充電ケーブル装置 |
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申请号 | JP2013222500 | 申请日 | 2013-10-25 | 公开(公告)号 | JP5672356B2 | 公开(公告)日 | 2015-02-18 |
申请人 | 株式会社デンソー; | 发明人 | 金森 貴志; 貴志 金森; 昌幸 栗本; 昌幸 栗本; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 他の充電ケーブル装置と着脱可能な充電ケーブル装置(10)であって、 一端が給電源(40)および他の充電ケーブル装置と着脱可能であり、一端が前記給電源に装着されている場合には、前記給電源からの電力を車両(50)へ供給し、一端が前記他の充電ケーブル装置に接続されている場合には、前記他の充電ケーブル装置からの電力を前記車両へ供給する電力ライン(21)を有するケーブル(11)と、 前記ケーブルの他端に設けられ、前記車両の充電口(51)と着脱可能であり、前記車両への充電時に前記充電口に装着される充電コネクタ(12)と、 前記他の充電ケーブル装置と着脱可能であり、前記他の充電ケーブルが装着されると、前記他の充電ケーブル装置と前記電力ラインとが電気的に接続される接続部(13)と、 前記ケーブルの一端からの電力を、前記充電コネクタに供給する電力供給量と前記接続部に接続された前記他の充電ケーブル装置に供給する電力供給量とを制御する制御部(25)と、を含み、 前記制御部は、 前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されていない場合には、前記ケーブルの一端からの電力を前記充電コネクタへ供給するように制御し、 前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されている場合には、前記ケーブルの一端から前記充電コネクタへの電力供給量、および前記ケーブルの一端から前記接続部に装着された前記他の充電ケーブル装置への電力供給量を制御することを特徴とする充電ケーブル装置。 他の充電ケーブル装置と着脱可能な充電ケーブル装置であって、 一端が給電源(40)と接続されており、給電源からの電力を車両(50)へ供給する電力ライン(21)を有するケーブル(11)と、 前記ケーブルの他端に設けられ、前記車両の充電口(51)と着脱可能であり、前記車両への充電時に前記充電口に装着される充電コネクタ(12)と、 前記他の充電ケーブル装置と着脱可能であり、前記他の充電ケーブルが装着されると、前記他の充電ケーブル装置と前記電力ラインとが電気的に接続される接続部(13)と、 前記給電源からの電力を、前記充電コネクタに供給する電力供給量と前記接続部に接続された前記他の充電ケーブル装置に供給する電力供給量とを制御する制御部(25)と、を含み、 前記制御部は、 前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されていない場合には、前記給電源からの電力を前記充電コネクタへ供給するように制御し、 前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されている場合には、前記給電源から前記充電コネクタへの電力供給量、および前記給電源から前記接続部に装着された前記他の充電ケーブル装置への電力供給量を制御することを特徴とする充電ケーブル装置。 前記制御部は、前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されている場合には、設定されている優先順位に従って、前記各電力供給量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の充電ケーブル装置。 前記優先順位は、前記給電源から接続されている順序に基づいて、前記給電源が近い側に接続されている充電ケーブル装置の優先順位が高いことを特徴とする請求項3に記載の充電ケーブル装置。 前記優先順位は、前記給電源から接続されている順序に基づいて、前記給電源が遠い側に接続されている前記充電ケーブル装置の前記優先順位が高いことを特徴とする請求項3に記載の充電ケーブル装置。 前記他の充電ケーブル装置と通信する通信部(64)をさらに含み、 前記制御部は、前記通信部によって通信した情報に基づいて前記優先順位を設定することを特徴とする請求項3に記載の充電ケーブル装置。 前記充電ケーブル装置には、固有の識別情報が付与されており、 前記通信部は、前記識別情報を前記他の充電ケーブル装置に送信し、前記他の充電ケーブル装置の前記識別情報を受信し、 前記制御部は、前記通信部によって送受信した前記識別情報に基づいて前記優先順位を設定することを特徴とする請求項6に記載の充電ケーブル装置。 前記優先順位に関する優先情報を入力するための入力部(63)をさらに含み、 前記通信部は、前記入力部によって入力された前記優先情報を前記他の充電ケーブル装置に送信し、前記他の充電ケーブル装置の前記優先情報を受信し、 前記制御部は、前記通信部によって送受信した前記優先情報に基づいて前記優先順位を設定することを特徴とする請求項6に記載の充電ケーブル装置。 前記充電コネクタが装着されている前記車両に関する車両情報を取得する取得部(64)をさらに含み、 前記通信部は、前記取得部によって取得された前記車両情報を前記他の充電ケーブル装置に送信し、前記他の充電ケーブル装置の前記車両情報を受信し、 前記制御部は、前記通信部によって送受信した前記車両情報に基づいて前記優先順位を設定することを特徴とする請求項6に記載の充電ケーブル装置。 前記通信部は、前記車両に関する車両情報を管理する管理装置(70)と通信し、 前記制御部は、前記通信部によって通信した情報に基づいて前記優先順位を設定することを特徴とする請求項6に記載の充電ケーブル装置。 前記通信部は、 前記接続部に接続されている前記他の充電ケーブル装置と前記ケーブルを介して有線で通信し、 前記他の充電ケーブル装置から受信した情報を、さらに前記他の充電ケーブル装置に送信する場合には、前記受信した情報が有線通信に起因する劣化によって変更されることを防止するため、前記受信した情報に防止処理を実施して、前記他の充電ケーブル装置に送信することを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 前記優先順位を報知する報知部(61)をさらに含むことを特徴とする請求項3〜11のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 前記制御部は、前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されおり、前記充電コネクタが前記充電口に装着されていない状態から前記充電コネクタが前記充電口に接続された場合には、最新の前記優先順位に従って、前記各電力供給量を制御することを特徴とする請求項3〜12のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 前記制御部は、前記車両への充電時には前記他の充電ケーブル装置への電力供給を停止し、前記車両への充電が所定の充電終了条件を満たした後に、前記他の充電ケーブル装置へ電力を供給するように前記各電力供給量を制御する請求項1または2に記載の充電ケーブル装置。 前記制御部は、前記接続部に前記他の充電ケーブル装置が接続されおり、前記充電コネクタが前記充電口に装着されていない場合には、前記充電コネクタへの電力供給を停止し、前記他の充電ケーブル装置へ電力を供給するように前記各電力供給量を制御することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 前記接続部は、前記充電コネクタの一部に、前記充電コネクタと一体に構成されていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 前記接続部は、前記ケーブルの中間部に設けられていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 前記接続部は、 前記充電コネクタが前記充電口に装着されている状態では、下方から上方に向いた姿勢で前記他の充電ケーブル装置が装着される接続構造(130)と、 前記接続構造を外方から覆うカバー(131)と、を含むことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載の充電ケーブル装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、給電スタンド等の給電源から車両へ電力を供給する充電ケーブル装置に関する。 従来から、給電源である給電スタンド等から延びるケーブルの先端に車両の充電口に装着される充電コネクタが設けられた充電ケーブル装置が知られている。 一般的に、充電口の位置が異なる複数の車種に対応できるとともに、充電スタンドに対する車両の駐車位置や駐車方向の変動にも対応できるように、充電ケーブル装置には比較的長尺のケーブルが採用される。 しかし給電スタンドから延びるケーブルは1本しかないため、複数台の車両に充電しようとすると、つなぎ替える必要がある。 したがって、たとえば夜中に充電すると結局一晩に1台しか充電できないという問題がある。 このような問題を解決する従来技術が特許文献1に開示されている。 特許文献1に記載の充電ケーブルユニットでは、商用電源への差し込みプラグが1個で、ケーブルが途中で分岐して充電コネクタを2つ備えている。 そして分岐する部分には、切り替え装置がついており、一方の充電コネクタでの充電が完了すると、他方の充電コネクタで充電するように電力供給を自動で切り替えている。 これによって2台の車両を自動的に充電している。 前述の特許文献1に記載の従来技術では、ケーブルの分岐構成が予め決まっているので、決められた台数の車両しか充電できず、拡張性がないという問題がある。 また分岐構成が決まっているので、充電する台数が変化する場合には、使用しない充電コネクタが不要となるという問題がある。 そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、複数台の車両を充電でき、車両の台数に応じて拡張できる充電ケーブル装置を提供することを目的とする。 本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。 本発明は、他の充電ケーブル装置と着脱可能な充電ケーブル装置であって、一端が給電源(40)および他の充電ケーブル装置と着脱可能であり、一端が給電源に装着されている場合には、給電源からの電力を車両(50)へ供給し、一端が他の充電ケーブル装置に接続されている場合には、他の充電ケーブル装置からの電力を車両へ供給する電力ライン(21)を有するケーブル(11)と、ケーブルの他端に設けられ、車両の充電口と着脱可能であり、車両への充電時に充電口に装着される充電コネクタ(12)と、他の充電ケーブル装置と着脱可能であり、他の充電ケーブルが装着されると、他の充電ケーブル装置と電力ラインとが電気的に接続される接続部(13)と、ケーブルの一端からの電力を、充電コネクタに供給する電力供給量と接続部に接続された他の充電ケーブル装置に供給する電力供給量とを制御する制御部(25)と、を含み、制御部は、接続部に他の充電ケーブル装置が接続されていない場合には、ケーブルの一端からの電力を充電コネクタへ供給するように制御し、接続部に他の充電ケーブル装置が接続されている場合には、ケーブルの一端から充電コネクタへの電力供給量、およびケーブルの一端から接続部に装着された他の充電ケーブル装置への電力供給量を制御することを特徴とする充電ケーブル装置である。 このような本発明に従えば、充電ケーブル装置の接続部は、他の充電ケーブル装置が着脱可能であり、他の充電ケーブル装置が装着されると他の充電ケーブル装置と電力ラインとが電気的に接続される。 したがって複数の充電ケーブル装置をあたかも延長ケーブルのように接続することができる。 そして制御部は、接続部に他の充電ケーブル装置が接続されている場合には、ケーブルの一端から充電コネクタへの電力供給量、およびケーブルの一端から接続部に装着された他の充電ケーブル装置への電力供給量を制御する。 したがって接続された他の充電ケーブル装置にもケーブルの一端からの電力を供給することができる。 これによって充電する車両の台数に応じて充電ケーブルを枝分かれのように繋げることができる。 たとえば給電源と第1の車両を第1の充電ケーブル装置の充電コネクタにて繋げ、第1の充電ケーブル装置の接続部に第2の充電ケーブル装置を接続して、第2の充電ケーブル装置の充電コネクタを第2の車両を繋げてといった具合に、順次枝分かれに接続することによって、複数の車両を同時に電気的に接続することができる。 したがって充電する車両の台数に応じて必要な数の充電ケーブル装置を接続すればよく、拡張性が高い。 また必要に応じて充電ケーブル装置を接続するので、使用しない充電ケーブル装置が接続されて無駄に長い状態をなることを防ぐことができる。 これによって複数の車両に予め充電ケーブル装置を接続することができるので、複数の車両を充電する場合、従来技術のように充電が完了するたびに充電コネクタを車両に付け替える必要が無く、利便性を向上することができる。 なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。 以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。 各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。 また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。 各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。 (第1実施形態) ケーブル11は、一端には充電ガン12が設けられ、他端にはコンセントプラグ14が設けられる。 コンセントプラグ14は、充電スタンド40および他の充電ケーブル装置10の接続部13に電気的および機械的に着脱可能である。 また図1に示すように、ケーブル11には、比較的長尺のケーブル11が用いられる。 これは、車種により充電口51の位置が異なる場合があること、および、充電スタンド40に対して車両50の駐車位置や駐車方向が異なる場合があることに対応するためである。 充電ガン12は、充電コネクタとして機能し、車両50の充電口51に差し込まれて車両と電気的に接続される部分である。 充電ガン12は、円柱状などユーザが把持しやすい形状が選択され、本実施形態ではガンタイプが用いられている。 また充電スタンド40には、充電ガン12を収容するためもガンホルダ(図示せず)が設けられる。 ガンホルダは、内方に凹となる凹部によって実現される。 使用者は、充電作業完了後には、充電ガン12をガンホルダに差し込むことによって、充電ガン12を充電スタンド40に装着することができる。 接続部13は、他の充電ケーブル装置10のコンセントプラグ14が着脱可能な部分である。 接続部13は、図1に示すように、充電ガン12の一部に、充電ガン12と一体に構成されている。 したがって接続部13は、ケーブル11の一端に設けられる。 接続部13は、図2に示すように、他の充電ケーブル装置10のコンセントプラグ14が接続されることによって、いわゆるデイジーチェーン的に接続することができる。 これによって図3に示すように、充電スタンド40から離れており1つの充電ケーブル装置10では届かない場所にあっても、直列に接続した複数の充電ケーブル装置10によって遠方の車両50にも電力を供給することができる。 図3に示す例では、4本の充電ケーブル装置10を直列に接続して、4台の車両50に順次、電力を供給することができる。 ここで、充電スタンド40に最も近い充電ケーブル装置10を、第1の充電ケーブル装置101と称し、充電スタンド40に2番目に近い充電ケーブル装置10を、第2の充電ケーブル装置102と称することがある。 そして順次、3番目を第3の充電ケーブル装置103と称し、4番目を第4の充電ケーブル装置104と称することがある。 充電スタンド40は、たとえば建物の外部に設置されている。 充電スタンド40には、分電盤で交流電力線から分岐した充電電力線が接続している。 充電電力線は、充電スタンド40内にまで配設され、充電スタンド40の本体部に、ケーブル11のコンセントプラグ14が接続されている。 次に、充電ガン12の構成に関して、図4および図5を用いて説明する。 図4に示すように、充電ガン12の内部には、CPLT回路24が内蔵されている。 図4では、電力線21およびGND線22などを中心に記載している。 図5では、図4では図示を省略している制御部25などをブロック図を用いて示している。 ケーブル11内には、図4に示すように、電力線(L1,L2)21およびGND線22が配設されている。 また充電ガン12内には、電力線21とともにCPLT線23およびGND線22が配設され、CPLT信号(コントロールパイロット信号)が通信可能となっている。 CPLT回路24は、車両50への充電制御を主たる機能とする構成である。 CPLTは、CPLT回路24から充電ケーブル装置10の定格電流を通知するための公知の信号である。 CPLT回路24は、制御部25とたとえば通信規格RSにより通信可能となっている。 充電ガン12の内部で充電ガン12の先端側と接続部13とに電力線21およびGND線22が分岐する。 そして分岐後に電力線21およびGND線22の接続状態を切り替える第1リレー26と第2リレー27とがそれぞれ設けられる。 第1リレー26は、分岐後に充電ガン12の先端側との間に設けられる。 第2リレー27は、分岐後に接続部13との間に設けられる。 電力が供給されていない状態では、第1リレー26はオープン(電流遮断)されており、第2リレー27がクローズ(通電可能)となっている。 そして接続部13には前述したように、他の充電ケーブル装置10のコンセントプラグ14が接続可能である。 次に、図5を用いて充電ガン12内の電気的構成に関して説明する。 充電ガン12にはCCID(Charging Circuit Interrupt Device:充電回路遮断制御装置)が内蔵されている。 具体的には、充電ガン12の内部には、AC/DC電源28、第1PLC回路29、第2PLC回路30、第1リレー26、第2リレー27、CPLT回路24および制御部25が内蔵されている。 AC/DC電源28は、電力線21に接続されており、電力線21からの交流を直流に変換して、第1PLC回路29、第2PLC回路30、CPLT回路24および制御部25に電力を供給する。 電力線21は、前述のように途中で分岐し、充電ガン12の先端側の電力線21には第1リレー26が設けられる。 また接続部13に繋がる電力線21には、第2リレー27が設けられる。 CPLT回路24は、制御部25によって制御され、車両50と通信することによって車両50の充電状態を監視する。 各PLC回路29,30は、ケーブル11内の電力線21を介して車両50側との通信を行うためのユニットである。 PLCはコンセントLANまたは電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)とも呼ばれるが、本発明では電力線通信と呼ぶことにする。 PLCは電気を送る電力線21に、情報信号を乗せて送る通信技術のことである。 特別な工事は必要なく、すでに設置されている電気配線を利用してPLCネットワークを構築することが可能になる。 各PLC回路29,30は、制御部25とたとえば調歩同期方式(非同期方式)のシリアル通信をするためのUART(汎用非同期送受信)により通信可能となっている。 第1PLC回路29は、コンセントプラグ14側から電力線21を通じて情報を送受信する。 第2PLC回路30は、分岐後の電力線21を通じて情報を送受信する。 制御部25は、第1PLC回路29からの情報に基づいて、第1リレー26、第2リレー27およびCPLT回路24を制御する。 また制御部25は、第1PLC回路29を用いて、充電スタンド40側の他の充電ケーブル装置10および充電スタンド40と通信する。 さらに制御部25は、第2PLC回路30を用いて、接続部13側の他の充電ケーブル装置10と通信する。 制御部25は、コンセントプラグ14に電力が供給されると、起動して、電力が供給されている状態では起動状態が継続している。 これによって接続部13に他の充電ケーブル装置10が接続されている場合には、各PLC回路29,30は通信波形の鈍りを補正して再度発信するリピータ機能としても機能することができる。 したがって制御部25は、受信した情報が劣化しないように防止処理を実施して、他の充電ケーブル装置10に送信する。 これによって他の充電ケーブル装置10から受信した情報を、さらに他の充電ケーブル装置10に送信する場合には、受信した情報が有線通信に起因する劣化によって変更されることを防止することができる。 したがって充電ケーブル装置10を複数つなげて延長した場合も、末端同士で通信が可能となる。 制御部25は、他の充電ケーブル装置10と通信することによって、接続部13に接続された他の充電ケーブル装置10の電流容量をオーバーするようであれば、第2リレー27をオープンするように制御することができる。 次に、図6を用いて、制御部25の充電制御に関して説明する。 図6に示すフローチャートは、直列に接続されている全ての制御部25によってそれぞれ実行される処理である。 制御部25は、電力供給される前の状態では、第1リレー26はオープンに、第2リレー27をクローズに制御している。 図6に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 フローが開始されると、ステップS1では、充電ガン12が車両50に接続されているか否かを判断し、車両50に接続されている場合には、ステップS2に移り、接続されていない場合には本フローを終了する。 ステップS2では、CPLT回路24を制御して、CPLTシーケンスを起動し、ステップS3に移る。 CPLTシーケンスを起動することによって、CPLT回路24がCPLTを用いて車両50と制御部25との通信が開始される。 ステップS3では、車両50と通信した結果に基づいて、充電開始可能か否かを判断し、充電可能な場合はステップS4に移り、充電可能になるまでステップS3の処理を繰返す。 ステップS4では、充電開始可能であるので、第1リレー26をクローズし、第2リレー27をオープンに制御し、ステップS5に移る。 これによって充電ガン12と車両50とが電力供給可能に接続され、充電が開始される。 ステップS5では、充電が完了したか否かを判断し、充電が完了した場合には、ステップS6に移り、充電が完了するまでステップS5の処理を繰返す。 充電が完了したか否かは、CPLT波形によって検知することができる。 また充電の完了は、CPLTの電圧値かACの電流値、もしくはその両方で判断してもよい。 ステップS6では、充電が完了したので、第1リレー26はオープンに、第2リレー27をクローズに制御し、本フローを終了する。 このように制御部25は、車両50への充電時には他のケーブル11への電力供給を停止し、車両50への充電が所定の充電終了条件を満たした後に、他のケーブル11へ電力を供給するように各電力供給量を制御する。 本フローでの充電終了条件は、満充電まで充電することが条件である。 充電終了条件は、他の条件、たとえば設定される充電量までの充電であってもよいし、設定される充電時間であってもよい。 したがってたとえば制御部25は、充電ガン12にタイマー機能を設けておいて、ユーザによって設定された時間経過後に電力供給先を変更するように制御してもよい。 また同様に制御部25は、予め設定された充電量になった場合に、他の供給先に変更するように制御してもよい。 また制御部25は、接続部13に他のケーブル11が接続されおり、充電ガン12が充電口51に装着されていない場合には、充電ガン12への電力供給を停止し、他のケーブル11へ電力を供給するように各電力供給量を制御するようにしてもよい。 換言すると、デイジー接続(直列接続)されたケーブル11の途中の充電ガン12が車両50に接続されていない場合、電力がスルーされて子側に供給される。 これによって、単なる延長ケーブルとしても用いることができる。 以上説明したように本実施形態の充電ケーブル装置10は、他の充電ケーブル装置10を構成するケーブル11が装着されると、他のケーブル11と電力線21(電力ライン)とが電気的に接続される接続部13を備える。 したがって複数の充電ケーブル装置10をあたかも延長ケーブルのように接続することができる。 そして制御部25は、接続部13に他のケーブル11が接続されている場合には、給電源である充電スタンド40から充電ガン12への電力供給量、および充電スタンド40から接続部13に装着された他のケーブル11への電力供給量を制御する。 したがって接続された他のケーブル11にも充電スタンド40からの電力を供給することができる。 これによって充電する車両50の台数に応じて充電ケーブル11を繋げることによって、充電スタンド40と各車両50とを同時に電気的に接続することができる。 したがって充電する車両50の台数に応じて必要な数の充電ケーブル装置10を接続すればよく、拡張性が高い。 また必要に応じて充電ケーブル装置10を接続するので、使用しない充電ケーブル装置10が接続されて無駄に長い状態をなることを防ぐことができる。 これによって複数の車両50を充電する場合、充電が完了するたびに充電ガン12を車両50に付け替える必要が無く、利便性を向上することができる。 また本実施形態では、制御部25は、接続部13に他のケーブル11が接続されている場合には、設定されている優先順位に従って、各電力供給量を制御する。 本実施形態では、充電ガン12に車両50が接続されている場合には、充電が完了するまで充電ガン12による充電を優先し、充電が完了すると、接続部13に電力を供給している。 したがって充電スタンド40側の車両50の優先順位が高くなるように設定されている。 これによって自分が希望する車両50を充電スタンド40側に配置することによって、順次充電することができる。 また充電スタンド40側の車両50を優先することによって、台数が1台のときには1本で充電ケーブル装置10が済むので接続が容易である。 さらに本実施形態では、制御部25は、車両50への充電時には他のケーブル11への電力供給を停止し、車両50への充電が充電終了条件を満たした後に、他のケーブル11へ電力を供給するように各電力供給量を制御する。 これによって充電スタンド40側にある車両50から順次、充電終了条件を満足させることができる。 また本実施形態では、制御部25は、接続部13に他のケーブル11が接続されおり、充電ガン12が充電口51に装着されていない場合には、充電ガン12への電力供給を停止し、他のケーブル11へ電力を供給するように各電力供給量を制御する。 これによって単なる延長ケーブルとして用いることができる。 したがって車両50の位置によって1本の充電ケーブル装置10では届かない場合であっても、届くまで充電ケーブル装置10を直列に接続することによって、希望する位置まで延長することができる。 このように本実施形態では、充電ケーブル装置10をデイジーチェーン的に接続することができるので、車両50を並べることが出来れば順次充電することができる。 その際、充電スタンド40に近い位置には1台駐車できれば問題がない。 接続する車両50の台数もフレキシブルに変更することが可能である。 車両50が通常置かれる並びに応じた接続形態を実現可能となる。 これによってケーブル11の長さを変えること無く、車両50を通常の横並びに配置しても、充電が可能となる。 換言すると、同一の充電ケーブル装置10を使って、充電できる台数を増やせることが特徴である。 同じ充電ケーブル装置10を使えば、最小限のコストで拡張性を持たせることができる。 また本実施形態の充電ケーブル装置10は、車両50のクルマの利用形態に合っている。 具体的には、車両50は通常横並びに配置されので、前述のように横並びに配置された車両50に好適に接続することができる。 したがって、たとえばタクシー事業および営業車などフリートでの管理運用する場合に好適に用いることができる。 (第2実施形態) 図7に示すように、充電ガン12Aと接続部13Aとは別体に構成されている。 接続部13Aはケーブル11の中間部に位置するように設けられる。 したがって他の充電ケーブル装置10Aのコンセントプラグ14Aが接続される部分は、第1実施形態よりもコンセントプラグ14A側となる。 このように前述の第1実施形態では充電ガン12AにCCIDが内蔵されていて、そこで各リレー26,27の切り替えを行なっていたが、接続部13であるCCIDのボックスをケーブル11の途中に設け、そのボックスにコンセントプラグ14Aを挿すソケットがある構成でもよい。 (第3実施形態) 図8に示すように、本実施形態の充電ガン12Bに設けられる接続部13Bは、別のケーブル11のコンセントプラグ14が上向きに挿せる接続構造130となっている。 充電ガン12Bを車両50の充電口51に装着されている状態では、図8に示すように、下方から上方に向いた姿勢で別のケーブル11のコンセントプラグ14が装着されている。 また接続部13は、接続構造130を外方から覆うカバー131を備えている。 カバー131は、接続構造130から下方に延びる構成である。 したがって接続部13Bを別のケーブル11のコンセントプラグ14を上向きに挿す構成とすることで、カバー131によって雨が接続部分に侵入することを抑制することができる。 (第4実施形態) 図9に示すように、第1の充電ケーブル装置101Cは、充電スタンド40にケーブル11Cが分離できない形で接続されている。 換言すると、ケーブル11Cの一端は、充電スタンド40に機械的および電気的に接続されている。 したがって充電スタンド40に接続される第1の充電ケーブル装置101Cは、充電スタンド40から取り外し可能な構成ではない。 第2〜第4の充電ケーブル装置102〜104の構成は、前述の第1実施形態と同様の構成である。 次に、優先順位の一例に関して説明する。 第1の例の優先順位として、親ケーブル11は子ケーブル11に充電を優先するように設定されている。 子ケーブル11とは、接続部13に接続されているケーブル11をいう。 換言すると、充電スタンド40に近いほど優先順位が高くなるように設定される。 図10に示すフローは、親ケーブル11を優先する制御を示している。 図10に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 ステップS21では、充電ガン12に車両50が接続されているか否かを判断し、車両50に接続されている場合には、ステップS22に移り、接続されていない場合には、ステップS24に移る。 ステップS22では、接続している車両50の充電が完了しているか否かを判断し、完了している場合には、ステップS23に移り、完了していない場合には、ステップS24に移る。 ステップS23では、充電が完了していないので、車両50へ給電するように第1リレー26を制御し、本フローを終了する。 ステップS24では、車両50に接続されていないか、充電が完了しているので、接続部13に他の充電ケーブル装置10が接続されているか否かを判断し、接続されている場合には、ステップS25に移り、接続されていない場合には、本フローを終了する。 ステップS25では、接続部13へ給電するように第2リレー27を制御し、本フローを終了する。 図10に示すように、充電ガン12に車両50が接続されている場合には、そちらの充電を優先(親優先)し、充電が完了すると、他のケーブル11へ給電する。 換言すると、優先順位は、充電スタンド40から接続されている順序に基づいて、充電スタンド40が近い側に接続されている充電ケーブル装置10の優先順位が高くなる。 これによって簡単な制御で、優先順位を設定することができる。 次に、第2の例の優先順位の設定に関して説明する。 第2の例の優先順位として、子ケーブル11は親ケーブル11に充電を優先するように設定されている。 換言すると、充電スタンド40に遠いほど優先順位が高くなるように設定される。 図11に示すフローは、子ケーブル11を優先する制御を示している。 図11に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 ステップS31では、接続部13に他のケーブル11が接続されているか否かを判断し、接続部13に接続されている場合には、ステップS32に移り、接続されていない場合には、ステップS33に移る。 ステップS32では、接続部13へ給電するように第2リレー27を制御し、本フローを終了する。 ステップS33では、充電ガン12に車両50が接続されているか否かを判断し、車両50に接続されている場合には、ステップS34に移り、接続されていない場合には、本フローを終了する。 ステップS34では、接続している車両50の充電が完了しているか否かを判断し、完了している場合には、本フローを終了し、完了していない場合には、ステップS35に移る。 ステップS35では、充電が完了していないので、車両50へ給電するように第1リレー26を制御し、本フローを終了する。 図11に示すように、接続部13に他のケーブル11が接続されている場合には、そちらの充電を優先(子優先)し、充電が完了すると、車両50へ給電する。 換言すると、優先順位は、充電スタンド40から接続されている順序に基づいて、充電スタンド40が遠い側に接続されている充電ケーブル装置10の優先順位が高くなる。 これによって簡単な制御で、優先順位を設定することができる。 次に、表示部61に関して、図12および図13を用いて説明する。 図12および図13に示すように、表示部61は、発光するLEDなどによって実現される。 図12では、1つのLEDを有し、図13では、複数のLEDを有する。 図12では、構成を簡単にするためにLEDは1つである。 したがって点滅スピードや発光色を変更することによって、優先順位を表示する。 たとえば点滅間隔が短いほうが、優先順位が高い。 図13では、LEDが4つであるので、たとえば発光している数が多いほど優先順位が高い。 このように優先順位を報知する表示部61を備えるので、ユーザは一見して各充電ケーブル装置10の優先順位を確認することができる。 また表示部61は、優先順位だけでなく、他の情報を報知してもよい。 たとえば何らかのエラーが発生した場合、たとえば通信が不能になった場合は、ケーブル11単位で診断して表示部61によってエラーを報知するように制御してもよい。 (第5実施形態) 入力部63および表示部61は、制御部25によって制御される。 入力部63は、優先順位に関する優先情報を入力するため部分である。 入力部63は、たとえばダイヤルやスイッチによって実現される。 表示部61は、前述の第4実施形態と同様に、優先順位を表示する。 表示部61は、たとえばLEDおよび液晶を用いて実現される。 図15〜図20は、充電ガン12Dの一例を示す斜視図である。 図15に示す第1の充電ガン121では、入力部63がダイヤルで実現され、表示部61が数字を表示する液晶によって実現される。 ダイヤルを操作することによって、操作された充電ガン121の優先順位が設定される。 また表示部61の数字は、優先順位を示し、数値が小さいほど優先順位が高い。 図16に示す第2の充電ガン122では、入力部63がダイヤルで実現され、表示部61が数字を表示する液晶と4つのLEDによって実現される。 LEDは、たとえば発光している数が多いほど優先順位が高い。 図17に示す第3の充電ガン123では、入力部63がダイヤルで実現され、表示部61が数字を表示する液晶と1つのLEDによって実現される。 1つのLEDは、たとえば点滅間隔が短いほうが、優先順位が高い。 図18に示す第4の充電ガン124では、入力部63がスイッチで実現され、表示部61が4つのLEDによって実現される。 優先順位に対応したスイッチを押下することによって、操作された充電ガン124の優先順位が設定される。 図19に示す第5の充電ガン125では、入力部63がスイッチで実現され、表示部61が1つのLEDによって実現される。 図20に示す第6の充電ガン126では、表示部61が搭載されていなく、入力部63がスイッチで実現される。 通信部64は、電力線21に接続されており、電力線21から電力が供給される。 通信部64は、他の充電ケーブル装置10Dと無線通信アンテナ65を介して無線で通信する。 無線通信の方式としては、特に限定をしないが、たとえば無線LAN、Zigbee(登録商標)、Z−WAVE(登録商標)およびBluetooth(登録商標)などが用いられる。 通信部64は、入力部63によって入力された優先情報を他の充電ケーブル装置10Dに送信し、他の充電ケーブル装置10Dの優先情報を受信する。 制御部25は、通信部64によって通信した優先情報に基づいて優先順位を設定する。 図21に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 また全ての充電ケーブル装置10Dの通信部64および制御部25に電力を供給するために、コンセントプラグ14から電力が供給されている場合には、第2リレー27は常に閉状態に制御される。 ステップS41では、入力部63が操作されて優先順位の変更があったか否かを判断し、変更があった場合には、ステップS42に移り、変更がない場合には、ステップS43に移る。 ステップS43では、変更があったので送信する優先順位を最新の優先順位に変更し、ステップS42に移る。 ステップS42では、通信部64を介して他の充電ケーブル装置10Dの優先情報として優先順位を取得し、ステップS44に移る。 ステップS44では、受信した優先順位に基づいて、自信の優先順位が一番高いか否かを判断し、一番高い場合には、ステップS45に移り、高くない場合には、本フローを終了する。 ステップS45では、優先順位が一番高いので、接続している車両50の充電が完了しているか否かを判断し、完了している場合には、ステップS47に移り、完了していない場合には、ステップS46に移る。 ステップS46では、充電が完了していないので、車両50へ給電するように第1リレー26を制御し、本フローを終了する。 ステップS47は、充電が完了しているので、車両50への給電を停止し、ステップS48に移る。 ステップS48では、充電が完了したので、自信の優先順位を最低の値に設定し、本フローを終了する。 このように入力部63によって操作された優先順位が高い順に充電がされていく。 また他の車両50が充電途中に優先順位を一番高くした場合には、変更された優先順位に応じて、充電することができる。 これによってユーザの希望する順位で充電することができる。 また複数の充電ケーブル装置10Dにて入力部63が操作された場合は、後で操作されたスイッチを有する充電ケーブル装置10Dを優先する(後勝ち)、もしくは子の勝ちと予め設定しておいてもよい。 また制御部25は、接続部13に他の充電ケーブル装置10Dが接続されており、充電ガン12Dが充電口51に装着されていない状態から充電ガン12Dが充電口51に接続された場合には、優先順位が変更されたとして制御してもよい。 したがって新たに充電ガン12Dが接続された場合には、優先順位が更新されて最新の優先順位で制御されることになる。 これによって接続順番を考慮する必要が無く、利便性を向上することができる。 (第6実施形態) 図22に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 また全ての充電ケーブル装置10の通信部64および制御部25に電力を供給するために、コンセントプラグ14から電力が供給されている場合には、第2リレー27は常に閉状態に制御される。 ステップS51では、接続されている車両50の電池充電量(%)を取得し、ステップS52に移る。 ステップS52では、取得した電池充電量をブロードキャスト(同時通報)し、ステップS53に移る。 ステップS53では、他の充電ケーブル装置10の電池充電量を取得し、ステップS54に移る。 ステップS54では、取得した全ての充電ケーブル装置10の電池充電量を比較し、少ない順に優先順位が高くなるように、自信の優先順位を算出し、ステップS55に移る。 ステップS55は、自信の優先順位をブロードキャストし、ステップS56に移る。 ステップS56では、他の充電ケーブル装置10の優先順位を取得し、ステップS57に移る。 ステップS57では、自信の優先順位が一番高いか否かを判断し、一番高い場合には、ステップS58に移り、高くない場合には、ステップS55に戻る。 ステップS58では、優先順位が一番高いので、接続している車両50の充電が完了しているか否かを判断し、完了している場合には、ステップS510に移り、完了していない場合には、ステップS59に移る。 ステップS59では、充電が完了していないので、車両50へ給電するように第1リレー26を制御し、本フローを終了する。 ステップS510では、充電が完了しているので、車両50への給電を停止し、ステップS511に移る。 ステップS511では、充電が完了したので、自信の優先順位を最低の値に設定し、本フローを終了する。 このように車両情報に基づいて、電池充電量が少ない順に充電がされていく。 これによって電池充電量が少ない車両50から順次、充電することができる。 また制御部25は、充電ケーブル装置10同士が通信して融通(調停)しあっても良い。 したがって、たとえば複数台を同時に充電したい場合には、電力を均等分散して融通する制御を行っても良い。 (第7実施形態) 図23に示す充電ケーブル装置10Fのフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 また図23に示す管理装置70の制御は、電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 また全ての充電ケーブル装置10Fの通信部64および制御部25に電力を供給するために、コンセントプラグ14から電力が供給されている場合には、第2リレー27は常に閉状態に制御される。 まず、充電ケーブル装置10Fの処理に関して説明する。 ステップS61では、接続されている車両50の電池充電量および出発予定時刻を取得し、ステップS62に移る。 ステップS62では、取得した車両50の情報を管理装置70に送信し、ステップS63に移る。 ステップS63は、自信の優先順位を管理装置70から受信した否かを判断し、受信した場合には、ステップS64に移り、受信していない場合は、本フローを終了する。 ステップS64では、優先順位を設定し、本フローを終了する。 この後は、前述の図21のステップS44からステップS48の処理を実施する。 次に、管理装置70の処理に関して説明する。 ステップS71では、各充電ケーブル装置10Fから車両50の情報を受信したか否かを判断し、受信した場合には、ステップS72に移り、受信していない場合は、本フローを終了する。 ステップS72では、受信した全充電ケーブル装置10Fの車両50の情報を比較し、状況に応じて各車両50の優先順位を算出し、ステップS73に移る。 ステップS73では、算出した優先順位を各充電ケーブル装置10Fに送信し、本フローを終了する。 このように管理装置70が受信した車両情報に基づいて、優先順位を設定する。 管理装置70は、高度な処理能力を有するので、様々な状況に応じて優先順位を決定することができる。 したがって充電ケーブル装置10Fの制御部25の処理能力が低い場合であっても、最適な優先順位を短時間で設定することができる。 (第8実施形態) 図26に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 また全ての充電ケーブル装置10Gの通信部64および制御部25に電力を供給するために、コンセントプラグ14から電力が供給されている場合には、第2リレー27は常に閉状態に制御される。 ステップS81では、自信の優先度をコンセントプラグ14側から送信するように通信部64を制御し、ステップS82に移る。 ステップS82では、他の充電ケーブル装置10Gの優先順位を受信し、ステップS83に移る。 ステップS83では、接続部13に他の充電ケーブル装置10Gが接続されているか否かを判断し、接続されている場合には、ステップS84に移り、接続されていない場合には、本フローを終了する。 ステップS84では、接続部13側のチャンネルから自信の優先順位と、コンセントプラグ14から受信した他の充電ケーブル装置10Gの優先順位を送信し、本フローを終了する。 このように2チャンネルを用いているので、接続されているケーブル11毎に通信線80を分離されることになる。 したがって混信を減らすことができる。 (第9実施形態) 図28に示すフローは、制御部25に電力が供給されている状態で短時間に繰返し実行される。 また全ての充電ケーブル装置10Hの通信部64および制御部25に電力を供給するために、コンセントプラグ14から電力が供給されている場合には、第2リレー27は常に閉状態に制御される。 ステップS91では、自信の優先度を送信するように通信部64を制御し、ステップS92に移る。 ステップS92では、他の充電ケーブル装置10Hの優先順位を受信したか否かを判断し、受信した場合には、ステップS93に移り、受信していない場合には、本フローを終了する。 ステップS93では、受信したデータに再送フラグがあるか否かを判断し、再送フラグがある場合には、本フローを終了し、再送フラグがない場合は、ステップS94に移る。 ステップS94では、受信したデータの信号の設定レベル以下か否かを判断し、設定レベル以下の場合には、ステップS95に移り、設定レベル以下でない場合には、本フローを終了する。 ステップS95では、他の充電ケーブル装置10Hの優先順位に再送フラグを付して送信し、本フローを終了する。 このように受信したデータに再送フラグがない場合であって、設定されたレベル以下でデータが劣化している場合には、再送フラグが付与される。 これによって再送フラグが付与されたデータは、用いられないので、劣化されたデータを用いることを防止することができる。 (その他の実施形態) 上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。 本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。 第1実施形態の充電ケーブル装置10と第2実施形態の充電ケーブル装置10とを組み合わせて、直列に接続してもよい。 したがって車両50の停車位置および充電スタンド40との位置関係から、第1実施形態の充電ケーブル装置10と第2実施形態の充電ケーブル装置10を適宜組み合わせて、各車両50に充電ケーブル装置10を接続してもよい。 また優先順位を設定する際には、充電ケーブル装置10に予め付されている固有の識別情報を用いて設定してもよい。 この場合には、通信部64は、識別情報を他の充電ケーブル装置10に送信し、他の充電ケーブル装置10の識別情報を受信する。 そして制御部25は、通信部61によって送受信した識別情報に基づいて優先順位を設定する。 具体的には、たとえば識別情報が数字の場合には、その数字の大きさが低いほうまたは高いほうを優先して給電を行う。 これによって簡単な制御で優先順位を設定することができる。 10…充電ケーブル装置 11…ケーブル 12…充電ガン 13…接続部 14…コンセントプラグ 21…電力線(電力ライン) |