On-vehicle display device

申请号 JP2001100677 申请日 2001-03-30 公开(公告)号 JP2002293194A 公开(公告)日 2002-10-09
申请人 Clarion Co Ltd; クラリオン株式会社; 发明人 TAKEDA YOSHIHISA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an on-vehicle display device capable of preventing a display part installed on a ceiling in an automobile from interfering a user getting on and off from a rear seat and interfering a visual field of a driver.
SOLUTION: The display device includes a unit 3 having a mounting part 1 and a display panel 2, a driving mechanism 4 for driving the display panel 2, a state detecting part 5 for detecting a state of on-vehicle equipment arranged in a predetermined position in the automobile, and a control circuit 6 for controlling actuation of the driving mechanism 4 in response to a detection signal from the state detecting part 5. The mounting part 1 provided with a housing part 1a of the display panel 2 is mounted on the ceiling in the automobile. An upper end of the display panel 2 provided with a display 2a is rotatably provided around a shaft part on a front end of the housing part 1a. The driving mechanism 4 includes a motor 4a and a transmitting part for transmitting power of the motor 4a to the shaft part of the display panel 2. The state detecting part 5 includes a gear sensor 5a, a key sensor 5b, a signal output part 5c from on-vehicle electronic equipment, and an operation panel 5d of an operation part of the on-vehicle electronic equipment.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 車内の天井部に設置され、映像情報を表示する表示部を有する車載用表示装置において、 前記表示部が、車内の搭乗者の一部から見える開位置と、天井に収納されて車内の搭乗者から見えない閉位置との間を移動可能に設けられ、 前記表示部を駆動する駆動機構と、 前記駆動機構の駆動源となるモータと、 車載設備の状態を検出対象とする状態検出手段と、 前記状態検出手段からの検出信号を受けて、前記駆動機構の作動を制御する制御手段とを有することを特徴とする車載用表示装置。
  • 【請求項2】 前記状態検出手段は、車のギアの状態を検出するギア状態検出部を有し、 前記制御手段は、前記状態検出手段がバックギア動作を検出したことを判定するバックギア判定部と、前記バックギア判定部によってバックギア動作が判定された場合に、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする請求項1記載の車載用表示装置。
  • 【請求項3】 前記状態検出手段は、車のエンジンキーの状態を検出するキー状態検出部を有し、 前記制御手段は、前記状態検出手段がエンジンキーの抜き取り動作を検出したことを判定するキー判定部と、前記キー判定部によってエンジンキーの抜き取りが判定された場合に、前記表示部を閉位置へ移動させるように、
    前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用表示装置。
  • 【請求項4】 前記状態検出手段は、車載用電子機器の状態を検出する機器状態検出部を有し、前記制御手段は、前記機器状態検出部が前記車載用電子機器の映像不要状態を検出したことを判定する機器状態判定部と、前記機器状態判定部によって映像不要状態が判定された場合に、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載用表示装置。
  • 【請求項5】 運転者が操作可能な操作手段を有し、 前記制御手段には、前記操作手段からの操作入力に応じて、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載用表示装置。
  • 【請求項6】 前記状態検出手段若しくは前記操作手段からの信号入力がない場合に、前記表示部を開位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する開動作指示部を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の車載用表示装置。
  • 【請求項7】 前記表示部は、その電源回路を開閉する開閉部を有し、 前記制御手段は、前記閉動作指示部から前記モータの作動指示信号が出力された場合に、前記開閉部を開状態とする電源切換部を有することを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の車載用表示装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、映像情報を表示する表示部を車内の天井に備えた表示装置に係り、特に、
    その開閉動作に改良を施した車載用表示装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年、デジタル技術、通信技術の進歩に伴い、車載用機器も多種多様なものが開発されている。
    例えば、旧来からのエアコン等の空調システム、ラジオ、CDプレーヤなどのオーディオシステムの他に、ナビゲーションシステム、座席の調整を行なうための機構調整システム等も広く普及している。 ナビゲーションシステムは、LCD等の表示装置を備えているが、通常は、この表示装置にテレビジョン放送やDVDに記録された映像等を表示させる機能も有している。 さらに、インターネットや電子メール等の通信システムが装備された車載用電子機器も開発されている。

    【0003】ところで、従来から、上述のような車載用機器における表示装置は、表示器を車のセンターコンソール等に配設していた。 さらに、例えば、最近の高級車では、後部座席においてテレビジョン放送やDVDを視聴できるように、センターコンソールとは別の場所に表示器が設置されている場合がある。 この場合、車内の取り付け場所の制限から、表示器を天井に設置したものが多い。 すなわち、表示器の上端が、車内の天井に軸部を中心に回動可能に設けられており、視聴時にユーザが手動で下方に回動させて、表示画面を視認可能な位置とすることによって使用する。 そして、視聴後には、ユーザが表示器を手動で上方に回動させて収納状態とする。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のような車載用表示装置は、ユーザの視聴時に、表示器を天井から下方に突出させる必要があるので、例えば、運転者が車を後退させる場合や、後続車の状況を確認する場合に、視界の妨げになる可能性がある。 また、後部座席に着座しているユーザが、表示器を上方に収納し忘れた場合には、天井から下方に突出した表示器によって頭部空間が狭くなっているので、乗り降りの際に邪魔になる可能性もある。

    【0005】本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、
    車内の天井に設置した表示部が、運転者の視界や後部座席からのユーザの乗り降りの邪魔にならない車載用表示装置を提供することにある。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車内の天井部に設置され、
    映像情報を表示する表示部を有する車載用表示装置において、前記表示部が、車内の搭乗者の一部から見える開位置と、天井に収納されて車内の搭乗者から見えない閉位置との間を移動可能に設けられ、前記表示部を駆動する駆動機構と、前記駆動機構の駆動源となるモータと、
    車載設備の状態を検出対象とする状態検出手段と、前記状態検出手段からの検出信号を受けて、前記駆動機構の作動を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
    以上のような請求項1記載の発明では、車載設備の状態に応じて、車内の天井に設置した表示部の開閉を切り換えることができるので、運転者等が特定の車載設備を操作した際に表示部が閉位置となるように設定すれば、表示部が運転者その他の搭乗者の邪魔にならない。

    【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車載用表示装置において、前記状態検出手段は、車のギアの状態を検出するギア状態検出部を有し、前記制御手段は、前記状態検出手段がバックギア動作を検出したことを判定するバックギア判定部と、前記バックギア判定部によってバックギア動作が判定された場合に、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出する閉動作指示部を有することを特徴とする。 以上のような請求項2記載の発明では、運転者が車を後退させるためにバックギアを入れると、自動的に表示部が閉位置へ移動するので、運転者の視界の邪魔になることがない。

    【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車載用表示装置において、前記状態検出手段は、車のエンジンキーの状態を検出するキー状態検出部を有し、前記制御手段は、前記状態検出手段がエンジンキーの抜き取り動作を検出したことを判定するキー判定部と、前記キー判定部によってエンジンキーの抜き取りが判定された場合に、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする。 以上のような請求項3
    記載の発明では、車を停車させてエンジンキーが抜き取られると、自動的に表示部が閉位置へ移動するので、後部座席から乗り降りする人の邪魔にならない。

    【0009】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載用表示装置において、前記状態検出手段は、車載用電子機器の状態を検出する機器状態検出部を有し、前記制御手段は、前記機器状態検出部が前記車載用電子機器の映像不要状態を検出したことを判定する機器状態判定部と、前記機器状態判定部によって映像不要状態が判定された場合に、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする。 以上のような請求項4記載の発明では、例えば、テレビやDVD
    などの車載用電子機器の視聴モードや電源がOFFとなっていて映像を必要としていない場合には、自動的に表示部が閉位置に移動するので、後部座席に着座した人が手動で閉位置へ移動させる手間が省ける。

    【0010】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載用表示装置において、運転者が操作可能な操作手段を有し、前記制御手段には、前記操作手段からの操作入力に応じて、前記表示部を閉位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する閉動作指示部を有することを特徴とする。 以上のような請求項5記載の発明では、運転者が後続車両を確認するため等に視界の確保を必要とする場合には、自ら操作手段を操作することによって、表示部を閉位置にできる。

    【0011】請求項6記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の車載用表示装置において、前記状態検出手段若しくは前記操作手段からの信号入力がない場合に、前記表示部を開位置へ移動させるように、前記モータの作動指示信号を出力する開動作指示部を有することを特徴とする。 以上のような請求項6記載の発明では、視界の確保等のために表示部を閉状態としておく必要がなくなった場合には、表示部が開位置に移動するので、後部座席に着座した人は表示部の表示映像を再び楽しむことができる。

    【0012】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車載用表示装置において、前記表示部は、その電源回路を開閉する開閉部を有し、前記制御手段は、前記閉動作指示部から前記モータの作動指示信号が出力された場合に、前記開閉部を開状態とする電源切換部を有することを特徴とする。 以上のような請求項7記載の発明では、表示部を閉状態とした場合には、表示用の電源が切れるので、消費電力の節約と寿命の向上が可能となる。

    【0013】

    【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図1〜4を参照して具体的に説明する。 〔1. 実施の形態の構成〕本実施の形態は、図1〜3に示すように、取付部1及び表示パネル2から成るユニット3と、表示パネル2を駆動する駆動機構4と、車内の所定の位置に配設され、車載設備の状態を検出する状態検出部5と、状態検出部5からの検出信号に応じて、駆動機構4の作動を制御する制御回路6とを備えている。

    【0014】取付部1は、車内の天井に取り付けられており、表示パネル2が収容される窪みである収容部1a
    を備えている。 表示パネル2は、LCD等の表示器2a
    を備えており、その上端が収容部1aの前端(進行方向側)に、図示しない軸部を中心に回動可能に設けられている。 このため、表示パネル2は、表示器2aの画面を後部座席から視認できる開位置と、収容部1aに収容される閉位置との間を変位可能に構成されている。

    【0015】駆動機構4は取付部1内に配設され、モータ4aと、このモータ4aの動力を表示パネル2の軸部にベルト等によって伝達する伝達部(図示せず)とを備えている。 状態検出部5には、ギアセンサ5a、キーセンサ5b、信号出力部5c及び操作パネル5dが含まれている。 ギアセンサ5aは、ギアレバーに配設され、ギアレバーの位置がバックに入っている場合に、その検出信号を制御回路6へ出力するセンサである。 キーセンサ5bは、車のエンジンキーに配設され、キーが抜かれた場合に、その検出信号を制御回路6へ出力するセンサである。

    【0016】信号出力部5cは、映像を必要とする車載用機器(例えば、テレビやDVD等を含む機器)の一部に組み込まれており、当該機器が視聴モードか否か若しくは電源が入っているか否かの検出信号を、制御回路6
    へ出力する手段である。

    【0017】操作パネル5dは、車載用機器の操作装置であり、車のセンターコンソール等に配設されている。
    この操作パネル5dは、複数のボタンスイッチを備えており、その中には、車載用機器の視聴モードや電源を切り替えるボタンスイッチ、表示パネル2の開閉を指示入力するボタンスイッチ等が含まれている。 なお、操作パネル5dとしては、画面に表示されたボタンを、直接指で触るだけでボタンスイッチと同様に車載用機器を選択操作できるタッチパネルを用いることも可能である。

    【0018】制御回路6は、コンピュータをソフトウェアで制御することで実現されるが、この場合のハードウェアやソフトウェアの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは各種変更可能であるため、以下の説明では、各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。 すなわち、制御回路6は、バックギア判定部61、キー判定部62、機器状態判定部63、閉動作指示部64、開動作指示部65、電源切替部66を有している。

    【0019】バックギア判定部61は、ギアセンサ5a
    からバックギアの検出信号が入力されたことを判定する手段である。 キー判定部62は、キーセンサ5bからキー抜き取りの検出信号が入力されたことを判定する手段である。 機器状態判定部63は、車載用機器の信号出力部5cからの視聴モード若しくは電源の検出信号が入力されたことを判定する手段である。

    【0020】閉動作指示部64及び開動作指示部65
    は、バックギア判定部61、キー判定部62、機器状態判定部63の判定結果に応じて、若しくは操作パネル5
    dからの指示入力に応じて、駆動機構4のモータ4aへの作動指示信号を出力する手段である。 また、開動作指示部65は、バックギア判定部61からバックギアの検出信号の入力がなくなってから、所定の時間経過した場合に、モータ4aに開動作指示信号を出力するように設定されている。 このように表示パネル2を開位置に復帰させるための所定時間の設定は自由であるが、例えば、
    1分以内にする等、できるだけユーザの視聴の妨げとならない時間が望ましい。 電源切替部66は、表示器2a
    におけるバックライト等の表示用電源の開閉を切り替える手段である。 なお、表示器2aと車載用機器との間に必要な接続は、車内等に設置された配線を介して行なわれている。

    【0021】〔2. 実施の形態の作用〕上記のように構成された本実施の形態の作用を、図4に従って説明する。 なお、図4は、制御回路6の処理手順の一例を示すフローチャートである。 まず、テレビジョン放送やDV
    Dを視聴したい場合には、操作パネル5dから、これらに対応する車載用機器を視聴モードとする指示、若しくは電源を入れる指示を操作入力する。 すると、車載用機器の信号出力部5cから、対応機器が視聴モード若しくは電源ONとなったことを示す信号が制御回路6に入力され、これが機器状態判定部63において判定される(ステップ401)。

    【0022】これにより、開動作指示部65が、駆動機構4のモータ4aを開方向に作動させる信号を出力するとともに、電源切替部66が表示器2aのバックライト等の表示用電源を入れる(ステップ402)。 従って、
    表示パネル2は収容部1aに収容された閉位置から、下方に回動して開位置に来るので、後部座席に着座したユーザは、車載用機器から送信される信号に基づいて、表示器2aの画面に表示される映像を見ることができる。

    【0023】かかる状態で、運転者が車を後退させるためにギアレバーをバックに入れると、ギアセンサ5aからバックギアの検出信号が制御回路6に入力され、これがバックギア判定部61において判定されるので(ステップ403)、閉動作指示部64が、駆動機構4のモータ4aを閉方向に作動させる信号を出力するとともに、
    電源切替部66が表示器2aのバックライト等の表示用電源を切る(ステップ407)。 これにより、表示パネル2は上方に回動して閉位置に来るので、収容部1a内に収容される。

    【0024】さらに、上記のようにバックギアによる表示パネル2の閉操作が行なわれた場合には(ステップ4
    08)、運転者がバック運転を止めてギアを戻してから、所定の時間が経過すると(ステップ409)、開動作指示部65が、モータ4aを開方向に作動させる信号を出力するとともに、電源切替部66が表示器2aのバックライト等の表示用電源を入れる(ステップ40
    2)。 すると、表示パネル2は収容部1aに収容された閉位置から、下方に回動して開位置に来るので、後部座席に着座したユーザは、再び表示器2aの画面に表示される映像を見ることができる。

    【0025】また、表示パネル2が開位置にある状態で、運転者が車を停止してキーを抜き取ると、キーセンサ5bからキー抜き取りの検出信号が制御回路6に入力され、これがキー判定部62において判定されるので(ステップ404)、閉動作指示部64が、駆動機構4
    のモータ4aを閉方向に作動させる信号を出力するとともに、電源切替部66が表示器2aのバックライト等の表示用電源を切る(ステップ407)。 これにより、表示パネル2は上方に回動して閉位置に来るので、収容部1a内に収容される。

    【0026】また、運転者が操作パネル5dから、車載用機器の視聴モード若しくは電源を切る指示を操作入力すると、この信号が信号出力部5cから制御回路6に入力され、これが機器状態判定部63において判定される
    (ステップ405)。 すると、閉動作指示部64が、駆動機構4のモータ4aを閉方向に作動させる信号を出力するとともに、電源切替部66が表示器2aのバックライト等の表示用電源を切る(ステップ407)。 これにより、表示パネル2は上方に回動して閉位置に来るので、
    収容部1a内に収容される。

    【0027】なお、運転者が操作パネル5dから、表示パネル2を閉状態とする指示を操作入力することによっても(ステップ406)、閉動作指示部64がモータ4
    aを閉方向に作動させる信号を出力するので、同様に表示パネル2が閉位置となり、表示器2aの表示用電源が切られる(ステップ407)。

    【0028】〔3. 実施の形態の効果〕以上のような本実施の形態によれば、表示パネル2が開位置にある場合であっても、運転者がギアレバーをバックに入れると、
    自動的に表示パネル2が閉位置に来る。 このため、運転者は、表示パネル2によって視界を遮られることなく、
    後方を確認しながらバック運転を行なうことができる。
    また、バック運転を止めた場合には、表示パネル2は自動的に開位置に戻るので、元に戻す手間が省け、ユーザの視聴が中断される時間を極力短くすることができる。
    さらに、操作パネル5dを用いて閉動作指示を入力すれば、自動的に表示パネル2を閉位置とすることができるので、単に運転者が後続車両を確認したい場合にも便利である。

    【0029】また、車を停止させた時にキーを抜いた場合には、自動的に表示パネル2が閉位置に来るので、後部座席からの乗り降りの妨げにならず、閉位置へ手動で収容する手間が省ける。 また、テレビやDVD等の車載用機器が表示器2aを必要なモードとなった場合等には、自動的に表示パネル2が開位置となるので、手動で開く手間が省ける。 さらに、表示パネル2が閉位置にあるときには、表示器2aの表示用電源は自動的に切られるので、車のバッテリーの消費電力を節約できるとともに、表示器2aの寿命を向上させることができる。

    【0030】〔4. 他の実施の形態〕本発明は、上記のような実施の形態に限定されるものではない。 例えば、
    ユーザの視聴途中で一端閉位置とした表示パネルを、自動的に開位置に戻す設定は、上述のものには限定されない。 例えば、バックギア状態から他のギア状態にしたことを検出した場合に、表示パネルが開位置に戻るように設定してもよい。 かかる設定をせずに、ユーザによる操作パネルからの入力を待って、開位置に戻すようにしてもよい。

    【0031】また、状態検出部の構成は、各部の状態を検出できるものであればどのようなものであってもよい。 例えば、ギアやキー操作に応じて機械的に接点が開閉されるスイッチであってもよく、レーザ等の遮光を検知するスイッチであってもよい。 車両の運転制御用の回路を介して検出する構成とすることもできる。 また、状態検出部から制御回路への信号の伝達媒体は、ケーブル、光ファイバ、無線等、どのようなものであってもよい。

    【0032】また、表示パネルや操作パネルに用いられる表示器は、LCDやOEL(Organic Ele
    ctroluminescence)やその他のエレクトロルミネッセントディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT、LEDアレイ等、電子的な表示を行なうことができるものであれば、どのようなものであってもよい。 表示パネルの天井への取り付けも、取付部を介さずに天井に直接取り付けてもよい。 操作パネルの取り付け位置も、センターコンソールには限定されない。 後部座席のユーザが操作可能な位置に設けてもよい。 さらに、
    駆動機構も、モータを駆動源として操作パネルを開閉させることができる構成であれば、どのような機構であってもよい。

    【0033】また、表示器に表示される映像データを供給する電子機器は、テレビやDVDプレーヤには限定されず、ナビゲーション装置、文字放送対応ラジオ、We
    bページ、電子メール等が利用可能なコンピュータ等、
    周知の若しくはこれから実用化される種々のものを適用可能である。 複数の異なる機器の機能を一つのコンピュータによって実現するシステムであってもよい。

    【0034】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    車内の天井に設置した表示部が、運転者の視界や後部座席からのユーザの乗り降りの邪魔にならない車載用表示装置を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の車載用表示装置の実施の形態における表示パネルを、車内へ取り付けた状態を示す斜視図である。

    【図2】図1の表示パネルを示す斜視図である。

    【図3】図1の実施の形態の制御構成を示す機能ブロック図である。

    【図4】図1の実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。

    【符号の説明】

    1…取付部 1a…収容部 2…表示パネル 2a…表示器 3…ユニット 4…駆動機構 4a…モータ 5…状態検出部 5a…ギアセンサ 5b…キーセンサ 5c…信号出力部 5d…操作パネル 6…制御回路 61…バックギア判定部 62…キー判定部 63…機器状態判定部 64…閉動作指示部 65…開動作指示部 66…電源切替部

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