Helmet and safety device of automobile

申请号 JP19567495 申请日 1995-06-27 公开(公告)号 JPH0872669A 公开(公告)日 1996-03-19
申请人 Aomu:Kk; 有限会社アオム; 发明人 KUROODO BORIRON;
摘要 PURPOSE: To achieve the safety of the human life by fitting a belt-shaped or string-shaped member having a uniting member to a part of an automobile body at the rear part in the vicinity of the top part or the rear part to support the upper body of a driver together with his head in an accident and mitigate the impact. CONSTITUTION: A universal piece 2 is fitted to the vicinity of the top part of a helmet at the shaft, and a ring for fitting a belt-shaped member 4 is fitted to the end part of the piece 2. A hooking piece 6 having a hole part is fixed to the other end of the belt-shaped member 4 or fitted thereto through the ring. A hook 8 is fixed to a structure rearward of the drivers seat, e.g. a roll bar 7. When in use, the hooking piece 6 is hooked to the hook 8. Because the belt-shaped member 4 is flexible, the piece 2 is turnable, and the piece 6 is free to the hook 8, a racer can move or turn his head in the right-to-left direction and in the vertical direction within the necessary minimum range.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 後方で自動車の車体の一部に結合するための部材を有するベルト状または紐状の部材を、頂部近傍または後部近傍に取り付けたことを特徴とするヘルメット。
  • 【請求項2】 運転者のヘルメットに取り付けられたベルト状または紐状の部材の先端を結合させる構造を運転座席の後方の車体の一部に有することを特徴とする自動車の安全装置。
  • 【請求項3】 運転者のヘルメットを運転座席の後方に支えるためのベルト状または紐状の部材を運転座席の後方の車体の一部に有することを特徴とする自動車の安全装置。
  • 【請求項4】 運転者のヘルメットの頂部近傍または後部近傍を後方に支えるための1本のベルト状または紐状の部材あるいは運転者のヘルメットの両側部を個別に後方に支えるための2本のベルト状または紐状の部材を有し、前記1本または2本のベルト状または紐状の部材のそれぞれが緩慢な引き出しには繰り出され、急激な引き出しまたは車体に加わる急激な減速による加速度を検出した時には繰り出しが停止される緊急ロック機構付ベルト状または紐状部材収納機構により車体に取り付けられていることを特徴とする自動車の安全装置。
  • 【請求項5】 自動車の運転座席の後方に支えるためのベルト状または紐状の部材の先端を結合させる構造を、
    頂部近傍または後部近傍または両側部に設けたことを特徴とするヘルメット。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、カーレース等における運転者の安全を図るためのヘルメットおよび自動車の安全装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】近年、カーレースが盛んに開催されるようになっているが、レース用自動車のスピード性能や走行制御等の性能の向上に伴って、レース中にレーサーが死亡するような事故の発生が問題となっている。 これまでのレーサーに対する安全対策は、レーサーの上半身をシートベルトで座席後部に固定することにより、なされていた。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の安全対策では、レーサーの頭部はフリーな状態であるため、事故時においては、シートベルトで上半身が運転座席に固定されると、レーサーの頭部だけが前方等に飛び出そうとするなど、高速度の故に首部に大きな衝撃が加わる場合があり、それが原因で事故死に至るおそれがあった。

    【0004】本発明は、このような問題点を改善するためになされたものであり、その目的は、レース等での事故時に、運転者の生命や安全を守るヘルメットおよび自動車の安全装置を提供することにある。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明の請求項1の発明では、後方で自動車の車体の一部に結合するための部材を有するベルト状または紐状の部材を、頂部近傍または後部近傍に取り付けたことを特徴とするヘルメットを手段とする。

    【0006】同じく、本発明の請求項2の発明では、運転者のヘルメットに取り付けられたベルト状または紐状の部材の先端を結合させる構造を運転座席の後方の車体の一部に有することを特徴とする自動車の安全装置を手段とする。

    【0007】同じく、本発明の請求項3の発明では、運転者のヘルメットを運転座席の後方に支えるためのベルト状または紐状の部材を運転座席の後方の車体の一部に有することを特徴とする自動車の安全装置を手段とする。

    【0008】同じく、本発明の請求項4の発明では、運転者のヘルメットの頂部近傍または後部近傍を後方に支えるための1本のベルト状または紐状の部材あるいは運転者のヘルメットの両側部を個別に後方に支えるための2本のベルト状または紐状の部材を有し、前記1本または2本のベルト状または紐状の部材のそれぞれが緩慢な引き出しには繰り出され、急激な引き出しまたは車体に加わる急激な減速による加速度を検出した時には繰り出しが停止される緊急ロック機構付ベルト状または紐状部材収納機構により車体に取り付けられていることを特徴とする自動車の安全装置を手段とする。

    【0009】同じく、本発明の請求項5の発明では、自動車の運転座席の後方に支えるためのベルト状または紐状の部材の先端を結合させる構造を、頂部近傍または後部近傍または両側部に設けたことを特徴とするヘルメットを手段とする。

    【0010】

    【作用】本発明では、運転者の上半身をシートベルト等で運転座席に支えた場合に、ヘルメットの頂部近傍または後部近傍に取り付けたベルト状または紐状の部材を運転座席後方の車体の一部に結合させることにより、あるいは、運転座席後方に取り付けたベルト状または紐状の部材を運転者が装着したヘルメットの頂部近傍または後部近傍に結合させることにより、あるいは、ヘルメットの頂部近傍または後部近傍または両側部それぞれを緊急ロック機能付ベルト状または紐状部材収納機構に収納したベルト状または紐状の部材で後方に支えることにより、事故時において、運転者の上半身とともに頭部をも支えて、首部にかかる衝撃を軽減し、人体への重大なダメージを防止する。

    【0011】

    【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。

    【0012】図1に、本発明の第1の実施例を示す。 本実施例は、ヘルメット側にベルト状部材を設け、その先端をレース用自動車の車体の一部に掛け止めする例を示す。 1は運転者であるレーサーが装着するヘルメットであり、その頂部近傍には、自在に回るように金具2が軸で取り付けられている。 この金具2の端部にはベルト状部材4を取り付けるための概ね形の輪3が取り付けられている。 本実施例におけるレース用自動車は、公知のシートベルトを一例とするような、運転者を衝突時等に緊急に運転座席に支える手段を有しているものとする。

    【0013】図2にベルト状部材4の詳細な構成例を示す。 ベルト状部材4は、合成繊維のように丈夫でかつフレキシブルな材質のもので構成され、輪3を通してその一端が折り返されて輪3から外れないように強固に縫い付けられている。 また、ベルト状部材4の他端には穴部5を有する掛け止め用金具6が固定的に、あるいは、上記の一端と同様に輪を介して取り付けられている。 このベルト状部材4の長さとしては、運転座席に着席したレーサーが頭部を5〜10cm程度動かせる長さとするのが好適である。 また、ベルト状部材4の折り返し部を縫い付ける代わりに長さを調節可能な固定具で止めるようにしても良い。

    【0014】一方、レース用自動車の車体に連なる構造物すなわち車体の一部であって、運転者の座席後部にある構造物、例えば、ロールバー7には、着席したレーサーのヘルメット1の頂部の高さ近傍に、上記の金具6を掛け止めする構造体、すなわちベルト状部材4の先端を車体の一部に結合させる構造として、詳しくは次に述べるフック8が固定的に取り付けられている。

    【0015】図3にそのフック8の詳細を示す。 この例のフック8は、ドーム形状を有し、バネ12等の付勢手段で付勢された抜け止め用突起9が側部から飛び出ている。 この突起9は手で押し込むことができるとともに、
    手元のレバー10を倒すことによって、ワイヤー11を介して引っ込めることができる。 前述のベルト状部材4
    の先端の掛け止め用金具6の穴部5の径は、フック8の最大径より若干大きめに設定される。 これにより、金具6は、突起9が押し込まれている状態においてフック8
    に対し自由に着脱できる。

    【0016】以上のように構成した第1の実施例の作用を説明する。

    【0017】まず、ヘルメット1に取り付けたベルト状部材4の先端の掛け止め用金具6をフック8に掛け止めする。 ここで、掛け止め用金具6の穴部5は、フック8
    の抜け止め突起9に突き当たるが、そのまま金具6を押し込むと突起9の傾斜に沿って突起9がフック8内に押し込まれ、金具6は突起9の下に入り込む。 これにより、突起9は解放されて元のように飛び出し、金具6はフック8から外れなくなり、ヘルメット1は運転座席の後方に固定的に支えられる。 レーサーは、さらにシートベルトで上半身を運転座席支えられて、運転することになる。 このようにヘルメット1を固定的に支えても、ベルト状部材4はフレキシブルであって5〜10cmの余裕があり、金具2は回ることができ、かつ、金具6もフック8に対しフリーであるため、レーサーは頭部を上下左右とも必要最小限の範囲で動かしたり、回したりすることができる。

    【0018】この状態で万が一、レース中に事故が発生した場合、レーサーの上半身がシートベルトで支えられるとともに、固定されたヘルメット1により頭部も支えられて、首部にかかる衝撃が軽減され、死に至るような人体への重大なダメージが防止される。

    【0019】レース終了等により、ベルト状部材4を取り外したい場合には、手元レバー10を倒すか、あるいは手でフック8の突起9を押し込むことにより、金具6
    をフック8より取り外す。 ここで、金具6をフック8に装着したときに圧縮バネ等の付勢手段で金具6が付勢されるようにしておけば、手元レバー10を倒すことで、
    一人でに金具6がフック8から外れるようにすることができる。

    【0020】なお、本発明は上記第1の実施例に限定されるものではなく、例えば、以下のように変形できる。

    【0021】ベルト状部材4は紐状部材であっても良い。 また、ベルト状部材または紐状部材は弾性を有するものとすることも可能であり、この場合、頭部にかかる衝撃を和らげるのに役立つ。

    【0022】ベルト状部材4のヘルメット1への取り付け箇所としては、頂部近傍のほかに後部近傍とすることもできる。

    【0023】図4に示すように、上記実施例とは、逆にベルト状部材4(または紐状部材)を運転座席後方の車体の一部に固定的に取り付けるか、あるいは、次の第2
    の実施例で述べるエマージェンシ・ロッキング・リトラクタを介して通常時には引き出し収納自在とし事故時には引き出しを緊急にロックするように取り付け、一方、
    ヘルメット1側の頂部近傍または後部近傍にベルト状部材4の結合構造としてフック13を設け、ベルト状部材4(または紐状部材)の端部に設けた引っ掛け用金具1
    4をレーサーが装着したヘルメット1のフック13に掛け止めするようにしても、同様の作用効果が得られる。
    また、車体側、ヘルメット側の両方にフックを設けて、
    ベルト状部材または紐状部材を両方に掛け止めするようにしても良い。

    【0024】図1、図4におけるベルト状部材等とヘルメットを結合するためのフックや金具の構造も一例であって、一般に知られている種々の形式のものが使用できる。 例えば、上記したように自動車側にエマージェンシ・ロッキング・リトラクタを用いる場合には、短いベルト状または紐状の部材をヘルメットの頂部近傍または後部近傍に取り付けてその後端をエマージェンシ・ロッキング・リトラクタから繰り出されるベルト状部材の先端に結合するための構造としてバックル機構を用いることができる。

    【0025】図5に、本発明の第2の実施例を示す。 本実施例は、ヘルメットの両側部をベルト状部材でレース用自動車の車体の一部に取り付けたエマージェンシ・ロッキング・リトラクタ(以下、単にリトラクタと記す)
    で巻き取る構成とした例である。 このリトラクタは、シートベルトに用いられている公知のものと同様のものである。 21は運転者であるレーサーが装着するヘルメットであり、その両側部に、例えば、ベルト状部材22の先端の穴開き金具23が自在に動くように段付固定軸2
    4で取り付けられている。 これらの2本のベルト状部材22は、合成繊維のように丈夫でかつフレキシブルな材質のもので構成され、それぞれ緊急ロック機構付のベルト収納機構であるリトラクタ25にバネ等による適度な付勢で後方に巻き取られる構成となっている。

    【0026】リトラクタ25は、ベルト状部材22の巻き取り軸26にベルト繰り出し緊急ロック機構27を有し、車体衝突等によってベルト状部材22が急激な速度で繰り出されようとすると緊急にその繰り出しが停止され、かつ車体加速度検知緊急ロック機構28を有し、車体衝突時に発生するような大きな加速度(車体衝突時では負の加速度)を検知した場合にもベルト状部材22の繰り出しが緊急に停止される。 リトラクタ25は、車体に連なる構造物すなわち車体の一部に固定され、その固定位置、姿勢によってはベルト状部材22を図5のように棒状体やローラ等で方向転換させる。

    【0027】図6にベルト状部材22とヘルメット21
    の結合構造の好適な構成例を示す。 図6(a)は、ベルト状部材22の先端の金具23をヘルメット21の両側部の段付固定軸24に嵌め入れる例である。 この例では、金具23に大径の穴とそれより小幅な長穴が連続して開けられおり、大径の穴を段付固定軸24に嵌め入れた後、小幅な長穴を段付固定軸24の内側の小径軸に位置させて金具23の段付固定軸24からの脱落を阻止する。 また、図6(b)はヘルメット21の両側部に回転自在に固定的に取り付けられたベルト状部材29の後端をバックル機構30でリトラクタ25から繰り出されたベルト状部材31の先端と着脱自在に結合させる構成例である。

    【0028】以上のように構成した第2の実施例の作用を説明する。

    【0029】まず、ヘルメット21をリトラクタ25のベルト状部材22に結合する。 これにより、ヘルメット21は運転座席の後方に支えられる。 レーサーは、さらにシートベルト(シートベルト)で上半身を運転座席に支えられて、運転することになる。 このようにヘルメット21を後方に支えても、ベルト状部材22はフレキシブルであって、かつ通常の緩慢な速度ではリトラクタ2
    5から自在に引き出せるので、レーサーは頭部を上下左右とも必要な範囲で動かしたり、回したりすることができる。

    【0030】この状態で万が一、レース中に衝突事故が発生した場合、ヘルメット21に結合されたベルト状部材22を急激に繰り出そうとする加速度が加わるが、リトラクタ25のベルト繰り出し緊急ロック機構27により感知されて緊急にその繰り出しが停止され、あるいは車体加速度検知緊急ロック機構28により、車体の大きな加速度(衝突時等では負の加速度)が検知されてベルト状部材22の繰り出しが緊急に停止される(ベルト繰り出し緊急ロック機構27と車体加速度検知緊急ロック機構28の両方が同時に作動する場合もある)。 これにより、レーサーの上半身がシートベルトで支えられるとともに、ヘルメット21により頭部も支えられて、レーサーの首部にかかる衝撃が軽減され、死に至るような人体への重大なダメージが防止される。

    【0031】なお、本発明は上記第2の実施例に限定されるものではなく、例えば、以下のように変形できる。

    【0032】ベルト状部材22は紐状部材であっても良い。 また、ベルト状部材または紐状部材は弾性を有するものとすることも可能であり、この場合、頭部にかかる衝撃を和らげるのに役立つ。

    【0033】

    【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明によれば、運転者の上半身をシートベルト等で運転座席に支えた場合に、ヘルメットの頂部近傍または後部近傍に取り付けたベルト状または紐状の部材を運転座席後方の車体の一部に結合させるため、あるいは、運転座席後方に取り付けたベルト状または紐状の部材を運転者が装着したヘルメットの頂部近傍または後部近傍に結合させるため、あるいは、ヘルメットの頂部近傍または後部近傍または両側部それぞれを緊急ロック機能付ベルト状または紐状部材収納機構に収納したベルト状または紐状の部材で後方に支えるため、事故時において、運転者の上半身とともに頭部をも支えて、首部にかかる衝撃を軽減し、人体への重大なダメージを防止することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。

    【図2】上記第1の実施例におけるベルト状部材の構成例を示す図である。

    【図3】上記実施例におけるフックの構造例を示す図である。

    【図4】上記第1の実施例の変形例を示す構成図である。

    【図5】本発明の第2の実施例を示す構成図である。

    【図6】(a)、(b)は上記第2の実施例におけるヘルメットとベルト状部材の結合構造の構成例を示す図である。

    【符号の説明】

    1…ヘルメット 2…金具 4…ベルト状部材 6…掛け止め用金具 7…ロールバー 8…フック 21…ヘルメット 22…ベルト状部材 24…段付固定軸 25…エマージェンシ・ロッキング・リトラクタ 27…ベルト繰り出し緊急ロック機構 28…車体加速度検知緊急ロック機構

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