人員輸送用ケーブルカーシステム

申请号 JP2016570870 申请日 2015-05-18 公开(公告)号 JP2017522214A 公开(公告)日 2017-08-10
申请人 インノヴァ・パテント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング; 发明人 ヨハネス モーリツヒューバー; ヨハネス モーリツヒューバー; ベック,マーカス; ピーター ルガー; ピーター ルガー;
摘要 少なくとも一つの車両(3)を含み、この車両がある時点で輸送ケーブル(2)に結合されうる、人員輸送用のケーブルカーシステムであって、車両が、これらのケーブルを通して駅で移動して、乗客が車両に乗降する少なくとも一つの乗降車エリア(11)を通過し、乗降車エリア(11)にはコンベヤ(10)が設けられている。この場合、車両(3)の移動経路と乗降車エリアとの間には、スクリーンが乗客のために設けられ、このスクリーンにより、駅舎(1)の外側に広がる気候および音響条件に対して乗客が保護され、乗客が少なくとも一つの車両(3)または降車エリア(11)へ移動するための少なくとも一つの開口部(13)が前記スクリーンに構成され、コンベヤ(10)がこの開口部(1)に設置されて、この開口部(13)の長さの一部のみにわたって車両(3)の移動方向に延在する。【選択図】図1
权利要求

車両キャビン(30)を有する少なくとも一つの車両(3)を含む人員輸送用のケーブルカーシステムであって、前記車両が、ある時点で輸送ケーブル(2)に結合されるか、前記輸送ケーブルに結合された運搬ケーブルによって、少なくとも一つの搬送ケーブルまたは軌道に沿って輸送され、ある時点で前記輸送ケーブル(2)または前記運搬ケーブルに結合されて、駅では前記輸送ケーブル(2)または前記運搬ケーブルから分離され、前記駅内を移動し、乗客が前記車両に乗降する少なくとも一つの乗降車エリア(11)を通過し、前記輸送ケーブル(2)または前記運搬ケーブルに再結合されて前記駅から離れ、前記乗降車エリア(11)には、前記少なくとも一つの車両(3)の方向に移動して少なくともほぼ前記車両(3)の速度で移動するコンベヤ(10)が設けられ、前記コンベヤにより、前記乗降車エリアを通過する前記少なくとも一つの車両キャビン(30)に乗降する前記乗客が前記車両(3)の移動方向に移動する、ケーブルカーシステムにおいて、前記少なくとも一つの車両(3)の移動経路と前記乗降車エリアとの間に、スクリーン、特に壁(12)が前記乗客のために設けられ、前記スクリーンにより、前記乗降車エリア(11)にいる前記乗客が、一方では駅舎(1)の外側に広がる気候条件に対して、他方では前記ケーブルカーシステムの動作により生じる音響放出に対して大いに保護されて、前記乗客が前記乗車エリア(11)から前記少なくとも一つの車両キャビン(30)へ、または前記キャビンから前記降車エリア(11)へ移動するための少なくとも一つの開口部(13)が前記スクリーンに構成され、前記コンベヤ(10)が前記少なくとも一つの開口部(13)内に設置されて、前記少なくとも一つの開口部(13)の長さの一部のみにわたって前記車両(3)の前記移動方向に前記コンベヤが延在することを特徴とする、ケーブルカーシステム。前記コンベヤ(10)が、前記少なくとも一つの開口部(13)の長さのほぼ3分の2のみにわたって前記車両(3)の前記移動方向に延在することを特徴とする、請求項1に記載のケーブルカーシステム。前記少なくとも一つの車両(3)が前記乗降車エリア(11)を通過するのと同じ速度で前記コンベヤ(10)が移動することを特徴とする、請求項1および2の一項に記載のケーブルカーシステム。前記コンベヤ(10)の長さの半分と全長との間である幅を前記コンベヤ(10)が有することを特徴とする、請求項1から3の一項に記載のケーブルカーシステム。

说明书全文

本発明は、車両キャビンを備える構成を持つ少なくとも一つの車両を含む人員輸送用のケーブルカーシステムに関しており、車両は、ある時点で輸送ケーブルに結合されるか、輸送ケーブルに結合された運搬ケーブルによって少なくとも一つの搬送ケーブルまたは軌道に沿って輸送され、ある時点で車両は輸送ケーブルまたは運搬ケーブルに結合され、駅では輸送ケーブルまたは運搬ケーブルから分離され、駅内を移動し、乗客が車両に乗降する少なくとも一つの乗降車エリアを通過し、ここで輸送ケーブルまたは運搬ケーブルに再結合されて駅から離れ、乗降車エリアにはコンベヤが設けられ、コンベヤは、少なくとも一つの車両の方向に移動して少なくともほぼ車両の速度で移動し、コンベヤにより、乗降車エリアを通過する少なくとも一つの車両キャビンに出入りする乗客がそれぞれ車両の移動方向に移動する。

このタイプのケーブルカーシステムは、例えば特許文献1から周知である。

このタイプの周知のケーブルカーシステムにおいて、車両に搭乗する乗客はプラットフォームに立ち、このプラットフォームを通過する車両キャビンにこのプラットフォームから乗客が乗り込むか、移動中の車両キャビンから出た乗客がこのプラットフォームに到着する。乗客の乗車または降車を可能にするため、車両は、例えば0.3m/秒という比較的低い速度でプラットフォームを通過する。動作に必要なこの低速の結果として、ケーブルカーシステムの輸送能は制限される。この低速にも関わらず、乗車および降車は、ハンディキャップのある乗客、特に車椅子に乗った乗客にとって困難である。ハンディキャップのない人にとっても、車両の移動は、乗車または降車中の乗客にストレスを引き起こす。

輸送能力に関する限り、乗降車エリアの長さと、ここに割り当てられてプラットフォームを通過する車両の数とを増加させることにより、これは増大されうる。特に車両に乗り込む時に乗客に引き起こされるストレスに関する限り、プラットフォームを通過する車両の速度をさらに低下させることによってのみ、これが軽減されうる。

コンベヤの結果、車両キャビンへの出入りは乗客にとって著しく容易になる。

国際公開第2009/082827A1号

しかし、乗車および降車エリアは駅舎の外側に設置されているため、乗客は、駅舎の外側に広がる気候および音響条件にさらされるので、周知のケーブルカーシステムは快適性改善の要件を満たしていない。本発明の目的は、これに関して快適性の著しい向上をもたらすことである。少なくとも一つの車両の移動経路と乗降車エリアとの間に、スクリーン、特に壁が乗客のために設けられ、このスクリーンにより乗降車エリアに存在している乗客は、一方では駅舎の外側に広がる気候条件に対して、他方ではケーブルカーシステムの動作により生じる音響放出に対して、大いに保護され、乗客が乗車エリアから少なくとも一つの車両キャビンへ、またはこのキャビンから降車エリアへ移動するための少なくとも一つの開口部がスクリーンに構成され、コンベヤがこの少なくとも一つの開口部に設置されて、この少なくとも一つの開口部の長さの一部のみにわたって車両の移動方向に延在するという事実のため、本発明によりこれが達成される。

こうして、駅舎の外側に広がる気候および音響条件に乗客がさらされないことが保証される。

好ましくは、少なくとも一つの開口部の長さのほぼ3分の2のみにわたって、コンベヤが車両の移動方向に延在する。

さらに好適な特徴によれば、コンベヤは、乗降車エリアを通過する少なくとも一つの車両と同じ速度で移動する。すなわち、コンベヤは、コンベヤの長さの半分と全長との間である幅を有する。

本発明によるケーブルカーシステムが、図面に描かれている例示的実施形態を参照して以下でより詳細に説明される。

本発明によるケーブルカーシステムの駅を軸測図で示す。

図1には、駅舎1を有するケーブルカーシステムの駅が表示されている。ケーブルカーシステムは輸送ケーブル2を備える構成を持ち、この輸送ケーブルには、ある時点で、車両キャビン30を有する車両3が結合される。駅では、偏向プーリ21を経て輸送ケーブル2が誘導される。偏向プーリ21の少なくとも一つが駆動される。輸送ケーブル2は、例えば7m/秒から10m/秒の一定速度で移動する。車両3は、矢印Aの方向に移動する。

駅では、車両3が、輸送ケーブル2から分離された後に、誘導レール4に沿って駅内を移動する。輸送ケーブル2からの車両3の分離の後に、車両3の速度が減速タイヤ41によって約0.3m/秒まで低下する。この速度で、車両3は輸送タイヤ42によって乗客用の乗降車エリアを通過する。続いて、車両3の速度は加速タイヤ43によって輸送ケーブル2の速度まで上昇し、ここで車両3は輸送ケーブル2に再結合される。

車両キャビン30への乗り込みのため、またはこれから降りた後に、乗客はそれぞれ駅舎1の中に設置された乗降車エリア11に立つ。

駅舎1は、車両キャビン30の移動経路のすぐそばに設置された壁12により、車両3の移動経路から遮断されている。この壁12には、乗客が乗車エリア11から車両キャビン30へ乗り込むか、車両キャビン30から降車エリア11へ出るための開口部13が設けられている。

壁12の結果、乗降車エリア11に存在している乗客は、一方では駅舎1の外側に広がる気候条件から、また他方ではケーブルカーシステムの動作により生じる音響放出から、大いに保護されていると感じる。

壁12と車両キャビン30との間の距離はわずか数センチメートルであるので、乗客は、車両キャビン30に搭乗する時とこれから降りる時に、気候および音響による不快感から保護される。

開口部13の領域には、少なくとも車両3とほぼ同じ速度で、ゆえに例えば0.3m/秒の速度で、車両3と同じ方向に移動するコンベヤ10が見られる。そのため車両キャビン30に接近しようとする乗客は、とりあえずコンベヤ10に足を乗せる。乗客がコンベヤ10に乗るとすぐに、コンベヤは車両キャビン30とほぼ同じ速度で移動するため、乗客はストレスなく車両キャビン30に乗り込むことができる。これはとりわけ、可動性が制約されている乗客に当てはまる。車両キャビン30を離れる乗客にも同じことが当てはまる。コンベヤ10に足を乗せるかこれから離れることは、ドア開口部からの車両キャビン30への搭乗よりも容易であるので、車両3およびコンベヤ10の速度をこうして上昇させることができ、そのためケーブルカーシステムの輸送能力の増大も達成可能である。

好ましくは、開口部13の長さの一部のみにわたってコンベヤ30が開口部13に延在しているため、輸送方向に設置されている開口部13の端壁と乗客の衝突が回避される。好ましくは、コンベヤ10の長さは、開口部13の長さの約50%から80%、特に70%になる。

1 駅舎 2 輸送ケーブル 3 車両 4 誘導レール 10 コンベヤ 11 乗降車エリア 12 壁 13 開口部 21 偏向プーリ 30 車両キャビン 41 減速タイヤ 42 輸送タイヤ 43 加速タイヤ A 移動方向

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