Decoration goods

申请号 JP3537092 申请日 1992-05-27 公开(公告)号 JPH0580796U 公开(公告)日 1993-11-02
申请人 橋本フォーミング工業株式会社; 发明人 アトキンス ニール;
摘要 (57)【要約】 【目的】 車両用のホイールカバーの装飾性を利用して、時計機能を有する装飾性、取付性、機能性の高い装飾物品を得る。 【構成】 外表面側に装飾面を有し、裏面側の周縁部に車輪本体への取付機構が突出する円盤状の車両用ホイールカバーの中央部に、貫通孔を形成し、時計ユニットの時計駆動ユニットをホイールカバーの取付機構の内側に収容して貫通孔に固着し、時刻表示針を装飾面に取付ける。
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 外表面側に形成された装飾面、および裏面側の周縁部に沿って突出する車輪本体への取付機構を有する円盤状の車両用ホイールカバーと、 このホイールカバーの中心部に形成された貫通孔と、 前記ホイールカバーの裏面側の前記取付機構の内側に収容され、かつ前記貫通孔の位置でホイールカバーに固着される時計駆動ユニットと、 この時計駆動ユニットから前記貫通孔側に伸びる駆動軸と、 前記ホイールカバーの外表面側に配置され、かつ前記駆動軸に取付けられる時刻表示針とを有することを特徴とする装飾物品。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】

    本考案は、車両用のホイールカバーを用いた装飾物品に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】

    自動車等の車両の車輪には、車輪本体(ロードホイール)の保護と装飾の目的 で、ホイールカバーが取付けられている。 このホイールカバーは車輪本体の外側 面を覆うように取付けられ、車輪固定用のナットや空気注入孔などを保護すると ともに、車両の装飾性を向上させている。 このようにホイールカバーは装飾をも 目的としているため、車両に取付けた状態において装飾性を向上させるのみでな く、ホイールカバー単品として見た場合でも、装飾性は高い。

    【0003】 しかしながら、このようなホイールカバーは、車輪本体へ取付けることが前提 となっているため、車輪への取付手段が露出し、そのままでは船舶の操航のよ うに、独立した装飾物品として利用するには難点がある。

    【0004】 一方、時計の分野では、文字盤として装飾皿を用いたものが知られているが、 このような時計では駆動ユニットが裏面に突出して、壁掛けなどの際の取付性お よび外観を害するため、別途駆動ユニットを収容するケースを裏面に取付ける必 要があるなどの問題点がある。

    【0005】

    【考案が解決しようとする課題】

    この考案の目的は、車両用ホイールカバーに時計ユニットを組合せることによ り、その装飾性を高め、しかもホイールカバーの車輪への取付機構を時計の駆動 ユニット収容空間として利用することにより取付性を高め、全体として優れた装 飾性および機能性を有する装飾物品を提供することである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】 この考案は、外表面側に形成された装飾面、および裏面側の周縁部に沿って突 出する車輪本体への取付機構を有する円盤状の車両用ホイールカバーと、 このホイールカバーの中心部に形成された貫通孔と、 前記ホイールカバーの裏面側の前記取付機構の内側に収容され、かつ前記貫通 孔の位置でホイールカバーに固着される時計駆動ユニットと、 この時計駆動ユニットから前記貫通孔側に伸びる駆動軸と、 前記ホイールカバーの外表面側に配置され、かつ前記駆動軸に取付けられる時 刻表示針と を有することを特徴とする装飾物品である。

    【0007】

    【作用】

    本考案の装飾物品は、車両用ホイールカバーをそのまま利用し、その中央部に 形成した貫通孔を利用して裏面側に時計駆動ユニットを固着し、外表面側に配置 した時刻表示針を駆動軸に取付けることにより形成される。

    【0008】 このようにして形成された装飾物品は、ホイールカバーの車体への取付機構に 取付具を取付けて、壁掛装飾物品として使用されるほか、置台に立て掛けて、置 物装飾物品として使用することができる。 いずれの場合も、時計駆動ユニットは 取付機構の内側に収容されているので、駆動ユニット収納用のケースを別に取付 けなくても、取付性および外観が優れている。

    【0009】 本考案の装飾物品は、ホイールカバー自体の優れた装飾性に、時計ユニットの 装飾性が付加され、しかも車体への取付機構に時計駆動ユニットが収容されるた め、全体として優れた装飾性および機能性が得られる。

    【0010】

    【実施例】

    以下、本考案の実施例を図面により説明する。 図1は実施例の装飾物品を示す正面図、図2はその裏面図、図3は図1のA− A断面図、図4はその要部拡大図、図5は取付具の取付状態を示す分解斜視図で ある。

    【0011】 図において、1は装飾物品で、車両用ホイールカバー2と、時計ユニット3と から構成されている。 車両用ホイールカバー2は、車両の車輪の保護と装飾性向 上のために、車輪本体の外側面を覆うように取付けられるように構成されたもの が、ほぼそのままの形で使用される。 また時計ユニット3は電子式、電動式、機 械式など、市販のものがそのまま使用できる。

    【0012】 ホイールカバー2は、車輪本体の外側面を覆うように射出成形により円盤状に 形成され、外表面側に所望の色に塗装された装飾面4、裏面側の周縁部に沿って 突出する車輪本体への取付機構5a、5b、5cを有する。 この実施例では、ホ イールカバー2の外周縁部はフランジ状に形成され、この外周縁部に沿って円周 状に空気流通孔6が形成されているが、このような空気流通孔が形成されないも のもある。

    【0013】 取付機構5aは、車輪本体に形成された円形凹部に挿入されて係合するように 突出する弧状片からなり、ホイールカバー2の半径方向の移動を防止するように 構成されている。 取付機構5bは、車輪本体の前記円形凹部の内周壁に形成され た環状の係合凹部に係合するように、軸方向内向に突出する係合突起7を有し、 その半径方向内側に形成された凹部8に環状の鋼鉄製補強バネ材(図示せず)を 装着して、ホイールカバー2が面と垂直方向に、車輪本体から脱落するのを防止 するように構成されている。

    【0014】 本実施例では、これらの取付機構5a、5bは交互に、空気流通孔6の外周部 に配置されているが、ホイールカバーによっては、両者の機能を併せ持った1種 類のものが、円周状に配置されているものもある。 なお、これらの取付機構の車 輪本体への取付機能は、本考案の装飾物品では重要でないので、詳述は避ける。

    【0015】 空気流通孔6のうち、図1および図2の最下部に図示された空気流通孔6aは 、他のものより大きく形成されて、空気注入ノズルを収容できるようになってお り、その裏面の外周部に形成された取付機構5cも、それに応じて変形した構造 となっているが、本考案の装飾物品には重要でないので、説明を省略する。

    【0016】 9はホイールカバー2を車輪に取付けたときに、ホイールカバー2の回転を防 止するために、車輪取付用のナットに係合する係合部材であるが、これも装飾物 品には重要でないので、説明を省略する。

    【0017】 ホイールカバー2の中央部には、時計ユニット3を取付けるための貫通孔11 が形成されている。 この貫通孔11が車両に取付けるためのホイールカバー2に 存在しないときは、本考案の装飾物品1用として形成する。 12は時計ユニット 3を位置決めするための位置決め突起であり、これも車両に取付けるためのホイ ールカバーに存在しない場合には、装飾物品1用に形成する。

    【0018】 13は装飾面4に文字板としての機能を付与する時刻スケールであるが、必ず しも文字である必要はなく、また時刻スケールが空気流通孔6等により容易にわ かるときは、省略することもできる。

    【0019】 時計ユニット3は、ホイールカバー2の取付機構5a、5bの内側に収容され る時計駆動ユニット15と、この時計駆動ユニット15から貫通孔11内に伸び る駆動軸16と、この駆動軸16に取付けられる時刻表示針としての時針17a 、分針17b、秒針17cと、駆動軸16を覆うように貫通孔11に挿入される シース18と、このシース18の外周部に形成されたネジ部19にねじ付けられ る固着ナット20と、ホイールカバー2と時計駆動ユニット15間に介在するパ ッキン21とからなる。

    【0020】 22はホイールカバー2の上部に位置する取付機構5aに装着される壁掛用の 取付具であり、引掛用の取付穴23を有する。 24は時計駆動ユニットに装着さ れるバッテリである。

    【0021】 上記の構成において、ホイールカバー2の底部から取付機構5a、5bの先端 部に至る距離Hと、ホイールカバー2の底部から時計駆動ユニットの先端に至る 距離hとの関係はH≧hとされている。 またホイールカバー2の半径Dと、ホイ ールカバー2の中心から外周部に至る距離dとの関係はD>dとされている。

    【0022】 上記のように構成された装飾物品1は、車両用ホイールカバー2をそのまま利 用し、時計ユニットを取付けて形成されるが、ホイールカバー2に貫通孔11が 存在しない場合は、ホイールカバー2の射出成形時または成形後に貫通孔11を 形成する。 また位置決め突起12が存在しない場合は、ホイールカバー2の射出 成形時に、型面からピンを後退させる方法などによって位置決め突起12を形成 する。

    【0023】 上記の装飾物品1は、ホイールカバー2の取付機構5a、5b、5c内にパッ キン21をはさんで、時計ユニット3の時計駆動ユニット15を収容し、シース 18を貫通孔11に挿入し、装飾面4側から固着ナット20をネジ部19にねじ 付けて固着する。 このとき、時計駆動ユニット15を位置決め突起12に当接さ せて位置決めする。 そして時針17a、分針17b、秒針17cを駆動軸16に 取付けて、装飾物品1が完成する。

    【0024】 このようにして形成された装飾物品1は、取付機構5aに取付具22を装着し 、引掛用の取付穴23を壁等に設けられた引掛金具などに引掛けて、壁掛用とし て利用される。 また置台に立て掛けて、置物用として利用することもできる。

    【0025】 上記いずれの場合も、時計駆動ユニット15は取付機構5a、5b、5c内側 に収容されているので、壁掛式あるいは置物として取付ける際、突出物が邪魔に なることはなく、取付性に優れているとともに、外観も害されない。

    【0026】 上記の装飾物品1は、ホイールカバー2自体の優れた装飾性と、時計ユニット 3の装飾性とが組合わされ、また時計駆動ユニット15が露出しないため、全体 として優れた装飾性と機能性が得られる。

    【0027】 なお、上記の実施例では、ホイールカバー2の装飾物品1として不要部分、例 えば係合部材9をそのまま残した状態で装飾物品1を形成したが、ホイールカバ ー2の成形に際して、これらが省略されたホイールカバー2を形成してもよい。

    【0028】 時計ユニット3としては、晶発振電子式のものが好ましいが、電動式、機械 式のものでもよい。 実施例では、シース18が時計駆動ユニット15に固着され たものを示したが、固着ナット20側に固着されたものでもよい。 また駆動軸1 6は貫通孔11内まで伸びていなくてもよい。

    【0029】 さらにホイールカバー2としては、空気流通孔6のないものでもよく、取付機 構も図示のものと異なるものを有するホイールカバー2も同様に使用することが できる。

    【0030】

    【考案の効果】

    本考案によれば、車両用ホイールカバーに時計ユニットを組合せることにより 、それぞれの装飾性を付加して装飾性を高め、しかもホイールカバーの車輪への 取付機構を時計駆動ユニット収容空間として利用することにより、取付性および 外観を高め、全体として優れた装飾性および機能性を有する装飾物品を得ること ができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施例の装飾物品の正面図である。

    【図2】図1の裏面図である。

    【図3】図1のA−A断面図である。

    【図4】図3の要部拡大図である。

    【図5】取付具の取付状態を示す分解斜視図である。

    【符号の説明】 1 装飾物品 2 車両用ホイールカバー 3 時計ユニット 4 装飾面 5a、5b、5c 取付機構 6 空気流通孔 11 貫通孔 12 位置決め突起 13 時刻スケール 15 時計駆動ユニット 16 駆動軸 17a 時針 17b 分針 17c 秒針 18 シース 20 固着ナット 21 パッキン 22 取付具 23 取付穴 24 バッテリ

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