ケーブルカーシステム

申请号 JP2016575127 申请日 2015-05-07 公开(公告)号 JP6353087B2 公开(公告)日 2018-07-04
申请人 インノヴァ・パテント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング; ; 发明人 シュエルトラー, クルト; モリッツフーバー, ヨハネス;
摘要
权利要求

少なくとも二つのステーションを有するとともに少なくとも一つの搬送ケーブル(3)を有するか、あるいは少なくとも一つの懸架ケーブルと前記ケーブルに割り当てられた少なくとも一つの運搬ケーブルとを有して、結合装置(6)を介して前記搬送ケーブル(3)に結合されうるかあるいは前記運搬ケーブルに結合されて前記懸架ケーブルに沿って移動されうる車両(4)を有して、前記車両が、前記ステーションで前記搬送ケーブル(3)または前記運搬ケーブルから分離されて誘導レール(11)に沿って前記ステーション内を移動される、ケーブルカーシステムであって、 前記ステーションに設置された電源レール(8)が割り当てられる集電器(7)が前記車両(4)に形成され、前記車両(4)の少なくとも一つに、前記集電器(71)と前記電源レール(81)とを介して電気エネルギーが供給される少なくとも一つの電気負荷(91a)を備える回路(90)が設置されている、ケーブルカーシステムにおいて、 少なくとも一つの別の電気負荷(93a)を備える少なくとも一つの第2回路(90a)が少なくとも一つの車両(4)に設置され、別の単一の集電器(73)と前記集電器に割り当てられた電源レール(83)とを介して前記第2回路に電気エネルギーが供給され、単一の電源レール(82)が割り当てられた共通の集電器(72)に前記少なくとも二つの回路(90,90a)が接続され、 前記結合装置には支持ピン(64)が形成され、前記支持ピン(64)の自由端部にはローラ(65)が取り付けられ、前記ローラ(65)は前記支持構造(1)に設置された前記誘導レール(11)で移動可能とされ、三つの前記集電器(71,72,73)が前記支持ピン64に設けられ、前記三つの集電器(71,72,73)には、支持ビーム(12)から横向きに突出する支持ストリップ(13)に固着された三つの固定電源レール(81,82,83)が割り当てられ、かつ、 前記車両キャビン(4)に設置されるとともに前記負荷(91a,93a)が設けられている前記少なくとも二つの回路(90,90a)には、前記電源レール(81,82,83)と前記集電器(71,72,73)とを介して、そしてライン(71a,72a,73a)を介して、電気エネルギーが供給される ことを特徴とする、ケーブルカーシステム。前記回路(90,90a)に割り当てられた前記共通電源レール(82)が接地されていることを特徴とする、請求項1に記載のケーブルカーシステム。前記回路(90)の少なくとも一つに直流電流が給電され、前記別の回路(90a)の少なくとも一つに交流電流が給電されることを特徴とする、請求項1および2のいずれか一項に記載のケーブルカーシステム。少なくとも一つのバッテリが前記回路の少なくとも一つに設置されていることを特徴とする、請求項3に記載のケーブルカーシステム。整流器の下流に配置されている少なくとも一つのバッテリが、交流電流が給電される前記少なくとも一つの回路に設置されていることを特徴とする、請求項4に記載のケーブルカーシステム。

说明书全文

本発明は、少なくとも二つのステーションを有するとともに少なくとも一つの搬送ケーブルを有するか、あるいは少なくとも一つの懸架ケーブルとこれに割り当てられた少なくとも一つの運搬ケーブルとを有し、また搬送ケーブルまたは運搬ケーブルに結合されて懸架ケーブルに沿って移動される車両も有して、車両がステーションで搬送ケーブルまたは運搬ケーブルから分離され、誘導レールに沿ってステーション内で移動される、ケーブルカーシステムに関しており、ステーションに設置された電源レールが割り当てられる集電器が車両に形成され、車両の少なくとも一つには、集電器と電源レールとを介して電気エネルギーが供給される少なくとも一つの電気負荷を備える回路が設置されている。

二つの集電器が車両に形成されて電源に接続された電源レールがステーションで集電器に割り当てられるように、少なくとも一つの負荷とバッテリとを備えるケーブルカーシステムの車両に電気エネルギーを供給することは、特許文献1から周知である。こうして、車両がステーション内を走行する際に、バッテリとそこに設置された負荷には電源レールと集電器とを介して電気エネルギーが供給される。

しかしここで、電源レールはステーションに固定状態で配置されるのに対して、チェアや車両キャビンのような車両はステーション内での移動のため走行方向に対して横向きに旋回することが考慮されるべきである。車両に設置されている集電器とこの要件を満たす電源レールとの間の接触を保証するため、車両がステーション内を移動する際に一定の相対位置で電源レールと対向して設置されている車両の箇所に、集電器が設置されなければならない。

ケーブルカーシステムの車両には結合装置が形成されており、これによりケーブルカーシステムの搬送ケーブルまたは運搬ケーブルに車両が結合される。車両は、ステーション内で搬送ケーブルまたは運搬ケーブルから分離される。結合装置には、ステーション内で誘導レールに沿って移動される駆動装置も形成され、ステーションでは搬送ケーブルまたは運搬ケーブルから車両が分離される。

ステーションに設置された誘導レールに沿った駆動装置による結合装置の誘導のため、結合装置は、ステーション内での移動中に電源レールと対向する安定した位置に設置されている。しかしここで、集電器の配置のために結合装置に利用可能なスペース量がごくわずかであるという問題が生じる。

特許文献1によれば、二つの電源レールとこれに割り当てられた二つの集電器とが設けられ、バッテリに給電するための回路が車両に設置されて、車両に設置されたシートヒータに供給を行う。

欧州特許第1396407B1号明細書

本発明の目的は、異なる負荷が接続されうるケーブルカーシステムの車両に、少なくとも一つの別の回路つまり少なくとも二つの回路を設けるのを可能にすることである。

少なくとも一つの別の電気負荷を備える少なくとも一つの第2回路が少なくとも一つの車両に設置されて、単一の別の集電器とこれに割り当てられた電源レールとを介して第2回路に電気エネルギーが供給され、単一の電源レールが割り当てられた共通の集電器に少なくとも二つの回路が接続されているという点で、本発明によりこの目的が達成される。

本発明は、車両に複数の回路が設置されるという配置のため、各回路について互いに割り当てられた一対の集電器と電源レールとを設ける必要がないが、あるいは独自の給電ラインを備える個別回路の各々を用意するだけで充分であるのに対して、個別回路は共通の帰路ラインに接続されうるという発見に基づいている。ゆえに、別の各回路に必要なのは、別の単一の集電器とこれに割り当てられた電源レールのみであり、電源レールは、この回路に割り当てられた電源へ誘導される。この別の集電器に必要なスペースは、結合装置で利用可能である。

回路に割り当てられた共通の電源レールは、好ましくは接地されている。

好適な実施形態によれば、回路の少なくとも一つに直流電流が給電され、別の回路のうち少なくとも一つに交流電流が給電される。回路のうち少なくとも一つには、少なくとも一つのバッテリも配置されうる。整流器の下流に配置されている少なくとも一つのバッテリは、交流電流が給電される少なくとも一つの回路に設置されうる。

図面に図示されている例示的実施形態に基づいて、発明の主題が以下で説明される。

ケーブルカーシステムの終端ステーションを平面図で示す。

図1による終端ステーションを、図1と比較して拡大された正面図で示す。

図2の詳細Aを、比較的拡大された縮尺で示す。

二つの回路に配置された集電器に供給を行うためケーブルカーシステムの車両の車両キャビンに配置されている二つの回路の回路図を示す。

図1に図示されているケーブルカーシステムの終端ステーションは支持構造1を有し、ケーブルカーシステムの搬送ケーブル3のための偏向プーリ2が支持構造に取り付けられている。搬送ケーブル3は、例えば7m/秒から10m/秒の速度で移動される。車両キャビン4は、ケーブルカーステーションの外側で搬送ケーブル3に結合される。ステーションでは、搬送ケーブル3から分離された車両キャビン4が、制御タイヤにより誘導レール11に沿ってステーション内で移動される。第1グループの制御タイヤは遅延タイヤとして作用し、これにより車両キャビン4の速度が例えば0.3m/秒まで低下する。第2グループの制御タイヤによって車両キャビン4がこの低速でステーションへ移動され、ここで車両キャビンに乗客が乗降する。第3グループの制御タイヤは加速タイヤとして作用し、これにより車両キャビン4の速度は搬送ケーブル3の速度まで上昇し、ここで車両キャビンは搬送ケーブル3に再び結合される。誘導レール11の両端部で、漏斗型受入部11aが誘導レール11に形成されている。

図2では、支持フレーム1が支柱10により支持されていることが分かる。制御タイヤ5も図2から分かり、これにより車両キャビン4はステーション内で移動される。車両キャビン4は、支持バー41の下端部に設置されている。支持バー41の上端部には、ローラを有するとともに集電器7を有する結合装置6が設置されている。支持フレーム1から下向きに突出する支持ビーム12に設置されている電源レール8に、集電器7が割り当てられている。これに関しては、図3に関して以下に挙げられる説明を参照する。

集電器7は、主として銅と黒鉛とで構成される材料から製造され、電源レール8は銅から製造される。

支持バー41に設置されているライン7aは、集電器7から、車両キャビン4に設置されている二つの回路90,90aまで延在し、この回路は、車両キャビン4に設置されている負荷91a,93aへ電気エネルギーを供給するのに使用される。

これに関しては、図4に関して以下に提示される説明を参照する。

図3から分かるように、クランプジョーを有する結合装置6には、制御ローラ63により旋回可能である制御レバー62が形成されている。車両キャビン4はクランプジョーにより搬送ケーブル3に結合され、クランプジョーの一つは、制御ローラ63により他のジョーに対して移動されうる。結合装置6には支持ピン64も形成され、支持ピンの自由端部にはローラ65が取り付けられ、支持構造1に設置された誘導レール11でローラが移動されうる。支持ピン64に設置された三つの集電器71,72,73も設けられ、三つの固定電源レール81,82,83がこれらに割り当てられている。電源レール81,82,83は、支持ビーム12から横向きに突出する支持ストリップ13に固着されている。車両キャビン4に設置されるとともに負荷91a,93aが設置されている二つの回路90,90aには、電源レール81,82,83と集電器71,72,73とを介して、そしてライン71a,72a,73aを介して、電気エネルギーが供給される。

集電器71,72,73が支持ピン64に設置され、誘導レール11で誘導されるローラ65が集電器71,72,73のすぐそばで支持ピンに取り付けられているので、車両キャビン4とともにステーション内を移動される集電器71,72,73は、固定の電源レール81,82,83と対向する安定した相対位置に設置され、こうして負荷90,90aへの電流のほぼスパークレスの導通が保証される。しかし、必要な電を伝送するために既定された最小サイズの集電器71,72,73および電源レール81,82,83はアンダーシュートされてはならないので、この目的に利用可能なスペースには少数の集電器71,72,73のみが配置されうる。

図2に図示されているように、車両キャビン4には二つの回路90,90aが配置され、この回路には負荷91a,93aが設置されている。図4から分かるように、負荷91a,93aは、集電器71,73と電源レール81,83を介して、そしてライン91,93を介して、電源IおよびIIに接続されている。二つの回路90,90aは、共通の帰路ライン92と集電器72とを介して、好ましくは接地されている電源レール82にも接続されている。

そのため、二つの回路90,90aに設置された負荷91a,93aへの供給に必要なのは、互いに割り当てられている合計でわずか三つの集電器71,72,73と電源レール81,82,83である。別の各回路に必要なのは、別の一つの集電器と、これに割り当てられた別の一つの電源レールのみである。

個々の回路の負荷には、直流電流および/または交流電流が供給されうる。いかなる電圧および周波数も使用されうる。

ケーブルカーシステムの車両、詳しくはケーブルカーキャビンに設置されているシートヒータへ電流を供給できるように、車両がケーブルカーステーション内を走行する際には、非常に高い電力が、短時間で、例えば25秒以内に伝送されなければならない。結合装置への集電器の配置のために利用可能なのは小さなスペース量のみなので、集電器は小さな寸法のみを有し、例えば50Aの連続出力用に設計されている。しかし、電流伝送が発生するのは短期間のみであるので、100Aまでの強度を持つ電流が伝送されうる。直流電流のため、負荷は短期間で直接的に給電されうる。連続給電のため、車両には少なくとも一つのバッテリも設けられている。

この種の伝送の場合に接触面に生じる非常に高いエネルギー密度のため、電源レールと集電器との間にスパークまたはアークが発生する。直流電流が伝送される時に、集電器の移動方向にアークが移動されることで、電源レールと集電器とが重大な腐食を受ける。対照的に、交流電流が伝送される時には発生するアークが周期的に中断されるので、結果的に引き起こされる電源レールまたは集電器の腐食ははるかに少ない。この理由から、交流電流の伝送は、直流電流の伝送と比較して、はるかに好都合である。しかし、車両に設置された電気装置への連続供給のため、少なくとも一つのバッテリの上流に整流器が配置される必要がある。

そのため、交流電流の誘導伝送は、これにより伝送されるのは低い電力のみであるので、技術的要件を満たしていない。

車両に設置されているシートヒータは、例えば48Vの交流電流で作動されうる。ここで、車両がステーション内を走行する際にシートヒータに電流が供給されることにより、シートが加熱される。しかし、車両がステーション内を走行する際にのみシートが加熱される。対照的に、バッテリが設けられる場合、車両がステーション内を走行する際にこれが充電されることにより、ステーションの外側でもシートヒータには電気エネルギーが供給されうる。

本発明によれば、車両に別の回路が設けられ、この回路には、エンターテインメント技術、メッセージング技術、制御技術等に使用されるもののような、電気的または電子的な装置およびシステムが設置される。この種の装置およびシステムには、24V直流電流が供給されうる。例えば24Vおよび50Aの直流電流によって、この目的のためバッテリへの供給が行われる。このような値では、アークの形成と、その結果としての電源レールまたは集電器の腐食とのリスクは、比較的低い。この種の変形によれば、車両に設置された二つの回路の一方にはこうして交流電流が供給され、一方で他の回路には直流電流が供給される。

互いに別々に電気エネルギーが供給される少なくとも二つの負荷回路の機能は、ステーションでの電流給電のオンおよびオフを切り替えることにより制御されうる。車両に設置された電気的または電子的な装置の機能も、送信および受信システムによってステーションから制御されうる。

上記の説明から明白であるように、回路に割り当てられた集電器によってケーブルカーシステムの車両に設置された少なくとも二つの回路へステーションで電気エネルギーを供給できることが、幾つかの理由から非常に重要である。この目的のため結合装置で利用可能なスペース量は非常に小さいので、別の各回路に必要なのが別の単一の集電器とこれに割り当てられた一つの電源レールのみであることが重要である。

1 支持構造 2 偏向プーリ 3 搬送ケーブル 4 車両キャビン 5 制御タイヤ 6 結合装置 7 集電器 7a ライン 8 電源レール 10 支柱 11 誘導レール 11a 漏斗型受入部 12 支持ビーム 13 支持ストリップ 41 支持バー 62 制御レバー 63 制御ローラ 64 支持ピン 65 ローラ 71,72,73 集電器 71a,72a,73a ライン 81,82,83 電源レール 90,90a 回路 91,93 ライン 91a,93a 負荷 I,II 電源

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