Track

申请号 JP2006131298 申请日 2006-05-10 公开(公告)号 JP2006316616A 公开(公告)日 2006-11-24
申请人 Gmundner Fertigteile Gmbh & Co Kg; グミュンドネル ファーチクタイル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング ウント ツェーオー. カーゲー.Gmundner Fertigteile Gesellschaft M.B.H. & Co. Kg.; 发明人 NEUMANN BERNHARD;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To achieve the excellent holding of piping and an access property in a track where defects seen in a well known structure are eliminated. SOLUTION: The track 1 is provided with action piping 3 or infrastructure piping which extends along the track. The piping 3 is mounted at least on one rail 2 in the track 1 by a holding member constituted as an elastomer holding member 4. Support bodies 15, 19 to be constituent members of a covering part are supported by the elastomer holding member 4 positioned at a notch 6 on the side of the rail 2 when a track covering part exists. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 軌道に沿って延びる動作配管またはインフラストラクチャー配管を備え、該動作配管またはインフラストラクチャー配管(3)が前記軌道の少なくとも一方のレール(2)で案内され、かつ該レール(2)に設けられた保持部によって該レールに取り付けられている軌道において、
    前記保持部として、前記軌道(1)の少なくとも一方のレール(2)に取り付けられ、該レールと反対を向いているほうの側に、前記配管(3)が挿入される、側方に開いた切欠き(5)を有するエラストマー保持形材(4)が設けられていることを特徴とする軌道。
  • 前記エラストマー保持形材(4)は、それぞれの当該レール(2)の側方の切欠き(6)の少なくとも1つに、当該レール(2)の前記側方の切欠き(6)へ係合するように配置されており、前記配管(3)が挿入されている前記エラストマー保持形材(4)に設けられた切欠き(5)も、当該レール(2)の前記側方の切欠き(6)の領域に設けられている、請求項1に記載の軌道。
  • 前記エラストマー保持形材(4)は、前記軌道の当該レール(2)のレール脚部(33)を取り囲む弾性のあるクランプ脚部(32)を備えている、請求項2に記載の軌道。
  • 前記軌道の少なくとも一方のレール(2)に前記エラストマー保持形材(4)が対をなして配置されており、これら各対の両方の前記エラストマー保持形材(4)は当該レール(2)の両方の側のそれぞれに配置され、かつ前記レール脚部(33)の下を通るクランプ脚部(32)によって相互に結合されている、請求項3に記載の軌道。
  • 当該レール(2)と反対を向いているほうの、前記エラストマー保持形材(4)の各側に、前記エラストマー保持形材(4)に当接し、当該レール(2)の当該の側方の切欠き(6)へ前記エラストマー保持形材を介して間接的に係合する支持体(15,19)が配置されている、請求項2に記載の軌道。
  • 前記支持体(15)は、前記軌道の横方向にそのレール(2)同士の間を延びる棒状またはプレート状に構成された連結部材(16)の両端に配置されており、前各記連結部材(16)の一方の端部に配置された前記支持体(15)は、前記軌道の一方のレール(2)の、軌道中央部(8)のほうを向いている側(9)にある前記エラストマー保持形材(4)に当接しており、前記各連結部材(16)の他方の端部に配置された前記支持体は、前記軌道の他方のレールへ、そこに配置された前記エラストマー保持形材またはそこに配置された支持形材を介して間接的に支持されている、請求項5に記載の軌道。
  • 前記支持体(19)は、前記軌道の横方向に前記支持体(19)から外方に向かって離れるように延びる棒状またはプレート状に構成された連結部材(20)の両端に配置されており、一方の前記支持体(19)は、前記軌道の一方のレール(2)の外側にある前記エラストマー保持形材(4)に当接しており、それぞれの前記連結部材(20)の他方の端部に配置された前記支持体は前記軌道と並んで配置された基礎に支持されている、請求項5に記載の軌道。
  • 前記連結部材(16,20)は、それぞれの端部に配置された前記支持体(15,19)の相互間隔を一時的に小さくするために、互いにピボット連結された2つの部分で構成されているか、または入れ子式に構成されているか、または可撓に構成されている、請求項6または7に記載の軌道。
  • 前記支持体(15,19)は、前記レールの高さに位置する床版を構成するプレート状の被覆部材(17,18)を支えている、請求項5に記載の軌道。
  • 前記エラストマー保持形材(4)は、前記軌道(1)の、両方のレール(2)の軌道中央部(8)のほうを向いている両方の側(9)に、そこにある前記レールの側方の切欠き(6)へ係合するように配置され、かつそれ自体で、レールの高さに位置する床版を構成するプレート状の被覆部材(26)を支持しており、前記被覆部材(26)のレール側の縁部に設けられた支持突起(28)が、前記エラストマー保持形材(4)を介して、前記レール(2)の前記側方の切欠き(6)へ間接的に係合している、請求項2に記載の軌道。
  • 前記エラストマー保持形材(4)は前記軌道(1)の一方のレール(2)の少なくとも1つの側方の切欠き(6)へ係合するように配置され、かつそれ自体で、前記軌道(1)のレール(2)の高さに配置された軌道被覆部の支持体(15,19)または支持突起(28)を弾性的に支持しており、前記動作配管またはインフラストラクチャー配管が中に挿入された、前記エラストマー保持形材に設けられている切欠き(5)は、前記軌道被覆部の前記支持体(15,19)または支持突起(28)がその支持のために各レール(2)の側方の切欠き(6)へ係合する領域よりも上に位置している、請求項9または10に記載の軌道。
  • 前記エラストマー保持形材の断面で見て、前記エラストマー保持形材(4)の側方に開いた切欠き(5)は、その開口部に続いて、レール頭部(23)の下面(22)に位置する上壁(21)と、前記軌道被覆部の、前記レールにある前記支持体(15,19)の前記レール(2)のほうを向いている縁部領域(25)の上に位置する、または被覆部材(26)の支持突起(28)の上に位置する下壁(24)とを有している、請求項11に記載の軌道。
  • 軌道(1)の前記レール(2)に複数列の前記エラストマー保持形材(4)が設けられており、これらの列の一部でのみ前記エラストマー保持形材(4)の前記切欠き(5)内に配管(3)が案内されており、他の前記エラストマー保持形材(4)の前記切欠き(5)には充填材(7)が配置されている、請求項1から12までのいずれか1項に記載の軌道。
  • 前記充填材(7)はストリップの形態で構成されている、請求項13に記載の軌道。
  • 前記軌道(1)のレール(2)の軌道中央部(8)のほうを向いている側(9)に配置された前記エラストマー保持形材(4)に1本または複数本の配管が案内されており、前記軌道(1)のレール(2)の外方を向いている側(10)に配置された前記エラストマー保持形材(4)の前記切欠き(5)には充填材(7)が挿入されている、請求項13または14に記載の軌道。
  • 说明书全文

    本発明は、軌道に沿って延びる動作配管またはインフラストラクチャー配管を備え、動作配管またはインフラストラクチャー配管が軌道の少なくとも一方のレールで案内され、かつ該レールに設けられた保持部によって該レールに取り付けられている軌道に関する。

    電気エネルギー、工業用や排水のような流動性のある媒体、液体状または気体状のエネルギー媒体、その他の流動性のある動作手段、あるいは情報信号または制御信号などを運び、もしくは機械的な遠隔駆動装置を形成し、軌道設備の稼動のために設けられるか、または一般的なインフラストラクチャー供給部として分類される配管が、しばしば軌道設備に沿って案内されている。

    特許文献1によって、このような種類の配管を軌道のレールに沿って延びるように配置し、その際に、弾性作用のある平坦な材料を曲げてつくられたクランプ部材によって、それぞれ該当するレールに当接するように保持することが公知である。 クランプ部材は、このクランプ部材を該当するレールに保持する、レール脚部の下面を包囲するクリップ区域と、これに続く、該当する配管に押し当てられるばねアームとを有している。 配管はクランプ部材によって実質的に点状に保持され、それぞれのクランプ部材の間では露出している。 配管の作業を行うためにはクランプ部材を開くか、または取り外さなければならない。

    特許文献2によって、軌道のレールが、軌道脚部を取り囲む、レールウェブの両側にある外装部を備えており、この外装部とともに基礎プレートと結合されている軌道構造が公知である。 この文献には、外装部に設けられた長手方向に延びるパイプに配管を格納することができることも言及されている。 その場合、このような配管は長手方向に押し込みながらパイプに挿入しなければならず、保守作業のためにアクセスすることがほとんどできない。

    ドイツ実用新案出願明細書29900521U1

    ドイツ特許出願公開明細書19911467A1

    本発明の目的は、冒頭に述べた種類の軌道において、公知の構造にみられるような欠点がほぼ回避され、配管のいっそう優れた保持とアクセス性を実現することができる構成を提供することにある。

    本発明に基づいて構成される冒頭に述べた種類の軌道は、保持部として、軌道の少なくとも一方のレールに取り付けられ、当該レールと反対を向いているほうの側に配管が挿入される、側方に開いた切欠きを有するエラストマー保持形材が設けられていることを特徴としている。 この構成によって、上に述べた目的をうまく達成することができる。

    保持部をエラストマー保持形材として構成することによって、支持を長手方向に分散させる配管の弾性のある取付けが行われ、配管を収容するために設けられた切欠きが側方に開いていることによって、配管をきわめて容易に組付け可能であり、場合によって、たとえば保守や交換のために容易に取外し可能であり、希望する場合には容易に取出し可能である。 エラストマー保持形材は、たとえばクランプによって非常に簡単にレールに固定することができ、レール脚部への固定部を構造的に簡素に製作することができる。 エラストマー保持形材は、配管が軌道被覆部の領域に設けられている場合に、支持の役目も果たすことができるので有利である。

    有利に意図される本発明の対象物の発展例は、エラストマー保持形材が、それぞれ当該当レールの側方の切欠きの少なくとも1つに、当該レールのこの側方の切欠きへ係合するように配置されており、配管が挿入されているエラストマー保持形材に設けられた切欠きも、当該レールのこの側方の切欠きの領域に設けられていることを特徴としている。 このようにして、当該レールへのエラストマー保持形材の良好な着座と、配管の比較的良好に守られた姿勢とを、構造的に簡単な施工形態で実現することができる。 それぞれ当該レールと反対を向いているほうのエラストマー保持形材の側に、エラストマー保持形材に当接し、当該レールのそれぞれ該当する側方の切欠きへエラストマー保持形材を介して間接的に係合する支持体が配置されていることを意図すれば、エラストマー保持形材の着座をさらに改善することができる。 この場合、支持体が、レールの高さに位置する床版を構成するプレート状の被覆部材を支持していることを特徴とする本発明の対象物の実施態様によって、軌道被覆部の配置についても利点が得られる。 このようにして、配管を取り付けるための、および軌道被覆部の被覆部材を支持する支持体を弾性的に支持するための、エラストマー保持形材の二重の機能が得られるとともに、この支持体の良好な支持と、エラストマー保持形材自体の良好な着座も得られる。 なぜなら、エラストマー保持形材が支持体によって当該レールに押圧され、それによって、そこで良好に保持されるからである。 さらに、このように優れた保持状態は、レールへの配管の取付けにとっても特別な利点となる。 エラストマー保持形材は、当該レールの側方の切欠きへ支持体が間接的に係合することによって、この切欠きのなかで良好に位置決めされ、支持体によってエラストマー保持形材に及ぼされる押圧力によって、それ以外の固定を必要としない。 軌道被覆部のプレート状の被覆部材を、比較的容易に支持体の上に載せたり、この支持体から取り外したりすることができる。 このような取り外しは、たとえば軌道の道床で保守作業を行おうとするときに必要である。 最後に挙げた実施態様の1つの変形例は、エラストマー保持形材が、軌道中心部のほうを向いている軌道の両方のレールの両方の側に、そこにあるレールの側方の切欠きへ係合するように配置されており、それ自体で、レールの高さに位置する床版を構成するプレート状の被覆部材を支持しており、この被覆部材のレール側の縁部に設けられた支持突起が、エラストマー保持形材を介して、レールの側方の切欠きへ間接的に係合することを特徴としている。 この変形例は、本発明の対象物で意図される特別な配管案内の利点と結びついた、非常に簡単で機能的に好ましい軌道被覆部の構造をもたらす。

    エラストマー保持形材が、軌道のレールの少なくとも1つの側方の切欠きに係合するように配置されており、それ自体で、軌道のレールの高さに配置された軌道被覆部の支持体または支持突起を弾性的に支持しており、エラストマー保持形材に設けられた、動作配管またはインフラストラクチャー配管が挿入されている切欠きは、軌道被覆部の支持体または支持突起がその支持のために各レールの側方の切欠きに係合する領域よりも上に位置していると、特別に有利な構成が得られる。 この場合にも、上に述べたエラストマー保持形材の二重の機能が具体化され、配管の非常に優れた案内と優れた保護を実現することができ、それにもかかわらず、配管へのアクセス性が良好であり、配管を容易に取り付けたり、必要な場合に取り外すことができる。

    さらにこの場合、エラストマー保持形材の断面で見て、エラストマー保持形材の側方に開いた切欠きが、その開口部に続いて、レール頭部の下面に位置する上壁と、軌道被覆部の、レールにある支持体のレールのほうを向いている縁部領域の上に位置する、または被覆部材の支持突起の上に位置する下壁とを有していることによって、最後に挙げた実施態様の非常に好都合な発展例を実現可能である。 前述したそれぞれの壁部分は、一方では、レールに対するエラストマー保持形材の良好な着座を促進するとともに、さらに、軌道被覆部の各部品の非常に優れた着座をももたらし、このことが、ひいてはエラストマー保持形材の良好な着座にも貢献する。

    本発明の対象物で意図される配管案内についての、必要な場合に拡張可能な簡単な思想という観点からは、軌道のレールに複数列のエラストマー保持形材が設けられており、これらの列の一部でのみエラストマー保持形材の切欠き内に配管が案内されており、他のエラストマー保持形材の切欠きには充填材が配置されていることを特徴とする実施態様が好ましい。 この実施態様で設けられる充填材は、エラストマー保持形材の内部にまだ配管が配置されていないときに、エラストマー保持形材の良好な着座に貢献する。 この場合、充填材がストリップ(Leisten)の形態で構成されていることを意図すると好都合である。 このようなストリップの形態で構成された充填材は容易に取り扱うことができ、このような充填材によって、まだ配管を備えていないエラストマー保持形材の着座を向上させる追加の案内が実現される。 さらにこの場合、軌道のレールの軌道中央部のほうを向いている側に配置されたエラストマー保持形材に1本または複数本の配管が案内されており、軌道のレールの外方を向いている側に配置されたエラストマー保持形材の切欠きには充填材が配置されていることを意図すると好都合である。 この実施態様では、軌道に設けられるべき軌道溝を通して、配管への良好なアクセス性が与えられる。

    次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

    図1には、軌道の両方のレール2の少なくとも一方で配管3が案内され、当該レール2に設けられた保持部によって当該レール2に取り付けられている、本発明に基づいて構成された軌道1の実施形態が示されている。 この保持部は、それぞれ該当するレール2と反対を向いている側に、配管3が挿入された、側方が開いた切欠き5を有するエラストマー保持形材4の形態で構成されている。 配管3を収容するために、複数のエラストマー保持形材4がレール2の長手方向に連続して配置されている。 エラストマー保持形材4は、それぞれ該当するレール2の少なくとも1つの側方の切欠き6に、それぞれ該当する切欠き6へ係合するように配置されている。 図1に示す例では、エラストマー保持形材4はレール2の両方の側方の切欠き6に、これらの切欠き6へ係合するように配置されているが、図1の右側に示すエラストマー保持形材4だけが、その切欠き5のなかで配管3を案内しており、図1の左側に示すエラストマー保持形材4の切欠き5には充填材7が挿入されている。 このような充填材7は、エラストマー保持形材4の切欠き5へ簡単なやり方で挿入でき、必要な場合には再びこの切欠きから取り出すことができ、使用されていない切欠き5に異物が溜まるのを防ぐという観点からも、また、エラストマー保持形材4の形状を長期間にわたって保つ切欠き5の充填という意味からも有利である。 このようにして、充填材7を取り出すことによって新しい配管を格納するためのスペースをつくることによって、後の時点で新たな配管をレールに取り付けるという可能性を開くことができる。 この場合、通常は、図1に示すように、図1の右側にある、軌道のレールの軌道中央部8のほうを向いている側9に配置されたエラストマー保持形材4に1本または複数本の配管3を通し、軌道のレール2の外方を向いている側10に配置されたエラストマー保持形材4の切欠き5に充填材7を挿入するのが好都合である。 しかしながらこの逆の配置、すなわち、配管3を外側に配置して、充填材7を内側に配置することも可能である。 充填材7は、図示しているように中空形材の形態で構成されているのが有利であり、それによって、このような充填材をわずかな材料費で製作することができるという利点が生じ、また、このように構成された充填材はわずかな程度だけ容易に変形することができるので、エラストマー保持形材の切欠きへのこのような充填材の挿入が容易になるとともに、エラストマー保持形材の切欠きからこの充填材を取り出すときの操作も容易になるという別の利点も得られる。

    図1には、できるだけ見やすく、そのために十分に大きい図面にするという観点から、本発明に基づいて構成された軌道の一方のレールの領域だけが示されている。 軌道の他方のレールにも、図示しているレールの場合と同様に、希望する場合には動作配管またはインフラストラクチャー配管を同じく設けることができ、あるいは、この他方のレールにはこのような配管を取り付けないでおくこともできる。

    図1に示す構成では、軌道1のレール2は固定部材11によって枕木12の上に固定されており、枕木それ自体は砕石道床13に支えられている。 軌道のこれ以外の構造が意図されていてもよく、たとえば、しばしば「スラブ軌道」と呼ばれているように、ベースプレートの上にレールを固定することもできる。

    図1に示す断面の切断線は、レールの高さに位置する歩行可能または走行可能な通行面14を形成するか、または軌道の走行時に発生する騒音を弱める役目を果たすことができる軌道被覆部が設けられた、軌道1の領域に位置している。 図1に示す例では、軌道被覆部は、エラストマー保持形材4を間に介在させながら、軌道のそれぞれ該当するレール2の側方の切欠き6へ係合し、エラストマー保持形材4によって支持される支持体15の形態の構造部材を有している。 図1に示す支持体15は、軌道の横方向にそれぞれのレールの間を延びる連結部材16を介して、図1には図示しない軌道1のもう一方のレールの側方の切欠きに係合する、支持体15と対応する同じ種類の支持体と連結されており、この他方の支持体と他方のレールの間に、そこに配管が格納されるべき場合には、支持体15の場合と同じくエラストマー保持形材4に準ずるエラストマー保持形材が挿入されており、もしくは単純な支持形材が挿入されている。 支持体15は、軌道の他方のレールに配置された前述の支持体とともに、軌道の両方のレールの間にレールの高さ上を延びる通行面14を形成するプレート状の被覆部材17を支持している。 軌道の各レールの外側に続いて、プレート状の被覆部材18によって通行面14が形成されており、この被覆部材18は、エラストマー保持形材4を介してレール2の側方の切欠き6へ係合する支持体19で支持されるとともに、図示しない別の支持体で支持されており、この別の支持体はそれ自体、軌道と並んで配置された基礎の上に載置されており、軌道の横方向に軌道から外方へ離れるように延びる連結部材20を介して、支持体19と連結されている。 連結部材16,20は棒状または板状に構成されるが、棒形状のほうが好ましい。 レールの側方の切欠きへの支持体15,19の挿入を容易にするために、好ましくは、このような連結部材と連結される両方の支持体の相互間隔を少なくともわずか小さくするのを可能にする連結部材16,20の構成を意図することができる。 構造的に簡素で機能的に好都合なその解決策は、たとえば、連結部材の撓曲性のある構成、連結部材の入れ子式の構成、または、それぞれ互いにピボット結合された2つの部分からなる連結部材の構成などである。

    エラストマー保持形材4は、軌道被覆部の被覆部材17,18を支える支持体15,19を弾性的に支持しており、それ自体では、それぞれが中に入っている側方の切欠き6のなかで、これらの支持体15,19によって保持されている。 動作配管またはインフラストラクチャー配管3が中に挿入された、エラストマー保持形材4に設けられている切欠き5は、軌道被覆部の支持体15,19が各レールの側方の切欠き6へ係合する領域よりも上に位置している。 エラストマー保持形材4の側方に開いた切欠き5は、この切欠きの開口部の後に続いて、レール頭部23の下面22に当接する上壁21を有するともに、さらに、それぞれそこにある支持体15,19のレール2のほうを向いている縁部領域25の上に載る下壁24を有している。

    エラストマー保持形材4は、配管3を取り付けるために、軌道のレール2の長手方向に見て1列に連続して設けられた複数の部品の形態で構成されていてよい。

    図2は、図1に示す実施形態の変形例を示しており、この変形例では、レール2の両側に配管3が取り付けられている。 この変形例は、充填材7を取り外した後、それによって空いた図1の左側に示すエラストマー保持形材4の切欠きへも配管3を挿入することによって、図1の実施形態の後から生じた構造であるとみなすことができ、あるいは、この変形例はすでにその製造時に、レール2の両側にある2本の配管3を備えるように製作されていてもよい。 図2の記載では、図1と同じ構成部品には同じ符号が付されている。

    図3に示す軌道の実施形態では、図1および図2に示す実施形態の場合と同じく、通行面14を構成する、軌道のレールの高さに配置された軌道被覆部が設けられている。 図3に示す実施形態でも、図1および図2の実施形態で設けられている構成部品に対応する構成部品には、図1および図2で使ったのと同じ符号が付されている。 通行面14は、軌道1のそれぞれのレール2の間に位置する領域では、プレート状の被覆部材26の形態を有し、レールからレールまで達し、レール側の縁部27に支持突起28を備える構成部品によって構成されており、この支持突起は、エラストマー保持形材4を間に介在させながら、図3の右側に示す、レールの側方の切欠き6へ間接的に係合している。 軌道の両方のレールにおいて、エラストマー保持形材4は、軌道の両方のレールの軌道中央部8のほうを向いている側9で、そこにあるこれらのレールの側方の切欠き6へ係合するように配置されている。 エラストマー保持形材4は、レールの長手方向に連続して配置された被覆部材26を弾性的に支持しており、エラストマー保持形材4は、それ自体では、レール2の側方の切欠き6の中に支持突起28によって保持されている。 エラストマー保持形材4は、配管3が中に挿入された切欠き5を備えている。 レール2の外方を向いている側10に続いて、被覆部材26とともに通行面14を構成するプレート状の被覆部材29が配置されている。 被覆部材29も、レール2の外方を向いている側10にあるエラストマー形材31を介して、レール2の側方の切欠き6に係合する支持突起30を有しており、そのようにして、被覆部材29はレール2に支持されている。 希望する場合、レール2の外方を向いている側にも配管を配置したいときは、エラストマー形材31をエラストマー保持形材4で置き換えることができる。 軌道1がただ1つの配管3しか備えていないとき、プレート状の被覆部材26を、その、軌道の図示しないレールのほうを向いている側では、エラストマー保持形材によって支持するのではなく、それに代えて、支持のためだけに設計されたエラストマー形材によって支持することもできる。 また、希望する場合には、図3に示す軌道の図示しないレールにおいても、そのレールの両側で、エラストマー保持形材によって配管を配置することができる。

    図1から図3には、軌道被覆部が存在している軌道の区域が図示されている。 このような軌道被覆部は、たとえば軌道を横切る踏切であってよく、または、道路車両が通行するべき工場設備もしくは倉庫設備の領域の被覆部であってよい。 このような領域の範囲外では、該当する軌道は被覆部なしで設けられているが、動作配管またはインフラストラクチャー配管を軌道のレールに取り付ける必要性は依然として存在している場合がある。 この点に関する実施形態が図4に示されている。 図4に示す軌道のレール2には、配管3が内部で案内される切欠き5を備えたエラストマー保持形材4が取り付けられている。 図示した例では、エラストマー保持形材4はレール脚部33を取り囲み、それによってエラストマー保持形材4をレール2に固定する、弾性的に変形可能なクランプ脚部32を備えている。 あるいは、レール2の側方の切欠き6に係合するように配置されたエラストマー保持形材4は、これとは異なるやり方でレールに、たとえば、レールウェブ35の破線で示す穴34に通された適切なピンやネジによって固定されていてもよい。

    図5は、軌道のレール2の両側にエラストマー保持形材4が対をなして設けられ、これらのエラストマー保持形材4が、レール脚部33の下を通ってレール2のレール脚部33を包囲する弾性的に変形可能なクランプ脚部32によって相互に結合された実施形態を示している。 それによって、エラストマー保持形材4はレール脚部33に固定されている。 エラストマー保持形材4は、クランプ脚部32と一体的に統合されているのが有利であり、この場合、エラストマー保持形材の個々の長さは、製造の面からも、組付け状態のときの機能特性の面からも選択することができる。 このようにエラストマーのクランプ脚部と一体的に統合されたエラストマー保持形材をレールに組み付けるには、この一体化された構造物を曲げて、両方の保持形材のうちの一方を、レールの枕木の間に位置する領域でレールの下に押し込み、次いで、両方の保持形材およびクランプ脚部をレールに当接するように位置決めすることができる。 場合によっては、エラストマー保持形材をレールに圧着するように作用する補助的なばねを、クランプ脚部の表面または内部に設けることができる。 これに代えて、たとえばネジやピンによる、レールへの保持体の補助的な固定部を設けることができる。

    すでに上に説明した、図5に示す実施形態でも存在している、レール2の両側に配置されたエラストマー保持形材4の結合部は、図1から図3に示すように、エラストマー保持形材がレールと軌道被覆部の構成部材との間に挿入される本発明の軌道の構成の場合にも意図することができる。

    本発明に基づいて構成された軌道の第1の実施形態の一方のレールの領域を示す、レールの長手方向に対して横向きに切断した断面図である。

    図1の実施形態の変形例を示す、図1と同様に切断した断面図である。

    本発明に基づいて構成された軌道の別の実施形態を示す、図1と同様に切断した断面図である。

    本発明に基づいて構成された軌道のさらに別の実施形態を示す、図1と同様に切断した断面図である。

    図4の構成の変形例を示す同様の断面図である。

    符号の説明

    1 軌道2 レール3 配管4 エラストマー保持形材5 切欠き6 切欠き7 充填材8 軌道中央部9 軌道中央部を向いている側10 外方を向いている側11 固定部材12 枕木13 砕石道床14 通行面15 支持体16 連結部材17 被覆部材18 被覆部材19 支持体20 連結部材21 上壁22 下面23 レール頭部24 下壁25 縁部領域26 被覆部材27 縁部28 支持突起29 被覆部材30 支持突起31 エラストマー形材32 クランプ脚部33 レール脚部34 穴35 レールウェブ

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