双輪キャスタ

申请号 JP2013099212 申请日 2013-05-09 公开(公告)号 JP2014218180A 公开(公告)日 2014-11-20
申请人 東海キャスター株式会社; Tokai Caster Kk; 发明人 TANAHASHI YASUYUKI; FUKUDA KAZUNORI;
摘要 【課題】車輪の回動に関係なく側板を静止させる。【解決手段】双輪キャスタ2は、キャスタ本体3の両側3A、3Bに回転自在に支持された車輪5A、5Bを備えている。キャスタ本体3の両側面3A、3Bには固定軸4が突出して設けられる。固定軸4は、キャスタ本体3に断面非円形に形成された貫通孔10に合致して形成されて貫通孔10に挿通され、両端がキャスタ本体両側3A、3Bから突出する軸取付部材11と、これら突出部11A、11Bにそれぞれ嵌合して取り付けられる軸部材12、12とを備えて構成される。軸部材12は、突出部11A、11Bに嵌る円筒部12Aを有し、この円筒部12Aの外端には鍔部12Bが形成される。車輪5A、5Bは軸孔7を介して軸部材12の円筒部12Aに回動自在に嵌装され、鍔部12Bに側板15が着脱自在に装着される。【選択図】図2
权利要求
  • キャスタ本体とこのキャスタ本体両側に車軸を介して回転自在に支持された車輪とを備え、被取付体に旋回軸を介して旋回可能に固定される双輪キャスタにおいて、
    車輪の外側に回転しない側板を設けたことを特徴とする双輪キャスタ。
  • 車軸を、キャスタ本体両側から突出して設けた固定軸により構成し、この固定軸の突出部外側には、側板が装着される側板装着部を設けるとともに、
    キャスタ本体には、左右方向に断面非円形状の貫通孔を形成し、
    固定軸を、この貫通孔に合致して形成されるとともにこの貫通孔に挿通され両端部をキャスタ本体両側から突出させた軸取付部材と、軸取付部材の突出部に嵌る中空孔が形成された円筒部とこの円筒部の外端に鍔状に形成された側板装着部とを有する軸部材とを備えて構成したことを特徴とする請求項1に記載の双輪キャスタ。
  • キャスタ本体には、左右方向に断面非円形状の貫通孔を形成し、
    固定軸を、この貫通孔に合致して形成されるとともにこの貫通孔に挿通され両端部をキャスタ本体両側から突出させた軸取付部材と、軸取付部材の突出部に嵌る孔が形成された環状軸部材とを備えて構成し、軸取付部材には、環状軸部材の外側に板状の側板装着部材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の双輪キャスタ。
  • 貫通孔は、断面が円の一部を切り欠いた切り欠き円に形成されるとともに、
    環状軸部材を軸受部材により構成したことを特徴とする請求項3に記載の双輪キャスタ。
  • 说明书全文

    本発明は、双輪キャスタに関するものである。

    一般に、双輪キャスタは、左右の車輪と、これら車輪が車軸を介して回転自在に支持されたキャスター本体と、このキャスター本体の上記車軸から偏心した位置に設けられ家具等の被取付け体の底部に固定される旋回軸とを備えている。 通常は、キャスター本体が上記旋回軸を中心に自由に旋回するとともに車輪が回転して任意の方向に走行可能な自在車として使用される。 ところで、上記従来の双輪キャスタでは、車輪の外面に側板が取り付けられ、車輪と一体動するとともに、回動する車軸側への異物の進入を防ぐようになっている(例えば、特許文献1参照)。

    ところで、近年、キャスタだけでなく車輪にもデザイン性が求められてきており、側板表面にも、デザインを施したり、社名やロゴをプリントして宣伝効果を生んだり、顧客へのアピールに用いられることが多い。

    特開2008−213737号公報

    しかしながら、特許文献1に示されたキャスタでは、側板は車輪とともに一体回動するので、側板表面にデザインを施したり、社名やロゴをプリントしても、車輪の回転時には、回転のせいで損なわれてしまうという問題がある。

    本発明は上記課題を解決するためになされたもので、たとえ車輪が回転していても、側板を回転させないようにする双輪キャスタを提供することを目的とするものである。

    本発明の請求項1に係る双輪キャスタは、キャスタ本体とこのキャスタ本体両側に車軸を介して回転自在に支持された車輪とを備え、被取付体に旋回軸を介して旋回可能に固定される双輪キャスタにおいて、車輪の外側に回転しない側板を設けたことを特徴とするものである。

    本発明の請求項1に係る双輪キャスタでは、キャスタ本体とこのキャスタ本体両側に車軸を介して回転自在に支持された車輪とを備え、被取付体に旋回軸を介して旋回可能に固定される双輪キャスタにおいて、車輪の外側に回転しない側板を設けたことにより、たとえ車輪が回転していても側板を回転させないようにすることができ、安定した意匠面が確保される。

    本発明の請求項2に係る双輪キャスタは、車軸を、キャスタ本体両側から突出して設けた固定軸により構成し、この固定軸の突出部外側には、側板が装着される側板装着部を設けるとともに、キャスタ本体には、左右方向に断面非円形状の貫通孔を形成し、固定軸を、この貫通孔に合致して形成されるとともにこの貫通孔に挿通され両端部をキャスタ本体両側から突出させた軸取付部材と、軸取付部材の突出部に嵌る中空孔が形成された円筒部とこの円筒部の外端に鍔状に形成された側板装着部とを有する軸部材とを備えて構成したことを特徴とするものである。

    本発明の請求項3に係る双輪キャスタは、キャスタ本体には、左右方向に断面非円形状の貫通孔を形成し、固定軸を、この貫通孔に合致して形成されるとともにこの貫通孔に挿通され両端部をキャスタ本体両側から突出させた軸取付部材と、軸取付部材の突出部に嵌る孔が形成された環状軸部材とを備えて構成し、軸取付部材には、環状軸部材の外側に板状の側板装着部材を取り付けたことを特徴とするものである。

    本発明の請求項4に係る双輪キャスタは、貫通孔は、断面が円の一部を切り欠いた切り欠き円に形成されるとともに、環状軸部材を軸受部材により構成したことを特徴とするものである。

    本発明に係る双輪キャスタは、キャスタ本体とこのキャスタ本体両側に車軸を介して回転自在に支持された車輪とを備え、被取付体に旋回軸を介して旋回可能に固定される双輪キャスタにおいて、車輪の外側に回転しない側板を設けたので、たとえ車輪が回転していても、側板を回転させないで、常時、安定した意匠面を確保することができる。

    図1は本発明の第1の実施例に係る双輪キャスタを示す斜視図である。 (実施例1)

    図2は図1の双輪キャスタの縦断面図である。

    図3は図1の双輪キャスタの一方の車輪を取り外した状態を示す要部の斜視図である。

    図4は図1の双輪キャスタの一方の車輪を取り外した状態を示す要部の斜視図である。

    図5は本発明の第2の実施例に係る双輪キャスタを示す斜視図である。 (実施例2)

    図6は図5の双輪キャスタの縦断面図である。

    図7は図5の双輪キャスタの要部の説明図である。

    図8は図5の双輪キャスタの一方の車輪を取り外した状態を示す要部の斜視図である。

    図9は図5の双輪キャスタの一方の車輪を取り外した状態を示す要部の斜視図である。

    図10は第2の実施例の変形例に係る双輪キャスタの説明図である。 (実施例3)

    側板を回転させないで固定させ、車輪の回動に影響されずに意匠面を確保するという目的を、キャスタ本体と、このキャスタ本体両側に車軸を介して回転自在に支持された車輪とを備え、被取付体に旋回軸を介して旋回可能に固定される双輪キャスタにおいて、車軸を、キャスタ本体両側から突出して設けた固定軸により構成し、これら固定軸突出部外側には、側板が装着される側板装着部を設けたことにより実現した。

    以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。 本発明の第1の実施例に係る双輪キャスタ2は、図1および図2に示すように、貫通孔10が左右方向を貫通して形成されるキャスタ本体3と、このキャスター本体3に回転自在に支持された車輪5A、5Bと、キャスター本体3に進行方向前方側に偏心させて垂直に形成された取付け孔(図示せず)内に回動自在に嵌合された旋回軸6とを備えている。 双輪キャスタ2は、被取付体に旋回軸6を介して旋回可能に固定されるようになっている。

    ところで、本実施例に係る双輪キャスタ2では、固定軸(車軸)4がキャスタ本体3の両側面3A、3Bから突出して設けられる。 固定軸4は、キャスタ本体3の貫通孔10に挿通され両端部がそれぞれキャスタ本体両側3A、3Bから突出する軸取付部材11と、軸取付部材11の突出部11A、11Bにそれぞれ嵌合して取り付けられる軸部材12、12とを備えて構成される。 貫通孔10は断面が非円形の六形状に形成される。 棒状の軸取付部材11は、この貫通孔10の断面形状に合致して、すなわち、断面六角形状に形成される。 軸部材12は、内部に軸取付部材11の突出部11A、11Bに嵌合する中空孔が形成され外周が円形に形成された円筒部12Aを有している。 この円筒部12Aの外端には、鍔部(側板装着部)12Bが円筒部12Aと連続して一体に円形状に形成される。 車輪5A、5Bは軸孔7を介して軸部材12の円筒部12Aに回動自在に嵌装されるようになっている。 一方、貫通孔10に挿通された軸取付部材11も軸取付部材11の突出部11A、11Bに嵌合する軸部材12、12も回動が阻止されるようになっている。

    軸部材12の鍔部12Bには、外周側に等間隔を隔てて係止孔14が形成される。 この係止孔14には、側板15の内側に形成された鉤部16が係止されて、鍔部12Bに側板15が着脱自在に装着されるようになっている。 鍔部12Bの外面には、係止孔14より内周側に環状突部17が形成され、側板15の内側面に当接されるようになっている。 軸取付部材11の端面には、ワッシャを介してねじ18が螺装され軸部材12が軸取付部材11から脱落するのを阻止するようになっている。 側板15の外面15Aは平坦に形成された意匠面となっている。

    次に、上記実施例に係る双輪キャスタ2の作用について説明する。 上記実施例に係る双輪キャスタ2は、キャスタ本体3の貫通孔10に軸取付部材11を挿通し、軸取付部材11の両端部をそれぞれ、キャスタ本体両側3A、3Bから突出させる。 次に、軸部材12、12の円筒部12A、12Aに車輪5A、5Bを装着した後、軸部材12、12を軸取付部材11の突出部11A、11Bに嵌め入れ、ねじ18で固定する。 そして、鍔部12Bに側板15を取り付け、双輪キャスタ2の組み付けが完了する。 このようにして組み付けられた双輪キャスタ2は、車軸である固定軸11、12が固定されているので、鍔部12Bに取り付けられた側板15は回転することがなく、常に固定した状態が保たれる。 このため、側板15は表面を意匠面として用いた場合、たとえ、双輪キャスタが走行中であっても、意匠面が損なわれることがなく、走行時、停止時に拘わらず意匠面を静止させて保持できる。

    図5ないし図8はそれぞれ、本発明の第2の実施例に係る双輪キャスタ22を示すもので、この第2の実施例に係る双輪キャスタ22は、上記第1の実施例に係る双輪キャスタ2が、固定軸4を軸取付部材11と軸部材12とにより構成し、軸部材12を円筒部12Aとこの円筒部12A外端に一体に形成された鍔部12Bとにより構成しているのに対し、固定軸24を軸取付部材31と環状軸部材32とにより構成し、軸取付部材31の突出端に、別体の円板状側板装着部材33を取り付けた点が異なっている。

    すなわち、第2の実施例に係る双輪キャスタ22は、断面非円形の貫通孔30が左右に貫通するキャスタ本体23と、このキャスター本体23に回転自在に支持された車輪25A、25Bとを備えている。 貫通孔30は、縦断面形状が上下で互いに向き合う円弧状部30A、30Bとのこれら円弧状部30A、30Bの上下で向き合う端部同士を直線30C、30Dで平行に結んだ経方向の両端が切り欠かれた両端切り欠き円状に形成される。 円弧状部30A、30Bは、中心同一の真円の一部を形成している。 固定軸24の一部を構成する棒状の軸取付部材31は、断面が貫通孔30に合致して経方向の両端切り欠き円状に形成される。 環状軸部材32は、内部に軸取付部材31両端の突出部31A、31Bに嵌合される孔が形成され、外周が円形に形成される。 軸取付部材31は、貫通孔30に挿通されると、キャスタ本体両側23A、23Bから両端部がそれぞれ突出するようになっている。 環状軸部材32、32は、軸取付部材31の突出部31A、31Bにそれぞれ嵌合して取り付けられる。 このため、軸取付部材31と環状軸部材32、32とは回動が阻止される一方、車輪25A、25Bは軸孔27を介して環状軸部材32、32に回動自在に嵌装されるようになっている。

    軸取付部材31には、環状軸部材32、32の外側にそれぞれ、円板状の側板装着部材(側板装着部)33が取り付けられる。 側板装着部材33には、外周縁に等間隔を隔てて係止孔34が形成される。 この係止孔34には、側板35の内側に形成された鉤部36が係止されて、側板装着部材33に側板35が着脱自在に装着されるようになっている。 側板装着部材33の外面には、係止孔34より内周側に環状突部37が形成され、側板35の内側面に当接されるようになっている。 側板35の外面15Aは緩やかな曲面に形成された意匠面となっている。

    上記第2の実施例に係る双輪キャスタ22は、叙上の如く構成されているので、キャスタ本体23の貫通孔30に軸取付部材31を挿通し、軸取付部材31の両端部をそれぞれ、キャスタ本体両側23A、23Bから突出させる。 次に、環状軸部材32、32を車輪25A、25Bの軸孔に装着した後、環状軸部材32、32を軸取付部材31の突出部31A、31Bにそれぞれ嵌め入れ、側板装着部材33を軸取付部材31の、環状軸部材32、32より外側に取り付け、図示しない固定具で固定する。 側板装着部材33に側板35を取り付け、双輪キャスタ22の組み付けが完了する。 このようにして組み付けられた双輪キャスタ22は、車軸である固定軸24が固定されているので、上記第1の実施例と同様に、側板装着部材33に取り付けられた側板35は回転することなく、常に固定した状態が保たれる。 なお、上記第2の実施例では、貫通孔30の断面形状を両側切り欠き円状に形成して軸取付部材31をこの断面形状に合致させて形成しているが、これに限られるものではなく、真円の一部を切り欠いた形状としてもよいし、小判形状(楕円形状)としてもよい。

    次に、上記第2の実施例に係る双輪キャスタ22の変形例について説明する。 この変形例に係る双輪キャスタ42は、上記第2の実施例に係る双輪キャスタ22が、固定軸24を軸取付部材31と環状軸部材32とにより構成しているのに対し、図10に示すように、環状軸部材32に代えてベアリング(軸受部材)52を用いた点が異なっている他は上記第2の実施例とほぼ同一の構成を備えている。 この変形例に係る双輪キャスタ42では、固定軸44を軸取付部材31とベアリング52とにより構成しているので、双輪キャスタ42の強度向上を図ることができる。

    なお、上記変形例では、環状軸部材32に代えてベアリング52を用いた例を示しているがこれに限られるものではなく、上記第1の実施例の軸部材12の円筒部12Aと車輪5A、5Bとの間にベアリングを配設するようにしてもよい。

    2 双輪キャスタ 3 キャスタ本体 3A、3B キャスタ本体両側 4 固定軸 5A、5B 車輪 6 旋回軸 12B 鍔部(側板装着部)
    15 側板

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