パッチ式受動型表面波センシング装置及びインテリジェントタイヤ

申请号 JP2017534869 申请日 2015-06-10 公开(公告)号 JP2017533145A 公开(公告)日 2017-11-09
申请人 ▲軟▼控股▲分▼有限公司; 发明人 袁仲雪; ▲鄭▼江家; 董▲蘭▼▲飛▼; ▲韋▼江波; ▲騰▼学志; ▲陳▼海▲軍▼; ▲孫▼培峰;
摘要 本発明は、パッチ式受動型表面波センシング装置及びインテリジェントタイヤである。パッチ式受動型表面波センシング装置は、表面波センサ(101)と、少なくとも第1のゴムシート(201)と第2のゴムシート(202)と、を備え、前記第1のゴムシート(201)と前記第2のゴムシート(202)の縦断面の面積は前記表面波センサ(101)の縦断面の面積より大きく、前記表面波センサ(101)の底部は前記第1のゴムシート(201)の上表面に固設され、前記第2のゴムシート(202)の中心に前記表面波センサ(101)が貫通できる前記第1の中心孔(204)が開設され、前記表面波センサ(101)は前記第1の中心孔(204)を貫通し、前記第2のゴムシート(202)は前記第1のゴムシート(201)の上表面に固定して接続され、前記表面波センサ(101)はその底部に設置された前記 端子 (102)を備え、前記端子(102)の自由端は前記アンテナ(103)に接続され、前記アンテナ(103)及び部分の前記端子(102)は前記第1のゴムシート(201)の中に埋設されている。前記のパッチ式受動型表面波センシング装置は、電源を提供する必要がなく、体積が小さく、重量が軽いなどの利点を有し、また、所定の高温高圧に耐えられる性能を有している。【選択図】図1
权利要求

パッチ式受動型表面波センシング装置であって、 表面波センサと、少なくとも第1のゴムシートと第2のゴムシートと、を備え、 前記第1のゴムシートと前記第2のゴムシートの横断面積は前記表面波センサの横断面積より大きく、前記表面波センサの底部は前記第1ゴムシートの上表面に固設され、 前記第2のゴムシートの中心に前記表面波センサが貫通できる第1の中心孔が開設され、 前記表面波センサは前記第1の中心孔を貫通し、 前記第2のゴムシートは前記第1のゴムシートの上表面に固定して接続され、 前記表面波センサはその底部に設置された端子を備え、 前記端子の自由端はアンテナに接続され、 前記アンテナ及び前記端子の一部は前記第1のゴムシートの中に埋設されている、 ことを特徴とするパッチ式受動型表面波センシング装置。前記表面波センサと前記第1のゴムシートとの間にPCB電気回路板が固設され、前記PCB電気回路板上に前記端子に対応する貫通孔が開設され、前記端子は前記貫通孔を通して前記アンテナに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。前記第2のゴムシートの上表面に第3のゴムシートが固設され、前記第3のゴムシートの中心に前記表面波センサが貫通できる第2の中心孔が開設され、前記表面波センサは前記第2の中心孔を貫通することを特徴とする請求項1または2に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。前記表面波センサの外表面にハウジングがパッケージされ、前記端子が前記ハウジングの外へ伸出していることを特徴とする請求項3に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。前記第1の中心孔及び前記第2の中心孔の直径は前記表面波センサの外径より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。前記第1の中心孔及び前記第2の中心孔の内壁と前記表面波センサとの間の隙間は0.1cm以上であることを特徴とする請求項5に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。前記第1のゴムシート、第2のゴムシート、第3のゴムシート、及びそれらのシートに含まれる前記受動型表面波センシング装置は、特定の金型に配置し、加硫工程を経て、固定して成形されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。前記端子は二つであり、前記端子に接続された前記アンテナは、ばね式又はワイヤのダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1または2に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置。インテリジェントタイヤであって、 請求項1ないし8の何れかの一項に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置を備え、前記パッチ式受動型表面波センシング装置は前記タイヤの内壁に固定されていることを特徴とするインテリジェントタイヤ。前記パッチ式受動型表面波センシング装置は、冷加硫粘着剤によって前記タイヤに粘着して固定されていることを特徴とする請求項9に記載のインテリジェントタイヤ。

说明书全文

本発明は、受動型表面波センシング装置に関し、具体的には、パッチ式受動型表面波センシング装置及びインテリジェントタイヤ(intelligent tire)に関する。

タイヤ空気圧監視システム(Tire pressure monitoring system,TPMSと略称する)は、事前警告システムとして「事前自発」型安全保護を提供することだけでなく、タイヤの圧温度をリアルタイムで監視することによって、タイヤのパンクを予防し、車両の燃費を向上し、車両の全体の性能及び寿命を保障することができ、経済的利益及び環境保護効果を有する。

タイヤ空気圧センシング装置(sensing apparatus、検出装置)は、タイヤ空気圧監視システムの主なセンサである。現在、一般的に市場に流通しているタイヤセンシング装置は能動型である。即ち、圧力センサ、電源、マイクロプロセッサ、及び無線通信モジュールを集成(集約)してパッケージし、タイヤの空気入口又はホイールに取り付けられる。能動型センシング装置は、電池を設置することによって装置の作動を維持し、体積が大きく、定期的に電池を交換する必要があり、使用に不便で、環境に良くない。また、タイヤの空気入口又はホイールに取り付けられたタイヤ空気圧センシング装置は、タイヤに直接接触せず、その監視された温度はタイヤ内部空気の温度であり、タイヤのリアルタイム温度ではない。従って、空気入口の取り付方法及びホイールの取り付方法は、タイヤの温度に対する監視はリアルタイムではない。さらに、タイヤ空気圧センシング装置は空気入口又はその周囲に取付けられ、タイヤのメンテナンスや交換過程において空気入口又は発射モジュールを損傷する恐れがあり、タイヤ空気圧監視システムが正常に作動できなくなる。

本発明は従来の能動型タイヤ空気圧センシング装置に存在する各課題を解決するため、受動型表面波センシング装置を提供する。

上記の技術課題を解決するため、本発明は以下の技術案によって実現される。

パッチ式受動型表面波センシング装置であって、表面波センサと、少なくとも第1のゴムシートと第2のゴムシートと、を備え、前記第1のゴムシートと第2のゴムシートの横断面積(底面に対して垂直な方向の断面積、縦断面の面積)は前記表面波センサの横断面積(底面に対して垂直な方向の断面積)より大きく、前記表面波センサの底部は前記第1ゴムシートの上表面に固設(fix、固定)され、前記第2のゴムシートの中心に前記表面波センサが貫通できる第1の中心孔が開設され、前記表面波センサは前記第1の中心孔を貫通し、前記第2のゴムシートは前記第1のゴムシートの上表面に固定して接続され、前記表面波センサはその底部に設置された端子を備え、前記端子の自由端はアンテナに接続され、前記アンテナと前記端子の一部は第1のゴムシートの中に埋設されている。

さらに、表面波センサに平坦な支持平面を提供するため、前記表面波センサと前記第1のゴムシートとの間にPCB電気回路板が固設(固定)され、前記PCB電気回路板上に前記端子に対応する貫通孔が開設(提供)され、前記端子は前記貫通孔を通してアンテナに接続されている。PCB電気回路板は耐高温、耐高圧の性能を有し、PCB電気回路板を設置することによって表面波センサを支持し、第1ゴムシートの加硫移動を防止(第一ゴムシートの加硫工程でのセンサの移動を防止)することができ、表面波センサをよく支持する。

さらに、前記第2のゴムシートの上表面にも第3のゴムシートが固設され、前記第3のゴムシートの中心に前記表面波センサが貫通できる第2の中心孔が開設され、前記表面波センサは前記第2の中心孔を貫通する。第3のゴムシートの増設によって、表面波センサの周囲のゴム厚みを向上させ、表面波センサの頂部から第3、第2、第1のゴムシートに順次で滑らかに移行する。

さらに、前記表面波センサの外表面にハウジング(筐体)がパッケージ(提供)され、前記端子が前記ハウジングの外へ伸出している。

周囲のゴムシートの押圧作用によって表面波センサの検測感度(検出感度)が影響を受けることを防止するため、表面波センサの前記第1の中心孔及び第2の中心孔の直径は前記表面波センサの外径より大きい。

好ましくは、前記第1の中心孔及び前記第2の中心孔の内壁と前記表面波センサとの間の隙間は0.1cm以上である。

好ましくは、前記第1のゴムシート、第2のゴムシート、第3のゴムシート、及び前記ゴムシートに含まれた受動型表面波センシング装置は、特定の金型に配置され、加硫工程を経て、固定して成形される。

さらに、前記端子は二つであり、前記端子に接続されたアンテナはばね式又はワイヤのダイポールアンテナである。

上記のパッチ式受動型表面波センシング装置によって、本発明は同時にインテリジェントタイヤを提供し、インテリジェントタイヤは、請求項1乃至8の何れかの一項に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置を備え、前記パッチ式受動型表面波センシング装置は前記タイヤの内壁に固定されている。

さらに、前記のパッチ式受動型表面波センシング装置は冷加硫粘着剤(cold vulcanization glue、低温加硫接着剤)によって前記タイヤに粘着して固定されている。

本発明は従来技術に比べて、以下の利点と積極的効果がある。即ち、本発明のパッチ式受動型表面波センシング装置は、受動型表面波センシング装置によって圧力、温度などのパラメーターを検測し、あらゆる電源を有する装置に存在するいろいろな問題を避けることができ、電池交換が不便である(タイヤの内側、密閉の装置の中など)使用環境に適用することができ、本受動型表面波センシング装置は、直接にタイヤの内側表面に設置することができ、タイヤ本体に直接に接触し、直接にタイヤの温度をリアルタイムで測定することができる。また、受動型表面波センシング装置をパッチ式に設計し、それを低温低圧の方式によってタイヤの内側表面に加硫して固定すればよい。又は、それを粘着剤でタイヤの内側表面に粘着すればよく、通常方式でタイヤを加硫する時にタイヤの内側表面に固定することを回避する。タイヤの内側表面に固定する場合は、タイヤ本体と共に高温で高圧な加硫工程となり、タイヤ本体の加硫加工の工程において、その加硫温度と加硫釜における圧力が共に大きく、その工程環境の下で表面波センサを損傷し易くなることを避ける。

図面と併せて本発明の実施形態の詳細な記載を参照することで、本発明のその他の特徴及び利点はより明確になる。

次に、本発明の実施例または従来技術の技術案をより明白に説明するため、実施例または従来技術の記載に使用された附属図を簡単に説明する。下記に記載の附図は本発明の一部の実施例でしかなく、当業者は、創造的労力を費やさない前提で、これらの附図に基づいて他の図面を得ることができる。

本発明に係るパッチ式受動型表面波センシング装置の一つの実施例の構成の概略図である。

図1のA方向から見る平面図である。

図1における表面波センサ101の外部の構成略図である。

本発明に係るインテリジェントタイヤの一つの実施例の構成略図である。

次に、本発明の実施例の附図を併せて本発明の実施例の技術案について明瞭且つ詳細に説明する。記載の実施例は本発明の一部の実施例でしかなく、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的労力を費やさない前提で得られたその他の実施例は、すべて本発明の保護範囲に属する。

実施例1 本発明はパッチ式受動型表面波センシング装置を提供し、図1に示すように、表面波センサ101と、少なくとも第1のゴムシート201と第2のゴムシート202と、を備え、前記第1のゴムシート201と第2のゴムシート202の横断面積(底面に対して垂直な方向の断面積)は前記表面波センサ101の横断面積(底面に対して垂直な方向の断面積)より大きく、前記表面波センサ101の底部は前記第1のゴムシート201の上表面に固設(固定)され、図2(図1のA方向から見る平面図)に示すように、前記第2のゴムシート202の中心に前記表面波センサが貫通できる第1の中心孔204が開設され、前記表面波センサ101は前記第1の中心孔204を貫通し、前記第2のゴムシート202は前記第1のゴムシート201の上表面に固定して接続され、前記表面波センサ101はその底部に設置された端子102を備え、前記端子102の自由端はアンテナ103に接続され、前記アンテナ103及び端子102の一部分は第1のゴムシート201の中に埋設されている。この受動型表面波センシング装置は、第1のゴムシートで表面波センサ101を固定し、第2のゴムシート202を併せて表面波センサ101の外周が保護され、表面波センサ101の頂部における圧力感知箇所は外に露出し、全体でパッチ式の構造が構成され、取付の際は、第1のゴムシート201を目標位置に固定すればよい。

本実施例の受動型表面波センシング装置は、表面波のセンシング原理を利用した受動型検測装置(検出装置)であり、外界を経由してこの装置へ問い合わせ信号を発信し、受動型表面波センサ101は異なる圧力、温度などの状況の下でパラメーターの特徴も適応に変化し、この変化は問い合わせ信号のフィードバック信号に反映され、外界はそのフィードバック信号を分析することによって、圧力、温度などの情報が得られる。このパッチ式受動型表面波センシング装置は、電池交換が不便である環境(例えば、タイヤ、タンクローリーなどの密閉装置の中)に幅広く応用することができ、使用にとても便利であり、従来の能動式表面波センシング装置に存在するいろいろな問題を回避することができる。パッチ式構造を用いて、取付の際、第1ゴムシート201を目標位置に固定すればよく、例えば、粘着剤で粘着させ、または低温低圧加硫を用いて、その装置を目標位置に固定すればよく、表面波センサを固定するため通常の取付方式で、高温・高圧などの極めて悪い外部環境の下で表面波センサを損傷し易いという問題を回避する。

好ましい実施例として、低温低圧加硫方式を用いると、このパッチ式受動型表面波センシング装置の固定によって第1のゴムシート201の加硫時の移動の発生を回避するため、表面波センサに比較的平坦な支持平面を提供する必要があり、図1に示すように、好ましくは、前記表面波センサ101と前記第1のゴムシート201との間にPCB電気回路板301が固設され、前記PCB電気回路板301上に前記端子102に対応する貫通孔が開設され、前記端子102は前記貫通孔を通してアンテナ103に接続されている。PCB電気回路板301は耐高温耐高圧の性能を有し、PCB電気回路板301を設置することによって、表面波センサ101を支持し、第1のゴムシートの加硫移動(加硫工程の移動)による表面波センサを上手く支持できない問題を解決することができる。勿論、本実施例は、例を挙げたPCB電気回路板に限定せず、他の耐高温耐高圧の硬質の板状構造を用いてもよい。

図1に示すように、前記第2のゴムシート202の上表面にも第3のゴムシート203が固設(固定)され、前記第3のゴムシート203の中心に前記表面波センサ101が貫通できる第2の中心孔が開設され、前記表面波センサ101は前記第2の中心孔を貫通する。第3のゴムシート301を増設することによって、表面波センサ101の周囲のゴムの厚みを高め、表面波センサ101の頂部から第3のゴムシート203へ、第2のゴムシート202へ、さらに第1のゴムシート201への滑らかな移行状態を形成する。

センサの内部構造を保護するため、図3に示すように、前記表面波センサ101の外表面にハウジング104がパッケージされ(提供され)、前記端子102が前記ハウジングの外へ伸出している。表面波センサ101の頂部は圧力感知箇所105であり、外界の温度または圧力を感知して用いる。

表面波センサが周囲のゴムシートの押圧の作用を受けることによって、表面波センサの検測感度(検出感度)に影響することを防止するため、前記第1の中心孔及び第2の中心孔の直径は前記表面波センサの外径より大きい。

好ましくは、前記第1の中心孔及び前記第2の中心孔の内壁と前記表面波センサとの間の隙間401は0.1cm以上である。これにより、周囲のゴムシートが表面波センサに近づくと、この表面波センサに超過的な付加圧力をもたらし、表面波センサの精度に影響することを回避することができる。

ゴムの加硫の際に粘性が変化せず、折れたり切れたりし難いなどの良好な性能を利用して、好ましくは、前記第1のゴムシート201、第2のゴムシート202、第3のゴムシート203を加硫固定して成形する(加硫工程で固定して成形する)。

その内、本実施例において例を挙げたパッチ式受動型表面波センサの端子102は、二つであり、前記端子に接続されたアンテナ103は、ばね式又はワイヤのダイポールアンテナである。

実施例2 実施例1のパッチ式受動型表面波センシング装置に基づいて、本実施例はインテリジェントタイヤを提供する。実施例1に記載のパッチ式受動型表面波センシング装置を備え、その内、図4に示すように、前記パッチ式受動型表面波センシング装置1は前記タイヤ2の内壁側の表面に、即ちタイヤの内側のリム(タイヤ網)により近い箇所に固定されている。

好ましい実施例として、前記のパッチ式受動型表面波センシング装置1は冷加硫粘着剤によって前記タイヤ2に粘着して固定されている。

本実施例のインテリジェントタイヤは、その内部に設置されたセンシング装置が電池で作動を維持する必要がなく、能動式センシング装置に比べ、体積が小さく、重さが軽いなどの利点を有し、所定の高温・高圧に耐えられる性能を有するので、タイヤ走行時の高温がセンサに影響に及ぼさず、また、受動型表面波センサの圧力と温度の信号の採集密度が高く、信号処理の速度が速く、タイヤの温度と圧力のリアルタイム監視を達成することができる。

勿論、上記の記載は本発明に対する制限ではなく、また、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本技術分野の一般技術者は、本発明の実質的範囲において、変更、改善、追加や置換してもよく、それらも本発明の保護範囲に属するものである。

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