Occupant protection device of a side collision

申请号 JP31206296 申请日 1996-11-22 公开(公告)号 JP3374682B2 公开(公告)日 2003-02-10
申请人 トヨタ自動車株式会社; 发明人 和典 橋本;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a crew protector during a sideward collision which can be mounted on a small vehicle without deteriorating the operability of a seat belt and a getting on/off characteristic. SOLUTION: A side part 16 is arranged in a part corresponding to the breast part 14A of an occupant 14 seated on a front passenger's seat 10, in an outer side part in the direction of the width of the seat back 12 of the front passenger' s seat 10. The side part 16 can be separated from a main body 20 constituting other parts of the seat back 12. A side air bag member 22 is provided between the side part 16 and the main body 20. When an inflator 24 operates, the side air bag member 22 swells and expands and the side part 16 abuts against the door trim 34 of a front side door 30, so that a space between the occupant 14 and the front side door 30 is assured.
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シートバックの車幅方向外側部の乗員胸部に対応する部位を構成し、シートバックの他の部位を構成する本体部から分離可能とされたサイド部と、 前記本体部と前記サイド部との間に配設され、側突時に車幅方向外側へ 向ってシートに着座した乗員に直接接触
    することなく膨張展開し、前記サイド部を車幅方向外側へ移動するサイドエアバッグ袋体を有するエアバッグ装置と、 を備えたことを特徴とする側突時の乗員保護装置。 【請求項2】 前記サイドエアバッグ袋体はその車幅方向両端部が前記サイド部と前記本体部とに固定され、内部にインフレータが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の側突時の乗員保護装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は側突時の乗員保護装置に係り、詳しくは、側突時に車両用シートに内蔵したサイドエアバッグにより、シートのサイド部を車幅方向外側へ移動し、乗員と車室側壁部との隙間を確保する側突時の乗員保護装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、側突(側面衝突)時における乗員の保護性能を向上させるべく、車両、特に、自動車の車体を補強した装置が既に提案されている。 以下、この種の側突時の乗員保護装置を開示した特公昭52−105
    70号公報に示される構成について説明する。 【0003】図4に示される如く、この側突時の乗員保護装置100は、車体側壁の開閉扉102内に前後方向の補強材104を設け、その補強材104と同じ高さ位置において、車室内座席背当106に、横方向の補強材108を設けて、その端面を開閉扉102の補強材10
    4に対応させ側突時の外を、補強材104、108を通じて反対側の開閉扉102に伝え、その開閉扉102
    を介し車体フレーム110、112に受けさせて衝突外力の車内侵入を少なくしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構成による場合、車室内座席背当106に、横方向の補強材108を設けたため、車室内座席背当106の幅寸法Wが大きくなり、車室内座席背当106と開閉扉102
    との隙間V、及び、車室内座席背当106とセンタピラー(図示省略)との隙間が小さくなる。 このため、車室内座席背当106とセンタピラー(図示省略)との隙間に配設されるシートベルトが取り出し難くなったり、2
    ドア車の場合には、車室内座席背当106を前倒ししても後部座席へ乗降し難くなる。 更に、小型車への搭載はスペースの面から困難である。 【0005】本発明は上記事実を考慮し、シートベルトの操作性、乗降性を悪化させること無く、且つ小型車にも搭載可能な側突時の乗員保護装置を得ることが目的である。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明の側突時の乗員保護装置は、シートバックの車幅方向外側部の乗員胸部に対応する部位を構成し、シートバックの他の部位を構成する本体部から分離可能とされたサイド部と、前記本体部と前記サイド部との間に配設され、
    側突時に車幅方向外側へ向ってシートに着座した乗員に
    直接接触することなく膨張展開し、前記サイド部を車幅方向外側へ移動するサイドエアバッグ袋体を有するエアバッグ装置と、を備えたことを特徴としている。 【0007】従って、側突時、エアバッグ装置が作動し、サイドエアバッグ袋体が車幅方向外側へ向って膨張展開すると、サイド部が車幅方向外側へ移動し、乗員と車室側壁部、例えば、ドアまたはセンタピラーとの隙間を確保すると共に、ドアまたはセンタピラーが乗員側に侵入してきた時には、車幅方向外側へ移動したサイド部からの入力によりシートが車室内側に移動し、乗員をドアまたはセンタピラーから遠ざける。 しかも、乗員はシートバックの腰支持部を介して車室内側へ押されるため、乗員はドアまたはセンタピラーから直接衝撃を受け難い。 また、エアバッグ袋体が乗員に直接接触する構成
    となっていないため、インフレータのガス圧を高くする
    ことができるので、エアバッグ袋体を瞬時に展開するこ
    とができる。 【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の側突時の乗員保護装置において、前記サイドエアバッグ袋体はその車幅方向両端部が前記サイド部と前記本体部とに固定され、内部にインフレータが配設されていることを特徴としている。 【0009】従って、装置をコンパクトにできるため、
    シートバックのサイド部と、ドアまたはセンタピラーとの隙間を狭くすることがなく、更に小型車に搭載し易くなる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発明の側突時の乗員保護装置の一実施形態について説明する。 なお、図中矢印FRは車両前方方向を、UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。 【0011】図2に示される如く、自動車の助手席10
    のシートバック12のドア側(車幅方向外側)側部には、助手席10に着座した乗員14の胸部14Aに対応する部位、詳しくは、乗員14の胸部14Aと略同じ高さの部位にサイド部16が配設されている。 このサイド部16はシートバック12のドア側側部の上下方向中央部から上方の部位を構成しており、シートバック12の他の部位を構成する本体部20から分離可能とされている。 また、本体部20における、サイド部16の下方の部位は、助手席10に着座した乗員14の腰部14Bを車両後方及び両サイドから支持する腰支持部18となっている。 【0012】図3に示される如く、サイド部16の本体部側の側面16Aと、本体部20のサイド部側の側面2
    0Aとの間には、展開形状がブロック状のサイドエアバッグ袋体22が配設されている。 サイドエアバッグ袋体22は、本体部20のサイド部側の側面20Aに形成された凹部23内に折り畳んだ状態で収納されている。 また、サイドエアバッグ袋体22は、袋体内周部への樹脂コーティング処理等により、展開後に内部ガスが逃げ難い構造となっている。 【0013】サイドエアバッグ袋体22の車幅方向内側の側面22Aは、本体部20のサイド部側の側面20A
    に固定されている。 詳しくは、本体部20の側面20A
    に配設された、サイドフレーム25に締結ボルト、接着剤、縫製糸等の固定手段(図示省略)によって固定されている。 一方、サイドエアバッグ袋体22の車幅方向外側の側面22Bは、例えば、硬質樹材料で構成されたサイド部16の本体側の側面16Aに締結ボルト、接着剤、縫製糸等の固定手段(図示省略)によって固定されている。 【0014】また、サイドエアバッグ袋体22内の本体部20側の部位には、円柱状のインフレータ24が配設されており、このインフレータ24を図示を省略したブラケットを介してサイドフレーム25にボルト等の固定手段によって固定されている。 なお、インフレータ24
    は周知の構造であり、所定値以上の高荷重による側突状態を検出するためのセンサ(図示省略)からの検出信号に基づいて作動することにより、ガスを噴出するようになっている。 また、図示を省略したセンサは、センタピラーの下端部付近やドア等の乗員の近傍に配設されており、所定値以上の側突荷重が車体側部に作用した場合に側突状態を検出するようになっている。 【0015】なお、インフレータ24をサイドエアバッグ袋体22内に配設すると、後述する如く、装置がコンパクトにできるというメリットがあるが、インフレータ14をサイドエアバッグ袋体22外の他の部位に配設してチューブ等でサイドエアバッグ袋体22と連結する構成を採ってもよい。 また、インフレータ24としては、
    内部に封入されたガス発生剤が燃焼することによりガスを発生するガス発生剤封入タイプや、内部に設けられた隔壁を破断させることにより高圧ガスを噴出する高圧ガス封入タイプ等が適用可能である。 【0016】図3に示される如く、シートバック12の本体部20の凹部23の外周縁部を構成するパッド20
    Bの車幅方向外側端部は、サイド部16の本体側の側面16Aに接着、または一体成形等によって連結されており、この連結部27が、サイドエアバッグ袋体22が展開する際に、サイドエアバッグ袋体22の膨張圧によって破断するようになっている。 また、連結部27に対向する部位には、シートバック表皮40の本体部40Aとサイド部40Bとの縫合部42があり、この縫合部42
    が、サイドエアバッグ袋体22の膨張圧によって連結部27と伴に破断するようになっている。 【0017】図1に示される如く、サイド部16の車幅方向外側には、フロントサイドドア30が配設されており、フロントサイドドア30におけるドアインナパネル32の車室内側には、樹脂製のドアトリム34が配設されている。 また、フロントサイドドア30とリヤサイドドア36との間には、センタピラー38が配設されており、センタピラー38におけるセンタピラーインナパネル50の車室内側には、樹脂製のピラーガーニッシュ5
    2が配設されている。 【0018】サイドエアバッグ袋体22が膨張展開すると、サイド部16を車幅方向外方(図1の矢印A方向)
    へ移動し、サイド部16が図1に二点鎖線で示すようにフロントサイドドア30のドアトリム34に当接するようになっている。 【0019】なお、図2に示される如く、助手席10の車体床部54との連結部には、助手席10を車幅内側方向へスライドさせるための、スライドレール56を使用した周知のスライド装置が配設されており、フロントサイドドア30が乗員14側に侵入してきた時には、フロントサイドドア30側に当接したサイド部16からの入力により、スライドレール56のロック機構(図示省略)が外れて助手席10全体が、車室内方(図1の矢印B方向)へ移動するようになっている。 【0020】次に、本実施形態の作用について説明する。 車体側部に所定値以上の荷重(図1の矢印F)が作用すると、側突されたことがセンサによって検出される。 このため、インフレータ24が作動して、所定量のガスが噴出される。 これにより、サイドエアバッグ袋体22が膨張し始め、その際の膨張圧で本体部20とサイド部16との連結部27及び縫合部42を破断させて展開させる。 膨張するサイドエアバッグ袋体22は、サイド部16を車幅方向外方(図1の矢印A方向)へ移動させ、サイド部16をフロントサイドドア30のドアトリム34に当接される。 これにより、乗員14とフロントサイドドア30との隙間が確保される。 【0021】なお、シートバック12が車両後方の位置にある場合には、サイド部16がセンタピラー38のピラーガーニッシュ52に当接し、乗員14とセンタピラー38との隙間が確保される。 【0022】また、フロントサイドドア30またはセンタピラー38が乗員14側に侵入してきた時には、フロントサイドドア30またはセンタピラー38側に突出したサイド部16からの入力により、助手席10全体が、
    スライド装置により車幅方向内方(図1の矢印B方向)
    へ移動する。 このため、乗員14をフロントサイドドア30またはセンタピラー38から遠ざけることができる。 しかも、乗員14は、シートバック12の腰支持部18を介して車幅方向内方へ押されるため、乗員14はフロントサイドドア30またはセンタピラー38から直接衝撃を受け難い。 【0023】この様に、本実施形態の側突時の乗員保護装置では、側突時にシートバック12のサイド部16
    が、本体部20から分離し、車幅方向外側へ移動するため、図4に示される従来技術の様に、通常使用時におけるシートバック12の幅寸法Wが大幅に大きくならない。 従って、シートバック12とフロントサイドドア3
    0またはセンタピラー38との隙間が狭くなることが無く、この隙間に配設されたシートベルト58(図2参照)の操作性を悪化させることが無い。 また、乗降性を悪化させることも無く、小型車にも搭載可能である。 また、エアバッグ袋体22が乗員14に直接接触する構成となっていないため、インフレータ24のガス圧を高くすることができるので、エアバッグ袋体22を瞬時に展開することができる。 【0024】また、本実施形態では、サイドサイドエアバッグ袋体22は、車幅方向内側の側面22Aが本体部20のサイド部側の側面20Aに固定され、車幅方向外側の側面22Bが、サイド部16の本体部側の側面16
    Aに固定されており、内部にインフレータ24が配設されているため、装置をコンパクトにできる。 この結果、
    更に小型車に搭載し易くなると共に、組付性も向上する。 【0025】以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。 例えば、本発明の側突時の乗員保護装置は、助手席に限定されず、運転席、後部座席にも適用可能である。 また、本実施形態のスライド装置に代えて、助手席10を車幅内側方向へ揺動させるためのヒンジを車幅方向内側の連結部に使用し、車幅方向外側の連結部を床部から分離可能とした周知の揺動装置(図示省略)を使用し、この揺動装置により、フロントサイドドア30またはセンタピラー38が乗員14側に侵入してきたときには、フロントサイドドア30側に突出したサイド部16
    からの入力により、助手席10全体が、車幅方向内側の連結部を中心に車室内方へ揺動する構成としても良い。 【0026】 【発明の効果】請求項1に記載の側突時の乗員保護装置は、シートバックの車幅方向外側部の乗員胸部に対応する部位を構成し、シートバックの他の部位を構成する本体部から分離可能とされたサイド部と、本体部とサイド部との間に配設され、側突時に車幅方向外側へ向ってシ
    ートに着座した乗員に直接接触することなく膨張展開し、サイド部を車幅方向外側へ移動するサイドエアバッグ袋体を有するエアバッグ装置と、を備えたため、シートベルトの操作性、乗降性を悪化させること無く、且つ小型車にも搭載可能であるという優れた効果を有する。
    更に、エアバッグ袋体を瞬時に展開することができると
    いう優れた効果を有する。 【0027】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の側突時の乗員保護装置において、サイドエアバッグ袋体はその車幅方向両端部がサイド部と本体部とに固定され、内部にインフレータが配設されているため、請求項1に記載の効果に加えて、更に小型車に搭載し易くなると共に組付性も向上するという優れた効果を有する。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る側突時の乗員保護装置を示す概略平面図である。 【図2】本発明の一実施形態に係る側突時の乗員保護装置を示す車両前方斜め外側から見た斜視図である。 【図3】本発明の一実施形態に係る側突時の乗員保護装置の要部を示す拡大平断面図である。 【図4】従来の実施形態に係る側突時の乗員保護装置の左半分を示す正面図である。 【符号の説明】 10 助手席12 シートバック14 乗員14A 乗員の胸部16 サイド部18 腰支持部20 本体部22 サイドエアバッグ袋体24 インフレータ30 フロントサイドドア38 センタピラー

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