Malleable protein matrix and its use |
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申请号 | JP2003553926 | 申请日 | 2002-12-20 | 公开(公告)号 | JP2005513076A | 公开(公告)日 | 2005-05-12 |
申请人 | イエヌエールエス(アンスティテュ ナショナル ドゥ ルシェルシュ サイアンティフィーク); テクノロジーズ バイオラクティス インコーポレイティド; | 发明人 | ゴイエット,フィリップ; シマール,エリック; デュポン,クロードゥ; パケ,マルセル; ピロート,ドミニク; ラジョワ,ナタリー; ルミュー,ピエール; | ||||
摘要 | 本発明は可鍛性タンパク質マトリクス(MPM)に関連し、それは、発酵方法後のタンパク質の凝集の反応産物であり、そして 生物 活性を示し、そして様々な親 水 性又は親油性物質の取込(又は封入)のために適している。 本発明は可鍛性タンパク質マトリクスを調製するための方法及びその使用にも関連する。 | ||||||
权利要求 | −溶液中の注目のタンパク質の沈殿; −前記タンパク質を含む前記溶液を発酵させることができる1以上の微生物;及び −前記タンパク質及び前記微生物の発酵を可能にするマトリクス担体: を含んで成る可鍛性(malleable)タンパク質マトリクス。 前記発酵が2以上の微生物の同時的又は連続的な共培養によって促進されている、請求項1に記載のマトリクス。 前記タンパク質を含む前記溶液の前記細菌系統による発酵の副産物を更に含んで成る、請求項1に記載のマトリクス。 ペプチドを更に含んで成る、請求項1に記載のマトリクス。 アミノ酸残基を2以上含んで成る、請求項4に記載のマトリクス。 前記ペプチドが100超のアミノ酸残基を含んで成る、請求項1に記載のマトリクス。 前記タンパク質の凝集の間に獲得された成分を更に含んで成る、請求項1に記載のマトリクス。 水相に存在する成分を更に含んで成る、請求項1に記載のマトリクス。 前記タンパク質が天然タンパク質、植物タンパク質、動物由来のタンパク質及び合成タンパク質からなる群から選択されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマトリクス。 前記タンパク質がアルブメン(albmen)、アミラーゼ、アミログルコシダーゼ、アルギニン/リジンポリペプチド、カゼイン、カタラーゼ、コラーゲン、クリスタリン、シトクロームC、デオキシリボヌクレアーゼ、エラスチン、フィブロネクチン、ゼラチン、グリアジン、グルコースオキシダーゼ、糖タンパク質、加水分解されたコラーゲンのヘキシルデシルエステル、ヒト胎盤タンパク質、ヒト胎盤酵素、ヨージドコーンタンパク質、ケラチン、ラクトアルブミン、ラクトフェリン、ラクトグロブリン、ラクトペルオキシダーゼ、リパーゼ、ミルクタンパク質、ヒリストイル(hyristoyl)グリシン/ヒスチジン/リシンポリペプチド、ニシン、オキシドレダクターゼ、パンクレアチン、パパイン、ペプシン、胎盤タンパク質、プロテアーゼ、サッカロミセス(saccharomyces)ポリペプチド、血清アルブミン、血清タンパク質、シルク、ナトリウムステアロイルラクトアルブミン、可溶性プロテオグリカン、ダイズパルミチン酸塩、ダイズ、卵、ピーナッツ、綿実、ヒマワリ、エンドウ、ホエー、魚、シーフード、スブチリシン、スーパーオキシドジスムターゼ、スチライン、スウィートアーモンドタンパク質、ウレアーゼ、コムギ胚芽タンパク質、コムギタンパク質、ホエータンパク質、ゼイン及び加水分解された植物タンパク質からなる群から選択されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマトリクス。 前記タンパク質がホエータンパク質である、請求項1〜8のずれか1項に記載のマトリクス。 前記発酵副産物がポリサッカライドである、請求項3に記載の方法。 前記ポリサッカライドが、エキソポリポリサッカライド及び陰イオン性ポリサッカライドからなる群から選択されている、請求項12に記載のマトリクス。 前記ポリサッカライドが4以上のサッカライド成分を含む、請求項12に記載のマトリクス。 前記サッカライド成分は、D及びL形態のグルコース、フルクトース、キシロース、アラビノース、フコース、ガラクトース、ピルビン酸、コハク酸、酢酸、3,6−無水ガラクトーススルフェート、ガラクトース−4−スルフェート、ガラクトース−2−スルフェート、ガラクトース−2,6−ジスルフェート、マンノース、グルクロン酸、マンヌロン酸、グルロン酸、ガラクツロン酸(galactouronic acid)、及びラムノースからなる群から選択れている、請求項14に記載のマトリクス。 前記ポリサッカライドが、約500〜15,000,000Daの範囲の分子量を有する、請求項12に記載のマトリクス。 前記分子量が、約5,000〜6,000,000Daの範囲である、請求項12に記載のマトリクス。 前記分子量が、約25,000〜1,000,000Daの範囲である、請求項12に記載のマトリクス。 前記ポリサッカライドが、ヘテロポリサッカライド、ホモポリサッカライド及びそれらの混合物からなる群から選択されている、請求項12に記載のマトリクス。 前記へテロポリサッカライドがゲラン、ウェラン、アラビアガム、カラヤガム、オクラガム、アロエガム、トラガカントガム、ハッチ(ghatti)ガム、キセス(quicessed)ガム、オオバコ、ガラクタン、ガラクトマンナン、グロコマンナン、ポリウロン酸、硫酸デキストラン、ヘパリン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム及びデンプンアラビノガラクタンからなる群から選択されている、請求項19に記載のマトリクス。 前記ガラクタンがアガー、アガロース、κカラーギナン、ιカラーギナン及びλカラーギナンからなる群から選択されている、請求項20に記載のマトリクス。 前記ガラクトマンナンがイナゴマメガム及びグアールガムからなる群から選択されている、請求項20に記載のマトリクス。 前記グルカンがセルロース及びその誘導体、デンプン及び誘導体、デキストラン、プルラン、β1,3−グルカン、キチン、キサンタン及びタマチンド(tamatind)からなる群から選択されている、請求項20に記載のマトリクス。 前記グリコマンナンがコンニャク(konjac)である、請求項20に記載のマトリクス。 前記ポリウロン酸がアルギン、アルギン酸塩及びペクチンからなる群から選択されている、請求項20に記載のマトリクス。 前記ホモポリサッカライドがセルロースである、請求項19に記載のマトリクス。 前記微生物が、ビヒドバクテリウム・アドレセンチス(Bifidobacterium adolescentis)、ビヒドバクテリウム・アングラタム(Bifidobacterium angulatum)、ビヒドバクテリウム・アニマリス(Bifidobacterium animalis)、ビヒドバクテリウム・アステロイド(Bifidobacterium asteroides)、ビヒドバクテリウム・ビヒダム(Bifidobacterium bifidum)、ビヒドバクテリウム・ボウム(Bifidobacterium boum)、ビヒドバクテリウム・ブレビ(Bifidobacterium breve)、ビヒドバクテリウム・カテニュラタム(Bifidobacterium catenulatum)、ビヒドバクテリウム・コエリナム(Bifidobacterium choerinum)、ビヒドバクテリウム・コリネホルメ(Bifidobacterium coryneforme)、ビヒドバクテリウム・クニクリ(Bifidobacterium cuniculi)、ビヒドバクテリウム・デンチウム(Bifidobacterium dentium)、ビヒドバクテリウム・ガリカム(Bifidobacterium gallicum)、ビヒドバクテリウム・ガリナルム(Bifidobacterium gallinarum)、ビヒドバクテリウム・インジカム(Bifidobacterium indicum)、ビヒドバクテリウム・インファンチス(Bifidobacterium infantis)、ビヒドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビヒドバクテリウム・ロンガム DJO10A(Bifidobacterium longum DJO10A)、ビヒドバクテリウム・ロンガム NCC2705(Bifidobacterium longum NCC2705)、ビヒドバクテリウム・マグナム(Bifidobacterium magnum)、ビヒドバクテリウム・メリシカム(Bifidobacterium merycicum)、ビヒドバクテリウム・ミニマム(Bifidobacterium minimum)、ビヒドバクテリウム・シュードカテニュラタム(Bifidobacterium pseudocatenulatum)、ビヒドバクテリウム・シュードロンガム(Bifidobacterium pseudolongum)、ビヒドバクテリウム・シュードロンガム亜種グロボサム(Bifidobacterium pseudolongum subsp. globosum)、ビヒドバクテリウム・プロラム(Bifidobacterium pullorum)、ビヒドバクテリウム・ルミナンチウム(Bifidobacterium ruminantium)、ビヒドバクテリウム・サエクラレ(Bifidobacterium saeculare)、ビヒドバクテリウム・スカルドビ(Bifidobacterium scardovii)、ビヒドバクテリウム・サブタイル(Bifidobacterium subtile)、ビヒドバクテリウム・スイス(Bifidobacterium suis)、ビヒドバクテリウム・テルマシドフィラム(Bifidobacterium thermacidophilum)、ビヒドバクテリウム・テルマシドフィラム亜種スイス(Bifidobacterium thermacidophilum subsp. suis)、ビヒドバクテリウム・テルモフィラム(Bifidobacterium thermophilum)、ビヒドバクテリウム・ウリナリス(Bifidobacterium urinalis)、ラクトバシラス・アセトトレランス(Lactobacillus acetotolerans)、ラクトバシラス・アシジピスシス(Lactobacillus acidipiscis)、ラクトバシラス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバシラス・アジリス(Lactobacillus agilis)、ラクトバシラス・アルギダス(Lactobacillus algidus)、ラクトバシラス・アリメンタリウス(Lactobacillus alimentarius)、ラクトバシラス・アミロリチカス(Lactobacillus amylolyticus)、ラクトバシラス・アミロフィルス(Lactobacillus amylophilus)、ラクトバシラス・アミロボルス(Lactobacillus amylovorus)、ラクトバシラス・アニマリス(Lactobacillus animalis)、ラクトバシラス・アリゾネシス(Lactobacillus arizonensis)、ラクトバシラス・アビアリウス(Lactobacillus aviarius)、ラクトバシラス・ビヒェルメンタンス(Lactobacillus bifermentans)、ラクトバシラス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバシラス・ブチネリ(Lactobacillus buchneri)、ラクトバシラス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバシラス・セロビオスス(Lactobacillus cellobiosus)、ラクトバシラス・コレオホミニス(Lactobacillus coleohominis)、ラクトバシラス・コリノイド(Lactobacillus collinoides)、ラクトバシラス・コリニホルミス(Lactobacillus coryniformis)、ラクトバシラス・コリニホルミス亜種コリニホルミス(Lactobacillus coryniformis subsp. coryniformis)、ラクトバシラス・コリニホルミス亜種トルクエンス(Lactobacillus coryniformis subsp. torquens)、ラクトバシラス・クリスパタス(Lactobacillus crispatus)、ラクトバシラス・クルバタス(Lactobacillus curvatus)、ラクトバシラス・シプリカセイ(Lactobacillus cypricasei)、ラクトバシラス・デルブレキィ(Lactobacillus delbrueckii)、ラクトバシラス・デルブレキィ亜種ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)、ラクトバシラス・デルブレキィ亜種デルブレキィ(Lactobacillus delbrueckii subsp. delbrueckii)、ラクトバシラス・デルブレキィ亜種ラクチス(Lactobacillus delbrueckii subsp. lactis)、ラクトバシラス・ジュリアニス(Lactobacillus durianis)、ラクトバシラス・エキ(Lactobacillus equi)、ラクトバシラス・ファルシミニス(Lactobacillus farciminis)、ラクトバシラス・フェリントシエンシス(Lactobacillus ferintoshensis)、ラクトバシラス・フェルメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバシラス・ホルニカリス(Lactobacillus fornicalis)、ラクトバシラス・フルクチボランス(Lactobacillus fructivorans)、ラクトバシラス・フルメンチ(Lactobacillus frumenti)、ラクトバシラス・フチュエンシス(Lactobacillus fuchuensis)、ラクトバシラス・ガリナルム(Lactobacillus gallinarum)、ラクトバシラス・ガッセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバシラス・グラミニス(Lactobacillus graminis)、ラクトバシラス・ハムステリ(Lactobacillus hamsteri)、ラクトバシラス・ヘルベチカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバシラス・ヘルベチカス亜種ジュグルチ(Lactobacillus helveticus subsp. jugurti)、ラクトバシラス・ヘテロヒオチィ(Lactobacillus heterohiochii)、ラクトバシラス・ヒガルジィ(Lactobacillus hilgardii)、ラクトバシラス・ホモヒオキィ(Lactobacillus homohiochii)、ラクトバシラス・インテスチナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバシラス・ジャポニカス(Lactobacillus japonicus)、ラクトバシラス・ジェンセニィ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバシラス・ジョンソニィ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバシラス・ケフィル(Lactobacillus kefir)、ラクトバシラス・ケフィリ(Lactobacillus kefiri)、ラクトバシラス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)、ラクトバシラス・ケフィルグラナム(Lactobacillus kefirgranum)、ラクトバシラス・キムチィ(Lactobacillus kimchii)、ラクトバシラス・クンキーイ(Lactobacillus kunkeei)、ラクトバシラス・レイクマンニィ(Lactobacillus leichmannii)、ラクトバシラス・レチバジ(Lactobacillus letivazi)、ラクトバシラス・リンデネリ(Lactobacillus lindneri)、ラクトバシラス・マレフェルメンタス(Lactobacillus malefermentans)、ラクトバシラス・マリ(Lactobacillus mali)、ラクトバシラス・マルタロミカス(Lactobacillus maltaromicus)、ラクトバシラス・マニホチボランス(Lactobacillus manihotivorans)、ラクトバシラス・ミンデンシス(Lactobacillus mindensis)、ラクトバシラス・ムコサエ(Lactobacillus mucosae)、ラクトバシラス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)、ラクトバシラス・ナゲリィ(Lactobacillus nagelii)、ラクトバシラス・オリス(Lactobacillus oris)、ラクトバシラス・パニス(Lactobacillus panis)、ラクトバシラス・パンテリス(Lactobacillus pantheris)、ラクトバシラス・パラブクネリ(Lactobacillus parabuchneri)、ラクトバシラス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバシラス・パラカゼイ亜種パラカゼイ(Lactobacillus paracasei subsp. paracasei)、ラクトバシラス・パラカゼイ亜種トレランス(Lactobacillus paracasei subsp. tolerans)、ラクトバシラス・パラケエフィリ(Lactobacillus parakefiri)、ラクトバシラス・パラリメンタリウス(Lactobacillus paralimentarius)、ラクトバシラス・パラプランタラム(Lactobacillus paraplantarum)、ラクトバシラス・ペントサス(Lactobacillus pentosus)、ラクトバシラス・ペロレンズ(Lactobacillus perolens)、ラクトバシラス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバシラス・ポンチス(Lactobacillus pontis)、ラクトバシラス・シタチ(Lactobacillus psittaci)、ラクトバシラス・レウテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバシラス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバシラス・ルミニス(Lactobacillus ruminis)、ラクトバシラス・サケイ(Lactobacillus sakei)、ラクトバシラス・サケイ L45(Lactobacillus sakei L45)、ラクトバシラス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、ラクトバシラス・サリバリウス亜種サリシニウス(Lactobacillus salivarius subsp. salicinius)、ラクトバシラス・サリバリウス亜種サリバリウス(Lactobacillus salivarius subsp. salivarius)、ラクトバシラス・サンフランシセンシス(Lactobacillus sanfranciscensis)、ラクトバシラス・シャルペアエ(Lactobacillus sharpeae)、ラクトバシラス種NGRI 0001(Lactobacillus sp. NGRI 0001)、ラクトバシラス・スエビクス(Lactobacillus suebicus)、ラクトバシラス・テルモトレランス(Lactobacillus thermotolerans)、ラクトバシラス・ワクチノステルカス(Lactobacillus vaccinostercus)、ラクトバシラス・バジナリス(Lactobacillus vaginalis)、ラクトバシラス・ベルミフォルメ(Lactobacillus vermiforme)、ラクトバシラス・ベルスモルデンシス(Lactobacillus versmoldensis)、ラクトバシラス・ゼアエ(Lactobacillus zeae)、ラクトコッカス・ガルビアエ(Lactococcus garvieae)、ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)、ラクトコッカス・ラクチス亜種クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)、ラクトコッカス・ラクチス亜種オルドニアエ(Lactococcus lactis subsp. hordniae)、ラクトコッカス・ラクチス亜種ラクチス(Lactococcus lactis subsp. lactis)、ラクトコッカス・ラクチス亜種ラクチスbv. ジアセチルラクチス(Lactococcus lactis subsp. lactis bv. diacetylactis)、ラクトコッカス・ピスシウム(Lactococcus piscium)、ラクトコッカス・プランタルム(Lactococcus plantarum)、ラクトコッカス・ラフィノラクチス(Lactococcus raffinolactis)、ルーコノストク・アルゲンチナム(Leuconostoc argentinum)、ルーコノストク・カルノサム(Leuconostoc carnosum)、ルーコノストク・シトレウム(Leuconostoc citreum)、ルーコノストク・ファラックス(Leuconostoc fallax)、ルーコノストク・フィクルネウム(Leuconostoc ficulneum)、ルーコノストク・フルクトサム(Leuconostoc fructosum)、ルーコノストク・ガシコミタタム(Leuconostoc gasicomitatum)、ルーコノストク・ゲリダム(Leuconostoc gelidum)、ルーコノストク・インハエ(Leuconostoc inhae)、ルーコノストク・キムチィ(Leuconostoc kimchii)、ルーコノストク・ラクチス(Leuconostoc lactis)、ルーコノストク・メセンテロイド(Leuconostoc mesenteroides)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種クレモリス(Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種デキストラニカム(Leuconostoc mesenteroides subsp. dextranicum)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種メセンテロイド(Leuconostoc mesenteroides subsp. mesenteroides)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種メセンテロイド ATCC 8293(Leuconostoc mesenteroides subsp. mesenteroides ATCC 8293)、ルーコノストク・シュードメセンテロイド(Leuconostoc pseudomesenteroides)、プロピオニバクテリウム・アシジプロピオニシ(Propionibacterium acidipropionici)、プロピオニバクテリウム・アクネ(Propionibacterium acnes)、プロピオニバクテリウム・オーストラリエンセ(Propionibacterium australiense)、プロピオニバクテリウム・アビダム(Propionibacterium avidum)、プロピオニバクテリウム・シクロヘキサニカム(Propionibacterium cyclohexanicum)、プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキィ(Propionibacterium fre udenreichii)、プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキィ亜種フレウデンレイキィ(Propionibacterium freudenreichii subsp. freudenreichii)、プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキィ亜種シェルマニィ(Propionibacterium freudenreichii subsp. shermanii)、プロピオニバクテリウム・グラニュロサム(Propionibacterium granulosum)、プロピオニバクテリウム・ジェンセニィ(Propionibacterium jensenii)、プロピオニバクテリウム・リンホフィラム(Propionibacterium lymphophilum)、プロピオニバクテリウム・ミクロエアロフィラム(Propionibacterium microaerophilum)、プロピオニバクテリウム・プロピオニカム(Propionibacterium propionicum)、プロピオニバクテリウム・トエニィ(Propionibacterium thoenii)、サッカロミセス・デルブルエキィ(Saccharomyces delbrueckii)、サッカロミセス・セレビジアエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ユニスポラス(Saccharomyces unisporus)、サッカロミセス・グロボサス(Saccharomyces globosus)、サッカロミセス・カルスバーゲネシス(Saccharomyces carlsbergensis)、クルイベロミセス・フラジリス(Kluyveromyces fragilis)、クルイベロミセス・ブルガリカス(Kluyveromyces bulgaricus)、クルイベロミセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis)、トルラ・ホルミィ(Torula holmii)、カンジダ・テヌイス(Candida tenuis)、R2C2、INIX、ES1及びK2からなる群から選択されている、請求項1に記載のマトリクス。 前記微生物が、L.ラムノサス、L.アシドフィルス、L.カゼイ、L.ラクチス、L.プランタラム、L.ケフィルグラナム、R2C2、INIX、ES1及びES2及びK2からなる群から選択されている、請求項1に記載のマトリクス。 前記微生物が、NMLアクセスNo.041202-3下のR2C2である、請求項1に記載のマトリクス。 前記微生物が、NMLアクセスNo.041202-4下のINIXである、請求項1に記載のマトリクス。 前記微生物がL.ケフィルグラナムである、請求項1に記載のマトリクス。 前記微生物が、バシラス科(bacillaceae)、ビフィズス菌科(bifidobacteriaceae)、腸内細菌科(enterobacteriaceae)、エンテロコッカス科(enterococcaceae)、ラクトバシラス科(lactobacillaceae);プロピオン細菌科(propionibacteriaceae)及び酵母(yeast)である、請求項1に記載のマトリクス。 前記バシラス科がバシラス・サブチリスである、請求項32に記載のマトリスク。 前記ビフィズス菌科は、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ブレブ、ビフィドバクテリウム・インファンチス及びビフィドバクテリウム・ラクチスからなる群から選択された1つである、請求項32に記載のマトリクス。 前記腸内細菌科が、エシェリキアコリ・ニッセル1917(Escherichia coli Nissle 1917)である、請求項32に記載のマトリクス。 前記エンテロコッカス科が、エンテロコッカス・ファエシウム(Enterococcus faecium)である、請求項32に記載のマトリクス。 前記ラクトバシラス科が、ラクトバシラス・アシドフィルス、ラクトバシラス・カゼイ、ラクトバシラス・クリスパタス、ラクトバシラス・フェルメンタム、ラクトバシラス・ジョンソニィ、ラクトバシラス・パラカゼイ、ラクトバシラス・プランタルム、ラクトバシラス・レウテリ、ラクトバシラス・ラムノサス及びラクトバシラス・サリバリウスからなる群から選択されたうちの1つである、請求項32に記載のマトリクス。 前記酵母はサッカロミセスセレビジアエ・ボウラルジィ(saccharomyces cerevisiae boulardii)である、請求項32に記載のマトリクス。 NMLアクセスNo.041202-3の下ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離された微生物R2C2。 NMLアクセスNo.041202-1の下ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離された微生物K2。 NMLアクセスNo.041202-2の下ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離された微生物ES1。 ATCC43761系統から単離された微生物INIX。 前記方法が: a)培地中でタンパク質溶液を細菌により発酵させ; b)段階a)のタンパク質溶液からタンパク質を沈殿せしめ;そして c)沈殿したタンパク質を上清から単離する、 段階を含んで成る、請求項1に記載のマトリクスを生産するための方法。 前記発酵段階は、2以上の微生物を同時又は連続的に共培養することによって促進されている、請求項43に記載の方法。 前記方法が更に、段階a)と段階b)の間にポリサッカライドを加えるための段階を含んで成る、請求項43に記載の方法。 前記方法が更に、段階c)と段階d)の間にポリサッカライドを加えるための段階を含んで成る、請求項43に記載の方法。 段階a)の前に更に、前記タンパク質溶液の低温殺菌の段階を含んで成る、請求項43に記載の方法。 前記低温殺菌の段階には滅菌の段階が続く、請求項47に記載の方法。 前記発酵したタンパク質の沈殿が、塩の添加、pHの調節、熱処理、タンパク質分解酵素の添加及び羊毛状物質(floculent)の添加からなる群から選択された1以上の方法によって行われている、請求項43〜48のいずれか1項に記載の方法。 前記羊毛状物質が細菌羊毛状物質(flocculent)である、請求項49に記載の方法。 前記細菌羊毛状物質がL.ケフィルグラナムである、請求項50に記載の方法。 沈殿したタンパク質の上清からの分離が、遠心及びろ過からなる群から選択された方法によって行われている、請求項43〜51のいずれか1項に記載の方法。 医薬的に許容できる担体と結合した、請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスを含んで成る組成物。 前記使用が、食品、医療品、医薬品、化粧品及び栄養補助食品からなる群から選択された製品を製造するためである、請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 前記使用が食品を製造するためである、請求項1〜37のいずれか1項に記載の方法。 前記マトリクスをエマルション安定化剤又は増粘剤として使用する、請求項55に記載の方法。 前記食品が、マヨネーズ、ドレッシング、マーガリン、スプレッド、バター、ホイップクリーム及び低脂肪代用物からなる群から選択されている、請求項55又は57のいずれか1項に記載の使用。 前記マトリクスをデリバリービヒクルとして使用している、請求項54に記載の使用。 プロバイオティックの調製のための、請求項31〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 前記使用が化粧品のためである、請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 前記化粧品が、皮膚ローション、クリーム、日焼け止め、ブラシ、マスカラ、アイシャドウ、シャンプーおよびコンディショナーからなる群から選択されている、請求項60に記載の方法。 対象者における免疫応答を高めるための請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 十分な量の請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者における免疫応答を高めるための方法。 対象者におけるトリグリセリド量を減らすための請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 十分な量の請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者におけるトリグリセリド量を減らすための方法。 対象者におけるTNF-α量を減らすための請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 十分な量の請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者におけるTNF-α量を減らすための方法。 対象者におけるグルタチオン量を増やすための請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスの使用。 十分な量の請求項1〜37のいずれか1項に記載のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者におけるグルタチオン量を増やすための方法。 |
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说明书全文 | 発明の背景 (b)従来技術の説明 化粧品及び医薬品産業において、活性成分の処方、保護及び放出制御のための原材料に対する長く切実なる要請がある。 いくつかの製品が既存するが、それらの大部分は非常に高価である。 この産業では常に、より良い結果をより低コストで生み出すだろう新たなる技術及び製品が必要とされている。 限外ろ過、逆浸透及び乾燥法は、現在の数ある方法の中でも、チーズ製造の副産物である、いわゆる乳清(serum-lactis)からホエータンパク質を蒸発させるために使用されている。 これらの方法は効率的ではあるが非常に高価であり、そして様々な産業分野ですぐに使用できる製品を生み出さない。 先に述べた方式の設置のコストが高いという事実は一般に、チーズ産業に関する問題である。 強力な財政的地位を有して多量の乳清を生成する巨大チーズ製造業者のみが、高コストにもかかわらず先に述べた方法を伴い収益を得ることができる。 乳清はそれ自身、汚染物質の構成要素となるので環境中に自由に廃棄することはできず、それ故に、小規模製造業者は、主として動物飼育のために使用されている乳清を廃棄することに対して金を費やさなければならない。 回収されたホエータンパク質に対するより簡単且つコストのかからない方法が開発されているが、それもまた欠点が付随する。 主たるパラメーターの中でも、温度、pH、塩、酵素、発酵及び羊毛状物質(flocculent)を使用する方法がホエータンパク質の回収に役立つが、一般に、商業的な質及び価値の乏しさが孤立する。 Lewandoskiと共同発明者によるカナダ特許2,247,824号は、乳製品の廃棄物から微生物バイオマスを生産する方法を記載している。 しかし、このような製品は機能的特性、例えば、ヒト用の食品における適用に対し要請されている乳化物質(emulsifiant)特性を有していない。 多くの方法と方式が、食品中の脂肪を置き換えるために提案されている。 米国特許第5,358,730号に記載されているように、ホエータンパク質の凝集体は、脂質を置き換るために使用されている。 この方法は、ホエータンパク質のそれらの等電点より上で塩の添加を伴う熱処理を必要とする。 この方法により脂肪の置換において使用できうるカード(小さな断片にできうる固体状ゲル)の形成がもたらされる。 ホエータンパク質は、それらの機能的特性のために食品産業において幅広く使用されている。 しかし、この製品は、固体状であり且つ可鍛性ではなく、即ち、大部分の食品、化粧品、医薬的及び栄養補助的な適用において使用するのが難しい。 タンパク質は、優れたフィルム形成物質、品質改良剤、及び毛髪及び皮膚のための加湿物質でもある。 しかし、天然のタンパク質は、一般に化粧品及びトイレタリー製品中での使用が制限されており、その理由は、それらが幾分不安定であり且つ高い温度もしくは塩溶液にさらされた場合には沈殿もしくは変性する傾向があることによる。 加えて、それらは往々にして化学反応物又は酸及び塩基により加水分解される。 もしこれらの問題が解消されたとしても、タンパク質を含む化粧品の処方が更に問題を伴い困難になり、その理由は、各タンパク質が等電点、即ちタンパク質が中性であるpHを有するからである。 もし、タンパク質の等電点よりも低いpHを有する組成物を形成することが望まれているならば、当該タンパク質は不溶性の沈殿を形成しうる。 更に、多くの食品、例えば、マヨネーズ、ドレッシング、マーガリン、スプレッド又は低脂肪もしくはゼロ脂肪代用物は、エマルション安定化剤もしくは増粘剤としてのポリサッカライドによって安定化できうる。 医療、医薬及び化粧品分野においても、ポリサッカライドはエマルション安定化剤として使用されている。 周知のポリサッカライドが様々な植物の種子から獲得されており、例えば、シアモプシス・テトラゴナロバ(Cyamopsis tetragonaloba)(グアール)に由来するグアールガム又はイナゴマメに由来するローカストビーンガム(LBG)である。 他の周知のソースは、海藻であり、カラーギナン、アルギン酸塩又はアガーが得られる。 ポリサッカライド及びタンパク質の化粧品組成物中での使用は当業界で周知である。 ポリサッカライドは優れた保湿剤、フィルム形成物質であること、及び皮膚加湿物質であることも知られている。 所定のポリサッカライドは、ゲル化能力をも有し、そしてより粘度の高い液体又は固体、組成物の形成において有用である。 しかし、ポリサッカライドは皮膚に対して、重く、粘張り気のある感じを供する傾向があり、そして十分にゲル化を生じさせる量で使用されている場合、美的に好ましくない製品を提供しうる。 食品科学 所定の細菌が存在することは、健康に対する多くの有利な効果と関連があることが知られている(Gomesら(1999)T.Food Sc.&Tech.Vol10:pp.139〜157)。 微生物は多くの食品中に存在しており且つ宿主中でいくつかの生物学的な機能を向上するプロバイオティクスとして頻繁に使用されている。 臨床トライアルにより、選定のプロバイオティク系統が腸マイクロフローラの組成に影響を及ぼしそして宿主免疫系を調節できることが示された。 プレバイティクス、プロバイオティクス及びシンバイオティクスは、様々な風土病及び急性疾患に対する保護及び治癒を提供する。 更に詳細には、乳酸細菌(lactic acid bacteria)(LAB)は、健康に対するそれらのいくつかの有利な効果が知られている。 Perdigonら(Curr Issues Intest Microbiol、2001、Mar2(Vol.1):pp.27〜42)は乳酸細菌の、健康、特に免疫系に対する重要な検討に進む。 LABによる全身及び分泌免疫応答の活性化には、腸内環境の様々な構成要素(マイクロフローラ、上皮細胞及び免疫細胞)のなかでの多くの複雑な相互反応が必要となる。 それらは、様々なメカニズムを通じて、免疫細胞を活性化するためのシグナルを送る。 このように、正常な腸マイクロフローラ、LABの貢献及びそれらの消化管中での多くの機能の役割並びに粘膜免疫系の機能の知見により、免疫刺激特性を有するプロバイオティック系統の研究及び選択に関する基礎が形成される。 LABのそれらの免疫刺激能力についての選択において、それらが粘膜免疫系に対して有する効果を知ることのみならず、これら経口ワクチンベクターが与えられる特異的な使用にも役に立つことが知られている。 医薬 ほ乳類宿主に対する治療剤のデリバリーは、度々、効果的な治療を担う薬物の作用と同じく重要でありうる。 大抵、薬物は経口的に、度々、最初は、治療用量よりも低い用量で、そして当該薬物の反復投与によってデリバリーされており、この用量は治療量又は治療量を超える量に高められている。 多くの場合、治療量より高い実際の投与は有害な効果を供し、何故なら、多くの薬物は意図した目的のためのみ効果的であるわけではないのみならず、度々有害な副作用を有するからである。 これらの問題を解消するために、例えば、徐放カプセル、デポット、ポンプなど多くの提案がなされてきた。 これらの様々な方法は、全身適用(当業者は治療剤の存在を長期に渡り治療用量で維持したい)をするためには多数の欠点を有している。 浸潤性手段は、度々、不都合であり、デリバリー装置の組み込み、しかる後にその後の除去のために手術を必要とする。 デリバリー装置が皮膚上に配置されている場合、薬剤は所望の速度で皮膚じゅうに輸送できなければならない。 徐放粒子は限られた時間の長さを有し且つ血流中に導入された場合には迅速に貪食されるだろう。 常用の錠剤、ピル又はカプセルの形態での経口投与は、一般に、医薬を投与するための好適な経路を構成し、その理由は、このような経路は、一般に、都合良く且つ患者に対して許容できるからである。 遺憾ながら、かかる組成物には特に、小児又は老人の患者の治療における所定の欠点が伴うことがあり、おそらく彼・彼女らはかかる組成物を嫌う又は飲み込むことが難しいかあるいは常用の錠剤、ピルもしくはカプセルはデヤーブル(duable)ではないからだ。 ポリ乳酸の合成及び生分解性が、Kulkamiら、1966「Polylactic acid for surgical implant」Arch. Surg.、93:839により報告されて以来、生分解性ポリマーの分野は急速な発展を遂げてきたので、生分解性であることが知られている他のいくつかのポリマーとしては、Hellerら1990、Biodegradable Polymers as Drug Delivery System;Chasin、M及びLanger、R.、Eds.、Dekker、New York、pp.121〜161によって報告されたような、変化しやすい骨格結合を長所とするポリ無水物(polyanhydriques)及びポリオルトエステルが挙げられる。 ポリマーは天然に生ずる物質へと分解することが望ましいので、ポリアミノ酸がin vivo使用のために合成されてきた。 これは、α−ヒドロキシ酸(即ち、乳酸、グリコール酸)のポリエステルを使用することに基づいている。 それらは、密閉用装置(縫合糸及び留金)からドラッグデリバリーシステム(Smithら、米国特許第4,741,337号;Spilizewskiら、1985「The effect of hydrocortisone loaded poly(dl-lactide)films on the inflammatory response」J. Control. Rcl.Vol2:pp197〜203)に及ぶ用途のために最も幅広く使用され続けている生分解性物質である。 新規生分解性ポリマーの発展にもかかわらず、依然として安価で且つ効果的なデリバリーシステムに対する要請がある。 Ruiz-Bravo A.(Clinical and Diagnostic Laboratory Immunology 2001、Jul.;No.8(Vol.4)pp.706〜10 )によって報告されたように、エキソポリサッカライドは生物応答調節物質として作用する。 米国特許5,888,552号;5,456,924号;5,451,412号;5,290,571号;5,230,902号は、ガン患者又はHIV患者のいずれかのために、免疫応答を十分に向上せしめ組成物及び方法を記載している。 米国特許第5,888,552号は、ホエータンパク質を含む抗ガン治療組成物を記載する一方で、米国特許5,456,924号は乳製品ホエータンパク質によりHIV血清反応陽性個体を治療する方法を記載している。 生分解性且つ無毒性の可鍛性タンパク質マトリクス並びに産業廃棄物を、市販価値及び生物活性を有する製品へと変換又は転換するようにそれを生産する方法が供されることが非常に望ましいだろう。 発明の概要 好適に、本発明は、ホエータンパク質とエキソポリサッカライドのマトリクスに関連する。 加えて、本発明のマトリクスは、脂肪を置換するため又は様々な親水性もしくは親油性物質及び特に、食品、化粧品、栄養補助食品及び医薬分野で使用されている物質を組み込むもしくは封入するために使用されている。 本発明の他の目的は、新種のホエータンパク質ベース製品をもたらす、ホエータンパク質を乳清から回収するための方法を供することである。 この新たなる製品は、本明細書中で可鍛性タンパク質マトリクス(MPM)に言及されており、それは、発酵方法の後の乳清中に存在するホエータンパク質の凝集の反応産物である。 それは、生物活性を示す可鍛性クリームの質感及び様々な親水性もしくは親油性物質を組み込む(もしくは封入)するための独特の特性を有する。 本発明の目的は、様々な特性、特徴、及び複数の用途を伴う様々な種類のMPMを調製すること並びにそれらを産業廃棄物(ホエー又は乳清)から直接調製することもでもある。 本発明によれば: 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、発酵が、2以上の微生物の同時又は連続的な共培養(co-culture)によって促進されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスは更に、微生物による、タンパク質を含む溶液の発酵の発酵副産物を含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスは、更にペプチドを含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ペプチドは2以上のアミノ酸残基を含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ペプチドは100超のアミノ酸残基を含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスは更に、タンパク質の凝集中に獲得された成分を含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスは更に、水相中に存在する成分を含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記タンパク質は、天然タンパク質、植物タンパク質、動物に由来するタンパク質及び合成タンパク質からなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記タンパク質は、アルブメン(albmen)、アミラーゼ、アミログルコシダーゼ、アルギニン/リジンポリペプチド、カゼイン、カタラーゼ、コラーゲン、クリスタリン、シトクロームC、デオキシリボヌクレアーゼ、エラスチン、フィブロネクチン、ゼラチン、グリアジン、グルコースオキシダーゼ、糖タンパク質、加水分解されたコラーゲンのヘキシルデシルエステル、ヒト胎盤タンパク質、ヒト胎盤酵素、ヨージドコーンタンパク質、ケラチン、ラクトアルブミン、ラクトフェリン、ラクトグロブリン、ラクトペルオキシダーゼ、リパーゼ、ミルクタンパク質、ヒリストイル(hyristoyl)グリシン/ヒスチジン/リシンポリペプチド、ニシン、オキシドレダクターゼ、パンクレアチン、パパイン、ペプシン、胎盤タンパク質、プロテアーゼ、サッカロミセス(saccharomyces)ポリペプチド、血清アルブミン、血清タンパク質、シルク、ナトリウムステアロイルラクトアルブミン、可溶性プロテオグリカン、ダイズパルミチン酸塩、ダイズ、卵、ピーナッツ、綿実、ヒマワリ、エンドウ、ホエー、魚、シーフード、スブチリシン、スーパーオキシドジスムターゼ、スチライン、スウィートアーモンドタンパク質、ウレアーゼ、コムギ胚芽タンパク質、コムギタンパク質、ホエータンパク質、ゼイン及び加水分解された植物タンパク質からなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記タンパク質はホエータンパク質である。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記発酵副産物はポリサッカライドである。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ポリサッカライドは、エキソポリサッカライド及び陰イオン性ポリサッカライドからなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ポリサッカライドは4以上のサッカライド成分を含んで成る。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記サッカライド成分は、D及びL形態のグルコース、フルクトース、キシロース、アラビノース、フコース、ガラクトース、ピルビン酸、コハク酸、酢酸、3,6−無水ガラクトーススルフェート、ガラクトース−4−スルフェート、ガラクトース−2−スルフェート、ガラクトース−2,6−ジスルフェート、マンノース、グルクロン酸、マンヌロン酸、グルロン酸、ガラクツロン酸(galactouronic acid)、及びラムノースからなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ポリサッカライドは約500〜約15,000,000Daの分子量を有する。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、その分子量は約5,000〜6,000,000Daである。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、その分子量は約25,000〜1,000,000Daである。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ポリサッカライドは、ヘテロポリサッカライド、ホモポリサッカライド、ガラクタン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、ポリウロン酸、硫酸デキストラン、ヘパリン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム及びこれらの混合物から成る群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、ガラクタンは、アガー、アガロース、κ−カラーギナン、ι−カラーギナン及びλ−カラーギナンからなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、ガラクトマンナンは、イナゴマメガム及びグアールガムから選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、グルカンは、セルロース及びその誘導体、デンプン及び誘導体、デキストラン、プルラン、β1,3−グルカン、キチン、キサンタン及びタマチンド(tamatind)から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、グリコマンナンは、コンニャク(konjac)である。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、ポリウロン酸は、アルギン、アルギン酸塩及びペクチンからなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様におけるマトリクスでは、ヘテロポリサッカライドは、ゲラン、ウェラン、アラビアガム、カラヤガム、オクラガム、アロエガム、トラガカントガム、、ハッチ(ghatti)ガム、キセス(quicessed)ガム、オオバコ及びデンプンアラビノガラクタンからなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様におけるマトリクスでは、微生物は、ビヒドバクテリウム・アドレセンチス(Bifidobacterium adolescentis)、ビヒドバクテリウム・アングラタム(Bifidobacterium angulatum)、ビヒドバクテリウム・アニマリス(Bifidobacterium animalis)、ビヒドバクテリウム・アステロイド(Bifidobacterium asteroides)、ビヒドバクテリウム・ビヒダム(Bifidobacterium bifidum)、ビヒドバクテリウム・ボウム(Bifidobacterium boum)、ビヒドバクテリウム・ブレビ(Bifidobacterium breve)、ビヒドバクテリウム・カテニュラタム(Bifidobacterium catenulatum)、ビヒドバクテリウム・コエリナム(Bifidobacterium choerinum)、ビヒドバクテリウム・コリネホルメ(Bifidobacterium coryneforme)、ビヒドバクテリウム・クニクリ(Bifidobacterium cuniculi)、ビヒドバクテリウム・デンチウム(Bifidobacterium dentium)、ビヒドバクテリウム・ガリカム(Bifidobacterium gallicum)、ビヒドバクテリウム・ガリナルム(Bifidobacterium gallinarum)、ビヒドバクテリウム・インジカム(Bifidobacterium indicum)、ビヒドバクテリウム・インファンチス(Bifidobacterium infantis)、ビヒドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビヒドバクテリウム・ロンガム DJO10A(Bifidobacterium longum DJO10A)、ビヒドバクテリウム・ロンガム NCC2705(Bifidobacterium longum NCC2705)、ビヒドバクテリウム・マグナム(Bifidobacterium magnum)、ビヒドバクテリウム・メリシカム(Bifidobacterium merycicum)、ビヒドバクテリウム・ミニマム(Bifidobacterium minimum)、ビヒドバクテリウム・シュードカテニュラタム(Bifidobacterium pseudocatenulatum)、ビヒドバクテリウム・シュードロンガム(Bifidobacterium pseudolongum)、ビヒドバクテリウム・シュードロンガム亜種グロボサム(Bifidobacterium pseudolongum subsp. globosum)、ビヒドバクテリウム・プロラム(Bifidobacterium pullorum)、ビヒドバクテリウム・ルミナンチウム(Bifidobacterium ruminantium)、ビヒドバクテリウム・サエクラレ(Bifidobacterium saeculare)、ビヒドバクテリウム・スカルドビ(Bifidobacterium scardovii)、ビヒドバクテリウム・サブタイル(Bifidobacterium subtile)、ビヒドバクテリウム・スイス(Bifidobacterium suis)、ビヒドバクテリウム・テルマシドフィラム(Bifidobacterium thermacidophilum)、ビヒドバクテリウム・テルマシドフィラム亜種スイス(Bifidobacterium thermacidophilum subsp. suis)、ビヒドバクテリウム・テルモフィラム(Bifidobacterium thermophilum)、ビヒドバクテリウム・ウリナリス(Bifidobacterium urinalis)、ラクトバシラス・アセトトレランス(Lactobacillus acetotolerans)、ラクトバシラス・アシジピスシス(Lactobacillus acidipiscis)、ラクトバシラス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバシラス・アジリス(Lactobacillus agilis)、ラクトバシラス・アルギダス(Lactobacillus algidus)、ラクトバシラス・アリメンタリウス(Lactobacillus alimentarius)、ラクトバシラス・アミロリチカス(Lactobacillus amylolyticus)、ラクトバシラス・アミロフィルス(Lactobacillus amylophilus)、ラクトバシラス・アミロボルス(Lactobacillus amylovorus)、ラクトバシラス・アニマリス(Lactobacillus animalis)、ラクトバシラス・アリゾネシス(Lactobacillus arizonensis)、ラクトバシラス・アビアリウス(Lactobacillus aviarius)、ラクトバシラス・ビヒェルメンタンス(Lactobacillus bifermentans)、ラクトバシラス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバシラス・ブチネリ(Lactobacillus buchneri)、ラクトバシラス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバシラス・セロビオスス(Lactobacillus cellobiosus)、ラクトバシラス・コレオホミニス(Lactobacillus coleohominis)、ラクトバシラス・コリノイド(Lactobacillus collinoides)、ラクトバシラス・コリニホルミス(Lactobacillus coryniformis)、ラクトバシラス・コリニホルミス亜種コリニホルミス(Lactobacillus coryniformis subsp. coryniformis)、ラクトバシラス・コリニホルミス亜種トルクエンス(Lactobacillus coryniformis subsp. torquens)、ラクトバシラス・クリスパタス(Lactobacillus crispatus)、ラクトバシラス・クルバタス(Lactobacillus curvatus)、ラクトバシラス・シプリカセイ(Lactobacillus cypricasei)、ラクトバシラス・デルブレキィ(Lactobacillus delbrueckii)、ラクトバシラス・デルブレキィ亜種ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)、ラクトバシラス・デルブレキィ亜種デルブレキィ(Lactobacillus delbrueckii subsp. delbrueckii)、ラクトバシラス・デルブレキィ亜種ラクチス(Lactobacillus delbrueckii subsp. lactis)、ラクトバシラス・ジュリアニス(Lactobacillus durianis)、ラクトバシラス・エキ(Lactobacillus equi)、ラクトバシラス・ファルシミニス(Lactobacillus farciminis)、ラクトバシラス・フェリントシエンシス(Lactobacillus ferintoshensis)、ラクトバシラス・フェルメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバシラス・ホルニカリス(Lactobacillus fornicalis)、ラクトバシラス・フルクチボランス(Lactobacillus fructivorans)、ラクトバシラス・フルメンチ(Lactobacillus frumenti)、ラクトバシラス・フチュエンシス(Lactobacillus fuchuensis)、ラクトバシラス・ガリナルム(Lactobacillus gallinarum)、ラクトバシラス・ガッセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバシラス・グラミニス(Lactobacillus graminis)、ラクトバシラス・ハムステリ(Lactobacillus hamsteri)、ラクトバシラス・ヘルベチカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバシラス・ヘルベチカス亜種ジュグルチ(Lactobacillus helveticus subsp. jugurti)、ラクトバシラス・ヘテロヒオチィ(Lactobacillus heterohiochii)、ラクトバシラス・ヒガルジィ(Lactobacillus hilgardii)、ラクトバシラス・ホモヒオキィ(Lactobacillus homohiochii)、ラクトバシラス・インテスチナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバシラス・ジャポニカス(Lactobacillus japonicus)、ラクトバシラス・ジェンセニィ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバシラス・ジョンソニィ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバシラス・ケフィル(Lactobacillus kefir)、ラクトバシラス・ケフィリ(Lactobacillus kefiri)、ラクトバシラス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)、ラクトバシラス・ケフィルグラナム(Lactobacillus kefirgranum)、ラクトバシラス・キムチィ(Lactobacillus kimchii)、ラクトバシラス・クンキーイ(Lactobacillus kunkeei)、ラクトバシラス・レイクマンニィ(Lactobacillus leichmannii)、ラクトバシラス・レチバジ(Lactobacillus letivazi)、ラクトバシラス・リンデネリ(Lactobacillus lindneri)、ラクトバシラス・マレフェルメンタス(Lactobacillus malefermentans)、ラクトバシラス・マリ(Lactobacillus mali)、ラクトバシラス・マルタロミカス(Lactobacillus maltaromicus)、ラクトバシラス・マニホチボランス(Lactobacillus manihotivorans)、ラクトバシラス・ミンデンシス(Lactobacillus mindensis)、ラクトバシラス・ムコサエ(Lactobacillus mucosae)、ラクトバシラス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)、ラクトバシラス・ナゲリィ(Lactobacillus nagelii)、ラクトバシラス・オリス(Lactobacillus oris)、ラクトバシラス・パニス(Lactobacillus panis)、ラクトバシラス・パンテリス(Lactobacillus pantheris)、ラクトバシラス・パラブクネリ(Lactobacillus parabuchneri)、ラクトバシラス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバシラス・パラカゼイ亜種パラカゼイ(Lactobacillus paracasei subsp. paracasei)、ラクトバシラス・パラカゼイ亜種トレランス(Lactobacillus paracasei subsp. tolerans)、ラクトバシラス・パラケエフィリ(Lactobacillus parakefiri)、ラクトバシラス・パラリメンタリウス(Lactobacillus paralimentarius)、ラクトバシラス・パラプランタラム(Lactobacillus paraplantarum)、ラクトバシラス・ペントサス(Lactobacillus pentosus)、ラクトバシラス・ペロレンズ(Lactobacillus perolens)、ラクトバシラス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバシラス・ポンチス(Lactobacillus pontis)、ラクトバシラス・シタチ(Lactobacillus psittaci)、ラクトバシラス・レウテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバシラス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバシラス・ルミニス(Lactobacillus ruminis)、ラクトバシラス・サケイ(Lactobacillus sakei)、ラクトバシラス・サケイ L45(Lactobacillus sakei L45)、ラクトバシラス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、ラクトバシラス・サリバリウス亜種サリシニウス(Lactobacillus salivarius subsp. salicinius)、ラクトバシラス・サリバリウス亜種サリバリウス(Lactobacillus salivarius subsp. salivarius)、ラクトバシラス・サンフランシセンシス(Lactobacillus sanfranciscensis)、ラクトバシラス・シャルペアエ(Lactobacillus sharpeae)、ラクトバシラス種NGRI 0001(Lactobacillus sp. NGRI 0001)、ラクトバシラス・スエビクス(Lactobacillus suebicus)、ラクトバシラス・テルモトレランス(Lactobacillus thermotolerans)、ラクトバシラス・ワクチノステルカス(Lactobacillus vaccinostercus)、ラクトバシラス・バジナリス(Lactobacillus vaginalis)、ラクトバシラス・ベルミフォルメ(Lactobacillus vermiforme)、ラクトバシラス・ベルスモルデンシス(Lactobacillus versmoldensis)、ラクトバシラス・ゼアエ(Lactobacillus zeae)、ラクトコッカス・ガルビアエ(Lactococcus garvieae)、ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)、ラクトコッカス・ラクチス亜種クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)、ラクトコッカス・ラクチス亜種オルドニアエ(Lactococcus lactis subsp. hordniae)、ラクトコッカス・ラクチス亜種ラクチス(Lactococcus lactis subsp. lactis)、ラクトコッカス・ラクチス亜種ラクチスbv. ジアセチルラクチス(Lactococcus lactis subsp. lactis bv. diacetylactis)、ラクトコッカス・ピスシウム(Lactococcus piscium)、ラクトコッカス・プランタルム(Lactococcus plantarum)、ラクトコッカス・ラフィノラクチス(Lactococcus raffinolactis)、ルーコノストク・アルゲンチナム(Leuconostoc argentinum)、ルーコノストク・カルノサム(Leuconostoc carnosum)、ルーコノストク・シトレウム(Leuconostoc citreum)、ルーコノストク・ファラックス(Leuconostoc fallax)、ルーコノストク・フィクルネウム(Leuconostoc ficulneum)、ルーコノストク・フルクトサム(Leuconostoc fructosum)、ルーコノストク・ガシコミタタム(Leuconostoc gasicomitatum)、ルーコノストク・ゲリダム(Leuconostoc gelidum)、ルーコノストク・インハエ(Leuconostoc inhae)、ルーコノストク・キムチィ(Leuconostoc kimchii)、ルーコノストク・ラクチス(Leuconostoc lactis)、ルーコノストク・メセンテロイド(Leuconostoc mesenteroides)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種クレモリス(Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種デキストラニカム(Leuconostoc mesenteroides subsp. dextranicum)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種メセンテロイド(Leuconostoc mesenteroides subsp. mesenteroides)、ルーコノストク・メセンテロイド亜種メセンテロイド ATCC 8293(Leuconostoc mesenteroides subsp. mesenteroides ATCC 8293)、ルーコノストク・シュードメセンテロイド(Leuconostoc pseudomesenteroides)、プロピオニバクテリウム・アシジプロピオニシ(Propionibacterium acidipropionici)、プロピオニバクテリウム・アクネ(Propionibacterium acnes)、プロピオニバクテリウム・オーストラリエンセ(Propionibacterium australiense)、プロピオニバクテリウム・アビダム(Propionibacterium avidum)、プロピオニバクテリウム・シクロヘキサニカム(Propionibacterium cyclohexanicum)、プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキィ(Propionibacterium freudenreichii)、プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキィ亜種フレウデンレイキィ(Propionibacterium freudenreichii subsp. freudenreichii)、プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキィ亜種シェルマニィ(Propionibacterium freudenreichii subsp. shermanii)、プロピオニバクテリウム・グラニュロサム(Propionibacterium granulosum)、プロピオニバクテリウム・ジェンセニィ(Propionibacterium jensenii)、プロピオニバクテリウム・リンホフィラム(Propionibacterium lymphophilum)、プロピオニバクテリウム・ミクロエアロフィラム(Propionibacterium microaerophilum)、プロピオニバクテリウム・プロピオニカム(Propionibacterium propionicum)、プロピオニバクテリウム・トエニィ(Propionibacterium thoenii)、サッカロミセス・デルブルエキィ(Saccharomyces delbrueckii)、サッカロミセス・セレビジアエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ユニスポラス(Saccharomyces unisporus)、サッカロミセス・グロボサス(Saccharomyces globosus)、サッカロミセス・カルスバーゲネシス(Saccharomyces carlsbergensis)、クルイベロミセス・フラジリス(Kluyveromyces fragilis)、クルイベロミセス・ブルガリカス(Kluyveromyces bulgaricus)、クルイベロミセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis)、トルラ・ホルミィ(Torula holmii)、カンジダ・テヌイス(Candida tenuis)、R2C2、INIX、ES1及びK2から成る群から選択されている。 本発明の好適な実施態様におけるマトリクスでは、微生物は、L.ラムノサス、L.アシドフィルス、L.カゼイ、L.ラクチス、L.プランタルム、L.ケフィルグラナム、R2C2、INIX、ES1及びK2から成る群から選択されている。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記微生物はR2C2である。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記微生物はINIXである。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記微生物はL.ケフィルグラナムである。 本発明の好適な実施態様におけるマトリクスでは、前記微生物は、バシラス科(bacillaceae)、ビフィズス菌科(bifidobacteriaceae)、腸内細菌科(enterobacteriaceae)、エンテロコッカス科(enterococcaceae)、ラクトバシラス科(lactobacillaceae);プロピオン細菌科(propionibacteriaceae)及び酵母(yeast)である。 本発明の好適な実施態様におけるマトリクスでは、バシラス科は、バシラス・サブチリス(Bacillus subtilis)である。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記ビフィズス菌科は、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ブレブ、ビフィドバクテリウム・インファンチス及びビフィドバクテリウム・ラクチスからなる群から選択された1つである。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、腸内細菌科は、エシェリキアコリ・ニッセル1917(Escherichia coli Nissle 1917)である。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、エンテロコッカス科は、エンテロコッカス・ファエシウム(Enterocuccus faecium)である。 本発明の好適な実施態様におけるマトリクスでは、ラクトバシラス科は、ラクトバシラス・アシドフィルス、ラクトバシラス・カゼイ、ラクトバシラス・クリスパタス、ラクトバシラス・フェルメンタム、ラクトバシラス・ジョンソニィ、ラクトバシラス・パラカゼイ、ラクトバシラス・プランタルム、ラクトバシラス・レウテリ、ラクトバシラス・ラムノサス及びラクトバシラス・サリバリウスからなる群から選択されたうちの1つである。 本発明の好適な実施態様によるマトリクスでは、前記酵母はサッカロミセス・セレビジアエボウラルジィ(saccharomyces cerevisiae boulardii)である。 本発明によれば、ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離された微生物R2C2が提供されている。 本発明によれば、ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離された微生物K2が提供されている。 本発明によれば、ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離された微生物ES1が提供されている。 本発明によれば、ATCC43761系統から単離された微生物INIXが提供されている。 本発明によれば: 本発明の好適な実施態様による方法では、前記発酵段階は、2以上の微生物を同時にかあるいは連続して共培養することによって促進されている。 本発明の好適な実施態様による方法では、当該方法は更に、段階a)とb)の間にポリサッカライドを添加するための段階を含んで成る。 本発明の好適な実施態様による方法では、当該方法は更に、段階b)とc)の間にポリサッカライドを添加するための段階を含んで成る。 本発明の好適な実施態様による方法では、更に、段階a)の前にタンパク質溶液を低温殺菌する段階を含んで成る。 この方法は更に、低温殺菌段階の後に滅菌段階を含むことができる。 本発明の好適な実施態様による方法では、発酵したタンパク質の沈殿は、塩の添加、pH調節、熱処理、タンパク質分解酵素の添加及び羊毛状物質の添加からなる群から選択された1以上の方法によって行われている。 本発明の好適な実施態様による方法では、前記羊毛状物質は、微生物羊毛状物質である。 本発明の好適な実施態様による方法では、微生物羊毛状物質は、L.ケフィルグラナムである。 本発明の好適な実施態様による方法では、上清から沈殿したタンパク質の分離は、遠心及びろ過からなる群から選択された方法によって行われている。 本発明の好適な実施態様による方法では、本発明のマトリクスを医薬的に許容できる担体と共に含んで成る組成物が提供されている。 本発明の好適な実施態様による方法では、本発明のマトリクス使用が提供されており、ここで当該使用は、食品、医療品、医薬品、化粧品、プロバイオティック、機能性食品及び栄養補助食品からなる群から選択された製品を製造するためである。 本発明によれば、本発明のマトリクスの使用が供されており、ここで当該使用は食品を製造するためである。 本発明の好適な実施態様による使用では、前記マトリクスはエマルション安定化剤又は増粘剤として使用されている。 本発明の好適な実施態様による使用では、前記食品は、マヨネーズ、ドレッシング、マーガリン、スプレッド、バター、ホイップクリーム、クリーム、ヨーグルト、チーズ及び低脂肪代用食品からなる群から選択されている。 本発明の好適な実施態様による使用では、前記マトリクスはデリバリービヒクルとして使用されている。 本発明によれば、プロバイオティクを調製するための本発明のマトリクスの使用が供されている。 本発明によれば、本発明のマトリクスの使用が供されており、その使用は、化粧品のためである。 本発明の好適な実施態様によれば、化粧品は、皮膚ローション、クリーム、日焼け止め、ブラシ、マスカラ、アイシャドー、シャンプー及びコンディショナーからなる群から選択されている。 本発明によれば、対象者における免疫応答を高めるための本発明のマトリクスの使用が供されている。 本発明によれば、有効な量の本発明のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者における免疫応答を高めるための方法が供されている。 本発明によれば、対象者におけるトリグリセリドの量を下げるための本発明のマトリクスの使用が供されている。 本発明によれば、有効な量の本発明のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者におけるトリグリセリドの量を下げるための方法が供されている。 本発明によれば、対象者におけるTNF-αの量を下げるための本発明のマトリクスの使用が供されている。 本発明によれば、有効な量の本発明のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者におけるTNF-αの量を下げるための方法が供されている。 本発明によれば、対象者におけるグルタチオンの量を高めるための方法が供されている。 本発明によれば、有効な量の本発明のマトリクスを対象者に対して投与することを含んで成る、対象者におけるグルタチオン量を高めるための本発明のマトリクスの使用が供されている。 本発明のMPMは、様々な分野、即ち、食品(脂肪の置き換え、増粘剤)、化粧品(デリバリーシステム、生理効果)、栄養補助食品、機能性食品、プロバイオティック及び医薬(経口デリバリーシステム、生物応答調節ドラックデリバリーシステム)における切実なる要請をも満たす。 本明細書中の全ての参考文献は参照によって組み込まれている。 発明の詳細な説明 このようなマトリクス及びその生産方法は、当業界で公知のマトリクス及び生産方法を超える主たる利点を提示する。 下に記載されている生産方法により、凝集前、全ての成分が存在している場合に、乳清又は他の1次タンパク質源から直接、均一な処方物を獲得することが可能になる。 これらの成分は、凝集体及び凝集後の発酵産物の水相のいずれにおいても発見される。 MPMを含む処方物は、MPMと他の生成物を、処方物中へと導入するために、水、油又はかかる処方物のために適した他の液体中で混合することにおいて生産されている。 他の処方物は、MPMを凍結乾燥させ、そしてそれらを、処方物中へと導入される他の生成物を含む溶液で水和させることで生産されている。 使用されたポリマーは、起源が異なっていて良く、例えば、微生物に由来、植物に由来し、そしてそれらは合成されても良い。 前記ポリマーは、凝集の方法の、前、中又は後にタンパク質に対して混合されている。 マトリクス中に捕捉されているポリマーの量は、生じるマトリクスごとに変わりうる。 凝集方法中で使用されたタンパク質の源は、チーズ工場から獲得された純粋なホエーからかあるいは水溶液中で再懸濁されたホエータンパク質の濃縮物(WPC、CPI)のいずれかに由来しうる。 前記凝集方法は、発酵方法又は最終的に獲得される製品の質:風味、色、質感、保存期間、機能的な特性、栄養特性、生物学的な特性、医薬特性を向上させる他の任意の方法によって進められている。 図1は、ケフィア粒から獲得されたコンソーシアムから単離した乳酸菌の純粋な系統(R2C2系統アクセスNo.:041202-3 National Microbiology Laboratory、Health Canada、1015 Arlington Street、Winnipeg、Manitoba、Canada、R3E 3R2)によるホエーの発酵方法からなる本発明の方法の好適な実施態様を示す。 第一段階は、前培養であり、ここでは凍結乾燥されるかあるいは凍結された発酵培養物が使用され、ホエー又は使用される種、例えば、ケフィア粒から獲得したコンソーシアムから単離した乳酸菌の純粋な系統(R2C2系統)に適した種培地に接種する。 この発酵は、前培養物1mLあたり10 8 〜10 9の細菌の細菌濃度に到達する迄続けられている。 次いで、前培養物は、ホエー又はタンパク質溶液中、1〜12.5%の量で接種されている。 ホエーはそれ自体で、又は使用される種に適した様々な培養添加物を補われ使用されて良い。 増殖方法の間、乳酸菌がエキソポリサッカライド(EPS)を生産し、それは、いくつかの内生プロテアーゼと共に、培地中に分泌される。 この培地中に存在する内生プロテアーゼは、ホエータンパク質を加水分解し、様々な長さ及び疎水性を伴うペプチドを生じさせる。 ホエー培地は、使用された微生物の急速な増殖を促すために適切な条件下で維持されている。 もし必要であれば、一定の温度、pH、撹拌、通気及び他の培養条件が補われる。 ホエータンパク質の凝集を招くことについて、凝集体の形成を促進又は誘導するためにいくつかの方法、例えば、pH調節、塩の添加及び熱処理が使用されて良い。 微生物、ペプチド、タンパク質、発酵副産物を含む生じるマトリクスを優れた均一性で提供するために、撹拌は必要とされている。 連続遠心は、マトリクスのより良い均一性を助長するために好適であるが、様々な回収手段も使用されて良い。 MPMは、湿形態もしくは乾燥形態の下で使用されて良く、そして他の手段によって凍結乾燥もしくは乾燥されて良く、そして一度乾燥されたMPMも固体錠剤を形成するためにCarverプレスにより圧縮可能である。 凍結乾燥されたMPMは、プロバイオティクス又は薬物の組み込みなど複数の用途を有するだろう錠剤を形成するために任意の賦形剤を加える必要がなく、圧縮可能である。 前記錠剤は、それらのより高いタンパク質含量により徐々に水和しそして胃の環境を通過する間、組み込まれた薬剤を保護し続ける。 MPMは、水、油又はその全体的な特性を向上させる他の溶媒と一体化できる。 獲得されたこの組成物及び/又は処方物は、食品科学、化粧品、栄養補助食品、機能性食品、プロバイオティック及び医薬において有用である。 図2は、マトリクス処方物を示し、そして図3はMPMで生産された処方物を示す。 MPMを生産する記載された方法は、好適に、乳清などのホエータンパク質の濃縮されていない源からなる。 このMPMは均一性の向上を示し且つ機能及び官能特性の向上並びに健康に対して有利な効果を有する製品を示し、その理由は、本発明の発酵方法が、濃縮されていない溶液中で行われていることによる。 従って、生じるマトリクスを、当業界で知られている場合のように、高せん断条件でホモジナイズする必要がない。 図4は、本発明の方法の産業上の実施の例を示す。 図4に示されているように、前培養培地は、ホエー及びイーストエクストラクトによって調製されており、しかる後にこの調製物の低温殺菌が続く。 次いで、この低温殺菌された溶液は、発酵体を接種され、そして、前培養物1mLあたり10 8 〜10 9の細菌培養物を獲得するために、調節された条件下で発酵されている。 当業者は、前培養培地の調製は生産方法の一部である必要がないことを理解するだろう。 次いで、ホエーが発酵槽中に提供され、それに対して発酵のための前培養培地が加えられている。 発酵方法の終了後、発酵したタンパク質の沈殿が先に記載した1又は複数の方法によって達成されており、そして沈殿したタンパク質は上清から単離されそしてデリバリー迄保存されている。 上記MPMは以下に記載されている複数の用途を有する。 MPMは、様々な競争上の優位性及び用途を伴う安価な製品である。 食品産業/機能性食品産業/栄養補助食品産業において、MPMは脂肪代用剤として、タンパク質補助物質として、特異的な特徴(免疫系の刺激、トリグリセリドの量を低下させること)を有する機能性食品として、成分、風味剤、補助物質、食品添加剤、ビタミンのための生物ビヒクルとして使用されて良い。 MPMは、化粧品中及び美容食品の場合、MPMは脂肪及び/又は石油代用剤として、ボディーローション及びクリーム中でのタンパク質補助物質として、特異的な特徴(コラーゲンのin situ生産を高める)有する化粧品として、治療剤、補助物質、及びビタミンのための生物ビヒクルとして使用されて良い。 医薬的な観点から、MPMは、経口処方物又はジェネリック薬を増やすため(賦形剤)、薬物の治療指数を向上させるため(相互作用)、副作用を減らすため及び生体利用効率を高めるために、治療剤のための生物ビヒクルとして使用されて良い。 タンパク質 天然タンパク質の例としては、アルブメン、アミラーゼ、アミログルコシダーゼ、アルギニン/リジンポリペプチド、カゼイン、カタラーゼ、コラーゲン、クリスタリン、シトクロームC、デオキシリボヌクレアーゼ、エラスチン、フィブロネクチン、ゼラチン、グリアジン、グルコースオキシダーゼ、糖タンパク質、加水分解されたコラーゲンのヘキシルデシルエステル、ヒト胎盤タンパク質、ヒト胎盤酵素、ヨージドコーンタンパク質、ケラチン、ラクトフェリン、ラクトグロブリン、ラクトペルオキシダーゼ、リパーゼ、ミルクタンパク質、ヒリストイルグリシン/ヒスチジン/リシンポリペプチド、ニシン、オキシドレダクターゼ、パンクレアチン、パパイン、ペプシン、胎盤タンパク質、プロテアーゼ、サッカロミセスポリペプチド、血清アルブミン、血清タンパク質、シルク、ナトリウムステアロイルラクトアルブミン、可溶性プロテオグリカン、ダイズパルミチン酸塩、ダイズ、卵、ピーナッツ、綿実、ヒマワリ、エンドウ、ホエー、魚、シーフード、スブチリシン、スーパーオキシドジスムターゼ、スチライン、スウィートアーモンドタンパク質、ウレアーゼ、コムギ胚芽タンパク質、コムギタンパク質、ホエータンパク質、ゼイン及び加水分解された植物タンパク質などが挙げられる。 ホエーが好適であり、それは、ウシのミルクからチーズ製造後に獲得されたホエータンパク質の混合物である。 合成タンパク質又はポリペプチドも適切である。 合成タンパク質は、固層合成、又は組換えバイオテクノロジーの技術により生産されている。 MPMは、タンパク質の処方物において遭遇する問題に対する解決策になりうる。 MPMは、例えば、クリームの質感及び外観に影響を及ぼすことのない酸性又はアルカリ性条件のいずれかの下でクリームにおいて処方できる。 ポリマー これらのポリサッカライドは、外的に加えられているかあるいは微生物によって生産されているかのいずれかである。 適切な陰イオンポリサッカライドとしては、ガラクタン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、ポリウロン酸などが挙げられ、それらは、必要数のペンダント(pendant)親水性基を示す。 適切なガラクタンは、アガー、アガロース、κカラーギナン、ιカラーギナン及びλカラーギナンなどである。 適切なガラクトマンナンは、イナゴマメガム及びグアールガムであり;グルカンの例は、セルロース及びその誘導体、デンプン及び誘導体、デキストラン、プルラン、β1,3−グルカン、キチン、キサンタン及びタマリンドなどであり;グルコマンナンの例は、コンニャクであり;ポリウロン酸の例は、アルギン、アルギン酸塩及びペクチンであり;ヘテロポリサッカライドの例は、ゲラン、ウェラン、アラビアガム、カラヤガム、オクラガム、アロエガム、トラガカントガム、ハッチガム、キセスガム、オオバコ及びデンプンアラビノガラクタンなどである。 そしてまた、硫酸デキストラン、ヘパリン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、及びそれらの混合物も適切である。 これらのポリサッカライドは、更にAoki、TT;Araki&M.Kitamikado;1990、Vibrio sp.AP-2.Eur.J.Biochem、vol.187、pp.461〜465において開示されているように更に修飾されて良いが、但し、それには必要数の親水性ペンダント基を含まれていることが条件である。 そしてまた本発明の組成物中で使用するために適しているのは、化学的に修飾されたガラクタンであり、例えば、M.Yalpani、Elsevier Science Publishersによって1997年に刊行されたIndustrial Polysaccharides;Genetic Engineering、Structure/Property Relation and ApplicaitonにおけるKBGuiseleyによって書かれた記事中に開示されているものである。 このGuisekeyの記事は、至適ゲル化特性を獲得するためにアガーを化学的に修飾するための方法を開示する。 一般に、ガラクタンのらせん構造(それは即ち、ガラクトースのO6とO4の、3,6−無水ガラクトースの02に対する結合によって獲得されている)に影響を及ぼさない任意の修飾は、ゲル化能力を保存するだろうし、そして但し必要数の親水性基が存在するなら、本発明の組成物中で使用するために適している。 親水性基により水溶性であるポリサッカライドが提供される。 多くの他のポリマーが発酵方法の前、中又は後に加えられて良い。 それらは、1)MPMの機能的特性、2)MPMの物理化学的特性、3)タンパク質の凝集、4)様々な分野、例えば、食品、化粧品、栄養補助食品及び医薬に由来する様々な成分を処方もしくは封入する能力並びに5)MPMの生物活性を変化させるために使用できる。 ポリマーの例としては、ポリエチレングリコール、ポリエチレンイミン、ポリエステル、モノブロックコポリマー、ジブロックコポリマー、もしくはトリブロックコポリマー又はMPMを向上させるために使用できうるコロイド系の処方に役立つ任意のポリマーが挙げられる。 微生物 本発明は様々な種類(gender)又は種(species)を使用でき、そして例えば、それらが、MPMの機能特性、例えば、それらの水和及び乳化能力、健康に対するそれらの有利な効果又はそれらの相対保持時間、を修飾することを証明するために与えられるだろう。 プロバイオティック系統、例えば、ラクトバシラス・プランタルムによって生み出されたMPMにより、腸内フローラのより良い刺激が可能になる。 乳酸菌により生み出されたMPMは、バクテリオシン、NISINの生産を可能にしマトリクスの保持時間の向上をもたらす。 ラクトバシラス・ケフィラノファシエンス又はL.ラムノサス9595により生み出されたMPSは、それらのEPSによって免疫系のより良いポジティブな全体刺激が可能になる(Murofushiら、1986、Immunopharmacology.vol.12.pp.29〜35)。 MPMは、それが加えられているかあるいは組み込まれている製品の保存を延長させる。 MPMを含むヨーグルトはMPMを含まないヨーグルトに比べてより良い棚寿命を示す。 加えて、MPMは微生物の生存を長期に渡り維持するのに役立ちうる。 更に、ヨーグルト中のMPMは安定化剤として働きそしてゼラチン、ペクチンまたはトウモロコシデンプンのいずれかに取って代わる。 本発明の方法中、ある微生物の培養物が、第二またはそれ以上の微生物の増殖を連続発酵において有利にする。 乳酸細菌の最初の発酵により、一層、要求される細菌、例えばビフィズス菌及びプロピオン酸菌属の増殖を可能にせしめる。 細菌系統(R2C2、K2、ES1)の単離は、Kojima、Sら、Biosci.Biotech.Biochem.Vol.57No.1pp.:119〜120によって記載されたRCWアガー上で行われている。 ケフィア粒は等張液及び無菌液(トリプトン 8.5g/L+NaCl 1g/l)中で混合装置によりホモジナイズされている。 この溶液をRCWアガー接種のために使用した。 様々な種類のコロニーが単離された。 選定の系統は、グラム陽性、非移動性、カタラーゼ陰性及びホモヘルメタティブ(homofermetative)の系統であった。 この系統は、任意に嫌気性であり、15℃では増殖せず且つFujisawaら、International Jurnal of synstematic Bacteriology. vol.38.No.1 pp.:12〜14に記載されている種よりも生理的にもろかった。 この系統は、参照系統ATCC#43761に比較し、表1に示しているような糖発酵パターンであった。 更に、この系統は、参照系統ATCC43761及び51647に比較し、図5A-Bに示されている16Sホモロジーであった。 この系統は、糖発酵パターンについて参照系統ATCC43761に比較され(表1に示されている)そして、16S RNAホモロジーについて参照系統ATCC43761及び51647に比較(表2に示されている)されている。 単離された系統は、ラクトバシラス属、及び種はケフィラノファシエンスに分類された。 凝集に影響を及ぼす因子 食品科学 化粧品 MPMは、メーキャップファンデーション又はカラー化粧品、例えば、アイシャドー、ブラシ、コンシーラー、又は液体、クリーム、固体、もしくは棒形態におけるアイライナー組成物において使用するために適している。 適切な組成物は、油中水又は水中油エマルションでありうるが、好適には水中油エマルションである。 かかる組成物は、一般に:0.01〜95%のMPM、0.5〜95%の水、0.5〜25%の粒子状物質、0.01〜20%の界面活性剤、及び0.1〜95%の油を含んで成る。 加えて、これらの組成物は更に、保湿剤、防腐剤、非揮発性又は揮発性油、ゲラン(gellants)、及びこれらの混合物からなる群から選択された成分を含んで成る。 栄養補助食品 MPMは、プロバイオティクスの分野における複数の利点をも有する。 第一に、MPMはプロバイオティクスを低コストで生産する手段を構成する。 MPM回収の間、懸濁中の残細菌はMPM中に回収されており、そのMPMは、発酵体積のおよそ5%を示し、従って濃縮係数は20である。 1×10 9細菌を含む発酵溶液は、MPM中2×10 10の細菌濃度を生じる。 プロバイオティクスの生産は、同時に、タンパク質、ペプチド及び発酵副産物、例えば、エキソポリサッカライド、ビタミン、細菌タンパク質などの健康上の利益有する成分の回収につながるだろう。 MPMは、プロバイオティクスのための多機能ビヒクルをも構成する。 MPMは、プロバイティクスを保護し、相乗効果を与え、そして養うために使用される疎水性又は親水性物質の組み込みを可能にする。 例えば、親水性のビタミンCは、濃縮されたプロバイオティクスの生存を維持するのに役立つ。 所定のエキソポリサッカライド(例えば、オリゴガラクトサッカライド)の存在は、腸内フローラの刺激に対するプレバイオティック効果(相乗効果)を有し、あるいはビタミンE(疎水性)の存在は、微生物の生存に対する保護効果(抗酸化)及び栄養効果(ビタミン)を有する。 加えて、最後にMPMはタンパク質中のその組成が理由で、プロバイオティクスの生存を保護できる可能性がある。 最後に、MPMは、様々な形態、湿、凍結乾燥又は圧縮錠におけるビヒクルとして働くことができうる。 全ての形態がプロバイオティクスの分野での利点の構成要素となる。 湿MPMは、食品処方物、化粧品において示されているように簡単に処方され、従ってプロバイオティクスの処方物について同じことが示唆される。 凍結乾燥されたMPMは重要な保護可能性を提案し、その理由は、そのタンパク質中でのその含量並びに親水性及び疎水性保護物質の組み込みの可能性にある。 凍結乾燥されたMPMは、プロバイオティクス又は薬物の組み込みのために使用されうる錠剤を形成するために任意の賦形剤を加える必要なく圧縮可能である。 医薬 複数の医薬的に類縁する製品及び薬物又はMPMと共に処方されて良い生物活性物質は、例えば、様々な種類(親水性及び疎水性)の小分子、タンパク質、RNA、オリゴヌクレオチド、DNA、ウィルス、細菌である。 MPM中及び本発明の方法中で使用されて良い生物活性物質の例及び種類は、全ての医薬剤を含み、例えば、抗炎症薬、鎮痛薬、抗関節痛用薬物、抗けいれん薬、抗うつ剤、抗精神病薬、精神安定剤、抗不安薬、麻酔薬、アンタゴニスト、パーキンソン病治療剤、コリン作動薬、化学療法薬、免疫抑制剤、抗ウィルス剤、抗生物質、食欲抑制剤、制吐剤、抗コリン剤、抗ヒスタミン剤、偏頭痛剤、冠状動脈、脳血管又は末梢血管拡張薬、ホルモン剤、避妊薬、抗血栓剤、利尿薬、血圧降下薬、心臓脈管薬、オピオイドなどが挙げられるが、それらに限定はされない。 適切な生物活性物質には、治療及び予防剤も含まれる。 これらとしては、全ての治療上有効な生物調節物質が挙げられるが、それに限定はされない。 かかる調節物質としては、脂質、有機物、タンパク質及びペプチド(合成及び天然)、ペプチドミメティクス、ホルモン(ペプチド、ステロイド及びコルチコステロイド)、D及びLアミノ酸ポリマー、オリゴサッカライド、ポリサッカライド、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド及び核酸の例えば、DNA及びRNA、タンパク質核酸ハイブリッド、小分子並びに生理的に活性を有するそれらの類似物が挙げられるがそれらに限定はされない。 更に、調節物質は、天然資源に由来するかあるいは組換え又は合成手段により作製され、そして類似物、アゴニスト及び同族体を含む。 本明細書中で使用されている場合、「タンパク質」とはペプチド及びポリペプチドを意味する。 かかるタンパク質としては、酵素、生物医薬、成長ホルモン、成長因子、インスリン、モノクローナル抗体、インターフェロン、インターロイキン及びサイトカインが挙げられるが、それらに限定はされない。 有機物としては、アミノ、イミノ、及びグアニジノ基を伴う医薬的に活性を有する化学物質が挙げられるがそれらに限定はされない。 適切なステロイドホルモンとしては、エストロゲン、プロゲステロン、テストステロン並びにそれらの生理的に活性を有するそれらの類似物が挙げられるがそれらに限定はされない。 様々なステロイドホルモン類似物が当業界で公知であり、例えば、エストラジオール、SH-135及びタモキシフェンが挙げられるがそれらには限定されない。 本明細書中で使用されている場合、「核酸」としては、DNA、RNA及び生理的に活性を有するそれらの類似物が挙げられる。 ヌクレオチドは、単一の遺伝子をコードするかあるいは、プラスミド、レトロウィルス及びアデノ随伴ウィルスベクターなど、組換えDNAの当業界で公知の全てのベクターであって良いがそれらには限定されない。 本発明中で記載されているMPMは、それが、固体状ではない、簡単に飲み込むことができるクリーム状の生分解性ビヒクルであるので、上記の患者において、常用の錠剤ピルを超える利点を有する。 MPM中で発見される所定のポリサッカライド、例えば、L.ケフィラノファシエンスによる生産物のケフィランは、血液循環中を通過することが知られている。 様々なMPM中で発見されるこれらのポリサッカライド、ペプチド及び細菌は、いくつかの医薬品の吸収を高める。 下の例が更に本発明を説明し、そして本発明の範囲を限定するものとして考えられるべきではない。 実施例1 チェダー製品から獲得したホエーをろ過(0.22μm)によって滅菌した。 この滅菌したホエーを発酵チャンバー中へ、R2C2系統を接種する時に入れた。 前培養物を調製し、細菌10 8 〜10 9 /前培養培地mlの濃度を得た。 この接種を、ホエーの最終体積の1%及び15%、しかし好適には10%に対応する前培養培地(10 8 R2C2/mL)の体積で行った。 発酵方法を37℃で且つpHを5に調節して行った。 pHの調節はNaOHを加えることによって行った。 均一に分配させるが、過剰の通気を生じさせることないようにするために撹拌を最小に保った。 発酵方法を、必要とされる特長に依存して、16〜36時間に渡り行った。 この発酵方法の後、0.1%〜1.5%、しかし好適には1%(w/v)のCaCl 2を加えて、pHを6.5〜8、しかし好適には7.5に調節した。 生じるMPMは可鍛性であり、見掛け上、白いクリーム状の色のプディングで目立った風味又は臭いを伴わないプリンのようである。 このマトリクスの回収を遠心によって行った。 多くの遠心力が、所望の機能特性に依存し、適切である。 しかし、多くの試験により、3500RCFの遠心力(相対遠心力)が適切な機能特性を有するマトリクスの生産ために好適であり、そして3500〜7476RCFの遠心力も適切である。 代わりの方法は、ES1、INIX、K2、R2C2、ラクトバシラス・ヘルベチクスATCC10386、ラクトバシラス・ケフィルグラナムATCC51647、ラクトバシラス・ラムノサスATCC7469、ラクトバシラス・ゼアエATCC15820又はラクトコッカス・ラクチスATCC11454及び表2に示した調節値でのpH及び温度の培養調節条件を使用している。 代わりの方法は、初期pHを、表2に示したように、使用した微生物の調節値に調節することである。 代わりの方法において、乳清を発酵前に低温殺菌し、そしてこの発酵した溶液を再度、共産物(co-products)からMPMを分離する前に低温殺菌した。 しかし、この代わりの方法は、最終製品で活性を有する細菌が必要となる場合には使用していない。 更なる代わりの方法において、共培養物を獲得するためにR2C2とラクトバシラス・ラクチスによる二重接種が使用されている。 この2つの種は、将来の接種のために一緒に培養されても良い。 他の代わりの方法において、使用した系統は、プロピオニバクテリウム・アシジプロピオニシATCC4875であり、それはプロピオン酸を生産する。 発酵温度は30℃、pHは7であり、そして発酵を96時間に渡り行った。 イーストエクストラクトは、プロピオン酸の生産を刺激するために、0.5%〜1%(w/v)の割合で補足できる。 嫌気性細菌を使用している場合、この方法は、酸素を取り除きそして/又はCO 2分圧を高めるために、気体、例えば、CO 2又は窒素の添加を使用して良い。 実施例2 従って、ドレッシングの処方物は、当該ドレッシングを4℃で冷蔵した場合、全ての特性を維持している事実を特徴とする。 このマトリクスは、油水エマルションにおける乳化剤及び安定化剤として卵黄にとって代わり、そして当該マトリクスは、それ自身と同体積の油と同程度乳化できる。 前記サラダドレッシングは、凝集を避けるために撹拌しながら糖をMPMに対して加え、食用酢及びコーンシロップを加え、そしてOsterizer混合機で30秒に渡り最大速度で撹拌し、コーン油を迅速にこの混合ジャーに対して加え、そして1分に渡り混合を維持してサラダドレッシングを4℃で24時間以上に渡り保存することによって調製している。 実施例3 実施例4
実施例5 ヨーグルトの長所は、とりわけ、腸における細菌の作用、それらが十分な数で存在するが重要である。 これに関して、ヨーグルトは、いくつかの国々では、法律によって、市販される時に、1000万の細菌/g以上を含まなければならない。 組成基準は、ヨーグルトが、9.5%以上の無脂肪ミルク固体を含みそして3.0%以上のタンパク質を含まなければならないことを要求している。 それは、ミルク(全乳もしくはスキムミルク粉末、又は濃縮蒸発されたミルクのいずれか)、フルーツ、フルーツジュース又は抽出物、ジャム、シリアルに由来するいくつかの成分、又は任意の他の風味剤、甘味料をテクスチャ剤(安定化剤、ゲル化剤、増粘又は乳化剤)の2%を超えない量で、クエン酸、食品着色物質、並びにヨーグルトの場合、加えられたフルーツ、フルーツジュースもしくは抽出物もしくはジャム、50ppmを超えることがない防腐剤を含んでも良い。 MPMの、ヨーグルト中での増粘剤としての可能な使用は、カラーギナン、ペクチン、ゼラチン及びとりわけてコーンスターチの代わりにおいて、質感と粘度を高めうる。 MPMは乳製品における乳成分として注目のものであり、なぜならそれは低カロリー成分であるからだ。 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例9 潜在的な薬物担体との複合体において血流に取り込まれる蛍光プローブの効率を評価するために、メスのWisterラット(8週齢)を使用した。 ラットの平均体重は200gであり、そしてそれらに自由にエサを与えた。 フルオレセイン(5mg/kg体重)を0.9%塩類溶液水中又はMPM中のいずれかにおいて胃管栄養法の前にボルテックスにかけた。 3匹のラット/群に1mlの混合溶液を供給ニードルを介してT0(Tは時間)に与えた。 フルオレセインを最初の胃管栄養法においてのみ存在させた。 ラットには、4時間間隔で1日につき2回胃管栄養した。 300μlの血液試料をT1、T3.5で回収した。 可能な場合、採血する前に尿を回収した。 血液を13,000rpmで5分に渡り遠心した。 血しょうを回収した。 20μlの血しょう2mlのPBS(pH7.2)中で希釈した。 分光蛍光計Eclipse(Varian、Australia)において490nmの励起波長及び514nmの放射波長で読み込みを記録した。 濃度をフルオレセインの標準曲線に対して測定した。 以下のデータが回収され、フルオレセインにおいては、血液循環中への侵入は塩類溶液で処方された場合より僅かに良く且つフルオレセインのより良い吸収を提示するMPMで胃管栄養法が行われた動物においてよりよく分泌されることを示す。 実施例10 前培養物を発酵槽中、以下の条件で生じさせた。 その条件とは:39℃、初期pH5を発酵の間中に4.3に調節し、18〜20時間に渡る最小の撹拌(50rpm)、初期接種の割合は1〜15%、しかし好適には10%(10 8細菌/ml)である。 接種を凍結発酵体から行った。 MPMを生産するために、同条件を発酵ホエーに対して使用し、しかし、pHをHClで5に調節する直前に、粗製のホエーに対して1%CaCl 2を加えた。 これにより、コンタミネーションの危険性を最小にとどめて使用した細菌系統の至適増殖に近い開始pHにすることが可能になる。 一度pHを調節し、ホエーを発酵槽中70℃で40分に渡り低温殺菌し、温度を39℃にしてホエーを先に規定した前培養物の0.5%〜5%、しかし好適には2.5%で接種する。 ホエーの発酵はR2C2系統により16時間に渡り続く。 NaOHを加えることによってpHを調節する。 撹拌を最小に維持し、良い分配を可能にするが過剰な通気を生じさせないようにしている。 pHの7.5での再調整及びMPMの回収を産業用清浄器WestfaliaモデルNA-7により行う。 獲得した収量は、所望の堅さに基づきそして発酵溶液の30〜50g/lで変化する。 MPM回収により、懸濁中で発見される全細菌の実際の回復が招かれる。 実施例11 実施例12 実施例13 実施例14 実施例15 実施例16 実施例17 同じ用途のために、ラクトバシラス・ケフィルグラナムを以下のようにして調製したRogosa Cheese Whey(RCW)培地中で培養できる。 RCWをRogosa S1 Broth(Difco # 0478-17-4)から調製し、そして、ホエー浸透物の粉末から調製しているホエー浸透物で蒸留水を置き換えたこと(62.5g/L)及びタンパク質を熱(121℃で15分に渡る滅菌)によって変性させそして使用前にろ過によって画分化したこと以外は、製造者によるプロトコルに従って調製した。 細菌及びタンパク質の一部の回収を可能にするために、ラクトバシラス・ケフィラノファシエンスを30℃で24〜60時間、好適には40時間に渡り増殖させた。 この培養物を、ろ過もしくは任意の他の処理もしくは添加を伴わずに遠心し、タンパク質及び凝集体を形成する細菌を回収できる。 そしてまた、PL-塩中、30℃で24時間に渡り発酵させた400mlの培養物を使用し、10Lの無菌ホエーに接種するために使用した。 発酵をpH5.5、30℃で24時間に渡り調節し、そしてこの発酵した溶液を、任意の他の処理もしくは添加を伴わずに、遠心し、タンパク質及び凝集体を形成する細菌を回収する。 回収された生成物は、pH5.5におけるMPMである。 他の用途は、発酵した溶液のpHを5.5〜8、好適には7.5に、凝集体を回収する前に調節することである。 最後に、他の用途は、CaCl 2 、0.1〜1.5%、好適には1%を発酵溶液に対して、pHを5.5〜8、好適には7.5に調節する前に調節し、そして凝集体を回収することである。 実施例18 実施例19 TFN-αを、Titanium PCR kit(Clontech)を使用して2μlの逆転写反応により増幅した。 増幅プライマーは以下のとおりである。 PCR反応を、各々100pmolのプライマー、68℃のアニーリング温度を使用して30サイクルに渡り行った。 このPCR産物を1.5%アガロースゲル上で分析した。 このデータより、塩類溶液(コントロール)、HMS90(登録商標)(Immunotechによって市販されているホエータンパク質単離物)、ヨーグルト(カロリーが下げてあるDanone)を与えた群において確認されたこととは対照的に、MPMを与えたラットの集団において、7日後に、血液細胞におけるTNF-αのRNAレベルでの量を減らすことができることが示され、従って、抗炎症効果が血中で生じていることが示唆されている。 実施例20 IL-18を、Titanium PCR kit(Clontech)を使用して2μlの逆転写反応により増幅した。 増幅プライマーは以下のとおりである。 PCR反応を、各々100pmolのプライマー、68℃のアニーリング温度を使用して30サイクルに渡り行った。 このPCR産物を1.5%アガロースゲル上で分析した。 このデータより、塩類溶液(コントロール)、HMS90(登録商標)(Immunotechによって市販されているホエータンパク質単離物)、ヨーグルト(カロリーが下げてあるDanone)を与えた群において確認されたこととは対照的に、MPMを与えたラットの集団において、24時間後に、血液細胞におけるIL-18のRNAレベルでの量を減らすことができることが示され、従って、粘膜免疫の刺激が示唆されている。 実施例21 実施例22 実施例23 実施例24 実施例25 実施例26 表18のデータは、MPM及びP85の濃度の関数として、蛍光強度のピークI e / PBS溶液に由来する強度のピークI eの割合を示す。 このデータは、MPMがエキシマー(疎水性マイクロドメイン)の形成を促すことを示す。 実施例27 実施例28 実施例29 実施例30 実施例31 この処方により、手を加えていないミルクに比べて実際には2倍になっている3.6gのタンパク質のミルクを濃縮することが可能になる。 MPMにより、より良い粘度及び口の中で味わわれる、よりクリーム状の質感が得られる。 MPMを体重調節ドリンク(Slim fast(登録商標))に対しても添加しており、そして生じる製品は、当該ドリンクにおいて発見されるダイズタンパク質の風味が減っていることが発見されている。 実施例32 インキュベーション後、試験2により獲得した製品はコントロール試験に匹敵し、一方で試験3及び4では凝固が可能にならなかった。 6週の保存後、コントロール試験は有意な液の排出がありそして酵母により汚染された一方で、試験2は、それの調製以来、不安定化と微生物による変質のサインをどちらも示さなかった。 従って、MPMは処方物に対する保護の役割を果し、そしてヨーグルトのための非常に優れ且つ典型的な質感を獲得するために役立ちしかも、最終処方物中の脂肪の量を、デンプン又は他の増粘剤を加えることなく減らすことに役立つ。 実施例33 実施例34 実施例35 実施例36 前培養物を発酵槽中、以下の条件で生じさせた。 その条件とは:39℃、初期pH5を発酵の間に4.3で調節し、18〜20時間に渡り最小の撹拌(50rpm)をし、そして初期接種は1〜15%、しかし好適には10%(10 8細菌/ml)である。 最初の接種を凍結した発酵体から行った。 MPMを生産するために、同じ条件を使用し、ホエー(市販のダイズタンパク質を1〜10%(w/v)補足している)を発酵させたが、しかしHClでpHを5に調節する直前に、粗製のホエーに対して1%のCaCl 2を加えた。 このことは、汚染の危険性を最小化し、そして使用した菌系統の至適増殖に近い開始pHをもたらす。 一度pHを調節し、ホエーを発酵槽中、70℃で40分に渡り低温殺菌し、温度を39℃にしてホエーを、先に規定したように前培養物の0.5〜5%、しかし、好適には2.5%で接種している。 ホエーの発酵はR2C2系統により16時間続く。 pHをNaOHを添加することによって調節した。 撹拌を最小に維持し、過剰な通気を生じさせることなく均一な分配を可能にするようにした。 pHの7.5への再調整及びMPMの回収を産業清浄器Westfalia model NA-7により行った。 得られた収率は所望の堅さに依存し、そして30〜50g/l発酵溶液で変わる。 MPM回収は、懸濁中で発見される全細菌の実際の回復を招く。 実施例37 実施例38 実施例39 本発明は、その特定の実施態様と関連して記載されている一方、それは更に変更を加えることが可能であると解され、そしてその適用は全ての変形、使用又は本発明の以下のような適合を網羅することを目的としており、その適合は、一般に、本発明が加わり、当業界内で公知又は通常の実施に至るような本発明の原理及び例えば、開示内容から出発することを含み、そして本明細書中で開示された本質的な特徴、及び本発明の添付の請求の範囲に従うものでありうる。 |