人員搬送システム

申请号 JP2016534906 申请日 2014-10-16 公开(公告)号 JP2016538189A 公开(公告)日 2016-12-08
申请人 インノヴァ・パテント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング; 发明人 ピーター ルガー; ピーター ルガー; モーリツヒューバー,ヨハネス; ドゥール,ゲルト;
摘要 駆動装置(51)と車両客室(50)とが形成されている索道車両(5)が連結される少なくとも一つの牽引ケーブルを含有する、および/または、駆動装置(51)と車両客室(50)とが形成されている少なくとも一つの索道車両(5)が、駆動装置(51)が連結された牽引ケーブル(31)により移動されうる少なくとも一つの支承ケーブル(3,3a)または少なくとも一つの軌道を含有する、人員および/または物品を搬送するためのシステム。少なくとも一つの牽引ケーブルまたは少なくとも一つの支承ケーブル(3,3a)または軌道が、少なくとも一つの別の軌道(6,6a)、特に少なくとも一つのレールに連係され、これを通って索道車両(5)のための少なくとも一つの支承車両(7)が移動され、支承車両は駆動モータを備える設計であり、索道車両(5)の駆動装置(51)は支承車両(7)へ進んでこれに装着され、その結果、支承車両(7)により索道車両(5)が少なくとも一つの隣接軌道(6,6a)を通って移動されうる。
权利要求

走行機構(51)と車両客室(50)とを備える構造であるケーブルカー車両(5)が連結されうる少なくとも一つの搬送ケーブルを有する、または走行機構(51)と車両客室(50)とを備える構造である少なくとも一つのケーブルカー車両(5)が、前記走行機構(51)が連結された牽引ケーブル(31)によって移動されうる少なくとも一つの支承ケーブル(3,3a)または少なくとも一つの走行経路を有する、人員または物品を搬送するためのシステムにおいて、前記少なくとも一つの搬送ケーブルまたは前記少なくとも一つの支承ケーブル(3,3a)または前記走行経路が、少なくとも一つの追加走行経路(6,6a)、特に少なくとも一つの走行レール(61,61a)に連係されて、前記ケーブルカー車両(5)のための駆動モータを備える構造である少なくとも一つの支承車両(7)が前記追加走行経路を通って移動し、前記ケーブルカー車両(5)の前記走行機構(51)が前記支承車両(7)の方へ進められて前記支承車両に固定されることにより、前記ケーブルカー車両(5)が、前記支承車両(7)により前記少なくとも一つの隣接走行経路(6,6a)を通って移動されることを特徴とするシステム。前記支承車両(7)のための前記少なくとも一つの隣接走行経路(6,6a)が少なくとも一つの走行レール(61,61a)または少なくとも一つの走行ビームにより形成されることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。前記支承車両(7)が、少なくとも2対の回転ローラ(72)と、該当する場合には誘導ローラ対(73,74)とを備える構造であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシステム。前記支承車両(7)が、前記ケーブルカー車両(5)の前記走行機構(51)のための支承フレーム(75)を備える構造であり、前記支承フレームに前記ケーブルカー車両(5)の前記走行機構(51)が係止されることを特徴とする、請求項1から3の一つに記載のシステム。前記支承車両(7)と前記ケーブルカー車両(5)とが、前記ケーブルカー車両(5)の前記走行機構(51)を前記支承車両(7)に固定するための少なくとも一つの係止装置(8)を備える構造であることを特徴とする、請求項4に記載のシステム。前記係止装置(8)が二つのクランプジョー(81,82)を有することを特徴とする、請求項5に記載のシステム。前記係止装置(8)が固定および可動のクランプジョー(81,82)を有し、前記可動クランプジョー(82)が、復元、好ましくは圧縮バネ(86)の作用に反して、クランプレバー(84)により閉位置から開位置へ移動されうることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のシステム。前記クランプレバー(84)が、前記中継駅(2)で制御レール(80)が連動する制御ローラ(85)を備える構造であることを特徴とする、請求項7に記載のシステム。前記ケーブルカー車両(5)の前記走行機構(51)が、前記支承車両(7)に配置された前記クランプジョー(81,82)と協働する少なくとも一つの係止ピン(83)を備える構造であることを特徴とする、請求項5から8の一つに記載のシステム。前記支承車両(7)が内燃エンジンを備える構造であることを特徴とする、請求項1から9の一つに記載のシステム。前記支承車両(7)が電動モータを備える構造であることを特徴とする、請求項1から9の一つに記載のシステム。前記支承車両(7)が、前記走行経路(6,6a)上に配設されている導体レールによって電力が供給される電動モータを備える構造であることを特徴とする、請求項11に記載のシステム。前記支承車両(7)が誘導方式で駆動されうることを特徴とする、請求項1から9の一つに記載のシステム。

说明书全文

本特定発明は、走行機構および車両客室を備える構造であるケーブルカー車両が連結されうる少なくとも一つの搬送ケーブルを有するか、走行機構および車両客室を備える構造である少なくとも一つのケーブルカー車両が、走行機構が連結されている牽引ケーブルによって移動されうる少なくとも一つの支承ケーブルまたは少なくとも一つの走行経路を有する、人員または物品を搬送するためのシステムに関する。

ケーブルカーシステムは、人員を搬送するためのものとして知られている。これらは、ケーブルカー車両、例えばケーブルカー客室が少なくとも一つの支承ケーブルを通って移動されて支承ケーブルが牽引ケーブルにより移動されるか、ケーブルカー車両が搬送ケーブルに固定されているか搬送ケーブルに連結されうるシステムである。

これらは、牽引ケーブルにより、固定走行経路を通って、例えば走行レールを通って移動されるケーブルカー車両を有するシステムでもある。

このようなケーブルカーシステムすべてにおいて、カーブ周辺での牽引ケーブルの誘導は重大な技術的問題を伴うので、走行経路が少なくとも実質的には直線状でなければならないという問題が生じる。

そのため、支承ケーブルまたは搬送ケーブルが支柱により誘導されることで、困難な地理条件であっても簡単な方法で人員の搬送が可能となるので、ケーブルカー車両が支承ケーブルを通って、または搬送ケーブルにより移動されるケーブルカーシステムが有利である。

そのため、走行経路を通って、特に走行レールを通って移動されるための駆動モータを備えるケーブルカー車両を使用して人員を搬送するためのシステムは、ケーブルカー車両の移動中に技術的問題を生じることなく走行経路がカーブを含む構造でありうるので、有利である。

本特定発明の目的は、一方では人員を搬送するための周知のシステムの利点が確保されて他方ではその短所が回避されるための、人員を搬送するためのシステムを提供することである。

これは、少なくとも一つの搬送ケーブルまたは少なくとも一つの支承ケーブルまたは走行経路が、少なくとも一つの追加走行経路、特に少なくとも一つの走行レールに連係され、これを通って、ケーブルカー車両のための駆動モータを備える構造である少なくとも一つの支承車両が移動され、ケーブルカー車両の走行機構が支承車両の方へ進められてこれに固定されうることにより、ケーブルカー車両が支承車両により少なくとも一つの隣接走行経路を通って移動されるという点で、本発明により達成される。

好ましくは、支承車両のための少なくとも一つの隣接走行経路が、少なくとも一つの走行レールまたは少なくとも一つの走行ビームにより形成される。

さらに、支承車両は、少なくとも2対の回転ローラと、該当する場合には数対の誘導ローラを備える構造でありうる。

好ましくは、支承車両は、ケーブルカー車両の走行機構のための支承フレームを備える構造であり、この支承フレームにケーブルカー車両の走行機構が係止されうる。このため、支承車両とケーブルカー車両とは、ケーブルカー車両の走行機構を支承車両に固定するための少なくとも一つの係止装置を備える構造である。

好ましくは、係止装置は二つのクランプジョーを有する。この例では、固定および可動のクランプジョーが設けられ、可動クランプジョーは、復元、好ましくは圧縮バネの作用に反してクランプレバーにより閉位置から開位置へ移動されうる。この例で、クランプレバーは、中継駅で制御レールと連動する制御ローラを備える構造である。さらに、ケーブルカー車両の走行機構は、支承車両に配置されたクランプジョーと協働する少なくとも一つの係止ピンを備える構造でありうる。

支承車両は、内燃エンジンまたは電動モータを備える構造であり、走行経路上に配設される導体レールによって電動モータには電力が供給される。加えて、支承車両は誘導方式で駆動されうる。

人員を搬送するための本発明によるシステムは、図面に図示された実施形態を参照して以下でより詳しく説明される。

ケーブルカー車両で人員を搬送するための本発明によるシステムの一部分の側面図である。

ケーブルカー車両で人員を搬送するための本発明によるシステムの一部分の平面図である。

図1または図1Aに対して倍尺で描かれた状態の、このようなシステムに配置されている中継駅の側面図である。

図1または図1Aに対して倍尺で描かれた状態の、このようなシステムに配置されている中継駅の平面図である。

図2と比較すると倍尺で描かれた図2による中継駅を示す。

ケーブルカー車両と支承車両とが配置されている図3による中継駅を示す。

ケーブルカー車両の走行機構が支承車両に配置されている図3Aによる中継駅を示す。

ケーブルカー車両を伴った支承車両が中継駅から移動した図3Bによる中継駅を示す。

ケーブルカー車両が支承車両によりそれぞれの場合に移動されうる二つの走行経路の正面図である。

ケーブルカー車両が支承車両により移動されうる走行経路の一つの側面図である。

図4および図4Aと比較して倍尺で描かれた、支承車両に配置されているケーブルカー車両の走行機構の正面図である。

図5の詳細を示し、図5と比較して倍尺で描かれている。

図1および図1Aから分かるように、人員を搬送するためのこのようなシステムの図示部分は、終端駅1と中継駅2とを有する。終端駅1と中継駅2との間には、少なくとも一つの支柱4により支承されている2対の支承ケーブル3,3aが設けられている。牽引ケーブル31に連結されてケーブルカー客室を備える構造であるケーブルカー車両5は、支承ケーブル3,3aを通って移動されうる。

中継駅2で、支承ケーブル3,3aは、支柱4aに配置されて、ケーブルカー車両5のための駆動モータを備える構造である支承車両7が移動されうる走行経路6,6aにより連係されている。支承車両7は牽引ケーブルにより移動されず、代わりに、支承車両に配置された駆動モータによって移動されるので、走行経路6,6aは直線方式で延在する必要がない。代わりに、走行経路6,6aはカーブを含む構造であってもよい。

走行経路6,6aは、支承ケーブル対3,3aが再び連係している追加の中継駅まで、または第2終端駅まで延在しうる。この例で、支承ケーブル対3,3aと走行経路6,6aのこのような部分はいくつ設けられてもよい。支承ケーブル3,3aは、走行経路が直線方式で延在している部分に設けられる。しかし、特にルート誘導での地形条件の結果として、屈曲が必要とされるとすぐに、カーブ状走行経路6,6aを有する部分が設けられる。

人員を搬送するためのこのようなシステムの動作は以下の通りである。終端駅1において、ここに配置されたケーブルカー車両5の客室に乗客が乗り降りする。続いて、ケーブルカー車両5が牽引ケーブル31により支承ケーブル3を通って中継駅2まで移動される。中継駅2では、ケーブルカー車両5がこの場所で支承車両7に移される。続いて、固定されたケーブルカー車両5を伴ったこの支承車両7が、走行経路6を通って別の中継駅または第2終端駅へ移動される。第2終端駅からは、ケーブルカー車両5は走行経路6aおよび支承ケーブル3aを通って第1終端駅1へ逆向きに移動される。

図2および2Aに見られるように、それぞれの支承ケーブル対3,3aと連動する誘導レール21と、これと連動する搬送タイヤ22とが、中継駅2に配置されている。ケーブルカー車両5は、ケーブルカー客室50と走行機構51とを備える構造である。搬送タイヤ22により、ケーブルカー車両5の走行機構51は、牽引ケーブル31から連結解除された後に、誘導レール21を通ってさらに移動される。牽引ケーブル31は、支承ケーブル対3,3aの第2支承ケーブル3aと平行に第1終端駅1まで牽引ケーブルを逆向きに誘導するための三つの方向転換ディスク32を経由して敷設されている。支承ケーブル対3,3aは、走行レール対61,61aにより各々が形成される走行経路6,6aにより連係されており、この走行経路を通って、支承車両7とこれに支承されているケーブルカー車両5とが移動されうる。

図3は、支承車両7が配置されている中継駅2を示す。

図3Aは、客室50を有するケーブルカー車両5が牽引ケーブル31から連結解除された後で配置された中継駅2を示し、ケーブルカー車両の走行機構51は、搬送タイヤ22により誘導レール21の一つを通って支承車両7へ移動される。

図3Bは、ケーブルカー車両5の走行機構51が支承車両7に接近した後にケーブルカー車両5がこの位置に配置されて支承車両に係止される中継駅2を示す。

続いて、支承車両7の駆動装置がオンに切り換えられることで、図3Cに示されているように、支承車両はケーブルカー車両5とともに走行レール61を通って移動される。

図4および図4Aでは、走行経路6,6aを備える構造であるこのケーブルカーシステムの一部分が正面図として図示されている。

走行経路6a,6aは、支柱4aの支承ビーム41に配置されている。

走行経路6,6aの各々は、一対の走行レール61,61aを有し、これを通って支承車両7が移動されうる。ケーブルカー車両5の走行機構51は、支承車両7に配置されている。走行機構51に連接されて、客室50が固定された支承バー52が設けられている。走行機構51は、ロッカ54に支持されている4対の回転輪53を備える構造である。

図5および図5aを参照して、ケーブルカー車両5の走行機構51と、支承車両7と、支承車両7への走行機構51の係止とが、以下で説明される。

走行機構51に連接されて支承バー52が設けられ、その下方端部には、—同図には図示されていない—客室50が固定されている。走行機構51は4対の回転輪53を備える構造であり、これによりケーブルカー車両5は支承ケーブル3,3aを通って移動されうる。走行機構51はさらに、2対の支承ケーブル3,3aと連動する牽引ケーブル31に走行機構51がクランプされるためのクランプジョー55を備える構造である。二つのクランプジョー55は、圧縮バネ57の作用を受けている制御ローラ56によって閉位置へ移動され、こうして走行機構51は牽引ケーブル31に連結されうる。

走行レール61,61aは、互いに離間している支承薄板62によって、走行経路6,6aに沿って延在する支承パイプ63に固定されている。支承パイプ63は支承ビーム41に固定されている。各支承車両7は、複数対の回転ローラ72と、少なくとも実質的には平方向の配向を持つ軸線を中心に回転されうる誘導ローラ73と、少なくとも垂直方向の配向を持つ軸線を中心に回転されうる誘導ローラ74とが支持されている走行フレーム71を備える構造である。

回転ローラ72は、走行レール61,61aの上側を走行する。誘導ローラ73,74が走行レール61,61aの水平および垂直当接面を走行することにより、支承車両7は走行経路6,6a上を誘導される。各支承車両7は支承フレーム75を備える構造であり、ケーブルカー車両5の走行機構51が支持のためこの支承フレームの上で動かされる。走行機構51は、二つの係止装置8により支承車両7に固定されている。

特に図5Aから分かるように、係止装置8は、支承フレーム75に配置されている固定クランプジョー81および可動クランプジョー82と、支承薄板87により走行フレーム51に固定されている係止ピン83とを含有する。可動クランプジョー82は、圧縮バネ86の作用に反して制御レール80を通って開位置へ誘導されてここに保持される制御ローラ85により移動されうるクランプレバー84に配置されている。

開位置に配置されている二つのクランプジョー81,82の間に係止ピン83が配置されるような位置へ支承車両7の走行機構51が移動した直後、可動クランプジョー81は、制御ローラ85が制御レール80を離れるとすぐに、圧縮バネ86により閉位置へ移動され、こうして走行機構51が支承車両7に係止される。

ケーブルカー車両5が中継駅2へ移動されると、ケーブルカー車両5が牽引ケーブル31から連結解除され、その走行機構51は、搬送タイヤ22により誘導レール21に沿って、中継駅2に配置された支承車両7へ移動され、これに設置される。続いて、ケーブルカー車両5が二つの係止装置8により支承車両7に固定される。続いて、支承車両7によりケーブルカー車両5が一対の走行レール61を通って第2終端駅または別の中継駅へ移動される。他の中継駅で、ケーブルカー車両5は支承車両7から係止解除され、搬送タイヤ22により誘導レール21に沿って、この場所で別の牽引ケーブル31に連結された別の支承ケーブル対3へさらに移動され、支承ケーブル3を通って別の駅へ移動される。

走行レール61aおよび支承ケーブル3aを通って、支承車両7とケーブルカー車両5とが中継駅2および終端駅1へ逆向きに移動される。

支承車両7の駆動は、内燃エンジンにより、または電動モータにより実行される。このため、電動モータに電力が供給されるための導体レールが走行経路6,6a上に設けられている。加えて、支承車両7の誘導駆動装置が設けられうる。

そのため、支承ケーブル3,3aと走行経路6,6aとにより形成されるこのような人員搬送システム複合体により、走行経路6,6aは直線方式で延在する必要がなくカーブ状領域を含む構造でもよいので、走行経路は特定の地理条件に適応化されうる。

1 終端駅 2 中継駅 3,3a 支承ケーブル 4,4a 支柱 5 ケーブルカー車両 6,6a 走行経路 7 支承車両 8 係止装置 21 誘導レール 22 搬送タイヤ 31 牽引ケーブル 32 方向転換ディスク 41 支承ビーム 50 ケーブルカー客室 51 走行機構 52 支承バー 53 回転輪 54 ロッカ 55 クランプジョー 56 制御ローラ 57 圧縮バネ 61,61a 走行レール 62 支承薄板 63 支承パイプ 71 走行フレーム 72 回転ローラ 73,74 誘導ローラ 75 支承フレーム 80 制御レール 81 固定クランプジョー 82 可動クランプジョー 83 係止ピン 84 クランプレバー 85 制御ローラ 86 圧縮バネ 87 支承薄板

QQ群二维码
意见反馈