Vehicle bonnet assembly

申请号 JP9679692 申请日 1992-04-16 公开(公告)号 JPH05112257A 公开(公告)日 1993-05-07
申请人 Jaguar Cars Ltd; ジヤガー カーズ リミテツド; 发明人 JIYON BIRINTON KIYADEI; MAAKU SHIEIN HAWAADO; SUTEIIBUN ANDORIYUU FUITSUSHIY; ROBAATO CHIYAARUZU UIRIAMU ROI; ARAN BOUGAN TOOMASU;
摘要 PURPOSE: To provide a vehicle bonnet assembly where an buffer action is improved by moving a bonnet rearward when an impact is given to the leading edge by an accident or the like, so that the trailing edge of the bonnet is lifted to increase the space between the bonnet and an engine disposed below the bonnet. CONSTITUTION: This vehicle bonnet assembly includes a bonnet 10 hinged to a vehicle body adjacent to one edge and having a releasable catch 25 adjacent to the opposite edge. The bonnet 10 is hinged to the vehicle body so as to permit the rearward movement of the bonnet 10 when an impact is applied to the leading edge 12 thereof. A lifting mechanism 11, 26 is provided to lift the trailing edge 20 of the bonnet 10 in response to the rearward movement of the bonnet 10.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ボンネット(10;30)を含む車両用ボンネット組立体であって、前記ボンネット(10;3
    0)が一方の端縁(12;31;20)と隣接した位置において車体にヒンジで留められ、かつ反対側の端縁(20;41;12)と隣接した位置において釈放可能なキャッチ装置(25;47;70)を有する車両用ボンネット組立体において、ボンネット(10;30)が該ボンネットの前縁(12;31)およびボンネット(10;30)の後方移動に応答してボンネット(1
    0;30)の後縁(20;41)を持ち上げる装置(1
    1;26;40;42;85;90)に衝撃が加えられたときにボンネット(10;30)を後方に移動させることができるように車体にヒンジで留められていることを特徴とする車両用ボンネット組立体。
  • 【請求項2】 請求項1に記載のボンネット組立体において、前縁(12;31)に加えられた衝撃荷重が所定の限度を超えたときにボンネット(10;30)が後方に移動することを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項3】 請求項1または2に記載のボンネット組立体において、ボンネット(10;30)がその前縁(12;31)と隣接した位置においてヒンジで留められていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項4】 請求項3に記載のボンネット組立体において、ボンネット(10)が該ボンネットの前縁(1
    2)と隣接して配置された1対のヒンジ機構(11)により車体に直接にまたは間接的にヒンジで留められ、各々のヒンジ機構(11)が一端部において車体に直接にまたは間接的に枢着されかつ他端部においてボンネット(10)に枢着されたリンク(13)と、一端部においてリンク(13)の枢着部(14)と共軸をなして車体に枢着されかつ他端部においてリンク(13)の枢着部(15)の前方に隔置された位置(19)でボンネット(10)に枢着された支柱(16,17)とを備え、支柱(16,17)の有効長が衝撃荷重がボンネット(1
    0)の前縁(12)に加えられたときに短縮するようになっていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項5】 請求項4に記載のボンネット組立体において、各々のヒンジ機構(11)の支柱(16,17)
    が車体に直接にまたは間接的に枢着された第2リンク(16)と、ボンネット(10)に枢着された第3リンク(17)とを備え、第2リンク(16)および第3リンク(17)がエネルギ吸収ヒンジ(18)により連結されていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項6】 請求項5に記載のボンネット組立体において、エネルギ吸収ヒンジ(18)がトルク負荷される摩擦継手、構造破損継手および/またはせん断抑制継手を備えていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項7】 請求項6に記載のボンネット組立体において、各々のヒンジ機構(11)の支柱が入れ子式支柱を備えていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項8】 請求項3から7までのいずれか一項に記載のボンネット組立体において、ボンネット(10)をその閉鎖位置に維持するためにボンネット(10)の後縁(20)の近くにキャッチ機構(25)が設けられ、
    キャッチ機構(25)がボンネット(10)が後方に移動するときにボンネット(10)を釈放するようになっていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項9】 請求項8に記載のボンネット組立体において、各々のキャッチ機構(25)がリンク(26)の一端部に枢動可能に配置され、リンク(26)の他端部(28)が車体(27)に枢着され、それによりボンネット(10)が後方に移動するときに、キャッチ機構(25)がそれらのリンク(26)において上方に枢動してボンネット(10)の後縁(20)の上昇を助けることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項10】 請求項9に記載のボンネット組立体において、キャッチ機構のリンク(26)がトルク制限機構を含むピボット(28)により車体(27)と枢着されていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項11】 請求項10に記載のボンネット組立体において、トルク制限機構がもどり止めラチェット、トルク負荷される摩擦継手および/またはせん断抑制継手を備えていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項12】 請求項3に記載のボンネット組立体において、ボンネット(30)がその前縁(31)と隣接した位置でモジュール前端組立体(32)にヒンジで留められ、前端組立体(32)は後方に枢動することができるように車両構体の前側横ばり(33)にヒンジで留められ、ボンネット(30)の後縁(41)と隣接したボンネット(30)の両側にローラ(40)が設けられ、そして車体(43)上にローラ(40)と係合するための軌道(42)が設けられ、軌道(42)はその前端部(46)から後端部まで上方に傾けられており、それによりボンネット(30)の前縁(31)に衝撃荷重が加えられたときに、前端モジュール(32)が後方に枢動してボンネット(30)を後方に移動させ、それによりローラ(40)がそれらと組み合わされた軌道(4
    2)に沿って上方に移動してボンネット(30)の後縁(41)を持ち上げることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項13】 請求項12に記載のボンネット組立体において、ボンネット(30)の前縁(31)に加えられた衝撃荷重が所定値を超えるまでは前端組立体(3
    2)の後方への枢動を阻止するために、せん断ピン(3
    5)が前端組立体(32)に設けられかつ/またはトルク制限装置が前端組立体(32)と車両の下側フレーム(33)との間のヒンジ連結部(34)に設けられていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項14】 請求項1または2に記載のボンネット組立体において、ボンネット(10)がその後縁(2
    0)と隣接した位置において車体にヒンジで留められていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項15】 請求項14に記載のボンネット組立体において、釈放可能なラッチ装置(70)がボンネット(10)の前縁(12)と隣接した位置に設けられ、前記ラッチ装置(70)が構造部材(75)により車体に固定され、該構造部材(75)はボンネット(10)の前縁(12)に加えられた衝撃のために荷重が加えられたときにつぶれるように設計されており、該構造部材(75)がつぶれることによりボンネット(10)を後方に移動させることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項16】 請求項15に記載のボンネット組立体において、構造部材(75)が四辺形のフレーム部材であり、フレーム部材(75)の隅部がヒンジ箇所を構成するために弱められていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項17】 請求項16に記載のボンネット組立体において、フレーム部材(75)が車両の長手方向に配置されかつ直立辺(76)により車体と連結され、ラッチ機構(72)がフレーム部材(75)の上側の辺(7
    8)の前端部に固定され、前記の上側の辺(78)が前記の直立辺(76)から前方にかつ後方に延びていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項18】 請求項17に記載のボンネット組立体において、緩衝器(80)がフレーム部材(75)の上側の辺(78)の後端部に設けられていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項19】 請求項14から18までのいずれか一項に記載のボンネット組立体において、ボンネット(1
    0)がヒンジ装置(85;90)により車体にヒンジで留められ、ヒンジ装置(85;90)がボンネットを後方に移動させることができるように構成されていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項20】 請求項19に記載のボンネット組立体において、ヒンジ装置(85)が該ヒンジ装置を屈曲可能にする弱められた部分を有することを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項21】 請求項19に記載のボンネット組立体において、ヒンジ装置(90)が4個のバーからなるリンク仕掛けを備え、第1リンク(91)が車体に固定され、そして第2リンク(92)がボンネット(10)に固定され、第3リンク(93)が各々の端部において第1リンク(91)および第2リンク(92)の隣接した後端部に枢着され、そして第4リンク(94)が各々の端部において第1リンク(91)および第2リンク(9
    2)の隣接した前端部に枢着されており、リンク(9
    1,92,93,94)が通常の操作においてボンネット(10)の前縁(12)を上方に枢動させ、そしてボンネット(10)の前縁(12)に衝撃が加えられたときにボンネット(10)が後方に移動する際にボンネット(10)の後縁(20)を持ち上げるようになっていることを特徴とするボンネット組立体。
  • 【請求項22】 請求項20に記載のボンネット組立体において、引張ばね(95)が第2リンク(92)と第3リンク(93)との枢着部と、第1リンク(91)と第4リンク(94)との枢着部との間に作用することを特徴とするボンネット組立体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は車両用ボンネットに関し、かつ特に自動車用ボンネットに関する。

    【0002】

    【従来の技術および発明が解決しようとする課題】最新の自動車の設計においては、可視性、空気動学的特性およびスタイル上の理由からボンネットラインをできる限り低くすることが望ましい。 その結果、自動車のボンネットと機関区画室内に設けられた装置との間の間隙が一般的に非常に小さくなる。 その結果、ボンネットが事故時に歩行者と衝突したときに、ボンネットによる緩衝作用は極めて小さい。

    【0003】

    【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によれば、ボンネットを含む車両用ボンネット組立体であって、前記ボンネットが一方の端縁と隣接した位置において車体にヒンジで留められかつ反対側の端縁と隣接した位置において釈放可能なキャッチ装置を有する車両用ボンネット組立体において、ボンネットが該ボンネットの前縁およびボンネットの後方移動に応答してボンネットの後縁を持ち上げる装置に衝撃が加えられたときにボンネットを後方に移動させることができるように車体にヒンジで留められていることを特徴とする車両用ボンネット組立体が提供される。

    【0004】本発明によれば、車両のボンネットは歩行者と衝突したときに持ち上げられて間隙を生じ、それによりボンネットが変形して衝撃を吸収できるようになっている。

    【0005】本発明の好ましい一実施例によれば、ボンネット組立体はボンネットの前縁に衝撃荷重が加えられたときに後方に移動するようになっており、ボンネットの後方移動によりボンネットの後縁が持ち上げられる。
    衝撃荷重が所定の限度を超えるまでボンネットの後方移動を阻止するための手段が設けられ、それにより上昇機構を不注意によりまたは故意に作動させないように構成されることが好ましい。

    【0006】

    【実施例】さて、本発明の一実施例を添付図面について以下に説明する。 図1および図2に例示したボンネット組立体においては、ボンネット10は1対のヒンジ機構11により車両構体にヒンジで留められている。 ヒンジ機構11はボンネット10の前縁12と隣接して配置されている。 各々のヒンジ機構11は、一端部においてピボット14により車両構体に取り付けられかつ他端部においてピボット15によりボンネット10に取り付けられた第1リンク13を備えている。 第2リンク16はピボット14により車両構体に取り付けられている。 第2
    リンク16はエネルギ吸収構造ヒンジ18により第3リンク17と連結されている。 第3リンク17はピボット19によりボンネット10に取り付けられている。 ピボット19はピボット15からボンネット10の前縁12
    に向かって隔置されている。

    【0007】エネルギ吸収構造ヒンジ18としては、トルク負荷される摩擦継手、構造破損継手、せん断抑制継手、これらの継手の任意の組合わせ、または所定の大きさを超える荷重がリンク16および17に作用したときにリンク16および17を相対的に枢動可能にする任意のその他の構造の継手を使用することができる。

    【0008】ピボット14には、ボンネット10の開閉を助けるために、ばね装置を任意の態様で設けることができる。 また、ボンネット10を閉鎖位置に保持するために、ボンネット10の後縁20と隣接した位置にキャッチ(図示せず)が設けられている。

    【0009】通常の操作の際には、ボンネット10が開閉されるときに、リンク16および17は所定の関係のままに保たれ、したがって、ボンネット10はピボット14のまわりに枢動する。

    【0010】もしも車両が歩行者と衝突すると、図2に例示したように、ボンネット10の前縁12に対する歩行者の衝突により、ヒンジ18が撓んで、リンク16および17が相対移動し、ボンネット10の前縁12を図2に破線で示したように後方にかつ下方に移動させる。
    ボンネット10の後縁に隣接して設けられたキャッチは、ボンネット10が後方に移動するときにボンネット10を釈放し、それによりボンネットの後縁20が持ち上げられるようになっている。

    【0011】ボンネット10の後縁20が上方に移動すると、ボンネット10とその下方の機関との間の間隙が大きくなり、ボンネットの緩衝作用を増大させる。 そのうえ、エネルギ吸収ヒンジ18がボンネット10の後方移動を制御して、ボンネット10の後縁12に対する当初の衝撃が吸収され、それによりこの当初の衝撃による歩行者の傷害を減少させる。

    【0012】図3に例示した変型実施例においては、ボンネット10の後縁20と隣接したキャッチ25がリンク26に取り付けられている。 各々のキャッチ25はリンク26の一端部に装着されており、リンク26の他端部はピボット28により車体27と連結されている。 ピボット28は、トルク制限機構、例えば、もどり止めラチェット、トルク負荷される摩擦継手、せん断抑制継手または前記継手の任意の組合わせを有しており、それによりボンネット10の通常の開閉のために、キャッチ2
    5が図3に実線で例示したような位置にとどまるようになっている。 しかしながら、歩行者との衝突と引き続いてボンネット10が後方に移動するときに、図3に破線で例示したように、キャッチ25が係合した状態にとどまり、リンク26が上方に枢動してボンネット10の後縁20の上昇を制御する。

    【0013】図4および図5に例示した実施例においては、ボンネット30はその前縁31においてモジュール前端組立体32とヒンジで留められている。 前端組立体32は、ヒンジ34により、車両構体の前側の長手方向の横ばり33に取り付けられており、それにより歩行者と衝突したときに、前端組立体32が機関区画室中に後方に枢動することができる。 歩行者との衝突により前端組立体32に加えられる荷重が所定の大きさを超えるまで前端組立体32を所定位置に保持するために、せん断ピン35が設けられている。 また、別の態様として、この目的のために、トルク制限装置、例えば、トルク負荷される摩擦継手または構造破損継手をヒンジ34と組み合わせることができる。

    【0014】前端組立体32は、ボンネットヒンジのためのプラットホームとしての役目をする以外に、前照灯および車両の冷却パックを収納することができる。

    【0015】1対のローラ40がボンネット30の後端41と隣接した位置においてボンネット30の両側に1
    個づつ装着されている。 軌道42がローラ40と係合するために内側ウイング43の内面に取り付けられている。 軌道42は上側溝44および下側溝45を形成している。 ローラ40は、軌道42と係合するときに、溝4
    4および45内に配置される。 軌道42はその前端部からその後端部まで上方に湾曲している。 軌道42のうちの各々の軌道の前端部46と隣接した上側溝44は、ボンネット30を開閉可能にするために、通常時、前端部46と隣接して配置される軌道42と組み合わされたローラ40を軌道42のこの部分の内外に移動可能にするために切り欠かれている。 釈放可能なもどり止め装置4
    7が軌道42の前端部46と隣接した上側溝44に代わる役目をなし、ボンネット30が閉鎖位置にあるときに、もどり止め装置47がローラ40上に配置されるようになっている。

    【0016】もしも車両が歩行者と衝突すると、ボンネット30の前縁の衝撃により、せん断ピン35がせん断して、それにより前端組立体32がヒンジ34のまわりに後方に枢動して、機関区画室中に移動する。 前端組立体32の後方移動により、ボンネット30が後方に移動し、ローラ40が軌道42に沿って上方に移動し、ボンネット30の後縁41が上昇し、ボンネット30の下方の間隙を増大させ、それによりボンネット30の衝撃効果を高める。

    【0017】図6に示した実施例においては、ボンネット10は、その後縁20と隣接して配置された1対のヒンジ85により、車体に取り付けられている。 1対のラッチ組立体70がボンネット10をその閉鎖位置に釈放可能に留めるためにボンネット10の前縁12と隣接した位置に設けられている。

    【0018】ラッチ組立体70は、ボンネット10の前縁と隣接したボンネット10の下側部から延びる部材7
    1と、ボンネット10が閉ざされたときに部材71と係合して締め付けるラッチ装置72とを有する慣用の構造に構成されている。 ラッチ装置72は、部材71を釈放してそれによりボンネット10を開くことを可能にするために、ケーブル73により制御される。

    【0019】ラッチ装置72は、車体に対して四辺形のフレーム部材75に取り付けられている。 各々のフレーム部材75は、車両の長手方向に取り付けられている。
    フレーム部材75の直立辺76はボルト77により車体に固定されている。 フレーム部材75の辺78は辺76
    の上端部から前方にかつ下方に延びている。 ラッチ装置72は辺78の前端部に固定されている。 フレーム部材75は山形材から形成され、そしてその隅部において、
    ヒンジ箇所を構成するために切欠部79により局部的に弱められており、したがって、ボンネット10の前縁1
    2に衝撃が加えられたときに、フレーム部材75が変形し、辺78の前縁およびそれに取り付けられたラッチ装置72が下方にかつ後方に移動するようになっている。
    辺78の後端部には、ボンネット10の下側部と係合するための、緩衝器80が設けられている。 緩衝器80
    は、通常の操作時にボンネット10を緩衝しかつ整列させると共に、フレーム部材75がつぶれたときにボンネット10を回転させるピボットを構成する作用をする。

    【0020】ボンネット10は、ヒンジ85により、その後縁に隣接した位置において留められている。 ヒンジ85は、ブラケット86およびピン87により車体と連結されている。 ヒンジ85はS字形、すなわち、ハクチョウの首のような形状を有し、そして管状の部材により構成されている。 ピン87から遠いヒンジ85の端部8
    8は扁平に形成されており、かつボンネット10に好適な態様で固定されている。 管状断面ヒンジ85を扁平に形成することにより、弱められたヒンジ線89が得られる。

    【0021】もしも車両が歩行者と衝突すると、ボンネット10の前縁12に加えられた衝撃により、フレーム部材75がつぶれ、それによりラッチ機構72と、部材71によりラッチ機構72に対して保持されたボンネット10の前縁12が下方にかつ後方に移動する。 したがって、ボンネット10の後側部分は緩衝器80のまわりに上方に枢動し、そしてボンネット10の後方移動によりヒンジ85がヒンジ線89に沿って屈曲し、それによりボンネット10の後縁20が持ち上げられる。 その結果、ボンネット10の下方の間隙が前述した実施例と同様に増大せしめられる。

    【0022】ラッチ機構72を衝撃に応答して後方に移動せる任意の態様で車体に取り付けることができることは理解されよう。 例えば、フレーム部材75は、別の態様として、それらの前側の辺と隣接した位置で車体に取り付けることができ、そしてラッチ装置72をフレーム部材75の後縁と隣接したフレーム部材75の上側の辺に取り付けることができ、それにより衝撃を受けたときに、ラッチ装置72を下方にかつ後方に移動させることができる。 フレーム部材75は、山形材で形成するかわりに、管状部材により形成することができ、管状部材は、その隅部において、ピボット箇所を構成するために扁平に形成されている。 また、フレーム部材は、別の態様として、トルク負荷される摩擦ピボット継手により相互に連結された別個の壁部分から構成することができる。

    【0023】図7は図6に例示した実施例の変型を示す。 この実施例においては、ヒンジ85が4個のバーからなるリンク仕掛け機構90と置き換えられている。 リンク仕掛け機構90は、車体に固定された第1リンク9
    1と、ボンネット10に取り付けられた第2リンク92
    とを備えている。 リンク91および92の隣接端部は、
    各々の端部においてそれぞれのリンク91および92の一方と枢着されたリンク93により相互に連結されており、リンク91および92の他端部は、同様に各々の端部においてそれぞれのリンク91および92の一方と枢着されたリンク94により連結されている。 引張ばね9
    5はリンク92とリンク93との枢着部と、リンク91
    とリンク94との枢着部との間に作用している。

    【0024】ボンネットの通常の開放時、リンク93が前方に枢動し、それによりリンク93とリンク92との間のピボット箇所が下方にかつ前方に移動し、一方リンク92および93がまっすぐに整列し、その後逆転してリンク92とリンク93との間のピボットにおいて内向きになる四辺形を形成するときにリンク94および92
    の間のピボット箇所が最初に前方に移動し、その後上方にかつ後方に移動するように、リンク91、92、93
    および94の寸法が決定されかつリンク91および92
    が配置されている。 このようにして、ボンネット10の前縁12は機関区画室内に接近することができるように持ち上げられる。 事故の場合には、ボンネット10の前縁に加えられた衝撃により、ボンネット10が前記の態様で後方に移動し、そしてボンネット10の後方への移動により、リンク93および94が後方に枢動してボンネット10の後縁20を持ち上げる。 ばね95は衝撃エネルギの若干量を吸収する。 リンク93および94のはね返りを阻止するために、つめおよびラチェットまたは同様な機構を設けることができる。

    【0025】種々の変型を本発明から逸脱することなく実施することができる。 例えば、図1に例示した実施例においては、リンク16および17は、入れ子式の支柱と置き換えることができる。 この入れ子式支柱は、歩行者との衝突時に長さが短縮され、ボンネットの前縁を下方にかつ後方に移動させ、そして後縁を持ち上げる。 この入れ子式支柱は、所定の衝撃荷重に達する前に支柱が短縮されることを阻止する装置を含むことができ、また当初の衝撃を吸収するための緩衝装置を含むことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明によるボンネット組立体の斜視図。

    【図2】図1に例示したボンネット組立体の長手方向の横断面図。

    【図3】図1に例示したボンネット組立体の変型の斜視図。

    【図4】本発明によるボンネット組立体の別の形態の断面図。

    【図5】図4に例示したボンネット組立体の細部の斜視図。

    【図6】本発明によるボンネット組立体のさらに別の形態を示した図1と同様な図。

    【図7】図6に例示したボンネット組立体の変型を示した図。

    【符号の説明】

    10 ボンネット 11 ヒンジ機構 12 前縁 13 第1リンク 14 ピボット 15 ピボット 16 第2リンク 17 第3リンク 18 エネルギ吸収ヒンジ 19 ピボット 20 後縁 25 キャッチ 26 リンク 27 車体 28 ピボット 30 ボンネット 31 前縁 32 前端組立体 33 横ばり 34 ヒンジ 35 せん断ピン 40 ローラ 41 前縁 42 軌道 43 車体 46 前端部 47 もどり止め装置 70 ラッチ組立体 72 ラッチ装置 75 フレーム部材 76 直立辺 78 上側の辺 80 緩衝器 85 ヒンジ 90 リンク仕掛け機構 91 第1リンク 92 第2リンク 93 第3リンク 94 第4リンク 95 引張ばね

    フロントページの続き (72)発明者 ステイーブン アンドリユー フイツシヤ ー イギリス国エイチエイ5 1ピーテイー ミドルセツクス,ピンナー,イーストコウ テ,ノース ビユー 63 (72)発明者 ロバート チヤールズ ウイリアム ロイ ド イギリス国シーブイ5 6エルピー コベ ントリー,アールスドン,キングストン ロード 55 (72)発明者 アラン ボウガン トーマス イギリス国エルイー12 9デイーエイチ ライセスターシヤー,シエプシエツド,ラ イセスター ロード 118

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