ロボットアームおよびその利用方法

申请号 JP2013087906 申请日 2013-04-18 公开(公告)号 JP2014210316A 公开(公告)日 2014-11-13
申请人 マッスル株式会社; Muscle Corp; 发明人 TAMAI HIROBUMI; TAMAI SATOSHI;
摘要 【課題】フォークリフトなどの移動体に装着され、コンテナ内に積層された荷物を他の場所に移動させて載置させるロボットアームおよびその利用方法を提供する。【解決手段】進退自在とされた吸着パッド15を有するアーム本体10と、アーム本体10を駆動させる操作盤20とを備えたロボットアームAをフォークリフトなどの移動体Mに装着し、吸着パッド15によりコンテナ内に積層されている荷物の側面を吸着保持してアーム本体10の動作によりコンテナ内から引き出すものである。【選択図】図1
权利要求
  • アーム本体と、前記アーム本体を駆動させる操作盤とを備えてなるロボットアームであって、
    前記アーム本体は、移動体に装着される装着部と、前記装着部に基部が装着される平行リンク機構と、前記平行リンク機構に基部が装着される水平旋回リンク機構と、前記水平リンク機構に装着されるエンドエフェクタとを含み、
    前記エンドエフェクタは、搬送対象物の側面に吸着する吸着パッドと、前記吸着パッドを進退させる進退機構と、引き出した搬送対象物を載置する載置部材とを含み、
    前記操作盤は、前記吸着パッドによる吸着の実行および解除を制御する着脱スイッチと、操作レバー部と、前記操作レバー部の操作レバーの操作量に応じたアクチュエータの制御量を生成する制御信号生成部とを含むことを特徴とするロボットアーム。
  • アーム本体をスレーブとし、操作レバー部をマスターとするマスタースレーブ制御方式とされてなることを特徴とする請求項1記載のロボットアーム。
  • 操作レバー部の操作レバーに力センサを備え、操作盤に力順送型バイラテラル演算処理部を付加的に有し、
    制御方式が力順送型バイラテラル制御方式とされてなることを特徴とする請求項2記載のロボットアーム。
  • 操作レバー部のレバー操作により生成されたアーム本体に対する指令値を逐次記憶する記憶手段を有し、
    前記記憶手段に逐次記憶されたアーム本体に対する指令値に基づいてアーム本体を動作させるようにされてなることを特徴とする請求項2記載のロボットアーム。
  • エンドエフェクタが浮動支持されてなることを特徴とする請求項1記載のロボットアーム。
  • エンドエフェクタを昇降させるエンドエフェクタ昇降軸を有してなることを特徴とする請求項1記載のロボットアーム。
  • エンドエフェクタに進退自在とされた吸着パッドを有するアーム本体と、前記アーム本体を駆動させる操作盤とを備えてなるロボットアームの利用方法であって、
    前記吸着パッドにより搬送対象物の側面を吸着して引き出す動作を含むことを特徴とするロボットアームの利用方法。
  • エンドエフェクタに進退自在とされた吸着パッドを有するアーム本体と、前記アーム本体を駆動させる操作盤とを備えてなるロボットアームの利用方法であって、
    前記エンドエフェクタは浮動支持され、
    前記吸着パッドにより搬送対象物の側面を吸着して引き出す動作を含むことを特徴とするロボットアームの利用方法。
  • 搬送対象物を傾斜させながら引き出す動作を含むことを特徴とする請求項8記載のロボットアームの利用方法。
  • 说明书全文

    本発明はロボットアームおよびその利用方法に関する。 さらに詳しくは、移動体に装着され積載されている荷物を他の場所に移動させて載置させるロボットアームおよびその利用方法に関する。

    従来より、荷物の輸送にコンテナが利用されている。 このコンテナにより輸送された荷物は、一般的には、中間集積地においてコンテナから取り出され、フォークリフトなどによりトラックなどに移載されて最終目的地への配送がなされている。

    しかるに、中間集積地におけるコンテナからの荷物の取り出しは、作業員による人手作業によりなされている。 この荷物の取り出しは、狭いコンテナ内で行うところから、作業員は無理な姿勢を強いられている。 そのため、作業員に腰痛などの職業病を発症させている。

    このような状況から、コンテナ輸送業界からコンテナ内に積載された荷物を搬出できるロボットなどの出現が熱望されている。

    なお、コンテナ内荷物取り出し付属リフターについては、特許文献1に提案がなされている。

    特開2010−222123号公報

    本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、フォークリフトなどの移動体に装着され、コンテナ内に積層された荷物を他の場所に移動させて載置させるロボットアームおよびその利用方法を提供することを目的としている。

    本発明のロボットアームは、アーム本体と、前記アーム本体を駆動させる操作盤とを備えてなるロボットアームであって、前記アーム本体は、移動体に装着される装着部と、前記装着部に基部が装着される平行リンク機構と、前記平行リンク機構に基部が装着される平旋回リンク機構と、前記水平リンク機構に装着されるエンドエフェクタとを含み、前記エンドエフェクタは、搬送対象物の側面に吸着する吸着パッドと、前記吸着パッドを進退させる進退機構と、引き出した搬送対象物を載置する載置部材とを含み、前記操作盤は、前記吸着パッドによる吸着の実行および解除を制御する着脱スイッチと、操作レバー部と、前記操作レバー部の操作レバーの操作量に応じたアクチュエータの制御量を生成する制御信号生成部とを含むことを特徴とする。

    本発明のロボットアームにおいては、アーム本体をスレーブとし、操作レバー部をマスターとするマスタースレーブ制御方式とされてなるのが好ましい。 その場合、操作レバー部の操作レバーにセンサを備え、操作盤に力順送型バイラテラル演算処理部を付加的に有し、制御方式が力順送型バイラテラル制御方式とされてなるのがさらに好ましい。

    また、本発明のロボットアームにおいては、操作レバー部のレバー操作により生成されたアーム本体に対する指令値を逐次記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段に逐次記憶されたアーム本体に対する指令値に基づいてアーム本体を動作させるようにされてなるのが好ましい。

    また、本発明のロボットアームにおいては、エンドエフェクタが浮動支持されてなるのが好ましい。

    また、本発明のロボットアームにおいては、エンドエフェクタを昇降させるエンドエフェクタ昇降軸を有してなるのが好ましい。

    一方、本発明のロボットアームの利用方法の第1形態は、エンドエフェクタに進退自在とされた吸着パッドを有するアーム本体と、前記アーム本体を駆動させる操作盤とを備えてなるロボットアームの利用方法であって、前記吸着パッドにより搬送対象物の側面を吸着して引き出す動作を含むことを特徴とする。

    本発明のロボットアームの利用方法の第2形態は、エンドエフェクタに進退自在とされた吸着パッドを有するアーム本体と、前記アーム本体を駆動させる操作盤とを備えてなるロボットアームの利用方法であって、前記エンドエフェクタは浮動支持され、前記吸着パッドにより搬送対象物の側面を吸着して引き出す動作を含むことを特徴とする。 その場合、搬送対象物を傾斜させながら引き出す動作を含むのが好ましい。

    本発明は前記の如く構成されているので、コンテナ内などに積層されている荷物を引き出して他の場所に移動させることができるという優れた効果を奏する。

    本発明の実施形態1に係るロボットアームの概略図である。

    同ブロック図である。

    水平リンク機構のブロック図である。

    操作レバー部のブロック図である。

    制御信号生成部のブロック図である。

    本発明の実施形態2に係るロボットアームの図2相当図である。

    本発明の実施形態3に係るロボットアームの図1相当図である。

    本発明の実施形態3に係るロボットアームの図4相当図である。

    以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。

    実施形態1
    図1および図2に、本発明の実施形態1に係るロボットアームAを示す。

    ロボットアームAは、図1および図2に示すように、アーム本体10とアーム本体10を駆動させる操作盤20とを主要構成要素として備えてなるものとされ、コンテナ内に収納されている箱状の荷物(搬送対象物)の側面を吸着保持して荷物を引き出す、つまり横引きするようにされてなるものとされる。

    アーム本体10は、移動体Mに装着される装着部11と、装着部11に基部が装着される平行リンク機構12と、平行リンク機構12の先端部に基部が装着される水平旋回リンク機構13と、水平旋回リンク機構13の先端部に基部が装着されるエンドエフェクタ14とを含むものとされる。

    平行リンク機構12は、アクチュエータとしてリンク駆動用サーボモータを備え、エンドエフェクタ14を上下方向に移動させる機能を有するよう構成されてなるものとされる。

    水平旋回リンク機構13は、アクチュエータとしてリンク駆動用サーボモータを備え、エンドエフェクタ14を水平面内で旋回させる機能を有するよう構成されてなるものとされる。 水平旋回リンク機構13は、一本のリンクからなるものとされてもよいが、作業性の観点から複数本のリンクを直列に接続してなるものとされるのが好ましい。 なお、図1および図3に示す例においては、三本のリンクを直列に接続してなるものとされる。 つまり、第1水平旋回リンク機構13aと、第2水平旋回リンク機構13bと、第3水平旋回リンク機構13cとを直列接続してなるものとされる。

    エンドエフェクタ14は、水平旋回リンク機構13の先端(図示例においては、第3水平旋回リンク13cの先端)に浮動支持され、箱状の荷物の側面を吸着保持する吸着パッド15と、吸着パッド15を進退させる進退機構16と、吸着して横引きした荷物を載置する載置部材17とを含むものとされる。 進退機構16は、例えば電動シリンダーとされ、吸着パッド15は、パッド内の空気を排出してパッド内を負圧として吸着する公知構造のものとされて電動シリンダーの先端に装着される。 載置部材17の載置面は、進退機構16が後退した状態で載置された荷物の先端部が突出するようそのサイズが調整されている。 図中、符号18は、エンドエフェクタ14を浮動支持するためのばね部材を示す。

    操作盤20は、図2に示すように、電源スイッチ21と、着脱スイッチ22と、操作レバー部23と、操作レバーの操作量に応答してアーム本体10のサーボモータの制御量を演算処理して生成する演算処理装置を中心に構成された制御信号生成部24とを含むものとされる。

    操作レバー部23は、図4に示すように、リンク機構操作レバー23aと、進退機構操作レバー23bとを含むものとされる。

    制御信号生成部24は、図5に示すように、リンク機構操作レバー23aの操作量に応答してリンク機構の各リンクのサーボモータの指令値を演算処理して生成するリンク指令値生成部25と、進退機構操作レバー23bの操作量に応答して進退機構16の電動シリンダーの指令値を生成する進退機構指令値生成部26とを含むものとされる。 リンク指令値生成部25は、平行リンク指令値生成部27と水平旋回リンク指令値生成部28とを含むものとされる。

    また、水平旋回リンク指令値生成部28は、第1水平旋回リンク機構13aのサーボモータの指令値を生成する第1水平旋回リンク指令値生成部28aと、第2水平旋回リンク機構13bのサーボモータの指令値を生成する第2水平旋回リンク指令値生成部28bと、第3水平旋回リンク機構13cのサーボモータの指令値を生成する第3水平旋回リンク指令値生成部28cとを含むものとされる。

    次に、かかる構成とされたロボットアームAの動作の一例について説明する。

    手順1:移動体Mを適宜移動させてコンテナ内に積載されている荷物をロボットアームAの動作範囲に位置させる。

    手順2:電源スイッチ21をオンしてロボットアームAを起動させる。

    手順3:リンク機構操作レバー23aを適宜操作してエンドエフェクタ14を搬出する荷物の高さ位置とする。

    手順4:リンク機構操作レバー23aを適宜操作してエンドエフェクタ14を搬出する荷物に正対させる。

    手順5:進退機構操作レバー23bを前進操作して吸着パッド15を荷物側面(正対面)に当接させる。

    手順6:着脱スイッチ22を着にして吸着パッド15を荷物側面に吸着させる。 つまり、吸着パッド15内の空気を吸引して吸着パッド15内を負圧として、吸着パッド15を荷物側面に吸着させる。

    手順7:進退機構操作レバー23bを後進操作して荷物を引き出して荷物を載置部材17に載置する。

    手順8:リンク機構操作レバー23aを適宜操作して載置部材17に載置されている荷物をコンテナ内から搬出する。 この場合、水平旋回リンク機構13を若干上昇させて、引き出された荷物が傾斜するようにさせ荷物底部の先端が他の荷物の上面やコンテナ床面に当接するようにして荷物をコンテナ内から搬出するようにされるのが好ましい。

    手順9:リンク機構操作レバー23aを適宜操作して載置部材17に載置されている荷物を別置されているパレット上方に移動させる。 この場合、必要に応じて移動体Mを適宜移動させる。

    手順10:リンク機構操作レバー23aを適宜操作して荷物を載置している載置部材17をパレットに載置させる。

    手順11: 進退機構操作レバー23bを前進操作して荷物を押し出し、荷物をパレットに載置する。

    手順12:着脱スイッチ22を脱にして吸着パッド15による吸着を解除する。

    手順13:リンク機構操作レバー23aを適宜操作して載置部材17を後退させる。

    手順14:ロボットアームAを適宜位置および適宜姿勢とする。 例えば、初期位置にて待機姿勢に復帰させる。

    以下、手順3〜手順14を繰り返して所定数の荷物をコンテナから搬出する。

    このように、本実施形態によれば、人手によらずにコンテナ内に積層されている荷物をコンテナ内から搬出できるとともに、その荷物を別置されているパレットに載置できる。 そのため、作業員に腰痛を生じさせるおそれはない。 また、エンドエフェクタ14は浮動支持されているので、搬出経路に多少の凸凹があっても、アーム本体10に無用の力が作用するのが回避される。

    実施形態2
    図6に、本発明の実施形態2に係るロボットアームAを示す。

    実施形態2は実施形態1を改変してなるものであって、アーム本体10をスレーブとし、操作レバー部23をマスターとするマスタースレーブによる制御方式とするとともに、操作レバー部23に力センサSを配設して力順送型バイラテラル制御方式としてなるものとされる。

    すなわち、図6に示すように、操作盤20には操作レバー部23および力順送型バイラテラル演算処理部30が設けられ、力順送型バイラテラル演算処理により演算された動作量が制御信号生成部24に送給され、制御信号生成部24は入力された動作量に基づいて各軸の指令値を生成するものとされる。

    操作レバー部23は、図4に示すものと同様に、リンク機構操作レバー23aと進退機構操作レバー23bとを含むものとされる。 ここで、リンク機構操作レバー23aは、図示はされていないが、平行リンク機構12および水平旋回リンク機構13を相似形に縮小してなるものとされ、水平旋回リンク機構の先端部上面に操作桿が植設されてなるものとされる。

    より具体的には、リンク機構操作レバー23aの平行リンク機構操作レバーは平行リンク力センサを有し、水平旋回リンク機構操作レバーは水平旋回リンク力センサを有し、進退機構操作レバー23bは進退機構力センサを有するものとされる。 また、第1水平旋回リンク機構操作レバーは第1水平旋回リンク力センサを有し、第2水平旋回リンク機構操作レバーは第2水平旋回リンク力センサを有し第3水平旋回リンク機構操作レバーは第3水平旋回リンク力センサを有するものとされる。

    ここで、力センサSは、歪ゲージや感圧センサなどのようにリンク機構に作用している力(荷重)を直接計測するようなセンサに限定されるものではなく、例えばリンク機構のサーボモータのモータトルクより電流成分を検出することにより力(荷重)を計測できるようにされたものとされてもよい。

    力順送型バイラテラル演算処理部30は、具体的には、平行リンク機構動作量演算処理部と、水平旋回リンク機構構動作量演算処理部と、進退機構動作量演算処理部とを含むものとされる。

    また、水平旋回リンク機構構動作量演算処理部は、第1水平旋回リンク機構構動作量演算処理部と、第2水平旋回リンク機構構動作量演算処理部と、第3水平旋回リンク機構構動作量演算処理部とを含むものとされる。

    制御信号生成部24には、メモリ24aが設けられていて制御信号生成部24から生成されるアーム本体10に対する指令値が逐次記憶できるようにされ、必要に応じてアーム本体10をプレイバック動作可能とされている。

    このように、本実施形態では、マスタースレーブ制御方式とし、かつ、操作レバー部23のリンク機構操作レバー23aを平行リンク機構および水平旋回リンク機構を相似形に縮小してなるものとされ、しかも力順送型バイラテラル制御方式としているので、ロボットアームAに作用する力を感じながらリンク機構操作レバーの操作力を増幅させてロボットアームAを正確に動作させることができる。

    実施形態3
    図7および図8に、本発明の実施形態3の要部を示す。

    実施形態3は実施形態1を改変してなるものであって、水平旋回リンク機構13の先端部にエンドエフェクタ14を昇降させる昇降軸19を設けるとともに、操作レバー部23に昇降軸操作レバー23cを設けてなるものとされる。

    このように、本実施形態ではエンドエフェクタ14を昇降軸19により昇降させるようにされているので、エンドエフェクタ14のレベルのきめ細かな調整が可能となる。

    以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。

    例えば、本実施形態ではマスターとスレーブは相似形とされているが、マスターとスレーブは必ずしも相似形とされる必要はない。

    本発明はロボット産業に利用できる

    A ロボットアーム M 移動体 S 力センサ10 アーム本体11 装着部12 平行リンク機構13 水平旋回リンク機構13a 第1水平旋回リンク機構13b 第2水平旋回リンク機構13c 第3水平旋回リンク機構14 エンドエフェクタ15 吸着パッド16 進退機構17 載置部材18 ばね部材19 昇降軸20 操作盤21 電源スイッチ22 着脱スイッチ23 操作レバー部23a リンク機構操作レバー23b 進退機構操作レバー23c 昇降軸操作レバー24 制御信号生成部24a メモリ25 リンク指令値生成部26 進退機構指令値生成部27 平行リンク指令値生成部28 水平旋回リンク指令値生成部28a 第1水平旋回リンク指令値生成部28b 第2水平旋回リンク指令値生成部28c 第3水平旋回リンク指令値生成部30 力順送型バイラテラル演算処理部

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