Work vehicle tank structure

申请号 JP2005071904 申请日 2005-03-14 公开(公告)号 JP2006248490A 公开(公告)日 2006-09-21
申请人 Yanmar Co Ltd; ヤンマー株式会社; 发明人 AYABE HIROAKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To decrease parts count, and to facilitate assembling, in a fuel tank or a hydraulic oil tank of a work vehicle.
SOLUTION: In tanks 90, 91 attached to the work vehicle 1 and holding fuel or hydraulic oil, the tanks 90, 91 are formed in a stepped-shape and so as to projecting toward a side at lower parts. A stepped surface 92 provided on the tanks 90, 91 is inclined in one direction, and the tanks 90, 91 are suspended on a bottom surface of a mast portion 64 bulging out to the outside of a chassis 9. A stay 95 for fixing a battery 98 is provided on the tank 91, and an opening portion 95b for hanging the tank 91 when assembled to the stay 95 is provided.
COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI
权利要求
  • 作業車両に装着され、燃料もしくは作動油を保持するタンクにおいて、タンクを階段形状であって、該タンクの下部が側方に突出した形状に構成することを特徴とする作業車両のタンク構造。
  • タンクに設けた階段面が一方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の作業車両のタンク構造。
  • シャーシ外側へ張り出したマスト部の底面にタンクを吊設することを特徴とする請求項1に記載の作業車両のタンク構造。
  • タンク上にバッテリ固定用のステーを設け、該ステーに組み付け時にタンクを吊り下げるための開口部を設けることを特徴とする請求項1に記載の作業車両のタンク構造。
  • 说明书全文

    本発明は、作業車両の部品点数削減のための技術に関し、より詳しくは作業車両に装着されるタンク形状およびタンク取付け部周囲の部品削減のための構成に関する。

    従来、作業車両に装着される燃料タンクもしくは、作動油タンクを乗降用の部材の一部として利用するものは知られている。 例えば、作業車両に装着されるタンクにステップを取付け、階段として利用するものが知られている。 これは、作業車両の側部に上下方向に配設される燃料タンクまたは作動油タンクの側面に、乗降用ステップと固設するものである。 ステップはタンクの側面に直接固定されるものである。 (特許文献1を参照)。

    特開2000−240006号公報

    従来の技術において、燃料タンクもしくは作動油タンクの側面に単にステップを取付けた構成となっている。 タンクをステップの支持部材として利用したものであり、タンク自体を有効に利用するものではない。 そして、特許文献1に示される技術は、タンク側面よりステップを張り出す構成となっており、タンク側面取付け部にステップにかかる荷重が集中する。 このため、タンク側面の剛性を十分に高くする必要がある。 また、作動油や燃料を蓄えるタンクを縦(上下)方向に配設するので、燃料タンク自体の重心が高くなるとともに、このような燃料タンクを配設する作業車両1の重心が高くなる方向に影響を与えやすい。
    また、燃料タンクに固定するステップが部品として必要となり、作業車両を構成する部品点数が多くなり、組み立て工程において作業工数と労を必要とする。

    本発明は、上記の課題を解決するべく、次のような手段をとる。
    請求項1に記載のごとく、作業車両に装着され、燃料もしくは作動油を保持するタンクにおいて、タンクを階段形状であって、該タンクの下部が側方に突出した形状に構成する。

    請求項2に記載のごとく、タンクに設けた階段面を一方向に傾斜させる。

    請求項3に記載のごとく、シャーシ外側へ張り出したマスト部の底面にタンクを吊設する。

    請求項4に記載のごとく、タンク上にバッテリ固定用のステーを設け、該ステーに組み付け時にタンクを吊り下げるための開口部を設ける。

    請求項1に記載のごとく、タンクを構成するので、タンクを乗降用の階段として利用可能となるとともに、タンク容量を拡大できる。 そして、乗降用階段を含む部品点数を減少でき、組み立て性および製造にかかるコストを低減できる。
    そして、タンクの階段面にかかる荷重をタンク自体により受けることが出来るので、荷重の局部的な集中を防いで、ステップとしてのタンクの耐久性を向上できる。
    側方に張り出すことにより、少ない高さでも十分なタンク容量を確保することができる。

    請求項2に記載のごとく、タンクを構成するので、階段面の土砂や泥、を排除し易く、タンクの清掃性を向上できる。 そして、乗降時における足元の滑りを抑制できる。

    請求項3に記載のごとく、タンクを構成するので、タンク配設部近傍の構造を簡便にでき、タンク配設部の部品点数を減少できる。 また、剛性の高いフレームに直接タンクを取付けることが出来るので、ステップの剛性を確保できる。

    請求項4に記載のごとく、タンクを構成するので、タンク面にバッテリを直接配置でき、部品点数を減少し、タンクの組み付け性を向上できる。

    本発明は、タンクにより乗降用の階段を構成し、作業車両の部品点数を減少させる。

    [全体構成]
    本発明の実施の一形態である作業車について説明する。
    図1は作業車の全体側面図。
    図1に示す作業車両1はトラクターローダーバックホーであり、ローダー2および掘削装置3が装着されている。 作業車両1の中央には操縦部4が設けられており、操縦部4の前方にローダー2が、後方に掘削装置3が配設されている。 そして、作業車両1には、前輪8・8および後輪7・7が装着されており、ローダー2および掘削装置3を装着した状態で走行可能に構成されている。
    操縦部4には、ステアリングハンドル5および操縦席6が配設されており、座席6の側方には走行操作装置およびローダー2の操作装置が配設されている。 これにより、操縦部4において、作業車両1の操向操作およびローダー2の操作を可能としている。
    積み込み装置であるローダー2は、作業車両1の側部に接続して前方に延出されており、先端にバケットが装着されている。 作業車両1のシャーシであるフレーム9の前部にはエンジンが配設されており、フレーム9上に配設したボンネット30がこれを覆っている。 ローダー2はボンネット30の外側に配設されている。
    掘削装置3は作業車両1の後部に着脱自在に装着され、掘削装置3の操作は操縦席6の後方に配設された操作装置により行われる。
    操縦部4の側方には、作動油タンク90が配設されており、作動油タンク90は操縦部4のへの乗降時の階段(ステップ)を兼ねるものであり、操縦部4の反対側には、燃料タンクにより構成される階段が設けられている。

    [フレーム構成]
    次に、作業車両のフレーム構成について説明する。
    図2は作業車両のフレームを示す平面図。
    図3は同じく側面図。
    図4は同じく正面図。
    作業車両のフレーム9は、前後方向に左右平行に配設されたサイドフレーム62・62と、サイドフレーム62の前部に接続するフロントフレーム63・63、フロントフレーム63・63の前部を接続するフロントプレート61とにより構成されている。 そして、フロントフレーム63の外側面には、マスト部64が構成され、フロントフレーム63・63間はリブ65により接続されている。
    サイドフレーム62・62間には接続部材が配設され、フレーム9をラダー構造としている。 そして、サイドフレーム62には、側方に向けてビーム62bが延出されている。 ビーム62bは断面形状がC字状に構成されており、操縦部4の床部を支持する。
    フロントフレーム63はサイドフレーム62との接続部より上方に延出されており、上方に延出された部分にマスト部64が取付けられている。 フロントフレーム63・63間にはエンジンが配設され、ボンネット30が配設される。 そして、マスト部64にはローダー2の昇降機構が接続され、このマスト部64によりローダー2を支持する。
    マスト部64の下部であるマスト下部64bは側方に突出した部材により構成されている。 マスト下部64bは断面形状がL字をねかせた形状の部材により構成されており、マスト部64にかかる上下方向の力を受ける構成となっている。

    [タンク配置構成]
    次に、作業車両に配設されるタンクの構成について説明する。
    図5はタンクの配置構成を示す斜視図。
    図6は同じく正面図。
    図7は同じく側面図。
    作業車両1の操縦部4の側方には、作動油タンク90と燃料タンク91とが配設されている。 作動油タンク90と燃料タンク91とは、フレーム9の側方に配設されるとともに、フレーム9に吊設されるものであり、それぞれ、マスト下部64bとビーム62bとの下面に接続される構成となっている。 マスト下部64bとビーム62bとは、ともにフレーム9を構成するサイドフレーム62より側方に突出した構成となっている。
    本実施例では、図6に示すように、作業車両のフレーム9の右側部に作動油タンク90が、左側部に燃料タンク91がそれぞれ配設されている。 作動油タンク90と燃料タンク91とは、正面視階段状(L字状)に構成されており、下部が上部よりも側方(機体外側)に突出した形状となっている。 これにより、高さが低くても十分なタンク容量を確保することができ、操縦部4の近傍において燃料タンク91および作動油タンク90をコンパクトに構成できる。
    そして、操縦部4への乗降においてタンクの階段面をステップとして利用できる。 また、作動油タンク90と燃料タンク91との部には、それぞれ滑り止め94・94が装着され、乗降時の安定性を確保している。

    燃料タンク91には、注入口93が斜め外側上方に向けて凸設されており、注入口93は燃料タンク91の上部91aと下部92bとの間に設けられている。 そして、燃料タンク91外側部の直角に形成した部位に配設されている。 燃料タンク91の上面にはバッテリ98が配設されている。 バッテリ98はマスト下部64bとビーム62bとの間に配設されている。
    このように、作動油タンク90および燃料タンク91を配設するので、操縦部4への乗降時において、作動油タンク90および燃料タンク91を乗降用の階段として利用することができる。 また、乗降時に作動油タンク90もしくは燃料タンク91を踏んで乗降するので、踏みつけた時の音により、作動油もしくは燃料量の変化を聴覚により認識することができる。 そして、フレーム9の隙間を利用して、バッテリ98を配設することができ、フレーム9側方の空間を有効に利用することができる。
    なお、燃料タンク91上に配設されるバッテリ98は作業車両1に装着されるカバーにより被装され、雨水や土砂より保護される。

    [燃料タンク]
    次に、作業車両の燃料タンク91の構成について説明する。
    図8は燃料タンクの組み付け構成を示す図。
    図9は燃料タンクの斜視図。
    図10は燃料タンクの側面図。
    図11は燃料タンクの平面図。
    燃料タンク91は、正面視階段形状に構成されており、燃料タンク91の上部91aよりも下部91bが側方に突出した形状となっている。 そして、下部91bの上面がステップ面92となっており、ステップ面92の縁部には滑り止め94が装着される。 このように燃料タンク91を構成することにより、燃料タンク91の低重心化を図ることが出来る。
    また、燃料タンク91は、平面視において前外側が切欠いた形状となっており、作業車両1の走行時において、燃料タンク91が障害物などに引っかかりにくくしている。 また、燃料タンク91の注入口93が平面視において、切欠き部近傍に位置し、燃料注入時に燃料が漏れた際にもステップ面92に残りにくくしている。

    そして、下面が平滑な燃料タンク91を前輪8と後輪7との間に配設するので、前輪8や後輪7が巻き上げる泥や土を燃料タンク91の平滑な底面で受けることができ、清掃時に付着した泥や土を容易に洗い落とせる。 また、燃料タンク91の反対側に配設される作動油タンク90も同様な効果を発揮する。
    燃料タンク91の上部91aにおいて、上面にはステー95・95が固着される。 ステー95は、燃料タンク91上に載置されるバッテリ98を固定するものであり、上部91aの上面に構成されたステー95の外側(機体より離れる側)の端部は外側に広がっている。 これにより、バッテリ98を燃料タンク91上に載置し易くなっており、バッテリ98組み付け時の労力を軽減する。

    そして、ステー95には孔95b(開口部)が設けられており、バッテリ98の固定および、燃料タンク91の組み付け作業において利用する。
    バッテリ98を燃料タンク91上において、ステー95・95間に載置し、バッテリ98の上方より係止具99を装着する。 係止具99の先端部のフックをステー95の孔95bに係止することにより、係止具99によりバッテリ98が燃料タンク91の上面に固定される。
    ステー95に設けた孔95bは、燃料タンク91を作業車両のフレーム91に組み付ける場合の吊り下げ用の孔として利用することができる。 これにより、燃料タンク91の組み付け時の労力を低減できる。 燃料タンク91はマスト下部64bとビーム62bとの間に吊り下げた状態で取付けられるので、組み付け時においてステー95は平面視においてマスト下部64bとビーム62bとの間に位置し、ステー95の上方には部材がなく、ステー95により燃料タンク91を容易に吊り下げることができる。 燃料タンク91を吊り下げた状態でマスト下部64bとビーム62bの底面に取付けるので、取付け作業が容易になる。

    [ステップ面の傾斜]
    次に、ステップ面92の構成について説明する。
    図12はステップ面の左右方向の傾斜構成を示す模式図。 図12(a)はステップ面の傾斜状態を示す模式図。 図12(b)は乗車時のステップ面の構成を示す模式図。
    図13はステップ面の前後方向の傾斜構成を示す模式図。 図13(a)はステップ面の前傾斜状態を示す模式図。 図13(b)はステップ面の後傾斜状態を示す模式図。

    燃料タンク91および作動油タンク90のステップ面92は、内側よりも外側が低くなるように、ステップ面92を傾斜させることにより、乗降性を向上できる。 搭乗時においては、作業車両側方より操縦部に搭乗するので、搭乗者の進行方向に対してステップ面92が向くことなる。 これにより、ステップ面92において面方向に抗力を発生し易くなる。 すなわち、搭乗時足にかかる力Fsに対して、ステップ面92が角度θだけ傾いている場合、垂直抗力Fvが発生する。 なお、垂直抗力FvはFs・sin(θ)により求められる。
    このように、ステップ面92を傾斜させることにより、足元が滑りにくくなり、乗降が容易となるとともに、ステップ面92の清掃性が向上する。 そして、降車時には、ステップ面92が外側に向いているので、ステップ面92においた足の足首曲げ角が大きくなる。 これにより、降車時の足の負担を軽減できる。 なお、ステップ面92の縁部には滑り止め94が配設されており、乗降時のステップ面92におけるスリップを防止する。
    なお、ステップ面92の傾斜角度θは、十分な乗降性を維持できる範囲で決定される。

    また、図13に示すごとく、ステップ面92を前後方向の傾斜させることにより、土砂や泥、水などを排出し易くなり、ステップ面92の清掃性を向上できる。 すなわち、ステップ面92を水平に対して角度θだけ傾けることにより、ステップ面92の清掃性を向上できる。 なお、ステップ面92の傾斜角度θは、十分な乗降性を維持できる範囲で決定される。 作業車両1の側用より放水などによりタンク外側を洗浄する場合など、水が前もしくは後側に排出されるので、放水を行うものに泥水が跳ねかえりにくく、洗浄作業の作業性が向上する。
    そして、燃料タンク91や作動油タンク90の内側上面が傾斜することとなるので、燃料タンク内の空気抜きを円滑に行うことができる。 また、内側上面に付着した燃料や作動油を円滑に下方に戻すことが出来るので、作動油の劣化や燃料の気化を抑制できる。 作業車両の操向により発生する力を受け、燃料が内側の傾斜面に沿って移動し易くなり、タンク内の清掃性が向上し、タンク内の錆びなどを抑制できる。

    作業車の全体側面図。

    作業車両のフレームを示す平面図。

    同じく側面図。

    同じく正面図。

    タンクの配置構成を示す斜視図。

    同じく正面図。

    同じく側面図。

    燃料タンクの組み付け構成を示す図。

    燃料タンクの斜視図。

    燃料タンクの側面図。

    燃料タンクの平面図。

    ステップ面の左右方向の傾斜構成を示す模式図。

    ステップ面の前後方向の傾斜構成を示す模式図。

    符号の説明

    62b ビーム64b マスト下部90 作動油タンク91 燃料タンク92 ステップ面93 注入口94 滑り止め95 ステー98 バッテリ

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