首页 / 国际专利分类库 / 作业;运输 / 铁路 / 铁路系统;不包含在其他类目中的装置 / 无悬挂式车辆的高架铁路系统(用单轨的入B61B13/04;所用的轨道入E01B25/00) / ケーブルにより牽引されるように設計されたキャビン取付装置、そのような装置を備えた搬送手段、及びその搬送手段から構成される輸送装置

ケーブルにより牽引されるように設計されたキャビン取付装置、そのような装置を備えた搬送手段、及びその搬送手段から構成される輸送装置

申请号 JP2015202138 申请日 2015-10-13 公开(公告)号 JP2016078845A 公开(公告)日 2016-05-16
申请人 ポマ; POMA; 发明人 ジェローム、リシャール;
摘要 【課題】ケーブルにより牽引されるように設計されたキャビン取付装置、そのような装置を備えた搬送手段、及びその搬送手段から構成される輸送装置を提供する。 【解決手段】装置は、ケーブル(2)に牽引されるように設計されたキャビン(A、B)を取り付ける装置であり、その装置をケーブル(2)と接続する、取付手段(8)と、取り外し可能な方法でキャビン(A、B)を取り付けるように形成され、取付手段(8)に対してキャビン(A、B)を動かす取付手段(8)に備えつけられた可動物である、少なくとも1つのアーム(9、10)と、を備える。 【選択図】図1
权利要求

ケーブル(2)に牽引されるように設計されたキャビン(A、B)を取り付ける装置であり、 当該装置をケーブル(2)と接続する、取付手段(8)と、 取り外し可能な方法でキャビン(A、B)を取り付けるように形成され、前記取付手段(8)に対してキャビン(A、B)を動かすために前記取付手段(8)に備えつけられた可動物である、少なくとも1つのアーム(9、10)と、 を備える装置であって、 前記取付手段(8)に固定されている、少なくとも1つのスライド部(20、21)を備え、 前記少なくとも1つのアーム(9、10)は、鉛直軸に対して及び前記取付手段(8)の結合軸に対して直な軸のそれぞれに沿って、それぞれが前記少なくとも1つのスライド部(20、21)の中を滑走するように備えつけられることを特徴とする装置。前記取付手段(8)に固定されている、2つのスライド部(20、21)と、 鉛直軸に対して及び前記取付手段(8)の結合軸に対して直角な2つの軸のそれぞれに沿って、それぞれが前記スライド部(20、21)の中を滑走するように備えつけられている、2つのアーム(9、10)と、 を備える請求項1に記載の装置。前記アーム(9、10)を2つの反対の方向へ滑走させるための、アクチュエータ(30)を備える請求項2に記載の装置。キャビン(A、B)が前記取付手段(8)に対して動かされる場合に、前記取付手段(8)を安定化する、安定手段(35)を備える請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。ケーブル(2)によって牽引されるように設計された、搬送手段であって、 − 請求項1乃至4のいずれかに記載の、取付装置と、 − 前記取付装置の少なくとも1つのアーム(9、10)に取り付けられたキャビン(A、B)と、 を備える、搬送手段。前記少なくとも1つのアーム(9、10)から取り外される時に前記キャビン(A、B)を固定した状態に保持するための、補助手段(32)を備える請求項5に記載の搬送手段。前記キャビンは、人々を運搬するように形成されている、請求項5又は6に記載の搬送手段。少なくとも1つの、請求項5乃至7のいずれかに記載の搬送手段を備える、ケーブル(2)によって運搬するための設備。前記ケーブル(2)は、前記少なくとも1つの搬送手段の前記キャビン(A、B)の上にある牽引ケーブルである、請求項8に記載の設備。前記ケーブル(2)は、前記少なくとも1つの搬送手段の前記キャビン(A、B)の下にある牽引ケーブルである、請求項8に記載の設備。2つのターミナルステーション(4、5)を備え、前記2つのターミナルステーション(4、5)の間において前記ケーブル(2)は閉ループを形成する、請求項8乃至10のいずれかに記載の設備。前記少なくとも1つの搬送手段の前記取付手段(8)は、取り外し可能な態様で前記少なくとも1つの搬送手段の前記取付装置を前記ケーブル(2)と接続するように形成された、請求項8乃至10のいずれかに記載の設備。

说明书全文

本発明は、ケーブルにより牽引されるように設計されたキャビン取付装置、及び、特に、乗客輸送のために設計されたキャビンに関する。

現在、チェアリフトやゴンドラリフトといった架空索道は、固定グリップ索道と呼ばれる架空索道と比較して、乗客の輸送効率を改善するために取り外しができるものがある。取り外しのできる架空索道は、牽引ケーブルから取り外しに適している搬送手段を備えており、そして、固定グリップ索道は、牽引ケーブルに動かないように固定された搬送手段を備えている。双方の場合において、後者が牽引ケーブルに沿って運搬されるとき、オンラインの搬送手段の順序は、ルートの全体において強制される。オンラインの搬送手段とは、装置の牽引ケーブルに接続されている搬送手段ということである。

特開2005−29081号公報には、キャビンの垂直軸周りに回転可能な支柱を備えて構成する、ケーブルにより牽引される輸送用設備が記載されており、そのキャビンは、平軸の周りを回転するように支柱の上に備えられている。仏国特許出願公開第2754229号明細書は、架空索道様式のラインの区画であって、運送ケーブル上で動いている駆動装置における可変長の柱で振り子状につるされているキャビンと、キャビンを上記架空索道様式のラインの区画に沿って進行させる牽引ケーブルと、を備えている架空索道様式のラインの区画について明らかにしている。その柱は、モーターにより駆動させられる4つの車輪を備えるシャーシから構成され、キャビンは、使用者の快適さの向上することを目的として、その柱と垂直にキャビンの重心が再度中心に合わせるように、キャビンを車台に対して長手方向に動かすために、車輪を載せる長手方向に延びたレールから構成される。欧州特許出願公開第1640235号明細書は、振り子の動きを阻止するため、そして、乗客の快適さを向上するために、上端部に運搬ケーブルと協働する一対のあごを備え、端が搬送手段と懸架バーで繋がれている2本の振動するアームを備える搬送手段である架空索道装置の搬送手段を固定するための装置について明らかにされている。しかし、これらの文書は、乗客の輸送される率を改善することを可能とするものではない。

仏国特許発明第1300193号明細書は、搬送手段を運搬することを可能とするために架空ケーブルに取り付けたり、その搬送手段が地上で動くことを可能とするために架空ケーブルから取り外したりするための4つの車輪と1つの取り外し可能な付属品を備える架空索道運搬システムを明らかにしているものとしてあげられる。しかし、これらの文書は、乗客の輸送される率を改善することを可能とするものではない。

WO2007/118975号は、搬送手段が遅い速さで動き、かつ、搬送手段を分離された迂回路から取り外し、他の搬送手段がその分離された迂回路内を動くことを妨げないように積み降ろし場に搬送手段を運搬するように設計された自動制御装置を各ステーションに備える分離された迂回路を備える、取り外し可能なケーブルによる自動運搬装置を明らかにしている。しかし、もし降ろすためのステーションが停止している搬送手段で占められると、続いてくる搬送手段はもはやその占められたステーションに取り外すことはできない。それ故に、その設備は、少なくとも2つの複数のステーションを提供しなくてはならない。さらに、その設備は、十分な方法で乗客たちを輸送する率を改善することに適切ではない。

本発明の1つの目的は、これらの欠点を直すことであり、特にケーブルによる人の輸送率を向上する提供手段と、特に固定グリップである架空索道についてこれらの欠点を直すことである。

本発明のもう1つの目的は、ケーブル運搬設備のステーション内における搬送手段の通常の経路上で停止しているキャビンが、ステーションにある他のキャビンの運行を妨げることを防ぐ手段についてである。

本発明の1つの特徴によれば、装置をケーブルに接続する取付手段を備える、ケーブルに牽引されるように設計されたキャビンを取り付けるための装置が提案される。

装置は、取り外しできるキャビンを取り付けるように形成され、取付手段に対してキャビンを動かすために取付手段に備えられた可動体である少なくとも1つのアームを備える。

取付装置は、このように特にステーションのいずれの場所においても、オンラインの搬送手段の取り外しを可能とし、設備における端末のステーション内に停止しているキャビンの取り付けとを可能とするように提供される。乗客のスループット率は、この設備によると停止しているキャビンに乗り込むことを可能とすることによりこのように向上させることができ、装置は、そのとき、最小の停止時間でキャビンを取り付ける。設備のスループット率を高めることにより、キャビンの大きさを小さくすることが可能となり、さらに設備さえ単純化する。有利なことに、設備のステーション内を運行している第1のキャビンは、第1のキャビンが動かされることにより、ステーションに停止している第2のキャビンを、同時にステーションに第1のキャビンが牽引され続けている間でも、回避することができる。このような取付装置によって、牽引するケーブルの運行は維持されることが可能となり、牽引するケーブル沿いにある他のキャビンの順番を変更することが可能となる。ステーション内におけるキャビン間の衝突は、そのうえで回避することが可能となる。このような装置は、乗客の乗降時間を他の搬送手段の牽引に影響されることなく抑制することを可能とする。

装置は、取付手段に固定された少なくとも1つのスライド部を備え、前記少なくとも1つのアームは、取付手段の動きの方向と垂直となるようにラッチされるキャビンを動かすための前記少なくとも1つのスライド部内に滑走するように取り付けられる。

前記少なくとも1つのアームは、鉛直軸に対して及び取付手段の結合軸に対して垂直な軸のそれぞれに沿って、それぞれが前記少なくとも1つのスライド部内を滑走するように取り付けられる。

装置は、取付手段に固定された2つのスライド部と、これらの各スライド部をそれぞれ滑走するように取り付けられる2つのアームを、各アームが取付手段の動きの方向と垂直にラッチするキャビンを動かすように構成されるアームを備えることができる。

2つのアームは、鉛直軸に対して及び取付手段の結合軸に対して垂直な2本の軸に沿って、それぞれがスライド部内を滑走するように取り付けられる。

装置は、2つの反対の方向にアームを滑走させるためのアクチュエータを備えることができる。

装置は、さらに、キャビンが取付手段に対して動かされている時に、取付手段を安定させるための安定手段を備えることもできる。

本発明のもう一つの特徴によれば、搬送手段は、前述で定義された取付装置と、取付装置の少なくとも1本のアームを取り付けられたキャビンと、を備え、ケーブルで牽引されるように設計されるように提案される。このキャビンは、前記少なくとも1本のアームから取り外されたとき、キャビンを制止しておく補助手段を備えることもできる。

キャビンは、人々の輸送のために構成することもできる。

本発明のもう一つの特徴によれば、ケーブルによる輸送のための設備は、前記定義したように少なくとも1つの搬送手段から構成される。

キャビンは、前記少なくとも一つの搬送手段の上、又は、下に設置することができる。

設備は、2つのターミナルのステーションから構成することができ、ケーブルは2つのターミナルのステーションの間において閉ループを形成する。

前記少なくとも1台の搬送手段取付手段は、取り外し可能な方法で前記少なくとも1台の搬送手段の取付装置とケーブルとを結合されるように構成することができる。

図1は、本発明の実施形態に係る架空索道による輸送設備を示す図である。

図2は、第1実施形態に係る架空索道輸送設備において2つのステーションの間に位置する装置を示す正面図である。

図3は、第1実施形態に係る架空索道輸送設備においてステーションで動いている位置にある装置を示す正面図である。

図4は、第1実施形態に係る架空索道輸送設備においてステーションで停止している位置にある装置の正面図である。

図5は、第1実施形態に係る図2に示される取付装置を示す平面図である。

図6は、第1実施形態に係る図3に示される取付装置を示す平面図である。

図7は、第1実施形態に係る図4に示される取付装置を示す平面図である。

図8は、第2実施形態に係る架空索道輸送設備において2つのステーションの間に位置する装置の別の例を示す正面図である。

図9は、第2実施形態に係る架空索道輸送設備においてステーションで動いている位置にある装置の別の例を示す正面図である。

図10は、第2実施形態に係る架空索道輸送設備においてステーションで停止している位置にある装置の別の例を示す正面図である。

その他の有益な点と特徴は、下記に記述する、例としての目的だけのために記載され、発明を制限するものではない、本発明の具体的な形態によりさらに明らかにされ、かつ、図面により示される。

図1には、ケーブル2により輸送するための設備1の具体例が示されている。設備1は、人や、ものを輸送するためにケーブル2に牽引されるように設計された搬送手段3を備えて構成される。設備1は、例えば、単線ケーブルや二本線ケーブル、固定グリップ型や取り外し可能グリップ型、一本の連続したケーブルや往復ケーブルといったどのようなタイプであってもよい。単線ケーブル設備は、運送及び牽引の双方を行うケーブルである一本のケーブルから構成され、二本線ケーブル設備は、少なくとも1つの運送ケーブルと、少なくとも1つの牽引ケーブルから構成される。固定グリップ型設備は、牽引ケーブルに半永久的に取り付けられた搬送手段から構成され、取り外し可能グリップ型設備は、牽引ケーブルから取り外しできるように取り付けられた搬送手段から構成される。一本の連続したケーブル設備は、設備内の二つのターミナルステーションの間にある閉ループを形成する牽引ケーブルから構成され、搬送手段は、その牽引ケーブルに沿って間断なく運行する。往復ケーブル設備は、2つのステーションの間にある単線上を往復運行する搬送手段から構成される。図1においては、一本の連続したケーブル2が備えられた取り外し可能な単線ケーブルからなる設備1が示されている。設備1は、搬送手段3に、人の乗降をするための2つのターミナルステーション4、5を備えている。さらに、設備1は、進行方向Yへケーブル2を運行するためのモーター6を装備した駆動ターミナル4を備えて構成される。ケーブル2は、図1乃至7に示されているように搬送手段3のキャビンの上に位置されることもできるし、又は、図8乃至10に示すように、搬送手段3のキャビンの下に位置されることもできる。例えば、例えば、搬送手段3は、ケーブル2に接続され、地面から離れた状態で地面よりより上に保持されることもでき、この場合、ケーブル2は、架空と呼ばれ、運搬設備1は、架空索道と呼ばれる。ケーブル2は、また、地面の高さに設置されることもでき、そうするとケーブル2は地上運搬ケーブルと呼ばれ、すなわち、搬送手段3はレールによっても支えられ、運搬設備1はケーブルカーであり、また、搬送手段3は地面の高さに設置されたスライド部にそって動かされ、運搬設備1はケーブルに牽引されるエアークッション上の列車である。

各搬送手段3は、乗客を受け入れるように設計された客室であったり、例えば廃棄物などのものを収容するように設計されたコンテナであったりすることが可能なキャビンA、Bを備えて構成される。施設1の少なくとも1つの搬送手段3は、ケーブル2に牽引されるべく設計されたキャビンA、Bを取り付けるための取付装置7から構成される。取付装置7は、取付装置7をケーブル2へ接続するように形成された取付手段8を備えて構成される。さらに、キャビンA、Bが取付装置7に取り付けられている時、この機構は、搬送手段3を形成する。

取付装置7は、取り外し可能な型のキャビンA、Bに取り付けられるように形成された少なくとも1つのアーム9、10を備えて構成される。好ましい実施例によると、取付装置7は2つのアーム9、10を備え、各アームは取付装置7から取り外し可能なキャビンA、Bを取り付けるように形成される。より詳しくは、設備1の各アーム9、10は、取付手段8に対してキャビンA、Bを動かすための取付手段8上に取り付けられた可動物である。有利には、取付装置7のアーム9、10は、キャビンA、Bを取付手段8の一方に、又は、それとは違う方向に動かすことができる。

図1において、搬送手段の経路の例、特に、牽引ケーブル2に沿った2つのキャビンA、Bの経路が示されている。初期時においては、取付装置8により第1のキャビンAは、ケーブル2に取り付けられており、第2のキャビンBは、ステーション5に固定された状態で位置し、すなわち、ステーション5に停止している。この初期時において、第1のキャビンは、2つのステーションの間にあり、取付装置7は、2つのステーションの間の位置Pにある。次に、第1のキャビンAは、進行方向Yへケーブル2により牽引され、ステーション5へと到着する。すると、搬送手段3は、ケーブル2から取り外され、その搬送手段3は、ステーション5の分離された迂回路C1内を運行する。もう一方のターミナルステーション4はまた、分離された迂回路C2を備えて構成される。搬送手段3が取り外されると、取付手段8はケーブル2から取り外される。このとき、取付装置7は、第2の位置Qにある。次に、取付装置7は、第1のキャビンAを取り付けている第1のアーム9が取付手段8に対して第1のキャビンAを動かす場所であるステーション内を移動して、第3の位置Rへと移動する。次に、取付装置7は、第2のキャビンBの高さに取付装置7が停止される、ステーション内の第4の停止位置Sへと移動する。この第4の位置Sにおいて、第1のキャビンAは、第1のアーム9から取り外すことができ、かつ、第2のキャビンBは第2のアーム10へと取り付けることができる。取付装置7のもう一つの使用形態によれば、第1のキャビンAは、第1のアーム9に取り付けられたままであり、かつ、第2のキャビンBは、第2のアーム10に取り付けられることなく、ステーション5の中に停止したままである。次に、第1のキャビンAに代わり、第2のキャビンBが取付装置7に取り付けられた場合、取付装置7は、再び分離された迂回路C1を運行し始める。次に、取付装置7は、これに続く3つの位置T乃至Vへと移動する。第5の位置Tにおいて、第2のキャビンBは、分離された迂回路C1内を動かされ、第1のキャビンAは、ステーション5内の第2のキャビンBが取り付けられた位置に停止されたままとなる。第6の位置Uにおいては、第2のアーム10は、初期位置に戻り、第2のキャビンBを取付手段8に対して動かす。第7の位置である最終位置Vにおいて、搬送手段3は、もう一方のステーション4へと牽引されるためにケーブル2に取り付けられた第2のキャビンBを備えて構成される。

図2乃至7は、搬送手段3のキャビンA、Bの上に位置するケーブル2により牽引されるように設計された取付装置7に係る第1実施形態を示している。この第1実施形態においては、取付手段8は、ハンガーアーム11と、ハンガーアーム11の第1の端部に固定されたグリップ12とを備えて構成される。グリップ12は、取付装置7をケーブル2へと接続するために、ケーブル2を固定する。このグリップ12は、取り外し可能なように取付装置7をケーブル2へと接続するように、取り外し可能な構成とすることができ、すなわち、特に、取付装置7がオンラインであるときに、それらを牽引するケーブル2のスピードより遅いスピードで取付装置7が運行されうる分離された迂回路C1、C2上を取付装置7が運搬されるために、取付手段8は、ケーブル2から取り外し可能である。オンラインの取付装置7とは、設備1の牽引ケーブル2に接続されている取付装置7ということである。変形として、グリップ12は、半永久的に取付装置7がケーブル2と接続するように固定されていてもよく、すなわち、取付装置7は、機械的に半永久的にケーブル2と接続されていてもよい。さらに、各アーム9、10は、それぞれアーム9、10の2つの端部に位置されたフック13とロックアウト弁14を備えて構成される。特に、キャビンAは、取り付けられるように設計されるキャビンAの上にあるアーム9、10のフック13及びロックアウト弁14に協働するような少なくとも1組のクランプ15、16を備えて構成される。さらに、運搬設備1の各キャビンA、Bは、取付装置7のアーム9、10に取り付けられることが可能となるように、少なくとも1組のクランプ15、16を備えて構成することができる。もう一つの好ましい実施形態によれば、図5乃至7に示されるように、キャビンA、Bは、2組のクランプ15乃至18を備えて構成される。各組となっているクランプは、アーム9、10と協働するように形成される。例えば、各クランプ15乃至18は、キャビンから突出している2つの鋲を備えることも可能である。各鋲は、キャビンをアーム9、10に取り付けるようにフック13のためのグリップを提供する頭部を備えて構成される。さらに、鋲の頭部は、アーム9、10にキャビンAを取り付けられるように、各々がロックアウト弁14の一部を受け入れるための中心部の凹部を備えて構成される。キャビンA、Bは、一般的な方法で、取付装置7のアーム9、10に取り外し可能な方法で取り付けられることが可能である。キャビンA、Bが取付装置7に取り付けられるとき、それは、搬送手段3を形成し、キャビンA、Bが取付装置7から取り外される時、運搬設備1のステーション4、5の中に固定されている状態で停止している。さらに、アーム9、10は、同一のものとすることができる。特に、アーム9、10は、取付装置7の範囲内で反対の位置に取り付けられる。すなわち、それらは、お互い平行な状態において逆方向に配置される。

有利には、取付手段8は、ハンガーアーム11の第2の端部の高さに位置するシャーシ19を備えて構成される。シャーシ19は、ハンガーアーム11の一部として、その場合、一体として形成することもできる。変形としては、シャーシ19は、ハンガーアーム11の上に固定された独立した部分である。特に、シャーシ19は、アーム9、10を入れておくためのフレームであり、それらを滑走させる。一般的な方法で、シャーシ19は、取付装置7のアーム9、10がその中を滑走する、取付手段8に固定された少なくとも1つのスライド部20、21を備えて構成される。取付装置7が2つのアーム9、10を備えて構成されるとき、シャーシ19は、それぞれその2つのアーム9、10を滑走させるための2つのスライド部20、21を備えて構成される。例えば、スライド部20、21はシャーシ19の横方向に延びている。アーム9、10は、取付手段8の動く方向である方向Xと垂直方向に、取り付けるキャビンA、Bを動かすためのスライド部20、21の中を滑走するように、このように取り付けられている。図3には、それぞれ2つの逆の方向Z1、Z2にアーム9、10が展開されている状態が示されている。より好ましくは、アーム9、10の展開は、同期された方法において行われる。さらに、各アーム9、10は、例えば、方向Z1と、もう一方は逆方向である方向Z2へ、取付手段8の一方向に離れて動くことが可能である。シャーシ19は、さらに、少なくとも2つの横方向の溝22と、少なくとも2つの縦方向の溝26とを備える。取付手段8が2つのアーム9、10を備えているとき、シャーシ19は、4つの横方向の溝22と、2つの縦方向の溝26を備えている。横方向の溝22は、キャビンA、Bのクランプ15乃至18、特に、キャビンA、Bから突出している鋲が、取付手段8の動きの方向Xに垂直な方向へシャーシ19が平行移動することを可能とする。さらに、縦方向の溝26は、取付手段8がステーション4、5に停止しているキャビンBの高さに牽引された時に、その動きの方向Xに取付装置7が平行移動することを可能とするために、クランプ15乃至18、特に、キャビンA、Bから突出した鋲のための通路を形成する。言い換えると、各アーム9、10は、鉛直軸及び取付手段8の結合軸に、直な軸に沿ってスライド部20、21の中を滑走するように備えつけられている。鉛直軸とは、重の方向に沿った軸である。取付手段8の結合軸とは、取付手段8がケーブルに結合されている時に、ケーブル2が延びている方向に沿った軸である。結合軸はまた、固定軸として参照される。

取付装置7は、さらに、アーム9、10を開閉するための作動システム28を備えて構成される。作動システム28は、アーム9、10が取付手段8に対して平行移動することを可能とする。アーム9、10がシャーシ19の中に位置されているとき、それらは初期位置にある、すなわち、それらは閉じている状態である。逆に、アーム9、10がキャビンA、Bを動かすために平行移動されているとき、それらは、平行移動位置にあり、そして、この状態をまた、アーム9、10が開いている状態であるという。作動システム28はレバー29と、アクチュエータ30と、レバー29とアクチュエータ30とを接続するフレキシブル31と、を備えて構成される。アクチュエータ30は、アームを2つの反対の方向Z1、Z2へと滑走させることを可能とする。さらに、ステーション4、5は、図1、図3及び図4、図9及び図10に示すように、それぞれに、アーム9、10が開くように作動させるためのオープニングカム33と、アーム9、10が閉じるように作動させるためのクロージングカム34と、を備えて構成される。オープニングカム33とクロージングカム34は、アーム9、10の開き動作及び閉じ動作を作動させるために、それぞれレバー29と協働する。レバー29は、図2に示すアームが閉じている初期位置から、図3に示すアームが開いている開き位置まで切り替えることができる。オープニングカム33は、レバー29を開き位置に切り替えるためにステーション4、5の入口に設置されており、アーム9、10が開くように作動させる。もう一方のクロージングカム34は、レバーを初期位置に戻す動きをするために、そして、アーム9、10を閉じるために、ステーション4、5の出口に設置されている。

キャビンA、Bは、さらに、アーム9、10から取り外されたときに、キャビンを動かないように保持するための補助手段32を備えることもできる。有利には、取付手段8は、キャビンA、Bが取付手段8に対して動かされているときに、取付手段8を安定させるための安定手段35を備える。例えば、安定手段35は、ステーション4、5の安定化レール36上を走行することができる、ハンガーアーム11の各サイドに設置されている2つの車輪を備えて構成される。有利には、運搬設備1が、取り外し可能であり、かつ、搬送手段が減速して運行する部分を動くためのレールが備え付けられた分離された迂回路C1、C2を備えているとき、分離された迂回路C1、C2のそのレールは、安定化レール36として使用される。実際に、安定化レール36は、アーム9、10によって動かされているときに、キャビンA、Bが揺れることを防ぐことを可能にする。ステーション4、5はまた、キャビンA又はBがアーム9、10から取り外された時に、それを固定した状態にしておくために、キャビンA、Bの受入手段37を備えることもできる。

図7には、キャビンA、Bの取り付けが逆になっている、取付装置7を使用している特定のモードが示されている。この場合、第1のキャビンAは、それが取り付けられていた第1のアーム9から取り外されている。これのために、ロックアウト弁14は、クランプ16からアンロックされている。さらに、第2のアーム10は、第2のアーム10のロックアウト弁14をクランプ17中にロックすることにより、第2のキャビンBを取り付けている。もう一つの使用モードによれば、キャビンA、Bは、逆になっていない。この場合は、第1のキャビンAは第1のアーム9に取り付けられたままであり、取付装置7は、第2のキャビンBをステーション5に固定しておくことにより、再び第1のキャビンAを駆動する。この違う使用モードにおいては、第1のキャビンAは、ステーション4、5内に停止して位置している第2のキャビンBの隣りを通過し、ステーション4、5中を運行し続けることができる。このように、停止している第2のキャビンBは、第1のキャビンAが運行しているのを妨げない。

図8乃至10では、搬送手段3のキャビンA、Bの下に設置されているケーブル2によって牽引されるように設計された取付装置7に係る第2実施形態が示されている。先の図内において記述されている部分の符号は、図8乃至10へ写される。この第2実施形態においては、取付手段8は、車台40と、車台40の第1の端部に固定されているグリップ12と、を備えて構成される。グリップ12は、取付装置7をケーブルに結合させるために、取り外し可能としてもよいし、取り外し不可としてもよい。取付装置7は、前述した構成要素と同じ構成要素である部分を備えている。その一部であるキャビンA、Bは、同じ構成要素である部分を備えているが、異なる位置にある。補助手段32は、実際に、アーム9、10からキャビンA、Bが取り外される時に、固定された状態を保つためにキャビンA、Bの上部に設置される。例えば、安定手段35は、車台40の各サイドにある2つの車輪を備えており、ステーション4、5の運送ケーブル36上を運行することができる。運送ケーブル36は、ステーション4、5の安定レール36として振る舞う。運送ケーブル36は、実際に、アーム9、10によりキャビンA、Bが動かされた時、キャビンA、Bが振動することを防ぐ。ステーション4、5もまた、アーム9、10からキャビンA、Bが取り外された時に、キャビンA、Bを固定しておくための受入手段37を備えている。

前述された発明は、特にどのような種類のケーブル運搬設備、特に、取り外し可能である設備に対しても、取り外し不可能である設備に対しても適している。本発明は、ステーションに駐車されているキャビンを、運行している他のキャビンを停止させることなく、回避させることを可能とし、その設備のスループット率を増加させることを可能とする。さらに、本発明は、乗客の乗車又は降車のために牽引ケーブルを停止させたり、又は、速度を遅くさせたりする間の時間を減少することができる。

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