Seat and bed of the equipment

申请号 JP2008528381 申请日 2006-08-18 公开(公告)号 JP5143739B2 公开(公告)日 2013-02-13
申请人 ルフトハンザ・テッヒニク・アクチェンゲゼルシャフトLufthansa Technik Ag; 发明人 ハラルト・メレンスキー;
摘要
权利要求
  • 座席状態と寝床状態に切り換えることができる、特に航空機の乗客領域用の座席及び寝床の設備において、
    前記座席状態のとき、座席面(2)と背もたれ(3)とを有し、前記寝床状態のとき、寝床面(22)を有し、
    着座装置(1)と、それから分離された就寝装置(10)とを有し、
    前記就寝装置(10)は、前記座席状態のとき、長さ方向に折り畳んで前記着座装置(1)に隣接して垂直に配置され、前記寝床状態のとき、前記着座装置(1)の上方に配置され
    前記座席状態のとき、前記就寝装置(10)は、ハウジング(6)の内部に配置される設備。
  • 前記座席状態のとき、垂直方向に配置され、かつ長さ方向に折り畳まれている前記就寝装置(10)の上方に物置面(15)を有し、前記物置面は、前記座席面(2)から10から50cmの高さに配置される請求項 1記載の設備。
  • 前記物置面(15)は、前記ハウジング(6)の上部に配置されている請求項 記載の設備。
  • 前記ハウジング(6)は、前記設備が前記寝床状態にあるとき、垂直に立てて仕切りとして使用可能なカバー(15)を有する請求項 1から3のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記カバー(15)の内部に灯りが配置されている請求項 記載の設備。
  • 少なくとも2つの側部に仕切りを有する請求項1から のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記仕切りは、前記設備の頭側端部及び足側端部に取り付けられている請求項 記載の設備。
  • 垂直に立てた状態のとき、前記ハウジング(6)の前記カバー(15)は、仕切り又は仕切りの一部である請求項 6又は7記載の設備。
  • 前記足側端部に収納箱を有する請求項1から のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記収納箱は、上から及び側部からアクセス可能である請求項 記載の設備。
  • 前記寝床状態のとき、前記就寝装置(10)は前記収納箱の上方に設置される請求項 9又は10記載の設備。
  • 面積が、前記就寝装置(10)の前記寝床面(22)の1.4倍以下、好ましくは1.3倍以下、より好ましくは1.2倍以下である請求項1から 11のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記寝床状態のとき、前記寝床面(22)は、客室の床(20)から100cm以下、好ましくは80cm以下、より好ましくは60cm以下の高さに配置される請求項1から 12のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記寝床状態のとき、前記着座装置(1)の前記背もたれ(3)は、前記座席面(2)から20cm以下、好ましくは10cm以下、より好ましくは5cm以下の高さに突出する請求項1から 13のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記着座装置(1)はアームレスト(5)を有し、前記寝床状態のとき、前記アームレスト(5)は、前記座席面(2)から10cm以下、好ましくは5cm以下の高さに突出する請求項1から 14のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記座席状態のとき、前記就寝装置(10)の一部(10a)は、前記就寝装置の長さ方向の軸(14)を中心にして前記就寝装置(10)の別の一部(10b)に対し折り重ねられる請求項 15記載の設備。
  • 前記寝床状態のとき、前記寝床面(22)は、平坦であり、また、少なくとも190cmの長さ、及び少なくとも70cm、好ましくは少なくとも80cm、より好ましくは少なくとも90cmの幅を有する請求項1から 16のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記就寝装置(10)はマットレス(11)を有し、前記マットレス(11)は、少なくとも5cmの、好ましくは少なくとも8cmの厚さを有する請求項1から 17のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記マットレス(11)は、長さ方向に分割されている請求項 18記載の設備。
  • 前記座席状態のとき、垂直方向に配置され、かつ長さ方向に折り畳まれている前記就寝装置(10)の上方に物置面(15)を有し、前記物置面は、前記座席面(2)から10から50cmの高さに配置される請求項1から 19のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記就寝装置(10)の傾斜は、長さ方向において調節可能である請求項1から 20のいずれか1項に記載の設備。
  • 前記座席状態と前記寝床状態とを切り換えるための電動装置を有する請求項1から 21のいずれか1項に記載の設備。
  • 说明书全文

    本発明は、とりわけ航空機の乗客領域に用いることを意図した、座席及び寝床の設備に関する。 設備は、座席状態と寝床状態に切り換えることができる。 座席状態のとき、設備は、座席面と背もたれを有し、寝床状態のとき、それは、寝床面を有する。

    特に長距離飛行の航空機に乗っているとき、乗客は、自分の選択に応じて、座席に座る又は座席で寝ることができるようになっていれば好都合であると感じてきた。 この目的のために、航空機に座席と寝床の複合装置を設置することが知られている。 座席状態のとき、乗客は、座席面に座って、背もたれにもたれ掛かることができる。 複合装置を座席状態から寝床状態にするために、背もたれは、座席面と面一になるように枢動させられ、その結果、ほぼ平坦な寝床面が形成される。

    そのような座席と寝床の複合装置の不都合な点は、座席状態と寝床状態の両方で使用可能でなければならない妥協点を有することである。 寝床状態においてほぼ平坦な面を形成するために、座席面と背もたれは、快適な着座には最適な形であるような起伏があってはならない。 寝床状態において、寝床面は、座席の幅より広くはならず、そのために、快適な就寝には狭過ぎる。 さらに、寝床状態において座席面と背もたれを構成している部品間の境目は、寝床状態においても完全になくならないために、就寝の快適さを限定する。

    本発明は、着座の快適さを向上させ、また就寝の快適さも向上させる、請求項1の前段部分に係る設備を提供することを目的とする。 この目的は、請求項1の特徴部分によって達成される。 有利な実施形態については、従属クレームから判る。

    本発明による設備は、着座装置と、それとは別の就寝装置を有し、就寝装置は、座席状態のとき、長さ方向に折り畳んで着座装置に隣接する位置に垂直に配置され、寝床状態のとき、着座装置の上方に配置されることを特徴とする。 座席状態と寝床状態の切り換えを行うために、着座装置の背もたれの傾きが、背もたれを座席面に対して枢動させることによって変えられ、さらに、就寝装置が、着座装置の横に隣接した位置から着座装置の上方の位置に動かされる。 上、下、横の詳細は、客室の床を基準にしている。

    設備は着座装置とは別の就寝装置を有するために、2つの装置の各々は、特別に意図した用途に、任意で使用可能にすることができる。 着座装置は、最適な座り心地のために起伏があってもよい。 就寝装置は、完全に平坦であり、同時に快適な就寝ができる十分な広さが得られるように設計される。 寝床状態のとき、就寝装置は着座装置の上方に配置され、座席状態のとき、着座装置に隣接して配置されるために、乗客が使用可能な空間が好適に活用される。 民間航空機のファーストクラスの場合、通常の座席間隔は、今日では約2.16m(85in)であり、ファーストクラスの乗客用の、座席に隣接して配置された収納スペースを含む(客室床の高さで測定した)座席幅は、通常は約97cm(38in)である。 先行技術における、(上述の不都合な点を有しながらも)平らなベッドになるように調節可能な「スリーパー・シート」は、この範囲内に配置される。

    本発明は、同一の範囲内で、この種の座席を、前記範囲の大部分を乗客用の寝床面として使用する、別体の就寝装置と組み合わせることを可能にする。 設置する必要がある設備は、分割装置と近接した座席との間の仕切りだけであり、そのために、座席間隔が2.16m(85in)のとき、例えば長さ1.98m(78in)の寝床面を形成することができる。 設備の全面積は、寝床状態にある就寝装置の寝床面の1.4倍以下であることが好ましく、1.3倍以下であることがより好ましく、1.2倍以下であることがさらに好ましい。 原則として、通常のファーストクラスの座席の(アームレストを含む)幅は、約76cm(30in)程度である。 このことは、座席(幅97cm(38in))に隣接する利用可能な範囲の大部分を、座席状態のときに、就寝装置の収納スペースとして使用可能であることを意味する。 座席状態のとき、就寝装置は、座席に隣接して垂直に配置され、また長さ方向に折り畳むこともできる。 もし、就寝装置の寝床状態のときの幅が90cmであるとすると、長さ方向に折り畳んだときの高さが45cmになり、座席状態にある座席に隣接する位置に垂直に立てて配置することが可能になる。 従って、それは、コンソールの内部に格納することが可能であり、コンソールの上側又は蓋は、乗客の座席に隣接した物置面として役に立つ。 就寝装置の二分割体は、就寝装置中央の長さ方向の軸を中心にして折り畳むことができるようになっていることが好ましい。

    乗客が、寝床状態の就寝装置に容易にもぐり込むことができるようにするために、寝床面は、客室の床より、好ましくは100cm以下、より好ましくは80cm以下、さらに好ましくは60cm以下の高さに配置される。

    座り心地をよくするために、着座装置は、座席状態のとき、客室の床に対して、寝床面が好都合に配置される高さよりかなり上の高さまで上げられる。 就寝装置は、寝床状態のとき着座装置の上方に配置されるために、座席状態から寝床状態への切り換えを行うとき、着座装置を、その最高点が寝床面の高さより下に配置されるように変更しなければならない。

    この目的のために、着座装置の全体を垂直方向に動かすことが可能である。 しかし、座席面の高さは、背もたれが座席面より20cm以下、好ましくは10cm以下、より好ましくは5cm以下の高さだけ上方に突出するよう、背もたれを座席面に対して枢動させることができるようにすることによって、そのままにしておくことが可能である。 本発明の範囲内において、装着されている可能性のあるヘッドレストも、用語背もたれに含まれる。 座席面の高さは、客室の床から最大高さにある座席面のその点によって決まる。

    着座装置が1つ又はそれ以上のアームレストを有する場合、それらは、座席状態のとき、座り心地を快適にするために座席面よりかなり高い位置に配置される。 寝床状態のとき、着座装置全体の高さを出来る限り小さくするために、座席状態と寝床状態の切り換えを行うとき、アームレストは、寝床状態のとき、それらが、座席面より10cm以下、より好ましくは5cm以下の高さだけ突出するよう、垂直方向に動かすことができる。 それらは、座席面の高さを越えないことが好ましい。

    航空機内のスペースには限度があるために、寝床状態のときの就寝装置を、可能な限りスペースを要しない方法で、収納することが望ましい。 この目的のために、寝床状態と座席状態の切り換えを行うとき、就寝装置は、座席状態のとき、就寝装置を垂直方向に配置することができるよう、就寝装置の長さ方向の軸を中心にして枢動させることができる。

    さらに、寝床状態と座席状態の切り換えを行うとき、就寝装置の一部は、就寝装置の長さ方向の軸に沿って、別の部分に対して折り重ねることができるために、座席状態のとき、就寝装置の2つの部分は、互いに背中合わせにして配置される。 このようにして、共に折り重ねられた就寝装置は、座席状態のとき、小さい高さしか占有しない。

    さらに、状態の切り換え中において、座席状態のとき、就寝装置が着座装置のアームレストの高さより上に突出しなしよう、就寝装置を垂直方向に動かすことができる。 このために、座席状態のとき、物置面を就寝装置の上方に配置することが可能になり、着座装置に座っている乗客は、物置面に容易に手を伸ばすことができる。 物置面は、座席面の高さより10から50cmだけ高く配置することが好ましい。 約20cmが好ましい。

    乗客が、本発明による設備の種々の状態において快適に就寝することができるよう、就寝装置の傾斜は、例えばそれが寝床面の幅方向の軸を中心にして枢動可能に構成することによって、長さ方向に調節することができる。 調節範囲は、少なくとも3°であることが有利である。 従って、就寝装置は、乗客に作用するが寝床面の長さ方向に直交する方向に作用するようにして、好適な状態になるようにすることができる。 乗客は、平な面上に横になっているような感覚になる。 寝床面の幅方向の軸は、寝床面の頭側の端部に近接して配置することが有利である。 これにより、乗客の頭部は、就寝装置の傾斜が変わった場合にも、航空機に対して一定の位置に留まる。

    座席状態のとき、見た目の印象を良くするために、就寝装置は、ハウジングの内部に配置できるようになっている。 ハウジングは、就寝装置の上方に配置された物置面、及び側壁を有する。 前記ハウジングのカバーは、座席状態のときには物置面となるよう設計可能であり、設備が寝床状態のときには、仕切り又は仕切りの一部になるよう設計可能である。 カバーの内部に灯りを配置することが可能であり、灯りは、カバーが仕切りになるよう垂直に配置されているときには読書灯又は卓上ランプである。

    本発明による設備は、少なくとも3つの側部に仕切りを備えることが好ましい。 設備の頭側と足側では、前記仕切りは、その位置を固定するように、即ち設備の通常使用の範囲において、乗客が調節できないように設計されていることが好ましい。 前記仕切りは、客室の床から半分の高さに形成可能であり、例えば約1から1.5mの高さであってよい。 これにより、それらは、乗客の領域を互いに分割して、ある程度のプライベート空間を形成する。

    ワイドボディ航空機のファーストクラスでは一般的な1‐2‐1の座席配置の場合、窓側に配置された本発明による設備は、客室の壁が第3の側部を遮蔽するために、頭側と足側の2つの仕切りだけを有する。 航空機客室の中央に隣り合った対として配置された本発明による設備の場合には、仕切りが第3の側部にも追加して設けられ、前記仕切りは、これら2つの設備を互いに遮蔽する。 就寝装置用ハウジングのカバーは、そのような仕切り又はそれの一部になるように設計することができる。

    設備の、通路側にあって乗客が設備を使用するために利用する第4の側部は、とりわけ頭側の領域と、適切な場合には足側の領域にも配置される部分的な仕切りを有することができる。 前記仕切りは、調節可能になっていることが好ましい。 乗客の身の回り品を収容可能な収納箱を、設備の足側の端部に配置することができる。 設備が座席状態のとき、前記収納箱の上側は、場合によってはお客用の椅子として利用することができる。

    本発明の範囲内において、前記収納箱は、場合によっては上からと側部からの両方からアクセスできることが好ましい。 寝床状態にあるとき、就寝装置は、収納箱の上方に配置される、又は適切な場合、その上に載置される。 側部からアクセスできるようにすることによって、乗客は、設備が寝床状態にある場合にも、例えば引出しを引き出すことによって、前記箱に収容した物品の出し入れを行うことが可能になる。

    従来技術による座席と寝床の複合装置より広いスペースを必要とすることなく、寝床状態のとき平坦な寝床面は、少なくとも190cmの長さと、少なくとも90cmの幅を有する。 就寝を快適にするために、就寝装置は、少なくとも5cmの、好ましくは少なくとも8cmの厚さを有するマットレスを備える。 就寝装置上方の物置面は、ある幅であるために、比較的大きい物体をその上に置くことができる。 就寝装置の2つの部分を相互に関連して折り重ねることができるようにするために、マットレスは、長さ方向に分割可能になっている。 寝床状態のとき互いに当接し合う、マットレスの2分割部のこれらの側部は、2分割部の間の間隙が可能な限り小さくなるように設計される。

    操作を便利にするために、設備は、電動装置を備えていてもよく、それを利用することにより、寝床状態と座席状態を切り換える各々のステップが自動化される。

    寝床状態のとき、読書灯及び別の物置面を、就寝装置の頭側端部にさらに配置することができる。 設備は、シーツと枕カバー、及び同様の物品を収容可能な区画を備えていてもよい。 この区画は、好ましくは着座装置の後方に配置される。 さらに、設備は、好ましくは、着座位置と就寝位置の両方の位置から見やすいように配置されたモニタを備えることもできる。

    以下、有利な実施形態を含む例を用い、また、添付図面を参照しつつ、本発明について説明する。

    図1において、設備は、航空機の通常の座席1の形状の着座装置を有する。 座席1は、座席面2、ヘッドレストを備えた背もたれ3、フットレスト4及びアームレスト5を有する。 背もたれ3とフットレスト4は、座席面2に対してある度で傾斜しており、座席1は、快適な着座位置になるよう設定される。 図1にはない就寝装置は、座席1に隣接したハウジング6に格納されている。

    モニタ7が、乗客の向く方向の、座席1前方に配置されている。 遮蔽壁8が、座席の前方と後方に設けられている。 寝具類などを収容するためのコンパートメントないし区画9が、座席後方の、客室の床20の上に示されている。

    座席1を快適な着座位置に設定し、就寝装置をハウジング6に格納すると、設備は座席状態になる。

    図2では、設備は、寝床状態にある。 座席1の背もたれ3とアームレスト5は、背もたれ3の最高点及びアームレスト5の最高点が座席面2の最高点より僅かだけ突出するように下げられる。 先ほどはハウジング6に格納されていた、マットレス11を備える就寝装置10は、座席1の上方に広げられる。 ベッド10は、完全に平坦な寝床面22を有しており、快適な就寝を可能にする。 読書灯12及び収納区画13が、ベッド10の頭側端部に配置されている。 ベッド10の周囲に取り付けられた遮蔽壁8は、乗客のプライベート空間を保護することに役立つ。 乗客は、就寝位置からもモニタ7を良好に見ることができる。

    座席1は、その最高点が座席面2の高さより僅かだけ上に位置するように設定されているので、ベッド10は、乗客が容易にもぐり込むことができる、客室の床20から低い高さに配置される。

    図3では、設備は、再度座席状態で示されている。 座席1は直立状態に設定され、ベッド10は、座席に隣接したハウジング6の内部で互いに折り重ねられる。 ベッド10は、ベッドの長さ方向の軸14を中心にして折り畳まれるため、ベッド10の2分割体10a、10bは、互いに背中合わせになる。 マットレス11は、各々の状態において、ベッド10の各々の部分に結合されている。

    ベッド10が格納されたハウジング6は、2つの側壁、及び物置面15として使用できる上部カバーを有する。 物置面15は、座席1のアームレストと同じ高さに配置されているために、座席1に座った乗客は、物置面15に容易に手を伸ばすことができる。

    設備を座席状態から寝床状態へと切り換えるために、最初に、座席1の背もたれ3とアームレスト5は、座席1が図4に示した状態になるよう下げられる。 ハウジング6の上端に位置する物置面15は、ベッド10の長さ方向の軸17を中心にして上向きに枢動させられることにより、ハウジング6は、上方から自由にアクセスできるようになる。 ベッド10は、ハウジング6から取り出され、ベッド10の収容部18の下部が座席1の上側と面一になるまで、上向きに動かされる。 同時に、軸14を中心にしてベッド10の2分割体10a、10bを開き、さらにベッド10を軸19を中心にして枢動させることによって、ベッド10は、座席1の上方に広げられて、平坦な寝床面を形成する。 図4では、ベッド10は、座席1の上方に広げられる操作の中間の状態で示されている。

    設備は、方法のステップを逆に辿ることによって、寝床状態から座席状態にされる。

    図5のように、就寝装置の傾斜は調節可能である。 寝床状態のときにはベッド10それ自体、座席状態のときには就寝装置の上方に配置された物置面15は、前記ベッド/物置面が乗客に作用する力に直交する方向を向くように設定可能である。 それを中心にして就寝装置が枢動させられる軸21は、ベッド10の頭側端部の近くに配置される。

    座席1とベッド10は互いに分離された装置であるために、両方の装置を、就寝及び着座についての特定の要請に合わせることができる。 乗客は、就寝と着座の両方の状態において、座席と寝床の複合装置の場合より大きい快適さを得ることができる。 さらに、座席と寝床の複合装置との比較において、標準の座席への復元が可能であるために、設置のコストが低減される。 コストに関する別の利点としては、本発明による設備を航空機に後から設置するとき、殆どの場合に既存の座席を継続して使用可能である。

    図6は、上から見たときの、座席面2を備えた座席1、背もたれ3、フットレスト4及びアームレスト5を示す。 就寝装置10が長さ方向に折り畳み、そして垂直に立てられた状態で格納されているコンソールないしハウジング6は、座席に隣接して配置される。

    図7は、隣り合わせに配置された、本発明による2つの設備を示す。 左の設備は、座席状態で設置され、ベッド10は、座席1に隣接して折り畳まれている。 右の設備は、寝床状態で設置され、座席1は、平らにされ、就寝装置10の下に配置されている。 就寝装置10は、基本的には乗客が使用可能な領域の幅全部を使用するために、快適な就寝が可能である。 就寝装置10の幅は、座席1の座席面2のそれよりかなり大きい。 参照番号23は、座席間の仕切りを示す。

    図8は、エアバスA380の上部デッキ上の、本発明による設備の配置の状態を模式的に示す。 ファーストクラスでは一般的な1‐2‐1の座席配置は、本発明による4つの設備を組み合わせて構成されることが見て取れる。 所要空間の大きさは先行技術によるファーストクラス構成の大きさに相当するが、本発明による構成は、乗客に、非常に大きい就寝時の快適さを提供する。 図8において、参照番号23は客室の床を示し、参照番号24は、航空機外殻の内面を示す。

    図9は、数多くの有利な特徴を有する本発明の別の実施形態を、上から見たときの状態を模式的に示す。 設備は、足側の端部に収納箱25を有する。 座席状態のとき、前記収納箱には、上から(参照番号26で示す)又は引出しを引き出すことによって側部から(参照番号27で示す)のいずれかの方向からアクセスすることができる。 コンピュータを収容するための特別なラップトップ区画が設けられている。 それは、就寝装置が寝床状態に動かされたとき格納箱25を覆う。 側部27からのアクセスが依然として確保される。

    参照番号28は、調節可能な折り畳み式テーブルを示し、それは、座席状態のとき、図示した格納状態から使用状態に移行させることができる。

    参照番号15は、保護仕切りとしても使用可能な、ベッド用箱のカバーを示す。

    3つの分割画面を有する表示装置29は、足側の保護仕切りに一体化されている。 大きい表示画面は、主としてエンターテインメント用に使用され、2つの小さい方の表示画面は、例えば接続便、乗り換えゲート、到着時情報などのような個人用の又はフライト関連の情報を表示するために使用することができる。

    例えばiPod(登録商標)のような音楽及び/又はビデオの再生装置用の小さい収納コンパートメントないし収納区画29が、座席のアームレストと一体化されている。 iPod(登録商標)をオーディオ及び/又はビデオの再生装置に接続するための端子、及び適切なときには電源が設けられている。

    参照番号30で示した卓上ランプは、ベッド用箱のカバーと一体化されており、折り畳み式テーブル28を使用状態にしたとき、それの照明に使用することができる。

    設備の通路に面したそのアクセス側に、電動で上昇する、参照番号31で示された仕切りが、頭側の端部領域に設けられている。 読書灯が、仕切りに一体化されており、就寝装置の使用中、さもなければ座席状態で仕切り31が上げられているときに使用可能である。

    頭側端部に配置された保護仕切りは、第1に、参照番号32で示された別の収納区画を有する。 それは、第2に、参照番号33で示された、就寝状態の乗客の頭部にさらなる余裕空間を与える段差又は間隙を有する。

    参照番号34で示すように、側壁は、保守・修理のために、本発明による設備の機械及び電気部品にアクセスするために、迅速に、そして道具を用いることなく取り外し可能である。

    図10と図11は、ともに断面図であり、本発明による設備の足側端部の収納箱25を示す。 図10において、収納箱は、引出し開口27を引き出すことによって側部から、また、カバー26を持ち上げることによって上からの両方からアクセス可能であることが見て取れる。 ラップトップを収容するための区画35が、カバーにさらに一体化されている。 図11は、図10の断面に直交する面で見たときの、この収納箱を模式的に示す。

    本発明による設備が座席状態のときの側面図。

    本発明による設備が寝床状態のときの側面図。

    座席状態のときの、本発明による設備を示す。

    座席状態と寝床状態の中間の状態のときの、本発明による設備を示す。

    就寝装置が傾けられているときの、本発明による設備の側面図。

    本発明による設備を上から見たときの部分断面略図。

    隣り合わせに配置された、本発明による2つの設備の模式図。

    A380の上部デッキ上のファーストクラス用座席として配列された、本発明による設備を示す。

    数多くの機能的特徴が示されている、本発明による設備を上から見たときの略平面図である。

    設備の足側端部に配置された収納箱の略断面図である。

    設備の足側端部に配置された収納箱の略断面図である。

    符号の説明

    1 座席 2 座席面 3 背もたれ 4 フットレスト 5 アームレスト 6 ハウジング 8 遮蔽壁 9 区画 10 ベッド 10a,10b 2分割体 11 マットレス 15 物載面 20 客室の床 25 収納箱 26 カバー 27 引き出し開口 28 折り畳み式テーブル 29 表示装置

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