運ばれ、一方導入制御装置64は、センサ68を監視し、小包の長さ、幅とともに、ベルトの側端からの小包位置を計算する。 他の小包が1またはそれ以上の搬送ユニット32の上へ小包を載せるのを待つ同期ベルト62c上にある場合、バッファベルト62bは、同期ベルト上の小包が搬送ユニットに載せられるまで、ストップされる。 小包が同期ベルト62に運ばれるとき、導入制御装置は小包の長さにより、1つまたは2つの搬送ユニットを予約する。 導入制御装置が予約された搬送ユニットが近づいているフォトセンサ37からの確認を待つ間に、導入ステーションは図7に示すように同期地点に到達している。 導入制御装置64は、小包の長さと位置に基づいて、荷積み同期ポイントの位置を制定するための計算を行う。 予約されたセル(搬送ユニット)が同期ポイントに着くと、導入制御装置64は、同期ベルト62c、ロードベルト62d、及び後述するような方法で、小包を載せるため、予約された搬送ユニットの1つまたは2つのための搬送ベルト駆動手段を動作させる。 短い小包のみが載せられるときは、導入ステーション26′は図15に示すように、予め方向づけられたパッケージ(小包)を載せるために使用される。
    【0021】
    予約された搬送ユニットが同期ポイントに到達すると、同期ベルト62cは、小包の先端がロードベルト62dで移行ポイントTに到達するまで、速度S 1で動作される(図8)。 このポイントにおいて、同期ベルトとロードベルトの双方は、速度S 2に加速される。 この速度は、小包を1つまたは2つの搬送ユニットに載せるための速度である。 この小包が移行ポイントTを十分に過ぎた後、同期ベルト62cは、バッファベルト62bからの次の小包を受けるのを待つために速度S 1に減速される。 小包が1つの搬送ユニットに載せられるべきときは、予約された搬送ユニットの搬送ベルト36は、小包がロードベルト62dから載せられる間にわたって動作される。 小包を載せる速度は、専ら、ロードベルト62dの速度によって定められる。 ロードベルト62dと予約された搬送ユニットの搬送ベルト36との間の高さ方向のオフセットは僅かなので、搬送ベルトは、小包が搬送ユニットに十分載せられた後にのみ小包の動作制御を引き継ぐ。 搬送ベルトの速度は、小包に力を加える事なく、搬送ベルトが速度ゼロに減速できるような速度に限定される。 したがって、搬送ベルトの最大速度プロフィールは小包の大きさの関数として、導入制御装置64から分類制御装置66へ供給される。
    【0022】
    導入制御装置64は、小包が、所定の長さより大きい長さを有することを判断すると、導入制御装置64は小包を搬送するために2つの近接した搬送ユニットを予約する。 導入制御装置が2つの近接した搬送ユニットを予約して要求した後、小包は次のように、2つの近接した搬送ユニット上に載せられる。 分類制御装置66は、予約された搬送ユニットが同期ポイントを通過するときに、2つの予約された搬送ユニットの搬送ベルトを図9の矢印によって示される方向に動かす。 小包の先端が先行の搬送ユニットの積み込み位置に到達すると、先行の搬送ユニットの搬送ベルトは、図10に示されるように、ゼロ速度に減速される。 しかしながら、後続の搬送ユニットの搬送ベルトは、小包が後続の搬送ユニットに載せられたとき、図10と図11に比較して示されるように、小包を回転させるために動作を続ける。
    【0023】
    小包導入ステーション26での小包積載ルーチン109は、導入制御装置64の制御の下、図26と図27を参照して、詳細に説明される。 小包がバッファベルト62bに到達すると、導入制御装置64は110で、積載要求がオペレータから受けているかどうかを判断する。 同時に、導入制御装置は小包の位置、小包の長さ、幅を検出し、1つか2つの搬送ユニットのいずれが予約されるべきかを決定し、分類装置が停電等から回復したようなときは、小包がロードベルト62dから載せられるかどうかを決定する。 それから、ルーチンは、112において、小包が同期ベルトに積載される準備がなされているかどうかを判定し、もし積載がロードベルトから行われるような場合はロードベルトに積載される準備がなされているかどうかを判定する。 積載を待つ間、導入制御装置は114において、搬送路に沿う搬送ユニットの速度と2つの変数DP,Ddの関数として新たな同期ポイントを計算する。 変数DPは、ソータ速度に、ソータ時間パラメータとベルト時間パラメータの差を掛け、これよりソータ速度とロードベルト速度に依存する定数に小包の長さを掛けて引いたものである。 これは、次のように表される。
    【0024】
    DP=[ソータ速度×(ソータ時間−ベルト時間)]
    −[K×(ソータ速度/ロードベルト速度)×小包の長さ]
    【0025】
    ソータ時間パラメータはcos45°にソータ速度を掛けたもので割られる導入ベルト上の小包の位置として定義される。 ベルト時間パラメータは、ロードベルト速度によって割られる導入ベルト上の小包の位置として定義される。 DPは、上述したリカバー積載の場合も上記と等しい。 パラメータDdは小包が搬送ユニットの1つまたは2つのいずれに積載されるべきかに依存する。 1つの搬送ユニットに積載される場合は、Ddは次のように計算される。
    【0026】
    Dd=0.5×ユニットセル幅【0027】
    2つの搬送ユニット上の小包の場合、Ddは次のように計算される。
    【0028】
    Dd=0.5×(ユニットセル幅+セルピッチ)
    【0029】
    Ddは、また、上述したリカバー積載の場合も上記と等しい。
    【0030】
    分類制御装置66は、積載していない搬送ユニットを確かめるために、積載可能フォトセンサ37を監視することにより、116で近接する搬送ユニットの1つまたはその対を予約する。 導入制御は118で、同期ポイントに到達する予約搬送ユニットを待つ。 搬送ユニットが同期ポイントに到達すると、120で搬送ユニットの速度が満たされ、且つ導入ステーションが警告状態になっていないかどうかが判断される。 もし、これらの状態が満たされていないなら、積載は122で打ち切られ、積載パラメータはリセットされる。 もし、120で状態が満たされている場合は、導入制御装置は、124でユニットの積載プロフィールを計算する。 積載プロフィールは次のように決定される。
    【0031】
    1つの搬送ユニットのプロフィール#1=
    0.5×ユニットセル長さ+(小包の長さ+小包の幅)×cos45°
    【0032】
    2つの搬送ユニットの先行する搬送ユニットのプロフィール#1=
    0.5×(ユニットセル長さ+小包の幅)
    【0033】
    2つの搬送ユニットの後の搬送ユニットのプロフィール#2=ユニットセルの長さ【0034】
    小包がロードベルトから積載されるリカバー積載である場合は、プロフィール#1とプロフィール#2は上記と等しい。
    【0035】
    その後、導入制御装置は、126で小包の積載待タイマをスタートさせる。 このタイマは、ロードベルト速度によって割られ、小包の位置に結び付いた搬送ユニットの速度の関数としての特定の値をセットする。 制御装置は128でタイマの経過を待つ一方、130で繰り返し、ソータ速度が満たされ、導入ステーション26が警告状態になっていないことを判定する。 もし、いずれかの状態が生じている場合は、積載は132で打ち切られ、積載情報はリセットされる。 128で、待ちタイマが経過したと判断された場合は、搬送ユニット(セル)動作指令は、134で分類制御装置66を介してプロフィール#1と共に、第1搬送ユニットに送られる。 ある遅延後、搬送ユニット(セル)動作指令は136で後続する搬送ユニットのプロフィール#2と共に送られる。 プログラムは138で次の小包がバッファベルトに来るまで実行される。 荷下ろしステーション28において、シュート48内に小包を降ろすために、小包を運ぶ搬送ユニットの搬送ベルトは、搬送ユニットの速度を変える事なく小包を降ろすために適当な時間動作される。 もし、小包が2つの接近する搬送ユニット32により運ばれる場合は、その小包はそれが降ろされる間回転される。 図12を参照すれば、小包の先端が定められた位置D xに到達するとき、先行する搬送ユニットの搬送ベルトは、特定の速度プロフィールに従って動作される。 小包を運ぶ近接する搬送ユニットの内の後続する搬送ユニットの搬送ベルトは拘引される。 図12と図13を比較すると分かるように、小包の回転が行われる。 後続する搬送ユニットがポイントDxに到達するとき、後続する搬送ユニットの搬送ベルトは特定の速度プロフィールに従って動作される。 図14に見られるように、小包が指定されたシュートに降ろされるとき小包の回転は終了する。 こうして、小包の長さではなく、幅がシュートの幅を決定する。 それゆえ、比較的大きな長さの小包はシュート48の幅を大きくする事なく分類装置25によって取り扱うことができる。
    【0036】
    小包を選定されたシュート48に降ろすために、荷下ろしルーチン140が実行される(図23−図25)このルーチンは、最初142において、荷下ろしステーション28に入る搬送ユニット28上に小包があるかどうかを判定する。 小包がない場合は、このルーチンが実行され、この処理は、小包が荷下ろしステーションに入る搬送ユニット上に存在するまで、繰り返し行われる。 ルーチンはそれから144において、Dx、DFx、そしてZxのパラメータを計算する。 このパラメータDxは、搬送ユニット(セル)の先端と小包の先端との間の距離Pxと、3つの搬送ユニット速度のそれぞれのために予め設定されている距離D nとの合計として計算される。 同様に、パラメータDFxはPxと3つの搬送ユニット速度のそれぞれのために予め設定されている距離DFnとの合計に等しい。 パラメータZxは選択された荷下ろしポートのために動作ポイント前で、2つの搬送ユニット(セル)ピッチが始まるオフロードゾーン座標である。 セルピッチは搬送ユニットの中央から中央までの間である。 ZxはDxまたはDFxのいずれかとセルピッチの倍の合計値に等しい。
    【0037】
    次に、制御は、146において、荷積みされた搬送ユニットがパラメータZxで定義されたオフロードゾーンに到達したかどうかを判断する。 到達していない場合は、ルーチンはオフロードゾーン内に搬送ユニットが到達するのを待つ。 荷積みされた搬送ユニットがオフロードゾーンに到達すると、その小包が1つまたは2つの搬送ユニットのいずれに載せられているかを判断する。 もし、148において、小包が2つの搬送ユニットに載せられていることが判定されると、ルーチンは遅延関数150に入り、ここで、後続する搬送ユニットがオフロードゾーンに到着するのを待つ。
    【0038】
    次にルーチンは、152において、行先のポートが切換フラップ56を含むかどうかを判断する。 152において、行先のポートが切換フラップを含まないときは、ルーチンは図25に進み、ここで、搬送ベルト、または搬送ユニット(セル)、動作機能が実行される。 ルーチン140は154において、選択された行先のポートが利用できるかどうかを判定する。 ポートが一杯であったり、差動命令下にない場合、オペレータにより故障した場合においては、ポートは利用できない。 行先のポートが利用できない場合は、荷下ろしは打ち切られる。 行先のポートが利用可能な場合は、次にフィリングファクタ制御が156において判定される。 このフィリングファクタは、行先のポートの満杯程度を示すための所定の累積値であり、重さ、体積、または、量単位で表すことができる。 次に、158において、フィリングファクタフラグがセットされているかどうかが判断される。 そのフラグがセットされている場合は、次に荷下ろしが打ち切られ、ルーチンが実行される。 158において、フィリングファクタフラグがセットされていないと判定された場合は、次にルーチンは、160(図2)において定められた位置Dxに小包の先端が到着するのを待つ。 小包の先端が、定められた位置Dxに到着すると、ソータ速度が162においてチェックされる。 その速度が正しくないときは、次に荷下ろしが打ち切られ、ルーチンが実行される。 ソータ速度が満たされているときは、搬送ユニット(セル)の動作指令が164において選定された搬送ユニットに与えられる。 166において、小包が2つの近接する搬送ユニット上に載せられていることが判定されると、セル動作指令は適当な遅延時間後に2つの搬送ユニットの後続に与えられる。 この遅延時間は搬送ユニットの実速度で割られたセルピッチに等しい。 荷下ろしはそこで終了し、ルーチンは169において実行される。
    【0039】
    152において、行先のポートが切換フラップ56を含むことが判定されると、次に、170において制御下にある搬送ユニットに先行する搬送ユニットが空かどうかが判断される(図24)。 それが空なら、次に遅延ルーチンが172で実行され、ここで、制御下にある搬送ユニットがフラップ指令位置DFxに到着するのが待たれる。 小包の先端が位置DFxに到着すると、そのフラップは174において動作される。 170において、制御下にある搬送ユニットに先行する搬送ユニットが空でないことが判定されると、次に、176において、その先行する搬送ユニットが、小包を搬送する1対の近接した搬送ユニットの後続であるかどうかが判断される。 後続の場合は、次に第2の搬送ユニットの行先のポートが180において得られる。 その先行する搬送ユニットが2つの搬送ユニットの後続ユニットでない場合は、次にその先行する搬送ユニットに載せられた小包の行先が178において得られる。 制御は、次に182において、UPxの値が流れている搬送ユニットの行先ポートと等しい場合を判断する。 これが等しい場合は、フラップ172、174の動作が実行される。 182において、制御下にある搬送ユニットが選択された行先ポートとでないことが判定されたときは、ルーチンは、184において、選択された行先ポートのフラップ位置指示が制御下における搬送ユニットに対して指示されたフラップ位置に等しいかどうかを判断する。 等しい場合は、次に選択された行先ポートへの小包の荷下ろしは不能となり、ルーチンは185において出る。 184において、選択された指示ポートのフラップ指示が制御下にある搬送ユニットのフラップ指示と等しくないと判断された場合は、フラップ動作172、174が実行される。 そして、荷下ろし機能154−169が実行される。
    【0040】
    搬送テストステーション96は、各搬送ユニット32の動作終了を確認する目的のために供給されている。 搬送テストステーション96は、サーボドライブ101a−101n、駆動手段38a−38n、そしてはめ歯ベルト41をテストする。 搬送ユニットテストステーション96は、センサ200、テスト回路202を含み、これらは各搬送ユニット32のプーリ内に設けられた一対の棒磁石204a,204bによって生じられた磁界に応答する(図17−図22)。 プーリ206は、搬送ベルト36を支持する駆動プーリかアイドルプーリのいずれかである。 こうして、プーリ206は、サーボドライブ101a−101nと駆動手段38a−38nの制御下にあるベルト36の線形速度36に比例して回転する。 センサ200は、磁気アンテナ210に結合したホール効果素子208a,208bのような、一対の磁気感度装置を含んでいる。 磁気アンテナ210は、第1ポールシュー212と第2ポールシュー214を含んでいる。 これらポールは、搬送路30に沿う搬送ユニット32の動作方向に延ばされている。 各ポールシューは、磁性材料により構成されている。 ポールシュー212、214は、ホール効果素子によって電気的に絶縁されるように、ホール効果素子208a,208bに結合されている。 図17に見られるように、センサ200は、プーリ206の循環プロフィールに対応してカーブされるので、ホール効果素子208a,208bは磁石204a,204bの回転に関して放射状にオフセットを生じる。
    【0041】
    各ホール効果素子208a,208bは磁石204a,204bの近接によって生じられる入力信号の変化に応答してディジタル出力を生じるため、シュミットトリガ216a,216bに接続される(図21)。 1つの信号の変化サイクル時間は、プーリ206が半回転する時間に等しい。 それ故、信号のサイクル時間を測定することにより、プーリ、それ故搬送ベルト36の速度が測定できる。 クロック発生器220からのクロックを数えるカウンタ218は、プーリ速度を測定する。 カウンタ218の測定値は、ラッチ222に記憶され、新しい計算のために残される。 リードイネーブルビット(REb)は、シュミットトリガ216aの出力から単安定マルチバイブレータ221によって発生される。 このリードイネーブルビットは、ニューデータビット発生器223への入力として供給される。 ニューデータビット発生器223は、そのデータが利用できないということを示すために、データ計算の間ゼロにセットされるニューデータビット(NDb)を発生する。 ラッチ222によって出力される方向ビット(Db)はプーリ206の回転方向に対応する値を持っている。 テスト回路202は図20に示されるように、信号変化に対する感度を有する。 A−からA+への変化がB−からB+への変化に即座に従うなら、プーリは右回りに回転する。 逆にB+からB−への変化に従うなら、回転方向は反時計回りとなる。 回転方向は、方向判定論理回路228によって決定される。 ディジタル速度出力ナンバーは、出力バス230に供給される。 出力信号は、図21に示されるように、224をインターフェイスとして、分類制御装置I/Oカード90に光結合される。 図22は、駆動手段38の種々の回転速度のための、ニューデータビット(NDb)とリードイネーブルビット(REb)との間のタイミングシーケンスを示している。
    【0042】
    搬送テストステーション96は、棒磁石204a,204bの速度、すなわちプーリ206の回転速度による悪影響を受けない、信頼性の高いディジタルデータを発生する。 これは、特別なセンサ200によって達成される。 このセンサ200は、ホール効果素子と強磁性局のシューとの組み合わせを含んでいる。 この構成により、パーソナルコンピュータとプログラムロジック制御インターフェースと調和を取ることができるディジタル出力を発生するときに、回路のキャリブレーションの必要がなくなる。 さらに、搬送テストステーション96は、搬送ベルト速度だけでなく、動作方向も検出することができる。 この発明は、一対の磁石204a,204bを示したが、1つの磁石でも十分である。 他の磁石は、釣合重りにより置き換えることができる。
    【0043】
    他の実施形態において、テスト回路202′は、一対の誘導ピックアップコイル208a′、208b′で構成される磁気感度装置を含む。 回転磁石204a,204bは各コイル208a´,208b´に電圧を誘起する。 この電圧は、2乗の波形信号を得るために各積分フィルタ209a,209bによって積分される。 積分フィルタ209a,209bの出力は、それぞれ、シュミットトリガ回路216a´,216b´に供給され、そこからその信号は、テスト回路202に関して前述されたように処理される。
    【0044】
    こうして、この発明は、従来に比べより大きな寸法の小包を取り扱うことができるクロスベルト分類装置に適用することができる。 これは、装置の構成の大きさを増大することなく行うことができる。 こうして、この発明によれば、適応性を高め、小型化を図ることができる。 この発明は、導入ベルト上で、様々な小包の側部の変位、方向を測定、補償することにより、小包の向きを予め定める必要性を除去することができる。 搬送ユニットは、特定の小包のために、従来の装置より導入ベルト上のかなり上流において、予約されるので、導入ステーション後に残る荷積みされていない空の搬送ユニットの数を減少させることができ、装置の搬送容量を改善することができる。 長い小包は、2つの近接する搬送ユニットに載せられ、搬送ユニット上で回転して整列されるので、広い導入ベルトと小包を予め方向づける必要がなくなる。 小包はこうして正確に受入ポートに運ばれる。 それゆえ、各受入ポートに連結したシュートは、その幅を減ずることができ、装置全体の小型化、低コスト化を図ることができる。 2つの近接した搬送ユニットで運ばれる長い小包は、小包が降ろされる間に搬送ユニットの搬送ベルトの特定の動作により回転されるので、特別の長さを有する小包を取り扱うためにシュートの幅を増大させる必要もない。
    【0045】
    以上、この発明の一つの実施形態について説明したが、この発明は、上述した実施形態に限定されることなく、この発明の範囲内において、種々の実施形態の変更を取り得ることができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】この発明のクロスベルト装置の平面図である。
    【図2】図1のII−II線に沿って得られる正面図である。
    【図3】付加的な機械的要素を示すための搬送ユニットのチェーンを示す一部破断図である。
    【図4】図1の装置の電気的制御ネットワークを示すブロック図である。
    【図5】搬送ユニットを駆動するための電気装置のブロック図である。
    【図6】搬送ユニットの搬送ベルトを駆動させるための電気制御のブロック図である。
    【図7】導入ステーションの平面図である。
    【図8】導入ステーションベルトの速度図である。
    【図9】2つの隣接する搬送ユニット上に長い小包を乗せた初期状態を示す平面図である。
    【図10】2つの搬送ユニット上での小包の回転を示す平面図である。
    【図11】2つの搬送ユニット上に乗せられた長い小包を示す平面図である。
    【図12】荷下ろしステーションを示す平面図である。
    【図13】2つの搬送ユニットから降ろされる長い小包の回転を示す平面図である。
    【図14】2つの搬送ユニットにより搬送された長い小包の荷下ろし完了を示す平面図である。
    【図15】導入ステーションの択一的な実施形態を示す平面図である。
    【図16】ディジタル的に選択される搬送ベルト駆動手段のための速度プロフィール曲線を示す速度図である。
    【図17】テストを受ける搬送ユニットに並設されたテストステーションの斜視図である。
    【図18】図17のテストステーションセンサと搬送ユニットプーリの拡大側面図である。
    【図19】図18の17c−17c方向矢視図である。
    【図20】図17−図19のテストステーションのための搬送ベルトの方向検出を示すタイムチャートである。
    【図21】図17−図19のテストステーションのための電気テスト回路のブロック図である。
    【図22】種々の搬送ベルトのための図21における回路の出力信号の関係を示す速度図である。
    【図23】分類装置の制御を示すフローチャートである。
    【図24】分類装置の制御を示すフローチャートである。
    【図25】分類装置の制御を示すフローチャートである。
    【図26】導入制御を示すフローチャートである。
    【図27】導入制御を示すフローチャートである。
    【図28】図17−図19のテストステーションのための択一的な電気テスト回路を示すブロック図である。
    【符号の説明】
    25 クロスベルト分類装置、26 導入ステーション、28 荷下ろしステーション、30 搬送路、32 搬送ユニット、36 搬送ベルト、46 受入ポート、56 フラップ。

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