ホイールに潤滑化ペーストを塗布するためのシステム及び方法

申请号 JP2016518034 申请日 2014-06-06 公开(公告)号 JP6352405B2 公开(公告)日 2018-07-04
申请人 アンドロイド インダストリーズ エルエルシー; 发明人 ストレイティフ ドナルド ジー; クラーク バリー エイ; ローソン ローレンス ジェイ; ヒックス ジョシュア ジェイ;
摘要
权利要求

第1の低い温度における噴霧不可能な実質的に固体の状態から第2の高い温度における噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移可能なペースト潤滑剤と、 タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの1つを含み、タイヤ−ホイールアセンブリを形成するためにタイヤ及びホイールを接合する前に該タイヤ及び該ホイールのうちの少なくとも一方を処理するための処理ステーションと、 前記処理ステーションに流体的に結合された潤滑化調整システムと、を備え、 前記潤滑化調整システムは、 前記ペースト潤滑剤を含む潤滑剤リザーバ、 前記ペースト潤滑剤を噴霧不可能な実質的に固体の状態から噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移させるべく、前記ペースト潤滑剤を第1の低い温度から第2の高い温度まで加熱するための前記潤滑剤リザーバの少なくとも近くに配置された潤滑剤温度修正器、 前記潤滑剤リザーバによって形成された空洞内に配置された潤滑剤温度センサ、 前記潤滑剤温度修正器と前記潤滑剤温度センサとの両方に通信的に結合されたコントローラ、 前記タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの1つに設けられ、前記ペースト潤滑剤を複数の長円形区域を含む噴霧パターンで噴霧し、隣接する長円形区域の後縁及び前縁が僅かに重なるアプリケータ、 前記潤滑剤リザーバと、前記アプリケータとを流体接続する導管部材、及び、 前記導管部材の導管部材温度を選択的に調節するための該導管部材に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素、 を含む、ことを特徴とするシステム。前記潤滑化調整システムは、前記潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤の温度を第1の温度から第2の温度まで直接に変化させることを特徴とする請求項1に記載のシステム。潤滑剤リザーバが、雰囲気に直接に通気する開口部を含まず、 前記潤滑剤は、周囲雰囲気と直接連通状態になく、 前記潤滑剤リザーバは、加圧流体源が前記空洞を加圧し、それによって該空洞内の前記潤滑剤を加圧することを可能にする少なくとも1つの流体連通ポートを含む、 ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。前記加圧流体源から前記空洞までの加圧流体の移動を許可又は拒否する前記少なくとも1つの流体連通ポートに流体的に接続された流れ制御弁を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバは、前記空洞の加圧レベルを検出する圧センサに流体的に接続された少なくとも1つの圧力センサ流体連通ポートを含むことを特徴とする請求項3に記載のシステム。前記導管部材の温度を決定するための該導管部材の上に配置された温度センサを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。前記第2の温度は、前記第1の温度よりも高いことを特徴とする請求項2に記載のシステム。前記潤滑剤温度修正器は、前記潤滑剤の温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで直接に変化させるための光を放出する光源であることを特徴とする請求項2に記載のシステム。前記光は、前記潤滑剤リザーバによって形成された開口部を通過することを特徴とする請求項8に記載のシステム。前記潤滑剤温度修正器は、加熱コイルに接続された電源であり、 前記加熱コイルは、前記潤滑剤の温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで直接に変化させるために該潤滑剤内に浸漬される、 ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。前記潤滑化調整システムは、前記潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤の温度を第1の温度から第2の温度まで間接的に変化させることを特徴とする請求項1に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバが、雰囲気に直接に通気する開口部を含まず、 前記潤滑剤は、周囲雰囲気と直接連通状態になく、 前記潤滑剤リザーバは、加圧流体源が前記空洞を加圧し、それによって該空洞内の前記潤滑剤を加圧することを可能にする少なくとも1つの流体連通ポートを含む、 ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記加圧流体源から前記空洞までの加圧流体の移動を許可又は拒否する前記少なくとも1つの流体連通ポートに流体的に接続された流れ制御弁を更に含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバは、前記空洞の加圧レベルを検出する圧力センサに流体的に接続された少なくとも1つの圧力センサ流体連通ポートを含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。前記導管部材の温度を決定するための該導管部材の上に配置された温度センサを更に含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。前記第2の温度は、前記第1の温度よりも高いことを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記潤滑剤温度修正器は、光を放出する光源であり、 前記光は、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために前記潤滑剤リザーバの上に入射する、 ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバが流体内に浸漬される該流体を収容する空洞を形成する流体容器、 を更に含み、 前記潤滑剤温度修正器は、光を放出する光源であり、該光は、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために前記流体の上に入射する、 ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバが流体内に浸漬される該流体を収容する空洞を形成する流体容器、 を更に含み、 前記潤滑剤温度修正器は、加熱コイルに接続された電源であり、該加熱コイルは、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために前記流体内に浸漬される、 ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記潤滑剤温度修正器は、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために前記潤滑剤リザーバの外部面に直接に隣接して配置されたホットプレートであることを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバが流体内に浸漬される該流体を収容する空洞を形成する流体容器、 を更に含み、 前記潤滑剤温度修正器は、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために前記流体容器の外部面に直接に隣接して配置されたホットプレートである、 ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。封入ハウジングを更に含み、 前記潤滑剤温度修正器及び前記潤滑剤リザーバは、前記封入ハウジング内に収容され、 前記潤滑剤温度修正器は、火炎を生成するバーナーであり、 前記火炎は、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために前記封入ハウジング内の周囲空気を加熱する、 ことを特徴とする請求項11に記載のシステム。前記潤滑剤リザーバが流体内に浸漬される該流体を収容する空洞を形成する流体容器と、 封入ハウジングであって、前記潤滑剤温度修正器及び前記潤滑剤リザーバが、該封入ハウジング内に収容され、該潤滑剤温度修正器が、火炎を生成するバーナーであり、該火炎が、前記潤滑剤の前記温度を前記第1の温度から前記第2の温度まで間接的に変化させるために該封入ハウジング内の周囲空気を加熱する前記封入ハウジングと、 を更に含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。第1の低い温度における噴霧不可能な実質的に固体の状態から第2の高い温度における噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移可能なペースト潤滑剤と、 複数のサブステーションを含む単一セル作業ステーションであって、該複数のサブステーションのうちの少なくとも1つのサブステーションが、タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの少なくとも1つを含む前記単一セル作業ステーションと、 前記処理ステーションに流体的に結合された潤滑化調整システムと、を備えたシステムであって、 前記潤滑化調整システムは、 前記ペースト潤滑剤を含む潤滑剤リザーバ、 前記ペースト潤滑剤を噴霧不可能な実質的に固体の状態から噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移させるべく、前記ペースト潤滑剤を第1の低い温度から第2の高い温度まで加熱するための前記潤滑剤リザーバの少なくとも近くに配置された潤滑剤温度修正器、 前記潤滑剤リザーバによって形成された空洞内に配置された潤滑剤温度センサ、 前記潤滑剤温度修正器と前記潤滑剤温度センサとの両方に通信的に結合されたコントローラ、 前記タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの1つに設けられ、前記ペースト潤滑剤を複数の長円形区域を含む噴霧パターンで噴霧し、隣接する長円形区域の後縁及び前縁が僅かに重なるアプリケータ、 前記潤滑剤リザーバと、前記アプリケータとを流体接続する導管部材、及び、 前記導管部材の導管部材温度を選択的に調節するための該導管部材に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素、 を含む、 ことを特徴とするシステム。前記複数のサブステーションのうちの前記少なくとも1つのサブステーションは、前記ホイール潤滑化サブステーションのみを含むことを特徴とする請求項24に記載のシステム。前記複数のサブステーションのうちの前記少なくとも1つのサブステーションは、前記タイヤ潤滑化サブステーションのみを含むことを特徴とする請求項24に記載のシステム。前記複数のサブステーションのうちの前記少なくとも1つのサブステーションは、前記タイヤ潤滑化サブステーション及び前記ホイール潤滑化サブステーションの両方を含むことを特徴とする請求項24に記載のシステム。流体回路であって、 第1の低い温度における噴霧不可能な実質的に固体の状態から第2の高い温度における噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移可能なペースト潤滑剤と、 タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの1つを含み、タイヤ−ホイールアセンブリを形成するためにタイヤ及びホイールを接合する前に該タイヤ及び該ホイールのうちの少なくとも一方を処理するための処理ステーションと、 前記処理ステーションに流体的に結合された潤滑化調整システムと、を備え、 前記潤滑化調整システムは、 前記ペースト潤滑剤を含む潤滑剤リザーバ、 前記ペースト潤滑剤を噴霧不可能な実質的に固体の状態から噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移させるべく、前記ペースト潤滑剤を第1の低い温度から第2の高い温度まで加熱するための前記潤滑剤リザーバの少なくとも近くに配置された潤滑剤温度修正器、 前記潤滑剤リザーバによって形成された空洞内に配置された潤滑剤温度センサ、 前記潤滑剤温度修正器と前記潤滑剤温度センサとの両方に通信的に結合されたコントローラ、 前記タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの1つに設けられ、前記ペースト潤滑剤を複数の長円形区域を含む噴霧パターンで噴霧し、隣接する長円形区域の後縁及び前縁が僅かに重なるアプリケータ、 前記潤滑剤リザーバと、前記アプリケータとを流体接続する導管部材、及び、 前記導管部材の導管部材温度を選択的に調節するための該導管部材に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素、 を含み、 前記流体回路は、さらに、 前記コントローラに通信的に結合され、かつ前記潤滑化調整システムの上流に流体的に接続された潤滑剤供給システムと、 前記コントローラに通信的に結合され、かつ前記潤滑化調整システムの下流及びアプリケータの上流に流体的に接続された潤滑剤パージシステムと、 を含むことを特徴とする流体回路。前記コントローラに通信的に結合され、かつ前記アプリケータSが潤滑剤を噴霧しているかを決定するために該アプリケータの近くに配置された潤滑剤噴霧センサを含む潤滑剤出力検出部分、 を更に含むことを特徴とする請求項28に記載の流体回路。前記潤滑剤供給システムは、 潤滑剤供給容器と、 前記潤滑化調整システムの潤滑剤リザーバによって形成された潤滑剤供給ポートに前記潤滑剤供給容器を流体的に接続する潤滑剤供給管と、を含み、 前記潤滑剤供給導管は、 前記潤滑剤供給容器内に収容された潤滑剤が、前記潤滑化調整システムの前記潤滑剤リザーバの空洞まで輸送されることを可能にするポンプを更に含む、 ことを特徴とする請求項28に記載の流体回路。前記潤滑剤供給システムは、 前記潤滑剤供給容器内に配置された潤滑剤の温度を維持、上昇、又は低下させ、該潤滑剤供給容器内に配置された潤滑剤温度修正器、 を含む、 ことを特徴とする請求項28に記載の流体回路。前記潤滑剤供給システムは、 前記潤滑剤供給容器内に配置された潤滑剤の量を検出する潤滑量検出デバイス、 を含む、 ことを特徴とする請求項28に記載の流体回路。前記潤滑剤パージシステムは、 加圧流体源、及び、 前記潤滑化調整システムの潤滑剤リザーバによって形成された流体連通ポートに流体的に接続された流体出力導管部材の両方に流体的に接続されたパージ導管部材を含み、 前記パージ導管部材は、前記流体出力導管部材に流体的に接続される、 ことを特徴とする請求項28に記載の流体回路。前記パージ導管部材は、前記記載のコントローラに通信的に結合された複数の弁を含むことを特徴とする請求項33に記載の流体回路。前記複数の弁のうちの第1の弁が、パージ導管部材加圧弁であり、かつ前記加圧流体源の下流に配置され、かつ該加圧流体源から前記パージ導管部材内への加圧流体の移動を許可又は拒否することになることを特徴とする請求項34に記載の流体回路。前記複数の弁のうちの第2の弁が、前記流体出力導管部材の下流に配置された潤滑剤パージリザーバアクセス弁であることを特徴とする請求項34に記載の流体回路。前記複数の弁のうちの第3の弁が、前記流体出力導管部材の下流に配置されたアプリケータアクセス弁であることを特徴とする請求項34に記載の流体回路。ペースト潤滑剤が、第1の低い温度における噴霧不可能な実質的に固体の状態から第2の高い温度における噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移可能であり、 タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの1つを含み、タイヤ−ホイールアセンブリを形成するためにタイヤ及びホイールを接合する前に該タイヤ及び該ホイールのうちの少なくとも一方を処理するための処理ステーションと、前記処理ステーションに流体的に結合された潤滑化調整システムと、を提供する段階を含む方法であって、 前記潤滑化調整システムは、 前記ペースト潤滑剤を含む潤滑剤リザーバ、 前記ペースト潤滑剤を噴霧不可能な実質的に固体の状態から噴霧可能な実質的に液体の状態へと遷移させるべく、前記ペースト潤滑剤を第1の低い温度から第2の高い温度まで加熱するための前記潤滑剤リザーバの少なくとも近くに配置された潤滑剤温度修正器、 前記潤滑剤リザーバによって形成された空洞内に配置された潤滑剤温度センサ、及び 前記潤滑剤温度修正器と前記潤滑剤温度センサとの両方に通信的に結合されたコントローラを備え、 前記方法は、さらに、 前記潤滑化調整システムに流体的に接続されたアプリケータを利用する段階であって、前記アプリケータは、前記コントローラに通信可能に接続され、かつ自動的に制御される段階と、 ホイールの周の少なくとも一部分の上に配置された潤滑剤の周期的噴霧パターンをもたらす周期ベースで該弁を自動的に開閉する前記アプリケータの弁を制御する電気パルスを受け入れる段階と、 タイヤを前記ホイールに接合するために該ホイールを横切って該タイヤを摺動させ、該タイヤのビードが該ホイールの上への該タイヤの潤滑装着を容易にするために該ホイールの円周を横切って前記潤滑剤をワイピングする段階と、 を含み、 前記噴霧パターンは、複数の斜めに配置された長円形区域を含み、該複数の長円形区域の各長円形区域が、主軸及び短軸によって定められ、 隣接する長円形区域の後縁及び前縁が、僅かに重なり、 前記ホイールの前記円周の回りの各長円形区域間の間隙が、隣接する長円形区域の前記後縁及び前記前縁の前記重なった配置の結果として、前記タイヤが該ホイールを横切って摺動する時に潤滑化されることを特徴とする方法。前記電気パルスは、約10ミリ秒のオン期間と約30ミリ秒のオフ期間とを含む負荷サイクルであることを特徴とする請求項38に記載の方法。

说明书全文

〔関連出願への相互参照〕 この米国特許出願は、2013年6月7日に出願の米国特許仮出願第61/832,422号、2013年7月29日に出願の米国特許仮出願第61/859,641号、及び2014年4月21日に出願の米国特許仮出願第61/982,162号に対する優先権を主張するものであり、これらの開示は、この出願の開示の一部と考えられ、かつこれにより引用によってその全体が組み込まれる。

本発明の開示は、タイヤ−ホイールアセンブリとタイヤ−ホイールアセンブリを組み立てるためのシステム及び方法とに関する。

いくつかの段階でタイヤ−ホイールアセンブリを組み立てることは当業技術で公知である。通常は、そのような段階を行う従来の方法は、かなりの資本投資及び人の監視を必要とする。本発明は、タイヤ−ホイールアセンブリを組み立てるための簡単なシステム及び方法を示すことによって従来技術に関連付けられた欠点を克服する。

本発明の開示の1つの態様は、タイヤ−ホイールアセンブリを形成するためにタイヤ及びホイールを接合する前にタイヤ及びホイールのうちの少なくとも一方を処理するための処理ステーションを提供する。処理ステーションは、タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの一方を含む。システムはまた、処理ステーションに流体的に結合された潤滑化調整システムを含む。潤滑化調整システムは、潤滑剤リザーバと、潤滑剤リザーバの少なくとも近くに配置された潤滑剤温度修正器と、潤滑剤リザーバによって形成された空洞内に配置された潤滑剤温度センサと、潤滑剤温度修正器及び潤滑剤温度センサの両方に通信的に結合されたコントローラとを含む。

一部の例では、潤滑化調整システムは、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤の温度を直接に変化させる。

一部の実施では、第2の温度は、第1の温度よりも高い。

一部の事例では、潤滑剤温度修正器は、光を放出する光源である。光は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を直接に変化させるために潤滑剤リザーバによって形成された開口部を通過する。

一部の例では、潤滑剤温度修正器は、加熱コイルに接続された電源である。加熱コイルは、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を直接に変化させるために潤滑剤内に浸漬される。

一部の実施では、潤滑化調整システムは、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤の温度を間接的に変化させる。

一部の事例では、第2の温度は、第1の温度よりも高い

一部の例では、潤滑剤温度修正器は、光を放出する光源であり、光は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために潤滑剤リザーバに入射する。

一部の実施では、システムは、流体を収容する空洞を形成する流体容器を含む。潤滑剤リザーバは、流体内に浸漬される。潤滑剤温度修正器は、光を放出する光源である。光は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために流体に入射する。

一部の事例では、システムは、流体を収容する空洞を形成する流体容器を含む。潤滑剤リザーバは、流体内に浸漬される。潤滑剤温度修正器は、加熱コイルに接続された電源である。加熱コイルは、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために流体内に浸漬される。

一部の例では、潤滑剤温度修正器は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために潤滑剤リザーバの外部面に直接に隣接して配置されたホットプレートである。

一部の実施では、システムは、流体を収容する空洞を形成する流体容器を含む。潤滑剤リザーバは、流体内に浸漬される。潤滑剤温度修正器は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために流体容器の外部面に直接に隣接して配置されたホットプレートである。

一部の事例では、システムは、封入ハウジングを含む。潤滑剤温度修正器及び潤滑剤リザーバは、封入ハウジング内に収容される。潤滑剤温度修正器は、火炎を生成するバーナーである。火炎は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために封入ハウジング内の周囲空気を加熱する。

一部の例では、システムは、流体を収容する空洞を形成する流体容器を含む。潤滑剤リザーバは、流体内に浸漬される。システムは、封入ハウジングを含む。潤滑剤温度修正器及び潤滑剤リザーバは、封入ハウジング内に収容される。潤滑剤温度修正器は、火炎を生成するバーナーである。火炎は、第1の温度から第2の温度まで潤滑剤の温度を間接的に変化させるために封入ハウジング内の周囲空気を加熱する。

本発明の開示の別の態様は、システムを提供する。システムは、複数のサブステーションを含む単一セル作業ステーションを含む。複数のサブステーションのうちの少なくとも1つのサブステーションは、タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションのうちの少なくとも一方を含む。システムはまた、処理ステーションに流体的に結合された潤滑化調整システムを含む。潤滑化調整システムは、潤滑剤リザーバと、潤滑剤リザーバの少なくとも近くに配置された潤滑剤温度修正器と、潤滑剤リザーバによって形成された空洞内に配置された潤滑剤温度センサと、潤滑剤温度修正器及び潤滑剤温度センサの両方に通信的に結合されたコントローラとを含む。

一部の例では、複数のサブステーションのうちの少なくとも1つのサブステーションは、ホイール潤滑化サブステーションのみを含む。

一部の実施では、複数のサブステーションのうちの少なくとも1つのサブステーションは、タイヤ潤滑化サブステーションのみを含む。

一部の事例では、複数のサブステーションのうちの少なくとも1つのサブステーションは、タイヤ潤滑化サブステーション及びホイール潤滑化サブステーションの両方を含む。

本発明の開示をここで添付の図面を参照して一例として以下に説明する。

本発明の例示的実施形態によりタイヤ及びホイールを処理するための装置のブロック図である。

本発明の例示的実施形態によりタイヤ及びホイールを処理するための装置のブロック図である。

本発明の例示的実施形態によりタイヤ及びホイールを処理するための装置のブロック図である。

図2Aは、物質の第1の状態に配置された潤滑化調整システム及び潤滑剤の図である。図2A’は、図2Aの線2A’による潤滑剤の拡大図である。図2Bは、潤滑化調整システムを始動させた後の物質の第1の状態とは異なる物質の第2の状態に配置された図2Aの潤滑化調整システム及び潤滑剤の図である。図2B’は、図2Bの線2B’による潤滑剤の拡大図である。

物質の第1の状態に配置された潤滑化調整システム及び潤滑剤の図である。

潤滑化調整システムを始動させた後の物質の第1の状態とは異なる物質の第2の状態に配置された図3Aの潤滑化調整システム及び潤滑剤の図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を直接に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を直接に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

図6Aは、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションに流体的に接続された図4A〜5Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図6A’は、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションの図である。

図6Bは、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションに流体的に接続された図4A〜5Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図6B’は、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションの図である。

図7Aは、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションに流体的に接続された図4A〜5Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図7A’は、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションの図である。

図7Bは、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションに流体的に接続された図4A〜5Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図7B’は、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を直接に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を直接に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

本発明の例示的実施形態により潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を間接的に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

図10Aは、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションに流体的に接続された図8A〜9Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図10A’は、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションの図である。

図10Bは、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションに流体的に接続された図8A〜9Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図10B’は、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションの図である。

図11Aは、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションに流体的に接続された図8A〜9Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図11A’は、本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションの図である。

図11Bは、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションに流体的に接続された図8A〜9Gの潤滑化温度制御システムのうちのいずれかの図である。図11B’は、本発明の例示的実施形態によりタイヤの上側ビート及び下側ビートを潤滑化するためのタイヤ潤滑化サブステーションの図である。

本発明の例示的実施形態によりホイールの上側ビートシート及び下側ビートシートを潤滑化するためのホイール潤滑化サブステーションに流体的に接続された潤滑剤リザーバによって収容された潤滑剤を直接に加熱するための潤滑化温度制御システムの図である。

ホイール潤滑化サブステーションの作動サイクルを示す例示的なグラフである。

潤滑化サブステーションによって行われた複数の潤滑化領域を含むホイールの一部分の拡大図である。

本発明の例示的実施形態によりタイヤ−ホイールアセンブリを処理するための装置の図である。

例示的タイヤの上面図である。

図16Aの線16B−16Bによるタイヤの断面図である。

図16Aのタイヤの側面図である。

図16Aのタイヤの底面図である。

例示的ホイールの上面図である。

図17Aのホイールの側面図である。

図は、タイヤ−ホイールアセンブリを組み立てるための装置及び方法の例示的実施形態を示している。上述の事項に基づいて、本明細書に使用する専門語は、単に便宜的なものであることは一般的に理解されるものとし、本発明を説明するのに使用する用語は、当業者によって最も広範な意味を与えるべきである。

本発明の実施形態を説明する前に、例示的タイヤTを示す図16A〜16Dを参照されたい。本発明の開示では、タイヤTの「上側」、「下側」、「左側」、「右側」、及び「側部」を参照する場合があり、そのような専門語を利用してタイヤTの特定の部分又は態様を説明することができるが、そのような専門語は、タイヤTを支持する構造に対するタイヤTの向きに起因して採用される場合がある。従って、上記専門語は、主張する本発明の範囲を制限するのに利用すべきではなく、本明細書では、本発明の実施形態を説明する際に例示的な目的のために利用される。

実施形態において、タイヤTは、上側側壁面TSU(例えば、図16Aを参照)と、下側側壁面TSL(例えば、図16Dを参照)と、上側側壁面TSUを下側側壁面TSLに接合するトレッド面TT(例えば、図16B〜16Cを参照)とを含む。図16Bを参照すると、上側側壁面TSUは、トレッド面TTから離れてピークまで上昇し、その後にある勾配で降下して円周上側ビードTBUで終端しかつこれを形成することができ、同様に、下側側壁面TSLは、トレッド面TTから離れてピークまで上昇し、その後にある勾配で降下して円周下側ビードTBLで終端しかつこれを形成することができる。

図16Bに見られるように、タイヤTが弛緩した非付勢状態にある時に、上側ビードTBUは、円形上側タイヤ開口部TOUを形成し、同様に、タイヤTが弛緩した非付勢状態にある時に、下側ビードTBLは、円形下側タイヤ開口部TOLを形成する。外をタイヤTに印加する時に、タイヤTは、物理的に操作される場合があり、その結果、上側タイヤ開口部TOU及び下側タイヤ開口部TOLのうちの1つ又はそれよりも多くは、上側タイヤ開口部TOU及び下側タイヤ開口部TOLのうちの1つ又はそれよりも多くが、完全に円形ではなく、例えば、長円形を含むように操作することができるように、一時的に乱される場合があることは認められるであろう。

図16Bを参照すると、弛緩した非付勢状態にある時に、上側タイヤ開口部TOU及び下側タイヤ開口部TOLの各々は、それぞれ上側タイヤ開口部直径TOU-D及び下側タイヤ開口部直径TOL-Dを形成する。更に、図16A〜16Bに見られるように、弛緩した非付勢状態にある時に、上側側壁面TSU及び下側側壁面TSLは、タイヤ直径TDを含むようにタイヤTを定める。

図16A〜16B及び16Dを参照すると、タイヤTはまた、通路TPを含む。通路TPへのアクセスは、上側タイヤ開口部TOU及び下側タイヤ開口部TOLのいずれによっても許される。図16Bを参照すると、タイヤTが弛緩した非付勢状態にある時に、上側タイヤ開口部TOU及び下側タイヤ開口部TOLは、直径TP-Dを含むように通路TPを定める。図16Bも参照すると、タイヤTは、通路TPに連通する円周空気空洞TACを含む。タイヤTをホイールWに接合した後に、加圧空気が、タイヤTを膨張させるために円周空気空洞TACの中に堆積される。

以下の開示に説明するように、タイヤTが構造又はホイールW(例えば、図17A〜17Bを参照)に隣接して配置された時に、文書説明は、タイヤTの「左側」部分又は「右側」部分を参照する場合がある。図16Cを参照すると、タイヤTは、支持部材Sに対して示されており、支持部材Sは、タイヤTの「左側」部分及び「右側」部分のための座標系を確立するために提供される(かつ仮想線で示されている)。図16Cでは、タイヤTは、トレッド面TTが仮想支持部材Sに隣接して配置されず、むしろ下側側壁面TSLが仮想支持部材Sに隣接して配置されるような「非転回」向きに配置される。中央分割線DLは、タイヤTの「左側」部分及びタイヤTの「右側」部分を全体的に示すためにタイヤTの「非転回」向きを均等に半分に分割する。

上述のように、タイヤTのいくつかの直径TP-D、TOU-D、TOL-Dを参照されたい。幾何学的理論により、直径は、タイヤTの円の中心又は本発明の開示ではタイヤTの回転軸と代替的に呼ばれる場合があるタイヤTの軸中心を通過する。幾何学的理論はまた、その終点の両方が円の円周上にある線セグメントである弦の概念を含み、幾何学的理論により、直径は、円の最長弦である。

以下の説明では、タイヤTは、構造に対して移動することができ、従って、一部の事例では、タイヤTの弦は、本発明の実施形態を説明するのに参照される場合がある。図16Aを参照すると、タイヤTのいくつかの弦は、一般的にTC1、TC2(すなわち、タイヤ直径TD)、及びTC3に示されている。

弦TC1は、「左側」タイヤ弦と呼ばれる場合がある。弦TC3は、「右側」タイヤ弦と呼ばれる場合がある。弦TC2は、タイヤ直径TDと同等とすることができ、「中心」弦と呼ばれる場合がある。左側及び右側タイヤ弦TC1、TC3の両方は、中心弦TC2/タイヤ直径TDよりも小さい形状を含む。

左側弦TC1及び右側弦TC3位置を参照するために、左側タイヤ接線TTAN-L及び右側タイヤ接線TTAN-Rを参照されたい。左側弦TC1は、左側タイヤ接線TTAN-Lからタイヤ直径TDの約4分の1(1/4)離間する。右側弦TC3は、右側タイヤ接線TTAN-Rからタイヤ直径TDの約4分の1(1/4)離間する。左側及び右側タイヤ弦TC1、TC3の各々は、中心弦TC2からタイヤ直径TDの約4分の1(1/4)離間させることができる。タイヤ直径TDから参照される上記間隔は例示的であり、本発明の範囲を約4分の1(1/4)比に制限するように意味すべきではなく、従って、他の比率を必要に応じて定めることができる。

更に、以下の開示に説明するように、タイヤTは、構造に対して移動することができる。図16Cを参照すると、移動は、矢印Uによって上方移動を示し、又は矢印Dによって下方移動を示すように参照することができる。更に、移動は、左側又は後方移動を示す矢印Lにより、又は右側又は前方移動を示す矢印Rによって参照することができる。

本発明の実施形態を説明する前に、例示的ホイールWを示す図17A〜17Bを参照されたい。本発明の開示では、ホイールWの「上側」、「下側」、「左側」、「右側」、及び「側部」を参照する場合があり、そのような専門語を利用してホイールWの特定の部分又は態様を説明することができるが、そのような専門語は、ホイールWを支持する構造に対するホイールWの向きに起因して採用される場合がある。従って、上記専門語は、主張する本発明の範囲を制限するのに利用すべきではなく、本明細書では、本発明の実施形態を説明する際に例示的な目的のために利用される。

実施形態において、ホイールWは、上側縁面WRUと、下側縁面WRLと、上側縁面WRUを下側縁面WRLに接合する外側円周面WCとを含む。図17Bを参照すると、上側縁面WRUは、ホイール直径WDを形成する。ホイール直径WDは、上側縁面WRUから下側縁面WRLまで円周WCの回りで一定でない場合がある。上側縁面WRUによって形成されたホイール直径WDは、上側縁面WRUから下側縁面WRLまで円周WCの回りで非一定直径の最大直径とすることができる。ホイール直径WDは、タイヤTの通路TPの直径TP-Dとほぼ同じであるが、これよりも僅かに大きく、従って、ホイールWが通路TP内に配置された時に、タイヤTは、タイヤTの通路TPの直径TP-Dとほぼ同じであるが、これよりも僅かに大きいホイール直径WDの結果、ホイールWに摩擦によって固定することができる。

ホイールWの外側円周面WCは、上側ビードシートWSU及び下側ビードシートWSLを更に含む。上側ビードシートWSUは、上側縁面WRUの近くに位置付けられる円周カスプ、コーナ、又は凹部を形成する。下側ビードシートWSLは、下側縁面WRLの近くに位置付けられる円周カスプ、コーナ、又は凹部を形成する。タイヤTの膨張時に、加圧空気は、上側ビードTBUを上側ビードシートWSUに隣接して配置させてそこに「着座」させ、同様に、タイヤTの膨張時に、加圧空気は、下側ビードTBLを下側ビードシートWSLに隣接して配置させてそこに「着座」させる。

ホイールWの外側円周WCの非一定直径は、ホイール「深底]WDCを更に形成する。ホイール深底WDCは、ホイールWの外側円周WCの非一定直径の最小直径を含むことができる。機能的に、ホイール深底WDCは、ホイールWへのタイヤTの装着を補助することができる。

ホイールWの外側円周WCの非一定直径は、上側「安全ビード」WSBを更に形成する。実施形態において、上側安全ビードは、上側ビードシートWSUの近くに位置付けることができる。タイヤTの円周空気空洞TAC内の加圧空気が雰囲気に逃げる事象において、上側ビードTBUは、上側ビードシートWSUから「離座する」場合があり、安全ビードWSBの近接性に起因して、安全ビードWSBは、上側ビードシートWSUに対して実質的に着座した向きに上側ビードTBUを保持することを補助することにより、上側ビードシートWSUからの上側ビードTBUの「離座」の軽減を補助することができる。一部の実施形態において、ホイールWは、下側安全ビード(図示せず)を含むことができるが、上側及び/又は下側安全ビードは、必要に応じてホイールWと共に含めることができ、以下の開示に説明する本発明を実施するのに要求されない。

図1A、1B、1C、及び15を参照すると、タイヤ−ホイールアセンブリTW(例えば、図15に見られるように)を処理するための単一セル作業ステーション10、10’及び10’’の実施形態が示されている。単一セル作業ステーション10、10’、10’’の各々は、複数の処理サブステーション12−24、12’−24’、12’’−24’’を含む。各処理サブステーション12−24、12’−24’、12’’−24’’によって行われる「処理」は、タイヤ−ホイールアセンブリTWを形成するようにホイールWへのタイヤTの「接合」又は「装着」の行為に寄与することができる。「接合」又は「装着」の行為は、ホイールWが、雄部分と呼ばれるタイヤTの通路TPの中に挿入される雌部分と呼ばれる場合があるように、タイヤT及びホイールWを物理的に結合、接続、又は結びつけることを意味する場合がある。

単一セル作業ステーション10、10’、10’’の複数の処理サブステーション12−24、12’−24’、12’’−24’’は、例えば、ホイールレポジトリサブステーション12,12’、12’’、タイヤレポジトリサブステーション14、14’、14’’、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’、装着サブステーション18、18’、18’’、膨張サブステーション20、20’、20’’、又は着座サブステーション22、22’、22’’などを含むことができる。必要に応じて、単一セル作業ステーション10、10’、10’’は、タイヤ−ホイールアセンブリTWを更に処理するために他のサブステーション24、24’、24’’を含むことができる。1つ又はそれよりも多くの更に別の処理サブステーション24、24’、24’’は、例えば、均衡化サブステーション、重量印加サブステーション、ステミングサブステーション、又は整合マーク付けサブステーションなどを含むことができる。

用語「単一セル」は、部分組立タイヤ−ホイールアセンブリTWが組立ラインに沿った「ハンドオフ」であるように(すなわち、組立ラインが部分組立タイヤ−ホイールアセンブリTWを必要とし、組立ラインの第1の作業ステーションによって保持され、作業され、更に別の処理のために組立ラインにおいてその後の作業ステーションに放出されることを意味する「ハンドオフ」)、そうでなければ従来の組立ラインに配置される場合がある複数の連続的な離散的作業ステーションを必要とせずに、サブステーションがタイヤ−ホイールアセンブリTWの生産に寄与することを示している。むしろ、単一セル作業ステーションは、複数のサブステーション各々を有する1つの作業ステーションを提供し、タイヤ−ホイールアセンブリTWを組み立てる工程において特定のタスクを実施する。この組立工程が行われ、タイヤ及び/又はホイール「ハンドオフ」は最小になるか又は完全に排除される。従って、単一セル作業ステーションは、組立ラインを定める各個々の作業ステーションを同様に維持する必要がありながら、従来のタイヤ−ホイール組立ラインに関連付けられた不動産の占有面積の未払い/賃借料に関連付けられた費用及び投資を有意に低減する。従って、資本投資及び人による管理は、単一セル作業ステーションがタイヤ−ホイールアセンブリTWの製造において使用される時に有意に低減される。図15を参照すると、一例では、タイヤT及び/又はホイールWの「ハンドオフ」の最小化又は排除は、複数のサブステーション12−24、12’−24’、12’’−24’’に対して実質的に中心位置に位置付けることができるロボットアーム50を含めることで生じる場合があり、ロボットアーム50は、タイヤ−ホイールアセンブリTWの組立工程中にホイールW及びタイヤTの一方又は両方と直接又は間接的にインタフェースで接続することができる。

本発明の1つの態様は、潤滑化調整システムであり、これは、全体を符号100で図1A、1B、1C、及び15に示されている。図4A〜9Gに示して説明する潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’、100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’、100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のうちのいずれかを単一セル作業ステーション10、10’、10’’のホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに流体的に接続することができるように図1A、1B、1C、及び15の潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。機能的に、潤滑化調整システム100は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に供給される潤滑剤L(例えば、図2A〜2B及び3A〜3Bを参照)の温度を単一セル作業ステーション10、10’、10’’のオペレータが手動で又は自動的に選択的に調節することを可能にする。

潤滑剤Lの温度の選択的調節は、単一セル作業ステーション10、10’、10’’によって実施されるようなタイヤTをホイールWに接合する目的に対していくつかの利益を実現する。図2A〜2Bを参照すると、第1の例では、潤滑化調整システム100による潤滑剤Lの温度の選択的調節は、より高い粘性(例えば、図2A、2A’を参照)からより低い粘性(例えば、図2B、2B’を参照)への潤滑剤Lの粘性の変化を可能にする。従って、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で高粘性(例えば、図2A、2A’に見られるように)を有する潤滑剤Lが、単一セル作業ステーション10、10’、10’’の作動に使用するように選択される場合に、潤滑剤Lの温度の第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)への変化(例えば、その増加)は、潤滑剤Lの粘性を低下させることができ(例えば、図2B、2B’に見られるように)、結果として第1の温度から第2の温度までの潤滑剤Lの温度の変化は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くにおいてタイヤT及びホイールWのうちの1つ又はそれよりも多くに潤滑剤Lを塗布する前に、例えば、潤滑剤L内の気泡取り込みE(例えば、図2A、2B’を参照)が雰囲気A(図2B’に見られるように)に潤滑剤Lをより容易に逃れることを可能にすることができる。従って、潤滑剤L内の気泡取り込みEの数/量を低減する目的のために潤滑剤Lの粘性を低下させることにより、ホイールWのビードシートWSU、WSLに直接に隣接するタイヤTのビードTBU、TBLの着座の改良は、そうでなければタイヤTをホイールWに接合した後にタイヤTのビードTBU、TBLとホイールWのビードシートWSU、WSLの間に介在的に配置されるビード気泡取り込みEの不足により実現することができる(すなわち、気泡取り込みEが、タイヤTのビードTBU、TBLとホイールWのビードシートWSU、WSLの間に介在的に配置された場合に、タイヤTのビードTBU、TBLは、ホイールWのビードシートWSU、WSLに直接に隣接して着座するのを防止する場合があり、これは、タイヤ−ホイールアセンブリTWを形成するためのホイールWへのタイヤTの接合を損なう場合がある)。

図3A〜3Bを参照すると、別の例では、潤滑化調整システム100による潤滑剤Lの温度の選択的調節は、潤滑剤Lの相転移(例えば、実質的に半固体の潤滑剤Lの物質の状態から実質的に液体の潤滑剤Lの物質の状態への変化)を可能にすることができる。一例では、図3Aに見られるように、潤滑剤Lが、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くにおいてタイヤT及びホイールWのうちの1つ又はそれよりも多くの上への特定の堆積(例えば、「噴霧」)用途に適さない場合がある第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で実質的に半固体(例えば、「ペースト」)の物質の状態にある場合に、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(「室温」よりも高い温度)への潤滑化調整システム100による潤滑剤Lの実質的に半固体(例えば、「ペースト」)状態の温度の選択的変化(例えば、その増加)は、潤滑剤Lの実質的に半固体(例えば、「ペースト」)状態が実質的に半固体状態(例えば、図3Aに見られるように)から実質的に液体状態(例えば、図3Bに見られるように)に変化することを可能にし、これは、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くにおいてタイヤT及びホイールWのうちの1つ又はそれよりも多くの上への特定の堆積(例えば、「噴霧」)用途のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)からの噴出により適している。従って、潤滑剤Lの相転移が起こることを可能にすることにより、噴霧ノズルSから潤滑剤Lを噴霧するように細工されたホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くは、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で配置された特定の(例えば、液体の物質の状態)潤滑剤Lに限定されず、従って、潤滑化調整システム100を含める結果として潤滑剤Lの相転移が起こることを可能にすることにより、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で例えば非流動性の物質の状態(例えば、半固体のペースト潤滑剤のような)を有する潤滑剤Lは、潤滑剤Lを噴霧するように細工されたホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くによって利用することができる。

潤滑化調整システム100を含めることにより実現する2つの利益を上述したが、潤滑化調整システム100はまた、本発明の開示に説明していない他の利益を提供することができる。更に、2つの利益を上で個別に説明したが、利益の両方は、同時に実現することができ(すなわち、選択された潤滑剤Lが半固体のペースト形態の場合)、半固体のペースト形態の潤滑剤Lの温度の選択的変化(例えば、その増加)は、粘性も変化させながら上述の相転移が起こることを可能にすることができ、粘性は、それによって同じくペースト形態の潤滑剤L内の気泡取り込みEをより容易に雰囲気Aに逃すことを可能にすることができる。尚も更に、潤滑化調整システム100は、多くのタイプの潤滑剤Lをホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くによって利用することを可能にし、例えば、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くによって利用される潤滑剤Lは、以下に限定されるものではないが、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の−石鹸潤滑剤などを含むことができることは認められるであろう。

図4A〜4B、5A〜5G、8A〜8B、及び9A−9Gに見られるように、潤滑化調整システム100a−100a’、100b−100b’’’’’’、100c−100c’及び100d−100d’’’’’’の実施形態を説明する。図4A〜4B及び8A〜8Bの潤滑化調整システム100a−100a’及び100c−100c’は、潤滑剤Lの温度を直接に上昇させることによって機能し、図5A〜5G及び9A〜9Gの潤滑化調整システム100b−100b’’’’’’及び100d−100d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を間接的に上昇させることによって熱交換器として機能する。一部の事例では、潤滑化調整システム100a−100d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を130°F〜145°Fに上昇させる。図4A〜4B、5A〜5G、8A〜8B、及び9A−9Gに見られる潤滑化調整システム100a−100a’、100b−100b’’’’’’、100c−100c’、及び100d−100d’’’’’’のいずれも、図1A、1B、1C及び15に説明する潤滑化調整システム100の位置に交互に配置され、それによってタイヤTのビードTBU、TBL及びホイールWのビードシートWSU、WSLのうちの少なくとも1つの上に潤滑剤Lを堆積させる目的のために、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに流体的に接続することができる。

図4Aを参照すると、潤滑化調整システム100aが、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100aは、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで直接に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100aは、潤滑剤リザーバ102a、潤滑剤温度修正器104a、潤滑剤温度センサ106a、及びコントローラ108aを含む。潤滑剤リザーバ102は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104aは、潤滑剤温度修正器104aが潤滑剤Lと直接に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102aによって形成された開口部103aに対して(例えば、その上に)配置される。潤滑剤温度センサ106aは、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102aによって形成された空洞105a内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108aは、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104aを停止/始動するための潤滑剤温度センサ106aからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104a及び潤滑剤温度センサ106aに通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104aは、波長によって定められた光を放出する光源とすることができる。光源104aは、例えば、白熱光源、赤外線光源、又はレーザ光源などのようなあらゆる望ましい光源とすることができる。光源104aから放出される光は、光源104aからの光が潤滑剤Lに直接に影響を与え/これに入ることを可能にするために、潤滑剤リザーバ102aによって形成された開口部103aを通過し、光が潤滑剤Lに影響を与え/これに入ると、光は、潤滑剤Lを直接に加熱し、それによって潤滑剤の温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させることができる。

一例では、コントローラ108aは、手動作動式オン/オフスイッチを含み、光源104aの手動オン/オフ切り換えを可能にすることができる。コントローラ108aはまた、潤滑剤温度センサ106aによって決定された潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106aからコントローラ108aに送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100aのオペレータが潤滑剤リザーバ102a内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100aのオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108aによって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108aは、潤滑化調整システム100aに対する自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一部の例では、コントローラ108aによって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100aを始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106aからコントローラ108aに送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108aは、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで「オン状態」に光源104aを維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108aは、光源104aを「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100aに対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108aに設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108aには、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102aの中に堆積されているかをコントローラ108aに通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102aの中に堆積されているかをコントローラ108aに通知すると、コントローラ108aは、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108aのユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、光源104aは、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図4Bを参照すると、潤滑化調整システム100a’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100a’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで直接に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100a’は、潤滑剤リザーバ102a’、潤滑剤温度修正器104a’、潤滑剤温度センサ106a’、及びコントローラ108a’を含む。潤滑剤リザーバ102’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104a’の少なくとも一部分(例えば、104a’を参照)は、潤滑剤温度修正器104a’が潤滑剤Lと直接に通信することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102a’によって形成された空洞105a’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬される。潤滑剤温度センサ106a’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102a’によって形成された空洞105a’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108a’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104a’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106a’からの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104a’及び潤滑剤温度センサ106a’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104a’は、加熱コイル104a2’に接続された電源(例えば、電流源)104a1’を含むことができる。一例では、コントローラ108a’は、手動作動式オン/オフスイッチを含み、加熱コイル104a2’に接続された電源104a1’の手動オン/オフ切り換えを可能にすることができる。コントローラ108a’はまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106a’からコントローラ108a’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100a’のオペレータが潤滑剤リザーバ102a’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100a’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108a’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104a1’が始動した状態で、電源104a1’は、加熱コイル104a2’を加熱させることができ、潤滑剤Lは、加熱コイル104a2’と直接に接触しており、従って、加熱コイル104a2’は、潤滑剤Lを直接に加熱し、それによって潤滑剤の温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させることができる。

別の例では、コントローラ108a’は、潤滑化調整システム100a’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108a’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100a’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106a’からコントローラ108a’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108a’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで加熱コイル104a2’に接続された電源104a1’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108a’は、加熱コイル104a2’に接続された電源104a1’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100a’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108a’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108a’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102a’の中に堆積されているかをコントローラ108a’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102a’の中に堆積されているかをコントローラ108a’に通知すると、コントローラ108a’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108a’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、加熱コイルa2’に接続された電源104a1’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Aを参照すると、潤滑化調整システム100bが、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100bは、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100bは、潤滑剤リザーバ102b、潤滑剤温度修正器104b、潤滑剤温度センサ106b、及びコントローラ108bを含む。潤滑剤リザーバ102bは、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104bは、潤滑剤温度修正器104bが、潤滑剤リザーバ102bによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102bに対して(例えば、その上に)配置される。潤滑剤温度センサ106bは、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102bによって形成された空洞105b内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108bは、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104bを停止/始動するための潤滑剤温度センサ106bからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104b及び潤滑剤温度センサ106bに通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104bは、波長によって定められた光を放出する光源とすることができる。光源104bは、例えば、白熱光源、赤外線光源、又はレーザ光源などのようなあらゆる望ましい光源とすることができる。図4Aで上述した実施形態とは異なり、光源104bから放出される光は、潤滑剤リザーバ102bによって形成された開口部(例えば、図4Aの開口部103aを参照)を通過せず、むしろ、光は、潤滑剤リザーバ102b自体を形成し、それによって潤滑剤リザーバ102bの温度を上昇させる材料に対して影響を与える。潤滑剤Lは、潤滑剤リザーバ102bによって収容されかつそれと接触し、従って、潤滑剤リザーバ102bを定める材料を加熱する光源104bによって放出される光は、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、潤滑剤リザーバ102bによって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lを間接的に加熱することができる。

一例では、コントローラ108bは、光源104bの手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108bはまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106bからコントローラ108bに送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100bのオペレータが潤滑剤リザーバ102b内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100bのオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108bによって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108bは、潤滑化調整システム100bに対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108bによって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100bを始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106bからコントローラ108bに送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108bは、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで「オン状態」に光源104bを維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108bは、光源104bを「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100bに対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108bに設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108bには、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102bの中に堆積されているかをコントローラ108bに通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102bの中に堆積されているかをコントローラ108bに通知すると、コントローラ108bは、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108bのユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、光源104bは、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Bを参照すると、潤滑化調整システム100b’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100b’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100b’は、潤滑剤リザーバ102b’、潤滑剤温度修正器104b’、潤滑剤温度センサ106b’、コントローラ108b’、流体容器110b’、及び流体温度センサ112b’を含む。潤滑剤リザーバ102b’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104b’は、潤滑剤温度修正器104b’が潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102b’及び流体容器110b’に対して(例えば、その上に)配置され、潤滑剤Lと潤滑剤温度修正器104b’の間接的連通は、流体容器110b’によって収容された流体F内に潤滑剤リザーバ102b’を浸漬することによって達成される。

潤滑剤温度センサ106b’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102b’によって形成された空洞105b’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112b’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110b’によって形成された空洞113b’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。コントローラ108b’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104b’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106b’及び流体温度センサ112b’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104b’、潤滑剤温度センサ106b’、及び流体温度センサ112b’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104b’は、波長によって定められた光を放出する光源とすることができる。光源104b’は、例えば、白熱光源、赤外線光源、又はレーザ光源などのようなあらゆる望ましい光源とすることができる。図4Aで上述した実施形態とは異なり、光源104b’から放出される光は、潤滑剤リザーバ102b’によって形成された開口部(例えば、図4Aの開口部103aを参照)を通過せず、むしろ、光は、流体容器110b’内に配置された流体Fに影響を与え/これに入り、それによって潤滑剤リザーバ102b’を取り囲む流体Fの温度を上昇させる。潤滑剤Lは、潤滑剤リザーバ102b’の内部面によって収容されかつそれと接触するので、かつ潤滑剤リザーバ102b’の外部面は、流体Fと直接に接触するので、流体Fを加熱する光源104b’によって放出される光は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、潤滑剤リザーバ102b’によって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lを間接的に加熱することができる。

一例では、コントローラ108b’は、光源104b’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108b’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106b’及び流体温度センサ112b’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100b’のオペレータが潤滑剤リザーバ102b’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100b’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108b’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108b’は、潤滑化調整システム100b’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108b’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100b’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’及び流体温度センサ112b’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108b’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで「オン状態」に光源104b’を維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108b’は、光源104b’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100b’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108b’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108b’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’の中に堆積されているかをコントローラ108b’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’の中に堆積されているかをコントローラ108b’に通知すると、コントローラ108b’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108b’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、光源104b’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Cを参照すると、潤滑化調整システム100b’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100b’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100b’’は、潤滑剤リザーバ102b’’、潤滑剤温度修正器104b’’、潤滑剤温度センサ106b’’、コントローラ108b’’、流体容器110b’’、及び流体温度センサ112b’’を含む。潤滑剤リザーバ102b’’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104b’の少なくとも一部分(例えば、104b2’’を参照)は、潤滑剤温度修正器104b’’が潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、流体容器110b’’によって形成された空洞113b’’内に配置されて流体容器110b’’によって収容された流体F内に浸漬され、潤滑剤Lと潤滑剤温度修正器104b’’の間接的連通は、流体容器110b’’の空洞113b’’内に収容された流体F内に潤滑剤Lを収容する潤滑剤リザーバ102b’’を浸漬することによって達成される。

潤滑剤温度センサ106b’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102b’’によって形成された空洞105b’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112b’’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110b’’によって形成された空洞113b’’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。

コントローラ108b’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104b’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106b’’及び流体温度センサ112b’’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104b’’、潤滑剤温度センサ106b’’、及び流体温度センサ112b’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104b’’は、加熱コイル104b2’’に接続された電源(例えば、電流源)104b1’’を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’は、加熱コイル104b2’’に接続された電源104b1’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108b’’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’及び流体温度センサ112b’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100b’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102b’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100b’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108b’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104b1’’を作動させると、電源104b1’’は、加熱コイル104b2’’を加熱させることができ、流体Fは加熱コイル104b2’’と直接に接触しており、従って、加熱コイル104b2’’は、流体Fを直接に加熱することができる。潤滑剤リザーバ102b’’は、流体Fと直接に接触しており、従って、潤滑剤リザーバ102b’’内に収容された潤滑剤Lも加熱され、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させる。

別の例では、コントローラ108b’’は、潤滑化調整システム100b’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100b’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’及び流体温度センサ112b’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108b’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで加熱コイル104b2’’に接続された電源104b1’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108b’’は、加熱コイル104b2’’に接続された電源104b1’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100b’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108b’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108b’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’に通知すると、コントローラ108b’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108b’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、加熱コイル104b2’’に接続された電源104b1’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Dを参照すると、潤滑化調整システム100b’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100b’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100b’’’は、潤滑剤リザーバ102b’’’、潤滑剤温度修正器104b’’’、潤滑剤温度センサ106b’’’、及びコントローラ108b’’’を含む。潤滑剤リザーバ102b’’’は、潤滑剤Lを収容する。上述の潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’とは異なり、潤滑剤温度修正器104b’’’は、潤滑剤L又は流体F内に浸漬されることなく、潤滑剤温度修正器104b’’’も、潤滑剤リザーバ102a、102a’、102b、102b’、102b’’及び/又は流体容器102b’、102b’’に対して離間した関係で配置されることなく、むしろ潤滑剤温度修正器104b’’’の一部分(例えば、104b2’’’を参照)は、潤滑剤リザーバ102b’’’の外部面114b’’’に直接に隣接して配置される。従って、潤滑剤リザーバ102b’’’の外部面114b’’’に直接に隣接して配置された潤滑剤温度修正器104b’’’の結果、潤滑剤温度修正器104b’’’の部分104b2’’’は、潤滑剤温度修正器104b’’’が潤滑剤リザーバ102b’’’によって定められた材料によって潤滑剤Lと間接的に通信することを可能にする。

潤滑剤温度センサ106b’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102b’’’によって形成された空洞105b’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108b’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104b’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106b’’’からの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104b’’’及び潤滑剤温度センサ106b’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104b’’’は、ホットプレート104b2’’’に接続された電源(例えば、電流源)104b1’’’を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’’は、ホットプレート104b2’’’に接続された電源104b1’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108b’’’はまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’からコントローラ108b’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100b’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102b’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100b’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108b’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104b1’’’を作動させると、電源104b1’’’は、ホットプレート104b2’’’を加熱させることができ、潤滑剤リザーバ102b’’’の外部面114b’’’は、ホットプレート104b2’’’と直接に接触しており、従って、ホットプレート104b2’’’は、潤滑剤リザーバ102b’’’を定める材料を直接に加熱することができ、潤滑剤リザーバ102b’’’は、潤滑剤Lと直接に接触しており、従って、潤滑剤Lも加熱され、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させる。

別の例では、コントローラ108b’’’は、潤滑化調整システム100b’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100b’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’からコントローラ108b’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108b’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでホットプレート104b2’’’に接続された電源104b1’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108b’’’は、ホットプレート104b’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100b’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108b’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108b’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’に通知すると、コントローラ108b’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108b’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、ホットプレート104b2’’’に接続された電源104b1’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Eを参照すると、潤滑化調整システム100b’’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100b’’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100b’’’’は、潤滑剤リザーバ102b’’’’、潤滑剤温度修正器104b’’’’、潤滑剤温度センサ106b’’’’、コントローラ108b’’’’、流体容器110b’’’’、及び流体温度センサ112b’’’’を含む。潤滑剤リザーバ102b’’’’は潤滑剤Lを収容し、流体容器110b’’’’は流体Fを収容する。上述の潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’とは異なり、潤滑剤温度修正器104b’’’は、潤滑剤L又は流体F内に浸漬されることなく、潤滑剤温度修正器104b’’’も、潤滑剤リザーバ102a、102a’、102b、102b’、102b’’及び/又は流体容器102b’、102b’’に対して離間した関係で配置されることなく、むしろ潤滑剤温度修正器104b’’’’の一部分(例えば、104b2’’’を参照)は、流体容器110b’’’’の外部面116b’’’’に直接に隣接して配置される。従って、流体容器110b’’’’の外部面116b’’’’に直接に隣接して配置された温度修正器104b’’’’の部分104b2’’’’の結果、潤滑剤温度修正器104b’’’’の部分104b2’’’’は、潤滑剤リザーバ102b’’’’を定める材料、流体容器110b’’’’を定める材料、及び潤滑剤リザーバ102b’’’’を取り囲む流体容器110b’’’’によって収容された流体Fによって潤滑剤温度修正器104b’’’’が潤滑剤Lと間接的に通信することを可能にする。

潤滑剤温度センサ106b’’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102b’’’’によって形成された空洞105b’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112b’’’’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110b’’’’によって形成された空洞113b’’’’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。

コントローラ108b’’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104b’’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106b’’’’及び流体温度センサ112b’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104b’’’’、潤滑剤温度センサ106b’’’’及び流体温度センサ112b’’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104b’’’’は、ホットプレート104b2’’’’に接続された電源(例えば、電流源)104b1’’’’を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’’’は、ホットプレート104b2’’’’に接続された電源104b1’’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108b’’’’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’’及び流体温度センサ112b’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100b’’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102b’’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100b’’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108b’’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104b1’’’’を作動させると、電源104b1’’’’は、ホットプレート104b2’’’’を加熱させることができ、流体容器110b’’’’の外部面116b’’’’はホットプレート104b2’’’’と直接に接触しており、従って、ホットプレート104b2’’’’は、流体Fを直接に加熱することができる。潤滑剤リザーバ102b’’’’は流体Fを収容する流体容器110b’’’’の外部面116b’’’’と直接に接触しており、従って、潤滑剤リザーバ102b’’’’内に収容されて流体F内に浸漬された潤滑剤Lも加熱され、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させる。

別の例では、コントローラ108b’’’’は、潤滑化調整システム100b’’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100b’’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’’及び流体温度センサ112b’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108b’’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでホットプレート104b2’’’’に接続された電源104b1’’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108b’’’’は、ホットプレート104b’’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100b’’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108b’’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108b’’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’’に通知すると、コントローラ108b’’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108b’’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、ホットプレート104b2’’’’に接続された電源104b1’’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Fを参照すると、潤滑化調整システム100b’’’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100b’’’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100b’’’’’は、潤滑剤リザーバ102b’’’’’、潤滑剤温度修正器104b’’’’’、潤滑剤温度センサ106b’’’’’、コントローラ108b’’’’’、及び封入ハウジング118b’’’’’を含む。潤滑剤リザーバ102b’’’’’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104b’’’’’は、潤滑剤温度修正器104b’’’’’が潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102b’’’’’に対して(例えば、その隣に又は近くに)及び潤滑剤リザーバ102b’’’’’と共に封入ハウジング118b’’’’’内に配置される。潤滑剤温度センサ106b’’’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102b’’’’’によって形成された空洞105b’’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108b’’’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104b’’’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106b’’’’’からの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104b’’’’’及び潤滑剤温度センサ106b’’’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104b’’’’’は、火炎を生成するために燃料(例えば、ガス)を燃やすバーナーとすることができる。火炎は、封入ハウジング118b’’’’’内で周囲空気を加熱し、それによって封入ハウジング118b’’’’’内に配置された潤滑剤リザーバ102b’’’’’及び潤滑剤Lのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を上昇させる。潤滑剤Lは封入ハウジング118b’’’’’内に配置されるので、封入ハウジング118b’’’’’内の流体(すなわち、周囲空気A)は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、潤滑剤リザーバ102b’’’’’によって収容されかつそれと接触して潤滑剤リザーバ102b’’’’’及び潤滑剤Lのうちの1つ又はそれよりも多くを間接的に加熱させることができる。

一例では、コントローラ108b’’’’’は、バーナー104b’’’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108b’’’’’はまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’’’からコントローラ108b’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100b’’’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102b’’’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100b’’’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108b’’’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108b’’’’’は、潤滑化調整システム100b’’’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100b’’’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’’’からコントローラ108b’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108b’’’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでバーナー104b’’’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108b’’’’’はバーナー104b’’’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100b’’’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108b’’’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108b’’’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’’’に通知すると、コントローラ108b’’’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108b’’’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、バーナー104b’’’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Gを参照すると、潤滑化調整システム100b’’’’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100b’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100b’’’’’’は、潤滑剤リザーバ102b’’’’’’、潤滑剤温度修正器104b’’’’’’、潤滑剤温度センサ106b’’’’’’、コントローラ108b’’’’’’、流体容器110b’’’’’’、流体温度センサ112b’’’’’’、及び封入ハウジング118b’’’’’’を含む。潤滑剤リザーバ102b’’’’’’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104b’’’’’’は、潤滑剤温度修正器104b’’’’’’が潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102b’’’’’’及び流体容器110b’’’’’’に対して(例えば、その隣に又は近くに)封入ハウジング118b’’’’’’内に配置され、潤滑剤Lと潤滑剤温度修正器104b’’’’’’の間接的連通は、流体容器110b’’’’’’によって収容された流体Fで潤滑剤リザーバ102b’’’’’’を浸漬することによって達成される。

潤滑剤温度センサ106b’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102b’’’’’’によって形成された空洞105b’’’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112b’’’’’’は、流体Lの温度を検出するために流体容器110b’’’’’’によって形成された空洞113b’’’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。

コントローラ108b’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104b’’’’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106b’’’’’’及び流体温度センサ112b’’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために、潤滑剤温度修正器104b’’’’’’、潤滑剤温度センサ106b’’’’’’、及び流体温度センサ112b’’’’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104b’’’’’’は、火炎を生成するために燃料(例えば、ガス)を燃やすバーナーとすることができる。火炎は、封入ハウジング118b’’’’’’内で周囲空気Aを加熱し、それによって封入ハウジング118b’’’’’’内に同様に配置された潤滑剤リザーバ102b’’’’’’、潤滑剤L、流体容器110b’’’’’’、及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を上昇させる。潤滑剤Lは封入ハウジング118b’’’’’’内に配置されるので、封入ハウジング118b’’’’’’内の流体(すなわち、周囲空気A)は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、流体容器110b’’’’’’によって収容された流体F、及び潤滑剤リザーバ102b’’’’’’、並びに潤滑剤リザーバ102b’’’’’’によって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lのうちの1つ又はそれよりも多くを間接的に加熱させることができる。

一例では、コントローラ108b’’’’’’は、バーナー104b’’’’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108b’’’’’’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’’’’及び流体温度センサ112b’’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100b’’’’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102b’’’’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100b’’’’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108b’’’’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108b’’’’’’は、潤滑化調整システム100b’’’’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108b’’’’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100b’’’’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106b’’’’’’及び流体温度センサ112b’’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108b’’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108b’’’’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでバーナー104b’’’’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108b’’’’’’はバーナー104b’’’’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100b’’’’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108b’’’’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108b’’’’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102b’’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108b’’’’’’に通知すると、コントローラ108b’’’’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108b’’’’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、バーナー104b’’’’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図6Aを参照すると、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図4A〜5Gに示して説明する潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれかをホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に流体的に結合することができるように図6Aの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に引き込むために潤滑化調整システム100とホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のアプリケータSから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータSは、ホイールWの上に潤滑剤Lを噴霧/霧吹きするための噴霧ノズルとすることができる。アプリケータSから分注される時に、潤滑剤Lは、ホイールWの上側及び下側ビードシートWSU、WSLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図6Bを参照すると、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図4A〜5Gに示して説明する潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれかをタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に流体的に結合することができるように図6Bの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に引き込むために潤滑化調整システム100とタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータSから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータSは、タイヤTの上に潤滑剤Lを噴霧/霧吹きするための噴霧ノズルとすることができる。アプリケータSから分注される時に、潤滑剤Lは、タイヤTの上側及び下側ビードTBU、TBLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図7Aを参照すると、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図4A〜5Gに示して説明する潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれかをホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に流体的に結合することができるように図7Aの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に引き込むために潤滑化調整システム100とホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のアプリケータRから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータRは、ホイールWの上に潤滑剤Lをワイピングするためのローラとすることができる。アプリケータRから分注される時に、潤滑剤Lは、ホイールWの上側及び下側ビードシートWSU、WSLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図7Bを参照すると、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図4A〜5Gに示して説明する潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’のいずれかをタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に流体的に結合することができるように図7Bの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に引き込むために潤滑化調整システム100とタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータRから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータRは、タイヤTの上に潤滑剤Lをワイピングするためのローラとすることができる。アプリケータRから分注される時に、潤滑剤Lは、タイヤTの上側及び下側ビードTBU、TBLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図6A’、6B’、7A’、及び7B’を参照すると、ホイールW(例えば、図6A’、7A’を参照)及びタイヤT(例えば、図6B’、7B’を参照)を潤滑化するための例示的な代替システムが示されている。図6A、6B、7A、及び7Bに示して上述したシステムとは異なり、図6A’、6B’、7A’、及び7B’に示して説明するシステムは、潤滑剤Lの温度を上昇させる専用潤滑化調整システム100を含まず、むしろ、図6A’、6B’、7A’、及び7B’に示して説明するシステムは、高圧ポンプ150’を含み、これは、潤滑剤Lが高圧ポンプ150’を通して吸い込まれる時に、潤滑化サブステーション16a、16a’’、16b’、16b’’においてタイヤT及び/又はホイールWの上に潤滑剤を放出する工程中に潤滑剤を加圧することによって潤滑剤Lの温度を本質的に上昇させる。上述のように、潤滑剤Lの温度が上昇する時に、潤滑剤Lは、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くにおいてタイヤT及びホイールWのうちの1つ又はそれよりも多くの上への特定の堆積(例えば、「噴霧」)用途のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)から放出するのにより好ましい状態で潤滑剤Lを配置するために、粘性遷移(例えば、実質的にペーストの潤滑剤Lから実質的に液体の潤滑剤Lへの変化)を受ける。従って、潤滑剤Lの粘性遷移を起こすことにより、噴霧ノズルSから潤滑剤Lを噴霧するように細工されたホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くは、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で配置された特定の(例えば、粘性の)潤滑剤Lに限定されることなく、従って、高圧ポンプ150’を含める結果として潤滑剤Lの相転移が起こることを可能にすることにより、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で例えば非流動性の物質の状態(例えば、半固体のペースト潤滑剤のような)を有する潤滑剤Lは、潤滑剤Lを噴霧するように細工されたホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くによって利用することができる。

図8Aを参照すると、潤滑化調整システム100cが、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100cは、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで直接に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100cは、潤滑剤リザーバ102c、潤滑剤温度修正器104c、潤滑剤温度センサ106c、及びコントローラ108cを含む。潤滑剤リザーバ102cは、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104cは、潤滑剤温度修正器104cが潤滑剤Lと直接に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102cによって形成された開口部103cに対して(例えば、その上に)配置される。潤滑剤温度センサ106cは、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102cによって形成された空洞105c内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108cは、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104cを停止/始動するための潤滑剤温度センサ106cからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104c及び潤滑剤温度センサ106cに通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104cは、波長によって定められた光を放出する光源とすることができる。光源104cは、例えば、白熱光源、赤外線光源、又はレーザ光源などのようなあらゆる望ましい光源とすることができる。光源104cから放出される光は、光源10cからの光が潤滑剤Lに直接に影響を与え/これに入ることを可能にするために、潤滑剤リザーバ102cによって形成された開口部103cを通過し、光が潤滑剤Lに影響を与え/これに入ると、光は、潤滑剤Lを直接に加熱し、それによって潤滑剤の温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させることができる。

一例では、コントローラ108cは、手動作動式オン/オフスイッチを含み、光源104cの手動オン/オフ切り換えを可能にすることができる。コントローラ108cはまた、潤滑剤温度センサ106cによって決定された潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106cからコントローラ108cに送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100cのオペレータが潤滑剤リザーバ102内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100cのオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108cによって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108cは、潤滑化調整システム100cに対する自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108cによって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100cを始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106cからコントローラ108cに送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108cは、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで光源104cを「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108cは、光源104cを「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100cに対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108cに設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108cには、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102cの中に堆積されているかをコントローラ108cに通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102cの中に堆積されているかをコントローラ108cに通知すると、コントローラ108cは、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108cのユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、光源104cは、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図4Aに上述した例示的実施形態とは異なり、図8Aに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102cは、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする通気孔のような開口部(例えば、図14Aの103aを参照)を含まず、むしろ、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102cは、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102cは、いくつかのポート120c、122c、及び124cを含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120cは、加圧流体源126cが潤滑剤リザーバ102cによって形成された空洞105cを加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126cから空洞105cへの加圧流体の移動は、流れ制御弁128cを開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122cは、圧力センサ130cが潤滑剤リザーバ102cによって形成された空洞105cの加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124cは、空洞105cに収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102cから排出することを可能にすることができる。導管部材132cの近位端132c1は、流体連通ポート124cに流体的に接続することができ、導管部材132cの遠位端132c2は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134cは、導管部材132cの温度を選択的に調節するために導管部材132cに接続することができる。他の例では、温度センサ136cは、導管部材132cの温度を決定するために導管部材132cの上に配置することができる。

図8Aに見られるように、コントローラ108cはまた、加圧流体源126c、流れ制御弁128c、圧力センサ130c、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c、及び温度センサ136cのうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108cは、以下のように、加圧流体源126c、流れ制御弁128c、圧力センサ130c、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c、及び温度センサ136cのうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108cは、閉鎖の向きに流れ制御弁128cを配置するために流れ制御弁128cに信号を送信し、それによって加圧流体源126cによって収容された加圧流体が流体連通ポート124cによって空洞105cと連通することを拒否することができる。コントローラ108cが、開放の向きに流れ制御弁128cを配置するために流れ制御弁128cに信号を送信すると、加圧流体源126cによって収容された加圧流体は、空洞105cに向けられ、それによって圧力センサ130cによって検出された空洞105c内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130cは、空洞105c内の圧力の量を示す信号をコントローラ108cに通信することができる。

加圧流体源126cによって収容された加圧流体によって空洞105cを加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124cから導管部材132cを通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105cから放出ことができる。一部の事例では、空洞105cが十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108cが知った場合に(例えば、圧力センサ130cから送信された信号から)、コントローラ108cは、加圧流体源126cが流体連通ポート120cによって空洞105cに提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132cが十分に加熱されず(これは、温度センサ136cからコントローラ108cに送信された温度信号によってコントローラ108cにより決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108cは、導管部材132cの温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134cを始動させることができ、導管部材132cの温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105cから放出されて導管部材132cの中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図8Bを参照すると、潤滑化調整システム100c’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100c’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで直接に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100c’は、潤滑剤リザーバ102c’、潤滑剤温度修正器104c’、潤滑剤温度センサ106c’、及びコントローラ108c’を含む。潤滑剤リザーバ102c’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104c’の少なくとも一部分(例えば、104c2’を参照)は、潤滑剤温度修正器104c’が潤滑剤Lと直接に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102c’によって形成された空洞105c’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬される。潤滑剤温度センサ106c’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102c’によって形成された空洞105c’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108c’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104c’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106c’からの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104c’及び潤滑剤温度センサ106c’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104c’は、加熱コイル104c2’に接続された電源(例えば、電流源)104c1’を含むことができる。一例では、コントローラ108’は、手動作動式オン/オフスイッチを含み、加熱コイル104c2’に接続された電源104c1’の手動オン/オフ切り換えを可能にすることができる。コントローラ108c’はまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106c’からコントローラ108c’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100c’のオペレータが潤滑剤リザーバ102内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100c’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108c’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104c1’を作動させると、電源104c1’は、加熱コイル104c2’を加熱させることができ、潤滑剤Lは加熱コイル104c2’と直接に接触しており、従って、加熱コイル104c2’は、潤滑剤Lを直接に加熱し、それによって潤滑剤の温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させることができる。

別の例では、コントローラ108c’は、潤滑化調整システム100c’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108c’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100c’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106c’からコントローラ108c’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108c’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで加熱コイル104c2に接続された電源104c1’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108c’は、加熱コイル104c2に接続された電源104c1’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100c’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108c’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108c’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102c’の中に堆積されているかをコントローラ108c’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102c’の中に堆積されているかをコントローラ108c’に通知すると、コントローラ108c’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108c’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、加熱コイルc2’に接続された光源104c1’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図4Bに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図8Bに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102c’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102c’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102c’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102c’は、いくつかのポート120c’、122c’、及び124c’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120c’は、加圧流体源126c’が潤滑剤リザーバ102c’によって形成された空洞105c’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126c’から空洞105c’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128c’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122c’は、圧力センサ130c’が潤滑剤リザーバ102c’によって形成された空洞105c’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124c’は、空洞105c’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102c’から排出することを可能にすることができる。導管部材132c’の近位端132c1’は、流体連通ポート124c’に流体的に接続することができ、導管部材132c’の遠位端132c2’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c’は、導管部材132c’の温度を選択的に調節するために導管部材132c’に接続することができる。他の例では、温度センサ136c’は、導管部材132c’の温度を決定するために導管部材132c’の上に配置することができる。

図8Bに見られるように、コントローラ108c’はまた、加圧流体源126c’、流れ制御弁128c’、圧力センサ130c’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c’、及び温度センサ136c’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108c’は、以下のように、加圧流体源126c’、流れ制御弁128c’、圧力センサ130c’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c’、及び温度センサ136c’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108c’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128c’を配置するために流れ制御弁128c’に信号を送信し、それによって加圧流体源126c’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124c’によって空洞105c’と連通することを拒否することができる。コントローラ108c’が、開放の向きに流れ制御弁128c’を配置するために流れ制御弁128c’に信号を送信すると、加圧流体源126c’によって収容された加圧流体は、空洞105c’に向けられ、それによって圧力センサ130c’によって検出された空洞105c’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130c’は、空洞105c’内の圧力の量を示す信号をコントローラ108c’に通信することができる。

加圧流体源126c’によって収容された加圧流体によって空洞105c’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124c’から導管部材132c’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105c’から放出することができる。一部の事例では、空洞105c’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108c’が知った場合に(例えば、圧力センサ130c’から送信された信号から)、コントローラ108c’は、加圧流体源126c’が流体連通ポート120c’によって空洞105c’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132c’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136c’からコントローラ108c’に送信された温度信号によってコントローラ108c’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108c’は、導管部材132c’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c’を始動させることができ、導管部材132c’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105c’から放出されて導管部材132c’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Aを参照すると、潤滑化調整システム100dが、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100dは、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100dは、潤滑剤リザーバ102d、潤滑剤温度修正器104d、潤滑剤温度センサ106d、及びコントローラ108dを含む。潤滑剤リザーバ102dは、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104dは、潤滑剤温度修正器104dが潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102dに対して(例えば、その上に)配置される。潤滑剤温度センサ106dは、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102dによって形成された空洞105d内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108dは、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104dを停止/始動するための潤滑剤温度センサ106dからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d及び潤滑剤温度センサ106dに通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104dは、波長によって定められた光を放出する光源とすることができる。光源104dは、例えば、白熱光源、赤外線光源、又はレーザ光源などのようなあらゆる望ましい光源とすることができる。図8Aで上述した実施形態とは異なり、光源104dから放出される光は、潤滑剤リザーバ102dによって形成された開口部(例えば、図8Aの開口部103cを参照)を通過せず、むしろ、光が潤滑剤リザーバ102d自体を定める材料に影響を与え、それによって潤滑剤リザーバ102dの温度を上昇させる。潤滑剤Lは潤滑剤リザーバ102dによって収容されかつそれと接触し、従って、潤滑剤リザーバ102dを定める材料を加熱する光源104dによって放出される光は、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、潤滑剤リザーバ102dによって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lを間接的に加熱することができる。

一例では、コントローラ108dは、光源104dの手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108dはまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106dからコントローラ108dに送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100dのオペレータが潤滑剤リザーバ102d内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100dのオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108dによって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108dは、潤滑化調整システム100dに対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108dによって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100dを始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106dからコントローラ108dに送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108dは、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで光源104dを「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108dは、光源104dを「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100dに対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108dに設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108dには、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102dの中に堆積されているかをコントローラ108dに通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102dの中に堆積されているかをコントローラ108dに通知すると、コントローラ108dは、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108dのユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、光源104dは、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Aに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Aに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102dは、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102dは、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102dは、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102dは、いくつかのポート120d、122d、及び124dを含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120dは、加圧流体源126dが潤滑剤リザーバ102dによって形成された空洞105dを加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126dから空洞105dへの加圧流体の移動は、流れ制御弁128dを開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122dは、圧力センサ130dが潤滑剤リザーバ102dによって形成された空洞105dの加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124dは、空洞105dに収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102dから排出することを可能にすることができる。導管部材132dの近位端132d1は、流体連通ポート124dに流体的に接続することができ、導管部材132dの遠位端132d2は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134dは、導管部材132dの温度を選択的に調節するために導管部材132dに接続することができる。他の例では、温度センサ136dは、導管部材132dの温度を決定するために導管部材132dの上に配置することができる。

図9Aに見られるように、コントローラ108dはまた、加圧流体源126d、流れ制御弁128d、圧力センサ130d、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d、及び温度センサ136dのうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108dは、以下のように、加圧流体源126d、流れ制御弁128d、圧力センサ130d、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d、及び温度センサ136dのうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108dは、閉鎖の向きに流れ制御弁128dを配置するために流れ制御弁128dに信号を送信し、それによって加圧流体源126dによって収容された加圧流体が流体連通ポート124dによって空洞105dと連通することを拒否することができる。コントローラ108dが、開放の向きに流れ制御弁128dを配置するために流れ制御弁128dに信号を送信すると、加圧流体源126dによって収容された加圧流体は、空洞105dに向けられ、それによって圧力センサ130dによって検出された空洞105d内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130dは、空洞105d内の圧力の量を示す信号をコントローラ108dに通信することができる。

加圧流体源126dによって収容された加圧流体によって空洞105dを加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124dから導管部材132dを通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105dから放出することができる。一部の事例では、空洞105dが十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108dが知った場合に(例えば、圧力センサ130dから送信された信号から)、コントローラ108dは、加圧流体源126dが流体連通ポート120dによって空洞105dに提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132dが十分に加熱されず(これは、温度センサ136dからコントローラ108dに送信された温度信号によってコントローラ108dにより決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108dは、導管部材132dの温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134dを始動させることができ、導管部材132dの温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105dから放出されて導管部材132dの中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Bを参照すると、潤滑化調整システム100d’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100d’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100d’は、潤滑剤リザーバ102d’、潤滑剤温度修正器104d’、潤滑剤温度センサ106d’コントローラ108d’、流体容器110d’、及び流体温度センサ112d’を含む。潤滑剤リザーバ102d’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104d’は、潤滑剤温度修正器104d’が潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102d’及び流体容器110d’に対して(例えば、その上に)配置され、潤滑剤Lと潤滑剤温度センサ106d’の間接的連通は、流体容器110d’によって収容された流体F内に潤滑剤リザーバ102d’を浸漬することによって達成される。

潤滑剤温度センサ106d’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102d’によって形成された空洞105d’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112d’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110d’によって形成された空洞113d’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。コントローラ108dは、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104d’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106d’及び流体温度センサ112d’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d’、潤滑剤温度センサ106d’及び流体温度センサ112d’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104d’は、波長によって定められた光を放出する光源とすることができる。光源104d’は、例えば、白熱光源、赤外線光源、又はレーザ光源などのようなあらゆる望ましい光源とすることができる。図8Aで上述した実施形態とは異なり、光源104d’から放出される光は、潤滑剤リザーバ102d’によって形成された開口部(例えば、図8Aの開口部103cを参照)を通過せず、むしろ、光は流体容器110d’内に配置された流体Fに影響を与え/これに入り、それによって潤滑剤リザーバ102d’を取り囲む流体Fの温度を上昇させる。潤滑剤Lは、潤滑剤リザーバ102d’の内部面によって収容されかつそれと接触し、かつ潤滑剤リザーバ102d’の外部面は、流体Fと直接に接触しており、従って、流体Fを加熱する光源104d’によって放出される光は、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、潤滑剤リザーバ102d’によって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lを間接的に加熱することができる。

一例では、コントローラ108d’は、光源104d’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108d’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106d’及び流体温度センサ112d’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100d’のオペレータが潤滑剤リザーバ102d’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100d’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108d’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108d’は、潤滑化調整システム100d’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108d’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100d’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’及び流体温度センサ112d’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108d’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで光源104d’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108d’は、光源104d’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100d’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108d’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108d’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’の中に堆積されているかをコントローラ108d’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’の中に堆積されているかをコントローラ108d’に通知すると、コントローラ108d’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108d’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、光源104d’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Bに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Bに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102d’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102d’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102d’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102d’は、いくつかのポート120d’、122d’、及び124d’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120d’は、加圧流体源126d’が潤滑剤リザーバ102d’によって形成された空洞105d’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126d’から空洞105d’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128d’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122d’は、圧力センサ130d’が潤滑剤リザーバ102d’によって形成された空洞105d’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124d’は、空洞105d’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102d’から排出することを可能にすることができる。導管部材132d’の近位端132d1’は、流体連通ポート124d’に流体的に接続することができ、導管部材132d’の遠位端132d2’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’は、導管部材132d’の温度を選択的に調節するために導管部材132d’に接続することができる。他の例では、温度センサ136d’は、導管部材132d’の温度を決定するために導管部材132d’の上に配置することができる。

図9Bに見られるように、コントローラ108d’はまた、加圧流体源126d’、流れ制御弁128d’、圧力センサ130d’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’、及び温度センサ136d’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108d’は、以下のように、加圧流体源126d’、流れ制御弁128d’、圧力センサ130d’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’、及び温度センサ136d’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108d’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128d’を配置するために流れ制御弁128d’に信号を送信し、それによって加圧流体源126d’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124d’によって空洞105d’と連通することを拒否することができる。コントローラ108d’が、開放の向きに流れ制御弁128d’を配置するために流れ制御弁128d’に信号を送信すると、加圧流体源126d’によって収容された加圧流体は、空洞105d’に向けられ、それによって圧力センサ130d’によって検出された空洞105d’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130d’は、空洞105d’内の圧力の量を示す信号をコントローラ108d’に通信することができる。

加圧流体源126d’によって収容された加圧流体によって空洞105d’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124d’から導管部材132d’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105d’から放出することができる。一部の事例では、空洞105d’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108d’が知った場合に(例えば、圧力センサ130d’から送信された信号から)、コントローラ108d’は、加圧流体源126d’が流体連通ポート120d’によって空洞105d’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132d’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136d’からコントローラ108d’に送信された温度信号によってコントローラ108d’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108d’は、導管部材132d’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’を始動させることができ、導管部材132d’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105d’から放出されて導管部材132d’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Cを参照すると、潤滑化調整システム100d’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100d’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100d’’は、潤滑剤リザーバ102d’’、潤滑剤温度修正器104d’’、潤滑剤温度センサ106d’’、コントローラ108d’’、流体容器110d’’、及び流体温度センサ112d’’を含む。潤滑剤リザーバ102d’’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104d’’の少なくとも一部分(例えば、104d2’’を参照)は、潤滑剤温度修正器104d’’が潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、流体容器110d’’によって形成された空洞113d’’内に配置されて流体容器110d’’によって収容された流体F内に浸漬することができ、潤滑剤Lと潤滑剤温度修正器104d’’の間接的連通は、流体容器110d’’の空洞113d’’内に収容される流体F内に潤滑剤Lを収容する潤滑剤リザーバ102d’’を浸漬することによって達成される。

潤滑剤温度センサ106d’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102d’’によって形成された空洞105d’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112d’’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110d’’によって形成された空洞113d’’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。

コントローラ108d’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104d’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106d’’及び流体温度センサ112d’’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d’’、潤滑剤温度センサ106d’’及び流体温度センサ112d’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104d’’は、加熱コイル104d2’’に接続された電源(例えば、電流源)104d1’’を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’は、加熱コイル104d2’’に接続された電源104d1’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108d’’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’及び流体温度センサ112d’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100d’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102d’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100d’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108d’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104d1’’を作動させると、電源104d1’’は、加熱コイル104d2’’を加熱させることができ、流体Fは加熱コイル104d2’’と直接に接触しており、従って、加熱コイル104d2’’は、流体Fを直接に加熱することができる。潤滑剤リザーバ102d’’は、流体Fと直接に接触しており、従って、潤滑剤リザーバ102d’’内に収容された潤滑剤Lも加熱され、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させる。

別の例では、コントローラ108d’’は、潤滑化調整システム100d’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100d’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’及び流体温度センサ112d’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108d’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまで加熱コイル104d2’’に接続された電源104d1’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108d’’は、加熱コイル104d2’’に接続された電源104d1’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100d’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108d’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108d’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’に通知すると、コントローラ108d’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108d’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、加熱コイル104d2’’に接続された電源104d1’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Cに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Cに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102d’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102d’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102d’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102d’’は、いくつかのポート120d’’、122d’’、及び124d’’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120d’’は、加圧流体源126d’’が潤滑剤リザーバ102d’’によって形成された空洞105d’’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126d’’から空洞105d’’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128d’’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122d’’は、圧力センサ130d’’が潤滑剤リザーバ102d’’によって形成された空洞105d’’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124d’’は、空洞105d’’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102d’’から排出することを可能にすることができる。導管部材132d’’の近位端132d1’’は、流体連通ポート124d’’に流体的に接続することができ、導管部材132d’’の遠位端132d2’’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’は、導管部材132d’’の温度を選択的に調節するために導管部材132d’’に接続することができる。他の例では、温度センサ136d’’は、導管部材132d’’の温度を決定するために導管部材132d’’の上に配置することができる。

図9Cに見られるように、コントローラ108d’’はまた、加圧流体源126d’’、流れ制御弁128d’’、圧力センサ130d’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’、及び温度センサ136d’’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108d’’は、以下のように、加圧流体源126d’’、流れ制御弁128d’’、圧力センサ130d’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’、及び温度センサ136d’’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108d’’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128d’’を配置するために流れ制御弁128d’’に信号を送信し、それによって加圧流体源126d’’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124d’’によって空洞105d’’と連通することを拒否することができる。コントローラ108d’’が、開放の向きに流れ制御弁128d’’を配置するために流れ制御弁128d’’に信号を送信すると、加圧流体源126d’’によって収容された加圧流体は、空洞105d’’に向けられ、それによって圧力センサ130d’’によって検出された空洞105d’’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130d’’は、空洞105d’’内の圧力の量を示す信号をコントローラ108d’’に通信することができる。

加圧流体源126d’’によって収容された加圧流体によって空洞105d’’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124d’’から導管部材132d’’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105d’’から放出することができる。一部の事例では、空洞105d’’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108d’’が知った場合に(例えば、圧力センサ130d’’から送信された信号から)、コントローラ108d’’は、加圧流体源126d’’が流体連通ポート120d’’によって空洞105d’’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132d’’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136d’’からコントローラ108d’’に送信された温度信号によってコントローラ108d’’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108d’’は、導管部材132d’’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’を始動させることができ、導管部材132d’’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105d’’から放出されて導管部材132d’’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Dを参照すると、潤滑化調整システム100d’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100d’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100d’’’は、潤滑剤リザーバ102d’’’、潤滑剤温度修正器104d’’’、潤滑剤温度センサ106d’’’、及びコントローラ108d’’’を含む。潤滑剤リザーバ102d’’’は、潤滑剤Lを収容する。上述の潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’とは異なり、潤滑剤温度修正器104d’’’は、潤滑剤L又は流体F内に浸漬されることなく、潤滑剤温度修正器104d’’’も、潤滑剤リザーバ102c、102c’、102d、102d’、102d’’及び/又は流体容器102d’、102d’’に対して離間した関係で配置されることなく、むしろ潤滑剤温度修正器104d’’’の一部分(例えば、104d2’’’を参照)は、潤滑剤リザーバ102d’’’の外部面114d’’’に直接に隣接して配置される。従って、潤滑剤リザーバ102d’’’の外部面114d’’’に直接に隣接して配置された温度修正器104d’’’の結果、潤滑剤温度修正器104d’’’の部分104d2’’’は、潤滑剤温度修正器104d’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’によって定められる材料によって潤滑剤Lと間接的に通信することを可能にする。

潤滑剤温度センサ106d’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102d’’’によって形成された空洞105d’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108d’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104d’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106d’’’からの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d’’’及び潤滑剤温度センサ106d’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104d’’’は、ホットプレート104d2’’’に接続された電源(例えば、電流源)104d1’’’を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’’は、ホットプレート104d2’’’に接続された電源104d1’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108d’’’はまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’からコントローラ108d’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100d’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102d’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100d’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108d’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104d1’’’を作動させると、電源104d1’’’は、ホットプレート104d2’’’を加熱させることができ、潤滑剤リザーバ102d’’’の外部面114d’’’はホットプレート104d2’’’と直接に接触しており、従って、ホットプレート104d2’’’は、潤滑剤リザーバ102d’’’を定める材料を直接に加熱することができ、潤滑剤リザーバ102d’’’は、流体Fと直接に接触しており、従って、潤滑剤Lも加熱され、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させる。

別の例では、コントローラ108d’’’は、潤滑化調整システム100d’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100d’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’からコントローラ108d’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108d’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでホットプレート104d2’’’に接続された電源104d1’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108d’’’は、ホットプレート104d2’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100d’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108d’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108d’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’に通知すると、コントローラ108d’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108d’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、ホットプレート104d2’’’に接続された電源104d1’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Dに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Dに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102d’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102d’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102d’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102d’’’は、いくつかのポート120d’’’、122d’’’、及び124d’’’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120d’’’は、加圧流体源126d’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’によって形成された空洞105d’’’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126d’’’から空洞105d’’’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128d’’’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122d’’’は、圧力センサ130d’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’によって形成された空洞105d’’’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124d’’’は、空洞105d’’’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102d’’’から排出することを可能にすることができる。導管部材132d’’’の近位端132d1’’’は、流体連通ポート124d’’’に流体的に接続することができ、導管部材132d’’’の遠位端132d2’’’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’は、導管部材132d’’’の温度を選択的に調節するために導管部材132d’’’に接続することができる。他の例では、温度センサ136d’’’は、導管部材132d’’’の温度を決定するために導管部材132d’’’の上に配置することができる。

図9Dに見られるように、コントローラ108d’’’はまた、加圧流体源126d’’’、流れ制御弁128d’’’、圧力センサ130d’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’、及び温度センサ136d’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108d’’’は、以下のように、加圧流体源126d’’’、流れ制御弁128d’’’、圧力センサ130d’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’、及び温度センサ136d’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108d’’’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128d’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’に信号を送信し、それによって加圧流体源126d’’’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124d’’’によって空洞105d’’’と連通することを拒否することができる。コントローラ108d’’’が、開放の向きに流れ制御弁128d’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’に信号を送信すると、加圧流体源126d’’’によって収容された加圧流体は、空洞105d’’’に向けられ、それによって圧力センサ130d’’’によって検出された空洞105d’’’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130d’’’は、空洞105d’’’内の圧力の量を示す信号をコントローラ108d’’’に通信することができる。

加圧流体源126d’’’によって収容された加圧流体によって空洞105d’’’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124d’’’から導管部材132d’’’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105d’’’から放出することができる。一部の事例では、空洞105d’’’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108d’’’が知った場合に(例えば、圧力センサ130d’’’から送信された信号から)、コントローラ108d’’’は、加圧流体源126d’’’が流体連通ポート120d’’’によって空洞105d’’’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132d’’’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136d’’’からコントローラ108d’’’に送信された温度信号によってコントローラ108d’’’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108d’’’は、導管部材132d’’’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’を始動させることができ、導管部材132d’’’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105d’’’から放出されて導管部材132d’’’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Eを参照すると、潤滑化調整システム100d’’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100d’’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100d’’’’は、潤滑剤リザーバ102d’’’’、潤滑剤温度修正器104d’’’’、潤滑剤温度センサ106d’’’’、コントローラ108d’’’’、流体容器110d’’’’、及び流体温度センサ112d’’’’を含む。潤滑剤リザーバ102d’’’’は潤滑剤Lを収容し、流体容器110d’’’’は流体Fを収容する。上述の潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’とは異なり、潤滑剤温度修正器104d’’’’は、潤滑剤L又は流体F内に浸漬されることなく、潤滑剤温度修正器104d’’’’も、潤滑剤リザーバ102c、102c’、102d、102d’、102d’’及び/又は流体容器102d’、102d’’に対して離間した関係で配置されることなく、むしろ潤滑剤温度修正器104d’’’’の一部分(例えば、104d2’’’’を参照)は、流体容器110d’’’’の外部面116d’’’’に直接に隣接して配置される。従って、流体容器110d’’’’の外部面116d’’’’に直接に隣接して配置された温度修正器104d’’’’の部分104d2’’’’の結果、潤滑剤温度修正器104d’’’’の部分104d2’’’’は、潤滑剤リザーバ102d’’’’を定める材料、流体容器110d’’’’を定める材料、及び潤滑剤リザーバ102d’’’’を取り囲む流体容器110d’’’’によって収容された流体Fにより、潤滑剤温度修正器104d’’’’が潤滑剤Lと間接的に通信することを可能にする。

潤滑剤温度センサ106d’’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102d’’’’によって形成された空洞105d’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112d’’’’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110d’’’’によって形成された空洞113d’’’’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。

コントローラ108d’’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104d’’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106d’’’’及び流体温度センサ112d’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d’’’’、潤滑剤温度センサ106d’’’’及び流体温度センサ112d’’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104d’’’’は、ホットプレート104d2’’’’に接続された電源(例えば、電流源)104d1’’’’を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’’’は、ホットプレート104d2’’’’に接続された電源104d1’’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108d’’’’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’’及び燃料組成センサ112d’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100d’’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102d’’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100d’’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108d’’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。電源104d1’’’’を作動させると、電源104d1’’’’は、ホットプレート104d2’’’’を加熱させることができ、流体容器110d’’’’の外部面116d’’’’はホットプレート104d2’’’’と直接に接触しており、従って、ホットプレート104d2’’’’は、流体Fを直接に加熱することができる。潤滑剤リザーバ102d’’’’は流体Fを収容する流体容器110d’’’’の外部面116d’’’’と直接に接触しており、従って、潤滑剤リザーバ102d’’’’内に収容されて流体F内に浸漬される潤滑剤Lも加熱され、それによって潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させる。

別の例では、コントローラ108d’’’’は、潤滑化調整システム100d’’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100d’’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’’及び流体温度センサ112d’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108d’’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでホットプレート104d2’’’’に接続された電源104d1’’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108d’’’’は、ホットプレート104d2’’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100d’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108d’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108d’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’に通知すると、コントローラ108d’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108d’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、ホットプレート104d2’’’に接続された電源104d1’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Eに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Eに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102d’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102d’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102d’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102d’’’’は、いくつかのポート120d’’’’、122d’’’’、及び124d’’’’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120d’’’’は、加圧流体源126d’’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’’によって形成された空洞105d’’’’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126d’’’’から空洞105d’’’’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128d’’’’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122d’’’’は、圧力センサ130d’’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’’によって形成された空洞105d’’’’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124d’’’’は、空洞105d’’’’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102d’’’’から排出することを可能にすることができる。導管部材132d’’’’の近位端132d1’’’’は、流体連通ポート124d’’’’に流体的に接続することができ、導管部材132d’’’’の遠位端132d2’’’’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’は、導管部材132d’’’’の温度を選択的に調節するために導管部材132d’’’’に接続することができる。他の例では、温度センサ136d’’’’は、導管部材132d’’’’の温度を決定するために導管部材132d’’’’の上に配置することができる。

図9Eに見られるように、コントローラ108d’’’’はまた、加圧流体源126d’’’’、流れ制御弁128d’’’’、圧力センサ130d’’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’、及び温度センサ136d’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108d’’’’は、以下のように、加圧流体源126d’’’’、流れ制御弁128d’’’’、圧力センサ130d’’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’、及び温度センサ136d’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108d’’’’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128d’’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’’に信号を送信し、それによって加圧流体源126d’’’’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124d’’’’によって空洞105d’’’’と連通することを拒否することができる。コントローラ108d’’’’が、開放の向きに流れ制御弁128d’’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’’に信号を送信すると、加圧流体源126d’’’’によって収容された加圧流体は、空洞105d’’’’に向けられ、それによって圧力センサ130d’’’’によって検出された空洞105d’’’’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130d’’’’は、空洞105d’’’’内の圧力の量を示すコントローラ108d’’’’に信号を通信することができる。

加圧流体源126d’’’’によって収容された加圧流体によって空洞105d’’’’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124d’’’’から導管部材132d’’’’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105d’’’’から放出することができる。一部の事例では、空洞105d’’’’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108d’’’’が知った場合に(例えば、圧力センサ130d’’’’から送信された信号から)、コントローラ108d’’’’は、加圧流体源126d’’’’が流体連通ポート120d’’’’によって空洞105d’’’’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132d’’’’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136d’’’’からコントローラ108d’’’’に送信された温度信号によってコントローラ108d’’’’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108d’’’’は、導管部材132d’’’’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’を始動させることができ、導管部材132d’’’’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105d’’’’から放出されて導管部材132d’’’’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Fを参照すると、潤滑化調整システム100d’’’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100d’’’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100d’’’’’は、潤滑剤リザーバ102d’’’’’、潤滑剤温度修正器104d’’’’’、潤滑剤温度センサ106d’’’’’、コントローラ108d’’’’’、及び封入ハウジング118d’’’’’を含む。潤滑剤リザーバ102d’’’’’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104d’’’’は、潤滑剤温度修正器104d’’’’’が潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102d’’’’’に対して(例えば、その隣に又は近くに)及び潤滑剤リザーバ102d’’’’’と共に封入ハウジング118d’’’’’内に配置される。潤滑剤温度センサ106d’’’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102d’’’’’によって形成された空洞105d’’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。コントローラ108d’’’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104d’’’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106d’’’’’からの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d’’’’’及び潤滑剤温度センサ106d’’’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104d’’’’’は、火炎を生成するために燃料(例えば、ガス)を燃やすバーナーとすることができる。火炎は、封入ハウジング118d’’’’’内で周囲空気を加熱し、それによって封入ハウジング118d’’’’’内に配置された潤滑剤リザーバ102d’’’’’及び潤滑剤Lのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を上昇させる。潤滑剤Lは封入ハウジング118d’’’’’内に配置されるので、封入ハウジング118d’’’’’内の流体(すなわち、周囲空気A)は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、潤滑剤リザーバ102d’’’’’及び潤滑剤リザーバ102d’’’’’によって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lのうちの1つ又はそれよりも多くを間接的に加熱させることができる。

一例では、コントローラ108d’’’’’は、バーナー104d’’’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108d’’’’’はまた、潤滑剤Lの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’’’からコントローラ108d’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100d’’’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102d’’’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100d’’’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108d’’’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108d’’’’’は、潤滑化調整システム100d’’’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100d’’’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’’’からコントローラ108d’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108d’’’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでバーナー104d’’’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108d’’’’’はバーナー104d’’’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100d’’’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108d’’’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108d’’’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’’’に通知すると、コントローラ108d’’’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108d’’’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、バーナー104d’’’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Fに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Fに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102d’’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102d’’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102d’’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102d’’’’’は、いくつかのポート120d’’’’’、122d’’’’’、及び124d’’’’’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120d’’’’’は、加圧流体源126d’’’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’’’によって形成された空洞105d’’’’’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126d’’’’’から空洞105d’’’’’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128d’’’’’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122d’’’’’は、圧力センサ130d’’’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’’’によって形成された空洞105d’’’’’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124d’’’’’は、空洞105d’’’’’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102d’’’’’から排出することを可能にすることができる。導管部材132d’’’’’の近位端132d1’’’’’は、流体連通ポート124d’’’’’に流体的に接続することができ、導管部材132d’’’’’の遠位端132d2’’’’’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’は、導管部材132d’’’’’の温度を選択的に調節するために導管部材132d’’’’’に接続することができる。他の例では、温度センサ136d’’’’’は、導管部材132d’’’’’の温度を決定するために導管部材132d’’’’’の上に配置することができる。

図9Fに見られるように、コントローラ108d’’’’’はまた、加圧流体源126d’’’’’、流れ制御弁128d’’’’’、圧力センサ130d’’’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’、及び温度センサ136d’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108d’’’’’は、以下のように、加圧流体源126d’’’’’、流れ制御弁128d’’’’’、圧力センサ130d’’’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’、及び温度センサ136d’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108d’’’’’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128d’’’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’’’に信号を送信し、それによって加圧流体源126d’’’’’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124d’’’’’によって空洞105d’’’’’と連通することを拒否することができる。コントローラ108d’’’’’が、開放の向きに流れ制御弁128d’’’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’’’に信号を送信すると、加圧流体源126d’’’’’によって収容された加圧流体は、空洞105d’’’’’に向けられ、それによって圧力センサ130d’’’’’によって検出された空洞105d’’’’’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130d’’’’’は、空洞105d’’’’’内の圧力の量を示すコントローラ108d’’’’’に信号を通信することができる。

加圧流体源126d’’’’’によって収容された加圧流体によって空洞105d’’’’’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124d’’’’’から導管部材132d’’’’’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105d’’’’’から放出することができる。一部の事例では、空洞105d’’’’’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108d’’’’’が知った場合に(例えば、圧力センサ130d’’’’’から送信された信号から)、コントローラ108d’’’’’は、加圧流体源126d’’’’’が流体連通ポート120d’’’’’によって空洞105d’’’’’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132d’’’’’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136d’’’’’からコントローラ108d’’’’’に送信された温度信号によってコントローラ108d’’’’’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108d’’’’’は、導管部材132d’’’’’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’を始動させることができ、導管部材132d’’’’’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105d’’’’’から放出されて導管部材132d’’’’’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

図9Gを参照すると、潤滑化調整システム100d’’’’’’が、本発明の実施形態に従って示されている。上述のように、潤滑化調整システム100d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで間接的に変化させる(例えば、上昇させる)。

一例では、潤滑化調整システム100d’’’’’’は、潤滑剤リザーバ102d’’’’’’、潤滑剤温度修正器104d’’’’’’、潤滑剤温度センサ106d’’’’’’、コントローラ108d’’’’’’、流体容器110d’’’’’’、流体温度センサ112d’’’’’’、及び封入ハウジング118d’’’’’’を含む。潤滑剤リザーバ102d’’’’’’は、潤滑剤Lを収容する。潤滑剤温度修正器104d’’’’’’は、潤滑剤温度修正器104d’’’’’’が潤滑剤リザーバLによって収容された潤滑剤Lと間接的に連通することを可能にするために、潤滑剤リザーバ102d’’’’’’及び流体容器110d’’’’’’に対して(例えば、その隣に又は近くに)封入ハウジング118d’’’’’’内に配置され、潤滑剤Lと潤滑剤温度修正器104d’’’’’’の間接的連通は、流体容器110d’’’’’’によって収容された流体Fで潤滑剤リザーバ102d’’’’’’を浸漬することによって達成される。

潤滑剤温度センサ106d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を検出するために潤滑剤リザーバ102d’’’’’によって形成された空洞105d’’’’’’内に配置されて潤滑剤L内に浸漬することができる。流体温度センサ112d’’’’’’は、流体Fの温度を検出するために流体容器110d’’’’’’によって形成された空洞113d’’’’’’内に配置されて流体F内に浸漬することができる。

コントローラ108d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器104d’’’’’’を停止/始動するための潤滑剤温度センサ106d’’’’’’及び流体温度センサ112d’’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからの温度読取値を受信するために潤滑剤温度修正器104d’’’’’’、潤滑剤温度センサ106d’’’’’’及び流体温度センサ112d’’’’’’に通信的に結合することができる。

実施において、潤滑剤温度修正器104d’’’’’’は、火炎を生成するために燃料(例えば、ガス)を燃やすバーナーとすることができる。火炎は、封入ハウジング118d’’’’’’内で周囲空気を加熱し、それによって封入ハウジング118d’’’’’’内に同様に配置された潤滑剤リザーバ102d’’’’’’、潤滑剤L、流体容器110d’’’’’’、及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を上昇させる。潤滑剤Lは封入ハウジング118d’’’’’’内に配置されるので、封入ハウジング118d’’’’’’内の流体(すなわち、周囲空気A)は、潤滑剤Lの温度を第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)から第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)まで上昇させるように、流体容器110d’’’’’’、流体容器110d’’’’’’によって収容された流体F、及び潤滑剤リザーバ102d’’’’’’、並びに潤滑剤リザーバ102b’’’’’’によって収容されかつそれと接触した潤滑剤Lのうちの1つ又はそれよりも多くを間接的に加熱させることができる。

一例では、コントローラ108d’’’’’’は、バーナー104d’’’’’’の手動オン/オフ切り換えを可能にするように手動作動式オン/オフスイッチを含むことができる。コントローラ108d’’’’’’はまた、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度を表示するディスプレイを含むことができ、潤滑剤L及び流体Fのうちの1つ又はそれよりも多くの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’’’’及び流体温度センサ112d’’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、潤滑化調整システム100d’’’’’’のオペレータが潤滑剤リザーバ102d’’’’’’内に配置された潤滑剤Lのタイプを知っている場合、かつ潤滑化調整システム100d’’’’’’のオペレータが潤滑剤Lを配置すべき望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を知っている場合に、オペレータは、潤滑剤Lの温度に対する制御を手動で維持するために、コントローラ108d’’’’’’によって提供されるオン/オフスイッチを停止/始動することができる。

別の例では、コントローラ108d’’’’’’は、潤滑化調整システム100d’’’’’’に対して自動制御を可能にする論理部を含むことができる。一例では、コントローラ108d’’’’’’によって提供されるプロセッサは、潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を用いてプログラムすることができる。潤滑化調整システム100d’’’’’’を始動させた後に、潤滑剤Lの温度は、潤滑剤温度センサ106d’’’’’’及び流体温度センサ112d’’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くからコントローラ108d’’’’’’に送信される信号の形態で通信することができる。従って、コントローラ108d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度が第2の温度に上昇するまでバーナー104d’’’’’’を「オン状態」に維持することができ、潤滑剤Lが第2の温度に達すると、コントローラ108d’’’’’’はバーナー104d’’’’’’を「オフ状態」に自動的に切り換えることができる。

更に、実施形態において、潤滑化調整システム100d’’’’’’に対する自動制御は、特定の潤滑剤L(例えば、実質的に半固体のペースト潤滑剤、実質的に半固体の石油ベースの潤滑剤、又は実質的に液体の石鹸潤滑剤など)を選択された潤滑剤Lの望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)に関連付けるデータルックアップテーブルをコントローラ108d’’’’’’に設けることによって実行することができる。一例では、コントローラ108d’’’’’’には、オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’’’’に通知することを可能にするユーザインタフェースを備えることができる。オペレータがどのタイプの潤滑剤Lが潤滑剤リザーバ102d’’’’’’の中に堆積されているかをコントローラ108d’’’’’’に通知すると、コントローラ108d’’’’’’は、データルックアップテーブルを参照し、コントローラ108d’’’’’’のユーザインタフェースにおいてオペレータによって入力/選択された潤滑剤Lに関連付けられた望ましい第2の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」よりも高い温度)を自動的に選択することになる。従って、オペレータが潤滑化調整システムを始動させると、バーナー104d’’’’’’は、潤滑剤Lの温度がデータルックアップテーブルにおいて潤滑剤Lに関連付けられた温度に調節されるまで「オン状態」に留まることになる。

図5Gに上述した例示的実施形態と幾分類似の様式で、図9Gに上述した例示的実施形態の潤滑剤リザーバ102d’’’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にする開口部(雰囲気への通気孔のような)を含まない。従って、潤滑剤リザーバ102d’’’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定められる。

潤滑剤リザーバ102d’’’’’’は、潤滑剤Lを周囲雰囲気Aと直接に連通状態にすることを可能にしないエンクロージャによって定めることができるが、潤滑剤リザーバ102d’’’’’’は、いくつかのポート120d’’’’’’、122d’’’’’’、及び124d’’’’’’を含むことができ、これらは、1つ又はそれよりも多くの流体連通ポートと呼ばれる場合がある。一部の事例では、流体連通ポート120d’’’’’’は、加圧流体源126d’’’’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’’’’によって形成された空洞105d’’’’’’を加圧することを可能にすることができ、加圧流体源126d’’’’’’から空洞105d’’’’’’への加圧流体の移動は、流れ制御弁128d’’’’’’を開放の向きに配置する時に可能である。他の場合に、流体連通ポート122d’’’’’’は、圧力センサ130d’’’’’’が潤滑剤リザーバ102d’’’’’’によって形成された空洞105d’’’’’’の加圧レベルを検出することを可能にすることができる。

他の例では、流体連通ポート124d’’’’’’は、空洞105d’’’’’’に収容された潤滑剤Lを潤滑剤リザーバ102d’’’’’’から排出することを可能にすることができる。導管部材132d’’’’’’の近位端132d1’’’’’’は、流体連通ポート124d’’’’’’に流体的に接続することができ、導管部材132d’’’’’’の遠位端132d2’’’’’’は、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くに接続することができる。一部の事例では、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’’は、導管部材132d’’’’’’の温度を選択的に調節するために導管部材132d’’’’’’に接続することができる。他の例では、温度センサ136d’’’’’’は、導管部材132d’’’’’’の温度を決定するために導管部材132d’’’’’’の上に配置することができる。

図9Gに見られるように、コントローラ108d’’’’’はまた、加圧流体源126d’’’’’、流れ制御弁128d’’’’’、圧力センサ130d’’’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’、及び温度センサ136d’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに通信的に結合することができる。一例では、コントローラ108d’’’’’は、以下のように、加圧流体源126d’’’’’、流れ制御弁128d’’’’’、圧力センサ130d’’’’’、1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’、及び温度センサ136d’’’’’のうちの1つ又はそれよりも多くに信号を送信及び/又は受信することができる。

コントローラ108d’’’’’’は、閉鎖の向きに流れ制御弁128d’’’’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’’’’に信号を送信し、それによって加圧流体源126d’’’’’’によって収容された加圧流体が流体連通ポート124d’’’’’’によって空洞105d’’’’’’と連通することを拒否することができる。コントローラ108d’’’’’’が、開放の向きに流れ制御弁128d’’’’’’を配置するために流れ制御弁128d’’’’’’に信号を送信すると、加圧流体源126d’’’’’’によって収容された加圧流体は、空洞105d’’’’’’に向けられ、それによって圧力センサ130d’’’’’’によって検出された空洞105d’’’’’’内の圧力の量を記録することができ、圧力センサ130d’’’’’’は、空洞105d’’’’’’内の圧力の量を示すコントローラ108d’’’’’’に信号を通信することができる。

加圧流体源126d’’’’’’によって収容された加圧流体によって空洞105d’’’’’’を加圧した後に、かつホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及び/又はタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)の始動時に、潤滑剤Lは、流体連通ポート124d’’’’’’から導管部材132d’’’’’’を通って潤滑剤Lを押し出す加圧流体によって空洞105d’’’’’’から放出することができる。一部の事例では、空洞105d’’’’’’が十分に加圧されず、これがアプリケータSからの望ましい量の放出される流体に支障を来たす場合があることをコントローラ108d’’’’’’が知った場合に(例えば、圧力センサ130d’’’’’’から送信された信号から)、コントローラ108d’’’’’’は、加圧流体源126d’’’’’’が流体連通ポート120d’’’’’’によって空洞105d’’’’’’に提供する加圧流体の量又は流量を増加させるようにする。他の例では、導管部材132d’’’’’’が十分に加熱されず(これは、温度センサ136d’’’’’’からコントローラ108d’’’’’’に送信された温度信号によってコントローラ108d’’’’’’により決定される)、それによってそれを通って流れる潤滑剤Lを冷却する場合に、コントローラ108d’’’’’’は、導管部材132d’’’’’’の温度を上昇させるために1つ又はそれよりも多くの加熱要素134d’’’’’’を始動させることができ、導管部材132d’’’’’’の温度を上昇させると、潤滑剤LがアプリケータSを出る前に空洞105d’’’’’’から放出されて導管部材132d’’’’’’の中に入る時に潤滑剤Lの温度を維持することができる。

加圧流体源126c〜126d’’’’’’は、潤滑剤Lを空洞105c〜105d’’’’’’から押し出して導管部材132c〜132d’’’’’’の中に押し込み、かつアプリケータSから押し出す目的のために空洞105c〜105d’’’’’’内の潤滑剤Lを加圧するあらゆる望ましい構成要素とすることができる。一部の実施では、加圧流体源126c〜126d’’’’’’は、空洞105c〜105d’’’’’’を約25psi〜30psiの圧力に加圧することができる。一部の例では、加圧流体源126c〜126d’’’’’’は、加圧空気源又は不活性ガス源などとすることができる。他の例では、加圧流体源126c〜126d’’’’’’は、ピストン又は空気シリンダなどとすることができる。

図10Aを参照すると、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図8A〜9Gに示して説明する潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のいずれかをホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に流体的に接続することができるように図10Aの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に引き込むために潤滑化調整システム100とホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のアプリケータSから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータSは、ホイールWの上に潤滑剤Lを噴霧/霧吹きするための噴霧ノズルとすることができる。アプリケータSから分注される時に、潤滑剤Lは、ホイールWの上側及び下側ビードシートWSU、WSLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図10Aに見られるように、潤滑化調整システム100を流体移動デバイス150に流体的に接続する導管が示されており、また、流体移動デバイス150をアプリケータSに流体的に接続する導管が示されている。これらの導管の各々は、潤滑剤Lが導管を通って移動する時に潤滑剤Lの温度を維持することができるように、導管が、コントローラ108c〜108d’’’’’’に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素(1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c〜134d’’’’’’に実質的に類似している)及び温度センサ(1つ又はそれよりも多くの温度センサ136c〜136d’’’’’’に実質的に類似している)を含むことができるという点で導管部材132c〜132d’’’’’’に実質的に類似すると考えられる。

図10Bを参照すると、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図8A〜9Gに示して説明する潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のうちのいずれかをタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に流体的に接続することができるように図10Bの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に引き込むために潤滑化調整システム100とタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータSから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータSは、タイヤTの上に潤滑剤Lを噴霧/霧吹きするための噴霧ノズルとすることができる。アプリケータSから分注される時に、潤滑剤Lは、タイヤTの上側及び下側ビードTBU、TBLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図10Bに見られるように、潤滑化調整システム100を流体移動デバイス150に流体的に接続する導管が示されており、また、流体移動デバイス150をアプリケータSに流体的に接続する導管が示されている。これらの導管の各々は、潤滑剤Lが導管を通って移動する時に潤滑剤Lの温度を維持することができるように、導管が、コントローラ108c〜108d’’’’’’に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素(1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c〜134d’’’’’’に実質的に類似している)及び温度センサ(1つ又はそれよりも多くの温度センサ136c〜136d’’’’’’に実質的に類似している)を含むことができるという点で導管部材132c〜132d’’’’’’に実質的に類似すると考えられる。

図11Aを参照すると、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図8A〜9Gに示して説明する潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のうちのいずれかをホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に流体的に接続することができるように図11Aの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’に引き込むために潤滑化調整システム100とホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のうちのいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’のアプリケータRから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータRは、ホイールWの上に潤滑剤Lをワイピングするためのローラとすることができる。アプリケータRから分注される時に、潤滑剤Lは、ホイールWの上側及び下側ビードシートWSU、WSLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図11Aに見られるように、潤滑化調整システム100を流体移動デバイス150に流体的に接続する導管が示されており、また、流体移動デバイス150をアプリケータSに流体的に接続する導管が示されている。これらの導管の各々は、潤滑剤Lが導管を通って移動する時に潤滑剤Lの温度を維持することができるように、導管が、コントローラ108c〜108d’’’’’’に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素(1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c〜134d’’’’’’に実質的に類似している)及び温度センサ(1つ又はそれよりも多くの温度センサ136c〜136d’’’’’’に実質的に類似している)を含むことができるという点で導管部材132c〜132d’’’’’’に実質的に類似すると考えられる。

図11Bを参照すると、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に接続された潤滑化調整システム100が、実施形態に従って示されている。図8A〜9Gに示して説明する潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のいずれも、潤滑化調整システム100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のうちのいずれかをタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に流体的に接続することができるように図11Bの潤滑化調整システム100の位置に配置することができる。

一部の実施では、流体移動デバイス(例えば、ポンプ)150は、流体を潤滑化調整システム100からタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’に引き込むために潤滑化調整システム100とタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’の間に配置することができる。流体移動デバイス150は、潤滑化調整システム100及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のいずれかの構成要素とすることができる。

一部の実施では、流体移動デバイス150はまた、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のアプリケータRから潤滑剤Lを分注することができる。実施形態において、アプリケータRは、タイヤTの上に潤滑剤Lをワイピングするためのローラとすることができる。アプリケータRから分注される時に、潤滑剤Lは、タイヤTの上側及び下側ビードTBU、TBLのうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くの上に堆積させることができる。

図11Bに見られるように、潤滑化調整システム100を流体移動デバイス150に流体的に接続する導管が示されており、また、流体移動デバイス150をアプリケータSに流体的に接続する導管が示されている。これらの導管の各々は、潤滑剤Lが導管を通って移動する時に潤滑剤Lの温度を維持することができるように、導管が、コントローラ108c〜108d’’’’’’に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素(1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c〜134d’’’’’’に実質的に類似している)及び温度センサ(1つ又はそれよりも多くの温度センサ136c〜136d’’’’’’に実質的に類似している)を含むことができるという点で導管部材132c〜132d’’’’’’に実質的に類似すると考えられる。

図10A’、10B’、11A’、及び11B’を参照すると、ホイールW(例えば、図10A’、11A’を参照)及びタイヤT(例えば、図10B’、11B’を参照)を潤滑化するための例示的な代替システムが示されている。図10A、10B、11A、及び11Bに示して上述したシステムとは異なり、図10A’、10B’、11A’、及び11B’に示して説明するシステムは、潤滑剤Lの温度を上昇させる専用潤滑化調整システム100を含まず、むしろ、図10A’、10B’、11A’、及び11B’に示して説明するシステムは、高圧ポンプ150’を含み、これは、潤滑剤Lが高圧ポンプ150’を通して吸い込まれる時に、潤滑化サブステーション16a、16a’’、16b’、16b’’においてタイヤT及び/又はホイールWの上に潤滑剤を放出する工程中に潤滑剤を加圧することによって潤滑剤Lの温度を本質的に上昇させる。上述のように、潤滑剤Lの温度が上昇する時に、潤滑剤Lは、ホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’、タイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くにおいてタイヤT及びホイールWのうちの1つ又はそれよりも多くの上への特定の堆積(例えば、「噴霧」)用途のアプリケータS(例えば、噴霧ノズル)から放出するのにより好ましい状態で潤滑剤Lを配置するように粘性遷移(例えば、実質的にペーストの潤滑剤Lから実質的に液体の潤滑剤Lへの変化)を受ける。従って、潤滑剤Lの粘性遷移を起こすことにより、噴霧ノズルSから潤滑剤Lを噴霧するように細工されたホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くは、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で配置された特定の(例えば、粘性の)潤滑剤Lに限定されず、従って、高圧ポンプ150’を含める結果として潤滑剤Lの粘性遷移が起こることを可能にすることにより、第1の温度(例えば、「室温」/「周囲温度」)で例えば非流動性の物質の状態(例えば、半固体のペースト潤滑剤のような)を有する潤滑剤Lは、潤滑剤Lを噴霧するように細工されたホイール潤滑化サブステーション16a、16a’’及びタイヤ潤滑化サブステーション16b’、16b’’のうちの1つ又はそれよりも多くによって利用することができる。更に、図10A’、10B’、11A’、11B’に見られるように、流体移動デバイス150’をアプリケータSに流体的に接続する導管が示されており、この導管は、潤滑剤Lが導管を通って移動する時に潤滑剤Lの温度を維持することができるように、コントローラ108c〜108d’’’’’’に接続された1つ又はそれよりも多くの加熱要素(1つ又はそれよりも多くの加熱要素134c〜134d’’’’’’に実質的に類似している)及び温度センサ(1つ又はそれよりも多くの温度センサ136c〜136d’’’’’’に実質的に類似している)を含むことができるという点で導管部材132c〜132d’’’’’’に実質的に類似すると考えられる。

図12を参照すると、潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’のうちのいずれかを含む流体回路200が、例示的実施形態に従って示されている。流体回路200は、一般的に、潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’の上流に接続された潤滑剤供給システム150と、潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’の下流及びアプリケータSの下流に接続された潤滑剤パージシステム175とを含む。流体回路200はまた、アプリケータSの近くに配置された潤滑剤出力検出部分185を含むことができる。以下の開示に説明するように、潤滑剤供給システム150、潤滑剤パージシステム175、及び潤滑剤出力検出部分185の各々は、コントローラ108c〜108d’’’’’’に通信的に結合される。

潤滑剤供給システム150は、潤滑剤供給容器152と、潤滑剤供給容器152を潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’の潤滑剤リザーバ102c〜102d’’’’’’によって形成された潤滑剤供給ポート138に流体的に接続する潤滑剤供給導管154とを含む。潤滑剤供給導管154は、潤滑剤供給容器152内に収容された潤滑剤Lを潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’の潤滑剤リザーバ102c〜102d’’’’’’の空洞105c〜105d’’’’’’に輸送することを可能にするポンプ156を含む。一部の事例では、潤滑量検出デバイス140は、空洞105c〜105d’’’’’’内に配置することができ、コントローラ108c〜108d’’’’’’が、空洞105c〜105d’’’’’’内に配置された潤滑剤Lの量が定められたレベルに下がると決定する時に(潤滑量検出デバイス140に通信的に結合されているコントローラ108c〜108d’’’’’’の結果として)、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、潤滑剤供給容器152内に収容された潤滑剤Lを潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’の潤滑剤リザーバ102c〜102d’’’’’’の空洞105c〜105d’’’’’’に輸送することを可能にするための信号をポンプ156に送信することができる。

上述の潤滑化調整システム100c〜100d’’’’’’の潤滑剤温度修正器104c〜104d’’’’’’のいずれかのように、潤滑剤供給システム150も、潤滑剤供給容器152内に配置された潤滑剤Lの温度を維持、上昇、又は低下させる目的のために潤滑剤温度修正器158を含むことができる。一例では、潤滑剤温度修正器158は、潤滑剤供給容器152内に配置することができ、かつ潤滑剤供給容器152内に配置された潤滑剤Lと直接に接触状態にすることができる。

一部の事例では、潤滑剤供給システム150はまた、潤滑剤供給容器152内に配置された潤滑剤Lの量を検出する潤滑量検出デバイス160を含むことができる。潤滑量検出デバイス160は、コントローラ108c〜108d’’’’’’に通信的に結合することができ、コントローラ108c〜108d’’’’’’が、潤滑剤供給容器152内に配置された潤滑剤Lの量が定められたレベルに下がると決定する時に(潤滑量検出デバイス160に通信的に結合されているコントローラ108c〜108d’’’’’’の結果として)、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、潤滑剤供給容器152が追加の潤滑剤Lを補充する必要があることをオペレータに通知するために、警報デバイス(例えば、可聴音、閃光、その他を生成する)を始動させることができる。

潤滑剤パージシステム175は、加圧流体源126c〜126d’’’’’’の両方に流体的に接続されたパージ導管部材178と、潤滑剤リザーバ102c〜102d’’’’’’によって形成された流体連通ポート124c〜124d’’’’’’に流体的に接続された導管部材132c〜132d’’’’’’とを含む。パージ導管部材178は、パージ導管部材178が、導管部材132c〜132d’’’’’’の近位端132c1〜132d1’’’’’’の下流及び導管部材132c〜132d’’’’’’の遠位端132c2〜132d2’’’’’’の上流に配置されるように導管部材132c〜132d’’’’’’に流体的に接続される。

パージ導管部材178は、コントローラ108c〜108d’’’’’’に通信的に結合された複数の弁180、182、184を含む。弁180は、パージ導管部材加圧弁と呼ばれる場合がある。弁182は、潤滑剤パージリザーバアクセス弁と呼ばれる場合がある。弁184は、アプリケータアクセス弁と呼ばれる場合がある。

パージ導管部材加圧弁180は、加圧流体源126c〜126d’’’’’’の下流に配置され、加圧流体源126c〜126d’’’’’’からパージ導管部材178への加圧流体の移動を許可するか又は拒否することになる。潤滑剤パージリザーバアクセス弁182は、導管部材132c〜132d’’’’’’の近位端132c1〜132d1’’’’’’の両方及びパージ導管部材加圧弁180の下流に配置される。潤滑剤パージリザーバアクセス弁182はまた、潤滑剤パージリザーバ176の上流に配置される。アプリケータアクセス弁184は、導管部材132c〜132d’’’’’’の両方の近位端132c1〜132d1’’’’’’及びパージ導管部材加圧弁180の下流に配置される。

潤滑剤パージシステム175は、以下の例示的実施形態に従って機能することができる。一部の状況では、以前に温度修正された潤滑剤は、流体回路200の以前の使用後に導管部材132c〜132d’’’’’’内に残り、以前に温度修正された潤滑剤は、ほぼ室温に戻り、それによって導管部材132c〜132d’’’’’’内に潜在的に閉塞又は目詰まりを生成する場合がある。すなわち、流体回路200の以前の使用後に、潤滑剤パージシステム175は、以前に温度修正された潤滑剤を導管部材132c〜132d’’’’’’から排出して潤滑剤パージリザーバ176の中に入れる目的に対して始動され、それによってその後の閉塞又は目詰まりの可能性を取り除くことができる。従って、導管部材132c〜132d’’’’’’に残る潤滑剤をパージすることが望ましい時の状況において、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、弁180、182、184の向きを選択的に制御することができる。

一例では、潤滑剤パージシステム175は、以下のように作動させることができる。最初に、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、(1)閉鎖の向きにパージ導管部材加圧弁180、(2)開放の向きに潤滑剤パージリザーバアクセス弁182、及び(3)閉鎖の向きにアプリケータアクセス弁184を配置することができる。次に、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、導管部材132c〜132d’’’’’’(及びそこに配置された以前に温度修正された潤滑剤)を加圧流体源126c〜126d’’’’’’から生じる加圧流体に露出するために、開放の向きにパージ導管部材加圧弁180を配置することができる。加圧流体は、導管部材132c〜132d’’’’’’内に配置された以前に温度修正された潤滑剤が、開放の向きに配置された潤滑剤パージリザーバアクセス弁182の結果として潤滑剤パージリザーバ176の中に排出されるように、導管部材132c〜132d’’’’’’へのその後の侵入のために最初にパージ導管部材178に入る。アプリケータアクセス弁184は閉鎖の向きに配置されるので、導管部材132c〜132d’’’’’’内に配置された以前に温度修正された潤滑剤は、アプリケータSに向けて移動することを防止されるが、一部の状況では、オペレータが開放の向きにアプリケータSを選択的に配置するように選択し、それによって以前に温度修正された潤滑剤を潤滑剤パージリザーバ176の中に排出されるのに加えて、アプリケータSから以前に温度修正された潤滑剤をパージすることができるように、開放の向きにアプリケータアクセス弁184を同様に配置することが望ましい場合がある(潤滑剤パージリザーバアクセス弁182と実質的に類似の方式で)。上述の潤滑剤パージ工程を終了すると、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、(1)閉鎖の向きにパージ導管部材加圧弁180を戻し、(2)閉鎖の向きに潤滑剤パージリザーバアクセス弁182を配置し、かつ(3)流体回路200のその後の使用のために閉鎖の向きにアプリケータアクセス弁184を配置することができる。閉鎖の向きに潤滑剤パージリザーバアクセス弁182を配置することにより、流体回路200のその後の使用中に、温度修正潤滑剤は、潤滑剤パージリザーバ176の中に流れるのが防止され、むしろ開放の向きに配置されたアプリケータアクセス弁184の結果としてアプリケータSに向う。

引き続き図12を参照すると、潤滑剤出力検出部分185は、コントローラ108c〜108d’’’’’’に通信的に結合された潤滑剤噴霧センサ186を含む。潤滑剤噴霧センサ186は、アプリケータSがホイールWの上に潤滑剤を噴霧しているか否か、一部の状況では、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’、100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’が潤滑剤を枯渇しているか否か、又はアプリケータSがアプリケータSからの潤滑剤の全ての流れを実質的に停止又は抑制すると考えられる潤滑剤による目詰まりをしているかを決定し、潤滑剤噴霧センサ186は、潤滑剤噴霧の不足又は不在を検出し、検出条件をコントローラ108c〜108d’’’’’’に通信することになる。コントローラ108c〜108d’’’’’’において信号を受信すると、コントローラ108c〜108d’’’’’’は、オペレータが噴霧問題を解決するまで噴霧作動を停止することができる。

図13〜14を参照すると、潤滑化調整システム100a、100a’、100b、100b’、100b’’、100b’’’、100b’’’’、100b’’’’’、100b’’’’’’、100c、100c’、100d、100d’、100d’’、100d’’’、100d’’’’、100d’’’’’、100d’’’’’’のうちのいずれかに流体的に接続されたアプリケータSを利用する方法が、例示的実施形態によって説明されており、一部の事例では、アプリケータSは、以下のようにコントローラ108c〜108d’’’’’’に通信可能に接続され、それによって自動的に制御することができる。

一部の事例では、アプリケータSは、周期的に電磁弁を自動的に開閉する電気パルス300(例えば、図13の負荷サイクルパルスを参照)を受け入れる電磁弁(図示せず)を含むことができる。一部の実施では、負荷サイクル300は、約10ミリ秒オン及び約30ミリ秒オフに等しい負荷サイクルパルスを含むことができる。弁の周期的開閉は、ホイールWの円周の少なくとも一部分の上に配置された潤滑剤(例えば、図14に見られるように)の周期的噴霧パターン325をもたらす。一例では、噴霧パターン325は、複数の斜めに配置された(例えば、図14の度θを参照)長円形区域350を含み、各長円形区域350は、主軸X1及び短軸Y1によって定められる。

図14に見られるように、隣接する長円形区域350の後縁350a及び前縁350bは、僅かに重なる。ホイールWの円周全体の上への各長円形区域350の形状及び各長円形区域350の配置の目的は、潤滑剤をホイールWに「過剰塗布」することなしにホイールWに塗布される潤滑剤の量を減少することに寄与する。一部の事例では、潤滑剤が過剰塗布される場合に、望ましくない費用が無駄な潤滑剤材料から生じる場合があり、更に、潤滑剤を過剰塗布することになった場合に、追加の潤滑剤は、その後にホイールWのビードシートWSU、WSLとタイヤのビードTBU、TBLの間に捕捉され、それによって捕捉された潤滑剤を取り除くためのその後の処理手順を必要とし、これは生産時間を増加させ、それによって生産費用増加に寄与する。従って、タイヤTが、タイヤTをホイールWに接合する目的のためにホイールWを横切って摺動する時に、タイヤTのビードTBU、TBLタイヤTのビードTBU、TBLが、ホイールWの上へのタイヤTの潤滑装着を容易にするために例えばホイールWの円周の全てを横切って潤滑剤をワイピングする時に、最小量の潤滑剤で十分に潤滑化することができる。従って、タイヤTのビードTBU、TBLが、ホイールWを横切って潤滑剤をワイピングするので、長円形パターン350の隣接する後縁350a及び前縁350bの重なった配置は、ホイールWの円周の回りの各長円形パターン350の間の間隙がタイヤ−ホイール潤滑装着手順中に潤滑化されることをもたらす。更に、長円形区域350の斜め配置θは、タイヤTのビードTBU、TBLがホイールWを横切って潤滑剤をワイピングする時のホイールWを横切る潤滑剤のワイピングに対する均一性の改良を与えることが見出されている。一部の例では、長円形パターン350の斜め配置を定める角度θは、約30°と約45°の間のあらゆる角度とすることができる。

噴霧パターン325は、例えば、(1)ホイールWを回転させて所定位置にアプリケータSを空間的に保持し、(2)所定位置にホイールWを空間的に保持し、ホイールWの円周の回りでアプリケータSを移動し、かつ(3)ホイールWを回転させてホイールWの円周の回りであるが反対方向にアプリケータSを空間的に移動することにより、ホイールWの円周の回りに配置することができる。

一部の事例では、アプリケータSによって噴霧しながらホイールWを回転させる場合に、ホイールWの回転量は、例えば、ホイールの円周全体が潤滑剤で噴霧されることになる場合にアプリケータSの数によって決定することができる。例えば、1つのアプリケータSが含まれる場合に、ホイールWは、360°回転することができる。別の例では、2つのアプリケータSが含まれる場合に(かつアプリケータが互いに直接に対向して配置される場合に)、ホイールWは、180°回転することができる。

本発明を本発明のある一定の例示的実施形態を参照して説明した。しかし、上述の例示的実施形態のもの以外の特定の形態に本発明を具現化することができることは、当業者には容易に明らかであろう。これは、本発明の精神から逸脱することなく行うことができる。例えば、本明細書に示すほとんどの実施形態は、ホイールの係合(ロボットアームによる)及びその上にタイヤを装着するホイールの操作を示している。しかし、ここで本発明の範囲をホイールのその上にタイヤを装着する操作だけに限定するように何ら解釈すべきではない。例示的実施形態は、単に例示であり、何ら限定的と考えるべきではない。本発明の範囲は、以上の説明ではなく、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって定められる。

158 潤滑剤温度修正器 186 潤滑剤噴霧センサ 200 流体回路 L 潤滑剤 S アプリケータ

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