Overhead console device |
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申请号 | JP2003425436 | 申请日 | 2003-12-22 | 公开(公告)号 | JP3952474B2 | 公开(公告)日 | 2007-08-01 |
申请人 | 本田技研工業株式会社; | 发明人 | 靖幸 徳冨; 昌史 金森; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 車室の天井のフロント部に配置され、下方に開口する収納部と、この収納部に回動可能に支持されて後部側が前記収納部に対して出没し、前記収納部の開口を開閉するように設けられた蓋部材とを備えたオーバーヘッドコンソール装置であって、 前記蓋部材の後部側の出没する部分に設けられた鏡と、前記蓋部材の回動途中において、前記車室の後部座席の様子を前記鏡が映す位置に、前記蓋部材を保持する保持手段とを具備したことを特徴とするオーバーヘッドコンソール装置。 前記鏡は凸面鏡であることを特徴とする請求項1に記載のオーバーヘッドコンソール装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、自走車等の車室の天井に装備されるオーバーヘッドコンソール装置に関するものである。 従来、車室の天井が高く形成されたワゴン型車両等には、車室の天井のフロント部に、小物などを収納することのできる開閉自在な収納部を備えたオーバーヘッドコンソール装置が設置されたものがある。 ところで、車室の天井のフロント部の先端やフロントガラスの上端中央には、車両後方を確認するためのリアビューミラーが設置されるが、このリアビューミラーは、通常、車両後方を目視できるように位置合わせされるため、車室内の後部席まで同時に確認することができない。 そこで、後部席側を運転席側から確認することのできる鏡の設置が検討されるところであるが、後部席を確認するためだけに鏡を設置したのでは、新たな設置スペースを必要とするためスペース効率が悪くなる。 このため、前記オーバーヘッドコンソール装置を利用した鏡の取り付けが検討されている。 図7は、鏡が付設されたオーバーヘッドコンソール装置の従来技術を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、図7(a)のb−b断面図である。 このオーバーヘッドコンソール装置50は、図示しない運転席(車室の片側)の上方に収納空間51が設けられ、この収納空間51が蓋体52で覆われて構成されるものであり、蓋体52を開けてコンソールボックス53を引き出すことにより、コンソールボックス53の利用が可能となるものである。 また、蓋体52を開くことにより、蓋体52の裏面に取り付けられた鏡54がコンソールボックス53の端部53aから垂れ下がり、鏡54が利用可能となるように構成されている。 しかしながら、従来のオーバーヘッドコンソール装置50では、鏡54がコンソールボックス53の端部53aから垂れ下がる構造となっており、これを使用して後部席を目視しようとすれば、鏡54を手で傾ける等の煩雑な操作が必要であった。 そこで、本発明の課題は、煩雑な操作を必要とせず、鏡を使用して後部席を確認できるオーバーヘッドコンソール装置を提供することにある。 前記課題を解決した本発明のうち請求項1に係る発明は、車室の天井のフロント部に配置され、下方に開口する収納部と、この収納部に回動可能に支持されて後部側が前記収納部に対して出没し、前記収納部の開口を開閉するように設けられた蓋部材とを備えたオーバーヘッドコンソール装置であって、前記蓋部材の後部側の出没する部分に設けられた鏡と、前記蓋部材の回動途中において、前記車室の後部席の様子を前記鏡が映す位置に、前記蓋部材を保持する保持手段とを具備したことを特徴とする。 請求項1に記載の発明によれば、蓋部材は、蓋部材の後部側の出没する部分に設けられた鏡が、回動途中において車室の後部席の様子を映す位置に、保持手段により保持されるようになっているので、この位置に蓋部材を開いて保持することができ、鏡によって、車室の後部席の様子を目視することができる。 また、蓋部材は、保持手段により車室の後部席の様子を鏡が映す位置に保持されるようになっているので、その位置を継続させることができ、したがって、従来のような煩雑な操作を必要とせずに、車室の後部席の様子を確認することができる。 このようなオーバーヘッドコンソール装置は、車室の天井のフロント部において、車両の幅方向の中心位置に設けられることが好ましい。 このように設けることにより、後部席の全体を見渡すことが可能になる。 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成において、前記鏡は凸面鏡であることを特徴とする。 請求項2に記載の発明によれば、蓋部材に設けられた鏡が凸面鏡であるので、この凸面鏡を用いて、後部席の広い範囲を目視することができる。 これにより、より一層見やすく使い勝手の良いオーバーヘッドコンソール装置が得られる。 本発明によれば、煩雑な操作を必要とせず、鏡を使用して後部席を確認できるオーバーヘッドコンソール装置が得られる。 以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態に係るオーバーヘッドコンソール装置を詳細に説明する。 参照する図面において、図1は、本発明に係るオーバーヘッドコンソール装置を示す縦断面図、図2は、本発明に係るオーバーヘッドコンソール装置を斜め下方向から見た斜視図であり、(a)は、蓋部材が閉じられた状態の斜視図、(b)は、蓋部材が半開きにされた状態の斜視図、(c)は、蓋部材が全開とされた状態の斜視図である。 なお、以下の説明において、「前」「後」は、オーバーヘッドコンソール装置が自動車の車室の天井に取り付けられた状態を基準とする。 図1に示すように、オーバーヘッドコンソール装置10は、前部に設けられたランプ室20と、後部に設けられた収納部30とを備えており、図2(a)に示すように、車室の天井Rのフロント部Fの中央に配置される。 すなわち、このオーバーヘッドコンソール装置10は、左右のサンバイザーS1,S2に挟まれる形でフロント部Fの中央に配置される。 オーバーヘッドコンソール装置10の前方には、フロントガラス等に保持されてリアビューミラー(インナーミラー)Mが取り付けられている。 収納部30は、図1に示すように、下方に開口30aを有する箱型容器状の物入れであり、天井R内に収納される大きさに形成されている。 この収納部30の下部には、収納部30の開口30aを開閉するための蓋部材40が設けられている。 蓋部材40のバケット部42の後部側には、後部席確認用の鏡43が取り付けられている。 本実施形態では、鏡43として、車室後方へ向けて膨出する凸面鏡を用いている。 図1に示すように、蓋部材40は、側壁41a,41bに設けられた支軸部41c,41cにより、収納部30の側壁31a,31b(図1では一方のみ図示、以下同じ)に回動可能に支持されて後部側が収納部30に対して出没するように設けられている。 蓋部材40の片側の側壁41a(図1では不図示、図2(c)参照)には、蓋部材40を開く方向に付勢する公知のばね機構(不図示)が支軸部41cの回りに設けられており、このばね機構によるばね部材の付勢力により、蓋部材40は、開く方向に回動するように構成されている。 また、図3にも示すように、これとは反対側の側壁41b側には、前記ばね機構により蓋部材40が勢いよく開くのを緩めるためのダンパ機構46が設けられている。 このダンパ機構46は、蓋部材40の側壁41bに設けられた円弧状のラック47と、これと対峙する収納部30の側壁31bに設けられた、ピニオン48を有する粘性部49とから構成されている。 ピニオン48の回転軸端は、粘性部49に挿入されて取り付けられており、その軸回りには、ピニオン48の回転時の抵抗となる図示しない羽根が設けられている。 そして粘性部49には、高粘度の油等の流体が封入されている。 このようなダンパ機構46を用いることによって、前記ばね機構による回動力が緩められるようになり、蓋部材40は、ゆっくりと回動して開くように動作することとなる。 このような蓋部材40には、以下に説明するような保持手段としての役割をなすガイド機構が設けられており、このガイド機構の作用によって、蓋部材40は、2段階に開くように構成されている。 図4は、ガイド機構による蓋部材の回動を説明するための図であり、(a)は、蓋部材が閉じられた状態の模式図、(b)は、蓋部材が半開きにされた状態の模式図、(c)は、蓋部材が全開にされた状態の模式図である。 ガイド機構は、図4(a)〜(c)に示すように、蓋部材40の一方の側壁41aの側方に突設されたガイド部44と、収納部30(図2(a)参照)の前記ガイド部44に対峙する位置に設けられた揺動ピン35(破線で図示)とから構成されている。 揺動ピン35は、図2(a)に示すように、収納部30の一方の側壁(前記ガイド部44に対峙する側壁)31aに揺動可能に取り付けられており、蓋部材40の回動に伴って、その下部に設けられたピン35aが、前記ガイド部44に沿うようにして係合し、蓋部材40の回動を規制するようになっている。 次に、このようなガイド機構による蓋部材40の回動動作を、図5(a)〜(c)をも参照して説明する。 図5は、ガイド部44と揺動ピン35との係合関係(位置関係)を説明するための図であり、(a)は、蓋部材が閉じられた状態の模式図、(b)は、蓋部材が半開きにされた状態の模式図、(c)は、蓋部材が全開にされた状態の模式図である。 ここで、図5(a)〜(c)に示したガイド部44と揺動ピン35との係合関係(位置関係)は、図4(a)〜(c)に示したそれぞれの係合関係(位置関係)に対応して表した。 初めに、蓋部材40が閉じられている状態では、図4(a),図5(a)に示すように、ガイド部44の第1のガイド部44aの下フック44a 2に、揺動ピン35のピン35aが係合しており、蓋部材40が収納部30に閉じられた状態で保持されている。 この場合、揺動ピン35のピン35aは、前記ばね機構の付勢力によって蓋部材40が開く方向に付勢されていることにより、第1のガイド部44aの下フック44a 2に幾分強く係合しており、外れ難くなっている。 次に、蓋部材40を開く場合は、蓋部材40の下面後部の押圧部45を指で押圧する。 押圧部45を指で押圧すると、蓋部材40が、図4(a)中矢印Y1方向(収納部30内に蓋部材40が押し込まれる方向)に回動され、図5(a)に示すように、揺動ピン35のピン35aが、第1のガイド部44aの下フック44a 2から外れて、図5(a)中破線で示した位置、すなわち、第2のガイド部44bの下凹部44b 2に入り込む。 これにより、下フック44a 2とピン35aとの係合が解除される。 本実施形態では、この半開きの状態で、蓋部材40の後部側に設けられた鏡43の全体が、収納部30の下方に露出した状態となるように構成されており、このとき、図示しない運転者は、この鏡43を利用して後部席の全体を見渡すことができる。 次に、この状態から、蓋部材40の下面後部の押圧部45を指で押圧すると、蓋部材40が、図4(b)中矢印Y1方向に回動(上動)され、図5(b)に示すように、揺動ピン35のピン35aが、第1のガイド部44aの上フック44a 1から外れて、図中破線で示した位置、すなわち、第2のガイド部44bの上凹部44b 1に入り込む。 これにより、上フック44a 1とピン35aとの係合が解除される。 その後、図4(c)に示すように、蓋部材40の側壁41aの角部41dに、揺動ピン35のピン35aが当接し、蓋部材40の図中矢印Y2方向への回動(下動)が停止される。 この状態で、蓋部材40は、全開状態とされて保持され、蓋部材40の空間Kが後部側に開いた状態となる。 これにより、この空間Kに対して収納物を出し入れすることができる(図2(c)参照)。 その後、蓋部材40を閉じる場合は、次のようにして行う。 すなわち、蓋部材40の押圧部45に手を当てて、蓋部材40を手前に引き、蓋部材40を図4(c)中矢印Y1方向に回動(上動)させる。 すると、ガイド部44から離れた位置にあった揺動ピン35がガイド部44に近づき、図6(a)に示すように、揺動ピン35のピン35aが第1のガイド部44aの上端外側部44a 3に当接した後に、第1のガイド部44aの外側部44a 4に沿った移動を始める。 その後、蓋部材40を図中矢印Y1方向にさらに回動(上動)させると、揺動ピン35のピン35aは、図6(a)中二点鎖線で示すように、第1のガイド部44の外側部44a 4に沿って移動し、その後、図6(b)に示すように、第1のガイド部44aの下端44a 5から外れて、第2のガイド部44bの凹部44b 3に係合する。 これにより、蓋部材40の図中矢印Y1方向の回動が停止される。 この状態で、蓋部材40の押圧部45から指を離すと、蓋部材40は、前記ばね機構の付勢力により、図6(b)中矢印Y2方向に回動(下動)し、第2のガイド部44bの凹部44b 3から揺動ピン35のピン35aが外れた状態となり、そして、図4(a)に示すように、第1のガイド部44aの下フック44a 2に係合する。 これにより、蓋部材40は、収納部30に閉じられた状態にされ、初めの状態に戻る(図2(a)参照)。 本実施形態では、蓋部材40が、以上のようなサイクルで回動動作を行うようになっており、その回動途中で、半開きの状態、全開とされた状態、そして、閉じられた状態にそれぞれ保持されるようになっている。 このようなオーバーヘッドコンソール装置10によれば、蓋部材40は、その回動途中において後部側に設けられた鏡43が車室の後部席の様子を映す位置に保持されるようになっているので、この位置に蓋部材40を回動させて保持することにより(前記半開きの状態)、その後部側に設けられた鏡43によって、車室の後部席の様子を目視することができる。 しかも、蓋部材40の回動操作は、蓋部材40の押圧部45を指で押圧するだけで良く、さらに、この押圧操作を行うだけで、蓋部材40が所定の状態(半開きの状態)に保持されるようになっているので、煩雑な操作を必要とせず、鏡43を使用して後部席を確認することができる。 本実施形態では、図2(a)(b)に示すように、オーバーヘッドコンソール装置10の設置場所が、車室の天井Rのフロント部Fにおいて車両の幅方向の中心位置に設けられるので、鏡43により後部席の全体を見渡すことができる。 また、鏡43が凸面鏡であるので、後部席の広い範囲を確認することができ、使い勝手の良いオーバーヘッドコンソール装置10が得られる。 なお、鏡43としては、凸面鏡の他にレンズ作用を有する鏡や凹面鏡を用いることもできる。 また、鏡43は、蓋部材40に着脱自在に設けても良い。 この場合に、前記レンズ作用を有する鏡や凹面鏡をオプション部品として用意し、運転者の好みや用途にあわせて、交換できるようにしても良い。 10 オーバーヘッドコンソール装置20 ランプ室30 収納部31a 側壁31b 側壁30a 開口35 揺動ピン(保持手段) |