牽引車

申请号 JP2016091339 申请日 2016-04-28 公开(公告)号 JP2017197114A 公开(公告)日 2017-11-02
申请人 株式会社豊田自動織機; 发明人 深津 史浩; 森 博樹;
摘要 【課題】後方に対する乗降性を向上させること。 【解決手段】トーイングトラクタ10は、車体11の後部に牽引対象と連結される連結装置12を備える。車体11は、フロア21を備える。車体11は、フロア21の車幅方向両側にステップ51を備える。ステップ51は、フロア21と段状になるように設けられている。ステップ51は、フロア21よりも低い 位置 に設けられている。ステップ51は、上面61を形成する4つの辺部52,53,54,55を備える。辺部52,53,54,55は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて、車体11の後方に延びる後辺部54を備える。 【選択図】図2
权利要求

車体の後部に牽引対象と連結される連結装置を備える牽引車であって、 前記車体に設けられたフロアと、 前記フロアと段状になるように設けられ、前記フロアよりも低い位置に設けられるステップと、を備え、 前記ステップの上面を形成する複数の辺部は、前記フロアから車幅方向に離れるにつれて前記車体の後方に延びる後辺部を前記上面における前記車体の後方に備え、 前記車体は、前記後辺部に沿って立設する後方立設面を備える牽引車。前記後方立設面は、前記車体の後方に傾いている請求項1に記載の牽引車。前記複数の辺部は、前記フロアから車幅方向に離れるにつれて前記車体の前方に延びる前辺部を前記上面における前記車体の前方に備え、 前記車体は、前記前辺部に沿って立設する前方立設面を備える請求項1又は請求項2に記載の牽引車。前記前方立設面は、前記車体の前方に傾いている請求項3に記載の牽引車。前記複数の辺部は、前記車体の前後方向に延びるとともに、前記前辺部の最も前記フロア側の部分と、前記後辺部の最も前記フロア側の部分とを繋ぐ接続辺部を備える請求項3又は請求項4に記載の牽引車。

说明书全文

本発明は、牽引車に関する。

台車などを牽引する牽引車としては、例えば、特許文献1に記載されている。牽引車は、フロアと、車体の後部に設けられた連結装置とを備える。牽引車の乗員は、連結装置と牽引対象を連結した後、牽引車を走行させて、牽引対象を牽引する。牽引対象を所定箇所に牽引した後には、連結装置と牽引対象との連結解除を行う。乗員は、牽引対象の連結、連結解除を行うために、頻繁にフロアと連結装置との間を往復することになる。乗員は、往復の度に、フロアに対する乗降を行う。

フロアに対する乗降性を向上させた産業車両としては、例えば、特許文献2に記載されている。特許文献2に記載の産業車両は、フロアと段状になるように設けられたステップを備える。ステップは、フロアよりも低い位置に設けられている。ステップにより、フロアに対する乗降が補助されることで、フロアに対する乗降性が向上されている。

特開平5−199618号公報

特開平11−222390号公報

ところで、牽引車においては、車体の後部に連結装置が設けられることから、乗員はフロアの前方に対する乗降に比べて、後方に対する乗降を頻繁に行う。 本発明の目的は、後方に対する乗降性を向上させることができる牽引車を提供することにある。

上記課題を解決する牽引車は、車体の後部に牽引対象と連結される連結装置を備える牽引車であって、前記車体に設けられたフロアと、前記フロアと段状になるように設けられ、前記フロアよりも低い位置に設けられるステップと、を備え、前記ステップの上面を形成する複数の辺部は、前記フロアから車幅方向に離れるにつれて前記車体の後方に延びる後辺部を前記上面における前記車体の後方に備え、前記車体は、前記後辺部に沿って立設する後方立設面を備える。

ステップ及びステップの上方の空間は、フロアへの乗降部となる。後辺部をフロアから車幅方向に離れるにつれて車体の後方に延ばすことによって、乗降部の間口を広く確保することができる。また、後辺部に沿って、ステップに足を掛けることができ、乗員は車体の斜め後方からフロアに乗り込むことができる。同様に、乗員はフロアから車体の斜め後方に降りることができる。これにより、後方に対する乗降性を向上させることができる。

上記牽引車について、前記後方立設面は、前記車体の後方に傾いていてもよい。 これによれば、車体の後方に対する乗降に際して、後方立設面によって乗員の移動が阻害されることが抑制される。このため、後方に対する乗降性を更に向上させることができる。

上記牽引車について、前記複数の辺部は、前記フロアから車幅方向に離れるにつれて前記車体の前方に延びる前辺部を前記上面における前記車体の前方に備え、前記車体は、前記前辺部に沿って立設する前方立設面を備えていてもよい。

これによれば、前辺部によって、乗降部の間口を更に広く確保することができる。また、前辺部に沿って、ステップに足を掛けることができ、乗員は車体の斜め前方からフロアに乗り込むことができる。同様に、乗員はフロアから車体の斜め前方に降りることができる。これにより、後方に対する乗降性に加えて、前方に対する乗降性を向上させることができる。

上記牽引車について、前記前方立設面は、前記車体の前方に傾いていてもよい。 これによれば、車体の前方に対する乗降に際して、前方立設面によって乗員の移動が阻害されることが抑制される。このため、前方に対する乗降性を更に向上させることができる。

上記牽引車について、前記複数の辺部は、前記車体の前後方向に延びるとともに、前記前辺部の最も前記フロア側の部分と、前記後辺部の最も前記フロア側の部分とを繋ぐ接続辺部を備えていてもよい。

これによれば、フロアが狭くなることを抑制することができる。

本発明によれば、後方に対する乗降性を向上させることができる。

トーイングトラクタの概略側面図。

トーイングトラクタの一部を破断して示す平面図。

ステップを拡大して示す平面図。

ステップの斜視図。

ステップの変形例を示す斜視図。

以下、牽引車の一実施形態について説明する。 図1に示すように、牽引車としてのトーイングトラクタ10は、車体11を備える。トーイングトラクタ10は、車体11の後部に牽引対象と連結される連結装置(ドローバ)12を備える。トーイングトラクタ10は、連結装置12に連結された牽引対象を牽引する。牽引対象は、例えば、荷を積載した台車などである。なお、以下の説明において、前後左右上下は車体11の前後左右上下を示す。

車体11は、運転席20を備える。車体11は、運転席20の前方にバッテリハウジング31を備える。バッテリハウジング31は、開閉可能なバッテリフード32によって覆われている。バッテリハウジング31には、バッテリ33が収容されている。

車体11は、前下部の車幅方向(左右方向)両側に第1タイヤハウス13を備える。各第1タイヤハウス13内には、前輪14が設けられている。 車体11は、運転席20の後方にウェイトと兼用される後部フレーム41を備える。後部フレーム41は、例えば、鋳造により製造されており、車体11の一部を構成している。後部フレーム41は、車幅方向両側に、第2タイヤハウス43を備える。各第2タイヤハウス43内には後輪15が設けられている。

後部フレーム41は、第2タイヤハウス43同士の間に、図示しない収容部を備える。収容部には、駆動輪となる後輪15を駆動させるための走行用モータ16や、走行用モータ16を制御する制御装置17などが収容されている。走行用モータ16は、バッテリ33を電源として駆動し、後輪15を駆動させる。本実施形態のトーイングトラクタ10は、バッテリ33を電力源として走行するバッテリ式である。

図1及び図2に示すように、後部フレーム41の上面には、シート18が配置されている。シート18は、車幅方向に並んで2つ設けられている。 運転席20は、フロア21を備える。フロア21は、バッテリハウジング31と後部フレーム41との間に位置している。運転席20には、アクセルペダル22及びブレーキペダル23が設けられている。

車体11は、フロア21の車幅方向両側にステップ51を備える。ステップ51は、フロア21と段状になるように設けられている。ステップ51は、フロア21よりも低い位置に設けられている。

図2及び図3に示すように、ステップ51は、平面視において略台形状である。すなわち、ステップ51の上面(踏面)61は、略台形状である。ステップ51は、上面61を形成する4つの辺部52,53,54,55を備える。複数の辺部52,53,54,55は、長さの異なる第1辺部52、及び、第2辺部53を備える。第1辺部52と第2辺部53とは対辺となる。第2辺部53よりも短い第1辺部52は、フロア21と連続するように設けられている。第2辺部53は、第1辺部52よりも車幅方向の外側に位置している。

複数の辺部52,53,54,55は、第1辺部52の一端と第2辺部53の一端とを繋ぐ後辺部54と、第1辺部52の他端と第2辺部53の他端とを繋ぐ前辺部55とを備える。後辺部54は、ステップ51の上面61において後方に位置している。前辺部55は、ステップ51の上面61において前方に位置している。後辺部54は、前辺部55よりも後方に位置している。

後辺部54は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて、車体11の後方に延びる。前辺部55は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて、車体11の前方に延びる。フロア21と連続する第1辺部52は、前後方向に延びるとともに、後辺部54の最もフロア21側の部分と、前辺部55の最もフロア21側の部分とを繋ぐ接続辺部となる。

図4に示すように、車体11は、後辺部54に沿って立設した後方立設面57を備える。後辺部54は、後方立設面57とステップ51との境界と捉えることもできる。後方立設面57は、後方に傾いている。後方立設面57は、第2タイヤハウス43の一部を構成している。後方立設面57は、第2タイヤハウス43(後部フレーム41)のうち、ステップ51に連続する部を面取りした部分と捉えることもできる。

車体11は、前辺部55の一部に沿って立設した前方立設面59を備える。前辺部55は、前方立設面59とステップ51との境界と捉えることもできる。前方立設面59は、前方に傾いている。前方立設面59は、バッテリハウジング31の一部を構成している。前方立設面59は、バッテリハウジング31の角部のうち、ステップ51に連続する角部を面取りした部分と捉えることもできる。

次に、本実施形態のトーイングトラクタ10の作用について説明する。 ステップ51、及び、ステップ51の上方の空間は、フロア21への乗降部Sとなる。後辺部54は、フロア21から離れるにつれて後方に延びる。ステップ51は、降車方向に沿って前後方向の幅が広くなっていく。後辺部54が第1辺部52から車幅方向に直線状に延びている場合に比べて、乗降部Sの間口が広くなる。

したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。 (1)後辺部54により、乗降部Sの間口を広く確保することができる。また、フロア21に乗り込む際に、ステップ51の真横まで移動しなくても、車体11の斜め後方からステップ51に足を掛けてフロア21に乗り込むことができる。同様に、フロア21から降りる際に、車体11の斜め後方に降りることができる。このため、トーイングトラクタ10の後方に対する乗降性を向上させることができる。

(2)後方立設面57は、後方に傾いている。乗員が車体11の斜め後方からフロア21に乗り込む際に、乗員と後方立設面57が接触しにくい。同様に、乗員が車体11の斜め後方に降りる際に、乗員と後方立設面57とが接触しにくい。後方立設面57により乗員の移動が阻害されることが抑制される。このため、後方に対する乗降性を更に向上させることができる。

(3)バッテリ式のトーイングトラクタ10においては、バッテリ33はフロア21の前方に収容される。このため、バッテリ33や、バッテリ33のメンテナンスのために前方に対する乗降性を向上させることも望まれている。本実施形態のトーイングトラクタ10のステップ51は、前辺部55を備える。前辺部55は、フロア21から離れるにつれて前方に延びるため、乗降部Sの間口を更に広く確保することができる。また、フロア21に乗り込む際に、ステップ51の真横まで移動しなくても、車体11の斜め前方からステップ51に足を掛けてフロア21に乗り込むことができる。同様に、フロア21から降りる際に、車体11の斜め前方に降りることができる。このため、トーイングトラクタ10の前方に対する乗降性を向上させることができる。

(4)前方立設面59は、前方に傾いている。このため、乗員が車体11の斜め前方からフロア21に乗り込む際に、乗員と前方立設面59が接触しにくい。同様に、乗員が車体11の斜め前方に降りる際に、乗員と前方立設面59とが接触しにくい。前方立設面59により乗員の移動が阻害されることが抑制される。このため、前方に対する乗降性を更に向上させることができる。

(5)仮に、ステップ51の上面61が、後辺部54、前辺部55、及び、第2辺部53のみで構成されている場合、ステップ51は、後辺部54と前辺部55とが交わる位置まで拡がる。第2辺部53と後辺部54とのなす角、第2辺部53と前辺部55とのなす角が実施形態と同一とすると、第1辺部52を備える場合に比べて、フロア21が狭くなる。本実施形態のように、第1辺部52を設けることで、トーイングトラクタ10の乗降性を向上させつつ、フロア21が狭くなることを抑制することができる。

なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。 ○図5に示すように、ステップ51は平面視において略三角形状であってもよい。すなわち、ステップ51の上面61は、後辺部54、前辺部55、及び、第2辺部53で形成されていてもよい。この場合、辺部は3つとなる。また、ステップ51の上面61は、他の多角形状であってもよい。この場合、上面61の形状に合わせて辺部の数は変化する。

○前方立設面59は、前方に傾くことなく、垂直に立設してもよい。 ○後方立設面57は、後方に傾くことなく、垂直に立設してもよい。 ○ステップ51の前辺部55は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて前方に延びていなくてもよい。すなわち、前辺部55は、車幅方向に直線状に延びていてもよい。

○フロア21の車幅方向両側に設けられたステップ51のうち、一方のステップ51の後辺部54のみが、フロア21から離れるにつれて後方に延びていてもよい。 ○トーイングトラクタ10は、エンジンによって駆動輪を駆動させるエンジン式でもよい。

○牽引車は、牽引対象を連結する連結装置12を備えていれば、トーイングトラクタ10以外のトラクタであってもよい。 ○後辺部54は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて、段階的に後方に延びるようにしてもよい。

○前辺部55は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて、段階的に前方に延びるようにしてもよい。 ○ステップ51の後辺部54は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて後方に延びていなくてもよい。この場合、前辺部55は、フロア21から車幅方向に離れるにつれて前方に延びていてもよい。

10…トーイングトラクタ(牽引車)、11…車体、12…連結装置、21…フロア、51…ステップ、52…第1辺部、53…第2辺部、54…後辺部、55…前辺部、57…後方立設面、59…前方立設面、61…上面。

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