タイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置

申请号 JP2017536966 申请日 2016-02-02 公开(公告)号 JP2018506466A 公开(公告)日 2018-03-08
申请人 スーヂョウ ジーリーシン オートモーティブ サプライズ テクノロジー カンパニー リミテッド; SUZHOU JILIXING AUTOMOTIVE SUPPLIES TECHNOLOGY CO., LTD.; 发明人 リー シンイェン;
摘要 本発明は自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置を開示し、中央 位置 決め装置、少なくとも一つのタイヤクリップ及び支持装置を含む。中央位置決め装置はタイヤのスポーク中央位置に取り付けられ、タイヤクリップと中央位置決め装置は互いに連結され且つタイヤに締め付けられ、支持装置はタイヤクリップに連結され、支持装置に穴地面に 接触 するヘッダがさらに設けられ、ヘッダがタイヤのエッジから延出されている。本自己救助脱出装置は、タイヤが穴に落ちたときに効果的な救出ができ、脱着しやすく、手間を省き、走行安全性を高め、事故発生率を低減させる。
权利要求

自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置であって、中央位置決め装置、少なくとも一つのタイヤクリップ、及び、支持装置を含み、前記中央位置決め装置はタイヤのスポーク中央位置に取り付けられ、前記タイヤクリップ及び前記中央位置決め装置は互いに連結され且つタイヤに締め付けられ、前記支持装置はタイヤクリップに連結され、前記支持装置に穴地面に接触するヘッダがさらに設けられ、前記ヘッダがタイヤのエッジから延出していることを特徴とする自己救助脱出装置。前記中央位置決め装置は中央位置決め盤を含み、前記中央位置決め盤がタイヤのスポーク中央位置に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の自己救助脱出装置。前記中央位置決め盤に中央ネジ穴が設けられ、前記中央ネジ穴がスポーク中央位置に合うことを特徴とする請求項2に記載の自己救助脱出装置。前記中央位置決め装置は吸盤及び中央ネジ穴を貫通するスクリューをさらに含み、前記吸盤がスポーク中央位置に吸着され、前記スクリューの一端に前記吸盤が接続され、他端にハンドルが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の自己救助脱出装置。前記中央位置決め装置は少なくとも一組の並列リングをさらに含み、前記並列リングは前記中央位置決め盤の外縁に位置し且つ複数のリングを含むことを特徴とする請求項2に記載の自己救助脱出装置。前記タイヤクリップには、外クリップ、内クリップ、及び、外クリップと内クリップに接続された上クリップが設けられ、前記外クリップ、内クリップ又は上クリップの長さが調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の自己救助脱出装置。前記外クリップは接続板を含み、接続板の下部にネジフックが設けられ、前記中央位置決め装置は少なくとも一組の並列リングを含み、ネジフックと並列リングが互いに嵌合されることを特徴とする請求項6に記載の自己救助脱出装置。前記支持装置は支持フレームを含み、前記支持フレームは管状本体及び管状本体の左右両側に設けられる固定クリップを含み、前記タイヤクリップに溝が設けられ、前記固定クリップと前記溝が互いに嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の自己救助脱出装置。前記管状本体の一端に前記ヘッダが設けられ、他端にゴムシートが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の自己救助脱出装置。管状本体の内部にスプリング及び止めピンが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の自己救助脱出装置。前記支持フレームに自動車タイヤに取り付けられる上クリップと内クリップが設けられ、前記上クリップは管状本体から外側へ延出されていることを特徴とする請求項8に記載の自己救助脱出装置。回転盤をさらに含み、前記回転盤は前記中央位置決め装置に取り付けられ且つ外部装置に接続されることを特徴とする請求項1に記載の自己救助脱出装置。自動車タイヤに取り付けられる滑り止めチェーン装置をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の自己救助脱出装置。前記滑り止めチェーン装置は、滑り止めチェーン及び前記滑り止めチェーンを自動車のタイヤに締め付けるための締め付け装置を含むことを特徴とする請求項13に記載の自己救助脱出装置。前記滑り止めチェーンは、少なくとも一枚のチェーンリンクで構成され、前記滑り止めチェーンは自動車タイヤの表面に取り付けられることを特徴とする請求項14に記載の自己救助脱出装置。前記締め付け装置は位置決めシートと締め付けバンドを含み、前記位置決めシートは前記中央位置決め装置と前記締め付けバンドの間に接続され、前記締め付けバンドは自動車のタイヤに締め付けられることを特徴とする請求項15に記載の自己救助脱出装置。前記締め付け装置はさらに接続リングと接続フックを含み、前記接続リングはタイヤの側面に適応され且つ前記位置決めシートに接続され、前記接続フックの一端は前記滑り止めチェーンに接続され、他端は前記接続リングに接続されることを特徴とする請求項16に記載の自己救助脱出装置。請求項1〜17のいずれか1項に記載の自動車のタイヤがピットに落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法であって、 (1)少なくとも一組の前記タイヤクリップを選択し、前記タイヤクリップを実際の自動車タイヤのサイズに応じて高さを調整後に、タイヤの径方向に沿って均等にタイヤに嵌め込むタイヤクリップの組み付けステップ、 (2)前記中央位置決め装置を穴に落ちた自動車タイヤのスポークの中央位置に据え付け且つ前記タイヤクリップに嵌合させる中央位置決め装置の組み付けステップ、 (3)前記支持装置を自動車タイヤに取り付けると同時に前記タイヤクリップに接続して固定するステップ、及び、 (4)自動車を発進させ、前記支持装置と穴に落ちたタイヤを一緒に回転させることにより、その上にあるヘッダを路又は陥没地面に支持させ、それによって自動車タイヤを穴から脱出させるステップ、 を含む自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法。請求項1〜17のいずれか1項に記載の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法であって、前記滑り止めチェーン装置を提供し、それは滑り止めチェーン及び締め付け装置を含み、締め付け装置と中央位置決め装置を互いに嵌合し且つ滑り止めチェーンを自動車タイヤの表面に固接することを特徴とする自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法。請求項1〜17のいずれか1項に記載の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法であって、 回転盤を提供し、回転盤を中央位置決め装置に据え付け且つ外部装置に接続することを特徴とする自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法。

说明书全文

本発明は自動車が穴に落ちたときの自己脱出技術装置分野に関し、特に自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置に関する。

自動車の発明は、人々に利便性を提供する。自動車産業の発展につれ、自動車運転の安全性と快適性だけでなく、自動車の多機能性も求められている。しかし自動車が砂漠又は泥濘地を走行時に、天気条件又は地理環境等の影響で、自動車タイヤがサンドピット又は土ピットに落ちやすく、はまってしまう。特に冬の北地方の氷天気の場合、地面に雪がたまり、地面が滑りやすく、自動車は地面の滑り問題に合うケースが多く、よく事故が発生してしまう。

自動車の長時間走行中に、タイヤが滑ったり、ピット(穴)に落ちたり、空回りしたりする現象がよくあり、悪い場合は事故が発生し、夏の雨天、冬の氷雪及び路面状況が悪くなった場合もそうである。そのため、自動車タイヤの滑り止め、空回り防止、穴落ち防止及び穴に落ちたときの自己脱出対策は自動車の正常、安全運転に重要な意味を持つ。

現在市場にタイヤ滑り止め装置が数多くあり、よく見られているのは鉄チェーン、ポリウレタンチェーン又はゴムチェーンで作られたもので、タイヤに滑り止めチェーンを付けることによって路面に巨大なプレスを与え、路面との摩擦を大きくして滑り止めの役割を達成し、自動車走行の安全性を高めている。欠点としては脱着が難しくて、自重が重く、タイヤへの損傷及び路面の破壊が大きく、ある程度は自動車走行の安全性に影響する。特に我が国の東北、西北の高寒地域において、冬の氷雪期間が長いため、路面滑り、穴落ち、空回り等による交通事故が毎年数万件もあり、従来技術における滑り止めチェーンの実際応用での滑り止め効果が理想的ではない。空回り又は穴落ちのときの自己脱出措置が不完備で、且つ滑り止めチェーン、自己救助脱出装置の脱着が複雑で、かなり手間がかかる。

上記技術問題を解決するために、本発明は自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置を開示し、それは自動車の滑り止め、空回り、穴落ち等に対して効果的な脱出を実施でき、脱着しやすく、手間を省き、走行安全性を高め、事故発生率を低減させる。

上記目的を達成するために、本発明の提供する主な技術的解決手段は以下のとおりである。すなわち、自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置であって、中央位置決め装置、少なくとも一つのタイヤクリップ、及び、支持装置を含み、自動車脱出時に、中央位置決め装置をタイヤのスポーク中央位置にし、タイヤクリップと中央位置決め装置は互いに接続され且つタイヤに締め付けられ、支持装置とタイヤクリップは互いに接続され且つタイヤに締め付けられ、支持装置に路面に当てるヘッダがさらに設けられ、ヘッダがタイヤのエッジから延出している。

好ましくは、中央位置決め装置は中央位置決め盤を含み、それがタイヤのスポーク中央位置に取り付けられる。

好ましくは、中央位置決め盤に中央ネジ穴と、中央ネジ穴の周りに均等に配置されたネジ穴とが設けられ、中央ネジ穴がスポーク中央位置に合い、ネジ穴がスポーク中央位置の小穴に合い且つボルトを経由して互いに固定される。

好ましくは、中央位置決め装置は吸盤及び中央ネジ穴を貫通するスクリューをさらに含み、吸盤がスポーク中央位置に吸着され、スクリューの一端に吸盤が接続され、他端にハンドルが設けられている。

好ましくは、中央位置決め装置は少なくとも一組の並列リングをさらに含み、並列リングは中央位置決め盤の外縁に位置し且つ複数のリングを含む。

好ましくは、タイヤクリップには、外クリップ、内クリップ、及び、外クリップと内クリップに接続された上クリップが設けられ、前記外クリップ、内クリップ又は上クリップの長さが調整可能である。

好ましくは、前記外クリップは接続板を含み、接続板の下部にネジフックが設けられ、前記中央位置決め装置は少なくとも一組の並列リングを含み、ネジフックと並列リングが互いに嵌合される。

好ましくは、前記支持装置は支持フレームを含み、支持フレームは管状本体及び管状本体の左右両側に設けられる固定クリップを含み、タイヤクリップに溝が設けられ、固定クリップと溝が互いに嵌合される。

好ましくは、管状本体の一端に前記ヘッダが設けられ、他端にゴムシートが設けられている。

好ましくは、管状本体の内部にスプリング及び止めピンが設けられている。

好ましくは、支持フレームに自動車タイヤに取り付けられる上クリップと内クリップが設けられ、上クリップは管状本体から外側へ延出されている。

好ましくは、前記自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置は、回転盤をさらに含み、回転盤は中央位置決め装置に取り付けられ且つ外部装置に接続される。

好ましくは、前記自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置は、滑り止めチェーンをさらに含む。

その他、本発明はさらに自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法を開示し、それは以下のステップを含む。

(1)(タイヤクリップの組み付け) 少なくとも一組のタイヤクリップを選択し、タイヤクリップを実際の自動車タイヤのサイズに応じて高さを調整後に、タイヤの径方向に沿って均等にタイヤに嵌め込むこと、 (2)(中央位置決め装置の組み付け) 中央位置決め装置を穴に落ちた自動車タイヤのスポークの中央位置に据え付け且つタイヤクリップに嵌合させること、 (3) 支持装置を自動車タイヤに取り付けると同時にタイヤクリップに接続して固定すること、及び、 (4) 自動車を発進させ、支持装置と穴に落ちたタイヤを一緒に回転させることにより、その上にあるヘッダを雪路面又は陥没地面に支持させ、それによって自動車タイヤを穴から脱出させること。

本発明の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法は、さらに以下を含む。滑り止めチェーン装置を提供し、それは滑り止めチェーン及び締め付け装置を含み、締め付け装置と中央位置決め装置を互いに嵌合し且つ滑り止めチェーンを自動車タイヤの表面に固接する。

本発明の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の取り付け及び取扱方法は、さらに以下を含む。回転盤を提供し、回転盤を中央位置決め装置に据え付け且つ外部装置に接続する。

上記のことより、本発明は従来技術と比べ、以下の有益な効果を有する。自動車タイヤが穴に落ちて滑って空回りしたときに、本脱出装置を使用し、“高く支持する”という方式で、便利で、迅速で、安全に穴から脱出することができ、且つ脱出装置の取り外しも簡単である。使いやすくて、脱着しやすくて、快速である。本発明を自然災害での救助活動に応用することもでき、それに滑り止めチェーン及び回転盤が設けられ、その他の自動車の穴落ち、空回り等にも脱出救助を実施できる。滑り止めチェーンは容易に脱着でき、滑り路面に適用される。回転盤を設けることによって、その他の道具、機器へ接続でき、本発明の応用シートをさらに広めることができる。

本発明に対応するよい実施例の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置及び自動車タイヤの組立図である。

図1における自動車タイヤのイメージ図である。

図1における自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の中央位置決め装置の構造図であって、そのうち図3aは正面図、図3bは側面図である。

図1における自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置のタイヤクリップ構造図であって、そのうち図4aは正面図、図4bは左側面図、図4cは右側面図、図4dは上面図である。

中央位置決め装置とタイヤクリップの組立図である。

図1における自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の支持装置の正面図である。

図6の支持装置の左側面図である。

本発明に対応するよい実施例の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の回転盤イメージ図であって、そのうち8aは4穴回転盤、図8bは5穴回転盤、図8cは6穴回転盤である。

本発明の脱出装置の滑り止めチェーンのイメージ図であって、そのうち図9aはチェーンリンクの正面図である。図9bはチェーンリンクの上面図である。図9cはチェーンリンクの側面図である。図9dはチェーンリンクの立体図である。図9eはチェーンプレートの平面図である。

チェーンプレート滑り止め装置の位置決めシートのイメージ図であって、そのうち図10aは位置決めシートの立体イメージ図である。図10bは位置決めシーの上面図である。図10cは位置決めシーの側面図である。

本発明の脱出装置の滑り止めチェーン装置とタイヤの取り付け図であって、そのうち、図11aはその立体図で、図11bはその上面図で、図11cは別の立体図で、図11dはその正面図である。

以下に好適な実施例及び付図を合わせて本発明の技術的解決手段をさらに非制限的に記載する。

図1から図2のように、本発明のよい実施例に該当する自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置であって、それは中央位置決め装置1、少なくとも一つのタイヤクリップ20、及び、支持装置30を含む。中央位置決め装置1は、タイヤ50のスポーク52の中央位置54に取り付けられ、タイヤクリップ20と中央位置決め装置1は互いに連結され且つタイヤ50に締め付けられ、支持装置30はタイヤクリップ20に連結され且つタイヤ50に締め付けられる。

さらに図3のように、上記中央位置決め装置1は、中央位置決め盤10、中央位置決め盤10を貫通するスクリュー12、スクリュー12の一端に設けられる吸盤11、及び、スクリュー12の他端に設けられるハンドル13を含む。具体的には、中央位置決め盤10は円盤状で、中央ネジ穴16及び中央ネジ穴16の周りに均等に配置された複数のネジ穴14が設けられている。中央ネジ穴16はスポーク52の中央位置54のサイズに対応して設けられている。ネジ穴14はスポーク52にある小穴56に対応し、中央ネジ穴16はスポーク52の中央位置54に対応している。

その他、中央位置決め盤10の外縁に少なくとも一組の並列リング15が設けられている。それぞれの並列リング15は複数のリング17を有し、本発明の最適な実施例の場合、並列リング15は三組に分けられ、中央位置決め盤10の外縁に均等に配置され、それぞれの並列リング15に三つのリング17がある。上記スクリュー12は中央ネジ穴中心螺孔16に嵌設されている。吸盤11は一部が球体状になり、スクリュー12の一端に固設され、ハンドル13はスクリュー12の他端に取り付けられている。

図4と図5のように、上記タイヤクリップ20は大体フック状になり、それに外クリップ23、内クリップ21、及び、外クリップ23と内クリップ21の間に接続される上クリップ22が設けられている。外クリップ23、内クリップ21又は上クリップ22は長さと幅を調整できる。上クリップ22の両端には内クリップ21、外クリップ23が互いに同じ側となるように垂直に一体結合(vertical integration)され、且つ内クリップ21及び外クリップ23と上クリップ22との接続が全て弧形にされ、タイヤ50との接触面積を広めさせている。内クリップ21はタイヤ50の内側面に嵌合され、上クリップ22はタイヤ50の頂面に嵌合され、外クリップ23は前記タイヤ50の外側面に嵌合される。

外クリップ23に接続板25が設けられ、接続板25の下側に3つのネジフック26が設けられている。ネジフック26は、中央位置決め盤10にある並列リング15の対応するリング17との嵌合に用いられる。内クリップ21、上クリップ22及び外クリップ23のそれぞれには、二列に複数の溝24が設けられ、互いの滑り止めチェーンの貫通(図示なし)、接続金具(図示なし)の接続固定、又は支持装置30との固設に用いられる。

その他、内クリップ21、上クリップ22は共に二段式構造とされ、その二段の間はスライド溝と差し込みプレートで可動的に接続されている。スライド溝と差し込みプレートのスライド及びロックによって内クリップ21、上クリップ22の長さと幅を調整でき、それによりタイヤ50の高さと幅に対応させる。外クリップ23と接続板25の間にもスライド溝と差し込みプレートが可動的に接続され、且つスライド及びロックによって外クリップ23の長さと幅を調整し、このようにして内クリップ21、上クリップ22、外クリップ23の長さ、幅を調整することで、異なるサイズのホイール51に対応させることができる。

さらに図6と図7のように、上記支持装置30は支持フレーム31を含む。支持フレーム31には管状本体310が設けられている。管状本体310は、内管34、内管34の下側に嵌設されたつなぎ管32、及び、内管34に嵌設されたブッシング314を含む。内管34はスプリング及び止めピンによってブッシング314にロックされている。つなぎ管32の下側にさらに外管33が嵌設されている。支持フレーム31の管状本体310の頂部は、タイヤ50の外表面から延出し、且つその頂部(すなわち内管34の頂部)にヘッダ35が設けられている。すなわちヘッダ35もタイヤ50の外表面から延出し、それはタイヤ50脱出時に、タイヤ50の回転に伴って、ヘッダ35と陥没路面との接触に用いられ、それによりタイヤ50を逆方向から支えるようにする。ヘッダ35の支え作業が終わった後に、内管34にあるスプリング及び止めピン(図示なし)をトリガーすることで、前記ヘッダ35が自動的に元の位置に戻り、タイヤ50脱出後の正常走行に影響が出ない。本発明の最適な実施例の場合、当該ヘッダ35が孤状であるが、その他の非規則的な形状でも可能になり、例えば平面、球面等であってもよい。支持フレーム31の底部(外管33の底部)には、ゴムシート37及びゴムシート37と外管33の間にある支持管36が設けられている。ゴムシート37はタイヤ50の外表面に接触し、タイヤ50への損傷を回避する。その他、ブッシング314の上方向に上クリップ312と内クリップ311が延出され、ブッシング314、上クリップ312及び内クリップ311で凹形になり、且つ径方向に沿ってタイヤ50に嵌設され、且つ上クリップ312、内クリップ311は可動的二段式であって、スライド溝、差し込みプレートによってその長さと幅を調整してタイヤ50のサイズに対応する。ブッシング314は前記タイヤ50の外側面に取り付けられ、上クリップ312はタイヤ50の頂部に嵌設され、内クリップ311はタイヤ50の内側面に嵌設される。ブッシング314の下側に、左右方向へ一対の固定クリップ313が延出されて設けられ、固定クリップ313に嵌合ヘッダ315が設けられ、嵌合ヘッダ315はタイヤクリップ20の外クリップ23にある溝24に嵌設される。

前記支持フレーム31は、内クリップ311、上クリップ312、固定クリップ313、ブッシング314を含む。前記ブッシング314の上端に上クリップ312が垂直して固定され、前記上クリップ312に内クリップ311が垂直して設けられ、前記ブッシング314の下側につなぎ管32が固定され、前記つなぎ管32の外側に止めピンによって外管33が可動的に嵌設されている。前記外管33の下側に支持管36が嵌設され、前記支持管36の下側は封止され、前記支持管36の外側にゴムシート37が設けられている。前記ブッシング314及びつなぎ管32の内部に内管34が設けられ、前記内管34の頂部にヘッダ35が一体固定されている。

さらに図8のように、本発明の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置はさらに回転盤40を含む。回転盤40は円盤構造であって、そのうえに中央位置決め盤10に対応する中央ネジ穴44及び円周ネジ穴45が設けられ、ボルトによる中央位置決め盤10の固設に役立つ。回転盤40に径方向に沿って均等に4つ(図8a)又は5つ(図8b)又は6つのスライドレール(図8c)41が設けられている。スライドレール41にガイドプレート42が設けられ、ガイドプレート42の外側にボルト穴43が開けられ、前記ボルト穴43はガイドプレート42によってその径方向の距離を調整し、ボルトネジ43によって外部装置に接続され、外部動力による引っ張り又はプールを通じて動力支点を伝達する。

そのほか、図9a〜図9eのように、本発明の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置には、雪網装置とも呼ばれる、滑り止めチェーン装置がさらに設けられている。滑り止めチェーン装置は、滑り止めチェーン60と、滑り止めチェーン60に結合された締め付け部品とを含む。滑り止めチェーン装置はタイヤ50に対応して使われ、ぬかるみ又は氷雪路面での滑り止め、路面付着力又は摩擦力の向上に用いられる。チェーンプレート60は、複数のチェーンリンク62を接続することで構成されている。それぞれのチェーンリンク62に滑り止め面64と摩擦力向上面66とが設けられている。滑り止め面64は一定の弧度を有し、且つ外向きで路面に接触する。摩擦力向上面66はタイヤ表面に接触する。チェーンリンク62には、滑り止め64からはみ出た複数の凸状ブロック61及び一対の凹溝63が設けられ、凸状ブロック61は路面との接触摩擦力を向上させることができる。それぞれのチェーンリンク62の両側に全て第一接続ヘッダ68及び第二接続ヘッダ69が設けられ、チェーンリンク62の第一接続ヘッダ68は隣接するチェーンリンク62にある第二接続ヘッダ69に嵌合されている。このように隣接されたチェーンリンク62の接続ヘッダ68の間は取り外し又は組み付けが可能になり、それにより実際のタイヤ50のサイズに応じて滑り止めチェーン60の長さを調整可能である。本発明のよりよい実施例の場合、三組の滑り止めチェーン60を設けることができ、各組の滑り止めチェーン60は三枚のチェーンリンク62を接続することで構成されている。その他、各チェーンリンク62の両端にそれぞれバックル用穴65が設けられている。さらに図10aから図11dのように、上記締め付け部品は位置決めシート70、締め付けバンド72、接続リング74及び接続フック76を含む。本発明のよりよい実施例の場合、位置決めシート70が三枚設けられ、これらがタイヤ50の径方向に沿って均等に配置されている。各位置決めシート70の一端に嵌合フック71が設けられ、上記基地決め盤10の並列リング15に嵌合され、その他端に一対の止めピン73が設けられている。締め付けバンド72はタイヤ50に締め付けられ、その一端は止めピン73に嵌合され、他端は接続リング74に嵌設される。上記接続リング74は円状であり、タイヤ50の円周方向に対応させ、且つ位置決めシート70の一対の止めピン73の間に位置する。上記接続フック76は、一端がチェーンリンク62のバックル用穴65に係止され、他端が接続リング74に係止され、それぞれのチェーンリンク62の両端は二本の締め付けバンド72によって接続リング74に接続され、それにより各組のチェーンプレート60をタイヤ50の路面に接触するタイヤ表面55に締め付けることができる。

好ましくは、前記滑り止めチェーン60は鋼製ケーブル、チェーンタイプ、プラスチック網タイプ又は釘タイプが可能である。チェーンプレート60はさらに一枚式チェーンリンク62、三枚式チェーンリンク62、又は4〜60枚の複数枚式チェーンリンク62を提供し、それにより自由に取り外して或いは長さの調整を行う。

上記のことから、本発明は上記滑り止めチェーン60及び締め付け部品の組み合わせにより、自動車が雪又はぬかるみにはまったときに、容易に上記滑り止めチェーン60を自動車タイヤ50のタイヤ表面55に取り付け、それによって高い滑り止め効果を達成する。

自動車が穴に落ち、自動車タイヤ50が穴に落ちて或いは空回りしたとき、本発明の自動車のタイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置の据付ステップは以下のとおりである。

(1) (タイヤクリップ20の組み付け) 普通は三組のタイヤクリップ20を選択し、タイヤクリップ20を実際のタイヤ50のサイズに応じて各クリップ21、22、23の長さを調整後に、タイヤの径方向に沿って均等にタイヤに嵌設する。 (2) (中央位置決め盤10の据付) 中央位置決め盤10をスポーク52の中央位置54に配置し、続いて中央位置決め盤10にある並列リング15と各タイヤクリップ20のネジフック26を互いに嵌合し、続いてハンドル13を回して内側へ押し出し、スクリュー12にある吸盤11をスポーク52の中央位置54に吸着させる。 (3) 支持装置30の上クリップ312と内クリップ311をそれぞれタイヤ50の上部及び内側に配置して締め付け、続いて支持フレーム31にある固定クリップ313の嵌合ヘッダ315と隣接するタイヤクリップ20にある溝24に嵌設し、且つつなぎ管32を外管33に差し込み、位置調整後に止めピンで固定し、前記外管33を下側へ支持管36まで延出されて固定する。 (4) 続いて内管34を前記ブッキング314に嵌設し、内管34の端部のヘッダ35の高さを調整し且つそれを雪路面又は陥没路面に置くことができるようにし、且つ内管34とブッキング314にあるスプリング及び止めピンを設けたら自動車の発進ができ、支持装置30のヘッダ35は自動車タイヤ50の回転に伴って回転し且つ雪路面又は陥没路面に当て、それにより効果的にタイヤ50を“支持”し、これによって容易で、迅速で、安全に自動車タイヤ50を穴から脱出させ、最後に本発明の脱出装置を取り外す。

そのほか、自動車の穴落ちの状況に基づき、本発明の脱出装置は上記方法によって滑り止めチェーン装置を合わせることで、より効果的に路面の滑りを回避し、運転安全性を向上させる。

さらに要求がある場合は、回転盤40と外部装置の組み合わせにより、その他のツール、器具を接続し、実際の車種に基づいてマッチされる回転盤40を選択し、中央位置決め盤10の位置決め穴に組み立て、ネジで固設し、中央固定盤10と回転盤40のネジ穴を締め付けるだけで組み立てを完成し、例えば、回転盤40を“ウインチ”に接続したら、タイヤを“ウインチ装置”として使用でき、自車又はその他の車両脱出の助けになれる。当該回転盤40に“空気ポンプ”又は“ポンプ”を接続したら、ガス又はを吸い込むことができ、この機能は田舎、野地又は自然災害にあった領域又は人員救出領域で使える。

上記の具体的な実施例により、本発明の有益な効果は以下にあることが見える。自動車が不良天候、氷雪路面、悪い路面状態において、滑りや空回りの回避及び自動車が穴落ちにあったときに、効果的に自己救出、迅速救出するための専用器具である。自動車タイヤが穴に落ちて滑りや空回りになったときに、本脱出装置を使用すれば、“支持”の方式によって、容易で、迅速で、安全に穴から脱出し、且つ脱出装置を迅速に取り外すこともできる。そして、使いやすく、脱着しやすくて、迅速である。本発明を自然災害時の救出過程に応用することができ、それに滑り止めチェーン及び回転盤が設けられ、その他の穴落ち、空回りになった自動車への救出も実施できる。滑り止めチェーンは容易に取り付けて使用することができる。前記回転盤をその他のツール、器具に接続することで、本発明の応用をさらに拡張する。

説明が必要なのは、上記のよりよい実施例は本発明の技術の考えや特徴を説明するためのものだけであって、その目的はこの技術に詳しい技術者が本発明の内容を理解してそれに基づいて実施することにあり、それが本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の実質に基づく等価変更又は修飾は、全て本発明の保護範囲内とする。

10 中央位置決め盤 11 吸盤 12 スクリュー 13 ハンドル 14 ネジ穴 15 並列リング 20 タイヤクリップ 21 内クリップ 22 上クリップ 23 外クリップ 24 溝 25 接続板 26 ネジフック 30 支持装置 31 支持フレーム 310.管状本体 311 内クリップ 312 上クリップ 313 固定クリップ 314 ブッシング 32 つなぎ管 33 外管 34 内管 35 ヘッダ 36 支持管 315 嵌合ヘッダ 41 ガイドレール 42 ガイドプレート 43 ボルト穴 44 中央ネジ穴 45 周囲ネジ穴 50 タイヤ 51 ホイール 52 スポーク 54. 中央位置 55 タイヤ表面 56 小穴 60 チェーンプレート 61 凸状ブロック 62 チェーンリンク 63 凹溝 64 滑り止め面 65 バックル用穴 66 摩擦力向上面 68 第一接続ヘッダ 69 第二接続ヘッダ 70 位置決めシート 71 嵌合フック 72 締め付けバンド 73 止めピン 74 接続リング 75 締め付け装置 76 接続フック

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