The impact measurement method in goods transport

申请号 JP29568694 申请日 1994-11-04 公开(公告)号 JP2810633B2 公开(公告)日 1998-10-15
申请人 山一電機株式会社; 发明人 ▲しん▼介 三浦; 武 糸井; 修一 藪下;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】センサーにて輸送中の衝撃を検出し、この衝撃データを衝撃データメモリーに記憶せしめる衝撃測定法において、予じめ順位が設定された測定条件グループ1,2,…nを測定条件メモリーに予じめ格納記憶させて置き、該測定条件グループ1,2,…nを輸送区間毎に上記順位に従い順送りし、各輸送区間毎の各測定条件グループ1,2,…nで測定された各輸送区間毎の衝撃データを上記順位に従い上記衝撃データメモリーに記憶せしめるようにしたことを特徴とする物品輸送における衝撃測定法。
  • 【請求項2】上記測定条件グループ1,2,…nの上記順位に従った順送りはタイマー設定に基いて行なうことを特徴とする請求項1記載の物品輸送における衝撃測定法。
  • 【請求項3】上記測定条件グループ1,2,…nの上記順位に従った順送りは輸送経路における位置情報に基いて行なうことを特徴とする請求項1記載の物品輸送における衝撃測定法。
  • 【請求項4】上記測定条件グループ1,2,…nの上記順位に従った順送りは外部からの指令によって行なうことを特徴とする請求項1記載の物品輸送における衝撃測定法。
  • 【請求項5】センサーにて輸送中の衝撃を検出し、この衝撃データを衝撃データメモリーに記憶せしめる衝撃測定法において、測定条件グループ1,2,…nを測定条件メモリーに予じめ格納記憶して置き、輸送条件に応じて上記測定条件グループ1,2,…n中の一つを選択し、この選択された測定条件に基き測定された衝撃データを上記衝撃データメモリーに記憶せしめるようにしたことを特徴とする物品輸送における衝撃測定法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は長距離輸送や、輸送条件の変更を伴なう物品輸送時等に輸送物品に印加される衝撃を測定する衝撃測定法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、特公昭60−54626号等に代表される衝撃測定装置に示すように、物品輸送中に加わる衝撃をセンサーで検出し、スレッシュホールドレベルを超えたピーク値を記憶させると共に、上記レベルを超えた衝撃の持続時間を記憶させ、更にこのピーク値の発生時刻を特定し記憶させる装置が知られており、これらの衝撃測定装置は何れも全輸送行程を通じて固定された測定条件により運用されている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする問題点】然るに、近年輸送対象物品及び輸送手段、更には輸送経路や梱包手段が著しく多様化し、これに応じて衝撃の態様、種類、周波数成分等も多様化しており、従来装置の如き一義的な測定法では長距離の輸送経路における輸送物品に加わる衝撃の実態を的確に把握できず、輸送条件の改善に資する目的を適正に解決できない課題を有している。

    【0004】

    【問題点を解決するための手段】この発明は上記課題を適切に解決する物品輸送における衝撃測定法であり、その手段として、加速度センサー等のセンサーにて輸送中の衝撃を検出し、この衝撃データを衝撃データメモリー部に記憶せしめる衝撃測定法において、予じめ順位が設定された測定条件グループ1,2,…nを、測定条件メモリー部に格納記憶させて置き、この測定条件グループを輸送区間毎に上記順位に従い順送りし、各輸送区間毎の各測定条件グループ1,2,…nで測定された各輸送区間毎の衝撃データを上記順位に従い上記衝撃データメモリー部に記憶せしめるようにした物品輸送における衝撃測定法を構成したものである。

    【0005】上記順送りのためのトリガーはタイマー設定、位置情報に基いて自動的に行なう。 又は同トリガーは操作スイッチを操作する等の外部指令により行なう。

    【0006】又上記衝撃測定法として、センサーにて輸送中の衝撃を検出し、この衝撃データをメモリーに記憶せしめる衝撃測定法において、測定条件グループ1,
    2,…nを予じめ専用のメモリーに格納記憶して置き、
    輸送条件に応じて上記測定条件グループ1,2,…n中の一つを選択し、この選択された測定条件グループに基き測定された衝撃データを別のメモリー部に記憶せしめるようにした物品輸送における衝撃測定法を構成したものである。

    【0007】上記測定法における測定条件グループの選択は、操作スイッチ又は無線による外部指令によって行なうか、又は輸送時における輸送状況の実態に応じ測定中、又は単位測定条件による測定完了後に最適の測定条件グループを自動的に選択する。

    【0008】

    【作用】物品輸送の現状は同一輸送路線を同じ輸送手段で反復して輸送する場合、或いは同一輸送路線を異なる輸送手段に積み替え、このパターンを同一にして物品輸送を繰り返す場合が多く、本発明は上記輸送路線を複数区間に区切り、各区間毎の測定条件グループ1からnを予じめ装置内の測定条件メモリーに格納記憶させて置き、この測定条件グループを各区間の到来の都度、予じめ決められた順位に従い順送りし、各区間を各区間に適した測定条件グループで衝撃測定し、これをメモリーに順次記憶させ、爾後的に取り出し分析することによって輸送条件の改善等に供する。

    【0009】又複数の測定条件グループ1からnを予じめ装置内の測定条件メモリーに格納記憶させて置き、この測定条件グループ中から輸送状況に応じて最適な測定条件グループを選択し適正なデータを得て、物品破壊の原因把握や輸送条件等に資する。

    【0010】

    【実施例】第1実施例(図1乃至図5参照) この発明は加速度センサー等のセンサー1にて輸送中の衝撃を検出し、この衝撃データを衝撃データメモリー9
    に記憶せしめる衝撃測定法に関する。 この衝撃測定法において予じめ順位が設定された測定条件グループ1,
    2,…nを、測定条件メモリー8に格納記憶させて置き、この測定条件グループ1,2,…nを輸送区間R
    1,R2,…Rn毎に上記順位に従い順送りし、各輸送区間毎の各測定条件グループ1,2,…nで測定された各輸送区間毎の衝撃データを上記順位に従い衝撃データメモリー9に記憶せしめるようにしたものである。

    【0011】図1に示すように、長距離輸送線路を同じ輸送手段、例えば特定の物品を全線路を通じ同じ貨物自動車又は貨物列車(陸上輸送手段)又は貨物船(海上輸送手段)又は飛行機等の空輸手段で輸送する場合、上記線路を複数の区間R1,R2,Rnに区切り、各輸送区間が到来する度に、上記測定条件グループ1,2,…n
    を予じめ設定された上記順位に従い順送りし、各輸送区間R1,R2,…Rn毎の衝撃データを得て上記順位に従いメモリー9に記憶せしめる。

    【0012】図2に示すように、特定物品を長距離輸送線路において複数の輸送手段に積み替え輸送する場合、
    例えば貨物自動車→貨物列車→貨物船等に積み替え、或いは前記空輸手段を組合せて使用する場合、更には各輸送手段間においてクレーンを使用する場合においては、
    上記輸送線路を輸送手段の変更毎に複数区間に区切り、
    各輸送区間が到来する度に、上記測定条件グループ1,
    2,…nを予じめ設定された上記順位に従い順送りし、
    各輸送区間R1,R2,…Rn毎に各輸送手段に応じた衝撃データを得て上記順位に従いメモリー9に記憶せしめる。

    【0013】上記測定条件グループ1,2,…nの上記順位に従った順送りはタイマー4に基いて行なう。

    【0014】図3は上記作業をマイクロコンピューター上で行なう場合のブロック図を示し、図4はその動作を説明するフローチャート図である。

    【0015】上記図に示すように、センサー1と、センサー1で検出された衝撃データ(アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換器2とを備え、更に測定条件グループ1,2,…nを格納記憶させて置く測定条件メモリー8を備えると共に、測定条件グループ1,
    2,…nの順送り順位と順送り開始時刻を記憶させた測定スケジュールメモリー6を備え、更には上記順送りされたある特定の測定条件グループによって測定された衝撃データを上記順位に従い記憶せしめる衝撃データメモリー9とを備える。

    【0016】図3に示すように、上記順送りのための手段としてタイマー4を備え、このタイマー4は各測定条件グループ1,2,…nの変更開始時間を決めるための時刻信号を発生する手段であると共に、衝撃発生時刻信号を取り出す手段である。

    【0017】又3は上記タイマー4からの時刻信号と測定スケジュールメモリー5に記憶された順送り開始時間とを照合し、順送り開始時間であると判断した時に、測定条件メモリー8に順送り指令を出し、測定条件グループを区間R1,R2,…Rnに応じ測定条件グループ1
    から2又は2から3へ順送り変更すると共に、変更された測定条件グループに基く衝撃データのみを、各区間における区間衝撃データとして取り込み、これを衝撃データメモリー9に前記順位に従い区分された番地に格納記憶せしめる。

    【0018】上記実施例において、測定条件グループ1,2,…nは、各グループ毎にサンプリングタイム、
    スレッシュホールドレベル、測定レンジ(Gレベル)、
    スレッシュホールドレベルを超えた衝撃データの持続時間の測定の有無、そのピーク値の測定の有無等の同じ科目の測定条件を有し、各条件グループ毎にこの各科目の測定条件を変えている。 例えば測定条件グループ1においてはサンプリングタイムを1msにし、測定レンジを10Gにし、スレッシュホールドレベルを前記測定レンジにおける採取すべき衝撃値のGレベルであり、例えば7Gにする。

    【0019】又測定条件グループ2においてはサンプリングタイムを0.5msにし、測定レンジを20Gにし、スレッシュホールドレベルを15Gにする等である。

    【0020】測定条件グループ1,2,…nとはこれらのサンプリングタイムの変更、スレッシュホールドレベルの変更などを意味し、他の条件もこれに応じ変更する。 これらの条件はこの種衝撃測定装置において測定される全ゆる測定要素を含む。

    【0021】図5,図6は上記測定条件グループ1,
    2,…nの順送りを位置検出手段による位置情報に基いて行なう装置側とその動作フローチャートを示している。

    【0022】同図に示すように、上記位置情報は例えば、人工衛星13を用いたグローバルポジショニングシステム(GPS)を使用し、衛生からの位置情報を位置検出器10にて受信し、これにより経度と緯度を算出する。

    【0023】この位置検出器10より出される位置情報をCPU3に取り込み、輸送区間R1,R2,…Rn
    の到来を判断しこれをトリガーとして上記区間に対応した前記測定条件グループ1,2,…nの順送りを行なうと共に、この各測定条件グループに基く衝撃データを各区間におけるデータとして取り込み、衝撃データメモリー9に上記順送り順位に従い記憶せしめる。

    【0024】このメモリー9に記録された衝撃データを、前記マイクロコンピューターに付設したインターフェース7を使用し、これに解析装置を接続し、データをディスプレイに表示し肉視観察したり、波形分析処理を行ない、又は統計処理を行ない、若しくはプリンターにて記録紙を出力する等して、上記衝撃が輸送物品に及ぼす影響を把握し、これを輸送条件の改善に資する。 この場合前記タイマー4は衝撃発生時刻を特定する手段として機能する。

    【0025】図3,図5に仮想線で示すように、上記測定条件グループ1,2,…nを順送りするトリガーとして上記位置情報又は時刻情報による自動順送りの他に、
    輸送位置を作業員が判断し手動操作で順送りスイッチ1
    1を操作し、上記順送りを行なうことができる。 この判断要素としては自動車の距離計、時計又はナビゲーションシステムから監視される位置情報等による。

    【0026】第2実施例(図7,図8) この発明は、図7,図8に示すように、センサー1にて輸送中の衝撃を検出し、この衝撃データをメモリー9に記憶せしめるようにした衝撃測定法において、測定条件グループ1,2,…nをメモリー8に予じめ格納記憶して置き、輸送条件に応じた最適測定条件グループを上記測定条件グループ1,2,…n中から選択し、この選択された測定条件グループに基き測定された衝撃データを記憶せしめるようにした物品輸送における衝撃測定法である。

    【0027】メモリー8には想定される輸送線路、輸送手段、輸送物品等を鑑みた各種の測定条件を設定し、格納記憶させて置く。

    【0028】この測定法は前記長距離輸送線路を同じ輸送手段で輸送する場合に、任意の位置で測定条件グループの変更を行なう場合、又は前記異なる輸送手段に積み替えて輸送を行なう場合において、各輸送手段に応じた最適な測定条件グループを選択し測定に供する。

    【0029】その他、例えば輸送路面の状況、気象状況、例えば台風等の悪天候時の船等の輸送手段に与えられる振動外因、温度、湿度等の物品に悪影響する外因、
    運送スピード等の変化を判定部12に各種計測器14の信号を入力して判断し、上記測定条件グループの変更を行なう。

    【0030】又第1実施例と同様、判定部における判定を人間が行ない、スイッチ操作で最適測定条件グループを選択できる。

    【0031】図7において、最適測定条件判定部12は上記輸送条件の変更に適した測定条件グループの変更を自動的に判断する手段である。 この最適測定条件判定部12の指令により、上記最適測定条件グループを測定条件グループ1,2,…nのサンプル中より選択し、前記衝撃測定を行なう。

    【0032】この測定された衝撃データを前記と同様、
    測定順位に従いメモリー9の各番地に順次記憶せしめる。 この記憶データをインターフェース7を介して解析用コンピューター等に接続し、解析する。

    【0033】本発明において、上記メモリー8に格納記憶された測定条件グループ1,2,…nは測定中においても測定後においても変更可能である。 即ち条件グループの1又は複数を入れ替えるか、ある条件グループ中の内容の変更を行ない、新たな条件グループ1,2,…n
    を格納ストックすることは本発明の実施範囲である。

    【0034】

    【発明の効果】本発明によれば輸送路線の各輸送区間毎の測定条件グループ1からnを予じめ装置内の測定条件メモリーに格納記憶させて置き、この測定条件グループを各区間の到来の都度、予じめ決められた順位に従い順送りすることにより、各区間を各区間に適した測定条件グループで衝撃測定することができ、これをメモリーに順次記憶させ、爾後的に取り出し分析することによって輸送条件の改善等に供することができる。

    【0035】又同じ輸送経路(例えば鉄道)を同じ輸送手段(例えば列車)で通しで輸送する場合にも各種測定条件グループにより得られた各種衝撃データを総合して振動等が物品に与える影響等を的確に判断することができる。

    【0036】又複数の測定条件グループ1,2,…nのサンプルを予じめ装置内に格納記憶させて置き、この測定条件グループ中から輸送状況に応じて最適な測定条件グループを選択し適正なデータを得ることができ、物品破損の原因把握や輸送条件の改善対策として極めて有効である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の第1実施例を説明する輸送スケジュールを示す図。

    【図2】この発明の第2実施例を説明する輸送スケジュールを示す図。

    【図3】第1実施例における衝撃測定装置のブロック図。

    【図4】第1実施例における衝撃測定装置の動作のフローチャート図。

    【図5】第1実施例における実施態様例を示す衝撃測定装置のブロック図。

    【図6】図5に示す衝撃測定装置の動作フローチャート図。

    【図7】この発明の第2実施例における衝撃測定装置のブロック図。

    【図8】第2実施例における衝撃測定装置の動作フローチャート図。

    【符号の説明】

    1 センサー 8 測定条件メモリー 9 衝撃データメモリー 10 位置検出器 11 順送りスイッチ 12 最適測定条件判定部 13 人工衛星

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−263419(JP,A) 特開 平6−58765(JP,A) 特開 平4−282453(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) G01P 15/00 B65G 43/00

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