Three-dimensional object of the manufacturing method and apparatus

申请号 JP2001515124 申请日 2000-07-28 公开(公告)号 JP2003506229A 公开(公告)日 2003-02-18
申请人 イーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング イレクトロ オプティカル システムズ; 发明人 ヴァイディンガー,ヨッヘン; オーベルホーファー,ヨハン; マテス,トーマス;
摘要 (57)【要約】 この発明は三次元物体を製造する方法に関する。 物体(3)は処理室(100)の内に配置されたコンテナ(1,200)中で製造される。 その物体は、コンテナ中で変移可能なキャリア(4)の上で形成される。 この形成は、粉末材料(11)の複数の層を、特定の層にある物体の断面に相当する 位置 で、連続的かつ選択的に 固化 させることによって行われる。 この粉末材料は電磁波照射あるいは分子照射によって固化され得る。 この方法は、物体(3)が完成した後、固化していない粉末材料(11)を制御しながら除去することを特徴とするものである。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 処理室(100)内に配置されたコンテナ(1,200)中において、該コンテナ中で変移可能なキャリア(4)上で、固化可能な粉末材料(11)の複数の層を、特定の層中の物体の断面に相当する複数の位置において、連続的かつ選択的に固化させることによって物体(3)を製造する工程を有する三次元物体の製造方法において、 物体(3)の完成後、固化していない粉末材料(11)を制御しながら除去することを特徴とする三次元物体を製造する方法。 【請求項2】 請求項1による方法において、物体(3)が完成した後、キャリア(4)をコンテナ(1,200)内にて継続して持ち上げ、コンテナリム(2,61)の領域にある固化していない粉末材料を除去することを特徴とする三次元物体を製造する方法。 【請求項3】 固化していない粉末材料を機械的に除去することを特徴とする、請求項1あるいは2による方法。 【請求項4】 固化していない粉末材料をブラシで除去することを特徴とする、請求項3による方法。 【請求項5】 固化していない粉末材料を流体によって除去することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一つによる方法。 【請求項6】 固化していない粉末材料をガス流によって除去することを特徴とする、請求項5による方法。 【請求項7】 前記ガス流を粉末の表面に対して基本的に接線方向に向けることを特徴とする請求項6による方法。 【請求項8】 前記ガス流の方向を制御することを特徴とする請求項6あるいは7による方法。 【請求項9】 固化していない粉末(11)を吹き飛ばすことを特徴とする、請求項6から8のいずれか一つによる方法。 【請求項10】 固化していない粉末(11)を吸引によって除去することを特徴とする、請求項6から9にのいずれか一つによる方法。 【請求項11】 前記キャリア(4)を物体が完成した後も継続して持ち上げることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一つによる方法。 【請求項12】 前記キャリアを物体が完成した後も段階的に持ち上げることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一つによる方法。 【請求項13】 前記物体(3)は固化していない粉末(11)を除去する間に冷却されることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一つによる方法。 【請求項14】 前記物体(3)は、粉末表面に対して基本的に接線方向に向けられたガス流によって冷却されることを特徴とする請求項13による方法。 【請求項15】 前記物体が完成した後、コンテナ(1,200)を前記処理室(100)から運び出すことを特徴とする、請求項1から14のいずれか一つによる方法。 【請求項16】 前記物体が完成した後、コンテナ(1,200)を垂直方向から所定の角度だけ傾斜させることを特徴とする、請求項1から15による方法。 【請求項17】 固化していない粉末(11)及び形成された物体(3)は、コンテナ内においてキャリアを上昇させ、コンテナエッジから連続的にオーバーフローさせることにより取り出すことを特徴とする、請求項16による方法。 【請求項18】 固化していない粉末(11)及び形成された物体(3)は、ふるい装置(80)において互いに分離することを特徴とする、請求項17による方法。 【請求項19】 除去された固化していない粉末(11)を回収し、運び去ることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一つによる方法。 【請求項20】 前記物体の表面を、固化していない粉末材料を除去する間に、連続的に処理することを特徴とする、請求項1から19のいずれか一つによる方法。 【請求項21】 前記流体の温度及び/叉はコンテナの周囲温度を制御することを特徴とする、請求項5から20による方法。 【請求項22】 前記粉末材料は電磁波照射によって固化することを特徴とする、請求項1から21のいずれか一つによる方法。 【請求項23】 固化可能な粉末材料の複数の層を連続して固化することによって三次元物体を製造する装置において、製造されるべき物体(3)を収容するためのコンテナ(1,200)と、該コンテナ内で変移可能なキャリア(4)
    と、物体(3)の完成後に固化していない粉末材料(11)を制御しながら除去する装置(50,500)を有することを特徴とする装置。 【請求項24】 前記固化していない粉末材料を制御しながら除去している間に前記物体(3)を制御しながら冷却する装置を備えていることを特徴とする、請求項23による装置。 【請求項25】 前記固化していない粉末材料(11)を制御しながら除去する装置(50,500)は、流体流をコンテナ(1,200)の上方リムの基本的に接線方向に向ける手段を有することを特徴とする、請求項23あるいは2
    4による装置。 【請求項26】 前記固化していない粉末材料を吸引によって除去する装置が設けられていることを特徴とする、請求項25による装置。 【請求項27】 前記固化していない粉末材料(11)を制御しながら除去する装置(50,500)が、前記コンテナ(1,200)内のキャリア(4)
    を連続的に、あるいは段階的に上昇させる手段を有することを特徴とする、請求項23から26のいずれか一つによる装置。 【請求項28】 前記コンテナ(200)が、前記上方リム(61)上の領域において外側に湾曲しているオーバーフロー装置(63)を有することを特徴とする、請求項23から27のいずれか一つによる装置。 【請求項29】 前記コンテナを垂直方向に対して所定の角度(A)だけ前記オーバーフロー装置(63)の方向に傾斜させるための手段(71)が設けられていることを特徴とする、請求項28による装置。 【請求項30】 前記コンテナ(200)から前記オーバーフローエッジ(
    63)を越えて除去された固化していない粉末材料(11)と、形成された物体(3)とを分離するための手段が設けられていることを特徴とする、請求項29
    による装置。 【請求項31】 前記物体を形成する処理室(100)の外側に、固化していない粉末材料(11)を制御しながら除去する装置(50,500)が設けられていることを特徴とする、請求項23から30のいずれか一つによる装置。 【請求項32】 前記固化していない粉末材料を機械的に除去する装置が設けられていることを特徴とする、請求項23から31のいずれか一つによる装置。 【請求項33】 前記コンテナの周囲の大気温度及び/叉は固化してない粉末材料を除去するために使用される媒体の温度を制御するための装置が設けられていることを特徴とする、請求項23から32のいずれか一つによる装置。 【請求項34】 粉末床にガスを供給する装置(5,500,600)が設けられていることを特徴とする、請求項23から33のいずれか一つによる装置。 【請求項35】 形成された物体に材料、好ましくはワックスあるいはエポキシ樹脂を自動的に浸透させる装置が設けられていることを特徴とする、請求項23から34のいずれか一つによる装置。 【請求項36】 固化可能な粉末材料の複数の層を連続的に固化させることによって製造された三次元物体を自動的に取り出し、冷却する装置であり、製造される物体(3)を収容するためのコンテナ(1,200)、該コンテナ内において変移可能なキャリア(4)と、物体(3)が完成した後固化してない粉末材料(11)を制御しながら除去する装置(50,500)、及び/叉は製造された物体(500,600)を制御しながら冷却する装置とを有することを特徴とする装置。 【請求項37】 三次元物体を製造する装置、特にレーザー焼結装置中に設けられることを特徴とする請求項36による装置。 【請求項38】 処理室(100)内に配置されたコンテナ(1,200,
    300)中において、該コンテナ中で変移可能なキャリア(4)上で、固化可能な粉末材料(11)の複数の層を、特定の層にある物体の断面に相当する位置で、連続的かつ選択的に固化させることによって物体(3)を製造する工程を有する三次元物体を製造する方法において、完成後の物体(3)を制御しながら冷却することを特徴とする方法。 【請求項39】 前記冷却をガスを用いて、好ましくは、まだ固化していない粉末(11)の粉末床にガスを吹き込むこと、あるいは粉末床中の物体(3)
    の露出表面にガスを吹きつけることによって行うことを特徴とする、請求項38
    による方法。 【請求項40】 前記物体を冷却中に連続して処理することを特徴とする、
    請求項38あるいは39による方法。 【請求項41】 固化可能な粉末材料(11)の複数の層を、特定の層にある物体の断面に相当する位置で、連続的かつ選択的に固化させることによって物体(3)を製造する工程を有する三次元物体を製造する方法において、製造された物体を自動的に浸透処理することを特徴とする方法。 【請求項42】 前記浸透、はワックスあるいはエポキシ樹脂を使用することによって行われることを特徴とする、請求項41による方法。 【請求項43】 前記浸透は、温度を制御しながら行われることを特徴とする請求項41あるいは42による方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 本発明は、請求項1あるいは38あるいは41の前提項による三次元物体の製造方法と、請求項23の前提項による三次元物体を製造する装置と、請求項36
    の前提項による装置に関する。 【0002】 例えば米国特許第4863538号によると、選択的レーザー焼結による三次元物体の製造方法において、物体は、粉末材料の複数の層を、特定の層における物体に対応する位置において、レーザーを作用させて、連続してかつ選択的に固化することによって製造される。 このようにして製造された物体は、完成直後はまだ熱く、最終固化状態となっていない。 さらに、使用前にまだ固化していない粉末が遊離してしまう。 ある用途においては、物体を引き続いて処理することが望まれるか、あるいはそれが必要な場合がある。 【0003】 請求項1あるいは15による方法及び装置は、米国特許第5846370号に記載されている。 そこには、コンテナ中で物体を製造することが提案さており、
    このコンテナは、処理室に収容されており、物体製造終了後に処理室から搬出することができ、また、冷却装置として使用することも可能である。 欧州特許第0
    632761号によると、物体と共に物体を取り囲んでいるコンテナ壁をも固化させ、物体とともに形成されたコンテナを、製造工程終了後、冷却するために別の場所に置く方法が示されている。 また欧州特許第0289116号によると、
    粉末をレーザー焼結することによって物体を製造する方法が開示されており、そこでは、粉末層は、流動床方法(fluidized bed process)によって塗工される。
    加熱された、あるいは冷却されたガスが、製造工程において物体を一定の温度に保つために供給される。 欧州特許第0287657号には、製造工程の間、物体から熱を除去するために、温度管理された空気流を粉末床中に通過させることが示されている。 【0004】 ドイツ実用新案第29506176.6号によれば、選択的レーザー燒結手段によって製造された物体を、製造後にその物体の周囲に残っている固化していない粉末から手で取り出すことが開示されている。 国際公開公報WO00/216
    73号によると、レーザー焼結装置に交換式物体製造フレームを設けることが知られている。 この交換式物体製造フレームは、レーザー焼結装置から迅速且つ簡単に取り外されまた再設置することができ、それ故、交換作業を迅速に行うことができる。 米国特許第5569431号による方法及び装置においては、ステレオリトグラフィによって形成された物体は、光硬化され得る液体材料が入った槽から自動的に引き上げられる。 さらに欧州特許第0403146号によると、ステレオリトグラフィ装置が開示されており、その装置には、物体を製造する装置と連続処理装置とが設けられている。 それら二つの装置の間を搬送するための搬送装置も設けられている。 【0005】 本発明の目的は、固化可能な粉末材料から三次元物体を製造する方法及び装置を提供することであり、製造工程全体を簡略化し、自動化し及び/叉は短縮し、
    かつ、物体製造中の寸法精度を向上させることである。 【0006】 本発明の目的は、請求項1あるいは38あるいは41による方法、及び請求項23あるいは36による装置によって達成される。 本発明の更なる展開は従属項で規定されている。 【0007】 本発明のさらなる特徴と利点は、図面を使用して例示されている実施例の記載からもわかるであろう。 【0008】 特に図1からも明らかなように、三次元物体を製造する装置には、上部が開いているコンテナ、すなわち上方リム2を有する製造コンテナ1が設けられている。 コンテナ1の断面は製造される物体3の一番大きな断面積よりも大きい。 形成される物体を支持するキャリア4は、上方リム2に面している基本的に平らな面5を有しており、コンテナ1のなかに設けられている。 キャリア4は、図1に概略的に示すように、駆動装置によってコンテナ1の中を垂直方向に上下に動く。
    コンテナ1の上方リム2は作業面6を規定している。 【0009】 コンテナ1は処理室100内に取り外し可能に取り付けられているので、その中で形成された物体と共に処理室100から取り外すことが可能である。 【0010】 レーザー7として示されている放射装置は指向性ビーム8を放射するものであり、作業面6の上に設けられている。 偏向装置9は、例えば検流計鏡(Galvanom
    eter)システムとして設けられており、これによって、ビーム8が、偏向ビーム8'として、作業面6のそれぞれ所定の位置に偏向させられる。 【0011】 コータ(塗工機)10が設けられており、固化する粉末材料の層をキャリア面5あるいは最後に固化する層に塗工する。 コータ10は、作業面6上を前後に、
    概略的に示されている駆動装置によって、コンテナ1の一方にある第1の端部からコンテナ1の反対側にある第2の端部へ、移動可能である。 【0012】 また、制御装置40が設けられており、これにより、キャリア4の位置を設定する駆動装置と、コータ10を動かす駆動装置と、偏向装置を調整する駆動装置とが、協働し、あるいは互いに独立して制御される。 【0013】 図2に示されている本発明の第1の実施例において、物体を製造する装置は、
    装置50を有しており、この装置は、完成した物体をコンテナ1から制御しながら取り出すために処理室100の外側に設けられるのが好ましい。 装置50は概略的にのみ示されている設置台51を有しており、コンテナ1が、処理室から運び出された後、この設置台の中に挿入され保持される。 装置50もまた、図2に概略的に示されている駆動装置を有しており、この駆動装置は、装置50の中にあるキャリアを上下に移動させる。 この駆動装置は、キャリアをコンテナの上方リム2に対して連続的にあるいは段階的に調整可能な速さで動かすように設計されている。 さらに、この駆動装置は、キャリア4が最上部に到達した後、再び下降するよう設計されている。 【0014】 コンテナ1をその開口側において周囲から封止している蓋い52は、ドームのような形状をしており、その下方リムでコンテナ1の上方リム2に取り付けられる。 蓋い52はコンテナ上に配置され、コンテナ1の上方リム2と蓋いとの間には、シールが設けられ、このシールにより大気からの密封が保証される。 この蓋いは互いに対峙している二つの開口部53及び54を有し、これら開口部は蓋い52の下方リムから所定の距離のところに設けられている。 開口部53及び54
    はそれぞれ、圧縮ガスを供給するための供給パイプ55と、このガス及びガス流によって流動化した粉末粒子を除去するための除去パイプ56とのいずれか一方に接続している。 供給パイプ55は、ガス媒体を供給する装置57、好ましくは圧縮空気供給源57に接続している。 また除去パイプ56は除去された粉末材料を回収するコンテナ58に接続している。 蓋い52の開口部53及び54の配置は、圧縮空気供給源57が接続されているとき、コンテナの上方リム2の上を基本的に接線方向に流れるガス流が生じるように調整される。 圧縮空気供給源57
    は調整可能であるため、空気流の強さが制御できる。 さらに、ガス媒体の温度は制御可能であるため、冷却に要する温度が設定できる。 【0015】 本発明の方法において、物体は、まず、処理室100中のコンテナ1内のキャリア4上で公知の方法で製造される。 したがって、キャリア4はまず一番高い場所に移動する。 そこでは、キャリア面5は、コンテナ1の上方リム2の下方、塗工される第1の層の一層厚分の距離に存在する。 続いて、コータ10は作業面6
    の上を動き、固化されるべき第1の層が塗工される。 続いて、偏向装置9は、この層の物体の断面に相当する粉末材料の領域が、レーザー8によって固化するように制御される。 その後、キャリア4が下降し、塗工された新しい層が再び同様に固化される。 これらの工程が物体3が完成するまで何度も繰り返される。 例えば、ポリアミド粉末のようなプラスチック粉末、金属粉末、セラミック粉末、プラスチックコーティングされた砂、あるいはこれらの混合物が、適用分野に応じて、粉末材料11として使用される。 【0016】 コンテナはその中で形成される物体3と共に処理室100から運び出され、物体3を取り出すための装置50に入れられる。 キャリア4はコンテナ1内の最も低い場所に位置する。 まだ固化していない粉末材料11が、形成された物体3とコンテナ壁の間に存在する。 プラスチック粉末を使用する際、物体3は完成した直後は、典型的には、まだ熱く、最終的固化状態にはない。 物体を静かに取り出し冷却するために、ここで、蓋い52がコンテナ1上に配置され、圧縮空気供給源57が接続される。 その後、キャリア4は、調整可能な速度で連続的に、あるいは段階的にコンテナ内を上昇される。 その結果、固化していない一定量の粉末が、コンテナのリム2の上方に、常に、存在し、蓋い52によって保持される。
    圧縮空気供給源57は、適切な強さの空気流が粉末面を基本的に接線方向に流れて、固化していない粉末を巻き込むように調整され、固化していない粉末は、放出出口53及び除去パイプ56を通して除去され、回収コンテナ58に回収される。 物体3は、キャリア4が持ち上がることによって表面を通る空気流領域に到達するとすぐに、その空気流によって冷却される。 キャリア4が最上端位置にあるとき、蓋い52は除去され、物体は取り出される。 そして十分に冷却される。
    それ故、空気流の温度及び圧と、コンテナ内にあるキャリアの動作速度とを所定の方法で調整することによって、物体がコンテナ1から所定の方法で取り出される。 このコンテナ1は、再び、処理室100に新たに挿入され得る。 本方法には、物体3の取り出しと冷却を制御することによって、急激な冷却を回避でき、
    同時に固化していない粉末材料がゆっくりと制御された方法で除去されて冷却されるという利点があり、そのため再利用のための高品質を保持できる。 一方、物体3はこの手順の後にのみ取り出されるので、熱く、まだ柔らかい状態で触れられることがなく、したがって、変形する力が加わることもない。 更に、処理室の外で冷却と取り出しが行われるので処理室は、新しい物体の製造にとりかかることができる。 【0017】 他の実施例において、固化していない粉末の搬送を補助する吸引ポンプが除去パイプ56に接続されている。 空気を循環させてもよい。 そのために、連結パイプを除去パイプ56及び空気供給パイプ55の間に設け、フィルタを、流動している粉末と空気を分離するために配置する。 空気の代わりに、例えば窒素のような保護気体を、粉末が例えば酸化しないように、用いることができる。 装置50
    の全体が、処理室100内に配置されても良いが、その場合には、処理室は、除去と冷却の間、占領される。 【0018】 図2による実施例の変形として、開口部53、54の代わりに3つ以上の開口部を異なった位置に配置することが可能である。 また、ガス流は表面に対して接線方向以外の方向に向けることも出来る。 更に、例えば制御ノズルのような装置を、ガス流の方向を制御するために設けることもできる。 【0019】 製造コンテナから物体を取り出す装置に関して図3に示されている更なる実施例において、コンテナ200が、好ましくは四あるいは三角形の断面を有するフレーム60を有するように設計されている。 そのフレームの内部で、キャリア4が上下に動くことができる。 環状あるいは襟状のアタッチメントすなわちリム62が用意されており、これは、コンテナフレーム60の上方リム61の上に配置されることができ、また、再び取り外すことも可能である。 アタッチメント6
    2は、好ましくは、外側に湾曲したオーバーフローエッジ63、すなわちコンテナフレーム60の4つの側面の少なくとも一つにあるオーバーフロー領域において丸くなったオーバーフローリムの形をしたオーバーフロー装置を形成するとともに、他の3つの側面においてコンテナフレーム60のリム61を超えて突出して、キャリア4が動いている間に粉末あるいはキャリアの落下を防止する装置を上部に形成するように、設計されている。 コンテナ200は設置台70のフレーム60によって支持されており、好ましくは処理室100の外部に配置されている。 また、傾斜装置71が設けられており、これによって、コンテナ200が設置台70と共に垂直方向に対して所定の調整可能な角度Aだけ傾けられるので、
    コンテナ1内のキャリア4の移動軸Vが垂直方向に対して所定の角度Aだけ傾く。 【0020】 好ましくは振動形型のふるい装置80がコンテナ1のオーバーフローエッジ6
    3の下に配置されており、回収コンテナ90がこの振動型ふるい装置の下に配置されている。 【0021】 請求項3による実施例の変形として、コンテナ1、ふるい装置80及び必要なら回収コンテナ90は、埃防止のためおよび周囲の温度制御を容易にするために、防塵で、かつ必要なら機密の室内に配置される。 【0022】 本実施例による方法において、まず初めに、物体3が上述のように処理室内で完成させられる。 そして、コンテナ内では数個の別々の物体3、3'、3”を製造することが可能であり、それらは互いに固化していない粉末材料11によって互いに分離される。 【0023】 コンテナ200は処理室から運び出され、取り出し作業のために装置500の設置台70に置かれる。コンテナ200は傾斜装置71によって傾けられ、その結果、キャリア4の軸Vが、ふるいすなわち回収装置80の方に垂直方向に対して所定の角度Aだけ傾く。続いて、キャリア4は連続的にあるいは段階的に持ち上げられるので、固化していない粉末材料11がオーバーフローエッジ63上に押し出され、振動ふるい装置80上に落ちる。ふるい装置80のメッシュ幅は、
    固化していない粉末がふるいを通過し、回収され、回収装置90に再利用のために移されるように選択される。 形成された一つあるいは複数の物体は、次の粉末材料が上昇するキャリア4によってオーバーフローエッジ63に押し出される圧力によって押し出され、振動型ふるい装置80内に捕捉される。 そして物体は固化されていない粉末材料をふるいを通過させた後、取り出される。 傾斜角Aは、
    キャリア4の上昇中に変更できる。 例えば増大すると、粉末及び物体は、コンテナから完全にオーバーフローエッジ63上に押し出される。 コンテナ200は必ずしも傾斜されなければならないわけではない。 取り出しの制御、すなわち固化していない粉末材料の除去が制御されることが重要である。 【0024】 この実施例において、冷却装置を、例えば粉末面を通過する空気あるいは気体流Gとして設けることも可能であり、その結果、粉末表面に現れる物体及び粉末自体が冷却される。 【0025】 取り出しに関する図2及び図3に図示されている実施例を組み合わせることも可能である。 エッジ63上の粉末のオーバーフローは、例えば、圧縮空気によって、あるいはオーバーフローエッジ、コンテナあるいはキャリアに設けられるバイブレータによって補助される。 【0026】 更なる実施例において、固化していない粉末を制御された方法で機械的に除去する装置を提供する。 このような装置は、例えば一つ以上のブラシを備えており、このブラシによって、固化していない粉末が、コンテナ内のキャリアの上昇中に表面から除去され、また、必要なら物体に付着している粉末も除去される。 この粉末を除去する機械的装置は、また、ふるいにかけている粉末を除去する補助としても使用される。 【0027】 さらに、本発明は、固化していない粉末材料を除去するためにガス流を使用することに限定されるものではない。 ガス流の代わりに、別の流体、例えば気体/
    粉末の混合体、液体あるいは液体/粉末の混同体といった媒体を使用することも可能である。 適切な流体を使用することにより、粉末を除去すると同時に、その構成成分の表面を処理することが可能である。 例えば、ガス/粉末によって滑らかにしたり、反応性気体によって硬化させることができる。 このような構成成分の連続処理は、コンテナから物体を取り出す装置において粉末の除去と同時に、
    あるいは粉末の除去後に行われてもよい。 【0028】 図2及び図3による両方の実施例において、あるいはそれらの組み合わせにおいては、流体あるいはガス流の温度、及び/又は周囲の空気の温度を制御する温度制御装置を付加的に設けてもよい。 形成された物体の冷却を制御するための温度制御ステップにおいて、周囲の温度は最初は物体の温度に相当していて、ふるい作業中に徐々に下がっていく。 【0029】 図4に示されている実施例において、キャリア面5は製造台でもあるものとして設計されており、その上で、物体がコンテナ300内において製造される。 このキャリア面5は、図4の左半分に示されているように、多孔性に設計されているか、あるいは図4の右側半分に示されているように、開口部500を備えている。 一種の流動床を生じ、物体を取り巻く粉末11をばらばらにするガス、例えば空気が、多孔性製造台あるいは開口部を介して下から吹き込まれる。 そうするとぎっちり詰まった状態が緩和し、取り出しが容易になる。 ガスの方向、流量、
    速度、及び温度は、個々にあるいは組み合わせて制御され得る。 従って、物体を含む全体の粉末床の温度が制御される。 この実施例は、物体を取り出すための先に例示されている実施例と組み合わせることもできる。 キャリア面5を通って気体を吹き込む代わりに、あるいは付加的に、コンテナ300の側壁を通して、あるいは上端から粉末床にガスを吹き込んでもよい。 【0030】 図5は、本発明の更に他の実施例による物体の冷却を制御する装置を示している。 プローブあるいはそれと同様の手段によりガスを供給するための一つ以上の供給装置600が、製造台5、及び/又はコンテナ300の側壁、及び/又は上方粉末面を通って設けられており、特定の物体3のキャド(CAD)データ及び幾何学的図形から示される場所が考慮されている。 ガスは制御された温度下で供給装置600を通過するため、物体は規定された温度状態において、局部的に特殊な対流によって冷却される。 ガスはまた粉末床を緩和させ、その結果取り出しが容易になる。 【0031】 使用される粉末材料に応じて、製造遂行される。 その結果、物体は完成した直後でも熱くなく、冷却の必要性がない。 ここに記載されている方法及び装置には、物体が手作業なしで、静かに取り出されるという利点がある。 もし物体が完成直後に既に十分な硬度を有している場合には、連続的あるいは段階的にキャリアを持ち上げる代わりに、コンテナの中身全体を、ふるいあるいは回収装置上に直接、例えばコンテナを開くことによってあけてもよい。 この代案には、製造工程全体が加速化し、粉末除去及び冷却のための上述の方法及び手段が同様に使用できるという利点がある。 【0032】 固化していない粉末材料の除去を制御する手段が提供されることが重要であり、それにより、手動作業無しで制御された方法によりコンテナから形成された物体を自動的に取り出すことが容易になる。 【0033】 本発明のさらなる実施例は、ガスあるいは流体を利用して、取り出しあるいは冷却を制御することにより物体の特性に本質的に影響を与えるものであり、手動による連続処理を不要にする。 形成された物体の表面の化学的な連続処理は、例えばガスを吹き込むことによって行われる。 従って、物体の製造と利用の間の従来の製造ステップが加速される。 本発明の更なる実施例によると、固化されていない粉末が除去された後の物体は、引き続いて自動的に処理される。 例えばワックスあるいはエポキシ樹脂を浸透させる処理がおこなわれる。 処理室の温度は、
    温度制御によって浸透に必要な適切な温度に設定される。 【0034】 本発明は、粉末材料を固化するためにレーザービームを利用することに限定されない。 レーザービームを使用する代わりに、粉末は、別の方法、例えば他のエネルギービーム、例えば電子ビームを使用して、あるいは選択的付着、例えばバインダあるいは接着剤をプリンタヘッドから選択的に噴射することによって、固化が可能である。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の装置の概略断面図である。 【図2】 本発明の第1の実施例による装置の詳細を示した概略断面図である。 【図3】 本発明の第2の実施例による装置の詳細を示した概略断面図である。 【図4】 本発明の更なる実施例による装置の詳細を示した概略断面図である。 【図5】 本発明の更なる実施例による装置の詳細を示した概略断面図である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オーベルホーファー,ヨハン ドイツ連邦共和国,ディー−82131 シュ トックドルフ,ガンクホーファーシュトラ ッセ 11 (72)発明者 ヴァイディンガー,ヨッヘン ドイツ連邦共和国,ディー−81476 ミュ ンヘン,ヘルテリッヒシュトラッセ 161 アー(72)発明者 マテス,トーマス ドイツ連邦共和国,ディー−82110 ゲル メリンク,ブルーメンシュトラッセ 73 Fターム(参考) 4F213 AC04 WA25 WA97 WB01 WL02 WL15 WL55 WL67 WW38

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