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Method of hauling conveyor unit from main track to shunting track in floor chain haulage system

申请号 JP4721195 申请日 1995-03-07 公开(公告)号 JPH07267350A 公开(公告)日 1995-10-17
申请人 Electriciteit Voor Goederenbehandeling Marine En Ind In Het Verkort Egemin Nv; エレクトリシテイト ブール ゴエデレンベハンデリング マリン アン インダストリー, イン ヘット ヴェルコルト エゲミン,ナームローゼ ヴェンヌートシャップ; 发明人 KARUROSU BUAN RIAADO;
摘要 PURPOSE: To haul a plurality of conveyor unit to a shunting track having a given length by driving a single floor chain using a single driving device for attaining a relatively easy structure without requiring a complicated connection cutting-off mechanism.
CONSTITUTION: During the haulage of a conveyor unit 3, a floor chain 6 of a shunting track 2 and a catch member disposed on the conveyor unit 3 for catching a pin for conveyance are moved over a pitch distance PZ. When a subsequent conveyor unit 3 further follows on a main track 1 continuously, the floor chain 6 of a shunting track 2 is moved by an intermediate distance, and follows on the main track 1 without being hauled from the shunting track.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 フロアチェイン引き込みシステムにおいて、コンベヤユニット(3)を主トラック(1)から側路分岐トラック(2)に引き込む方法において、該システムの側路分岐トラック(2)が、主トラック(1)に対して斜め方向に向かって伸びる部分と、引き込み部分とを有しており、上記の主トラック(1)に対して斜め方向に向かって伸びる部分は切り換え器(3)の高さにおいて主トラックに接続するようになされており、駆動フロアチェイン(4または6)を動かすことによって、
    このフロアチェイン上に配備された捕捉部材(5および7)に、移動すべきコンベヤユニット(3)のピンを捕捉さしてコンベヤユニット(3)を主トラック(1)上あるいは側路分岐トラック(2)を移動させるようになし、また、切り換え器(10)によってコンベヤユニット(3)が直進すべきなのかあるいは側路分岐トラック(2)に引き込むべきなのかを判断するようになされた、コンベヤユニット(3)を主トラック(1)から側路分岐トラック(2)に引き込む方法において、該方法が、側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(6)を以下のようにして移動することを特徴とする、すなわち、 (a)ある1つのコンベヤユニット(3)の分岐引き込み動作期間においては、側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(6)および、コンベヤユニット(3)のピンを捕捉して搬送するための捕捉部材がピッチ間隔(P
    Z)に等しい距離だけ移動する、ここで、このピッチ間隔(PZ)はコンベヤユニット(3)の長さよりもいくらか長い値で、なおかつ、次のような値となるように選ばれる、すなわち、上記の移動が行われた後に、他の捕捉部材(7)が分岐引き込みすべき後続のコンベヤユニット(3)のピン(11)を捕捉して搬送することができる位置まで移動してその位置で待機するようになし、
    また、このときに側路に引き込まれたコンベヤユニットは、側路へ分岐引き込みされずにそのまま直進するコンベヤユニット(3)が通る行路の一部と重なる中間位置まで移動するようになし、また、すでに以前に側路へ分岐引き込みずみのコンベヤユニット(3)が同じピッチ間隔だけ移動するようになす、また (b)主トラック(1)上を切り換え器(10)の直前までやって来た後続のコンベヤユニット(3)もやはり側路へ分岐引き込みする必要がある場合には、側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(10)を上記のピッチ間隔(PZ)だけ再び動かし、この動きによって、このコンベヤユニット(3)を新たに引き込んで中間位置まで移動させてそこで停止させ、側路分岐トラック(2)上のその他のコンベヤユニット(3)は上記距離(PZ)だけシフトさせ、新たな捕捉部材(7)を側路へ分岐引き込みすべき後続のコンベヤユニット(3)を捕捉する位置まで移動させてそこで待機させる、一方、 (c)主トラック(1)上を切り換え器(10)の直前までやって来た後続のコンベヤユニット(3)がそのままさらに主トラック(1)を引き続いて進行すべきものである場合には、側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(6を中間距離(X)だけ動かし、これによって中間位置に位置しているコンベヤユニット(3)を、側路に分岐引き込みされずに主路をそのまま進むコンベヤユニット(3)の行路の外側の位置まで移動するようになし、ここで、上記の中間距離(X)は上記のピッチ間隔(PZ)よりも小さく設定し、これによって、すでに側路に分岐引き込みずみのコンベヤユニット(3)がこの中間距離(X)に等しい距離だけ移動し、その後において、フロアチェイン(6)は逆方向に戻り距離(Y)だけ戻り、通常においては側路へ分岐引き込みすべき後続のコンベヤユニット(3)のピンを捕捉して運搬を行う捕捉部材(7)がこの場合においては上記の中間距離(X)だけ前方に移動している捕捉部材(7)が上記の戻り運動によって後続のコンベヤユニット(3)を捕捉することができる位置まで移動し、かくして、コンベヤユニット(3)が側路分岐トラック(2)上の捕捉部材(7)から解放され、 (d)先行のコンベヤユニット(3)が主トラックをさらに進んだ後に、後続のコンベヤユニットが側路へ分岐引き込みされる際には、側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(6)が上記のピッチ間隔(PZ)に等しい距離だけ再び前方に移動し、これによって、新たに引き込んだコンベヤユニット(3)を中間位置まで移動させ、一方、すでに引き込みずみのコンベヤユニット(3)は少なくとも戻り距離に等しい距離しか移動しないようになす、ことを特徴とするコンベヤユニットを主トラックから側路分岐トラックに引き込む方法。
  • 【請求項2】 側路分岐トラック(2)の捕捉部材(7)がコンベヤユニット(3)を捕捉して運搬するのを待機する待機位置がこの捕捉部材(7)が切り換え器(10)に対向する位置に位置し、上記の中間位置に位置しているコンベヤユニット(3)のピン(11)と、
    このピン(11)が切り換え器(10)によって主トラック(1)から離されていく位置である切換点(DP)
    との間隔が、可能な限りピッチ間隔(PZ)に近づくようになされたことを特徴とする請求項第1項に記載の方法。
  • 【請求項3】 フロアチェイン(6)を側路分岐トラック(2)に用いて、後続の捕捉部材(7)どうしの間隔が上記ピッチ間隔(PZ)に等しくなるようになしたことを特徴とする請求項第1項または第2項に記載の方法。
  • 【請求項4】 側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(6)が非連続的に駆動され、また、コンベヤユニット(3)のピン(11)の通過を切り換え器(10)の前方に配置したセンサ(13)によって検出し、上記フロアチェイン(6)を起動する必要がある場合には上記の検出がなされている間にまたはこの検出の後の短時間後に起動させることによって上記のコンベヤユニット(3)がフロアチェイン(6)に引き込む時点までにコンベヤユニット(3)の速度が所定の速度に達しているようになし、一方、コンベヤユニット(3)が側路へ分岐引き込みをする必要がないものである場合には、フロアチェイン(6)は中間位置にあるコンベヤユニット(3)を上記のコンベヤユニット(3)の行路(14)
    と抵触しない位置まですばやく移動させるようにしたことを特徴とする請求項第1項から第3項のいずれかに記載の方法。
  • 【請求項5】 側路へ分岐引き込みをする必要がない複数のコンベヤユニット(3)が連続してやって来た場合には、第2番のコンベヤユニット(3)およびそれ以降のコンベヤユニットが切り換え器(10)を通過する間、側路分岐トラック(2)のフロアチェイン(6)が停止したままとするようにしたことを特徴とする請求項第1項から第4項のいずれかに記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、フロアチェイン引き込みシステムにおいて、コンベヤユニットを主トラックから側路分岐トラックに引き込む方法に関するものである。 本発明による側路分岐トラックは、主トラックに対して斜めに向かう部分を有し、切り換え器の高さ位置において、主トラックと接続される。 また、さらに、この主トラックと例えば平行に配置された側路分岐引き込み部分を有する。 これによって、コンベヤユニットは、駆動移動されるフロアチェイン上に配備された捕捉部材によって移動すべきコンベヤユニットのピンが捕捉されて主トラックあるいは側路分岐トラック上を移動する。 その際に、切り換え器によって、コンベヤユニットが直進すべきか、あるいは側路分岐トラックに分岐引き込みをすべきかが判断される。

    【0002】コンベヤユニットを分岐引き込みするために、切り換え器が所定の位置に配置されて、また、側路分岐トラックのフロアチェインが一定距離を移動するようになされている。 側路分岐トラックは、単一のフロアチェインからなっており、従って、あるコンベヤユニットが新たに側路に分岐引き込みされる際には、すでに側路に分岐引き込みされているコンベヤユニットも同じ距離を移動する。 後続のコンベヤユニットが主トラック上を直進する場合には、このコンベヤユニットの主トラック上の直進行路から完全に外側となる位置まで、分岐引き込みされたコンベヤユニットは側路分岐トラック上を必ず動かされる。 側路分岐トラックの主トラックとの接続部分は、主トラックに対して一定度、通常は45
    度、を有しているため、上記の分岐引き込みされたコンベヤユニットを主トラック上の直進行路から完全に外側となる位置まで移動させるには、かなりの距離を移動させなければならない。 従って、完全に分岐した後の部分の位置まですでに分岐引き込みされているコンベヤユニット間どうしの間隔もかなり大きくとる必要があり、いずれにせよ、この間隔は、衝突を起こす可能性がない位置まで確実にコンベヤユニットを引き込むのに必要な最小距離より大きくとられる。

    【0003】

    【従来の技術】このことは、側路へ分岐引き込みすべきコンベヤユニットの数が側路分岐トラックの長さに対して最適となっていないことを意味する。

    【0004】このような問題をある程度解決する方法として、側路分岐トラックのフロアチェインを連続的に駆動し、新たなコンベヤユニットの分岐引き込みを行う間だけ、すでに側路に分岐引き込みずみのコンベヤユニットのピンと捕捉部材との結合を一時的に切り離す方法が知られており、この場合には、分岐ずみのコンベヤユニットは、フロアチェインが移動する距離よりも小さな距離を移動することになる。 この方法は、複雑で高価な結合・結合切り離し機構を必要とすることが欠点である。

    【0005】分岐引き込み能を増大させる他の方法として、側路分岐トラックに2つのフロアチェインを用いる方法がある。 この場合、これらの2つのフロアチェインは2つの駆動装置によって別々に駆動するようにされるか、あるいは、1つの駆動装置を用いて1つのフロアチェインを直接に駆動し、他のフロアチェインを間接的に駆動するようにされる。 後者の場合には、互いに離れた2つのフロアチェインの間に伝動機構が必要である。

    【0006】いずれにしても、これらの方法は高価であることが欠点である。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、フロアチェイン引き込みシステムにおいて、コンベヤユニットを主トラックから側路分岐トラックに引き込む方法において、上記のような欠点を改善し、単一のフロアチェインを有し、従って単一の駆動装置のみで駆動でき、複雑な接続切り離し機構を必要とせずに、比較的簡単な構成で比較的多数のコンベヤユニットを与えられた一定の長さの側路分岐トラックに対して分岐引き込みさせることが可能な方法を提供することを目的とするものである。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によって、側路分岐トラックのフロアチェインを以下のように移動させることによって達成される。

    【0009】(a)すなわち、ある1つのコンベヤユニットを側路に分岐引き込むする動作の実行期間において、側路分岐トラックのフロアチェイン、およびこのコンベヤユニットのピンを捕捉して搬送する捕捉部材とが捕捉部材配置間隔に等しい距離だけ移動する。 この捕捉部材配置間隔は、コンベヤユニットの長さよりもいくらか長い値で、なおかつ、次のような値となるように選ばれる。 すなわち、上記の移動が行われた後に、他の捕捉部材が側路へ分岐引き込みすべきコンベヤユニットのピンを捕捉して搬送することができる位置にちょうど位置して待機するようになし、また、この時点において、側路へ引き込まれたコンベヤユニットが、側路へ分岐引き込みされずに直進するコンベヤユニットが通過する行路の一部と重なる中間位置まで移動するようになし、また、すでに以前に側路へ分岐引き込みされていたコンベヤユニットが同じ捕捉部材配置間隔だけ移動するようになす。

    【0010】(b)主トラック上を切り換え器前方までやって来た後続のコンベヤユニットも、やはり、側路へ分岐引き込みする必要がある場合には、側路分岐トラックのフロアチェインが再び上記の距離だけ動かされ、これにより、この新たなコンベヤユニットは中間位置まで、引き込まれ、他のコンベヤユニットは側路上を上記の距離だけシフトし、新たな捕捉部材が側路へ分岐引き込みすべき次のコンベヤユニットを搬送できる位置まで移動してそこで待機する。

    【0011】(c)一方、主トラック上を切り換え器前方までやって来た後続のコンベヤユニットを主トラックをそのままさらに引き続いて進行させる必要がある場合には、側路分岐トラックのフロアチェインは、中間距離だけ移動して、中間位置に位置しているコンベヤユニットが、側路に分岐引き込みされずに主路を進むコンベヤユニットの行路の外側の位置まで来るようにする。 ここで、上記の中間距離は上記の捕捉部材配置間隔よりも小さく、すでに側路に分岐引き込みずみのコンベヤユニットは、この中間距離に等しい距離だけ移動する。 その後、フロアチェインは復路を戻り、通常においては側路へ分岐引き込みすべき後続のコンベヤユニットのピンを捕捉して運搬を行う捕捉部材がこの場合においては上記の中間距離(X)だけ前方に移動しているが、この捕捉部材(7)が上記の戻り運動によって後続のコンベヤユニット(3)を捕捉することができる位置まで移動し、
    かくして、コンベヤユニット(3)が側路分岐トラック(2)上の捕捉部材(7)から解放される。

    【0012】(d)先行のコンベヤユニットが主トラックをさらに進んだ後に、後続のコンベヤユニットが側路へ分岐引き込みされる際に、側路分岐トラックのフロアチェインが上記の捕捉部材配置間隔に等しい距離だけ再び前方に移動し、これによって、新たに引き込まれたコンベヤユニットは中間位置を占め、一方、すでに引き込みずみのコンベヤユニットは少なくとも戻り距離に等しい距離しか移動しないようになされている。

    【0013】具体的には、側路分岐トラックの捕捉部材がコンベヤユニットを搬送するために待機する位置は、
    この捕捉部材が切り換え器に対向する位置であって、かつ、上記中間位置に位置するコンベヤユニットのピンと、ピンが主トラックより離れていく切り換え器の切換点との距離ができるだけ捕捉部材配置間隔に近くなるように選ばれる。

    【0014】本発明の特徴は、フロアチェインによって構成される側路分岐トラックに、捕捉部材を上記の捕捉部材配置間隔で配置することにある。

    【0015】本発明の1つの態様においては、側路分岐トラックのフロアチェインは非連続的に駆動される。 また、切り換え器の前方に配置したセンサによってコンベヤユニットのピンの通過を検出するようにする。 コンベヤユニットのピンの通過が検出さている最中あるいはそのすぐ後に、必要な場合には、上記フロアチェインを起動させてコンベヤユニットをフロアチェインに分岐引き込む時点において、フロアチェインの速度が所定の速度に達しているようにするか、あるいは、コンベヤユニットが側路へ分岐引き込みをする必要がないものである場合には、フロアチェイン移動させることによって、中間位置のコンベヤユニットを、主路を進むコンベヤユニットの行路から速やかに除去するようにする。

    【0016】

    【実施例】以下に、本発明のフロアチェイン引き込みシステムにおけるコンベヤユニットを主トラックから側路分岐トラックに引き込む方法について、添付図面を参照しながら好適な実施例を説明する。 この実施例は、本発明を説明するためのものであって、本発明がこの実施例のみに限定されるわけではない。

    【0017】図1は、フロアチェイン引き込みシステムの概略図である。 図1に示されているように、このフロアチェイン引き込みシステムは、主に主トラック1およびコンベヤユニット3のための側路分岐トラックとから構成されている。

    【0018】主トラック1は、既知の方法を用いて長い閉じた行路にそってフロアを移動するようになされたフロアチェイン4と、このフロアチェイン上に一定の間隔PHで配置された捕捉部材5とからなっている。 このフロアチェイン4は、図示されていない駆動装置によって連続的にあるいは非連続的に駆動される。

    【0019】フロアチェイン6と同様に、側路分岐トラック2にも捕捉部材7が一定間隔PZごとに配されている。 フロアチェイン6は短いループに沿って移動し、主トラック1におよそ45度の角度で向かう部分と、主トラック1に対して平行に伸びる引き込み部分とを有している。 このフロアチェイン4の両端は、それぞれスプロケットホイールおよび/または折り返し点となっており、その一方は、例えばモータなどの駆動装置8によって駆動される。 他端すなわち、折り返し点9は、主トラック1のすぐ近傍に切り換え器10と対向して配置されている。

    【0020】間隔PHは間隔PZとは異なっていてもよいが、いずれの間隔もコンベヤユニット3の全長よりも大きいことが必要である。 また、間隔PZは可能な限り小さくし、側路上でコンベヤユニット3を互いにできるだけ近づけて配置することができるようにする必要がある。

    【0021】フロアチェイン4、6および捕捉部材5、
    7は既知のものを用いることが可能であり、これらはよく知られている技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。 それぞれのコンベヤユニット3は、前面に垂直ピン11を有しており、フロアチェイン上に配備された捕捉部材5または7によって垂直ピン11が捕捉されてフロアチェイン4または6の移動方向に運搬されるようになされている。 コンベヤユニット3としては、トロッコ、荷台、あるいはその他の車輪を具備した運搬具を用いることができる。

    【0022】主トラック1の切り換え器10は、例えば、蝶番によって垂直軸に支持された案内ラッチなどの既知のものを用いることが可能である。 切り換え器10
    が一方の位置にあるときには、ピン11を見過ごして通過させるが、一方、切り換え器10が他方の位置にあるときには、切り換え器10はピンをひっかけて側路分岐トラック2の方へ強制的に向かわせる。 すなわち、側路への分岐引き入れを行う際には、切り換え器10は後者の位置に置かれる。 切換点DPにおいて、ピン11が切り換え器10によって側路分岐トラック2へと導かれ主トラック1を離れていく。

    【0023】この切換点よりある一定距離だけ前の位置に、センサ13が配備されており、これによって、図において矢印15で示されているコンベヤユニット3の運送方向に主トラック1に沿って通過するピン11が検出される。

    【0024】側路分岐トラック2のフロアチェイン6の駆動は、非常に特殊な方法で行われる。

    【0025】通常の静止位置では、側路分岐トラック2
    の捕捉部材7の1つが主トラック1のすぐ外側の切り換え器10に対向する位置で静止し、主トラックおよび/
    あるいは主トラックの捕捉部材の運動を妨げないようになされているが、一方、もし、側路へ分岐引き込みが必要なコンベヤユニット2がやって来るといつでもピン1
    1を側路へ引き込むようになされている。 この様子は、
    図2に示されている。

    【0026】主トラック1上で、到着したコンベヤユニット3を側路分岐トラック2に分岐させるためには、切り換え器10が所定の位置となっている必要がある。 センサ3がコンベヤユニット2のピン11が通過したことを検知すると、直ちにフロアチェイン6を起動し、ピン11がちょうど切換点DPの位置までやって来たときには、フロアチェイン6の速度がすでに最大速度に達しており、かつ捕捉部材7がピン11のすぐ後方のピンを捕捉して搬送できる位置を占めているようにする。

    【0027】フロアチェイン6が上記の捕捉部材7の配置間隔PZに等しい距離を移動してピン11が位置IP
    上までやって来ると、コンベヤユニット3は中間点に位置することとなる。 ピン11を移動させる捕捉部材7
    は、ピン11が切換点DPに達する直前の非常に短い距離をカバーする必要があるので、この切換点と位置IP
    との間の距離は捕捉部材配置間隔PZよりもいくらか短くなるようになされる。

    【0028】図2は、コンベヤユニット3の1つが上記の中間点に位置しているときの様子が示されており、この位置においては、このコンベヤユニット3の背面は、
    側路へ分岐されないコンベヤユニット3の通過路上にある。 なお、側路へ分岐されないコンベヤユニット3の通過路は、図2から4においては、破線で表されている。

    【0029】もしすでに側路分岐トラック上に分岐引き込みされたコンベヤユニット3があった場合には、コンベヤユニット3が上記のような側路への分岐移動を行う間に、すでに側路分岐トラック上に分岐引き込みされたコンベヤユニットの方は捕捉部材配置間隔PZに等しい距離だけ移動する。

    【0030】捕捉部材配置間隔PZを最小な値に選定しているために、この時点ではまだ、側路へ分岐引き込みされたばかりのコンベヤユニット3は通路14から十分に離れた位置までは引き込まれていない。

    【0031】さらに後続のコンベヤユニット3が側路へ分岐引き込みされると、上記のサイクルが繰り返され、
    これによって、フロアチェイン6が再び捕捉部材配置間隔PZに等しい距離だけ移動する。 図2には、もう1つのコンベヤユニット3がまさに分岐引き込みされようとしている状態が示されている。

    【0032】後者のコンベヤユニット3は、必ずしも分岐引き込みされるとは限らず、図3に示されているように直進してもかまわないが、この場合、当然のことであるが、コンベヤユニット3のピン11が直進するように切り換え器10の位置が切り換えられる。 側路分岐トラック2のフロアチェイン6は上記のようにして起動されるが、このときフロアチェイン6は、コンベヤユニット3を中間点から通路14の外側まで移動させるのに必要なだけの短い中間距離Xを移動するに過ぎない。 コンベヤユニット3を通路14のちょうど外側に位置する位置まで移動させれば十分ではあるが、余裕をもたせてコンベヤユニット3が通路14から約50cmだけさらに離れる位置まで移動させるようにするのが好適である。 いずれにせよ、中間移動距離Xは、捕捉部材配置間隔PZ
    よりも短い。

    【0033】フロアチェイン6が上記の中間移動距離を移動する間に、側路分岐トラック上の他のコンベヤユニット3も同じ距離だけ前方に移動する。 このようにして、コンベヤユニット3は図3に示されているようにフロアチェイン系の終わりまで到達する。

    【0034】ここで、さらに、1つのコンベヤユニット3が主トラック1上を直進すると、側路分岐トラック2
    のフロアチェイン6は、復路移動距離Yだけ逆方向に移動し、このとき、先行のコンベヤユニット3を中間距離Xだけ移動させた捕捉部材の次に続く捕捉部材7は切り換え器10に対向する位置まで移動し、後続のコンベヤユニット3のピン11をすばやく引き込む準備が整えられる。

    【0035】このようにフロアチェイン6が戻り方向へ移動するときに、側路分岐トラック2上のコンベヤユニット3は捕捉部材7から解放されてその位置にとどまるか、あるいは慣性によってさらに多少の距離を移動してからそこにとどまり、コンベヤユニット3が逆方向に戻ることはない。 図4は、このときの様子を示したものである。

    【0036】後続のコンベヤユニット3が主トラック1
    上を切り換え器10に向かって直進する間は、フロアチェイン6は静止したままとなっている。

    【0037】しかし、もし、このコンベヤユニットが側路に分岐引き込みされる場合には、フロアチェイン6は捕捉部材配置間隔PZに等しい距離だけ再び移動し、このコンベヤユニット3のピン11は、切り換え器10に対向する位置で待機していた捕捉部材7によって引き込まれて、ピン11は位置IPまで移動し、またこのコンベヤユニット3は中間位置まで移動する。 フロアチェイン6がこのような移動を行う間、コンベヤユニット3を前方方向に押していた捕捉部材7が戻り方向に移動するので、すでに側路分岐トラック上に分岐していたコンベヤユニット3は最初の間は移動することはない。 これらの捕捉部材がピン11に達したときに初めてコンベヤユニットはさらに一定の距離を移動する。 このさらに移動する距離と、前方への移動の間に行われる中間移動距離Xとの和は、捕捉部材配置間隔PZとほぼ等しい。

    【0038】以上に説明したように、単一のフロアチェイン6と単一の駆動装置9とを用いた比較的安価なシステムによって、最大数のコンベヤユニット3を側路分岐トラックに分岐引き込みをさせることが可能である。

    【0039】フロアチェイン6の速度はフロアチェイン4の速度と異なっていてもかまわないし、また時間とともに変化してもかまわない。 従って、フロアチェイン6
    の移動速度を、往路方向への移動時におけるよりも、復路方向への移動が速くなるように駆動するようにすることも可能である。 また、フロアチェイン6の速度を十分に低速にして、連続的に駆動するようにすることも可能である。

    【0040】以上に図面を参照しながら、本発明を好適な実施例について説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲でコンベヤユニットを主トラックから側路に引き込むいろいろな形のフロアチェイン引き込みシステムが可能である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】図1は、本発明を適用したフロアチェイン引き込みシステムの概略図である。

    【図2】図2は、図1の本発明を適用したフロアチェイン引き込みシステムのF2の部分を拡大して示した図である。

    【図3】図3は、図2の部分図であり、本発明による別の段階における状態を示したものである。

    【図4】図4は、図2および図3の部分図であり、本発明によるさらに別の段階における状態を示したものである。

    【符号の説明】

    3…コンベヤユニット 2…側路分岐トラック 6…フロアチェイン 7…捕捉部材 11…ピン

    フロントページの続き (71)出願人 593014750 エレクトリシテイト ブール ゴエデレン ベハンデリング マリン アン インダス トリー, イン ヘット ヴェルコルト エゲミン,ナームローゼ ヴェンヌートシ ャップ ELEKTRICITEIT VOOR GOEDERENBEHANDELING MARINE EN INDUSTRI E, in het verkort E GEMIN, naamloze ven nootschap ベルギー国 2120 ショーテン ブレダバ ーン 1201 (72)発明者 カルロス ヴァン リアード ベルギー国 ビー−9270 カルケン ゾメ ールストラート 48ビー

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